2025年6月27日金曜日

故障前の馬はむしろ良い手応え?テンポイントやマイネルフロストの例

■2020/10/22 故障前の馬はむしろ良い手応え?テンポイントの場合
■2020/10/22 絶好の手応えで負傷、マイネルフロストの例も…


■2020/10/22 故障前の馬はむしろ良い手応え?テンポイントの場合

 テンポイントの故障は、極端な斤量の重さのことが主に言われます。Wikipediaによると、実際、懸念する声があったことが書かれています。

<年が明け、テンポイント陣営は海外遠征を行うと発表。2月に遠征における本拠地であるイギリスへ向けて出発することになった。
発表後、関西圏のファンから遠征の前にテンポイントの姿を見たいという要望が馬主の高田や調教師の小川に多数寄せられるようになった。これを受けて小川は壮行レースとして1月22日の日本経済新春杯に出走させることを主張した。高田は重い斤量を課されることへの懸念から内心出走させたくなかったものの判断を小川に委ねた。小川は67kg以上のハンデキャップを課された場合出走を取り消す予定であったが、発表された斤量は66.5kgであったため出走を決定した。一方、馬主の高田、主戦騎手の鹿戸、吉田牧場の吉田重雄は66.5kgの斤量に懸念を抱いた>

 ただし、意外なことに、レースでは向こう正面半ばまで先頭を進み、そこからエリモジョージやビクトリアシチーに競りかけられたものの斤量を苦にしている様子はなく、鞍上の鹿戸騎手はむしろ「楽勝だ」と感じていたそうです。楽勝という走りだったにも関わらず、第4コーナーに差し掛かったところで左後肢を骨折し競走中止となりました。

■2020/10/22 絶好の手応えで負傷、マイネルフロストの例も…

 これで思い出したのが、マイネルフロストです。マイネルフロストも故障発生時のレースは、第4コーナーで上がっていくところでした。以下がマイネルフロストのWikipediaの記述です。

<2020年は、1月26日のアメリカジョッキークラブカップに出走。出走12頭中、最低人気の12番人気での出走となった。スタートから5番手を追走。バックストレッチから第3コーナーに差し掛かる時点で、2番手3番手に位置していたステイフーリッシュやグローブシアターを外からまくり、2番手に進出し逃げたスティッフェリオを窺う位置であった。しかし最終第4コーナーにて故障が発生し後退、競走中止>

 さらに、日本ダービーで3着という最も調子が良かったときにもマイネルフロストに騎乗していた松岡正海騎手は、良かった頃のような手応えだった…といった内容のことを語っていました。 

 例が少なくて、そもそも手応えが良かったときではない故障が大半のような気がするのですが、このように絶好の手応えで故障が起きやすい…というのもわかる気がしますね。故障しやすい・負担が大きいときというのは、ゆっくり歩いているときよりもスピードを出しているときです。車でも事故が大きくなるのは、スピードを出しているときですよね。

 名馬ほど故障しやすいという迷信みたいなのがあるのも、同じ系統の話かもしれません。そりゃそうだろうと言われちゃいそうですが、速いからこそ故障しやすいのだと想像されます。

2025年6月26日木曜日

三津谷隼人騎手、引退レースで重賞初勝利 レース中から拍手鳴り止まず

■2021/05/16 三津谷隼人騎手、引退レースで重賞初勝利 レース中から拍手鳴り止まず


■2021/05/16 三津谷隼人騎手、引退レースで重賞初勝利 レース中から拍手鳴り止まず

 引退後は川村禎彦厩舎で調教助手となる予定となっている三津谷隼人騎手(栗東・川村禎彦厩舎)は15日の中京8R・京都ハイジャンプ(JGII)のマーニが最後の騎乗でした。なんとこのマーニで勝ってしまい、引退レースで重賞初勝利というドラマチックなことが起きています。実況も引退レースだと伝えたせいか、抜け出した直線では勝利を確信したファンがゴールする前から長く拍手を続けるという、ちょっとありえないような映像になりました。鳥肌立ちます。

 【JRA】三津谷隼人騎手「まさか最後に重賞まで勝たせてもらえるなんて」最終騎乗で美酒(2021年05月15日(土) )によると、三津谷隼人騎手は、「マーニは、はじめて障害レースで勝たせてもらって、その後オープンも勝たせてもらった馬で、まさか最後に重賞まで勝たせてもらえるなんて夢のようで嬉しい限りです」とコメント。
 「自分の引退が決まって、最後にマーニで重賞レースに乗りたいと(引用者注:マーニを管理する)鮫島先生と川村先生に相談し、先生たちからやりたいようにやりなさい、と言っていただきレースに挑むことができました」とのことで、厳しいこと言っちゃうとわがままではありますけどね。馬本位・馬主本位ではありません。

 で、私は無謀な重賞挑戦なのだと思ったら、3番人気であり、穴人気ではなかったようです。マーニは重賞初挑戦ではなく、1年ほど前に東京ジャンプS(J.G3)で11番人気ながら6着しています。これは未勝利を勝ってすぐの挑戦で、その後はすべてオープンを走っています。4走前にオープン勝ちがあるものの、その後は、5着、8着。そこから平地を1戦挟んでの重賞挑戦で、人気するような戦績に思えなかったのですが、3番人気でした。なんででしょうね。
 相手が弱い可能性も考えましたが、そうでもないんですわ。前走の障害が障害4歳上OP5番人気8着で 10.2 (3人気) だったマーニより人気しそうな馬が、以下のように何頭かいました。熱烈なファンが多かったというわけでもないでしょうに、いろいろと不思議なことになりましたね。

ボナパルト  12.0 (5人気) 前走春麗ジャンプ(OP) 7番人気1着
ケイブルグラム  10.8 (4人気)  前前走 阪神ジャンプS(J.G3) 7番人気2着

 ラテールプロミーズが前走障害4歳上OP3番人気9着で、マーニの障害4歳上OP5番人気8着と近い戦績。この馬が 22.2 (6人気) ですから、ここらへんの人気が妥当でしたかね。ただ、ラテールプロミーズは11ヵ月半休養を挟んだとは言え、その前は重賞で2着していた実力馬。マーニはだいぶ人気しすぎだったように思えますが、実際、快勝しちゃったので、わかる人にはわかるようです。


2025年6月25日水曜日

インカンテーションは成功?安くて未注目シニスターミニスターや祖父オールドトリエステは成功

■2021/03/21 インカンテーションは成功?安くて未注目シニスターミニスターや祖父オールドトリエステは成功
■2017/05/27 種牡馬比較 ダイワメジャー・アドマイヤムーン・ローエングリン・メイショウボーラー・シニスターミニスター・ケイムホーム・サムライハート・アポロキングダム
■2017/05/27 アーニングインデックスでは、ダイワメジャーが三冠王
■2017/05/27 CPI(コンパラブルインデックス)考慮で浮上した種牡馬は?


■2021/03/21 インカンテーションは成功?安くて未注目シニスターミニスターや祖父オールドトリエステは成功

 最初は、2013/8/25に書いていた話。名前見て聞いたことない!と思ったシニスターミニスター。<“掘出し物”種牡馬・シニスターミニスター | netkeiba.com競馬コラム>(2013年08月16日(金)12時00分)というコラムが出ていました。新潟のレパードSをインカンテーションが勝っています。

<父のシニスターミニスターはあまり聞き慣れない種牡馬である。しかし、2世代目を送り出した昨年の2歳戦は、なかなかの存在感を示していた。
 下級戦ながら、産駒が毎週のようにダートで好勝負。12月を迎えた時点で、JRA2歳戦で出走13頭中6頭が勝ち上がり(2頭が新馬勝ち)、地方でも7割の勝ち上がり率を記録した。産駒の仕上がりの良さと、ダート適性の高さには目を見張るものがあった>
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=24051

 シニスターミニスターは2歳の12月にアメリカでデビュー。2戦目に後続に8馬身の差をつけて勝ち上がっています。さらにGI初挑戦となったケンタッキーダービーの前哨戦、ブルーグラスSでは史上3番目となる12馬身4分の3の着差で圧勝。派手な勝ちっぷりでGI初制覇を成し遂げています。
 …とここまで聞くと、「すごい馬じゃん!」と思うところなのですが、なんとその後は鳴かず飛ばず。おかげで投げ売り状態となり、日高の生産者グループが150万ドル(当時約1億7300万円)という破格の安さで購入した経緯があるそうです。約1億7300万円でも安いんですね。元を取るにはかなりの頭数つけなくちゃいかんと思いますが、お買い得だったようです。

 シニスターミニスターの父、オールドトリエステの話もおもしろいですね。この父のオールドトリエステがこれまた地味な存在だったことも、安さの一因にあっただろうとしています。米GII勝ちしかなかった馬なんだそうです。ただ、他にシルヴァートレイン(BCスプリント)を出すなど、種牡馬としてはなかなかの滑り出し。アメリカでは未活躍馬の逆転劇が結構ありますね。
 ところが、オールドトリエステは蹄葉炎が原因で2003年1月、わずか3世代を残したのみで急死。2007年以降は種牡馬成績も急下降し、すっかり忘れ去られていたのだそうです。ただ日本では、その数少ない産駒の中から外国産馬のマルターズヒート(フェアリーS)、トーヨーエーピー(芙蓉S)らが活躍しており、日本の競馬環境に高い適性を示していた…と後になれば言えました。
 父からしても日本で向いておかしくないという感じです。こういう期待されていなかった馬が活躍……ってのが競馬のおもしろさですけど、そうなるでしょうか。

2021/03/21追記:その後の、シニスターミニスターですが、そこそこの活躍。昨今は見切りが早いため、種付け頭数を確保し続けた…というだけでも十分すぎるほどの成功でしょう。1億円ホースは8頭出ています。この中では私は7位のマイネルバサラが好きですね。応援してきた馬です。

インカンテーション    牡    43,467.90
キングズガード    牡    29,519.00
ヤマニンアンプリメ    牝    23,398.60
コウエイエンブレム    牡    18,208.70
ゴールドクイーン    牝    16,176.90
ダブルスター    牡    14,649.40
マイネルバサラ    牡    14,363.70
アードラー    牡    13,264.00

 1位のインカンテーションは種牡馬入りもしています。はっきり言って注目されていない馬ですが、意外に成功してくれると3代続けての意外性…ということになり、おもしろいんですけど!


■2017/05/27 種牡馬比較 ダイワメジャー・アドマイヤムーン・ローエングリン・メイショウボーラー・シニスターミニスター・ケイムホーム・サムライハート・アポロキングダム

 2010年デビュー世代の種牡馬で、今年の2歳馬が50頭以上の産駒がいるのは4頭しかいませんでした。
 なので、どこも少ないのかと思ったら、翌年の2011年デビュー組は多くてたいへん。50頭以上が5頭、30頭以上50頭未満が3頭いました。
  ケイムホーム・サムライハート・アポロキングダムが、30頭以上50頭未満です。

 ファーストシーズンサイアーベスト3は、 ダイワメジャー・アドマイヤムーン・メイショウボーラーで、いずれも健在。
 一方、ローエングリンはまさか!という活躍でした。 ただ、ダート専用ではあるものの、それ以上の驚きだったのが、シニスターミニスター。かなりおもしろい世代ですね。

 これ以外も結構名の知れた馬がデビューした世代で、オレハマッテルゼ、シーキングザダイヤ、スタチューオブリバティ、ディクタット、フォーティナイナーズサン、クーリンガー、アサクサデンエン 、ウインクリューガー、ノボトゥルー、ローマンエンパイアなどがいました。
(POG 2017-2018 新種牡馬 どうすりゃ委員会|POG is the spice of life !!より)

 個人的には、クーリンガーが生き残れなかったのが残念。
 また、オレハマッテルゼが亡くなってしまったのも残念でした。


■2017/05/27 アーニングインデックスでは、ダイワメジャーが三冠王

 まず、アーニングインデックスを比較。2016,2017,総合のいずれも、ダイワメジャー・アドマイヤムーン・シニスターミニスターが1位・2位・3位でした。

<2016年のAEI>       
1    ダイワメジャー    1.56
2    アドマイヤムーン    1.14
3    シニスターミニスター    1.00
4    ローエングリン    0.77
5    メイショウボーラー    0.73
6    ケイムホーム    0.61
7    サムライハート    0.46
8    アポロキングダム    0.45

<2017年のAEI>       
1    ダイワメジャー    1.60
2    アドマイヤムーン    1.55
3    シニスターミニスター    1.40
4    ローエングリン    0.93
5    アポロキングダム    0.58
6    メイショウボーラー    0.55
7    サムライハート    0.47
8    ケイムホーム    0.44

<合計のAEI>       
1    ダイワメジャー    1.91
2    アドマイヤムーン    1.24
3    シニスターミニスター    1.19
4    ケイムホーム    0.82
5    ローエングリン    0.74
6    メイショウボーラー    0.70
7    アポロキングダム    0.61
8    サムライハート    0.54


■2017/05/27 CPI(コンパラブルインデックス)考慮で浮上した種牡馬は?

 一方、CPI(コンパラブルインデックス)を考慮して見た場合、アドマイヤムーンはボロクソです。ただ、ダイワメジャーも4位どまり。なんとシニスターミニスターが1位で、アポロキングダム、ローエングリンといったところが2位、3位に入りました。繁殖牝馬のレベルのわりに産駒がよく走っているようです。

<合計のCPI> 
1    シニスターミニスター    1.43
2    アポロキングダム    1.33
3    ローエングリン    1.06
4    ダイワメジャー    0.95
5    ケイムホーム    0.87
6    メイショウボーラー    0.83
7    サムライハート    0.69
8    アドマイヤムーン    0.61
(2020/03/19:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした)

2025年6月24日火曜日

血統評論家・栗山求氏のPOG予想は当たるのか?結果は…

■2017/01/09 血統評論家・栗山求氏のPOG予想は当たるのか?結果は…
■2013/8/3 いかにも繁殖牝馬として成功しそうな配合パターンの産駒の結果
■2017/01/09 活躍した兄と全く同じ配合の弟を高く評価した結果は…?

■2017/01/09 血統評論家・栗山求氏のPOG予想は当たるのか?結果は…

2017/01/09:POG関連の投稿は大体処分したましたが、栗山求さんは印象的だったのでまとめ。
 「阪神JFの姉レーヴディソール以上の好配合」「兄弟のなかでナンバーワンの配合」とされたレーヴデトワール。2017年時点でも十分活躍したとは言えるので、当たりといえば当たりです。

中央獲得賞金     7,257.0万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     28戦3勝 [3-2-1-22]
主な勝鞍     14'紫苑S(OP)

 ただ、POG期間内の成績や超良血という点を考えると、特にヒットとはいえませんね。姉たちから見たら確実に落ちています。栗山求さんが印象的だったのは、この馬を含めてゼンノロブロイ産駒をこの世代ですごく褒めていたことです。ゼンノロブロイが好きなのかな?と思って見ていました。
 とりあえず、以下はG1馬の姉以上とされたレーヴデトワールに関する当時の説明です。

2013/7/27:「配合が」であって、「能力が」という話じゃありませんが、期待感がすごい解説です。

-----引用 ここから-----
栗山求の20頭|プロフェッショナルの決断|ウマニティPOG 2013-2014|競馬予想のウマニティ
血統予想界の第一人者    栗山求    (血統評論家)

完成度の高さは兄弟のなかでナンバーワン
レーヴデトワール(牝)

父:    ゼンノロブロイ
母:    レーヴドスカー(Highest Honor)
厩舎:    松田博資[栗東]
生産:    ノーザンファーム

日本を代表する名牝の産駒。5頭の兄姉はすべて違う父から誕生し、いずれもオープン以上に出世している。要するに何を付けても走るわけだが、父がゼンノロブロイの場合、配合的に素晴らしく、その完成度の高さは兄弟のなかでナンバーワンといえるもの。具体的にいえば、母方のリヴァーマンは父とニックスの関係にあり、ブラッシンググルームを持つ配合は父の代表産駒ペルーサと同じ。大物感あふれる配合構成でG1を狙える。
http://pog.umanity.jp/search/special/professional_list/kuriyama/
-----引用 ここまで-----

 栗山求さんは何かお読みしているとゼンノロブロイ好きな気がします。よく推していますね。「兄弟のなかでナンバーワン」と言われると、期待感でいっぱいになるのは、ここの兄弟がすごいからです。

-----引用 ここから-----
ナイアガラ (牡 2003 芦毛 ファンタスティックライト) 5勝
レーヴダムール (牝 2005 栗毛 ファルブラヴ) 1勝
        2着 - 阪神ジュベナイルF(G1)
アプレザンレーヴ (牡 2006 芦毛 シンボリクリスエス) 3勝
        1着 - テレビ東京杯青葉賞(G2)
        3着 - 毎日杯(G3)
レーヴドリアン (牡 2007 芦毛 スペシャルウィーク) 2勝
        2着 - きさらぎ賞(G3)
        3着 - 京都新聞杯(G2)
レーヴディソール (牝 2008 芦毛 アグネスタキオン) 4勝、JRA賞最優秀2歳牝馬(2010年)
        1着 - 阪神ジュベナイルF(G1)、デイリー杯2歳S(G2)、チューリップ賞(G3)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104124/
-----引用 ここまで-----

 本当に兄弟の中で1番なら、最低でもG11勝を含む重賞3勝。すごいことです。

■2013/8/3 いかにも繁殖牝馬として成功しそうな配合パターンの産駒の結果

2013/8/3:注目とされたテスタメントの母ブラックエンブレムは秋華賞馬です。

-----引用 ここから-----
栗山求の20頭|プロフェッショナルの決断|ウマニティPOG 2013-2014|競馬予想のウマニティ
血統予想界の第一人者    栗山求    (血統評論家)

母はいかにも繁殖牝馬としても成功しそうな配合で、初年度から狙ってみたい
テスタメント(牡)

父:    ディープインパクト
母:    ブラックエンブレム(ウォーエンブレム)
厩舎:    小島茂之[美浦]
生産:    ノーザンファーム

母は秋華賞を勝った名牝。“母の父ウォーエンブレム"はまだこれといった活躍馬を出しているわけではないが、3代母の父ヴェイグリーノーブルは父とニックスの関係にあり、その不安を補って余りある。母はアワエンブレム≒ヘクタープロテクター2×2という特殊な凝縮の持ち主。いかにも繁殖牝馬として成功しそうな配合パターンなので初子からしっかり狙ってみたい。ディープ産駒らしく芝中距離がベストだろう。
http://pog.umanity.jp/search/special/professional_list/kuriyama/
-----引用 ここまで-----

 初仔を推している人は珍しいですね、そういや。産駒の傾向がつかめないからかもしれません。ここらへんは血統評論家の腕の見せどころでしょう。
 近親にはピースエンブレムが4勝です。母ブラックエンブレムと全く同じ配合。少し離れたところだと、京都大賞典(G2)、京都記念(G2) のナリタセンチュリー 、エンプレス杯(G2) のニシノナースコールがいます。


2017/01/09:テスタメントの答え合わせです。テスタメントは現役で、そこそこの成績。ただし、POG期間は1勝のみでした。やっぱ活躍馬を当てるのは難しいですね。
 なお、テスタメントはゼンノロブロイ産駒じゃありませんでした。ただ、これはゼンノロブロイ以上の鉄板ディープインパクトで特にひねりはありません。むしろディープインパクト産駒なのに!って感じです。

中央獲得賞金     4,144.5万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     18戦3勝 [3-1-1-13]
主な勝鞍     15'4歳上1000万下

■2017/01/09 活躍した兄と全く同じ配合の弟を高く評価した結果は…?

 うちで扱った投稿ではゼンノロブロイを推奨してた例が思ったより少なかったので、今、検索してゼンノロブロイを押している例を探してきました。以下も栗山さんの記事。すでに活躍しているルルーシュの全弟、つまり全く同じ配合であるなんで、ひねりもくそもない推奨例なんですが…。

-----引用 ここから-----
ルルーシュの全弟にあたる好配合馬レッドウォーリア
2013年05月22日(水)12時00分

●レッドウォーリア(牡 美浦・藤沢和雄 父ゼンノロブロイ、母ダンスーズデトワール)
 アルゼンチン共和国杯(GII)を勝ったルルーシュの全弟、ジュニアC(OP)を勝ったオメガホームランの4分の3弟。母ダンスーズデトワールはマルセルブサック賞(仏G1)の2着馬。父ゼンノロブロイはアメリカ血統過多ともいえる血統構成なので、ヨーロッパ血統が豊富なこの母は好ましい。サンデー系は総じてダンシングブレーヴと相性がよく、また、ゼンノロブロイはRivermanと相性がいいので、ふたつの好配合パターンを併せ持つ本馬は配合的に高く評価できる。芝向きの中距離タイプで大物感がある。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=23325
-----引用 ここまで-----

 レッドウォーリアは未勝利。失敗だとわかりやすくて良いですね。地方でも5戦したのに掲示板にも載れませんでした。

中央獲得賞金     609.0万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     13戦0勝 [0-3-0-10]

 別記事のゼンノロブロイも見てみましょう。2記事続けて紹介しておきます。

-----引用 ここから-----
3/4姉にブロードストリートを持つディープ産駒ドラゴンストリート netkeiba
2013年06月26日(水)12時00分

●ラヴィーネ(牝 栗東・安田隆行 父ゼンノロブロイ、母レディイン)
 全姉イチオクノホシは阪神牝馬S(GII)2着、クイーンC(GIII)2着。ゼンノロブロイ産駒にしては珍しくカミソリのような切れ味を持った馬で、後ろから行く馬だけに展開に左右されるところがあり、まだ重賞を勝ったことはないが、そのうち手が届くだろう。ゼンノロブロイはややアメリカ血統が強いので、しっかりとしたヨーロッパ血統を入れるのがセオリー。本馬にはKendor、Irish Riverといった柔らかなフランス血統が入るので好ましく、とくにIrish Riverの父Rivermanとは相性抜群。このパターンからトレイルブレイザー、ルルーシュ、アグネスワルツ、ゲームマエストロ、ミニーバローズといった活躍馬が出ている。本馬はKenmareを併せ持っているのでルルーシュに似ている。全姉イチオクノホシと同様に1400~1600mあたりで実績を残すはず。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=23632
-----引用 ここまで-----

中央獲得賞金     810.0万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     11戦1勝 [1-0-0-10]
主な勝鞍     13'2歳新馬

-----引用 ここから-----
トーセンラー、ヴィルシーナと配合パターンがよく似たアトム
2013年09月04日(水)12時00分

●レッドルシアン(牝 美浦・鹿戸雄一 父ゼンノロブロイ、母アルウェン)
 全姉ギンザボナンザ(父ゼンノロブロイ)はアネモネS(OP)の勝ち馬。母アルウェンはエモシオン(99年京都記念-GII)の全妹で、2代母アドラーブルはオークス馬という良血。父ゼンノロブロイはアメリカ血統が強いせいか、スタミナと底力に秀でたヨーロッパ血統と相性が良好。オークス馬が出た牝系で、「トニービン×ノーザンテースト」とHyperion色が強い母は交配相手として理想的といえる。全姉ギンザボナンザは重賞には手が届かなかったものの、桜花賞(GI)7着などそれなりの実績を残しており、配合的には非の打ちどころがないので、本馬にはそれ以上の期待が掛けられる。芝向きの中距離タイプ。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=24197
-----引用 ここまで-----

中央獲得賞金     1,370.0万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     18戦1勝 [1-2-0-15]
主な勝鞍     13'2歳新馬

 レッドルシアンの週にタイトルになっていたのは、ゼンノロブロイ産駒ではないアトム。こちらはこれまたひねりのないディープインパクト産駒とはいえ、まずまず。毎週数頭推す連載ですので当たりもあればハズレもあるって感じですが、アトムはデイリー杯2歳S(G2)2着など、結構頑張っています。

-----引用 ここから-----
●アトム(牡 栗東・池江泰寿 父ディープインパクト、母シャイニングエナジー)
 母はゲイムリーH(米G1・芝9f)の勝ち馬で、日本における初子のアメリカンドリーム(父Dynaformer)は現1勝馬。Lyciusを通じたLyphardクロスとSpecial牝系の血(NureyevやSadler's Wellsなど)を併せ持つパターンはトーセンラー(13年京都記念-GII、11年きさらぎ賞-GIII)に似ており、Mr.Prospector、Nureyev、Rahy(=Morn of Song)を近い世代に併せ持つ配合はヴィルシーナ(13年ヴィクトリアマイル-GI、12年クイーンC-GIII)に酷似している。要するにディープインパクトの成功パターンに高確率で当てはまっているので、馬に問題さえなければ走ってくる可能性は高い。母の父はパワーを帯びたRahyだが、芝適性やスピード面に問題はないだろう。中距離タイプ。
-----引用 ここまで-----

中央獲得賞金     5,524.0万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     15戦1勝 [1-4-0-10]
主な勝鞍     13'2歳新馬



2025年6月23日月曜日

亡くなったアブドゥラ殿下(ジュドモントファーム)の馬が豪華すぎ!

■2021/01/21 亡くなったアブドゥラ殿下(ジュドモントファーム(の馬が豪華すぎ!
■2021/04/01 王族なのになぜ実業家に?アブドゥラ殿下のサウジアラビアでの立場


■2021/01/21 亡くなったアブドゥラ殿下(ジュドモントファーム)の馬が豪華すぎ!

 サウジアラビアのハーリド・アブドゥラ殿下が亡くなりました。オーナーブリーダーであり、イギリス・アイルランド・アメリカにあるジュドモントファームは殿下が統率。所有者が亡くなった場合は、所有馬が散り散りバラバラになったり売却されたり…ということも過去にはあったのですけど、一族が事業を継承し、これまで同様に競走馬の生産と所有を続けると発表されていました。

 これを伝えた記事【海外競馬】アブドゥラ殿下の死去後もジュドモントファームは事業継続(netkeiba.com 2021年01月19日)では、主な所有馬を紹介していたのですけど、競馬史に名を残す名馬が1頭2頭ではなく、本当にゴロゴロいてため息が出るほど…。あまりにも豪華すぎる…と話題になっていました。

アロゲート 2017年ドバイWCなどG1・4勝
ウォーニング 1988年QE2世SなどG1・2勝
エネイブル 2017/2018年凱旋門賞などG1・11勝
エンパイアメーカー 2003年ベルモントSなどG1・3勝
オアシスドリーム 2003年ジュライCなどG1・3勝
キングマン 2014年愛2000ギニーなどG1・4勝
コマンダーインチーフ 1993年英愛ダービー
ザフォニック 1993年英2000ギニーなどG1・3勝
ダンシングブレーヴ 1986年凱旋門賞などG1・4勝
デインヒル 1989年スプリントC
ノーブルミッション 2014年チャンピオンSなどG1・3勝
フランケル 2012年チャンピオンSなどG1・10勝
レイルリンク 2006年凱旋門賞などG1・2勝
レインボウクエスト 1985年凱旋門賞などG1・2勝
ワークフォース 2010年凱旋門賞などG1・2勝
(ジュドモントファーム名義の米国所有馬も含む)


■2021/04/01 王族なのになぜ実業家に?アブドゥラ殿下のサウジアラビアでの立場

 ウィキペディアからアブドゥラ殿下の補足。ウィキペディアでは、アブドゥラ殿下について、「ハーリド・ビン・アブドゥッラー」「ハーリド・ビン・アブドゥッラー・アール=サウード」といった表記をしていました。サウジアラビアの王族で、サウジアラビア初代国王アブドゥルアズィーズ・イブン・サウードの弟の息子であり、第2代以降のサウジアラビア国王のいとこである血統です。
 こうした説明を聞くと立派な血筋だと思うかもしれませんが、直接、国王に連なる血統ではありません。王位継承権はアブドゥルアズィーズ・イブン・サウードの男系の子孫に限られているため、王位継承権もないそうです。この関係もあって、ウィキペディアでは、<サウジアラビアの王族としては傍系にあたるため実業家に転進し、マワーリド・グループ(Mawarid Group)を設立し、イギリスを主な拠点として活動している>と説明していました。私は多数いる王族の一人でしかないために、実業界で名を上げなくてはいけなかった…みたいな説明も聞いたことがあります。
 で、特に成功したのが競馬です。1970年代後半からオーナーブリーダーとして活動し、イギリス・アイルランド・アメリカでジュドモントファーム(Juddmonte Farm)を所有し、イギリスに種馬場としてバンステッドマナースタッド(Banstead Manor Stud)も所有。 バンステッドマナースタッドでは、種牡馬だけでなく功労馬の繋養も行っているとのこと。こちらのウィキペディアによると、あのフランケルが現在繋養中の他、以下のようなメンツだそうです。

<種牡馬>
    Champs Elysees / シャンゼリゼ
    Dansili / ダンシリ(2001年 - )
    Oasis Dream / オアシスドリーム(2004年 - )
    Frankel/フランケル(2013年-)
    Cacique / カシーク(2007年 - 2010年、2013年-)
    Bated Breath
    Kingman/キングマン

<過去の種牡馬及び功労馬>
    Beat Hollow / ビートホロウ(2003年 - )
    Deploy / ディプロイ(1991年 - 2002年、移動)
    Generous / ジェネラス(1992年 - 1995年、移動)
    Rainbow Quest / レインボウクエスト(1986年 - 2007年死亡)
    Warning / ウォーニング(1991年 - 1996年、輸出)
    Zafonic / ザフォニック(1994年 - 2002年死亡)
    Three Valleys / スリーヴァリーズ(2008年 - )
    Zamindar / ザミンダー(1998年 - )
    Rail Link / レイルリンク(2008年 - )
    Observatory / オブザーヴァトリー(2002年 - )
    Hasili / ハシリ(2012年 - 2018年死亡)

2025年6月22日日曜日

うまいのに日本ではなぜか退学、カナダに行った木村和士騎手 兄木村拓己も退学

■2023/04/29 うまいのに日本ではなぜか退学、カナダに行った木村和士騎手 兄木村拓己も退学


■2023/04/29 うまいのに日本ではなぜか退学、カナダに行った木村和士騎手 兄木村拓己も退学

 他でも書いた話なのですが、転載して独立でもひとつ。当初はジョッキーベイビーズ関連の話でした。

 2023年デビュー世代の佐藤翔馬 小林勝太という2人の騎手を輩出した2012年の「第4回ジョッキーベイビーズ」。気になったので、当時の記事も読んでみました。

・ジョッキーベイビーズ優勝の小林勝太君「将来の夢はジョッキーです」 | 競馬ニュース - netkeiba.com(提供:デイリースポーツ 2012年11月05日)
<長野地区代表の小林勝太君(9)が優勝した。激しい競り合いの末に、首差で鮮やかに差し切った乗馬歴6年の小学4年生は、表彰式で田中勝からトロフィーを手渡されるとガッツポーズ。「真っすぐに走らせられました。将来の夢はジョッキーです」と胸を張った>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=69556

 9歳で「乗馬歴6年」ですから、小林勝太騎手は3歳くらいから乗っていた…というすごいことになります。ここらへん早くから馬に乗っているというのは、大きなアドバンテージになりますね。敢闘賞だったので、<父に佐藤博紀騎手(33)=川崎・山崎尋=を持つ関東地区代表の佐藤翔馬君(7)が敢闘賞を受賞>という話も当然あります。
 一方、新しい発見だったのは、<また第1回(09年)の覇者で平成25年度のJRA競馬学校騎手課程に合格した木村拓己君(15)を兄に持つ、北海道地区代表の和士君(13)が4着に入った>という話です。

  木村拓己さんが気になったので検索してみると、小林勝太騎手・佐藤翔馬騎手と同期で弟である木村和士の方が有名なようでWikipediaが存在。なんとカナダで騎手をやっており、「第4回ジョッキーベイビーズ」騎手は2人ではなく、3人であるようでした。
 木村和士騎手も早くから乗馬していた…というタイプ。木村和士騎手は、北海道浦河町出身で、父が北海道浦河町で競走馬の育成牧場「No.9ホーストレーニングメソド」を経営しており、幼い頃からジョッキーベイビーズ優勝者ともなった兄木村拓己と共に乗馬を始めたそうです。

 この兄木村拓己は、2012年には中学生ながら岐阜国体に出場し障害飛越少年の部で5位入賞を果たし、JRA競馬学校に第32期生として入学するも後に退学。木村和士騎手自身も同じように入学して退学しています。

<自身もジョッキーベイビーズに2年連続で出場し(第3回6着[3]、第4回4着[4])、2015年に競馬学校に第34期生として入学(引用者注:同期に西村淳也、服部寿希、山田敬士)。「小さい頃から騎手に憧れて目指した。3年間努力して、トップジョッキーになって三冠を獲りたい」と語っていたが[5]、2017年の秋に自主退学した[1]。理由については公にされていないが、2020年のインタビューで「自分が未熟だったということだけですね…。いろんなルールがあった中で、それができなかったということです」と語っている[6]>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9D%91%E5%92%8C%E5%A3%AB

 しかし、退学後にカナダへ渡り現地の下見をし、一旦帰国の後就労ビザを取得し再びカナダに。ウッドバイン競馬場で調教の手伝いをしていた所をエージェントのジョーダン・ミラーが注目し、2018年春にカナダの騎手免許を取得、ウッドバイン競馬場でデビュー。驚くほど活躍しています。

<騎乗から13戦目で初勝利を飾るとこの年104勝を挙げて、カナダの競馬表彰であるソヴリン賞の最優秀見習騎手賞を受賞[1]。
 2019年はカナダのリーディング3位となる148勝を挙げ、ソヴリン賞の最優秀見習騎手賞を連続受賞したほか、日本人で初めてとなるアメリカの競馬表彰であるエクリプス賞の最優秀見習騎手賞も受賞した[8]。この年には、日本人で初めてエリザベス2世の所有馬に騎乗している(2019年9月・カナディアンステークス、Magnetic Charm)[9]。
 2020年のサマーステークスをグレツキーザグレート(Gretzky the Great)に騎乗して優勝し、G1初優勝を果たした[10]。
 2020年11月21日、ウッドバイン競馬場のG3・オンタリオダービーをフィールドパスで、G2・ベスアラビアンステークスをアーティーズプリンセスでそれぞれ勝利し、同日重賞制覇を果たした[11]。
 カナダでサウジアラビア王族の所有馬に騎乗して勝利したことから[12]、2021年冬シーズンは3月までサウジアラビアに滞在して同地のレースに騎乗する[12][13]。
 2021年シーズンには日本人初となるカナダのリーディングに輝いた[14]。2位に54勝差をつけ、収得賞金もトップとなった[14]。>

 同期だった山田敬士騎手は木村騎手について、「同期の中では一番うまかったです。騎乗時の姿勢、追っている姿とかも良かったですね」とコメント。当時JRA競馬学校の教官を務めていた蓑田早人さんも、34期生の中で技術面では木村がズバ抜けていたと後に語っています。
 しかし、日本の競馬学校は退学せざるを得なかった…というのは、気になるところ。ここらへん、日本のやり方に問題がある…という可能性もあるかもしれません。


2025年6月21日土曜日

名前がひどいキタノインパクト 一口馬主の名前に北野武が個人の冠名 DMMバヌーシーにも批判

■2018/10/19 名前がひどいキタノインパクト 一口馬主の名前に北野武が個人の冠名
■2018/10/19 DMMバヌーシーにも批判 一口は安いが全体にもむしろ高い?
■2020/07/05 他人の冠名「キタノ」を使う時点で北野武はマナー違反?


■2018/10/19 名前がひどいキタノインパクト 一口馬主の名前に北野武が個人の冠名

 キタノコマンドールが出走していたときには気づかなくて、怪我した後に気づいたのですけど、命名は北野武(ビートたけし)さん。しかし、個人の持ち馬ではなく、一般の人が出資する競馬ファンド、いわゆる一口馬主のDMMバヌーシーの馬だと知って驚きました。
  DMMとしては、炎上しようが話題になればそれで勝ち。また、北野武さんは弟子の芸名なんかはひどい名前をつけており、それに比べると空気を読んでいるとも言われてました。
 ただ、他人の馬に、自分の苗字をつけた名前をつけるというのは、あまりにも常識がありません。人間性を疑います。ある意味ウケ狙いの名前をつけるよりも、ナチュラルに性格の悪さが出ているかもしれません。他人の気持ちを思いやる感情に欠けている可能性を感じます。

 このキタノコマンドールのときは名前批判を見かけなかったものの、その後の世代のキタノインパクトでは、そういった批判も見られました。

[23] パラゴンさん
もはや個人所有か?
一口出資したくなくなる…

冠名付いても名前募集も一口ライフの楽しみでもあると思いますが…

オーザックさん [15]
だっせえ名前

LEVIさん [14]
すでに北野武の冠名になってますね。クラブ会員的にはどうなんだろ。

TSUKIさん [13]
そもそもなんで北野武命名なの?
デイエム○○とかのほうが、まだ納得いくぞ。
明らかに他人の名前クラブ馬につけるの、嫌な奴が多いと思うんだが。

OEGASTERⅦさん [10]
DMMの社長が北野にゴマすってるだけだろ
ラフィアンみたいに冠名付ける事を公表しているクラブならまだしもそうじゃないのに冠名みたいなの付けられて
たった1万でも出資しちゃった人が可哀想すぎる
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2016104318


■2018/10/19  DMMバヌーシーにも批判 一口は安いが全体にもむしろ高い?

 名前の話とは別に、DMMバヌーシーのビジネスモデルにも批判が掲示板で出ていました。私は極端に口数が多く、安く参加できる一口馬主はあって良いと思います。ここは批判的ではありません。
 ただ、維持費が高すぎるのでは?という指摘は気になります。保険料を別にすると、中央競馬では1頭1ヶ月50万円くらいが目安だと思います。

  [433] GRAさん
DMMさんの維持費は会費込扱いですが、情報料とかシステム利用料が高いので月200万ぐらいの計算です
月払いだと更に割高で月300万です
デビューすると保険が解約される仕組のためデビュー後の故障引退は先払いの維持費だけ返金になります

 [469] ミダスタッチさん
いろいろDMMバヌーシー検証サイトめぐってみると他クラブより消費税、保険料、落札後の育成経費に引退までの全期間の経費一切含むとして3~5割高の設定になっているなんて検証もありました



■2020/07/05 他人の冠名「キタノ」を使う時点で北野武はマナー違反?

 馬名の件ですが、「キタノ」という冠名自体が行儀悪いでしょうか。冠名は正式に登録しているわけではなく、かぶっても問題はなし。飽くまで「マナー」です。ただ、マナーが悪いとは言えますね。
 ただし、 「キタノ」というのはちょうどいろんな馬主さんが使っている冠名かもしれません。netkeibaで検索してみると、1359頭がヒット。「キタノ~の2015」みたいなのは入っているでしょうが、1000頭以上はいそうです。古いデータは馬主データ抜けもありますし、未使用が続けばマナー的に使うのはアリじゃないかと思います。ということで、比較的最近のところを見てみましょう。
 イメージ通りというか、イメージ以上に、「キタノ」で始まる馬は、ここ最近だけでもいろんな馬主さんが使っていますね。なので、この点に関してだけで言えば、北野武さんだけが悪いということではなさそうです。
 現役馬 31頭の馬主だけ見ると、以下のような頭数に。ほとんどが1頭だけ…ということで、バラバラでした。お名前を見ると、北と関係なさそうな人も多いです。

1位 北所直人 15頭
2位タイ 河内孝夫 DMMドリームクラブ 2頭
4位タイ 了徳寺健二ホールディングス 木谷ツヤ 北川潔 八木忠宏 堂上外茂義 大黒富美子 大久保與志雄 栗原義男 櫛桁秀男 金石守 岡本征之 伊藤寛康 1頭

 安定して冠名として使っている北所直人さんですが、冠名なしの馬もいて、冠名が多くなったのは2017年からということで、比較的最近ですね。ただ、最も古いキタノ冠名の馬は、検索で見ると、2010年からとなっており、結構前です。



2025年6月20日金曜日

昔は騎手・調教師の二刀流ができたって本当?伊藤修司の父・伊藤勝吉が活躍

■2020/08/05 昔は騎手・調教師の二刀流ができたって本当?伊藤修司の父・伊藤勝吉が活躍


■2020/08/05 昔は騎手・調教師の二刀流ができたって本当?伊藤修司の父・伊藤勝吉が活躍

 1892年生まれという大昔の生まれの伊藤勝吉さん。息子にハギノカムイオーやスーパークリークを管理し、騎手でもあった調教師の伊藤修司さんが、娘婿にプロ野球選手・競馬評論家の古川清蔵さんがいます。

 明治時代というえらい昔の話になるのですが、 1905年(明治38年)、14歳で見習騎手として青池良佐厩舎に弟子入り。デビューは2年後の1907年で初騎乗初勝利。馬券発売が禁止となったため、ロシア・ウラジオストクで5ヶ月間ほど騎乗するなどしていましたが、帰国後の1911年(明治43年)には、阪神競馬場での3日間の開催で15勝を挙げる活躍をしています。

 今から見ると、おもしろいのが、1912年(明治44年)には、20歳にして早くも青池厩舎から独立して厩舎を開業しているということ。20歳で調教師ってのもすごいのですが、これ、騎手も続行しているんですよ! 昔はOKだったんですね。
 以後、有力馬主にも引き立てられ、実力馬を自ら騎乗して活躍する他、有力馬に騎乗して、騎手・調教師のそれぞれで活躍を続けます。競走馬の調教にあたっては鳴尾競馬場内の施設のほかに、自宅敷地内に建設した厩舎と馬場(1周約800メートル)を用いていたというのも今の日本では考えられませんね。海外ではあり得る話なんですけど。

  しかし、1938年に調騎分離制度が導入されたことにより、1942年に、35年間にわたる騎手を引退し調教師に専念することになりました。
 調教師専業になってからも、1949年の優駿競走(現在の東京優駿)をタチカゼで、オークスをオーカンやチトセホープで優勝するなどクラシック6勝。また田中好雄、松田由太郎、清田十一、服部正利や杉村一馬など22人もの弟子を育てたということも、特徴的な点のようです。(Wikipediaより)



2025年6月19日木曜日

夢の血統…ノーザンテーストと種牡馬御三家(サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、トニービン)の全部入り

■2018/10/13 夢の血統…ノーザンテーストと種牡馬御三家(サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、トニービン)の全部入り
■2021/02/28 ブライアンズタイムとトニービンの血統が途絶えそうでヤバイ…
■2023/03/14 ミラクルアドマイヤの奇跡の1頭カンパニー…当時の種牡馬評価は?
■2022/10/24 圧勝!ジャングルポケット孫・トーセンジョーダン産駒の最高傑作?
■2022/06/25 イロゴノミVSオレゴノミ 片方はトニービン系の期待馬、兄はG1勝利


■2018/10/13 夢の血統…ノーザンテーストと種牡馬御三家(サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、トニービン)の全部入り

 曽祖父世代が父父サンデーサイレンス、父母父ノーザンテースト、母父父ブライアンズタイム、母母父トニービンという日本の重要な種牡馬が、血統上で揃い踏みの馬が、掲示板で指摘されていました。ノーザンテーストはサンデーサイレンス以前のすごかった馬。他3頭は種牡馬御三家と言われていました。

 [1] ビヤサンさん
三代父が
サンデーサイレンス、ノーザンテースト、ブライアンズタイム、トニービン
現在の日本競馬に多大なる貢献をしてきたサイアーたち
 シロボシの掲示板 | 競走馬データ - netkeiba.com

 この馬、父父もディープインパクトというやはり日本の歴史に名を残すであろう重要種牡馬。ただ、母父は好きな馬ですけど種牡馬としては成功しなかったタニノギムレット。 そして、父はトーセンホマレボシなんですよ。全然です。
 この馬は、名前はシロボシというシンプルで良さそうな名前なのですけど、今のところ3戦してすべて二桁着順。たぶん未勝利を勝ち上がることは無理だと思います。

 同様の配合を検索してみると、全姉でリネンロマンというのがいました。未勝利2着2回が最高ですけど、800万円近く稼いでおり、弟のシロボシよりは良さそうでした。
 また、全くの同配合にこだわらなければ、もっとたくさんいそうですね。例えば、サンデーサイレンスだけ1つ下の父父にしたら…と見ると、これでも1頭のみでした。地方馬のアフィートという馬。父はデュランダルで、20戦して賞金ゼロです。
 さらにいじって、父父[サンデーサイレンス]、父母父[トニービン]、母父[ブライアンズタイム]、母母父[ノーザンテースト]で検索。4頭出たものの、賞金790万円のイノチノリユウ(父ハーツクライ)という馬が最高。
 血統表見ると夢があるのですけど、現実には全然走らないようです。

■2021/02/28 ブライアンズタイムとトニービンの血統が途絶えそうでヤバイ…

 ディープインパクトやステイゴールドが素晴らしい成績であるなど、孫世代もすごかったサンデーサイレンス。しかし、あれだけ偉大だったサンデーサイレンスはひ孫世代でイマイチな感じ。ディープインパクトやステイゴールドも後継種牡馬で見るとインパクト不足なのです。コントレイルがたぶん成功して、キタサンブラックもまだ可能性があるとは思うのですけど、ひょっとしたらサンデーサイレンスすら直系血統が途絶えたかもしれない…という感じでした。
 で、これを見ているときに、ブライアンズタイムやトニービンなんかはもう駄目になったよね…と思ったので確認してみることに。
 まず、ブライアンズタイムの孫世代。ナリタブライアンが早逝し、私が期待したタニノギムレットもいまいち。ウオッカという歴史的名馬を出したものの、惜しいことに牝馬でした。3億円ホースは私が大好きだったスマイルジャックまでで、半分はマヤノトップガン産駒です。

ブライアンズタイムの孫 3億円ホース 5012頭中4頭

ウオッカ 牝 タニノギムレット 130,487.60
プリサイスマシーン 牡 マヤノトップガン 50,830.20
メイショウトウコン 牡 マヤノトップガン 43,763.00
スマイルジャック 牡 タニノギムレット 38,548.30

 ブライアンズタイムの孫の3億円ホースは5012頭中4頭で、サンデーサイレンスの孫の場合なんと34,034頭中127頭。全体の頭数が多いとは言え、127頭というのは圧巻。また、確率としても普通に圧勝しています。サンデーサイレンスのすごさがわかりますね。

ブライアンズタイムの孫 3億円ホース 5012頭中4頭 0.08%
サンデーサイレンスの孫 3億円ホース 34,034頭中127頭 0.37%

 種牡馬的にはトニービンの方が好きですし、トニービンではジャングルポケットが大好き。種牡馬としてはジャングルポケットはタニノギムレットより頑張った感じなのですが、1位はなんとミラクルアドマイヤ産駒のカンパニー。カンパニーが出たときにはミラクルアドマイヤって実はすごい種牡馬なのでは?と思ったものの、その後は普通に良い馬が出てこないで一発屋のまま終わっており、血の不思議さを感じます。ちなみに3億円ホースの中での一番下はこちらも私が大好きなエアソミュールとなっていました。スマイルジャックと両方POG指名馬です。
 カンパニーという例外があるものの、トニービンの場合はほぼジャングルポケット頼みな状態でしたが、それでもブライアンズタイムよりは頑張りました。とはいえ、サンデーサイレンスとは全然当然相手にならず、存続が怪しくなってきていることがこのデータの時点で推測できるものでした。

トニービンの孫 3億円ホース 3,324頭中6頭 0.18%
ブライアンズタイムの孫 3億円ホース 5012頭中4頭 0.08%
サンデーサイレンスの孫 3億円ホース 34,034頭中127頭 0.37%

カンパニー 牡 ミラクルアドマイヤ     93,969.80
トーセンジョーダン 牡 ジャングルポケット     70,506.00
オウケンブルースリ 牡 ジャングルポケット     50,386.30
ジャガーメイル 牡 ジャングルポケット     46,054.50
アウォーディー 牡 ジャングルポケット     43,510.40
エアソミュール 牡 ジャングルポケット     32,104.80

 比較するまでもないといった感じですが、一応ひ孫世代も見てみます。やはり悪いのですが、孫世代と逆にひ孫世代では、トニービン産駒ではミラクルアドマイヤの奇跡のまぐれ当たり産駒だったカンパニーの子どもたちの方がむしろ健闘。これも血の不思議ですね。トップはカンパニー産駒のウインテンダネスで1億4000万円でした。ただ、カンパニーは父があれでも母系が優秀なため、全くわからない話ではなく、母系を重視する私好みでもあります。
 一方、ブライアンズタイムの孫ではそもそも種牡馬入りした活躍馬が少なく、ひ孫世代はほとんどいない状態。残念ですね…。1億円ホースを望むのも無理そうな感じ。トップは、クレスコグランド産駒のメイショウオトワで2000万円ほどでした。どうしてこうなった…?

トニービンのひ孫 3億円ホース 669頭中0頭
ブライアンズタイムのひ孫 3億円ホース 380頭中0頭
サンデーサイレンスのひ孫 3億円ホース 12,849頭中4頭 (ラッキーライラック、ミッキースワロー、ミツバ、クリンチャー)

 こちらも好きな馬ではありますが、予想外なのが、グラスワンダーという意外な馬から血統が続いていきそうであること。グラスワンダーは子供のスクリーンヒーローが種牡馬として予想に反して大成功。孫世代では名馬モーリスなどが種牡馬入りしており、ひ孫世代でも大物が出そうな感じがあります。このグラスワンダーはSilver Hawk産駒で、ブライアンズタイムと同じロベルト系で、もう少し前まで見ると、サンデーサイレンスと同じヘイルトゥリーズン系だと言えます。ヘイルトゥリーズン系の日本での成功はもう少し続くかもしれません。
 また、予想外に大物が出るということで驚いているのが、キングカメハメハの孫世代。名馬ロードカナロアの成功は予想外ではないものの、ルーラーシップの成功は予想外でした。キングカメハメハ系の3億円率はイメージほどよくないものの、名馬アーモンドアイの他、牡馬でも種牡馬として人気を集めそうな馬がいて、こちらも続きそうな予感がします。(ひ孫世代はまだ未誕生)

キングカメハメハの孫 3億円ホース 4,946頭中6頭 0.12% (アーモンドアイ     キセキ     サートゥルナーリア     ダノンスマッシュ     ステルヴィオ     ダンビュライト)


■2023/03/14 ミラクルアドマイヤの奇跡の1頭カンパニー…当時の種牡馬評価は?

 カンパニーの種牡馬デビュー前のサンケイスポーツ記事をベースにした過去投稿が出てきたので大幅に見直しながら紹介していきます。

【新種牡馬連載(1)】カンパニー(2013.3.26 15:55)
・競走成績
<日本で35戦12勝。重賞は9勝。8歳時に天皇賞・秋、マイルチャンピオンシップを制している。6歳春シーズンのみ不出走だったが、それ以外のシーズンはコンスタントに使われてキャリアを積み重ねた。勝ち星は1600~2000メートルのみ。この得意距離での安定感は抜群のものがあった>
http://race.sanspo.com/keiba/news/20130326/pog13032615560000-n1.html

 種牡馬成績がすごかったディープインパクトはG1馬が多いにも関わらず、G1を2つ勝っている馬となるとぐっと減ります。それを考えるとカンパニーの戦績は驚くべき良さ。以前書いたように、カンパニーの父ミラクルアドマイヤは競走成績は極めて悪かったためです。また、これも以前書いたように、カンパニー以外はさっぱり走らなかったので、「ミラクル」なまぐれ当たりで、本当、奇跡の1頭といった感じです。

・血統
<父ミラクルアドマイヤは現役時1勝のみだったが、ダービー馬フサイチコンコルドの弟という血統が評価されて種牡馬入り。カンパニー以外に中央でのオープン馬は出せなかったが、血統構成としては優秀だ。母系も優秀で、兄弟のうち4頭がオープン馬に出世。従兄弟のトーセンジョーダンは天皇賞・秋を制している>

 ここで出てきた従兄弟のトーセンジョーダンはジャングルポケット産駒。つまり、トニービンの孫です。これはカンパニーと同じですから、2頭とも同じ父父トニービン。そして、従兄弟なのですから当然母母も同じクラフテイワイフ 。カンパニーとトーセンジョーダンはかなり似た血統構成なんですね。
 この血統に関して、「私は牝系重視なので、結構カンパニーに期待していますけど」と書いていました。実際、予想外に健闘しています。初年度産駒としては、当時、以下のあたりが期待馬でした。

<この世代の新種牡馬としては最も多い139頭の繁殖牝馬を集めた。この中にはローザネイ(ロゼカラー、ロサード、ヴィータローザの母)、ナムラシゲコ(ナムラビクターの母)、クリアーチャンス(マッキーマックスの母)などが含まれている>

 高齢とは言え、ローザネイ(ロゼカラー、ロサード、ヴィータローザの母)は良血ですね。牝系の優秀な父と母の子で楽しみです。馬名はローザフィナーレに決定したようです。
 なお、適性診断については、当時は以下のような見立てでした。

<半兄ニューベリー(父フジキセキ)はダートでのオープン勝ちもあったが、こちらはトニービン系。適性は明らかに芝向きと考えられる。自身の競走成績は8~10ハロンに良績が集中していただけに、産駒も芝のマイル~中距離がベストだろう。晩成のイメージが強いが、一族を見ても早い時期から能力の一端を見せている馬が多い。うまく軌道に乗ればクラシックにも十分間に合う産駒が出てくるはずだ>


■2022/10/24 圧勝!ジャングルポケット孫・トーセンジョーダン産駒の最高傑作?

 サンデーサイレンス産駒と比較にならないほど低レベルな争いではありますが、トニービン産駒ではジャングルポケットの種牡馬成績の方がカンパニーより良かったです。一方、孫世代になると逆転状態に…。
 そんなジャングルポケットの孫・トーセンジョーダン産駒としては、バリアントバイオに密かに期待していました。母エスカレートバイオは地方1勝程度であり、どうってことありません。ただ、兄が2頭とも中央で勝ち上がっており、トーセンジョーダン産駒としては最高クラスの肌馬でしょう。

 とはいえ、人気ではないために正直そこまでの期待はしていませんでした。阪神ダート1800でのデビューで、私が見た予想オッズではブービー人気。当日も10頭中7番の17.8倍でした。
 レースでは和田竜二騎手がやる気ない感じで後ろから…。もともと追い込みが難しいダートでしかもスロウが予想される新馬戦ですので、ある程度の位置についてほしいな…と私は苦々しく眺めていました。
 ただ、テンが遅かった割に馬の方はやる気があり、騎手の指示ではなく勝手に前方集団との間を詰めてった感じで、まだ可能性があるかな…という離されない位置を確保しました。えらいぞ、バリアントバイオくん!
 とはいえ、直線大外持ち出すところまでは目立って見えなかったんですよ。…ところが、追い出してからものすごい足でなんと8馬身差の圧勝でびっくり。馬券内でまでは期待していましたが、圧勝どころか勝利までは期待していませんでした。
 やる気がない騎乗だと思って見ていたものの、結果論としては前半に急かさずに足を溜められたのが良かったのかもしれません。

 正直、新馬戦や未勝利のダートで圧勝するケースはよくあり、着差の割に強くないことはよくあります。上でも活躍できるかどうかは不透明。ただ、とりあえず、以下のようにnetkeibaの掲示板でも好評でした。無理でしょうけど、ジャングルポケットの血統が続いてくれないか?と夢を見ておきたいですね。

 [12] 遠藤騎手(38)さん FAVoFZE
トーセンジョーダンの最高傑作っすね~

 [58] お散歩おじさんさん OIYnFXg
う~ん、最内で出遅れも関係なし凄いキック力で余裕の勝ち上がり、これは走るわ。

 [65] N.D.さん kkdHZEA
手前を替えてからの脚は明らかに一級品だなぁ。まだまだ課題山積だが、素材としてめちゃくちゃ楽しみな馬だ

 [67] ミスター4さん NJUicpM
上がりタイムヤバいなw
次走は人気するから単勝系買った方おめでとうございます

 [69] かめさん EWMoFXU
バケモン

[72] やまとさん EzZ2WBg
後ろ脚のキック力が凄いし、前脚の掻き込みはトーセンジョーダンを彷彿とさせますね。

 [73] タカみっちーさん ElcolUk
絶滅近いトニービン直系の後継馬になるんだ!


■2022/06/25 イロゴノミVSオレゴノミ 片方はトニービン系の期待馬、兄はG1勝利

2022/06/25:途絶えそうなトニービン系の中でもカンパニーに見劣りしてしまっているジャングルポケット。種牡馬入りした馬の中では一番好きなんじゃないかというほど好きなので残念です。
 そのジャングルポケットの数少ない2022年のデビュー馬の中では「イロゴノミ」という牡馬が比較的良いのではないかと期待していました。兄弟3頭で勝ち上がりは1頭のみなのですが、その1頭は3勝。最近のジャングルポケット産駒としては優秀な血統です。

 なお、この兄弟はイロシリーズの名前。3勝の長男はイロゴトシ。「イロ・ゴトシ」で切って意味がわからん!と思ったのですが、「イロゴト・シ」で色事師ですね。私は「女たらし」の意味を真っ先に思い浮かべたものの、「歌舞伎で、色事(情事)を演じるのを得意とする役者」という意味でもあるそうです。
 他の姉2頭は、 イロエンピツ、 イロコイザタという名前。これらは母 イロジカケに由来。さらにその上の母となると、父クロフネ、母リッジローズ Ridge Roseであり、イロやカラーといった感じではありませんね。

 このイロゴノミが出た新馬戦は、オレゴノミという似た感じの馬がいてちょっとおもしろかったところ。オレゴノミは母のアナタゴノミ由来でしょうね。兄弟が多いにもかからわず、イロゴノミと違って兄弟に似た感じの馬はなく、ここに来て初めての母にちなんだ感じの命名です。
 また、アナタゴノミの母はアララットサン、父デヒアであり、こちらも特に関係はなさげでした。

 新馬戦の方のレース内容の方ですが、イロゴノミは積極的に2番手で行き、直線は先頭で回ってくるという見せ場がありました。ただ、最後はバテて終わってみれば12番人気の12着。良い騎乗だと思ったものの、先にバテたと思った逃げ馬が差し返して勝っており、早仕掛けだったかもしれません。
 一方、オレゴノミの方は道中からぽつんと1頭遅れて最後までそのまま。13番人気で16着、大差のブービーからさらに大差という惨敗をしています。競馬にならなかった感じです。
 このオレゴノミはちょっとダメそうですが、イロゴノミの方は先行力を見せたので、どこかで穴を開ける場面もあるかもしれません。もうちょっと期待しておきたいです。

2023/04/16:期待していると書いたイロゴノミですが、4戦して中央では勝利を上げられず。9着が最高という不甲斐なさでした。地方移籍後は勝利を上げていますので、また中央に戻ってきて奇跡の活躍をしてくれませんかね…?
 ところで、今回追記したのはイロゴノミではなく、以前名前について書いていた兄のイロゴトシの方。2023/4/15(土) 中山グランドJで、イロゴノミのお兄さんだな~と思って見ていたら勝ってしまってびっくり。障害とはいえ、G1馬です!
 事前に見ていたときに結構人気しているなと思ったのですが、終わってから見直すと17.1倍の6番人気程度。他の馬とオッズを見間違えていたのかもしれません。
 後から戦績を見直すと、17.1倍の6番人気ですら過剰人気と思える内容。障害は2戦目で障害4歳以上未勝利を勝利後、ペガサスジャンプS(OP)を5番人気3着になった後、いきなりのG1挑戦でした。17.1倍の6番人気だったのは不思議ですし、勝利してしまったのも不思議。しかも、2着に大差での圧勝でした。17.1倍だったというのは、見る目ある人が多かったのかもしれません。

2025年6月18日水曜日

競馬イメージを向上させた新聞はどこ?読売・朝日・毎日・日経・産経

■2020/06/22 競馬イメージを向上させた新聞はどこ?読売・朝日・毎日・日経・産経
■2024/08/07 中央競馬の冠競走、マスコミ名の目立つレースと目立たないレースで差

■2020/06/22 競馬イメージを向上させた新聞はどこ?読売・朝日・毎日・日経・産経

  新聞社、放送局などのスポンサーの社名を冠した競走を冠競走(かんきょうそう)といいます。意外なことにこの先駆けとなったのは「朝日杯3歳ステークス」の朝日新聞であり、競馬イメージの向上に役に立った感じです。競馬ファンは感謝しなくちゃいけない新聞社かもしれません。

<本競走創設の発起人となったのは、馬主会の重鎮であった2代目中村勝五郎の息子・中村正行(3代目中村勝五郎)である。中村は当時騒擾事件が頻発していた競馬のイメージ改善を図るため、競馬ファンであった朝日新聞編集局長の信夫韓一郎に社賞の提供を持ちかけた。当初は最高格競走である東京優駿(日本ダービー)への提供を企図していたが、当時の国営競馬(農林省競馬部)が一社のみに許可を出すことを良しとしなかったため、代わりに3歳馬のチャンピオン決定戦という性格を持つ特別競走を新設することになった>
<「新聞社の名がつく競走ならば競馬の社会的信用も高められる」との考えから、競走名は「朝日盃三歳ステークス」とされた>
<戦前から競馬を敵視しつづけた朝日新聞社が競馬を大衆娯楽・スポーツと認めたことは他の大手マスメディアを刺激し、1955年までに読売カップ(読売新聞社)、毎日王冠(毎日新聞社)、東京新聞杯(東京新聞社)、NHK杯(日本放送協会)、日本経済賞(日本経済新聞社)、産経賞オールカマー(産経新聞社)といった競走が次々と新設された>
(朝日杯フューチュリティステークス - Wikipediaより)

 当初は最高格競走である東京優駿(日本ダービー)への提供を企図していたとありましたが、ダービーも朝日新聞に関係が深いレース。中央競馬の冠競走一覧 - Wikipediaでは、他の朝日がつくレースと合わせて、以下のようにダービーや菊花賞についても補足する説明がありました。

<朝日杯フューチュリティステークス(阪神)
    朝日杯セントライト記念(中山 2014年より寄贈)
    朝日チャレンジカップ(阪神、2013年限りで撤退 現在はチャレンジカップとして施行)
    朝日杯九州産3歳特別(朝日杯九州産3歳ステークス 小倉、現在実施せず)
    この他、冠レースではないが東京優駿(日本ダービー)では優勝騎手に優勝旗が、菊花賞では社賞が朝日新聞社から贈られる>

■2024/08/07 中央競馬の冠競走、マスコミ名の目立つレースと目立たないレースで差

 以前から思っていたのは、マスコミによる中央競馬の冠競走、マスコミ名の目立つレースと目立たないレースがあるということです。
 例えば、朝日新聞の朝日杯フューチュリティステークスは朝日が目立つレース。以前はさらに目立つ朝日杯2歳Sでしたし、朝日チャレンジカップも目立っていました。朝日の冠がとれたチャレンジカップは、同時期に行われるチャンピオンズカップと紛らわしい…と悪評。朝日撤退の影響は大きい(?)です。

 もっと目立つのは、東京新聞杯。そのまんまストレートすぎて、一番お得感があります。同じ系列の中日新聞杯もそのまんまなパターン。ついでに言うと、京都新聞杯、神戸新聞杯など、なぜか地方紙の方がオトクなパターンが多いと思います。
 この他、日経新聞の日経賞、日経新春杯もわかりやすいところでしょう。毎日新聞の毎日王冠や毎日杯も朝日パターンなので、ある程度わかります。

 一方、影が薄いな…と思うのが、読売新聞の読売マイラーズカップ。普通は単にマイラーズカップです。
 また、産経新聞の産経賞オールカマー。単にオールカマーと言われることが多いです。今回調べていて、セントウルステークスも産経賞セントウルステークスだと知りましたが、さらに言われません。
 産経新聞と同じグループである夕刊フジの夕刊フジ賞オーシャンステークスもほとんど言われませんね。夕刊フジ杯オパールステークスにいたっては、今回初めて知りました。
 ついでに同じグループであるフジテレビ賞スプリングステークスも全然言われない名前。フジテレビの競馬番組で言うため覚えていますが、他ではほとんど見かけませんね。

 先程「なぜか地方紙の方がオトクなパターンが多いと思います」と書いたのですけど、唯一お得じゃない地方紙が私の地元北海道新聞。クイーンステークスという重要度の高い重賞をゲットしているせいか、北海道新聞杯クイーンステークスとはあまり言われません。今回初めて知りました。

 大きい重賞ほど目立たないという逆転現象は、スポーツ紙でも起きています。例えば、日刊スポーツでは、日刊スポーツ賞中山金杯や日刊スポーツ賞シンザン記念より、そのまんまな名前で言われやすい札幌日刊スポーツ杯の方が目立つといった具合です。

 先程フジテレビだけ出した放送局の場合も、重賞かどうかの関係で、地方局の名前が目立ちやすく、大手の方が目立たないという逆転現象が起きています。
 ただ、地方局でも結構重賞の冠になっており、目立たないところが結構ありますね。例えば、京都放送(KBS京都)のKBS京都賞ファンタジーステークスがそういったものです。
 大手の方の例外としては、NHKマイルカップ。必ずNHKがつく名前で言われるので、お得感があります。

 マスコミ以外の民間があるのは、鉄道会社だけ。そして、鉄道会社は全部わかりやすい名前になっているというのが不思議です。こういうのを見るのは、おもしろいですね。

    京成電鉄
        京成杯(中山 3歳=旧4歳限定重賞)
        京成杯オータムハンデキャップ(中山) - 1980年(昭和55年)の開催日程の変更に際して9月中山開催となったため、1998年(平成10年)から10月東京開催の「京成杯3歳ステークス」より振り替えられた。
    京王電鉄
        京王杯スプリングカップ(京王杯スプリングハンデキャップ 東京)
        京王杯2歳ステークス(東京) - 1980年(昭和55年)の開催日程の変更に際して10月東京開催となったため、1998年(平成10年)から9月中山開催の「京王杯オータムハンデ」より振り替えられた。
    京阪ホールディングス・京阪電気鉄道
        京阪杯(京都)
    阪急阪神ホールディングス・京阪神急行電鉄→阪急電鉄
        阪急杯(阪神)
    名古屋鉄道
        名鉄杯(中京)
        発走の際は通常のファンファーレではなく、名鉄パノラマカーのミュージックホーンのメロディが演奏される。


2025年6月17日火曜日

競走馬を利用して政治家に賄賂か?馬主組合で贈収賄疑惑

■2025/06/17 競走馬を利用して政治家に賄賂か?馬主組合で贈収賄疑惑


■2025/06/17 競走馬を利用して政治家に賄賂か?馬主組合で贈収賄疑惑

 馬関係の話では異色である、政治家への賄賂として競走馬が使われたのではないか?と疑われる事件が気になっていのに、すっかり書くのが遅れてしまいました。自民党議員(当時)の疑惑ですが、自民党に近い右派・読売新聞などもこの問題を報じていました。

・秋本真利衆院議員と馬主組合、日本風力開発の社長宅を贈賄容疑で捜索…自民は離党届を受理 : 読売新聞(2023/08/05 15:00)
<自民党の秋本 真利 ・衆院議員(47)(比例南関東)側が洋上風力発電を手がける「日本風力開発」(東京)から計約3000万円を受領していたとされる事件で、東京地検特捜部は5日午前、贈賄容疑で、東京都千代田区にある塚脇正幸・同社社長(64)の自宅の捜索を始めた。>
<同社は、政府が進める洋上風力発電事業を巡り、「準備区域」である「陸奥湾」(青森)での事業を目指しているほか、「促進区域」として公募が行われた秋田県沖の2海域について参入を狙った。秋本議員は同社の事業参入を後押しするような国会質問を繰り返し行っており、特捜部は、資金提供は秋本議員の国会質問への謝礼だった可能性があるとみている。>
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230805-OT1T50193/

 社長の弁護人は、秋本議員と社長は競走馬の馬主仲間で、2021年秋に馬主組合を設立し、馬の購入代金などを双方で負担していたとしています。これについて、特捜部は、塚脇社長が同年10月~今年6月に20回以上にわたって負担した計約3000万円分が秋本議員側への資金提供にあたるとみているそうです。

 一方、これについて、弁護人は「洋上風力の便宜のための資金ではない。提供先も秋本氏ではなく組合で、賄賂には当たらない」と主張していました。純粋な馬好き同士であれば、資金を出しあって馬を購入する…というのはあり得る話。理解できない話ではありません。

 ただ、飽くまで「純粋な馬好き同士であれば」という話。このしくみを利用すれば、競走馬に資金を出すことで政治家への便宜を図る…ということが可能になってしまいます。このケースが問題かどうかは別として、法に穴があるように見えるので、今のうちに対策をしておくべきでしょう。

 あと、今回の場合、おふたりはそもそも賄賂を疑われてしまうような関係性ですので、純粋な馬好き仲間であったとしても、自重すべきだったろうとは思いますね。競馬ファンとしては、このような疑惑が発生すること自体が残念に思う話。競馬のイメージを悪くしてしまう行為だとも思います。


2023年の新人騎手では小林美駒騎手が一番うまい?

■2023/04/19 2023年の新人騎手では小林美駒騎手が一番うまい?
■2024/08/07 騎手になるべくしてなったような「美駒」という名前 なぜ?


■2023/04/19 2023年の新人騎手では小林美駒騎手が一番うまい?

 2023年シーズンの新人騎手は以下の通りだとのこと。

◆美浦所属
石田拓郎騎手
小林美駒騎手
小林勝太騎手
佐藤翔馬騎手
◆栗東所属
河原田菜々騎手
田口貫太騎手

 開幕週で目立ったのは、栗東の田口貫太騎手。騎乗数が多いだけでなく、人気馬が多かった印象。同じく栗東の河原田菜々騎手もかなりの騎乗数でした。栗東の新人はふたりだけであったので、馬が集まった可能性があるものの、良い馬に乗る確率が美浦の新人騎手より格段に高いように見えました。
 開幕週は以上のような印象でしたが、その後、河原田菜々騎手と田口貫太騎手の馬質が逆転した印象。忘れちゃいましたが、騎乗数も逆転しましたかね。結果も良いものが増えて、ルーキーで2番目となるJRA初勝利を記録。すでに2勝目も上げています。

 一方、当初乗鞍に苦労している印象があったのが美浦勢です。小林勝太騎手は同期で最初の勝利をあげたものの、騎乗数・人気馬の騎乗は少なめ。佐藤翔馬騎手はもう少しマシかなと思いますが、やはり同じくらいの感じ。
 石田拓郎騎手はさらにひどく、存在に気づかないレベル。私のメモではまだ1レースしか見ていません。あまりにも悲惨な扱いなので、ひょっとして怪我したのでは?と検索。検索すると、9日間の騎乗停止はあったようですが、同時に、低馬質とも言われており、やはり恵まれていないようです。

 関東勢では、小林美駒騎手も最初は目立ちませんでしたが、最近一気に騎乗数が増加。私は正直見ていてもそれほど良い騎乗があったとは思わなかったのですけど、手元のメモだと新人の中で唯一平均点である3点を超えていてます。しかも、3.3という全ジョッキーの中でベスト3レベルの評価で、新人ではダントツトップの評価でした。
 「じゃあ、気にして見てみよう」と重点的に見始めたその日に初勝利を含む馬券に絡む騎乗を連発。正直、気にして見ていてもそこまで良い騎乗が多いようには感じないのですけど、悪くないですね。とりあえず、今期の新人では一番のお気に入り。もう少し続けて観察したいと思っています。

 あと、「佐藤翔馬騎手」もそうですが、「小林美駒騎手」というのは騎手になるべくしてなったような名前。佐藤翔馬騎手の場合、父も馬に携わる人で、小林美駒騎手もそうかな?と検索したものの、全然情報がなくわかりません。予想外なことに、インタビュー記事なんかもないですね。ウィキペディアもありません。
 それから、私はてっきり「美駒」は「みこま」と読むんだと思っていたら、「みく」でした。たしかに「初年度産駒」などのように「く」と読むことがありますので、そういえばそうだな!という読み方。漢字を見ずに「みく」という音だけ聞くと、馬関係とわからない自然な名前ですね。個人的に好きなネーミングセンスです。


■2024/08/07 騎手になるべくしてなったような「美駒」という名前 なぜ?

 当初、「インタビュー記事なんかもない」と書いていた小林美駒騎手。その後、<“新潟初”のJRA女性ジョッキー 小林美駒騎手はなぜ騎手を目指したのか>(BSN新潟放送)という記事が出ていました。
 というか、新潟出身なんですね。新潟は競馬開催があるものの、新潟出身騎手は珍しい印象。私が新潟に住んでいた当時1人いました。でも、名前が出てきませんわ…。村田だったかな~? …あっ、検索してら村田で合ってましたわ。そうそう、村田一誠。なんかフルネームで読みたくなる小気味よい名前でした。
 今、調教師だと書かれているけど、覚えがないですね…。騎手引退が2020年と最近なのも驚きでした。

<村田 一誠(むらた いっせい、1978年12月20日 - )は日本中央競馬会 (JRA) 美浦トレーニングセンター所属の調教師で、元騎手。 >
<新潟県生まれ。競馬とは無縁の家庭であった。いとこから騎手になることを勧められる[3]。1992年にジャパンカップを勝った岡部幸雄とトウカイテイオーの人馬一体の姿に憧れ、騎手を志した。競馬学校卒業時には努力賞を受賞し、1997年に美浦・松永勇厩舎所属騎手としてデビュー。同期には秋山真一郎、武幸四郎、勝浦正樹、松田大作、武士沢友治、押田純子らがいる。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E7%94%B0%E4%B8%80%E8%AA%A0

 このまま村田一誠騎手の話に脱線していきそうなのでストップ。今回は、小林美駒騎手の話です。前述の記事では、以下のような話がありました。取材そのものは、<騎手を目指し、JRA競馬学校に入学する直前の2020年春>というだいぶ前のことだったようです。どうも子供時代から注目だったみたいですね。


【小林美駒さん】「競馬場にポニーリンクがあるんですけど、そこで3歳から乗れたので、3歳から乗ってたと思います。土日とか競馬場が開いているときは、もう毎日ポニーとか乗るのが楽しみでした」

<BSNテレビでは、2015年にもポニーに乗る美駒さんの様子も取材していました。
美駒さんは当時5年生。新潟競馬場乗馬スポーツ少年団に所属し、技術を磨いていました。
徐々に才能を伸ばしていった美駒さんは、中学2年生の時に、全国の騎手強化選手に選ばれるまでになりました。>
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bsn/315955


 あった!ありました!新潟競馬場のポニー乗り場。めちゃくちゃ懐かしいです。あれ、他だとないんですかね。そういや、札幌競馬場だといなかったっけな? あと、中山競馬場も行きましたけど、あそこ広くてよくわからないですね。

 取材当時、新潟競馬場の乗馬センターに、ほぼ毎日通っていたそうです。単に馬に乗っていたのかと思ったら、馬が生活する馬房の掃除、馬体の手入れなどをしていました。
 手入れした馬は、ユールシンギングという名前が出ています。オープンまで行った馬で名前を覚えている馬でした。どういうこと?と思ったのですけど、新潟競馬場の誘導馬ですかね。で、検索すると、やはり新潟で誘導馬をやっていました。その他、JRAジャパンブリーディングホースショーなるものに出場という話もありました。
 小林美駒騎手は?と言うと、スピードを出したり障害物を飛び越えたりする練習などを行ったということで、やはり馬にも乗っています。

 私が気になっていた「美駒」という名前についての話も登場。兄2人も大騎など馬関係の名前だといいます。両親はもともと競馬が縁で知り合い、結婚したんだそうです。
 また、騎手になったきっかけは、外ラチいっぱいを走る新潟競馬場の1000直線の迫力が理由という新潟競馬場らしい話。というか、言われるまで気づきませんでしたわ。確かに新潟競馬場は特別ですね。私も現地で見たと思うのですが、全く記憶にありません。

「本当に外ラチ沿いを走る馬の迫力とかスピードに衝撃を受けて、『こんな騎手ってかっこいいんだ』って思って…。そこが騎手なりたいなって思ったのが一番のきっかけなので、観てて、自分がそこに乗っているイメージをよく想像します」

 あと、「生き物にも嫌なこともあると思いますし、人間の勝手とかでも乗せてもらっているので、本当に馬にありがとうっていう感謝の気持ちを持って馬に乗ってます」と言っていて、これは良いですね。感謝の気持ちが大切です。

 それから、全般的な話で驚いたのは、<競馬学校には118人が受験し、合格者は美駒さんを含む8人。およそ15倍の倍率という狭き門を突破しました>という記述。そんなに競争率高いとは知りませんでしたわ。競馬学校入る時点でめちゃくちゃエリートですね。


2025年6月16日月曜日

地方競馬からの中央参戦に障壁 地方から海外の方が楽?

■2020/08/21 地方競馬からの中央参戦に障壁 地方から海外の方が楽?


■2020/08/21 地方競馬からの中央参戦に障壁 地方から海外の方が楽?

 Our Pleasure2019年3月号の古谷コンシェルジュの競馬観で、古谷剛彦さんが地方騎手の海外遠征に関して、<国際競走を謳っている割に、国内の地方馬が簡単に出走できない話を書いた。国内の壁は厚く、海外は案外薄いとは、不思議な競馬の開催国だと感じる>と書いていました。
 騎手の遠征と競走馬の遠征では異なると思うのですが、JRAが国際化を進めた一方で、同じ国内である地方との壁はまだ厚いな…と感じるところはありますね。
 
 この地方騎手の海外遠征…というのは、中央の森秀行厩舎のユウチェンジによる2019年2月のカタール遠征。カタールG2の「アイリッシュサラブレッドマーケティングカップ」に乗る騎手を探していた…というものでした。
 古谷剛彦さんによると、カタールの競走は、JRAに比べれば賞金は相当安いようです。国際競走とはいえ、ユウチェンジが出走するG2の1着賞金は、日本円で約1200万円程度。このレースは金曜日で、JRAのジョッキーに依頼しても承諾が得られない可能性が高かったとしていました。日本で乗った方がずっと儲かるから、ということでしょう。
 それで、最初から地方ジョッキーに頼もうと思っていたが、当初考えていた騎手たちも、船橋の重賞などに騎乗依頼があり、思うように調整がつかなず子。そこでシーズンオフのあるホッカイドウ競馬の阿部龍騎手の名前が挙がったそうです。
 ただし、シーズンオフとはいえ、 2歳馬の能検を1ヶ月後に控えている時期。阿部龍騎手は角川秀樹厩舎所属であり、能検初日から多数受検する馬がいる有力厩舎であるため、結局、忙しかったみたいですね。しかも、8日間も騎手を貸してほしいという要望でした。かなり難しい話でしたが、角川秀樹調教師は弟子の成長を期待して許可したそうです。
  なお、結果は9着であり、やはり国内の競馬場で乗る予定のあった騎手には儲からない話ではありましたね。



2025年6月14日土曜日

いらないG1?宝塚記念がフルゲートにならない理由

■2025/06/14 いらないG1?宝塚記念がフルゲートにならない理由


■2025/06/14 いらないG1?宝塚記念がフルゲートにならない理由

 宝塚記念は伝統あるというほど歴史が長いわけではないですけど、新しいG1ということもありません。重要度の高いG1というイメージです。なので、やたらめったらよく出てくる不要論を宝塚記念の場合は聞いたことがないのですが、フルゲートになったことがほとんどないG1と聞いて驚きました。少頭数ということではないでしょうが、大人気というわけでもないようです。

 理由は何か?と考えると、夏に近いからかな…と思いました。暑いというのもありますし、秋の連続G1開催のことを考えると、ローテーションが組みづらいというのもあるかもしれません。
 ここらへん一般的な説明は?と検索して見た<【宝塚記念】62年の歴史でフルゲートはわずか2回 過去のフルゲート時はどんな傾向が?>(2022年06月25日(土) 19時00分)は、「気候も相まって馬場のコンディションが安定せず」などという理由を挙げていました。
 はっきりした書き方をしていないものの、夏のせいというよりは梅雨のせいってことですかね…?

<宝塚記念は阪神の最終開催であり、また気候も相まって馬場のコンディションが安定せず、フルゲートになりづらいGIだ。現に去年までの計62回の歴史の中で、フルゲートの18頭が出走したのはわずか2回である>
<初めて18頭が揃ったのは2007年。岩田康誠騎手騎乗のアドマイヤムーンが国内GI初制覇を飾った一戦だ。2例目は2020年のクロノジェネシス優勝時。2着に6馬身差をつける圧勝でGI・2勝目をあげた。>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=204497

 記事そのものは、この年に3例目となりそうだということで、過去のフルゲートのときの傾向を探った記事。2025年は4例目になりそうでならなかった…という話があったので、2025年時点で3回だけみたいですね。
 記事のレース検討では、2025年と同様にフルゲートになりそうでならなかったレースを参考レースに加えていました。

<この他、2010年も枠順確定時には18頭が揃っていたが、レース発走前にコパノジングーが出走を取消し、結果的に17頭のレースとなっている。今回はサンプル数を増やすために過去2回のフルゲートの年に2010年のレースを加えて、宝塚記念フルゲート時のヒントを探ってみたい。>

 肝心レース傾向の結果としては、8枠の好走。3回とも勝ち馬は4歳馬であり、馬券圏内に4歳馬が2頭絡むなど、4歳馬の好走も目立つという話でした。

 記事についたコメントは少なかったのですけど、以下の人は私が挙げたのと同じスケジュール説を挙げていました。さらに、近年になってフルゲートが増え始めた理由まで推測。秋のぶっつけG1が増えてきたため、開催の遅い宝塚記念に出ても秋に間に合うからという説のようでした。

ひぽぽたます dXkiQjA
<昔は一回叩いてGⅠって感じだったから秋に備えて宝塚記念をパスするGⅠ馬が多かった。今は外厩が優秀なのでぶっつけでも走れるようになったのが大きいと思う。>


日本の育成牧場は低レベル?日本人が乗れない馬に外国人はあっさり

■2018/03/26 日本の育成牧場は低レベル?日本人が乗れない馬に外国人はあっさり
■2018/12/22 外国人なしで成り立たない競馬産業、日高にはインド人が200人も
■2020/09/01 日高のインド人が倍増するが、ブラック労働環境でトラブルも発生


■2018/03/26 日本の育成牧場は低レベル?日本人が乗れない馬に外国人はあっさり

 「馴致」というのは、ならすこと、慣れさせることという意味。ただ、動植物でいう場合は、飼育栽培し,繁殖させることをいいます。いわゆる家畜化です。
 競馬用語解説が見つからなかったのであれですけど、さらに競馬に関して言う場合は、たぶんまだ人が背にまたがることを知らない若馬に、 騎乗することを教えることを言っていると理解しています。
 ただ、これを若馬がものすっごい嫌がるらしいんですわ。我々は馴致が済んだ馬しか知らないので想像つかないですけど、彼らにしてみればいきなりですからね。まず、鞍など、異物に触れる時点でめっちゃ嫌がるようです。

  Enjoy Ruffian 2010年10月号一頭入魂(浅野靖典)で話を聞いていた斎藤誠厩舎の久保勉調教厩務員は、かつて、育成牧場も兼ねている美浦近郊の牧場にいて、この馴致をやっていたそうです。
 そして、これが「毎日がブルーで、朝がくるのが本当にイヤ」だったといいます。難しいんですよ、馴致って。

 ところが、あるとき来た外国人の馴致のプロを見て、驚愕したといいます。

「外国から馴致のプロが来て指導をしてくれたんですよ。なんだかもう、魔法みたいな感じでしたね。馬をへこたれさせて人間の言うことをきかせる、という手段しか知らなかったのに、その人は馬と会話しているようにスンナリと鞍を馬の背中に置いて、あっさりと馬に乗ってしまったんです」

 これにより、"上から押さえつける方法ではなく、馬と同じ目線で信頼関係を構築するすばらしさ"を知ったとのこと。
 当時は見習いであり、久保勉調教厩務員が悪かったわけではないのですけど、日本育成牧場のレベルがかつてはものすごく低かったんだなとわかるエピソードです。
 …今の日本育成牧場は変わったんでしょうか? 心配です。


■2018/12/22 外国人なしで成り立たない競馬産業、日高にはインド人が200人も

 視点が全然違っていてあまり関係ないのですけど、競走馬調教 欠かせぬインド人 浦河で急増、100人超す 地元は生活支援模索(2018/12/17 16:54どうしん電子版(北海道新聞))という記事について。これは人手不足に関わるニュースです。

 国内有数の馬産地・日高管内浦河町でインド人が急増。急増というのは大げさではなく、競走馬を調教する騎乗員として100人以上が町内の牧場で働いているとのこと。日高管内で言うと、外国人登録しているインド人は209人だといいます。すごいですね。
  浦河町内大手の育成牧場「吉沢ステーブル」の場合は、浦河で働く従業員の3分の1に当たる20人がインド人。場長の広島剛さん(47)は「日本人の若手を騎乗員に育てるには5年かかる。インド人は即戦力で大切なパートナー」と話します。
 かつて英国の植民地だったインドは競馬が盛んで、インド人男性らは母国やアラブ首長国連邦で調教師をしていました。
 他の国の人もいるのでは?と思ったらそうみたいですね。 浦河では15年ほど前から外国人騎乗員が働き始め、当初はフィリピンやマレーシアの出身者が多かったものの、2015年以降は急速にインド人の評判が広まったとのこと。
 今後は優秀な外国人の争奪戦になる可能性もあるとしていました。


■2020/09/01 日高のインド人が倍増するが、ブラック労働環境でトラブルも発生

 その後、日高で働くインド人はさらに増えていました。2020年8月31日の記事によると、日高管内の軽種馬育成牧場で、競走馬を調教する騎乗員として働くインド人がこの1年半ほどで倍増。日高管内で住民登録するインド人は7月末現在で408人であり、2018年10月末の209人から2倍程度まで増えています。
 ただ、今は新型コロナウイルス問題の影響があるだろうと思ったら、やはりそうでしたね。数十人が新型コロナの影響で入国制限がかかり、来日待ちの状態だといいます。
 前回は書かなかったものの、外国人労働者に関しては、常に日本人による搾取の問題があります。 今回の記事は、日高の牧場 インド人倍増 1年半で209→408人 騎乗員不足/待遇差でトラブルも:北海道新聞 どうしん電子版というタイトルでした。
 インド人を受け入れる際は管内や札幌など複数の業者がインドの仲介者らと組むのが主流で待遇はまちまち。借金して後戻りできない状態で日本に来るものの、事前に説明された条件と異なっていて、借金を返済できない…といったことが起きています。これは競馬業界以外でもお決まりのパターンですね。
 インド側の問題もあるわけですが、日本の業者も絡んでいる上、 待遇がまちまちだということは、うまいこと安く働かせている雇用主が確実にいるということ。軽種馬業界の関係者からは「雇用時のルールが必要」との懸念の声が出ているといいます。新ひだか町の軽種馬牧場主で道議の藤沢澄雄さんは「馬産地全体で適正な給与待遇などを考え、紳士協定を結んでトラブルを防ぐ契機にすべきだ」と訴えていました。
 その他にも軽種馬業界の関係者からは「労働環境を改善しないと日本に来なくなる」といった声も出ています。ブラックな労働環境であることが広まれば、他国との人材獲得競争に負けますし、日本全体イメージにも悪影響。以前読んだ記事では、競馬業界ではない全般の話で、日本が好きで働きに来た人の多くが、日本を嫌いになって帰っていくという衝撃の調査結果が出ていました。日本人のブラックな労働環境とあわせて、改善していかなくてはいけません。


2025年6月13日金曜日

藤沢和雄厩舎は良血馬なだけで調教は下手?驚きのデータ

■2020/05/24 藤沢和雄厩舎は良血馬なだけで調教は下手?驚きのデータ


■2020/05/24 藤沢和雄厩舎は良血馬なだけで調教は下手?驚きのデータ

 最近書いた気がするんですけど、検索しても出てこなかった話。重複していたらすみません。藤沢和雄調教師についての話です。
 うろ覚えで申し訳ないんのですけど、確かマスコミ媒体の記事で、「藤沢和雄厩舎の馬が走るのは単に馬が良いだけ」と書いているものを読んだ気がします。マスコミじゃなくて、一般人ならよく言っている話ですよね。
 藤沢和雄調教師は、ホースファーストなところがあり、無理のない仕上げで走らせてきます。私はきっちり仕上げる調教師の方が好きですが、藤沢和雄さんも哲学があって好きで、アリだと思います。ただ、他の調教師に言わせれば「ゆるい仕上げで勝てるのは素質馬が揃っているだけ」というもの。うなずきたくなる人も多いのではないでしょうか。

 ところで、マスコミではない掲示板の一般人の情報ですが、おもしろい藤沢和雄厩舎のデータを出している人がいました。
 種牡馬をはかる指標として、産駒のアーニングインデックスをコンパラブルインデックス(CPI)で割った値を見るというものがあります。これでわかるのは、種牡馬版の藤沢和雄さんみたいな、「繁殖牝馬がいいだけ」の種牡馬。繁殖牝馬の質の割に走らない種牡馬と、繁殖牝馬の質以上に走る種牡馬を見極められるのです。
 で、おもしろかったのが、藤沢和雄厩舎から種牡馬に なった馬のデータ。なんとことごとく「繁殖牝馬の質の割に走らない種牡馬」になっていたのです。
 この情報を書いていた方は、他のコメントで藤沢和雄調教師を叩いていましたので、藤沢和雄さんのことは好きじゃなさそうでした。ところが、このデータはむしろ藤沢和雄調教師のすごさを物語っている気がするんですよ。

 まず、話の前提として、必ずしも競争能力と種牡馬能力は一致するわけではないものの、ある程度の相関があるという条件を出します。G1を勝った馬の方が種牡馬になりやすいというのは、そういった理解のためであり、この前提条件はある程度正しいでしょう。
 この考え方でいうと、藤沢和雄調教師について言われる「良血で能力が高い馬が下手な調教師によって実力を発揮できなかったにも関わらずG1を勝って種牡馬になっていた馬」の場合、競争成績以上の大活躍する可能性が高いです。G1を1つ勝った馬なら2,3つ、G1を2つ勝った馬なら、3,4つ本来なら勝てる能力を持っていたわけですからね。…ところが、前述の通り、実際の現実は逆なのです。
 なので、一部の人が言う藤沢和雄調教師の評価は、全く逆の可能性があります。客観的に見て藤沢和雄厩舎の馬は良血が多いのですけど、その良血馬を能力以上に走らせてG1を勝たせることで、種牡馬レベルとしては低い馬を種牡馬デビューさせてしてまうため、現役時代の成績ほど種牡馬としては活躍できない…ということになるんじゃないでしょうか。
 いずれにせよ、おもしろいデータだな…と思いました。


2025年6月12日木曜日

エイシンヒカリ、外ラチまで暴走しても逃げ切り勝ち 大物誕生?

■2014/10/21 エイシンヒカリ、外ラチまで暴走しても逃げ切り勝ち 大物誕生?




■2014/10/21 エイシンヒカリ、外ラチまで暴走しても逃げ切り勝ち 大物誕生?

 前ブログで投稿していたエイシンヒカリの話。その後、G1も獲ってブレイクしました。


 エイシンヒカリは、連勝中の馬がいるなと目に止めたものの、レースは見ていませんでした。しかし、競馬サイト以外でも話題になるほどの勝ち方をして映像を見て驚きました。

 メンバーはそれほど強くない上に少なかったので微妙ですが、これだけ斜行していると相当ロスありますね。
 普段競馬見ていないであろう人のコメントはトンチンカンでしたので、以下競馬板まとめから。

-----引用 ここから-----
6: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 15:34:04.57 ID:i7b7/OaNO.net
これはアル意味スゴすぎ久々大物逃げ馬きたな

10: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 15:34:21.04 ID:3f6Vfut30.net
斜行してこれかよwwwwwwwwwwwww

OPつーかG3でいい勝負してる相手を子供扱いいw

17: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 15:34:53.10 ID:E9qovl7B0.net
馬鹿だろノリ、こんな競馬して、もう上はないぞ・・・・
重賞クラスの先行馬なら楽勝でかわせてるわ。

19: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 15:34:57.63 ID:qjpWKSdt0.net
ある意味、オルフェーヴル的なwwwwwwwwwwwwwww

20: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 15:34:58.87 ID:C8XiDdKB0.net
アグネスデジタルが
、外ラチに向かって叩けとかいう指示を出してたとかいうエピソードを思い出したわ

22: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 15:35:06.38 ID:DT/3Km6Q0.net
あんな走りして最後35.8でまとめたのかよ・・・
ちゃんと走らせられたら久々に楽しみな馬になりそう

38: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 15:35:39.90 ID:zzrJzdiM0.net
前にポツン、外にポツンwwwwwwwwww
-----引用 ここまで-----

 「ブロードアピール級の衝撃映像w 」とありましたが、タイプは全く違います。衝撃がかぶるという意味でしょう。

-----引用 ここから-----
65: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 15:38:05.65 ID:hlCxr4JJ0.net
どうしてこう潜在能力が凄く高そうな馬は狂気を同時に持ち合わせているのかw
サイレンススズカ、ブルーイレヴン、ファインモーション、オルフェーヴル・・・

78: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 15:39:01.65 ID:FK48X+hS0.net
>>65
ま、まともな馬も何頭かいたで・・・

119: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 15:57:02.60 ID:nJgBdlVY0.net
>>65
狂気を持っている馬が潜在能力が凄く高そうに見えるだけだろw
つか、そこの馬たちは能力を余すところなく発揮したと思うが
-----引用 ここまで-----

 ブルーイレヴンは期待したんですが、大成できませんでしたね。


 「右回り専用機かな? 」という声が複数。しかし、以下のコメントがありました。

-----引用 ここから-----
184: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 16:37:44.13 ID:tUin+Usm0.net
東京11Rの検量室から:
1着エイシンヒカリを管理する坂口正則調教師
「ちょっと行き過ぎかな。レース前テンション高いのはいつものこと、
右回りだと右にモタれ、左回りだと左にモタれる。
今後については分からない、ただ距離はこれ以上延びたらダメ」
-----引用 ここまで-----

 えっ、そうなの? 左にももたれるってどうしようもないですね。
 で、アンカツが以下のツイート。

-----引用 ここから-----
209: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 16:50:57.86 ID:tUin+Usm0.net
アンカツ(安藤勝己)  ?@andokatsumi 2分2分前
なかなか個性的な馬やね。今日みたいに放して逃げる形も悪くねえな。
右回りで内にもたれる馬やから、左回りならああなる可能性あった。
それにしても、外ラチまで膨れて、また伸びとるから能力ある。
-----引用 ここまで-----

 でも、左にももたれるんだからアンカツが間違っているのかな?と思ったら…。

-----引用 ここから-----
338: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 18:01:04.47 ID:tUin+Usm0.net
「レース前にイレ込んでいましたが、それはいつもことで実戦では問題なかったですよ。
ただ、右回りで内にモタれる面を見せるので、きょうは初めての左回りもあって直線では
外へ外へ行ってしまいましたね。しかもテンに飛ばしたので、さすがに最後は止まるの
かなと思いましたが、それで押し切るんですから能力は高い。きょうの競馬を見ると距
離は2000メートルまででしょうか」
-----引用 ここまで-----

 これ見ると最初のコメントが間違いかも。

-----引用 ここから-----
389: 名無しさん@実況で競馬板アウト 2014/10/19(日) 18:31:19.60 ID:1AMsRI5A0.net
デビューからの連勝記録(芝レースのみ、90年以降)

7連勝 ディープインパクト、トウカイテイオー、ミホノブルボン
6連勝 ファインモーション
5連勝 カレンブラックヒル、カワカミプリンセス、イソノルーブル、レディブロンド、エイシンヒカリ 
-----引用 ここまで-----

 そうそうたる顔ぶれですね。レディブロンドはクラブ馬の制限もあり重賞を勝てませんでしたが、他はすべてG1馬かな?
 エイシンヒカリも楽しみ。そうじゃなくても、個性ありますし、応援したくなる馬です。



2025年6月11日水曜日

【クイズ】最年少勝利記録持つ騎手は誰?江田照男・武豊・横山義行

■2023/04/20 【クイズ】最年少勝利記録持つ騎手は誰?江田照男・武豊・横山義行


■2023/04/20 【クイズ】最年少勝利記録持つ騎手は誰?江田照男・武豊・横山義行

【クイズ】JRA競馬学校を卒業した騎手の最年少勝利記録を持っているのは誰?(2023/03/03時点)
(1) 江田照男
(2) 武豊
(3) 横山義行


 回答は離して下の方に。その前に関係ない話をやっておきます。

 今回のクイズは、小林美駒騎手について検索していて見つけた<関東7年ぶり女性騎手、小林美駒 競馬学校卒業騎手最年少勝利更新へ 菜七子騎手との会話楽しみ>[2023年3月3日10時18分 日刊スポーツ] という記事からです。
 「競馬学校卒業騎手最年少勝利更新へ」とあるものの、別に記録更新の可能性が高かったわけじゃないんですよね。単に「もしデビュー週に勝てば」という話でした。紛らわしいです。



 実際にはデビュー週に勝てませんでしたし、初勝利はそもそも翌月の4月。全然記録更新はできませんでした。それでも、記録更新の可能性があるということは若くしてデビューできているわけですから、すごいですけどね。以下のような内容の記事でした。

<関東では7年ぶりの女性騎手となる小林美駒(みく)騎手(17=鈴木伸)は、デビューを心待ちにしている。「たくさんの方々に期待をかけていただき不安もありますが、今は楽しみも増えてきました」と笑顔。デビュー週は中山で土曜2鞍、日曜4鞍の計6鞍に騎乗予定。「同期には負けたくないです」と力が入る。今週、先輩の藤田騎手と会話する機会がなかったが「女性にしか分からないこともあると思うので、いろいろと話を聞いていきたいです」と目を輝かせた。
 今週勝つと、17歳11カ月14日もしくは15日での勝利。JRA競馬学校を卒業した騎手では、92年横山義行騎手の17歳11カ月18日の記録を更新>
https://www.nikkansports.com/keiba/news/202303030000091.html


 で、上記を読んでわかるように、記録保持者は横山義行騎手でした。若いファンには「誰それ?」という騎手でしょうが、私も横山義行騎手が記録保持者?と驚いたんですよ。正直、スター騎手という感じの騎手ではなかった騎手です。


【クイズ】JRA競馬学校を卒業した騎手の最年少勝利記録を持っているのは誰?(2023/04/20時点)
(1) 江田照男
(2) 武豊
(3) 横山義行

【答え】(3) 横山義行


 他の選択肢のうち、武豊騎手はいかにも記録を持ってそうな騎手。一方、江田照男騎手は地味な感じの騎手。ただ、これは「最年少記録」というキーワードで検索して出てきたものがベースであり、江田照男騎手も相当に早熟でした。
 G1制覇最年少記録はイメージ通り、武豊騎手が持っており、スーパークリークの菊花賞で19歳7ヶ月21日だそうな。江田照男騎手によるプレクラスニーの天皇賞(秋)制覇もこれに近い記録で、19歳8ヶ月19日だったとのこと。地味なイメージの騎手ですが、良い騎手。個人的にも好きな騎手ですね。


2025年6月10日火曜日

負けっぷりの方が印象に残る個性派名馬ハギノカムイオー

■2013-03-31 ハギノカムイオー34歳、シンザンの日本最長寿記録35歳3ヶ月11日に迫る
■2013-04-21 シンザンの国内最長寿記録に迫ったハギノカムイオー、34歳で死去
■2013-04-21 負けっぷりの方が印象に残る個性派名馬ハギノカムイオー


■2013-03-31 ハギノカムイオー34歳、シンザンの日本最長寿記録35歳3ヶ月11日に迫る

  新ひだか町の牧場で余生を送る宝塚記念など重勝6勝を挙げたハギノカムイオーは、2013年4月1日で34歳になるという記事がありました。腰が少し弱くなったが、目や耳も良く元気で、三冠馬シンザンの最長寿記録(35歳3か月11日)に迫っているとされていました。

<ハギノカムイオーは1979年に浦河町で生まれた。父テスコボーイ、母イットーの良血馬で、セリ市で1億8500万円と当時の史上最高額で競り落とされ、「黄金の馬」と呼ばれ話題になった。(中略)2000年からは功労馬として本桐牧場で過ごしている。人間で言えば110歳という。担当する小林弘喜さん(55)は「毎日青草をはみ、体調も良く、このまま1年でも2年でも長生きしてほしい」と話している。
(名馬ハギノカムイオー34歳に 最長寿記録も見えた 2013年3月31日  読売新聞より)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20130331-OYT8T00040.htm

 シンザンの記録が破られるってのはちょっと寂しい気もしますけど、元気に長生きしてくれるのですから喜ばしいことです。

 ■2013-04-21 シンザンの国内最長寿記録に迫ったハギノカムイオー、34歳で死去

 以前書いたハギノカムイオー。そういや誕生日を迎えたし何か記事出ているかな?と遅れ馳せながら検索して、思わず声を上げました。まさか誕生日のすぐ後で亡くなっていたとは……。

-----引用 ここから-----
新ひだか ハギノカムイオー老衰死:苫小牧民報社 2013年 4/12

 国内のサラブレッドで最高齢だったハギノカムイオーが10日、新ひだか町三石本桐の本桐牧場で死んだ。老衰とみられる。今月1日に34歳の誕生日を迎え、シンザンの持つ国内最長寿記録(35歳3カ月11日)更新が期待されていた。(略)
 人間に例えると100歳は優に超える高齢だったが、歯が丈夫で目も耳も良かったことから国内最長寿記録更新の期待が高まっていた。同牧場によると、前日まで元気に放牧し、大好きなリンゴも食べていたという。
http://www.tomamin.co.jp/2013s/s13041202.html
-----引用 ここまで-----

 <34歳・ハギノカムイオー死す>(2013年4月11日06時01分  スポーツ報知)によると、83年の宝塚記念を日本レコードで制するなど、勝つ時は他を圧倒したが、負ける時は惨敗。強さともろさが同居していた個性派。産駒に目立った活躍馬は出ませんでした。http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20130410-OHT1T00150.htm

■2013-04-21 負けっぷりの方が印象に残る個性派名馬ハギノカムイオー

 <ハギノカムイオー、華麗なる一人旅または玉砕の美学>(2013年04月12日 東スポ)は、競走成績以上に愛されたという書き方。<「華麗なる貴公子」「黄金の馬」と称され、クラシックでもないのにスポーツ紙の1面を飾った(と記憶しているのだが)アイドルホースであった>としています。

 大きく期待された二冠を逃したハギノカムイオーは、距離的にきついと思われつつ期待された、最後の三冠菊花鵜匠で無謀なまでの大逃げで、21頭中14着の轟沈。しかし、気高いまでの一人旅には玉砕の美学があったと記者は書きます。さらに、以下も個性派!というエピソード。個性派ですね、本当。

<JCでは世界を相手に大逃げを打つも、アイルランドのスタネーラに遅れること7秒3の負けっぷり。東京2400メートルの2分34秒9は、現在の男子マラソンにたとえれば2時間20分レベルのスローフィニッシュに相当する。伊藤清章が外れた唯一のレース・有馬記念は小島太の手綱で臨んだが、やはり逃げが4角でつかまり最下位16着。これが最後のレースとなった。
 14戦8勝、賞金2億3000万円は上出来の戦績だが、むしろ負けっぷりの方が印象が強い。勝てなかった6戦はすべて2けた順位という極端な結果は、調子の波に乗れば手がつけられず、逆ならトンネルに入り込む突き押し相撲の力士のごとし。種牡馬としてはさらに期待を裏切った。いわば挫折も味わったエリートのような馬だったが、ここまで余生を送ることができたのは、ひとえにその“人柄”ならぬ“馬柄”ゆえだろう>
http://www.tokyo-sports.co.jp/blogwriter-watanabe/5976/

2025年6月9日月曜日

シンジケート総額と種牡馬売却額に差がある理由、ウインブライトで説明

■2021/02/17 シンジケート総額と種牡馬売却額に差がある理由、ウインブライトで説明


■2021/02/17  シンジケート総額と種牡馬売却額に差がある理由、ウインブライトで説明

 ウインレーシングクラブの2021年02月03日の社長のページ(更新ごとに古いものが削除される仕様?)で、シンジケート総額と種牡馬売却額に差がある理由が説明されていました。「ウインブライトの売買に関してインターネットに事実と異なる情報が書かれていましたので訂正しておきます」という話です。検索して、元の記述らしきものを探してみました。たぶんnetkeiba掲示板での以下のあたりだと思われます。

 [16074]
26,400万円でウインレーシングがBRF(引用者注:ビッグレッドファーム)に売却。
BRFが事務局として120万円×5年×60株=36,000万円で
シンジケートを組んでの種牡馬入りでしたね。

 [16075]
計算すると36,000万円のシンジケート(推測)
売却代金(=会員への分配金総額)26,400万円でした。
差額分は種牡馬保険料や飼い葉代と事務局BRFの手数料ですかね。

 上記を読んでわかるように、批判的しているわけでなく、単に「予想してみた」というものだったようです。で、ウインの三男の岡田義広社長が以下のように指摘。もともとが批判的なものではなかったとはいえ、怒っている感じはなく、優しく教える感じでした。これが、長男でラフィアンの岡田紘和社長ならかなり憤慨して「適当なこと書くな」…といった感じになりそうなイメージ。お二人はかなりキャラクターに差を感じます。

<ウインブライトの種牡馬としての売買価格とシンジケート総額に差があることについてですが、この差額分はビッグレッドファームさんの利益にはなりません。なぜなら差額分には4年分の種牡馬保険料(高額です)、飼養費、広告宣伝費、事務費などが含まれており、BRF(引用者注:ビッグレッドファーム)さんが取る商社手数料は0円です。保険料が特に高いのでシンジケート総額が高くなってしまいます。これはどこのシンジケートでも同じですが、結局ウインブライトの産駒が良い結果を出してくれないと得することはありません>


2025年6月8日日曜日

競馬予想でトップになりました!私見騎手評価ランキング使用の予想で

■2018/06/02 競馬予想でトップになりました!私見騎手評価ランキング使用の予想で
■2021/02/04  ランキング上位が外国人騎手だらけという初めての事態に
■2019/01/07 好きな騎手でも下位評価になってしまった騎手が…
■2019/12/05 ザッツザプレンティやショウナンパントルを当てた予想ネットクイズ
■2018/06/02 私見騎手評価ランキング 好きな岩崎騎手や武藤雅騎手が上位



■2018/06/02 競馬予想でトップになりました!私見騎手評価ランキング使用の予想で

 最近の話じゃないんですけど、ネットの競馬予想ので週間トップになったことがあります。1着馬が当たりまくったんですよ。やっぱりめちゃくちゃ嬉しかったですね。
 でも、全レース予想するのは面倒なので、この予想は超適当でした。ベースはオッズの人気馬で、それに私見騎手評価ランキングの数字を考慮して、エクセルで自動算出するというもの。とはいえ、これは私の騎手評価が捨てたもんじゃないってことだなと、自信をつけるものでした。

 で、ここでその騎手評価ランキングを紹介すると関心を持ってもらえるところなのですけど、実はエクセルの数式に不備があり、騎手評価がきちんと反映されていないところが多数あったのです。…要するにまぐれでした。うー、悲しい…。ぬか喜びでした。
 まだそのネットの競馬予想のランキングで上位ではあるのですけど、ここらへんを修正したところ、あまり当たらなくなってしまいました。やっぱりまぐれでしたね。このやり方でコンスタントに稼げるなら、夢の馬券生活…と思ったものの、夢のまた夢でした。
 すっかり期待値が下がってしまったでしょうけど、一応私見騎手評価ランキングも載せておきます。競馬予想トップはまぐれでしたので、あまり参考にしないでください。


■2021/02/04  ランキング上位が外国人騎手だらけという初めての事態に 

 久しぶりに私見騎手(ジョッキー)評価ランキングを。勘違いしちゃって順位変動は、2018/6/1との比較です。驚いたことに、上位が外国人騎手だらけになっていました。こんなの初めてですわ。ただ、別に外国人騎手ばかりが良かったという覚えは全くなし。ベスト5の6人見ても、評価していた記憶があるのはレーン騎手とマーフィー騎手くらいで、他は良かったという覚えはないです。新型コロナウイルス問題で最近はむしろ来日少ないんですけどね。どうしてこうなってしまったのか?
 日本人騎手でトップは7位タイで、1人はすでに引退してしまっている武幸四郎騎手。ただ、同率で松岡騎手がいて、彼は評価しているという自覚がある騎手。ただ、松岡騎手は2020年は100位に入っていないということで、相変わらず、リーディングとの乖離が大きいです。ベストで100位以内に入った騎手の平均順位は52.4で、ワーストの方は37.0となっていて、ワーストの方にダントツで世間の評価が高い騎手が入っています。

 私見騎手(ジョッキー)評価ランキング ベスト20 (全 150 騎手中)

順位 騎手名 評価 リーディング 変動
1 スミヨン 20 3.45 圏外 圏外
2 レーン 36 3.39 28 圏外
3 ビュイック 18 3.34 圏外 △19
4 ホワイト 12 3.33 圏外 ▼1
4 ティータン 12 3.33 圏外 ▼3
4 マーフィー 64 3.33 43 圏外
7 武幸 11 3.27 圏外 圏外
7 アヴドゥラ 11 3.27 圏外 圏外
7 松岡 87 3.27 圏外 △5
10 和田翼 624 3.25 圏外 圏外
11 ヒューイッ 17 3.24 52 圏外
12 武藤 360 3.23 33 ▼5
13 藤田菜 73 3.22 34 ▼5
13 中谷 56 3.22 圏外 △6
13 オールプレ 14 3.22 圏外 ▼5
16 川田 85 3.19 2 ▼8
17 山口勲 11 3.18 圏外 ▼2
18 菅原 23 3.17 38 ▼6
19 柴田未 26 3.15 圏外 ▼11
20 吉田隼 65 3.12 7 ▼3
20 菅原明 49 3.12 38 圏外
20 ボウマン 26 3.12 圏外 圏外
23 川須 55 3.11 46 圏外
23 モレイラ 28 3.11 圏外 圏外

リーディング平均 52.4 ( ワースト 37.0 ) 

 私見騎手(ジョッキー)評価ランキング ワースト20 (全 150 騎手中)   

 そのワーストの方は横山典弘騎手がいつものように悪く1位。横山典弘騎手は極端な騎乗が多いのですが、ファンが多いのかむしろ他の騎手より擁護が多いと最近気づきました。好みの差はあるものの、一般的には評価が高い騎手ですよね。ただ、よく下手だとネタにされる竹之下さんが新顔で登場して2位に。また、今年の新人で一番と買いまくっていたら、途端に騎乗がひどくなったと感じた泉谷騎手も初登場3位で登場。ここらへんは新星です。

順位 騎手名 評価 リーディング 変動
1 横山典 68 2.4 14 -
2 竹之下 12 2.42 圏外 圏外
3 泉谷 47 2.55 52 圏外
4 武士沢 59 2.56 88 △3
5 内田博 67 2.57 38 ▼2
6 丸田 52 2.58 68 △6
7 北村宏 65 2.62 26 ▼5
7 四位 52 2.62 圏外 ▼2
9 菱田 59 2.63 31 圏外
9 太宰 60 2.63 62 圏外
11 大庭 32 2.66 圏外 -
12 畑端 12 2.67 圏外 圏外
12 ブロンデル 15 2.67 圏外 圏外
14 小牧 53 2.68 75 ▼7
15 松山 70 2.69 4 -
16 田辺 69 2.71 10 △1
17 藤岡康 67 2.72 20 圏外
17 江田照 71 2.72 43 ▼2
17 木幡広 25 2.72 圏外 ▼8
20 Mデムーロ 120 2.73 12 ▼16
20 小林凌 26 2.73 82 圏外
22 15 2.74 圏外 圏外
22 池添 69 2.74 17 圏外
24 北村友 66 2.76 17 ▼4
リーディング平均 37.0 ( ベスト 52.4 )



■2019/01/07 好きな騎手でも下位評価になってしまった騎手が…

 半年ぶりのランキング。 古い採点は多少消していたと思うのですけど、それほど変わりませんでした。ほぼ2014~2018年の5年間のランキングです。
 良い方で動いたのは、もともと好きな松岡騎手が6ランクアップの6位、ウィリアムズ騎手が5ランクアップの7位。中谷騎手は全く好きじゃありませんでしたが、10ランクアップの9位。最近見た記憶ないんですけどね…。

私見騎手(ジョッキー)評価ランキング ベスト20(全138騎手中) 
順位騎手名評価リーディング変動
1ティータン113.36圏外-
1ミナリク253.3677-
3ホワイト123.33圏外-
4岩崎6063.3275-
5川田693.285△3
6松岡813.2731△6
7ウィリアム193.26圏外△5
8武藤2623.2230▼1
9中谷553.271△10
10菅原223.18圏外△2
10石橋脩613.1822△5
12柴田未233.17圏外▼4
12山口勲123.17圏外△3
12オールプレ123.17圏外▼4
15藤田菜563.1640▼7
16後藤133.15圏外圏外
16富田463.1538▼11
18吉田隼573.1429▼1
19的場383.13圏外▼13
19マーフィー233.13圏外圏外
21川島413.1282圏外
21木幡育433.1256▼2
21ボウマン263.1282圏外
21岩部353.1296圏外
リーディング平均52.4(ワースト37.0)

 私はリーディング下位ほど高評価で、上位は低評価になりやすいです。今回もベストが平均52.4位、ワーストが平均37.0位という極端な差に。ただ、ベストは圏外も多いので、実際にはもっと差があるでしょう。
 ワーストでは、大きく動いた騎手がおり、圏外から一気に服部騎手が4位、バルザローナ騎手が6位、藤岡康太騎手が8位とランクインしてきました。ただ、藤岡康太騎手以外は、見ている数が少ないので、今後大きく動く可能性が高いです。
  あと、1ランクアップで10位となった大庭和弥騎手はむしろ好きな騎手。以前ほど好きな騎乗がなくなったと感じているとはいえ、こんなに悪いのは予想外です。

私見騎手(ジョッキー)評価ランキング ワースト20(全138騎手中) 
順位騎手名評価リーディング変動
1北村宏642.4118△1
2横山典612.4926▼1
3内田博702.5414-
4服部132.62圏外圏外
4木幡広292.62圏外△5
6丸田522.6455△6
6バルザロー112.64圏外圏外
8四位582.6751▼3
8藤岡康582.6722圏外
10大庭372.68圏外△1
10田辺632.687△7
12柴田善572.790△8
13浜中562.7217▼8
13北村友602.726△7
13武士沢542.7282▼6
16松山662.738▼1
16Mデムーロ812.732▼12
18柴田大1272.7535△1
18江田照602.7563▼3
20小牧502.7682▼13
21太宰572.7746圏外
22熊沢182.78圏外圏外
22小崎542.7846▼5
22蛯名682.7833圏外
リーディング平均37(ベスト52.4)



 ■2019/12/05 ザッツザプレンティやショウナンパントルを当てた予想ネットクイズ

 どこに追記するか迷ったんですけど、予想関係ということでここに。昔あった予想ネット(yosoo.net)というお小遣い稼ぎ系サイトでの競馬予想の話。エクセルに成績をまとめていたので、どこかにメモしておきたいなと思ったものですので、いつも以上に他の人が読んでも 楽しくなさそうな話です。
 この予想ネットですが、小遣いサイトとしてはユニークでした。普通の小遣いサイトは、買い物やキャンペーン応募などの案件を達成した謝礼にもらったポイントを貯めて、現金などと商品交換という形です。でも、予想ネットは違うんですね。
 うろ覚えなんですけど、たぶん予想ネットはそうではなくて、謝礼でもらったポイント(コインという呼び名だったかも?)を競馬などの予想クイズに使って、当てれば増やせるという形だったと思います。確か謝礼でもらったコイン(?)を直接商品交換に使えるポイントにもできたのですが、予想もできるというスタイルでした。
 私はこのクイズに魅力を感じていたのですけど、世間的にはそうではなかった模様。低迷したために、サイトをリニューアルして他と同じような個性のない形に移行しました。確か他にも予想系サイトがあったのですけど、それも閉鎖していましたね。どうもあまり人気ではないようです。

  ポイントが2種類あったことを思い出したのは、私のメモに「回収率上がらないのでポイント重視に転向」とあたため。たぶん回収率が100%以上だったときは予想を使っていて、当たらなくなってからそうじゃないのに変えたみたいですね。最終的には、573問中231問に正解し正解率は40%で、6960コイン(?)を投資して8008ポイントに増やして、回収率は115%でした。プラスを維持しているうちに手を引いたようです。
 不人気さに関連しては、倍率が途中から確か最大10倍に抑えられたってのも痛かったですね。大穴で大儲けができず、控除率が高くなっている形ですので、めっちゃ損なんですよ。確かビックリマンシールなどのおまけ制限などとも関連した、景品表示法を理由としていた気がします。おまけが高額すぎると法律違反となるのです。
 私が稼いでいたのも初期の頃。2002年から24回に分けてメモしているのですけど、2005年までの9回はすべて回収率100%以上だったのに、それ以降はほぼ毎回赤字となっていました。もっと早くやめるべきでしたね、これ。やめる判断が遅かったです。
 ちなみに最初の9回は、114% 323% 276% 252% 103% 143% 148% 113% 141%。その後はほとんど90%前後で、極端に一度だけ悪かったときが46%、最高でも195%でした。

 競馬関係の予想について。過去最高だった回収率323%の回は、2003/5/11    NHKマイルC8枠で6番人気13.44倍。勝ったウインクリューガーだけでなく、好きで評価もしていたエースインザレースも同枠だったため、現実のオッズからの乖離で「おいしい」と見て賭けたのではないかと思います。
  252%の回は、競馬関係2つ。2003/10/26の菊花賞 4枠 6 番人気 22.87倍です。これもおそらくザッツザプレンティだけでなくペルフェットがいたため。また、2003/11/23    マイルCSは2点買い ですが、 5 番人気6枠の 9.85倍を当てています。これはデュランダルのみを理由で買ったようです。
 菊花賞の22.87倍は私の最高記録。前述の通り、その後オッズが抑えられるようになりました。そのためかその後は、穴狙いではなく、堅実路線に移行したとメモしてあります。
 その固め路線でも、競馬は途中まである程度穴狙いだったみたいです。 2004/4/18    皐月賞は5番人気9.85倍でオッズが良かったところ。7枠にメテオバースト、ダイワメジャー、マイネルデュプレという可能性を感じるおもしろいメンバーが揃っていたためにお得だと思って、1点買いしたようです。そういやこの皐月賞は現地で見ましたね。
 この後の春から夏は正解率65%で過去最高に。その分高配当は皆無です。競馬関係はしばらく開いて、2004/12/5 阪神JF。やはり複数おもしろい馬が入っているところを狙っており、3枠(ショウナンパントル、アンブロワーズ)1点買いで3人気7.34倍。ワンツーフィニッシュになっています。両方とも好きな馬でもありますね。
 その次は、 2005/8/7    函館2歳S 6枠( モエレジーニアス、ラッシュライフ) でこれもワンツーフィニッシュ。    1点買いで3人気9.23   倍を当てています。競馬はこの2005年の冬からもっと人気サイドに賭けるようになったみたいで、これ以上のメモはありませんでした。

■2018/06/02 私見騎手評価ランキング 好きな岩崎騎手や武藤雅騎手が上位

 岩崎騎手と武藤雅騎手とウィリアム騎手が好きなので、そこらへんは点が甘いかもしれません。で、彼らは上位でしたが、他の外国人騎手がベスト3でした。

私見騎手(ジョッキー)評価ランキング ベスト20 (全 134 騎手中)  
順位 騎手名 評価 リーディング 変動
1 ティータン 11 3.36 圏外 圏外
1 ミナリク 25 3.36 44 圏外
3 ホワイト 12 3.33 圏外 ▼2
4 岩崎 594 3.29 56 ▼2
5 富田 36 3.25 25 △19
6 的場 38 3.24 圏外 ▼3
7 武藤 186 3.22 25 -
8 川田 75 3.17 3 圏外
8 柴田未 23 3.17 圏外 △2
8 藤田菜 53 3.17 56 ▼4
8 オールプレ 12 3.17 圏外 -
12 ウィリアム 49 3.16 圏外 ▼2
12 松岡 87 3.16 30 △5
12 菅原 19 3.16 99 圏外
15 山口勲 13 3.15 圏外 圏外
15 石橋脩 69 3.15 14 ▼3
17 吉田隼 68 3.13 29 ▼11
17 嘉藤 56 3.13 76 ▼3
19 木幡育 33 3.12 圏外 圏外
19 中谷 59 3.12 44 ▼7
21 ムーア 46 3.11 56 ▼7
22 Tベリー 11 3.09 圏外 ▼1
22 ビュイック 11 3.09 圏外 ▼1
22 原田和 34 3.09 圏外 圏外
リーディング平均 42.8 ( ワースト 35.6 )

  日本人騎手でも圏外なことが多くなっていますけど、100位以内の平均はベストが42.8でワーストが35.6。リーディング上位騎手じゃない方が、どうも私の好みのようです。

 私見騎手(ジョッキー)評価ランキング ワースト20 (全 134 騎手中)  
順位 騎手名 評価 リーディング 変動
1 横山典 71 2.47 22 -
2 北村宏 68 2.52 19 -
3 内田博 83 2.54 6 -
4 Mデムーロ 81 2.67 2 △8
5 四位 68 2.68 49 △1
5 浜中 75 2.68 22 -
7 小牧 59 2.7 83 -
7 武士沢 66 2.7 83 △16
9 リスポリ 17 2.71 圏外 △2
9 木幡広 38 2.71 圏外 ▼5
11 大庭 41 2.73 圏外 △1
12 丸田 62 2.74 49 △4
13 田中勝 67 2.75 42 ▼1
13 酒井 59 2.75 38 ▼5
15 江田照 69 2.76 61 ▼3
15 松山 78 2.76 9 圏外
17 田辺 68 2.77 6 △3
17 小崎 53 2.77 27 △1
19 柴田大 139 2.78 33 △1
20 北村友 65 2.79 8 圏外
20 柴田善 66 2.79 83 ▼12
20 二本柳 33 2.79 圏外 圏外
23 高倉 54 2.8 66 ▼3
23 戸崎圭 101 2.8 4 圏外
リーディング平均 35.6 ( ベスト 42.8 )