2025年6月14日土曜日

いらないG1?宝塚記念がフルゲートにならない理由

■2025/06/14 いらないG1?宝塚記念がフルゲートにならない理由


■2025/06/14 いらないG1?宝塚記念がフルゲートにならない理由

 宝塚記念は伝統あるというほど歴史が長いわけではないですけど、新しいG1ということもありません。重要度の高いG1というイメージです。なので、やたらめったらよく出てくる不要論を宝塚記念の場合は聞いたことがないのですが、フルゲートになったことがほとんどないG1と聞いて驚きました。少頭数ということではないでしょうが、大人気というわけでもないようです。

 理由は何か?と考えると、夏に近いからかな…と思いました。暑いというのもありますし、秋の連続G1開催のことを考えると、ローテーションが組みづらいというのもあるかもしれません。
 ここらへん一般的な説明は?と検索して見た<【宝塚記念】62年の歴史でフルゲートはわずか2回 過去のフルゲート時はどんな傾向が?>(2022年06月25日(土) 19時00分)は、「気候も相まって馬場のコンディションが安定せず」などという理由を挙げていました。
 はっきりした書き方をしていないものの、夏のせいというよりは梅雨のせいってことですかね…?

<宝塚記念は阪神の最終開催であり、また気候も相まって馬場のコンディションが安定せず、フルゲートになりづらいGIだ。現に去年までの計62回の歴史の中で、フルゲートの18頭が出走したのはわずか2回である>
<初めて18頭が揃ったのは2007年。岩田康誠騎手騎乗のアドマイヤムーンが国内GI初制覇を飾った一戦だ。2例目は2020年のクロノジェネシス優勝時。2着に6馬身差をつける圧勝でGI・2勝目をあげた。>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=204497

 記事そのものは、この年に3例目となりそうだということで、過去のフルゲートのときの傾向を探った記事。2025年は4例目になりそうでならなかった…という話があったので、2025年時点で3回だけみたいですね。
 記事のレース検討では、2025年と同様にフルゲートになりそうでならなかったレースを参考レースに加えていました。

<この他、2010年も枠順確定時には18頭が揃っていたが、レース発走前にコパノジングーが出走を取消し、結果的に17頭のレースとなっている。今回はサンプル数を増やすために過去2回のフルゲートの年に2010年のレースを加えて、宝塚記念フルゲート時のヒントを探ってみたい。>

 肝心レース傾向の結果としては、8枠の好走。3回とも勝ち馬は4歳馬であり、馬券圏内に4歳馬が2頭絡むなど、4歳馬の好走も目立つという話でした。

 記事についたコメントは少なかったのですけど、以下の人は私が挙げたのと同じスケジュール説を挙げていました。さらに、近年になってフルゲートが増え始めた理由まで推測。秋のぶっつけG1が増えてきたため、開催の遅い宝塚記念に出ても秋に間に合うからという説のようでした。

ひぽぽたます dXkiQjA
<昔は一回叩いてGⅠって感じだったから秋に備えて宝塚記念をパスするGⅠ馬が多かった。今は外厩が優秀なのでぶっつけでも走れるようになったのが大きいと思う。>