■2024/05/27 指名数が少ないPOG馬の方がむしろめちゃくちゃ走る気がする…
■2024/05/27 指名数が少ないPOG馬の方がむしろめちゃくちゃ走る気がする…
私が参加している日刊競馬POGは、なぜか指名数が少ない馬を指名したときの方がやたらと走っているイメージでした。ただ、2015年から2023年の指名馬90頭のデータを全部エクセルに書き出して、相関係数を見てみると、-0.11程度の逆相関。指名数が少ないときの方が走っていますが、思ったほどではないですね。
ということで、単なる「思い込み」といった感じでしたが、指名数が少ないほど走っていた場合の予想としては、「日刊競馬POGは締切が早いため、優良な馬が過小評価で見逃されており、天邪鬼な私の指名と相性が良い」というもの。前述の通り、実際には、それほど関係なかったですね。
考えてみると、そもそもランキング上位の人は、ほとんどが指名数が多い馬をたくさん指名している人であり、私が参加している指名数が少ない人向けの部門の人は普通に上位に少ないです。どういうことか?というと、要するに「普通に指名数が多い馬の方が走りやすい」ってことですね。身も蓋もない結論となりました。
でも、もう少しデータを見て遊んでみます。
まず、1年の指名馬10頭の指名数順位と賞金が基準となる平均獲得ポイントの相関係数も見てみると、こちらは0.19と先ほどより強い相関を示しました。同じ年で見てみると、指名数が少ない馬の方がかなり稼いでいます。
前述の通り、「普通に指名数が多い馬の方が走りやすい」のに、私が選ぶ馬ははっきり逆。やっぱり私が選ぶとなぜか、指名数が少ない馬の方が走っちゃうみたいですね。不思議です。
それから、指名数の多さで分けて、賞金が基準となる平均獲得ポイントを見てみましょう。すると、これまたはっきりと指名数が少ない馬ほど走る…という妙なことになっていました。
指名数以上 指名数未満 サンプル 合計 平均ポイント
0 20 17 63,116 3,713
20 50 20 72,956 3,648
50 100 20 42,007 2,100
100 200 23 22,724 988
200 9999 10 11,200 1,120
本来なら走って良い指名数100以上・200以上の馬が獲得賞金1000万円前後で最低。全体の平均が2,356で、指名数50以上100未満がそれくらいですね。
一方、笑えるのが、指名数20未満、50未満という本来なら全然走らないグループが一番よく、ともに3500万円を超えてきていること。本当、変ですね。
ポイント獲得数ベスト5は以下の通り。最も走った名馬コントレイルは最も少ない指名数20未満のグループでした。さらにダービー馬マカヒキなどが50未満のグループ。同じくダービー馬のワグネリアンは100未満のグループで、これが一番指名数が多いですね。
馬名 指名数 ポイント
コントレイル 14 42000
マカヒキ 37 36055(データがなく、推定値)
ワグネリアン 82 27800
ハーツコンチェルト 36 11650
ルフトシュトローム 25 7780
じゃあ、このデータをもとに指名数が少ない馬ばかり狙うと活躍しまくるか?というと、そうでもなさげ。というのも、単純に指名数が少ない馬上位10頭…などのデータを見ても、そこまで良い数字にはならないためです。
さらに致命的なのは、これらの指名馬はかなり私が天邪鬼に見て、苦労してやっとなんとか集めた馬たちであること。普通に指名数が少ない馬は走らないと感じる馬が多く、なかなか良いと思える馬はいません。
なので、これ以上にさらにひねくれて、指名数の少ない馬ばかりたくさん選ぶ…というのは、難しいですね。せっかくいろいろ見たものの、今後活かせそうにありませんでした。