■2025/03/23 注目の珍名馬ガンバルマン以外のガンバル名前の馬
■2025/04/15 むしろ頑張れない?ガンバル系の名前の馬は獲得賞金が低い
■2025/04/15 種牡馬トライマイベストも実はガンバル名前の馬?
■2025/03/23 注目の珍名馬ガンバルマン以外のガンバル名前の馬
ガンバルマンという名前の馬が意外に頑張っており、重賞でも健闘し、注目されています。過去にもいた名前だろうと思ったら、現在の2022年生の前にも2000年生の馬がいました。この馬は賞金ゼロ。現在の馬はすでに1522.0万円で、まだまだ伸びそうです。
今のガンバルマンは、父フィエールマン由来で名付けた感じですかね。しかし、父フィエールマンの「マン」は男ではなく、フィエールマン(Fierement)一語で「(音楽用語で)気高く、勇ましく」という意味だそうです。
前述の通り、ガンバルマンの獲得賞金はまだまだ伸びそうで、過去最高のガンバル馬になるかもしれません。とりあえず、2025/03/23時点のガンバルで始まる馬35頭の獲得賞金ランキングは以下の通り。すでに3位であり、過去最高のガンバルホースとなるのは確実と思われます。というか、獲得賞金の低い馬ばかりで、名前に反して頑張れない感じですね…。
1位 ガンバルライアン 1708.8万円
2位 ガンバルマイニング 1545.4万円
3位 ガンバルマン 1522.0万円
過去の頑張るネームも一挙紹介。「ガンバル+父母名の一部」という冠名っぽい使い方の馬も結構いて、馬主の江崎長寿さん・江崎聡さんあたりがそういう感じでした。
ガンバルウイング
ガンバルウーマン
ガンバルオー
ガンバルカラー
ガンバルカントリー
ガンバルキング
ガンバルクン
ガンバルサムライ
ガンバルジャン
ガンバルスキャン
ガンバルスター
ガンバルスマート
ガンバルダ
ガンバルタイヨー
ガンバルタキシード
ガンバルタヤス
ガンバルチャン 2頭
ガンバルツヨシ
ガンバルデュラン
ガンバルトミサト
ガンバルパレード
ガンバルフトシ
ガンバルヘクター
ガンバルベルシャ
ガンバルマイニング
ガンバルマン 2頭
ガンバルメンバー
ガンバルライアン
ガンバルレディー
ガンバルン
ガンバルンダモン
ガンバルンバ
■2025/04/15 むしろ頑張れない?ガンバル系の名前の馬は獲得賞金が低い
前回「ガンバル」で始まる名前の馬を紹介しましたが、ガンバル系の名前は他にもあります。35頭いた「ガンバル」で始まる名前の馬に匹敵する多さなのが、「ガンバレ」で始まる馬(「ガンバーレ」を含む)で19頭います。
ガンバーレ
ガンバレ
ガンバレアナコンダ
ガンバレエイコー
ガンバレゲンキ
ガンバレサリー
ガンバレサンリク
ガンバレジェイド
ガンバレシャチョウ
ガンバレショコラ
ガンバレツヨシ
ガンバレナキリ
ガンバレバー
ガンバレヒトリッコ
ガンバレベアー
ガンバレマサル
ガンバレミヤサン
ガンバレユウキ
ガンバレリホチャン
いわゆる見切り発車的に<35頭いた「ガンバル」で始まる名前の馬に匹敵する多さ>と書いてしまったのですけど、私の予想に反してガンバリ系もかなり多く、12頭いましたわ。
ガンバリーナ
ガンバリーナ
ガンバリーノ
ガンバリーレ
ガンバリキ
ガンバリタロー
ガンバリッコ
ガンバリッコ
ガンバリナッセ
ガンバリマス
ガンバリマッセ
ガンバリヤ
ガンバラナイなど、ガンバラで始まる馬はさすがにゼロ。ただ、やはりガンバロ系はいて、4頭いました。
ガンバロウニッポン
ガンバローナ
ガンバローネ
ガンバロビン
戦績を見ていて思うのが、ガンバルで始まる馬がそうであったように、なぜか獲得賞金の低い馬ばかりであること。素質馬にはつけなくて、血統が良くなくて血統以上に頑張ってほしい馬につけたくなる名前なのかもしれません。
前回の馬たちも含めた獲得賞金ランキング上位は以下のとおり。<ガンバルマンの獲得賞金はまだまだ伸びそうで、過去最高のガンバル馬になるかもしれません>と前回書いたのですが、すでにガンバルマンが1位になってしまいました。本当、活躍馬が出ない名前ですね。
1位 ガンバルマン 1,966.6万円
2位 ガンバルライアン 1708.8万円
3位 ガンバルマイニング 1545.4万円
■2025/04/15 種牡馬トライマイベストも実はガンバル名前の馬?
ここまでガンバル系の名前を見てきましたが、英語で「頑張る」という意味の名前もいるのでは?とふと思います。
検索してみると、通常「頑張る」に対応する英語表現は日本でもおなじみで、言い古された感すらある「Do your best」であるようです。直訳すると「最善を尽くす」ですね。あまり適切な表現ではないとするサイトもありますけど、とりあえず、多くの場合、この表現を提示してきます。
ただ、より広い「do one's best」という書き方も結構あり。この「one's」のところにいろいろ入るよという意味で、前述の「Do your best」の他、「Do my best」という言い方も多く登場。そして、これよりさらに広く、「try(do)one's best」と書いているサイトもあります。
で、この「try」を使った表現で言えば、超有名馬がいます。海外のG1馬であり、種牡馬としても名馬を出して、日本馬の血統表でも名前を見かけることがあるトライマイベストです。ひとつ上で「ガンバル系の名前の馬は獲得賞金が低い」と書いたのですけど、トライマイベストは文句なしのビッグネームですね。
トライマイベスト - Wikipedia
<トライマイベスト(英:Try My Best[1])は、アメリカ合衆国生産、アイルランド調教の競走馬。主な勝ち鞍は1977年のデュハーストステークス(GI)。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88
<歳時にG1デュハーストステークスを制覇。しかし、生まれつき前脚の形状に異常があった影響で大成を果たせず、通算5戦4勝(重賞3勝)の成績で現役を引退した[2]。
種牡馬としては1986年のブリーダーズカップ・マイルなどを制し、種牡馬としても成功を収めたラストタイクーンの父として知られる。>
検索してみると、Try Your Best(USA)という馬もいました。日本では、ずばりドゥーユアベストという馬も存在。ただ、1頭のみと意外と少なく、例によって賞金7.8万円と活躍できていません。
一方、「Do my best」系は2頭いて、2頭とも、戦績が壊滅的であることが多いガンバル系らしからぬ頑張りぶり。英語命名のときの方が、馬主の期待値が高いのかもしれません。
ドゥマイベスト 1986 4081.7万円
ドゥーマイベスト 1998 6597.9万円