2025年8月31日日曜日

冠名カズマの雅苑興業は小林製薬・小林一雅会長の馬主名義らしい

■2021/07/13 冠名カズマの雅苑興業は小林製薬・小林一雅会長の馬主名義らしい


■2021/07/13 冠名カズマの雅苑興業は小林製薬・小林一雅会長の馬主名義らしい

 2021/07/10の函館8R・3歳以上1勝クラスを見ていたら、ジャンのつく馬が3頭出走。てっきり同じ馬主で冠名なのかな?と思ったら、バラバラでした。ジャンカルドはサンデーレーシング、ジャンドゥーヤはグリーンファーム、そして、好きだったモンローブロンドの子ジャンカズマの馬主は雅苑興業(がえんこうぎょう)という変わった名前の会社でした。
 「苑」は「新宿御苑」(しんじゅくぎょえん)などの「苑」。同じ読み方の「園」とほぼ同じ意味なのですが、常用漢字ではないために、あまり馴染みがないと思われます。

 この「ジャンカズマ」の雅苑興業ですが、所有馬を見ると「ジャン」は冠名ではなさげ。どちらかと言うと、「カズマ」の方が冠名に近い感じ。セデックカズマ、ルドンカズマ、カズマークセン、カズベナートルといった感じで、「カズマ」や「カズ」という名前がつく馬が多くなっています。
 検索してみると、なんと「雅苑興業」というのは、「小林製薬」という超有名企業の会長である小林一雅さんの法人馬主名義だとされていました。馬名からして「かずま」とお読みするんだと思ったら、「かずまさ」だとのことです。ちなみに小林一雅名義では、ルイカズマ1頭だけでした。
 小林製薬は小さいところから育てていくという、ビジネスのやり方が好みで好きな企業。ただ、雅苑興業は高額馬なのに走らないなどと言われており、正反対。現在はセデックカズマの獲得賞金3,604万円が最高です。ただ、そのうち当たりをひくんじゃないかと思われます。


2025年8月30日土曜日

どうしても欲しい馬!など…ウイン・ラフィアンの超期待馬は走らない?

■2017/04/04 ラフィアンの募集、人気馬は走らない?満口馬の戦績と獲得賞金の相関を調べる
■2017/10/22 「どうしても欲しい馬」など…ウイン・ラフィアンの超期待馬は走らない?



■2017/10/22 「どうしても欲しい馬」など…ウイン・ラフィアンの超期待馬は走らない?」

 ラフィアンじゃないのですが、ビッグレッドグループということで、ウインレーシングクラブの話を。クラブ側が期待しているという馬の話があったのでメモしておこうと。
 ただ、ラフィアンもそうなんですが、こういう期待馬が期待通り走るってことは滅多にないんですよね。前述の人気馬でも不人気でもあまり関係ないという話に通じます。予測が難しいのです。

  Our Pleasure 2016年11月号  ウイン事務局より(片山駿介)では、サマーセールの話が載っていました。その期待馬というのが、「フミノアザレアの15」でした。

<カタログのコメントにも「どうしても欲しい馬だった」と記載してある通り、35番フミノアザレアの15 は、落札後に社長の岡田義広と思わずガッチリ握手を交わした馬で、それほど大きな馬格ではないものの、均整の取れた体つきで、ひと言で「いい馬」という印象でした>

 乗せるのが遅くなったので、もうデビューしているかもしれません。 「フミノアザレアの15」は父アグネスデジタル、馬名はウインベルズトールで登録されています。まだデビューしていませんでした。

 ついでにもう1頭出ていた馬も確認。これくらいのコメントなら普通にあるもので、超期待!って感じじゃないですね。

<こちらはサマーセール出身馬ではありませんが、32 番ガッツマンテンの15も気になる存在。大和田調教師も「この時期としてはかなりたくましい体をした馬。走ってきそう」と楽しみにされていました>

  こちらはウインフルマークスという馬名で決定。父はスクリーンヒーローです。こちらも未デビュー。どうも順調に稽古できていないようで、かなりデビューは遅れそうな感じでした。

2022/04/16追記:えらく間が空きましたが、期待馬の答え合わせ。今見ると、聞き覚えがある馬かどうかで大体成否がわかりますね。

 そこまで抜けたコメントではなかったウインフルマークスは聞いたことあるし走ったはず!と調べてみると勘違いで全く走っていませんでした。中央デビューせず地方でデビューして2勝したものの、賞金は60万円のみ。募集価格1900万円から考えると壊滅的でした。
「聞き覚えがある馬かどうかで大体成否がわかる」と書いた途端に、ど派手に間違ってしまいました。すみません。

 一方の超期待馬だったウインベルズトール。こちらは全く聞き覚えがなくダメだろうと思ったらやはりダメでした。中央では3戦して未勝利。地方では39戦も走ってやっと90万円。名義が変わっていますので、たぶん中央引退の時点で売却じゃないかと。やはり大赤字です。

 ということで、最初に書いていた通り、なぜかウインが「期待!」とする馬はあまり走らないことが多いです。今回はウインの例ですが、ラフィアンでも何度か確認していますが、大体似たような感じですね…。


■2017/04/04 ラフィアンの募集、人気馬は走らない?満口馬の戦績と獲得賞金の相関を調べる

 2014年にメモしていたもの。

  7月10現在で満口だった馬。

12     スリースノーグラス    キャプテントゥーレ    満口
41     マイネエスポワール    ハーツクライ    満口

 7月10現在で残りわずかだった馬。

6    コスモジャイロ    ナカヤマフェスタ    満口
19     フライングメリッサ    ジャングルポケット    満口
24     マイネテレジア    ステイゴールド    満口
30     リヴァプール    ハービンジャー    満口

 以上6頭の現時点での戦績。マイネルラフレシア、フロムマイハートという活躍馬がいました!予想外です。

マイネルブリザード 1戦0勝 [0-0-0-1] 0.0万円
フロムマイハート 17戦3勝 [3-3-1-10] 4,817.1万円
マイネルロタシオン  11戦1勝 [1-1-0-9] 715.0万円
マイネルラフレシア 12戦3勝 [3-1-1-7] 6,089.8万円
マイネルクラフト 10戦2勝 [2-1-1-6] 1,730.0万円
マイネルアブリル      5戦0勝 [0-1-0-4]      200.0万円

募集馬情報一覧(募集馬情報)/ラフィアンターフマンクラブ
http://www.ruffian.co.jp/recruitment/recent/recent.php
 うーん、かなり走っていますね。本当、予想外。平均は、2258.65万円。立派なものです。

 一覧は以下。

No.    母名    父名    残口
1    ウエスタンアイル    ディープスカイ    残81口
2    エイシンバーリン    ダンスインザダーク    残86口
3    カネスヴィバーチェ    アグネスデジタル    残87口
4    グレイスサンセット    ケイムホーム    残81口
5    コスモクラッベ    ダノンシャンティ    残70口
6    コスモジャイロ    ナカヤマフェスタ    満口
7    コスモミール    マツリダゴッホ    残74口
8    コスモリリー    マツリダゴッホ    残88口
9    サザンレイスター    シニスターミニスター    残91口
10     シャドウキャスター    ハーツクライ    残83口
11     シルクサファイア    ディープスカイ    残89口
12     スリースノーグラス    キャプテントゥーレ    満口
13     タイノーブルレディ    ステイゴールド    残89口
14     ダイワパッション    ダイワメジャー    残87口
15     トーワフォーチュン    オレハマッテルゼ    残45口
16     パルブライト    ブラックタイド    満口
17     フェアリーベル    ロージズインメイ    残92口
18     フジクロカミ    スターリングローズ    残89口
19     フライングメリッサ    ジャングルポケット    満口
20     マイネカプリース    ストーミングホーム    満口
21     マイネカレッシュ    ロージズインメイ    残75口
22     マイネカンナ    コンデュイット    残62口
23     マイネジャーダ    コンデュイット    残84口
24     マイネテレジア    ステイゴールド    満口
25     マイネトゥインクル    ディープインパクト    残81口
26     マイネナデシコ    ロージズインメイ    残65口
27     マイネミモーゼ    ステイゴールド    満口
28     ミスジョーカー    ステイゴールド    残27口
29     ミラキュラス    ファルブラヴ    残78口
30     リヴァプール    ハービンジャー    満口
31     レッドピオニー    ハービンジャー    残82口
32     ローズオブダイヤ    ホワイトマズル    残93口
33     ゲイリーピクシー    ダノンシャンティ    残78口
34     コスモベル    ステイゴールド    残32口
35     スターストリート    アドマイヤムーン    残57口
36     チューベローズ    ロージズインメイ    残74口
37     ティーアイディップ    ゼンノロブロイ    残77口
38     バンブーユキヒメ    アドマイヤマックス    残89口
39     マイネアルデュール    ステイゴールド    残66口
40     マイネインティマ    ディープインパクト    残87口
41     マイネエスポワール    ハーツクライ    満口
42     マイネシャンゼリゼ    ロージズインメイ    残40口
43     マイネソーサリス    ステイゴールド    残59口
44     マイネヌーヴェル    ディープインパクト    残28口
45     マイネブリリアン    ダイワメジャー    残8口
46     マイネルーチェ    キングカメハメハ    残27口
48     グリントインハーアイ    ダイワメジャー    残37口
49     コスモスカイライン    ステイゴールド    残44口
50     コスモスプラッシュ    ステイゴールド    残39口
51     シーセモア    キングカメハメハ    残43口
52     レガシーパーパス    アグネスデジタル    残35口
53     イットウリョウダン    ディープインパクト    残34口
54     ケイティラブ    ステイゴールド    残48口
55     マンバラ    ダノンシャンティ    残45口
56     カワカミタキオン    プリサイスエンド    残93口
57     クイーンモモコ    メジロベイリー    残85口
58     グラニースミス    メイショウボーラー    残84口
59     コスモキララ    コンデュイット    残81口
60     サクラロマンス    バトルプラン    残63口
61     シークレットコサージュ    ゼンノロブロイ    残86口
62     スターオブサファイア    マンハッタンカフェ    残86口
63     ヒメチャン    マイネルラヴ    残90口
64     ビューティバランス    カネヒキリ    残93口
65     ヒロコゴールド    ホワイトマズル    残87口
66     ブライアンハニー    マツリダゴッホ    残73口
67     マリアンヌカフェ    プリサイスエンド    残95口
68     ミスチフ    サムライハート    残82口
69     リトルジュリエット    ビービーガルダン    残72口
70     レディナデシコ    ネオユニヴァース    残86口
71     クールベット    サムライハート    残52口
72     サンデーアイ    ファスリエフ    残82口
73     モンテチェリー    ナカヤマフェスタ    満口
74     リターンキャスト    ベーカバド    残80口
75     アリエルビコー    マイネルラヴ    残37口
76     プレイリースモーク    ダイワメジャー    残48口
77     メジャービクトリー    ブライアンズタイム    残46口
78     アドマイヤパンチ    バゴ    残49口
79     シャタードサイレンス    エンパイアメーカー    残47口

 せっかくなので、これを加工して、現在の賞金獲得数と対応させてみましょうか。

母名    残口数    獲得賞金
マリアンヌカフェ    95    0
ローズオブダイヤ    93    335
ビューティバランス    93    257.4
カワカミタキオン    93    136.4
フェアリーベル    92    70
サザンレイスター    91    5814.7
ヒメチャン    90    17
フジクロカミ    89    124.7
バンブーユキヒメ    89    1222.5
タイノーブルレディ    89    132.4
シルクサファイア    89    1178.1
コスモリリー    88    940
マイネインティマ    87    0
ヒロコゴールド    87    427.7
ダイワパッション    87    455
カネスヴィバーチェ    87    332.9
レディナデシコ    86    866.2
スターオブサファイア    86    50.6
シークレットコサージュ    86    271
エイシンバーリン    86    199.9
クイーンモモコ    85    263.1
マイネジャーダ    84    247.2
グラニースミス    84    0
シャドウキャスター    83    72
レッドピオニー    82    89.8
ミスチフ    82    116.6
サンデーアイ    82    218
マイネトゥインクル    81    196.1
コスモキララ    81    975
グレイスサンセット    81    304.9
ウエスタンアイル    81    999.6
リターンキャスト    80    56.4
ミラキュラス    78    106.8
ゲイリーピクシー    78    0
ティーアイディップ    77    1136.2
マイネカレッシュ    75    5341.5
チューベローズ    74    4916.4
コスモミール    74    1617.8
ブライアンハニー    73    10477.6
リトルジュリエット    72    389.8
コスモクラッベ    70    2138.8
マイネアルデュール    66    4158.9
マイネナデシコ    65    229
サクラロマンス    63    0
マイネカンナ    62    1.3
マイネソーサリス    59    1000
スターストリート    57    339
クールベット    52    280
アドマイヤパンチ    49    2867.6
プレイリースモーク    48    48
ケイティラブ    48    78
シャタードサイレンス    47    0
メジャービクトリー    46    2810.6
マンバラ    45    63.7
トーワフォーチュン    45    2770
コスモスカイライン    44    70.1
シーセモア    43    281.4
マイネシャンゼリゼ    40    364
コスモスプラッシュ    39    230
グリントインハーアイ    37    0
アリエルビコー    37    202.5
レガシーパーパス    35    2824.4
イットウリョウダン    34    955
コスモベル    32    464
マイネヌーヴェル    28    592
ミスジョーカー    27    1600
マイネルーチェ    27    1375.5
マイネブリリアン    8    31.8
リヴァプール    0    200
モンテチェリー    0    240
マイネミモーゼ    0    0
マイネテレジア    0    1730
マイネカプリース    0    65
マイネエスポワール    0    4817.1
フライングメリッサ    0    6089.8
パルブライト    0    25
スリースノーグラス    0    0
コスモジャイロ    0    715

 最初のは見逃しあったのか、残口数を見ると、満口がちょうど10頭ってことで良いですかね? 平均は1400万円で優秀です。

母名    残口数    獲得賞金
リヴァプール    0    200
モンテチェリー    0    240
マイネミモーゼ    0    0
マイネテレジア    0    1730
マイネカプリース    0    65
マイネエスポワール    0    4817.1
フライングメリッサ    0    6089.8
パルブライト    0    25
スリースノーグラス    0    0
コスモジャイロ    0    715
    平均    1,388

 一方、売れ残りが多かった10頭(タイがいたので11頭)はこちら。

母名    残口数    獲得賞金
マリアンヌカフェ    95    0
ローズオブダイヤ    93    335
ビューティバランス    93    257.4
カワカミタキオン    93    136.4
フェアリーベル    92    70
サザンレイスター    91    5814.7
ヒメチャン    90    17
フジクロカミ    89    124.7
シルクサファイア    89    1178.1
バンブーユキヒメ    89    1222.5
タイノーブルレディ    89    132.4
    平均    844

 平均800万円はそう悪くない?と思って、すべての平均を出してみると、1025万円。普通に人気の馬が走っている馬のように見えますね。
 念のために、残口数と獲得賞金で逆相関が見られるか計算。すると、相関係数は-0.07でした。
 一応逆相関にはなかったものの、-1に近いほど影響が大きいということを考えると、0に近いこの数値は「ほとんど無関係」って理解で良さそうな感じ。
 
 調べた意味がなかった気もしますが、結論としては、「残口数を気にせずに好きな馬を選べ」ってことですね!

 ちなみに私が選ぶ馬は、なぜかいつも売り切れを心配しなくて良いほど不人気の子ばかりです。 それでも走ってくれる子はいる印象でしたが、その通り、あまり残口は関係ないという結果になりました。


2025年8月24日日曜日

公式では稀!西園正都調教師が和田竜二騎手に怒りのコメント

■2021/12/11 公式では稀!西園正都調教師が和田竜二騎手に怒りのコメント
■2022/05/01 和田竜二騎手から乗り替わりの国分優作騎手が好騎乗で激走
■2023/09/05 自分で「溜めて味があるタイプではない」とわかってて控える謎騎乗


■2021/12/11 公式では稀!西園正都調教師が和田竜二騎手に怒りのコメント

 私はウインレーシングクラブやラフィアンで、何頭かの馬の近況やレース後コメントを追っかけています。ここの調教師コメントを見ていて思うのは、調教師が意外に騎手の騎乗をほとんど批判をしないということ。裏でどう言っているかまではわかりませんけど、騎手を責めるようなコメントはゼロに近い状態です。
 応援馬のコメントを追っかけているので、私的には「クソ騎乗しやがって!」ということがしょっちゅうあるのですけど、そんなときでも調教師は批判しないどころか、むしろ擁護するようなコメント、レースがうまく運べなかったことに理解を示すようなコメントが多いです。これはすごく意外でした。

 ただ、タイトルにあるように、この前、西園正都調教師が和田竜二騎手に皮肉を交えた、怒りを抑えられない感じのコメントをウインレーシングクラブの公式コメントに寄せていてびっくり。これは2歳馬のウインバグース(父モーリス、母コスモネモシン、母父ゼンノロブロイ)の騎乗についてでした。
 西園正都調教師とってウインバグースは勝ち負けになって当然の期待馬だったのですが、2度続けて前行った馬にしてやられる騎乗で敗れています。進歩のない騎乗のため、頭に来たようです。繰り返すように、こういうコメントは極めて珍しいと思います。

2021年10月30日(土)  
西園調教師 <ドスローの上がりだけの展開となり、前に行った組にうまく乗られてしまいました。大ベテランのジョッキーなので初戦と同様にレース前の指示は特にしていなかったのですが、せっかくスタートが決まったのに消極的な騎乗で非常にもったいない競馬でした。この後もダメージがなければ続戦を考えています>
https://www.win-rc.co.jp/site/belonging/condition/belong_cond_back.php?mode=init&hcd=20190007&from=detail&org_from=

 ウインバグースはキレない馬。他のモーリス産駒もそういう馬が多いんですよね。展開が向けば差せないことはないのでしょうが、スローでキレ勝負といった展開は苦手。なので、スローペースで消極的に乗ると前をつかまえられません。
 ところが、和田竜二騎手は新馬戦も2戦目もスローの中で積極的には乗らず、前が残ってしまう展開になってしまいました。新馬戦¥未勝利戦はそうでなくてもスローになることが多いため、本当でしたら馬の特性を考えた工夫が必要でした。掲示板でも「モーリス産駒乗ったことないのか?」と揶揄されたような騎乗だったのです。

 ちなみ3戦目は横山和生騎手に乗り替わって勝ち上がっています。思ったほど強い勝ち方はできず、ちょっと西園正都調教師の期待値が高すぎたかな?とは思いました。その意味では、和田竜二騎手には酷だったかもしれません。ただ、横山和生騎手は乗り替わりで一発で結果を出しわけで、見事でした。
 横山和生騎手は和田竜二騎手という悪いお手本があったせいか、最初から積極的。ただ、積極的すぎて逃げになってしまいました。見ているときに「逃げるのはさすがにどうかな?」と一瞬焦ったものの、きついハイペースで逃げたわけではなく、悪くないと思い直しました。
 そして、直線は他の馬が抜く勢いで追ってきて抜かれそう…というところで抜かれなかったんですよ。抜かれそうでいて抜かれない…というのは、イメージ通りのズブさ。ウインバグースの特徴を活かしきって最後はなんとかしのぎ切りました。良い騎乗だったと思います。


■2022/05/01 和田竜二騎手から乗り替わりの国分優作騎手が好騎乗で激走

 和田竜二騎手に悪い話が続いて申し訳ないのですが、上記と同じウインレーシングクラブで応援している別馬ウインスピリタスの話を。ウインスピリタスはタニノギムレット産駒で、モーリス産駒である上記ウインバグースとは異なるものの、前に行くタイプでしかもキレる足を持っていません。そもそもウインやラフィアンって前に行く馬多いイメージですしね。
 ウインスピリタスの場合は他にも困った特徴があります。時計が早いと対応できないので、馬場が渋った状態の方が良いのですが、道悪になってしまうとこれまた苦手という注文が多い馬。
 さらに、前に行く馬なのにダッシュがそれほど早くないです。タイムがないので芝1200は長い感じ。芝1400の方が良いのですが、これはこれでやや長いかな、という、「帯に短し襷に長し」な感じです。
 大差で負けるわけではなく、弱い馬ではないのですが、このように注文がつきすぎてなかなか勝てません。典型的な善戦マンタイプでもなく、26戦2勝 [2-0-0-24]で、2着、3着はないのにも関わらず、4着は8回もあるという妙な善戦マン。一時期の福永騎手みたいですね。福永騎手の馬版、4着男などとでも言っておきましょうか。

 馬の特徴がわかったところで騎乗の話です。ウインスピリタスは前走2022/04/16の千種川特別(2勝クラス)で和田竜二騎手が乗って5番人気10着。ただ、個人的にはこのレースは内枠でかなり窮屈になって動きようがなく、仕方なかったかな?という感じ。良いメンバーも揃っていました。
 私が不満だったのは前前走2022/03/20摂津特別(2勝クラス)の方。こちらは4番人気4着で、着順だけ見るとこちらの方が良いです。ただ、スロウが予想される9頭立てなのに工夫なしだったんですよ。前述の通り、ウインスピリタスはキレる足がないため、最後にヨーイドンになると絶対負けます。なので、最初から積極的に乗ってほしかったのですが、そういったアクションもなく普通に乗っての敗退でした。個人的にはたいへん不満です。

 今回、22/05/01 阪神9R 山陽特別では、以前乗っていた国分優作騎手に乗り替わり。この馬に関して言えば、私は国分優作騎手の方が良いイメージなので歓迎でした。
 馬場の方は稍重であり、「吉と出るか凶と出るか」は微妙なところ。とりあえず、また少頭数なので思い切って乗ってほしいと思いました。馬場のせいで差し馬がキレない可能性もあり、なおさら前に行ってほしいところです。それで大敗すれば叩かれそうですが、私は玉砕覚悟で前へ行ってほしいとまで思っていました。
 すると、国分優作騎手は今回、最初から激しく先手を主張してハナをとり切りました。前に行く馬ではありますが逃げ馬ではなく、ここまで強烈に主張したレースは記憶にありませんね。忘れているだけかもしれませんけど…。
 とりあえず、前述の通り、今日の条件ならこの作戦は大歓迎。1番人気にマークされる嫌な形にはなったものの、前述の理由でやむなし。また、9頭立てで8番人気ですので、勝ち負けが期待されている馬でもないくチャレンジャーの立場。チャレンジしてこそです。
 足を残してそうな感じで直線は期待。今日は後続も伸びるのが遅れました。余裕シャクシャクだった感じの1番人気はさすがで交わされましたが、一瞬差し返すか?という気配すら感じる粘りを見せて燃えましたわ。遅れて伸びてきた後続勢もしっかり抑えて初めての2着。ブービー人気での価値ある2着です。個人的な好みとしては、今回の国分優作騎手騎乗はパーフェクトでした。

 後からウインレーシングクラブの競馬場速報を見てみると、これは調教師の指示だったみたいですね。長谷川浩調教師は、「いつもはハナ行く馬が何かしらいて好位からのレースになっていましたが、今回はメンバーを見渡してこれといった逃げ馬が見当たりません」とした上で、今回はジョッキーに「何が何でもハナに行ってほしい」と指示を伝えていたそうです。
 そういう意味では、国分優作騎手の判断ではなく、褒めるべきでは長谷川浩調教師。ただ、国分優作騎手もうまく乗ってくれました。
 前述の通り、テンが早いタイプではないため、毎度逃げるというのは無理そうなのですが、今後は逃げも、オプションの選択肢のとして常に頭の中に入れておいてほしいです。

2022/06/26追記:次走は再び和田竜二騎手で、長谷川浩調教師から「行けるようなら行ってほしい」との指示があったのに、先行すらできず中団からの競馬。5番人気7着と敗退して、逃げを期待して買った人が多い掲示板では非難轟々でした。
 ただし、和田竜二騎手は行く気があったのに馬が動かなかったパターン。スタートですでに遅れていて、ここは騎手が原因と多少が疑われるものの、もともとスタートが早い馬ではありません。また、前述の通り、テンも早くありません。終盤まで含めて基本的にスピードがなくて、今日のような早い時計のレースは向かないタイプ。和田竜二騎手のせいではなかったと思われます。前回の最後で「テンが早いタイプではないため、毎度逃げるというのは無理そう」と書いたとおりの競馬になってしまいました。
 強い馬ではなく、条件がいろいろ揃わないと好走できない難しい馬。ここらへんは仕方ないですね。ただ、これだけ向かない今日のレースでも7着に残っており、やはり弱くはない馬。内で身動きできないのが幸いして、コーナーでスルスル順位を上げると、最後の直線では掲示板あたりの順位まで来て、なおかつ最後ある程度の脚を見せてくれて、5着に残れるかもと期待しちゃう競馬。差せるスピードを持っている馬ではないので、最後はいつも通り抜かれましたが、向かない展開すぎて惨敗も覚悟していたので、むしろ予想以上の大健闘でした。


■2023/09/05 自分で「溜めて味があるタイプではない」とわかってて控える謎騎乗

 ウインバグースは前回勝った初勝利の後、苦戦した時期もありましたが、2勝目を上げ、2勝クラスでも2着を3度しており、このクラスでも通用。西園正都調教師が期待したほど大物ではなかった感じである一方、ある程度やれる馬であることは確認できました。
 成績にはムラがあります。これは当初指摘された特徴がそのまま続いているためですね。自分の形になれば勝負できるものの、そうではないとダメとはっきりしているため。当初言われていたように、キレる足がないため、逃げや先行してなおかつラストでキレ勝負とならないときだけ好成績を残しています。

 ところで、和田竜二騎手ですが、西園正都調教師が怒った未勝利戦の後も2度騎乗。ただ、2022/03/19以降は騎乗がしばらくなく、他の騎手ばかり乗っていました。
 しかし、2023/09/03に久々の騎乗。そして、相変わらず、前述の特徴を理解しない乗り方をやらかして惨敗していました。以下のようにウインレーシングクラブでの公式コメント見ると、どうも本人もウインバグースの足がキレないことはわかっていたみたいなんですが…。不思議なベテラン騎手ですね。

和田竜二騎手<行きたい馬を行かせて好位からレースを選択しましたが、途中からずっと10番の馬(インプロバイザー)に絡まれたことで馬がだいぶリキんでいました。息が入るところがずっとありませんでしたし、隊列の並びが良くなかったです。結果論ですが、ポンといいスタートが切れましたし、溜めて味があるタイプではないので、主張してハナに行き切る形でもよかったかもしれません。失敗しました、申し訳ありません。>

 序盤2,3番手で先行できそうだったのに、一旦手綱引いて下がる場面あって、アホ!と思って見ていました。ただ、このときは私がわからなかっただけで、狭くなった…といったやむを得ない事情もあったのかな?と思っていたんですよね。
 しかし、上記のコメントで「行きたい馬を行かせて好位からレースを選択しました」とあったので、意図して下げた模様。これがもうウインバグースの特徴を理解していない乗り方で完全にダメです。特に和田竜二騎手が乗らなくなってからのウインバグースは、先行よりも逃げというより前に行く脚質が板についてきていました。アホすぎます。
 今回の惨敗は他の馬に絡まれて引っかかったというやむを得ない事情はあります。ただ、その前の選択の時点でダメ。また、馬をコントロールできなかったとも言えなくもないものです。

 実を言うと、この1つ前のレースは6番手でも大崩れしない5着でした。このため、前に行かなくてもやれるのでは?と見た人もいるでしょう。
 ただ、私は飽くまでウインバグースは最後キレないのは確実との考え。なので、玉砕を覚悟してでも前に行くしかないですね。それでハイペースになって最後バテても仕方ないと割り切ることができます。まず、前に行かないと話にならない馬だと思います。


2025年8月17日日曜日

デッドヒートは本来、競馬用語で誤訳 正しい意味は全然違った!

■2014/9/7 デッドヒートは本来、競馬用語で誤訳 正しい意味は全然違った!
■2024/09/05 接戦で裁決の人「デッドヒート」←「それは分かってるねん」


■2014/9/7 デッドヒートは本来、競馬用語で誤訳 正しい意味は全然違った!

 19世紀のアメリカの名馬レキシントンのWikipediaを読んでいると、「ヒート」という言葉が何度も出てきます。例えば、以下は5歳時(1855年)の記述。「レキシントンは1回目のヒートを圧勝し、2回目のヒートは~」などと、何度も「ヒート」という言葉が出てきます。

<4月2日、レキシントンはニューオーリンズのメテリー競馬場において、100ポンド(=約46.7kg)の斤量を背負って4マイルを走り、ジョッキークラブパースの1回目のヒートでルコントが記録した7分26秒0の世界レコード更新に挑むという内容のレースに出走した。このレースでレキシントンは落鉄しながら7分19秒3/4の走破タイムを記録し、ルコントのレコードを6秒1/4更新することに成功した。このあと、レキシントンとルコントの3度目の対決が実現した。レキシントンは1回目のヒートを圧勝し、2回目のヒートは前日に疝痛を起こし体調面に不安を抱えていたルコントが棄権したため単走で勝利した>

 では、このヒートとはどういう意味なのか?という話。Wikipediaによると、"ヒートレース(Heat Race)とは競馬において、同一の組み合わせの競走馬によって複数回の競走を行うことによって優勝馬を決定する方式の競走である"としています。
 ただ、"現在は、東南アジアの一部の国でこの形態の競馬が行われている"程度。"18世紀以前の競馬ではこの形態の競走が主流だったが徐々に廃れていき、19世紀にジョッキークラブが禁止措置をとるとほとんど行われなくなった"ようです。

 ヒートについて説明されたこのWikipediaでは、以下さらに詳しく説明しています。ここでうちでのタイトルにした「デッドヒート」も登場。現在日本で使われている「接戦」的な意味の「デッドヒート」とは全然違うことがわかります。

<1回のレースを1ヒートと呼び、ある馬が2回ないし3回優勝するまで続けてヒートが行われた。なお着差が僅差であった場合には同着とされ、当該ヒートは無効とされた。これをデッドヒート(Dead heat)という。デッドヒートは同着、無効試合の意でほかの形態の競馬やそのほかの競技でも使われ、のちに日本では死闘、接戦と訳された。しかし、本来は同着によって1ヒートが無駄になった、という意であるため、死闘や接戦とするのはいずれも誤訳である。
 日本ではこの誤訳が定着し、いまでも接戦を評して「激しいデッドヒート」などと表現するが、原義に照らすと、これは「激しく無意味な争いをしている」というような意味になる>

 Wikipediaのデッドヒート (Dead Heat)の項目でも同様に下記のように書いてあります。デッドヒートという言葉がそもそも競馬から由来だったということで驚きですし、非常に意外性のある話でした。

<「同着」「同点」「無意味な争い」「互角の競走(競争)」「どうでもいいこと」などを意味する英単語。本来は競馬で「同着」を意味する用語であったが、日本語ではゴール間際や優勝決定直前の猛烈な接戦を表す表現として、スポーツ全般について用いられる>


■2024/09/05 接戦で裁決の人「デッドヒート」←「それは分かってるねん」

 <【ジャパンC出走へ】「何をさせても規格外」一生思い出に残る“パンサラッサ”という馬──池田元厩務員×チャンピオンヒルズ・小泉厩舎長対談/後編 | 競馬コラム - netkeiba>を読んでいたら、「デッドヒート」の話が出てきました。

池田元厩務員
<(引用者注:パンサラッサが優勝した)ドバイターフの時はロードノースの方が勢いがよくて負けたと思ったんよね。帰る準備をしていたら、矢作先生から「やっちゃん、ちょっと待ってて。同着もあるかも」って。>

小泉厩舎長
<長かったですよね。>

池田元厩務員
<そしたら裁決の人が「デッドヒート」って言うから「それは分かってるねん」と。でも、矢作先生と通訳の安藤裕くんが「よっしゃ、デッドヒート!」って抱き合って喜んでいて、「なんで?」と。英語では同着って意味なんやね。>