2026年5月25日月曜日

キングカメハメハの後継種牡馬?クリーンエコロジー、11頭の産駒でいきなり中央で人気勝利

■2020/07/03 クリーンエコロジーという謎の新種牡馬にびっくり…
■2020/07/03  キングカメハメハの後継種牡馬?クリーンエコロジー、11頭の産駒でいきなり中央で人気勝利

■2020/10/05 ディープエコロジーという馬名、意外に意味の深い名前


■2020/07/03 クリーンエコロジーという謎の新種牡馬にびっくり…

 2歳の勝ち馬で父クリーンエコロジーという馬(ディープエコロジー)がいて、なんだこれ?と思いました。しかも、人気薄ではなく、2番人気で勝っています。
 マイナー種牡馬としてあるパターンは兄弟が大活躍馬、馬主が大物で趣味での種牡馬入りというもの。しかし、どちらでもありません。これなら未出走でも種牡馬入りということがあるのですけど、戦績見ると地方の活躍馬なんですね。恥ずかしながら知りませんでした。
 キングカメハメハ産駒で中央で新馬戦に勝ち、新潟2歳Sでも1番人気。それなら覚えていて良かったのですけど、私は記憶していませんでした。デイリー杯2歳Sでは4着しており、過剰評価でもなかったようです。
 ただ、トラブルがあったのか、次走までに1年。ここで500万条件からのやり直しになったものの、再びオープンクラスまで上がって重賞にも出走していました。にも関わらず、名前を覚えていなかったというのは、私がどうかしていますね。
 古馬になってからは出走こそあれど、重賞では未活躍。活躍は地方に行ってからですね。地方重賞をいくつか勝ちます。とはいえ、これで種牡馬入りというのはやっぱり解せませんね。大したことがありません。


■2020/07/03  キングカメハメハの後継種牡馬?クリーンエコロジー、11頭の産駒でいきなり中央で人気勝利

 当然ながら種付け頭数も少なくなります。初年度産駒はわずか11頭だとのこと。ところが、その中で中央初出走の産駒がいきなり人気で勝利。すごいですね。やはり地方競馬からの種牡馬はそもそも中央勝利すらまれであるようでした。

<地方競馬で活躍して種牡馬となったケースは、近年ではルースリンドからストゥディウムとヤマショウブラック、グランシュヴァリエからリワードアヴァロン、セレンからブラヴールが地方重賞を制しているが、まだ中央での産駒勝利はない>
( 【こちら日高支局です・古谷剛彦】初年度11頭のクリーンエコロジー産駒から中央で勝ち馬 今年の新種牡馬産駒は面白い スポーツ報知 2020年7月1日 07:00 より)

 なお、地方では、 リュウノメアリー(牝2歳、北海道・川島雅厩舎)が新馬戦で2着に入るなど上々の滑り出しを切っていたとのこと。逆に言うと、地方ですら勝っていないのに先に中央で勝ったんですね。
 ここから成り上がって、キングカメハメハの後継種牡馬候補になると、ドラマチックでおもしろいのですけど、日本では難しいかもしれません。




■2020/10/05 ディープエコロジーという馬名、意外に意味の深い名前

 最初、ディープエコロジーという名前を見て、ディープインパクト産駒だと思ったのですが、前述の通り、実際にはクリーンエコロジー産駒でした。母父がディープインパクトなのでディープはそちらから。ややこしくてあまり良くないと思うのですけど、稀にあるパターンですね。

 ただ、この馬の名前の場合、単にふたつの単語をくっつけたというだけでなく、ちゃんともともとある意味のある単語になっているというのがうまいですね。Wikipediaによると、ディープエコロジーは、1973年にノルウェーの哲学者アルネ・ネスが提唱したエコロジーの概念。人間の利益のためと考えられていたそれまでの環境保護運動を深めて、環境保護それ自体を目的したものだそうです。

 なお、その後のディープエコロジーの戦績ですが、函館2歳S(G3)では人気にならずに13番人気で結果も10着と振るわず。次のクローバー賞(OP)も7番人気9着と全然です。人気での勝ち上がりなのでもっとやれるかとも思ったのですが、新馬戦はレベルが低すぎて人気になっただけなのかもしれません。残念です。



2026年5月24日日曜日

サイレンススズカの二つ名「異次元の逃亡者」 聞いた覚えがない

■2022/03/15 サイレンススズカの二つ名「異次元の逃亡者」 聞いた覚えがない
■2026/05/24 音速の貴公子と呼ばれた競走馬とレーサー、ともに事故死
■2026/05/24 音速の貴公子が亡くなった日と生まれた日が同じだった?
■2026/05/24 三重県鈴鹿でスズカ、ミスズ、サンレイ、サン、スリーなどなど
■2009/4/19 ラスカルスズカ種牡馬入りするも産駒は永井さん関連ばかり…


■2022/03/15 サイレンススズカの二つ名「異次元の逃亡者」 聞いた覚えがない

2023/03/24:サイレンススズカ関連でひとつ投稿を作っておこうということで、他で書いていた話をこちらにも転載しました。

2022/03/15:久しぶりに競馬ゲームをやろうかと思ったのですが、私は競馬ゲームをやると、馬名を名付けるところで悩んで全然ゲームが進みません。そこで、先に馬名をたくさん考えておこうと思って、最近、日課の散歩のときなど、暇なときに考えています。
 ただ、なかなか良い名前が思い浮かびません。ボツ馬名ばかり出てくるので、ここではちょっとそこらへんを紹介して「供養」しておこうかな…と。

 あと、今度やるときは、好きな馬をモデルホースを決めて、その血統を延々とつなげて行きたいな…と思っています。私はPOGでも近親や父が好きな馬…といった感じで選んでおり、そこらへんの思い入れが競馬の魅力だと思います。
 ただ、これでやると、かなり馬選びが限定されちゃうんですよね。なので、血統的にちょっと似てればモデルホースと近いと思い込む…ということで、これからはどんどん甘く、どんどん広くしていきたいと思ってもいます。それもどうなのか?という話ではあるんですけど…。

 で、馬名も基本的に好きな馬にちなんだ名前…ということになります。「~系」となっているのは、そのモデルホースということです。

・ヨジゲングルービー (サイレンススズカ系)
 これがなんでサイレンススズカにちなむ名前なのか?と言うと、サイレンススズカの二つ名「異次元の逃亡者」から。その異次元からさらに四次元に広げちゃってるんですけどね。正直「異次元の逃亡者」ってのは、私は聞いたことない二つ名だったのですが、これまたなるべく広く広くしていかないと、すぐにネタ切れになるということで採用しています。
 ただ、「イジゲン」と言うと真っ先に思い浮かぶのは、POG馬だったメイショウイジゲンですね。中央では勝利できなかったものの、未勝利で長く好走を続けて結構楽しめました。このメイショウイジゲンは同じくPOG馬だったメイショウテッサイの近親ということで指名。メイショウテッサイはメモを確認すると、兄のメイショウクオリア(この馬は特に好きではなかった馬)が重賞を勝っていたという理由での指名でした。メイショウテッサイも未勝利を勝てなかったものの、地方からのカムバックで中央でも1勝、全部で66戦するという息の長い活躍をしてくれて好きでした。主に追込が主体で、いつも「いつか来るんじゃないか!」と期待させてくれた馬です。馬券もずいぶん買いました。
 「ヨジゲングルービー」という馬名の話を全然していませんでしたが、これはなんとなく響きがコミカルでいいかな?と思ったもの。ただ、その程度なので、もうひと押し足りなかったんですよね。
 あと、名前の響きは昔あった「サムライトルーパー」というアニメに似ているな…と後から思いました。と書いて、見直すと、言うほど似てないですね。ちなみに「サムライトルーパー」は名前を知っているだけで、見たことはないアニメなので、全然内容はわかりません。


■2026/05/24 音速の貴公子と呼ばれた競走馬とレーサー、ともに事故死

 ウイニングポスト7 2012をやっていたら、サイレンススズカは「音速の貴公子」と呼ばれていました。「異次元の逃亡者」 と同様に私はやはり聞き覚えがないものの、検索すると出てきます。また、記事タイトルにもなっていたので、ある程度定着していた二つ名かもしれません。

 ところで、「音速の貴公子」で検索すると出てくるのは、サイレンススズカではなく、F1レーサーのアイルトン・セナ。大活躍しながらもレース中の事故で亡くなっており、サイレンススズカと悲しいところが似てしまっています。

・アイルトン・セナ - Wikipedia
<アイルトン・セナ・ダ・シルバ(Ayrton Senna da Silva, 1960年3月21日 - 1994年5月1日)は、ブラジルのレーシングドライバー。F1世界選手権において、1988年・1990年・1991年と、計3度ワールドチャンピオンを獲得した。
 F1史を代表するドライバーの1人とされ、多くの投票で「史上最高のF1ドライバー」や「史上最も影響力のあるF1ドライバー」に選出されている[1][2][3][4]。計65度のPP獲得数は、2006年にミハエル・シューマッハに更新されるまで歴代1位の記録であった。(中略)
 異名には「Genius(天才)」「マジック・セナ」などがあり、若手時代には「ハリー」の愛称でも呼ばれた。日本では、古舘伊知郎が名付けた「音速の貴公子」がよく知られている[5]。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%8A


■2026/05/24 音速の貴公子が亡くなった日と生まれた日が同じだった?

 サイレンススズカの生年月日を見ると、なんとアイルトン・セナが亡くなった日と同じ1994年5月1日になっていました。できすぎですね。本当なんでしょうか?

サイレンススズカ - Wikipedia
<サイレンススズカ(欧字名:Silence Suzuka、1994年5月1日 - 1998年11月1日)は、日本の競走馬。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AB

 あと、アイルトン・セナと同じということからすると、アイルトン・セナが由来でつけられた二つ名なのかな?と思いました。ただ、Wikipediaでは特にそういった話はなし。そもそも二つ名について書いていません。
 一方、Wikipediaでは、アイルトン・セナについての話は出ており、誕生日以外の共通点を以下のように書いていました。

<サイレンススズカが誕生した1994年5月1日はイタリアでF1・サンマリノグランプリが行われ、この大会でアイルトン・セナがレース中の事故により亡くなった日でもあった[114]。馬主の永井が所有馬に付ける「スズカ」の冠号は鈴鹿山脈が由来であるが[115]、第118回天皇賞が行われた1998年11月1日は鈴鹿サーキットにおいて日本グランプリが行われていた日でもあり[71]、そのため当日は「スズカ、ポールトゥウィン」という見出しが新聞各紙において活字となっていた[71]。>

 「ポールトゥウィン」というのは、モータースポーツにおいてポールポジションからスタートし、そのままレースに勝利することだとのこと。なので、「スズカ、ポールトゥウィン」というのは、「サイレンススズカが逃げ切り勝ち」という意味で、たぶんサイレンススズカの本命予想記事だったんじゃないかと思われます。


■2026/05/24 三重県鈴鹿でスズカ、ミスズ、サンレイ、サン、スリーなどなど

 ちなみに馬主の永井さんの関連馬は、三重県鈴鹿市のスズカの他、三重県由来と思われるスリーの冠名が使われています。サンもあったと思ってWikipediaを見ると、いろいろありましたわ。そうだ、ミスズもありましたね。ほとんどは三重県というよりは、三重県+鈴鹿といった名付け方だったようです。

・永井啓弍 - Wikipedia
<冠名は預ける厩舎によって使い分けており[9]、2023年現在は鈴鹿山脈に由来する「スズカ」(主に橋田満厩舎[1])[9]のほか、「三重県鈴鹿」に由来する[9]「ミスズ」(主に加藤敬二厩舎[1][注 1])、読み替えた「サンレイ」を主に使用している。過去には、「三重県」および「太陽(Sun)」より[9]「サン」(主に高橋成忠厩舎[1])、「鈴峰」より「レイホー」も用いられた。>
永井商事名義の主な所有馬
<父の永一が仲間と設立した会社で[1]、勝負服の柄は青、白星散。以前は緑、緑袖白一本輪を使用していた。冠名には三重県からの連想で[9]「スリー」を用いる。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E4%BA%95%E5%95%93%E5%BC%8D

 トヨタカローラ三重の重役だったのは知っていたんですけど、Wikipedia見ると、ふたりの息子はレーシングドライバーでもあるというのでびっくり。サイレンススズカのところで出てきたモータースポーツの話が、思わぬところでまた出てきました。

<レーシングドライバーでトヨタカローラ三重代表取締役社長、トヨタホーム三重代表取締役社長[7]の永井宏明[4]と同じくレーシングドライバーでネッツトヨタノヴェル三重代表取締役社長[8]である永井秀貴[5]は息子。>


■2009/4/19 ラスカルスズカ種牡馬入りするも産駒は永井さん関連ばかり…

 ラスカルスズカ産駒ってどうなの?と思って調べてみました。
 ラスカルスズカは、お兄さんのサイレンススズカが好きで弟も応援していた…という馬。結局G1は取れず仕舞いでしたが、種牡馬入り。初年度産駒が2005年生まれで2007年デビュー。2009/4/19時点で走っているのは2世代のみです。

 活躍しているか以前に、産駒を見てみるとなんかもう圧倒的に頭数が少ないです。nekeibaの検索で出てきたのは2世代32頭のみ。全然ですねー。近親に活躍馬がいるので種牡馬として悪く無さそうな気がしたんですけど、てんで期待されてないみたいでした。

 産駒の馬主もパッと見、スズカ冠名の馬主の永井さん関連ばっかり。この頭数ですから、やはりすごい馬…というのも出てきいませんね。どうしても難しいです。
 この低レベルの中の稼ぎ頭は牝馬のサワヤカラスカル。馬主は永井啓弍さんで母親も同じ名義のサワヤカスズカ、祖母もダンシングスズカで永井血統。母父はサクラバクシンオーです。
 賞金は5,515.6万円。まだ4歳なので増えるとは思います。3月に1600万下で勝って、先週の阪神牝馬Sで4着。連対は芝の1400か1200のみということで短いです。

 その次になるとぐっと下がって1,410万円。その他の馬は1000万円未満と辛い状況です。
 1,410万円の子は牡馬。名前はスリーラスカルでやっぱり永井さん関連の永井商事。母スリーキリコ、祖母スズカフェアリー、曾祖母スリーファイヤーということで、脈々と永井さん関連で続きます。こういうのいいですね。憧れます。
 母父はサンキリコで永井さん系の冠名のひとつ「サン」がつき、また永井さん関係?と思うかもしれませんけど、サンキリコは普通に海外馬。リファール系の種牡馬です。
 スリーラスカルは新馬戦でいい脚使って2着したのを覚えていて、ラスカルスズカの産駒では1番期待していました。3戦目で勝ちあがってくれたものの、昇級してからは全く通用せず掲示板に乗れません。残念です。
 今年に入ってからは、障害に転向していたみたいです。初戦を2着して「おっ!?」て感じですが、以降3、4、10着と段々と悪化。障害でもいいから、どこかで活躍して欲しいですね。

 できることなら、ラスカルスズカには後継種牡馬になるような産駒を輩出してほしいんですけど、現状のレベルを見ると無理そうな感じ。
 でも、頭数の少なさを考えると、戦績は悪くないのかもしれません。先週までのAEI(アーニングインデックス)は1.46。同年にデビューした他の種牡馬を見て確認してみましょう。
 シンボリクリスエスが1.33、ゴールドアリュールが1.46、エアエミネムが0.39、アグネスデジタルが0.90、ショウナンカンプが0.74、エイシンプレストンが0.31、ロサードが0.81、ファルブラヴが0.51、トワイニングが0.89、グランデラが0.47、ムーンバラッドが0.44、アラムシャーが0.68。

 …って、1位タイじゃないですか!?
 これはまあ冷静に考えると、まだ4月でデータが少なく途中経過状態であり、調査のタイミングがたまたま良かったということでしょうね。でも、シンボリクリスエスやゴールドアリュールに比べておそらく繁殖の質が低いであろうことを考えると、評価してもいいんじゃないでしょうか?
 あと、新種牡馬で期待していたファルブラヴとエアエミネムの数字が悪くて、ショックでした。エアエミネムはだからフランス行っちゃったんですかねー。確かに向こうでデインヒルの評価は高いですけど・・・。密かにめっちゃ期待していたのに…。

 とりあえず、ラスカルスズカは評価が見直されるといいなーと思います。


最近でも単走がある!1頭だけが出走した理由は?

■2020/01/18 あまりに強すぎて皆回避、単走が8度もあったエクリプス
■2020/01/18 最近でも単走がある!1頭だけが出走した理由は?
■2023/03/10 G1なのにみんな回避で30年ぶり単走!強すぎたスペクタキュラービッド 


■2020/01/18 あまりに強すぎて皆回避、単走が8度もあったエクリプス

  1764年生まれというえらい前の話ですが、エクリプスという歴史的名馬がいました。まだサラブレッドが確立される前ですから相当前ですね。そのもととなったアラブ種の最も重要な競走馬です。
 エクリプスは18戦18勝。当時のレースは今とは全く違っており、同じ馬で長距離レースを何度も戦って勝負を決するというヒートレースが多く7勝しています。ただ、それより多いのが、単走の8勝でした。

 なぜ単走が多いのか、勝てたのは相手が怪我で棄権して運が良かったわけじゃないか?と言うと、そうではありません。あまりに強すぎたためです。
 エクリプスの強さが明らかになるにつれ賭けレースを挑もうという人は少なくなります。当時のやり方だとこれではレースができません。馬主が貴族でもジョッキークラブに所属しているわけでもないエクリプスにとって出走する競走がないという問題が出てきたとWikipediaにはあったので、馬主が異なれば状況はまた少し違ったみたいですが、とにかくエクリプスの場合はダメでした。
 そこで、その後も出走可能な競走に出走したものの、登録するとすぐに皆が回避してしまうために、8度の単走を行うことになったといいます。


■2020/01/18 最近でも単走がある!1頭だけが出走した理由は?

 これは飽くまで18世紀の話。ただ、最近でも上記と同じイギリスで単走レースがあったと聞いて驚きました。
 このレースの場合は強い馬ではありません。また、出走取消が相次いたのではなく、元から1頭しか出走馬がいなかったとのこと。しかも、重賞レースだと言うので驚き。そんなことがあるんですね。オールウェザーの重賞・ウィンターダービーが行われた、2019年02月23日のリングフィールド競馬場6Rの3歳クラス5戦(AW1600m)だとのことでした。
 
   凱旋門賞の前哨戦のフォワ賞が数頭で調教みたいなレースになる…ということもありましたが、このレースの場合はそもそもちゃんと走らなかった模様。ゲートもなしで残り1ハロン地点からスタートして、ゴールさせたそうな。もうやらんでいいじゃん、それ!というレベルです。
 
 あと、勝った(のか?)Greybychoiceは「強い馬ではありません」どころではなく激弱。このときは、前年6月ニューマーケットのデビュー戦が9頭立て9着、7月ヤーマスの2戦目が6頭立て5着以来で、成績が悪いだけでなく、約7か月半ぶりの出走という好走が難しそうな条件でのレースでした。これで1着取れたんだから最高ですね。ちなみに優勝賞金2911ポンド(約42万円)だったそうです。(イギリスで単走レース - 競馬ニュース | netkeiba.comより)
 
  馬名の「Greybychoice」は「Grey  by choice」をつなげたものでしょうか。レース選択が良かったので、「良いチョイスでしたね」といった感じです。
   仮に「Grey  by choice」ならこの馬名はどういう意味かも検討してみることに…。 「by choice」は「選んで、好き好んで、自分で決めて」などといった意味。その前の「Grey」は灰色のグレイのイギリス英語。ただ、名詞だと意味が変だと思うので、動詞じゃないかと予想。動詞のグレイなら「灰色になる」「白髪になる」「歳を取る」といった意味があるようです。
  ということで、「老けたねって言うな。好きで老けているんだよ」といったニュアンスでしょうか。だとすれば、変わった名前です。それとも、次第に白い毛が増えていく芦毛の馬なんでしょうか。
 
 ところで、弱い馬なのでこれを勝ったら次はもう相手にならない気がします。即引退かと思って、リンクあった海外サイト見ていたら、その後も走っていました。もともと海外の競馬は日本より儲からないものなので趣味なんでしょうね。
   とはいえ、結構頑張ってるときもありそうな感じ。海外サイトはすごくわかりづらいんですけど、13頭中5着や、8頭中4着っぽい数字が見られます。大赤字でしょうが、頑張っていました。 


■2023/03/10 G1なのにみんな回避で30年ぶり単走!強すぎたスペクタキュラービッド

 別の単走レースの話を。上記まではイギリスの話でしたが、今回はアメリカの話。スペクタキュラービッド (Spectacular Bid) という馬で、この馬の場合、G1を13も勝って種牡馬入りしており、歴とした名馬というタイプです。日本の馬でもたまに血統表で目にしたような種牡馬ですね。
 Wikipediaによると、当初は苦戦するものの、すぐに一変して圧勝し、2歳の時点で才能開花。文句なしの最優秀2歳牡馬となっています。

<2歳となった1978年の6月にデビューし、当初こそ2敗を喫したものの、ワールズプレイグラウンドステークスで15馬身差の圧勝劇を演じたのを皮切りに連勝街道に乗る。シャンペンステークスを2馬身4分の3差、ローレルフューチュリティを8馬身2分の1差で勝利し、断然の評価でこの年の最優秀2歳牡馬に選ばれた>

 快進撃が2歳の時点で終わる…という馬もいますが、前述の通り、スペクタキュラービッド はG1を13も勝って種牡馬入りしたような名馬。アメリカで最も重視される3歳でも大活躍しています。

<3歳時はハッチソンステークスから始動しキャンターのまま4馬身差で楽勝。12日後のファンテンオブユースステークスを8馬身差、更に連闘で臨んだフロリダダービーでは後方から捲り4馬身2分の1差、フラミンゴステークスではバックストレッチから一頭だけスパートを開始し、ゴール時には12馬身差と快進撃は止まるところを知らず、すでにケンタッキーダービーが9日後に迫っているなか、ブルーグラスステークスへと出走し、7馬身差で勝利する。
 本番のケンタッキーダービーは、後方から捲り気味に進出し、ジェネラルアセンブリーを下して勝利。わずか5頭立ての少頭数となったプリークネスステークスは、4番手からバックストレッチで進出を開始し5馬身2分の1差をつけ、コースレコードに0秒2差の好タイムで優勝する。2歳時の敗戦からここまで12連勝で、圧倒的な強さに当時「2000mまでならセクレタリアトよりも上」との評価が出るほどであった。ところが、三冠のかかったベルモントステークスでは当日に安全ピンが蹄に刺さるというアクシデントがあり、コースタル、ゴールデンアクトの後塵を拝する3着に敗れてしまう>

 三冠を逃したのは、アクシデントであり、疲労ではなさげ。ただ、ケンタッキーダービー前の「ブルーグラスステークス」は余計でしたね。日本の三冠と全く違い、アメリカの三冠はただでさえ短期集中方式。使いすぎと言いたくなるような使い方はどうかと思います。
 アクシデントで三冠を逃したため、実質三冠クラスと言えそうなスペクタキュラービッドは、秋になって本当の三冠馬アファームドと対決。しかし、アファームドには敗れたそうです。

<秋にはジョッキークラブゴールドカップで、1歳年上の三冠馬アファームドと対峙した。僅か4頭立てながら、アファームド、スペクタキュラービッド、コースタルと役者が揃っていた。レースでは、逃げるアファームドにスペクタキュラービッドが何度も競りかけるが、アファームドはその度に距離をとる。直線では内からコースタル、外からスペクタキュラービッドが襲い掛かるが、アファームドは更に伸び、ねじ伏せるような形で勝利した。スペクタキュラービッドは4分の3馬身遅れての2着だった。この敗戦により、最優秀3歳牡馬には選出されたが、年度代表馬はアファームドのものとなった>

 とはいえ、スペクタキュラービッド が相当強い馬であったことは間違いなく、古馬になっても強さは衰えませんでした。古馬では連勝を続け、なんと全勝のまま引退しています。そして、その強さゆえに、このページのテーマである「単走」という珍事が発生。30年以上なかったといいますから、当時としてもものすごく珍しい出来事だったようです。G1レースだったにも関わらず、みんな回避してしまったという異常事態でした。出れば入着確実だったんですし、もったいない気がしますけどね。

<古馬となったスペクタキュラービッドは、年初めのマリブステークスを馬なりで5馬身差の圧勝を遂げると、チャールズH. ストラブステークスで1:57.8という史上空前の世界レコードで勝利する。この後も圧勝で連勝を続け、アモリーL. ハスケルハンデキャップで名牝グローリアスソングを破ると、引退レースとなったウッドワードステークスはあまりの強さに他陣営が恐れをなし、1948年以来の単走のレースとなった。アファームドに敗れてから引退まで9連勝。生涯獲得賞金は278万1608ドルで、アファームドを抜いて当時の新記録だった。>

 「日本の馬でもたまに血統表で目にしたような種牡馬」と書いたのですが、「最高」であった競走成績から見ると、種牡馬成績は「失敗」と言って良いものだったようです。

<引退したスペクタキュラービッドは、当時のレコードとなる総額2200万ドルでシンジケートが結成され、クレイボーンファームで種牡馬入りした。初年度となる1981年の種付け料は15万ドル。だが、種牡馬成績はG1勝ち馬が1頭と、多大な期待には遠く及ばず、繁殖牝馬の質と種付け料は低下の一途をたどった。1991年にニューヨーク州のミルファーファームに移動。(中略)
 通算の種牡馬成績は、勝ち上がり頭数253頭のうちステークス勝ち馬が47頭、獲得賞金は1900万ドル以上。母の父としては、スペクタキュラービッドが死んだ時点で69頭のステークス勝ち馬を出していて、そのなかには2001年カルティエ賞最優秀スプリンターのMozartなど8頭のG1勝ち馬が含まれている>


2026年5月23日土曜日

外国人騎手が強いのは不正してるから?ムチ使いすぎ激走問題

■2026/05/23 外国人騎手が強いのは不正してるから?ムチ使いすぎ激走問題


■2026/05/23 外国人騎手が強いのは不正してるから?ムチ使いすぎ激走問題

 <NHKマイルC「ヤリすぎ右ムチ10連打」で1着レーン騎手に制裁!短期免許の外国人「激走馬の次走」が危ないワケ|au Webポータルコネタニュース>(2026/05/11 11:45 アサ芸プラス)という記事がありました。GI・NHKマイルカップでダミアン・レーン騎乗のロデオドライブが勝利したレースの話です。

 レース後、JRAは決勝線直前でのムチの使い方に違反があったとして、レーン騎手に過怠金5万円の制裁を決定。「連続してムチを使用できるのは5回まで」のところ、今回、レーン騎手はゴール直前に「右ムチを10連打」。ムチの使い方自体も違反に問われた可能性があるそうです。
 これ自体はその通りなのでしょうが、記事ではここから怪しい話になっていきます。

<こうしたハッスルプレーは、当該馬の馬券を買っている競馬ファンには頼もしい限りだろう。しかし、調教師や馬主らにとっては「複雑な一面」が存在する。問題となるのは、ヤリすぎた騎乗が馬にもたらすダメージだ。(中略)
 短期免許で来日中の外国人騎手にとっての至上命題は「とにかく勝って稼ぎまくる」。一方、年間を通じてお手馬に騎乗する日本人騎手の場合は、レースが馬に与えるダメージを見極めながら、最適な騎乗を心がけることが多い。
 筆者がなんとも気の毒に感じるのは、短期免許の外国人騎手から日本人騎手に乗り替わって惨敗した場合だ。この時、一部の競馬ファンは「やっぱり日本人騎手は追えない」などと不満を漏らすが、実際には前走における外国人騎手の「ヤリすぎた騎乗」がアダとなっているケースが少なからず存在するのだ。
 言葉は悪いが、日本人騎手にとっては「火事場ドロボー」に遭ったような気分だろう。>
https://article.auone.jp/detail/1/1/1/42_1_r_20260511_1778468001548103

 一部納得できるところはあり、これが当てはまるパターンもあるかもしれません。ただ、あまりにも穴が多すぎて、納得できないところが多くあります。

 例えば、今回のように制裁が出ている好走例がどれほどあるのか?という話。「制裁で出ていないが外国人騎手はやりすぎ」という主張なのかもしれせんけど、そうなるといくらでもこじつけられます。外国人騎手の好走例が数え切れないほど多数ある中で、やりすぎ例がたった1つだけだと納得しがたいものがありますね。

 ちなみに、激走後の反動で走らなくなる馬が多い騎手というのは、以前も指摘がありました。ただし、外国人騎手ではなく、外国人騎手がいなかった時代の大昔の日本のトップ騎手です。日本人トップ騎手でもそういう例があったことは、「年間を通じてお手馬に騎乗する日本人騎手はセーブして短期免許の外国人騎手はやりすぎる」という主張と矛盾する方向性です。

 この主張に関しては、他の面でも疑問があります。レーン騎手がそもそもそうなのですけど、短期免許とはいえ、今後も来日する可能性がある騎手がその場限りの騎乗を本当にしまくるのか?という疑問。毎年のように来日する騎手は、今後のために調教師や馬主らの機嫌を損ねることは得策ではありません。

 さらに、ここの調教師や馬主らの意向というのが、根本的な問題。本当に外国人騎手のやりすぎを彼らが問題だと思っているなら「依頼しなけりゃ済むじゃん!」で終わる話。まだまだ矛盾点がありそうですが、これが一番の疑問点ですね。
 現実に外国人騎手に依頼が多い…特に有力馬の依頼が多いということからすると、実際には、調教師や馬主らは外国人騎手に乗ってもらうメリットの方が大きいと感じているのだと思われます。


岩田望来騎手がすごい予想外の理由 でも斎藤新騎手の方がさらにすごい?

■2019/03/13  岩田望来騎手がすごい予想外の理由
■2019/03/13 でも斎藤新騎手の方がさらにすごい?
■2019/12/01 現時点での新人騎手勝利数ランキングの1位は?
■2020/05/04 注目の2人斎藤新と岩田望来、2年目で明暗が分かれる


■2019/03/13  岩田望来騎手がすごい予想外の理由

 最近は結果至上主義となり、昔ほど若手騎手を育てる習慣がなくなった昨今は、いわゆる「2世騎手」でも苦戦しているといった話の後に、「だが彼は違う」と名前を挙げられていたのが、岩田康誠騎手の次男となる 岩田望来(みらい)騎手です。
 この記事JRA岩田康誠「息子」は超大型新人!? 武豊以来の「新人王当確」路線......最強厩舎&最強エージェント付きの"VIP待遇"に呆然 (GJ)は、2018.03.21のものであり、デビューの1年前。なので、正確にはまだ騎手ではありません。この時点ですでに活躍できると断定するのも不思議な話。
 で、能力がそれほど高いのか?と言うと、実はそこがすごい理由じゃありませんでした。昨今何かと話題になるエージェントが理由なのです。

 記事によると、すでに"デビュー時から、いきなり父・康誠騎手や福永騎手を担当している小原靖博氏がエージェントに就く計画がある"とのことでした。
 「新人騎手の環境という面では極めて異例ですし、『歴代最高』と述べても差し支えないかもしれません。さすがに話を聞いた時は呆然としました」と競馬記者が言っていました。今はエージェントの影響が強いので、納得の理由です。
 でも、親の七光りみたいな理由なので、叩かれちゃうかも。逆にかわいそうかもしれません。


■2019/03/13 でも斎藤新騎手の方がさらにすごい?

 上記の記事では、"場合によっては武豊騎手が記録し、三浦皇成騎手が塗り替えた新人最多勝記録を更新する可能性もなくはないはずだ"という気の早い話をしていました。
 ところが、1年経ってみると、上記とは同じ同じGJで、JRA新人騎手「空前のハイレベル」!? 岩田康誠息子よりも期待大な有望株とは(GJ)という記事が登場。いい加減すぎて、怒りよりも笑いがこみあげてきました。

 競馬学校を卒業したのは、岩田望来騎手(栗東)の他、大塚海渡騎手(美浦)、亀田温心騎手(栗東)、小林凌大騎手(美浦)、斎藤新騎手(栗東)、菅原明良騎手(美浦)、団野大成騎手(栗東)。
 また、今年は、外国で実績を残している藤井勘一郎騎手というおもしろい存在がいます。この説明を聞いただけで、ワクワクしてきます。
 しかし、注目されていたのは、藤井騎手ではなく、美浦の斎藤誠調教師の長男で、過去に池添謙一騎手、三浦皇成騎手も受賞したアイルランド大使特別賞した斎藤新騎手。
 彼は珍しく父と違う所属。栗東です。「父の誠調教師と相談した結果、『お父さんと離れた方が、僕も父も甘えない』と考えたためだそう。若いのに、あえて厳しい環境に身を置くことを決めたプロ意識の高さは目を見張るものがありますよ」と競馬ライターは評価していました。

 また某若手騎手が『今年の新人はレベルが高い』と話すなど、他の騎手も注目だとのこと。ただ、 名前が挙がっていたのは、岩田望来騎手だけでした。

 私の現在の騎手メモを見ると、高評価は藤井勘一郎騎手と菅原明良騎手。藤井騎手は見ていて、おっ!と思うところあって名前をすぐ覚えたので、さっきの経歴を聞いて興味を持ちました。注目の斎藤新騎手はメモでは平均点。一方、低評価だったのは、なんと岩田望来騎手でした。
 ただ、まだ1レースか2レースしか点数をつけておらず、 いくらでも変わるところ。20~30レース見ないと、私の好みの騎手かどうかはわかりません。
 ちなみに私の好みの騎手は総じてリーディング下位。なので、逆に私に気に入られない方が良いかもしれません。ただ、最近だと気に入った武藤騎手がその後ブレイク。たまには当たります。



■2019/12/01 現時点での新人騎手勝利数ランキングの1位は?

 新人騎手ランキングみたいなのあるだろうと検索したのですけど、見つからず。仕方ないので地道に見ていきます。間違いあったらごめんなさい。

<新人騎手勝利数ランキング>
27     斎藤新    38勝
32     岩田望来 32勝
 36     菅原明良 27勝
71     亀田温心 11勝
 113     大塚海渡 3勝
146 小林凌大 0勝
146 団野 大成 0勝 (2020/05/04追記:見逃しミス。実際には20勝くらい?)
(65     藤井勘一郎   13 勝)

 前評判の高かったふたりが普通に1位、2位というおもしろくない結果に。2人とも30勝を達成しており、JRA賞最多勝利新人騎手の資格がありますね。
 あと、JRA賞最多勝利新人騎手を見直していたら、武藤騎手は1年目は24勝で該当者なしの年でした。良くなった2年目は37勝、今年はここまで35勝であり、今年の新人はハイレベルな感じです。

 私の感想メモを見ると、厳密には新人ではない 藤井勘一郎騎手が当初のイメージのままトップ。21レース見て5点満点中3.19で全体で17位になっています。ただ、新人騎手らに勝ち星で負けていますし、世間の評価は高くない模様です。
 ちゃんとした新人騎手で一番良い評価なのは、23レース見て3.17、全体では22位の菅原明良騎手。全然記憶にないんですけど、良い点数つけていたみたい。彼はデビュー前に大きく騒がれてなかったものの、27勝で3位につけており、前評判以上の健闘でしょう。なんかむしろすごいんじゃないかと思っちゃいます。
 一方、前評判も勝利数も良い二人ですが、斎藤騎手は私の評価だと2.95で真ん中くらいの点数。5点満点なので3が平均ですが、実際につけた点数を平均してみると、2.95くらいで真ん中です。岩田望来騎手もちょうど同じ点数でした。相変わらず、私は世間の評価と違いますね。これで2年目以降私の評価と同じ活躍具合になると、すごくね?となるのですけど、今までのパターンからするとそうでもないと思います。
 ああ、そういえば、 最近では藤田菜七子騎手も気に入った新人。彼女の場合はいろいろと特別と言われてしまいそうですが、41勝を上げており、客観的な数字で見ると大成功ですね。最近見る目が肥えてきたのでは?と、ちょっと期待しちゃいます。


■2020/05/04 注目の2人斎藤新と岩田望来、2年目で明暗が分かれる

 前回の後、評価の良かった2騎手の明暗が別れた感じ。斎藤騎手の評価が下がった一方、岩田望来騎手はますます高い評価を得ている雰囲気。現在の騎手リーディングでは、岩田望来騎手はなんと8位であり、結果もすごいですね。
 2019年の12月に追記した直後に気づいたのですけど、この世代では 団野騎手の騎乗が気に入っていることに気づき、書くタイミングを間違えたな…と。気づいていれば、団野騎手押しってかけたのに…と思いました。
 ただ、前回の追記を見直すと、団野騎手はその時点でなんと0勝。相変わらず世間の評価と違う感じですね…と思っていたら、2020年は13位。世代では岩田騎手に次ぐ順位です。さすがにおかしいな…と見直すと、前回のが間違いだったっぽいですね。上位に名前がなくて0勝だと思ったものの、見逃しただけみたいです。2019年も26勝で42位で、十分乗れていましたわ。
 今年の順位は、また見逃しミスあるかもしれませんが、2人の後は23位斎藤騎手、30位亀田騎手、40位藤井騎手といった感じですかね。
 私の現在の点数評価上位は、菅原騎手が17位でトップ、藤井騎手が22位、亀田騎手が24位となっていました。亀田騎手印象ないものの、良かったようです。というか、勝ち星で菅原騎手は苦戦、4勝で67位となっています。
 イメージは良かったものの、点数評価だと団野騎手は 27位止まり。岩田望来騎手は半分より上ですが57位。斎藤騎手は真ん中くらいの78位となっています。この世代の評価全般に良い感じですね。まあ、私が若手の積極騎乗好きで、リーディング上位が好きじゃないことが多いってのもあるんでしょうけど…。年を取れば取るほど好きじゃなくなる傾向があります。


2026年5月22日金曜日

武豊騎手が若手の武藤(雅)に危機感 その理由とは?

■2018/05/09 武豊騎手が若手の武藤(雅)に危機感 その理由とは?
■2019/04/15 関西遠征の武藤雅騎手、騎乗馬も自分で確保
■2019/11/18 米ベルモントオークスに挑戦して健闘していた武藤騎手



■2018/05/09 武豊騎手が若手の武藤(雅)に危機感 その理由とは?

 「武豊が若手の武藤雅に危機感」ってのは嘘じゃないのですけど、実はタイトル詐欺なところがあります。
 怪物・横山武史VS神童・木幡育也 武藤雅・川又賢治・富田暁騎手の評判は?で書いたように、武藤雅騎手は好きな騎手。なので、脅かす存在として怖がっているというのなら嬉しいのですけど、そうじゃないのです。

 2017 年、実弟の武幸四郎騎手が引退したことで『武』の姓が武豊騎手1人になありました。この際に、マスコミなどの表記を「武」にするか「武豊」するかが話題になったそうです。
 そして、この話題に武豊騎手が直接関与したそうな。本人の希望で「武豊」に落ち着いたとされていました。
 ところが、字面が似ている武藤騎手がデビュー! 以下のようにおっしゃっていたそうです。

「ホッとしていたら、今度は『武藤(雅)』が現れた。見た目、すごく似てるでしょ?これだったら、もしかしたら『武』一文字の方がわかりやすかったかも(笑)」
(武豊が「ポスト武」不在に危機感。競馬界の未来を憂うレジェンドが昨年「新人最多勝騎手」の名を挙げた意外な理由とは | GJ より)

 私は武藤騎手が乗る馬は全部馬券検討しているんですけど、マジで間違えます。いわゆる空目ってやつです。確かにややこしいですわ。
 なお、武豊騎手は「今の新人騎手は騎乗技術が上がってきているし、見ていて『こいつはできる』とか『どんどん上手になってきている』と思う若手もいる」とも言っていたそうな。その若手に、武藤騎手が含まれていると嬉しいです。

関連:怪物・横山武史VS神童・木幡育也 武藤雅・川又賢治・富田暁騎手の評判は?


■2019/04/15 関西遠征の武藤雅騎手、騎乗馬も自分で確保

 武藤雅騎手が阪神競馬場にいて、あれ?と思いました。関西では珍しいと思ったら、ひょっとしたら初めての関西遠征なのかも。 関西遠征が初めてではないものの、デビュー後では初めて栗東トレセンを訪れたとしている記事がありました。
(美浦の武藤騎手がデビュー後初の栗東訪問 - サンスポZBAT!競馬より)
 わざわざ行くので重賞で騎乗があるんだろうなと思ったらやはり。所属する水野厩舎で土日とも乗ります。
 アーリントンC出走のニシノカツナリの騎乗は評価が割れていて、「外に出すの遅かった」「馬は強いのに騎手が下手」といった批判も。ただ、内枠だったので、私はむしろうまく外に出せたと思いました。6番人気4着であり、人気よりも走っています。
  アンタレスSのクロスケも悪くないように思えたのですが、もう少し早く仕掛けた馬などが勝利。思ったより伸びませんでした。ただ、こちらも結局10番人気6着でした。

 ところで、記事で気になったのが、 「週末の騎乗馬も自分で確保しなければいけないので、調教でアピールできれば」と言っていたこと。あれ、エージェントいないんですかね?
 また、そういう状態だったのに、騎乗数少なくないんですよ。前述の馬を含めて、土曜日が5頭、日曜日が8頭でした。関西でも注目されていたという理由なら嬉しいですね。
 あと、人気の馬も頼まれてるじゃん!と思ったのですが、これは勘違い。最終オッズでは6番人気が最高。先の ニシノカツナリ含めて3頭でした。最高着順も6番人気の馬で、4歳上500万下のレッドシャーロットの2着となっています。


■2019/11/18 米ベルモントオークスに挑戦して健闘していた武藤騎手

 気づかなかったんですけど、海外騎乗していたんですね。しかも、G1。さらに挑戦したのが1勝馬と、いろいろと変わった感じです。
 騎乗したのは、2019年7月6日の ベルモントオークス招待(G1・芝2000m)。名コンビとも言われて印象に残る走りを見せている3歳牝馬のジョディーでした。国内でもG1を走っている馬とは言え、有力どころではないためやはり変わったチャレンジでしょう。そのため、挑戦そのものにも批判が出ていたようです。
 しかし、結果は逃げ粘って、勝ち馬のコンクリートローズから2.3/4馬身、ハナ、2馬身の差の4着という大健闘。9頭立てだから、アメリカの芝の牝馬G1のレベルは低めだからといった声もあったのですけど、どうでしょうね。
  9頭立てであっても4着は立派でしょう。最近見ていないのであれですけど、海外競馬では日本ほど多頭数にならないことが以前は多い印象でした。また、以前も低レベルだったとは思えませんが、アメリカの芝は最近特に重視される方向性です。
 調べてみると、今回のレースではエイダン・オブライエン厩舎が2頭出しするなどヨーロッパの馬が3頭も出ていて、アメリカの馬に敗れていました。ジョディーより上は2着のエイダン・オブライエン厩舎の馬ジャストワンダフルのみ。特別アメリカの芝牝馬のレベルが低いわけではないように見えます。
 あと、いつも書いているように、アメリカ・ヨーロッパ・日本などは単純にレベルの高い・低いとは言い切れず、その国や競馬場の競馬に合う・合わないといった適正の部分が大きくなっています。そういう意味では、4着という悪くない結果が出た今回は良いレース選択だったと言えそうです。
 


2026年5月21日木曜日

スズカルパン16年ぶり100戦達成、前回はハルウララではない

■2020/06/25  スズカルパン16年ぶり100戦達成、前回はハルウララではない
■2024/07/15 6年以上ほぼ毎月走って怪我せずに最多出走記録 高齢でも好走

■2020/06/25  スズカルパン16年ぶり100戦達成、前回はハルウララではない

 スズカルパンは特に印象なかったのですけど、11歳で16年ぶり8頭目の100戦達成をしていたと今頃知りました。以前はハルウララ?と思いましたが、ハルウララではなく私も好きだったハートランドヒリュ。追込が得意でたまに穴をあけるイメージなので狙っていました。そのハートランドヒリュは現役時に亡くなってしまいましたが、スズカルパンは100戦を達成し、元気なうちに引退しています。
 スズカルパンの同期にはジェンティルドンナやゴールドシップ。ゴールドシップの他、ディープブリランテ、ジャスタウェイなどはすでに産駒が走っているので、同期の子供たちといっしょに走っていたということになります。

 長く走ったものの、スズカルパンは丈夫なタイプということではなかった模様。 担当の高橋一厩務員は、「最大の弱点は爪なんです。特に左前脚。鉄屋さん(装蹄師)は大変だったと思いますよ。爪に効くサプリをもらったりもしましたね」としていました。
 環境の変化に弱い馬だともいいます。東京に輸送して体が14キロも減ったことがあったので、ほぼ当日輸送のみ。栗東から最も近い京都で最多50戦、実に96戦が当日輸送。除外が多そうな条件に見えますが、それでも達成。中央という時点でもハードルが高いんですけどね。一方で、環境を変えないという意味で、ほとんど放牧にも出さなかったというのはレース数増加に繋がっています。
(【下鴨S】11歳ルパン100戦目 16年ぶり8頭目の金字塔― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル[ 2020年5月1日 05:30 ]より)

 あと、このような記録は馬主さんありきなのですけど、馬主さんに話を聞いたものはパッと見ヒットせず。スズカ系は冠名も名義もいろいろというイメージですが、スズカルパンは永井宏明さんの所有馬です。母の父ラムタラですが、父スズカマンボ 母ルンルンスズカという「スズカ」色の強い血統でもありました。馬主さんの話も聞いてみたいですね。

■2024/07/15 6年以上ほぼ毎月走って怪我せずに最多出走記録 高齢でも好走

 スズカルパンは8頭目の100戦以上走った馬でした。逆に言うと、その前に7頭100戦以上走った馬がいます。で、それらの馬が名前がわからないかと検索したものの、うまく見つからず。スズカルパンの前はハートランドヒリュであり、彼のWikipediaを見てみましたが、特に記載がないですね。代わりにハートランドヒリュのWikipediaを少し紹介しておきます。

 休んでいなかったという覚えはなかったのですけど、ハートランドヒリュはほぼ毎月走っていたということで、恐ろしいほど走っていました。最後は「急性心不全」であったものの、それまではずっと大丈夫であり、「使いすぎ」とは言えない感じ。意外に大丈夫です。

<2歳(現表記、以下同じ)の1998年12月に[2]阪神競馬場でデビューし(8着)[3]、初勝利は翌1999年4月の未勝利戦で、8戦目での勝ち上がりだった[3]。それ以後も月1 - 3回のペースで休むことなく出走を重ね、通算4勝を挙げた。レース間隔は最大でも中6週(4回)で、連闘での出走も3回あり、デビュー以来いちども出走しなかった月は2002年11月と2005年7月のみであった。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%92%E3%83%AA%E3%83%A5

 ハートランドヒリュは、日本中央競馬会 (JRA) におけるサラブレッド系種の最多出走記録を達成。記録更新は、2005年11月13日でした。

<2004年4月25日に100回目の出走を果たす[4]。2005年10月23日に122回目の出走となり、オートダービーが保持していたJRAの(サラブレッド系)最多出走回数の記録に並び[5]、2005年11月13日に京都競馬場で行われたドンカスターカップ(1000万円以下)への出走により、記録を43年ぶりに更新した[3]。>

 さらに、サラブレッド系・アラブ系を通じたJRAの平地競走最多出走記録の直前まで行ったのですけど、急性心不全で亡くなっています。

<10歳を迎えた2006年も現役を続け、出走回数は127回に上った[1][2][6]。当初より本馬を管理してきた清水久雄が2月いっぱいで調教師を勇退した[7]ため、3月1日付けで河内洋厩舎に移籍[6]。当時のJRAのアラブ系種最多出走記録はトキノヒカリの128回であり[1][2][6][注 1]、順調にいけばサラブレッド系・アラブ系を通じたJRAの平地競走最多出走記録[注 2]を更新する見込みであったが、3月22日の調教中に急性心不全のため死亡[1][2][6]。3月12日に中京競馬場で行われた遠州灘特別が最後の競走となった[2][6]。>

 ハートランドヒリュがすごいのは、高齢になっても馬券に絡む走りを見せて、普通に現役であってもおかしくない成績であったこと。忘れたころに突然激走するので、私も馬券で狙っていた馬です。私が買うときは全然来なかったんですけど…。

<2003年3月の名鉄杯(中京競馬場)を最後に勝利から遠ざかった[3]ものの、121戦目となった2005年9月のHTB賞(札幌競馬場)では追い込んで[8]単勝11番人気ながら3着となる[8][3]など、展開や馬場状態が向けばまだまだ走れるところを見せていた。2005年以降に出走した17戦はすべてハンデ戦で、負担重量もすべてで50キログラムであった。>

2026年5月20日水曜日

馬券売上の割合、ネット投票・競馬場・ウインズ 「電話で口頭」「コンビニ端末」での販売も

■2020/06/30 馬券売上の割合、ネット投票・競馬場・ウインズはそれぞれ何%?
■2020/06/30 過去には「電話で口頭」「コンビニ端末」での販売も


■2020/06/30 馬券売上の割合、ネット投票・競馬場・ウインズはそれぞれ何%?

 新型コロナウイルスによる無観客開催やウインズの閉鎖もあり、前々から調べておこうと思っていたJRAの販売における、ネット投票の割合。検索してみると、タイトルですぐにそれがわかる今や馬券売上の約70%、ネット投票の利点は反省できること|NEWSポストセブン(2019.10.06 07:00)という記事がありました。
 現在ではおよそ420万人が電話・インターネット投票会員となっており、その売上は全体の70%近く。残り3割の内訳は、開催競馬場での売上が5%、ウインズが26%。これを見ると、競馬場での収益なんかは本当微々たるものですね。
 一応、これ以外に入場料や店舗販売収入がありますし、競馬ファンの育成という目に見えづらい効果もあるでしょうけど。

 なお、タイトルになっていた「ネット投票の利点は反省できること」というのは、<Club JRA-Netに登録すれば(無料)、最近の投票内容はもちろん、過去2年の的中数や的中率、さらに回収率といった投票成績を開催ごと、競馬場別で見られる>という話。
 ただ、活用しているユーザーは少ないんじゃないかと。私はもともとネット投票を始める前からエクセルで収支をつけていましたけど、 管理していない人の方が多いと予想します。


■2020/06/30 過去には「電話で口頭」「コンビニ端末」での販売も

 記事では、それより過去の投票法の話がおもしろかったですね。

<電話投票の加入者公募が始まったのは昭和51(1976)年。コード入力による投票もあったが、プッシュホン自体の普及率が低く、多くはオペレーターに買い目を口頭で伝えるものだった>
<平成3年には、パソコンや専用端末から電話回線経由で投票するPAT方式がスタート>
<一時は専用端末やゲーム機、あるいはコンビニエンスストアに設置された共同端末などを利用する方式も登場した>
<携帯電話にも対応するようになり、平成20(2008)年、ついに電話・ネットによる売上が過半数を超える>


2026年5月19日火曜日

2020年世代で泉谷楓真騎手がダントツに良い理由とは?

■2020/05/07 2020年世代で泉谷楓真騎手がダントツに良い理由とは?

■2020/05/07 2020年世代で泉谷楓真騎手がダントツに良い理由とは?

 2020年の新人騎手では、 泉谷楓真騎手が立て続けに良いと思う騎乗がありました。私の評価と世間の評価が合うのは、比較的少ないのですけど、掲示板を見ても、めちゃくちゃ高評価です。
 これは泉谷騎手は買いではないか?と連続で買ってみたところ、私が買ったレースはことごとくむしろダメな騎乗。私的メモの点数評価も下位の方になってしまいました。この先物買いスタイルで、武藤雅騎手や岩崎翼騎手ではプラスになったんですけどね。泉谷騎手は今のところ一度も当たらないというひどいことに。今年の私の馬券は泣きそうになるほど悪いです。

 さて、このシーズンの新人騎手について検索。なかなか記事が見つかりませんでしたが、泉谷騎手に絞ってやっと発見。JRA武豊&ルメール「弟分」大物ルーキーが1日2勝! 「いい馬に乗せて頂いているおかげです」新人王最有力・泉谷楓真が大成できる2つの理由という記事が出ました。
 これはデビューしてすぐの記事で、「今月デビューしたばかりのルーキーとは思えない騎乗ぶり」と褒めている一方で、例によってエージェントのおかげであることも指摘していました。
「実は泉谷騎手のエージェント(騎乗仲介者)は、武豊騎手と同じ豊沢(信夫)氏なんですよ。豊沢氏といえば、武豊騎手の他にも、3年連続リーディングの(クリストフ)ルメール騎手や、浜中(俊)騎手のエージェントも務める凄腕。ちょうど若手騎手枠が空いていて、そこに泉谷騎手が入ったようです」(競馬記者)
 最近は大体こういうパターンですね。記事でも、近年、騎手の成功は「エージェントで決まる」と言われていると認めていました。


2026年5月18日月曜日

ダートは重馬場で逆に早く?同日芝G1より早いタイムでレコード

■2020/04/30 ダートは重馬場で逆に早く?同日芝G1より早いタイムでレコード
■2024/07/04 ダートで重馬場になるとタイムが早くなる…断言していいの?


■2020/04/30 ダートは重馬場で逆に早く?同日芝G1より早いタイムでレコード

 もともとは2014年に書いていた話。2014年6月の安田記念を見ていて、「あれ?ミッキーアイル、何でこんなペースでバテててるの?」と思いました。最初の3ハロンが35.1、4ハロンが47.1です。全然早くありません。
 後で調べたものですけど、過去5年間の安田記念のタイムと最初と最後の3ハロンは33.9から33.9。35.1はあり得ないほど遅いとわかります。
 でも、その答えは簡単。過去5年間は良馬場、今回は不良馬場だったというだけです。

 私はいつも順番通りに見ないので、この後東京7Rのダートレースを見ました。すると、こちらは何か異常に早いんです。あれ?と思ってわざわざ画面を止めて確かめましたが、ダートの1600mで間違いありません。
 このレースでは、最初の3ハロンが33.9、4ハロンが45.4。しかも、そのままペースが落ちずに6ハロン目まで連続11秒台。(最初の1ハロンも12.0、その次は10.6。この後11秒台で連続です)
12.0    10.6    11.3    11.5    11.8    11.9    12.8    13.4
 芝は道悪になると間違いなくタイムが落ちますが、ダートの場合うまい具合に走りやすくなることがあり、一概には言えません。それにしたって無いだろう、このペースは…と思ってみていたら、離して走っていた2頭のうちの1頭が3着に粘ります。このペースでいいのか…。
 さすがに最後の2ハロンは12.8,13.4とかかりましたが、1:35.3。安田記念は芝1600でしかもG1ですから最高のメンバーです。それが1:36.8の決着でしたから、ダートの1600mの方が早いということです。しかも、これ、牝馬限定の500万下という低いクラスのーレスですからね。

 こりゃ話題になっているだろうと「東京 ダート」検索すると、12Rがレコードとのこと。えっ、7Rではなく12レース?と思って確認。以下のようなタイムでした。
12R    三浦特別  [サラ3歳上1000万下 混]  ダ1600m / 天気:小雨 / 馬場:不良
1着 トロワボヌール 1:34.1
2着 ジャッカスバーク 1:34.2
3着 ワイルドドラゴン 1:34.5
 こっちもダート1600。そして、1000万下なら当然500万下より早いですよね。本当にレコードかどうかも確認。過去の記録は以下でしたので、マジでレコード。しかも、0.3秒も縮めた上に、2着馬もレコード相当のタイム。相当特殊な馬場条件だったみたいですね。
1,600(ダート・左)     1:34.4     バーディバーディ    牡5          58  平成24. 6. 9(雨・重)(JRAホームページ|データファイル|中央競馬レコードタイム表より)

 ダート1600のレコードは上記の通り、前回も重馬場でした。これを含めて「サラブレッド系3歳以上」のレコード5つを見ると、不良2、重2、良1。やはり道悪の方がタイムが出やすいようです。
 バーディバーディ以外の記録保持馬は、マイティスプリング、フェラーリピサ、ヴァーミリアン、グルーヴィンハイの4頭。レコードって結構有名じゃない馬が取ることが珍しくないですけど、今回も1000万下で出てしまいました。
 どうせでしたらトロワボヌール(4歳牝馬)はこのまま出世していただいて、レコード保持馬にふさわしい馬になってほしいです。

2020/04/30追記:そう書いていたトロワボヌールですが、その後G1馬にこそならなかったものの、重賞を3つ勝つほど出世しました。レコードだから強いとは限らないと言われるものの、結構走りますね。


■2024/07/04 ダートで重馬場になるとタイムが早くなる…断言していいの?

 私は「ダートで重馬場になると逆にタイムが早くなることがある」くらいの理解でしたが、検索してみると、「ダートで重馬場になるとタイムが早くなることが知られている」といった感じで確定事項のように書いているサイトが結構ありました。
 ただ、信頼性に問題がありそうなところが多かったので、いろいろと検索。すると、JRA系のサイトでも似たような記述があったので、そちらを紹介します。他のサイトよりは控えめな書き方で、「ダートで重馬場になるとタイムが早くなる傾向がある」といった感じでした。

・重馬場・不良馬場とは?雨の日の競馬の勝ち方!|JRA-VAN(森永淳洋ライター)
<「道悪」とも表現される重馬場、不良馬場になると、芝・ダートともに良馬場と比べて大きな違いが生まれます。 まず、芝では水分を多く含むことで芝を植えている地面(路盤)は柔らかくなり、クッション性も低くなっていきます。また、芝が濡れることで滑りやすくなり、競走馬にとっては走りづらく、より地面を蹴るパワーが必要になってきます。そのため、良馬場と比較して走破タイムが遅くなる傾向にあります。
 一方、ダートでは芝とは逆の現象が起きます。砂は水分を含むことで引き締まって硬くなり、砂の中に脚元が沈みにくくなることで、競走馬にとって走りやすい馬場となります。そのため、走破タイムは良馬場と比べて速くなる傾向にあります。>
<重馬場、不良馬場になると「芝=パワー重視でタイムは遅くなる」「ダート=スピード重視でタイムは速くなる」と覚えておくといいでしょう。 そして、重・不良馬場となることで、良馬場で強い競馬をしていた馬が能力を全く発揮できずに大敗するパターンも少なくありません。それはなぜか? 競走馬には芝・ダートの適性、あるいは距離の適性があるように、良馬場と道悪馬場に対しての適性があるからです。>
https://jra-van.jp/fun/baken/index23.html

2026年5月17日日曜日

競馬で4頭もゲート開かず…発走やり直しの方法が予想外

■2025/05/17 競馬で4頭もゲート開かず…発走やり直しの方法が予想外


■2025/05/17 競馬で4頭もゲート開かず…発走やり直しの方法が予想外

 ORICON NEWSで、<【海外競馬】…フランス・ルマン競馬場で珍事>(2025-03-23 21:50)という記事が出ていました。2025年3月21日、フランス・ルマン競馬場で行われた第4レースで、4頭のゲートが開かない珍事が起こったとのこと。スタートが切られたものの、内4頭のゲートはピクリとも動きませんでした。
https://www.oricon.co.jp/article/2878970/

 1頭分ではなく、4頭分もゲートが開かないって多いな…と思いました。4頭分セットのゲートだったのかもしれません。そう考えると、複数のゲートが開かない方が普通ですかね。そうなってくると、過去のケースではどういうのがあるのかも気になるところです。

 外8頭は飛び出したがすぐに止められます。消耗が激しければレース中止でしょうが、リスタートとなりました。ただ、この発走やり直しが私にとっては想定外。再発走はなんとゲートなしのヨーイドンのスタイルでスタートしたといいます。公正競走からすると、問題がありそう。日本では考えられないと思います。

 フランス競馬のおおらかさを感じましたが、元々は6番ゲートで一度走ったプリンセスローラが抜け出して、無事にレースは無事成立。Xでは視聴者から「新しいタイプのハンデキャップですか?」、「優勝候補を阻止する斬新な方法だね」などと、冷ややかなコメントが寄せられていたそうです。


2026年5月16日土曜日

ノーザンファーム系で勝てない武豊が逆にすごい理由

■2020/04/22 ノーザンファーム系で勝てない武豊が逆にすごい理由とは?
■2020/04/22 ルメール→来日外国人→川田将雅→武豊などその他大勢の順番
■2022/02/14 良い騎乗が多いというよりは、すごい騎乗があるイメージ
■2023/04/01 突然先頭に!武豊騎手がキタサンブラックで見せた神騎乗


■2020/04/22 系で勝てない武豊が逆にすごい理由とは?

 古いんですけど、






 なお、その後の別記事によると、ノーザンファーム系クラブの騎手配分は、以下のような割り振り。武豊騎手はルメール騎手と同じエージェントでかなり良い馬が来るものの、ノーザンファーム系の最高クラスの馬には乗れないようになっているみたいです。


<ノーザンファーム系クラブは「ルメール・ファースト」という言葉が生まれるほど、ルメール騎手を中心に起用しており、その次が短期免許で来日する世界のトップジョッキー、そして日本人で最も優遇されているのがリーディング2位の川田将雅騎手だ。武豊騎手は残念ながら、その次のグループに該当する>
(JRA武豊「完全復活」は第二のルメール化!? 4年ぶり100勝超えも、重賞勝ち減少……浮かび上がる「2020年の課題」より)


  最近騎手の成功は「エージェント次第」とも言われており、武豊騎手の不調もエージェント問題によるところがあります。そして、2019年の武豊騎手の100勝達成の復活もまた、前述のルメール騎手と同じエージェントに変わったせい…とされており、エージェント次第的なところがある今の競馬に不満がある人も多いかもしれません






2026年5月15日金曜日

実は多いノド鳴りの馬、競争能力とは無関係?喘鳴症・喉頭片麻痺の説明

■2020/03/26 実は多いノド鳴りの馬、競争能力とは無関係?喘鳴症・喉頭片麻痺の説明
■2023/03/10 ノド鳴りは競走能力と関係ある…騎手など今でも信じている人は多い

■2020/03/26 実は多いノド鳴りの馬、競争能力とは無関係?喘鳴症・喉頭片麻痺の説明

  私が読んだ記事では、ノド鳴りと喘鳴症を同じものとして扱っていました。そして、運動中にヒューヒューという高い異常呼吸音を発する喘鳴症の代表的なものとしては、喉頭片麻痺というものがあるそうです。
  下村優樹獣医師によると、喉は軟口蓋と喉頭蓋、そして披裂軟骨の3つの部位で成り立ちます。軟口蓋の上に喉頭蓋がペロッと乗っかっていて、さらにその上に披裂軟骨があります。この一番上の披裂軟骨の開閉する動きが悪くなることが、主なヒューヒューの原因だそうです。
 このノド鳴りの代表格「喉頭片麻痺」には、進行度によってG1(グレード1)からG4 まであります。ただ、G1が「正常」で、問題なく開いたり閉じたりができる状態だとのことですから、たぶん残りがノド鳴りなんでしょうね。重賞の格付けのG~と異なり、数字が大きいほど重症であり、G4が最も程度が進行した状態だそうです。

 さて、ここからが驚くべき話。 ダイワメジャーやハーツクライがノド鳴りになって、ヒューヒューと音がしたというコメントを読んだことがあるとインタビューアーが聞いたところからです。これらの名馬もノド鳴りが進行した状態だと下村優樹獣医師は判断していました。
 ところが、ノド鳴りだからといって、能力を出せていない…とは限らないようなのです。なんと若馬の14%以上がG2以上の所見を有しているとの報告があるということ。喉頭片麻痺は正常に戻るということはなく、むしろ悪化するケースが見られるため、高齢馬ではさらに悪いかもしれません。
 ただ、一方でG3までは競走能力には影響がないと調査研究では報告されているのだそうです。ノド鳴りの馬は多い上に、多くのケースでは競争能力には問題がないという結論でした。
  さらに過去には、牧場の方が売らずに自分で走らせたG4の馬で、症状がまったく出なかったというケースもあるとのこと。最も悪い状態であるG4ですらこれですから、実際の競走能力に影響が出るかどうかは、かなりの差があり、一概には言えないんだそうです。
(【馬体の見かた講座】43.下村獣医師に聞く3[ノドの病気] :: 一口馬主DBより)

 ということで、ノド鳴りと競争能力は全くの無関係とは言えないものの、関係がないケースも多いんですね。もっと致命的なものだと思っていたので、驚きました。
 これはたぶん私だけの思い違いではないと思われます。というのも、上記を調べたきっかけは、応援している馬の掲示板で「ノド鳴りだから今回は負けても仕方ないよね。参考外」といったものを読んだため。皆さん誤解されているのだと思われます。
 ただ、今回の話を知ったせいで、「ノド鳴りで影響がないケースも多いために、ノド鳴りを言い訳にできず単に馬が弱かっただけ…」という可能性が出てきてしまいました。うーん、残念です。

■2023/03/10 ノド鳴りは競走能力と関係ある…騎手など今でも信じている人は多い

 前回書いたように、下村優樹獣医師が実際に個別のケースを見たところ、「ノド鳴りが競走能力と関係ある」は不正確で正しくはない模様。まどろっこしい言い方にはなってしまいますが、「ノド鳴りが競走能力に悪影響を与えるケースは確かにあるが、全く影響を与えていないケースもあり、一概には言えない」と言うのが正しそうです。

 ただし、これは下村優樹獣医師の見解であり、「ノド鳴りは競走能力と関係ある」という理解が一般的なのでしょう。騎手の田辺裕信さんも「ノド鳴りは競走能力と関係ある」と理解していることがわかる、以下のようなコラムがありました。大昔のコラムということはなく、前述の下村優樹獣医師の話より後に書かれたコラムのようです。

【田辺裕信】馬もせきや喉鳴りは要注意(2020年09月24日)

<新型コロナの影響で周りでせきをする人がいると気になってしまいますが、馬もせきをします。調教で軽めのキャンターをしているときなどに、せきをしている馬はいますが、そういう馬は出走できないので、レース中にせきをしている馬はまずいないかなぁ。せきが出るとやはり呼吸のリズムが崩れますので、走っているときにせきが出ると息苦しさを感じます。
 息苦しさということで言えば、競走能力に影響を及ぼすといわれるのが喉鳴り。原因、症状についても喉の弁がまひして音が出るなど、さまざまです>
https://news.netkeiba.com/?pid=tarekomi_view&no=11473

 <手術をしてGIレースを制した馬もいますので、以前ほど深刻ではないかもしれません>とも書いていましたが、飽くまで「手術をすれば」という話。以下のようなもっともらしい話もあり、「ノド鳴りが競走能力と関係あって当然」といった感じになっています。

<馬は鼻でしか呼吸をしません。その鼻と直結しているのが喉。目立たないですけど、呼吸にとって喉はとても重要な役割を果たしているわけですよね。いくら馬体が良くても、筋肉が良くても、そして血統が良くても、酸素を十分に取り込むことができなければ能力を発揮することはできません>

 ここらへんの理解は一応前回の話とも矛盾しない可能性があります。
 前回の話では、ノド鳴りと診断されているのに競走能力に無関係だった例として、最も悪い状態であるG4の馬で「症状がまったく出なかったというケースもある」というケースが出てきました。逆に言えば、症状が出ればやはり競走能力に関係すると考えて良いのでしょう。
 おそらく騎手など、専門家以外がわかるノド鳴りの判断は「症状が出るかどうか」なので、この症状の有無を基準とした「ノド鳴りは競走能力と関係ある」という理解が依然として「正しい」可能性はあると思われます。
 一方で、獣医師のような専門家が披裂軟骨の開閉する動きを判断してわかる「喉頭片麻痺」があっても、症状が出るとは限らない…といった感じで、両方の理解が併存する余地はありそう…。
 いずれにせよ、まだまだわからないことが多い病気みたいですね。


2026年5月14日木曜日

種牡馬ダンカークは悪くないんじゃないか?産駒に期待

■2018/09/02 種牡馬ダンカークは悪くないんじゃないか?産駒に期待
■2017/06/21 種牡馬ランキング ヴィクトワールピサ、ドリームジャーニー、ワークフォース、カジノドライヴ、ダノンシャンティ、ベーカバド、ナカヤマフェスタ
■2017/06/21 アーニングインデックス(AI)でまさかのドリームジャーニーが二冠
■2017/06/21 CPI(コンパラブルインデックス)考慮でもドリームジャーニーが良好
■2017/06/21 アンライバルド、キャプテントゥーレ、サクラメガワンダーの成績は?
■2017/06/20 種牡馬ランキング マンハッタンカフェ、スウェプトオーヴァーボード、タニノギムレット、ジャングルポケット、スクワートルスクワート、アドマイヤコジーン、ウォーエンブレム、ナリタトップロード、エアシャカール
■2017/06/20 アーニングインデックス(AI)はマンハッタンカフェが当然トップ
■2017/06/20 CPI(コンパラブルインデックス)考慮でもマンハッタンカフェ
■2017/06/20 幻の名種牡馬ウォーエンブレムの驚異的な成績





■2018/09/02 種牡馬ダンカークは悪くないんじゃないか?産駒に期待

 レッドチリペッパーという名前が気に入って応援していた牝馬がいます。富士S(G3)、中山牝馬S(G3)を勝ち、2億245万円を稼ぎました。
 この彼女の父がUnbridled(父ファピアノ、父父ミスタープロスペクター)で、その子のUnbridled's Song を含めて、悪くない印象がありました。最近では、アロゲートという超大物もUnbridled's Songから生まれています。
 で、ラフィアン広報誌Our Pleasure2017年8月号を見ていて、父Unbridled's Sonの種牡馬ダンカークも悪くないん種牡馬なんじゃないか?と思い、気になりました。
 というか、種牡馬成績も悪くなさそうな書き方だったので、なんで日本に来た(2014 年冬に日高・浦河のイーストスタッドに輸入)のか不思議なところがあります。以下のような紹介でした。

・体高164cmという恵まれた馬体と良血が買われてケンタッキーで種牡馬入りしたダンカークは、初年度から人気を博し、米国で2013 年にデビューした初年度産駒からG1シャンペンSなどを制したハヴァナなど複数のステークス勝ち馬が登場。
・成功種牡馬の通行手形となるフレッシュマンサイアーズ(新種牡馬)
チャンピオンに輝いた。
・シャトルを行った南米チリでデビューした産駒達の活躍も顕著で、日本の朝日杯フューチュリティSに該当するG1タンテーオデポトリリョス(2歳限定、ダート1600m)で、
ダンカーク産駒がワンツーフィニッシュしている。
・特筆すべきは産駒の勝ち上がり率の高さで、これまでデビューした398頭のうち、その2/3を超える265頭が勝ち上がり、859勝を積み上げている(2017年7月3日現在)。

 読むのが遅かったのですでに産駒が走り出しています。かなり勝っていますね。ただ、まだ2歳戦は数ヶ月というところで、大物っぽいものはなし。私はむしろ大物が出てくることを期待しているのですけど、勝ち上がり率の高さが売りだったということで、日本でも同じような傾向になるかもしれません。




■2017/06/21 種牡馬ランキング ヴィクトワールピサ、ドリームジャーニー、ワークフォース、カジノドライヴ、ダノンシャンティ、ベーカバド、ナカヤマフェスタ
 2015年デビューの種牡馬の中央ファーストシーズンサイアーランキングは以下だったそうな。

1位 ヴィクトワールピサ
2位 ワークフォース
3位 カジノドライヴ
4位 ダノンシャンティ
5位 ドリームジャーニー
(POG 2017-2018 新種牡馬 どうすりゃ委員会|POG is the spice of life !!より)

 ヴィクトワールピサは今でも人気で80頭以上。意外にワークフォースも良くて、70頭以上。カジノドライヴ、ダノンシャンティもまだ50頭以上いました。
 ドリームジャーニーは30頭ちょっとですが、結構好きだった馬で血統的にも好感。この後増えてきませんかね?
 この他好きだったのは、アンライバルド、キャプテントゥーレ、サクラメガワンダーなどといったところですが、彼らは種付け頭数が少なくなっています。

<2015年度産駒50頭以上>
ヴィクトワールピサ、ワークフォース、カジノドライヴ、ダノンシャンティ、ベーカバド、ナカヤマフェスタ

<2015年度産駒30頭以上>
ドリームジャーニー

<その他の種牡馬>
アンライバルド、キャプテントゥーレ、アサクサキングス、サンライズバッカス、ビービーガルダン、サクラメガワンダー、エーシンフォワード


■2017/06/21 アーニングインデックス(AI)でまさかのドリームジャーニーが二冠

 種付け頭数が少なくても質の良さで期待していたドリームジャーニーなのですが、なんとアーニングインデックス(AI)の時点で二冠でした。これは予想外。
 種付け頭数が少ない場合、繁殖牝馬の質も低い印象で、もっともっと戦績が悪いと思ったのです。

<2016年のAEI>      
1    ヴィクトワールピサ    1.49
2    ドリームジャーニー    1.05
3    ダノンシャンティ    1.00
4    カジノドライヴ    0.72
5    ベーカバド    0.69
6    ワークフォース    0.65
7    ナカヤマフェスタ    0.46

<2017年のAEI>      
1    ドリームジャーニー    1.42
2    ダノンシャンティ    1.13
3    ヴィクトワールピサ    1.06
4    ベーカバド    0.86
5    ワークフォース    0.64
6    カジノドライヴ    0.56
7    ナカヤマフェスタ    0.47
      
<合計のAEI>      
1    ドリームジャーニー    1.22
2    ヴィクトワールピサ    1.09
3    ダノンシャンティ    0.92
4    ベーカバド    0.69
5    カジノドライヴ    0.60
6    ワークフォース    0.54
7    ナカヤマフェスタ    0.41


■2017/06/21 CPI(コンパラブルインデックス)考慮でもドリームジャーニーが良好

 じゃあ、CPI(コンパラブルインデックス)を考慮して見てみると、やはりここでもドリームジャーニーが1位。すごいですね。
 ただ、全体にAEI/CPIの値は低くなっています。まだデータが少ない世代のために賞金も低く、他の世代との比較は難しい感じですし、まだデータが出揃っていない感じでもあります。
<AEI/CPI>
1    ドリームジャーニー    0.87
2    ベーカバド    0.70
3    ダノンシャンティ    0.63
4    カジノドライヴ    0.61
5    ヴィクトワールピサ    0.40
6    ナカヤマフェスタ    0.39
7    ワークフォース    0.32
(2020/03/13:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした)


■2017/06/21 アンライバルド、キャプテントゥーレ、サクラメガワンダーの成績は?

 大逆転がないだろうか?と他の好きな馬も調べたところ、アンライバルドが良いですね。繁殖牝馬の質が悪いわりにはかなり走っています。

アンライバルド AEI 1.04 CPI 0.96
キャプテントゥーレ AEI 0.41 CPI 1.08
サクラメガワンダー AEI 0.09 CPI 1.10
(2020/03/13:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした) 




■2017/06/20 種牡馬ランキング マンハッタンカフェ、スウェプトオーヴァーボード、タニノギムレット、ジャングルポケット、スクワートルスクワート、アドマイヤコジーン、ウォーエンブレム、ナリタトップロード、エアシャカール

 古い世代で2006年デビューの新種牡馬。この世代ではウォーエンブレムが期待されたものの、順調に種付けできず残念なことに。既に引退し、ほとんど産駒は残せませんでした。
 あとで参考に載せますが、産駒戦績自体は半端なく良かったので、本当に残念です。

 この世代で現在でも産駒が多いのはマンハッタンカフェ、スウェプトオーヴァーボード、タニノギムレットあたり。
 私は好きだった馬が多い時期で、上記の マンハッタンカフェ、タニノギムレットの他、ジャングルポケット、エアシャカールなども思い出深いです。

<2015年度産駒50頭以上>
マンハッタンカフェ、スウェプトオーヴァーボード、タニノギムレット

<2015年度産駒30頭以上>
ジャングルポケット

<2015年度産駒10頭以上>
スクワートルスクワート、アドマイヤコジーン

<その他の種牡馬>
ウォーエンブレム、カリズマティック、サザンヘイロー、マリエンバード、ナリタトップロード、エアシャカール、トーホウエンペラー、ダイタクリーヴァ、アメリカンボス、ゴーカイ、ゼンノエルシド

(2006年デビューの新種牡馬は、http://www5b.biglobe.ne.jp/~burubon_/64917120/より)


■2017/06/20 アーニングインデックス(AI)はマンハッタンカフェが当然トップ

 マンハッタンカフェの成績が良いことは予想通り。ただ、後種付け頭数ではやや劣るジャングルポケットが、全体のアーニングインデックスがかなり高く2位につけていることは注目です。

<2016年のAEI>
1    マンハッタンカフェ    1.40
2    ジャングルポケット    1.03
3    スウェプトオーヴァーボード    0.76
4    アドマイヤコジーン    0.61
5    タニノギムレット    0.53
6    スクワートルスクワート    0.15

<2017年のAEI>
1    マンハッタンカフェ    1.66
2    タニノギムレット    0.73
3    スウェプトオーヴァーボード    0.71
4    ジャングルポケット    0.59
5    アドマイヤコジーン    0.27
6    スクワートルスクワート    0.11
   
<合計のAEI>
1    マンハッタンカフェ    1.60
2    ジャングルポケット    1.32
3    タニノギムレット    1.04
4    スウェプトオーヴァーボード    0.96
5    アドマイヤコジーン    0.86
6    スクワートルスクワート    0.79


■2017/06/20 CPI(コンパラブルインデックス)考慮でもマンハッタンカフェ

 ただ、CPIを考慮した数字ではマンハッタンカフェと競うどころか悪くなってしまいました。私の好きなタニノギムレットはさらに悪い…という嫌な結果になっています。

<AEI/CPI>
1    マンハッタンカフェ    1.06
2    スウェプトオーヴァーボード    0.99
3    アドマイヤコジーン    0.97
4    スクワートルスクワート    0.91
5    ジャングルポケット    0.90
6    タニノギムレット    0.81
(2020/03/13:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした)


■2017/06/20 幻の名種牡馬ウォーエンブレムの驚異的な成績

 ランキングは以上なのですが、冒頭で書いたようにウォーエンブレムはすごい戦績でした。頭数が少ない上に早くに引退しているため公平な比較ではないものの、データ的にはマンハッタンカフェを大きく上回っていました。

ウォーエンブレム    AEI    3.1   CPI    2.51
マンハッタンカフェ    AEI     1.6    CPI    1.51

 幻の名種牡馬みたいな感じですね。



2026年5月13日水曜日

リアルインパクトとカレンブラックヒルが種牡馬大健闘スタート

■2019/05/23 2019年デビュー新種牡馬評判ランキング ネット競馬で最有力なのは?
■2019/05/23 2019年デビュー評価ランキング 過去データをもとに指標で評価
■2019/08/17 新種牡馬、リアルインパクトとカレンブラックヒルが大健闘スタート
■2020/01/16 その後のリアルインパクトとカレンブラックヒル産駒は?



■2019/05/23 2019年デビュー新種牡馬評判ランキング ネット競馬で最有力なのは?

 「評判順ですよ」とは明記されていないのですけど、【POG2019-2020】有力新種牡馬一覧 | 競馬まとめ - netkeiba.comの順番はおそらく評判が良い順、注目順だと思われます。種付け頭数などとは一致していませんでした。これで順位付けすると、以下のようになります。(ただし、外国から輸入のエスケンデレヤ ・ マジェスティックウォリアー はまとめて後ろにされた感じでした)

<netkeiba.com新種牡馬掲載順>
1位 キズナ
2位 エピファネイア
3位 ゴールドシップ
4位 リアルインパクト
5位 トゥザワールド
6位 ワールドエース
7位 スピルバーグ
8位 カレンブラックヒル
9位 フェノーメノ

  強かった印象のフェノーメノが最後ってのは意外でした。獲得賞金順ですともっと上なんですよね。今回新種牡馬活躍予想をしようと、いろいろデータを並べてみたのですが、獲得賞金はなんだかんだである程度相関がありました。

<獲得賞金順>
1位 ゴールドシップ 139,777(万円)
2位 エピファネイア 68,780
3位 フェノーメノ 62,911
4位 キズナ 47,640
5位 リアルインパクト 39,609
6位 カレンブラックヒル 33,285
7位 スピルバーグ 32,920
8位 トゥザワールド 26,002
9位 ワールドエース 22,842



■2019/05/23 2019年デビュー評価ランキング 過去データをもとに指標で評価

 ただ、獲得賞金と相関があるとはいえ、だいぶ違う結果になることもご存知の通り。ということで、より活躍が予想できる指標を、すでに成功失敗がはっきりしている過去の種牡馬のデータから作ってみました。
 この指標の出し方は一応「企業秘密」ということにしておきます。この指標だと上位は、ダイワメジャー・ディープインパクト・ゼンノロブロイといった感じになるのでまずまず予想できるんじゃないかと思います。

 その予想を公開する前に、個人的な好みによるランキングを。
1位 トゥザワールド
 意外に良いのではないかと思うトゥザワールド。私は近親が良い種牡馬が好きでそれにバッチリ。ただ、肌馬の質はそうでもなく、ダメそうな感じ。サンデーサイレンスの血が入っているのは活躍する要素である一方で、肌馬を選ぶという弱点にもなってしまいました。
2位 ゴールドシップ
 獲得賞金ということで言えば文句なしの1位。私はマイネル会員ですので、成功してくれないと困るというのもあります。ハズレが大きい分当たりも大きいステイゴールド系ということで、大物が出るのでは?とも期待。
 ただし、近親が弱く、肌馬の質も悪いなど、正直不安材料多すぎ。同じ活躍馬ならステイゴールドのオルフェーヴルの方が良く、劣化版って感じはしますね。同じ父ステイゴールドでもドリームジャーニーやナカヤマフェスタは、大物を出しているわけではなく、ステイゴールド系なら…というのは、冷静に見ると甘いんですよね…。
3位 キズナ 4位 エピファネイア
 キズナなら近親、肌馬の質ともに文句なし。エピファネイアも同様で、現実には ファーストシーズンサイアーはこの2頭の一騎打ちでしょう。ただ、私はディープインパクトが祖父としては良くないのでは?というひねくれた見方があって、キズナは好みじゃありません。エピファネイアの祖父、シンボリクリスエスにも半信半疑です。

 で、 2頭の一騎打ちと書いたように、私が作った指標では以下のようにこの2頭が良い感じ。つまらないですね。
 指標的にはキズナが90Pで成功確実なレベル。で、成功が含まれそうな60P以上にエピファネイア。ただ、よく見ると、私が推したトゥザワールドもほぼ変わらない数字でしたね。

<2019年デビュー評価ランキング>
1位 キズナ 90
2位 エピファネイア 70
3位 トゥザワールド 68
4位 リアルインパクト 56
5位 スピルバーグ 42
6位 ワールドエース 41
7位 フェノーメノ 39
8位 ゴールドシップ 36
9位 カレンブラックヒル 31

 あと、低評価の割に走る種牡馬を探す指標も作りたかったのですけど、最近成否が確定したあたりの世代にそういった馬がそもそもいなかったため、指標も作れず。残念です。



■2019/08/17 新種牡馬、リアルインパクトとカレンブラックヒルが大健闘スタート

 後から気づいて、失敗した!と思ったのが、トゥザワールドは全兄のトゥザグローリーが種牡馬として成功していないこと。指標により自動的に出したのでしゃーないですけど、トゥザワールドもダメと考えた方が良さそうでしたね。全然気づきませんでしたわ。ホント失敗しました。
 まだまだ始まったばかりで優劣つけられないのですけど、現時点でのランキングも見てみます。イメージとしては、キズナが思った以上に成功、エピファネイアも悪くなく、まさかのリアルインパクト大活躍といった印象ですが、どうでしょうか。
 まず、新種牡馬以外を含めた入着賞金順・中央2歳リーディングサイアーの上位5頭。ここにガンガン新種牡馬が入ってきており、今年はすごいですね。
<入着賞金順・中央2歳リーディングサイアー>2019年8月11日現在
1 キズナ
2 ディープインパクト
3 ダイワメジャー
4 エピファネイア
5 リアルインパクト
 イメージ通りの3頭が好調。リアルインパクトは私の指標でもまずまずの4位だったので、ちょっと格好がつきました。トゥザワールドがあれなんですけど…。
 1頭1頭見ていってるので漏れあると思いますが、他の新種牡馬は以下のような感じですかね。私が下位評価にしたカレンブラックヒルが健闘、トゥザワールドはやはり悪めです。ゴールドシップもやはり今のところ苦戦している感じです。
16 ワールドエース
23 ゴールドシップ
24 カレンブラックヒル
30 フェノーメノ
36 エスケンデレヤ
37 マジェスティックウォリアー
39 トゥザワールド
50 スピルバーグ
 あと、AEIで見た順位も計算。ただ、出走頭数が1頭みたいなデータもあるので、3頭以上に限って見てみました。これで見ると、上位に新種牡馬はなし。アドマイヤムーンがまさかのトップになっています。
1 アドマイヤムーン 3.57
2 ディープインパクト 3.34
3 スクリーンヒーロー 2.61
4 Speightstown 2.56
5 サウスヴィグラス 2.07
 キズナはその次の6位に。また、AEIで見るとカレンブラックヒルがすごいことがわかります。私は低評価でしたので大外れです。で、トゥザワールドはまたしてもダメですね。ホント失敗しましたわ。
6 キズナ 1.88
8 カレンブラックヒル 1.80
12 リアルインパクト 1.62
15 エピファネイア 1.37
17 ワールドエース 1.31
19 マジェスティックウォリアー 0.94
32 ゴールドシップ 0.99
44 トゥザワールド 0.75
46 エスケンデレヤ 0.74
49 フェノーメノ 0.64


■2020/01/16 その後のリアルインパクトとカレンブラックヒル産駒は?

  2歳リーディングサイアーの結果が出ましたね。キズナはさすがに1位から落ちたものの、3位であり、もちろん新種牡馬では1位。エピファネイアも残っており、やはり普通にこの2頭でした。
<入着賞金順・中央2歳リーディングサイアー>
1    ディープインパクト
2    ハーツクライ
3    キズナ
4    ダイワメジャー
5    エピファネイア

 その他ベスト30以内は以下かな?ゴールドシップはやはり苦戦。リアルインパクトは途中経過よりは下がったものの健闘でしょう。
15    リアルインパクト
18    ゴールドシップ
21    ワールドエース
27    カレンブラックヒル
28    フェノーメノ
 出走頭数30頭以上でのAEI。これだと上位に新種牡馬はいません。
1    ハーツクライ    3.04
2    ディープインパクト    2.7
3    ダイワメジャー    2.15
4    タートルボウル    1.82
5    スクリーンヒーロー    1.46
 ただ、キセキはこの次であり、大成功でした。また、やはりエピファネイアとの二強だとわかります。他は以下のような感じで、リアルインパクトもカレンブラックヒルも勢いが止まった感じです。
6    キズナ    1.44
9    エピファネイア    1.3
13    ワールドエース    1.2
17    ゴールドシップ    1.1
19    リアルインパクト    1.06
20    カレンブラックヒル    1.02


2026年5月11日月曜日

青木孝文調教師のすごい…はすごくない?特別競走すら未勝利だった…

■2018/05/24 ウインゼノビア、早くもクラシックを期待される厩舎コメント
■2018/05/24 マイネルフロスト・マイネルファルケの「背中」コメントは?
■2018/07/22 背中コメントは全然珍しくなく走らない馬が多かった!
■2018/09/13 ウインゼノビアの同期ウインパーチェ、騎手に背中の感触を褒められる
■2018/10/15 ウインゼノビアを管理する青木孝文調教師はまだ34歳という若さ
■2019/11/29 青木孝文厩舎の「すごい」はすごくない?特別競走すら未勝利だった…
■2019/11/29 レース当日朝にのんびり寝ていた…そのレースの結果は?



■2018/05/24 ウインゼノビア、早くもクラシックを期待される厩舎コメント

 まだデビューしていないのですけど、ウインゼノビア(父スクリーンヒーロー、母ゴシップクイーン、母父フレンチデピュティ)の厩舎コメントが入れ込んでいてすごいです。

青木調教師:「相手は500万でも稽古は動く馬だったので、どれだけやれるかという感じで見ていましたが、楽に先着でしたね。さらには追い切り後もバリバリとカイバを食べているんです。もうこの馬はひとつ勝つとかそういうレベルではなく、かなり上のところを目指さなくてはいけないのだと改めて感じました」

これを読んで掲示板でも盛り上がっていました。

"本日の厩舎コメントには、舞い上がってしまいます。
レースが楽しみで、久しぶりにワクワクしています"
 "今日のコメントはテンション上がりましたね♪
今までの出資馬でデビュー前にここまでのコメントを言われたことはなかったかも"
"年末と来年のクラシックが楽しみだな~♪
この気持ちを味あわせてくれるだけで、馬代金は回収出来た気分です(笑)
後は走っても走らなくても、気持ちはプラスです。
ありがとう♪"
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2016100926

 私は前のめりすぎて、逆に心配ですけどね。
 ただ、 松岡騎手も「この馬は求めるものがかなり大きい」と良い感触。ビッグレッドファーム関連では、大ボラみたいな発言が多く信頼できないものの、私がデビュー前からチェックしていた馬のコメントで騎手が好調だった馬は実際に走っています。確かマイネルフロストやマイネルファルケがそうでした。
 とはいえ、私がデビュー前から見ていた馬は少数。また、確かコメントの内容も異なるものだったと思います。マイネルフロストもマイネルファルケも乗ったときの背中の感触の良さ、乗り味の良さを指摘するもので、重賞馬みたいって言っていたような?
  ウインゼノビアではそこまでのコメントはないなと思ったのですけど、いろいろと記憶違いかもしれませんし、応援したい馬なので活躍してくれればと思います。


■2018/05/24 マイネルフロスト・マイネルファルケの「背中」コメントは?

 と書いたものの、軽く過去のコメントを見直してみました。やっぱり記憶違いありましたね。マイネルファルケは騎手ではなく、牧場の人の声でした。

2007/7/20    真歌トレーニングパークで調整中。昼夜放牧を切り上げ、坂路でキャンター1500m1本の運動を再開しています。ソエの良化に伴い、バランスの取れたフットワークに。久々とあって気分的にぼんやりしているものの、騎乗者は背中の感触をほめています。

 マイネルフロストも騎手コメントじゃありませんでしたわ。まだ名前決定前に牧場スタッフが背中の話をしていました。

坂路コースで調教を始めていますが、少し臆病で物見をしながら走っています。背中や動きからはかなりの素質が感じとれます。いつもスタッフの衣服などの匂いをかいでいる ので匂いフェチかもしれません。(2012年10月21日)

 あと、重賞馬みたいって話はなかったです。オープン馬かな?と探し直したものの見つからず。 だいぶ記憶が間違っていてひどいです、ごめんなさい。
  それから、ゼノビアはちょっと指摘が違う可能性も感じるものの、背に関するコメントがありましたわ。

2017/9/15 馴致では敏感な面を見せていましたが、その後は慣れたことで落ち着いて調教に臨めるようになっています。(中略)スタッフは「ここまで敏感なのは意外でしたが、やはり跨ると馬格があって、背中がいいですし、素質を感じます」と話していました。

 ああ、確実に全く同じ種類とわかるコメントもありました。逆にこれは全然記憶になしで、記憶力がやばい…。

2017/10/20    スタッフは「幅も出てきて乗っていて安定感があります。乗った者みんなが背中を褒めますし、能力は高いのだと思います」と話していました

 私がデビュー前からチェックしていた馬でもう1頭走ったマイネルバサラの場合、逆に「背中がさびしい」といったネガティブコメントでしたし、当てになるかどうかわかりませんけど、私の覚えていた成功馬2頭と似たパターンのようです。


■2018/07/22 背中コメントは全然珍しくなく走らない馬が多かった!

 ごめんなさい! 調べてみると、ビッグレッドファームグループの背中コメント全然珍しくありませんでした。私の記憶の中に残っていた馬だと100%で当たりだったのですけど、全体に見ると大外れでしたわ。
 手元にあったラフィアンのメモだけで、抜けがある可能性があるものの、まず2011年生まれの馬をざっと見ました。すると、 なんと9頭も背中が褒められている馬がいました。
 このときは賞金のデータがかなり若い頃に取っていて、非常に不正確。ただ、たぶんマイネルアウラートが走っただけで、後は全然だったと思われます。マイネルアウラートは1億円ホースで出資としては正解、POGとしては重賞出走程度であまり良くないとった感じ。
 しかし、9分の1の確率では使い物にならない目安です。また、背中コメントは調教が進んだ後なので、募集締め切り後のケースが多いのではないかと思われます。なので、出資する際には参考にできなくても、POGの方が可能性があったのですけど、この戦績からすると指名理由にするのは無理そうな気配です。

 この時点でもうだめだとほぼ諦めました。しかし、2011年生まれのデータでは賞金がかなり不正確でしたので、当時の調査時点でデータがほぼ出揃っているであろう2007年も一応見てみました。 こちらの背中コメントはさらに多い11頭! 多すぎるわ!
 で、こちらも賞金を確認してみると、その後増えていますね。最も稼いでいたのは、たぶんマイネジェシカで3480万円。しかし、地方に行ってから伸びた馬で、中央では未勝利。つまり、大外れです。結局、全然ダメでしたね。

 なお、余談になりますけど、地方に行って活躍というのは、ラフィアンが能力を見誤ったということ。飽くまでこれはレアケースであり、すべての地方転厩馬で合計すると出資価格プラス飼い葉代を回収するほど稼げていないことがわかっています。ただ、このレアケースが強調されて、「このクラブは能力ある馬を引退させた!」と絡む人が出てきます。
 実を言うと、私の出資していた数少ない地方売却馬もこのレアケースになって、売却後にガンガン活躍してしまったことがあるのですが、まあー、しゃーないですね。 諦めるしかありません。平均すると活躍していない馬が多いのですから、全体的な判断としてはクラブの引退選択は悪くない状態になっています。



■2018/09/13 ウインゼノビアの同期ウインパーチェ、騎手に背中の感触を褒められる

 背中コメントはあてにならないことが判明したものの、ウインゼノビアの同期ウインパーチェでも背中の感触を褒められていたので追加。牧場ではなく騎手に褒められているというケースです。
 ただし、騎手がまたがった9月12日の調教はむしろボロクソでした。 CWコースで初追い切り…だったのですけど、松山騎手騎乗の2歳新馬スーペルゴラッソとの併せ馬で、パーチェには荻野極騎手が騎乗し、馬体を内に並べて5Fからペースを上げていきましたが、直線の追い比べでは脱落してしまい、最後は7、8馬身遅れてのゴール。ダメダメです。
 荻野極騎手も「馬はまだまだ子供で、直線では馬場全体を使ってふらふらしながら走っていました(笑)」とのこと。
 ただ、「それでも、めちゃくちゃ背中の感触は良いですし、いいものは持っています」と背中を褒められていました。リップ・サービスだと思いますけど、「めちゃくちゃ」という形容詞までつけられているのはちょっと珍しいですね。


■2018/10/15 ウインゼノビアを管理する青木孝文調教師はまだ34歳という若さ

 ウインゼノビアを管理する青木孝文調教師は、まだ34歳という若い調教師です。彼のインタビュー記事(第17回 JRA青木孝文新規調教師にお話を伺いました | 2016年 | 南関フリーウェイ | JBISコラム)があったので、読んでみました。

 「親は大学に進学させたかった」ものの、「とにかく馬の世界に入りたかった」ということで、高校卒業後は浦河のBTCに。BTCを経て就職したのがビッグレッドファーム。なので、ウインレーシングクラブと同じビッグレッドファームグループの出身者でした。
  ビッグレッドファームでは、マイネルセレクトに関わった模様。JBCスプリントを制しているのですけど、関わっていたのは2着だったときの前年のJBCスプリントだったみたいですね。
 なぜ勝利時は関わっていなかったのかというと、厩務員になったため。アメリカジョッキークラブカップ(GII)を制覇、クイーンエリザベス2世カップ(G1)にも出走したネヴァブションを担当しています。
 師匠は小桧山悟調教師だそうですけど、ネヴァブションは伊藤正徳厩舎。あれ?と思って検索してみると、2014 年4月に青木さんが転籍していたためでした。ちなみにネヴァブションはその前に引退しています。
 経歴主体であまりおもしろい話はなかったものの、ネヴァブションから学んだことは"人間が諦めないこと"としていたことを紹介して、終わりにします。



■2019/11/29 青木孝文厩舎の「すごい」はすごくない?特別競走すら未勝利だった…

  「もうこの馬はひとつ勝つとかそういうレベルではなく、かなり上のところを目指さなくてはいけない」というコメントはクラシックを意識したコメントだと私は判断していました。ただ、青木孝文調教師は若い調教師で経験ないということで、そもそもその前のレベルも勝ってなくて、単に重賞レベルという意味かな?と思いました。
 で、 Our Pleasure2018年11月号を今頃読んでいたら、そのウインゼノビアのクローバー賞が厩舎初の特別勝ちだったとのこと。重賞どころか、特別競走すら未勝利でした。
 ただ、最後まで読んだら、ウインゼノビアの日本のG1だけじゃなくて、海外のG1まで勝ちたいとの抱負。G1を意識していたというのは、間違いではないようです。
 また、そのウインゼノビアは絶不調。重賞に勝てていないですし、そもそも二桁着順というひどいレースが多いです。しかも、ビッグレッドグループのスタイルである「多く使う」をやらずに、大事に大事に使った上での大敗ですね。まさかこんなことになるとは…。

■2019/11/29 レース当日朝にのんびり寝ていた…そのレースの結果は?

 ところで、同じOur Pleasure2018年11月号での、ウインゼノビアのクローバー賞のエピソードはおもしろかったです。
 スクリーンヒーロー産駒の牝馬は気が悪い馬が多いとのこと。スクリーンヒーローの牝馬は走らないと言われていたのも、そこらへんが理由でしょうか。
 ただ、ウインゼノビアは、ドシッとして落ち着きがあり、輸送もへっちゃら。さらに驚いたのがクローバー賞の当日朝の出来事。ウインゼノビアのいた馬房は、馬の行き交いが多いため、普通の牝馬ならテンションの上がってしまうような場所。それなのに、ウインゼノビアはいびきをかいて寝ていたとのこと。それを見て、今日は勝てるなと思ったそうです。


2026年5月10日日曜日

ルメール乗り替わりで戦後最大13着大敗からの逆転G1勝利

■2024/06/15 ルメール乗り替わりで戦後最大13着大敗からの逆転G1勝利
■2013-02-17 19:07:57 フランスのグレゴリー・ブノワ騎手ってどんな人?ルメールとは義理の兄弟
■2013-03-02  フランスの新星グレゴリー・ブノワ騎手 国では日本人小林智厩舎の主戦


■2024/06/15 ルメール乗り替わりで戦後最大13着大敗からの逆転G1勝利

 本当は2024/05/19のオークスのすぐ後に書こうと思っていたのに遅くなりました。オークスを2番人気で勝利したチェルヴィニアは、歴史的な大逆転裁判だったらしく、直前に以下のような記事が出ていたんですよ。

・【オークス】桜花賞13着のチェルヴィニア 「戦後最大」の巻き返しVにチャレンジ | 競馬ニュース - netkeiba      2024年05月14日(火) 16時30分

<戦後最大の巻き返しVなるか。桜花賞で13着に大敗したチェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が、オークス(3歳牝・GI・芝2400m)でGI初制覇を狙う。(中略)
 半年ぶりだった前走の桜花賞では13着に大敗したが、もちろん力負けではない。今回は休み明け2戦目となる上、鞍上は主戦のルメール騎手。当然、一変が期待できる。
 戦後に限ると、前走着順の最も大きかったオークス馬は、62年のオーハヤブサと67年のヤマピットで12着。前走13着のチェルヴィニアが勝てば、戦後最大の巻き返しVとなる>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=264440

 半年ぶりの前走が大敗だったためか、<半年も体調整わなかったし順調さは謎かも。>とのコメントがついていました。私もルメール騎手だし一応…と思って単複買ってはいたんですけど、正直、2番人気は過剰人気だと思っていましたわ。しかし、見事に大逆転裁判となりました。
 馬券も当たり。さすがルメール騎手。怪我から復帰していきなりこれですもの、すごいですわ…。

 ちなみにチェルヴィニアはPOGに指名していたと勘違いして指名し損ねてしまった馬で、「逃がした魚は大きい」な感じ。兄ノッキングポイントは指名していたのですけど、これは自信なくてB級のPOGで使用。チェルヴィニアは自信あったのに、痛恨の指名忘れ。悔しいです。
 なお、G1馬の下となっておもしろくないと思いつつも、2024年デビューの弟アルレッキーノは絶対強いだろうと指名したら初戦勝てず…。3兄弟ではベストだと思ったんですけどね。私が自信満々で指名したらハズレ…といういつものパターンになるかもしれません。

 ところで、先程のnetkeibaのニュースでは、チェルヴィニアにたいへんポジティブなコメントもついていたのですけど、これが珍コメント(?)でおもしろかったです。こちらも紹介しておきます。

ガット
<私も高一の修学旅行で体調不良からバスの中で吐いて、綺麗な形だったことからしばらく「滝」というニックネームで呼ばれてましたが、翌年の修学旅行では吐かなかったのでこの辛いニックネームはなくなりました
誰しもが巻き返しやリベンジの機会はあります
チェルヴィニアはここだと思います>


■2013-02-17 19:07:57 フランスのグレゴリー・ブノワ騎手ってどんな人?ルメールとは義理の兄弟

 いきなりレース後馬に蹴られて乗り替わりになっていたブノワ騎手。<【東京新聞杯】初来日ブノワはナイスガイ 騎乗は日本流で スポニチ>[ 2013年1月31日 06:00 ] という記事が出ていました。

<【東西ドキュメント・美浦=30日】もはやトレセンに外国人騎手の姿があっても何の違和感もないが、初顔となれば話は別。どんな人物かぜひ知っておきたい。この日は初来日となるグレゴリー・ブノワ(29)がトレセン初登場。岡本ら報道陣が話を聞こうと待っていると、笑顔でやって来て「ボンジュール」と1人ずつに握手を求めた。ナイスガイだ。
 昨年の仏リーディング5位。これまで冬場はドバイで騎乗していたが、「馬のレベルが高いし、競馬も素晴らしい」と今年は日本に挑戦。フランスの先輩であるペリエ、ルメールからも情報を入手している。「速く、かつ真っすぐ走らせるようにとアドバイスを受けたよ」。勝利優先の騎乗が目につく外国人騎手も一部にはいるが、ブノワは日本の“流儀”をしっかり理解しているようだ。今週は東京新聞杯のキングストリートなどに騎乗予定。まずはお手並み拝見だ>
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/01/31/kiji/K20130131005092810.html

 前の週にも情報ありました。<【根岸S】今週ラスト騎乗、ルメールはブノワと義理の兄弟>[ 2013年1月25日 06:00 ]という記事が出ています。奥さんがたも競馬界の人なんですかね?

<【東西ドキュメント・栗東=24日】ルメールが今週の騎乗を終えると仏国へと帰国する。新たにやってくるのが同じ仏国のグレゴリー・ブノワ(29)。さて、どんなジョッキーか?ルメールいわく「ストロングジョッキー」。直訳すれば腕っぷしの強い騎手。「(身長は)ミルコサイズ」と競馬サークル以外では分からない表現で、これはM・デムーロのように小柄だということ。さらに「ステッキ、大好き」と何度も振り下ろすポーズ。ルメールとブノワのそれぞれの夫人が姉妹ということまで判明した。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/01/25/kiji/K20130125005053170.html


■2013-03-02  フランスの新星グレゴリー・ブノワ騎手 国では日本人小林智厩舎の主戦

 グレゴリー・ブノワ騎手についてもう少し検索。

-----引用 ここから-----
仏リーディング5位の新星 ブノワがJRA短期免許取得 スポニチ

 フランスからまた一人、売り出し中の騎手が初の短期免許で日本で騎乗することが17日、スポニチ本紙の調べで分かった。昨年100勝を挙げ、仏リーディング5位のグレゴリー・ブノワ(29)で、期間は2月2日~3月3日。受け入れ先は藤沢和厩舎。

 ブノワは仏を代表する大馬主、オーギュスタン・ノルマンと専属契約を結び、現地で開業する日本人、小林智厩舎の主戦騎手としても活躍中。近年、成長著しく、昨年の勝ち星はルメール(6位)、ペリエ(8位)を上回った。G1は未勝利も重賞は通算20勝。昨年はケザンプールで凱旋門賞初騎乗(13着)も果たした。

 ブノワは「世界的にも非常に高いレベルの日本で騎乗できることが、とても楽しみ。有馬記念の映像もユーチューブで見て感激した。初めての短期免許だがルメール、小林師からアドバイスをもらい、一つでも多く勝てるように頑張りたい。香港とは異なり生産も自国で行っている日本の競馬文化を感じるため、滞在中は北海道にも足を運んでみたい」と語った。

 ▼小林師 ここ3年で急成長を遂げた実力派騎手。いいポジションを確保するのがうまく、ミスも少ないので安心して見ていられる。追う技術も申し分ない。きっと活躍する。
[ 2013年1月18日 06:00 ]
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/01/18/kiji/K20130118005003650.html
-----引用 ここまで-----

 日本にもともと縁があったんですね。というか、フランスで開業している日本人厩舎があるってことにびっくり。フランスでは活躍中だったようですが、日本では苦戦していました。

-----引用 ここから-----
仏名手ブノワが日本デビュー 6鞍で4着が最高も「いい経験に」 スポニチ

 短期免許を取得したグレゴリー・ブノワ(29=フランス)が、2日の東京競馬で日本デビューを果たした。

 6レースに騎乗し2Rの4着が最高。「勝てなかったが、ここまで来ることができたことが、まず1つの勝利」と興奮しながら語った。「日本の騎手は互いを尊重しているし、きれいに乗っていた。1カ月間騎乗できるのは、いい経験になる」と意気込んでいた。

 3日は6鞍に騎乗する。

[ 2013年2月3日 06:00 ]
-----引用 ここまで-----

 そして、来たばかりなのに乗り替わるアクシデント。

-----引用 ここから-----
高嶋騎手、落馬で頭部負傷 ブノワ騎手は馬に蹴られ… スポニチ

(略)7Rでハヤブサソングに騎乗したグレゴリー・ブノワ騎手(30)は、レース後の脱鞍所で右足を蹴られ打撲。8、9R→石橋脩、10R→横山典、11R→三浦に乗り代わった。う10日の騎乗は、朝の患部の状態によって決定する。

[ 2013年2月10日 06:00 ]
-----引用 ここまで-----

 大したことなくて次は乗ったはずですが、勝ち星はなかなか挙げられず……。

-----引用 ここから-----

ブノワ騎手来日初勝利
[タレコミ] 2013年02月18日(月)00時21分

ネタ元のURL:http://www.jra.go.jp/news/201302/021704.html

2月2日よりフランス競馬界から短期免許で来日中のグレゴリー・ブノワ騎手が17日東京10RアメジストS(4歳以上1600万下)で2番人気のサトノエンペラー(牡7)に騎乗し、10番人気のアロマカフェに1馬身以上の差をつけ、JRA初勝利を飾った。
ブノワ騎手は昨年、仏リーディング5位という実力派であるが、JRAでは39戦目にしての初勝利となった。なお、免許期間は来月4日まで。
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=1239&type=2
-----引用 ここまで-----

 4日までってことは今週いっぱいですね。未勝利に終わらなくて良かったです。


2026年5月9日土曜日

意外な日本競馬の男女格差 女性初の場内実況・藤原菜々花アナウンサー

■2024/06/15 意外な日本競馬の男女格差 女性初の場内実況・藤原菜々花アナウンサー


■2024/06/15 意外な日本競馬の男女格差 女性初の場内実況・藤原菜々花アナウンサー

 2024/3/24にJRAのウェブサイトで競馬を見ていて、女性の実況でびっくり。そういえば、女性の実況は全く聞いたことなかったです。全然気づかなかったんですが、騎手以上に女性の少ない世界でしたね。実況の方が男女差別が強いのかな?と思いましたが、騎手よりも数が圧倒的に少ないという問題もあるかもしれません。
 とりあえず、全く覚えがなかったので、違和感ありあり。本当驚きました。完全に「競馬の実況は男性」とインプットされてしまっています。
 肝心の実況内容。正直、特にうまいとは思いませんでしたが、声は聞きやすいなと思いました。女性ゆえなのか、彼女特有の声質なのか。一瞬、発音が名誉うすぎるAI音声(たまに人間より聞きやすいAI音声があります)かとも思いましたわ。私は男性でも結構好きな実況の声があるので、別段女性の方が良いということはないですけどね…。

 男女格差解消へ…と思ったのですけど、私が聞いたのは、この週だけ。翌週以降全く耳にしません。話題作りで少しだけ実況させたんですかね?
 気になって検索。私が聞いた2024/3/24より前の2024年03月3にデビューした人が記事になっていたので、同じ人ではないかと。私があまり最近競馬を見ていなかったせいなのか、全然気づいていませんでした…。じゃあ、その後も実況しているのかな…?

・JRAで女性初の場内実況デビューした藤原菜々花アナ 痛感した難しさと目指す“当たり前”の実況とは 騎手、調教師に続き新風 デイリースポーツ    2024年03月12日(火) 11時00分
<3日の中山競馬場では、ラジオNIKKEIの藤原菜々花アナウンサー(26)が、JRA史上初めて女性による場内実況を担当した。>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=258438

 「藤原菜々花」ってなんか騎手の「藤田菜七子」と妙に名前が似ていますね。一瞬空目しました。藤田菜七子騎手は女性初の騎手ではないですけど、久々のJRA女性騎手で、女性騎手ブームの牽引役に。そういう意味では、「藤原菜々花」も運命を感じる名前(?)でしょうか。

<3日の中山3R。競馬場内はいつもと違った雰囲気に包まれた。「外から上がってきた3番のメジャーレーベル、メジャーレーベルが一気にかわしてゴールイン」。場内実況がレースの様子を伝えたが、その声は聞き慣れたものではなかった。
 このレースの実況を担当したのは、ラジオNIKKEIの藤原菜々花アナウンサー。今年1月に同局内の番組『中央競馬実況中継』で経験はしていたのだが、競馬場内に流れる実況はこのレースが初めて。ちなみに、女性アナウンサーによる場内実況自体が、JRAの歴史の中でも初めてのことだった。>

 中山の1レースからじゃないということは、飛び飛びなんですかね。私はてっきり1~12レースまで同じ実況だと思っていたんですが、実は今までも違っていたんでしょうか…。う~ん、どうも今まで私はかなりいい加減に見てきた感じですね…。

<藤原アナは20年にラジオNIKKEIに入社。当時はコロナ禍で報道陣も競馬場への入場制限があり、これまでのアナウンサーとは違う環境でのキャリアスタートとなった。そんな状況下でも自らの腕を磨き、今回のデビューへとつなげた。
 担当を伝えられたのは、レース2日前の金曜日。「上司の中野アナウンサーから『自信はあるか』と聞かれて、たどたどしく『自信はあります』と答えました(中略)」と振り返る。>

 このレースの実況は聞いていなかったんですが、「直線でモタつくところがあり、満足のいくものではありませんでした」というほろ苦いデビュー戦に。
 あと、<現段階で次の“登板”は未定となっている>とされており、どうも試し試しな感じみたいですね。
 また、実況の男女格差に関しては、<競馬実況も、かつては井口保子氏がラジオで実況していたり、地方競馬では女性が場内実況を担当することもあるが、その数は少ない>と説明されていました。良い記事でしたね。

2026年5月7日木曜日

背中の感触が良い馬・乗り味の良い馬は走る?戦績を確認してみた

■2018/05/24 背中がいい馬は走る?マイネルフロスト・マイネルファルケの例
■2018/07/22 背中の感触が良い馬・乗り味の良い馬は走る?戦績を確認してみた


■2018/05/24 背中がいい馬は走る?マイネルフロスト・マイネルファルケの例

2023/03/23:他で書いた話ですが、「背中」「乗り味」関係ということで独立してひとつ作成。一部を転載しています。

2018/05/24:ウインゼノビアがデビュー前からコメントが盛り上がっていました。私がデビュー前からチェックしていた馬のコメントで騎手が好調だった馬は実際に走っています。確かマイネルフロストやマイネルファルケがそうでした。
 とはいえ、私がデビュー前から見ていた馬は少数。また、確かコメントの内容も異なるものだったと思います。マイネルフロストもマイネルファルケも乗ったときの背中の感触の良さ、乗り味の良さを指摘するもので、重賞馬みたいって言っていたような?
  ウインゼノビアではそこまでのコメントはないなと思ったのですけど、いろいろと記憶違いかもしれませんし、応援したい馬なので活躍してくれればと思います。

 と書いたものの、軽く過去のコメントを見直してみました。やっぱり記憶違いありましたね。マイネルファルケは騎手ではなく、牧場の人の声でした。

2007/7/20    真歌トレーニングパークで調整中。昼夜放牧を切り上げ、坂路でキャンター1500m1本の運動を再開しています。ソエの良化に伴い、バランスの取れたフットワークに。久々とあって気分的にぼんやりしているものの、騎乗者は背中の感触をほめています。

 マイネルフロストも騎手コメントじゃありませんでしたわ。まだ名前決定前に牧場スタッフが背中の話をしていました。

坂路コースで調教を始めていますが、少し臆病で物見をしながら走っています。背中や動きからはかなりの素質が感じとれます。いつもスタッフの衣服などの匂いをかいでいる ので匂いフェチかもしれません。(2012年10月21日)

 あと、重賞馬みたいって話はなかったです。オープン馬かな?と探し直したものの見つからず。 だいぶ記憶が間違っていてひどいです、ごめんなさい。
  それから、ゼノビアはちょっと指摘が違う可能性も感じるものの、以下のように背に関するコメントがありましたわ。

2017/9/15 馴致では敏感な面を見せていましたが、その後は慣れたことで落ち着いて調教に臨めるようになっています。(中略)スタッフは「ここまで敏感なのは意外でしたが、やはり跨ると馬格があって、背中がいいですし、素質を感じます」と話していました。

 ああ、確実に全く同じ種類とわかるコメントもありました。逆にこれは全然記憶になしで、記憶力がやばい…。

2017/10/20    スタッフは「幅も出てきて乗っていて安定感があります。乗った者みんなが背中を褒めますし、能力は高いのだと思います」と話していました

 私がデビュー前からチェックしていた馬でもう1頭走ったマイネルバサラの場合、逆に「背中がさびしい」といったネガティブコメントでしたし、当てになるかどうかわかりませんけど、ウインゼノビアは私の覚えていた成功馬2頭と似たパターンのようです。


■2018/07/22 背中コメントは全然珍しくなく走らない馬が多かった!

 ごめんなさい! 調べてみると、ビッグレッドファームグループの背中コメント全然珍しくありませんでした。私の記憶の中に残っていた馬だと100%で当たりだったのですけど、全体に見ると大外れでしたわ。
 手元にあったラフィアンのメモだけで、抜けがある可能性があるものの、まず2011年生まれの馬をざっと見ました。すると、 なんと9頭も背中が褒められている馬がいました。
 このときは賞金のデータがかなり若い頃に取っていて、非常に不正確。ただ、たぶんマイネルアウラートが走っただけで、後は全然だったと思われます。マイネルアウラートは1億円ホースで出資としては正解、POGとしては重賞出走程度であまり良くないとった感じ。
 しかし、9分の1の確率では使い物にならない目安です。また、背中コメントは調教が進んだ後なので、募集締め切り後のケースが多いのではないかと思われます。なので、出資する際には参考にできなくても、POGの方が可能性があったのですけど、この戦績からすると指名理由にするのも無理そうな気配です。

 この時点でもうだめだとほぼ諦めました。しかし、2011年生まれのデータでは賞金がかなり不正確でしたので、当時の調査時点でデータがほぼ出揃っているであろう2007年も一応見てみました。 こちらの背中コメントはさらに多い11頭! 多すぎるわ!
 で、こちらも賞金を確認してみると、その後増えていますね。最も稼いでいたのは、たぶんマイネジェシカで3480万円。しかし、地方に行ってから伸びた馬で、中央では未勝利。つまり、大外れです。結局、全然ダメでしたね。

 なお、余談になりますけど、地方に行って活躍というのは、ラフィアンが能力を見誤ったということ。飽くまでこれはレアケースであり、すべての地方転厩馬で合計すると出資価格プラス飼い葉代を回収するほど稼げていないことがわかっています。ただ、このレアケースが強調されて、「このクラブは能力ある馬を引退させた!」と絡む人が出てきます。
 実を言うと、私の出資していた数少ない地方売却馬もこのレアケースになって、売却後にガンガン活躍してしまったことがあるのですが、まあー、しゃーないですね。 諦めるしかありません。平均すると地方転出後は活躍していない馬が多いのですから、全体的にはクラブの引退判断は悪くないと言えます。


2026年5月6日水曜日

調教助手「調教でもレースでもまだ本気を出していない」大物か?

■2026/05/06 調教助手「調教でもレースでもまだ本気を出していない」大物か?


■2026/05/06 調教助手「調教でもレースでもまだ本気を出していない」大物か?

 宮本博厩舎の上野調教助手がある馬のついて、レース後に「調教でもレースでもまだ本気を出し切っていない感じがしますし、案の定、前走後もすぐに息が入ってケロッとしていたようです」と話していました。
 なんかめちゃくちゃ大物じゃないか?と感じさせるコメント。少年漫画で主人公たちを圧倒した敵キャラが「まだ全く本気でやっていない」と言って、主人公たちが衝撃を受ける場面を想像しました。

 ただ、この馬の名前を聞いても皆さん誰それ?と思うでしょう。ウインクリンゲルという無名の馬(父はリファール系のニホンピロアワーズ)なのです。「無名」ということで、「本気で走っていないのに走る馬」ではなく、「本気で走ってくれないので普通に弱い馬」でした。
 いわゆる一口馬主クラブであるウインレーシングクラブの馬でしたが、すでにファンドの解散、中央競馬の引退が決まっています。中央では全部惨敗でした。

 実を言うと、これでも結構期待された馬だったんですよ。前述の上野調教助手のコメントは、デビュー戦の翌週2026年1月29日(木)のコメントで、上記以外に「同じレースで5着だった同厩舎の馬より調教はよく動けていて期待していた」としていました。
 本気で走っていない感じなのに、掲示板に乗った馬よりも調教が良かったようです。そりゃ、期待しちゃいますよね。

 さらに、「動ききれなかった入厩後1本目の追い切りを除けば最後まで息が上がったことがない馬ですし、ポテンシャルは高いと思います」ともおっしゃっていました。
 苦しくなるとすぐやめちゃうタイプなのかな?と思ってしまうコメント。ただ、唯一掲示板に乗った地方の交流戦では、廣瀬航騎手が「途中まで勝つかと思ったほどでした」の他、「真面目には頑張って走ってくれたと思います」ともしています。
 最後のレースに乗った武藤雅騎手は「前脚を高くあげるようなアクションの大きい走り方」で遅れると指摘していました。トップスピードも遅いようです。本気で走らないというよりは、単に早く走れない馬だったのかもしれません。

 あと、惨敗した新馬戦のときに吉村誠之助騎手が「トモにも緩さが残りますが、乗り味や感触は決して悪くありません」としていました。乗り味が良い馬、背中の感触が良い馬というコメントが出たときに活躍した馬が出たことがあるのですけど、このコメントが出た馬を集めてみてると、走らないことも多かったんですよね。今回もハズレパターンでした。


放馬時間が長くても地方競馬の方が遅延が少ない?逆転する理由

■2020/04/11 放馬2回で枠入り3回、20分遅延の末に加害馬がワンツー
■2024/07/02 放馬時間が長くても地方競馬の方が遅延が少ない?逆転する理由


■2020/04/11 放馬2回で枠入り3回、20分遅延の末に加害馬がワンツー

 2020年4月7日の大井競馬では、ブリリアントカップ(SIII)に応援しているマイネルバサラが出たので中継を見ていました(11番人気8着)。すると、発走時刻が10分くらいだったかな、かなり遅れていてなんでかな?と思っていたんですよね。
 で、これが理由だったのか!?と思ったが、 この日の6Rのアクシデント。6Rは発走時間が20分以上遅れて行われたんだそうです。ちょっと聞かない大遅刻ですね。
 
 まず10番ファニーフラッシュがゲート入りを嫌がり時間をロス。この遅延が影響したのか、次はすでに枠入りしていた6番アタックプランがゲートから飛び出して放馬。その後、同馬は捕まり馬体検査で出走可能に。ここで枠入りをやり直しています。
 ただ、枠入りやり直しは一度では済まず。お次は1番人気の12番タカラシップがゲートから飛び出して、またしても放馬、競走除外に。このときにも枠入りをやり直したので、3度めの正直でやっと競馬ができたようです。
 さらに、このやっと発走できたレースの結果が、 1着10番ファニーフラッシュ、2着6番アタックプラン。つまり、最初の加害馬2頭での決着でした。他の馬の関係者は、なんか納得行かない感じになりましたね。

 これを紹介した記事は、宮本武蔵も脱帽!? 大井競馬で「大遅刻」が発生! JRAでは「逃避行」が……というタイトルでなんでか?と思ったのですけど、宮本武蔵が巌流島の決闘でわざと遅刻したことで佐々木小次郎に勝ったエピソードを思わせる…という話でした。
 なお、この宮本武蔵のエピソードは作り話っぽいです。実際どういう話だったのかははっきりしないところがありますが、 比較的信頼の高い資料によると、普通にやって宮本武蔵が相手(佐々木小次郎という名前は後の創作)にすぐに勝っています。
 それは良いのですけど、双方ひとりで来る約束だったのに、宮本武蔵側は弟子たちがこっそり来ていて、負けた相手をフルボッコ…というめちゃくちゃなことをしていました。 創作の「わざと遅刻」も卑怯な感じがするのですけど、真実に近そうなところの方がさらに卑怯っぽくて、すごいですね…。前半の競馬おもしろ決着を含めて、「事実は小説より奇なり」といった感じです。


■2024/07/02 放馬時間が長くても地方競馬の方が遅延が少ない?逆転する理由

 他の放馬・遅延の話も…と検索。最近の話ではないですが、<オークスで史上最長15分の発走遅延 放馬除外マニュアル通りだが…より円滑にルール見直し必要>(日刊スポーツ 2022年6月7日9時25分)というのが、近年最も話題の放馬・遅延に関するニュースのようでした。

<「ケイバラプソディー ~楽しい競馬~」は、84年のグレード制導入後、史上最長15分の発走時刻遅延となった先日のオークスを取り上げる。ちょっと時間がかかりすぎでは? 地方競馬も大好きで、他場での速やかな対応例が記憶にあった舟元祐二記者が疑問をぶつけた。>
https://www.nikkansports.com/keiba/column/rapusodi/news/202206070000096.html

 実をいうと、放馬した馬が保護されたのは、放馬からおよそ3分後ということで、それほど時間が経っていません。検量室前の記者たちはそろって「除外だろうな」とつぶやいたのですけど、これがすんなり除外とならず、えらく時間がかかることになりました。
 一方、地方のレースでは以下のように、そもそも保護する前から除外を決定する素早い柔軟な判断があったそうな。この判断の違いにより、保護が遅いのに遅延時間は少ないという逆転現象が起きることがあるようです。

<地方競馬に前例があったからだ。09年盛岡クラスターC。馬場入りの際、ゼンノスカイブルーが放馬した。放馬から約4分。まだ保護されていない状況で「かなりの距離を走ったため競走能力に影響があるとみられ除外」とアナウンス。放馬から6分後に同馬は保護された。>

 JRA裁決委員に取材したところ「JRAでは馬体検査を実施せずに競走除外にすることはない」との四角四面で官僚的な返答。確かに規則に従うとそうらしいのですけど、この規則がそもそもまずいんでしょうね。
 「規則に従った対応だが、今後については見直しの検討も必要かもしれない」みたいな回答はできなかったのか?と思いますが、そういった回答ができないのが官僚的な組織の特徴。らしいと言えば、らしい回答でした。

<放馬した場合は「捕捉後速やかにJRA獣医師による馬体検査を実施して、その時点で異常が認められれば競走除外もある。しかし問題がなければ発走地点まで移動させ再度馬体検査を行い、最終的な判断をする」という規則がある。サウンドビバーチェは3角付近で捕捉時点の馬体検査(心拍数、外傷の有無、歩様など)で異常が認められなかった。そのため、ゲート裏まで移動後に再度馬体検査が行われて、その際に顔面右側に腫れや出血が認められ競走除外になった。結果的に時間は要したが、マニュアル通りの対応ではあった。>



2026年5月5日火曜日

WIN5が1番人気・2番人気だけで決まる確率は?

■2019/09/17 WIN5が1番人気・2番人気だけで決まる確率は?


■2019/09/17 WIN5が1番人気・2番人気だけで決まる確率は?

 JRAでは平成23(2011)年、5つのレースの1着馬をすべて当てるというWIN5がスタート。当たる気がしないため、私は未だに一度も買ったことがありません。
  私は宝くじも買わないのですけど、宝くじ的な高額配当のものは、一般的には人気が高い傾向 があります。ただし、予想をしない…というのも売れる要素の一つであり、予想が必要なWIN5はむしろ一般人にはマイナスになると考えられます。
 実際、売上におけるWIN5の割合はそう高くはない模様。WIN5の2018年度の売上金におけるシェアはわずか1.3%だとのこと。ほとんど売上に寄与していません。
 ちなみに2018年の 最終日はキャリーオーバーがあり、いつもより多い35億円。同日のホープフルSの売上は123億円であり、その3~4倍程度といった関係でした。
 ライター・東田和美さんは、インターネットやキャッシュレス投票サービス(UMACA投票)でなければ買えないからというのもあるが、やはりなかなか当たらないから、なのだろう、と売上がイマイチな理由を推測していました。

 その東田和美さんによると、発売開始以来、5レースすべてで1番人気が勝ったのはただ1回のみ。2015年11月1日で、払戻額はわずかに1万260円。全く元をとれません。
  また、1、2番人気だけで決まったケースについては、大体の確率がわかりました。4%に満たないとのこと。人気サイドだけ買って稼ぐというのは、現実的ではなさそうでした。



2026年5月4日月曜日

ラムタラが失敗したのは、母父サンデーサイレンスが少ないせいって本当?

■2014/7/8 ラムタラが失敗したのは、母父サンデーサイレンスが少ないせいって本当?
■2014/7/8 社台グループの馬はラムタラを拒否していたのか?データを見ていくと…
■2023/03/09 ニジンスキー系好き調教師すらもラムタラを評価してなかった事実


■2014/7/8 ラムタラが失敗したのは、母父サンデーサイレンスが少ないせいって本当?

 現役時代は非常に印象的でドラマチックな話の多かったラムタラが亡くったそうです。
 で、ラムタラの掲示板を見ていて気になったコメントがありました。

-----引用 ここから-----
かなり今更なことだけど。
ラムタラ自信の能力と種牡馬としての成績があまりに違うのが気になって、産駒の活躍馬の血統を見てたら、母父サンデーサイレンスが1頭もいなかった。

サンデーサイレンスの牝馬を付けてれば大抵何かしら成功するのが近年の種牡馬だと思ってたから、ラムタラとサンデーって相性悪かったのかって思って検索してみた。
父ラムタラ母父サンデーサイレンスの産駒を検索すると、ここのデータベース上たったの9頭。
ラムタラだって導入当初から数年間かなりの種付けをしたはずなのに。
結局、生産者同士の対立が成功を阻んだのかなと思いました。

まぁ、産駒を残せない名馬だっているんだから産駒を残せただけ良かったのかも。
ラムタラの競走馬としての魅力は色褪せないし。
でも、ちょこっとだけ母父ラムタラに期待したいです。

2013/2/8 17:26
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=000a0001d4
-----引用 ここまで-----

 単純に当初は母父サンデーサイレンスが珍しく、一般化してからはラムタラの種牡馬成績が芳しくなかったってだけじゃないですかね?
 母父サンデーサイレンス以外でも"日高の生産者を中心に、数々の実績馬・良血馬を含む112頭を初年度の交配相手に揃え"ていました。(繰り返すように当時は母父サンデーサイレンスが少なく、まだ母父実績も確定していません)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%BF%E3%83%A9


■2014/7/8 社台グループの馬はラムタラを拒否していたのか?データを見ていくと…

 ラムタラの母父サンデーサイレンスは少ないというのは確かです。9頭だけですからね。
 ラムタラと比較できそうな日高の馬としてはブライアンズタイムかな?(当時は新冠の早田牧場。2002年の破綻後にラムタラと同じアロースタッド)と思って、ブライアンズタイムを見てみました。こちらは61頭いました。
 ブライアンズタイムの母父サンデーサイレンスに対して、ラムタラの母父サンデーサイレンスは少なすぎじゃん!と思うかもしれません。ところが、1990年代に限れば、ラムタラ1頭、ブライアンズタイム2頭でそれほど変わりありませんでした。
 しかも、ラムタラの日本の初年度産駒は1998年産ですから、1998年と1999年に限れば1対1で引き分けです。

1997年 ラムタラ0頭 ブライアンズタイム1頭
1998年 ラムタラ1頭 ブライアンズタイム0頭
1999年 ラムタラ0頭 ブライアンズタイム1頭

 母父サンデーサイレンスが増えるころになってからは、さっき言った通りラムタラへの期待値が下がってしまっていたのでどうしようもなかったと思われます。
 あっ、でも、結果が出るまではもう少しかかるかな? 日本での初年度産駒のデビューは2000年ですからね。ネット競馬で見える産駒の数見ると激減するのは2003年生まれからです。

1998    87
1999    72
2000    68
2001    73
2002    79
2003    42

 2002年までラムタラが7頭、ブライアンズタイムが14頭。半分ですね。全体の産駒は以下のようにそこまで差はありませんので、ラムタラ少なすぎと言えそうなデータが出てきました。

生年 ラムタラ ブライアンズタイム
1998    87    86
1999    72    97
2000    68    104
2001    73    93
2002    79    114
2003    42    111

 ただし、社台グループのラムタラいじめが怪しいと言える情報がまだあります。2002年までにラムタラにつけた社台グループの母父サンデーサイレンスの馬は1頭なのに対して、ブライアンズタイムは0頭だったのです。
 「生産者同士の対立」を言うなら、ブライアンズタイムの方が当てはまる感じ。ただ、これを言うのなら母父サンデーサイレンス以外の繁殖牝馬も数えないといけませんかね。
 で、数えてみると、1998~2002年の社台グループはラムタラが17頭、ブライアンズタイムが36頭でした。やはりブライアンズタイムが多くなりましたが、社台グループで17頭もつけているのですからあまり対立はなさそうな感じ。

 Wikipediaによると、ラムタラを導入したジェイエスは社台グループへの対抗心アリアリだったのでは?と疑われたようではあります。

-----引用 ここから-----
俗にあった「サンデーサイレンス・社台に対抗するためではないか」との見方について、矢野(購入したジェイエス代表の矢野秀春)は「サンデーは、お金を出せば誰でも付けられますし、事実、静内の生産者の多くがお世話になっています。サンデー憎しという気持ちはありません」と、これを否定した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%BF%E3%83%A9
-----引用 ここまで-----

 前述のように社台グループへの種付けも許されているんだし、矢野秀春代表が言うように、実際、あんまり関係なかったんじゃないかと思います。


■2023/03/09 ニジンスキー系好き調教師すらもラムタラを評価してなかった事実

 ラムタラ失敗は社台の陰謀説に絡んで検索してみると、ラムタラ産駒がいた時代に現役の調教師であり、ニジンスキー系をこよなく愛したという白井寿昭・元JRA調教師による、<白井元調教師と学ぶ血統学【20】「種牡馬ラムタラ」に足りなかったもの>(競馬ニュース・特集なら東スポ競馬 2022/02/17)という記事を見つけました。

白井寿昭氏(元JRA調教師=以下、白井)奇跡の馬。神の馬。そんな呼ばれ方をしたくらいの派手なキャリアやったけどな。種牡馬としては残念な成績やった。
松浪 その現役時代の走りを実際に見て、種牡馬としての成績を先生は予見していた、とのことでしたが。
白井 そうやね。予見していたとまでは言わんけど、投資に見合う馬とは思ってなかったね。
https://tospo-keiba.jp/onkochishin/8406

 実は白井寿昭調教師、1戦1勝のキャリア、長い休み明けで勝利するという常識はずれでラムタラが勝利したエプソムダービーを間近で見ていたそうな。パドックを見てもすごい感じはなく、血統は良いと思ったものの、ピンと来なかったといいます。

白井 常識を覆す勝利であったことは否定しない。それでも、僕にはピンとこなかった(苦笑)。
白井 この栗毛の馬はどんな成績なんやろ? そう思って成績表を見たら、キャリアが1戦しかなくてさ。「え、こんなんでもダービーに出れんの? ずいぶんと楽な世界やなあ」と。そのように思ったから、ラムタラのことを覚えているんや(苦笑)。
白井 それだけ。申し訳ないが、インパクトはゼロに近かった。
白井 (引用者注:勝ったのには、)驚いた。本当に驚いたな。こんな馬でもダービーを勝てるんか…。そう思ったくらい。その後の活躍を考えたら、ちょっと失礼やったかもしれんけど(苦笑)。
白井 血統表を見て、ニジンスキーの直子なんや。母はブラッシンググルーム産駒のスノーブライド。あ、ノーザンダンサーのインブリードもある。素晴らしい血統の馬なんやなあ、と。そんな感じやったかな。

 白井寿昭調教師は「我の強さ」を重視。この点で言うと、ラムタラには我の強さが足りなかったといいます。

白井 種牡馬になって、日本に来たときにも感じたことやけど、ラムタラはおとなしいんだな。競走馬としては扱いやすいかもしれんけど、これでは特徴を産駒に伝えられんやろうな、と感じたな。
白井 競走馬としての性格と、種牡馬としての遺伝力は違う。優れた能力を持っていても、それを産駒に継承できなければ、何の意味もないんやな。これがあっさりと感じた一番の理由だったかもしれないね。

 「我の強さ」については、ちょうどサンデーサイレンスとも比較されていました。サンデーサイレンスにあって、ラムタラになかったのが、この「我の強さ」であるようです。
 この「我の強さ」は正直科学的根拠がなさそうに見えます。ただ、能力を出し切った好成績の馬よりも、能力を出し切っていなくても好成績だった馬の方が潜在能力が高く、種牡馬としての成功可能性も高い…といった感じに理由づけできるかもしれません。

白井 種牡馬として成功する馬のほとんどは、自己主張が強いタイプやからね。ラムタラはそれを満たした馬ではなかった。感染症を患ったため、キャリアを積めなかったことは後で知ったし、それが種牡馬になって影響した可能性はあるかもしれん。けど、そのような先入観を持たない状態で、僕はラムタラの返し馬を見た。そのときの印象が良くないんだから、どうしようもないよな(苦笑)。
松浪 サンデーサイレンスのような、強い自己主張をしないラムタラに、先生のアンテナが反応しなかった。
松浪 スピード不足に瞬発力不足。様々な要因があったでしょうが、一番は能力を伝えきれなかった遺伝力に原因があったのではないか──。なかなか面白い結論となりましたね。
白井 配合をいくら考えたところで、どうにもならん問題やからね。だからこそ、僕は血統表だけでなく、実際に馬を見ることの大切さを説いている。サンデーサイレンスとラムタラ。この2頭は、それを如実に表していると思うよ。

 あと、ニジンスキー系好きの白井寿昭調教師的には、ラムタラはニジンスキーの直子でも「父のニジンスキーと違う栗毛の馬」だったことで「ニジンスキーの血を求めた僕からすれば、それもラムタラを敬遠する材料になったかもしれん」としていました。
 なお、ここでも社台対抗説が出ていましたが、白井寿昭調教師はやはり否定的。バブル時代の日本に多かった金額がすごいだけで中身が伴わない「爆買い」の一例かもしれません。本当、日本人は買い物が下手くそですね…。

松浪 結果的に失敗となってしまったラムタラの導入。44億円という金額を含め、先生はどのように考えていますか?
白井 手の届かないはずの名馬に手が届いた。バブル経済の影響は大きかったと思うね。サンデーサイレンスに対抗するための導入…なんて声もあったけど、その意見に僕は否定的で、かつてのテスコボーイが与えてくれたような夢を、日高の生産者は見ていたんじゃないかな。もっとも、このような熱意は血統の更新に必要なもので、結果は伴わなかったとしても、それは日本の競馬発展につながっていくと思う。