2025年2月10日月曜日

力を出し切ったのに新馬戦14秒差大敗の馬がまさかの大変身!

■2023/03/15 競馬コラムサイト注目のウインの馬、ツッコみたくなるレベルで大ハズレ
■2025/02/10 力を出し切ったのに新馬戦14秒差大敗の馬がまさかの大変身!



■2023/03/15 競馬コラムサイト注目のウインの馬、ツッコみたくなるレベルで大ハズレ

 ウイン関係の話ということでここに追記。ウインレーシングクラブの2022年デビュー世代、どこらへんが注目だったのかな?と検索。<[POG2022-2023]注目馬紹介~一口クラブ・ウインレーシング編~ | 競馬コラム&ニュース「ウマフリ」>(2022年6月10日)というものが出てきました。
 作者は、名馬紹介・2歳馬紹介・インタビューなどを担当しているというフリーライターの横山オウキさん。以下のあたりが注目となっていました。

ウインジュルネ
ウインルーティン
ウインネモフィラ
ウインオーディン
ウインフランシーズ
ウインエレナ
ウインフィエルテ

 この中では、ウインオーディンやウインルーティンが当たり。以下のように、2023/03/15時点でのウインの賞金ランキングのワンツーです。これは見事。めちゃくちゃ素晴らしいです!

馬名    性    父    総賞金(万円)
ウインオーディン    牡    エピファネイア    2,201.00
ウインルーティン    牡    ゴールドシップ    1,040.00
ウインスノーライト    牡    エイシンヒカリ    800
ウインエタンセル    牡    ビーチパトロール    650
ウインエーデル    牝    リオンディーズ    628

 このように素晴らしい相馬眼であり、ケチを付けるのは申し訳ないのですが、どうしてもツッコみたくなってしまうのは、ウインネモフィラ(父ゴールドシップ)がオススメに入っていたことでした。
 ウインネモフィラは新馬戦で、同じウインレーシングクラブのウインプリームスとともに2頭だけ規格外の弱さを見せた馬なんですよ。ちょっと考えられないほど2頭だけ離れて最下位争い。2頭ともタイムが異常で、1着とは14秒差。15着とも大差で9秒もの差があります。同じクラブの馬が2頭仲良くここまで負けるってちょっと記憶にありませんね…。

2023/01/08     1中山     3歳新馬     芝2000
着順 馬名    タイム    着差
1    オルソビアンコ    02:03.1   
15    ナビー    02:05.7    3.1/2
16    ウインネモフィラ    02:17.4    大
17    ウインプリームス    02:17.9    3

 しかも、以下の公式コメントによると、このひどいレース結果ですらもウインネモフィラとしては頑張って走れていたとのことですから、相当やばいですね。育成時からずっと身体が弱すぎる馬で順調であれば違う結果だった可能性があるものの、現実に出ている結果的には、大ハズレだったようです。

<奥平調教師は「レース後はかなりぐったりとしていてカイバも食べなかったようです。普通であれば走っていないというレベルの内容でしたが、この馬としてはしっかりと走っての結果ということでした。乗った者みんな背中は褒めるのですが、現時点での体力不足は明らかですし、すぐに変わることは難しそうです」と話していました>


■2025/02/10 力を出し切ったのに新馬戦14秒差大敗の馬がまさかの大変身!

 新馬戦でウインレーシングクラブの2頭だけ規格外の弱さを見せていたうちの1頭ウインネモフィラは、実を言うと、私も戦前は期待していた馬。なので、新馬戦も見ていたんですよね。
 ウインネモフィラに関しては、頑張って走って14秒差の大敗。力を出しきれなくての大敗ではないため、その後も惨敗だろうと諦めていました。実際、2戦目も18頭立て16番人気16着という弱さを見せつけています。

 3戦目は11番人気に上がりますが、単に13頭と頭数が減ったため。2戦目と同様の不人気です。ところが、ここで突如2着と大激走。まぐれではなかったのか、その次も3着。その後、3戦でなんと勝ち上がり。新馬戦の弱さからは考えられません。
 さらに、1勝クラスも2戦目で突破。新馬戦14秒差大敗の馬がまさか2勝もするとは…!完全に予想外です。

 ただし、ウインネモフィラを追っかけている人だとわかるのですけど、全然順調ではないんですよ。とにかく体質が弱くて、トラブルが多く、順調に使えなくて、何度とも頓挫している馬。初勝利の後から1年使えず、そこで2戦使っていきなり勝ち上がり。順調に使えないために、毎回ギリギリの戦いをしています。
 実を言うと、未勝利時代も毎回調整に苦労しながら、なんとかレースに出して勝ち上がった感じ。万全の状態ではなく、才能でどうにか勝った感じですね。

 体質の弱さは以前書いたときからすでに見えていました。当時、<育成時からずっと身体が弱すぎる馬>と書いています。生まれながらの弱さがずっと続いている感じですね。
 16着だった新馬戦では、12番人気であり、もともと人気だったわけではありません。ただ、競馬コラムサイトで注目であったように、一部の人からは期待されていた馬。体質的な問題で力を出し切れていないだけで、潜在能力としてはかなりありそう…。そういう意味で言うと、前回のコラムの人の相馬眼はやはり悪くなかったように思えます。