■2014/7/29 ダンチヒのひ孫ハービンジャーが12ハロンG1で勝利
■2014/7/29 同じチーフベアハートから天皇賞・春、中山大障害、朝日杯勝ち馬
■2020/09/07 人気はないが期待したいハービンジャー産駒のPOG馬レベランス
■2014/7/29 ダンチヒ系種牡馬の不思議 スピード型スタミナ型どちらもいる
ディープスカイの板でダンチヒ系種牡馬の産駒はスピード型か?スタミナ型か?という話が出ていました。
-----引用 ここから-----
[11161] イスタンブールさん
父はアグネスタキオンですが母の父Chief's Crownはスタミナ型のDanzig系で重い印象があります。
ただ、その分底力はあるはずで成長力、今後に期待したいですね。
[11163] YOU2012さん
世界的に有名なスプリンター系統で、短距離化の元凶なんてトンデモ論まで出ちゃうDanzig系をスタミナ型って言う人初めて見た…
ほんっとテキトーなのね。
[11179] ツッコミさんさん
>>11163
亀レスだけど、代を重ねるごとに距離適正の幅が広がるのはダンチヒ系の特徴だよ。一概にはスピード血統と言い切れない。
例えばデインヒルなんかもダンシリを通してレイルリンクが出たりしてるし、デインヒルの直仔でも長距離戦線で活躍したウェスターナーが出てる。
その一方でデインヒルダンサーからだとスピード型の馬が出たりしてるのもまた事実。
つまり、スピード型のダンチヒ系とスタミナ型のダンチヒ系、その人のニュアンスによって両方とも意味は合ってるんだよね。
ディープスカイの母父チーフズクラウンも、英ダービー馬エルハーブやBCターフ馬チーフベアハートなんか出してるし、個人的にはスタミナ型のダンチヒ系といっても何ら問題ないと思うよ。
[11181] EMOCIONさん
>>11179
分かりやすく言えばマイネルキッツはダンジグ系。フェノーメノも母系はダンジグ系なので、代を経るごとに適性距離が伸びることは証明済みですね。
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2005101358#comment_11179
-----引用 ここまで-----
■2014/7/29 ダンチヒのひ孫ハービンジャーが12ハロンG1で勝利
ダンシリからはハービンジャーという名馬が生まれています。
-----引用 ここから-----
ハービンジャー (Harbinger) はイギリスで生産、調教された競走馬で現在は種牡馬。G1の勝利はキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスのみだが、このレースを大差勝ちしたことで、歴史的名馬の一頭に数えられている。(略)
約半年の休養を経て、4歳になった2010年はジョンポーターステークスから始動。このレースを3馬身差、オーモンドステークスを1馬身1/2差、ハードウィックステークスを3馬身1/2差と、いずれも完勝で重賞3連勝。キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(以下“キングジョージ”)の行方を占う有力レースであるハードウィックステークスを快勝したことで、次走の本番である“キングジョージ”では2番人気に推される。(略)
並走するワークフォースと愛ダービー馬のケープブランコの背後をマークする形の4番手でレースを進め、直線に入ると残り2ハロンで前の3頭の先頭争いを外から並ぶ間もなくかわし、あとは突き放す一方で2着のケープブランコに<b>11馬身差の圧勝</b>で、重賞4連勝をG1初挑戦初制覇で飾った[3]。この着差はジェネラスの<b>7馬身差を上回る“キングジョージ”史上最大着差、勝ち時計の2分26秒78もコースレコード</b>[4]であった。このパフォーマンスに対し、タイムフォーム誌はスポークスマンが「この評価が妥当かは今後の走りを見てから」と付け加えながらも、前年のシーザスターズのアイリッシュチャンピオンステークスに与えられた、21世紀に入って最高の140ポイントを上回る、<b>歴代4位タイの142ポイント[5]の暫定レーティングを与えている</b>[6]。その後、8月1日の正式なレーティングで140ポイントを与えられた。一方、IFHA(国際競馬統括機関連盟)は2010年2月1日から2010年7月28日までのワールド・サラブレッド・ランキングにおいて、現在の方式での評価方法になった2004年度以降、前年の<b>シーザスターズの136ポイントに次ぐ歴代2位の135ポイント[7]のレーティングを与えている[8]。</b>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC
-----引用 ここまで-----
最初の書き込みの方が、ダンチヒ系から長距離馬が生まれていることを知らなかったところを見ると、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの距離も知らないかもしれませんが、12ハロンのレースなんですよね。
■2014/7/29 同じチーフベアハートから天皇賞・春、中山大障害、朝日杯勝ち馬
ハービンジャーの父ダンシリのそのまた父であるデインヒルの産駒は、日本でも多かったです。「デインヒルの直仔」の話も出ていましたが、日本国内のデインヒル産駒もある程度距離が持ちました。ブレイクタイムはマイルまでの馬だった一方、ファインモーションは中距離を何度も勝っているだけでなく、2600mでも勝ち星があります。
エアエミネムは中距離が得意で、長距離の菊花賞でも3着という立派な成績を残しました。ツクバシンフォニーも中距離主体ながら長距離でもまずまず。エアスマップはマイル中心だったものの、後に中距離に主戦場を移しています。
天皇賞・春やステイヤーズステークスを勝っているマイネルキッツ。「マイネルキッツはダンジグ系」で名前が出てきた、このマイネルキッツの父はチーフベアハート。父のチーフベアハートはこれも最初の話に出てきた「Chief's Crown」の子で、自身もブリーダーズカップ・ターフを勝つなど芝の12ハロンが主戦場でした。
このチーフベアハートの他のG1馬は、マイネルレコルト(朝日杯フューチュリティステークス)という短距離と、メルシーエイタイム(中山大障害)というスタミナタイプがいるという不思議。本当おもしろいですね。
■2020/09/07 人気はないが期待したいハービンジャー産駒のPOG馬レベランス
レベランス (父ハービンジャー 母アンレール )
今年は当たり年だった2019年と違って、強い~という感じのPOG馬が全然いません。レベランスもそれほど強いようには見えませんでしたが、今年は期待馬が少なすぎて書くことないので言及することに。
新潟5R芝1800でのデビュー戦は、最初行き足つかず、その後も反応悪く、後方からの苦しい競馬。掲示板では「なぜ前行かない?」とか「なぜ下げた?」とか「出遅れ」とか言われることが多いですけど、馬が動いてくれなかった感じですね。これは、戦後に福永騎手も言っています。
新馬戦レベルでは前が早くなることはまれで、このレースも早くありません。最後方はムリだろうという形。ただ、それでも、最後長く伸びて勝つという強い勝ち方。掲示板情報によると、福永騎手は「信じられない。スタートも出ない。前進気勢もない。物見はする。初戦から動ける態勢が整っていない。逆にそんな状況で勝つんだから、ポテンシャルは高いのでしょう」と言っていたとのこと。
なので、評価して良いとは思います。ただ、こういう派手な勝ち方の場合、過剰評価にもなりやすいため、期待は抑え気味で、私は入れ込まないようにしています。この私の評価を跳ね返す走りをしてくれれば、万々歳なんですけど…。
あ、忘れていました。血統については強調したいですね。この子の父は、失敗感のあるハービンジャーなんですよ。勝ち上がっている上の子はエピファネイアであり、確実にレベル落ち。普通は絶対指名しないでしょう。ただ、それでも敢えてのPOG指名。堅実に勝ち上がりそこそこ稼ぐだろう…といった期待での指名。初戦のこの走りはすでに当時の期待以上ですので、予想が外れている感じではありますね。ただ、血統表見直してみると、なぜ結構自信があって指名したか思い出せませんね。全然走りそうにない血統ですわ。近親に活躍馬もいません。謎です。で、当時のメモ見ると、単に早期デビューできそうとの情報を見たってのがあるみたいですね。結果としては言うほど早くなかったんですけど…。