■2016/2/14 サンデーサイレンス産駒が170連敗という歴史的連敗記録を作った理由
■2009/4/22 アンライバルド・ロジユニヴァース・リーチザクラウンで最強世代!と思いきや…
■2017/11/12 2017年度・好きな短距離馬1位はデュランダル産駒のツィンクルソード
■2016/2/14 サンデーサイレンス産駒が170連敗という歴史的連敗記録を作った理由
ある種牡馬の産駒が100連敗以上するというのは、よくあることではないようです。ピルサドスキーの106連敗が話題になったくらいで滅多にないとのことでした。それなのに、あの偉大なる歴史的名種牡馬サンデーサイレンスがそれ以上の連敗というのは、非常に意外に感じました。2009年の1000万条件でパルジファルが2番人気1着で連敗を止めるまで、なんととのべ170頭が連敗。22週間も勝てていなかったそうです。
ただ、<Enjoy Ruffian 2009年6月号 血統マニアック〈7〉藤井正弘 大種牡馬SSの怪記録>によると、これはむしろサンデーサイレンスが歴史的名種牡馬だからこその記録だといいます。どいうことでしょうか?
まず、サンデーサイレンス産駒は、このときのパルジファルと同じ6歳が最終世代であるということがポイント。当時の現役産駒は61頭でした。問題はこの61頭の内訳です。藤井正弘さんは、オープン馬が24頭という逆ピラミッドの構成だからこそ1勝が遠かった…という言い方をしていました。条件馬が少なかったのです。
また、藤井さんがたまたま見つけただけで、サンデーサイレンスの連敗記録はそもそも全然注目されていませんでした。勝ててはいなかったものの、オープンの馬が活躍しまくっていたため。全く「不振」なようには感じさせていなかったんですね。
京都金杯 マルカシェンク2着
アメリカJCC エアシェイディ2着
東京新聞杯 キャプテンベガ2着
シルクロードS ソルジャーズソング2着
ダイヤモンドS ブレーヴハート2着 (AJCCから4週連続連対)
上記以外にもマツリダゴッホ、ニルヴァーナという有力馬がいました。上に上がりすぎてしまったためになかなか勝てなかったというだけで、連敗の中身は恐るべき濃さ。逆に「さすがサンデーサイレンス!」というサンデーサイレンスのすごさを物語る歴史的連敗記録でした。
■2009/4/22 アンライバルド・ロジユニヴァース・リーチザクラウンで最強世代!と思いきや…
2023/03/28:全然関係ないのですが、サンデーサイレンス系の馬の話ということで、昔の皐月賞のときの感想をここにまとめています。
2009/4/22:うーん、ショックです。2009年の皐月賞はいろいろ期待していただけに、非常にショックでした。期待していたリーチザクラウン、ロジユニヴァースが冴えなかったのです。
前半1000mが59.1で早いとは言え、前があんな総崩れになるとは・・・。力のある馬ならあれでも伸びると思うんですけど、崩れました。
リーチザクラウン13着、ロジユニヴァース14着で1つしか変わりませんでしたが、直線前でリーチザクラウンが動いて行ったのでまだ可能性を感じました。ロジユニヴァースに至っては直線入る時点で既に余裕なし。予想外です。
もう1頭期待していたアンライバルドは思ったより後方ではあったものの、差し馬なので想定内の位置。1.1/2馬身という着差以上のものを感じる快勝でした。この馬だけは活躍。ただ、3頭まとめて強いと思っていたので、ショックだったんです。
ところで、2着のトライアンフマーチが記憶にないことに自分でもびっくり。皐月の出走馬は確かにチェックしなかったんですが、若葉Sはベストメンバーを覚えていたので見たはずです。その2着馬か・・・。
角居勝彦さんのとこですね。角居勝彦厩舎について、今年は牡馬いないと言われていましたが、しっかり2着。母キョウエイマーチという良血ですが、父スペシャルウィークというのが何より嬉しいです。血統的には申し分のないですし、種牡馬になれるといいなぁと思います。
3着セイウンワンダーのグラスワンダー、4着シェーンヴァルトのジャングルポケットと好きな種牡馬の子が走ってくれました。
しかし、繰り返すように、ずっとショックの方がでかかったです。
言わなくていいのに告白しちゃいますが、今年の年度代表馬は3歳、しかもロジユニヴァース、リーチザクラウン、アンライバルドの中の1頭だと思っていたんですよ。三つ巴で最強世代になると思っていただけに、こんな負けてしまうとは・・・と落ち込みが激しいです。世代レベルに関しては再考しなくてはいけませんね。
■2017/11/12 2017年度・好きな短距離馬1位はデュランダル産駒のツィンクルソード
部門ごとに好きな馬の話を書いていたのをサンデーサイレンス関係ということでこちらにとりあえず、移転してきました。さらに、サンデーサイレンス系産駒じゃないものの、ツィンクルソードと同じ一族のエアカミュゼもこちらにまとめています。
<2017年度・好きな短距離馬>
ツィンクルソード
父はデュランダルですので、父父はサンデーサイレンス。母はツィンクルブライドで、この血統では 姉のツィンクルヴェールやペールギュント(ともにサンデーサイレンス産駒)はPOG指名したという好きな血統です。
ツィンクルソード自身はオープン昇級後重賞を2回使うも、残念ながら実力不足な感じ。今回は昇級3戦目でやっと重賞以外となる東京芝1400 オーロC(OP)となりました。なので、馬券の方も買おうかと思ったんですが、最近赤字がひどいので控えた。
本来差し・追い込み馬だと思うのですが、先行でも最近良績があったので、先行できそうな今日なら行って良いと思って見ていました。ただ、鞍上のウチパクは無理に抑えた感じ。挙句、喧嘩して消耗。個人的には不満の騎乗だったんですが、掲示板では特に反応はなし。8番人気9着で人気通りではあるんですけどね。内容的にはもっとできたと思います。
2024/02/15追記:このオーロC(OP)から翌年のオーロC(OP)まで1年間走りましたが、8着が最高だったため地方へ移籍。ただ、南関東でも掲示板を外し続けてやっと4着があった程度。一気にレベルの落ちる高知に行ってやっと勝利。9歳となった2020年まで走っていたようです。
<2017年度・好きな 障害馬>
エアカミュゼ
母 ツィンクルヴェール(サンデーサイレンス産駒)はPOG指名馬。おじのペールギュント・ツィンクルソードもPOG指名馬で思い入れのある血統で応援していた馬なので、エアカミュゼをPOGで指名していました。
エアカミュゼは芝で勝ちきれずにダート替わり。父キングカメハメハだが、近親は芝で走っていた馬ですからね。合うと思っていなかったものの、一発で勝ち上がり。以降はダート路線を歩みます。
しかし、結局、ダート路線も1600万下で頭打ちになり、障害入り。平地での戦績ゆえに人気しますが、2戦続けて掲示板に乗れず。ダートに一度戻ったものの、2017年夏に再び障害で懲りずに人気になっていました。
ただ、やはり全然で今回はなんと最下位負け。西谷誠騎手の騎乗も変な感じで、常時頭を下げて抑えている感じ。なので、「抑えっぱなし…これ酷すぎじゃないか…制裁ものだよ」などと非難轟々。でも、今までも結果出ていないし、やはり障害は向かないのかもしれない。(2017/08/27)
2024/03/07追記:上記の記述を読み直していて、「これで引退ってパターンだな」と思ったら、やはりこのレースを最後に出走がありませんでした。地方にも行かなかったようです。