■2018/03/26 メンコの効果とその代償 運動能力が数%低下してしまう?
■2018/03/26 メンコの効果とその代償 運動能力が数%低下してしまう?
メンコ(競馬用語辞典) JRAでは、 メンコについて、一般に耳おおいがついたものを使い、音音に驚いたり、砂をかぶるのを嫌がる馬に使うと説明しています。
音に驚く馬に使うというのは、耳におおいがつくことで音が聞こえづらくなり、走ることに集中してもらうことを狙ったものでしょう。
ただ、逆に音が聞こえないことを不安になる馬もいると思われます。厩舎のコメントを見ていると、つける・つけないはかなり悩んでいる感じです。
一方、砂をかぶるのを 防ぐというのは、主に目に入らないようにと防いでいるようでした。だとすれば、こちらは耳の覆いは必須ではないかもしれません。
なお、これ以外にパドックで、耳の覆いがなく、目のところが空いているメンコをつけている馬もいます。
意味ないじゃん!って感じなのですけど、これ、マジで意味がありません。ファッションでつけているのです。
で、このファッションの馬なんかはレースのときに外しているんじゃないかと思うのですけど、今日、Enjoy Ruffian 2010年10月号 一頭入魂(浅野靖典)を読んでいて驚いたのが、「疾走中にメンコ=耳覆いをつけていると、運動能力が数%下降するそうです」とあったこと。マジか!?
ファッションの馬だけでなく、音に臆病な馬でもパドックだけメンコをつけるという馬がいます。Enjoy Ruffian 2010年10月号で出ていたマイネルラクリマも、メンコのせいで運動能力が低下しているのでは?という話がされていて、その中でこの説明が出ていました。以下のようなコメントです。
「イレコミが気になったのでメンコを試してみました。そうしたら2週前追い切りの併せ馬で、先着できるかなという手応えがあったのに前の馬に届かなかったんですよ。(筆者注:疾走中にメンコ=耳覆いをつけていると、運動能力が数%下降するそうです)それでメンコはパドックだけ装着ということに決めました」(曽根 斉調教厩務員、上原博之厩舎)
迷信くささもあるんですけど、本当なんですかね?