■2021/06/12 最強世代スペシャルウィークの血は続く?後継種牡馬を見ると…
■2023/12/01 西山茂行さんと社台ファームがリーチザクラウンを購入した理由
■2020/08/02 初戦11番人気8着のニシノアジャストがすごい!2戦目で快勝、良血馬破り2勝目
■2021/06/12 最強世代スペシャルウィークの血は続く?後継種牡馬を見ると…
トーホウジャッカルは菊花賞馬ですから、本来なら文句なしの種牡馬入り。ただ、初年度の種付け頭数はわずか11頭であり、ほとんど種付けされず。近年、菊花賞だけのG1馬の種牡馬需要が低いですからね。そういった事情もあるのでしょうか。
とはいえ、私はトーホウジャッカルに期待。好きだった最強世代のスペシャルウィークの子ということもあります。続いてほしいですね。2021年は、兄弟に中央勝ちの馬が多い牝馬トーホウラビアンは地味に期待。父の株を上げてほしいものです。
スペシャルウィーク産駒では、トーホウジャッカルより先にリーチザクラウンが種牡馬デビュー。リーチザクラウンは新馬戦を見たときから大きいところを期待した馬で大好きでした。
1億円ホースは今のところキョウヘイただ1頭であるものの、肌馬の質以上に走っているイメージ。イメージだけで、正直言うと、特に根拠はないんですけどね。後継種牡馬を出せる雰囲気は今のところ正直言って全くないものの、いつか大物を出してほしいと思います。
ああ、そういえば、肌馬の質以上に走っているイメージがあるのは、POGで指名したニシノアジャストが人気の割に走ったためでした。デビュー戦は140.7倍で11番人気8着だったものの、なぜか2戦目で2番人気となり快勝。ムラがあるものの、2歳1勝クラスでは、ブルメンダールやブエナベントゥーラといった期待の良血馬らに勝利。クロッカスS(L)でも3着するなど、デビュー戦の140.7倍からすると考えられないほど走っています。
ただ、よくよく見ると、母は5勝したニシノステディーでしたわ。これくらい走って当然といえば当然。そんなに不思議じゃなかったです。気づかなければ良かった…。
とりあえず、何かの間違いで大物を出してくれないものか…と願っています。
■2023/12/01 西山茂行さんと社台ファームがリーチザクラウンを購入した理由
上で書いたニシノアジャストもそうですけど、なぜかニシノやセイウンの冠名でおなじみの西山茂行さんのところの馬に、リーチザクラウン産駒が多い印象。なおかつ結構活躍しているイメージがあります。
このリーチザクラウンと西山茂行さんのセットで、西山茂行さんへのインタビュー記事を発見。<JRA社台ファーム動いた!? 西山茂行オーナー「大逆転」超大物から“直電”でリーチザクラウンが「神様」になった日【特別インタビュー】 | GJ>(2020.10.22)という記事です。
で、これを読んでいて、西山茂行さんはそもそもリーチザクラウンを現役時代に購入していたんだそうな。全然知りませんでしたわ…。
――西山オーナーといえば、ディープインパクトやキングカメハメハの産駒といった高額な馬でなく、マイナーな血統の馬でもしっかり結果を残されている印象です。
西山オーナー 高い馬が全然走ってくれないんですよ……(笑)。やっぱり、ウチで今一番走ってくれているのは、リーチザクラウン(の産駒)ですね。
――リーチザクラウンは現役時代に臼田浩義オーナーから購入されたとか。
西山オーナー オーナーの臼田さんが馬主を辞められる際、持ってる馬をまとめて引き取ってくれる人を探していて「じゃあ、私が買いましょう」と。その中にリーチザクラウンがいたんですね。
https://g-journal.jp/2020/10/post_186477.html
いろんな馬を買っており、その中にリーチザクラウンもいたという話。後に重賞で活躍するニシノラッシュの母もいました。ところが、「肝心のリーチザクラウンが走ってくれなくてね……。」という状況だったそうです。
――結局、リーチザクラウンは2013年に引退。復活を願っていたファンも多かっただけに、残念な結果になりました。
西山オーナー 周りからも結構、言われましたよ。「なんであんな馬買ったの」とか、「ババ掴んじゃったね」とか……。
このため、リーチザクラウンの種牡馬入りの判断も当然西山さんがしたもの。「G1を勝ってるわけじゃないから、普通なら種牡馬にはなかなかなれない」のですが、<ウチにはサンデー(サイレンス)の血統はあまりないし「セイウンスカイのライバルだったスペシャルウィークの仔っていうのも面白いじゃないか」と、プライベートで持つことにした>といいます。
産駒は試しにセリに出したのですけど、売れません。100万、200万でも、どんどん主取りになってしまいます。ただ、その主取りの馬が快勝するなど、予想外のリーチザクラウン産駒の活躍となります。競馬はこういうのがおもしろいですね。
――ところが、リーチザクラウン産駒は初年度から大いに存在感を見せました。
西山オーナー 6月に一番最初にデビューしたニシノアップルパイってのが、ちぎって勝っちゃったのよ。「なんだあれ?リーチザクラウン?」って、これもセールで主取りになった馬でした。
――そこから種牡馬リーチザクラウンの快進撃が始まりました。
西山オーナー 1カ月で新馬戦を5勝しましたからね。グリーンチャンネルでも「また、リーチザクラウンの産駒が勝ちましたよ」みたいなことまで言われて。
すると、社台ファーム代表の吉田照哉さんから、電話がかかってきて、「種牡馬として半分の権利を売ってくれませんか?」と。悩んだ末に「こんないい話、ないんじゃないですか」という結論になって、半分売ることにします。社台ファームが半分持っているというのも知りませんでしたわ。
その後、リーチザクラウン産駒はそこまで大活躍はしていないものの、権利を売れた時点で西山さん再度としては、プラスじゃないですかね。また、活躍しないと出されることもある社台スタリオンに、インタビュー時点ではまだ在籍。上々の結果でしょう。
社台スタリオンについては、「セイウンスカイ(皐月賞、菊花賞)でも断られた社台スタリオンに入れるなんて。」と感無量の様子。先程、リーチザクラウンが「セイウンスカイのライバルだったスペシャルウィークの仔」とあって、これも言われて始めて気づいたのですけど、セイウンスカイはGIを勝った代表馬でしたからね。
■2020/08/02 初戦11番人気8着のニシノアジャストがすごい!2戦目で快勝、良血馬破り2勝目
ニシノアジャスト (父リーチザクラウン 母ニシノステディー 母父グランデラ)
調子悪い悪いと書いた翌日に穴指名のPOG馬が初勝利。好きだったリーチザクラウン産駒というだけで指名したニシノアジャスト、新馬戦は先行力を見せており、結構やれるのではないかと期待はしていました。
ただ、初戦は11番人気8着で戦績としては強調できないもの。なのに、私が見た時点では10倍の4番人気で過剰人気だと思いました。さらにグリーンチャンネルのパドック解説で最も推奨されたらしく、最終的には5.3倍の2番人気に。低レベルならともかく、普通に掲示板に載った馬が多数いる中ですから、驚くほどの過剰人気です。
レースは初戦とは違い、鞍上の幸騎手消極的な感じで中団からゆったり。このために直線も追えない時間が長くありました。ただ、脚をためたのが良かったのか、余裕な感じで位置を上げていき、最後に完全に前が開くとこれまた余裕といった感じで激伸びして、鮮やかな差し切り勝ちをしてびっくり。初戦11番人気8着で2戦目で2番人気1着快勝というのは、なかなか珍しいんじゃないかと思います。(2020/08/02)
11月21日の東京の1勝クラスに私のPOG馬が集中。これが重賞だったら嬉しんですが、たかが1勝クラスですからね。
最も期待したのは1番人気だったブエナビスタ産駒ブエナベントゥーラで、同じく良血のブルーメンブラット産駒のブルメンダールも期待していました。POG以外の馬含めて、1勝クラスにはもったいないメンツが揃った感じのレース。この豪華メンバーの中に特に期待していない大穴POG馬のニシノアジャストも混じってしまいました。
ブルメンダールは鞍上戸崎圭太騎手で2番手の競馬となったものの、かかり気味な感じに見えて狙った感じではなさそう。最初に無理せずに先行集団後ろから見る形になったブエナベントゥーラのミルコ・デムーロ騎手がうまく、目標にされる苦しい形だと思いました。ところが、このブエナベントゥーラが不可解な伸びなさ。後で知ったのですが、肺出血という深刻な事態だったようです。今後にも影響が出るでしょう。
これにより、ブルメンダールがラッキーな形でも勝利…と思ったら、はるかに離れていた第2集団から1頭だけグイグイ伸びてきた馬がいました。なんと大穴POG馬のニシノアジャストです! 前走のOP戦は、2番人気5着でしたが、ムラ馬タイプですかね。「こりゃ差し切るな」と思った通り、ゴール前でしっかり差し切って勝利。結果的に、やはりブルメンダールは前半抑えられなかったのが響きました。それにしても、ニシノアジャストはすごいです…。新馬戦は16頭立ての11番人気だった馬ですからね!(2020/11/21)
500万を快勝して今回はオープンの中京2歳Sへ。藤田菜七子騎手に乗り替わりでの人気もあるでしょうが、まずまず人気しています。
スタートはやや出負け。それでも促して最後方ではないところに出して悪くない位置。ただ、内枠でコース見つからなかったし、最後追ってからもぐんと伸びてくれず掲示板も外してしまいました。5番人気6着です。とはいえ、オープンでもやれそうな感じ。掲示板では、藤田菜七子騎手が馬群に突っ込むのを怖がった、逃げ先行馬はうまいが差し馬は下手…などと言われていたんですけど、どうですかね。私はやむを得なかったかなという感じ。とりあえず、オープンで通用しそうなのを確認できて良かったです。(2020/12/20)