■2018/03/18 54戦54勝のキンチェム、トラブルやひどい騎乗でも負け知らず
■2018/03/18 猫が好きな馬が多い 54戦54勝のキンチェムも
■2023/03/30 あのオグリキャップもネコ好きだった…猫とツーショット写真が多い
■2024/03/15 ちょっと意味が違うけど、その名も「ネコダイスキ」という馬がいた!
■2018/03/18 54戦54勝のキンチェム、トラブルやひどい騎乗でも負け知らず
猫好きな馬のエピソードって多いですよね。ハンガリーの歴史的競走馬キンチェムもそうでした。
先にこのキンチェムの紹介。Wikipediaによると、デビューから引退までの無敗記録としては世界記録となる54戦54勝の記録を持ちます。デビューからの連勝記録としてもプエルトリコのカマレロに破られたものの、いまだそれに次ぐ2位の記録。
キンチェムは牝馬でしたが、2歳時に全て違う競馬場で10戦10勝という快進撃。前半はドイツ、後半はオーストリア・ハンガリー帝国で走っています。
3歳時には、 ブダペストのネムゼティ賞(ハンガリー2000ギニー)、ハザフィ賞(ハンガリー1000ギニー)といったハンガリーのクラシックに相当するレースを連勝。さらに、中央ヨーロッパの強豪馬たちが出走するレースだったジョッケクルブ賞(オーストリアダービー)を大差で圧勝。古馬とのレースでも負けず、17戦17勝の成績を残しています。
4歳は途中から西ヨーロッパ遠征を敢行。イギリスでもキンチェムは有名で、「ハンガリーの奇跡」と呼ばれていました。グッドウッドカップは、イギリスの有力馬たちはハンガリー馬に負けるのを恐れ回避してしまっていたため、わずか3頭でレースが行なわれたという逸話を持ちます。
続いてフランスに行き、ドーヴィル大賞典で1番人気は譲るものの、きっちり勝利。バーデン大賞では、酒に酔ったまま騎乗したマイクル・マデン騎手が極端に後ろからの位置取りをしてしまいましたが、それでも同着。
このとき、同着の馬と決勝戦が行われたみたいですね。これもトラブル。突然馬場に野良犬が出てきて終始キンチェムに絡み、大きく離されてしまいました。しかしキンチェムは犬を蹴飛ばして追い払い、プリンスジルスとの差を縮めて追いつくとあっという間に交わして6馬身差で楽勝したとのこと。すごすぎです。
5歳でも、12戦で全て完勝したのですけど、引退の理由がまた個性的。同厩舎の馬との喧嘩により脚を怪我したため、だそうです。
■2018/03/18 猫が好きな馬が多い 54戦54勝のキンチェムも
さて、猫のエピソード。レースでは犬によるトラブルがあったものの、猫とは仲良しだったようです。
キンチェムという名前はハンガリー語で「私の宝物」の意味(恋人同士や夫婦の間で使うと「あなた」の意味になる)そうですけど、キンチェムにとっては「猫」が「宝物」だったんでしょうね。
Wikipediaでは、以下のように書かれていました。
"キンチェムの親友は猫だったそうで、いつもこの猫と一緒に転戦した。グッドウッドカップに勝利した後、船から列車に移る際に猫が行方不明になったことがあり、その時は猫が見つかるまで2時間鳴き続けた。しかし猫が見つかると、キンチェムはいつもと同じように列車に乗り込んだ"
また、なぜかキンチェムはヒナギクが好きで、スタート地点で探すのが癖になっていたとのこと。別のところによると、食べていたとも言われています。
一方で、人間でも好きな人がいたようで、以下のような話もありました。
"厩務員のフランキーとも非常に仲がよかった。キンチェムは列車で旅行するのが好きだったためいつも自ら進んで乗り込んでいたが、フランキーがそばにいることを確認した後で寝たそうである。フランキーのキンチェムへの愛情を知ってか、フランキーが寒い中で何も掛けずに寝ていると、キンチェムは自分の馬衣をフランキーに掛けた。その夜からフランキーが毛布を掛けていてもキンチェムは馬衣をフランキーに掛けたといわれている。フランキーはその後、フランキー・キンチェムと名乗り、墓標にもその名が刻まれているため本名がわかっていないほどである。また、キンチェムの死後フランキーは一生独身のままでいたといわれている。馬主のブラスコヴィッチはキンチェムがレースに勝つと必ずその後にキンチェムの頭絡に花を付けていたが、たまたまあるレースの後にこれが遅くなってしまうと、キンチェムは鞍をなかなか取らせようとしなかったという"
■2023/03/30 あのオグリキャップもネコ好きだった…猫とツーショット写真が多い
以前、オグリキャップの写真を検索したとき、やけに猫といっしょに写っている写真が多いことに気づきました。で、他のサイトも見てみると、どうもオグリキャップも猫が好きな競走馬の1頭だったみたいですね。本当ネコ好きの馬は多いと思います。
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■2024/03/15 ちょっと意味が違うけど、その名も「ネコダイスキ」という馬がいた!
馬がネコ好き…という話ではないのですが、そういえば、その名も「ネコダイスキ」という馬がいたな…と思って取り上げようと思っていました。ただ、いざ調べてみると、中央の馬ではなく地方の馬。なんか思っていたのと違います。別の名前の馬と勘違いしていて、偶然本当にいた…という感じですかね…。
ネコダイスキ 牝
生年月日 2010年2月24日
馬主 (株)フロンテイア・キリ
通算成績 14戦0勝 [0-1-2-11]
獲得賞金 206万円 (地方)
ネコシリーズの馬主 桐谷茂さんのところとは違いました。桐谷茂さんの代表馬としては以下のあたりで、どうもここらへんのどれかと誤解していた模様。
桐谷茂さんが命名後売って馬主が変わっているというパターンはあるでしょうが、ネコダイスキは中央未走で、私が知る機会がなかったように思えるので不自然。やはり私の勘違いで、本当に「ネコダイスキ」という馬がいたのは偶然だったようです。
ああ、というか、この投稿の関係で、ネコ好きの馬を検索していて知った…というパターンだったかも。それなら、辻褄が合いますわ…。
ネコパンチ 牡 2006 16,444.40
ネコタイショウ 牡 2010 6,530.90
ネコビッチ 牡 2014 2,680.00
ネコイッチョクセン 牡 2010 1,918.00
ネコワールド 牡 2014 1,723.80
ネコグンダン 牝 2009 1,435.30
ネコダンサー 牡 2013 1,112.00
ネコエルフ 牡 2013 1,105.00