2024年9月30日月曜日
珍名馬カナアミデスマッチ、フユソウビ VS カズアブディーン、ドゥーカスコーリ、マテンロウゴールド
■2023/06/23 珍名馬ラブラブラブチャン、マクッテソフィア ネガイヲカナエテ、フラムリンガムは好きな名前
■2023/07/21 珍名馬カナアミデスマッチ、フユソウビ VS カズアブディーン、ドゥーカスコーリ、マテンロウゴールド
今週の新馬戦珍名馬探し。…ですが、2023/07/23日曜日福島芝2000で目についたのは、珍名より好きな感じの名前。リリエンフェルトとアスプリージャが良いですね。ともに3番人気あたりの予想となっています。
1番人気予想はエピファネイア産駒の関西馬でインビジブルセルフ。近親に朝日杯の ゴスホークケン、神戸新聞杯のステラヴェローチェがいて、今週最も注目される1頭でしょう。
福島芝1200はカナアミデスマッチ。なぜか牝馬です。馬名意味の説明は金網デスマッチのみ。プロレスかなにかが由来でしょうか。…と検索してみると、やはりプロレスだとのこと。女プロレスラーですね。以下は、ウィキペディアの説明です。
<デスマッチ(Death Match)は、プロレスの試合形式の一種。プロレスのルールをより危険なものに変更したり、特殊なリングを使用したりするものである。 >
<デスマッチは本来、完全決着をつけるための試合を意味し、デスマッチという単語が使われ始めたときは「時間無制限の試合」を指していた。1990年以前は、リングアウトや反則裁定などで勝敗が決着することが多かったため、ランバージャック・デスマッチ、金網デスマッチ、五寸釘デスマッチなどの場外への逃げ道を封じ、完全決着をつける方式が考え出された>
金網デスマッチ
<リングの四方をあるいは稀に上空を金網で包囲する形式。通常、日本では目の細かい金網を使用するが、米国にあっては目の粗いスチールパイプを用いることが多く、それを『スチール・ケージ・マッチ』と呼ぶ。
ルールとしては、フォールorギブアップのほか、ボクシングと同じく10カウントで勝負を決する方式、先に金網の外に脱出した方を勝者とする形式があり、北米では後者のエスケープ・ルールが一般的である。 >
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%81
中京芝2000mは馬名的にはひっかかる馬はおらず。1番人気予想はマテンロウゴールド。ただ、父レイデオロが今のところ期待外れでどうなるか?というところ。レイデオロはPOG指名馬だったので、成功してほしいのですけど…。
同じレースでは個人的にキズナ産駒のペンナヴェローチェの方が気になる馬。7倍予想で全然大した人気ではなく、近親もそう目立っているわけじゃないのですけど、なんとなく気になります。単なる勘ですね。名前も結構好きです。
もう1頭、5倍予想のロードカナロア産駒のエマロアも気になる馬で、私の勘が当たれば、1番人気より2,3番人気が注目というレース。まあ、私の勘は全然当たらないんですけど…。
札幌芝1800mは珍名がいました。フユソウビという馬です。ただ、「冬装備」だと思って珍名だと思ったのですけど、なんと「冬薔薇」ということで、「冬に咲くバラ」という意味でした。
注目馬としては、オルフェーヴル産駒のカズアブディーンがいます。カズの馬では今年POG指名して失敗した馬がいて、嫌な予感しかしないのですけど、懲りずにPOG指名したいと思っています。
土曜日はあんまり気になる馬がいませんけど、中京芝1600の3.8倍予想エヴァンスウィートは兄弟に ヴィルシーナ、シュヴァルグラン 、 ヴィブロスというG1馬が3頭いる超良血。注目せざるを得ないでしょう。
これより人気だと予想されているのがドゥーカスコーリ。近親は目立たず、父もダイワメジャーであり、そう目立つ感じではありません。それでも、ひねくれたい…ということで、私はこっちを推しておきます。
■2023/06/23 珍名馬ラブラブラブチャン、マクッテソフィア ネガイヲカナエテ、フラムリンガムは好きな名前
2歳世代の4週目の珍名馬探し。
2023/6/24土曜日新馬戦では、東京 芝1400mのラブラブラブチャンですかね。「ラブラブ」「ラブチャン」いずれか片方だけでもインパクトあるであろうネーミング。当然牝馬です。
馬主は「Mr.ホースさん。父ワールドエース、母ハタノエンジェルであり、それほどラブラブはしていません。父母から連想ではなさそうです。
同日阪神芝1200mで「なんだ?」と思ったのは、マクッテソフィア。ソフィアですので牝馬です。競馬の戦法である「マクリ」を意識したものでしょうか。
しかし、私はユニ・チャームの生理用品ナプキンでソフィ(ソフィアと同語源の人名由来か?)というのがあるのを思い出してしまい、妙な気持ちに…。生理用品をマクッテとなると、変な話になります。
父タリスマニック、母トーホウシンバル。祖母もソフィアではなく、特に関係ありませんかね。ちなみにソフィアやソフィなどは、古代ギリシア語で、智慧・叡智を意味するソピアー(Σοφια)より派生した名前だそうです。
同日函館芝1200mでは、珍名ではなく、いいな!と思う名前でネガイヲカナエテを紹介。父バゴ、母ハートランドスノーで由来は関係なさげです。
翌日日曜日東京 芝1600mのココロオドルも同系統。意外にあまりないのですけど、こういう日本語でなおかつ名詞ではない形に名前って好きなんですよね。父マツリダゴッホで、母マッキーマドンナでやはり関係なさげ。このココロオドルの場合は、nobodyknows+のヒット曲と同じタイトルなので、そういう由来かもしれません。
意味はわかりませんけど、同じレースのアルテミーナは言葉の響きが好きでした。
単に響きが好きというのは結構あって、日曜日函館芝1200mのフラムリンガム、スウィバンビーナ、ビバヴェローナ、 ピクラリーダあたりが良いですね。6頭しかいないのに好きな響きの馬が続出。中でもフラムリンガムは今年デビューの馬で一番好きな響きかもしれません。
検索してみると、フラムリンガムは単に地名っぽい感じですね。イギリスサフォークにあるようです。父ダイワメジャー、母ファルネーゼで特に関係なさげな上に、母父はイギリスではなくフランスな感じのフレンチデピュティ(意味はフランスの代議士か?)でした。
なぜ?と由来を見ると、「イギリスの城名。母名より連想」とありました。正確には、地名というか城名だとのこと。一方、母由来というのはどういう意味?と、ファルネーゼ の名前を見ると、今度は「イタリアの宮殿名より」との説明。父フレンチデピュティなのに…。
さらに言うと、フレンチデピュティとファルネーゼ の母はアメリカ生まれ。欧米をあちこち目まぐるしく旅した感じになりました。
2024年9月29日日曜日
横山典弘が息子横山武史のためにペースメーカー?不可解な初めて尽くしの騎乗
■2021/11/08 横山典弘が息子横山武史のためにペースメーカー?不可解な初めて尽くしの騎乗
ここまで1800mまでしか経験がなく、G1出走もなかったカイザーミノルがいきなり芝2000mのG1天皇賞秋に挑戦。鞍上の横山典弘騎手の進言だといいます。強い馬が守備範囲外のG1も取りに行くということもありますが、前走毎日王冠も12番人気5着程度の馬。なので、11番人気とあまり人気しなかったですし、実際、結果も14着でした。
そして、このレースで波紋を呼んだのが、横山典弘騎手の騎乗内容です。カイザーミノルはこの初めて尽くしの舞台でこれまた初めてとなる「逃げ」を見せました。1000m60.5でスローで逃げています。
このスロー展開のため、1番人気だったコントレイルが差しきれず、それより前の位置取りで先に抜け出した3番人気のエフフォーリアが勝利しました。この鞍上は、横山典弘騎手の息子の横山武史騎手だったことで、疑いを呼んでしまったのです。以前もあったんですが、騎乗中に息子の観戦ばかりしていたとも言われています。
<完全にペースメーカーでしたね。こういう馬の馬券は売って良いのでしょうか。見苦しい>
<カイザーに鞭入れながら、息子しか見てないやんけ笑 ふざけんなよ、馬が可哀想だろが笑>
<直線半ばで動作止めて横向いてますよね。騎乗停止にならないのでしょうか>
<お父さん武史ガン見ワロタ>
<親父の話よりカイザーミノルが1番、可哀想だよ。横山家のワガママやロビー活動で適距離でもない2000mまで距離伸ばされて>
<息子の為にラビットするの親バカすぎる>
<うーん、息子の援護、ラビットのような騎乗でしたね。そんな忖度競馬見たくないよ!>
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2016106232
裁判ではあり得ないほど「偶然」が重なる場合、「偶然」では説明できないとして、「故意」であったとみなされることがあります。
「進言による有力でない馬のG1初挑戦」「適距離より長い初めての距離」「初めての戦法」「息子の有利になる騎乗」「騎乗馬より息子を気にする素振り(?)」…とこう重なってしまうと、相当不自然だと言わざるを得ません。結果を出して不自然な進言の妥当性を証明することもできず、むしろ人気より負ける結果にもなりました。
海外では馬主さんが逃げ馬を用意してペースを作るということが結構ありますが、カイザーミノルの馬主は個人馬主の吉岡實さんで、エフフォーリアはクラブであるキャロットファームの馬であり、全然違います。カイザーミノルの馬主である吉岡實さんは怒って良いと思いますわ…。
2024年9月28日土曜日
障害じゃないところで突然激突 最終コーナーを完全破壊
■2012/12/10 障害じゃないところで突然激突 最終コーナーを完全破壊
好きなスマートステージが障害で出ていたので見ていたら、障害じゃないところで突然柵のようなところが吹っ飛んでびっくりして、思わずビデオ巻き戻して見直しました。
問題の馬はおそらくショウナンサンガだろうとは思いました。道中ちゃんと確認していなかったんですけど、2番手だったと思います。ただ、最終障害の前でこの馬は余力じゃありません。
逃げ馬も連対は無理そうでしたが、ショウナンサンガはもっとダメそうな感じ。で、余力なかったせいか、最終障害で着地が悪く落馬。騎手を振り落とした後はそのまま走り続けます。ここまではよくあることです。
先述の通りスマートステージが出ていて、主に彼を見ていました。今回は前走の障害初戦とは違って余力ありあり。ただ、先に先頭に踊り出た馬も伸びていて届くかどうか?といったところでしたので、私はここを中心に見ていたんですよ。(ダメだったと思ったら、結果ハナ差で1着だったんだけど、巻き戻して見たのでこれを知ったのは後のことでした)
驚いたのがこの1着争いしている後ろで、突然最終コーナーが<b>吹き飛んだ</b>こと。いや、本当マジでそう見えたんですよ。爆発して弾け飛んだように見えました。しかし、まあ、もちろんそんなはずはなく、どうも固定じゃなく移動式のコーナーに誰か突っ込んでしまった子がいるらしいです。
この時点ではショウナンサンガかどうかはわからなかったんですが、落馬していたので「もしかして?」と思います。
すると、案の定彼(せん馬)でした。見直すと吹っ飛ぶというほどではないんですが、数個並んでいる移動式のコーナーをことごとくなぎ倒し。一度目に見直したときは障害と間違えて飛ぼうとしたのかな?と思いましたが、何度か見てみると、どうやらそうでもなさそうな感じです。
生垣に隠れて見えづらくなっていた移動式のコーナーに気づかずに、寄り過ぎていたため引っかかったのかもしれません。
この前<書いたルミナスウイングの場合は、新馬戦で独走しながら、突然内ラチに突っ込んだ!という信じられないレースぶりでした。
ただ、彼の場合は2歳馬であって、「若駒は何をしでかすかわからない」ということで説明できなくはありません。三浦皇成騎手騎乗の馬が契機になって、出走した馬の大半が落馬という悪夢も以前ありましたが、あれも2歳でした。
ショウナンサンガはもう6歳なんですよね。去勢してせん馬になったくらいですから、もともとは気が荒かったんでしょうけど…。
そういえば、種牡馬で柵に激突して亡くなる馬もいます。それはたぶん何かに驚いてというパターンで、ルミナスウイングタイプですね。やはりショウナンサンガとは違いそうです。
こんなことがあるなんて!?という感じですが、騎手の誘導というのは大事なんだなと確認させる事件でした。馬に好きに走らせると、どこへ走って行ってしまうのか予測できないところがあるのだと思います。
ここまで書いた時点ではその後ショウナンサンガがどうなったのか知らなかったんですけど、やはり残念ながら予後不良だったようです。以下のようなお知らせが出ていました。
<第5回中山第4日(12月9日(日))
競走中止
4R 7番 ショウナンサンガ号(金子 光希騎手)
他の馬に関係なく、2周目5号障害飛越着地時につまずいて騎手が落馬したため競走を中止
馬 : 右橈骨々折並びに外傷性右浅胸筋断裂 ※予後不良
騎手 : 脳震盪、右頚部打撲 ※千葉市内の病院に搬送>
http://www.jra.go.jp/news/201212/120903.html
公式では落馬までのことしか書いておらず、どちらの事故が致命傷となったかはわかりませんけど、ぶつかり方から察するにやはりコーナー激突の方じゃないかと思います。これは落馬や放馬後の問題であり、障害戦特有とも言えず、競馬全体の問題でしょうね。ぶつかっても被害の少ない素材があると良いのですけど…。
2012/12/12追記:見たら悲しくなるので見てませんが、若いころの追い切り映像を見つけました。
2024年9月27日金曜日
同名馬は走る?コントレイル・ウオッカは2代目馬名だった!
■2020/07/29 同名馬は走る?コントレイル・ウオッカは2代目馬名だった!
■2021/11/12 同じ馬主による2度目のエルコンドルパサーが凱旋門2着の大活躍
■2021/07/09 2代目アクティブバイオ、アクティブなバイオがバイオしてしまう
■2020/07/29 サンデーサイレンスの子供のアルビレオとひ孫のアルビレオ
アルビレオというと、2000年生まれのサンデーサイレンス産駒のアルビレオが有名。母はスワンプリンセス、母父Nureyevで05'岡部幸雄騎手引退記念(OP)などを6勝。2億837万円も稼ぎました。
血統に名前が残っていなくて時間が経過するなどすれば、以前と同じ馬名でも登録が許されることがあります。その後、2018年生まれでリーチザクラウン産駒でアルビレオという馬が登場しました。父リーチザクラウンですので、サンデーサイレンスのひ孫ですね。サンデーサイレンスの3x3のクロスがあります。母系は先代のアルビレオとは特に近くないようです。
同じ馬主が再挑戦ってのも結構ありますが、前回はサンデーレーシング、今回は個人馬主の山内晃さんということで全然違います。今回は母がデネブ。これははくちょう座のはくちょう座α星で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つです。アルビレオもはくちょう座の恒星で、3等星で二重星のはくちょう座β星の通称ですので、そうした連想でしょう。前回も母がスワンプリンセスでしたから、やはり白鳥からの連想だと思われます。
このアルビレオという名前、実際には3回めなのですが、ネット競馬の掲示板では 「2代目、そろそろ2代目で走る馬が出てくるか注目」というコメントが出ていました。これに、「コントレイルとかウオッカも2代目ですよ」というコメントがついていたんですよ。
■2020/07/29 同名馬は走る?コントレイル・ウオッカは2代目馬名だった!
前回のコントレイルは2010年生まれでかなり最近。馬主などは全然違っていますね。牝馬で、父はシベリアンホーク、母はブルースカイソング、母の父はCrafty Prospector。通算成績は中央で2戦0勝でした。牝馬で最近なのに!と思いましたが、どうやら繁殖入りしていなかったようです。コントレイルというのは飛行機雲という意味であり、母ブルースカイソングからの連想でしょう。大活躍の2代目の方が由来がわからないですね。父ディープインパクトで母ロードクロサイト。ロードクロサイトは宝石で、ロード(バラ)とクロス(色)といった意味。全然繋がりません。
ウオッカの方も確かめてみましょう。こちらの方も馬主などは異なりました。有名な2代目は、父 タニノギムレットというお酒繋がりからの連想ですのでわかりやすいですね。谷水雄三さんですが、タニノの冠名を用いなかった馬です。期待馬だからと思いきや、ときどきあるパターンであり、必ず活躍するわけではありません。
一方、初代は1993年生まれで牡馬(せん馬)。23戦もしましたが、0勝。地方と合わせて賞金はわずか94万円でした。父クリエイター、母シーズオレア、母父Mr. Prospectorで、全然お酒とは関係なさげ。 母のつづりは、Shesoraireですが、全然意味がわからず。造語かもしれません。
私の「2代目の成功馬といえば…」は別馬だったのですけど、長くなったので、また今度。結構同名での活躍馬は珍しくないのかもしれません。
■2021/11/12 同じ馬主による2度目のエルコンドルパサーが凱旋門2着の大活躍
だいぶ時間がかかっちゃったのですが、<私の「2代目の成功馬といえば…」は別馬だった>の件。私の印象が強かったのは、渡邊隆さんのエルコンドルパサーですね。これは1頭目の馬も同じ馬主さんだったというパターンです。
ジャパンC(G1)とNHKマイルC(G1)を勝ち、凱旋門賞(G1)で2着と大成功した2代目エルコンドルパサーは、 Northern Dancer 4×3、Native Dancer 4×5、Special 4×4、Forli 5×5・4、Thong 5×5・4 というめちゃくちゃ凝った血統。狙いすましての命名だと思っていました。
2代目エルコンドルパサーは○外ですけど、自家生産馬なんですね。牧場の名義はTakashi Watanabeとなっていました。今調べるまで知りませんでしたわ。父Kingmambo、母サドラーズギャル、母父Sadler's Wellsという血統です。一方、1代目は 父スリルショー、母トウコウボレロ、母父テュデナムという血統です。
<狙いすましての命名だと思っていました>と書いたものの、Wikipediaに説明があったのを見ると違うみたいですね。父キングマンボからの連想だそうです。
<競走馬名「エルコンドルパサー」はペルー民謡「コンドルは飛んでいく」に由来する。渡邊が慶應義塾体育会ソッカー部在籍時に中学2年次までペルーに住んでいた先輩がおり、その先輩を尊敬していたことから、父名の一部「マンボ」から「南米の音楽」と解釈を広げ命名された。渡邊の所有馬では2頭目の「エルコンドルパサー」であり、初代はデビュー前の骨折で予後不良となっていた>
初代の方も母がトウコウボレロで音楽関連。ボレロは、スペインまたはキューバ起源の音楽とされています。キューバでは廃れたが、メキシコ、さらにははラテンアメリカ全体に広まりました。となると、こちらも似たような発想での命名かもしれません。
マンボの方も補足すると、こちらもキューバですね。ただ、中南米発祥の音楽の総称である「ラテン音楽」ともされているので、こちらも南米への連想をするのは、そんなにおかしくないのかもしれません。
■2021/07/09 2代目アクティブバイオ、アクティブなバイオがバイオしてしまう
長くやっている馬主では、2頭目、3頭目と同じ馬名を使うことは結構あります。特に長くやっているだけでなく、冠名を使っている馬主の場合に多い印象。レパートリーが少なくなりやすいですからね。
出馬表を見ていて名前に驚いてしまった馬主バイオのアクティブバイオもそんな1頭ですが、初代の掲示板によると、亡くなった途端に即次を登録…ということでちょっと珍しいパターンかもしれません。
<亡くなってすぐ、今年の2歳馬に同名馬が
馬主さんも思い入れ強いんだろうね>
<昨年の9月に亡くなりましたね。
この時期は、コロナの真っ盛りでとても旅行などは行けず、悲しい思いをしていました>
初代アクティブバイオは、1997年生まれ。父オペラハウス、母ロイヤルバイオ、母父シンボリルドルフで、日経賞(G2)やアルゼンチン共和国杯(G2) を勝利し、獲得賞金は2億9,730万円でした。
2代目は2019年生まれで生まれたときは初代はまだ健在。父キズナというのがまた思い入れを感じさせて良いですね。母ヒカルトキメキ、母父クロフネで、血統的には特に初代とは近くなさそうです。
さて、2代目ですが、新馬戦は14頭中10番人気で全く人気がなく、着順も12着。間違えてなのか、敢えてなのか、おじいさんになって亡くなった初代の方の掲示板に「馬が子供すぎる。まだまだこれからよ。」といったコメントがついています。
また、2代目アクティブバイオくんの掲示板は別な話題で大盛り上がり。「ボッキンキン」「ご立派ァ!」「いけると思ったらギンギンやないか」「買ってしまったがオッキがおさまらんのが不安(笑」といったコメントの他、馬名のアクティブバイオにちなんだコメントも多数見られました。何かと話題がある馬ですね。
「アクティブなムスコさんですね( ^ω^ )」
「アクティブ過ぎる」
「アクティブなモノが出ちゃってる」
「アクティブなバイオがバイオしてる」
2024年9月25日水曜日
ジョン・マルドゥーン 大樹ファームのアドバイザー、米で名馬を多數生産
■2014/10/25 ジョン・マルドゥーン 大樹ファームのアドバイザー、米で名馬を多數生産
【競馬】パカパカファーム物語。 アイルランドの獣医師は、なぜ日本行きを決めたのか|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|競馬&格闘技は、タイトルの通り、パカパカファームのハリー・スウィーニィさんの話。しかし、その中で出てきたジョン・マルドゥーンさんというのが気になりました。
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/keiba_fight/2012/11/04/___split_6/
アイルランドで働いていたスウィーニィさんに、日本行きの話を持ちかけたのは、当時競走馬の所有を始めたばかりの『大樹ファーム』だったそうです。
大樹ファームはこのときすでに、アメリカとアイルランドに牧場や育成施設を持っており、アメリカで生産した世界的良血のサラブレッドを”本場”アイルランドで育成し、日本でデビューさせるという画期的な試みを実践しようとしていたといいます。
ただ、それだけでなく、日本でも牧場を開設し、競走馬の国内生産を行おうと考えており、その牧場に勤務する獣医師を探しており、その関係で獣医学の博士号を持っていて、競走馬育成に携わっていたスウィーニィさんもこれを知ることになったようです。
日本の競馬についてもまだよく知らなかったそうですが、スウィーニィさんは大樹ファームに興味を持ちます。いろいろと理由がありますが、"大樹ファームのアドバイザーとして就任していたジョン・マルドゥーン氏の存在が大き"かったとされていました。
そして、ジョン・マルドゥーンさんについては、<彼はアメリカで幾多の名馬の生産を手掛けた人物で、その彼が大樹ファームにかかわり、世界レベルでの育成プログラムを打ち出していたことは、スウィーニィ氏に大樹ファームの”本気度”を感じさせた>と説明されていたのでうs.
これを読んで、えぇ、そうだっけ? 大樹ファームってそんなにすごかったの?と思っちゃいました。改めて大樹ファームについて見てみると、生産牧場だけでなく、クラブ法人でした。これもそうだっけ?と思ってしまったところ。どこのクラブに入るか考えるときに検討していた気がするんですが、忘れちゃいましたわ。(結局、ラフィアンに加入)
「アン」の冠名やそれ以外の名前のもいるってのも知りませんでしたが、最近(2014/10/25現在)はアンコイルドが代表馬。しかし、クラブトップとしては物足りない戦績です。
うーんと思いましたが、記事で書かれているのは古い時代の話であり、"のちに、タイキブリザード、タイキシャトルなどのGI馬を輩出する"とありましたので、ここらへんで言えばm文句なしの大成功。特にタイキシャトルは日本の競馬史上に残る歴史的名馬です。
今もジョン・マルドゥーンさんは大樹ファームにいらっしゃるのか?なども気になったんですが、とにかく情報が少なくよくわかりませんでした。
2024年9月24日火曜日
エイシン平井豊光氏 1044勝、GI・10勝、1億円ホース47頭
■2013/3/17 エイシン平井豊光氏 1044勝、GI・10勝、1億円ホース47頭
< 「エイシン」の平井豊光氏が逝去、フラッシュでのダービーVなど国内外でGI・10勝>([中央競馬] 2013年03月07日(木)14時20分 ネット競馬)というニュースが入ってきました。株式会社栄進堂の代表取締役会長・平井豊光さんが、病気のため東京都内の病院で逝去。77歳だったそうです。
<平井氏はJRA・地方競馬で馬主を務め、1990年オークスをエイシンサニーで制し、GI初勝利。以降も、エイシンプレストンで2002年、2003年クイーンエリザベス2世カップ(香港GI)を連覇するなど、国内外のGIレースを10勝、3日までに通算1044勝を挙げた。その傍らで、1978年自前の栄進牧場を開設し、オーナーブリーダーとしても独自の地位を築いていった。
2010年日本ダービーはエイシンフラッシュ(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)で制し、馬主として最高の栄誉を手にするなど、「エイシン」の冠の象徴である「赤、黒縦縞、黒袖」の勝負服は、長きに渡り競馬界に欠かせない存在となっている>
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=73315
実は「エーシン」という似た冠名のものもあり、そちらでも平井豊光さんの馬がいますが、「エーシン」は栄進堂(以前は社長の平井宏承名義)名義のものが多いです。感想を見ていると、皆さん区別できていないようですが、まあ、普通知りませんよね。
「栄進堂」も気になったので検索。Wikipediaによると、大阪府大阪市中央区に本社を置く玩具製造販売会社。バンダイと取引をしているそうです。ジオラマを主力商品とし、かつては鉄道模型メーカーでもあったといいます。
<2006年7月に東京おもちゃショーで、軌間3ミリメートルのミニ鉄道模型Tゲージシリーズを発表して世界から注目を集めた。同シリーズは2008年から市販が開始された。2011年5月現在、量産化されている鉄道模型では世界最小であるが、2010年夏に香港の鉄道模型メーカーにTゲージの販売権を売却し、鉄道模型業からはわずか4年で撤退した。
代表取締役社長は平井宏承(ひらい ひろつぐ)。創業者の平井豊光は代表取締役会長(グループの栄進牧場代表)>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%84%E9%80%B2%E5%A0%82
Wikipediaでは「馬主として」という項目もありました。2009年夏に平井宏承名義から自身が社長を務める栄進堂に当時の所有馬の所有権を移転。地方競馬に移籍した馬については、同じく馬主である父の平井豊光名義に変更されることが多いとのこと。また、同社監査役で豊光の弟の平井泰男も馬主となっています。
勝負服の柄は赤、黒縦縞、黒袖黄一本輪。Wikipediaでも<冠名は豊光所有馬と違い馬名先頭に「エーシン」>と書いていますね。「エイシン」ではないのです。また、冠名の英語表記は「A Shin」だそうです。
沿革
2002年 - エースインザレースが兵庫ジュニアグランプリを勝利し重賞初制覇。
2009年 - 平井宏承の所有馬を栄進堂名義へ変更。
2010年 - エーシンフォワードがマイルチャンピオンシップを勝利しGI初制覇。
2013年 - 1月6日の第1回京都競馬2日目において、JRA史上初となる同一馬主4連勝および2004年8月14日札幌競馬のサンデーレーシングと並ぶタイ記録となる同一競馬場5勝を達成。(5Rエーシンハクリュー、6Rエーシンレンジャー、7Rエーシングリズリー、8Rエーシングングン、11Rシンザン記念エーシントップ)
おもな所有馬
エースインザレース(兵庫ジュニアグランプリ、平井宏承名義)
エーシンディーエス(2009年京都ジャンプステークス、京都ハイジャンプ)
エーシンフォワード(阪急杯、マイルチャンピオンシップ)
エーシンホワイティ(ファルコンステークス)
エーシンブラン(兵庫チャンピオンシップ)
エーシンヴァーゴウ(アイビスサマーダッシュ、セントウルステークス)
エーシンジーライン(小倉大賞典)
エーシントップ(京王杯2歳ステークス、シンザン記念)
エーシンメンフィス(愛知杯)
エーシンモアオバー(名古屋グランプリ)
エースインザレースがここの名義とは知りませんでした。結構好きだった馬。これはエーシンがつかない馬だったのでわからず。ただ、「エーシン」と響きが似ているので、かけているんですかね。
私はエイシンおよびエーシンの馬はすごくコンスタントに活躍しているという印象。以前は走っていたのに影薄くという有名馬主さんがいる中、エイシン軍団は安定感を感じました。平井豊光さん名義の方の主な活躍馬をピックアップしてみました。1億円ホースだけで47頭。圧巻です。
エイシンフラッシュ 牡 2007 King's Best 社台ファーム 64,661.00
エイシンプレストン 牡 1997 Green Dancer Joseph E. Gehl 49,106.70
エイシンデピュティ 牡 2002 フレンチデピュティ 栄進牧場 44,104.50
レマーズガール 牝 2000 Defrere Penn Farm 43,530.20
エイシンバーリン 牝 1992 Cozzene Hugh G. King III 40,620.20
エイシンワシントン 牡 1991 オジジアン Mr. & Mrs.... 35,973.50
エイシンドーバー 牡 2002 Victory Gallop Columbiana Farm 31,340.70
キーンランドスワン 牡 1999 Distant View Jim Ryan &... 30,128.80
エイシンアポロン 牡 2007 Giant's Causeway Silk and S... 28,919.60
エイシンチャンプ 牡 2000 ミシエロ Columbiana Farm 27,387.80
エイシンテネシー 牝 1989 Vice Regent Theodore Folkerth 22,172.20
エイシンエーケン 牡 1996 Boundary Ramona Holt Thomson 21,841.40
エイシンルーデンス 牝 1996 サンデーサイレンス 栄進牧場 20,847.40
エイシンニーザン 牡 2002 フォーティナイナー 栄進牧場 20,729.20
エイシンビンセンス 牡 1994 Relaunch David's Farm 20,270.30
エイシンウイン 牡 1986 ミルジョージ 川端孝造 20,270.00
エイシンルバーン 牡 1996 ミシエロ B. Ned Jon... 20,003.70
エイシンウイザード 牝 1986 ノーザリー 稗田牧場 19,990.00
エイシンフェアリー 牡 1983 ナイスダンサー 栄進牧場 19,410.00
テネシーガール 牝 1997 Pine Bluff T. L. Folkerth 18,651.60
エイシンサンサン 牝 1992 キャロルハウス 栄進牧場 18,576.20
エイシンキャメロン 牡 1996 With Approval Happy Hill Farm 18,069.10
エイシンボストン 牡 2002 Cat Thief Audley Farm 17,987.60
エイシンサニー 牝 1987 ミルジョージ 栄進牧場 17,308.00
エイシンスペンサー 牡 1998 ヘネシー Dixiana Farm Inc. 16,559.20
エイシンサンルイス 牡 1996 Conquistador Cielo M375 Thoro... 16,419.30
エイシンダンズビル 牡 1997 Rizzi Harry T. M... 15,675.60
エイシンタウラス 牡 1986 ノーザンテースト 栄進牧場 15,586.00
エイシンツルギザン 牡 2000 サクラバクシンオー 栄進牧場 15,176.40
エイシンロンバード 牡 2002 Victory Gallop Brilliant ... 14,664.40
エイシンハリマオー 牡 1998 トウカイテイオー 栄進牧場 14,368.20
エイシンタイガー 牡 2006 コロナドズクエスト 水上習孝 14,261.90
エイシンワンシャン 牝 1996 トニービン 栄進牧場 14,123.00
エイシンハンプトン 牡 2000 Dynaformer Oakbrook Farm 13,934.80
エイシンオリンピア 牡 1992 Lost Code Donna Dona... 13,022.70
エイシンパンサー 牝 2005 コロナドズクエスト 高野牧場 12,984.60
エイシンカーリッヂ 牡 1987 ピットカーン 栄進牧場 12,826.00
エーシンクールディ 牝 2006 Distorted Humor Winchester Farm 12,492.20
エイシンハピネス 牝 1984 ノーザンテースト 社台ファーム 12,356.00
エーシンエフダンズ 牡 2004 Forestry Winchester Farm 12,254.70
エイシンコンカード 牡 1993 Cozzene Charles Nu... 12,063.30
エースインザレース 牡 2000 ディアブロ 千葉飯田牧場 11,578.10
エイシンヘーベ 牝 2001 エイシンワシントン 栄進牧場 11,515.10
オレゴンガール 牝 1997 Rubiano Pedigree Farms Inc. 11,458.30
エイシンコジーン 牡 1997 Cozzene Claremont Farms 10,830.20
エーシンリジル 牝 2007 フレンチデピュティ 栄進牧場 10,734.80
エイシンラグランジ 牡 1996 Gulch Leo J. Hamel 10,652.80
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_list&owner=%CA%BF%B0%E6%CB%AD%B8%F7
1億円ホースの生年を見ても1983年から2007年までと幅広くなっており、やはり安定感を感じさせます。素晴らしいですね。後年でエイシンフラッシュという最高傑作を引き当てたというのもすごいです。エイシンというと○外のイメージがあったのですけど、引用部であったように自家生産馬も多いことがわかります。
日本競馬界にも影響の大きかった馬主さんだったと言って良さそうです。
2024年9月23日月曜日
珍名馬タヌキダンス、ロマンスヒコー、サンサンサンキュー VS ロカブルン、ベランジェール
■2023/07/13 珍名馬タヌキダンス、ロマンスヒコー、サンサンサンキュー VS ロカブルン、ベランジェール
2023/7/16日曜日の函館芝1800mでは、タヌキダンスがわかりやすい珍名。地元のくせに今でも動画すら見たことなくて未だによくわからないので、北海道の日本ハムファイターズのきつねダンスが流行った…ということだけは知っています。たぬきダンスはこれが由来ですかね?
と思って検索したら、たぬきダンスというのもちゃんとあるんだそうな。同じプロ野球・パ・リーグのオリックスバファローズのもの。たぬきキャラのポンタ絡みであり、こじつけではなさげ。どちらが先?と見てみると、「パクリ批判は承知」とあったので、たぬきダンスの方が後のようでした。
同じ函館芝1800mでは、バロンも気になったところ。普通の名前だと思うでしょうが、牝馬であったことに私は引っかかりました。通常バロンで思い浮かぶのは「男爵」の意味で、牝馬には違和感あります。
気になって調べてみると、意味は「人名より」とのこと。また、つづりは「Barone」であり、「男爵」の「baroん」とは違いましたね。
同じレースでは、好きな名前の方でも、ベランジェール 、レッドレフィナード 、オリエンタルナイトとなぜか豊富でした。このうちベランジェールは人気になりそうですね。
人気どころでは中京芝1600m ロカブルンが気になるところですが、こちらは馬名もなんじゃこりゃ?というもの。調べてみるとつづりは「Loka Brunn」で「スウェーデンの秘湯名」とのこと。「ブルン」という語感からして、温泉なのに寒そうな感じです。
日曜日の別のレース、福島芝1800mだとメリージェーン。本来なら普通の名前なんですが、つのだ☆ひろの有名な曲のタイトルと同じなのでネタにされそうです。
土曜日にも曲名っぽい馬がいて、福島芝1800mでロマンスヒコー。米米CLUBの『浪漫飛行 』が元ネタに見えるのですけど、どうなんでしょう?
同じレースでは、かっこいい系でサンダーアラート。「雷警報」と訳してしまうとなんてことないのですけど、他馬に警戒を抱かせるような要注意の馬みたいな雰囲気で好きですね。
もう一つ土曜日では福島ダ1150mのサンサンサンキューが小気味良く、「声に出して読みたい馬名」といった感じ。実況が楽しみです。
2024年9月22日日曜日
日本では前代未聞 出産で引退してから復帰の宮下瞳騎手が通算1000勝達成
■2020/09/28 女性騎手減量は不公平?男性と能力差なしの研究がある
■2021/12/05 日本では前代未聞 出産で引退してから復帰の宮下瞳騎手が通算1000勝達成
応援している地方馬マイネルバサラの騎手がに宮下瞳騎手という女性っぽい名前だったので検索してみると、ちょうど直前に<女性騎手では前人未到 宮下瞳騎手が通算1000勝 名古屋競馬>(2021年11月18日 13時55分 NHK)という記事が出ていました。
(ちなみに宮下瞳騎手騎乗のマイネルバサラはこのレースでボロ負けして、ラフィアンのファンド解散で売却となっています)
<名古屋競馬に所属し、女性騎手の国内最多勝記録を持つ宮下瞳騎手が18日、名古屋競馬場で行われた第2レースで1着となり、通算1000勝を達成しました。
宮下騎手は、鹿児島県出身の44歳、平成7年に18歳でデビューし、その年の10月24日に初勝利をあげ、17日までに勝利数を999まで伸ばしていました>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211118/k10013352491000.html
幼いころ、祖父が飼っていた馬に乗ったことがきっかけで騎手に。地方競馬は原則、みずからが調教に関わった馬にしか騎乗できないため、宮下選手は、デビュー当初から足しげく馬のトレーニング場を訪れ、1頭でも多くの馬に騎乗できるよう努力を続けたそうです。
意外なことに伸び悩みはなく、順調に勝ち星を重ね、デビューから10年たった平成17年に、28歳で当時の女性騎手最多勝記録、351勝に到達。しかし、平成23年に、長男の出産を前に34歳で一度、現役を引退しています。こういうのはもったいないですね。
一方で、子育てをしながら「息子にジョッキーとして戦っている姿を見せたい」という気持ちが強くなり、トレーニングに1年をかけて2016年に騎手として復帰。名古屋競馬によりますと、出産を経験した女性騎手が再び現役の騎手としてレースに戻るのは国内では初めてで、極めて異例のことでした。
Wikipediaによると、競馬一家ですね。兄は宮下康一元騎手で、名古屋→新潟→上山→金沢→2003年引退→2014年現役復帰し兵庫→2018年引退…ということで、彼も復帰組。また、夫は元名古屋競馬場所属の小山信行騎手。2017年引退ということで、先に引退しています。
騎手を目指した動機はこちらでもう少し詳しいです。馬産地・鹿児島出身で祖父が趣味で馬を飼っており、草競馬でポニーに乗るなど馬といる生活が日常的で、兄が先に名古屋で騎手になっていたことも影響し騎手を志したとされていました。兄が先にデビューというのもポイントでしたね。
<同じ女性騎手であった赤見千尋(高崎→宇都宮)や増沢由貴子、田村真来(ともにJRA)とは同学年>だという記事もありました。「同期」とは書かれていませんが、この時期は女性騎手が集中した時期であるようです。
■2020/09/28 女性騎手減量は不公平?男性と能力差なしの研究がある
Our Pleasure 2019年5月号の連載スタッフルームは、ウイン事務局の
藤本敦子さんの担当部分がありました。こちらによると、 2018年1月に発表された英国リヴァプール大学の研究結果によれば「女性騎手と男性騎手は能力面で同等」というものだったそうです。そんな馬鹿な?と思うかもしれませんが、「騎乗機会や騎乗馬の質が同等なら成績は変わらない」というもの。これらが同等な状況にならないためにわかりづらいところがあるようです。
私は以前、海外では普通に女性騎手が大げさでなく活躍している…という話を書いており、意外ではありませんでした。こちらでも現在の活躍しているとわかる客観的なデータがあります。女性優遇がないニュージーランドでは、騎手免許保有者の40%以上が女性。さらに、リーディング上位も男女比率はほぼ同じという、決定的な結果が出ているそうです。
一方、日本では、JRAに続き、2019年4月からはNARでも女性騎手の負担重量減量制度を拡充。世界の流れに逆行しているように見えますし、能力差がないのであれば不公平であるように見えます。ただ、アリではないか?というのが、藤本さんの見方。どうもまずは女性騎手を多く呼び込んでレベルを上げてから、減量を縮小していけばいい…という考え方みたいですね。海外でもフランスでは2017年から同様の制度が採用していたそうですが、女性騎手の騎乗回数が急増して成績も上昇し、1年後には減免措置を縮小するといったことをやっていたそうです。
2024年9月21日土曜日
競馬ではデビューして1勝するのも難しい…勝ち馬率は?
■2015/9/21 競馬ではデビューして1勝するのも難しい…勝ち馬率は?
通算勝ち馬率の平均値はいったいどれくらいなのか?という話。一口馬主をやりたい方にも参考なると思います。ここを勘違いしていると、「全然勝てない!このクラブ法人はクソだ!」と誤解してしまいますからね。
で、てっきりデータがあると思ったのですけど、意外なことに検索してもキッチリした数字が出てきません。とりあえず、見つけた中で一番良さそうだったのは、下記のサイトさんです。私が知りたかったのは単年度ではなく、通算値。これだと4割くらいだそうです。
-----引用 ここから-----
血統講座(5)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~vs-horse/theory/theory_5.htm
8.勝馬率
この数字は種牡馬にとってひじょうに重要なものです。[ 勝馬頭数 ÷ 出走頭数 ]で算出されるこの数字は高くなければ優れた種牡馬とはいえません。(中略)
計算には出走頭数(Runners)を用いていますが、産駒数(Named Foals)を使う場合もあります。
Winners/Named Foalsについては生涯成績の評価などに用いられます。
単年度の評価はJRA同様、出走頭数を用いたほうが都合が良いでしょう。
(中略)
中央競馬においては通算成績で見た場合には40%くらいが平均となります。
-----引用 ここまで-----
また、別の角度から見えないだろうか?と、一世代のデビュー頭数や新馬戦・未勝利の数も見ようと思いました。そしたら、これもカチッとしたデータがありません。こちらも同様に、検索した中で参考になる一番良さそうなサイトさんと言うと、以下でした。
-----引用 ここから-----
競走馬の勝ち上がる率 - 馬らしく生きる - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/rapus2001/20005722.html
計算の根拠として
クラス別レース数(これが勝ち馬の数となります)
新馬・・・308
未勝利・・・1073
500万下・・・1128
1000万下・・・472
1600万下・・・113
オープン・・・224
1年間の新馬出走数はおよそ4000頭。
それでは、検証に入ります。
まずは新馬戦、未勝利戦で勝ちあがる馬は1381頭ですから、毎年2619頭の馬が落ちていきます。
勝ち上がり率は35%
落ちる率は65%
最初からいきなり厳しいですが、およそ半数以上の馬が勝てずに引退していくことになります。
-----引用 ここまで-----
こちらだと先程の40%より勝ち上がり率がやや低い35%となりましたが、大体近いところ。地方で勝ち上がったり、500万に使って勝っちゃったりというのもあるでしょうが、無視して良さそうな感じ。中央競馬だと、35~40%と考えれば良いかもしれませんね。
なお、以前、<サラブレッドなどの軽種馬44年ぶりに7000頭を切る ピークの半分ほどまで減少>(2013/2/2)という話を書いています。データの年度が異なるでしょうが、この7000頭と新馬出走数4000頭で考えると、中央競馬でデビューできる馬という時点で、既に4割ほど切り捨てられていると考えられます。以前は1万頭以上いたので確率としては上がっていると思われますが、まず中央デビューできるかどうかというところで壁があるんですね。
ということで、中央競馬で1勝を上げることの難しさが伝わるデータの数々だったのではないかと思います。
2024年9月20日金曜日
四着が多い男・福永騎手が四位厩舎初出走任され4位
■2021/11/29 香港でエリ女王4連単1億円馬券のニュース…なのに、福永祐一だらけに
■2021/05/05 四着が多い男・福永騎手が四位厩舎初出走任され4位
先月やろうと思っていたのに忘れていた四位師の厩舎初出走“4位” 福永も笑み「まさかの」 | 競馬ニュース - netkeiba.com(2021年03月06日)の話。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=184642
<新規開業した四位洋文調教師(48)=栗東=が、6日の阪神3Rにテイエムジャガーで厩舎初出走。(中略)5番人気で4着に力走した。(
引き揚げてきた鞍上は「まさかの“4着”」と笑みを浮かべて「四位さんの初陣。いつも以上に気合が入った。一緒にスタートを切れたのが何よりもうれしい」と額の汗を拭った>
記事そのものは、四位調教師が四位スタートというネタなのですけど、実を言うと、福永騎手も四着ばかり取る騎手だという「風評」があるために、コメント欄ではそちらの反応も出ていました。今回は5番人気での4着なのでむしろ人気より頑張った良い結果だったのですけど、福永騎手は人気馬での4着が多いというイメージが定着しています。
<四位調教師で福永さん…そりゃ4着固定だわな>
<四着男の悲しい異名を持つ福永祐一騎手、まさかの事実上の先輩騎手だった四位調教師のデビュー戦で、本当に4着になるなんて、出来すぎてて苦笑しました>
<「テキはコレを狙ってた可能性は無くもない鞍上起用」だったかもね!>
<もう福永4着って馬券作ろうよ>
<まさかどころかフラグビンビン 3頭立てでも4着だろ>
<福永騎手を乗せた時点である程度察していたけどまさか本当に4着とは>
<福永で四位!普通です!>
個人的には福永騎手って好きだしうまいと思っていたので、私はあんまり批判しません。ただ、最近はそこまで好きな騎手・うまい騎手ってイメージでもないかも。もう少し若いときの方が好きでしたね。若い騎手の方が好き…というのは、私の場合よくあります。メモしている私見騎手評価を見てみると、5点満点の2.84という評価でなんと150騎手中112位という悪さでした。イメージ以上に点数が悪いです。ここまでひどい騎手だとは思っていないのですが…。
■2021/11/29 香港でエリ女王4連単1億円馬券のニュース…なのに、福永祐一だらけに
<【エリザベス女王杯】香港で4連単が“1億円馬券”に>(2021年11月14日(日) 19時40分)によると、香港がJRAの競馬の馬券を発売しているそうです。タイトルにあるように、香港競馬は4連単もあるというのが特徴的。そのため、日本でさえ高配当だったエリザベス女王杯の配当がえらいことになっていたようです。
<阪神競馬場で行われたエリザベス女王杯(GI)は、序盤は後方に位置した幸英明騎手騎乗のアカイイト(牝4、栗東・中竹和也厩舎)が、(中略)ステラリア(牝3、栗東・斉藤崇史厩舎)の追撃も寄せつけず、2馬身差をつけて優勝した>
<JRAのオッズでは単勝10番人気→7番人気→9番人気の決着。3連単は33939.6倍(339万3960円)の高配当となったが、エリザベス女王杯は香港でも馬券が発売されており、4連単はなんと1095524.1倍=日本で言う“1億955万馬券”の超高額配当となった>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=195880
「4連単」ということもあり、コメント欄で「4着ネタ」で大盛り上がり。ここに追記したことでわかるように、当然、福永祐一騎手の話題です。このネタに食傷気味なのか、なぜか怒っている感じの人も一部いましたが、お約束ですし、ある意味おいしいですよね。ただ、福永祐一騎手以外の騎手の名前も少し出ていました。
<みんなも思ってると思うけど、福永さんは香港にいけば、最高に頼りになるスーパースターになれますね。
幸と善臣も>
<4連単なら福永は5着やな>
<日本でも4連単販売してほしいなぁ
そしたら人気馬に乗る福永の4着固定で毎回買うのに(笑)>
<このネタで福永騎手出過ぎ>
<4着いっくん売れるんやろうなぁ
福永祐一「舐めるなよ、5着や!」>
<福永祐四>
<ヨシトミの4着固定>
<4着までOKなら福永騎手の出番ですね>
2024年9月19日木曜日
種牡馬比較ディープインパクト・ハーツクライ・スズカマンボ・タイムパラドックス
■2017/05/27 AEI(アーニングインデックス)は当然ディープインパクト
■2017/05/27 CPI(コンパラブルインデックス)考慮ならディープインパクトは負ける?
■2023/03/21 孫世代ならハーツクライがディープインパクトに逆転できる?
■2023/06/29 好きだったディープインパクト産駒の馬 オブセッション
■2017/05/27 種牡馬比較ディープインパクト・ハーツクライ・スズカマンボ・タイムパラドックス
2010年デビューの種牡馬を比較。驚いたのが、もう既にほとんどの種牡馬の種付け頭数が少なくなっていること。
50頭以上種付けしているのは、 ディープインパクト・ハーツクライ・スズカマンボ・タイムパラドックスの4頭しかいませんでした。
最近は種牡馬を見限るのが早くなっていると言われていますが、その通りですね。
この消えた種牡馬には、 もともと期間限定だったという特殊事情の馬もいると思われます。たぶんファーストシーズンサイアー3位だったロックオブジブラルタルもそうでしょう。
その他、 スニッツェル、オンファイア、ソングオブウインド、リンカーン、ファンタスティックライト 、アドマイヤジャパン、テレグノシスあたりが同世代。
(POG 2017-2018 新種牡馬 どうすりゃ委員会|POG is the spice of life !!より)
この中でタイムパラドックスが立派ですね。当初は期待されていなかったんじゃないかと思います。地方という印象はあるものの、結果を出して生き残った感じ。
一方、私が好きだったところでは、 ソングオブウインド、リンカーン、テレグノシスが残念。オンファイアも需要はありそうな血統だったのですが…。
■2017/05/27 AEI(アーニングインデックス)は当然ディープインパクト
では、本題の比較。AEI(アーニングインデックス)とCPI(コンパラブルインデックス)を見ます。
なるべく同じ世代と比較した方が正確だろうということで、世代ごとで見ています。
まず、アーニングインデックスを見ると、昨年である2016年、今年の2017年、今までの合計と、すべてでディープインパクトが圧勝でした。
これは予想できたことであるとは言え、中身の濃さがすごいです。
<2016年のAEI>
1 ディープインパクト 3.72
2 ハーツクライ 1.6
3 スズカマンボ 0.8
4 タイムパラドックス 0.66
<2017年のAEI>
1 ディープインパクト 2.7
2 ハーツクライ 1.71
3 スズカマンボ 0.95
4 タイムパラドックス 0.64
<合計のAEI>
1 ディープインパクト 3.99
2 ハーツクライ 2.12
3 スズカマンボ 1.16
4 タイムパラドックス 0.84
■2017/05/27 CPI(コンパラブルインデックス)考慮ならディープインパクトは負ける?
コンパラブルインデックスを考慮した値だと違う結果になるのでは?と期待していたものの、こちらもディープインパクトが1位でした。
<合計のAEI/CPI>
1 ディープインパクト 1.26
2 タイムパラドックス 1.22
3 ハーツクライ 1.11
4 スズカマンボ 1.05
(2020/03/11:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした)
私はひねくれものなので、ディープインパクト以外を推すデータを望んでいたのですけど、結局、ディープインパクトには逆らえないという、つまらない結果になりました。ただ、質を考慮すると、それほど差がない感じですね。
■2023/03/21 孫世代ならハーツクライがディープインパクトに逆転できる?
2023/03/21:私はハーツクライ産駒に非常に期待してPOG指名していたことがあったので、そのときの産駒の話を…。ただ、あまりおもしろくないでしょうから、ハーツクライそのものの話も少し。
このPOG指名のときは、「兄姉のディープインパクトからハーツクライに変わったのはマイナスではなくむしろ期待!」といった感じの指名でした。ただ、当然、種牡馬成績としてはディープインパクトの方が上。これは覆せません。一方で、孫世代・ひ孫世代…となると、結果が逆転することもありえるかもしれません。
この孫世代でも当然ながら、現在はディープインパクトの方が上でしょう。ただ、ハーツクライの孫もかなり頑張っています。まだ種牡馬入りしている馬は少なく、ほぼジャスタウェイがひとりで頑張っているだけという状態。逆に言えば、種牡馬入りしている馬が少ない中で健闘していることは、可能性を感じさせます。
とりあえず、2023/03/21時点での稼ぎ頭はまだ現役であるダノンザキッドです。ダノンザキッドはホープフルステークスをすでに勝ってG1馬。古馬でもG1こそ勝てていませんが、2,3着は行っており、実力はあります。
ムラがあるタイプなのか、負けるときは掲示板を外すことがあり、ここは普通ならマイナス。ただ、私は逆にこういうタイプは力を出し切れておらず、種牡馬になると競走成績以上の活躍をすることがあると前向き。とはいえ、繁殖牝馬の質を上げるためには、もう1つ2つG1がほしいところですね…。
馬名 性 生年 総賞金(万円)
ダノンザキッド 牡 2018 26,813
ヴェロックス 牡 2016 23,536
マスターフェンサー 牡 2016 18,497
テオレーマ 牝 2016 17,401
アウィルアウェイ 牝 2016 17,200
2019/07/17:2017年生まれで好きな馬 サリオス
以前、モーベットの新馬戦のところで「同日のサリナスの方の評価が高かった」と書いたサリオスの方も実はPOG指名。今年は近親に好きな馬がいないのも結構指名する方針に変えており、それでの指名。成功した姉サラキアはディープインパクトだったんですが、弟はハーツクライ代わり。ただ、私はむしろプラスと見ての指名です。今のところ掲示板ではかなり盛り上がっているんですけど、どうなるでしょう?(2019/07/17)
次はサウジアラビアロイヤルカップ。少頭数で1.5倍の1番人気となりました。このオッズ的には楽勝を期待したものの、後ろの勢いのある差し馬に差されそうになり、目一杯追ってなんとか勝たせた感じ。太め残しのためと見ている人もいます。ただ、思ったより強くないかもしれません。(2019/10/05)
「思ったより強くないかも」と書いたのですけど、朝日杯フューチュリティステークス強かったですね。過去と比較して最初の3ハロンがハイペースで、実際2~6着までが中団後方もしくは後方だったという展開で、サリオスの位置は前すぎか?という不利そうなところから、難なく勝ってしまいました。今年はコントレイルとサリオス、別格という馬が2頭います。で、書いていなかったんですが、コントレイルも指名馬だったんですよ。ただ、惜しむらくは、別々のPOGでの指名馬であり、相変わらず上位は目指せそうにありません。(2019/12/28)
その後のサリオス。クラシックでは私のもう1頭のPOG指名馬コントレイルに阻まれて2着まで。マイル路線に活路を見出そうとするものの、G1では3着が最高。2度勝利した毎日王冠(G2)は芝1800。一度だけ出た芝2000でも敗れてはいますが、マイルがベストだったかどうかは疑いたくなります。
いずれにせよ、その後はやや期待外れで種牡馬価値を上げるような走りにはならず。獲得賞金は4億5,763万円であり、良い数字なのですけど、その割にはインパクトが弱く感じてしまうのは不思議。古馬となってからのイメージが悪いのかもしれません。(2023/03/21)
2019/07/17:2017年生まれで好きな馬 ワーケア
こちらの馬もディープインパクトからハーツクライ変わりで指名したという馬。ただし、それほど盛り上がっていない馬です。ルメール騎手が前を見ながらうまく乗って騎乗も良かったのでそこまで強いという感じはしませんでした。ただ、ひそかに期待しています。ひとつ心配なのは、馬名はよくわからない変な名前だということ。馬主さん期待していないんじゃないか?と心配です。(2019/07/17)
2戦目はアイビーS。少頭数とは言え圧倒的な人気です。 今日もルメール騎手が前を見ながらうまい位置に。ただ、馬も強いなという感じで楽勝でした。やはり強いですね。心配と言えるのは、厳しい競馬や多頭数での競馬がないところ。そこらへんの経験もほしいですね。(2019/10/20)
強いコントレイルがいましたが、ホープフルステークスでも2番人気と高評価。ただ、スタートで挟まれてしまうところ。とはいえ、私はそこまで大きな問題ではなかったのではないかと思いました。条件が揃ってもコントレイルに勝てたとは思えませんが、最後伸びて3着まで来ていますし、能力が高いのは確かでしょう。ワーケアとサリオスは同じPOGでの指名だったので、この2頭でG1なら最高だったんですけどね。(2019/12/28)
ワーケアは上記のホープフルステークスがキャリアピークとなってしまいました。3歳でも弥生賞では2着で良かったものの、その後はリステッドの4着が最高で、重賞では掲示板にも載れず。まだ現役ではあるものの、重賞勝利は期待できそうにありません。(2023/03/21)
■2023/06/29 好きだったディープインパクト産駒の馬 オブセッション
2023/06/29:以前、「2017年度・好きな2歳牡馬」候補で書いていたメモをこちらに転載しました。
<2017年度・好きな2歳牡馬>
オブセッション
ディープインパクト産駒のPOG馬。思い入れある血統ではなく、兄弟も地味。ただ、逆にそろそろ走る馬出るんじゃないかと思って指名。私としては珍しい指名の仕方。
新馬戦見て、まだまだ良くなるのではと密かに期待していた馬。でも、ここでは書いていなかった。
2戦目は シクラメン賞(500万下)。2番人気だったので、単勝買いたいと思ったものの、最近馬券控えているので我慢。出負けした上に、道中さらに遅れて、離れた後方になってしまった。ただ、7頭立ての2歳戦なのに、前は早そうなペース。ムチも入れて余裕というわけでではなかったが、4馬身差をつけて快勝。きれいに差し切った。やはり強い。
掲示板を見たら、私以上に皆さん盛り上がっていた。「騎手が手綱を促して進めていたように引っ掛かる感じがなく気性面でまだまだ余裕がありそう!2000m以上では最有力ではないでしょうか!」「2歳戦の芝1800mで1分45秒台は13年の東スポ杯だけ イスラボニータが勝った時だけ」「無事なら三冠確定レベル 新馬戦は正反対の激重馬場であの強さだからな」
他の有力馬としては、 「ワグネリアン・ヘンリーバローズ・ダノンプレミアム」を複数の方が挙げていました。ワグネリアンは単独でも名前が出ていて、この子もPOGなので楽しみ。今年のPOGはボロクソだと思っていたけど、望みが繋がった感じ。(2017/12/02)
POGが一つ1頭余っていてあれ?と思ったら、この馬を指名したと思ったのにできていなかったみたい。よりによって当たりっぽい馬でミス。へこむわ。(2017/12/10)
2024年9月18日水曜日
珍名馬デビルシズカチャン、ピストンボーイ、ラケダイモーン、カルパ、ピコサン
■2023/07/07 珍名馬デビルシズカチャン、ピストンボーイ、ラケダイモーン、カルパ、ピコサン
2023年6週目デビューの馬では、7/8函館芝1200mのデビルシズカチャンが一番目を引いた名前。しずかちゃんの概念を覆す「デビル」。 悪堕ちしたしずかちゃんみたいですわ。
父ベストウォーリア、母シシリアンブリーズ。馬名意味は「悪魔+人名より」となっており、父母からの由来ではなさげ。どうも最初スターカシオペアだったのを変更してデビルシズカチャンになったみたいです。スターカシオペアだと普通にきれいな名前だったのに、この落差。どうしてこうなった?
同じレースのピコサンも気になりますが、それより中京芝1400mのピストンボーイの方が気になります。ピストンとボーイだとどうもエロい行為を連想。私だけか?と思ってnetkeibaの掲示板見たら案の定な反応。私だけじゃありませんでした。
[1] 宮ちゃんさん QiURJZQ フォローする
腰が強くて速そうな名前だな
種牡馬としても活躍しそう
[2] 何かの特待生さん JTaRYgU フォローする
名前は何というか...すごいな。
[3] N.D.さん kkdHZEA フォローする
当て馬じゃなくてちゃんと種牡馬になれるくらい活躍してくれたまえ
[6] 菅原しか勝たんさん GJNCKII フォローする
こんなにデビュー前から種牡馬言われてるの初めて見たw
[7] 宝塚から有馬まで30分さん F4JZkgg フォローする
強いか弱いかはわからんが、
立派なモノは持ってそうだ!
[11] パブロフの犬君さん E4CURQQ フォローする
アワビキングに通ずるものがある
[16] ウォークライティアラさん JmWQQYY フォローする
種牡馬確定
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2021105447
土曜日は響きが好きな名前で、ルルディルッカ、ラヴレボーテというのがいましたが、他の馬をやりたいので省略。同じく省略の日曜日のストロベリーナイトも名前が好きですし、誉田哲也の小説タイトルでもあります。
日曜日の方では注目の人気馬なのに、響きが珍名っぽいのが2頭。函館芝1800mカルパはあのブチコの子であり、ソダシの弟という超注目馬。でも、カルパってなんとなく微妙だと感じる名前。金子真人さんは最もネーミングセンスの評価が高い馬主さんなんですけど、全然私の好みと合わないんですよね。
意味を調べてみると、「ヒンズー教の宇宙の存続期間」だとのこと。意味はめちゃくちゃカッコいいですね。概念そのものに痺れますわ。
もう1頭中京芝2000mラケダイモーン。私のPOG指名馬であるラルケットの子であり、マイルCSの ステルヴィオの子。G1馬の下は指名しないようにしていたのですけど、好きな血統なので指名。ただ、正直レイデオロ(これもPOG指名馬)は今のところイマイチ(始まったばっかりですが)で、ハズレ臭い気がしているんですよね…。
ラケダイモーンって変な響きだなと思ったのですけど、これも意味はしっかりしており、「古代ギリシャの都市国家スパルタの呼称」だとのこと。というか、これも金子真人さんの馬でしたわ。本当、金子真人さんのセンスと私は合いませんね。たぶん私のセンスがズレているのだと思います。
好きな名前でも珍名でもないのですけど、同じレースではドゥマイシングも注目。やはりPOG指名馬だったドゥラメンテの産駒で種牡馬能力としては前述のレイデオロより良さそう。こちらもPOG指名しておきたい1頭です。
2024年9月17日火曜日
最強のダービー馬は?現役騎手が選ぶ日本ダービーベストレースだと…
■2013/5/21 ワカタカC ファンの選ぶ日本ダービー馬 第80回記念「ダービーメモリーズ」ファン投票
■2013/5/21 トキノミノルC ファンの選ぶ日本ダービー馬 1932~1950s「ダービーメモリーズ」ファン投票
■2013/5/21 シンザンC ファンの選ぶ日本ダービー馬 1960s「ダービーメモリーズ」ファン投票
■2013/5/21 タケホープC ファンの選ぶ日本ダービー馬 1970s「ダービーメモリーズ」ファン投票
■2013/5/21 シンボリルドルフC ファンの選ぶ日本ダービー馬 1980s「ダービーメモリーズ」ファン投票
■2013/5/21 ナリタブライアンC ファンの選ぶ日本ダービー馬 1990s「ダービーメモリーズ」ファン投票
■2013/5/21 ディープインパクトC ファンの選ぶ日本ダービー馬 2000s「ダービーメモリーズ」ファン投票
■2013/3/22 日本で最高評価のレースはジャパンカップで世界10位 有馬記念は宝塚より下
■2013/5/21 最強のダービー馬は?現役騎手が選ぶ日本ダービーベストレースだと…
最強のダービー馬など、最強論議というのは、大抵揉めます。が、JRAがおもしろい企画をやっていました。
馬ではなくレースとしてですが、現役騎手のベストダービーの投票をしていたのです。
-----引用 ここから-----
JRAホームページ|今週の注目レース-東京優駿(日本ダービー)
リンク切れ
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2013/0526_1/best.html
1位 2005年 ディープインパクト 22票
見事1位に選ばれたのは、ディープインパクトが優勝した2005年の日本ダービー。4戦4勝で皐月賞を制し、ダービーでは単勝1.1倍の圧倒的1番人気に支持されたディープインパクト。直線では、大外をただ1頭次元の違う末脚で突き抜けて圧勝。5戦5勝、無敗でのダービー制覇を成し遂げました。「その圧倒的な強さに衝撃を受けた」「競馬学校生の時に生で見て感動した」、「このレースを見て騎手になりたいと思った」など、その“衝撃”を熱く語るジョッキーが多く、ファンの中でもいまだ記憶に新しいあの飛ぶような走りは、ジョッキーたちの心にも強く印象付けられていたようです。
-----引用 ここまで-----
投票者は、小牧太、江田照男、後藤浩輝、浜中俊、武幸四郎、三浦皇成騎手など。
武豊騎手、ここじゃないんですね。スペシャルウィークでしょうか?まさかアグネスフライト(武豊騎手はエアシャカールで2着)ってのもありますかね?
私はとにかく1番人気を買わないので、ディープインパクトのダービーも当然別の馬を勝っていて、天邪鬼なので何とか負かしてくれと思っていましたが、レースを見て「ああ、お手上げだ。認めるしかない」と思った気がします。
で、菊花賞はさすがにディープインパクトを軸にして買ったのですが、相手がさっぱり来なくってハズレ……。
-----引用 ここから-----
2位 2007年 ウオッカ 14票
14票を獲得して第2位に選ばれたのは、ウオッカが優勝した2007年の日本ダービー。64年ぶり史上3頭目の“牝馬によるダービー制覇”の偉業を果たしたウオッカ。「牝馬であれだけ強いのはすごい」「時代が変わったダービーです」など、牝馬という枠を越えて、時代をも飛び越えたパフォーマンスに対して、ジョッキーたちからも多くの賛辞が寄せられました。
-----引用 ここまで-----
吉田隼人、戸崎圭太騎手など。
私はウオッカは牝馬だし~という先入観が抜けなかったんですけど、勝っちゃいました。ビビりました。
何かダービー当たった試しがない気がしていました。
-----引用 ここから-----
3位 1994年 ナリタブライアン 11票
11票を獲得して第3位に入ったのは、ナリタブライアンが優勝した1994年の日本ダービー。単勝1.2倍の1番人気に支持されたダービーでは、白いシャドーロールをトレードマークに、府中の直線を縦横無尽に駆け抜けました。「かっこ良すぎてしびれた」「強かったイメージが強烈に残っている」など、他馬を文字通り“圧倒”した走りは、今もジョッキーたちの心に深く刻まれています。
-----引用 ここまで-----
津村明秀騎手や高田潤騎手、石神深一騎手の騎手となるきっかけとなったレースだそうです。そういう意味ではすごいですね。
何かここまであんまり有名な騎手出てきませんね、不思議。当事者だと自分の関係で選ぶので部外者とは変わるのかも。
私はナリタブライアンのレースは見ていません。当然馬券も買っていません。
-----引用 ここから-----
4位 1998年 スペシャルウィーク 8票
1990年代後半。名実ともにトップジョッキーに上りつめた武豊騎手にとって、唯一手にしていないのは"ダービージョッキー"の称号でした。10回目の挑戦となった1998年の日本ダービー。スペシャルウィークに騎乗して5馬身差の圧勝劇を演じ、ついに最高峰の舞台で最高の栄誉を獲得したのです。一方、キングヘイローでダービー初騎乗を果たした福永祐一騎手は14着に大敗。苦い記憶であると同時に印象深いダービーとして振り返っています。
-----引用 ここまで-----
福永祐一騎手がここ。初騎乗(キングヘイロー)だからということみたいです。
丹内祐次騎手は「武豊騎手が好きなので」という理由。そうなんだ。
そして、武豊騎手はここでもないみたい。ええっ!?という。
私が選ぶならこのレースですかね。キングヘイローとセイウンスカイの3強対決で5馬身差圧勝。それからやっぱり武豊騎手初勝利というので感動的でした。
この世代が大好きってこともありますね。クラシック3強はこの3頭でしたが、世代3強はスペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサーと揃っていました。
(大成しませんでしたけど、黒鹿毛がきれいだったツルマルツヨシも好きでした)
ああ、でも、好きな馬って意味だとジャングルポケットのレースかな?あっちを選ぶかもしれません。
-----引用 ここから-----
5位 2000年 アグネスフライト 6票
17回目のダービー挑戦。河内洋騎手(当時)悲願のダービー初制覇に立ちはだかったのは、弟弟子の武豊騎手でした。最後の直線は、武騎手騎乗のエアシャカールと河内騎手騎乗のアグネスフライトとの一騎打ちに。壮絶なデッドヒートの末、わずかハナ差で河内騎手に軍配が上がりました。
-----引用 ここまで-----
和田竜二、川田将雅騎手など。
あれ、武豊騎手ここでもないです。結局、ランクインには入らず。
本当、有名騎手が全然出てきませんでしたね。
あと、番外編から一つ。
-----引用 ここから-----
1964年 シンザン
東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催された1964年のクラシック戦線は、シンザンが席巻。
皐月賞に続いてダービーを快勝すると、秋には菊花賞を制し、セントライト以来23年ぶり、戦後初の三冠馬に輝きました。
-----引用 ここまで-----
原田和真騎手のチョイス。そういや、ベスト5だとシンボリルドルフもいませんね。ここらへんは世代でしょうね。
(えっ、ミスターシービー?ミスターシービーは、うん、何というか……。ファンの方には申し訳ないですけど、タイミングが悪かったとしか言いようがないですね)
もう一つ、松岡正海騎手のもの。マニアックすぎてわからん。
-----引用 ここから-----
1954年 ゴールデンウエーブ
日本中央競馬会誕生前夜の1954年5月、大井競馬から移籍したゴールデンウエーブが、地方競馬出身として、史上初のダービー制覇を達成しました。鞍上の岩下密政騎手は、トキノミノルに続く、2回目のダービー優勝の栄誉に浴しました。
-----引用 ここまで-----
あとは戦前の牝馬ヒサトモや"10戦10勝の無敗でダービーを制したトキノミノルはダービー制覇のわずか17日後、破傷風によって急死しました"というトキノミノルがいました。
おもしろい企画でしたが、有名ジョッキーがどれを選んだのかが気になって仕方ありませんでした。
■2013/5/21 ワカタカC ファンの選ぶ日本ダービー馬 第80回記念「ダービーメモリーズ」ファン投票
全然知りませんでしたが、日本ダービー第80回記念「ダービーメモリーズ」ファン投票というのをやっていました。
-----引用 ここから-----
ダービーメモリーズ
「ダービーメモリーズ」ファン投票は、今年第80回を迎える「日本ダービー」をより多くの方に楽しんでいただくために、日本ダービー当日行われる特別競走「ダービーメモリーズ」に、第1回優勝馬「ワカタカ」をはじめ過去の日本ダービー優勝馬の名前をつけることとし、ひろくファンの皆様から投票をいただきました。
それぞれその世代を代表する日本ダービー馬とともに、当日のレースを盛り上げてまいりますので、ぜひご注目ください。
http://www.jra.go.jp/news/201304/040102.html
-----引用 ここまで-----
ただし、初代優勝馬ワカタカだけは、使用が決定していたようです。
-----引用 ここから-----
※ 東京第11レースにつきましては 「1stダービーメモリーズ ワカタカカップ」として既にレース名が決定しておりました。
-----引用 ここまで-----
プロフィール。
-----引用 ここから-----
■第1回優勝 ワカタカ
父 : トウルヌソル
母 : サラ系 種信
馬主 : 乾 鼎一氏
生産者 : 下総御料牧場
調教師 : 東原 玉造
騎手 : 函館 孫作
通算成績 : 21戦12勝
主な勝鞍 : 日本ダービー
ワカタカ
デビュー戦は5着に敗れたが、その3週間後に東京競馬場で2着に10馬身差をつけて圧勝し、東京優駿大競走(現在の日本ダービー)に出走した。1番人気に応えてわずか3戦目で記念すべき第1回目のダービー馬となった。
-----引用 ここまで-----
生産者が下総御料牧場でびっくり。ここは皇室の牧場ですね。
昔は馬というのは今以上にずっと高価なものでしたから、競走馬を作っているところと言うと限られていたのかもしれません。
父はトウルヌソルという日本を代表する名種牡馬。
近年になってその名を冠したモンテトウルヌソルがいました。確か血統ではなく、名種牡馬にちなんでってことだったですし、それだけ良い種牡馬だったんでしょうね。
■2013/5/21 トキノミノルC ファンの選ぶ日本ダービー馬 1932~1950s「ダービーメモリーズ」ファン投票
1932~1950sの投票結果。
-----引用 ここから-----
1932~1950s ダービーメモリーズ トキノミノルカップ (京都第11レース)
順位 回 年度 優勝馬 票数
1 第18回 1951 トキノミノル 17,261
2 第10回 1941 セントライト 13,891
3 第12回 1943 クリフジ 9,310
4 第 2回 1933 カブトヤマ 3,482
5 第23回 1956 ハクチカラ 3,357
6 第 8回 1939 クモハタ 2,012
7 第21回 1954 ゴールデンウエーブ 1,635
8 第24回 1957 ヒカルメイジ 1,384
9 第26回 1959 コマツヒカリ 980
10 第 6回 1937 ヒサトモ 890
11 第16回 1949 タチカゼ 837
12 第19回 1952 クリノハナ 720
13 第25回 1958 ダイゴホマレ 707
14 第13回 1944 カイソウ 705
15 第20回 1953 ボストニアン 679
16 第11回 1942 ミナミホマレ 624
17 第15回 1948 ミハルオー 562
18 第22回 1955 オートキツ 507
19 第14回 1947 マツミドリ 465
20 第17回 1950 クモノハナ 401
21 第 5回 1936 トクマサ 313
22 第 3回 1934 フレーモア 252
23 第 4回 1935 ガヴアナー 201
24 第 7回 1938 スゲヌマ 188
25 第 9回 1940 イエリユウ 174
選択無 1,985
合計 63,522
http://www.jra.go.jp/news/201304/040102.html
-----引用 ここまで-----
セントライト、クリフジ、クモハタといった聞いたことのある馬が。
セントライト記念の由来は知っていましたけど、カブトヤマ記念ってのもたぶんカブトヤマから取ったんでしょうね。知りませんでした。
そんな中で選ばれたのはトキノミノル。
-----引用 ここから-----
■第18回優勝 トキノミノル
父 : セフト
母 : 第弐タイランツクヰーン
馬主 : 永田雅一氏
生産者 : 本桐牧場
調教師 : 田中 和一郎
騎手 : 岩下 密政
通算成績 : 10戦10勝
主な勝鞍 : 皐月賞、日本ダービー
トキノミノル
デビュー時はパーフェクトの名で出走した。デビューから連戦連勝で、クリフジ以来史上2頭目となる無敗でのクラシック二冠を達成したが、ダービーの17日後に破傷風で急死した。
10戦10勝うちレコード勝ち7回という輝かしい成績を残し「幻の馬」と称された。1984年には顕彰馬に選出された。
-----引用 ここまで-----
本当、幻の馬。これは心に残りますわ。
-----引用 ここから-----
トキノミノルは日本の競走馬である。10戦10勝・うちレコード優勝7回という成績でクラシック二冠を制したが、東京優駿(日本ダービー)の競走17日後に破傷風で急死、「幻の馬」と称された。戦後中央競馬で10走以上した馬で、唯一全勝を記録している[注 1]。主戦騎手は岩下密政。1984年、顕彰馬に選出。デビュー当初は「パーフエクト(パーフェクト。以下同様に記述)」の名称で出走していた。
1^ 戦前にクリフジが11戦11勝という成績を残している。
(略)
デビュー戦の圧勝と改名
1950年7月、函館競馬場に移動して初戦を迎えたが、競走2日前の発馬練習で気性の悪い部分を見せ、また全姉ダーリングも発馬に難のある馬だったため、一旦は出馬登録を拒否された。当時の有力馬主であった栗林友二の口利きで出走が認められるも、評価は1番人気から大きく離された2番人気(3頭立て)だった。
発走直前には再び暴れて騎手の岩下を振り落としたが、レースが始まると素直なスタートを見せ、先頭に立つ。道中でそのまま他馬を引き離すと、ゴールでは2着マッターホンに8馬身差をつけて優勝。勝ちタイム48秒1は芝800mの日本レコード、上がり3ハロン35秒0は当時としては驚異的な走破タイムであった。
当日の晩に田中が永田へ勝利報告の電話を掛けると、永田はパーフェクトを買ったことを忘れており、「何だそれは」と問い返したという。しかし数日後に田中厩舎を訪れた際には、田中と、挨拶に来ていた笠木を前に「君たちのお陰でダービーが取れるんだよ」と上機嫌であった。また永田はこの場でパーフェクトの競走名を「トキノミノル」に替えることを決定。この名前には「競馬に懸けた時が実るときが来た」という意味とされ、また「トキノ」については永田が尊敬していた菊池寛が使用した冠名の借用で、ダービーを意識する期待馬のみに使用するものだった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%83%AB
-----引用 ここまで-----
戦績はまさにパーフェクトでしたが、名前はパーフェクトじゃなくなったんですね。これまたドラマチックです。
■2013/5/21 シンザンC ファンの選ぶ日本ダービー馬 1960s「ダービーメモリーズ」ファン投票
1960sの投票結果。当然選ばれるであろうシンザンです。
-----引用 ここから-----
1960s ダービーメモリーズ シンザンカップ (東京第6レース)
順位 回 年度 優勝馬 票数
1 第31回 1964 シンザン 35,202
2 第32回 1965 キーストン 9,765
3 第27回 1960 コダマ 5,415
4 第30回 1963 メイズイ 3,013
5 第35回 1968 タニノハローモア 2,563
6 第36回 1969 ダイシンボルガード 2,454
7 第34回 1967 アサデンコウ 1,377
8 第33回 1966 テイトオー 1,279
9 第28回 1961 ハクシヨウ 663
10 第29回 1962 フエアーウイン 629
選択無 1,162
合計 63,522
http://www.jra.go.jp/news/201304/040102.html
-----引用 ここまで-----
2位のキーストンの方がなぜか聞いたことないですが、コダマはあります。
-----引用 ここから-----
■第31回 シンザン
父 : ヒンドスタン
母 : ハヤノボリ
馬主 : 橋元幸吉氏
生産者 : 松橋吉松
調教師 : 武田 文吾
騎手 : 栗田 勝
通算成績 : 19戦15勝
主な勝鞍 : 皐月賞、日本ダービー、
菊花賞、宝塚記念(’65)、
天皇賞(秋)(’65)、有馬記念(’65)
セントライト以来23年振り、戦後初のクラシック三冠馬となった。当時牡馬が出走可能なGI級競走を全て制し、八大競走の勝利数から「五冠馬」と称された。競走成績19戦全てで連対し、1984年には顕彰馬に選出された。
種牡馬としては、クラシック二冠のミホシンザンなどを輩出した。
京都競馬場にはシンザンの銅像が設置されており、毎年1月の京都競馬では「シンザン記念」というレースが行われている。
-----引用 ここまで-----
シンザンは本当歴史的な名馬ですね。つくづく父系で血が残らなかったのが残念です。
-----引用 ここから-----
引退後は種牡馬となったが、当時は海外から輸入した種牡馬の活躍が著しく、内国産種牡馬の成績は低迷していた。そのような状況に配慮して、シンザンを繋養した谷川牧場は、「儲けることよりもシンザンの血統を後世に伝えることが重要」と考え、シンザンの種付け料は20万円に設定された。なお、競走馬引退後のシンザンの世話は谷川牧場の従業員・斉藤優が担当した。
スガノホマレがレコードタイムを5回記録し、シルバーランドが日本で初めて芝2000メートルで2分を切るタイムを記録するなど産駒がスピードを示すようになると、シンザンの種牡馬としての人気は次第に高まり、1978年の5位を最高に合計7回種牡馬ランキングのトップ10に入った。ライターの山河拓也は、シンザンの活躍によって内国産種牡馬が見直され、アローエクスプレスやトウショウボーイの活躍に繋がったとしている。1980年代に入ると種牡馬成績は次第に下降し、1980年に内国産種牡馬1位の座をアローエクスプレスに奪われ、1985年にはリーディングサイアートップ10から陥落した。
産駒からは八大競走などの大レースを勝つ馬がなかなか出なかったが、1981年にミナガワマンナが菊花賞に優勝した。この時点でシンザンは高齢であったためミナガワマンナは「シンザン最後の大物」とも呼ばれたが、さらにそのあと代表産駒となる二冠馬ミホシンザンが登場した。
シンザンはミホシンザンが天皇賞(春)を制した1987年に、受精能力低下により種牡馬を引退した。最終的に産駒の重賞勝利数は49勝に達した。この記録は戦後の内国産馬としてはフジキセキ、トサミドリに次ぐ第3位である。また、1969年 - 1992年には産駒24年連続勝利の記録を打ち立てた。これはのちにノーザンテーストが更新するまで日本最長記録だった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%83%B3
-----引用 ここまで-----
■2013/5/21 タケホープC ファンの選ぶ日本ダービー馬 1970s「ダービーメモリーズ」ファン投票
1970sの投票結果。
-----引用 ここから-----
1970s ダービーメモリーズ タケホープカップ (東京第7レース)
順位 回 年度 優勝馬 票数
1 第40回 1973 タケホープ 17,442
2 第42回 1975 カブラヤオー 13,454
3 第46回 1979 カツラノハイセイコ 8,745
4 第37回 1970 タニノムーティエ 4,860
5 第38回 1971 ヒカルイマイ 4,227
6 第43回 1976 クライムカイザー 3,708
7 第39回 1972 ロングエース 3,011
8 第44回 1977 ラッキールーラ 3,006
9 第45回 1978 サクラショウリ 3,000
10 第41回 1974 コーネルランサー 858
選択無 1,211
合計 63,522
http://www.jra.go.jp/news/201304/040102.html
-----引用 ここまで-----
ここらへん来ると聞いたことある馬多いですね。カブラヤオー、カツラノハイセイコ、タニノムーティエ、ロングエースあたりは確実に覚えがあります。
サクラショウリも聞いた覚えあるものの、ありそうな名前ですので記憶違いかも。
-----引用 ここから-----
■第40回 タケホープ
父 : インデイアナ
母 : ハヤフブキ
馬主 : 近藤たけ氏
生産者 : 谷川牧場
調教師 : 稲葉 幸夫
騎手 : 嶋田 功
通算成績 : 19戦7勝
主な勝鞍 : 日本ダービー、菊花賞、
天皇賞(春)(’74)
ハイセイコーのライバルとされ、日本ダービー、菊花賞を制した二冠馬。
ダービーでは、単勝支持率66.6%の圧倒的支持を得たハイセイコーを差し切って優勝し、菊花賞でもハイセイコーにハナ差で勝利し二冠馬となる。翌年には天皇賞(春)も勝利。
-----引用 ここまで-----
ハイセイコーは人気という意味で、すごい馬でしたね。歴史的な人気馬です。
タケホープは憎まれ役にはならなかったんでしょうか?
-----引用 ここから-----
3歳~4歳時
1972年7月15日に東京競馬場で行われた新馬戦でデビュー、単勝1番人気に応え勝利した。ところが2勝目をあげるのに手間取り、2勝目を上げたのは年が明けた1973年1月の200万下条件戦の若竹賞での事だった。その後、皐月賞を目指して東京4歳ステークスに出走したが3着、弥生賞はハイセイコーの前に7着と敗れ、皐月賞出走は叶わなかった。
皐月賞に出る事ができなかったタケホープはダービー出走を掛けて、東京競馬場で行われた四歳中距離特別に出走。サクラチェスにハナ差の勝利を収め、日本ダービー出走にこぎつけた。この時、タケホープの主戦騎手だった嶋田功は「ハイセイコーが四ツ脚なら、こっちだって四ツ脚だよ」という発言をしている。周囲やマスコミには皮肉としか受け取られなかったが、嶋田とタケホープを管理する稲葉幸夫調教師はそれなりの勝算を持っていたという。
日本ダービーでは、単勝支持率66.6パーセントという圧倒的支持を得たハイセイコーに対し、タケホープは9番人気に過ぎなかった。だが、レースでは最後の直線で先頭に立ったハイセイコーを差し切り勝利した。ハイセイコーは1秒弱離された3着に敗れている。
秋初戦は京都新聞杯から始動しハイセイコーと再び対決したが、ハイセイコーが2着だったのに対し、タケホープは6番人気と低評価だった上に8着と大敗した。この京都新聞杯の結果が影響したのか、クラシック三冠最終戦の菊花賞では、嶋田が落馬負傷するアクシデントで急遽武邦彦に乗り替わった事も不安視されて、6番人気と低評価だった。だが、レースではマッチレースの末にハイセイコーをハナ差で下し、二冠馬となった(2012年現在、日本ダービーと菊花賞の二冠馬はタケホープの他にはクリフジのみ。どちらも皐月賞不参戦馬である)。年末にはこの年の優駿賞年度代表馬及び最優秀4歳牡馬に選出された。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%B1%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%97
-----引用 ここまで-----
憎まれ役っていう話はWikipediaにはありませんでした。
■2013/5/21 シンボリルドルフC ファンの選ぶ日本ダービー馬 1980s「ダービーメモリーズ」ファン投票
1980sの投票結果は当然シンボリルドルフ。ダービーだと歴史的な名馬がザクザク出てきて、鼻血出そうです。
-----引用 ここから-----
1980s ダービーメモリーズ シンボリルドルフカップ (東京第8レース)
順位 回 年度 優勝馬 票数
1 第51回 1984 シンボリルドルフ 32,203
2 第50回 1983 ミスターシービー 13,502
3 第54回 1987 メリーナイス 4,019
4 第53回 1986 ダイナガリバー 3,123
5 第56回 1989 ウィナーズサークル 2,904
6 第55回 1988 サクラチヨノオー 1,946
7 第47回 1980 オペックホース 1,706
8 第49回 1982 バンブーアトラス 1,249
9 第48回 1981 カツトップエース 964
10 第52回 1985 シリウスシンボリ 913
選択無 993
合計 63,522
http://www.jra.go.jp/news/201304/040102.html
-----引用 ここまで-----
1980年代くらいからは完璧にわかっても良さそうですが、オペックホース、カツトップエースが全く聞いたことありませんでした。
そして、シリウスシンボリって何でこんなに票数少ないんでしょう?日本の競馬としてはたいへん重要な馬ですけどね。不思議。
-----引用 ここから-----
1984年9月16日、中山競馬場の新馬戦1着でデビュー。次走は斜行のため失格となり、3走目は2着と敗れるが、府中3歳ステークス、若葉賞と連勝した。皐月賞は馬主の和田共弘と調教師の二本柳俊夫の対立(シリウスシンボリ移籍事件、詳細は二本柳俊夫を参照)の影響で出走できず、若葉賞の次は東京優駿(日本ダービー)に出走し、皐月賞を5馬身差で優勝したミホシンザンが骨折で回避したこともあり単勝1番人気に推された。レースは荒れた重馬場の中、ほぼ全頭が大外ラチ沿いを回る異例の展開となった中、スダホークを3馬身差で下し優勝馬になった。
東京優駿(日本ダービー)後はシンボリルドルフに帯同して海外に遠征する予定であったが、シンボリルドルフが故障のため遠征を中止したことから、単独で渡欧した。日本に戻ったのは1987年の秋になったため、同世代の二冠馬ミホシンザンとは一度も対戦していない。海外では14走してバーデン大賞 (GI) 4着、フォワ賞 (GIII) 2着やロワイヤルオーク賞 (GI) 3着などの成績を残し、シーシック賞では1番人気に推されたが3着と勝利することはできなかった。また凱旋門賞にも出走し、結果はダンシングブレーヴの14着ではあるが、まれにみる高レベルのレースのなかで積極的にレースを運んでの14着である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AA
-----引用 ここまで-----
さて、シンボリルドルフの方。
-----引用 ここから-----
■第51回優勝 シンボリルドルフ
父 : パーソロン
母 : スイートルナ
馬 主 : シンボリ牧場
生産者 : シンボリ牧場
調教師 : 野平 祐二
騎手 : 岡部 幸雄
通算成績 : 16戦13勝(内海外成績1戦0勝)
主な勝鞍 : 皐月賞、日本ダービー、
菊花賞、有馬記念(’84・’85)、
天皇賞(春)(’85)、
ジャパンカップ(’85)
シンボリルドルフ
史上4頭目のクラシック三冠馬で、初めて無敗で三冠を達成した。
1984年、1985年と2年連続でJRA賞年度代表馬となり、1987年には顕彰馬に選出される。GIレースを7勝し、その成績や馬名から「皇帝」「七冠馬」とも称された。
引退後は種牡馬として活躍し、GIレース4勝の二冠馬トウカイテイオーなどを輩出。
-----引用 ここまで-----
シンボリルドルフの血統も続いて欲しかったなぁ……。たいへん残念です。
-----引用 ここから-----
シンボリルドルフは公開入札という広く株主を募集する手法で10億円(2000万円×50株)のシンジケートが組まれ、北海道門別町のシンボリ牧場で種牡馬生活に入った。1世代目の産駒が1990年にデビューし、そのなかから自身に勝るとも劣らないGI4勝の二冠馬トウカイテイオーを出した。このトウカイテイオーにより父子2代連続の無敗での皐月賞・東京優駿の二冠制覇を達成した。2世代目の産駒からも4歳牝馬特別、東京新聞杯優勝のキョウワホウセキや、ステイヤーズステークス優勝、宝塚記念2着のアイルトンシンボリ、フランスの重賞で2着に入ったジャムシードを輩出した。1994年にはアイルトンシンボリらの活躍により生涯の最高位となる種牡馬ランキング6位に入った。その後中央競馬の重賞馬を出せないでいたが、1999年にツルマルツヨシが朝日チャレンジカップ、京都大賞典に優勝した。
2000年に行われた「20世紀の名馬大投票」で22,521票を獲得し、6位に選出された。ちなみに1位はナリタブライアンで、得票は37,798票だった。また、雑誌『Number』で行われた競馬関係者による「20世紀の名馬アンケート」ではシンザンに次ぐ2位に選ばれた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95
-----引用 ここまで-----
ツルマルツヨシは期待していて種牡馬入りもしたんですけど、まあ、やっぱりすごい子は出ませんでした。
■2013/5/21 ナリタブライアンC ファンの選ぶ日本ダービー馬 1990s「ダービーメモリーズ」ファン投票
1990sの投票結果も三冠馬。大体三冠馬ですね。
-----引用 ここから-----
1990s ダービーメモリーズ ナリタブライアンカップ (京都第9レース)
順位 回 年度 優勝馬 票数
1 第61回 1994 ナリタブライアン 16,510
2 第58回 1991 トウカイテイオー 13,067
3 第65回 1998 スペシャルウィーク 10,466
4 第59回 1992 ミホノブルボン 6,159
5 第60回 1993 ウイニングチケット 4,000
6 第57回 1990 アイネスフウジン 3,711
7 第64回 1997 サニーブライアン 3,231
8 第63回 1996 フサイチコンコルド 2,511
9 第66回 1999 アドマイヤベガ 1,916
10 第62回 1995 タヤスツヨシ 1,392
選択無 559
合計 63,522
http://www.jra.go.jp/news/201304/040102.html
-----引用 ここまで-----
しかし、ここは票が割れましたね。それだけ豪華だったということでしょうか?
あと、サニーブライアンの方がフサイチコンコルドやアドマイヤベガより上ってのはちょっと意外でした。
-----引用 ここから-----
■第61回優勝 ナリタブライアン
父 : ブライアンズタイム
母 : パシフィカス
馬主 : 山路秀則氏
生産者 : 早田牧場新冠支場
調教師 : 大久保 正陽
騎手 : 南井 克巳
通算成績 : 21戦12勝
主な勝鞍 : 朝日杯3歳ステークス(’93)、
皐月賞、日本ダービー、
菊花賞、有馬記念(’94)
史上5頭目の三冠馬。「ビワハヤヒデの弟」としてデビュー時より注目を集める。気性改善のために装着したシャドーロールが代名詞的な存在となり、「シャドーロールの怪物」とも呼ばれた。
朝日杯3歳ステークスから有馬記念までクラシック三冠を含むGIレースを5連勝して、1994年のJRA賞年度代表馬に選出され、1997年には顕彰馬にも選出された。
-----引用 ここまで-----
ナリタブライアンは早世してしまったのが、たいへん残念です。有力馬も残せませんでした。
-----引用 ここから-----
第26回高松宮杯出走後に発症した屈腱炎が原因となって1996年10月に競走馬を引退した。競走馬を引退したあとは種牡馬となったが、1998年9月に胃破裂を発症し、安楽死の措置がとられた。(略)
牡馬としてのナリタブライアン
ナリタブライアンは2世代にわたって産駒を残しており、死亡から2年後の2000年に1世代目が、翌2001年に2世代目がデビューした。しかし、重賞を勝つ馬は出なかった(重賞ではマイネヴィータ・ダイタクフラッグが記録した2着、GIでは2002年皐月賞でダイタクフラッグが記録した4着が最高着順)。また、1頭も後継種牡馬を残すことが出来なかった。産駒に牝馬が多かったため、母の父として血を残すことが期待されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3
-----引用 ここまで-----
有力馬の集まる2世代で重賞馬が出なかったところを見ると、大物は出なかったかもしれませんけど、やはり残念なことには変わりありません。
■2013/5/21 ディープインパクトC ファンの選ぶ日本ダービー馬 2000s「ダービーメモリーズ」ファン投票
2000sの投票結果もやっぱり三冠馬。
-----引用 ここから-----
2000s ダービーメモリーズ ディープインパクトカップ (京都第10レース)
順位 回 年度 優勝馬 票数
1 第72回 2005 ディープインパクト 28,488
2 第74回 2007 ウオッカ 16,687
3 第71回 2004 キングカメハメハ 5,628
4 第68回 2001 ジャングルポケット 4,011
5 第67回 2000 アグネスフライト 2,103
6 第73回 2006 メイショウサムソン 2,070
7 第69回 2002 タニノギムレット 1,505
8 第75回 2008 ディープスカイ 1,329
9 第70回 2003 ネオユニヴァース 1,253
選択無 448
合計 63,522
http://www.jra.go.jp/news/201304/040102.html
-----引用 ここまで-----
対象は2009年までで、今年初め時点での現役馬を除く……でした。
この条件で外れたのは2009年の勝ち馬ですね。ロジユニヴァースです。
というか、まだ現役だったんだ……。
私は好きな馬ということでジャングルポケット。票数見ると意外に検討しています。
地味くさいメイショウサムソン(でも、好きでした)が良くって、タニノギムレットやディープスカイという強かったなぁと思う馬が不人気。よくわからないですね。
(ディープスカイよくよく見ると、ダービー以降3着を外していないものの、G1勝ってなかったんですね)
あと、タニノギムレットとウオッカが、親子で同じランキングに入っていて笑いました。早く引退しましたからね。
-----引用 ここから-----
■第72回優勝 ディープインパクト
父 : サンデーサイレンス
母 : ウインドインハーヘア
馬主 : 金子真人氏
生産者 : ノーザンファーム
調教師 : 池江 泰郎
騎手 : 武 豊
通算成績 : 14戦12勝(内海外成績1戦0勝)
主な勝鞍 : 皐月賞、日本ダービー、
菊花賞、天皇賞(春)(’06)、
宝塚記念(’06)、
ジャパンカップ(’06)、
有馬記念(’06)
“皇帝”シンボリルドルフに次ぐ、史上2頭目の無敗の三冠馬。
2005年、2006年と2年連続でJRA賞年度代表馬に選出され、2008年には顕彰馬にも選出された。騎乗した武豊騎手が「空を飛ぶような走り」と表現し、その走りについてはストライド(歩幅)や走行フォームに至るまであらゆる角度から科学的に分析されるなどして注目を集めた。
-----引用 ここまで-----
ディープインパクトは種牡馬としても成功しそうで、今年のダービー1番人気もディープインパクト産駒のキズナです。
-----引用 ここから-----
2010年(平成22年)に初年度産駒がデビューした。6月26日に福島競馬場で行われたメイクデビュー福島にてサイレントソニックが勝利し、産駒の中央競馬初勝利を記録した。その後も産駒の勝利数は順調に増え続け、11月21日に京都競馬場で行われた2歳未勝利戦でボレアスが勝利し、産駒26頭目の勝ち馬となり、2005年(平成17年)にアグネスタキオンが記録した25頭を抜きJRA2歳新種牡馬の勝馬頭数の新記録を達成。さらに11月27日には京都競馬場で行われた2歳未勝利戦でハッピーグラスが勝利して、産駒のJRA通算勝利数が31勝となった。これにより父サンデーサイレンスが持っていた種牡馬供用初年度のJRA通算勝利数30勝の記録を16年ぶりに更新した。さらに12月25日には阪神競馬場で行われたラジオNIKKEI杯2歳ステークスでダノンバラードが1着になり、産駒初の重賞制覇となった。最終的に初年度産駒がJRAの2歳戦で41勝し、総獲得賞金5億3704万3000円をあげた結果、ディープインパクトは2010年度のJRA2歳リーディングサイアーに輝いた。なお、この産駒出走初年度の総獲得賞金記録も、サンデーサイレンスが持っていた4億9062万5000円の記録を16年ぶりに更新することとなった。
2011年(平成23年)にはマルセリーナが桜花賞を制し、産駒のGI競走およびクラシック初制覇を果たした。(略)
2012年(平成24年)に入ると、ジェンティルドンナが桜花賞を制し、産駒初の重賞2勝馬の誕生となった[注 18]。後に同馬は優駿牝馬、秋華賞も制し、牝馬クラシック三冠を達成すると同時に、日本競馬史上初の親子での三冠馬となった[注 19]。さらに同馬は3歳牝馬として初めてジャパンカップも制し、同競走では史上3組目となる父仔制覇となった。4月15日にはフランスのグロット賞 (G3) をビューティーパーラー (Beauty Parlour) が勝利し、産駒初の日本国外重賞初制覇を果たした。同馬は続く5月13日、プール・デッセ・デ・プーリッシュ(フランス1000ギニー) (G1) にも勝利し、日本国外のG1競走初制覇も達成した。そして5月27日に行われた第79回東京優駿(日本ダービー)でディープブリランテが優勝し、史上7組目の父仔ダービー制覇を成し遂げた。最終的には産駒がG1・5勝を含む重賞18勝を挙げるなど活躍し、初のJRAリーディングサイアーに輝いた。産駒はJRAで216勝を挙げたが、これはキングカメハメハの184勝(2011年)を塗り替える、内国産種牡馬のJRA年間勝利数の新記録である。また、JRA2歳リーディングサイアーの座も獲得した。種牡馬デビューから3年連続での2歳リーディングサイアー獲得は、父・サンデーサイレンスも成し得なかった快記録である。なお、中央・地方合算の全国リーディングも獲得している。これらの産駒の活躍で翌2013年の種付料は、種付時までに全納のみで1,500万円(不受胎時全額返還)にまで値上げされたが、すぐにBOOK FULLとなるなど、サンデーサイレンスの後継種牡馬の一頭と目されている。なお、東京優駿とジャパンカップをそれぞれ別の馬で父仔制覇を成し遂げたのはディープインパクトが初である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%97%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88_%28%E7%AB%B6%E8%B5%B0%E9%A6%AC%29
-----引用 ここまで-----
■2013/3/22 日本で最高評価のレースはジャパンカップで世界10位 有馬記念は宝塚より下
世界で高評価の国内レースは (文 有吉正徳 2013年3月22日 朝日新聞)によると、国内最高の評価を受けたレースはジャパンカップ。世界10位でした。
これは、国際競馬統括機関連盟は世界のGIレースの上位50レースを選び、そのランキングを発表したものによります。日本からはジャパンカップのほか宝塚記念(17位)、有馬記念(19位)、天皇賞・秋(20位)の4レースがランクインしました。
釈然としない順番だろうと思いますが、決め方は以下。
-----引用 ここから-----
レースの順位は2010~12年の3年間のレースレベルを数値化し、その平均値で決められた。それぞれのレースの数値は上位4頭の成績を基に決められた。出走馬が粒ぞろいであればあるほどレースの数値は上がる。
-----引用 ここまで-----
1位も変なレースになっています。2位・3位もマイル戦で違和感があります。
-----引用 ここから-----
1位になったのは英チャンピオンSだった。理由は怪物フランケルだ。その生涯成績14戦14勝というフランケルが昨年、引退レースに選んだのがチャンピオンS。フランケルが優勝したことでレースの価値が一気に上がった。2位は米ブリーダーズカップマイルで、3位はフランスの凱旋門賞とジャック・ル・マロワ賞が並んだ。
-----引用 ここまで-----
あとこのやり方だと、3歳戦は悪く出ているのかも。ヨーロッパと言えば、3歳馬なのに…。
2024年9月16日月曜日
フォーティナイナーズサン、フォーティナイナーの息子じゃなかった…
■2021/12/08 フォーティナイナーズサン、フォーティナイナーの息子じゃなかった…
この前「サンオブロジータ」という馬がいて、「まさかロジータの息子なわけないよね?」と気になりました。「サン」が「Son」なら息子という意味。昔ロジータという牝馬がいて、このロジータから広がった一族が活躍していた時期があったんですよ。
ただ、昔であるために息子ということはあり得ません。「grandson」(グランドサン、孫」ですらダメそう。そして、「グランドサンオブロジータ」となり、全然収まりません。
一族だとしたとした場合、有り得そうなのはひ孫くらいじゃないですかね。検索してみると、ひ孫だと「great grandson」と言うそうな。「グレートグランドサンオブロジータ」じゃ全く9文字に収まりませんね。長すぎて英名でもアウトですわ。
…とここまで考えたところでやっと血統表を見ることに。その前に戦績も見ておくと、2021/07/31時点では13戦2勝。2勝はいずれも地方で1勝クラスです。中央入り2戦目から泉谷楓真騎手で8番人気3着、秋山稔樹騎手で7番人気3着とあまり人気がないながらも連続で好走した時期もありました。
ここで関係者も色気が出たのか、大幅な鞍上強化で大御所の横山典弘騎手を招聘して本気モード。5番人気と今までより人気します。ところが、好走できないどころか、人気より悪い7着に。その後も悪かったので、このまま苦戦が続くかもしれません。
一方、今回の目的である血統の方ですが、サンオブロジータは当然ながらロジータの子ではありませんでした。ただ、一族ではあり、ひ孫ですね。母系はロジータ、シスターソノ、ラブハミングと続いて、サンオブロジータとなっています。祖母のシスターソノからはダートのG1を3勝したレギュラーメンバーが出ています。
サンオブロジータ自身も父がスウェプトオーヴァーボードというダート向きに見える血統。今のところ芝の出走もなく、ダート一筋でやっています。
…とこのように書いてきたものの、そもそも「サン」は「Son」ではなく「Sun」(太陽)などの可能性もあります。そこで馬名の由来を確認してみると、「ロジータの血を受け継ぐもの、ロジータの子」となっていました。かなり無理矢理ですね。ちなみにすでにタマをとって「せん馬」となっているので、もうこれ以上ロジータの血を受け継ぐことはできません。
あと、サンオブロジータの父スウェプトオーヴァーボードの父はエンドスウィープで、父父がフォーティナイナー。「Son」(息子)の馬名で一番有名なのはこのフォーティナイナー産駒のフォーティナイナーズサン(Fourty Niners Son)だろうと思って検索してびっくり!
なんとフォーティナイナーズサンも息子じゃないのに「Son」(息子)という名前でしたわ。本当は「フォーティナイナーズグランドサン」だったようです。父はDistorted Humorで、フォーティナイナーは祖父でした。そう考えると、「サンオブロジータ」とあまり変わりありません。今回、これが一番びっくりしましたね…。
2024年9月15日日曜日
岡田繁幸伝説 米博物館で写真間違い指摘、スタッフびっくり
■2021/05/23 岡田繁幸氏の訃報にファンが熱いコメントを寄せる
■2021/05/23 急死した岡田繁幸血統の馬で、ラフィアン初のクラシック制覇!
■2021/09/01 契約寸前まで行った住宅「種牡馬を買うからごめん」と解約に
■2021/09/01 取材先に偶然いた岡田繁幸氏、初対面の記者相手に2時間しゃべり倒す
■2018/07/29 複数の意味で名馬スーパークリークを生み出したのが岡田繁幸氏
■2019/06/26 重賞馬はラフィアンだらけ…関係が深かった中村均調教師
■2019/06/26 100万円の馬を買うのに奥さんに相談してた岡田繁幸さん
■2018/03/15 岡田繁幸伝説 米博物館で写真間違い指摘、スタッフびっくり
コスモオーナーズの鈴木秀敏さんは、キーンランド(アメリカ・ケンタッキー州)のセプテンバーセールの合間にケンタッキーホースパークに昼食を兼ねて訪れました。
で、博物館を見学していると、いっしょにいた岡田繁幸さんが、アメリカ三冠馬シアトルスルーとして紹介されている展示物を見るなり、以下のように断言。
「この写真、違う馬だよ。シアトルスルーではなく、フォアゴーだと思うよ。体の造りが違うよ。トモの付く位置と地面を蹴った時の飛節がシアトルスルーではないんだ。この馬はフォアゴーなんだよな……」
(Our Pleasure2017年11月号より)
すぐに手元のスマートフォンでシアトルスルーとフォアゴーの写真を検索すると、確かに指摘通り。館内のスタッフに声をかけて一連の流れを説明し、展示物の写真と検索した写真を照合してもらったところ、スタッフが非常に驚いていたとのことです。
岡田さんは結構予想を外しますし、大ぼらみたいなことも言いますけど、こういうところはさすが。職人肌ですね。
2021年3月に岡田繁幸さんが亡くなっていたと、だいぶ経ってから知って驚きました。ビッグレッドファームグループでは広報誌が廃止されたので、体調を崩していたという話も知らなかったですね。まだ71歳。今の時代なら「早すぎる」という死でしょう。私は岡田繁幸さんに惚れてラフィアンに入ったクチなので、ショックが大きいです。(ただし、入ってすぐに長男さんに譲ってラフィアンを辞められてしまったので、勝手に騙されたような気分でした)
<「マイネル軍団」の総帥として知られる岡田繁幸氏が19日、亡くなったことが分かった。死因は不明。ちょうど71歳の誕生日だった>
(“相馬眼の天才”岡田繁幸総帥が死去 | 競馬ニュース - netkeiba.com 2021年03月19日(金) 21時08分より)
岡田繁幸さんは個性が強く、嫌いな人も多かった一方で、ファンも多かったです。訃報に際しては、コメント欄での熱いコメントも多く、目頭が熱くなりました。
<岡田総帥はいい意味で永遠の競馬少年という印象でした。
パドック解説など聞いていると、本当に競馬がお好きで情熱を注いでらっしゃるのだなあと感じられたし、とても楽しかったです。
個人的に一番印象に残るとなるとコスモバルクでの挑戦になりますかね…
道営所属のまま走らせ続けることや調整方法に賛否両論飛ぶこともありましたが、
真っ直ぐな理念と強い信念を感じました。
ご自身ではクラシック制覇は叶いませんでしたが、残されたスタッフの皆さん、
会員の皆さん、ゆかりの馬たちで夢を叶えて欲しいと切に願います>
■2021/05/23 急死した岡田繁幸血統の馬で、ラフィアン初のクラシック制覇!
で、このタイミングでついにビッグレッドファームのクラシック初制覇が来ましたよ。最近長男さんのラフィアンが冴えず、退会して弟さんのウイン一本で行こうと思っていたところなのですが、ラフィアンの方です。ユーバーレーベンがオークスを制覇しました!(でもラフィアンは退会します)
鞍上が初G1か?ってほど喜んでいるように見えたので、未勝利でもガッツポーズするラフィアン主戦の柴田大知騎手がまさかの好騎乗?と一瞬思ってしまいましたが、柴田大知騎手はユーバーレーベンに一度乗っただけで、しかも、ユーバーレーベン唯一の着外という方。今回はミルコ・デムーロ騎手でした。ミルコ・デムーロ騎手は以前と比べて成績が落ちて悪く言われていますし、G1勝利は嬉しかったんでしょうね。気持ちが入っていました。ミルコ・デムーロ騎手の勝利に感動している人も多かったです。
この話は最初、ラフィアンはなんで三流騎手使うの?と書いていた話に追記しようとも思っていたのですが、騎手が良ければラフィアンはもっと勝てるのに!といった反応も今回ありました。出資者としても騎手だけは本当いつも不満。もう少し良い騎手に乗ってもらって、岡田繁幸さんが生きていらっしゃるうちにクラシックを制覇しておきたかったですね…。
ああ、あと、ゴールドシップ産駒のG1に感動している人も多かったです。ユーバーレーベンは父が岡田繁幸さんが種牡馬として惚れ込んでいたゴールドシップですから、そういう意味でも感動的ですね。私なんかはゴールドシップのことを、オルフェーヴルの劣化コピー種牡馬などと見る目のないことを言っていました。ホントすみません。
また、ユーバーレーベンはクラシックを期待されたマイネヌーヴェルの孫というラフィアン血統。マイネヌーヴェルの兄弟マイネルチャールズもクラシックが期待された馬でしたし、戦績は両馬ほどではありませんでしたが、ユーバーレーベンの兄マイネルファンロンも私はクラシックを期待した馬でした。
マイネヌーヴェルの母マイネプリテンダーから4代続くマイネル血統でのクラシック制覇というのも、感慨深いものがあるでしょう。いわば父も母系も岡田繁幸さんが見出した馬でのクラシック制覇。本当、生きていらっしゃれば…と、残念でなりません。
2023/06/25追記:正直あんまり関係ないんですが、2017年度・好きな2歳牡馬候補にリストアップしたときのマイネルファンロンのメモが出てきたので、転載しておきます。
<2017年度・好きな 2歳牡馬>
マイネルファンロン (岡田繁幸にまとめ予定)
好きだったマイネヌーヴェルの孫で、やはり好きだったマイネルチャールズの甥ということで指名。マイネヌーヴェルは子供世代ダメだったのが、孫世代ならと思う。
初戦の1800はほとんど促していたが、反応せず。距離伸びてと言われていた。その距離延長の2000となった2戦目では快勝。まだ1勝だけど、好きな血統だけに期待。(2017/10/09)
■2021/09/01 契約寸前まで行った住宅「種牡馬を買うからごめん」と解約に
岡田繁幸さんへのファンのコメント。他にも紹介したいものがあった気がしたので忘れてしまいました。改めて読み直して印象に残ったものを。“マイネル軍団総帥”岡田繁幸氏死去 コスモバルクなど発掘した“相馬眼の天才” | 競馬ニュース - netkeiba.comは、熱いというよりはほのぼのしたコメントがいくつかついていました。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=185322
<よく函館競馬場のフードコートでお見かけしましたよ。楽しそうにセルフサービスでラーメンを召し上がっておられた姿が印象的でした。
ひときわ背が高くそれでいて穏やかな口調で存在感があって、説得力があってまさに総帥。
私も短い間だったけど、ラフィアン会員になれたことは誇りです>
<今から24年くらい前に中古の高級住宅を販売した時に契約寸前で断られた、理由はザグレブと言う種牡馬を購入し予算が無くなったと、、、 イギリスの新聞を見せられて、とても穏やかな人で紳士でした。
その時はまだ競馬をあまり知らなくてコスモバルクが活躍した時に思い出した。
確かザグレブだったような それからはファンになりました>
<グリーンチャンネルでゲスト解説で来ると、不思議と人気薄のマイネルが激走して、その度バツの悪そうな顔で喋ってたのが大好きでした。
もうあのやり取りが見られないのは残念です>
<ホントに残念。あのラッパも聞けなくなると寂しい。人も馬も育てる素晴らしいオーナーでしたね。かえすがえす残念>
■2021/09/01 取材先に偶然いた岡田繁幸氏、初対面の記者相手に2時間しゃべり倒す
上記コメントの最後にあった「ラッパ」というのは「ほら」「大げさな話」のことですね。「ホラを吹く」と同じ意味で「ラッパを吹く」とも言うことがあります。
魅力ある人柄…いつしか“信者”になっていた 岡田繁幸氏の死を悼む | 競馬ニュース - netkeiba.comという記事のデイリースポーツの競馬担当・村上英明記者によると、ナイママ、トラスト、エンで「英国ダービーに出走させたい」と話し、「“また岡田がホラ吹いている”とネットに書かれちゃうな」と楽しそうに笑っていたといいます。
この村上英明記者は、プレイアンドリアルが、北海道から東京競馬場に入厩した時に取材していてたまたま出会ったのが初対面。2時間を優に超えて語られたのには正直、閉口したとのこと。馬のことならいくらでも話せてしまう…というのが、実に岡田繁幸さんらしいです。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=185321
そんな迷惑な目にあったものの、「それでも魅力ある人柄からだろう。いつしか自分は“岡田信者”となっていた」といいます。
コスモバルクについても<「地方競馬活性化のため、地方競馬関係者に勇気を持ってもらうため、地方競馬所属のまま中央のクラシックや大きなレースに勝つ。それが私の夢」とアツく語っていた>といいます。本当熱いですよね。こちらのコメントではそういった熱い系のものが見られました。
<岡田さんは人を惹きつけるものがあった。
この方の見方が正しい間違ってるじゃなくて。
競馬を楽しめる面白さがあった。
大きなことを言うと客観的にはご自身いろいろ言われるだろうと思っていても。
堂々と夢を語ることをやめない。
今思えばこの方そういう面では純真無垢。
そういうとこも惹きつけられた。
大きな存在を失ってしまった>
<「馬を見る天才」この単語を生み出されるきっかけになった人でもありますし実際に見出し方は驚くべきものがありました。。
血統でしか見れない素人からすれば信じられない相馬眼。そして冒険者でもあった>
■2018/07/29 複数の意味で名馬スーパークリークを生み出したのが岡田繁幸氏
スーパークリークは、1980年代後半に巻き起こった第二次競馬ブーム期において、オグリキャップ、イナリワンとともに「平成三強」と呼ばれたスターホースです。春秋の天皇賞を優勝しているんですけど、最初の大きな勲章は菊花賞でした。
ただ、この菊花賞は、岡田繁幸さんが出走枠を譲ったことによって参戦が可能になったというものだったそうです。
岡田繁幸さんのスーパークリークとの関わりは、これだけではありません。上記の話があったOur Pleasure 2018年4月号 ザ・ブラッド 血統表を紐解く!(T.I.S)は、スーパークリークの父ノーアテンション(父はニジンスキー系のグリーンダンサー)に関するもの。
まず、ノーアテンションを日本に買い求めたのは、現在、岡田繁幸さんのビッグレッドグループの一つであるコスモヴューファームとなっている稗田牧場の稗田実さん(故人)。ノーアテンションは稗田牧場でオグリキャップの父となるダンシングキャップとともに繋養されていました。
稗田さんは、岡田繁幸さんと親交がありました。また同じくつきあいのあった相馬牧場場主の相馬和胤さんが所有したナイスデイ(父インターメゾ)に、岡田繁幸さんはノーアテンションとの交配を勧めました。これで誕生したのがスーパークリーク。つまり、スーパークリークの配合を勧めたのが、岡田さんだったんですね。スーパークリークの生みの親みたいなものです。
これは岡田繁幸伝説の一つと言って良いと思うのですけど、それでいて自身の馬ではまだクラシック未勝利。スーパークリークのような名馬も生まれていません。
これもまた岡田繁幸さんらしいと言えば、らしいのですけど…。
■2019/06/26 重賞馬はラフィアンだらけ…関係が深かった中村均調教師
岡田繁幸さん関係ということでの追記ですが、 Our Pleasure2018年6月号の中村均調教師の記事からということで、中村調教師の話でもあります。
2007 年9 月8 日(土)中山競馬場でマイネルキーロフが勝利。第9R 白井特別であり、なんてことないように感じるのですが、実は大記録。「開催11 週連続勝利」だったんです。2017年に更新されるまで10 年間破られなかった記録です。
この11連勝には、他にもラフィアンの馬がいました。スタートがマイネルダイナモで、マイネブリッツ、マイネルガンツ、マイネルアトレ、マイネアプレイザー、マイネルテセウスがいました。私はマイネルガンツを応援していたので、よく覚えています。
(全然関係ないのですけど、中村厩舎ではそのマイネルガンツなど、異常に故障が続出した時期があった記憶があります。あれも結構すごい記録じゃないかなぁ?)
朝日杯(G1)を制したマイネルマックスやドバイへ遠征したマイネルセレクトなど、中村厩舎のラフィアン所属馬での重賞勝利はのべ15 勝で4割以上。関係の深い厩舎なんですね。
中村調教師とラフィアンとの縁は1985年。北海道の新和の牧場でヤマニンの冠名で知られる土井睦秋さんに「競馬に熱心で面白い男がいる。会ってみないか」と言われて会ったというのがきっかけ。以下のような岡田繁幸さんらしい逸話を語っています。
「すぐに土井さんが電話して駆けつけてきたのが岡田繁幸さんだった。当時の岡田さんの牧場は浦和しかなかったんだけれど、その浦和から車を飛ばして40分。本当にすぐにきたんだ。これだけでも情熱があるな、と思ったよ」
「第一印象? そうだな。今だから言えるが、話がとにかく壮大すぎて。大ホラ吹きか、と思ったよ。でも途中で気づいた。話ぶりにすごく熱がこもっていることに。そしてなにより目の輝きがすごかった。これは本物かもしれん、そう思えてきてね」
■2019/06/26 100万円の馬を買うのに奥さんに相談してた岡田繁幸さん
一方で今の岡田繁幸さんとは異なる話も。「当時の岡田さんはまだ資金力に乏しくてね。100万円の馬を買うのにも悩み抜いて奥さんに相談するくらいだった」といいます。
とはいえ、 上記に続く以下のような話は、現在と同じですね。非常にらしいです。
「それでも『見る目を養って良い馬を買って鍛えて走らせたい。そして、良血馬や高い馬を負かしたいんだ』と語っていた。これはまさに同感だったね。この人と一緒にやってみたい、と思うようになった」
「一流の血統の馬を一流に育てるのもプロだけど、二流の血統の馬で一流の馬を負かすのも立派なプロ、そんな共通意識も岡田さんとの間には芽生えていたように思う」
また、会ってすぐに安馬を預かって厩舎で走らせたそうな。安馬でも中央で勝つことができました。古すぎて情報不足ですが、中央獲得賞金959万とのこと。ここらへんは岡田繁幸さんの相馬眼エピソードでもあります。
「岡田さんがそのときにいきなり財布の中から写真を取り出してさ。『この馬、安い馬だけどきっと良い馬なんだ。預かってほしい』と言われてね」。その馬がクラウンレッド。新馬戦で5着すると、2 走目も5 着。3 走目となる新馬戦(引用者注:当時は同開催なら何度も新馬戦に出れた)で優勝した」
2024年9月14日土曜日
種牡馬としては失敗と言われたオルフェーヴルのその後…
■2017/07/08 オルフェーヴルは種牡馬としては失敗か?不安視する声
■2021/02/20 種牡馬としては失敗と言われたオルフェーヴルのその後…
■2023/03/21 2億円ホースは多い…オルフェーヴルの有力な後継種牡馬は出てきた?
■2014/10/26 G1勝利数はディープインパクトだが種牡馬価値ならステイゴールド
2014年秋に書いていた話。産駒を残していくという観点で、G1勝利数を見ていました。
日付 レース名 距離 馬名 種牡馬名
02/23(日) フェブラリーS ダ1600 コパノリッキー ゴールドアリュール
03/30(日) 高松宮記念 芝1200 コパノリチャード ダイワメジャー
04/13(日) 桜花賞 芝1600 ハープスター ディープインパクト
04/20(日) 皐月賞 芝2000 イスラボニータ フジキセキ
05/04(日) 天皇賞(春) 芝3200 フェノーメノ ステイゴールド
05/11(日) NHKマイルC 芝1600 ミッキーアイル ディープインパクト
05/18(日) ヴィクトリアマイル 芝1600 ヴィルシーナ ディープインパクト
05/25(日) 優駿牝馬(オークス) 芝2400 ヌーヴォレコルト ハーツクライ
06/01(日) 東京優駿(日本ダービー) 芝2400 ワンアンドオンリー ハーツクライ
06/08(日) 安田記念 芝1600 ジャスタウェイ ハーツクライ
06/29(日) 宝塚記念 芝2200 ゴールドシップ ステイゴールド
10/05(日) スプリンターズS 芝1200 スノードラゴン アドマイヤコジーン
10/19(日) 秋華賞 芝2000 ショウナンパンドラ ディープインパクト
ディープインパクト産駒は4勝でトップ。さすがです。2位はハーツクライ産駒の3勝。ステイゴールド産駒は2勝止まりでした。ただ、種牡馬価値として見ていこうということで、牝馬限定戦を抜いてみましょうか?
日付 レース名 距離 馬名 種牡馬名
02/23(日) フェブラリーS ダ1600 コパノリッキー ゴールドアリュール
03/30(日) 高松宮記念 芝1200 コパノリチャード ダイワメジャー
04/20(日) 皐月賞 芝2000 イスラボニータ フジキセキ
05/04(日) 天皇賞(春) 芝3200 フェノーメノ ステイゴールド
05/11(日) NHKマイルC 芝1600 ミッキーアイル ディープインパクト
06/01(日) 東京優駿(日本ダービー) 芝2400 ワンアンドオンリー ハーツクライ
06/08(日) 安田記念 芝1600 ジャスタウェイ ハーツクライ
06/29(日) 宝塚記念 芝2200 ゴールドシップ ステイゴールド
10/05(日) スプリンターズS 芝1200 スノードラゴン アドマイヤコジーン
こうすると、ガラリ一変。ディープインパクト産駒は1勝までガクンと落ちます。ステイゴールド、ハーツクライ産駒が2勝ずつでトップです。
ディープインパクトはミッキーアイル。種牡馬入りできそうですが、現時点で勝っているのがNHKマイルだけというのは物足りません。種付け頭数を稼ぐには他のG1が要りそうです。
ハーツクライはダービーのワンアンドオンリーと実績あるジャスタウェイ。意外に優秀。
ステイゴールドは文句なしで実績では一番有望のゴールドシップ。フェノーメノは天皇賞春で実績もありますが、ライバル多いサンデーサイレンス系でどうか?というところ。というか、スプリンターズステークス以外全部サンデーサイレンス系という恐ろしさ。
ステイゴールドは他にオルフェーヴルもいますし、後継種牡馬のインパクトとしては一番ですね。本当当たると大きい馬。
これまで名前を出した以外だと、短距離系はやはり種牡馬価値は見劣り。残りで有望なのは価値の高い皐月賞馬で、戦績も良いイスラボニータでしょうね。
■2017/07/08 オルフェーヴルは種牡馬としては失敗か?不安視する声
ということで、当時はステイゴールドが後継種牡馬戦でも有利では?という書き方をしたものの、ステイゴールドは産駒だけでなく産駒の種牡馬価値としても当たり外れが激しいのではないかと言われていました。実績だけなら大種牡馬になりそうなオルフェーヴルなんかも、当初から苦戦を予測する人が多くいたんですよ。
で、今のところあまりうまく行っていないのです。 オルフェーヴルに早くも種牡馬「大苦戦」の兆候!? 絶好調ロードカナロアとの競馬界の未来を担う「最強新種牡馬対決」は明暗くっきり | ギャンブルジャーナル | ビジネスジャーナル(2017.07.03)という記事がありました。
"すでに中央だけで4頭がデビューを果たしているが、その内掲示板を確保できたのは6月の新馬戦で4着に敗れたモカチョウサンのみ"。このモカチョウサンが422kで小柄。産駒は総じて"小柄で気性の激しい馬が目立っていることもあって、あまり明るいニュースが聞こえてこない状況だ"そうです
ただ、まだ新馬戦は短めの距離が主体。評価するには早すぎるという見方も。また、"父ステイゴールドも初年度産駒はパッとしなかったものの、2年目にオルフェーヴルの兄にあたるドリームジャーニーを輩出して運命を大きく変えた"という経緯があります。オルフェーヴルも当たり外れが激しいタイプであれば、どこかで大物を出して評価を上げるかもしれません。
■2021/02/20 種牡馬としては失敗と言われたオルフェーヴルのその後…
えらく遅くなりましたが、種牡馬としては失敗と言われたオルフェーヴルのその後を「答え合わせ」です。一番わかりやすい種牡馬リーディングでオルフェーヴルは64位スタートから2年目には早くも13位に。その次も10位と順調に順位を上げて最新である2020年には4位になりました。大成功でしょう。前回、評価には早すぎると書いたように、当初の評価を裏切ってきました。
ただ、数で稼いで質が低いというタイプもいます。ということで、大物を見ていくとこちらは結構微妙で2億円超えは2頭のみ。ラッキーライラックという超名馬がいますし、皐月賞馬のエポカドーロもいるのですが、いずれも初年度産駒で後が続きません。1億円ホースは8頭いて、かなりイケているのですが、やはり偉大なる父ステイゴールドやライバルのディープインパクトから見ると見劣りしますね。ディープインパクトが亡くなりましたから、これから繁殖の質が上がっていく可能性はありますけど…。
当初気にしていた種牡馬価値ということで言うと、代表産駒ラッキーライラックが牝馬だというのも気になるところ。全然牝馬で活躍馬が多いわけではないものの、大当たりは惜しいことに牝馬でした。ファンの方には申し訳ないですが、エポカドーロは種牡馬価値としてはインパクト薄いかな…という。牡馬の超大物が待たれるところです。
なお、ステイゴールドの孫での賞金ランキングを見てみると、普通にオルフェーヴル産駒が圧勝。前述の2頭の他、3位のジャスティンまでがオルフェーヴル産駒。4位でやっとドリームジャーニー産駒のヴェルトライゼンデが出てくるくらいです。こうして見ると、種牡馬としてはすごかったステイゴールドですが、後継が続いていくのかが心配な感じに。ステイゴールド後継種牡馬もディープインパクト後継種牡馬も親があまりに偉大すぎて、小粒に見えてしまいます。
■2023/03/21 2億円ホースは多い…オルフェーヴルの有力な後継種牡馬は出てきた?
2023/03/21:いまいちかな…と思いつつも、オルフェーヴル産駒でPOG指名していた馬の話をこちらにまとめ。ただ、あまりおもしろくない話でしょうから、先にオルフェーヴル産駒の戦績の話を。前回書いた2021年からさらに2年経っていますので、もう一度見ておきましょう。
前回種牡馬リーディング4位だったオルフェーヴルはここがピークだった感じで、その後、2021年は8位、2022年は11位と下げています。2023年はまだ3ヶ月ですが、暫定14位。以下のように、2億円ホースをすでに多数出しており、失敗というほどではありません。ただし、大成功ではないですし、有力な後継種牡馬がいるかどうかという視点でも物足りない感じは正直ありますね…。
馬名 性 総賞金(万円)
ラッキーライラック 牝 73,747
オーソリティ 牡 35,310
ウシュバテソーロ 牡 29,988
ショウナンナデシコ 牝 28,715
エポカドーロ 牡 27,636
ジャスティン 牡 23,394
ヘリオス セ 21,123
2019/07/17:
2017年生まれで好きな馬 モーベット
思ったほど活躍していないオルフェーヴル産駒ですが、好きだったエガオヲミセテの系統ということでPOG指名。ダイナカールの血統ですので、代表馬としてエアグルーヴの血統というべきでしょうけどね。
新馬戦は1番人気1着でしたが、同日のサリナスの方の評価が高かったようで、モーベットでは「サリオスばかり言われているけどこの馬も」といった褒められ方をしていました。モーベットは牝馬ですから、あまりぶつからない気がしますけど。(2019/07/17)
牝馬ですからと書いていたのに、2戦目はまさかの新潟2歳S。やはり評価良かったようで、2番人気におされました。が、結果は8着。終始窮屈そうに見えましたし、まだ見限らないものの残念。力を出すのに注文がつくタイプかもしれません。(2019/10/05)
3戦目は1勝クラス。最初からやや遅れてテンも早くなくて後方から。前行けませんね。今日は最後伸びたものの後ろすぎたこともあり、2着まで。やはり乗り難しいように見えます。(2019/10/20)
その後のモーベットですが、翌年の3歳秋に1勝クラスを勝利。以降は3戦しただけで引退、繁殖となっています。産駒に期待したいですね。私はPOG指名するかもしれません。(2023/03/21)
2017年生まれで好きな馬 ギルデッドミラー
「思ったほど活躍していない」と書いたのに、またオルフェーヴル産駒の指名馬。牝馬は少ないことが多いのですけど、この子もモーベットと同じく牝馬。新馬戦は1番人気ですが、当たり外れの大きいギャンブルのつもりで指名したら、1着で勝ってくれました。ただ、前が止まらない展開でギリギリと言った感じで、微妙でしょうか。(2019/07/17)
9頭立てのサフラン賞で2.5倍の1番人気に。ただ、微妙でしょうかと書いた不安が的中。3着に敗れています。出遅れがあり、わかりやすい敗因はあります。ただ、やはりそこまで強くないのかなという感じ。(2019/10/05)
「微妙」と書いていたのですが、このギルデッドミラーの方が活躍。相変わらず見る目の無さを発揮しています。
まず、3歳の時点で1勝クラスを勝利すると、アーリントンC(G3)2着、NHKマイルC(G1)3着という好成績を残します。古馬になってからは掲示板を外すことも増えますが、重賞2,3着があり、悪くはありませんでした。
ただ、完全に予想外で驚いたのが、ダートに転向して才能開花したこと。以下のように、ダートの4戦はすべて連対で重賞も制覇。4レースだけで引退してしまいましたが、ダートのレースにもっと多く出ていればかなりの成績を残したと期待したくなるような印象的に残るダートでの強さでした。(2023/03/21)
日付 レース名 着順 距離
2023/1/29 根岸S(G3) 2 ダ1400
2022/11/12 東京中日S杯武蔵野S(G3) 1 ダ1600
2022/10/10 グリーンチャンネルC(L) 2 ダ1600
2022/8/21 NST賞(OP) 1 ダ1200
2023/06/11追記:2017年度のJRA賞予想を見直していたら、 最優秀2歳牝馬には順当にオルフェーヴル産駒のラッキーライラックを予想していたのでこちらにまとめ。しかし、ラッキーライラックを予想しつつも、「正直言うと、今年は印象に残る馬がいなかった」と書いていて、相変わらず見る目の無さを発揮。歴史的な名牝になるとは思いませんでしたわ…。
2017/12/10:<2017年度・オススメ 最優秀2歳牝馬> ラッキーライラック
正直言うと、今年は印象に残る馬がいなかった。阪神ジュベナイルフィリーズで1番人気のロックディスタウンも過剰評価だと思う。名前的に牡馬だと勘違いしていたけど。
で、そのロックディスタウンが沈んだ中勝ったのがこの馬。すごい!とは思わなかったが、悪く言われるけど結構好きな騎手の石橋脩騎手が勝ったので、とりあえず嬉しかった。
実際の馬券は買わなかったが、予想ゲームみたいなので、1番人気の ロックディスタウンを抜いた2,3,4番人気でパーフェクトに当たったのもちょっと嬉しい。