2024年11月27日水曜日
中舘英二騎手のローカルでコツコツ1800勝達成がむしろすごい理由
■2022/07/12 ローカル裏開催狙いに徹した理由は騎手1000勝特典のためだったが…
■2017/10/02 石橋脩騎手好騎乗でGI3着、ワンスインナムーンのスプリンターズステークス
■2013/3/23 中舘英二騎手のローカルでコツコツ1800勝達成がむしろすごい理由
<中舘英二騎手が「逃げ切りV」でJRA通算1800勝達成!/中京未勝利 [騎手] 2013年03月23日(土)12時09分>という記事が出ていました。
<23日、中京競馬場で行われた4R・3歳未勝利(芝1400m)で、好スタートから積極果敢に先手を奪った2番人気ドラグレスク(牡3、栗東・本田優厩舎)が、ゴールまでその脚衰えずに逃げ切って優勝。騎乗していた中舘英二騎手(47歳、美浦・フリー)は、1984年3月4日のデビューから30年目で史上9人目、現役では6人目となるJRA通算1800勝を達成した。
得意戦法である、「逃げ切り」での勝利で見事にメモリアルVを決めた中舘騎手は、ゴール入線後に力強いガッツポーズで喜びをアピールした。
お立ち台に上った中舘騎手はインタビューに応え、「あと1勝まで来てたのに勝てず、このまま勝てないんじゃないかという気持ちがありました。(1800勝という数字については)自分でも凄い記録で、最高に上手くいった結果だと思います」と振り返った。
背後に同騎手の「お面」を被った後輩騎手たちがズラリと整列する爆笑ムードの中とあって、雰囲気は終始なごやか。「全員ボクですね(笑)。一緒に競馬を盛り上げてくれる、大事な後輩たちです」と笑顔を見せた>
【主な重賞勝ち鞍】
1993年七夕賞(GIII) ツインターボ
1993年オールカマー(GII) ツインターボ
1993年阪神3歳牝馬S(GI) ヒシアマゾン
1994年エリザベス女王杯(GI) ヒシアマゾン
2007年スプリンターズS(GI) アストンマーチャン
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=73790
逃げ切りってのが「らしい」です。たまたま見ていたレースでしたけど、人気馬なのにきれいに逃げて勝ってくださいと言わんばかり。うまく乗ったなぁ~と。
で、レース見ていてガッツポーズしていて、どうしたのだろう?と思ったら実況が1800勝と説明。しかし、それにしても長いガッツポーズ、普通未勝利戦でここまでするかというほど力のこもったガッツポーズで不思議に思っていました。これは「あと1勝まで来てたのに勝てず、このまま勝てないんじゃないかという気持ちがありました」が理由でしょうね。よほど嬉しかったんだろうと思います。
以下の<中舘騎手がJRA通算1800勝達成!>(2013.3.23 13:17)という記事でも「あと1勝になってから長かったです。全然勝てなかったので、このまま終わってしまうのかと思っていました」という話が出ていました。
<中舘騎手は「あと1勝になってから長かったです。全然勝てなかったので、このまま終わってしまうのかと思っていました。後輩が作ってくれたお面(インタビュー時に後輩騎手たちが着用)も、ところどころほころんでしまいました。『1800』は、すごくよくできた数字で、最高の結果だと思います。後輩も祝ってくれてうれしいですし、これから競馬を盛り上げていく大事なチームです。いまは、後輩にじわじわ負けているので、もう少し頑張りたいですね。たくさん迷惑をおかけしましたが、もう少し頑張ります。応援してください」とベテランらしいコメントでファンの喝采を浴びていた>
http://race.sanspo.com/keiba/news/20130323/etc13032313190001-n1.html
重賞はあまり勝っておらず30勝(のわりにG1は3つも勝っていますけど)なんですが、これはやはりローカル回りが多いから。G1週でも関係なく、淡々と地方の小回りを選びます。
これを悪く言う人もいますけど、自分の得意なところを見つけて、活かして、売り込んで……ってのはすごいことですよ。
普段仕事でそういった努力をしてその道のプロになっているって人がどれだけいるか?と考えると、あまり中舘英二騎手のことをとやかく言える人はいないと思います。
真正面から正攻法でやってトップになれる人は絶対に一握りしかいないわけですから、そうじゃない人は別の努力をするしかありません。見習いたいものです。
■2022/07/12 ローカル裏開催狙いに徹した理由は騎手1000勝特典のためだったが…
中舘英二さんの話で何か…と検索。おもしろそうだったのが、<いつでも謙虚さ忘れない中舘英二という男― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル>[ 2018年9月28日 05:30 ]という記事でした。
この記事によると、中舘英二騎手の裏開催作戦は当初、通算1000勝以上を記録した騎手は調教師免許試験の第一次が免除される…という特典狙いだったといいます。
<【競馬人生劇場・平松さとし】中舘英二師は84年に騎手デビューすると3年目にはアサヒエンペラーとのコンビで皐月賞、ダービーを共に3着。93年に出合ったヒシアマゾンとのコンビではエリザベス女王杯などG1を2勝した。
しかし、その後、しばらく大舞台から彼の名は消える。通算1000勝した騎手には調教師の1次試験免許(引用者注:免除の誤字か?)という特典があったため、それを目指した彼はひたすら裏開催で乗り続けた>
https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2018/09/28/kiji/20180927s00004048473000c.html
ただし、前述の通り、実際には中舘英二騎手は1000勝でローカル作戦をやめずに、そのままのやり方で1800勝を達成しています。これは途中で理由が変わったためでしょう。そもそも通算1000勝ジョッキーの調教師免許試験第一次の免除という特典は、制度変更により2003年には無くなってしまったのです。
<殊勝な態度に加え、当時、敏腕エージェントとして知られた植木靖雄氏の手助けもあって年間100勝突破を6度、最終的に通算の勝ち鞍は1800を超えるまでに伸びた。
しかし、“1000勝の特典”はなくなり、植木氏も51歳で早世すると、中舘騎手は自らの努力で難関の調教師試験を突破。2015年に厩舎を開業した>
記事タイトルになっていたのは、「殊勝な態度」的な話。調教師になったときも「地道に足元を固めてしっかりやっていこうと考えています」と言っていたそうです。中舘英二さんが勝利数が多かったのはこうした人柄もあって馬主の支援を得たと聞いた覚えがあります。
■2017/10/02 石橋脩騎手好騎乗でGI3着、ワンスインナムーンのスプリンターズステークス
2017年のスプリンターズステークス。 ワンスインナムーンが少し離して逃げたんですが、ペースは早くなくてこりゃ最低3着には残るなと思いました。結果はその3着。7番人気で3着ですから十分良いです。
鞍上は後から知りましたが、石橋脩騎手。下手な騎手としてよく名前が挙がる人ですが、私はむしろ好きなジョッキーです。
今回の騎乗は、掲示板でも反応が上々でした。
[943] langdonさん
G1で3着は自信になったやろな。重賞は時間の問題でしょう。
[938] 競馬はロマンさん
軸にしようとしてギリギリで相手にした俺を嘲笑うような好騎乗でした!!人馬共におつかれさまでした!
[937] assassin of eastさん
かなり上手く乗りましたね。
入りの3ハロンで、勝負になった。
もう一戦、賞金稼いで、休みに入りたい。
[936] しおこぶさん
やばい!差される!と思ったがよく粘ってくれた!ありがとう!
necoさん [933] necoさん
石橋騎手の強気な騎乗素晴らしかったです。現地で見たかったな。
フレイアザワールドさん [931] フレイアザワールドさん
残り150くらいまでは夢を見た。ホントよく粘ってくれた。好騎乗、言うことなし!
[929] TELさん
石橋さんの覚悟を決めた先行お見事です!
ドンキやファルクスには差されましたけど正直ワンスがここまでレース運びができると驚いてます。
熱いレースをありがとう!今後も応援してます。頑張れワンスインナムーン&石橋Jコンビ
[928] ゲストさん
バシシューやるなあ。
先行馬多い中スタート決めて1頭で逃げて上手くペース落として…
最高の騎乗だな。やられたわ。
ワンスインナムーンの掲示板 | 競走馬データ - netkeiba.com
私の好みの騎手は地味な人ばかりで好かれるのは良くないような気がするのですが、そういうジンクスを吹き飛ばす活躍をしてもらいたいです。
2024年11月26日火曜日
競走馬の引退が納得できない? 怪我・病気、3回連続9着以下、タイムオーバー
■2022/06/12 引退かどうかで揉める怪我…ただ「競走能力喪失」なら納得できる理由に
■2015/12/13 競走馬の引退が納得できない? 怪我・病気、3回連続9着以下、タイムオーバー
岡田紘和ラフィアン社長によるEnjoy Ruffiaのコラム Bell The HORSE、2009年3月号は、「競走馬の引退時期について」というもの。競走馬の引退の決め方についての説明がありました。
最初に、"ご存じのように、本賞金は1着~5着までの馬に、本賞金に準ずる出走奨励金は6着~8着(重賞競走は10着まで)の馬に交付されます"とあったものの、これは普通の馬券だけを買うファンだと、知らない人が多いと思われます。
ただ、この出走奨励金は当然ながら本賞金より少なくなり、これだけで稼げるというものではありません。
<出走の意思があってもなかなか希望のレースに使えず、1ヶ月以上レース間隔が空くことが珍しくありません。また、出走できても16頭立てのいわゆるフルゲートのレースが多い中、半分より前に来なければその月の預託料さえ賄えないのが、今の厳しい現状です。これらの賞金が交付されない9着以下が続くと経費ばかり嵩むのでほぼ引退になります。基本は特別な不利もなく3回連続9着以下になると引退としていますが、例外も沢山あります>
"半分より前に来なければその月の預託料さえ賄えない"とありましたが、これは飽くまで「その月の預託料」。1年全部厩舎にいるわけには行かず、当然レースに出ない時期もありますから、「その月の預託料」だけではマイナスです。
さらに預託料をすべて支払えたとしても、最初に支払った出資金は全く戻ってくる当てがないということになります。もっと活躍しないと赤字削減にはなりません。このように厳しい条件ですので、大半の馬は赤字になります。
「3回連続9着以下」以外の特殊な引退のケースについて例については、以下のようなお話がありあmした。
(1)夏の3歳未勝利競走で何とか勝利を収めたが、その時点で全治9か月以上の怪我をした場合、これは調教師とも相談の上500万下競走で通用しそうな馬であれば現役続行ですが、そうでなければ引退させます。
(2)タイムオーバーになった場合、競走能力が原因だと判断すれば引退させることがあります。しかし、この判断も意外に難しく、過去にデビュー戦でタイムオーバーになった馬が3勝以上したこともあります。
(3)休み明け9着が2回続き、次の出走が5週間以上先になりそうな場合、その2戦が完調に近い状態での出走であれば引退させることがあります。
(4)オープンクラスの馬が3回以上10着以下の場合でも、引退させないことがあります。なぜなら、賞金が高額なため5着以内に入れば十分にペイする可能性があるからです。
大抵は「引退するのに納得できない!」という不満が出資者に多いと思われますが、一般的には引退が正解で、引退した方がプラスになる方が多いです。前述の通り、そもそもほとんどの馬が赤字。現役を続けるだけで赤字が増えていく一方なのに対し、好走する確率は低いですからね。
以前、中央を引退したクラブ馬が地方で何勝もした!と騒いでいる人がいたものの、現在の地方と中央ではさまざまな差が非常に大きくなっています。それくらいでは、中央で勝てたかどうかも怪しいです。
これは勝利して出戻りする馬が必ず確勝級と言えるかどうかを考えてもわかるでしょうし、中央で凡走した馬が地方で好走する確率を見てもわかるでしょう。
なお、岡田紘和さんは、"もっと難しいのは「馬体状況」の判断"だとしていました。競走馬が引退を考えるケースで、怪我は多いものの、これがどの程度のリスクかという見極めは、専門家でも判断が割れるようなのです。
-----引用 ここから-----
高齢になればなるほど、怪我の回復が遅くなったり、慢性痛により歩様が悪化したりします。痛みはそのきっかけとなる怪我や病気があるのですが、その怪我や病気が治っても神経系統に異常が残り痛みを感じる状態が続くのが慢性痛の主な原因だそうです。
また、獣医師の判断もまちまちですので、関係者全員が納得することは少ないのです。例え全治3か月の骨折であってもその馬の骨質が脆ければ再発の可能性が高いので、下級クラスの馬であれば引退させることもあります。
その他に喘鳴症(ぜいめいしょう・狭義の「喉鳴り」)を診断するには、内視鏡で披裂軟骨の開帳不良を確認しますが、運動後の呼吸時に検査してもわからない時もあるので、トレッドミルで馬を走らせながら検査するのがベストです。しかし、トレッドミルで走らせるには怪我をする多少のリスクがあるので、あまり行われていません。また、あまり音がしない喘鳴症もあるそうです。そして、喘鳴症が重度だとなると手術をするのですが、ある程度馬体が成長した2歳夏以降のほうが成功率は高くなると言われているものの、まだ成功率(現在のところ60%程度でしょうか)はそれほど高くありません。
-----引用 ここまで-----
病気の中では、腰フラは即引退である意味わかりやすいです。出資馬がこれで2頭引退したことがありますが、腰フラは原因不明で現在のところ対処法がないために、現役続行という選択肢は取られない感じです。
ただ、こういう納得できる(諦められる)怪我・病気だけとは限りません。
以前、出資していた別の馬が怪我をしたとき、クラブは引退させようとしていたものの、調教師が通用するとして是非ともと現役続行させました。しかし、長期休養明けの後は、結局全く活躍せずに引退へ。結果的には赤字だけたくさん増えた形です。
基本的には、怪我した時点で現役続行はかなりのギャンブルだと考えていた方が良いと思います。
■2022/06/12 引退かどうかで揉める怪我…ただ「競走能力喪失」なら納得できる理由に
同じようなテーマの話を…と思ったものの見つからなかったので、納得できる引退理由のケースをひとつ紹介。言葉のインパクトも強烈な「競走能力喪失」という理由のケースです。
以下の<骨折で競走能力喪失…ヨカヨカ引退がトレンド入り「九州産馬初のG1制覇も夢じゃないと思ったのに」「残念だけど…命あって良かった」:中日スポーツ・東京中日スポーツ 2021年9月22日)は、POGでも指名したような記憶があるヨカヨカの話です。
<8月のG3北九州記念で豪快に差し切り、熊本県産馬として初の重賞制覇を成し遂げたヨカヨカ(牝3歳)が22日、左第1指節種子骨を骨折、競走能力喪失と診断されたことが分かった。>
<22日朝の調教後、地下場道で暴れたことが骨折の原因とされるヨカヨカ。「切ないな…本当に担当者さんのお気持ちを察するとなんともいえない」「(GI)スプリンターズステークスで走る姿を見たかった…」「ヨカヨカ残念だけど…命あって良かった…子供、楽しみにしてます」「予後不良にならなくて本当に良かったと思ってる」「引退は悲しいけど、余生をゆっくり過ごしてね。ヨカヨカ感動をありがとう」などのコメントが相次いだ>
https://www.chunichi.co.jp/article/334790
あと、去年のダービーを見返していて、POG馬で牝馬なのにダービーに出走したサトノレイナスがそういやその後走ってないな…と思ったら放牧中に骨折して休養、復帰を模索したものの引退していました。
引退発表はダービーの翌年の2月ということで、すぐに引退せずに粘った感じがあり、これもあまり異論が出そうにないケースでしょう。コメント欄でも異論は出ていない感じでした。
牝馬の場合は、繁殖があるので、サクッと引退するケースが多いですし、かなり頑張った方だと思います。2月ですから、今年の繁殖に上がるかどうか決める…というタイミングでの決断でしょうね。
<21年桜花賞など2度のG1・2着があるサトノレイナス(牝4歳、美浦・国枝)が、9日付けで競走馬登録を抹消したことが10日までに分かった。通算成績は5戦2勝。
同馬はデビュー2連勝で臨んだ20年阪神JF、翌年の桜花賞で、白毛馬ソダシと激闘を繰り広げたがいずれも2着惜敗。その後は牝馬ながらダービーに挑戦。07年ウオッカ以来、14年ぶりの牝馬Vを目指したものの、5着に終わった。
その後は放牧中に右トモを骨折して休養。結果としてダービーがラストランとなった>
(サトノレイナスが引退・繁殖入りへ ソダシと2度の激闘 国枝師「復帰がかなわず残念」 | 競馬ニュース - netkeiba.com 2022年02月10日より)
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=199573
2024年11月25日月曜日
古川奈穂騎手、福永祐一騎手に並ぶ!初勝利から4週連続勝利
■2022/07/01 古川奈穂騎手、福永祐一騎手に並ぶ!初勝利から4週連続勝利
■2021/05/10 藤田菜七子効果?古川奈穂・永島まなみと女性騎手が同時デビュー
毎年新人騎手では一応「注目」という騎手がニュースになります。低レベル世代でも一応誰かがトップになるわけで、無理やり「注目」とする年もあるんでしょうけどね。で、2021年の場合ですが、レベルはともかくでかい話題があります。なんと女性騎手が2人同時デビューすることになりました。
女性騎手が同年に2人デビューって初めてじゃないですかね…と思ったら、1996年、JRAで初めて女性騎手がデビューしたときは、細江純子、牧原由貴子、田村真来の3人だったそうな。この頃はほとんど競馬見ていなかったので、知らなかったです。田村騎手なんか名前すら記憶にないですね。
なお、古川奈穂騎手(20)は、競馬学校在学中に左肩を負傷した影響で留年してのデビューであり、2人同時デビューとなったのは偶然でした。
私は藤田菜七子騎手のときの、マスコミの扱いの大きさとフィーバーには驚きました。過去にも女性騎手はいたためです。ただ、確かに久しぶりの中央の女性騎手ではありましたし、衝撃は大きかった模様。古川奈穂騎手(20)は、高校に進学するも、藤田菜七子騎手が活躍する姿を見て「女性でも騎手になれるんだ」と知り、競馬学校受験を決意したといいます。中学のときから東京競馬場や中山競馬場にたびたび足を運んでレースを見ていたのに、知らなかったんですね。やはり最近女性騎手が中央にいなかったためだと思われます。
目標とする騎手は、武豊騎手と、自厩舎、栗東・矢作芳人厩舎の坂井瑠星騎手。若い人だと武豊騎手の若い頃や全盛期を知らないと思うのですが、それでも武豊騎手のようです。
あと、古川なのでフルキチを思い出したものの、小学校6年生のとき、家のテレビでたまたまゴールドシップが勝った2012年の有馬記念を見たのが、競馬との出会いだったとのこと。
それから、どうでもいい話なのですけど、ここの部分を書くとき、フルキチの本名がわからなくて検索。古川吉洋騎手でした。フルキチのインパクトが強すぎて、全く覚えられません。いっそのこと、「古川フルキチ」とか「「古川古吉」とかに改名しないでしょうか?
(古川奈穂20歳、永島まなみ18歳が藤田菜七子以来の女性騎手デビュー “負傷で留年”にも負けない根性と“父の夢” - 競馬 - Number Web - ナンバー 2021/03/05 より)
フルキチの話はいいとして、もうひとりの女性騎手の話を。栗東・高橋康之厩舎に所属する永島まなみ騎手(18)の場合は、地方競馬の兵庫に厩舎を構える永島太郎調教師の次女という競馬関係者。父は地方通算2043勝を挙げた名手で、小牧太騎手、同期の岩田康誠騎手らに次ぐナンバー3だったそうです。地方騎手ではありますが、いわゆる「サラブレッド」と表現して良さそうな血筋。父の姿を見て「カッコいい」と思い、騎手を目指すようになったといいます。
その父は、中央の競馬学校を受験したが不合格となり、また、兵庫で騎手になってからも中央への移籍にチャレンジしたことがあったものの、実現しなかったとのこと。父の叶わなかった夢を娘が叶えた形です。
永島まなみ騎手が目標とする騎手は、武豊騎手と岩田康誠騎手。また武豊騎手か! 岩田康誠騎手は地元出身騎手ということでしょうが、いつの間にか落ちぶれていてびっくり。トップクラスのイメージだったんですけどね。
■2022/07/01 古川奈穂騎手、福永祐一騎手に並ぶ!初勝利から4週連続勝利
古い記事で、なおかつ無料部分しか読んでいないのですが、今頃<JRA新人騎手の古川奈穂 競馬と無縁の家庭からなぜ?>(松本龍三郎 2021年5月16日 13時00分)という記事を読んでいました。
そもそも古川奈穂機種は記事当時活躍していた模様。この世代はもうひとりの永島まなみ騎手が好評で、良いと言われていた覚えがなかったのでびっくりしました。
ちなみに私は永島まなみ騎手も当時は良さがわからず(2022年の方が好印象です)。あと、私がこの世代で一番良いと思ったのは確か別の男性騎手だった記憶。でも、しばらく見た後に「やっぱダメだな」と思い直しました。なので、この世代は特に評価する騎手はいない状態です…。
<3月13日の阪神競馬第6レース(3歳1勝クラス、芝1600メートル)。のちに重賞を制覇するバスラットレオン(牡(おす))に乗り、スタートから先頭に立って逃げ切り勝ちを収めた。6日のデビューから開催3日目の初勝利で、日本中央競馬会(JRA)の女性騎手の最速記録を25年ぶりに更新。さらに初勝利から4週連続の勝ち星は歴代新人2位タイで、昨年の3冠馬コントレイルの手綱も執る福永祐一騎手(44)の新人時代に肩を並べた。
取材をした4月末時点で、今年の新人8人中トップの6勝を挙げていた>
https://www.asahi.com/articles/ASP5H71RTP59UTQP02J.html
さて、記事タイトルになっている「競馬とは無縁の家庭で育った彼女がなぜ、この世界へ飛び込んだのか」の話。こちらによると、以前紹介した<藤田菜七子騎手が活躍する姿を見て「女性でも騎手になれるんだ」と知り、競馬学校受験を決意した>という説明は、少し違っていたようです。
<体を動かすことが好きで、犬や魚などを飼う動物好きだった。小学4年の1年間だけ乗馬を習ったが、競馬との接点は皆無。中学受験を控えた2012年末、「たまたまテレビで見た」GⅠ有馬記念で、1着で駆け抜けた芦毛(あしげ)の人気馬ゴールドシップに魅了された。中学生になると、母親と連れだって東京競馬場(東京都府中市)や中山競馬場(千葉県船橋市)へ通った。一眼レフで好きな競走馬を撮影し、グッズを買い集めた。
「私は人間より動物の方が興味があるので、将来は獣医師か動物関係の仕事に……」。高校生になり、漠然と進路を考えていた16年春、転機が訪れた。
JRA女性騎手で歴代最多勝更新中の藤田菜七子騎手(23)がデビューした年だ。16年ぶりにJRAに誕生した女性騎手が男性に交じって躍動する姿は、スタンドから見つめていた15歳の心を突き動かした。
「過去にも女性がいて、海外にもいることは知っていた。でも藤田騎手を実際に見てから、『自分がなる』『自分もなれるんじゃないか』とイメージを持てるようになりました」>
2024年11月23日土曜日
知らないうちに生まれてたブレイクタイムが活躍 谷口牧場と浦河育成センター
■2022/04/13 G1勝っていた…と思ったら勝ってなかったブレイクタイム
■2017/10/26 知らないうちに生まれてたブレイクタイムが活躍 谷口牧場と浦河育成センター
Enjoy Ruffian 2010年3月号 ルーツ オブ ビクトリー〈最終回〉村本浩平 マイネナデシコ/谷口牧場は、マイネナデシコの故郷である浦河・谷口牧場を紹介した話でした。
谷口牧場の代表馬としては、02年、03年の京成杯AHを連覇したブレイクタイムを紹介しています。そのブレイクタイムの出生時エピソードがすごいです。
「ある日、自分が車に乗っていると『放牧地にいる馬が出産しているぞ』と近くの生産者の方が電話をくれたんですよ。その時に産まれたのがブレイクタイムでした」
(谷口牧場の取締役、浦河育成センターの代表を務める谷口幸樹さん)
母のホマレノプリンセスは、乳が張ってくるといった出産の兆候を見せない、やっかいな特徴を持った繁殖馬でした。この日の出産は無いと思った谷口幸樹さんは、ホマレノプリンセスを他の繁殖牝馬と共に放牧へと出したのですが、この読みがはずれちゃったんですね。
急に産気づいたホマレノプリンセスは、放牧地でブレイクタイムを出産してしまったようです。
たまたまそこに通りがかったのが電話をくれた近くの生産者と栗東の調教師だったといいます。「2人は近くにあったリヤカーに産まれたばかりのブレイクタイムを載せて、厩舎まで運んでくれたそうです。2人がいなかったら、その後のブレイクタイムの活躍はなかったかもしれません」と、おっしゃっていました。
ちなみに、「浦河育成センターの代表」という谷口幸樹さんの肩書にあった浦河育成センターというのは、牧場と道路を挟んで隣の敷地。いっしょに育成牧場も営んでいるとのことです。
こちらの浦河育成センターの主な育成馬には90年の桜花賞を制し、後にアグネスタキオン、アグネスフライトの母ともなったアグネスフローラがいます。アグネスフローラ自身桜花賞を制覇しており、大成功!という例。戦績を確認すると、デビューから5連勝で桜花賞制覇。次のオークスも2着だったものの、ここで引退となっています。めちゃくちゃ強かったですね。
また、有馬記念において3年連続で3着となり、「ブロンズコレクター」とも言われたナイスネイチャもここの出身だそうです。
そういや、谷口牧場は、日高行ったときに、道路側からここで馬を見た気がします。牧場の名前は全然覚えていませんが、谷口牧場は有名なので聞き覚えありました。
■2022/04/13 G1勝っていた…と思ったら勝ってなかったブレイクタイム
上記で名前が出てきた馬たちをWikipediaから補足しておくことに。まず、谷口牧場の代表産駒ブレイクタイムから。なんとなくG1を勝っていた気がしたのですが、「主な勝ち鞍に2002年・2003年の京成杯オータムハンデキャップ」ということで、勘違いでした。また、馬主さんはノースヒルズマネジメントでびっくり。ノースヒルズは他の牧場の馬でも走りますすね。
<2000年2月、京都競馬場の新馬戦でデビューし1着[3]。ダートの条件戦を2着、1着としたのち芝に転じ、重賞には手が届かないものの葵ステークス、菩提樹ステークスの2つのオープン特別で勝利。明けて4歳を迎えた2001年、初戦となる5月東京競馬場でのダートのオープン特別オアシスステークスでプリエミネンスの2着としたのち安田記念に参戦し、15番人気ながらブラックホークの2着に入り波乱を演出する>
私がG1勝っていたと勘違いしたのは、上記の安田記念のせいかも。好きなブラックホークの方が買っていました。このときブラックホークの馬券を買っていたような気もします。残りの説明は以下の通りでした。
<続く4戦は1年近い休養を挟んで2着2回、3着1回と勝ちきれなかったが、2002年9月の京成杯オータムハンデキャップで重賞初勝利を挙げた[3]。続く3戦は振るわず、CBC賞のあとに骨折が判明して戦線を離脱[3]。2003年夏に復帰して1走ののち出走した京成杯オータムハンデキャップを連覇した[3]。長期休養ののち2004年の関屋記念に出走して5着、これが最後のレースとなった>
「引退後は種牡馬として6シーズンにわたって供用されていた」という話があってびっくり。全く覚えがありません。父は私が「日本に合う」と信じていたデインヒル(ダンチヒ系)であり、成績からしても一応種牡馬入りはわからなくもないでしょう。
ただ、<血統登録頭数がわずか5頭、うち出走頭数4頭という結果>であり、種牡馬成績は残念なことに。種牡馬入りしていたことを知らないのも無理はない感じです。
その後は生まれ故郷の谷口牧場に戻って余生を過ごしていたが、2019年7月3日に放牧地で右前脚の繋ぎ部分を骨折し、翌4日、安楽死の措置が取られたそうです。
2024年11月21日木曜日
シズカチャンという名前の馬がいた!怒られなかったの?
■2023/08/03 珍名ズバットマサムネ、サイコウダネ VS エガオニナッテ、ガイアメンテ、ローゼンナイツ、ローザサンリヴァル
■2024/10/07 シズカチャンという名前の馬がいた!怒られなかったの?
ゲームのために考えた競争馬の名前でボツったシズカゴゼンという名前。検索してみると、過去に少なくとも3頭はいみたいですね。
直近は2008年生まれのムーンバラッド産駒。地方競馬で未出走のまま抹消されています。一番走った子(1986年生まれ・ホワイトフオンテン産駒)ですら、375.1万円。3頭ともさっぱり走らなかったようです。
ところで、そもそも静御前(しずかごぜん)ってご存知でしょうか。源義経の恋人として有名だった方です。たぶんドラえもんのしずかちゃん、源 静香(みなもと しずか)の名前の元ネタだと思われる方。今だとドラえもんのしずかちゃんの方が有名かもしれません。
<静御前(しずかごぜん、生没年不詳)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の女性白拍子。母は白拍子の磯禅師。源義経の妾。
『吾妻鏡』によれば、源平合戦後、兄の源頼朝と対立した義経が京を落ちて九州へ向かう際に同行するが、義経の船団は嵐に遭難して岸へ戻される。吉野で義経と別れ京へ戻った。しかし途中で従者に持ち物を奪われ山中をさまよっていた時に、山僧に捕らえられ京の北条時政に引き渡され、文治2年(1186年)3月に母の磯禅師とともに鎌倉に送られる。 >
ちなみに「シズカ」だと4頭がヒット。「シズカチャン」もいるか?と検索したら1頭いましたわ! JRA的にはOKだったようです。まあ、ドラえもんのしずかちゃんだとは特定できませんしね。商品名でもありません。
シズカチャンは2003年生まれですので、結構最近でした。父がサンデーサイレンス産駒のチアズサイレンスであり、ここから連想した名前だと思われます。
■2023/08/03 珍名ズバットマサムネ、サイコウダネ VS エガオニナッテ、ガイアメンテ、ローゼンナイツ、ローザサンリヴァル
2023/08/05の新馬戦チェック。新潟のダートでは1番人気になりそうなローゼンナイツがわりと好きな名前。血統を見ると、薔薇一族ではない上に、父や母などもバラ関係なさげでした。父がデクラレーションオブウォー、母がマーキークラブです。念のために…と母の意味も調べると、「過去イギリスに存在したライブハウス名」との説明で。やはりバラとは無関係でした。
同じ日の新潟の芝にも、ローザサンリヴァルというまたバラ関係の馬名を発見。やはりわりと好きな名前。血統を見ると、こちらは今度こそ!な感じで薔薇一族。馬名意味は「無敵の薔薇(仏)」だそうです。
日曜日では札幌のガイアメンテが馬名ではなく、能力的に気になるところ。アウトブリードなのは好きじゃないですけど、他は全部良い…といった感じで好みです。
今週は珍名馬いないなーと思いつつ、土曜日も確認。札幌の カズトシクンはやっとちょっとおもしろい名前でしょうか。カズの冠名もあるので、カズ+トシクンという可能性はありますが、普通はカズトシ+クンでしょうね。
馬主名を見ると、天野 克彦さんで、カズの冠名の小林さんではなく、カズさんでもなく、カツさんでした。馬名意味の説明は人名愛称のみとなっています。
同じレースでは、牡馬はマサムネの冠名を使う塩澤正樹さんのズバットマサムネもユニークな名前。こちらの方が珍名らしい珍名ですかね。塩澤正樹さんの馬名は珍名率が高く、助かります。
新潟は1800mの方でサイコウダネが目に付きます。珍名ではなく、普通にいい名前と言って良い感じ。最高すわ。
同じレースでは、テンノナウシカも人気出そうな名前です。
新潟1600の方では、エガオニナッテは私が好きだったエガオヲミセテを思わせるいい名前。特にエガオヲミセテの近親ではないようです。
馬主もエガオヲミセテの小田切 有一さんではありません。が、びっくりしたのは、馬主が東豊物産であったこと。トーホウの冠名でおなじみのところですから、今回は特別なようです。
2024年11月20日水曜日
女性と知らずに気に入った今村聖奈騎手、レコードで重賞初騎乗初制覇の強烈インパクト
■2022/07/04 女性と知らずに気に入った今村聖奈騎手、レコードで重賞初騎乗初制覇の強烈インパクト
例年新人騎手の中にひとりくらい気に入った騎手がいますし、デビューした頃に注目騎手は誰なのか調べることも多いです。ところが、2022年は忙しく、新人のレースはほとんど見ていませんでした。なんか今年はデビュー騎手が多い気もしますし、名前もさっぱり覚えられません。
ところが、最近になって2レース続けて、今村騎手で気に入った騎乗があり、今村騎手を中心に新人騎手を重点的に見るように。今村騎手はやはり私の好きな騎乗が多いことが確認できたのですが、もう少し確かめたいと累計視聴レース数を増やしているところでした。掲示板で目にする感じだと、角田大和騎手の評判が良かった感じですが、私は断然今村騎手ですね。
このように繰り返し見ているうちに、「あれ、髪長くない?」と気づいてやっと下の名前まで見たところ、聖奈という名前で、女性騎手だと気づきました。フルネームで見ていませんしたし、レース中も後頭部なんかあまり見ませんから、全然気づきませんでしたわ…。
今村聖奈騎手を注目しだしてから1ヶ月も経っていないのですが、その後すぐにブレイク。なんと重賞初騎乗初制覇、しかも、レコードでの勝利というど派手な勝ち方です。もっと早く気づいて、投稿していれば良かったのですが、完全に後出しジャンケンみたいな投稿になってしまいました…。
この重賞初騎乗初制覇のレースは、夏競馬の小倉開催でのCBC賞です。騎乗したテイエムスパーダは2番人気。ただ、過去の重賞2戦では人気ではなく、人気以上の大敗で二桁着順。なぜか2番人気だったものの、正直過剰人気ではないかと思っていました。
今村聖奈騎手はこのテイエムスパーダはテン乗り。この馬で逃げます。過去に一度逃げてはいるものの、そのときは2着。2勝はいずれも2番手からのスタートで、本質的には先行馬だと思っていたので、逃げるのはどうかと思いました。
また、ペースも早すぎだろう…というもの。「よりによって注目される重賞でやらかしたかな? レース後叩かれそう…」と思います。ところが、手応えはむしろ残ってそうな感じでコーナーを回ってくると、ただでさえ離して単騎で逃げていたのに、直線さらに突き放してレコードタイムで圧勝。圧倒的すぎて笑えました。
結果的には見事な騎乗だったとしか言いようがないんですけど、なんなんでしょうね? 前述の通り、戦績は全然でしたし、本当は逃げ馬なのに逃げていなかった…ということでもありませんでした。気持ちよく走らせることができれば強いってタイプなんですかね? 予想外の圧勝劇です。
<今村聖奈騎手、JRAレコードでの重賞初騎乗勝利に競馬ファン驚き 「あのタイムで逃げ切るとは」「すごすぎてよくわからん」>(7/3(日) 16:23配信 中日スポーツ)という記事も出ていました。
<ルーキー今村聖奈(18)がテイエムスパーダに騎乗し、鮮やかに逃げ切り、JRAレコードで重賞初騎乗初勝利を飾った。SNSでは「今村聖奈」「今村騎手」が続々トレンド入り。「恐れ入りました…」「重賞初騎乗初勝利! 大日本レコード樹立おめでとう」「あのタイムで逃げ切るとは…」「すごすぎてよくわからん」「斤量の音型(引用者注:恩恵の誤字)もあるけど、それにしても上手い」など驚きの声が相次いだ。
前半600メートル31秒7のハイペースで逃げた今村騎手はレース後「馬の力を信じて自信を持って乗れたのが良かった。冷静でした」などと話し笑顔を見せた。
(中略)ツイッター上では、このほかにも「(負担重量)48キロとはいえ、たいした度胸とセンス! この思い切り忘れないで欲しいね」「競馬に対する考え方が素晴らしい。今村聖奈ちゃん凄いわ! 素晴らしいインタビューでした」などの称賛が止まらなかった>
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ed6c94db4a24155188647eaadd9baf554993b3c
斤量が言われていましたが、CBC賞はハンデ戦で、テイエムスパーダは最も軽い48kg。これまでテイエムスパーダは最も軽いところでも52kgでした。52kgの前走は阪神で、一気に軽くなった今回は平坦の小倉ということで走りやすかったのかもしれません。
また、1番人気も軽ハンデ49kgでしたので、軽ハンデでの人気だったのかも。あと、ヤフーのコメント欄を見ていると、この斤量で乗れる騎手を…ということで、テイエムスパーダ未騎乗の今村騎手にたまたま依頼が来た感じ。で、そのチャンスと低斤量を活かしきっての逃げ切り勝ちだったようです。逆に言うと、テイエムスパーダは斤量が増えるときついかもしれません。
疲れて最終レースは見なかったのですが、ヤフーのコメント欄によると、そこでも勝っていたみたいですね。馬券買いたいな…と思う騎手なのですが、「この戦績の馬で馬券内持ってくるの?」というのがちょくちょくあり、私には買いどころがさっぱりわかりません。CBC賞も手を出せないオッズと思ったレースです。注目されると過剰人気になり、さらに買いづらくなりそうでした。
<この子ずっと見てるけど本当にすごいよ。
どんな馬に乗ってもポジティブな騎乗をして、それが馬に伝わるのか馬も全力で走っているいる。それと競り合いの強さでゴール前で刺されそうな時でもぎりぎり持してくれるのは、馬券ファンとしてはありがたい。
今日の最終でも前が塞がっていたので、どうするか見ていたら冷静に最内をついて伸びてくれた。下手なジョッキーなら焦って外へ出してしまうところだ>
<重賞制覇おめでとうございます。ハイペースで後ろの馬に足を使わせての見事な逃げ切り。レースの判断、インタビューの受け答え全て完璧でした。さらに最終は内を突いての連続勝利。ちょっと末恐ろしいまでの強さで女性ジョッキーでのG1制覇さえ夢でなくなったと思います>
<そりゃ前半31秒7でぶっ飛ばして逃げきりゃレコード出るよ。そんな事が凄いんじゃなくて強い意志を持って躊躇わず行ききるところよ。馬群に突っ込む度胸もあるし12Rのイン突きなんて他の女性騎手にできないでしょ。乗鞍の数と勝利数が表してるように技術もだがそれ以上に男性社会でも怯まないくらいじゃないと信頼は集められないだろうし今村さんは他の女性騎手どころか同期の騎手に対しても大きなアドバンテージを作る事に成功したと思うよ>
2022/07/24追記:「気に入った」という話を書いていた今村聖奈騎手ですが、この投稿を書いた後、私のメモしている評価ランキングがガタ落ちして、むしろ平均以下まで下がりました。観戦数が少ない新人騎手にはありがち。気に入った騎手というのは、撤回します。
評価点数が低下したのは、出遅れや出負けが私の見たレースで続いたため。位置を挽回せずに大外ぶんまわしという工夫のない騎乗も目立ち、さらに評価を下げました。馬の脚質や展開によってはもちろん脚をためる作戦もアリなのですが、明らかにそうでないケースで後方ポツン追い込み…というのがが続いたため、評価が辛くなってしまいました。申し訳ありません。
2024年11月18日月曜日
珍名馬オオタニズスマイル、プシプシーナ、トントンプー、キミニメロメロ、イロイロ、ノビル、スタコラサッサ
■2023/10/06 珍名馬オオタニズスマイル、プシプシーナ、トントンプー、キミニメロメロ、イロイロ、ノビル、スタコラサッサ
最近珍名馬の少ない週が続いていたのに、今週はなぜか大量。よりによって今週は時間ないんですよね。こういうときに限って多いです。なるべくサクサク行きましょう。
今週は人気になりそうな馬でも何頭か珍名馬。オオタニズスマイルがそういった馬の1頭。たぶん大谷翔平選手由来でしょうね。大谷翔平さんの人気はすごいです。
もう1頭、プシプシーナも人気になりそうな1頭。でも、なんかちゃんとした意味あるんだろうなと公式を見ると、「猫(ギリシャ語)」という可愛らしい意味。意味を知ると、途端に良い名前に見えてきますね。
猫に関する珍名は、彼自体も珍名だと感じるストームキャットのせいでかなりいます。しかし、プシプシーナは全然関係なさげ。
念のために…と母の名前パープルセイルを見ると「紫の帆」ということで全く関係なし。父エピファネイアはクリスマスから12日目にあたる1月6日「公現祭」(ギリシャ語)。母父はフジキセキです。エピファネイアからギリシャ語というところだけもらった感じですかね。
響きがいかにもユニークなトントンプーは、よりスタンダードな珍名馬でしょう。しかし、これもクソ真面目な意味があるのかもと検索すると、「馬名意味 東東風(麻雀用語より)」とのこと。え、知らないんですけど…。ローカルな役なのかと検索したものの、不明でした。
その他、キミニメロメロ、イロイロなんかも気になったところ。ノビルは良い名前とも言えそうなタイプですが、「伸びる」なのか植物の「野蒜」なのか迷いました。公式によると、「花名。花言葉はタフなあなたの事が好き」ということで、花の方でした。
番外編としては自身は普通の名前であるホウオウドルーリーの母スタコラサッサも紹介。逃げてこそな名前ですが、6戦して4番手が最高、二桁追走の位置が多い上に、着順はほとんど二桁。こんな成績なのに子供のホウオウドルーリーは人気になりそう…というのが、競馬のおもしろさですね。
2024年11月17日日曜日
競馬陰謀論 ウオッカを破ったエイジアンウインズがJRAに強制引退
■2017/7/31 競馬陰謀論 ウオッカを破ったエイジアンウインズがJRAに強制引退
昔ね、エイジアンウインズって馬がいたんですよ。名牝ウォッカを破ってヴィクトリアマイル(G1)を制覇したG1馬です。
父はフジキセキで、母はサクラサクII。私は長兄のウインストライダー、次のパッシングマークと続けてPOG指名していたのに、指名しなかった3番仔エイジアンウインズが一番走ったという見る目の無さを発揮した、ある意味思い出の馬です。
Wikipediaでは、<エイジアンウインズ (Asian Winds) とは、日本中央競馬会に登録されていた元競走馬である。2008年のヴィクトリアマイル、阪神牝馬ステークスに優勝した>の他、以下のような説明があります。
<かねて目標としたヴィクトリアマイルに出走。鞍上には本馬初騎乗となる藤田伸二を迎えた。当日は、前年の東京優駿(日本ダービー)優勝牝馬ウオッカに人気が集中し、本馬は5番人気の評価であった。しかし道中中団の位置から、直線半ばで馬群を割って抜け出し、ゴール前追い込んだウオッカ、ブルーメンブラットを振り切って優勝。管理調教師の藤原と共に、GI級(JpnI)競走初勝利を挙げた。馬主の太田にとっても、ウイニングチケット(1993年東京優駿)以来のGI級競走勝利となった>
ところが、この初G1制覇のレースがそのまま引退レースに。Wikipediaによると、以下のようにトラブルが続いたためだそうです。
<次走にはアメリカのG2競走キャッシュコールマイル出走が予定されていたが、同じくアメリカ行きを予定していたトールポピーが遠征を中止したため、単独遠征はリスクが大きいとの判断から断念、休養に入った。秋の目標はマイルチャンピオンシップとされたが出走を果たせず、休養は長期に及んだ。2009年はヴィクトリアマイルを目指して一旦は帰厩したが体勢が整わず、結局現役続行を断念して6月12月付けで登録を抹消、競走生活から退いた>
最近になって気づいたもので当時は知りませんでしたが、この引退を人気馬ウオッカを破ったからJRAに仕組まれて引退させられたみたいなスレを立てている変な人がいたのを発見。いわゆる「陰謀論」といったもんどえすね。
-----引用 ここから-----
エイジアンウイング JRAを怒らせて引退
1 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 18:08:42 ID:EHxJsVPy0
ゥォッヵ=ぇー
http://unkar.org/r/keiba/1244797722
-----引用 ここまで-----
でも、「エイジアンウインズ」なのに間違って「エイジアンウイング」って書いていますよ、この方。恥ずかしいですね。茶化されちゃっています。
-----引用 ここから-----
3 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 18:10:14 ID:DP1uYFBL0
エイジアンウイング
6 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 18:14:11 ID:G0TI9pEw0
私はアジアのウイング~ウンタカウンタカシャンハイニーハオ~
7 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 18:15:53 ID:7P83yMseO
デビルウイ――――ンッグッ!!
9 : カワカムリプリンス@コケ座スタイル : 2009/06/12(金) 18:16:50 ID:un6bgkelO
日曜日ウイング行こ
11 : のんちゃん ◆nononjiFW2 [sage] : 2009/06/12(金) 18:34:02 ID:NHlEMqaX0
勇気の翼を広げたー!
12 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 19:02:55 ID:3ckCL/yZP
アジアの翼
13 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 19:09:53 ID:1IC3+evdO
にわかでスミマセンがエイジアンウイングってどんな馬なんですか?
-----引用 ここまで-----
笑いました。むしろスレ立てした人が"にわか"だろうという皮肉ですかね?
挙句、応援レスなのか、ネタなのかわからないですけど、こんなレスも。
-----引用 ここから-----
16 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 19:44:52 ID:bSpA0P51O
ハーツも<b>JA</b>を怒らせて国外追放
帰国後のど鳴りにも関わらずJC強制出走
ディープにボロ負けにさせ印象操作
17 : 名無しさん@実況で競馬板アウト[sage] : 2009/06/12(金) 19:47:40 ID:T92iXrtLO
農協を怒らせたのか
19 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 19:53:08 ID:SBEnfvloO
>>16
全農って怖いんだな
22 : 名無しさん@実況で競馬板アウト[sage] : 2009/06/12(金) 20:03:39 ID:OGbYaX+YO
>>16
腹筋返せwwwwてめえwwwwwwww
お前のおかげで良スレに。ありがとう
-----引用 ここまで-----
以降も茶化されています。
-----引用 ここから-----
24 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 20:10:30 ID:+Y4kYK7p0
エイジアエンジニアがJRを怒らせたって?
26 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 20:19:56 ID:s97JSebiO
エイジアンマイルドがJTをタスポさせた?
-----引用 ここまで-----
勘違いは誰にもでもあり、私もよくやります。あんまりこれで叩くのもかわいそうです。
ただ、こうしたミスとおかしな陰謀論の主張が重なってしまうのを見ると、「やっぱこういうこと言い出す人はちょっとあれな人なのかな?」と思ってしまいます。
2024年11月16日土曜日
調教番長はなぜ生まれるのか?「2歳馬が古馬に楽勝」に騙される
■2022/04/04 調教番長はなぜ生まれるのか?「2歳馬が古馬に楽勝」に騙される
競馬では調教がすごいのに、本番ではそこまでではない馬を「調教番長」と呼ぶことがあります。調教がすごくてレースでも強い馬は「調教番長」とは言いません。飽くまで調教だけすごい馬、本番に弱い馬のことを言います。
「本番で弱い」というのは人間のスポーツや、それ以外の分野でもよくある話。この場合はプレッシャーに弱い…といった精神的な問題が多いんじゃないでしょうか。逆に、練習では一生懸命にやらず本番じゃないとイマイチ気持ちが乗ってこない…といったタイプもいそうです。
そういや、私は練習でも一生懸命やるタイプだった上に、本番では致命的なミスをするので、運動会やスポーツ大会の本番はボロクソでした。私は運動音痴なので、「調教番長」というわけでもなかったんですけど…。
これ以外に盲点となりそうな理由としては、「たまたま」「偶然」というのが考えられそう。例えば、4年に一度しか行われないオリンピックやサッカーのワールドカップの場合、試合自体が少なくて、この数少ない機会にだけ偶然うまく行かない、たまたま調子悪い時期に重なる…といったことが起きることが結構あります。
より広く考えると、「大事な試合の前にだけ怪我しちゃう」みたいな「本番に弱い」タイプもいますよね。これも偶然である他、本番近くになると気負いすぎて怪我をしたり、練習しすぎて体を痛めたり…といったことが考えられそうです。
馬じゃない人間の話が長くなりましたが、馬でも「偶然」はありそう。また、人間だけでなく馬でも精神面が関係することはあり得ます。例えば、観客が多いと興奮してしまうタイプの馬は、本番で力を発揮しきれない…ということがあるでしょう。
ただ、競馬の場合、一番考えられるのは、「本番と調教では走る条件が全く違う」という理由だと思います。また、人間同様に本気を出さずに抑える調教もあるため、調教タイムでの比較は信頼性が低い…というのもあるかもしれません。
「本番と調教では走る条件が全く違う」の関係では、短距離馬と長距離馬の違いもありそうですね。調教タイムが良い馬は短距離馬が多く、長距離馬は少ないです。どちらかというと、調教の条件が短距離馬の本番と近いためだと思われます。飽くまで「どちらかというと近い」ですけどね。
ところで、今回こんな話を書いたのは、古馬を簡単に負かす調教の良さを理由に指名した私のPOG馬がことごとくコケたため。奇しくも同じ新馬戦でデビューしたウィズグレイスとウインバグースです。
彼らの新馬戦は前の馬を捉えるのが難しい極端な展開で偶然の要素が強かったとはいえ、それぞれ5着と2着で勝てず。ウィズグレイスはルメール騎手が反省を生かして2戦目で逃げてきっちり勝ったものの、その後はセントポーリア賞(1勝クラス)を2着と取りこぼした末に、アネモネS(L)は1番人気9着と惨敗しました。
ウインバグースの方は和田竜二騎手が反省を生かせず2戦目も全く同じ感じで負けたものの、乗り替わりの横山和生騎手が逃げに切り替えてしっかり勝ち上がり。ところが、昇級後は10着、4着、13着と不甲斐ない成績が目立ち休養へ。ともに調教番長的な感じになってきました。
考えてみると、だいぶ前に私が坂路時計をもとにPOG指名をしていたときにも、2歳なのに古馬含めてナンバーワンの一番時計を出した馬がイマイチ走らない…ということはよくありました。むしろ時計通りにすごい活躍をすることは極めて稀。このPOG指名の仕方は駄目だとわかっていたのに、反省を生かせずまたやってしまいました…。反省を生かしたルメール騎手になれず、反省を生かせない和田竜二騎手状態です。
う~ん、でも、「調教で2歳のデビュー前なのに古馬に楽勝」って聞くと、ワクワクしちゃいません?しますよね?
…また、忘れた頃に調教番長系を指名してしまいそうですわ…。
2024年11月15日金曜日
昔は輸入種牡馬を人気出そうな馬名に変更してた?ナスアローの例
■2022/05/08 昔は輸入種牡馬を人気出そうな馬名に変更してた?ナスアローの例
■2020/04/17 馬名変更できるんだ!カシアスがケモノ(Kemono)に馬名変更
デビュー前の馬の馬名を変更するというケースは何度か聞いたことがあったものの、すでにデビューしている馬を馬名変更できるとは思いませんでした。でも、できるみたいですね。ただ、日本国内ではなく、海外へ移籍して…というケースです。
【海外競馬】豪州移籍のカシアス“Kemono”に馬名変更、9月1日に移籍初戦の可能性 | 競馬ニュース - netkeiba.comによると、父キンシャサノキセキ、母ラブディラン、その父ディラントーマスのこの馬は日本でカシアスとしてデビュー。2017年の函館2歳Sに勝利しています。
ただ、翌年の NHKマイルC10着後に、豪州のダレン・ウィアー厩舎に移籍。オーストラリアデビューの前にケモノ(Kemono)に馬名変更を行った…という話でした。
実はこれ、キンシャサノキセキのWikipediaを見ていて気づいたもの。 「グレード制重賞優勝馬」のところで「カシアス / Kemono[注釈 1] 」という書き方をしていてあれ?って思ったんですね。ここで「オーストラリアに移籍後、馬名が変更された」と書かれていました。
こういう場合、netkeibaはどうしているのか?と思ったら、「カシアス」のまま。「kemono」で検索してもヒットしません。ただ、海外の戦績は逐次反映していないため、日本やビッグレースへの参戦があれば、情報更新されるかもしれません。一方、Wikipediaは「ケモノ (競走馬)」というタイトルにしていました。
ちなみに元の名前の「カシアス」は全然「ケモノ」とは関係ない名前。「人名より」とのことでした。おそらくボクシング世界チャンピオンのモハメド・アリの本名カシアス・クレイからとったのではないかと思われます。父のキンシャサノキセキは、モハメド・アリがザイール共和国(現コンゴ民主共和国)の首都キンシャサでジョージ・フォアマンに勝ち、プロボクシング世界ヘビー級王座を奪還した際に謳われた「キンシャサの奇跡」から取られた名前でした。
このモハメド・アリにも「獣」というあだ名があったわけではないんじゃないですかね。有名なのは、「蝶のように舞い、蜂のように刺す!」でした。特に関係なく、改名された感じです。
■2022/05/08 昔は輸入種牡馬を人気出そうな馬名に変更してた?ナスアローの例
ナスルーラの直仔であるAbou Ben Adhemという種牡馬は日本に輸入されたとき、ナスアローと名前を変えられたようです。元の名前の最初は一瞬見間違えそうですが、「アロー」ではなく「Abou」。一語も合っていませんね。
<ナスアローの掲示板 | 競走馬データ - netkeiba.com>のコメントでは、以下のような説明で同じ輸入種牡馬でナスルーラ系のキングナスルーラもそうだとしていました。ウェブではこれと同様の記述が見られるサイトがあります。
<自身の競争成績が一流とはいえないため、
ナスルーラ直仔をアピールするために登録名を変えたらしいです。
同様にInaugural Day→キングナスルーラーというのも>
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=000a000a09
一方で、「私見ですが」として、「単に名前が難しい、もしくは名前の響きが悪いからと考えています」と書いている人もいました。ただ、飽くまで「私見」ですので、事実ということはないのでしょう。前述の情報も信頼できるソースがないことには変わりないのですが…。
<メジロアサマの母(引用者注:日本では「スヰート」)も英名はSweet Sixteenで、これは名前が長いからと思います。
'80年代にはプロ野球も名前が長い外国人選手はファーストネームで選手登録する様になりましたね。西武ライオンズのスティーブ・オンティベロス、テリー・バートランド・ホィットフィールドは2人共にファーストネームでした>
先程のキングナスルーラーの当初の名前「Inaugural Day」は、「(米国の)大統領就任式の日」という意味。キングはこのプレジデント(大統領)からの連想かもしれませんけど、だいぶ違います。プレジデントがキングになっちゃったのは不思議な感じですね。
一方、「Abou Ben Adhem」は英語ですらなさげ。なんとなくイスラム系の人名かな?と思いました。で、検索してみると、ポエムが出てきました。Wikipediaが存在しており、かなり有名なポエムのようです。全然「アロー」とは関係ありませんね。
"Abou Ben Adhem" is a poem written in 1834 by the English critic, essayist and poet Leigh Hunt. It concerns a pious Middle Eastern sheikh who finds the 'love of God' to have blessed him. The poem has been praised for its non-stereotypical depiction of an Arab. Hunt claims through this poem that true worship manifests itself through the acts of love and service that one shows one's fellowmen and women. The character of 'Abou Ben Adhem' is said to have been based on the ascetic Sufi mystic Ibrahim bin Adham.
<「アブ・ベン・アドヘム」は、1834年に英国の評論家、エッセイスト、詩人のリー・ハントによって書かれた詩です。 それは、「神の愛」が彼を祝福したと考える敬虔な中東のシェイクに関するものです。 この詩は、アラブ人の非ステレオタイプの描写で賞賛されています。 ハントはこの詩を通して、真の崇拝は、仲間や女性を示す愛と奉仕の行為を通して現れると主張しています。 「アブ・ベン・アドヘム」のキャラクターは、禁欲的なスーフィーの神秘的なイブラーヒーム・ビン・アドハムに基づいていると言われています。>(グーグル翻訳)
2024年11月14日木曜日
アロヒアリイはサンデーサイレンス・トニービン・ノーザンテーストのインブリード
■2024/11/10 アロヒアリイはサンデーサイレンス・トニービン・ノーザンテーストのインブリード
種牡馬御三家(サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、トニービン)だとさらに熱かったのですけど、サンデーサイレンス・トニービン・ノーザンテーストのインブリードが入った熱い馬を発見。しかも、サンデーサイレンス・トニービンは結構濃く入っています。サンデーサイレンスが「18.75% 3 x 4」で、トニービンが「 12.50% 4 x 4」でした。
アロヒアリイ
父ドゥラメンテ 母エスポワール 母父オルフェーヴル
サンデーサイレンス 18.75% 3 x 4
トニービン 12.50% 4 x 4
ノーザンテースト 6.25% 5 x 5
新馬戦出走馬の血統を見ていておもしろいなと思った馬で、その新馬戦(2024/11/02 東京・芝2000)は1番人気1着で勝っています。今後も注目したいですね。 netkeibaの掲示板でも盛り上がっていました。
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2022104682
[200] swingbibopさん IoIQQGU
来年のクラシックを席巻して、将来は貴重な父親の血を繋ぐ種牡馬にも
なってほしい。それくらいの大きな器を持つ馬と信じています。
[197] hi69nさん GVJmRwU
「2000以上欲しい。距離が伸びて良さが出る」と調教師が言ってるから、ゆりかもめ→青葉→ダービーかな
アドミラブルのリベンジ期待します
[189] テテさん GSQGA2k
また新しく楽しみな母父オルフェのドゥラメンテ産駒きたな
[186] ぼんばへさん QjSQZjQ
「道中手応えが怪しかった」と言いつつノーステッキ。
派手さは無いけど良い勝ち方でした。
オルフェの血から道悪も問題無さそうですね。
[185] グランデシャーロックさん MWYJhyA
まさかノーステッキで勝つとは思わなかった。この仔はまだまだ奥がありそう。
ドゥラメンテ産駒は脚元の弱い仔が多いから、このまま怪我無く順調に行ってほしい。
[184] swingbibopさん IoIQQGU
レースVを何度か見返してみると、やはりノーステッキなんだね
良馬場ではよくあるも、重馬場でのノーステッキはあまり見た事ない
戸崎Jは直線よほど手応えに自信があったんだろう。
素晴らしいクラシック候補が登場してくれて嬉しい
2024年11月13日水曜日
未勝利馬初の重賞勝利?未勝利のオープン馬クラスペディア
■2024/11/09 未勝利馬初の重賞勝利?未勝利のオープン馬クラスペディア
京王杯2歳S(GII)の馬柱を見ていて、あれ?と思ったのが、クラスペディアという馬。未勝利なのに、前走小倉S2着なのです。
未勝利の馬が格上挑戦でオープンに参戦することそのものは全く珍しくありません。少頭数で5着あたりの賞金を狙ったり、出走手当を狙ったりというところでしょう。ただ、クラスペディアの場合、2着になったことを考えると、ガチで勝負した感じです。これは珍しいですね。
また、重賞で2着になっているので、クラスが上がっていたのでは?と検索してみると、<“未勝利のオープン馬”がJRA史上初の快挙へ 京王杯2歳Sで初重賞V狙う>(24/10/30(水) 18:00配信 netkeiba)という記事がヒット。未勝利でも重賞2着になったので、やはりオープンクラスに昇格していたようです。
<ここまで2戦0勝。8月中京の新馬(芝1200m)はスローペースの逃げから上がりをまとめたが、エイシンワンドに差されて2着。続く小倉2歳Sでは先団から伸びたものの、やはりエイシンワンドに3/4馬身届かずの2着だった。今回は初の1400mとなるが、レースセンスがあるので問題なさそう。2戦連続で先着を許しているエイシンワンドにリベンジを果たせるかどうかが最大の注目となる。
まだ未勝利だが、重賞で2着になったので収得賞金600万円のオープン馬。これは非常に珍しいパターンといえる。未勝利の身で重賞を勝てば、84年のグレード制導入後の中央所属馬では初めて。再度の重賞チャレンジで、日本競馬史に残る1ページを刻んでみせる。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/6beefb31cb6d108a892437527721754ec9e31202
「最強の未勝利馬」とも言われており、注目を集めました。結果、京王杯2歳S(GII)は6番人気5着まで。私が見たときは3,4番人気くらいかな、もっと人気していたので目についた6番人気まで落ちています。また、小倉2歳Sのときは13頭中8番人気であり、そこまで人気ではなかった模様。それでも、1勝馬より人気してますから、すごかったですけどね。
小倉2歳Sの戦前の記事を…と検索してみると、<【小倉2歳S】未勝利馬初の重賞Vを狙うクラスペディア 河嶋調教師「厩舎の期待馬ですからね」>(スポーツ報知 2024年08月31日(土) 10時44分)という記事がヒット。やはりガチでの参戦だったようです。
<前走(引用者注:新馬戦)は9番人気だったが、持ち前のスピードを武器に2着に粘った。「勝ちにいくレースでしたし、悔いはありません。今回はポジションよりも、リズムを重視したいです」と自在に立ち回る考えだ。
これが厩舎にとっても重賞初挑戦となる。「厩舎の期待馬ですからね。決して記念出走ではありませんよ」とトレーナーは力を込めた。前走で0秒2差だった勝ち馬、エイシンワンドが今回も人気になっていることを考えれば、侮れない存在だ。 >
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=273627
2024年11月12日火曜日
スタニングローズ、スランプのきっかけ惨敗エリザベス女王杯で謎の復活V!
■2024/11/10 スタニングローズ、スランプのきっかけ惨敗エリザベス女王杯で謎の復活V!
■2021/06/04 ローズバドの孫娘スタニングローズ、キングカメハメハは好相性の血統
勝ちきれなかったものの、末脚が印象に残り好きだったローズバド。しかし、産駒や孫は走っていない…と思ったら、息子のローズキングダムがいたのを忘れていました。G1勝っています。ただ、なぜかこの子は好きじゃなかったんですよね。
今週デビューするスタニングローズはローズバドの長女ローザブランカの子で父キングカメハメハ。ローザブランカの長女バンゴール以来のキングカメハメハです。この姉は5勝、唯一大成功したローズキングダムもキングカメハメハで相性の良さを感じさせます。
ローズキングダム以外は重賞で好走しておらず、正直確実性の高い血統ではなさげ。過剰人気の感があります。ただ、思い入れのある血統なのでPOGで選びたいところ。近親ではローゼンクロイツはPOGで指名したはずです。また、もっと遠くまで見ると、結構印象的だったヤマニンエルブが近親にいます。
同じ新馬戦でスタニングローズのライバルとなりそうなところとしては、ゴドルフィンの○外エクセトラ。父Exceed And Excelはデインヒルの子で、日本と合いそうな感じ。また、ドレフォン産駒のレッドバロッサは重賞勝利のあるフライングアップルやナイスミーチューが近親にいます。
■2024/11/10 スタニングローズ、スランプのきっかけ惨敗エリザベス女王杯で謎の復活V!
その後、スタニングローズが活躍したので書こう書こう…と思っていたのにすっかり遅くなってもう5歳の牝馬で秋。来年には引退しそうな時期になってきました。
好きだったローズバドの孫娘ということもあり、私はPOGで指名。フラワーC(GIII)に勝利し、オークスでも2着になるなど、かなりの活躍を見せました。私の指名馬としては上々です。
ただ、私のPOG馬あるあるで、POG期間終了後に爆発。紫苑S(GIII)を勝つと、そのまま秋華賞(GI)を勝利。G1馬まで出世しました。
ところが、続くエリザベス女王杯(GI) を2番人気で14着と惨敗してからは不振。6戦して5着になったのが一度で後は掲示板に載らないほどでした。このままダメになるっぽい感じだったのですけど、3歳のときに惨敗してスランプのスタート地点となったのと同じエリザベス女王杯(GI) で、突如復活で優勝。謎です。
とはいえ、3番人気で人気だったのは不思議。近走は7番人気、6番人気、5番人気、9番人気と、人気にもなっていなかったのに、今回は人気でした。クリスチャン・デムーロ騎手が乗っており、騎手人気ですかね? それにしても、不思議です。
…と書き終わってから気づきました。2年前に惨敗したエリザベス女王杯は阪神開催で、今回は京都開催ということで、コースが全然違いましたね。スタニングローズは勝利した秋華賞がそもそも阪神競馬場であったように、阪神でも勝っており、特に阪神が苦手ということではないんでしょうけど…。
・エリザベス女王杯、スタニングローズが制す C・デムーロ「全ての人に感謝」 24/11/10(日) 16:18配信 中日スポーツ
<3番人気でC・デムーロ騎乗のスタニングローズが好位追走から直線、外から力強く抜け出して2分11秒1でG12勝目。2年前の秋華賞馬が、見事に女王の座に返り咲いた。C・デムーロは「今年、日本に来たのはG1に勝つため。勝てて本当にうれしい。ゲートを出てからどう乗ろうかと思っていたが、先行グループの後ろで手応え良く走れた。勝つことができてサポートしてくれた全ての人に感謝したい」と喜んだ。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0b07ce504fa04e10aa724f260416c187a5c9e66
<Cデムーロはホント上手い!
スタート、位置取り、仕掛けのタイミング、どこにもケチをつけることできないくらい、完璧な騎乗だったと思う。
馬のデキも上がってたし、最終コーナー下りの加速で勝負あったなと。>
<Cデムーロは本当に上手いよ、しかし3番人気って復活を期待していたファンやCデムだから買っておこうという競馬ファンが多く居たんだなって思う。薔薇一族の底力を見ました。>
<今まで坂井西村が乗ってたスタニングローズとは別馬
銀と金みたいな馬摩り替えじゃなければ坂井西村がすさまじい漬物石だった>
<やっぱ外人騎手は凄い!4コーナー手前から追いまくって直線先頭で進路を外に取り圧勝!動かし方が半端ない。>
2024年11月11日月曜日
マッドマックスはガリレオの3x3で、ノーザンダンサーも12.5%
■2024/11/10 マッドマックスはガリレオの3x3で、ノーザンダンサーも12.5%
インブリードがやや濃い目で気になったのがマッドマックスです。そこまで珍しいわけじゃないのですけどね。日本の浦河町・三嶋牧場の生まれですが、海外で受胎済みの繁殖牝馬を輸入したんじゃないでしょうか。海外だと濃いインブリードでもわりと平気でつけてきます。
マッドマックス
父Night of Thunder 母サラーバ(Saraaba(愛) ) 母父New Approach
Galileo 25.00% 3 x 3
Northern Dancer 12.50% 5 x 5 x 5 x 5
Allegretta 9.38% 5 x 5 x 5
いとこに ドバイターフ(G1)勝利馬の Facteur Cheval、愛ダービー(G1)の Santiagoなど、重賞馬がゴロゴロといる良血馬。期待していたのですけど、初戦は2番人気5着。良血かつおもしろい配合ですし、今後に期待したいところ。なんか「マッドマックス」という名前も走りそうな感じあるんですよ。
…と書いてから、やはりガリレオの3x3というのは日本に合わないのかな?とも思っちゃいました。ヨーロッパでこそ!という感じの血統ではありますね。
[112] オールバックさん cTZCNDA
直線置いてかれてるのでキレ勝負はあんま向かんか
[111] サンレンプクスキーさん MoKTYTA
腐ることはないね
次回に期待する
能力地力は充分あるからね
[107] じゃさん NlgRCEc
また今度パワー勝負になれば
好発決めてたから今後位置取りには困らないだろう
[92] オウショウさん JVYzgBY
詰まってフラフラしたけど開いてからも伸びてないからなぁ…よそ見しながら走ってたりするしまだ馬が若いかもしれない。
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2022103215
2024年11月10日日曜日
調教師バッジ偽造使用で上村洋行調教師に制裁金 説明が謎
■2024/11/09 調教師バッジ偽造使用で上村洋行調教師に制裁金 説明が謎
前代未聞かもしれません。聞いたことない!と思ったのが、<上村洋行調教師が調教師バッジ偽造&使用で過怠金50万円の制裁 落とし物の届け出から判明>(24/11/9(土) 16:55配信 東スポ競馬)というニュースです。
<JRAは9日、上村洋行調教師(51=栗東)に過怠金50万円の制裁を科したことを発表した。
10月26日に東京競馬場で調教師記章(バッジ)の拾得物が届け出られたことからJRAが確認したところ、刻印されていた管理番号から上村師のものと判明。しかし、本人が別の記章を着用していたことから事情を確認した結果、紛失防止のため業者に依頼して記章の偽造品を作製し、使用していたことを認めた。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/0db043281327d7d756e7d0d54d08047961c55e67
レプリカが市販されてそうでしたが、わざわざ依頼して作っていたんですね。ただ、「紛失防止のため業者に依頼して記章の偽造品を作製」という説明が謎で、納得しづらいもの。「紛失したために業者に依頼して記章の偽造品を作製」という順番だとわかりやすかったんですけどね。
この記事のYahooニュースの専門家コメントでは、ライターで競馬評論家の花岡貴子さんが、制裁は真っ当な判断であるとした上で、バッジは時代遅れなのではないか?といった指摘をしていました。
<競馬場等での身分の判断を記章で行うという昭和時代から変わらないアナログ的手法ではなく、IDカードや生体認証といったデジタル的手法を取り入れてはどうかと考える。これなら、警備担当者の目視に頼らずにより精度の高い身分照会が可能だし、紛失防止のために自ら模造品をつくる、といった発想には至らないのではないか。>
そういえば、こうしたバッジでは、政治家さんの議員バッジが有名。これこそ自民党の政治家がゴリ推しているマイナンバーカードにまとめちゃった方が良いかもしれません。
Yahooニュースのコメント欄でも花岡貴子さんと同様のコメントがありました。同じコメントは、「携帯電話の使用よりもはるかに悪質」とも書いています。その他のいくつかのコメントとともに引用しておきます。
<関係者以外の立入を管理するための身分証が簡単に偽造できてしまっては意味がないかと。管理体制そのものが前時代的すぎると思います。もし一般企業でセキュリティーカードを偽造・使用すれば厳罰を受けます。最近話題になった女性騎手の携帯電話使用もそうですが、公平性を守るために厳しい処分が儲けられています。携帯電話の使用よりもはるかに悪質ですし大問題だと思うのですが。>
<「紛失防止の為に偽造」したのに本物が拾得物で届けられるという矛盾……
それなら本物は自宅とかに保管していなければおかしい訳で、「見あたらなくて、再発行申請(たぶんペナルティ有り)を怠って偽造したのだろう。受注する業者も業者だと思うし、他にやっている調教師もいるのでは。>
<一般の企業にも紀章バッジはあるが、これがセキュリティと紐付けされてる事はない。全てが時代に乗り遅れている。紛失のペナルティーは明らかではないが、何故こんな手間のかかる事をしたのか?意味不明。
仲間内では当たり前になっていて、紛失しなくても忘れた時の為に他の調教師もレプリカ作ってるのではないか?ただ通し番号がある紀章は始めて聞いた。議員バッジもそうなんだろうか?>
<まあ、一般企業でも社章なくしたら売店で気軽に新しいの買えるとか気軽なもんじゃなく始末書提出だからな
調教師バッヂの場合、単なる有資格者のためのお飾りじゃなくパスみたいなものだし、紛失に関するルールがかなり厳しいのとこれまで複数回やらかしてるのとかがあって、素直に言い出せなかったのかなぁと
ただ、仮にそうだとしても誤魔化そうとするのはよろしくないね>
一般企業の社章も管理にうるさいですよね。私のいたところでは、会社を辞めたときに返却するようにうるさく言われました。社章だけでなく、制服類も返却。社員へのなりすましや転売などを防ぐためだと思われます。
2024年11月9日土曜日
危うくサラブレッドになり損ねるところだったテンポイントの血統
■2018/03/18 54戦54勝のキンチェム、祖母は繁殖牝馬にならない予定だった
■2018/03/18 キンチェム、実は間違えた配合で偶然生まれた馬だった
■2018/03/18 見栄えの悪かったキンチェム、購入者にも見捨てられる
■2017/06/08 11万円で5.7億円稼いだテイクオーバーターゲットなど、お買い得だった馬
■2013/3/14 危うくサラブレッドになり損ねるところだったテンポイントの血統
知らんかったのか、忘れていたのか、どっちだかわかりませんけど、とにかくおもしろかった話。
-----引用 ここから-----
貴公子テンポイントの死から35年 文 有吉正徳 2013年3月8日
5日は名馬テンポイントの命日だった。1978年のこの朝、治療を受けていた滋賀・栗東トレーニングセンターで息を引き取った。
関係者の執念が生んだサラブレッドだった。
祖母のクモワカが「伝貧(でんぴん)」(馬伝染性貧血)と診断されたのは52年。法令で安楽死処分が義務づけられている伝染病である。
ところがクモワカは伝貧の症状を見せなかった。関係者は処分命令を無視してかくまい、繁殖牝馬(ひんば)として育てた。しかし「死んでいるはず」の繁殖牝馬は軽種馬登録協会からその存在を否定された。
http://www.asahi.com/and_M/interest/TKY201303080080.html?ref=com_fbox_u
-----引用 ここまで-----
サラブレッドはきちんと登録されているか否かが、たいへん重要です。
サラブレッドは血統が命ですし、そもそも語源がそういう意味です。
-----引用 ここから-----
語源は Thorough [ 完璧な、徹底的な ] + bred [ 育てられた、躾けられた ] で血統背景だけではなく、育つ環境も含めて完璧であることを指す。
純血を意味するアラビア語の直訳という説もある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89
-----引用 ここまで-----
さて、テンポイントの祖母クモワカはどうなかったか?と言うと……。
-----引用 ここから-----
「クモワカ事件」は裁判になり、クモワカとその子どもがサラブレッドとして認められたのは63年になってからだった。娘のワカクモはこの年に誕生した。桜花賞を制するなどの活躍を見せ、母になってテンポイントを産んだ。
-----引用 ここまで-----
ドラマですね。
■2018/03/18 54戦54勝のキンチェム、祖母は繁殖牝馬にならない予定だった
ハンガリーの歴史的競走馬キンチェムも生まれなかった可能性があったという話。他でも書いたのですけど、先に戦績から。
Wikipediaによると、デビューから引退までの無敗記録としては世界記録となる54戦54勝の記録を持ちます。デビューからの連勝記録としてもプエルトリコのカマレロに破られたものの、いまだそれに次ぐ2位の記録。
キンチェムは牝馬でしたが、2歳時に全て違う競馬場で10戦10勝という快進撃。前半はドイツ、後半はオーストリア・ハンガリー帝国で走っています。
3歳時には、 ブダペストのネムゼティ賞(ハンガリー2000ギニー)、ハザフィ賞(ハンガリー1000ギニー)といったハンガリーのクラシックに相当するレースを連勝。さらに、中央ヨーロッパの強豪馬たちが出走するレースだったジョッケクルブ賞(オーストリアダービー)を大差で圧勝。古馬とのレースでも負けず、17戦17勝の成績を残しています。
4歳は途中から西ヨーロッパ遠征を敢行。イギリスでもキンチェムは有名で、「ハンガリーの奇跡」と呼ばれていました。グッドウッドカップは、イギリスの有力馬たちはハンガリー馬に負けるのを恐れ回避してしまっていたため、わずか3頭でレースが行なわれたという逸話を持ちます。
続いてフランスに行き、ドーヴィル大賞典で1番人気は譲るものの、きっちり勝利。バーデン大賞では、酒に酔ったまま騎乗したマイクル・マデン騎手が極端に後ろからの位置取りをしてしまいましたが、それでも同着。
このとき、同着の馬と決勝戦が行われたみたいですね。これもトラブル。突然馬場に野良犬が出てきて終始キンチェムに絡み、大きく離されてしまいました。しかしキンチェムは犬を蹴飛ばして追い払い、プリンスジルスとの差を縮めて追いつくとあっという間に交わして6馬身差で楽勝したとのこと。すごすぎです。
5歳でも、12戦で全て完勝したのですけど、引退の理由がまた個性的。同厩舎の馬との喧嘩により脚を怪我したため、だそうです。
さて、血統の話。キンチェムの母ウォーターニンフ (Water Nymph) はオークス5着のザマーメイド (The Mermaid) の子で、現役時代にハンガリーの1000ギニーに優勝した名牝でした。
にも関わらず、キンチェムを生産したエルンスト・フォン・ブラスコヴィッチさんは、自分の乗馬用の馬としてこの馬を購入していました。しかし、周囲に説得されて繁殖牝馬となったおかげで、血が繋がったのです。
ウォーターニンフは繁殖に入って1年目からハンガリーオークス馬のハマト (Harmat) を輩出。2年目にキンチェムが誕生しました。
■2018/03/18 キンチェム、実は間違えた配合で偶然生まれた馬だった
ただ、この後もキンチェムはおもしろいのです。
実を言うと、2年目にはバッカニア (Buccaneer) という人気馬が配合されるはずだったのだが、牧場のミスでウォーターニンフはカンバスカン (Cambuscan) に配合されてしまい、そしてキンチェムが生まれました。
カンバスカンは種牡馬として活躍したニューミンスターを父に持ち、2000ギニー2着、セントレジャーステークス3着に入った後にイギリスで種牡馬となり、2000ギニーを勝ったカムバッロ (Camballo) を出している。
ただ、その後ハンガリーのジョッキークラブに購入されたが、受胎率が低くバッカニアに比べれば人気はなかったそうです。
なお、種牡馬の場合、歴史的名馬でも子孫は繁栄せずといったことも多いのですけど、キンチェムは繁殖としても成功しました。
5頭の産駒は、競走馬または繁殖で活躍。キンチェムの直系の牝系子孫も繁栄。オーストリアやハンガリーのクラシックに何度も勝ち、ドイツ、イタリア、ポーランド、ルーマニアのダービーにも勝っています。
1974年にはキンチェムから数えて13代目の子孫ポリガミー (Polygamy) が英オークスで勝利。また、このポリガミーの全妹ワンオーバーパー (One Over Parr) の玄孫で、キンチェムから数えて17代目の子孫キャメロット (Camelot) は2012年に2000ギニーとダービーステークスを制して英国クラシック2冠馬となるなど、21世紀となった現在でも、世界各地にキンチェムの子孫が残り活躍を見せているそうです。
■2018/03/18 見栄えの悪かったキンチェム、購入者にも見捨てられる
キンチェムは、デビュー前の逸話もすごいです。
ブラスコヴィッチの生産馬は1歳時に1人のオーナーに対して一括で売却されることになっており、1875年の1歳馬はアレックス・オークシーという人物に7頭まとめて700ポンド程度の価格で売却されることになりました。
しかし、購入したにもかかわらずオークシーはキンチェムともう1頭の馬を引き取らなかったといいます。キンチェムはひょろっとした暗い毛色の栗毛馬で外見が悪かったため、オークシーは走らないと判断した模様です。
結果、キンチェムは生産者であるブラスコヴィッチの所有馬として走ることとなったのですけど、意外な人物にその素質を評価されていた。キンチェムは仔馬の頃ロマに誘拐された事があり、犯人逮捕後に警察が「あの牧場にはもっといい体の馬が沢山いたのに何でこんな馬を狙ったんだ?」と尋ねています。
すると犯人は、「確かにあの馬は外見は他の馬に見劣りする。でもそれを補って余りある勇気を持っていたんだ」と答えたとのこと。泥棒だけが彼女を評価していました。
■2017/06/08 11万円で5.7億円稼いだテイクオーバーターゲットなど、お買い得だった馬
クラブ馬主になって夢と賞金を同時に狙う! 安くて強い馬列伝【後編】 週プレNEWS / 2017年4月22日 15時0分は、「クラブ馬主で夢と賞金を同時に狙って、人生も下克上だ!」という記事。
しかし、これは良いケースだけ見て誤解されているだけですので、非常に悪い話。
例えば、"ダート戦線で10億円以上を稼いだエスポワールシチーは、500口の共同馬主で1口当たり2万4000円。維持費などは別としても還元額は約204万円で100倍近いリターンだ"だと書いているものの、シチーの馬は大量募集でハズレだらけという印象でした。うまい話でないどころか、駄目な方だと思われます。
ただ、こういう安馬が大活躍という話自体はおもしろいです。この記事ではそういった例がたくさん載っていました。
モーリス
2015年の年度代表馬で、10億円を優に超える賞金を稼いだ。1歳時にセリでつけられた価格は150万円。育成牧場に購買され、トレーニングを積んだ後、2歳になって再度、セリに出された値段も1050万円。
ジャスタウェイ
セレクトセールでの落札額が1260万円。2013年の天皇賞・秋で勝利。さらに、G1ドバイデューティフリー(現ドバイターフ)で圧勝劇を見せ、2014年の世界ランキング1位にも輝いた。
テイエムオペラオー
セリでの落札額はわずか1050万円で獲得賞金総額約18億3000万円。
メイショウドトウも
生涯9億円以上を稼いだが、海外のセリでの落札額はたったの500万円。
トレヴ
1歳時のセリでは、2万2000ユーロ(約270万円)で売りに出されるも声がかからず、やむなく牧場の名義で現役生活をスタート。しかし、無敗のままG1フランスオークスを勝利して、800万ユーロ(約10億円)でトレード。その後、凱旋門賞連覇という快挙を達成。
テイクオーバーターゲット
3歳になっても体質が弱く、まともにレースに使えないことから投げ売り同然の1250豪ドル(約11万円)。タクシー運転手として生活費を稼いでいた馬主兼調教師のジャニアックさんが購入。イギリス、日本(スプリンターズS)、シンガポールなどでG1レースに勝利し、10億円以上を稼ぐ。
(とあったものの、他では600万豪 ドル(約5億7,000万円)くらいになっていました。10億円というのは、海外の賞金額がすでに足された数字にさらにもう一度足してしまったのか、コピペミスではないかと)
売れなかったトレヴが計算できませんが、他で倍率を計算すると以下のような順位に。
<お買い得馬ランキング>
順位 馬名 獲得賞金(万円) 獲得費用(万円) 回収率
1位 テイクオーバーターゲット 57,000 11 5,182 倍
2位 メイショウドトウ 92,133 500 184 倍
3位 テイエムオペラオー 183,519 1050 175 倍
4位 エスポワールシチー 102,320 1200 85 倍
5位 モーリス 53,625 1050 51 倍
6位 ジャスタウェイ 59,569 1260 47 倍
記事とはだいぶ数字が違っていたものの、 オーストラリアのテイクオーバーターゲットは破格でした。
2024年11月8日金曜日
一口馬主・クラブ法人が個人馬主を迫害…は間違い 今はクラブが馬主の入り口に
■2015/10/2 重要な役割…今はクラブ・一口馬主経験者が馬主の入り口に
■2022/05/27 一口馬主から馬主に…あのオジュウチョウサンの長山尚義氏も
■2017/10/26 馬主最大の楽しみは「口取り」、クラブ会員の人も味をしめて!
■2021/07/19 無名馬の引退に寄せられた一口馬主たちの熱い想いがすごい
■2015/10/2 一口馬主・クラブ法人が個人馬主を迫害…は間違い
Enjoy Ruffian 2011年5月号の個人馬主のいななき(西山茂行)からの話。オーナーブリーダーの西山茂行さんの記事は好きだったんですが、このときが最終回でした。この回は、一口馬主・クラブ法人の存在に関する話題です。
馬券を毎週熱心に買っていても、競馬全体に詳しいというわけではないのか、「クラブ法人が個人馬主を潰した」と勘違いして攻撃している方がいたと聞いて、驚いたことがあります。今回はそういう方に是非知ってほしい話でした。
個人馬主が減ったのは、クラブ法人に迫害されたからではありません。馬主が儲からなくなったためだと説明されています。
-----引用 ここから-----
長い競馬の歴史からすると、わずかな期間だけれど、この7年で馬主地図が様変わりした。(略)
長引く不況などいろいろあるけれど、最大の要因は馬券の売り上げ減少による大幅な賞金の削減。それに反比例するようにジワジワと値上がりする預託料。馬が好きで、競馬が好きで、夢の馬主になったけど、あまりにも赤字で、やっていられないからやめた、という馬主が急増しているのが現実なのです。
(略)近年激減しているのが2 代目馬主、3代目馬主。筆者の時代は父が馬主なら息子も馬主をやるのが当然だったが、今は…
「親父はあんなもんに金をつぎ込んだけど俺は絶対にやらないから」
という人を何人も知っている。
-----引用 ここまで-----
競馬予想のうんちくや血統は知っていても、そもそも馬券の売上によって毎年細かく馬主の賞金が変わっているという話を知らない人は多いかもしれません。
また、日本の馬主はこれでも恵まれており、競走馬を持って利益を出せる可能性の高い稀有な国だとも言われています。
クラブ法人がこれほど力を持ったのは、個人馬主の力が弱まったためでもあります。競走馬を多く抱える馬主が優先されるのは当然です。
ただ、本質的にクラブ法人の方が購買力が高いというのは、否定できないでしょうね。
一口馬主は正式には馬主ではなく、権利や優遇などはなく、短所があります。しかし、長所は多いです。西山茂行さんは以下の点も指摘していました。これも前述の優先する理由と同じです。
-----引用 ここから-----
厩舎との連絡とかは、正直に言ってクラブ法人の事務局に任せた方がずっと上手くいく。一、二頭しかいない馬主と大手とでは厩舎関係者の対応がそれはそれは違いますよ。
どんな商売でもそれは同じで、いつもお金をたくさん使ってくれるお得意さんにはいい笑顔を見せるのは当然です。
(これを読んだ調教師さんの中には、「俺は一頭の馬主でも大切に何でも言うことを聞くよ」という人がいるかも知れませんが、同じ扱いをされたら今度は大口馬主が嫌な顔をするでしょう。それが資本主義です。)
-----引用 ここまで-----
■2015/10/2 重要な役割…今はクラブ・一口馬主経験者が馬主の入り口に
また、個人馬主の購買力が下がったという点で、クラブ法人が馬主の入り口としての役割が重要になっています。西山茂行さんは以下のように指摘していました。
<個人馬主はクラブ法人にはどうやっても勝てません。しかし、クラブ法人は将来の個人馬主を育てる重要な役目を果たしています。
以前にも書いたけど、最近は馬主登録を取得する方々のほとんどが、「○○クラブ法人の会員でした」>
流行のPOGについて、馬券を買わないでも楽しめるから悪いものだと批判している方がいましたが、これもまた同じような視野の狭い批判です。POGは競馬ファンの裾野を広める役割を果たしています。
ソーシャルゲームでの無料ユーザーですとか、ゲームの体験版、化粧品の試供品など、「一部分だけ見ると儲かっていないように見えて全体としては稼いでいる」というやり方は、ビジネスの世界では当たり前にあるものなのです。
■2022/05/27 一口馬主から馬主に…あのオジュウチョウサンの長山尚義氏も
「今はクラブ・一口馬主経験者が馬主の入り口に」の関係での追記。あの障害の名馬オジュウチョウサンの馬主・長山尚義さんも一口馬主出身だったそうな。まだ一口馬主があまり一般的ではなかった頃に始めてハマったようです。
ただ、この話があったのは、<「オジュウ」って気になってるかな/長山オーナー上|極ウマ・プレミアム>[2018年12月14日 10時44分]という記事なので、タイトルの話を先に軽く。「オジュウ」は息子(次男)が子どもの頃、自分のことを「俺」ではなく「オジュウ」と言っていたことが由来だそうです。
では、一口馬主の話。長山尚義さんが一口馬主の存在を知ったのは、テレビの「イレブンPM」という番組で大橋巨泉さんがしていた話から。大橋巨泉さんは確か競馬好きで知られるタレントですよね。番組で「馬主もどきができる」と話していたのを偶然見たんだそうです。
<当時は30代でサラリーマンでしたが、すぐに社台サラブレッドクラブの会員に申し込んだんです。最初に当たったのがサッカーボーイ。一口65万円はそのときの自分には大きなお金だよ。「お願いだから6万5000円の10回払いにしてもらえないか」って頼んだなあ・・・>
https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=201812140000253&year=2018&month=12&day=14
いきなり名馬サッカーボーイ。そりゃハマりますわ。しかも、この後も名馬をどんどん引き当てたようです。<周囲から「そんなに走る馬はもう出会えないぞ」って言われたけど、バブルガムフェロー、ダンスインザダーク、お母さん(ゴールデンサッシュ)がサッカーボーイの全妹だったステイゴールド・・>と書いていました。
というか、馬主になった後も一口の方を引き続きやっているんですね。たぶん上記もすでにそうだと思うのですが、以下のところまで読んでやっと気づきました。
<11年のクラシックはオルフェーヴル、12年はジェンティルドンナ。3冠馬2頭に出会い、ダービーの口取りも経験できた。今年の3歳馬はソウルスターリングに出資。日曜はオークスの口取りに参加できました>
確かたいぶ前から馬主のはず…と思ったら、下にプロフィールがあってそれで判明。「個人の馬主資格取得は85年」だとのこと。私が思った以上に昔です。
これまでに出資&所有した馬は118頭。出資馬で272勝、所有馬で29勝だとのこと。記事執筆時点での現役の出資馬は9頭、所有馬は7頭。一口馬主の方が多くなっています。
あと、仕事の方が私は気になったのですが、事務機器の販売やオフィスの総合管理を手掛ける株式会社エース事務機で代表取締役会長を務めているということでした。
■2017/10/26 馬主最大の楽しみは「口取り」、クラブ会員の人も味をしめて!
上記の方と同じで、やはり西山茂行さんの話。今回は、Enjoy Ruffian 2010年3月号(個人馬主のいななき〈65〉西山茂行 馬主最大の楽しみ「口取り」)からです。
西山さんによると、馬主最大の楽しみは「口取り」だといいます。もしこれがなくて、単純に賞金のやりとりだけだったら、たぶん馬主は半減するだろうとしていました。
地方競馬が盛り上がらないのも、ウイナーズサークルがきちんと整備されていないせいではないかと。馬主席が汚いし、レストランの味も美観も良くないといった話もしていました。
ただ、私は別にそういうのはうらやましいとは思わないタイプ。出資馬の口取りに参加したいと思ったこともありません。
西山さんは確か以前、馬主は人付き合いが好きな人じゃないとやってられないみたいなことを言っていた気がしますし、タイプが違うんでしょう。
私はそもそも出資馬を見に、競馬場へ行くこともありませんしね。
とりあえず、西山さんとしては、ここからクラブ会員に口取りの楽しみを覚えてもらって、馬主の増加を期待しているようです。
■2021/07/19 無名馬の引退に寄せられた一口馬主たちの熱い想いがすごい
全然有名でなく、1勝で終わったシルクレーシングのカルナヴァレスコ(父ステイゴールド、母シーズライクリオ)という馬。姉に5勝のサダムグランジュテがいますが、重賞勝利はありません。カルナヴァレスコ自身には期待のコメントがあったようですが、超有名な馬とは言えないでしょう。
ところが、何気なく見たこのカルナヴァレスコのnetkeibaの掲示板で、同馬の引退に寄せたコメントが熱いコメントの名文ばかりで驚きました。まるでG1常連の名馬の引退のような思い入れの深さを感じる良い文章だらけです。
当初書いていた「一口馬主・クラブ法人が個人馬主を迫害…は間違い」という話とは全然関係ないのですが、一口馬主の人たちの出資馬に対する熱い想いや競馬愛が伝われば…と思います。
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2012104662
[523] T.K.O倶楽部さん
必死の思いで電話をし、かかったときに出資することができたのでシルクに入会しました。
馬名募集のときに母名のイメージからブラジルだと思い、ワールドカップ・オリンピックとあるので、人々を楽しませて欲しいという願いでカルナヴァレスコと馬名を応募しました。
まさか採用されるとは思わず、採用されたというメールを見たときは物凄く興奮したことを今でも鮮明に覚えています。
非常に短い競走馬生活でしたが、新馬戦で勝利をし口取りができたことは一生忘れません。また無事に乗馬になるということなので、機会があれば会いに行きたいと思います。
お疲れ様、カルナヴァレスコ!そして今まで楽しませてくれてありがとうございました。
[522] Mikoさん
この馬を初めて見た時の衝撃はこの先もずっと自分の中に残って、10年、20年後でも新馬戦の時期がやってくる度にカルナヴァレスコのことを思い出すんだと思います。
自然と大きな期待をかけてしまうような、魅力的で良い馬でした。
何にしても、お疲れ様でした。
まずは病気(引用者注:腫瘍が原因で引退)を治して、そして、無事に第二の馬生を全う出来ることを願っています。
[521] クリアアサヒさん
当時ルシルクとシーズライクリオ(引用者注:カルナヴァレスコの母)のどちらに出資するか悩んでタバコを一晩で2箱吸ったのは昨日のことのように思い出せます
ちっぽけなことかもしれませんが僕にとっては非常にデカいことでした
で、こちらを選んだ決めては誕生日。
10数年前、喧嘩別れした幼馴染と同じでした
誕生日が。それを覚えてる僕もどうかしてますがね
でも詳細は省きますがソレきっかけで今ソイツとは仲直りしました
ちっぽけなことかもしれませんが僕にとっては非常にデカいことでした。
そんな微塵ではありますが幸せをカルナヴァレスコ号は僕に届けてくれた
僕にとってはそんな競走馬でした。
もちろんスケールの大きい使い方をしてくださったスタッフの皆様には感謝の気持ちしかありません
なにしろ競馬はいいですね
2024年11月7日木曜日
ボス馬・リーダー馬は競馬で強い?シンボリルドルフやゼンノロブロイ
■2013/3/1 ボス馬・リーダー馬は競馬で強い?シンボリルドルフやゼンノロブロイ
■2022/05/11 第一次競馬ブームの立役者ハイセイコーもリーダー馬だった?
■2013/3/1 上下関係作る馬の群れにはボスがいる!トレッキングでもリーダー馬
リンク切れしているのですが、「インストラクターのひとりごと」というページの「#128 リーダー馬の存在」(2009/02/07 フロッグマン)では、トレッキングにおけるリーダー馬の存在の必要性について説明されていました。
まず、野生動物であるシマウマの例が登場。リーダーが常に周囲を警戒し、肉食動物の気配をいち早く察し、危険を仲間に知らせるといったことがあるとのこと。そして、馬の場合は以下のような感じになっているそうです。
<馬の群れにもリーダーとなる存在がいます。馬と関わった事のある人なら分かると思いますが、馬もはっきりとした上下関係の社会を持っています。よく観察すればどの馬がリーダー馬でどの馬が弱いか分かると思います。お互いじゃれあったり、喧嘩したり、まるで子供のように遊びます。そうして遊んでいる内に互いの強さを知り、リーダーとなる馬が決まっていきます。(略)
私達はボス馬の存在を利用してトレッキングを行います。普段から強いリーダー馬に先導役のスタッフが乗ることで他の馬は決してボス馬を追い越そうとしないし、リーダー馬も他の馬を追い越させないように蹴ったり威嚇したりします。(略)快適なトレッキングのためにはリーダー馬の存在が必要不可欠なのです>
http://www.jtng.com/thrc/p30/~199/p30-128.html
また、別のサイト乗馬特訓記の<「馬語」について:基本はボス馬の立場になってボス馬の合図をまねる>では、る馬のボディランゲージのことが詳しく書いてある一冊の大型本 「馬と踊ろう~クラウス・フェルディナンドの触れ合い 調教法」(クラウス・フェルディナンド・ヘンプフリンク著:「Dancing with Horses」の日本語版)に以下のような話があったことが書かれていました。
<基本的な考え方は、馬は順位制の群れ社会の生き物でどんな相手に対しても 自分より順位が上か下かを見てくることと、自分より順位の高い相手には頼ろうとし てきたり言うことをよく聞こうとする性質があることを利用して、まず人のほうが馬 より絶対的に順位が上、人が馬のリーダー、という主従関係をはっきりつけて馬 が人間に頼ってくるようにさせて馬と信頼関係を築き、それからボス馬が他の馬 たちに対して次々と合図(指示)を出していくのをまねするように人が馬に合図 を出していくことで、馬が群れのボスの言うことをよく聞くように馬を自由自在 に動かしていくということです。
この、ボス馬が他の馬に対して出す合図や、馬同士が使っている合図が「馬の ボディランゲージ、馬語」と呼ばれているものです>
http://www.geocities.co.jp/Outdoors/6952/time_2004_12xx.html
■2013/3/1 ボス馬・リーダー馬は競馬で強い?シンボリルドルフやゼンノロブロイ
ここまでは馬全般に関する話だったのですけど、このような考え方を競馬に当てはめて、馬券の当て方に応用しようとしている方もいらっしゃるようです。ズバリ「ボス馬を探せ!」というページがありました。「ボス馬」がそのまま「一番強い馬」で、勝てる馬がわかるという理論です。
<また、ボス馬を探す以外に、馬同士のコンプレックスを理解できるようになると、そのレースで走らない馬を見つけることができます。
(略)もちろん馬券を買う上で能力(略)は大きな要因なのですが、それに負けないくらいこの馬の持つコンプレックス、つまり精神面が大きな要因となるのです>
http://keibahissyo.web.fc2.com/category1/entry5.html
別サイトの<November 22, 2005 穴馬発見☆別館>でも、2005年のジャパンカップをボス馬で競馬予想。「競馬は、突き詰めると、ボス馬が勝つゲームだ」としていました。「そういうことを言い出したのは、僕が知ってる限りでは「中島理論」の創始者中島御大なんですが、そのエッセンスをものすごく簡単に要約しますと」として、以下のような説明をしていました。
1.サラブレッドは、自然界の生き物である。彼らが究極的に従うのは自然界の掟(つまり「本能」)であって、調教ではどうにも超えられない壁が絶対にある。
2.基本的に、次世代へと自分の遺伝子を残していけるのは、群れの中でも体力・知力ともに優れた「ボス」だけである。(なぜなら、体力・知力に劣った馬の遺伝子ばかりが次世代へと伝えられていくと、それは種の絶滅につながるからです。これは種の保存という観点から、実に理にかなったことです。)
3.競馬というのは、馬のそうした自然の本能をうまく利用したゲームである。
4.優秀な馬が揃った頂点の争い(つまりG1)で勝利を収めるのは、ボス馬である。
http://blog.livedoor.jp/blandford/archives/50209101.html
この年のジャパンカップの場合、藤沢調教師の発言がヒントに。藤沢厩舎は独特の「一列縦隊」の調教とウォーキングを行うものの、このときには必ずゼンノロブロイが一番先頭。藤沢調教師は、「(ゼンノロブロイを真ん中にすると)すごく暴れますね。ロブロイは自分が『ボスだ』って分かってますから」という趣旨の説明をしていたそうです。これを踏まえて以下のような解説がされていました。
<ゼンノロブロイは、昨年秋の天皇賞以来、牡馬に先着されたことはたったの2回しかないんですよね。
1回がイギリスでエレクトロキューショニスト。もう1回が、今年の宝塚記念のハーツクライ。
どちらのレースも、「出し抜けを食わされた」という形で、びっしりと競り合ってのものではありません。
これはまさにボス馬にふさわしいレースぶりで、今回も当然、よほどのことがない限り、ボス馬らしいレースをしてくれるはずだと思います>
この方は「ボス馬と言えば、シンボリルドルフ」とも指摘。暴れん坊で有名だったひとつ年下のダービー馬シリウスシンボリが、ルドルフの前に出るとビビリまくってしゅんとしていた、絶対に近寄ってこなかった…と言っていました。
私はシンボリルドルフを見に行ったときに、かじられたことがあります。もう当時はおじいちゃんだったはずなんですが、やんちゃな子でしたね。
話がちょっと逸れました。ボス馬の話ですけど、メスは例外のようで、負けても大丈夫(?)みたいです。レディーファーストなんですかね。不思議。
で、このときのジャパンカップはどうだったか?と言うと、牡馬であるアルカセットとハーツクライに敗れる3着になっちゃいました。負けちゃってます。びっしりではないですけど、アルカセットとはある程度競ってもいますね。
<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/AcgDhTCAXv0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
ジャパンカップの次のラストラン有馬記念でゼンノロブロイは8着となり、初めて掲示板を外しました。これはアクシデントがあったそうですけど、ジャパンカップでボス馬としては言い訳しづらい負け方をして、ボス馬としてのプライドがずたずたになっちゃったのかもしれません。
■2022/05/11 第一次競馬ブームの立役者ハイセイコーもリーダー馬だった?
1970年代の日本で社会現象と呼ばれるほどの人気を集めた国民的アイドルホースで、第一次競馬ブームの立役者となったハイセイコーのWikipediaを読んでいました。
<1972年(昭和47年)7月、大井競馬場でデビュー。同年11月にかけて重賞の青雲賞優勝を含む6連勝を達成。翌1973年(昭和48年)1月に中央競馬へ移籍し、「地方競馬の怪物」として大きな話題を集めた[1]。
移籍後も連勝を続け、4月に中央競馬クラシック三冠第1戦の皐月賞を勝つとその人気は競馬の枠を超え[2][3]、競馬雑誌やスポーツ新聞以外のメディアでも盛んに取り扱われるようになり[4]、競馬に興味のない人々にまで人気が浸透していった[5]。
5月27日に東京優駿(日本ダービー)で敗れたことで不敗神話は崩壊したが人気は衰えることはなく[6][7][8]、むしろ高まり[9][10][11][12]、第一次競馬ブームと呼ばれる競馬ブームの立役者となった[13]。
このブームは、後年1990年前後に起こった武豊とオグリキャップの活躍を中心にした第二次ブームと並んで、日本競馬史における2大競馬ブームのうちの一つとされている[14]。ハイセイコーが巻き起こしたブームは日本の競馬がギャンブルからレジャーに転じ[15][16]、健全な娯楽として認知されるきっかけのひとつになったと評価されている[17]。1984年、「競馬の大衆人気化への大きな貢献」が評価され、顕彰馬に選出された[18][19]。
競走馬引退後に種牡馬となった後も人気は衰えず[12][20][21]、種牡馬として繋養された明和牧場には観光バスの行列ができるほど多くのファンが同牧場を訪れるようになり[22]、それまで馬産地を訪れることが少なかった競馬ファンと馬産地を結び付けた>
ハイセイコーは人気すぎて途中から過剰人気に。とはいえ、競走成績が良くなかったということではありません。皐月賞の他、宝塚記念、高松宮杯に勝利。中山記念、NHK杯(当時はややグレード落ち) 、スプリングS 、弥生賞も勝っています。
で、ここに追記したことでわかるように、ハイセイコーにはリーダー馬・ボス馬的なエピソードもあったのです。おもしろいですね。
<1970年(昭和45年)、北海道日高支庁新冠町の武田牧場に生まれる。馬体が大きく脚や蹄が逞しかったことから、牧場関係者は赤飯を炊いて誕生を祝った[25]。武田牧場場長の武田隆雄によると、生まれた時から馬体が大きく一際目立った馬で、他の馬と集団で走る際は常に先頭を切った[26]>
なお、地方でデビューしたハイセイコーですが、上記だけ読んでも期待されてなかったわけではなく、むしろ期待された馬だったことがわかります。以下のように他にも期待されたエピソードがある他、地方デビューは母馬絡みの特殊事情だった感じです。
<武田は当歳時から中央競馬にいっても十分通用するレベルの馬だと感じ[28]、夏になると、「ダービーに勝つとはいいません。でもダービーに出られるぐらいの素質があると思います」と周囲に喧伝するようになった[29][30]。また1957年の天皇賞(春)を優勝したキタノオー以来の「武田牧場の傑作」として期待を集めて新冠町の評判を呼び[31]、2歳時には「新冠の一番馬」という評判を得るようになった[28]。
ハイセイコーは中央競馬の調教師からも中央でのデビューの誘いを受けたが[31]、母ハイユウの馬主であった青野保が代表を務める(株)王優に所有され[3][31]、ハイユウを管理していた大井競馬場の調教師の伊藤正美によって管理されることになった[30]。1971年(昭和46年)9月に伊藤厩舎に入厩し、馴致が行われた後、調教が開始された。騎手として調教と馴致に携わった高橋三郎によると、ハイセイコーはこの時点ですでに、他の幼い馬とは「大人と子供」ほどに異なる馬体の大きさと風格を備えていた[32]。また、この時期にはすでにマスコミが盛んにハイセイコーについて取材をし、中央競馬の調教師から移籍が持ちかけられるようになっていたといわれている[32]>
<1973年1月12日、ハイセイコーはホースマンクラブに5000万円([注 5]この金額は、当時の東京優駿の優勝賞金(3600万円)を上回っていた)で売却された[42]。武田牧場場長の武田隆雄は、(株)王優がはじめからハイセイコーを中央競馬へ移籍させる意向であったようだと述べており[26]、江面弘也によると武田牧場側は売却に際し、大井でデビューさせた後中央競馬へ移籍させるという条件を付けていた[3][40]。作家の赤木駿介によると、ホースマンクラブが新たな馬主となったのは、同クラブの代表者である玉島忠雄が大井競馬を訪れた際、条件次第ではハイセイコーを購買できるという噂を聞きつけたのがきっかけであった[43]。大川慶次郎によると、当時の日本競馬界では「中央は中央、地方は地方」という風潮が強く、地方から中央への移籍は4歳の秋以降に行われるのが一般的で、4歳になったばかりの時点で行われるのは珍しいことであった[44]>
2024年11月6日水曜日
レイデオロは種牡馬として失敗?データで見てみると…
■2023/09/23 レイデオロは種牡馬として失敗?データで見てみると…
もっと早いうちから書こうと思っていて忘れていたのですけど、レイデオロ産駒の戦績がボロクソ。特に繁殖牝馬の質を考えるとひどいですね。めちゃくちゃ豪華な繁殖牝馬が揃っているにも関わらず、そこまでのレベルにない種牡馬の産駒より悪い…といういいところなしな感じになっています。POGで選んで好きな馬だったので、たいへん残念です。
これは感覚ではなく、データからも明らか。調べた日付がバラバラで申し訳ないんですけど、手元のメモにある2023年デビューの新種牡馬のAEI、CPI、API/CPIは以下の通りです。
平均収得賞金額AEIを繁殖牝馬の質(CPI)で割った数字で並べると、レイデオロはブービーの悪さ。データが少ないため、産駒の少ない種牡馬はこの後大きく変わるはずですけど、レイデオロ産駒はむしろ多い方ですからね…。
API/CPI順 種牡馬の名前 AEI CPI API/CPI
1位 キタサンミカヅキ 1.24 0.13 9.54
2位 ロジャーバローズ 1.54 0.43 3.58
3位 モーニン 1.2 0.54 2.22
4位 シュヴァルグラン 1.21 0.65 1.86
5位 ミッキーグローリー 0.71 0.51 1.39
6位 ホークビル 0.58 0.47 1.23
7位 アポロケンタッキー 0.62 0.54 1.15
8位 ヘンリーバローズ 1.67 1.64 1.02
9位 アルアイン 0.65 0.71 0.92
10位 エピカリス 0.54 0.63 0.86
11位 ブリックスアンドモルタル 1.37 1.95 0.70
12位 スワーヴリチャード 2.08 3.19 0.65
13位 ニューイヤーズデイ 1.03 1.76 0.59
14位 アニマルキングダム 0.29 0.74 0.39
15位 ディオスコリダー 0.29 0.77 0.38
16位 サンダースノー 0.51 1.36 0.38
17位 アドミラブル 0.15 0.47 0.32
18位 レイデオロ 0.69 2.79 0.25
19位 カリフォルニアクローム 0.22 1.86 0.12
なお、これは繁殖牝馬の質を考慮した場合の数字。繁殖牝馬の質が高さ以上に活躍させるというのは、サンデーサイレンスやディープインパクトみたいな一部の化け物の例外を除き至難の業。「API/CPI」が低くても「大成功」と言われる種牡馬は多数います。平均値が悪くても大物を出しやすいタイプもいますしね。
で、単純なAEIだけで見た順位は以下の通りでレイデオロは10位と冴えませんね。そもそも1.0が平均ですので、0.69はあまり良くない数字です。
1位 スワーヴリチャード 2.08
2位 ヘンリーバローズ 1.67
3位 ロジャーバローズ 1.54
4位 ブリックスアンドモルタル 1.37
5位 キタサンミカヅキ 1.24
6位 シュヴァルグラン 1.21
7位 モーニン 1.2
8位 ニューイヤーズデイ 1.03
9位 ミッキーグローリー 0.71
10位 レイデオロ 0.69
11位 アルアイン 0.65
12位 アポロケンタッキー 0.62
13位 ホークビル 0.58
14位 エピカリス 0.54
15位 サンダースノー 0.51
16位 アニマルキングダム 0.29
17位 ディオスコリダー 0.29
18位 カリフォルニアクローム 0.22
19位 アドミラブル 0.15
ただ、圧倒的に繁殖牝馬の質が高いため、今後活躍馬は出るでしょう。また、早熟ではない…ということで、今後大きく数値が回復する可能性もあります。
ところで、レイデオロの血統的な特徴ですけど、「サンデーサイレンスの血が入っていない」ということ。最近どこかにサンデーサイレンスが入っていないと日本ではなかなか好成績を残せないだけに、これは非常に注目でした。
しかも、ディープインパクト専用コース的な東京2400mのダービーを、サンデーサイレンスの血なしで勝ってしまいましたからね。生産者からも注目された馬でした。
このサンデーサイレンスの血が入っていないことは、繁殖牝馬を集める際に有利になった可能性もあるかもしれません。以下のようにCPI順だと2位です。ただ、それ以上に質が高くてなおかつ結果も出しているスワーヴリチャード(これもPOG馬でしたがレイデオロの方が好きでした)との差がでかいですね。
(あと、一部でサンデーサイレンスの再来を期待するブリックスアンドモルタルも結構良い感じですね)
CPI順 種牡馬の名前 AEI CPI
1位 スワーヴリチャード 2.08 3.19
2位 レイデオロ 0.69 2.79
3位 ブリックスアンドモルタル 1.37 1.95
4位 カリフォルニアクローム 0.22 1.86
5位 ニューイヤーズデイ 1.03 1.76
6位 ヘンリーバローズ 1.67 1.64
7位 サンダースノー 0.51 1.36
8位 ディオスコリダー 0.29 0.77
9位 アニマルキングダム 0.29 0.74
10位 アルアイン 0.65 0.71
11位 シュヴァルグラン 1.21 0.65
12位 エピカリス 0.54 0.63
13位 モーニン 1.20 0.54
14位 アポロケンタッキー 0.62 0.54
15位 ミッキーグローリー 0.71 0.51
16位 アドミラブル 0.15 0.47
17位 ホークビル 0.58 0.47
18位 ロジャーバローズ 1.54 0.43
19位 キタサンミカヅキ 1.24 0.13
逆に言うと、レイデオロが種牡馬として失敗した理由も先程の「サンデーサイレンスの血が入っていない」が第一候補かもしれませんね。繁殖牝馬側でサンデーサイレンスが入っている配合が多いだろうと思うものの、素直に父側にもあった方が良いのかもしれません。
2024年11月5日火曜日
他人の冠名使用の反則馬名?馬主は長山尚義氏のチョウサン 批判は?
■2022/05/21 オジュウチョウサンの馬名の意味は「お重」…それとも別の意味?
■2018/10/15 他人の冠名使用の反則馬名?馬主は長山尚義氏のチョウサン 批判は?
「トウカイチョウサン」という名前の馬がいて驚きました。「トウカイ」「チョウサン」という2つの冠名を使用しています。
他人の冠名を使ってはならないというルールは確かなく、一応反則ではないでしょう。ただ、マナー違反で行儀は悪いとは言えそう。どちらかが勝手に使用したのではないか?と思いました。
で、馬主を見てみると、「チョウサン」でした。オジュウチョウサンで有名な長山尚義さんの冠名であり、会社名義で持っているみたいですね。
批判が出ているのでは?と掲示板を見てみると、不人気馬ということもあり、デビュー前の書き込みはゼロでした。ただ、 その後、以下のような書き込みが。なるほど、一応そういう可能性はありますね。
[1] 大原櫻子応援団NEOさん
共同馬主?
トウカイチョウサンの掲示板 | 競走馬データ - netkeiba.com
また、普通に許可を取っているという可能性もあります。それから、すでにトウカイという冠名が使われていないという可能性もあり、この場合も個人的には許容範囲内です。
検索してみると、2018年の2歳馬でも「トウカイ」の冠名で内村正則さんが所有していました。ただ、他の馬主名でも結構「トウカイ」があってびっくり!
(有)二風谷ファーム トウカイクルーク 牝 2014
古味裕章 トウカイリオナ 牝 2014
江原明 トウカイジュリア 牝 2014
佐藤良二 トウカイアルバ 牝 2014
松本桂昌 トウカイエポナ 牝 2015
松本桂昌 トウカイハッピー 牡 2013
大黒富美子 トウカイアゼリア 牝 2015
大黒富美子 トウカイフォーゲル 牝 2014
谷謙介 トウカイメジャー 牝 2013
浜田修一 トウカイヴィオラ 牝 2014
武村學 トウカイボヌール 牝 2015
邑田昌平 トウカイソンジュ 牝 2013
爲永良弘 トウカイエンプレス 牝 2012
これだけ多いとなると、ちゃんとした理由があるんでしょうね。…と書いてから気づきましたが、そうだ、もともと普通にトウカイの人が持っていた馬を他の人が買っただけかも!…で、調べてみると、案の定すべて地方の馬なので単に買っただけの可能性が濃厚。うっかりしていましたわ!
ということで、やはり中央デビューのトウカイチョウサンは特殊ケースのようです。
2022/05/21追記:全然別の由来という可能性もあるでしょうから、登録時の「馬名の由来」も見てみました。すると、「母名の一部+冠名」という説明。母は内村 正則さんの持ち馬で「冠名+世界」のトウカイユニバースであり、やはり冠名由来だと考えられます。
■2022/05/21 オジュウチョウサンの馬名の意味は「お重」…それとも別の意味?
「チョウサン」の冠名で知られる長山尚義オーナーの話でなにか?と検索。<「オジュウ」って気になってるかな/長山オーナー上|極ウマ・プレミアム>[2018年12月14日 10時44分]という記事が出てきました。
これはオジュウチョウサンの名前に関する話でしょうか。私はPOGでオジュウチョウサンを指名しており(見る目の無さを発揮してPOG期間はイマイチ走らず)、そのときには正直「変な名前だな」と思ってしまいました。ただ、馬名の意味までは考えたことがありませんでした。
今想像してみると、「お重」って意味じゃないかと想像。この「お重」というのは「重箱」のこと。おせちの入っているあの黒い重なった箱ですね。「お重」だとすれば、響きはともかく意味としては、めでたくてなかなか良い名前。急にいい名前な気がしてきました。
ただし、これは私がタイトルから想像しただけで、本当に馬名の話かどうかは不明。で、やっとこ実際に読んでみると、やはり馬名の話でした。ただ、意味は「お重」ではなく、全く想像できないものでしたわ…。
<競馬は1頭の馬を応援していると、みんなの和ができる。それがいいですよ>
<所有馬には家族の名前を付けます(引用者注:前述のトウカイチョウサンは違っており、たぶん全部ではないでしょう)。オジュウチョウサンのオジュウって? ファンの方も気になっているかな。答えは、息子(次男)が子どもの頃、自分のことを「俺」って言えずに「オジュウ(俺)オジュウ(俺)」って発音していて。そこからです。オジュウの全兄ケイアイチョウサン(13年ラジオNIKKEI賞を勝利)は妻の紀美代の頭文字を。コウキチョウサンのコウキは孫の名前です>
https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=201812140000253&year=2018&month=12&day=14
冠名のチョウサンは簡単で、名前の「長山」を音読に変えたもの。<「チョウサン」というのはもちろん、私のあだ名です>としており、あだ名だったみたいですね。プロ野球の長嶋茂雄さんのあだ名もほぼ同じ「チョーさん」であり、以下のようなエピソードも披露されていました。
<「チョウサン」というのはもちろん、私のあだ名です。07年の毎日王冠をレコードで勝ったチョウサンの単勝配当は“444”0円。長嶋茂雄さんの通算本塁打(444本)と同じだって、テレビで井崎脩五郎さん(評論家)が大興奮だったそうですね>
2024年11月4日月曜日
父も母も「ダンス」、名付けた子供の馬名は?
■2022/03/15 競馬ゲームをやると馬名に悩んでゲームが進まない!
■2018/11/21 父も母も「ダンス」、名付けた子供の馬名は?
珍名馬が好きでちょくちょく取り上げていますけど、珍名というよりはセンスに感心した馬名がありました。ただ、昔の馬。 タップダンスシチーとダンスヴィオレの2007年生まれの馬です。
父タップダンスシチーと母ダンスヴィオレなので、父母あわせてダンスが2つで「ダンスダンス」でもおもしろいと思うのですけど、ちょっとひねって「ツーステップ」。これに冠名(おそらく)をつけてハマノツーステップでした。馬主は、浜井弘至さんという方です。
なお、15戦0勝 [0-0-1-14]448万円 (中央) ということで、全然活躍はしていません。
ところで、ダンス関係の名前と言うと、ノーザンダンサーが思い浮かびます。その産駒もダンス関係がいて、ニジンスキーは、ロシアの伝説的なバレエダンサーであるヴァーツラフ・ニジンスキーから。
また、昔だと 別の系統でネイティヴダンサーという大種牡馬も。ネイティヴダンサー産駒でダンス関係だと、オグリキャップの父であるダンシングキャップがいます。
ハマノツーステップの父タップダンスシチーはこれら2系統とは無関係。タップダンスシチーは、リボー、ヒズマジェスティの系統であり、父のプレザントタップが由来でしょう。プレザントタップは「愉快なタップ」といった意味でしょうかね。
一方、ハマノツーステップの母のダンスヴィオレは、その父のダンスインザダークから。ご存知の通り、ダンスインザダークはサンデーサイレンス産駒ですので、サンデーサイレンスという名前はダンスに関係ありません。ダンスインザダークは母のダンシングキイの方から。そして、このダンシングキイは前述した父のニジンスキーからであり、私が思い浮かんだ片方との関係はありました。馬名はこういう祖先からの繋がりもおもしろいですね。
■2022/03/15 競馬ゲームをやると馬名に悩んでゲームが進まない!
久しぶりに競馬ゲームをやろうかと思ったのですが、私は競馬ゲームをやると、馬名を名付けるところで悩んで全然ゲームが進みません。そこで、先に馬名をたくさん考えておこうと思って、最近、日課の散歩のときなど、暇なときに考えています。
ただ、なかなか良い名前が思い浮かびません。ボツ馬名ばかり出てくるので、ここではちょっとそこらへんを紹介して「供養」しておこうかな…と。
あと、今度やるときは、好きな馬をモデルホースを決めて、その血統を延々とつなげて行きたいな…と思っています。私はPOGでも近親や父が好きな馬…といった感じで選んでおり、そこらへんの思い入れが競馬の魅力だと思います。
ただ、これでやると、かなり馬選びが限定されちゃうんですよね。なので、血統的にちょっと似てればモデルホースと近いと思い込む…ということで、これからはどんどん甘く、どんどん広くしていきたいと思ってもいます。それもどうなのか?という話ではあるんですけど…。
で、馬名も基本的に好きな馬にちなんだ名前…ということになります。「~系」となっているのは、そのモデルホースということです。
・ヨジゲングルービー (サイレンススズカ系)
これがなんでサイレンススズカにちなむ名前なのか?と言うと、サイレンススズカの二つ名「異次元の逃亡者」から。その異次元からさらに四次元に広げちゃってるんですけどね。正直「異次元の逃亡者」ってのは、私は聞いたことない二つ名だったのですが、これまたなるべく広く広くしていかないと、すぐにネタ切れになるということで採用しています。
ただ、「イジゲン」と言うと真っ先に思い浮かぶのは、POG馬だったメイショウイジゲンですね。中央では勝利できなかったものの、未勝利で長く好走を続けて結構楽しめました。このメイショウイジゲンは同じくPOG馬だったメイショウテッサイの近親ということで指名。メイショウテッサイはメモを確認すると、兄のメイショウクオリア(この馬は特に好きではなかった馬)が重賞を勝っていたという理由での指名でした。メイショウテッサイも未勝利を勝てなかったものの、地方からのカムバックで中央でも1勝、全部で66戦するという息の長い活躍をしてくれて好きでした。主に追込が主体で、いつも「いつか来るんじゃないか!」と期待させてくれた馬です。馬券もずいぶん買いました。
「ヨジゲングルービー」という馬名の話を全然していませんでしたが、これはなんとなく響きがコミカルでいいかな?と思ったもの。ただ、その程度なので、もうひと押し足りなかったんですよね。
あと、名前の響きは昔あった「サムライトルーパー」というアニメに似ているな…と後から思いました。と書いて、見直すと、言うほど似てないですね。ちなみに「サムライトルーパー」は名前を知っているだけで、見たことはないアニメなので、全然内容はわかりません。
2024年11月3日日曜日
どうしても欲しい馬!など…ウイン・ラフィアンの超期待馬は走らない?
■2017/10/22 「どうしても欲しい馬」など…ウイン・ラフィアンの超期待馬は走らない?
■2017/10/22 「どうしても欲しい馬」など…ウイン・ラフィアンの超期待馬は走らない?」
ラフィアンじゃないのですが、ビッグレッドグループということで、ウインレーシングクラブの話を。クラブ側が期待しているという馬の話があったのでメモしておこうと。
ただ、ラフィアンもそうなんですが、こういう期待馬が期待通り走るってことは滅多にないんですよね。前述の人気馬でも不人気でもあまり関係ないという話に通じます。予測が難しいのです。
Our Pleasure 2016年11月号 ウイン事務局より(片山駿介)では、サマーセールの話が載っていました。その期待馬というのが、「フミノアザレアの15」でした。
<カタログのコメントにも「どうしても欲しい馬だった」と記載してある通り、35番フミノアザレアの15 は、落札後に社長の岡田義広と思わずガッチリ握手を交わした馬で、それほど大きな馬格ではないものの、均整の取れた体つきで、ひと言で「いい馬」という印象でした>
乗せるのが遅くなったので、もうデビューしているかもしれません。 「フミノアザレアの15」は父アグネスデジタル、馬名はウインベルズトールで登録されています。まだデビューしていませんでした。
ついでにもう1頭出ていた馬も確認。これくらいのコメントなら普通にあるもので、超期待!って感じじゃないですね。
<こちらはサマーセール出身馬ではありませんが、32 番ガッツマンテンの15も気になる存在。大和田調教師も「この時期としてはかなりたくましい体をした馬。走ってきそう」と楽しみにされていました>
こちらはウインフルマークスという馬名で決定。父はスクリーンヒーローです。こちらも未デビュー。どうも順調に稽古できていないようで、かなりデビューは遅れそうな感じでした。
2022/04/16追記:えらく間が空きましたが、期待馬の答え合わせ。今見ると、聞き覚えがある馬かどうかで大体成否がわかりますね。
そこまで抜けたコメントではなかったウインフルマークスは聞いたことあるし走ったはず!と調べてみると勘違いで全く走っていませんでした。中央デビューせず地方でデビューして2勝したものの、賞金は60万円のみ。募集価格1900万円から考えると壊滅的でした。
「聞き覚えがある馬かどうかで大体成否がわかる」と書いた途端に、ど派手に間違ってしまいました。すみません。
一方の超期待馬だったウインベルズトール。こちらは全く聞き覚えがなくダメだろうと思ったらやはりダメでした。中央では3戦して未勝利。地方では39戦も走ってやっと90万円。名義が変わっていますので、たぶん中央引退の時点で売却じゃないかと。やはり大赤字です。
ということで、最初に書いていた通り、なぜかウインが「期待!」とする馬はあまり走らないことが多いです。今回はウインの例ですが、ラフィアンでも何度か確認していますが、大体似たような感じですね…。
■2017/04/04 ラフィアンの募集、人気馬は走らない?満口馬の戦績と獲得賞金の相関を調べる
2014年にメモしていたもの。
7月10現在で満口だった馬。
12 スリースノーグラス キャプテントゥーレ 満口
41 マイネエスポワール ハーツクライ 満口
7月10現在で残りわずかだった馬。
6 コスモジャイロ ナカヤマフェスタ 満口
19 フライングメリッサ ジャングルポケット 満口
24 マイネテレジア ステイゴールド 満口
30 リヴァプール ハービンジャー 満口
以上6頭の現時点での戦績。マイネルラフレシア、フロムマイハートという活躍馬がいました!予想外です。
マイネルブリザード 1戦0勝 [0-0-0-1] 0.0万円
フロムマイハート 17戦3勝 [3-3-1-10] 4,817.1万円
マイネルロタシオン 11戦1勝 [1-1-0-9] 715.0万円
マイネルラフレシア 12戦3勝 [3-1-1-7] 6,089.8万円
マイネルクラフト 10戦2勝 [2-1-1-6] 1,730.0万円
マイネルアブリル 5戦0勝 [0-1-0-4] 200.0万円
募集馬情報一覧(募集馬情報)/ラフィアンターフマンクラブ
http://www.ruffian.co.jp/recruitment/recent/recent.php
うーん、かなり走っていますね。本当、予想外。平均は、2258.65万円。立派なものです。
一覧は以下。
No. 母名 父名 残口
1 ウエスタンアイル ディープスカイ 残81口
2 エイシンバーリン ダンスインザダーク 残86口
3 カネスヴィバーチェ アグネスデジタル 残87口
4 グレイスサンセット ケイムホーム 残81口
5 コスモクラッベ ダノンシャンティ 残70口
6 コスモジャイロ ナカヤマフェスタ 満口
7 コスモミール マツリダゴッホ 残74口
8 コスモリリー マツリダゴッホ 残88口
9 サザンレイスター シニスターミニスター 残91口
10 シャドウキャスター ハーツクライ 残83口
11 シルクサファイア ディープスカイ 残89口
12 スリースノーグラス キャプテントゥーレ 満口
13 タイノーブルレディ ステイゴールド 残89口
14 ダイワパッション ダイワメジャー 残87口
15 トーワフォーチュン オレハマッテルゼ 残45口
16 パルブライト ブラックタイド 満口
17 フェアリーベル ロージズインメイ 残92口
18 フジクロカミ スターリングローズ 残89口
19 フライングメリッサ ジャングルポケット 満口
20 マイネカプリース ストーミングホーム 満口
21 マイネカレッシュ ロージズインメイ 残75口
22 マイネカンナ コンデュイット 残62口
23 マイネジャーダ コンデュイット 残84口
24 マイネテレジア ステイゴールド 満口
25 マイネトゥインクル ディープインパクト 残81口
26 マイネナデシコ ロージズインメイ 残65口
27 マイネミモーゼ ステイゴールド 満口
28 ミスジョーカー ステイゴールド 残27口
29 ミラキュラス ファルブラヴ 残78口
30 リヴァプール ハービンジャー 満口
31 レッドピオニー ハービンジャー 残82口
32 ローズオブダイヤ ホワイトマズル 残93口
33 ゲイリーピクシー ダノンシャンティ 残78口
34 コスモベル ステイゴールド 残32口
35 スターストリート アドマイヤムーン 残57口
36 チューベローズ ロージズインメイ 残74口
37 ティーアイディップ ゼンノロブロイ 残77口
38 バンブーユキヒメ アドマイヤマックス 残89口
39 マイネアルデュール ステイゴールド 残66口
40 マイネインティマ ディープインパクト 残87口
41 マイネエスポワール ハーツクライ 満口
42 マイネシャンゼリゼ ロージズインメイ 残40口
43 マイネソーサリス ステイゴールド 残59口
44 マイネヌーヴェル ディープインパクト 残28口
45 マイネブリリアン ダイワメジャー 残8口
46 マイネルーチェ キングカメハメハ 残27口
48 グリントインハーアイ ダイワメジャー 残37口
49 コスモスカイライン ステイゴールド 残44口
50 コスモスプラッシュ ステイゴールド 残39口
51 シーセモア キングカメハメハ 残43口
52 レガシーパーパス アグネスデジタル 残35口
53 イットウリョウダン ディープインパクト 残34口
54 ケイティラブ ステイゴールド 残48口
55 マンバラ ダノンシャンティ 残45口
56 カワカミタキオン プリサイスエンド 残93口
57 クイーンモモコ メジロベイリー 残85口
58 グラニースミス メイショウボーラー 残84口
59 コスモキララ コンデュイット 残81口
60 サクラロマンス バトルプラン 残63口
61 シークレットコサージュ ゼンノロブロイ 残86口
62 スターオブサファイア マンハッタンカフェ 残86口
63 ヒメチャン マイネルラヴ 残90口
64 ビューティバランス カネヒキリ 残93口
65 ヒロコゴールド ホワイトマズル 残87口
66 ブライアンハニー マツリダゴッホ 残73口
67 マリアンヌカフェ プリサイスエンド 残95口
68 ミスチフ サムライハート 残82口
69 リトルジュリエット ビービーガルダン 残72口
70 レディナデシコ ネオユニヴァース 残86口
71 クールベット サムライハート 残52口
72 サンデーアイ ファスリエフ 残82口
73 モンテチェリー ナカヤマフェスタ 満口
74 リターンキャスト ベーカバド 残80口
75 アリエルビコー マイネルラヴ 残37口
76 プレイリースモーク ダイワメジャー 残48口
77 メジャービクトリー ブライアンズタイム 残46口
78 アドマイヤパンチ バゴ 残49口
79 シャタードサイレンス エンパイアメーカー 残47口
せっかくなので、これを加工して、現在の賞金獲得数と対応させてみましょうか。
母名 残口数 獲得賞金
マリアンヌカフェ 95 0
ローズオブダイヤ 93 335
ビューティバランス 93 257.4
カワカミタキオン 93 136.4
フェアリーベル 92 70
サザンレイスター 91 5814.7
ヒメチャン 90 17
フジクロカミ 89 124.7
バンブーユキヒメ 89 1222.5
タイノーブルレディ 89 132.4
シルクサファイア 89 1178.1
コスモリリー 88 940
マイネインティマ 87 0
ヒロコゴールド 87 427.7
ダイワパッション 87 455
カネスヴィバーチェ 87 332.9
レディナデシコ 86 866.2
スターオブサファイア 86 50.6
シークレットコサージュ 86 271
エイシンバーリン 86 199.9
クイーンモモコ 85 263.1
マイネジャーダ 84 247.2
グラニースミス 84 0
シャドウキャスター 83 72
レッドピオニー 82 89.8
ミスチフ 82 116.6
サンデーアイ 82 218
マイネトゥインクル 81 196.1
コスモキララ 81 975
グレイスサンセット 81 304.9
ウエスタンアイル 81 999.6
リターンキャスト 80 56.4
ミラキュラス 78 106.8
ゲイリーピクシー 78 0
ティーアイディップ 77 1136.2
マイネカレッシュ 75 5341.5
チューベローズ 74 4916.4
コスモミール 74 1617.8
ブライアンハニー 73 10477.6
リトルジュリエット 72 389.8
コスモクラッベ 70 2138.8
マイネアルデュール 66 4158.9
マイネナデシコ 65 229
サクラロマンス 63 0
マイネカンナ 62 1.3
マイネソーサリス 59 1000
スターストリート 57 339
クールベット 52 280
アドマイヤパンチ 49 2867.6
プレイリースモーク 48 48
ケイティラブ 48 78
シャタードサイレンス 47 0
メジャービクトリー 46 2810.6
マンバラ 45 63.7
トーワフォーチュン 45 2770
コスモスカイライン 44 70.1
シーセモア 43 281.4
マイネシャンゼリゼ 40 364
コスモスプラッシュ 39 230
グリントインハーアイ 37 0
アリエルビコー 37 202.5
レガシーパーパス 35 2824.4
イットウリョウダン 34 955
コスモベル 32 464
マイネヌーヴェル 28 592
ミスジョーカー 27 1600
マイネルーチェ 27 1375.5
マイネブリリアン 8 31.8
リヴァプール 0 200
モンテチェリー 0 240
マイネミモーゼ 0 0
マイネテレジア 0 1730
マイネカプリース 0 65
マイネエスポワール 0 4817.1
フライングメリッサ 0 6089.8
パルブライト 0 25
スリースノーグラス 0 0
コスモジャイロ 0 715
最初のは見逃しあったのか、残口数を見ると、満口がちょうど10頭ってことで良いですかね? 平均は1400万円で優秀です。
母名 残口数 獲得賞金
リヴァプール 0 200
モンテチェリー 0 240
マイネミモーゼ 0 0
マイネテレジア 0 1730
マイネカプリース 0 65
マイネエスポワール 0 4817.1
フライングメリッサ 0 6089.8
パルブライト 0 25
スリースノーグラス 0 0
コスモジャイロ 0 715
平均 1,388
一方、売れ残りが多かった10頭(タイがいたので11頭)はこちら。
母名 残口数 獲得賞金
マリアンヌカフェ 95 0
ローズオブダイヤ 93 335
ビューティバランス 93 257.4
カワカミタキオン 93 136.4
フェアリーベル 92 70
サザンレイスター 91 5814.7
ヒメチャン 90 17
フジクロカミ 89 124.7
シルクサファイア 89 1178.1
バンブーユキヒメ 89 1222.5
タイノーブルレディ 89 132.4
平均 844
平均800万円はそう悪くない?と思って、すべての平均を出してみると、1025万円。普通に人気の馬が走っている馬のように見えますね。
念のために、残口数と獲得賞金で逆相関が見られるか計算。すると、相関係数は-0.07でした。
一応逆相関にはなかったものの、-1に近いほど影響が大きいということを考えると、0に近いこの数値は「ほとんど無関係」って理解で良さそうな感じ。
調べた意味がなかった気もしますが、結論としては、「残口数を気にせずに好きな馬を選べ」ってことですね!
ちなみに私が選ぶ馬は、なぜかいつも売り切れを心配しなくて良いほど不人気の子ばかりです。 それでも走ってくれる子はいる印象でしたが、その通り、あまり残口は関係ないという結果になりました。