2024年11月10日日曜日

調教師バッジ偽造使用で上村洋行調教師に制裁金 説明が謎

■2024/11/09 調教師バッジ偽造使用で上村洋行調教師に制裁金 説明が謎


■2024/11/09 調教師バッジ偽造使用で上村洋行調教師に制裁金 説明が謎

 前代未聞かもしれません。聞いたことない!と思ったのが、<上村洋行調教師が調教師バッジ偽造&使用で過怠金50万円の制裁 落とし物の届け出から判明>(24/11/9(土) 16:55配信 東スポ競馬)というニュースです。

<JRAは9日、上村洋行調教師(51=栗東)に過怠金50万円の制裁を科したことを発表した。
 10月26日に東京競馬場で調教師記章(バッジ)の拾得物が届け出られたことからJRAが確認したところ、刻印されていた管理番号から上村師のものと判明。しかし、本人が別の記章を着用していたことから事情を確認した結果、紛失防止のため業者に依頼して記章の偽造品を作製し、使用していたことを認めた。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/0db043281327d7d756e7d0d54d08047961c55e67

 レプリカが市販されてそうでしたが、わざわざ依頼して作っていたんですね。ただ、「紛失防止のため業者に依頼して記章の偽造品を作製」という説明が謎で、納得しづらいもの。「紛失したために業者に依頼して記章の偽造品を作製」という順番だとわかりやすかったんですけどね。

 この記事のYahooニュースの専門家コメントでは、ライターで競馬評論家の花岡貴子さんが、制裁は真っ当な判断であるとした上で、バッジは時代遅れなのではないか?といった指摘をしていました。
 
<競馬場等での身分の判断を記章で行うという昭和時代から変わらないアナログ的手法ではなく、IDカードや生体認証といったデジタル的手法を取り入れてはどうかと考える。これなら、警備担当者の目視に頼らずにより精度の高い身分照会が可能だし、紛失防止のために自ら模造品をつくる、といった発想には至らないのではないか。>

 そういえば、こうしたバッジでは、政治家さんの議員バッジが有名。これこそ自民党の政治家がゴリ推しているマイナンバーカードにまとめちゃった方が良いかもしれません。

 Yahooニュースのコメント欄でも花岡貴子さんと同様のコメントがありました。同じコメントは、「携帯電話の使用よりもはるかに悪質」とも書いています。その他のいくつかのコメントとともに引用しておきます。

<関係者以外の立入を管理するための身分証が簡単に偽造できてしまっては意味がないかと。管理体制そのものが前時代的すぎると思います。もし一般企業でセキュリティーカードを偽造・使用すれば厳罰を受けます。最近話題になった女性騎手の携帯電話使用もそうですが、公平性を守るために厳しい処分が儲けられています。携帯電話の使用よりもはるかに悪質ですし大問題だと思うのですが。>

<「紛失防止の為に偽造」したのに本物が拾得物で届けられるという矛盾……
 それなら本物は自宅とかに保管していなければおかしい訳で、「見あたらなくて、再発行申請(たぶんペナルティ有り)を怠って偽造したのだろう。受注する業者も業者だと思うし、他にやっている調教師もいるのでは。>

<一般の企業にも紀章バッジはあるが、これがセキュリティと紐付けされてる事はない。全てが時代に乗り遅れている。紛失のペナルティーは明らかではないが、何故こんな手間のかかる事をしたのか?意味不明。
 仲間内では当たり前になっていて、紛失しなくても忘れた時の為に他の調教師もレプリカ作ってるのではないか?ただ通し番号がある紀章は始めて聞いた。議員バッジもそうなんだろうか?>

<まあ、一般企業でも社章なくしたら売店で気軽に新しいの買えるとか気軽なもんじゃなく始末書提出だからな
調教師バッヂの場合、単なる有資格者のためのお飾りじゃなくパスみたいなものだし、紛失に関するルールがかなり厳しいのとこれまで複数回やらかしてるのとかがあって、素直に言い出せなかったのかなぁと
ただ、仮にそうだとしても誤魔化そうとするのはよろしくないね>

 一般企業の社章も管理にうるさいですよね。私のいたところでは、会社を辞めたときに返却するようにうるさく言われました。社章だけでなく、制服類も返却。社員へのなりすましや転売などを防ぐためだと思われます。