2024年11月25日月曜日

古川奈穂騎手、福永祐一騎手に並ぶ!初勝利から4週連続勝利

■2021/05/10 藤田菜七子効果?古川奈穂・永島まなみと女性騎手が同時デビュー
■2022/07/01 古川奈穂騎手、福永祐一騎手に並ぶ!初勝利から4週連続勝利



■2021/05/10 藤田菜七子効果?古川奈穂・永島まなみと女性騎手が同時デビュー

 毎年新人騎手では一応「注目」という騎手がニュースになります。低レベル世代でも一応誰かがトップになるわけで、無理やり「注目」とする年もあるんでしょうけどね。で、2021年の場合ですが、レベルはともかくでかい話題があります。なんと女性騎手が2人同時デビューすることになりました。
 女性騎手が同年に2人デビューって初めてじゃないですかね…と思ったら、1996年、JRAで初めて女性騎手がデビューしたときは、細江純子、牧原由貴子、田村真来の3人だったそうな。この頃はほとんど競馬見ていなかったので、知らなかったです。田村騎手なんか名前すら記憶にないですね。
 なお、古川奈穂騎手(20)は、競馬学校在学中に左肩を負傷した影響で留年してのデビューであり、2人同時デビューとなったのは偶然でした。

 私は藤田菜七子騎手のときの、マスコミの扱いの大きさとフィーバーには驚きました。過去にも女性騎手はいたためです。ただ、確かに久しぶりの中央の女性騎手ではありましたし、衝撃は大きかった模様。古川奈穂騎手(20)は、高校に進学するも、藤田菜七子騎手が活躍する姿を見て「女性でも騎手になれるんだ」と知り、競馬学校受験を決意したといいます。中学のときから東京競馬場や中山競馬場にたびたび足を運んでレースを見ていたのに、知らなかったんですね。やはり最近女性騎手が中央にいなかったためだと思われます。
 目標とする騎手は、武豊騎手と、自厩舎、栗東・矢作芳人厩舎の坂井瑠星騎手。若い人だと武豊騎手の若い頃や全盛期を知らないと思うのですが、それでも武豊騎手のようです。
 あと、古川なのでフルキチを思い出したものの、小学校6年生のとき、家のテレビでたまたまゴールドシップが勝った2012年の有馬記念を見たのが、競馬との出会いだったとのこと。
 それから、どうでもいい話なのですけど、ここの部分を書くとき、フルキチの本名がわからなくて検索。古川吉洋騎手でした。フルキチのインパクトが強すぎて、全く覚えられません。いっそのこと、「古川フルキチ」とか「「古川古吉」とかに改名しないでしょうか?
(古川奈穂20歳、永島まなみ18歳が藤田菜七子以来の女性騎手デビュー “負傷で留年”にも負けない根性と“父の夢” - 競馬 - Number Web - ナンバー 2021/03/05 より)

 フルキチの話はいいとして、もうひとりの女性騎手の話を。栗東・高橋康之厩舎に所属する永島まなみ騎手(18)の場合は、地方競馬の兵庫に厩舎を構える永島太郎調教師の次女という競馬関係者。父は地方通算2043勝を挙げた名手で、小牧太騎手、同期の岩田康誠騎手らに次ぐナンバー3だったそうです。地方騎手ではありますが、いわゆる「サラブレッド」と表現して良さそうな血筋。父の姿を見て「カッコいい」と思い、騎手を目指すようになったといいます。
 その父は、中央の競馬学校を受験したが不合格となり、また、兵庫で騎手になってからも中央への移籍にチャレンジしたことがあったものの、実現しなかったとのこと。父の叶わなかった夢を娘が叶えた形です。
 永島まなみ騎手が目標とする騎手は、武豊騎手と岩田康誠騎手。また武豊騎手か! 岩田康誠騎手は地元出身騎手ということでしょうが、いつの間にか落ちぶれていてびっくり。トップクラスのイメージだったんですけどね。



■2022/07/01 古川奈穂騎手、福永祐一騎手に並ぶ!初勝利から4週連続勝利

 古い記事で、なおかつ無料部分しか読んでいないのですが、今頃<JRA新人騎手の古川奈穂 競馬と無縁の家庭からなぜ?>(松本龍三郎 2021年5月16日 13時00分)という記事を読んでいました。
 そもそも古川奈穂機種は記事当時活躍していた模様。この世代はもうひとりの永島まなみ騎手が好評で、良いと言われていた覚えがなかったのでびっくりしました。
 ちなみに私は永島まなみ騎手も当時は良さがわからず(2022年の方が好印象です)。あと、私がこの世代で一番良いと思ったのは確か別の男性騎手だった記憶。でも、しばらく見た後に「やっぱダメだな」と思い直しました。なので、この世代は特に評価する騎手はいない状態です…。

<3月13日の阪神競馬第6レース(3歳1勝クラス、芝1600メートル)。のちに重賞を制覇するバスラットレオン(牡(おす))に乗り、スタートから先頭に立って逃げ切り勝ちを収めた。6日のデビューから開催3日目の初勝利で、日本中央競馬会(JRA)の女性騎手の最速記録を25年ぶりに更新。さらに初勝利から4週連続の勝ち星は歴代新人2位タイで、昨年の3冠馬コントレイルの手綱も執る福永祐一騎手(44)の新人時代に肩を並べた。
 取材をした4月末時点で、今年の新人8人中トップの6勝を挙げていた>
https://www.asahi.com/articles/ASP5H71RTP59UTQP02J.html

 さて、記事タイトルになっている「競馬とは無縁の家庭で育った彼女がなぜ、この世界へ飛び込んだのか」の話。こちらによると、以前紹介した<藤田菜七子騎手が活躍する姿を見て「女性でも騎手になれるんだ」と知り、競馬学校受験を決意した>という説明は、少し違っていたようです。

<体を動かすことが好きで、犬や魚などを飼う動物好きだった。小学4年の1年間だけ乗馬を習ったが、競馬との接点は皆無。中学受験を控えた2012年末、「たまたまテレビで見た」GⅠ有馬記念で、1着で駆け抜けた芦毛(あしげ)の人気馬ゴールドシップに魅了された。中学生になると、母親と連れだって東京競馬場(東京都府中市)や中山競馬場(千葉県船橋市)へ通った。一眼レフで好きな競走馬を撮影し、グッズを買い集めた。
  「私は人間より動物の方が興味があるので、将来は獣医師か動物関係の仕事に……」。高校生になり、漠然と進路を考えていた16年春、転機が訪れた。
 JRA女性騎手で歴代最多勝更新中の藤田菜七子騎手(23)がデビューした年だ。16年ぶりにJRAに誕生した女性騎手が男性に交じって躍動する姿は、スタンドから見つめていた15歳の心を突き動かした。
 「過去にも女性がいて、海外にもいることは知っていた。でも藤田騎手を実際に見てから、『自分がなる』『自分もなれるんじゃないか』とイメージを持てるようになりました」>