2024年3月31日日曜日

エエヤンは珍名馬だけどええやん!馬主はニッシンホールディングス

■2023/01/17 エエヤンは珍名馬だけどええやん!馬主はニッシンホールディングス
■2024/03/30 連続10着前後で不振のエエヤン、まさかの大逃げで重賞を2着


■2023/01/17 エエヤンは珍名馬だけどええやん!馬主はニッシンホールディングス

 シルバーステート産駒好き…ということでPOG指名したエエヤンという馬。そこまで期待していたわけではなく、Bランクくらいのつもりでしたが、3戦目にして勝ってしまいます。これも珍名でしょうね。掲示板では当然ネタにされています。珍名馬だけど、「名前も能力もええやん!」と思いますわ。

[708] いとーさん
実況反則。
直線の「先頭変わった、ハルオーブが先頭、ええやん、ええやん!」で吹いた。
実況で笑ったのは「モチが粘っている、モチ粘っている」以来かもしれん。
これは応援したくなるわ。

 [709] K-5さん
このオッズ、ええやん

 [710] よっしーさん
エエヤン、強いやん!

[701] 車ダンチヒさん
あかんやんと書き込む準備してたのに
https://db.netkeiba.com/horse/2020105295/

 一応、名前の由来も確認。まさかの外国語由来などの可能性もあるかもしれません。で、見てみると、馬名の由来は「ええやん。良い(関西の方言)」ということで、やはり皆さんが思った通りの命名でした。安心してください。

 この検索で以前、「モズエエヤン」という馬もいたことに気づきました。この子は牝馬ですね。1勝して繁殖入り。産駒で名前がわかるのは、 コンバットシリウスとウェルノウン。ウェルノウンの「ウェル」は「良い」の意味ですから、校舎は母の名前とやや関係。ただ、ウェルノウンは「有名な」という意味ですので、ちょっと関連は低いです。

 牡馬のエエヤンくんの方ですが、馬主はニッシンホールディングス。現役馬が多い…つまり、最近の新しい馬主さんで、まだ1億円ホースもいません。代表産駒は以下のようなところで珍名馬って感じじゃないですね。

馬名 ソートする    総賞金(万円)
コンセッションズ    4,017
ゲバラ    3,817
ラキ    3,699
サイドストリート    3,275
ケワロス    3,089.50

 上記以外の現役馬ではキッショウあたりが期待馬でしょうか。あえて珍名馬っぽいところを探しても、「ゴキゲンサン」がある程度。珍名馬が多い馬主さんではないようです。
 あと、特長としては、モネなどシンプルな名前が多いこと。シャウトオブジョイなどもいますが、2語、3語と組み合わせた感じの名前は少なく、1語!って感じの短めの馬名が多いですね。

 あと、ニッシンホールディングスというと、有名な日清なんとかという大企業の名前が思い出されます。ただ、実を言うと、日清なんとかという企業はめちゃくちゃ多く、有名企業だけでも3つぐらい大きなグループがあるんですよ。
 現在最も有名なのは日清食品グループでしょうが、ここは比較的後発で有名だった別の日清からパクってつけた感じの命名。これに限らず、日清食品の歴史を見ると、パクリ疑惑が多数出てくるという企業です。

 一方、カタカナの”ニッシンホールディングス”ですと、検索では山口県の清掃用品などの会社を傘下に抱える企業が真っ先にヒット。こちらの説明で、「ダスキン日進」「石材日進」などの名前が出ており、そもそも「日清」ではなさげですね。「日進」というのは、前向きさがあってなかなかいい社名だと思いました。
 ただし、馬主のニッシンホールディングスが、このニッシンホールディングスと同じかどうかは不明。前述の通り、結構ある名前ですから、よくわかりませんね。


■2024/03/30 連続10着前後で不振のエエヤン、まさかの大逃げで重賞を2着

 24/03/30 中山11R ダービーCT 15:45芝1600には、好きな馬が2頭登場。ともに5枠のセッションとエエヤンです。シルバーステート産駒で牡馬4歳というところまでいっしょですね。シルバーステート産駒自体好きなんですよ。
 脚質も近いところがあり、セッションは差しでも…というタイプですが、基本はともに先行で良い馬。人気はセッションの方が良く、4番人気7.3倍。最近不振のエエヤンは8番人気14.5倍でも人気しすぎかな…というところ。近走は全く良いところがありません。

 このため、押して押してで最初から逃げようという勢いで逃げた5枠の馬は、不振でどうしようもなく新しいことを試したいエエヤンの方だと思ってみていました。すると、人気で普通に上位が期待されるセッションの方で予想外。逃げるならエエヤンで、セッションは余計なことしない方が良いんだけどな~と思って見ていました(そのせいか、結局7着に終わっています)。
 しかし、この後、エエヤンが本当に逃げてびっくり。しかも、大逃げに近い形ですかね。一気に行ってセッションを交わすと、7~8馬身差をつけるような逃げ。そして、これが大当たり!最後に1頭交わされたものの2着。今までのG1・G2から、G3にレベル落ちしていたとはいえ8番人気で、10着前後が続いていた最近の不振をぶっ飛ばすような見事な激走でした。

 エエヤンの鞍上は重賞を勝ったときに乗っていて、最近も連続して乗っているミルコ・デムーロ騎手です。見直してみると、最初はあまり前を狙わず、促したところ馬が予想外に行く気になってしまって逃げざるを得なかったようにも見えて、狙ったわけではないのかもしれません。
 ただ、ミルコ・デムーロ騎手は他の不振の馬でも、いつもと違う戦法で激走させているイメージがあり、ミルコ・デムーロ騎手らしさを感じたレース。私の手元の私見騎手評価ランキングでは悪いのですけど、こうした天才的なセンスを感じる騎手です。

 なお、掲示板を見てみると、前半がどスローという意見と、むしろ早かったという意見で真っ二つ。見解が分かれているようです。

2024/03/31追記:一応ミルコ・デムーロ騎手のコメントも確認。やはり狙って逃げたわけではなく、馬が行く気になったので行かせたとのこと。返し馬から馬の雰囲気も違ったと言うので、戦法よりも馬の問題だったのかもしれません。だとすれば、次からも期待できるんですけど…。

大逃げエエヤン見せ場たっぷりの2着、ミルコ「行きっぷりがすごくて行った」/ダービー卿CT
3/30(土) 16:47配信 日刊スポーツ
<馬の気に任せて途中から大逃げを打ち、一時は10馬身ほどリードを広げて見せ場たっぷり。
 最後は勝ち馬の決め手が上回ったが、ミルコ・デムーロ騎手は「最近はいい結果が出なくて心配したけど、今日は返し馬から雰囲気が違った。行くつもりはなかったけど、行きっぷりがすごくて行きました。最後まで頑張ってくれたけど負けて残念」と肩を落とした。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/a48fe39f8d7670a40d3123bbae2435567207c199