2024年4月19日金曜日

ドゥラミチャン、ドラミモン…ドゥラメンテ産駒に珍名馬が集まる?

■2022/11/28 ドゥラミチャン、ドラミモン…ドゥラメンテ産駒に珍名馬が集まる?
■2024/04/19 ドゥラメンテという馬名とはそもそもどういう意味なのか?


■2022/11/28 ドゥラミチャン、ドラミモン…ドゥラメンテ産駒に珍名馬が集まる?

 「ドゥラメンテ産駒に珍名馬が集まる」と書いたのですが、大げさで2頭だけなんですけど、ドラミモンに続いてドゥラミチャンが登場して吹きました。ドラミモンについては、以前も書きましたので、先に当時の話を転載しておきます。

<ドラミモンは、「ドラえもん」と「ドラミちゃん」を足したような不思議なネーム。しかも、「ドラミ」なのに牡馬です。
 馬名の説明を見ると、「人名愛称。父名より連想」となっていました。父はドゥラメンテで確かにちょっと名前が似ていますが、「人名愛称」という言い方はよくわからず。馬主さんの身近に実際そういう人がいたのか、キャラクター名からとったとなると問題になるから誤魔化したのか…よくわかりませんでした。
 とりあえず、掲示板ではドラえもんネタであふれており、ドラミちゃん由来と理解されているようです>

 ドラミモンは「ドラえもん」と「ドラミちゃん」を足したような不思議なネームでしたが、今回の「ドゥラミチャン」は限りなく「ドラミちゃん」に近い形でよりストレートでした。ちなみに馬主はドラミモンが子安裕樹さん、ドゥラミチャンが阿部友弘さんであり、違います。今度こそ!とより近づけた名前ではありませんね。
 「ドラえもん」と「ドラミちゃん」を足したような名前だったので、ドラミモンは牡馬で不思議でした。今考えると、せん馬だとちょうどいいかな?と思いましたが、まだ玉はとられていないようです。
 一方、新馬だったドゥラミチャンは、ちゃんと牝馬だったので安心。ちなみに兄妹ということはなく、普通に全然違う血統です。

 ついでにドゥラメンテ産駒を見てみましょう。ベスト5は以下の通り。ご存知タイトルホルダーが稼ぎ頭で、ベスト5は珍名馬だらけなんてことはありません。

タイトルホルダー     79,311.10
スターズオンアース     39,499
アリーヴォ     14,711
ヴァレーデラルナ     12,004
バーデンヴァイラー     10,050

 じゃあ、ドゥラなんとか系の名前を集めてみようということで、以下に一覧を作りました。意外に珍名らしい珍名がなく、肩透かしな感じ。
 「ドゥラメンテ産駒に珍名馬が集まる」というタイトルに偽りありで、「ドゥラメンテ産駒に珍名馬が集らず」といった感じになってしまいました。すみません。

ドゥーラ     牝     3,779.00
ドゥフレーシュ     牡     0
ドゥライト     牡     0
ドゥラエレーデ     牡     1,370.00
ドゥラチェレステ     牡     0
ドゥラッツォ     牝     307.4
ドゥラドーレス     牡     6,976.90
ドゥラミチャン     牝     0
ドゥラモンディー     牡     268
ドゥラモンド     牡     6,191.00
ドゥラリアル     牡     800
ドゥラレジリエント     牡     0
ドゥラヴィータ     牝     238.5
ドゥラヴェルデ     牡     1,066.00
ドゥラヴォーグ     牝     21.7
ドゥレッツァ     牡     700
ドラマティコ     牝     788
ドラミモン     牡     2,293.00


■2024/04/19 ドゥラメンテという馬名とはそもそもどういう意味なのか?

 ドゥラメンテはPOG指名馬だったんですけど、正直変な名前だな…と思っていました。名付け親の方はすみません。つい最近までしならなかったものの、意味はちゃんとしたもの。ウィキペディアでは、以下のように説明されています。

<ドゥラメンテ(欧字名:Duramente、2012年3月22日 - 2021年8月31日) は、日本の競走馬・種牡馬[1]。馬名の意味は、イタリア語の "duramente" (荒々しく、はっきりと)という音楽用語より[10]。 >

 音楽用語というキーワードを入れて調べてみると、「ドゥーラメンテ」とも言うみたいですね。また、「荒々しく」あるいは「荒々しい」などに該当する音楽用語は他にも多数あるとのことでした。

 例えば、「荒々しい 伊 feroce フェローチェ」。同名の馬はすでに3頭いますが、いずれもドゥラメンテ産駒ではありません。意味と違って可愛らしい響きですので、3頭のうち1頭は牝馬です。

 また、「荒々しく 伊 delirante デリランテ」は直接同じ名前の馬はいないものの、ディープインパクト産駒のダービー馬ディープブリランテを思い出させます。
 ただし、ディープブリランテの場合は「欧字名:Deep Brillante」であり、つづりが異なりますね。同じイタリア語でも「輝く・華麗に」という別の意味の単語がありますので、こちらが由来かもしれません。英語のブリリアントに近い言葉のようです。
 …と書いてから検索していると、音楽用語の方も「Brillante」で説明されているサイトが多数。「荒々しく」とは違う感じの「輝かしく華やかに」などといった意味だそうです。
 私が最初に見たサイトは間違いなのか?と見ると、「delirante」というイタリア語も確かに存在する模様。コトバンクでは、「(精神が)錯乱した, うわ言を言う;ひどく興奮した, 熱狂した.」「〘音〙錯乱したように, 乱心したように.」と説明されていました。