2023年11月1日水曜日

恋人を勝たせるため、人気馬目掛けてタックルした騎手が18ヶ月騎乗停止処分、オーストラリアのカートライト騎手

■2018/05/10 恋人を勝たせるため、人気馬目掛けてタックルした騎手が18ヶ月騎乗停止処分、オーストラリアのカートライト騎手
■2022/06/28 女性騎手が多いオーストラリアでは、歴代年間最高勝利数トップも女性騎手
■2022/06/28 本格感とアマチュア感のカオス…オーストラリアのピクニック競馬の魅力

■2018/05/10 恋人を勝たせるため、人気馬目掛けてタックルした騎手が18ヶ月騎乗停止処分、オーストラリアのカートライト騎手

 タイトルの通りなので見なくても内容はわかるのですすけど、すげぇなぁという映像です。一歩間違えれば死人が出ていましたし、今回くだされた「18ヶ月騎乗停止処分」というめったにない重い処分ですらまだ甘いかもしれません。



 この事件が起きたのは、2017年1月14日、南オーストラリア州・モーフェットビル競馬場でのハンデ戦。
 ブービー人気の馬に騎乗していた手のジョッシュ・カートライト騎手は、内から大外まで馬場を横断。脚色良く追い込んできた大外の人気馬2頭にそのまま「体当たり」!
  ぶつけられた馬は大きくバランス崩し、その外の馬にもぶつかって落馬寸前。よく立て直したなと思います。

  記事では、直線では体当たりした馬に目を向けて「確認」しており、その上で横断している。コースの端から端までを横断していることも指摘。
 このレースで勝利した恋人の女性騎手のアナを「勝たせるため」だったともされていました。
(JRAではあり得ない18カ月騎乗停止!? 悪質極まる「横断」で猛批判を喰らった若手騎手を"蛮行"に駆り立てた理由 | GJ より)


■2022/06/28 女性騎手が多いオーストラリアでは、歴代年間最高勝利数トップも女性騎手

 同じページに記載する話を…と「オーストラリア 騎手」で検索したのですが、全然違う系統の話が出てきました。他に書く話もないですし、そのまま紹介します。
 最初の話では、女性騎手が絡んだ暴走騎乗でした。記事そのものは後で紹介するのですが、ある記事によると、そもそも<オーストラリアは競馬全体において女性騎手の比率が高い>とのこと。この女性騎手の比率の高さとしては、女性騎手がダントツでリーディングトップになった…というのが、インパクトがあって、わかりやすい話でした。
 初来日のときには日本で勝ちまくって大暴れして帰っていったダミアン・レーン騎手に大差をつけての圧勝。史上最高の記録を出しており、歴代最高騎手が女性騎手…といったことにもなるかもしれません。

<7月31日をもってオーストラリアの2020/21年シーズンが終了した。中で歴史的な快挙と言えるのが、ビクトリア州(メトロポリタン=メルボルン地区)のチャンピオンジョッキーに女性のジェイミー・カー(25)が輝いたこと。
 スピードスケートのオリンピック代表選手を両親に持つカー騎手は、ビクトリア州ではネイチャーストリップで制したライトニングSを含むGⅠ2勝(全豪ではカスカディアンで勝ったドンカスターマイルなども加わり計4勝)。メトロポリタン(主要競馬場)での勝ち鞍は105勝に上り、史上初めて100勝の大台に乗せてのタイトル獲得となった。2位D・レーン騎手には42勝もの差をつけており、まさにぶっちぎりでの戴冠>
(豪州ジェイミー・カー騎手 史上初の100勝以上でビクトリア州チャンピオンに | 競馬ニュース・特集なら東スポ競馬より)
https://tospo-keiba.jp/akiyama/1869




■2022/06/28 本格感とアマチュア感のカオス…オーストラリアのピクニック競馬の魅力

 ところで、先程引用した<オーストラリアは競馬全体において女性騎手の比率が高い>は、<賞金が安くアマチュア騎手のみのオーストラリアの「ピクニック」競馬に行ったら「競馬が好きってこういうこと」と再確認できた>(22/4/24(日) 12:31配信 須田鷹雄)という記事であった話でした。

<オーストラリアの競馬は3つのカテゴリに分けられている。大レースも行われる主要場での開催がメトロ、地方や下級条件戦で行われるのがカントリー。その中間に位置づけられているのがプロヴィンシャルだ。一部の州ではプロヴィンシャルと言わず、カントリー場の中にニュアンスの違いがある。
 人馬のレベルとしてはメトロ、プロヴィンシャル、カントリーという並びだが、実はもうひとつカテゴリがある。「ピクニック」だ。
 いきなりほのぼのしたネーミングだが、このピクニック開催はアマチュア騎手しか参加できない開催なのである(馬は一般開催で走っている馬でもOK)。賞金も安いしレベルが高いとは言えないが、その代わり関係者にもお客さんにも「とにかく競馬が好きで好きで」という雰囲気が漂っている>
<オーストラリアは競馬全体において女性騎手の比率が高いが、ピクニック開催はさらに高い。騎乗と騎乗の合間に幼い子供と芝生で遊んでいるような騎手もいる>
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5f83c8c9c66f6fc97b7bd909f1c5661d961be2c

 「ピクニック」で特に女性騎手が多いのは、その前の説明部分から想像できます。「仕事や子育ての関係で専業騎手は目指せないけどとにかく競馬に乗りたい、というような人もいる」とのことでした。
 また、「全体的に負担重量が重いので、体格的な問題から職業騎手になることを諦めた人がアマチュアとしてレースに乗ることもあるようだ」ともされていました。これらの関係なのか、「騎手はアマチュアだが中にはキラリと光る技術を持つ人もいる」そうです。

 なお、中継はされませんが、実況はあり。さらに、ネットや場外で売られることはないものの、馬券も発売しているというので意外にプロっぽいですね。ブックメーカーは、主要場の馬券も売る最新設備の業者も来ているといいます。
 ただし、騎手と同様に玉石混交。昔ながらの「馬名は手書き、オッズ変更は手でつまみをくるくる回す」というタイプのブックメーカーもいるといいます。観客はマジでピクニック状態だそうで、カオスさがあり、たいへん楽しそうな感じでした。