■2016/10/9 エイシンフラッシュの日本ダービー制覇をアイルランド人が喜んだ理由
■2016/10/9 同じ年にキングズベストの産駒が欧州でもダービー制覇
■2016/10/9 エイシンフラッシュの種牡馬として失敗?データを見ると…
■2016/10/9 アイルランド児玉敬厩舎から種牡馬入り ポップロック、キングストレイル、ステキシンスケクン、セイウンヒーロー
アイルランド児玉敬厩舎から欧州で種牡馬入り した馬がかなりいます。以下は、すべてWikipediaからの引用です。
ポップロック
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馬主名義を変更したうえで、アイルランドの児玉敬厩舎に移籍して、現役を続行した[1][2]。同時期にコスモバルクのアイルランド移籍も発表されたことから、岡田繁幸が新しい馬主になるという憶測がされることがあったが、フリーライターの河村清明のブログによれば、新しい馬主は岡田ではなく、児玉を含めた複数名で共有することになるという[3]。そして7月30日にゴールウェイ競馬場で行われたギネスレース(一般戦)にフランシス・ベリー騎手鞍上で出走し、シーザーズソングに2馬身1/2差をつけ、移籍初戦を勝利で飾った。続いて9月11日のアイリッシュセントレジャーに出走したが、最後の直線でベリーが脚部の不安を感じて追うのを止め、最下位の8着で入線、レース後の検査で右前脚の浅屈腱炎を発症していることが分かり引退が決まった。引退後はチェコのNapajedla Studで種牡馬入りし、2011年から供用される。初年度の種付け料は25000チェコ・コルナまたは35000チェコ・コルナ[4]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF_(%E7%AB%B6%E8%B5%B0%E9%A6%AC)
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キングストレイル
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アイルランドからのオファーを受け、引退後の現地での種牡馬入りを前提として2011年2月に輸出され、現地で開業する児玉敬厩舎で競走馬として復帰することとなる[1]。12月17日の準重賞ケベックステークスで復帰し、復帰初戦は4馬身以上離された9着。2012年1月27日のオープン戦では1馬身差の2着。2月25日の準重賞ウィンターダービートライアルステークスでは逃げ切りを図るが約2馬身差の4着だった。3月31日の準重賞マグノリアステークスに出走し、1着から約8馬身差の4着に敗れた。約3か月ぶりの出走となった6月20日のロイヤルハントカップでは1着から70馬身以上離された29着に終わった。その後3走したが勝てず、2013年1月4日のレースで5着に敗れたのを最後に現役を引退し、アイルランドのロングフォードハウススタッドで種牡馬となった[2]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AB
-----引用 ここまで-----
ステキシンスケクン
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日本からアイルランドへ輸出され、児玉敬厩舎に預けられた[2]が、現地での出走は実現しなかった。8月18日付けでJRAの競走馬登録を抹消され[3]、その際にチリでの種牡馬入りが改めて報じられた[2][3]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%AF%E3%83%B3
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コスモバルクもじゃなかったっけ?と思ったものの、コスモバルクは勘違い。コスモバルクは右前脚に屈腱炎とみられる故障が発覚し引退して1レースも走れず。走れていれば、また未来は違ったかもしれませんえど…。
あと、種牡馬じゃないですが、ピサノティファニーは厩舎経由で繁殖入り。たぶんアイルランドでしょうね。名馬シーザスターズなどをつけているようです。
「予定」という情報の後、新しい情報がないのですが、セイウンヒーローも種牡馬入りのはずでした。
海外は懐が広く、多様性がありますし、一流競馬国じゃなければさらに需要があります。こういったルートはもっと使われると良いですね。
エイシンフラッシュの母はアイルランドから来ています。
Enjoy Ruffian2010年7月号「シャムロックの草原から」によると、エイシンフラッシュ号の母ムーンレディは、アイルランドの児玉 敬調教師の厩舎のすぐ近くにある友人の牧場にいた牝馬。キングズベストを受胎して日本に渡った馬でした。
友人はエイシンフラッシュ号の日本ダービーの結果を聞きに、朝一番で児玉さんの厩舎にやってきました。ダービー制覇を伝えると、大喜びして日曜の朝からあちこちに電話をして大騒ぎしながらその興奮を仲間達に伝えていたとのこと。
ムーンレディの担当獣医は児玉厩舎の担当獣医でもあり、彼に至っては「今年の日本ダービー馬に世界で最初に触れたのは直検をした俺だ、あの時の受胎確認エコーの画像コピーを取っておけば良かった…」などと真顔で言っていたといいます。
■2016/10/9 同じ年にキングズベストの産駒が欧州でもダービー制覇
ドラマチックだったのが、同じ年に欧州でもキングズベストの産駒がダービー制覇を成し遂げたということ。英国のダービーを勝ったワークフォースです。
-----引用 ここから-----
…数ヶ月前、2歳トレーニングセールの為、英国ニューマーケットに参りました際、親しくしているマイケル・スタウト厩舎のヘッドラッドの所に遊びに行った事がありました。(中略)「この馬が今年のダービー馬だ!」と彼が言うキングズベストの3歳牡馬に出会いました。「キングズベスト〜〜〜?ダービー〜〜?」と言う僕に「タカシ、もしかしたらこの馬がキングズベストの評価を覆すかもしれないぞ」と言っていた彼の言葉が、まさかその数ヵ月後にまさに現実になるとはその時は思いもしませんでした…
絶対に破られる事がないと言われていた神の馬ラムタラの走破した英国ダービーレコードを1秒も更新し、昨年の歴史的名馬シーザスターズに勝るとも劣らない素晴らしいダービーウィナーとなったそのキングズベスト産駒・ワークフォースの出現は、日本ダービーを同じくキングズベスト産駒が勝利する事と共に本当に嬉しい驚きでした。
-----引用 ここまで-----
■2016/10/9 エイシンフラッシュの種牡馬として失敗?データを見ると…
エイシンフラッシュは当然日本で種牡馬入りしています。ただ、まだデビュー前です。
先にデビューしたのはワークフォースなのですが、何とこちらも日本で種牡馬入り。キングズベストの父はキングマンボで日本での戦績は悪くありません。そこらへんの影響でしょうか?
とはいえ、活躍するとは思えない感じでしたし、実際現在の評判は芳しくありません。となると、エイシンフラッシュもキツイかもしれませんね。
2019/05/11追記:2018年の種牡馬リーディング、ワークフォースは40位とふるいませんでした。というか、2017年からアイルランドに行っていますね。やはり失敗だった模様。AEIは0.56という低さでした。
一方、CPIを見ると、1.64というかなり良い数字。繁殖牝馬の質はかなり高かったために壊滅的に種牡馬成績が悪かったことがわかります。(2020/03/07:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした)
さて、エイシンフラッシュの方の話。 エイシンフラッシュはなんとワークフォースとほぼ同じ38位。やはりこの数字は悪いです。
AEIはワークフォースよりマシでしたが、0.75と悪いもの。ただ、CPIはやはり1.41と良い方の数字を出しています。ワークフォースほどではないものの、繁殖牝馬のわりに良い産駒を出していないということになり、やはりボロクソです。(2020/03/07:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした)
そのせいか、エイシンフラッシュは新ひだか町静内目名にあるレックススタッドにすでに移動していました。