2024年8月9日金曜日

2023年の新人騎手では小林美駒騎手が一番うまい?

■2023/04/19 2023年の新人騎手では小林美駒騎手が一番うまい?
■2024/08/07 騎手になるべくしてなったような「美駒」という名前 なぜ?


■2023/04/19 2023年の新人騎手では小林美駒騎手が一番うまい?

 2023年シーズンの新人騎手は以下の通りだとのこと。

◆美浦所属
石田拓郎騎手
小林美駒騎手
小林勝太騎手
佐藤翔馬騎手
◆栗東所属
河原田菜々騎手
田口貫太騎手

 開幕週で目立ったのは、栗東の田口貫太騎手。騎乗数が多いだけでなく、人気馬が多かった印象。同じく栗東の河原田菜々騎手もかなりの騎乗数でした。栗東の新人はふたりだけであったので、馬が集まった可能性があるものの、良い馬に乗る確率が美浦の新人騎手より格段に高いように見えました。
 開幕週は以上のような印象でしたが、その後、河原田菜々騎手と田口貫太騎手の馬質が逆転した印象。忘れちゃいましたが、騎乗数も逆転しましたかね。結果も良いものが増えて、ルーキーで2番目となるJRA初勝利を記録。すでに2勝目も上げています。

 一方、当初乗鞍に苦労している印象があったのが美浦勢です。小林勝太騎手は同期で最初の勝利をあげたものの、騎乗数・人気馬の騎乗は少なめ。佐藤翔馬騎手はもう少しマシかなと思いますが、やはり同じくらいの感じ。
 石田拓郎騎手はさらにひどく、存在に気づかないレベル。私のメモではまだ1レースしか見ていません。あまりにも悲惨な扱いなので、ひょっとして怪我したのでは?と検索。検索すると、9日間の騎乗停止はあったようですが、同時に、低馬質とも言われており、やはり恵まれていないようです。

 関東勢では、小林美駒騎手も最初は目立ちませんでしたが、最近一気に騎乗数が増加。私は正直見ていてもそれほど良い騎乗があったとは思わなかったのですけど、手元のメモだと新人の中で唯一平均点である3点を超えていてます。しかも、3.3という全ジョッキーの中でベスト3レベルの評価で、新人ではダントツトップの評価でした。
 「じゃあ、気にして見てみよう」と重点的に見始めたその日に初勝利を含む馬券に絡む騎乗を連発。正直、気にして見ていてもそこまで良い騎乗が多いようには感じないのですけど、悪くないですね。とりあえず、今期の新人では一番のお気に入り。もう少し続けて観察したいと思っています。

 あと、「佐藤翔馬騎手」もそうですが、「小林美駒騎手」というのは騎手になるべくしてなったような名前。佐藤翔馬騎手の場合、父も馬に携わる人で、小林美駒騎手もそうかな?と検索したものの、全然情報がなくわかりません。予想外なことに、インタビュー記事なんかもないですね。ウィキペディアもありません。
 それから、私はてっきり「美駒」は「みこま」と読むんだと思っていたら、「みく」でした。たしかに「初年度産駒」などのように「く」と読むことがありますので、そういえばそうだな!という読み方。漢字を見ずに「みく」という音だけ聞くと、馬関係とわからない自然な名前ですね。個人的に好きなネーミングセンスです。


■2024/08/07 騎手になるべくしてなったような「美駒」という名前 なぜ?

 当初、「インタビュー記事なんかもない」と書いていた小林美駒騎手。その後、<“新潟初”のJRA女性ジョッキー 小林美駒騎手はなぜ騎手を目指したのか>(BSN新潟放送)という記事が出ていました。
 というか、新潟出身なんですね。新潟は競馬開催があるものの、新潟出身騎手は珍しい印象。私が新潟に住んでいた当時1人いました。でも、名前が出てきませんわ…。村田だったかな~? …あっ、検索してら村田で合ってましたわ。そうそう、村田一誠。なんかフルネームで読みたくなる小気味よい名前でした。
 今、調教師だと書かれているけど、覚えがないですね…。騎手引退が2020年と最近なのも驚きでした。

<村田 一誠(むらた いっせい、1978年12月20日 - )は日本中央競馬会 (JRA) 美浦トレーニングセンター所属の調教師で、元騎手。 >
<新潟県生まれ。競馬とは無縁の家庭であった。いとこから騎手になることを勧められる[3]。1992年にジャパンカップを勝った岡部幸雄とトウカイテイオーの人馬一体の姿に憧れ、騎手を志した。競馬学校卒業時には努力賞を受賞し、1997年に美浦・松永勇厩舎所属騎手としてデビュー。同期には秋山真一郎、武幸四郎、勝浦正樹、松田大作、武士沢友治、押田純子らがいる。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E7%94%B0%E4%B8%80%E8%AA%A0

 このまま村田一誠騎手の話に脱線していきそうなのでストップ。今回は、小林美駒騎手の話です。前述の記事では、以下のような話がありました。取材そのものは、<騎手を目指し、JRA競馬学校に入学する直前の2020年春>というだいぶ前のことだったようです。どうも子供時代から注目だったみたいですね。


【小林美駒さん】「競馬場にポニーリンクがあるんですけど、そこで3歳から乗れたので、3歳から乗ってたと思います。土日とか競馬場が開いているときは、もう毎日ポニーとか乗るのが楽しみでした」

<BSNテレビでは、2015年にもポニーに乗る美駒さんの様子も取材していました。
美駒さんは当時5年生。新潟競馬場乗馬スポーツ少年団に所属し、技術を磨いていました。
徐々に才能を伸ばしていった美駒さんは、中学2年生の時に、全国の騎手強化選手に選ばれるまでになりました。>
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bsn/315955


 あった!ありました!新潟競馬場のポニー乗り場。めちゃくちゃ懐かしいです。あれ、他だとないんですかね。そういや、札幌競馬場だといなかったっけな? あと、中山競馬場も行きましたけど、あそこ広くてよくわからないですね。

 取材当時、新潟競馬場の乗馬センターに、ほぼ毎日通っていたそうです。単に馬に乗っていたのかと思ったら、馬が生活する馬房の掃除、馬体の手入れなどをしていました。
 手入れした馬は、ユールシンギングという名前が出ています。オープンまで行った馬で名前を覚えている馬でした。どういうこと?と思ったのですけど、新潟競馬場の誘導馬ですかね。で、検索すると、やはり新潟で誘導馬をやっていました。その他、JRAジャパンブリーディングホースショーなるものに出場という話もありました。
 小林美駒騎手は?と言うと、スピードを出したり障害物を飛び越えたりする練習などを行ったということで、やはり馬にも乗っています。

 私が気になっていた「美駒」という名前についての話も登場。兄2人も大騎など馬関係の名前だといいます。両親はもともと競馬が縁で知り合い、結婚したんだそうです。
 また、騎手になったきっかけは、外ラチいっぱいを走る新潟競馬場の1000直線の迫力が理由という新潟競馬場らしい話。というか、言われるまで気づきませんでしたわ。確かに新潟競馬場は特別ですね。私も現地で見たと思うのですが、全く記憶にありません。

「本当に外ラチ沿いを走る馬の迫力とかスピードに衝撃を受けて、『こんな騎手ってかっこいいんだ』って思って…。そこが騎手なりたいなって思ったのが一番のきっかけなので、観てて、自分がそこに乗っているイメージをよく想像します」

 あと、「生き物にも嫌なこともあると思いますし、人間の勝手とかでも乗せてもらっているので、本当に馬にありがとうっていう感謝の気持ちを持って馬に乗ってます」と言っていて、これは良いですね。感謝の気持ちが大切です。

 それから、全般的な話で驚いたのは、<競馬学校には118人が受験し、合格者は美駒さんを含む8人。およそ15倍の倍率という狭き門を突破しました>という記述。そんなに競争率高いとは知りませんでしたわ。競馬学校入る時点でめちゃくちゃエリートですね。