2024年3月1日金曜日

デヴィッド・イーガン騎手、日本の独特の競馬にも最初から適応

■2022/12/12 デヴィッド・イーガン騎手、日本の独特の競馬にも最初から適応


■2022/12/12 デヴィッド・イーガン騎手、日本の独特の競馬にも最初から適応

 デヴィッド・イーガン騎手が日本に来て、良い馬に乗りまくっています。香港競馬に有力外国人騎手が行ったタイミングで、軒並み有力馬をイーガン騎手に回した感じです。馬質が高すぎるというのもありますが、早速勝利も記録。まだまだ勝てそうな感じがあります。
 このデヴィッド・イーガン騎手に関して、<D・イーガン騎手が栗東初訪問「日本へ来るのは夢だった」阪神JFでアロマデローサに騎乗予定 - 競馬 : 日刊スポーツ>[2022年12月9日9時50分 ]という記事が出ていて、あれ?と思いました。また、「騎乗初日にJRA初勝利」とも書いている記事もあります。
 まるで初来日のように書かれているものの、私の競馬騎手メモでは数戦評価があり、初来日ではないはずです。

<初の短期免許を取得したデヴィッド・イーガン騎手(23)が8日、栗東トレセンを初めて訪れた>
<さっそく調教にまたがり「自分のいるニューマーケットに似ている。日本へ来るのは夢だった。多くの騎手や調教師とコネクションをつくりたい。スタートを出ていいポジションを馬に用意できるのが自分の強みだと思う。結果を残したい」と意気込んだ。阪神JFではアロマデローサに騎乗予定。「昨日(7日)初めて新幹線に乗った。焼き鳥を食べたい」と日本の生活にも目を輝かせていた>
https://www.nikkansports.com/keiba/news/202212090000161.html

 私のメモを見ると、ワールドオールスタージョッキーズのときに来ていた感じ。で、検索すると、やはりそういう記事が出てきました。

・英国で活躍する23歳のイーガン、来週からJRA短期免許で騎乗― スポニチ[ 2022年11月28日 11:03 ]
<今夏、札幌のワールドオールスタージョッキーズで来日したデヴィッド・イーガン(23)がJRA短期免許を取得し、来週から騎乗することが28日、分かった。期間は12月10日から来年1月末までとなっている>
https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2022/11/28/kiji/20221128s00004048287000c.html

 最初の記事によると、今年は英国62勝でリーディング13位。もっとすごい騎手がよく日本に来ており、これは大したことがありません。ただ、23歳という若いジョッキーで、G1を取るなど、今後伸びそうな気配は濃厚。2つ目の記事では、以下のように説明しています。

<アイルランド出身で英国を拠点に騎乗。日本のファンにも知られる、きっかけになったのが昨年3月のドバイシーマクラシックだ。サウジカップの覇者ミシュリフとのコンビで参戦。クロノジェネシス、ラヴズオンリーユーといった日本の実力派牝馬を退け、G1タイトルをものにした。英国に帰国後、夏のインターナショナルSでもG1勝ち。今年はエルダーエルダロフに騎乗した9月の英セントレジャーで自身初のクラシック制覇を成し遂げた。>

 デヴィッド・イーガン騎手の騎乗の印象ですが、クセがないな…という感じ。このクセがないという時点で評価して良いかもしれません。
 というのも、ヨーロッパの騎手はふわっとしたスタートが多く、当初、日本の競馬に苦労することが多いんですよ。これは競馬文化の違いのせい。しかし、イーガン騎手の場合、それが最初からないように見えました。むしろスタートから前めを意識した前に早い騎乗も多い気がします。
 他の騎手で書いたように、外国人騎手は一流騎手でも日本競馬にフィットしないことはあります。ここらへんは若い騎手の方が柔軟な感じ。デヴィッド・イーガン騎手は23歳で特に若いので、いきなり適応してきたのか、もともとこういう騎乗スタイルなのか…。また、夏に一度来ていた…という理由もあるかもしれません。
 今のところ特に大好き!という感じではないのですが、良い印象を受ける騎乗です。