2024年4月17日水曜日

プリンスリーギフト系・サクラバクシンオー系…ついに滅亡か?

■2023/03/21 プリンスリーギフト系・サクラバクシンオー系…ついに滅亡か?
■2009/3/18 エアジハード産駒で強いと確信していたアンプレショニストのその後…


■2023/03/21 プリンスリーギフト系・サクラバクシンオー系…ついに滅亡か?

 エアジハード産駒の好きな馬の話を転載しようと思いましたが、みなさんが読んで楽しい話でもありません。どうしようか?と思って、この父系をたどって、プリンスリーギフト系の話を最初に少し書いてみることに…。
 プリンスリーギフトはネアルコ・ナスルーラから続く系統。この系統そのものは海外ですし、プリンスリーギフトも海外の馬でしたが、なぜかプリンスリーギフト系の血統が日本で活躍しました。日本がこぞってプリンスリーギフト系の種牡馬を導入したために、日本独自の系統として発展を遂げます。日本専用といった感じの血統です。

 プリンスリーギフト系の代表馬としては、例えば、1984年に日本調教馬として初めてジャパンカップに優勝したカツラギエースがいます。ただし、カツラギエースを輩出したキングストループ・ボイズィーボーイの系統はカツラギエース以外はイマイチでした。
 「日本がこぞってプリンスリーギフト系の種牡馬を導入した」と書いたように、ファバージなどある程度の実績を挙げた種牡馬はいます。ただ、プリンスリーギフト系の種牡馬でも成功に差がありました。正直、それほど目立っていない種牡馬も多かったです。

 では、プリンスリーギフト系の種牡馬で最も成功したのは?と言うと、何と言ってもテスコボーイ。テスコボーイからは何頭も種牡馬になる馬を輩出しており、特にトウショウボーイ、 サクラユタカオーは種牡馬としてもかなりの実績を残しました。
  トウショウボーイの最高傑作はなんと言っても数少ない三冠馬であるミスターシービーです。ただし、ミスターシービー自身がそうであったように、トウショウボーイの次世代の種牡馬はいまいちで、この系統は長く続いていきませんでした。

 種牡馬入りした産駒の頭数では完敗したものの、サクラユタカオーは少数精鋭的に良い馬を出しましたし、年齢が離れて若かったために、プリンスリーギフト系で続くとすれば、こちらの系統が有力でした。
 サクラユタカオーの中で戦績的に良く、種牡馬としても期待できそうだったのは、ともにG1を勝っているサクラバクシンオーとエアジハードです。
 私は個人的にエアジハードの方が好きだったのですが、残念ながらここからは有力な後継種牡馬は誕生せず。一方、サクラバクシンオーからはショウナンカンプ、グランプリボス、ビッグアーサーなどが登場し、種牡馬としても成功したと言えるでしょう。

 この3頭では戦績的にショウナンカンプが抜けており、当然種牡馬としても最も期待できました。私はエアジハード派だと書いたのですが、ショウナンカンプも大好きであり、個人的にも期待していたんですよ。
 ところが、ショウナンカンプは種牡馬としては成功と言えるほど活躍馬を出せず。ショウナンカンプ以外を含めたサクラバクシンオーの活躍馬ベスト5は以下の通りで、日本独自で隆盛を誇ったプリンスリーギフト系もついに滅亡しそうでした…。

馬名    性    父    総賞金(万円)
ラブカンプー    牝    ショウナンカンプ    17,712
ショウナンカザン    牡    ショウナンカンプ    16,275
トウシンマカオ    牡    ビッグアーサー    12,604
モズナガレボシ    牡    グランプリボス    11,067
ショウナンアチーヴ    牡    ショウナンカンプ    10,763

 ちなみに5位のショウナンアチーヴはPOG指名で好きだった馬。ベスト5以下では、6位で同じショウナンカンプ産駒のナリタスターワンもPOG指名馬。好きな血統だったので、続かないのは本当残念です。


■2009/3/18 エアジハード産駒で強いと確信していたアンプレショニストのその後…

2009/3/18:エアジハードは現役時代結構好きだったこともあり、エアジハード産駒のアンプレショニストはデビュー前から期待していた馬です。って言うか、エアジハード産駒実はかなり走ってますよ、きっと(適当)。頭数と牝馬の質を上げてくれれば、ガンガン走ると思うんですけど。もっと人気出て欲しいです。

 で、アンプレショニスト。2008/06/29の福島のデビュー戦は2番人気に押されるものの11着。あっれー?と思っていたら、2008/08/10の新潟で勝ち上がり。この時点で私は「この娘は強い」と確信します。
 次走の札幌のOP戦は5着でしたが、自信(勘違い?)は揺らぎません。次のサフラン賞はダイワバーガンディとかが人気していましたが、牝馬限定なら絶対馬券に絡むはずと思っていたら、見事9番人気2着(1着は12番人気)。でも、その後は3戦して最高が3着まででした。

 今回は、2009/03/14     中山10R アネモネSの話。たぶんここでは舐められるだろうけど差は無いはず…と思っていたら、起きると外ガンガン雨。私は中山競馬場近くに住んでいるので、中山競馬場の天気と同じです。馬場悪くなっちゃうと、よくわかんないし自信ないなーと思って期待せずに見ていました。
 鞍上は後藤騎手。先行馬ではないので、中団後方から。直線大外に持ち出したら、あれ?え、まさか?なんかすごい勢いで伸びてくるよ…と驚き。で、最後2着争いに加わっちゃっいました。2~4着が混戦だったんですけど、ハナ差で2着です。

 もちろん馬券の方は買っていませんでした。まあ、大抵そうなんですよね、私って。んで、次は人気しちゃうなーと思って、netkeibaの掲示板覗いてみたら、桜花賞の話が出ていて、あれ?と思います。
 2着まででしたっけ、優先出走権?今調べたら若葉Sとかも2着までなんですね。相変わらず、勘違いが酷いです。

 まあ、とにかく桜花賞。そんな大舞台出れるとは…。人気の心配ないんで買えるんですけど、とても買う気にはなりません。で、それで逆に走ってくれてエアジハードの評価上がるといいなー。とりあえず、この娘が今年の3歳牝馬最愛馬の筆頭候補です。

2023/03/21:その後のアンプレショニストですが、桜花賞は11着。そううまくはいきませんね。それどころか、以降は4着が最高で引退。結局、アネモネステークス2着がキャリアピークになっていまいました。

2024/04/17:桜花賞のときの感想が出てきたのでここにまとめます。
2009/04/16:すっかり遅くなりましたが、桜花賞の感想です。好きだったエアジハード産駒ということで、好きなアンプレショニスト。なんと離れて最後方。死んだふりでって言うのかもしれないけど、やる気なさすぎです。鞍上は横山騎手。あまりこういうこと書きたくないんですけど、残念ながら嫌いな騎手なんですよね。
 直線は3回くらいに分けて大外に持ち出して追い出します。位置を考えると、いくらなんでものんびりしすぎ。伸び方見るともともと能力が足りなかったようなんですが、もう少し真面目に乗って欲しかったです。