2026年8月14日金曜日
珍名馬カナアミデスマッチ、フユソウビ VS カズアブディーン、ドゥーカスコーリ、マテンロウゴールド
■2023/06/23 珍名馬ラブラブラブチャン、マクッテソフィア ネガイヲカナエテ、フラムリンガムは好きな名前
■2023/07/21 珍名馬カナアミデスマッチ、フユソウビ VS カズアブディーン、ドゥーカスコーリ、マテンロウゴールド
今週の新馬戦珍名馬探し。…ですが、2023/07/23日曜日福島芝2000で目についたのは、珍名より好きな感じの名前。リリエンフェルトとアスプリージャが良いですね。ともに3番人気あたりの予想となっています。
1番人気予想はエピファネイア産駒の関西馬でインビジブルセルフ。近親に朝日杯の ゴスホークケン、神戸新聞杯のステラヴェローチェがいて、今週最も注目される1頭でしょう。
福島芝1200はカナアミデスマッチ。なぜか牝馬です。馬名意味の説明は金網デスマッチのみ。プロレスかなにかが由来でしょうか。…と検索してみると、やはりプロレスだとのこと。女プロレスラーですね。以下は、ウィキペディアの説明です。
<デスマッチ(Death Match)は、プロレスの試合形式の一種。プロレスのルールをより危険なものに変更したり、特殊なリングを使用したりするものである。 >
<デスマッチは本来、完全決着をつけるための試合を意味し、デスマッチという単語が使われ始めたときは「時間無制限の試合」を指していた。1990年以前は、リングアウトや反則裁定などで勝敗が決着することが多かったため、ランバージャック・デスマッチ、金網デスマッチ、五寸釘デスマッチなどの場外への逃げ道を封じ、完全決着をつける方式が考え出された>
金網デスマッチ
<リングの四方をあるいは稀に上空を金網で包囲する形式。通常、日本では目の細かい金網を使用するが、米国にあっては目の粗いスチールパイプを用いることが多く、それを『スチール・ケージ・マッチ』と呼ぶ。
ルールとしては、フォールorギブアップのほか、ボクシングと同じく10カウントで勝負を決する方式、先に金網の外に脱出した方を勝者とする形式があり、北米では後者のエスケープ・ルールが一般的である。 >
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%81
中京芝2000mは馬名的にはひっかかる馬はおらず。1番人気予想はマテンロウゴールド。ただ、父レイデオロが今のところ期待外れでどうなるか?というところ。レイデオロはPOG指名馬だったので、成功してほしいのですけど…。
同じレースでは個人的にキズナ産駒のペンナヴェローチェの方が気になる馬。7倍予想で全然大した人気ではなく、近親もそう目立っているわけじゃないのですけど、なんとなく気になります。単なる勘ですね。名前も結構好きです。
もう1頭、5倍予想のロードカナロア産駒のエマロアも気になる馬で、私の勘が当たれば、1番人気より2,3番人気が注目というレース。まあ、私の勘は全然当たらないんですけど…。
札幌芝1800mは珍名がいました。フユソウビという馬です。ただ、「冬装備」だと思って珍名だと思ったのですけど、なんと「冬薔薇」ということで、「冬に咲くバラ」という意味でした。
注目馬としては、オルフェーヴル産駒のカズアブディーンがいます。カズの馬では今年POG指名して失敗した馬がいて、嫌な予感しかしないのですけど、懲りずにPOG指名したいと思っています。
土曜日はあんまり気になる馬がいませんけど、中京芝1600の3.8倍予想エヴァンスウィートは兄弟に ヴィルシーナ、シュヴァルグラン 、 ヴィブロスというG1馬が3頭いる超良血。注目せざるを得ないでしょう。
これより人気だと予想されているのがドゥーカスコーリ。近親は目立たず、父もダイワメジャーであり、そう目立つ感じではありません。それでも、ひねくれたい…ということで、私はこっちを推しておきます。
■2023/06/23 珍名馬ラブラブラブチャン、マクッテソフィア ネガイヲカナエテ、フラムリンガムは好きな名前
2歳世代の4週目の珍名馬探し。
2023/6/24土曜日新馬戦では、東京 芝1400mのラブラブラブチャンですかね。「ラブラブ」「ラブチャン」いずれか片方だけでもインパクトあるであろうネーミング。当然牝馬です。
馬主は「Mr.ホースさん。父ワールドエース、母ハタノエンジェルであり、それほどラブラブはしていません。父母から連想ではなさそうです。
同日阪神芝1200mで「なんだ?」と思ったのは、マクッテソフィア。ソフィアですので牝馬です。競馬の戦法である「マクリ」を意識したものでしょうか。
しかし、私はユニ・チャームの生理用品ナプキンでソフィ(ソフィアと同語源の人名由来か?)というのがあるのを思い出してしまい、妙な気持ちに…。生理用品をマクッテとなると、変な話になります。
父タリスマニック、母トーホウシンバル。祖母もソフィアではなく、特に関係ありませんかね。ちなみにソフィアやソフィなどは、古代ギリシア語で、智慧・叡智を意味するソピアー(Σοφια)より派生した名前だそうです。
同日函館芝1200mでは、珍名ではなく、いいな!と思う名前でネガイヲカナエテを紹介。父バゴ、母ハートランドスノーで由来は関係なさげです。
翌日日曜日東京 芝1600mのココロオドルも同系統。意外にあまりないのですけど、こういう日本語でなおかつ名詞ではない形に名前って好きなんですよね。父マツリダゴッホで、母マッキーマドンナでやはり関係なさげ。このココロオドルの場合は、nobodyknows+のヒット曲と同じタイトルなので、そういう由来かもしれません。
意味はわかりませんけど、同じレースのアルテミーナは言葉の響きが好きでした。
単に響きが好きというのは結構あって、日曜日函館芝1200mのフラムリンガム、スウィバンビーナ、ビバヴェローナ、 ピクラリーダあたりが良いですね。6頭しかいないのに好きな響きの馬が続出。中でもフラムリンガムは今年デビューの馬で一番好きな響きかもしれません。
検索してみると、フラムリンガムは単に地名っぽい感じですね。イギリスサフォークにあるようです。父ダイワメジャー、母ファルネーゼで特に関係なさげな上に、母父はイギリスではなくフランスな感じのフレンチデピュティ(意味はフランスの代議士か?)でした。
なぜ?と由来を見ると、「イギリスの城名。母名より連想」とありました。正確には、地名というか城名だとのこと。一方、母由来というのはどういう意味?と、ファルネーゼ の名前を見ると、今度は「イタリアの宮殿名より」との説明。父フレンチデピュティなのに…。
さらに言うと、フレンチデピュティとファルネーゼ の母はアメリカ生まれ。欧米をあちこち目まぐるしく旅した感じになりました。
2026年8月13日木曜日
ジョン・マルドゥーン 大樹ファームのアドバイザー、米で名馬を多數生産
■2014/10/25 ジョン・マルドゥーン 大樹ファームのアドバイザー、米で名馬を多數生産
【競馬】パカパカファーム物語。 アイルランドの獣医師は、なぜ日本行きを決めたのか|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|競馬&格闘技は、タイトルの通り、パカパカファームのハリー・スウィーニィさんの話。しかし、その中で出てきたジョン・マルドゥーンさんというのが気になりました。
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/keiba_fight/2012/11/04/___split_6/
アイルランドで働いていたスウィーニィさんに、日本行きの話を持ちかけたのは、当時競走馬の所有を始めたばかりの『大樹ファーム』だったそうです。
大樹ファームはこのときすでに、アメリカとアイルランドに牧場や育成施設を持っており、アメリカで生産した世界的良血のサラブレッドを”本場”アイルランドで育成し、日本でデビューさせるという画期的な試みを実践しようとしていたといいます。
ただ、それだけでなく、日本でも牧場を開設し、競走馬の国内生産を行おうと考えており、その牧場に勤務する獣医師を探しており、その関係で獣医学の博士号を持っていて、競走馬育成に携わっていたスウィーニィさんもこれを知ることになったようです。
日本の競馬についてもまだよく知らなかったそうですが、スウィーニィさんは大樹ファームに興味を持ちます。いろいろと理由がありますが、"大樹ファームのアドバイザーとして就任していたジョン・マルドゥーン氏の存在が大き"かったとされていました。
そして、ジョン・マルドゥーンさんについては、<彼はアメリカで幾多の名馬の生産を手掛けた人物で、その彼が大樹ファームにかかわり、世界レベルでの育成プログラムを打ち出していたことは、スウィーニィ氏に大樹ファームの”本気度”を感じさせた>と説明されていたのでうs.
これを読んで、えぇ、そうだっけ? 大樹ファームってそんなにすごかったの?と思っちゃいました。改めて大樹ファームについて見てみると、生産牧場だけでなく、クラブ法人でした。これもそうだっけ?と思ってしまったところ。どこのクラブに入るか考えるときに検討していた気がするんですが、忘れちゃいましたわ。(結局、ラフィアンに加入)
「アン」の冠名やそれ以外の名前のもいるってのも知りませんでしたが、最近(2014/10/25現在)はアンコイルドが代表馬。しかし、クラブトップとしては物足りない戦績です。
うーんと思いましたが、記事で書かれているのは古い時代の話であり、"のちに、タイキブリザード、タイキシャトルなどのGI馬を輩出する"とありましたので、ここらへんで言えばm文句なしの大成功。特にタイキシャトルは日本の競馬史上に残る歴史的名馬です。
今もジョン・マルドゥーンさんは大樹ファームにいらっしゃるのか?なども気になったんですが、とにかく情報が少なくよくわかりませんでした。
2026年8月12日水曜日
岡田繁幸伝説 米博物館で写真間違い指摘、スタッフびっくり
■2021/05/23 岡田繁幸氏の訃報にファンが熱いコメントを寄せる
■2021/05/23 急死した岡田繁幸血統の馬で、ラフィアン初のクラシック制覇!
■2021/09/01 契約寸前まで行った住宅「種牡馬を買うからごめん」と解約に
■2021/09/01 取材先に偶然いた岡田繁幸氏、初対面の記者相手に2時間しゃべり倒す
■2018/07/29 複数の意味で名馬スーパークリークを生み出したのが岡田繁幸氏
■2019/06/26 重賞馬はラフィアンだらけ…関係が深かった中村均調教師
■2019/06/26 100万円の馬を買うのに奥さんに相談してた岡田繁幸さん
■2018/03/15 岡田繁幸伝説 米博物館で写真間違い指摘、スタッフびっくり
コスモオーナーズの鈴木秀敏さんは、キーンランド(アメリカ・ケンタッキー州)のセプテンバーセールの合間にケンタッキーホースパークに昼食を兼ねて訪れました。
で、博物館を見学していると、いっしょにいた岡田繁幸さんが、アメリカ三冠馬シアトルスルーとして紹介されている展示物を見るなり、以下のように断言。
「この写真、違う馬だよ。シアトルスルーではなく、フォアゴーだと思うよ。体の造りが違うよ。トモの付く位置と地面を蹴った時の飛節がシアトルスルーではないんだ。この馬はフォアゴーなんだよな……」
(Our Pleasure2017年11月号より)
すぐに手元のスマートフォンでシアトルスルーとフォアゴーの写真を検索すると、確かに指摘通り。館内のスタッフに声をかけて一連の流れを説明し、展示物の写真と検索した写真を照合してもらったところ、スタッフが非常に驚いていたとのことです。
岡田さんは結構予想を外しますし、大ぼらみたいなことも言いますけど、こういうところはさすが。職人肌ですね。
2021年3月に岡田繁幸さんが亡くなっていたと、だいぶ経ってから知って驚きました。ビッグレッドファームグループでは広報誌が廃止されたので、体調を崩していたという話も知らなかったですね。まだ71歳。今の時代なら「早すぎる」という死でしょう。私は岡田繁幸さんに惚れてラフィアンに入ったクチなので、ショックが大きいです。(ただし、入ってすぐに長男さんに譲ってラフィアンを辞められてしまったので、勝手に騙されたような気分でした)
<「マイネル軍団」の総帥として知られる岡田繁幸氏が19日、亡くなったことが分かった。死因は不明。ちょうど71歳の誕生日だった>
(“相馬眼の天才”岡田繁幸総帥が死去 | 競馬ニュース - netkeiba.com 2021年03月19日(金) 21時08分より)
岡田繁幸さんは個性が強く、嫌いな人も多かった一方で、ファンも多かったです。訃報に際しては、コメント欄での熱いコメントも多く、目頭が熱くなりました。
<岡田総帥はいい意味で永遠の競馬少年という印象でした。
パドック解説など聞いていると、本当に競馬がお好きで情熱を注いでらっしゃるのだなあと感じられたし、とても楽しかったです。
個人的に一番印象に残るとなるとコスモバルクでの挑戦になりますかね…
道営所属のまま走らせ続けることや調整方法に賛否両論飛ぶこともありましたが、
真っ直ぐな理念と強い信念を感じました。
ご自身ではクラシック制覇は叶いませんでしたが、残されたスタッフの皆さん、
会員の皆さん、ゆかりの馬たちで夢を叶えて欲しいと切に願います>
■2021/05/23 急死した岡田繁幸血統の馬で、ラフィアン初のクラシック制覇!
で、このタイミングでついにビッグレッドファームのクラシック初制覇が来ましたよ。最近長男さんのラフィアンが冴えず、退会して弟さんのウイン一本で行こうと思っていたところなのですが、ラフィアンの方です。ユーバーレーベンがオークスを制覇しました!(でもラフィアンは退会します)
鞍上が初G1か?ってほど喜んでいるように見えたので、未勝利でもガッツポーズするラフィアン主戦の柴田大知騎手がまさかの好騎乗?と一瞬思ってしまいましたが、柴田大知騎手はユーバーレーベンに一度乗っただけで、しかも、ユーバーレーベン唯一の着外という方。今回はミルコ・デムーロ騎手でした。ミルコ・デムーロ騎手は以前と比べて成績が落ちて悪く言われていますし、G1勝利は嬉しかったんでしょうね。気持ちが入っていました。ミルコ・デムーロ騎手の勝利に感動している人も多かったです。
この話は最初、ラフィアンはなんで三流騎手使うの?と書いていた話に追記しようとも思っていたのですが、騎手が良ければラフィアンはもっと勝てるのに!といった反応も今回ありました。出資者としても騎手だけは本当いつも不満。もう少し良い騎手に乗ってもらって、岡田繁幸さんが生きていらっしゃるうちにクラシックを制覇しておきたかったですね…。
ああ、あと、ゴールドシップ産駒のG1に感動している人も多かったです。ユーバーレーベンは父が岡田繁幸さんが種牡馬として惚れ込んでいたゴールドシップですから、そういう意味でも感動的ですね。私なんかはゴールドシップのことを、オルフェーヴルの劣化コピー種牡馬などと見る目のないことを言っていました。ホントすみません。
また、ユーバーレーベンはクラシックを期待されたマイネヌーヴェルの孫というラフィアン血統。マイネヌーヴェルの兄弟マイネルチャールズもクラシックが期待された馬でしたし、戦績は両馬ほどではありませんでしたが、ユーバーレーベンの兄マイネルファンロンも私はクラシックを期待した馬でした。
マイネヌーヴェルの母マイネプリテンダーから4代続くマイネル血統でのクラシック制覇というのも、感慨深いものがあるでしょう。いわば父も母系も岡田繁幸さんが見出した馬でのクラシック制覇。本当、生きていらっしゃれば…と、残念でなりません。
2023/06/25追記:正直あんまり関係ないんですが、2017年度・好きな2歳牡馬候補にリストアップしたときのマイネルファンロンのメモが出てきたので、転載しておきます。
<2017年度・好きな 2歳牡馬>
マイネルファンロン (岡田繁幸にまとめ予定)
好きだったマイネヌーヴェルの孫で、やはり好きだったマイネルチャールズの甥ということで指名。マイネヌーヴェルは子供世代ダメだったのが、孫世代ならと思う。
初戦の1800はほとんど促していたが、反応せず。距離伸びてと言われていた。その距離延長の2000となった2戦目では快勝。まだ1勝だけど、好きな血統だけに期待。(2017/10/09)
■2021/09/01 契約寸前まで行った住宅「種牡馬を買うからごめん」と解約に
岡田繁幸さんへのファンのコメント。他にも紹介したいものがあった気がしたので忘れてしまいました。改めて読み直して印象に残ったものを。“マイネル軍団総帥”岡田繁幸氏死去 コスモバルクなど発掘した“相馬眼の天才” | 競馬ニュース - netkeiba.comは、熱いというよりはほのぼのしたコメントがいくつかついていました。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=185322
<よく函館競馬場のフードコートでお見かけしましたよ。楽しそうにセルフサービスでラーメンを召し上がっておられた姿が印象的でした。
ひときわ背が高くそれでいて穏やかな口調で存在感があって、説得力があってまさに総帥。
私も短い間だったけど、ラフィアン会員になれたことは誇りです>
<今から24年くらい前に中古の高級住宅を販売した時に契約寸前で断られた、理由はザグレブと言う種牡馬を購入し予算が無くなったと、、、 イギリスの新聞を見せられて、とても穏やかな人で紳士でした。
その時はまだ競馬をあまり知らなくてコスモバルクが活躍した時に思い出した。
確かザグレブだったような それからはファンになりました>
<グリーンチャンネルでゲスト解説で来ると、不思議と人気薄のマイネルが激走して、その度バツの悪そうな顔で喋ってたのが大好きでした。
もうあのやり取りが見られないのは残念です>
<ホントに残念。あのラッパも聞けなくなると寂しい。人も馬も育てる素晴らしいオーナーでしたね。かえすがえす残念>
■2021/09/01 取材先に偶然いた岡田繁幸氏、初対面の記者相手に2時間しゃべり倒す
上記コメントの最後にあった「ラッパ」というのは「ほら」「大げさな話」のことですね。「ホラを吹く」と同じ意味で「ラッパを吹く」とも言うことがあります。
魅力ある人柄…いつしか“信者”になっていた 岡田繁幸氏の死を悼む | 競馬ニュース - netkeiba.comという記事のデイリースポーツの競馬担当・村上英明記者によると、ナイママ、トラスト、エンで「英国ダービーに出走させたい」と話し、「“また岡田がホラ吹いている”とネットに書かれちゃうな」と楽しそうに笑っていたといいます。
この村上英明記者は、プレイアンドリアルが、北海道から東京競馬場に入厩した時に取材していてたまたま出会ったのが初対面。2時間を優に超えて語られたのには正直、閉口したとのこと。馬のことならいくらでも話せてしまう…というのが、実に岡田繁幸さんらしいです。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=185321
そんな迷惑な目にあったものの、「それでも魅力ある人柄からだろう。いつしか自分は“岡田信者”となっていた」といいます。
コスモバルクについても<「地方競馬活性化のため、地方競馬関係者に勇気を持ってもらうため、地方競馬所属のまま中央のクラシックや大きなレースに勝つ。それが私の夢」とアツく語っていた>といいます。本当熱いですよね。こちらのコメントではそういった熱い系のものが見られました。
<岡田さんは人を惹きつけるものがあった。
この方の見方が正しい間違ってるじゃなくて。
競馬を楽しめる面白さがあった。
大きなことを言うと客観的にはご自身いろいろ言われるだろうと思っていても。
堂々と夢を語ることをやめない。
今思えばこの方そういう面では純真無垢。
そういうとこも惹きつけられた。
大きな存在を失ってしまった>
<「馬を見る天才」この単語を生み出されるきっかけになった人でもありますし実際に見出し方は驚くべきものがありました。。
血統でしか見れない素人からすれば信じられない相馬眼。そして冒険者でもあった>
■2018/07/29 複数の意味で名馬スーパークリークを生み出したのが岡田繁幸氏
スーパークリークは、1980年代後半に巻き起こった第二次競馬ブーム期において、オグリキャップ、イナリワンとともに「平成三強」と呼ばれたスターホースです。春秋の天皇賞を優勝しているんですけど、最初の大きな勲章は菊花賞でした。
ただ、この菊花賞は、岡田繁幸さんが出走枠を譲ったことによって参戦が可能になったというものだったそうです。
岡田繁幸さんのスーパークリークとの関わりは、これだけではありません。上記の話があったOur Pleasure 2018年4月号 ザ・ブラッド 血統表を紐解く!(T.I.S)は、スーパークリークの父ノーアテンション(父はニジンスキー系のグリーンダンサー)に関するもの。
まず、ノーアテンションを日本に買い求めたのは、現在、岡田繁幸さんのビッグレッドグループの一つであるコスモヴューファームとなっている稗田牧場の稗田実さん(故人)。ノーアテンションは稗田牧場でオグリキャップの父となるダンシングキャップとともに繋養されていました。
稗田さんは、岡田繁幸さんと親交がありました。また同じくつきあいのあった相馬牧場場主の相馬和胤さんが所有したナイスデイ(父インターメゾ)に、岡田繁幸さんはノーアテンションとの交配を勧めました。これで誕生したのがスーパークリーク。つまり、スーパークリークの配合を勧めたのが、岡田さんだったんですね。スーパークリークの生みの親みたいなものです。
これは岡田繁幸伝説の一つと言って良いと思うのですけど、それでいて自身の馬ではまだクラシック未勝利。スーパークリークのような名馬も生まれていません。
これもまた岡田繁幸さんらしいと言えば、らしいのですけど…。
■2019/06/26 重賞馬はラフィアンだらけ…関係が深かった中村均調教師
岡田繁幸さん関係ということでの追記ですが、 Our Pleasure2018年6月号の中村均調教師の記事からということで、中村調教師の話でもあります。
2007 年9 月8 日(土)中山競馬場でマイネルキーロフが勝利。第9R 白井特別であり、なんてことないように感じるのですが、実は大記録。「開催11 週連続勝利」だったんです。2017年に更新されるまで10 年間破られなかった記録です。
この11連勝には、他にもラフィアンの馬がいました。スタートがマイネルダイナモで、マイネブリッツ、マイネルガンツ、マイネルアトレ、マイネアプレイザー、マイネルテセウスがいました。私はマイネルガンツを応援していたので、よく覚えています。
(全然関係ないのですけど、中村厩舎ではそのマイネルガンツなど、異常に故障が続出した時期があった記憶があります。あれも結構すごい記録じゃないかなぁ?)
朝日杯(G1)を制したマイネルマックスやドバイへ遠征したマイネルセレクトなど、中村厩舎のラフィアン所属馬での重賞勝利はのべ15 勝で4割以上。関係の深い厩舎なんですね。
中村調教師とラフィアンとの縁は1985年。北海道の新和の牧場でヤマニンの冠名で知られる土井睦秋さんに「競馬に熱心で面白い男がいる。会ってみないか」と言われて会ったというのがきっかけ。以下のような岡田繁幸さんらしい逸話を語っています。
「すぐに土井さんが電話して駆けつけてきたのが岡田繁幸さんだった。当時の岡田さんの牧場は浦和しかなかったんだけれど、その浦和から車を飛ばして40分。本当にすぐにきたんだ。これだけでも情熱があるな、と思ったよ」
「第一印象? そうだな。今だから言えるが、話がとにかく壮大すぎて。大ホラ吹きか、と思ったよ。でも途中で気づいた。話ぶりにすごく熱がこもっていることに。そしてなにより目の輝きがすごかった。これは本物かもしれん、そう思えてきてね」
■2019/06/26 100万円の馬を買うのに奥さんに相談してた岡田繁幸さん
一方で今の岡田繁幸さんとは異なる話も。「当時の岡田さんはまだ資金力に乏しくてね。100万円の馬を買うのにも悩み抜いて奥さんに相談するくらいだった」といいます。
とはいえ、 上記に続く以下のような話は、現在と同じですね。非常にらしいです。
「それでも『見る目を養って良い馬を買って鍛えて走らせたい。そして、良血馬や高い馬を負かしたいんだ』と語っていた。これはまさに同感だったね。この人と一緒にやってみたい、と思うようになった」
「一流の血統の馬を一流に育てるのもプロだけど、二流の血統の馬で一流の馬を負かすのも立派なプロ、そんな共通意識も岡田さんとの間には芽生えていたように思う」
また、会ってすぐに安馬を預かって厩舎で走らせたそうな。安馬でも中央で勝つことができました。古すぎて情報不足ですが、中央獲得賞金959万とのこと。ここらへんは岡田繁幸さんの相馬眼エピソードでもあります。
「岡田さんがそのときにいきなり財布の中から写真を取り出してさ。『この馬、安い馬だけどきっと良い馬なんだ。預かってほしい』と言われてね」。その馬がクラウンレッド。新馬戦で5着すると、2 走目も5 着。3 走目となる新馬戦(引用者注:当時は同開催なら何度も新馬戦に出れた)で優勝した」
2026年8月11日火曜日
四着が多い男・福永騎手が四位厩舎初出走任され4位
■2021/11/29 香港でエリ女王4連単1億円馬券のニュース…なのに、福永祐一だらけに
■2021/05/05 四着が多い男・福永騎手が四位厩舎初出走任され4位
先月やろうと思っていたのに忘れていた四位師の厩舎初出走“4位” 福永も笑み「まさかの」 | 競馬ニュース - netkeiba.com(2021年03月06日)の話。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=184642
<新規開業した四位洋文調教師(48)=栗東=が、6日の阪神3Rにテイエムジャガーで厩舎初出走。(中略)5番人気で4着に力走した。(
引き揚げてきた鞍上は「まさかの“4着”」と笑みを浮かべて「四位さんの初陣。いつも以上に気合が入った。一緒にスタートを切れたのが何よりもうれしい」と額の汗を拭った>
記事そのものは、四位調教師が四位スタートというネタなのですけど、実を言うと、福永騎手も四着ばかり取る騎手だという「風評」があるために、コメント欄ではそちらの反応も出ていました。今回は5番人気での4着なのでむしろ人気より頑張った良い結果だったのですけど、福永騎手は人気馬での4着が多いというイメージが定着しています。
<四位調教師で福永さん…そりゃ4着固定だわな>
<四着男の悲しい異名を持つ福永祐一騎手、まさかの事実上の先輩騎手だった四位調教師のデビュー戦で、本当に4着になるなんて、出来すぎてて苦笑しました>
<「テキはコレを狙ってた可能性は無くもない鞍上起用」だったかもね!>
<もう福永4着って馬券作ろうよ>
<まさかどころかフラグビンビン 3頭立てでも4着だろ>
<福永騎手を乗せた時点である程度察していたけどまさか本当に4着とは>
<福永で四位!普通です!>
個人的には福永騎手って好きだしうまいと思っていたので、私はあんまり批判しません。ただ、最近はそこまで好きな騎手・うまい騎手ってイメージでもないかも。もう少し若いときの方が好きでしたね。若い騎手の方が好き…というのは、私の場合よくあります。メモしている私見騎手評価を見てみると、5点満点の2.84という評価でなんと150騎手中112位という悪さでした。イメージ以上に点数が悪いです。ここまでひどい騎手だとは思っていないのですが…。
■2021/11/29 香港でエリ女王4連単1億円馬券のニュース…なのに、福永祐一だらけに
<【エリザベス女王杯】香港で4連単が“1億円馬券”に>(2021年11月14日(日) 19時40分)によると、香港がJRAの競馬の馬券を発売しているそうです。タイトルにあるように、香港競馬は4連単もあるというのが特徴的。そのため、日本でさえ高配当だったエリザベス女王杯の配当がえらいことになっていたようです。
<阪神競馬場で行われたエリザベス女王杯(GI)は、序盤は後方に位置した幸英明騎手騎乗のアカイイト(牝4、栗東・中竹和也厩舎)が、(中略)ステラリア(牝3、栗東・斉藤崇史厩舎)の追撃も寄せつけず、2馬身差をつけて優勝した>
<JRAのオッズでは単勝10番人気→7番人気→9番人気の決着。3連単は33939.6倍(339万3960円)の高配当となったが、エリザベス女王杯は香港でも馬券が発売されており、4連単はなんと1095524.1倍=日本で言う“1億955万馬券”の超高額配当となった>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=195880
「4連単」ということもあり、コメント欄で「4着ネタ」で大盛り上がり。ここに追記したことでわかるように、当然、福永祐一騎手の話題です。このネタに食傷気味なのか、なぜか怒っている感じの人も一部いましたが、お約束ですし、ある意味おいしいですよね。ただ、福永祐一騎手以外の騎手の名前も少し出ていました。
<みんなも思ってると思うけど、福永さんは香港にいけば、最高に頼りになるスーパースターになれますね。
幸と善臣も>
<4連単なら福永は5着やな>
<日本でも4連単販売してほしいなぁ
そしたら人気馬に乗る福永の4着固定で毎回買うのに(笑)>
<このネタで福永騎手出過ぎ>
<4着いっくん売れるんやろうなぁ
福永祐一「舐めるなよ、5着や!」>
<福永祐四>
<ヨシトミの4着固定>
<4着までOKなら福永騎手の出番ですね>
2026年8月9日日曜日
ディープ孫もステゴ孫も苦戦 サンデーサイレンスひ孫世代は弱い?
■2019/06/09 G1クラスの馬が多いのがディープインパクト最大の特徴?
■2019/06/09 ディープインパクトでG1複数勝つ馬は少ない!本当なのか?
■2019/06/09 10億円ホースとなると少なすぎるがそれでもすごいあの種牡馬
■2019/06/09 ディープインパクトに有力後継種牡馬はいない?牡馬限定で調べると…
■2021/02/23 ほぼラストチャンスでコントレイルという超大物が誕生!
■2021/02/23 ディープ孫もステゴ孫も苦戦 サンデーサイレンスひ孫世代は弱い?
■2019/06/09 ディープインパクトの超大物は少ないって本当?ステイゴールドとの違い目立つ
前々から調べたいと思っていたディープインパクトは大物、もしくは超大物が少ないという話。客観的な成績は文句なしで良いものの、確かに後継種牡馬として申し分ないといった競走馬は出てこない印象。G1馬は多いのに、G1をいくつも獲るという馬は牝馬のジェンティルドンナくらいしか思い浮かびません。
ハズレが多いけど当たると大きいイメージのステイゴールドと対照的な印象。
とはいえ、こうしたことが思い込みということもよくある話。ステイゴールドとの対比でのイメージが大きいだけかもしれません。実際に見てみましょう。
調べたのは、2018年のリーディング上位20頭と50位以内やちょっと古い種牡馬で私の気になる馬で、なおかつ産駒が500頭以上いる25頭。2019年5月30日時点のデータです。
一口馬主をやっていて、成功ラインと感じるのは1億円で、まず1億円ホースの確率を見てみます。当然、この時点ではディープインパクトが圧倒的ですごい数字でトップ。
ただ、ハズレが多いイメージのステイゴールドも3位であり、錯覚がこの時点ですでに見えました。また、種牡馬として失敗した印象のアドマイヤムーンが5位であることも、思い込みの強さを示している感じです。
順位 種牡馬名 1億率
1 ディープインパクト 10.3%
2 キングカメハメハ 6.9%
3 ステイゴールド 5.3%
4 ハーツクライ 4.0%
5 アドマイヤムーン 3.8%
ちなみに当時は種付け頭数が今より少ないなどの問題があり、古すぎるデータですけど、種牡馬御三家についても調査。すると、サンデーサイレンスがディープインパクトを圧倒していて驚き。前述の通り、種付け頭数を絞って今より少数精鋭だっため、フェアな比較ではないとは言え、サンデーサイレンスはやはり化物だったんだと思います。
順位 種牡馬名 1億率
1 サンデーサイレンス 14.4%
2 ディープインパクト 10.3%
3 トニービン 7.0%
4 キングカメハメハ 6.9%
5 ブライアンズタイム 5.9%
■2019/06/09 G1クラスの馬が多いのがディープインパクト最大の特徴?
次に3億円以上の馬で同じ調査。例外が多いですが、G1勝っている馬は大体これくらい行きます。
このあたりはディープインパクトがすごい多い印象であり、2位のキングカメハメハとの差が一気に広がりました。むしろすごいところです。
また、アドマイヤムーンが消えてマンハッタンカフェが4位に登場。ステイゴールドは先程より下がった 5位であり、金額が上がってむしろ苦戦する形になりました。
順位 種牡馬名 3億率
1 ディープインパクト 2.5%
2 キングカメハメハ 1.0%
3 ハーツクライ 0.9%
4 マンハッタンカフェ 0.61%
5 ステイゴールド 0.60%
そして、最もディープインパクトが得意であろう、この条件であっても、サンデーサイレンスが1位。やっぱりサンデーサイレンスはすごいですね。
順位 種牡馬名 3億率
1 サンデーサイレンス 3.3%
2 ディープインパクト 2.5%
3 トニービン 1.2%
4 キングカメハメハ 1.04%
5 ブライアンズタイム 1.03%
■2019/06/09 ディープインパクトでG1複数勝つ馬は少ない!本当なのか?
次からが最も知りたかった超大物に近いところ。キリの良い数字は5億円ですが、さっきの3億円と近すぎなので6億円で調査。例によって例外が多いものの、G1を複数勝っていることが多い賞金です。
で、ここだとイメージ通りに順位に大きな動きがありました! ステイゴールドがやはり1位で、それほど差がない2位はまさかのゴールドアリュール。ダートは息長く走るためかもしれません。
そして、3億円で圧倒的だったディープインパクトはなんと一気に4位まで低下。G1勝つ馬は多いが、何個も勝つ馬となると急激に少なくなるというイメージ通りになっています。
ちなみに5位にはブラックタイドが登場しており、兄弟のディープインパクトとは全く違う傾向に。とはいえ、この数字はキタサンブラック1頭での数字のため、信頼性が高いものではありません。
順位 種牡馬名 6億率
1 ステイゴールド 0.37%
2 ゴールドアリュール 0.33%
3 キングカメハメハ 0.32%
4 ディープインパクト 0.25%
5 ブラックタイド 0.19%
それから、種牡馬御三家を入れた数字ですが、ブライアンズタイム6位、トニービン7位と苦戦。しかし、サンデーサイレンスはここでもステイゴールドを寄せ付けない圧倒的な数字でトップ。
サンデーサイレンスはディープインパクト以上の高確率で大物を出して、なおかつステイゴールド以上の確率で超大物を出すと言った感じ。やはり文句なしで日本史上最高の種牡馬でした。
順位 種牡馬名 6億率
1 サンデーサイレンス 0.59%
2 ステイゴールド 0.37%
3 ゴールドアリュール 0.33%
4 キングカメハメハ 0.32%
5 ディープインパクト 0.25%
6 ブライアンズタイム 0.26%
7 トニービン 0.22%
■2019/06/09 10億円ホースとなると少なすぎるがそれでもすごいあの種牡馬
もう一つキリの良い10億円も調べています。10億円となると数が少なすぎて、信頼性はいまいちな気がしますが一応見てみましょう。
これだとブラックタイドが1位に。ただし、前述の通り、キタサンブラック1頭であり、信頼性に疑問があります。これを除けばやはり ステイゴールドがトップでした。
3位には6億円でいなかったハーツクライが突如登場。3億円以上の馬は全部6億円以上なのです。ただし、シュヴァルグラン1頭での数字。G1もジャパンカップ1つだけです。
ステイゴールドが10億円2頭なだけであとは全部1頭。やはりここまで高すぎると参考にしづらい数字ですね。
順位 種牡馬名 10億率
1 ブラックタイド 0.19%
2 ステイゴールド 0.15%
3 ハーツクライ 0.10%
4 タニノギムレット 0.09%
5 ディープインパクト 0.08%
10億円以上では、ブライアンズタイムもトニービンも0頭になってしまいました。ナリタブライアンは確か当時の最高賞金だったと思いますけど、それでも10億円には行っていなかったのです。やはり参考にしづらい数字かも。
ただ、サンデーサイレンスはここでもやはり化物。4頭の10億円ホースを生み出していて、ステイゴールドらに圧勝しています。
順位 種牡馬名 10億率
1 サンデーサイレンス 0.26%
2 ブラックタイド 0.19%
3 ステイゴールド 0.15%
■2019/06/09 ディープインパクトに有力後継種牡馬はいない?牡馬限定で調べると…
ここまでは全部牡馬と牝馬合わせたもの。種牡馬として残るかどうかということで、せん馬を含んだ牡馬でも同じ数字を出しています。
10億円でタニノギムレットが4位に入っていたんですが、ウオッカのせい。残念なことに牝馬でしか超大物が生まれなかったという悲しい種牡馬もいるので、牡馬だけでも見たいと思っていました。
面倒くさいので、ここからは全部種牡馬御三家込みでのデータ。まず、1億円では当然、先ほどと同様にディープインパクトが良いところで、サンデーサイレンスがさらに上という順位です。
順位 種牡馬名 1億率
1 サンデーサイレンス 20.95%
2 ディープインパクト 14.61%
3 キングカメハメハ 10.63%
4 トニービン 10.05%
5 ブライアンズタイム 9.07%
6 ステイゴールド 7.45%
7 ハーツクライ 5.98%
8 アドマイヤムーン 5.73%
3億円もやはり同じ傾向。特におもしろいところは見られません。
順位 種牡馬名 3億率
1 サンデーサイレンス 4.60%
2 ディープインパクト 3.53%
3 ブライアンズタイム 1.84%
4 トニービン 1.83%
5 キングカメハメハ 1.67%
6 ハーツクライ 1.39%
7 ステイゴールド 1.17%
8 アドマイヤムーン 0.96%
おもしろくなるのはここから。ディープインパクトは牡馬の6億円率だと牝馬込みのときよりさらに悪く、なんと11位になってしまいました! サトノダイヤモンドただ1頭なのです。
サトノダイヤモンドは菊花賞と有馬記念でG1を2勝。母はアルゼンチンの馬でそこらへんがマイナスですが、一応彼が後継種牡馬としては一番期待できるんですかね?
ただ、正直やはり物足りなさを感じてしまいます。ひょっとしたらディープインパクト系が続いていかない…という予想外のことも起きるかもしれません。
順位 種牡馬名 6億率
1 サンデーサイレンス 1.02%
2 ステイゴールド 0.73%
3 ゴールドアリュール 0.63%
4 キングカメハメハ 0.60%
5 ブライアンズタイム 0.49%
6 ブラックタイド 0.37%
7 フジキセキ 0.32%
8 トニービン 0.23%
9 ハーツクライ 0.20%
10 ジャングルポケット 0.17%
11 ディープインパクト 0.16%
当てにならない10億円率ですが、こちらだとディープインパクトはゼロに。さっき書いたジェンティルドンナのみなんですね。ちなみに6億円は3頭で、残りの1頭も牝馬のショウナンパンドラでした。
牡馬で10億円出している種牡馬は以下で全部。サンデーサイレンスが4頭、ステイゴールドが2頭の他は1頭のみでした。
順位 種牡馬名 10億率
1 サンデーサイレンス 0.51%
2 ブラックタイド 0.37%
3 ステイゴールド 0.29%
4 ハーツクライ 0.20%
5 ゴールドアリュール 0.16%
6 キングカメハメハ 0.12%
■2021/02/23 ほぼラストチャンスでコントレイルという超大物が誕生!
ディープインパクト産駒の超大物がいない、ディープインパクトの血統が絶えるかも…という話をしていたら、ディープインパクトが亡くなりほぼラストチャンスというタイミングで、コントレイルという超大物が出てきました。私のPOG指名馬だったんですが、デビュー前はそれほど指名数が多くない注目度の低い馬だったので驚きです。
一方、ステイゴールドについては大物が多く後継種牡馬が多数いるものの、その産駒ということで考えるとインパクト不足であることに気づきました。そこで、今回は孫世代を比較。そもそもサンデーサイレンスのひ孫世代は苦戦しているのではないかとも言われており、そこまでまとめて見ていきたいと思います。
まず、ディープインパクトの孫とステイゴールドの孫との比較。3歳世代以上に絞れなかったため、デビュー前やデビューしたばかりの馬を含む不完全な数字ですが、以下の通り。
ディープインパクトの孫 3,801頭 3億円以上1頭 ミッキースワロー(父トーセンホマレボシ)
ステイゴールドの孫 1,818頭 3億円以上1頭 ラッキーライラック(父オルフェーヴル)
ともに3億円以上は少なくて不振。ステイゴールドの孫はラッキーライラックという超大物がいますし、3億円率がディープインパクトより高いためにこれからもチャンスがありそうですが、そのラッキーライラックは牝馬であり、種牡馬として残っていかないことが確実です。
一方、ディープインパクトは牡馬で3億円であるものの、ミッキースワローというのは正直人気種牡馬になりそうな感じないですね。ただ、おもしろいのが、ミッキースワローの父がG1未勝利のトーセンホマレボシであること。トーセンホマレボシですらこのレベルの馬が出たので期待できると考えるか、ディープインパクト産駒の実績馬がいまいち良い子を出さないと考えるかで、迷うところです。
■2021/02/23 ディープ孫もステゴ孫も苦戦 サンデーサイレンスひ孫世代は弱い?
ただ、この苦戦の中でもサンデーサイレンスひ孫としては良いという可能性があります。サンデーサイレンスのひ孫ということで言うと、ディープインパクトやステイゴールドより年上の馬が有利になるでしょうが、上位を見てみました。すると、そのまま前述の2頭がワンツー。ディープ孫とステゴ孫が苦戦というよりは、サンデーサイレンスひ孫世代ではそもそも良い馬が少ないようですね。
サンデーサイレンスひ孫世代 3億円以上4頭
1位 ラッキーライラック オルフェーヴル(ステイゴールド) 73,746.70
2位 ミッキースワロー トーセンホマレボシ(ディープインパクト) 36,492.00
3位 ミツバ カネヒキリ(フジキセキ) 35,481.90
4位 クリンチャー ディープスカイ(アグネスタキオン) 32,765.40
なお、ディープインパクトの孫とステイゴールドの孫(ラッキーライラックとミッキースワロー)との比較で言うと、キングカメハメハの孫世代がすごいです。こちらも1位は牝馬アーモンドアイですが、牡馬でもディープインパクトの孫とステイゴールドの孫よりも3億円以上が多く、なおかつ種牡馬としてもより人気しそうな顔ぶれ。血統は微妙でも現役時代の成績が良いキタサンブラック産駒が今後出てきますし、コントレイルが期待できるので大丈夫だと思いますが、サンデーサイレンス直系が途絶えるというまさかの展開もありそうな戦績の差でした。
キングカメハメハの孫 4,946頭 3億円以上6頭
1位 アーモンドアイ ロードカナロア 151,956.30
2位 キセキ ルーラーシップ 66,256.30
3位 サートゥルナーリア ロードカナロア 52,358.50
4位 ダノンスマッシュ ロードカナロア 45,053.10
5位 ステルヴィオ ロードカナロア 34,654.00
6位 ダンビュライト ルーラーシップ 31,808.70
2026年8月7日金曜日
種牡馬比較ディープインパクト・ハーツクライ・スズカマンボ・タイムパラドックス
■2017/05/27 AEI(アーニングインデックス)は当然ディープインパクト
■2017/05/27 CPI(コンパラブルインデックス)考慮ならディープインパクトは負ける?
■2023/03/21 孫世代ならハーツクライがディープインパクトに逆転できる?
■2023/06/29 好きだったディープインパクト産駒の馬 オブセッション
■2017/05/27 種牡馬比較ディープインパクト・ハーツクライ・スズカマンボ・タイムパラドックス
2010年デビューの種牡馬を比較。驚いたのが、もう既にほとんどの種牡馬の種付け頭数が少なくなっていること。
50頭以上種付けしているのは、 ディープインパクト・ハーツクライ・スズカマンボ・タイムパラドックスの4頭しかいませんでした。
最近は種牡馬を見限るのが早くなっていると言われていますが、その通りですね。
この消えた種牡馬には、 もともと期間限定だったという特殊事情の馬もいると思われます。たぶんファーストシーズンサイアー3位だったロックオブジブラルタルもそうでしょう。
その他、 スニッツェル、オンファイア、ソングオブウインド、リンカーン、ファンタスティックライト 、アドマイヤジャパン、テレグノシスあたりが同世代。
(POG 2017-2018 新種牡馬 どうすりゃ委員会|POG is the spice of life !!より)
この中でタイムパラドックスが立派ですね。当初は期待されていなかったんじゃないかと思います。地方という印象はあるものの、結果を出して生き残った感じ。
一方、私が好きだったところでは、 ソングオブウインド、リンカーン、テレグノシスが残念。オンファイアも需要はありそうな血統だったのですが…。
■2017/05/27 AEI(アーニングインデックス)は当然ディープインパクト
では、本題の比較。AEI(アーニングインデックス)とCPI(コンパラブルインデックス)を見ます。
なるべく同じ世代と比較した方が正確だろうということで、世代ごとで見ています。
まず、アーニングインデックスを見ると、昨年である2016年、今年の2017年、今までの合計と、すべてでディープインパクトが圧勝でした。
これは予想できたことであるとは言え、中身の濃さがすごいです。
<2016年のAEI>
1 ディープインパクト 3.72
2 ハーツクライ 1.6
3 スズカマンボ 0.8
4 タイムパラドックス 0.66
<2017年のAEI>
1 ディープインパクト 2.7
2 ハーツクライ 1.71
3 スズカマンボ 0.95
4 タイムパラドックス 0.64
<合計のAEI>
1 ディープインパクト 3.99
2 ハーツクライ 2.12
3 スズカマンボ 1.16
4 タイムパラドックス 0.84
■2017/05/27 CPI(コンパラブルインデックス)考慮ならディープインパクトは負ける?
コンパラブルインデックスを考慮した値だと違う結果になるのでは?と期待していたものの、こちらもディープインパクトが1位でした。
<合計のAEI/CPI>
1 ディープインパクト 1.26
2 タイムパラドックス 1.22
3 ハーツクライ 1.11
4 スズカマンボ 1.05
(2020/03/11:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした)
私はひねくれものなので、ディープインパクト以外を推すデータを望んでいたのですけど、結局、ディープインパクトには逆らえないという、つまらない結果になりました。ただ、質を考慮すると、それほど差がない感じですね。
■2023/03/21 孫世代ならハーツクライがディープインパクトに逆転できる?
2023/03/21:私はハーツクライ産駒に非常に期待してPOG指名していたことがあったので、そのときの産駒の話を…。ただ、あまりおもしろくないでしょうから、ハーツクライそのものの話も少し。
このPOG指名のときは、「兄姉のディープインパクトからハーツクライに変わったのはマイナスではなくむしろ期待!」といった感じの指名でした。ただ、当然、種牡馬成績としてはディープインパクトの方が上。これは覆せません。一方で、孫世代・ひ孫世代…となると、結果が逆転することもありえるかもしれません。
この孫世代でも当然ながら、現在はディープインパクトの方が上でしょう。ただ、ハーツクライの孫もかなり頑張っています。まだ種牡馬入りしている馬は少なく、ほぼジャスタウェイがひとりで頑張っているだけという状態。逆に言えば、種牡馬入りしている馬が少ない中で健闘していることは、可能性を感じさせます。
とりあえず、2023/03/21時点での稼ぎ頭はまだ現役であるダノンザキッドです。ダノンザキッドはホープフルステークスをすでに勝ってG1馬。古馬でもG1こそ勝てていませんが、2,3着は行っており、実力はあります。
ムラがあるタイプなのか、負けるときは掲示板を外すことがあり、ここは普通ならマイナス。ただ、私は逆にこういうタイプは力を出し切れておらず、種牡馬になると競走成績以上の活躍をすることがあると前向き。とはいえ、繁殖牝馬の質を上げるためには、もう1つ2つG1がほしいところですね…。
馬名 性 生年 総賞金(万円)
ダノンザキッド 牡 2018 26,813
ヴェロックス 牡 2016 23,536
マスターフェンサー 牡 2016 18,497
テオレーマ 牝 2016 17,401
アウィルアウェイ 牝 2016 17,200
2019/07/17:2017年生まれで好きな馬 サリオス
以前、モーベットの新馬戦のところで「同日のサリナスの方の評価が高かった」と書いたサリオスの方も実はPOG指名。今年は近親に好きな馬がいないのも結構指名する方針に変えており、それでの指名。成功した姉サラキアはディープインパクトだったんですが、弟はハーツクライ代わり。ただ、私はむしろプラスと見ての指名です。今のところ掲示板ではかなり盛り上がっているんですけど、どうなるでしょう?(2019/07/17)
次はサウジアラビアロイヤルカップ。少頭数で1.5倍の1番人気となりました。このオッズ的には楽勝を期待したものの、後ろの勢いのある差し馬に差されそうになり、目一杯追ってなんとか勝たせた感じ。太め残しのためと見ている人もいます。ただ、思ったより強くないかもしれません。(2019/10/05)
「思ったより強くないかも」と書いたのですけど、朝日杯フューチュリティステークス強かったですね。過去と比較して最初の3ハロンがハイペースで、実際2~6着までが中団後方もしくは後方だったという展開で、サリオスの位置は前すぎか?という不利そうなところから、難なく勝ってしまいました。今年はコントレイルとサリオス、別格という馬が2頭います。で、書いていなかったんですが、コントレイルも指名馬だったんですよ。ただ、惜しむらくは、別々のPOGでの指名馬であり、相変わらず上位は目指せそうにありません。(2019/12/28)
その後のサリオス。クラシックでは私のもう1頭のPOG指名馬コントレイルに阻まれて2着まで。マイル路線に活路を見出そうとするものの、G1では3着が最高。2度勝利した毎日王冠(G2)は芝1800。一度だけ出た芝2000でも敗れてはいますが、マイルがベストだったかどうかは疑いたくなります。
いずれにせよ、その後はやや期待外れで種牡馬価値を上げるような走りにはならず。獲得賞金は4億5,763万円であり、良い数字なのですけど、その割にはインパクトが弱く感じてしまうのは不思議。古馬となってからのイメージが悪いのかもしれません。(2023/03/21)
2019/07/17:2017年生まれで好きな馬 ワーケア
こちらの馬もディープインパクトからハーツクライ変わりで指名したという馬。ただし、それほど盛り上がっていない馬です。ルメール騎手が前を見ながらうまく乗って騎乗も良かったのでそこまで強いという感じはしませんでした。ただ、ひそかに期待しています。ひとつ心配なのは、馬名はよくわからない変な名前だということ。馬主さん期待していないんじゃないか?と心配です。(2019/07/17)
2戦目はアイビーS。少頭数とは言え圧倒的な人気です。 今日もルメール騎手が前を見ながらうまい位置に。ただ、馬も強いなという感じで楽勝でした。やはり強いですね。心配と言えるのは、厳しい競馬や多頭数での競馬がないところ。そこらへんの経験もほしいですね。(2019/10/20)
強いコントレイルがいましたが、ホープフルステークスでも2番人気と高評価。ただ、スタートで挟まれてしまうところ。とはいえ、私はそこまで大きな問題ではなかったのではないかと思いました。条件が揃ってもコントレイルに勝てたとは思えませんが、最後伸びて3着まで来ていますし、能力が高いのは確かでしょう。ワーケアとサリオスは同じPOGでの指名だったので、この2頭でG1なら最高だったんですけどね。(2019/12/28)
ワーケアは上記のホープフルステークスがキャリアピークとなってしまいました。3歳でも弥生賞では2着で良かったものの、その後はリステッドの4着が最高で、重賞では掲示板にも載れず。まだ現役ではあるものの、重賞勝利は期待できそうにありません。(2023/03/21)
■2023/06/29 好きだったディープインパクト産駒の馬 オブセッション
2023/06/29:以前、「2017年度・好きな2歳牡馬」候補で書いていたメモをこちらに転載しました。
<2017年度・好きな2歳牡馬>
オブセッション
ディープインパクト産駒のPOG馬。思い入れある血統ではなく、兄弟も地味。ただ、逆にそろそろ走る馬出るんじゃないかと思って指名。私としては珍しい指名の仕方。
新馬戦見て、まだまだ良くなるのではと密かに期待していた馬。でも、ここでは書いていなかった。
2戦目は シクラメン賞(500万下)。2番人気だったので、単勝買いたいと思ったものの、最近馬券控えているので我慢。出負けした上に、道中さらに遅れて、離れた後方になってしまった。ただ、7頭立ての2歳戦なのに、前は早そうなペース。ムチも入れて余裕というわけでではなかったが、4馬身差をつけて快勝。きれいに差し切った。やはり強い。
掲示板を見たら、私以上に皆さん盛り上がっていた。「騎手が手綱を促して進めていたように引っ掛かる感じがなく気性面でまだまだ余裕がありそう!2000m以上では最有力ではないでしょうか!」「2歳戦の芝1800mで1分45秒台は13年の東スポ杯だけ イスラボニータが勝った時だけ」「無事なら三冠確定レベル 新馬戦は正反対の激重馬場であの強さだからな」
他の有力馬としては、 「ワグネリアン・ヘンリーバローズ・ダノンプレミアム」を複数の方が挙げていました。ワグネリアンは単独でも名前が出ていて、この子もPOGなので楽しみ。今年のPOGはボロクソだと思っていたけど、望みが繋がった感じ。(2017/12/02)
POGが一つ1頭余っていてあれ?と思ったら、この馬を指名したと思ったのにできていなかったみたい。よりによって当たりっぽい馬でミス。へこむわ。(2017/12/10)
2026年8月6日木曜日
珍名馬タヌキダンス、ロマンスヒコー、サンサンサンキュー VS ロカブルン、ベランジェール
■2023/07/13 珍名馬タヌキダンス、ロマンスヒコー、サンサンサンキュー VS ロカブルン、ベランジェール
2023/7/16日曜日の函館芝1800mでは、タヌキダンスがわかりやすい珍名。地元のくせに今でも動画すら見たことなくて未だによくわからないので、北海道の日本ハムファイターズのきつねダンスが流行った…ということだけは知っています。たぬきダンスはこれが由来ですかね?
と思って検索したら、たぬきダンスというのもちゃんとあるんだそうな。同じプロ野球・パ・リーグのオリックスバファローズのもの。たぬきキャラのポンタ絡みであり、こじつけではなさげ。どちらが先?と見てみると、「パクリ批判は承知」とあったので、たぬきダンスの方が後のようでした。
同じ函館芝1800mでは、バロンも気になったところ。普通の名前だと思うでしょうが、牝馬であったことに私は引っかかりました。通常バロンで思い浮かぶのは「男爵」の意味で、牝馬には違和感あります。
気になって調べてみると、意味は「人名より」とのこと。また、つづりは「Barone」であり、「男爵」の「baroん」とは違いましたね。
同じレースでは、好きな名前の方でも、ベランジェール 、レッドレフィナード 、オリエンタルナイトとなぜか豊富でした。このうちベランジェールは人気になりそうですね。
人気どころでは中京芝1600m ロカブルンが気になるところですが、こちらは馬名もなんじゃこりゃ?というもの。調べてみるとつづりは「Loka Brunn」で「スウェーデンの秘湯名」とのこと。「ブルン」という語感からして、温泉なのに寒そうな感じです。
日曜日の別のレース、福島芝1800mだとメリージェーン。本来なら普通の名前なんですが、つのだ☆ひろの有名な曲のタイトルと同じなのでネタにされそうです。
土曜日にも曲名っぽい馬がいて、福島芝1800mでロマンスヒコー。米米CLUBの『浪漫飛行 』が元ネタに見えるのですけど、どうなんでしょう?
同じレースでは、かっこいい系でサンダーアラート。「雷警報」と訳してしまうとなんてことないのですけど、他馬に警戒を抱かせるような要注意の馬みたいな雰囲気で好きですね。
もう一つ土曜日では福島ダ1150mのサンサンサンキューが小気味良く、「声に出して読みたい馬名」といった感じ。実況が楽しみです。
2026年8月5日水曜日
エイシン平井豊光氏 1044勝、GI・10勝、1億円ホース47頭
■2013/3/17 エイシン平井豊光氏 1044勝、GI・10勝、1億円ホース47頭
< 「エイシン」の平井豊光氏が逝去、フラッシュでのダービーVなど国内外でGI・10勝>([中央競馬] 2013年03月07日(木)14時20分 ネット競馬)というニュースが入ってきました。株式会社栄進堂の代表取締役会長・平井豊光さんが、病気のため東京都内の病院で逝去。77歳だったそうです。
<平井氏はJRA・地方競馬で馬主を務め、1990年オークスをエイシンサニーで制し、GI初勝利。以降も、エイシンプレストンで2002年、2003年クイーンエリザベス2世カップ(香港GI)を連覇するなど、国内外のGIレースを10勝、3日までに通算1044勝を挙げた。その傍らで、1978年自前の栄進牧場を開設し、オーナーブリーダーとしても独自の地位を築いていった。
2010年日本ダービーはエイシンフラッシュ(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)で制し、馬主として最高の栄誉を手にするなど、「エイシン」の冠の象徴である「赤、黒縦縞、黒袖」の勝負服は、長きに渡り競馬界に欠かせない存在となっている>
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=73315
実は「エーシン」という似た冠名のものもあり、そちらでも平井豊光さんの馬がいますが、「エーシン」は栄進堂(以前は社長の平井宏承名義)名義のものが多いです。感想を見ていると、皆さん区別できていないようですが、まあ、普通知りませんよね。
「栄進堂」も気になったので検索。Wikipediaによると、大阪府大阪市中央区に本社を置く玩具製造販売会社。バンダイと取引をしているそうです。ジオラマを主力商品とし、かつては鉄道模型メーカーでもあったといいます。
<2006年7月に東京おもちゃショーで、軌間3ミリメートルのミニ鉄道模型Tゲージシリーズを発表して世界から注目を集めた。同シリーズは2008年から市販が開始された。2011年5月現在、量産化されている鉄道模型では世界最小であるが、2010年夏に香港の鉄道模型メーカーにTゲージの販売権を売却し、鉄道模型業からはわずか4年で撤退した。
代表取締役社長は平井宏承(ひらい ひろつぐ)。創業者の平井豊光は代表取締役会長(グループの栄進牧場代表)>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%84%E9%80%B2%E5%A0%82
Wikipediaでは「馬主として」という項目もありました。2009年夏に平井宏承名義から自身が社長を務める栄進堂に当時の所有馬の所有権を移転。地方競馬に移籍した馬については、同じく馬主である父の平井豊光名義に変更されることが多いとのこと。また、同社監査役で豊光の弟の平井泰男も馬主となっています。
勝負服の柄は赤、黒縦縞、黒袖黄一本輪。Wikipediaでも<冠名は豊光所有馬と違い馬名先頭に「エーシン」>と書いていますね。「エイシン」ではないのです。また、冠名の英語表記は「A Shin」だそうです。
沿革
2002年 - エースインザレースが兵庫ジュニアグランプリを勝利し重賞初制覇。
2009年 - 平井宏承の所有馬を栄進堂名義へ変更。
2010年 - エーシンフォワードがマイルチャンピオンシップを勝利しGI初制覇。
2013年 - 1月6日の第1回京都競馬2日目において、JRA史上初となる同一馬主4連勝および2004年8月14日札幌競馬のサンデーレーシングと並ぶタイ記録となる同一競馬場5勝を達成。(5Rエーシンハクリュー、6Rエーシンレンジャー、7Rエーシングリズリー、8Rエーシングングン、11Rシンザン記念エーシントップ)
おもな所有馬
エースインザレース(兵庫ジュニアグランプリ、平井宏承名義)
エーシンディーエス(2009年京都ジャンプステークス、京都ハイジャンプ)
エーシンフォワード(阪急杯、マイルチャンピオンシップ)
エーシンホワイティ(ファルコンステークス)
エーシンブラン(兵庫チャンピオンシップ)
エーシンヴァーゴウ(アイビスサマーダッシュ、セントウルステークス)
エーシンジーライン(小倉大賞典)
エーシントップ(京王杯2歳ステークス、シンザン記念)
エーシンメンフィス(愛知杯)
エーシンモアオバー(名古屋グランプリ)
エースインザレースがここの名義とは知りませんでした。結構好きだった馬。これはエーシンがつかない馬だったのでわからず。ただ、「エーシン」と響きが似ているので、かけているんですかね。
私はエイシンおよびエーシンの馬はすごくコンスタントに活躍しているという印象。以前は走っていたのに影薄くという有名馬主さんがいる中、エイシン軍団は安定感を感じました。平井豊光さん名義の方の主な活躍馬をピックアップしてみました。1億円ホースだけで47頭。圧巻です。
エイシンフラッシュ 牡 2007 King's Best 社台ファーム 64,661.00
エイシンプレストン 牡 1997 Green Dancer Joseph E. Gehl 49,106.70
エイシンデピュティ 牡 2002 フレンチデピュティ 栄進牧場 44,104.50
レマーズガール 牝 2000 Defrere Penn Farm 43,530.20
エイシンバーリン 牝 1992 Cozzene Hugh G. King III 40,620.20
エイシンワシントン 牡 1991 オジジアン Mr. & Mrs.... 35,973.50
エイシンドーバー 牡 2002 Victory Gallop Columbiana Farm 31,340.70
キーンランドスワン 牡 1999 Distant View Jim Ryan &... 30,128.80
エイシンアポロン 牡 2007 Giant's Causeway Silk and S... 28,919.60
エイシンチャンプ 牡 2000 ミシエロ Columbiana Farm 27,387.80
エイシンテネシー 牝 1989 Vice Regent Theodore Folkerth 22,172.20
エイシンエーケン 牡 1996 Boundary Ramona Holt Thomson 21,841.40
エイシンルーデンス 牝 1996 サンデーサイレンス 栄進牧場 20,847.40
エイシンニーザン 牡 2002 フォーティナイナー 栄進牧場 20,729.20
エイシンビンセンス 牡 1994 Relaunch David's Farm 20,270.30
エイシンウイン 牡 1986 ミルジョージ 川端孝造 20,270.00
エイシンルバーン 牡 1996 ミシエロ B. Ned Jon... 20,003.70
エイシンウイザード 牝 1986 ノーザリー 稗田牧場 19,990.00
エイシンフェアリー 牡 1983 ナイスダンサー 栄進牧場 19,410.00
テネシーガール 牝 1997 Pine Bluff T. L. Folkerth 18,651.60
エイシンサンサン 牝 1992 キャロルハウス 栄進牧場 18,576.20
エイシンキャメロン 牡 1996 With Approval Happy Hill Farm 18,069.10
エイシンボストン 牡 2002 Cat Thief Audley Farm 17,987.60
エイシンサニー 牝 1987 ミルジョージ 栄進牧場 17,308.00
エイシンスペンサー 牡 1998 ヘネシー Dixiana Farm Inc. 16,559.20
エイシンサンルイス 牡 1996 Conquistador Cielo M375 Thoro... 16,419.30
エイシンダンズビル 牡 1997 Rizzi Harry T. M... 15,675.60
エイシンタウラス 牡 1986 ノーザンテースト 栄進牧場 15,586.00
エイシンツルギザン 牡 2000 サクラバクシンオー 栄進牧場 15,176.40
エイシンロンバード 牡 2002 Victory Gallop Brilliant ... 14,664.40
エイシンハリマオー 牡 1998 トウカイテイオー 栄進牧場 14,368.20
エイシンタイガー 牡 2006 コロナドズクエスト 水上習孝 14,261.90
エイシンワンシャン 牝 1996 トニービン 栄進牧場 14,123.00
エイシンハンプトン 牡 2000 Dynaformer Oakbrook Farm 13,934.80
エイシンオリンピア 牡 1992 Lost Code Donna Dona... 13,022.70
エイシンパンサー 牝 2005 コロナドズクエスト 高野牧場 12,984.60
エイシンカーリッヂ 牡 1987 ピットカーン 栄進牧場 12,826.00
エーシンクールディ 牝 2006 Distorted Humor Winchester Farm 12,492.20
エイシンハピネス 牝 1984 ノーザンテースト 社台ファーム 12,356.00
エーシンエフダンズ 牡 2004 Forestry Winchester Farm 12,254.70
エイシンコンカード 牡 1993 Cozzene Charles Nu... 12,063.30
エースインザレース 牡 2000 ディアブロ 千葉飯田牧場 11,578.10
エイシンヘーベ 牝 2001 エイシンワシントン 栄進牧場 11,515.10
オレゴンガール 牝 1997 Rubiano Pedigree Farms Inc. 11,458.30
エイシンコジーン 牡 1997 Cozzene Claremont Farms 10,830.20
エーシンリジル 牝 2007 フレンチデピュティ 栄進牧場 10,734.80
エイシンラグランジ 牡 1996 Gulch Leo J. Hamel 10,652.80
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_list&owner=%CA%BF%B0%E6%CB%AD%B8%F7
1億円ホースの生年を見ても1983年から2007年までと幅広くなっており、やはり安定感を感じさせます。素晴らしいですね。後年でエイシンフラッシュという最高傑作を引き当てたというのもすごいです。エイシンというと○外のイメージがあったのですけど、引用部であったように自家生産馬も多いことがわかります。
日本競馬界にも影響の大きかった馬主さんだったと言って良さそうです。
2026年8月4日火曜日
他人の冠名使用の反則馬名?馬主は長山尚義氏のチョウサン 批判は?
■2022/05/21 オジュウチョウサンの馬名の意味は「お重」…それとも別の意味?
■2018/10/15 他人の冠名使用の反則馬名?馬主は長山尚義氏のチョウサン 批判は?
「トウカイチョウサン」という名前の馬がいて驚きました。「トウカイ」「チョウサン」という2つの冠名を使用しています。
他人の冠名を使ってはならないというルールは確かなく、一応反則ではないでしょう。ただ、マナー違反で行儀は悪いとは言えそう。どちらかが勝手に使用したのではないか?と思いました。
で、馬主を見てみると、「チョウサン」でした。オジュウチョウサンで有名な長山尚義さんの冠名であり、会社名義で持っているみたいですね。
批判が出ているのでは?と掲示板を見てみると、不人気馬ということもあり、デビュー前の書き込みはゼロでした。ただ、 その後、以下のような書き込みが。なるほど、一応そういう可能性はありますね。
[1] 大原櫻子応援団NEOさん
共同馬主?
トウカイチョウサンの掲示板 | 競走馬データ - netkeiba.com
また、普通に許可を取っているという可能性もあります。それから、すでにトウカイという冠名が使われていないという可能性もあり、この場合も個人的には許容範囲内です。
検索してみると、2018年の2歳馬でも「トウカイ」の冠名で内村正則さんが所有していました。ただ、他の馬主名でも結構「トウカイ」があってびっくり!
(有)二風谷ファーム トウカイクルーク 牝 2014
古味裕章 トウカイリオナ 牝 2014
江原明 トウカイジュリア 牝 2014
佐藤良二 トウカイアルバ 牝 2014
松本桂昌 トウカイエポナ 牝 2015
松本桂昌 トウカイハッピー 牡 2013
大黒富美子 トウカイアゼリア 牝 2015
大黒富美子 トウカイフォーゲル 牝 2014
谷謙介 トウカイメジャー 牝 2013
浜田修一 トウカイヴィオラ 牝 2014
武村學 トウカイボヌール 牝 2015
邑田昌平 トウカイソンジュ 牝 2013
爲永良弘 トウカイエンプレス 牝 2012
これだけ多いとなると、ちゃんとした理由があるんでしょうね。…と書いてから気づきましたが、そうだ、もともと普通にトウカイの人が持っていた馬を他の人が買っただけかも!…で、調べてみると、案の定すべて地方の馬なので単に買っただけの可能性が濃厚。うっかりしていましたわ!
ということで、やはり中央デビューのトウカイチョウサンは特殊ケースのようです。
2022/05/21追記:全然別の由来という可能性もあるでしょうから、登録時の「馬名の由来」も見てみました。すると、「母名の一部+冠名」という説明。母は内村 正則さんの持ち馬で「冠名+世界」のトウカイユニバースであり、やはり冠名由来だと考えられます。
■2022/05/21 オジュウチョウサンの馬名の意味は「お重」…それとも別の意味?
「チョウサン」の冠名で知られる長山尚義オーナーの話でなにか?と検索。<「オジュウ」って気になってるかな/長山オーナー上|極ウマ・プレミアム>[2018年12月14日 10時44分]という記事が出てきました。
これはオジュウチョウサンの名前に関する話でしょうか。私はPOGでオジュウチョウサンを指名しており(見る目の無さを発揮してPOG期間はイマイチ走らず)、そのときには正直「変な名前だな」と思ってしまいました。ただ、馬名の意味までは考えたことがありませんでした。
今想像してみると、「お重」って意味じゃないかと想像。この「お重」というのは「重箱」のこと。おせちの入っているあの黒い重なった箱ですね。「お重」だとすれば、響きはともかく意味としては、めでたくてなかなか良い名前。急にいい名前な気がしてきました。
ただし、これは私がタイトルから想像しただけで、本当に馬名の話かどうかは不明。で、やっとこ実際に読んでみると、やはり馬名の話でした。ただ、意味は「お重」ではなく、全く想像できないものでしたわ…。
<競馬は1頭の馬を応援していると、みんなの和ができる。それがいいですよ>
<所有馬には家族の名前を付けます(引用者注:前述のトウカイチョウサンは違っており、たぶん全部ではないでしょう)。オジュウチョウサンのオジュウって? ファンの方も気になっているかな。答えは、息子(次男)が子どもの頃、自分のことを「俺」って言えずに「オジュウ(俺)オジュウ(俺)」って発音していて。そこからです。オジュウの全兄ケイアイチョウサン(13年ラジオNIKKEI賞を勝利)は妻の紀美代の頭文字を。コウキチョウサンのコウキは孫の名前です>
https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=201812140000253&year=2018&month=12&day=14
冠名のチョウサンは簡単で、名前の「長山」を音読に変えたもの。<「チョウサン」というのはもちろん、私のあだ名です>としており、あだ名だったみたいですね。プロ野球の長嶋茂雄さんのあだ名もほぼ同じ「チョーさん」であり、以下のようなエピソードも披露されていました。
<「チョウサン」というのはもちろん、私のあだ名です。07年の毎日王冠をレコードで勝ったチョウサンの単勝配当は“444”0円。長嶋茂雄さんの通算本塁打(444本)と同じだって、テレビで井崎脩五郎さん(評論家)が大興奮だったそうですね>
暑さ対策で薄暮競走という英断 JRAや地方競馬の馬券売上は?
■2020/07/27 暑さ対策で薄暮競走という英断 JRAや地方競馬の馬券売上は?
中央競馬では、2020年は東京五輪と暑さ対策の関係で変則的な夏開催を行っていました。
2020
<東京オリンピック開催協力、並びに猛暑対策として7月25日-8月9日の五輪本開催期間中は新潟競馬場と札幌競馬場の2会場とし、関西での開催を休止する。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E3%81%AE%E9%96%8B%E5%82%AC
オリンピックだけでなく、暑さ対策の意味もあり、今後続くのか注目だったのですけど、新型コロナウイルス問題のせいでオリンピックが1年延期されてしまったせいで、2021年も当然変則開催となりました。
2021
<東京オリンピック開催期間中の7月23日~8月8日までは前年と同じく、東京オリンピック開催への協力、並びに西日本の猛暑対策の一環として、関西での開催を休止し、新潟・函館のみで行う。>
やっと東京オリンピックが終わりました。しかし、暑さ対策としては続行してよいのではないかと私は考えていたんですよね。実際、2022年からも変則開催が常態化しました。
2022
<7月30日から8月7日までは西日本の猛暑対策の一環として、関西での開催を休止し、札幌・新潟のみで行う。>
2023
<7月29日から8月6日までは西日本の猛暑対策の一環として、関西での開催を休止し、札幌・新潟のみで行う。>
ところが、驚いたのが2024年の夏。新潟競馬場の新馬戦が2R,3Rに組まれていて変だなと思って見ていたら、4Rの11時5分の後がめちゃくちゃ飛んで15時10分。よく見ると、メインレースと思しき7Rの時間は今までの時間に近い15時45分開催。暑さ対策か!と思って検索すると、やはりそうでした。ここまでやるのは予想外でしたが、「よくやった!」と褒めたくなる決断です。
<また暑熱対策として7月27日から8月4日は平年通り西日本の開催を休止して新潟と札幌のみ行い、発走時間を拡大する薄暮競走を実施する。>
・暑熱対策で夏競馬の競走時間変更案 酷暑時間帯の競走休止など早朝と薄暮の分割開催 来年以降に実施へ【JRA】:中日スポーツ・東京中日スポーツ(2023年3月27日 17時16分)
<RAは27日、東京都内で定例会見し、暑熱対策として2024年以降は7~8月の競走時間帯を拡大する案を発表した。対象競馬場は検討中だが、北海道は除く方針で、10月に発表される開催日割確定までに決定していくという。
観客や人馬の熱中症リスクが著しく高い時間帯を避けることが目的で、具体的なイメージとしては1Rの発走時刻を午前9時30分頃に設定。午前中に5競走を実施し、同11時半頃から午後3時頃まで競走を休止。再び、再開した後は午後6時半頃に最終レースを実施するという。準メイン、メイン競走の時間帯は、従来通りの時間に据え置きとなる。このため、重賞レースを終えた後に、一般レースが4、5レース続くということになる。 >
https://www.chunichi.co.jp/article/661294
暑さ対策ですので、これに反対する理由にはなりませんけど、気になるのは馬券への影響。JRAの売上は上がるのか、落ちるのかというところの他、地方競馬への影響も気になります。というのも、地方競馬は、JRA開催とかぶらない時間にやることで、馬券を売り上げる戦略をしているところがあるためです。
上記中日新聞では、<2004~10年に、競馬場によって競走開始時間を遅らせる薄暮開催を実施したことはある>という話があり、そんなのあったっけ?と思ったんですけど、<JRA開催とかぶらない時間にやることで、馬券を売り上げる戦略>という話はこのときに「JRAの薄暮開催は大迷惑」といった流れで読んだ話だったかもしれません。
で、どうなるか?ですけど、今は以前と違って地方競馬の購入が定着したために、それほど影響はないのではないか?と予想。買う癖がついている人は、買わないと気がすまないでしょうから、そのまんま中央競馬も地方競馬も買い続けるんじゃないですかね…。
2026年8月3日月曜日
日本の競馬で今までで最長の騎手の騎乗停止処分は?
■2026/08/03 日本の競馬で今までで最長の騎手の騎乗停止処分は?
てっきり誰かが騎手の騎乗停止処分ランキングを作ってくれているんだと思ったのですけど、検索してもそれらしきものが出てきません。仕方ないので、「騎乗停止 - Wikipedia」を見てみました。ただ、このページもめちゃくちゃ長いので、かなりざっくりとしていか見ていません。
とはいえ、「平成以降の騎乗停止事案としては(中略)最長期間」という記述を発見したので、期間の限定付きではありますが、知りたいことは大体わかりました。これによると、最長の騎手の騎乗停止処分は「1年間」。今のところ、これ以上に長い騎乗停止処分は中央競馬ではないようです。
まず、1年間の騎乗停止処分の例としては、永野猛蔵騎手、小林勝太騎手があります。このケースではふたりセットとなっていますが、いろいろ異なる点がありますし、永野猛蔵騎手は厳密に言うと制裁を受ける前に引退しています。
・永野猛蔵騎手、小林勝太騎手 1年間の騎乗停止処分(12か月間の騎乗停止処分)
<永野は2024年10月5・6日の東京競馬開催中に調整ルーム内に通信機器(スマートフォン)を持ちこみ、厩舎関係者と通信していた事実が判明した。また、小林は永野の調査過程において、同年9月27日に美浦トレーニング・センター調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、永野と通信していた事実が判明した。
永野・小林の両騎手に対し、本会の騎手として重大な非行があったものと認められるため、日本中央競馬会競馬施行規程第148条第2項により本事案について裁定委員会に送付するとともに、同条第4項により同年10月8日から裁定委員会の議定があるまで両騎手の騎乗を停止した[154][155]。
その後の調査により、永野は2023年5月26日から2024年10月6日までの期間で継続的に調整ルームで通信機器を使用していたことが判明。1台目のスマートフォンをロッカーに預け、2台目を持ち込みしていたことが判明した。加えて、自身の骨折休業中に親族へ馬券の予想行為を行っていた事も判明した。永野に関しては発覚の段階で騎手引退の意向が示され、引退届も出したが、裁決委員は永野の引退届を受理せず、裁定委員会に掛けることとした。その後同年11月13日に第1回裁定委員会が実施され「本来であれば12カ月間の騎乗停止処分」相当とされた。同日、JRAは永野から提出された騎手免許取消申請を受理し、騎手引退となった。永野については騎手免許を取消したため、この件に伴う制裁は行われない。(中略)
また、小林は同年11月28日に行われた第2回裁定委員会で、前出の通り、調整ルーム入室義務期間中にトレーニング・センター及び競馬場の調整ルームの居室内へ継続的にスマートフォンを使用していたことに加え、同年10月7日の事情聴取の際に、虚偽の申告をして当該スマートフォンを提出せずに証拠隠滅を図った事実が認定され、日本中央競馬会競馬施行規約第67条第17号及び日本中央競馬会競馬施行規程第147条第20号により、事案判明時点に始期を遡及して、2024年10月8日から2025年10月7日まで1年間の騎乗停止処分とした。過去に判明している平成以降の騎乗停止事案としては(中略)最長期間となった[158][159][160]。
その後、小林は2025年の騎手免許試験に不合格となり更新できず、同年3月1日付で免許が失効した(その後、調教助手に転業している)。JRAでの現役騎手の騎手免許試験で不合格となる事例は平成以降では初の事例となった[161]。>
この1年間の騎乗停止処分は、その後、もう一例できました。
・橋木太希騎手 1年間の騎乗停止処分(12か月間の騎乗停止処分)
<同騎手は2026年3月20日、日本中央競馬会競馬施行規程第147条第20号に該当する重大な非行があったと認められ、同会競馬施行規程第148条第2項により裁定委員会に付されることとなり、同月21日から裁定委員会の議定があるまで騎乗停止処分となった。なお、非行内容詳細については同騎手が事案発生の時点で「20歳未満」であることから公表されていない[108][109]。その後、2026年7月に実施された裁定委員会での議定の結果、日本中央競馬会競馬施行規約第67条第17号および同会競馬施行規程第147条第20号に該当するとして、2026年3月21日から2027年3月20日まで12か月間の騎乗停止処分となった[110]>
なお、先程の最長事例の記述、Wikipediaでは、<過去に判明している平成以降の騎乗停止事案としては前出の水沼の事案を超えて最長期間となった>と書かれていました。この水沼騎手の処分がおそらく次に長いケースだと思われますので、こちらも見てみます。
・水沼元輝騎手 約9か月間の騎乗停止処分
<同騎手は2024年5月31日、同月24日から26日までの競馬開催期間中に美浦トレーニングセンターおよび東京競馬場の調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、使用していた事実が判明した。この事は「騎手として重大な非行があったもの」と認められるため、裁定委員会に事案を送付の上で、日本中央競馬会競馬施行規程第148条第4項に基づき、2024年5月31日から裁定委員会の議定があるまで暫定的に騎乗停止処分となった。
翌6月1日にJRAが会見で明らかにした事案の詳細では、前年に起きた6騎手の情報端末の業務エリア持ち込み事案を受けて、開催期間中に騎手は調整ルームなどの業務エリアへの入室の際は通信機器は専用ロッカーに預けることを義務づけていたが、同騎手は開催日の5月26日に「携帯電話を預けるふりをしてケースのみをロッカーに入れ、携帯電話を持ち込んでいた」とされる。その日の午前に美浦トレセンの調整ルームのロッカーにスマートフォンを預けておらず、その後、東京競馬場の同室へ入室した際も預けていなかった事実が発覚した。本人を事情聴取したところ、美浦トレセン、並びに東京競馬場の調整ルーム居室内で飲食店の予約やTikTokなどのインターネット、SNSの閲覧でスマートフォンを使用していた事実が確認された。このことから裁決委員は「ケースのみを預けるなど偽装工作があり、悪質性が高い」として「騎手として重大な非行があったもの」と判断した。その後、7月に裁定委員会による追加の事情聴取が行われ[145][146]、調査の結果、2024年3月2日から同年5月26日までの間、調整ルーム入室義務期間中にトレーニング・センターおよび競馬場の調整ルームの居室内に複数回にわたりスマートフォンを持ち込み、Webサイト等の閲覧を継続的に行った事、また同年5月26日の東京競馬に騎乗のところ、前日に美浦トレーニング・センター調整ルームの居室内で他者との通話および通信を行ったことが確認された。
同年7月9日の第2回裁定委員会による議定の結果、本会の騎手として重大な非行があったものと認め、日本中央競馬会競馬施行規約第67条第17号および同規約第147条第20号により、2024年5月31日から2025年2月28日まで約9か月間の騎乗停止処分となった[147][148]。なお、水沼は2025年の騎手免許更新試験には合格している。>
珍名馬デビルシズカチャン、ピストンボーイ、ラケダイモーン、カルパ、ピコサン
■2023/07/07 珍名馬デビルシズカチャン、ピストンボーイ、ラケダイモーン、カルパ、ピコサン
2023年6週目デビューの馬では、7/8函館芝1200mのデビルシズカチャンが一番目を引いた名前。しずかちゃんの概念を覆す「デビル」。 悪堕ちしたしずかちゃんみたいですわ。
父ベストウォーリア、母シシリアンブリーズ。馬名意味は「悪魔+人名より」となっており、父母からの由来ではなさげ。どうも最初スターカシオペアだったのを変更してデビルシズカチャンになったみたいです。スターカシオペアだと普通にきれいな名前だったのに、この落差。どうしてこうなった?
同じレースのピコサンも気になりますが、それより中京芝1400mのピストンボーイの方が気になります。ピストンとボーイだとどうもエロい行為を連想。私だけか?と思ってnetkeibaの掲示板見たら案の定な反応。私だけじゃありませんでした。
[1] 宮ちゃんさん QiURJZQ フォローする
腰が強くて速そうな名前だな
種牡馬としても活躍しそう
[2] 何かの特待生さん JTaRYgU フォローする
名前は何というか...すごいな。
[3] N.D.さん kkdHZEA フォローする
当て馬じゃなくてちゃんと種牡馬になれるくらい活躍してくれたまえ
[6] 菅原しか勝たんさん GJNCKII フォローする
こんなにデビュー前から種牡馬言われてるの初めて見たw
[7] 宝塚から有馬まで30分さん F4JZkgg フォローする
強いか弱いかはわからんが、
立派なモノは持ってそうだ!
[11] パブロフの犬君さん E4CURQQ フォローする
アワビキングに通ずるものがある
[16] ウォークライティアラさん JmWQQYY フォローする
種牡馬確定
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2021105447
土曜日は響きが好きな名前で、ルルディルッカ、ラヴレボーテというのがいましたが、他の馬をやりたいので省略。同じく省略の日曜日のストロベリーナイトも名前が好きですし、誉田哲也の小説タイトルでもあります。
日曜日の方では注目の人気馬なのに、響きが珍名っぽいのが2頭。函館芝1800mカルパはあのブチコの子であり、ソダシの弟という超注目馬。でも、カルパってなんとなく微妙だと感じる名前。金子真人さんは最もネーミングセンスの評価が高い馬主さんなんですけど、全然私の好みと合わないんですよね。
意味を調べてみると、「ヒンズー教の宇宙の存続期間」だとのこと。意味はめちゃくちゃカッコいいですね。概念そのものに痺れますわ。
もう1頭中京芝2000mラケダイモーン。私のPOG指名馬であるラルケットの子であり、マイルCSの ステルヴィオの子。G1馬の下は指名しないようにしていたのですけど、好きな血統なので指名。ただ、正直レイデオロ(これもPOG指名馬)は今のところイマイチ(始まったばっかりですが)で、ハズレ臭い気がしているんですよね…。
ラケダイモーンって変な響きだなと思ったのですけど、これも意味はしっかりしており、「古代ギリシャの都市国家スパルタの呼称」だとのこと。というか、これも金子真人さんの馬でしたわ。本当、金子真人さんのセンスと私は合いませんね。たぶん私のセンスがズレているのだと思います。
好きな名前でも珍名でもないのですけど、同じレースではドゥマイシングも注目。やはりPOG指名馬だったドゥラメンテの産駒で種牡馬能力としては前述のレイデオロより良さそう。こちらもPOG指名しておきたい1頭です。
2026年8月2日日曜日
名種牡馬の条件?サンデーサイレンス・シアトルスルー・ヌレイエフの共通点
■2023/05/21 奇跡の回復を遂げた馬 サクラローレル、ミルリーフ、ヤマニングローバル、ビンゴガルー
■2018/07/23 水害から 生還したキミホウセキ、サンマルデュークなどを生む
■2023/03/18 台風でみな死亡、1頭だけ水害から生還したキセキノサイクロン
■2014/08/07 名種牡馬の条件?サンデーサイレンス・シアトルスルー・ヌレイエフの共通点
史上初の無敗のアメリカ三冠馬となったシアトルスルーは、ただでさえハードスケジュールで知られるアメリカ三冠達成後も走り続けています。
Wikipediaによると、調教師のウイリアム・ターナー・ジュニアはシアトルスルーに休養を取らせるべきだと主張したが、馬主サイドの意向によりベルモントステークスから1か月も立たないうちに西部のハリウッドパーク競馬場で移送され、G1スワップスステークスに出走することになったそうです。
結果は勝ち馬から16馬身離された4着に終わり、デビュー以来の連勝は9で途絶えました。
これと関係あるかは不明ですが、転厩後シアトルスルーは原因不明の高熱に襲われ、一時命が危ぶまれるほどの状態に追い込まれました。名種牡馬となっているように、当然、死にはしませんでしたが、回復までに時間がかかっています。
これを踏まえて、アワープレジャー2012年12月号の「ザ・ブラッド Vol.18」(サラブレッドインフォメーションシステム[筆])では、以下のような話を書いていたんですよ。
<競走生活の途中には死線を彷徨うほどの大病に襲われたが、昼夜を徹して看病した4
人のオーナーやD.ピーターソン師のチームワークがこの危機を跳ね返した。シアトルスルーが秘めていた強靱な生命力は同じように重大な危機を乗り越えたヌレイエフやサンデーサイレンスにも共通する。競走馬として秀でた成績を残し、子孫を繁栄させるには身体的な能力はもちろんのこと「野性」の部分を色濃く残すことも必要なようだ>
3頭だけですのでかなり弱く、こじつけっぽいです、とはいえ、おもしろいことはおもしろい話。他の2頭も調べてみましょう。まず、ヌレイエフから。Wikipediaによると、「普通なら安楽死処分になりかねない重大なケガ」から「奇跡的に回復」しているそうです。
<ヌレイエフは種牡馬時代に大事故を起こしたことがある。1987年5月、放牧先で牧柵を蹴ってしまい右後肢を粉砕骨折する大事故を起こした。普通なら安楽死処分になりかねない重大なケガであったが、当時の最先端医療を駆使して奇跡的に回復し、手術から7ヶ月後には牧場に戻って翌年から種牡馬復帰を果たした
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%95
次はサンデーサイレンスなのですが、サンデーサイレンスの場合すごいのが、Wikipediaによると、死にかけたことが2回あるということ。「九死に一生を得る」を2回もやっているのです。
<サンデーサイレンスは当歳時(1986年11月)に悪性のウイルスに感染し、数日にわたってひどい下痢を起こして生死の境をさまよった>
<また、カリフォルニア州のセリからの帰り道ではトラックの運転手が心臓発作を起こし馬運車が横転する事故に遭い、競走能力こそ失わなかったもののしばらくまっすぐに歩けなくなるほどの重傷を負った。<b>このとき馬運車に乗っていたサンデーサイレンス以外の競走馬はすべて死亡した。</b>>
とんでもない生命力と強運です。最後の話はちょっと鳥肌立ちました。
「そんなわけないだろ」という話ではあるものの、<競走馬として秀でた成績を残し、子孫を繁栄させるには身体的な能力はもちろんのこと「野性」の部分を色濃く残すことも必要なようだ>というドラマチックな仮説を打ち立てたくなるのも、すごくよくわかります。
■2023/05/21 奇跡の回復を遂げた馬 サクラローレル、ミルリーフ、ヤマニングローバル、ビンゴガルー
予後不良
(競馬) -
Wikipediaを見ていると、うちで書いていたヌレイエフを含めて、復帰が難しい怪我から回復したケースを書いていました。これは予後不良の場合は安楽死措置がとられることが一般的なのに…という前提があってのものですから、そこらへんの説明とセットで引用しておきます。
<競馬における予後不良()とは、主に競走馬が競走中や調教中などに何らかの原因で主に脚部等に故障を発生させた際など回復が極めて困難で、薬物を用いた安楽死の処置が適当であると獣医師が診断した状態を言う。
転じて、競走馬への安楽死処置そのものに対する婉曲的表現として用いられる場合も多い。>
<競走馬の多くを占めるサラブレッドの脚部は骨折、ヒビなどの故障が発生しやすく、「ガラスの脚」と形容されるほどである。品種によって馬の体重は異なるが、軽種馬であるサラブレッドの場合でも
400 - 600キログラム程度となり、静止して立っている状態でも足1本あたり100キログラム以上の負荷が掛かることになる。
下肢部に骨折やヒビなどの故障が発生した馬は、その自重を他の健全肢で支えなければならないため、過大な負荷から健全肢にも負重性蹄葉炎()や蹄叉腐爛()といった病気を発症する。そのため、病状が悪化すると自力で立つことが不可能となり、最終的には死へ到る。
治療法としては、下肢部の負荷を和らげるため、胴体をベルトで吊り上げたり、水中による浮力を利用するためプール等を用いる方法がある。しかし、必要な治療費や治療期間中の飼育費など金銭面での負担が莫大になり、また、上述した負重性蹄葉炎などの問題から生存率が高くないなどリスクも大きい。このため大多数の競走馬は予後不良と診断された直後に安楽死の処置が取られ処分される>
<重度の故障から回復した馬にはビンゴガルー、ヤマニングローバル、サクラローレル、ミルリーフ、ヌレイエフなどがいる。 >
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%88%E5%BE%8C%E4%B8%8D%E8%89%AF_(%E7%AB%B6%E9%A6%AC)
■2018/07/23 水害から生還したキミホウセキ、サンマルデュークなどを生む
九死に一生を得た馬の関係で他で書いた話を転載しました。
2003年の台風10号では、死者行方不明者が19人出るなどして、激甚災害に指定される大きな被害が出ました。8月9日と10日、北海道の日高地方では記録的な大雨で日高町と新冠町の境にある厚別川が氾濫。この地方の牧場でも被害が出ました。
田端牧場も被害が出た牧場の一つ。田端千代春さんは、以下のように話しています。
「その日は雨が強かったので、夜間放牧を止めて厩舎に馬を入れておいたことで、被害が最小限に食い止められたのかもしれません。夜中にもの凄い水の流れで目が覚めたら、家の周りが泥水で囲まれていて。すぐに厩舎へと向かったのですが、厩舎にも水が押し寄せていて、既に何頭かは流された後でした」
(Enjoy Ruffian 2009年1月号 ルーツオブビクトリー 村本浩平より)
繁殖や当歳馬と1歳馬を合わせ、25頭の繋養馬のうち6頭が死亡。ただ、濁流に呑み込まれながらも助かった馬もいます。
キミホウセキも濁流に呑み込まれながらも助かったうちの1頭でしたが、流された時に流木にでもひっかかったのか、前脚に大きな裂傷を負っていたとのこと。また、全身泥だらけだったため全く毛色が分からず、最初見たときは違う馬なのではと思えたほどだったといいます。
このときにはキミホウセキに当歳の子供もいたようですけど、こちらは流されて助からなかったのかもしれません。血統表に残っていませんでした。
ただ、その後は7勝を上げたサンマルデューク(まだ現役)を筆頭に、4勝馬や3勝馬を出しています。結構走っていますね。
母自身はサンデーサイレンス産駒だったものの、未勝利で引退していたので意外な成績。とはいえ、おじに母と同じサンデーサイレンス産駒で重賞を4勝したサイレントハンターという活躍馬はいました。 サイレントハンターは出遅れる逃げ馬という個性派の競走馬でしたね。
ちなみにこの話がラフィアンの雑誌に載っていたのように、キミホウセキの子にはラフィアンの馬もいました。
マイネルブリアーという馬で1勝。1勝するのもたいへんなので、そう悪くはないものの、前述の通り、もっと活躍している馬が何頭もいますからね。岡田親子で買った馬だそうですけど、相馬眼はいまいち発揮されなかった感じです。
■2023/03/18 台風でみな死亡、1頭だけ水害から生還したキセキノサイクロン
九死に一生を得た馬の関係で他で書いた話を転載しました。
同じ牧場の馬がみな助からなかった中、台風による水害から「奇跡的」に生還し、これにちなんで「キセキノサイクロン」の名付けられた馬について。だいぶ前の話で、2004/06/05に<台風から生還、夏に出走へ/名前はキセキノサイクロン
| 全国ニュース | 四国新聞社>という記事が出ています。
<昨年(引用者注:2003年)8月の台風10号で大きな被害を受けた競走馬産地の北海道・日高地方。濁流に流されながらも奇跡的に生還したサラブレッドが、道営ホッカイドウ競馬でデビューする。その名も「キセキノサイクロン」。(中略)
キセキノサイクロンは2002年3月、新冠町の畔柳作次さん(56)の牧場で生まれた牝馬。昨年8月9日夜、洪水で流され、数日後に約4キロ離れた門別町の牧場で発見された。大きなけがはなく、のんびり草を食べていた。再会したときは「よく生きとった。信じられなかった」という。
台風では、この馬を含め畔柳さんが飼育していたサラブレッド4頭が流され、そのうち3頭は死んだ>
http://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/20040605000038
このエピソードは印象的でしたし、そのせいなのか、旭川でのデビュー戦は3番人気、その次のレースも2番人気となります。しかし、結果は最下位である9着、11着です。
その後8番人気、6番人気と人気を落としつつも、実力以上の過剰人気を続けましたが、ブービーの11着、下から3番目の10着と戦績の方は相変わらず。この4戦で引退し、繁殖へ上がったようです。
2026年8月1日土曜日
サマーシリーズは意味ないからいらない?廃止論に足りないものとは?
■2020/07/27 サマーシリーズがG1級である根拠 不要論に足りないものとは?
■2020/07/27 サマーシリーズは意味ないからいらない?廃止求める声も
2019年9月1日にギャンブルジャーナルで、JRAサマーシリーズ存在感なしに「廃止」の声!?「意義が薄れている」2000シリーズ史上初「優勝馬なし」に高まる危機感という記事が出ていました。頷かれる人もいると思います。
ところが、同じギャンブルジャーナルでは、2016年9月2日にその価値は文句なしに「G1級」複雑に絡み合ったサマー2000シリーズ王者候補の「優勝条件」を徹底解剖!各陣営が最後の新潟記念にすべてを賭ける!という記事を出しています。まるで正反対の印象を受けるタイトルで、いい加減さが笑えます。
ただ、一応、本文を見ると矛盾していない…という可能性もあるでしょう。とりあえず、2019年のサマーシリーズ意味無し論の方から見ていくことにします。
タイトルの通り、2019年のサマー2000シリーズは、史上初の優勝馬なしという結果になりました。これは、サマーシリーズ優勝を狙える馬がことごとく別路線や休養を行ったためというのが大きかったようです。
ある競馬記者は「サマーシリーズを狙って夏に無理をすると、G1が数多くある秋への影響は避けられません。各陣営もその辺りを懸念しており、サマーシリーズで優勝することよりも、重賞を勝って賞金を上積みしG1出走が容易になった事実に重きを置いている」と指摘していました。
なお、サマー2000では優勝なしが初めてであったものの、他では以前から起きていたこと。2012年に追加されたサマーマイルシリーズは特に悲惨で、記事時点では、6年中3年が該当馬なしでした。
一部のファンからは「廃止にすべき」という声が出ており、競馬評論家の水上学さんも、ブログで「個人的にサマーマイルは無意味という意見をずっと書いてきたが、サマーシリーズそのものが使命を終えたというか、意義が薄れてきている感が強い」と投稿していたそうです。
■2020/07/27 サマーシリーズがG1級である根拠 不要論に足りないものとは?
一方、<その価値は文句なしに「G1級」>などと書いていた2016年の記事。こちらを見ると、単に賞金が高いという話であり、サマーシリーズの存在意義があるといった主張ではありませんでした。一応、矛盾はしていないでしょうか。
<サマー2000シリーズの優勝ボーナスは4000万円(馬主3200万円、厩舎関係者800万円)。これに(引用者注:サマーシリーズ2000の優勝がかかる最後のレースである)新潟記念の優勝賞金4100万円を加えると「合計8100万円」となり、これは朝日杯FSや阪神JFの2歳G1の1着賞金を上回り、桜花賞やスプリンターズSにも匹敵する「G1級」の賞金となる>
ただし、前述の通り、陣営の狙い方を見ると、G1の価値を感じている人たちは少ない感じですね。実際問題、サマーシリーズ優勝だからといって種牡馬に…といった慣行もないでしょう。G1の価値はないのだと思われます。
ところで、 前述のサマーシリーズ不要論では、全然出ていなかったのですが、私は売上の観点が本来大事だと考えます。そもそもサマーシリーズを創設した目的は、「夏季競馬開催を盛り上げるため」でした。これにより、マスコミ報道が増えるなどして、サマーシリーズに使っている賞金や費用以上に、馬券販売による利益が出ているのならプラス。廃止論を述べる人がいても、これを理由に続行すべきだと思います。
ただ、問題はそうではなかった場合。プラスになっていないようなら、廃止を考えるべきでしょう。私は一口馬主もやっていますが、賞金や手当は毎年厳しく、これは馬券売上、利益と相関しています。サマーシリーズがプラスになっているのなら続けてもらった方が他のレースも賞金などが増えて良いのですが、逆に他のレース賞金などを押し下げているのならやめてもらって、何らかの形で還元してもらえた方がありがたいです。
2026年7月31日金曜日
種牡馬としては失敗と言われたオルフェーヴルのその後…
■2017/07/08 オルフェーヴルは種牡馬としては失敗か?不安視する声
■2021/02/20 種牡馬としては失敗と言われたオルフェーヴルのその後…
■2023/03/21 2億円ホースは多い…オルフェーヴルの有力な後継種牡馬は出てきた?
■2014/10/26 G1勝利数はディープインパクトだが種牡馬価値ならステイゴールド
2014年秋に書いていた話。産駒を残していくという観点で、G1勝利数を見ていました。
日付 レース名 距離 馬名 種牡馬名
02/23(日) フェブラリーS ダ1600 コパノリッキー ゴールドアリュール
03/30(日) 高松宮記念 芝1200 コパノリチャード ダイワメジャー
04/13(日) 桜花賞 芝1600 ハープスター ディープインパクト
04/20(日) 皐月賞 芝2000 イスラボニータ フジキセキ
05/04(日) 天皇賞(春) 芝3200 フェノーメノ ステイゴールド
05/11(日) NHKマイルC 芝1600 ミッキーアイル ディープインパクト
05/18(日) ヴィクトリアマイル 芝1600 ヴィルシーナ ディープインパクト
05/25(日) 優駿牝馬(オークス) 芝2400 ヌーヴォレコルト ハーツクライ
06/01(日) 東京優駿(日本ダービー) 芝2400 ワンアンドオンリー ハーツクライ
06/08(日) 安田記念 芝1600 ジャスタウェイ ハーツクライ
06/29(日) 宝塚記念 芝2200 ゴールドシップ ステイゴールド
10/05(日) スプリンターズS 芝1200 スノードラゴン アドマイヤコジーン
10/19(日) 秋華賞 芝2000 ショウナンパンドラ ディープインパクト
ディープインパクト産駒は4勝でトップ。さすがです。2位はハーツクライ産駒の3勝。ステイゴールド産駒は2勝止まりでした。ただ、種牡馬価値として見ていこうということで、牝馬限定戦を抜いてみましょうか?
日付 レース名 距離 馬名 種牡馬名
02/23(日) フェブラリーS ダ1600 コパノリッキー ゴールドアリュール
03/30(日) 高松宮記念 芝1200 コパノリチャード ダイワメジャー
04/20(日) 皐月賞 芝2000 イスラボニータ フジキセキ
05/04(日) 天皇賞(春) 芝3200 フェノーメノ ステイゴールド
05/11(日) NHKマイルC 芝1600 ミッキーアイル ディープインパクト
06/01(日) 東京優駿(日本ダービー) 芝2400 ワンアンドオンリー ハーツクライ
06/08(日) 安田記念 芝1600 ジャスタウェイ ハーツクライ
06/29(日) 宝塚記念 芝2200 ゴールドシップ ステイゴールド
10/05(日) スプリンターズS 芝1200 スノードラゴン アドマイヤコジーン
こうすると、ガラリ一変。ディープインパクト産駒は1勝までガクンと落ちます。ステイゴールド、ハーツクライ産駒が2勝ずつでトップです。
ディープインパクトはミッキーアイル。種牡馬入りできそうですが、現時点で勝っているのがNHKマイルだけというのは物足りません。種付け頭数を稼ぐには他のG1が要りそうです。
ハーツクライはダービーのワンアンドオンリーと実績あるジャスタウェイ。意外に優秀。
ステイゴールドは文句なしで実績では一番有望のゴールドシップ。フェノーメノは天皇賞春で実績もありますが、ライバル多いサンデーサイレンス系でどうか?というところ。というか、スプリンターズステークス以外全部サンデーサイレンス系という恐ろしさ。
ステイゴールドは他にオルフェーヴルもいますし、後継種牡馬のインパクトとしては一番ですね。本当当たると大きい馬。
これまで名前を出した以外だと、短距離系はやはり種牡馬価値は見劣り。残りで有望なのは価値の高い皐月賞馬で、戦績も良いイスラボニータでしょうね。
■2017/07/08 オルフェーヴルは種牡馬としては失敗か?不安視する声
ということで、当時はステイゴールドが後継種牡馬戦でも有利では?という書き方をしたものの、ステイゴールドは産駒だけでなく産駒の種牡馬価値としても当たり外れが激しいのではないかと言われていました。実績だけなら大種牡馬になりそうなオルフェーヴルなんかも、当初から苦戦を予測する人が多くいたんですよ。
で、今のところあまりうまく行っていないのです。 オルフェーヴルに早くも種牡馬「大苦戦」の兆候!? 絶好調ロードカナロアとの競馬界の未来を担う「最強新種牡馬対決」は明暗くっきり | ギャンブルジャーナル | ビジネスジャーナル(2017.07.03)という記事がありました。
"すでに中央だけで4頭がデビューを果たしているが、その内掲示板を確保できたのは6月の新馬戦で4着に敗れたモカチョウサンのみ"。このモカチョウサンが422kで小柄。産駒は総じて"小柄で気性の激しい馬が目立っていることもあって、あまり明るいニュースが聞こえてこない状況だ"そうです
ただ、まだ新馬戦は短めの距離が主体。評価するには早すぎるという見方も。また、"父ステイゴールドも初年度産駒はパッとしなかったものの、2年目にオルフェーヴルの兄にあたるドリームジャーニーを輩出して運命を大きく変えた"という経緯があります。オルフェーヴルも当たり外れが激しいタイプであれば、どこかで大物を出して評価を上げるかもしれません。
■2021/02/20 種牡馬としては失敗と言われたオルフェーヴルのその後…
えらく遅くなりましたが、種牡馬としては失敗と言われたオルフェーヴルのその後を「答え合わせ」です。一番わかりやすい種牡馬リーディングでオルフェーヴルは64位スタートから2年目には早くも13位に。その次も10位と順調に順位を上げて最新である2020年には4位になりました。大成功でしょう。前回、評価には早すぎると書いたように、当初の評価を裏切ってきました。
ただ、数で稼いで質が低いというタイプもいます。ということで、大物を見ていくとこちらは結構微妙で2億円超えは2頭のみ。ラッキーライラックという超名馬がいますし、皐月賞馬のエポカドーロもいるのですが、いずれも初年度産駒で後が続きません。1億円ホースは8頭いて、かなりイケているのですが、やはり偉大なる父ステイゴールドやライバルのディープインパクトから見ると見劣りしますね。ディープインパクトが亡くなりましたから、これから繁殖の質が上がっていく可能性はありますけど…。
当初気にしていた種牡馬価値ということで言うと、代表産駒ラッキーライラックが牝馬だというのも気になるところ。全然牝馬で活躍馬が多いわけではないものの、大当たりは惜しいことに牝馬でした。ファンの方には申し訳ないですが、エポカドーロは種牡馬価値としてはインパクト薄いかな…という。牡馬の超大物が待たれるところです。
なお、ステイゴールドの孫での賞金ランキングを見てみると、普通にオルフェーヴル産駒が圧勝。前述の2頭の他、3位のジャスティンまでがオルフェーヴル産駒。4位でやっとドリームジャーニー産駒のヴェルトライゼンデが出てくるくらいです。こうして見ると、種牡馬としてはすごかったステイゴールドですが、後継が続いていくのかが心配な感じに。ステイゴールド後継種牡馬もディープインパクト後継種牡馬も親があまりに偉大すぎて、小粒に見えてしまいます。
■2023/03/21 2億円ホースは多い…オルフェーヴルの有力な後継種牡馬は出てきた?
2023/03/21:いまいちかな…と思いつつも、オルフェーヴル産駒でPOG指名していた馬の話をこちらにまとめ。ただ、あまりおもしろくない話でしょうから、先にオルフェーヴル産駒の戦績の話を。前回書いた2021年からさらに2年経っていますので、もう一度見ておきましょう。
前回種牡馬リーディング4位だったオルフェーヴルはここがピークだった感じで、その後、2021年は8位、2022年は11位と下げています。2023年はまだ3ヶ月ですが、暫定14位。以下のように、2億円ホースをすでに多数出しており、失敗というほどではありません。ただし、大成功ではないですし、有力な後継種牡馬がいるかどうかという視点でも物足りない感じは正直ありますね…。
馬名 性 総賞金(万円)
ラッキーライラック 牝 73,747
オーソリティ 牡 35,310
ウシュバテソーロ 牡 29,988
ショウナンナデシコ 牝 28,715
エポカドーロ 牡 27,636
ジャスティン 牡 23,394
ヘリオス セ 21,123
2019/07/17:
2017年生まれで好きな馬 モーベット
思ったほど活躍していないオルフェーヴル産駒ですが、好きだったエガオヲミセテの系統ということでPOG指名。ダイナカールの血統ですので、代表馬としてエアグルーヴの血統というべきでしょうけどね。
新馬戦は1番人気1着でしたが、同日のサリナスの方の評価が高かったようで、モーベットでは「サリオスばかり言われているけどこの馬も」といった褒められ方をしていました。モーベットは牝馬ですから、あまりぶつからない気がしますけど。(2019/07/17)
牝馬ですからと書いていたのに、2戦目はまさかの新潟2歳S。やはり評価良かったようで、2番人気におされました。が、結果は8着。終始窮屈そうに見えましたし、まだ見限らないものの残念。力を出すのに注文がつくタイプかもしれません。(2019/10/05)
3戦目は1勝クラス。最初からやや遅れてテンも早くなくて後方から。前行けませんね。今日は最後伸びたものの後ろすぎたこともあり、2着まで。やはり乗り難しいように見えます。(2019/10/20)
その後のモーベットですが、翌年の3歳秋に1勝クラスを勝利。以降は3戦しただけで引退、繁殖となっています。産駒に期待したいですね。私はPOG指名するかもしれません。(2023/03/21)
2017年生まれで好きな馬 ギルデッドミラー
「思ったほど活躍していない」と書いたのに、またオルフェーヴル産駒の指名馬。牝馬は少ないことが多いのですけど、この子もモーベットと同じく牝馬。新馬戦は1番人気ですが、当たり外れの大きいギャンブルのつもりで指名したら、1着で勝ってくれました。ただ、前が止まらない展開でギリギリと言った感じで、微妙でしょうか。(2019/07/17)
9頭立てのサフラン賞で2.5倍の1番人気に。ただ、微妙でしょうかと書いた不安が的中。3着に敗れています。出遅れがあり、わかりやすい敗因はあります。ただ、やはりそこまで強くないのかなという感じ。(2019/10/05)
「微妙」と書いていたのですが、このギルデッドミラーの方が活躍。相変わらず見る目の無さを発揮しています。
まず、3歳の時点で1勝クラスを勝利すると、アーリントンC(G3)2着、NHKマイルC(G1)3着という好成績を残します。古馬になってからは掲示板を外すことも増えますが、重賞2,3着があり、悪くはありませんでした。
ただ、完全に予想外で驚いたのが、ダートに転向して才能開花したこと。以下のように、ダートの4戦はすべて連対で重賞も制覇。4レースだけで引退してしまいましたが、ダートのレースにもっと多く出ていればかなりの成績を残したと期待したくなるような印象的に残るダートでの強さでした。(2023/03/21)
日付 レース名 着順 距離
2023/1/29 根岸S(G3) 2 ダ1400
2022/11/12 東京中日S杯武蔵野S(G3) 1 ダ1600
2022/10/10 グリーンチャンネルC(L) 2 ダ1600
2022/8/21 NST賞(OP) 1 ダ1200
2023/06/11追記:2017年度のJRA賞予想を見直していたら、 最優秀2歳牝馬には順当にオルフェーヴル産駒のラッキーライラックを予想していたのでこちらにまとめ。しかし、ラッキーライラックを予想しつつも、「正直言うと、今年は印象に残る馬がいなかった」と書いていて、相変わらず見る目の無さを発揮。歴史的な名牝になるとは思いませんでしたわ…。
2017/12/10:<2017年度・オススメ 最優秀2歳牝馬> ラッキーライラック
正直言うと、今年は印象に残る馬がいなかった。阪神ジュベナイルフィリーズで1番人気のロックディスタウンも過剰評価だと思う。名前的に牡馬だと勘違いしていたけど。
で、そのロックディスタウンが沈んだ中勝ったのがこの馬。すごい!とは思わなかったが、悪く言われるけど結構好きな騎手の石橋脩騎手が勝ったので、とりあえず嬉しかった。
実際の馬券は買わなかったが、予想ゲームみたいなので、1番人気の ロックディスタウンを抜いた2,3,4番人気でパーフェクトに当たったのもちょっと嬉しい。
2026年7月30日木曜日
藤田菜七子騎手、またしても女性騎手世界一に!
■2021/03/15 総合4位…藤田菜七子騎手、またしても女性騎手世界一に!
■2019/09/01 圧勝?藤田菜七子騎手、女性騎手W杯で世界一に!
海外では大げさではなく普通に大活躍している女性騎手がいるという話を以前書いたのですけど、藤田菜七子騎手が「世界一の女性騎手」になっていたようで驚きました。
2019年6月30日、スウェーデンのブローパーク競馬場で、国際女性騎手招待競走「ウィメンジョッキーズワールドカップ」が行われました。世界各国から招待された10名の女性騎手が、条件が異なる5レースに騎乗し、着順による総合ポイントで順位を決定するという催しだそうです。
第1戦は6着。続く第2戦(芝1400メートル)でフランシスクスに騎乗して、鮮やかな差し切りで、海外初勝利。
2016年8月のイギリスの「ワールドレディースチャンピオンシップ」が海外初挑戦だそうですけど、放馬して競走除外。1鞍だけの騎乗予定だったのか、騎乗することなく終わったとのこと。その後は何度か騎乗していますが、ここまで未勝利でした。
「ウィメンジョッキーズワールドカップ」では、第3戦はヤマトに騎乗して5着。完全に日本風の名前なんですけど、なんか関係あるんですかね。気になります。
その次の第4戦はフィラデルフィアで2着。この時点で1位?と思ったら、総合3位だったそう。
ということで、優勝が懸かった最終第5戦(芝2100メートル)での逆転劇でした。チルターンズに騎乗し、2番手から直線、早めに抜け出してこの日2勝目を挙げ総合優勝。2勝すればほほ1位だったでしょうが、他の成績も良いので内容的には圧勝だったかもしれません。
(藤田菜七子騎手 無念の競走除外となった初めての海外遠征 | ニッポン放送 ラジオAM1242+FM93
より)
■2021/03/15 総合4位…藤田菜七子騎手、またしても女性騎手世界一に!
サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で騎手招待競走『インターナショナルジョッキーズチャレンジ』が全4レースで行われました。日本からは骨折で不参加となった前年も選ばれた藤田菜七子騎手が参加。2・5・6・12着で、マリン・ホルムベリ騎手と並び、女性騎手7名中最上位タイの4位タイとなりました。
別記事によると、招待騎手は必ずしもリーディングではなく、話題性などを入れたものだとのこと。加えて、藤田菜七子騎手も帰国後2週間の待機期間が必要となる状況であるなお、現在は新型コロナウイルス問題で移動をためらいがちな時期というのもあります。メンバーが豪華ではないという可能性も考えました。
ただ、以下のように参加者の顔ぶれを見ると、十分豪華。2年連続で100勝超えしたイギリスのホリー・ドイル騎手、通算1万3000勝を達成したブラジルのジョルジ・リカルド騎手、フランスで初の女性騎手によるG1勝利を果たしたジェシカ・マルチアリス騎手、日本でもおなじみで前年に凱旋門賞を勝ったクリスチャン・デムーロ騎手などが参加しています。このメンバーで4位というのは立派ですごいですね。
1位 30 S.フォーリー(アイルランド)
2位 25 A.アルファライディ(サウジアラビア)
3位 19 M.スミス(アメリカ)
4位 12 藤田菜七子(日本)
4位 12 M.ホルムベリ(スウェーデン)
6位 11 J.マルチアリス(イタリア)
7位 10 C.デムーロ(イタリア)
8位 7 W.ラモス(パナマ)
8位 7 S.ヴォークト(スイス)
8位 7 N.ガルシア(スペイン)
11位 6 J.リカルド(ブラジル)
11位 6 M.アスコニーガ(アルゼンチン)
13位 0 W.ビュイック(イギリス)
13位 0 H.ドイル(イギリス)
【サウジ騎手招待競走】S.フォーリー騎手が優勝、藤田菜七子騎手は女性最上位の4位タイ | 競馬ニュース - netkeiba.com(2021年02月20日)より
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=184012&rf=kmatome
2026年7月29日水曜日
ファンタジスト心不全死亡で梅田智之調教師と廣崎利洋氏に誹謗中傷
■2021/06/24 心不全での死亡する馬が増加?浜中騎手はカイバ説を唱える
■2014/11/4 アドマイヤラクティがメルボルンC急失速最下位負け そのまま急死
■2019/11/27 ファンタジスト心不全死亡で梅田智之調教師と廣崎利洋氏に誹謗中傷
父ロードカナロア、母ディープインアスク、母父ディープインパクトのファンタジストはPOGで指名した馬。坂路で好時計を出していたこと、近親というにはかなり遠いのですけど、好きだったハングリージャックに比較的近いところが指名の理由。ファンタジストの5代母Carnival Queenは、ハングリージャックの4代母と同じでした。
( 後で指名時のメモ見たら、指名理由に坂路関係なく、ハングリージャックの近親だけでした。勘違い)
新馬戦から連勝で小倉Sを勝っただけでなく、東京でGIIの京王杯2歳Sまで勝って3連勝。これは強い!と期待しました。その後も朝日杯を4着、春には1800mのスプリングSも2着して距離が伸びても対応できるように見えました。
ただ、その後はいまひとつ。皐月賞を惨敗後は、守備範囲内と思われたNHKマイルCでも惨敗。休みを挟んで明け2戦目のセントウルSを2着して復活か?と思わせて、また惨敗といまいち。精神的な問題とも言われていました。
そのため、 2019年11月24日の京阪杯も期待せずに観戦。ところが、直線に行く前のコーナーで突然競走中止した馬がいて、それがファンタジストでした。ヤバそうな転び方だったものの、私の見ていた映像では全然状況がわからず。
で、パトロール映像を見てみると、不自然に内に寄れていって、内の馬に接触したか、単独でか倒れた感じ。駄目だろうなという倒れ方でやはり亡くなっていました。鞍上の 浜中俊騎手も怪我をしています。
このファンタジスト死亡で、 梅田智之調教師と馬主の廣崎利洋さんに非難が集まりました。使いすぎのせいで殺したという批判です。
好きな馬の死亡でありますし、私も馬の酷使や虐待は過去に批判しているのですけど、正直このケースは微妙。今年に入って10戦目というと多いように聞こえるものの、レース間隔は極端ではなく、連闘すら一度もない状態。その上、今年は間に休みを入れており、休み明け後はまだ5戦目。これが使いすぎで異常だとした場合、多くの厩舎を異常だと言わなくちゃいけないでしょう。
また、追い切りでは、スポーツ紙で「しまい重点の内容とはいえ反応の良さが目立ったし、引き続き馬体の張りも良好。着順ほど雰囲気は悪くない」と評価されていました。第三者から見ても馬体が悪いように見えなかったようです。これでは予見できたとは言いづらいでしょう。
( 【京阪杯】ファンタジスト「気を入れるために追い切りを緩めずにやっている」 東スポWeb 2019年11月18日 20:23 より)
https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoSports_1625784/
それから、ファンタジストは、急性心不全を発症して3コーナーで転倒し、競走を中止との発表でした。心不全などの病気は、健康な馬でも突発的に発症するため、発症の予測は難しいともされており、発症の原因は不明。私も使いすぎが原因であればそれを制限する策を支持しますが、原因不明のため、そうした証拠はないようでした。
(ファンタジストが死亡 | 競馬ニュース - netkeiba.com ラジオNIKKEI、【スポーツ雑記帳】「競走馬をムチで打つな」日本馬“突然死”で愛護団体「虐待まがい要求」に競馬界当惑 - 産経ニュースより)
■2021/06/24 心不全での死亡する馬が増加?浜中騎手はカイバ説を唱える
2021年2月のサウジダービーを制したピンクカメハメハ(牡3歳、栗東・森秀行厩舎)は、2021年6月20日のユニコーンS(G3)では不人気。サウジダービーでは不人気での勝利だったせいでしょうか。また、サウジダービーは十分ビッグレースなのですが、日本のダートに繋がらないって感じのかもしれません。とにかく全然注目されていませんでした。
そして、このピンクカメハメハがレース中に突然内枠に激突してびっくり。かなりやばい感じでした。実際、レース中に急性心不全を起こして死亡したと後に判明します。
この2021年6月20日の最終12Rに出走するはずだったウンダモシタン(牝4歳、栗東・藤沢則雄厩舎)が、レース前の本馬場入場後に急に倒れて競走除外。JRAの発表によると、こちらも急性心不全により死亡。
3月にはマーチS(G3)に出走したベストタッチダウンも、レース中に急性心不全を起こして亡くなっています。<JRAピンクカメハメハら心不全「急増」に浜中俊騎手が見解。『ウマ娘』登場のトウカイテイオー、アグネスタキオン、サクラバクシンオーなどの死因……考えられる理由とは>( GJ)では、「この日、天に召された2頭も含め、最近特に増加傾向にある印象だ」と書いていました。
https://biz-journal.jp/gj/2021/06/post_233521.html
ただし、気をつけなくてはいけないのは印象論であり、データ的な証拠は一切ないこと。こうした印象論は事実ではないことも多いです。例えば、「最近の日本は治安が悪い」と思っている人が多いものの、実は、現在はかつてないほど凶悪事件が減っており、事実は真逆。イメージで語ってしまうのは問題があります。
ということで、証拠が提示されていないため事実は不明なのですが、浜中俊騎手も2020年3月、自身が『中日スポーツ』で連載しているコラムで「それにしても最近、心不全を起こす馬が多くなっているように思います」と書いていたそうです。
最近では、種牡馬サンデーサイレンスが蹄葉炎の後に、衰弱性心不全で亡くなっています。また、過去の馬では、たトウカイテイオー、アグネスタキオン、サクラバクシンオーといったところも、最期は心不全が死因だとのこと。ただ、過去の例であるために、やはり最近増えているという話とは繋がりません。また、サンデーサイレンスは「衰弱性」の心不全であり、また少し違う可能性がありそうです。
浜中騎手は「はっきりしたことは言えませんが」と、ことわりを入れつつ「カイバの栄養価が高くなっているのが原因なのでしょうか」と見解を述べていたとのこと。ただ、しつこいですが、これも根拠があるわけではないので注意が必要ですね。
実を言うと、医者の主張ですら、科学的根拠とはみなされないのたですけど、浜中騎手は医者ですらありません。せめて医師などの専門家、できれば、研究論文などの証拠がほしいところです。
ところで、浜中騎手は前述のファンタジストのときに乗っていた騎手でした。急性心不全を発症するといきなり全身の力がフッと抜けてしまう感じで、乗っている方はどうしようもなくなるといいます。
心不全は馬にとって命取りになるだけでなく、騎手にとっても危険です。心不全は重大な病気であるからこそ、根拠のない憶測ではなくきちんと医学的根拠のある研究がなされてほしいと思います。
■2014/11/4 アドマイヤラクティがメルボルンC急失速最下位負け そのまま急死
アドマイヤラクティがG1勝っていたってこと自体知りませんでしたので、今回の<【メルボルンC】アドマイヤラクティは最下位、レース後に急死 ― スポニチ Sponichi Annex 競馬 [ 2014年11月4日 14:50 ]>というニュースで一気に急死まで知ったという形。急展開すぎて、驚かざるを得ません。
<オセアニア最大のレース、豪G1メルボルンCが4日(日本時間同日)、フレミントン競馬場芝3200メートルで行われ、日本から参戦したアドマイヤラクティ(牡6=梅田智)は22頭立ての最下位に敗れた。(略)
パートン騎乗のアドマイヤラクティは58・5キロのトップハンデながらも1番人気に支持された。レースはアドマイヤラクティがスタート直後から、最後の直線手前まで2番手につけたものの、最後は伸びを欠き、大きく遅れてしんがりでゴールした。前走の豪コーフィールドCで差し切り勝ち、海外初挑戦でG1制覇を果たしていた同馬だったが、厳しい結果に終わった>
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2014/11/04/kiji/K20141104009225530.html
"現地メディアによるとその後同馬は、馬房に戻る途中に倒れ死亡した"と言います。別記事<アドマイヤラクティ急死 メルボルンC終了後に倒れる - netkeiba.com [海外] 2014年11月04日(火)14時50分>では、急失速したと書かれていました。
<同馬はメルボルンCで58.5キロのトップハンデを背負いながらも1番人気に支持され、道中2番手で進めたものの、最終コーナー手前で急激に失速して最下位に終わっていた。現地からの情報によると、その後馬房で倒れ、獣医が治療にあたるも死亡したという>
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=92363
前走の勝利、今回の急失速、そして、急死というめまぐるしい展開。オーストラリアの反応を伝える話を見ていると、どうも現地の人は無理して走らせたのではないか?と見ているみたいですね。私はてっきり薬物投与でも疑っているのかと思いました。
うーん、何かここらへんの不可解さがあり、いつもの馬の死亡と異なりモヤモヤして、悲しみきれません。
2022/03/18追記:心不全の投稿にまとめたので補足のため、死因について検索。すると、やはり心不全ですね。当時は、<アドマイヤラクティの死因は急性心不全、むち禁止を求める声も>(2014年11月5日 15:45)という記事が出ており、使いすぎ批判とは別の方向性の批判も出ていたようです。
<アドマイヤラクティ(Admire Rakti、牡6)の死因が、急性心不全だったことが初期検視の結果で明らかとなり、むちの使用禁止を求める声が再燃しているトレートで大きく遅れ、その後馬房で倒れて死んだ>
<競走馬保護連合(Coalition for the Protection of Racehorses)は、競走馬は無理強いをさせられすぎているとし、騎手によるむちの使用禁止を求めている。同連合は、オーストラリアの競馬場では昨年8月1日から今年7月31日の間に125頭が死んでいると発表している。
同連合は、「われわれは、むちを使用することによって馬を肉体の限界に追い込んでいると考えている。そして、2歳で調教下に置かれることが、なぜ競馬場で馬たちが故障するのかという点の重要因子だ。競馬界にはむち無しでのレースを始めることと、2歳馬の競走を段階的に取りやめることを求める」とする声明を発表している>
https://www.afpbb.com/articles/-/3030944
一方で、レーシング・ビクトリアの主任獣医師を務めるブライアン・スチュワートさんは、「騎手は苦痛を和らげるためすぐさまむちを離し、馬上で力を抜いた。むちが関わっているという疑問は、この件に関してはない」とコメント。アドマイヤラクティに関して言えば、過度のむち打ちがアドマイヤラクティの死因ではないと指摘していました。
2026年7月28日火曜日
珍名馬アララララ、チャンミコチョロン、ワイノナオミ、エラトー、カンジ
■2023/06/30 珍名馬アララララ、チャンミコチョロン、ワイノナオミ、エラトー、カンジ
2022年世代5週目の新馬戦。2023/7/1は福島芝1200mのアララララがわかりやすい珍名馬。勝っても負けても「あらららら、負けちゃった」などと掲示板で盛り上がりそうな名前です。
父はアドマイヤムーン、母ブライトホープの牡馬。馬主は井高義光さん。生産者が新冠町の「トド岩高原銀河農場物語」となっているのにびっくり。これも珍名ですね。
同日函館ダート1200mではワイノナオミ。昭和臭がすごいですが、個人的には愛人臭も感じます。
以前も似たような名前なかったっけ?と思ったら、母がボクノナオミでしたので、たぶん私が思ったのは彼女のことでしょうね。父はドレフォン。馬主は塩澤正樹さん。他にもナオミあったかも?と検索してみると、やはりありましたね。以下が代表馬で、牡馬はマサムネが多いです。
ボクノナオミ 牝 5,495.30
ナオミラフィネ 牝 4,417.80
マッスルマサムネ セ 4,372.30
プントバンコ 牝 3,952.00
オトコギマサムネ セ 3,951.20
ナオミノユメ 牝 3,087.10
マケルナマサムネ 牡 2,853.50
ナオミベガス 牝 2,150.00
トロンハイム 牡 1,735.50
ナオミゴゼン 牝 1,346.00
フォーナインミダス 牝 1,025.60
ナオミニデレデレヤ 牝 679.2
翌日日曜日2023/7/2では、福島芝1800mのチャンミコチョロン。何語なのかさっぱりわかりません。
馬名の由来を探したものの不明。netkeiba掲示板でも「なんか変な名前やな。覚えにくい名前や。」というコメントだけで詳細不明です。ちなみにつづりは「Jangmikkotcheoreom」でした。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるのイメージが有るミルファーム所有の馬。父ジョーカプチーノ母ブリッサの牝馬です。
馬名の意味調べ直したら出てきました。「バラの花のように(ハングル)」とのことで、予想外にきれいな意味。韓国語系みたいですね。意味わかると珍名な感じではありません。
同日函館芝1800mからはカンジ。「幹事」やら「漢字」やらいろいろ思い浮かびますが、人名の可能性もありそう。しかし、これも詳細不明です。父Uncle Moで、なんと丸外の牡馬でしたので、「漢字」や日本人名は違いますかね…?
馬主さんはTNレーシング。1世代前ではフォトンブルーとモルチャンをPOG指名しており、イメージの良い馬主さんで、この2頭が現在の代表馬。とはいえ、1,912.6万円と803.0万円ですのでまだまだこれからです。
こちらも馬名の意味調べ直し。私が推定したひとつである人名だとのこと。丸外ですが、和風のお名前でした。
2023/07/01:追加でもう1頭、日曜日の中京芝1800mからエラトー。なんかエラソーみたいな妙な名前です。ネタにされそうな感じの名前でしょう。
一応、意味としてはむしろ目いっぱい良い感じで、「ギリシャ神話に登場する、竪琴をたずさえた恋愛詩のミューズ」というもの。ギリシャ神話ですので、由来もオーソドックス。しかし、音的には引っかかる人も多そうで、掲示板でも「もうちょいなんか名前なかった?」という反応が出ていました。
名前はともかくこの馬は注目の1頭。個人的には今週の目玉でPOG指名しました。父はSaxon Warriorですが、ノーザンファームの持ち込み馬で丸外ではありません。その父Saxon Warriorはディープインパクト産駒であり、血統的には国内でも実績ありまくりというかメインストリームのど真ん中。期待して良いと思います。
2026年7月27日月曜日
単勝配当が馬単配当より高くなる逆転現象…なぜ?
■2026/07/27 単勝配当が馬単配当より高くなる逆転現象…なぜ?
紹介しようと思っていて忘れていた”珍事発生!単勝配当が馬単を上回る!?02年馬単発売以来”史上初”11番人気がV/京都5R”(日刊スポーツ[2025年2月16日16時53分])というニュース。ただし、なんと単勝の配当が馬単を上回るのは「史上初」ではありません。なんと4回目だそうです。
https://www.nikkansports.com/keiba/news/202502160000871.html
とはいえ、過去の3回は逆転現象が起きるもっともな事情がありました。”過去3度はいずれも2着同着で馬単配当がほぼ半減”していたそうです。
私も同着によって配当が激減して悔しい思いをしたことがありましたが、最終オッズであってもそのオッズによる配当が確定されたわけじゃないんですよね。簡単に言うと、日本の馬券の配当は「正解した人で山分け」というシステム。同着によって正解者が激増した場合、1人当たりの配分は激減してしまいます。
一方、今回は同着では正真正銘の逆転現象。このケースとしては「史上初」となりました。
2025年2月16日京都5R3歳未勝利芝2000メートルは、14頭中11番人気のオデットが勝利し、単勝1・3倍で圧倒的だった1番人気ロードレジェロが2着に入りました。単勝の配当は1万5630円で、馬単の配当1万4930円を上回ったそうです。
普通はありえません。あり得ないことだからこそ今までなかったわけですが、それが一度でも起きたことすら不思議です。
なぜこんなことが起きたのか?と考えても、正しい理由もクソ何もありません。とはいえ、この珍しい現象が比較的起きやすいケースというのは、あるんじゃないかと思います。今回の場合、「圧倒的1番人気」というのがポイントだと思われます。
馬単の場合、軸となる馬から裏表(軸が1着の場合と2着の場合両方)で流す…という買い方がされることがあります。例えば、1番を軸に1-11、1-12、1-13とその裏の11-1、12-1,13-1といった買い方です。この買い方をするときに、軸馬以外の単勝のオッズを確認する…といったことは普通しません。せいぜい気にしても軸馬の単勝程度でしょう。
そして、今回の場合、圧倒的な1番人気の馬、つまり、めちゃくちゃ軸馬として買われる馬がいました。なので、この圧倒的な人気馬からの裏表の流し買いが多数行われ、なおかつ、流し買いの相手の中では11番人気のオデットとの裏表に偏って多く投票されたため配当が安くなりすぎて、逆転現象が起きたのだと思われます。
ただ、単勝1・3倍くらいならよくあるオッズですし、今回が史上初であったように、圧倒的な1番人気だから起きる…という現象ではなく、やはりちょっと考えられない感じはありますね。
閉鎖寸前の不況の地方競馬で…などなら投票数が少ないために極端な偏りが起きることはまだわかりますが、地方競馬すら好調な時期の中央競馬での逆転現象です。本当信じられませんわ…。
2026年7月26日日曜日
意外にも外国人騎手より日本人騎手の方が自己主張強い?
■2021/01/15
意外にも外国人騎手より日本人騎手の方が自己主張強い?
■2019/03/18 外国人騎手が1日11勝で13連勝、勝率4割近い騎手も
■2019/03/18 外国人騎手は確かに勝っている…でも馬に恵まれてるだけ?
■2020/09/05 馬が密集して危なそうな欧州競馬の方が安心?騎手が意外な感想
■2021/01/15 意外にも外国人騎手より日本人騎手の方が自己主張強い?
Our Pleasure 2017年6月号でラフィアンの岡田紘和代表は、「外国人騎手に対しては、どのような考えをお持ちでしょうか?」という質問に対して、「短期免許で日本に来られている方たちは、それぞれの国でトップクラスのジョッキーですから、うまいのは当たり前」と答えていました。私もこれはそう思います。サッカーや野球の助っ人外国人みたいなものですからね。そもそも三流は来ません。
ただし、外国人騎手が日本で活躍できないということもよくあります。繰り返し書いてきたように、これは合う・合わないの問題。岡田紘和代表も「あとは、どれだけ日本の馬場とか競馬に対応できるかどうかという問題」とおっしゃっていました。サッカーや野球でも期待の外国人選手が鳴かず飛ばずで終わるということはよくありますからね。なお、岡田紘和代表はそんな中でも「あくまで比較的ですけど、若いジョッキーの方が慣れるのは早いかなとは思っています」ともおっしゃっていました。
以上のように、ここまでは私のイメージ通りな話だったのですが、完全に予想外だったのは、「国によって多少違いはありますが、腕が一流な上に、オーナーや調教師に対する聞く耳をしっかり持っている人も多い」と言っていたこと。他にも以下のようなことを話していました。
<良い馬の騎乗依頼をしてもらうためには信頼関係が大事だってことはわかっているので、結構ジョッキーとして営業が上手な人もいますし。こちらの話を聞いてもらえて、抑える技術もあるということであれば、馬の特徴さえ間違いなく的確に伝えられれば、自ずと結果は良い方向に出ると思っています>
これを何と表現するか迷い、「我が強い」とか、「わがまま」とかいった言葉をやめて、比較的ポジティブな「自己主張が強い」という言い方にしたのですが、相対的に見て日本人騎手の方が話を聞いてくれないということなのでしょう。ラフィアンなどのビッグレッドグループは細かく騎手に指示を出すので嫌われているという悪口がありますが、実際に騎乗が多いジョッキーによると、そもそもそれほど指示は出ないとのこと。ただ、ひょっとしたら多少の指示ですら、日本人騎手は嫌がるのかもしれませんね。日本人は自己主張が弱いとよく言われますし、外国人は自己中心的で話を聞いてくれない印象でしたが、騎手に関しては全く逆らしいというのはおもしろいです。
インタビューアーが「折り合いをつけることで、僕が外国人騎手の凄さを感じたのは、コスモバルクのジャパンCでした」と話を向けると、岡田紘和代表は事前打ち合わせで、ルメール騎手は『レースを見ましたが、折り合いをつけられるかどうかは、やってみないとわかりません。しかし、折り合いをつけるために、馬の後ろに入れてくれということであれば、最大限の努力をします』と言ってくれたと話していました。大した話ではないように見えるものの、日本人騎手ではこれすら珍しいということなのでしょう。日本人騎手に誠意がなく自分勝手だというのは、インタビューアー(競馬解説者の人)の方がむしろ強い思いがあるようで、ルメール騎手の逸話を受けて、以下のような話もしていました。
<その一言がすべてだと思うんですよね。できなかった場合でも、「最大限の努力」という言葉を伝えてくれて、見ている側も努力しているかどうかはわかりますからね。これは僕の意見ですが、日本人騎手の多くは、感覚を大事にするイメージがあります。誤解を招く表現かもしれませんが、各馬の能力比較をしっかりできない状況で、指示通りに乗ることよりも自分の腕を過信している印象のレースも多いと感じます>
■2019/03/18 外国人騎手が1日11勝で13連勝、勝率4割近い騎手も
最近掲示板で日本人騎手 VS 外国人騎手論争が激しくなっています。感情的になっていて良くないですね。
ただ、実際問題、外国人騎手の活躍は目立っている模様。2018年11月11日の京都競馬において、第1レースの2歳未勝利戦からメインの第11レースのエリザベス女王杯まで、外国人騎手が11連勝。前日の第11、12レースを含める13連勝でした。
また、この時点でリーディングトップはクリストフ・ルメール騎手の191勝、2位はミルコ・デムーロ騎手の136勝。3位戸崎圭太騎手の102勝、4位福永祐一騎手の88勝を大きく上回っている状態でした。
すごいのが、63勝を挙げて総合15位だったジョアン・モレイラ騎手。短期免許で167鞍しか乗っていないために、勝率2割で一流と言われる騎手界にあって、勝率3割7分7厘、連対率5割2分1厘という驚異的な成績です。
(外国人騎手の寡占状態を考える。優れた技術に、馬主の意向も影響。 - 競馬 - Number Web - ナンバー 2018/11/15 07:30 島田明宏より)
■2019/03/18 外国人騎手は確かに勝っている…でも馬に恵まれてるだけ?
前述のような論争で外国人騎手を叩いている人は、単に乗っている馬のレベルが高いからという理由を挙げるでしょう。これは事実であると思われます。
ただ、作者の 島田明宏さんは、最初に騎乗技術が優れていることを第一に挙げていました。特に、モレイラなどは、「勝因はモレイラが乗っていたこと」としか言いようがない勝ち方だと評価。
近年では、モレイラ騎手なみの勝率の日本人平地騎手はそもそもいないんじゃないですかね。いるとすれば武豊騎手だろうと彼の過去の勝率を見ました。すると、2002年の0.291が最高。データ的に見てもやはり外国人騎手はうまいのだと思われます。
ちなみに昨年モレイラ騎手と良い馬を取り合って分散したと思われるルメール騎手は0.278、デムーロ騎手は0.239で、やはり十分に高い数字。日本人だとリーディング5位の川田騎手が最高ですかね。0.166でした。関係ないですけど、川田騎手は結構好きです。
ただし、記事内容を見ると、第二の理由としていた「馬のレベルが高い」という見方の方を、作者はより強く推している感じ。
社台グループがより強くなった2010年以降に、不運にも日本人騎手の中心だった武豊騎手のスランプが重なり、日本人騎手の存在感低下につながったといった説明でした。
武豊騎手もアンチが多いので、この説明におもしろくない方は多そうですけど…。
■2020/09/05 馬が密集して危なそうな欧州競馬の方が安心?騎手が意外な感想
Our Pleasure 2019年4月号の古谷コンシェルジュの競馬観(古谷剛彦)によると、レベルが高いわけではないこのカタールに多くの日本で馴染みの騎手が揃っていたとのこと。同じレースの2着には、期間限定騎乗で大井に遠征したライアン・クアトロ騎手。また、C.デムーロ騎手やO.マーフィー騎手がいた他、日本でもお馴染みのO.ペリエ騎手なんかは、ゲートの中で日本語で話しかけてくれたそうです。
さて、おもしろかったのが、こうしたトップジョッキーが集うレースに騎乗した感想です。地方騎手の場合は日本でおなじみであっても、外国人騎手らといっしょに乗る機会がなかったと思われますが、以下のような話をしていたそうです。
「ペリエ騎手はもちろん、C.デムーロ騎手やO.マーフィー騎手など、最近日本で活躍する人たちと同じレースに乗ることができ、貴重な経験をさせて頂きました。道中は密集しながらも、危ないと思う場面がないので、トップジョッキーの皆さんとレースができたことで学ぶことが多かったと思います」
日本競馬と欧州競馬との違いとしてよく言われるのが、馬の密集の違い。欧州ではかなり馬同士が近い状態で、日本の馬は慣れないこの状態に戸惑うことがあるといいます。カタールの国際レースデイでも欧州的な状態になっていたんですね。ただ、意外なことに、そうした状態の方が危なくないという感想だったわけです。古谷剛彦さんは以下のように書いていました。
<今回に限らず、トップジョッキーが集うレースに騎乗した騎手に、その時の感想を聞くことがある。多くの騎手が、今回の阿部龍騎手と同じく、道中は隙間も許さないようなタイトなレースに映りながらも、周囲の動きやジョッキーの動きに目を配り、危険に感じる場面はないので、安心して騎乗できる、という内容を話す。かえって、スペースが若干でもあると、馬が予期せぬ動きをしやすくなる恐れもあるのかな、と個人的に感じたりもしたが、そうは言っても技術がなければ、タイトなレースは簡単にできるものではない>