2026年9月16日水曜日
調教師バッジ偽造使用で上村洋行調教師に制裁金 説明が謎
■2024/11/09 調教師バッジ偽造使用で上村洋行調教師に制裁金 説明が謎
前代未聞かもしれません。聞いたことない!と思ったのが、<上村洋行調教師が調教師バッジ偽造&使用で過怠金50万円の制裁 落とし物の届け出から判明>(24/11/9(土) 16:55配信 東スポ競馬)というニュースです。
<JRAは9日、上村洋行調教師(51=栗東)に過怠金50万円の制裁を科したことを発表した。
10月26日に東京競馬場で調教師記章(バッジ)の拾得物が届け出られたことからJRAが確認したところ、刻印されていた管理番号から上村師のものと判明。しかし、本人が別の記章を着用していたことから事情を確認した結果、紛失防止のため業者に依頼して記章の偽造品を作製し、使用していたことを認めた。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/0db043281327d7d756e7d0d54d08047961c55e67
レプリカが市販されてそうでしたが、わざわざ依頼して作っていたんですね。ただ、「紛失防止のため業者に依頼して記章の偽造品を作製」という説明が謎で、納得しづらいもの。「紛失したために業者に依頼して記章の偽造品を作製」という順番だとわかりやすかったんですけどね。
この記事のYahooニュースの専門家コメントでは、ライターで競馬評論家の花岡貴子さんが、制裁は真っ当な判断であるとした上で、バッジは時代遅れなのではないか?といった指摘をしていました。
<競馬場等での身分の判断を記章で行うという昭和時代から変わらないアナログ的手法ではなく、IDカードや生体認証といったデジタル的手法を取り入れてはどうかと考える。これなら、警備担当者の目視に頼らずにより精度の高い身分照会が可能だし、紛失防止のために自ら模造品をつくる、といった発想には至らないのではないか。>
そういえば、こうしたバッジでは、政治家さんの議員バッジが有名。これこそ自民党の政治家がゴリ推しているマイナンバーカードにまとめちゃった方が良いかもしれません。
Yahooニュースのコメント欄でも花岡貴子さんと同様のコメントがありました。同じコメントは、「携帯電話の使用よりもはるかに悪質」とも書いています。その他のいくつかのコメントとともに引用しておきます。
<関係者以外の立入を管理するための身分証が簡単に偽造できてしまっては意味がないかと。管理体制そのものが前時代的すぎると思います。もし一般企業でセキュリティーカードを偽造・使用すれば厳罰を受けます。最近話題になった女性騎手の携帯電話使用もそうですが、公平性を守るために厳しい処分が儲けられています。携帯電話の使用よりもはるかに悪質ですし大問題だと思うのですが。>
<「紛失防止の為に偽造」したのに本物が拾得物で届けられるという矛盾……
それなら本物は自宅とかに保管していなければおかしい訳で、「見あたらなくて、再発行申請(たぶんペナルティ有り)を怠って偽造したのだろう。受注する業者も業者だと思うし、他にやっている調教師もいるのでは。>
<一般の企業にも紀章バッジはあるが、これがセキュリティと紐付けされてる事はない。全てが時代に乗り遅れている。紛失のペナルティーは明らかではないが、何故こんな手間のかかる事をしたのか?意味不明。
仲間内では当たり前になっていて、紛失しなくても忘れた時の為に他の調教師もレプリカ作ってるのではないか?ただ通し番号がある紀章は始めて聞いた。議員バッジもそうなんだろうか?>
<まあ、一般企業でも社章なくしたら売店で気軽に新しいの買えるとか気軽なもんじゃなく始末書提出だからな
調教師バッヂの場合、単なる有資格者のためのお飾りじゃなくパスみたいなものだし、紛失に関するルールがかなり厳しいのとこれまで複数回やらかしてるのとかがあって、素直に言い出せなかったのかなぁと
ただ、仮にそうだとしても誤魔化そうとするのはよろしくないね>
一般企業の社章も管理にうるさいですよね。私のいたところでは、会社を辞めたときに返却するようにうるさく言われました。社章だけでなく、制服類も返却。社員へのなりすましや転売などを防ぐためだと思われます。
2026年7月29日水曜日
ファンタジスト心不全死亡で梅田智之調教師と廣崎利洋氏に誹謗中傷
■2021/06/24 心不全での死亡する馬が増加?浜中騎手はカイバ説を唱える
■2014/11/4 アドマイヤラクティがメルボルンC急失速最下位負け そのまま急死
■2019/11/27 ファンタジスト心不全死亡で梅田智之調教師と廣崎利洋氏に誹謗中傷
父ロードカナロア、母ディープインアスク、母父ディープインパクトのファンタジストはPOGで指名した馬。坂路で好時計を出していたこと、近親というにはかなり遠いのですけど、好きだったハングリージャックに比較的近いところが指名の理由。ファンタジストの5代母Carnival Queenは、ハングリージャックの4代母と同じでした。
( 後で指名時のメモ見たら、指名理由に坂路関係なく、ハングリージャックの近親だけでした。勘違い)
新馬戦から連勝で小倉Sを勝っただけでなく、東京でGIIの京王杯2歳Sまで勝って3連勝。これは強い!と期待しました。その後も朝日杯を4着、春には1800mのスプリングSも2着して距離が伸びても対応できるように見えました。
ただ、その後はいまひとつ。皐月賞を惨敗後は、守備範囲内と思われたNHKマイルCでも惨敗。休みを挟んで明け2戦目のセントウルSを2着して復活か?と思わせて、また惨敗といまいち。精神的な問題とも言われていました。
そのため、 2019年11月24日の京阪杯も期待せずに観戦。ところが、直線に行く前のコーナーで突然競走中止した馬がいて、それがファンタジストでした。ヤバそうな転び方だったものの、私の見ていた映像では全然状況がわからず。
で、パトロール映像を見てみると、不自然に内に寄れていって、内の馬に接触したか、単独でか倒れた感じ。駄目だろうなという倒れ方でやはり亡くなっていました。鞍上の 浜中俊騎手も怪我をしています。
このファンタジスト死亡で、 梅田智之調教師と馬主の廣崎利洋さんに非難が集まりました。使いすぎのせいで殺したという批判です。
好きな馬の死亡でありますし、私も馬の酷使や虐待は過去に批判しているのですけど、正直このケースは微妙。今年に入って10戦目というと多いように聞こえるものの、レース間隔は極端ではなく、連闘すら一度もない状態。その上、今年は間に休みを入れており、休み明け後はまだ5戦目。これが使いすぎで異常だとした場合、多くの厩舎を異常だと言わなくちゃいけないでしょう。
また、追い切りでは、スポーツ紙で「しまい重点の内容とはいえ反応の良さが目立ったし、引き続き馬体の張りも良好。着順ほど雰囲気は悪くない」と評価されていました。第三者から見ても馬体が悪いように見えなかったようです。これでは予見できたとは言いづらいでしょう。
( 【京阪杯】ファンタジスト「気を入れるために追い切りを緩めずにやっている」 東スポWeb 2019年11月18日 20:23 より)
https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoSports_1625784/
それから、ファンタジストは、急性心不全を発症して3コーナーで転倒し、競走を中止との発表でした。心不全などの病気は、健康な馬でも突発的に発症するため、発症の予測は難しいともされており、発症の原因は不明。私も使いすぎが原因であればそれを制限する策を支持しますが、原因不明のため、そうした証拠はないようでした。
(ファンタジストが死亡 | 競馬ニュース - netkeiba.com ラジオNIKKEI、【スポーツ雑記帳】「競走馬をムチで打つな」日本馬“突然死”で愛護団体「虐待まがい要求」に競馬界当惑 - 産経ニュースより)
■2021/06/24 心不全での死亡する馬が増加?浜中騎手はカイバ説を唱える
2021年2月のサウジダービーを制したピンクカメハメハ(牡3歳、栗東・森秀行厩舎)は、2021年6月20日のユニコーンS(G3)では不人気。サウジダービーでは不人気での勝利だったせいでしょうか。また、サウジダービーは十分ビッグレースなのですが、日本のダートに繋がらないって感じのかもしれません。とにかく全然注目されていませんでした。
そして、このピンクカメハメハがレース中に突然内枠に激突してびっくり。かなりやばい感じでした。実際、レース中に急性心不全を起こして死亡したと後に判明します。
この2021年6月20日の最終12Rに出走するはずだったウンダモシタン(牝4歳、栗東・藤沢則雄厩舎)が、レース前の本馬場入場後に急に倒れて競走除外。JRAの発表によると、こちらも急性心不全により死亡。
3月にはマーチS(G3)に出走したベストタッチダウンも、レース中に急性心不全を起こして亡くなっています。<JRAピンクカメハメハら心不全「急増」に浜中俊騎手が見解。『ウマ娘』登場のトウカイテイオー、アグネスタキオン、サクラバクシンオーなどの死因……考えられる理由とは>( GJ)では、「この日、天に召された2頭も含め、最近特に増加傾向にある印象だ」と書いていました。
https://biz-journal.jp/gj/2021/06/post_233521.html
ただし、気をつけなくてはいけないのは印象論であり、データ的な証拠は一切ないこと。こうした印象論は事実ではないことも多いです。例えば、「最近の日本は治安が悪い」と思っている人が多いものの、実は、現在はかつてないほど凶悪事件が減っており、事実は真逆。イメージで語ってしまうのは問題があります。
ということで、証拠が提示されていないため事実は不明なのですが、浜中俊騎手も2020年3月、自身が『中日スポーツ』で連載しているコラムで「それにしても最近、心不全を起こす馬が多くなっているように思います」と書いていたそうです。
最近では、種牡馬サンデーサイレンスが蹄葉炎の後に、衰弱性心不全で亡くなっています。また、過去の馬では、たトウカイテイオー、アグネスタキオン、サクラバクシンオーといったところも、最期は心不全が死因だとのこと。ただ、過去の例であるために、やはり最近増えているという話とは繋がりません。また、サンデーサイレンスは「衰弱性」の心不全であり、また少し違う可能性がありそうです。
浜中騎手は「はっきりしたことは言えませんが」と、ことわりを入れつつ「カイバの栄養価が高くなっているのが原因なのでしょうか」と見解を述べていたとのこと。ただ、しつこいですが、これも根拠があるわけではないので注意が必要ですね。
実を言うと、医者の主張ですら、科学的根拠とはみなされないのたですけど、浜中騎手は医者ですらありません。せめて医師などの専門家、できれば、研究論文などの証拠がほしいところです。
ところで、浜中騎手は前述のファンタジストのときに乗っていた騎手でした。急性心不全を発症するといきなり全身の力がフッと抜けてしまう感じで、乗っている方はどうしようもなくなるといいます。
心不全は馬にとって命取りになるだけでなく、騎手にとっても危険です。心不全は重大な病気であるからこそ、根拠のない憶測ではなくきちんと医学的根拠のある研究がなされてほしいと思います。
■2014/11/4 アドマイヤラクティがメルボルンC急失速最下位負け そのまま急死
アドマイヤラクティがG1勝っていたってこと自体知りませんでしたので、今回の<【メルボルンC】アドマイヤラクティは最下位、レース後に急死 ― スポニチ Sponichi Annex 競馬 [ 2014年11月4日 14:50 ]>というニュースで一気に急死まで知ったという形。急展開すぎて、驚かざるを得ません。
<オセアニア最大のレース、豪G1メルボルンCが4日(日本時間同日)、フレミントン競馬場芝3200メートルで行われ、日本から参戦したアドマイヤラクティ(牡6=梅田智)は22頭立ての最下位に敗れた。(略)
パートン騎乗のアドマイヤラクティは58・5キロのトップハンデながらも1番人気に支持された。レースはアドマイヤラクティがスタート直後から、最後の直線手前まで2番手につけたものの、最後は伸びを欠き、大きく遅れてしんがりでゴールした。前走の豪コーフィールドCで差し切り勝ち、海外初挑戦でG1制覇を果たしていた同馬だったが、厳しい結果に終わった>
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2014/11/04/kiji/K20141104009225530.html
"現地メディアによるとその後同馬は、馬房に戻る途中に倒れ死亡した"と言います。別記事<アドマイヤラクティ急死 メルボルンC終了後に倒れる - netkeiba.com [海外] 2014年11月04日(火)14時50分>では、急失速したと書かれていました。
<同馬はメルボルンCで58.5キロのトップハンデを背負いながらも1番人気に支持され、道中2番手で進めたものの、最終コーナー手前で急激に失速して最下位に終わっていた。現地からの情報によると、その後馬房で倒れ、獣医が治療にあたるも死亡したという>
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=92363
前走の勝利、今回の急失速、そして、急死というめまぐるしい展開。オーストラリアの反応を伝える話を見ていると、どうも現地の人は無理して走らせたのではないか?と見ているみたいですね。私はてっきり薬物投与でも疑っているのかと思いました。
うーん、何かここらへんの不可解さがあり、いつもの馬の死亡と異なりモヤモヤして、悲しみきれません。
2022/03/18追記:心不全の投稿にまとめたので補足のため、死因について検索。すると、やはり心不全ですね。当時は、<アドマイヤラクティの死因は急性心不全、むち禁止を求める声も>(2014年11月5日 15:45)という記事が出ており、使いすぎ批判とは別の方向性の批判も出ていたようです。
<アドマイヤラクティ(Admire Rakti、牡6)の死因が、急性心不全だったことが初期検視の結果で明らかとなり、むちの使用禁止を求める声が再燃しているトレートで大きく遅れ、その後馬房で倒れて死んだ>
<競走馬保護連合(Coalition for the Protection of Racehorses)は、競走馬は無理強いをさせられすぎているとし、騎手によるむちの使用禁止を求めている。同連合は、オーストラリアの競馬場では昨年8月1日から今年7月31日の間に125頭が死んでいると発表している。
同連合は、「われわれは、むちを使用することによって馬を肉体の限界に追い込んでいると考えている。そして、2歳で調教下に置かれることが、なぜ競馬場で馬たちが故障するのかという点の重要因子だ。競馬界にはむち無しでのレースを始めることと、2歳馬の競走を段階的に取りやめることを求める」とする声明を発表している>
https://www.afpbb.com/articles/-/3030944
一方で、レーシング・ビクトリアの主任獣医師を務めるブライアン・スチュワートさんは、「騎手は苦痛を和らげるためすぐさまむちを離し、馬上で力を抜いた。むちが関わっているという疑問は、この件に関してはない」とコメント。アドマイヤラクティに関して言えば、過度のむち打ちがアドマイヤラクティの死因ではないと指摘していました。
2026年7月13日月曜日
日本人が引いても動かない馬、インド人が引くとスイスイ!
■2026/07/13 日本人が引いても動かない馬、インド人が引くとスイスイ!
国枝栄調教師が引退後にヘルパー厩務員になったことが話題になっています。この厩務員で体験した話を「週刊ポスト」のコラム連載「人間万事塞翁が競馬」で書いてました。
6月の2歳新馬戦で3着に頑張ったトゥザファイナルは、大きくて元気がいいものの、コミュニケーションのとれる若馬だそうで、特に問題馬ということではなさそうです。しかし、この馬がレース後突然暴れ出しました。
<東京競馬場への輸送も問題なく過ごし、パドックでも落ち着いていたが、レースが終わって馬房に戻ってしばらくしたら、ひどく暴れ出した。空調がきいていてそれほど暑くもないのに汗をダラダラ流し、レースの興奮が戻ってきたのかとびっくりした。>
https://article.auone.jp/detail/1/6/12/218_12_r_20260704_1783127806947839
この日は馬主さんが馬をねぎらうために馬房まで来ました。暴れるトゥザファイナルの様子にさぞ驚くだろうと思ったら、「ああ、お母さんもレース後はこんな感じでした」と平然としてしていたそう。母スパークオンアイスをはじめ、これまでの子6頭がすべてこの馬主さんだそうです。
以上のような話があったのは、”国枝栄氏「厩務員にならなければ分からなかったことがある」調教師時代についての反省も”(週刊ポスト2026年7月17日号 07/04 10:15 NEWSポストセブン)という記事でした。
なので、レース後に暴れる馬がいるというのが、「厩務員にならなければ分からなかったこと」だと思うかもしれませんが、違うのです。レース後に馬房で入れ込む馬がいるというのは、調教師時代に報告を受けていました。しかし、実際に経験すると、また違うという話ですね。
<レース後に馬房で入れ込む馬がいるというのは、調教師時代にスタッフから報告をきいたことはあるけれど、厩務員として目撃したのは初めてだったので、どうしたらいいのか戸惑ってしまった。>
これは、競馬界に限らず、多くのビジネスマンにとっても大事な話でしょう。報告だけ聞いているのと、実際の現場で体験することには、大きな乖離があるのです。
そして、本文ではそういう言い方はしていないのですけど、「厩務員にならなければ分からなかった」気づきというのは、たぶん以下の部分のあたりだと思われます。
<調教師の時は従業員に段取りよくやれとか、馬房をきれいにしろとか口うるさく言ったけど、あまり急かす必要はなかったかなと今なら思う。
(中略)次はあれやらなきゃ、これをやらなきゃと段取りを考えたりするとダメ。その馬とのリズムを合わせることが重要で、馬がこちらの要求していることをいかにスムーズに受け入れてくれるかが重要になる。>
上記に関して、以下のような話も出ていました。ここで「デレデレ」という言葉が使われていますが、これは通常よく使われる使用法とは異なります。現在では、ほとんど好意や愛情が表に出て、態度や表情がゆるみ、だらしなく見える状態を指す言葉として使われますが、調べてみると、愛情以外でも、だらしなく振る舞うこと全般で使われることがあるみたいですね。たぶん要するに「ダラダラ」ということでしょう。今回はそちらの意味のようです。
<ドバイへ行った時、アーモンドアイにインド人の作業員がヘルパーでついたのだが、彼らはもうそれこそデレデレ。国民性なのかもしれないが、テキパキ、シャンシャンとやるのではなく、なんかラクダがのんびり歩いているような感じ。ところが馬はデレデレしたインド人にリラックスしたままついていく。
当初馬房になかなか入らなかった馬がいたが、インド人が引いたらスイスイ入っていく。馬運車に乗せる時も、日本人だと、ちょっと入らないと急かしたりするけれど、時間をかけて「まあ入んないのか、しょうがないな」なんてじっと待っている。>
2026年6月12日金曜日
藤沢和雄厩舎は良血馬なだけで調教は下手?驚きのデータ
■2020/05/24 藤沢和雄厩舎は良血馬なだけで調教は下手?驚きのデータ
最近書いた気がするんですけど、検索しても出てこなかった話。重複していたらすみません。藤沢和雄調教師についての話です。
うろ覚えで申し訳ないんのですけど、確かマスコミ媒体の記事で、「藤沢和雄厩舎の馬が走るのは単に馬が良いだけ」と書いているものを読んだ気がします。マスコミじゃなくて、一般人ならよく言っている話ですよね。
藤沢和雄調教師は、ホースファーストなところがあり、無理のない仕上げで走らせてきます。私はきっちり仕上げる調教師の方が好きですが、藤沢和雄さんも哲学があって好きで、アリだと思います。ただ、他の調教師に言わせれば「ゆるい仕上げで勝てるのは素質馬が揃っているだけ」というもの。うなずきたくなる人も多いのではないでしょうか。
ところで、マスコミではない掲示板の一般人の情報ですが、おもしろい藤沢和雄厩舎のデータを出している人がいました。
種牡馬をはかる指標として、産駒のアーニングインデックスをコンパラブルインデックス(CPI)で割った値を見るというものがあります。これでわかるのは、種牡馬版の藤沢和雄さんみたいな、「繁殖牝馬がいいだけ」の種牡馬。繁殖牝馬の質の割に走らない種牡馬と、繁殖牝馬の質以上に走る種牡馬を見極められるのです。
で、おもしろかったのが、藤沢和雄厩舎から種牡馬に なった馬のデータ。なんとことごとく「繁殖牝馬の質の割に走らない種牡馬」になっていたのです。
この情報を書いていた方は、他のコメントで藤沢和雄調教師を叩いていましたので、藤沢和雄さんのことは好きじゃなさそうでした。ところが、このデータはむしろ藤沢和雄調教師のすごさを物語っている気がするんですよ。
まず、話の前提として、必ずしも競争能力と種牡馬能力は一致するわけではないものの、ある程度の相関があるという条件を出します。G1を勝った馬の方が種牡馬になりやすいというのは、そういった理解のためであり、この前提条件はある程度正しいでしょう。
この考え方でいうと、藤沢和雄調教師について言われる「良血で能力が高い馬が下手な調教師によって実力を発揮できなかったにも関わらずG1を勝って種牡馬になっていた馬」の場合、競争成績以上の大活躍する可能性が高いです。G1を1つ勝った馬なら2,3つ、G1を2つ勝った馬なら、3,4つ本来なら勝てる能力を持っていたわけですからね。…ところが、前述の通り、実際の現実は逆なのです。
なので、一部の人が言う藤沢和雄調教師の評価は、全く逆の可能性があります。客観的に見て藤沢和雄厩舎の馬は良血が多いのですけど、その良血馬を能力以上に走らせてG1を勝たせることで、種牡馬レベルとしては低い馬を種牡馬デビューさせてしてまうため、現役時代の成績ほど種牡馬としては活躍できない…ということになるんじゃないでしょうか。
いずれにせよ、おもしろいデータだな…と思いました。
2026年5月11日月曜日
青木孝文調教師のすごい…はすごくない?特別競走すら未勝利だった…
■2018/05/24 マイネルフロスト・マイネルファルケの「背中」コメントは?
■2018/07/22 背中コメントは全然珍しくなく走らない馬が多かった!
■2018/09/13 ウインゼノビアの同期ウインパーチェ、騎手に背中の感触を褒められる
■2018/10/15 ウインゼノビアを管理する青木孝文調教師はまだ34歳という若さ
■2019/11/29 青木孝文厩舎の「すごい」はすごくない?特別競走すら未勝利だった…
■2019/11/29 レース当日朝にのんびり寝ていた…そのレースの結果は?
■2018/05/24 ウインゼノビア、早くもクラシックを期待される厩舎コメント
まだデビューしていないのですけど、ウインゼノビア(父スクリーンヒーロー、母ゴシップクイーン、母父フレンチデピュティ)の厩舎コメントが入れ込んでいてすごいです。
青木調教師:「相手は500万でも稽古は動く馬だったので、どれだけやれるかという感じで見ていましたが、楽に先着でしたね。さらには追い切り後もバリバリとカイバを食べているんです。もうこの馬はひとつ勝つとかそういうレベルではなく、かなり上のところを目指さなくてはいけないのだと改めて感じました」
これを読んで掲示板でも盛り上がっていました。
"本日の厩舎コメントには、舞い上がってしまいます。
レースが楽しみで、久しぶりにワクワクしています"
"今日のコメントはテンション上がりましたね♪
今までの出資馬でデビュー前にここまでのコメントを言われたことはなかったかも"
"年末と来年のクラシックが楽しみだな~♪
この気持ちを味あわせてくれるだけで、馬代金は回収出来た気分です(笑)
後は走っても走らなくても、気持ちはプラスです。
ありがとう♪"
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2016100926
私は前のめりすぎて、逆に心配ですけどね。
ただ、 松岡騎手も「この馬は求めるものがかなり大きい」と良い感触。ビッグレッドファーム関連では、大ボラみたいな発言が多く信頼できないものの、私がデビュー前からチェックしていた馬のコメントで騎手が好調だった馬は実際に走っています。確かマイネルフロストやマイネルファルケがそうでした。
とはいえ、私がデビュー前から見ていた馬は少数。また、確かコメントの内容も異なるものだったと思います。マイネルフロストもマイネルファルケも乗ったときの背中の感触の良さ、乗り味の良さを指摘するもので、重賞馬みたいって言っていたような?
ウインゼノビアではそこまでのコメントはないなと思ったのですけど、いろいろと記憶違いかもしれませんし、応援したい馬なので活躍してくれればと思います。
■2018/05/24 マイネルフロスト・マイネルファルケの「背中」コメントは?
と書いたものの、軽く過去のコメントを見直してみました。やっぱり記憶違いありましたね。マイネルファルケは騎手ではなく、牧場の人の声でした。
2007/7/20 真歌トレーニングパークで調整中。昼夜放牧を切り上げ、坂路でキャンター1500m1本の運動を再開しています。ソエの良化に伴い、バランスの取れたフットワークに。久々とあって気分的にぼんやりしているものの、騎乗者は背中の感触をほめています。
マイネルフロストも騎手コメントじゃありませんでしたわ。まだ名前決定前に牧場スタッフが背中の話をしていました。
坂路コースで調教を始めていますが、少し臆病で物見をしながら走っています。背中や動きからはかなりの素質が感じとれます。いつもスタッフの衣服などの匂いをかいでいる ので匂いフェチかもしれません。(2012年10月21日)
あと、重賞馬みたいって話はなかったです。オープン馬かな?と探し直したものの見つからず。 だいぶ記憶が間違っていてひどいです、ごめんなさい。
それから、ゼノビアはちょっと指摘が違う可能性も感じるものの、背に関するコメントがありましたわ。
2017/9/15 馴致では敏感な面を見せていましたが、その後は慣れたことで落ち着いて調教に臨めるようになっています。(中略)スタッフは「ここまで敏感なのは意外でしたが、やはり跨ると馬格があって、背中がいいですし、素質を感じます」と話していました。
ああ、確実に全く同じ種類とわかるコメントもありました。逆にこれは全然記憶になしで、記憶力がやばい…。
2017/10/20 スタッフは「幅も出てきて乗っていて安定感があります。乗った者みんなが背中を褒めますし、能力は高いのだと思います」と話していました
私がデビュー前からチェックしていた馬でもう1頭走ったマイネルバサラの場合、逆に「背中がさびしい」といったネガティブコメントでしたし、当てになるかどうかわかりませんけど、私の覚えていた成功馬2頭と似たパターンのようです。
■2018/07/22 背中コメントは全然珍しくなく走らない馬が多かった!
ごめんなさい! 調べてみると、ビッグレッドファームグループの背中コメント全然珍しくありませんでした。私の記憶の中に残っていた馬だと100%で当たりだったのですけど、全体に見ると大外れでしたわ。
手元にあったラフィアンのメモだけで、抜けがある可能性があるものの、まず2011年生まれの馬をざっと見ました。すると、 なんと9頭も背中が褒められている馬がいました。
このときは賞金のデータがかなり若い頃に取っていて、非常に不正確。ただ、たぶんマイネルアウラートが走っただけで、後は全然だったと思われます。マイネルアウラートは1億円ホースで出資としては正解、POGとしては重賞出走程度であまり良くないとった感じ。
しかし、9分の1の確率では使い物にならない目安です。また、背中コメントは調教が進んだ後なので、募集締め切り後のケースが多いのではないかと思われます。なので、出資する際には参考にできなくても、POGの方が可能性があったのですけど、この戦績からすると指名理由にするのは無理そうな気配です。
この時点でもうだめだとほぼ諦めました。しかし、2011年生まれのデータでは賞金がかなり不正確でしたので、当時の調査時点でデータがほぼ出揃っているであろう2007年も一応見てみました。 こちらの背中コメントはさらに多い11頭! 多すぎるわ!
で、こちらも賞金を確認してみると、その後増えていますね。最も稼いでいたのは、たぶんマイネジェシカで3480万円。しかし、地方に行ってから伸びた馬で、中央では未勝利。つまり、大外れです。結局、全然ダメでしたね。
なお、余談になりますけど、地方に行って活躍というのは、ラフィアンが能力を見誤ったということ。飽くまでこれはレアケースであり、すべての地方転厩馬で合計すると出資価格プラス飼い葉代を回収するほど稼げていないことがわかっています。ただ、このレアケースが強調されて、「このクラブは能力ある馬を引退させた!」と絡む人が出てきます。
実を言うと、私の出資していた数少ない地方売却馬もこのレアケースになって、売却後にガンガン活躍してしまったことがあるのですが、まあー、しゃーないですね。 諦めるしかありません。平均すると活躍していない馬が多いのですから、全体的な判断としてはクラブの引退選択は悪くない状態になっています。
■2018/09/13 ウインゼノビアの同期ウインパーチェ、騎手に背中の感触を褒められる
背中コメントはあてにならないことが判明したものの、ウインゼノビアの同期ウインパーチェでも背中の感触を褒められていたので追加。牧場ではなく騎手に褒められているというケースです。
ただし、騎手がまたがった9月12日の調教はむしろボロクソでした。 CWコースで初追い切り…だったのですけど、松山騎手騎乗の2歳新馬スーペルゴラッソとの併せ馬で、パーチェには荻野極騎手が騎乗し、馬体を内に並べて5Fからペースを上げていきましたが、直線の追い比べでは脱落してしまい、最後は7、8馬身遅れてのゴール。ダメダメです。
荻野極騎手も「馬はまだまだ子供で、直線では馬場全体を使ってふらふらしながら走っていました(笑)」とのこと。
ただ、「それでも、めちゃくちゃ背中の感触は良いですし、いいものは持っています」と背中を褒められていました。リップ・サービスだと思いますけど、「めちゃくちゃ」という形容詞までつけられているのはちょっと珍しいですね。
■2018/10/15 ウインゼノビアを管理する青木孝文調教師はまだ34歳という若さ
ウインゼノビアを管理する青木孝文調教師は、まだ34歳という若い調教師です。彼のインタビュー記事(第17回 JRA青木孝文新規調教師にお話を伺いました | 2016年 | 南関フリーウェイ | JBISコラム)があったので、読んでみました。
「親は大学に進学させたかった」ものの、「とにかく馬の世界に入りたかった」ということで、高校卒業後は浦河のBTCに。BTCを経て就職したのがビッグレッドファーム。なので、ウインレーシングクラブと同じビッグレッドファームグループの出身者でした。
ビッグレッドファームでは、マイネルセレクトに関わった模様。JBCスプリントを制しているのですけど、関わっていたのは2着だったときの前年のJBCスプリントだったみたいですね。
なぜ勝利時は関わっていなかったのかというと、厩務員になったため。アメリカジョッキークラブカップ(GII)を制覇、クイーンエリザベス2世カップ(G1)にも出走したネヴァブションを担当しています。
師匠は小桧山悟調教師だそうですけど、ネヴァブションは伊藤正徳厩舎。あれ?と思って検索してみると、2014 年4月に青木さんが転籍していたためでした。ちなみにネヴァブションはその前に引退しています。
経歴主体であまりおもしろい話はなかったものの、ネヴァブションから学んだことは"人間が諦めないこと"としていたことを紹介して、終わりにします。
■2019/11/29 青木孝文厩舎の「すごい」はすごくない?特別競走すら未勝利だった…
「もうこの馬はひとつ勝つとかそういうレベルではなく、かなり上のところを目指さなくてはいけない」というコメントはクラシックを意識したコメントだと私は判断していました。ただ、青木孝文調教師は若い調教師で経験ないということで、そもそもその前のレベルも勝ってなくて、単に重賞レベルという意味かな?と思いました。
で、 Our Pleasure2018年11月号を今頃読んでいたら、そのウインゼノビアのクローバー賞が厩舎初の特別勝ちだったとのこと。重賞どころか、特別競走すら未勝利でした。
ただ、最後まで読んだら、ウインゼノビアの日本のG1だけじゃなくて、海外のG1まで勝ちたいとの抱負。G1を意識していたというのは、間違いではないようです。
また、そのウインゼノビアは絶不調。重賞に勝てていないですし、そもそも二桁着順というひどいレースが多いです。しかも、ビッグレッドグループのスタイルである「多く使う」をやらずに、大事に大事に使った上での大敗ですね。まさかこんなことになるとは…。
■2019/11/29 レース当日朝にのんびり寝ていた…そのレースの結果は?
ところで、同じOur Pleasure2018年11月号での、ウインゼノビアのクローバー賞のエピソードはおもしろかったです。
スクリーンヒーロー産駒の牝馬は気が悪い馬が多いとのこと。スクリーンヒーローの牝馬は走らないと言われていたのも、そこらへんが理由でしょうか。
ただ、ウインゼノビアは、ドシッとして落ち着きがあり、輸送もへっちゃら。さらに驚いたのがクローバー賞の当日朝の出来事。ウインゼノビアのいた馬房は、馬の行き交いが多いため、普通の牝馬ならテンションの上がってしまうような場所。それなのに、ウインゼノビアはいびきをかいて寝ていたとのこと。それを見て、今日は勝てるなと思ったそうです。
2026年4月4日土曜日
吉田直弘調教師が馬をさん付けで呼ぶのはなぜ?
■2023/02/28 レース前と言ってること違いすぎない?和田雄二調教師ツッコまれる
■2021/10/14 吉田直弘調教師が馬をさん付けで呼ぶのはなぜ?
Our Pleasure2019年10月号に載っていた吉田直弘調教師の話がおもしろかったです。「グリットさん(マイネルグリット)」「プリサイスさん」などと馬名に敬称をつけるんだそうな。その理由を尋ねたところ「馬が走ってくれるので僕らの仕事が成り立ちます。馬に敬意を表さないと」と笑っていたそうです。
吉田直弘調教師の通算100 勝達成時のコメントも変わっています。「すべての方に感謝の気持ちでいっぱいです」は普通ですが、その後に続く言葉が変わっています。「感謝の気持ちを忘れず競馬を通して社会に貢献していきます」というもの。「社会に貢献」というフレーズはこうしたインタビューでは珍しいと指摘されていました。競馬以外でもあまり聞かないですね。
ただ、私は仕事というのはどんな仕事でも社会貢献だと考えているし、むしろビジネスで社会貢献すべきだと考えているので共感するところ。ボランティアみたいなわかりやすい仕事などを念頭に「社会する仕事が貢献したい」なんて言う人が多いですが、「考えが足りない」と就活採用者も指摘していました。
このように「社会に貢献」という変わったフレーズが飛び出してきたのは、以下のようなユニークな経歴と関係するとされていました。
「大学時代、吉田青年が明け暮れたもの、それが「人形劇」だという。(中略)「自分が1年生だったとき、1年生だけで話を考えて児童の前で上演したんですね。全然ウケなくて。一方、4 年生の先輩たちの劇はすごく盛り上がって歓声があがる。その違いがわからなかったときに、先輩から言われたんです。『子どもの目線に立って物語を作らないと』って。それからは児童やお年寄りの方に喜んでもらえるよう、相手の立場に立って考えました」
その後は、海外青年協力隊に興味を持って、「将来、発展途上国の人々の力になりたい」と考えるように。海外青年協力隊が悪いと断定するわけではありませんが、これは前述のわかりやすい社会貢献パターンで、あれ?と思いました。しかし、ここで挫折しているのです。
相手のためにやろうとしたことがかえって逆の結果をもたらしてしまうケースもあり悩んだんだとのこと。海外青年協力隊の場合はちょっと違うでしょうが、私がパッと思い浮かべるのは、寄付などによって現地の人の職の奪うなどのパターン。なので、私はビジネスで社会貢献すべきという考え方なのです。
ということで、ここで挫折して、周囲から他の進路も考えてみては、と勧められ「自分にできること」を考えた結果、選択したのが協力隊の活動で培ってきた「農業」だったとのこと。ところが、大学の就職課で紹介されたのが、競走馬の生産牧場という全く畑違いのところでした。
以前、吉田直弘調教師は吉田姓なので、社台グループや吉田牧場などの吉田一族と関係あるのかな?と調べたものの、それらしい話がなかった…ということがあったんですよね。全く関係なかったんですね。「競馬をまともに見たのは、牧場に勤めてから」だといいます。難関の試験に合格し、厩務員としてトレセン入り…ということになっています。
なお、調教師になってからは「火曜日追い」という他の厩舎にない工夫もしていました。
「単純な話、なぜ土曜日出走する馬も日曜日に使う馬も、一律水曜に追うのか、という疑問があったのです」
「水曜追いで土曜競馬ですと追い切りからレースまで中2日。日曜なら中3日。その中1日の差は考えなくていいのか、と思ったのです。そこで一度、火曜日に追ってみたのですよ。結果、競馬へ向かう調整の良い選択肢が増えた、そう思えたのです」
…といった感じで好感を持てるインタビューでした。このまま終わるときれいで、オチなんかつけない方が良いんですが、好感を持てて共感できる一方で、肝心の成績は評判悪いんですよ。あのモーリスを走らせられなかった調教師(堀宣行厩舎に転厩後大活躍)として有名で、ネットでは評判が悪い調教師なんです。私は応援したいと思いましたけどね…。
■2023/02/28 レース前と言ってること違いすぎない?和田雄二調教師ツッコまれる
最近応援している馬の1頭であるウインレイアー。現時点ではまだ勝てていないのですが、仕上がっていないながらも新馬戦で好走して、壊滅的な同世代のウインレーシングクラブでは珍しく勝ち上がりが期待できそうな1頭となっています。
このウインレイアーの調教師は和田雄二さん。特にイメージが悪い調教師さんではなかったのですが、このウインレイアーに関するコメントに関してはツッコまざるをえないことになっていました。
ツッコまざるをえないコメントをしていたのは、2戦目の2023年1月29日(日)の未勝利戦。レース後、和田雄二調教師は以下のようにおっしゃっており、このコメントだけ見るとなんてことありません。極めて普通です。
和田雄二調教師 2023年1月29日(日)
「今日はメンバーもかなり揃っていましたし、そこでの掲示板ですから、いい内容だったと思います。この後は問題なければ中山で続戦の予定です」
https://www.win-rc.co.jp/site/belonging/list/belong_list_detail.php?hcd=20200013
強力メンバーが相手で掲示板なら「十分よくやった!」といった評価。ただ、3日前の2023年1月26日(木)には、「ここで勝ちたい」という勝ち負けレベルの期待だったんですよね。
和田雄二調教師 2023年1月26日(木)
「前走が1本追い切りが足りない状況でも見せ場十分でしたし、今度は上積みもありますから楽しみは大きいです。ここで勝ち上がりたいですね」
勝てるかどうかというラインだったのが、いつの間にか「掲示板なら上々」というところまで合格ラインが大きく下がっていました。これはツッコまざるをえませんわ!
このため、netkeibaの掲示板でも言及されていました。
[115] りんさん
戦前はここで勝ち上がりたいと言ってて、終わった後はこのメンバーで5着と頑張ってくれましたって言ってる
この調教師マジでよく分からん
[116] ミスターミスターさん
>>115
その気持ちは理解できる。
一戦一戦を、大事に使ってほしい。
ただ、この厩舎は、ウインにしては、いい騎手選択をしてくれている(引用者注:ちなみにデビュー戦は津村明秀騎手、この日は坂井瑠星騎手でした)。
そちらを評価したい。
[113] Kuro96さん
悪くないレースだった。前回がフロックでは無いのが良く分かった。
ただ、相手関係を確認せずこのレースを選択した陣営のミスでは?
メンバー次第ではチャンスは近いと思います。
2026年3月28日土曜日
宮本博厩舎規制薬物投与で、ラフィアンが全頭転厩
■2012/12/26 間違えて違う馬を輸送して出走できず、平山真希調教師は処分 まさか替え玉作戦?
■2017/07/15 オーストラリアではカンガルーと併せ馬…大西貴久調教助手語る
■2018/03/27 宮本博厩舎規制薬物投与で、ラフィアンが全頭転厩
「マイネル」の冠名で有名な『ラフィアンターフマンクラブ』が公式ホームページを通じて、所有馬であるマイネルリャードフ、マイネルプリサイス、ヴェッセル、フロムマイハート、マイネルプレッジが、いずれも宮本博厩舎から転厩することを2月28日付けで発表。公式ホームページ上では「意見の相違」と記載されていました。
今いる馬はフロムマイハートが良いくらいですけど、マイネルと宮本の馬は過去には結構走っている馬が多かったです。理由が気になっていました。
とりあえず、ウインレーシングクラブの馬は残っており、ビッグレッドグループとの関係悪化ではなさそうでした。
で、本当の理由ではないかと言われていたのが、なんと「規制薬物投与」です。
「どうやら、転厩が発表された中でヴェッセルという馬が先月17日の未勝利戦に出走しようとした際、JRAの判断によって出走取消となったことが起因しているようです。JRAの発表によると、疝痛の治療のために規制薬物にあたるフルニキシンを投与したことが判明したそうです。
発覚当初、宮本調教師もラフィアンの公式ホームページを通じて『あってはならないミスをしてしまって、お詫び申し上げます』と謝意を示していたのですが、どうやらそれだけでは収まらなかったようですね......」(競馬記者)
フルニキシンはJRAが使用を認めていない「禁止薬物」ではないものの、馬の福祉および事故防止の観点から、影響下にある馬の出走が禁止されている「規制薬物」の一種であり、出走できなくなるそうです。
なお、今回の一見とは異なるものの、やはり結構成績が良い佐々木晶三と揉めたことがあるそうな。これはラフィアンが良くない感じです。
「これまで数多くの有力馬を送り出していることで有名なマイネル軍団ですが、同時に"口うるさい馬主"としても、かなり有名だとか......。
これまでも複数の調教師との間で大小様々な悶着がウワサされていますが、有名なところでは2011年にあった佐々木晶三調教師との確執ですね。使うレースや騎手だけでなく、専門外のハズの調教方法まで、あまりにも口出ししてくるので佐々木調教師の方がキレたとか......。結局、今回の宮本厩舎と同じように、全馬引き揚げ騒動になりました」(同)
(JRA宮本博厩舎から「マイネル軍団」が全馬撤収......「規制薬物」を巡るゴタゴタ原因も過去に「ブチギレ調教師」との決別騒動も | ギャンブルジャーナル | ビジネスジャーナル(2018.03.02)より)
なお、 「専門外のハズの」とあったものの、ビッグレッドグループとしては、コスモバルクを外厩制度で活躍させた実績があります。海外では一般的であり、調教師だけが調教するという日本の方がおかしいんです。日本でも似た感じでやっているところは存在します。
ただ、調教師としては、うるさく口出しされるのが頭に来るというのもわかります。特に実績ある調教師の場合はそうでしょう。なので、あまり良くないですね。
■2012/12/26 間違えて違う馬を輸送して出走できず、平山真希調教師は処分 まさか替え玉作戦?
馬主さんはとんだ迷惑。
-----引用 ここから-----
【浦和】出走予定馬と別馬を誤って輸送…競走除外に スポニチ[ 2012年12月11日 06:00 ]
10日の浦和9Rに出走予定だったモエレアツヒメは、誤って別の馬が競馬場に輸送されたため規定の時間に到着できず、競走除外となった。管理する平山真希師(32)は戒告と10日から実効10日間の賞典停止となった。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/12/11/kiji/K20121211004749550.html
-----引用 ここまで-----
替え玉作戦でわざとってことないでしょうけど、そのまま走ったらおもしろかったのに。
種牡馬見に行くと思いますが、私は普段から気にして見ていないので馬の毛色すら覚えていません。たぶん種牡馬の看板あって違う馬が出ていても、気づかずにありがたがって見ています。
逆に皆さん、よく覚えているなぁと。
ところで、処分貰った平山真希調教師は女性のようです。
-----引用 ここから-----
平山 真希(ひらやま まき、1980年7月9日 -)は、地方競馬の浦和競馬場の元騎手(蓬田稔厩舎所属)、現調教師である。地方競馬教養センター長期騎手課程第71期生。
(中略)調教師としての初出走・初勝利は、2011年8月8日浦和競馬第1競走(ジュピタービギン 1着)。なお、女性調教師の管理馬初出走・初勝利は、史上初の快挙。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%B1%B1%E7%9C%9F%E5%B8%8C
-----引用 ここまで-----
いろいろと話題を提供してくれます。
■2017/07/15 オーストラリアではカンガルーと併せ馬…大西貴久調教助手語る
Enjoy Ruffian2011年8月で、大西貴久調教助手(古賀慎明厩舎)へのインタビューがありました。大西貴久さんは、ブログで詳しく競馬のあれこれを書いてくれているので、何度か読んだことがあります。
「兵庫県芦屋市で生まれ育った」ということで小学生の時、、競馬好きの父に阪神競馬場によく連れてってもらったとのこと。ただし、公園で家族たちと遊んでということで、競馬そのものはそれほど記憶に残っていないそうです。
競馬に興味を示したのは、高校1年(高専の1年?)に「ナリタブライアンが三冠馬に輝いた年」から。「この時から毎週競馬を見るようになった」そうです。
そして、高専で5年生の時、毎日新聞の夕刊に、武藤拓也という日本人騎手が勝ったという内容の、オーストラリアの競馬学校の話が掲載されていたのを見ました。
この記事が転機となり、乗馬クラブに通うようになります。
そして、この後の 行動力がすごいです。
まず、20才の5月にオーストラリアへ。学校に1年半、厩舎で1年修行。
その後、一旦日本に帰ってきたものの、すぐにイギリスのニューマーケットへ移動。イギリスで三浦皇成騎手を受け入れていたことでも有名なプレスコット厩舎に約1年。
さらにイギリスの競馬と対極にある競馬も見たいと思い、アメリカの東海岸へも行ったそうです。
このような経歴を経て、やっと28才の時に日本のトレセンへ。
海外の経験では、オーストラリアのエピソードがすごいですね。
「野生のカンガルーと併せ馬をしたこともありますよ(笑)。そうそう馬はパニックはなりません。かえって、人間の方が困惑して、馬がイラつくケースが多いと思います。だからこそ、色んなやり方
があるんだということを、自分の引き出しとして持っておきたいんですよ」
2026年2月21日土曜日
定年引退間近の調教師の厩舎の馬が出走ラッシュ、問題な理由は?
■2018/07/29 定年引退間近の調教師の厩舎の馬が出走ラッシュ、問題な理由は?
定年などで引退がする調教師の厩舎の馬が出走ラッシュになるというのは、冬(春?、2月末)の風物詩みたいな感じで、特に何とも感じていませんでした。ただ、言われてみれば確かに!と思ったのが、ラフィアンの岡田紘和代表の指摘でした。
とりあえず、岡田紘和代表は、定年間近の厩舎は総じて出走回数(または頻度)を増やす傾向にある、といった言い方。特にもともと出走に慎重な厩舎ほどその傾向は顕著で、「今までのポリシーは何だったのか」と思うくらいだとしていました。
「通算勝利数○○○勝まであと○勝などであればその気持ちは分かる」とも言っています。<風物詩みたいな感じで、特に何とも感じていませんでした>と書いたように、問題視していなかったくらいですから、もちろん私にも気持ちがわかるものでした。
ただし、確かに問題だと思ったのが、「厩舎が解散しても、競走馬自身は問題がない限り転厩して現役を続行するのですから、急に間隔を詰めてレースに使うことに合理性はありません」ということ。もっともな指摘、正論です。
(Our Pleasure 2018年4月号巻頭のごあいさつより)
情が支配する世界ですので、馬主さんもこうした調教師の行動に理解がある人が多いのではないかと思いますけど、冷静に考えてみれば、本来、馬主からしてみると堪ったものではありません。数千万円かかる動物を、そんないい加減な管理されたら参りますよね。
引退調教師のこの件ではあまり批判する人がなかったものの、これは、オグリキャップの件と似たものでしょう。オグリキャップが連闘など過酷すぎるローテーションを組まれた際には、「オグリ獲得のために動いた高額なトレードマネーを回収するためには、とにかくレースで稼いでもらう」よりほかはなく「馬を酷使してでも賞金を稼がせようとしているのでは」と推測されたことがありました。こちらは批判だらけだったものです。
よく考えてみると、「定年引退間近の調教師の厩舎の馬が出走ラッシュ」もこれに近いもの。これを問題視してこなかったというのは、私も感覚が麻痺していた気がします。
2026年2月5日木曜日
馬が良いだけ?天才調教師マイケル・ディッキンソンの挫折
■2019/07/24 馬が良いだけ?天才調教師マイケル・ディッキンソンの挫折
■2019/07/24 競馬に酸素トレーニングがないって変じゃない?天才の発想
■2023/01/05 調教師復帰のマイケル・ディッキンソン氏の続報が全くない!?
■2019/07/24 若き天才調教師マイケル・ディッキンソン、障害で大記録を連発
Our Pleasure2015年11月号Racing 360(秋山 響)は、現役調教師として復帰すると発表した「マッド・ジーニアス(狂気の天才)」の異名をとったマイケル・ディッキンソン(65歳)の話でした。
父も祖父も母も調教師という家で育ったディッキンソンは、最初、障害の騎手としてデビュー。イギリスのアマチュア障害騎手チャンピオンになり、プロとしても10年ほどキャリアを積みました。
でも、本当にすごかったのは、障害の調教師に転向してからです。1981/82年から3シーズン連続でイギリスの障教師チャンピオンに。
特に衝撃的だったのは1983年で、平地で言うと凱旋門賞かそれ以上とされる格のG1チェルトナムゴールドCで1着から5着までを独占。また、2012年には1日12勝という大記録もつくっています。このときまだ32歳だったそうです。
■2019/07/24 馬が良いだけ?天才調教師マイケル・ディッキンソンの挫折
次に、クールモアグループを立ち上げたひとりであるロバート・サングスターに請われて、平地の調教師へと転向。障害で成功して平地に転向、しかも、クールモアというのは、現在成功しているエイダン・オブライエン調教師と同じですね。
しかし、現在クールモアの中心が別の人であることでわかるように、ここで失敗しました。若駒の調教に苦戦すると、サングスターのバックアップを失い厩舎は低迷。1987年には新天地を求めてアメリカへと渡ることになったそうです。
好成績を出す調教師に対し、「馬が良いだけ」といった批判が出ることがあります。ひょっとしたら彼もそういった批判が出たかもしれません。
ただし、紛れもない天才だったことは、アメリカで証明されました。 96年のG1BCマイルを制した後で脚部不安を発症して長期休養という難しい状況だったダホスを見事に立て直して、6歳となった2年後の98年G1BCマイルで劇的な復活勝利を遂げます。
このときの調教がまた天才的で、脚元に不安を抱えるダホスに、自前で作り上げたタペタという素材を使った馬場で調教しました。後にオールウェザーの代表格となるあの「タペタ」です。
また、大一番のわずかひと月ほど前にバージニア州のコロニアルダウンズ競馬場というマイナーな競馬場で一般戦を叩いて本番へ向かうという臨戦過程も異例だったといいます。
クールモアでの失敗は結局、後から考えると、2歳戦向きとはいえない馬と、あまり成功できなかったクールモア供用種牡馬の産駒が多かったということだったみたいですね。馬が良いだけどころか、馬が悪いだけだったようです。クールモアは早合点で、天才調教師を失ってしまいました。
■2019/07/24 競馬に酸素トレーニングがないって変じゃない?天才の発想
引退後は、先に出たタペタの普及をやっていたそうですが、一区切りということで調教師への復帰のようです。ただ、天才的だと感じるのは、新しいアイデアを試したいというのもあるため。ひょっとしたらこっちがメインかもしれません。
アイデアの一つが、「High Altitude Stables」で、直訳すれば高地厩舎というシステム。陸上でいうところの高地トレーニングをやろうとするものと思われます。ただ、当時も使っていたタペタファームへの復帰ですから、たぶん実際には高地ではないのでしょう。
本人は「高地だけでなく、どんな環境でもシミュレートできる」と説明。実際に高地に厩舎があるというわけではないということと考え合わせると、おそらく酸素量などを調整するシステムなんじゃないかと。関連しそうな取り入れた酸素をより有効活用させる「Broncho Delivery System」といった独自に開発したシステムもあるとされていました。
他のアイデアとしては、 調子の良し悪しを判断する「Biomechanical Analyzer」といったものも語っていたそうな。これは直訳がなかったんで私が直訳すると、生体力学的分析装置といったもの。生体力学の知見を取り入れてやろうってことでしょうね。
競馬は極めて多額のお金が動くところであるにも関わらず、迷信などの非科学的な慣習が多く残っているという不思議な分野ですので、こういうアイデアを持つ人は応援したくなります。
■2023/01/05 調教師復帰のマイケル・ディッキンソン氏の続報が全くない!?
その後、調教師に復帰したマイケル・ディッキンソンさんはどうなったかな?と検索したのですが、全く情報がありません。日本語情報がなかったので、英語の「michael dickinson horse trainer」でも検索。英語版のWikipediaが出てきたものの、こちらは復帰の話すらなく引退で終わっていました。「調教師に復帰する」と語ったものの、実際には復帰しなかったのかもしれません。
<On 13 November 2007, Michael Dickinson announced that he would not apply for a trainer's licence in 2008, in order to devote his time to his business of synthetic racetrack surfacing known as Tapeta Footings.>
https://en.wikipedia.org/wiki/Michael_Dickinson_(horseman)
機械翻訳
<2007年11月13日、マイケル・ディキンソンは、タペタフッティングとして知られる合成競馬場の表面仕上げのビジネスに専念するために、2008年にトレーナーのライセンスを申請しないと発表しました>
2026年1月5日月曜日
超良血馬集まる池添学厩舎 社台グループが優遇する理由とは?
■2019/01/09 昨年一番お世話になった騎手は池添謙一騎手!ありがとうございます
■2016/4/18 超良血馬集まる池添学厩舎 社台グループが優遇する理由とは?
こういうコネが生きる世界ってのはむしろ嘆かわしい気がするんですが、池添学厩舎に超良血馬が集まる理由は「コネ」だと書いている記事がありました。このコネとしては、当然「血統」の良さもあります。
<もしも競馬ゲームなら「イージーモード」と言いたくなるような恵まれた環境だが、それを実現している池添学調教師とは一体何者なのか......担当記者の話を聞いて、思わず「なるほど」と頷いてしまった>
「池添学調教師は父が池添兼雄調教師で、兄がオルフェーヴルの主戦だった池添謙一騎手です。明治大学の強豪馬術部でキャプテンを務め、34歳の若さで調教師試験に合格しています。下積み時代には角居厩舎に携わり、ノーザンファームでも経験を積んでいます。一言で言えば競馬界のサラブレッド。エリート中エリートです」(競馬記者)
(ブエナビスタ初仔にハープスター妹も。開業2年目で「超良血馬」続々......兄が三冠ジョッキーの「サラブレッド調教師」とは | ギャンブルジャーナル | ビジネスジャーナルより)
http://biz-journal.jp/gj/2016/04/post_250.html
ただ、社台グループに在籍したことによる「コネ」は、それほど悪いコネだとは思いません。考え方が近い、技術的なものが近い…といった感じで、企業においても古巣と繋がりを持つ…といったことはときどきあります。
「いくら天下の社台グループでも、相手が競馬界の重鎮調教師であれば、なかなか口出しすることも躊躇われます。しかし、すでに若い頃からノーザンファームでノウハウを学んだ池添学調教師であれば、意思の疎通が図りやすい。確かに開業時から良血馬が集められていますが、社台グループとしても明確なメリットがあるということです」(同)
とはいえ、社台グループの意見が通りづらい厩舎って本当にあるんですかね? 社台グループには逆らえないイメージがありますので、ちょっとしっくり来ない説明です。
なお、以下のように名前が出ている馬を見ると、確かに期待を集めた良血馬は多いというのは間違いないでしょう。一方で、まだ大成した馬は出てきていない…つまり、現時点では良血馬をうまく育てられていない感じがしてしまう馬名ばかり挙がっていました。何か手放しには褒めづらい微妙な感じがあります。
<担当記者によると、母ブエナビスタを手掛けた松田博資厩舎へ入厩するのが定番なのだが、松田博調教師が引退されたことで新鋭の池添学調教師に白羽の矢が立ったということらしい。(中略)
先日の桜花賞があった10日の忘れな草賞(OP)を制した良血馬ロッテンマイヤーも池添学厩舎だったことを思い出した。(中略)「ブエナビスタの甥っ子」のロッテンマイヤーも池添学厩舎である。(中略)
主力となっている現3歳馬だけをとってみても、2010年の2歳女王レーヴディソールの初仔アラバスター、エアスピネルの近親にあたるエアエマイユ、2010年のヴィクトリアマイルでブエナビスタと大接戦を演じたヒカルアマランサスの仔ギモーヴ、桜花賞馬ハープスターの妹リュラ......他にも良血のマル外馬がぞろぞろおり、まるでリーディング常連厩舎のような豪華ラインナップだ>
■2019/01/09
昨年一番お世話になった騎手は池添謙一騎手!ありがとうございます
2018年の馬券の結果をチェック。2017年は、2000円以上5人・1500円以上18人で少なかったので、1000円以上38人でランキングしました。
2018年は?と見てみると、2000円以上3人・1500円以上6人と、さらに購入が減っています。マジか? 仕方ないので、やっぱり1000円以上ですね。これですら該当は13人しかいませんでした。
しかも、ほとんどが回収率0。3位でも57%と壊滅的。馬券下手すぎだろう…。
<2018年回収率が高かった騎手>
1位 池添謙一 738%
2位 C.ルメール 202%
3位 武藤雅 57%
池添騎手は1000円買って、7380円。何か大当たりあったのだと思うのですけど、騎乗メモ見ても見つからず苦労。馬券メモ見ていって、それっぽいのをしらみつぶし。わかりました。
3月の 昇竜S。10番人気メイショウヒサカタの単複でした。それぞれ6260円と1120円。
芝からダートへ戻した馬。とはいえ、3歳ダートOPはハイレベルになりがちでおいしそうに見えても当たらないことが多く、まぐれっぽいですね。前行って良い経験ある馬で最初行かずに中団からでうまいことハマったものの、この騎乗もたまたまかなと。
とはいえ、ありがとうございました。
ちなみに前年に1位だった幸英明騎手は、600円買って回収率0でした。
逆に購入が多くて回収率がゼロだったのは、岩田康誠騎手。1800円買ってゼロ。
2017年最も購入が多くて当たらなかった松岡騎手は、回収率444%と大当たり。ただ、500円しか買っていないので、対象外でした。
続いて累計のデータ。該当する騎手は55人。昨年まででダントツトップだった幸英明騎手が当然そのままトップ。ただ、順位変動はあり、4位だった三浦皇成騎手が2ランクアップ。2人とも印象が良い騎手でもありますね。
<通算回収率が高かった騎手>
1位 幸英明 268% 0
2位 三浦皇成 180% +2
3位 松山弘平 163% -1
4位 武幸四郎 158% +1
5位 柴山雄一 157% -2
逆に回収率が低い方。藤岡康太 騎手が引き続きゼロ。昨年より500円増えた5500円買っていますが、未だに当たりません。ひどいなぁ…。
さっぱり当たらないミルコ・デムーロ騎手が4位に登場。和田竜二騎手がワースト5から消えましたが、むしろ33%と昨年より1%落としています。つまり、回収率が低い騎手が増えたということ。
昨年の全体の回収率も76%でしたし、そうなっちゃいますね…。
<通算回収率が低かった騎手>
1位 藤岡康太 0% 0
2位 鮫島良太 8% 0
3位 北村友一 20% 0
4位 M.デムーロ 20% NEW!
5位 安藤勝己 21% -1
(7位 和田竜二 33% -2)
2026年1月1日木曜日
日本のJRAでも女性調教師 前川恭子氏は馬産地富里市出身
■2026/01/01 日本のJRAでも女性調教師 前川恭子氏は馬産地富里市出身
もう1年くらい前の話を今さら…ですけど、ついに日本でも…というか、正確に言うと、JRAでも女性調教師が誕生しています。インパクトある話なのに、なんかあんまりおもしろい記事がありませんね。とりあえず、”JRA初 新たな競馬の歴史の扉を開いた女性調教師 「馬とスタッフを幸せにしたい」と合格率10%以下の難関を突破 愛馬で初の重賞制覇なるか?”(2025年07月19日 05時30分ABCmagazine)という記事から少し紹介します。
<馬主から預けられた競走馬の体調を管理し、トレーニングを行い、最良のコンディションでレースに出走させることが主な仕事である競馬の調教師。日本中央競馬会、略称JRAが発足して以来70年、女性の調教師は存在しませんでした。そんな世界で新たな歴史の扉を開いたのが前川恭子さん。JRA初の女性調教師として2025年の3月、前川厩舎を開業。
前川さんは千葉県出身。11歳の頃から乗馬クラブに通い、馬に関わる仕事がしたいと思っていました。筑波大学では馬術部に所属。卒業後は北海道での牧場勤務を経て、2003年にJRAの厩務員に、2004年には調教助手になりました。調教師になることに悩みもありましたが、「自分が思い描く厩舎を作って、馬とスタッフを幸せにしたい」と覚悟を決め、調教師試験に挑戦。5度の受験を経て、合格率10%以下の難関を突破したのです。>
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12362-4318608/
「千葉県出身」とありますが、もう少し詳しく言うと、千葉県の富里市出身だそうです。この富里市について、”「女性初」の肩書が秘めるチャンス 5度の挑戦でひらけた調教師の道:朝日新聞”(松本龍三郎2025年3月6日 6時30分)では、”1977年、馬産地として名高い千葉県富里市で生まれた”と書いています。
https://www.asahi.com/articles/AST2X2J5RT2XPTQP00FM.html
馬産地として名高いでそうですけど、正直言うと、富里市自体を私は知りませんでした。
2025年12月23日火曜日
GI・Jpn1勝利多数の調教師が定年前に若くして引退…なぜ?
■2025/12/23 GI・Jpn1勝利多数の調教師が定年前に若くして引退…なぜ?
もう次の調教師の引退が話題になっているのですけど、2025年3月に53歳というかなりの若さで勇退した調教師がいたことを知りました。村山明調教師です。
「村山明 引退」で検索してみると、”村山明調教師「53歳で勇退」の理由は? 「ストレスの多い社会で”という記事が出てきます。これを読むと、ストレスのせいで辞めたの?と思っちゃいますが、違います。
検索結果が絶妙なところで切れており、本来は、”村山明調教師「53歳で勇退」の理由は? 「ストレスの多い社会で競馬が癒やしになってくれれば」”(競馬ニュース・特集なら東スポ競馬 2025/02/11 (火)
13:24)というタイトルでした。
このタイトルは、村山調教師の「これからも競馬が盛り上がることを願っていますし、みなさん仕事をしてエンタメとして、余暇として競馬を楽しまれていると思います。ストレスの多い社会でリラックスして楽しんで遊べる場所は必ず必要です。競馬がそういう場所になって、癒やしになってくれればうれしいです」というコメントからのようです。
https://tospo-keiba.jp/breaking_news/54975
で、肝心の理由なのですけど、「理由は特にはありません」とのこと。理由がないわけないだろ!と言われそうですね。要するに、理由については説明しないということだと思われます。
別記事では、「体調というわけではありません」というコメントも載せていました。また、「(今後については)決まっていませんが、ゆっくり過ごしたいです」としており、転職のための早期引退という過去にあったパターンとも違います。ひょっとしたらこれも説明していないだけかもしれませんけど…。
活躍馬を出していなかったわけではなく、12年にテスタマッタ、14、15年にはコパノリッキーでフェブラリーSを制し、JRA・GⅠは3勝。そして、このコパノリッキーは国内最多のGⅠ/JpnⅠで11勝という大記録を残しています。
ただし、確認してみると、コパノリッキー引退後は、100位前後かそれよりも悪い成績の年がほとんど。とはいえ、そういう戦績の調教師は他にもいるんですし、それが引退の理由だとしてもどっちにせよ珍しいですね。
あと、恥ずかしながら、コパノリッキーという名馬を管理していたにも関わらず、私はお名前を覚えていませんでした。さらに、「ジョッキー時代はそれほど活躍できませんでしたが、調教師になれて良かったです」というコメントを見て驚愕。騎手としても覚えていません。
騎手成績を見ると、1990年デビュー。1995年の30位が最高。その後は成績が悪く、私が競馬をコンスタントに見始めた2000年代はほぼ100位以下で2006年に引退。なので、覚えがなかったようです。
ちなみに、同期には江田照男騎手、浜野谷憲尚騎手らだとのこと。この浜野谷憲尚騎手も覚えないですね。単に私がちゃんと騎手名を覚えていないだけだったかもしれません。