2023年10月21日土曜日

岡田牧雄氏の軽量牝馬メロディーレーン 、G1でも活躍する

■2019/10/20 岡田牧雄氏の軽量牝馬メロディーレーン 、G1でも活躍する
■2019/10/21 オーナーズクラブLEX PROはノーザンファーム吉田勝己氏も関係
■2022/08/08 重賞常連のメロディーレーン、実はオープン入りしたのは割と最近


■2019/10/20 岡田牧雄氏の軽量牝馬メロディーレーン 、G1でも活躍する

 菊花賞出走馬の戦績を見ていて、 芝2400と2600で勝ち星のあるメロディーレーン が気になりました。父オルフェーヴルも良さそうです。ただ、いかんせん他の戦績が悪いです。なんとすでに12戦もしているのですが、大きく負けているレースも多いんですよね。さすがに無理かなと思いました。
 で、やめてから気づいたんですが、牝馬じゃん、この子。牝馬で菊花賞自体が珍しいですが、この戦績の牝馬でってのがさらに変わっています。
 これだけ多く使っている馬というのも変わっていますが、丈夫なことで連想されるマイネル軍団ではなく、親戚の岡田牧雄さん(岡田繁幸さんの弟)の馬。自分のところの岡田スタッド(兄が独立したために弟の方が継承)の生産馬でした。
 なお、掲示板では牝馬というよりも、馬体重の少なさが話題に。今回は+2で340kgでした。JRA最少体重Vの新記録を立てた馬で人気になったみたいですね。無謀そうなのに12番人気というのは、多少そういった投票もあったのかもしれません。
 ところが、なんと結果は5着で驚き。上がり最速で外から伸びました。長距離が本当によく合っているのかもしれませんね。


■2019/10/21 オーナーズクラブLEX PROはノーザンファーム吉田勝己氏も関係

 メロディーレーンは岡田牧雄さん名義ですが、実際には、馬主によって共同所有するオーナーズクラブLEX PROの所有みたいですね。
 ここを私は岡田スタッドの一口馬主クラブと思っていたのですけど、そうではなく馬主資格のある人での共同所有でした。さらに、ノーザンファームの吉田勝己さんなどの名義になることもあると知って、びっくり!
 岡田家では岡田繁幸さんの方とは吉田勝己さんらが知己なのは知っていましたが、岡田スタッドと繋がりがあり、いっしょにビジネスまでやっているとは思いませんでした。

<LEX PRO(レックスプロ)とは、株式会社レックスによって提供される競走馬の共同所有システム(オーナーズクラブ)である>
<中央競馬(JRA)または地方競馬の馬主登録を有する者を対象に、競走馬を分割(中央競馬は1/10、地方競馬は1/20)して販売する仕組みがとられている。(中略)募集される競走馬は岡田牧雄(岡田スタッド代表)、錦岡牧場、吉田勝己(ノーザンファーム代表)、吉田千津(社台ファーム代表吉田照哉の夫人)のいずれかが共有代表馬主となり、その名義でレースに出走する>(Wikipediaより)


■2022/08/08 重賞常連のメロディーレーン、実はオープン入りしたのは割と最近

 一般的に引退が早い牝馬なのですが、予想外なことにメロディーレーンは6歳の夏時点でもまだ現役。長距離戦線で息の長い活躍をしています。昔、クラブ馬では牝馬は年齢によって強制引退…みたいな悲劇もありましたよね。牝馬は繁殖牝馬としての価値がありわからなくはないものの、出資者ファーストとは言えない規約でした。
 メロディーレーンについては、<【次走】メロディーレーンは札幌芝の長丁場・丹頂Sへ 前走は宝塚記念にタイトルホルダーと姉弟で出走>(2022年07月08日(金) 19時29分)という記事が出ていました。タイトルの話は大したことないのですが、プロフィール紹介としては非常に良い記事です。

<メロディーレーンは父オルフェーヴル、母メーヴェ、母の父Motivator。半弟に昨年の菊花賞および今年の天皇賞・春、宝塚記念とGIを3勝したタイトルホルダーがいる血統。
 2018年10月に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。このときの馬体重は336kgで、JRAにおける最低馬体重出走記録となった。翌2019年3月には馬体重330kgで小倉競馬場の3歳未勝利戦に出走し、自身の記録を塗り替えている。キャリア10戦目、馬体重340kgで出走した未勝利戦で初勝利。1972年にジャンヌダルクが記録したJRA最小馬体重勝利記録を47年ぶりに更新した。
 芝2400m以上の長距離戦を主戦場とし、3歳時の9月に阪神芝2600mを勝ち上がった際の勝ち時計は日本レコード。追加登録料を支払い、3歳クラシック最終戦である菊花賞(GI)にも挑戦。その後は天皇賞・春(GI)などたびたび大舞台に顔を出し、キャリアを重ねている>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=204949

 前述の通り、重賞によく出ていたのですが、なんと<昨年10月、半弟タイトルホルダーが菊花賞を制した翌週、姉である自身も古都S(3勝クラス)を制してオープンクラス入りを果たした>ということで、オープン入りしたのは割と最近。長距離レース特有の事情でもあるでしょうね。