■2020/02/29 北村友一騎手はなぜ机騎手というあだ名になった?
■2025/10/06 他の日本人騎手は羨ましい…北村友一騎手に絶好のチャンス
■2020/02/29 机騎手の距離短縮進言の逆に距離延長したら初勝利!
ルーラーシップ産駒のソニックベガ。ベガとつきますが、ベガ・アドマイヤベガなどの一族ではなく、ロジユニヴァースの血統でモンローブロンドの子。好きな血統です。
新馬戦から人気だったものの、なかなか勝ち上がれず5戦目でやっと初勝利。3番人気1着でした。騎手は最近良い騎乗が多いと感じている団野大成騎手です。ネット競馬の掲示板でも好騎乗と評判でした。
ところで、その掲示板で気になったのは、「ゲートが驚くほど上手になって距離伸ばしてから良い方向に向かいましたね。 やはり机騎手の距離短縮進言の逆を行った調教師の判断は正しかった!」というもの。机騎手とは誰でしょうか?
誤字の可能性も考えたものの、それらしい名前の騎手はいません。検索すると、北村友一騎手のWikipediaがトップで出てくるなど、どうやら北村友一騎手のあだ名のようですね。
ソニックベガでは3戦目に騎乗。1200でデビューして、1400、北村友一騎手でも1400。ここで距離短縮進言があったようですが、団野大成騎手に乗り変わらせて、逆に2000、1800とこれまでより長いところで走らせたようです。
掲示板をよく見ると、「今年未勝利の北村友一騎手の進言を断ってくれた斎藤崇史先生に、改めて敬意を表します」「これでまた北村友の評判が…。。。可愛そうに(笑)」といった書き込みもありました。
■2020/02/29 北村友一騎手はなぜ机騎手というあだ名になった?
ところで、この机騎手というあだ名の由来はなんなのでしょう? 検索では、北村友 裁決室で大暴れ…処分に不満、机持ち上げて倒す― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル(2013年11月3日 06:00)という記事もありましたので、これが元ネタのようです。
<2日、京都2Rで審議対象になった北村友一騎手(27)がレース後、事情聴取を受けた検量裁決室内で机を持ち上げて倒す、という粗暴行為に及んだ。裁決から受けた開催4日間の騎乗停止処分に不満を持ったものと思われる。これにより同騎手は18日から24日まで開催2日間の騎乗停止という過去に例のない“追加制裁”を受けることになった>
2ちゃんねる情報ですが、本人も机を倒す写真を上げるなどネタにしている模様。半ば公認みたいな感じですね。
■2025/10/06 他の日本人騎手は羨ましい…北村友一騎手に絶好のチャンス
(他で書いていた話を北村友一騎手関連ということで転載)
日本のリクエストで「馬場改修」で馬場が走りやすくなって、日本馬が勝ちやすくなった最初の凱旋門賞。日本馬で最上位のJRAオッズ3番人気クロワデュノールは大外17番、終盤の枠入りのせいもあったのか、好スタート。好スタートで悪くなるときもありますが、悪いスタートよりは良いすでし、クロワデュノールはもともと前に行く馬。この時点では問題は感じませんでした。
が、ダッシュで思った以上に勢いよく前に行って2番手。ここでなんとか我慢できればまだ…と思ったら、さらに道中ハナに立ってしまって、アホか?と思います。うまく折り合えていない感じ。案の定、14着と大敗します。事前に「馬は最高の状態。騎手は最低」と不安視する掲示板コメントがあったんですけど、その通りになっていまいましたね。日本の騎手の凱旋門賞の乗り方はひどいことが多いので、北村友一騎手だけがひどいわけじゃないですけど…。
ただ、北村友一騎手は自身の騎乗にそれほど問題は感じていなかったのか、謝罪しつつも「仕方なかった」みたいなコメントでした。
北村友一騎手
「まずは応援してくださった皆さん、結果が出せずに申し訳なく思っています。レース自体は外枠で最初から難しいなと思っていましたけど、一番はもっとリラックスして道中、走らせてあげることができれば良かったかなと思っています。
前走使ってコンディションはすごく良くなっていたと思いますし、スタートも一歩目は自分は乗っていこうと思っていましたし、乗っていったあとに自分のところに馬が戻ってくるような、リラックスを作れれば良かったんですけど。
馬を前に置いて、ずっとリラックスさせる競馬をやってきているので、そういうシチュエーションが作れなかったというのがやっぱり響いたかなと。前に出していくイメージはないですけど、もともとスタートがいい馬なので、それを遅らせるということは考えていなかったです。
(馬場状態は)全く問題なかったです」
(【凱旋門賞】北村友一騎手「もっとリラックスして走らせてあげることができれば」…クロワデュノールは14着 10/6(月) 1:07配信 馬トク報知より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0a376c97e7127a5ca4ccb9075eeb602592f9ed3
私が見ていたフジテレビの中継では、ハナに立ったところを含めた感じで、「途中までよく見えたんですけど」みたいなコメントしていましたが、そんなわけねーだろ、アホ!という…。いつも書いているように、これが「日本代表」みたいなスポーツ報道の悪いところ。悪いところがあっても悪く言えず、ヨイショするコメントばかりになります。むしろこういうのは、実態を見誤るので害悪ですよ。
一方、クロワデュノールの斉藤崇調教師は「外枠でしたし、内に入れなかった。(ゲートを)出していってハミをかんだ(引用者注:力んだ)ところもあった。難しい展開になってしまった」とコメントしています。
(【凱旋門賞】日本ダービー馬クロワデュノールは大外枠に泣いて14着 斉藤崇調教師「難しい展開になってしまった」 10/6(月) 0:22配信 サンケイスポーツより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd8499bd367a810cda72ab6ae8b7528cd2862f63
この斉藤崇調教師のコメントも「騎乗に問題はなかった」というニュアンスだと受け取ることはできそうですけど、私は違う印象。「北村友一騎手が出していったせいで、ハミをかんでしまった」というニュアンスを感じました。実際はどうだったんでしょうね?