ラベル テーマ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル テーマ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年10月12日月曜日

調教番長はなぜ生まれるのか?「2歳馬が古馬に楽勝」に騙される

■2022/04/04 調教番長はなぜ生まれるのか?「2歳馬が古馬に楽勝」に騙される


■2022/04/04 調教番長はなぜ生まれるのか?「2歳馬が古馬に楽勝」に騙される

 競馬では調教がすごいのに、本番ではそこまでではない馬を「調教番長」と呼ぶことがあります。調教がすごくてレースでも強い馬は「調教番長」とは言いません。飽くまで調教だけすごい馬、本番に弱い馬のことを言います。

 「本番で弱い」というのは人間のスポーツや、それ以外の分野でもよくある話。この場合はプレッシャーに弱い…といった精神的な問題が多いんじゃないでしょうか。逆に、練習では一生懸命にやらず本番じゃないとイマイチ気持ちが乗ってこない…といったタイプもいそうです。
 そういや、私は練習でも一生懸命やるタイプだった上に、本番では致命的なミスをするので、運動会やスポーツ大会の本番はボロクソでした。私は運動音痴なので、「調教番長」というわけでもなかったんですけど…。

 これ以外に盲点となりそうな理由としては、「たまたま」「偶然」というのが考えられそう。例えば、4年に一度しか行われないオリンピックやサッカーのワールドカップの場合、試合自体が少なくて、この数少ない機会にだけ偶然うまく行かない、たまたま調子悪い時期に重なる…といったことが起きることが結構あります。
 より広く考えると、「大事な試合の前にだけ怪我しちゃう」みたいな「本番に弱い」タイプもいますよね。これも偶然である他、本番近くになると気負いすぎて怪我をしたり、練習しすぎて体を痛めたり…といったことが考えられそうです。

 馬じゃない人間の話が長くなりましたが、馬でも「偶然」はありそう。また、人間だけでなく馬でも精神面が関係することはあり得ます。例えば、観客が多いと興奮してしまうタイプの馬は、本番で力を発揮しきれない…ということがあるでしょう。
 ただ、競馬の場合、一番考えられるのは、「本番と調教では走る条件が全く違う」という理由だと思います。また、人間同様に本気を出さずに抑える調教もあるため、調教タイムでの比較は信頼性が低い…というのもあるかもしれません。

 「本番と調教では走る条件が全く違う」の関係では、短距離馬と長距離馬の違いもありそうですね。調教タイムが良い馬は短距離馬が多く、長距離馬は少ないです。どちらかというと、調教の条件が短距離馬の本番と近いためだと思われます。飽くまで「どちらかというと近い」ですけどね。

 ところで、今回こんな話を書いたのは、古馬を簡単に負かす調教の良さを理由に指名した私のPOG馬がことごとくコケたため。奇しくも同じ新馬戦でデビューしたウィズグレイスとウインバグースです。
 彼らの新馬戦は前の馬を捉えるのが難しい極端な展開で偶然の要素が強かったとはいえ、それぞれ5着と2着で勝てず。ウィズグレイスはルメール騎手が反省を生かして2戦目で逃げてきっちり勝ったものの、その後はセントポーリア賞(1勝クラス)を2着と取りこぼした末に、アネモネS(L)は1番人気9着と惨敗しました。
 ウインバグースの方は和田竜二騎手が反省を生かせず2戦目も全く同じ感じで負けたものの、乗り替わりの横山和生騎手が逃げに切り替えてしっかり勝ち上がり。ところが、昇級後は10着、4着、13着と不甲斐ない成績が目立ち休養へ。ともに調教番長的な感じになってきました。

 考えてみると、だいぶ前に私が坂路時計をもとにPOG指名をしていたときにも、2歳なのに古馬含めてナンバーワンの一番時計を出した馬がイマイチ走らない…ということはよくありました。むしろ時計通りにすごい活躍をすることは極めて稀。このPOG指名の仕方は駄目だとわかっていたのに、反省を生かせずまたやってしまいました…。反省を生かしたルメール騎手になれず、反省を生かせない和田竜二騎手状態です。
 う~ん、でも、「調教で2歳のデビュー前なのに古馬に楽勝」って聞くと、ワクワクしちゃいません?しますよね?
 …また、忘れた頃に調教番長系を指名してしまいそうですわ…。


2026年9月25日金曜日

危うくサラブレッドになり損ねるところだったテンポイントの血統

■2013/3/14 危うくサラブレッドになり損ねるところだったテンポイントの血統
■2018/03/18 54戦54勝のキンチェム、祖母は繁殖牝馬にならない予定だった
■2018/03/18 キンチェム、実は間違えた配合で偶然生まれた馬だった
■2018/03/18 見栄えの悪かったキンチェム、購入者にも見捨てられる
■2017/06/08 11万円で5.7億円稼いだテイクオーバーターゲットなど、お買い得だった馬



■2013/3/14 危うくサラブレッドになり損ねるところだったテンポイントの血統

 知らんかったのか、忘れていたのか、どっちだかわかりませんけど、とにかくおもしろかった話。

-----引用 ここから-----
貴公子テンポイントの死から35年     文 有吉正徳    2013年3月8日

 5日は名馬テンポイントの命日だった。1978年のこの朝、治療を受けていた滋賀・栗東トレーニングセンターで息を引き取った。
 関係者の執念が生んだサラブレッドだった。
 祖母のクモワカが「伝貧(でんぴん)」(馬伝染性貧血)と診断されたのは52年。法令で安楽死処分が義務づけられている伝染病である。
 ところがクモワカは伝貧の症状を見せなかった。関係者は処分命令を無視してかくまい、繁殖牝馬(ひんば)として育てた。しかし「死んでいるはず」の繁殖牝馬は軽種馬登録協会からその存在を否定された。
http://www.asahi.com/and_M/interest/TKY201303080080.html?ref=com_fbox_u
-----引用 ここまで-----

 サラブレッドはきちんと登録されているか否かが、たいへん重要です。
 サラブレッドは血統が命ですし、そもそも語源がそういう意味です。

-----引用 ここから-----
語源は Thorough [ 完璧な、徹底的な ] + bred [ 育てられた、躾けられた ] で血統背景だけではなく、育つ環境も含めて完璧であることを指す。

純血を意味するアラビア語の直訳という説もある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89
-----引用 ここまで-----

 さて、テンポイントの祖母クモワカはどうなかったか?と言うと……。

-----引用 ここから-----
  「クモワカ事件」は裁判になり、クモワカとその子どもがサラブレッドとして認められたのは63年になってからだった。娘のワカクモはこの年に誕生した。桜花賞を制するなどの活躍を見せ、母になってテンポイントを産んだ。
-----引用 ここまで-----

 ドラマですね。


■2018/03/18 54戦54勝のキンチェム、祖母は繁殖牝馬にならない予定だった

 ハンガリーの歴史的競走馬キンチェムも生まれなかった可能性があったという話。他でも書いたのですけど、先に戦績から。

 Wikipediaによると、デビューから引退までの無敗記録としては世界記録となる54戦54勝の記録を持ちます。デビューからの連勝記録としてもプエルトリコのカマレロに破られたものの、いまだそれに次ぐ2位の記録。
 キンチェムは牝馬でしたが、2歳時に全て違う競馬場で10戦10勝という快進撃。前半はドイツ、後半はオーストリア・ハンガリー帝国で走っています。
 3歳時には、 ブダペストのネムゼティ賞(ハンガリー2000ギニー)、ハザフィ賞(ハンガリー1000ギニー)といったハンガリーのクラシックに相当するレースを連勝。さらに、中央ヨーロッパの強豪馬たちが出走するレースだったジョッケクルブ賞(オーストリアダービー)を大差で圧勝。古馬とのレースでも負けず、17戦17勝の成績を残しています。
  4歳は途中から西ヨーロッパ遠征を敢行。イギリスでもキンチェムは有名で、「ハンガリーの奇跡」と呼ばれていました。グッドウッドカップは、イギリスの有力馬たちはハンガリー馬に負けるのを恐れ回避してしまっていたため、わずか3頭でレースが行なわれたという逸話を持ちます。
 続いてフランスに行き、ドーヴィル大賞典で1番人気は譲るものの、きっちり勝利。バーデン大賞では、酒に酔ったまま騎乗したマイクル・マデン騎手が極端に後ろからの位置取りをしてしまいましたが、それでも同着。
 このとき、同着の馬と決勝戦が行われたみたいですね。これもトラブル。突然馬場に野良犬が出てきて終始キンチェムに絡み、大きく離されてしまいました。しかしキンチェムは犬を蹴飛ばして追い払い、プリンスジルスとの差を縮めて追いつくとあっという間に交わして6馬身差で楽勝したとのこと。すごすぎです。
 5歳でも、12戦で全て完勝したのですけど、引退の理由がまた個性的。同厩舎の馬との喧嘩により脚を怪我したため、だそうです。

 さて、血統の話。キンチェムの母ウォーターニンフ (Water Nymph) はオークス5着のザマーメイド (The Mermaid) の子で、現役時代にハンガリーの1000ギニーに優勝した名牝でした。
 にも関わらず、キンチェムを生産したエルンスト・フォン・ブラスコヴィッチさんは、自分の乗馬用の馬としてこの馬を購入していました。しかし、周囲に説得されて繁殖牝馬となったおかげで、血が繋がったのです。
  ウォーターニンフは繁殖に入って1年目からハンガリーオークス馬のハマト (Harmat) を輩出。2年目にキンチェムが誕生しました。




 ■2018/03/18 キンチェム、実は間違えた配合で偶然生まれた馬だった

 ただ、この後もキンチェムはおもしろいのです。
  実を言うと、2年目にはバッカニア (Buccaneer) という人気馬が配合されるはずだったのだが、牧場のミスでウォーターニンフはカンバスカン (Cambuscan) に配合されてしまい、そしてキンチェムが生まれました。
 カンバスカンは種牡馬として活躍したニューミンスターを父に持ち、2000ギニー2着、セントレジャーステークス3着に入った後にイギリスで種牡馬となり、2000ギニーを勝ったカムバッロ (Camballo) を出している。
 ただ、その後ハンガリーのジョッキークラブに購入されたが、受胎率が低くバッカニアに比べれば人気はなかったそうです。

 なお、種牡馬の場合、歴史的名馬でも子孫は繁栄せずといったことも多いのですけど、キンチェムは繁殖としても成功しました。
  5頭の産駒は、競走馬または繁殖で活躍。キンチェムの直系の牝系子孫も繁栄。オーストリアやハンガリーのクラシックに何度も勝ち、ドイツ、イタリア、ポーランド、ルーマニアのダービーにも勝っています。
 1974年にはキンチェムから数えて13代目の子孫ポリガミー (Polygamy) が英オークスで勝利。また、このポリガミーの全妹ワンオーバーパー (One Over Parr) の玄孫で、キンチェムから数えて17代目の子孫キャメロット (Camelot) は2012年に2000ギニーとダービーステークスを制して英国クラシック2冠馬となるなど、21世紀となった現在でも、世界各地にキンチェムの子孫が残り活躍を見せているそうです。


 ■2018/03/18 見栄えの悪かったキンチェム、購入者にも見捨てられる

 キンチェムは、デビュー前の逸話もすごいです。
 ブラスコヴィッチの生産馬は1歳時に1人のオーナーに対して一括で売却されることになっており、1875年の1歳馬はアレックス・オークシーという人物に7頭まとめて700ポンド程度の価格で売却されることになりました。
 しかし、購入したにもかかわらずオークシーはキンチェムともう1頭の馬を引き取らなかったといいます。キンチェムはひょろっとした暗い毛色の栗毛馬で外見が悪かったため、オークシーは走らないと判断した模様です。
  結果、キンチェムは生産者であるブラスコヴィッチの所有馬として走ることとなったのですけど、意外な人物にその素質を評価されていた。キンチェムは仔馬の頃ロマに誘拐された事があり、犯人逮捕後に警察が「あの牧場にはもっといい体の馬が沢山いたのに何でこんな馬を狙ったんだ?」と尋ねています。
 すると犯人は、「確かにあの馬は外見は他の馬に見劣りする。でもそれを補って余りある勇気を持っていたんだ」と答えたとのこと。泥棒だけが彼女を評価していました。




■2017/06/08 11万円で5.7億円稼いだテイクオーバーターゲットなど、お買い得だった馬

 クラブ馬主になって夢と賞金を同時に狙う! 安くて強い馬列伝【後編】 週プレNEWS / 2017年4月22日 15時0分は、「クラブ馬主で夢と賞金を同時に狙って、人生も下克上だ!」という記事。
 しかし、これは良いケースだけ見て誤解されているだけですので、非常に悪い話。
 例えば、"ダート戦線で10億円以上を稼いだエスポワールシチーは、500口の共同馬主で1口当たり2万4000円。維持費などは別としても還元額は約204万円で100倍近いリターンだ"だと書いているものの、シチーの馬は大量募集でハズレだらけという印象でした。うまい話でないどころか、駄目な方だと思われます。

 ただ、こういう安馬が大活躍という話自体はおもしろいです。この記事ではそういった例がたくさん載っていました。

モーリス
   2015年の年度代表馬で、10億円を優に超える賞金を稼いだ。1歳時にセリでつけられた価格は150万円。育成牧場に購買され、トレーニングを積んだ後、2歳になって再度、セリに出された値段も1050万円。

ジャスタウェイ 
 セレクトセールでの落札額が1260万円。2013年の天皇賞・秋で勝利。さらに、G1ドバイデューティフリー(現ドバイターフ)で圧勝劇を見せ、2014年の世界ランキング1位にも輝いた。

テイエムオペラオー 
 セリでの落札額はわずか1050万円で獲得賞金総額約18億3000万円。

メイショウドトウも
 生涯9億円以上を稼いだが、海外のセリでの落札額はたったの500万円。

トレヴ
 1歳時のセリでは、2万2000ユーロ(約270万円)で売りに出されるも声がかからず、やむなく牧場の名義で現役生活をスタート。しかし、無敗のままG1フランスオークスを勝利して、800万ユーロ(約10億円)でトレード。その後、凱旋門賞連覇という快挙を達成。

テイクオーバーターゲット
 3歳になっても体質が弱く、まともにレースに使えないことから投げ売り同然の1250豪ドル(約11万円)。タクシー運転手として生活費を稼いでいた馬主兼調教師のジャニアックさんが購入。イギリス、日本(スプリンターズS)、シンガポールなどでG1レースに勝利し、10億円以上を稼ぐ。
(とあったものの、他では600万豪 ドル(約5億7,000万円)くらいになっていました。10億円というのは、海外の賞金額がすでに足された数字にさらにもう一度足してしまったのか、コピペミスではないかと)

 売れなかったトレヴが計算できませんが、他で倍率を計算すると以下のような順位に。

<お買い得馬ランキング>
順位    馬名    獲得賞金(万円)    獲得費用(万円)    回収率  
1位    テイクオーバーターゲット    57,000    11    5,182    倍
2位    メイショウドトウ    92,133    500    184    倍
3位    テイエムオペラオー    183,519    1050    175    倍
4位    エスポワールシチー    102,320    1200    85    倍
5位    モーリス    53,625    1050    51    倍
6位    ジャスタウェイ    59,569    1260    47    倍

 記事とはだいぶ数字が違っていたものの、 オーストラリアのテイクオーバーターゲットは破格でした。


2026年9月13日日曜日

芝4000m!ステイヤーズSより長かった長距離平地競走のレース名は?

■2017/04/15 芝4000m!ステイヤーズSより長かった長距離平地競走のレース名は?
■2017/04/15 今残っている障害・芝・ダートの重賞はいくつで最長はどれ?
■2017/04/15 【答え】ステイヤーズSより長かった長距離平地競走のレース名は?
■2017/11/04 【次のクイズ】 芝世界最高賞金のレース「ジ・エベレスト」の距離は?
■2022/03/12 昔のイギリスの古馬最高峰のレースは超・長距離重賞だった!


■2017/04/15 芝4000m!ステイヤーズSより長かった長距離平地競走のレース名は?

 回答は後でやります。

【クイズ】現在JRAで最も長い平地競走はステイヤーズSの芝3600mですが、1975年まで中山競馬場で行われていた芝4000mのレースの名前は?

(1)ゴールドカップ
(2)中山4000m
(3)日本最長距離ステークス


■2017/04/15 今残っている障害・芝・ダートの重賞はいくつで最長はどれ?

 平地競走として最も長いという問題にしたのは、障害競走だともっと長いことがあるためです。障害競走を入れた場合は、「中山グランドジャンプ」の4250mが日本最長となるようです。
  障害重賞は基本的に3000m超えですね。ちょうど10個ありました。

1 中山グランドジャンプ    中山    障4,250m
2 中山大障害    中山    障4,100m
3 京都ハイジャンプ    京都    障3,930m
4 阪神スプリングジャンプ    阪神    障3,900m
5 小倉サマージャンプ    小倉    障3,390m
6 新潟ジャンプS    新潟    障3,250m
7 京都ジャンプS    京都    障3,170m
8 阪神ジャンプS    阪神    障3,140m
9 東京ジャンプS    東京    障3,110m
9 東京ハイジャンプ    東京    障3,110m

 一方、現在残っている芝の長距離重賞での3000m以上は少ないです。 わずかに5レースのみでした。

1    ステイヤーズS    中山    芝3,600m
2    ダイヤモンドS    東京    芝3,400m
3    天皇賞(春)    京都    芝3,200m
4    阪神大賞典    阪神    芝3,000m
4    菊花賞    京都    芝3,000m

 ついでにダートを見てみましょう。ダートは2000mより長いものはほとんどないイメージ。で、調べてみると、そもそも2000mが最高でした。

1 シリウスS    阪神    ダ2,000m                ダ2,000m
2 平安S    京都    ダ1,900m                ダ1,900m




■2017/04/15 【答え】ステイヤーズSより長かった長距離平地競走のレース名は?
 
【クイズ】現在JRAで最も長い平地競走はステイヤーズSの芝3600mですが、1975年まで中山競馬場で行われていた芝4000mのレースの名前は?

(1)ゴールドカップ
(2)中山4000m
(3)日本最長距離ステークス

【答え】(3)日本最長距離ステークス

 何と「日本最長距離ステークス」というそのまんまな嘘っぽい名前のレースでした。信じられませんね…。Wikipediaによると、準オープンクラスの競走で、施行当時の関東圏の中央競馬においては数少ない条件クラスの長距離戦だったとのこと。 外回りを1周後、内回りを1周という、目一杯競馬場を使う贅沢なレースです。

 しかし、ハンデキャップ競走であった同競走には出走馬は集まらず、多くの年は少頭数での開催。1974年の競走ではチャイナロック産駒のキクオーカンが4分15秒6のレコードタイムを記録したのですが、翌1975年は一転して調教タイムのような凡戦でレースそのものの存在に対する物議を醸すこととなり、同年を最後に廃止されています。

 なお、中山4000mとゴールドカップも本当にあったレース名と今でもあるレース名です。同じ中山競馬場では第二次世界大戦前にも中山四千米(「日本最長距離ステークス」と同じ中山4000mコース)が施行されていたんですよ。
 この中山四千米のWikipedia によると、イギリスのゴールドカップにならい創設されたもの。東京優駿競走(現・東京優駿(日本ダービー))が3歳馬の登竜門であるとすれば、この中山四千米は競馬界を引退する時期の近づいた強豪級の真の実力比べの檜舞台とされていました。競馬の特殊競走という、現在の重賞競走に相当したものです。ただし、中山四千米は1930年から1936年までの開催だけですぐ終わっています。
 第2回までは「内国産馬」という味気ないレース名だったのが、第3回から「中山四千米」となったといいます。

 ちなみにイギリスのゴールドカップは、芝20ハロン(約4023m)。名前的には日本の「金杯」にあたるものの、性格は異なっており、長距離競争であるだけでなく、こちらはG1競走でもあります。古くは古馬最高峰のレースとされ、歴代の勝ち馬にはあのセントサイモンやグラディアトゥールなどの名馬が並んでいるといいます。
  創設年は1807年であり、現在イギリスで行われている競走の中でも長い歴史も持っています。また、平地競走としてはフランスのカドラン賞(4000m)を上回り世界で最も長い距離を誇るそうです。


■2017/11/04 【次のクイズ】 芝世界最高賞金のレース「ジ・エベレスト」の距離は?

【クイズ】 2017年にオーストラリア・ロイヤルランドウィック競馬場で行われたGI第1回ジ・エベレストは、芝レースでは世界最高賞金として話題になりました。その距離は何メートルだったでしょう?
(1)1200m
(2)2400m
(3)3200m

 【答え】



■2022/03/12 昔のイギリスの古馬最高峰のレースは超・長距離重賞だった!

 中山四千米(中山4000m)の元ネタとなったイギリスのゴールドカップについてもWikipediaを見てみましょう。ダービーなど他のレースと同じように、日本だけでなく他の国でも真似しているため、区別として、アスコットゴールドカップとも呼ばれているそうです。
 前回も書いたように、現在イギリスで行われている競走の中でも長い歴史を持つ。古くは古馬最高峰のレースとされ、歴代の勝ち馬にはセントサイモンやグラディアトゥールなどの名馬が登場。グレード/グループ制で格付けされている平地競走としてはフランスのカドラン賞(4000m)を上回り世界で最も長い距離を誇るとなっています。

 近年、長距離競争は斜陽なイメージがありますが、現在はイギリス、フランス、アイルランドのステイヤーが集う競走となっているとのことです。
 また、グッドウッドカップ(G1、16ハロン)、ドンカスターカップ(G2、18ハロン)とともにカップ三冠(長距離三冠)を形成してもいるそうです。
 この3冠は過去に6度達成され、1979年及び1980年に優勝したルモスが2度達成し、近年では1995年にダブルトリガーが達成。2006年から2009年にかけてイェーツが4連覇を達成し、最多勝利記録を更新しました。長距離レースって、息が長い活躍がしやすいイメージがあり、イメージ通りですね。

 また、売上的にも成功。イギリスの平地G1の中では高い売り上げを有している方で、ほぼ5指の中に入るとされているとのこと。コーラルによると、2019年はクラシック三競走(2000ギニー、ダービー、セントレジャー)に次ぐ4番目の売り上げがあったとされています。

 ただ、この売上が良いというクラシック三冠では、日本の菊花賞の元ネタにあたる長距離重賞・セントレジャーの地位が低下しています。「長距離競争は斜陽なイメージ」というのはこれが理由の一つ。セントレジャーは売上が高いものの、地位自体は低下しているのですから、ゴールドカップも大丈夫なのかな?と思いますね。
 このセントレジャーの場合、やはりダービーやゴールドカップと同じで各地で真似されたものの、多くの地域で現在は苦戦。降格や条件変更が繰り返されており、明らかに長距離競争は逆風なんですよ。やはりゴールドカップも将来は危ういかもしれません。

2026年9月2日水曜日

終わらない西高東低 関西馬が史上初の10連勝を記録

■2020/10/31 終わらない西高東低 関西馬が史上初の10連勝を記録


■2020/10/31 終わらない西高東低 関西馬が史上初の10連勝を記録

 関東馬より関西馬が強いという、競馬の西高東低が未だに変わりません。2020年08月01日の新潟競馬では、1~10Rを関西馬が勝利。データのある86年以降、同競馬場での関西馬10連勝は初めてだといいます。

 内訳は関東馬95頭、関西馬は99頭ということで、そもそも関西馬の方が多かったというのはあります。2020年は東京五輪と暑さ対策の関係で変則的で、新潟開催と札幌開催という組み合わせで、関西馬が多い小倉開催がなかったため、関西馬が多かったのでしょう。

 とはいえ、出走頭数としてはほぼ互角なのですから、やはり関東馬が圧倒的に弱いことには変わりありません。前述の10レースのうち、関西馬同士のワンツーで決まったのは計6レースで、馬券圏内(1~3着)独占は計4レースという圧倒ぶり。

 さらに、土日の新潟では全24レース中、関西馬17勝に対して関東馬は7勝。関西馬の出走がなかったレースも含む7勝だそうですから、実際はもっと悪かったのでしょう。また、関西馬によるワンツー決着は計12レースと、やはり東西格差が目立っていたと今週も新潟で関西馬が大暴れ 1-10Rを制圧 | 競馬ニュース - netkeiba.comでは書いていました。


2026年8月29日土曜日

「武豊に馬刺しの話をしたらすっごい嫌な顔された」(伊集院静)

■2022/06/09 「武豊に馬刺しの話をしたらすっごい嫌な顔された」(伊集院静)
■2024/09/05 「馬肉生産量日本一」と「日本三大馬刺しの産地」はどこ?


■2022/06/09 「武豊に馬刺しの話をしたらすっごい嫌な顔された」(伊集院静)

 伊集院静さん(伊集院光さんじゃないですよ?作家の人です)のエッセイ読んでいるとちょくちょく武豊騎手の話が出てきます。で、武豊騎手と話しているときにうっかり馬刺しの話をしたら、後にも先にも見たことがないという不愉快な顔をされてしまった…という話をしていました。

 たぶん馬刺しの話をしても平気な騎手や競馬関係者はいるでしょう。食べるのも平気…どころか、嬉々として食べる…という人もいるかもしれません。サイコパス!と思う人もいるかもしれませんが、馬好きであってもそれとこれとは話が別…という考え方はできそう。そもそも騎手だから馬が好きとは限らない…とも思いますけどね。

 ただ、とりあえず、武豊騎手は前述のような反応。怒ったというよりは、困ったという感じでしょうかね。ナイーブなところです。実際問題、競走馬と馬肉という話は切っても切り離せない問題で、少し前の日本では、「あんな有名な馬すら食肉にされた!野蛮な国!」という話がちょくちょく出ていました。
 この手の話は最近はすっかり聞かなくなりましたけど、無名馬なら今でもあるかもしれません。サラブレッドではない話でいうと、ばんえい競馬の馬なんかは、そもそも食肉用の馬で、食べることが前提となっています。

 なお、武豊騎手は嫌だったみたいですが、私は馬刺しを食べたことがあります。競馬だけじゃなくて動物としての馬も私は好きなのです(飼ってみたいです)が、回転寿司で馬刺しがあったときにすごく好奇心がわいて「これは食べないと!」と思って食べてみました。
 …が、味はよく覚えていません。たぶん特段うまくもなく、まずくもなかったのだと思います。


■2024/09/05 「馬肉生産量日本一」と「日本三大馬刺しの産地」はどこ?

 1位じゃなくて2位なのかよ!という話なんですけど、福島県は馬肉生産量が多いんだそうな。<8月29日は「馬肉の日」 福島県は馬肉生産量が全国2位 会津若松市で馬刺しをお得に楽しむキャンペーン>(2024年8月29日掲載 中テレNEWS NNN)という記事で知りました。

<8月29日は、語呂合わせから「馬肉の日」とされています。福島県は、馬肉の生産量が全国2位で、なかでも会津は「日本三大馬刺しの産地」とも言われています。会津若松市では、馬刺しをお得に楽しむキャンペーンが行われました。
 8月29日は語呂合わせで、「ば、にく」ということで「馬肉の日」です。馬肉が郷土食の会津若松市では、特別なキャンペーンが行われました。
 この日限定で馬肉がお得にたのしめ、キャンペーンでは「馬刺し定食」が「ばにく」にちなみ、なんと829円。馬刺しのほかには、タンやオムレツ、さらにはワインまでついて、このお値段なんです。>
https://news.ntv.co.jp/n/fct/category/life/fc4888275e530444619a1a06c8cc6631ee

 じゃあ、馬肉の生産量1位はどこなのよ?と気になるのですけど、福島中央テレビのローカルニュースであるためか、そこらへんの話はスルー。このまま知らせないと気になるでしょうから、検索してみました。熊本県が1位みたいですね。
 また、微妙に長くて言いづらい「日本三大馬刺しの産地」についても検索。「日本三大馬刺しの産地」は、「熊本」「会津」「長野」だとのこと。普通に「日本三大馬刺し」などとも呼ばれており、こちらなら言いやすいです。


2026年8月25日火曜日

こんなことあるの?荻野琢真騎手、壮絶な鞍擦れで人気馬飛ばす

■2013/7/25 こんなことあるの?荻野琢真騎手、壮絶な鞍擦れで人気馬飛ばす


■2013/7/25 こんなことあるの?荻野琢真騎手、壮絶な鞍擦れで人気馬飛ばす

 私がつけている私見騎手評価で悪かった荻野琢真騎手。何が原因があったんだろうか?と見てみると、イースターパレードの2つの騎乗でした。

13/06/22 函館7R 3歳上500万下 13:05ダ1700 2
 1番人気1着で勝っており、皆さんの評価も良かったみたいですが、私としてはあんなに行かせなくても…と思ったので2点評価に。
13/07/14 函館10R 駒場特別(1000万下) 14:50ダ1700 2   
 騎手のせいかはわかないけど、ひと目でわかる鞍擦れ。

 特に2つ目は不可抗力の可能性があるので、辛い評価になってしまったので申し訳ないのですが、本当すごかったんですよ、これ。鞍擦れはあんなの初めて見て、びっくりでした。以下、イースターパレードのnetkeiba掲示板の反応です。

<人気背負ってアクシデントかあ。
壊れたんならしょうがないけど
人為的ミスならだめだよね。
残念だ>

<鞍が問題なかったら、ヒルノの前では
ゴール出来てたと思う>

< 気になったので確認しに来たら、や
っぱり鞍ズレしてましたか
道中前にいたから目立った目立った
この馬から買ってた友人はさすがに
向こう正面で切れてました>

<再度レース見ましたが、最初のコーナーですでにずれてましたね。
バランスが取れない中、よく落馬等なく走りきりました。
次は全開を見たいですね>

<問題なく順調でなにより。
鞍上発表はないけど、荻野Jだろうね。
もう1度チャンスをあげても良いと思う反面、
手を変えて新味期待したい反面>
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2009106572&thread=horse

 最後のコメントはその後に影響なく続投…って意味じゃないかと。でも、個人的にはこれでリズム崩してしまうんじゃないかとも思いますね……。

2022/03/24追記:…などと書いていましたが、次走、そのまま荻野琢真騎手で1番人気1着になっています。しかし、1600万昇級後は5着が最高でやや苦戦し、2014年に乗り替わりも起きました。鞍上は何度か変わった後、幸英明騎手で鞍上も成績も安定してオープン入り。長く走ったオープンでは4着が最高でした。

 あと、荻野琢真騎手ってもう引退したんじゃ?と思いました。2014年にお手馬だったイースターパレードを乗り替わりしたのも、引退したからじゃないの?と失礼なことを思ったら、2017年にも1度だけ、再びイースターパレードに乗っていました。引退してなかったようです。失礼しました。
 検索してみると、執筆時点である2022年でも現役。マジで失礼なことを書いてしまいました。すみません。


2026年8月23日日曜日

スローなのに大逃げで津村騎手圧勝、ペース読めない他の騎手たちの名前は?

■2020/12/25 スローなのに大逃げで津村騎手圧勝、ペース読めない他の騎手ひどすぎ…
■2023/04/28 4番人気2着でも反省コメントの団野大成騎手に称賛が集まる
■2021/11/23 坂井瑠星騎手が完璧騎乗で重賞制覇 逃げの勢いで前へ行って完勝


■2020/12/25 スローなのに大逃げで津村騎手圧勝、ペース読めない他の騎手たちの名前は?

  11頭中9番人気単勝51.4倍と人気のなかったヒラボクメルロー。ただ、一発あるのではないかと思って、単複を購入していました。逃げ先行の馬で最初行くのはいいものの、行きすぎないようにと思ってレースを見ます。すると、特別主張したわけではないのに、先頭の馬をかわしてするっとハナに。…は良いのですが、そのまま突き放して大逃げになってしまいました。

 あれ、やばくない?と思ってペースを見ます。しかし、全くやばくありませんでした。ちっとも早くありません。むしろ津村騎手以外がペースをわかっていない感じ。早くない逃げ(後で見直すと1000m62秒くらい)なのに、2番手(65秒くらい)の後も大差で3番手以降がまたかなり離れて(66秒くらい)いましたから、3番手以降はどんだけスロウなのよ!という感じになっていました。こんな状況ですから、直線も勝ちを確信。不人気馬の強くない逃げなのに9馬身差という大差で圧勝、まんまと逃げ切り。稀に見る珍レースとなりましたね。

 私は「早くない逃げ」という言い方。ただ、掲示板では「スローの逃げ」もしくは「どスローの逃げ」だとして、津村騎手以外の騎手がペースを読めていなくて問題だとの声。これらの騎手の名前を覚えておいた方が良いという人もいます。その問題の騎手たちは以下の通り。団野騎手、吉田隼人騎手、柴山騎手、川須騎手あたりは、私的にはイメージ良い騎手だったんですけど…。

着順    騎手    人気
2    団野    2
3    藤岡康    4
4    吉田隼    1
5    荻野極    3
6    斎藤    8
7    富田    7
8    菊沢    11
9    柴山    5
10    丸田    10
11    川須    6

 少数ですが、津村騎手がうまかっただけで、他の騎手は悪くないという擁護も見られました。ただ、<【尾張特別】大逃げ炸裂!ヒラボクメルローが9馬身差圧勝(競馬のおはなし) - Yahoo!ニュース>でも、「前半1000mは62秒とミドルペースの逃げに持ち込んだ」と表現。つまり、平均ペースなのに大差となったというおかしな事態だということです。なお、記事では「道中は後続に10馬身超のリードを保つ」とあったものの、常時それ以上の差がありました。実況の人が「差がありすぎて目視で計測できないほどの差」という趣旨のことを言っていたほどです。(映像見直すと、「ちょっと測れないくらいの差」という言い方でした)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8168e9b418a4b3e61410edac975004f1de55308

 また、他の騎手に問題があったとわかる決定的な証拠が、【尾張特別】(中京) 大逃げの手に出たヒラボクメルローが後続を寄せ付けず圧勝 | 競馬ニュース - netkeiba.comにあった、2着 ハーツイストワール騎乗の団野大成騎手のコメント。「3番手で、ペースを落とし過ぎました。前がペースを上げていると思ったのですが、終わってみればペースが速くなかったので...」 とのことで、ペースが全く読めておらず前が全然早くなかったことを認めています。正直すぎて笑っちゃいました。悪い騎乗ではあったのですが、率直に悪かったことを認めていて団野大成騎手は好感できますね。こういう騎手が伸びてくれると嬉しいです。


■2023/04/28 4番人気2着でも反省コメントの団野大成騎手に称賛が集まる

 <スローなのに大逃げで津村騎手圧勝、ペース読めない他の騎手たちの名前は?>のところで、素直な反省コメントが印象に残った団野大成騎手。その後も謙虚さと前向きさを失っていないようで、私のPOG指名馬でもあるセッションがアーリントンC(G3)で僅差の2着だったときにも反省のコメントを述べていたそうです。

 [763] なうさん cRUIFCA フォローする
「結果的に早仕掛けになってしまった。馬の能力で負けた訳ではないし、勝てたレースでした。(NHKマイルCの)権利は獲れたし、反省して次に臨みたい」団野

[773] kenさん KQEgZRY フォローする
こう言う反省をしっかりと言う騎手は買い続けたいです負けてもある程度納得はできますから

[774] ゲストさん NTdxhoM フォローする
団野くんのコメントを見て立派だなと思った。どこぞの関東の某騎手みたいに全部馬のせいにする人より買う側もスッキリします。人馬ともにまた頑張って欲しい。

[775] 田中さん
こういうコメントできる騎手は将来大成しますよ
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2020103639


 「こういうコメントできる騎手は将来大成しますよ」とあったんですけど、どうでしょうか。そうでもない可能性があります。全部責任転嫁する口がうまいだけのクソ騎手の方が勝ちやすい…なんてこともあるかもしれません。
 サイコパスには仕事ができる人が多いと言われているのですが、これには過剰評価が含まれている可能性があるんですよ。というのも、サイコパスはむしろ人に好かれやすいということもわかっているため、評価を間違えている可能性も感じます。
 「人格は悪いけど仕事ができる」みたいな評価の人、結構いますよね。また、逆に人が良すぎると頼りないと感じるパターンもあるでしょう。さらに、人間の評価が印象に左右されて、不正確なことも研究でわかっています。
 サイコパスが多い職業のひとつである政治家なんかは典型で、クソみたいな人格の人がむしろ政治家として人気があり、評価も高いですよね。責任転嫁ばかり得意な政治家はむしろ出世しまくっています。
 騎手の場合、そもそも良い馬に乗れるかどうかで戦績が大きく左右されますから、他人からどのように見られるかは特に重要なところ。私は好感する性格ですし、馬主さんや調教師さんやエージェントさんらも団野大成騎手の性格を評価してくれると良いんですけど…。


 なお、団野大成騎手の反省の弁である「早じかけ」については、そもそものところで評価が分かれていました。反省の弁と同じく、団野大成騎手の騎乗がまずかったと言っている人はいたものの、悪い騎乗じゃなくね?という意見が多め。私も悪くないと感じました。4番人気で2着ですし、内容だけでなく人気との兼ね合いでも悪くありません。
 ただ、セッションは1頭になると良くないタイプの可能性があるので、今後の騎乗では注意した方が良いかもしれません。

 [771] 819manさん JiIpRZk フォローする
団野騎手は前を追いかけ過ぎました。出たなりなら勝ち馬と同じような位置で差して来るような感じになったと思うけど。坂で苦しくなってヨレていましたから。

[763] なうさん cRUIFCA フォローする
そんなにキレる馬じゃないから早仕掛けとは思わなかったけどな
ただ抜け出すのが早すぎて馬が遊んじゃったからそっちの話かな
自厩舎の馬だからコミュニケーションを取って修正することに期待

 [768] aichanさん GJY1MCc フォローする
結果的に早仕掛けになったけど馬場を考えれば悪くないでしょ。寧ろフラフラし過ぎだったかなと。真っ直ぐ走れてれば、もう少し際どい着差だったかも。惜しかった~。

 [769] guestさん IDNEkJM フォローする
今日はオオバンブルマイの末脚が異次元すぎた。この馬場4角あの位置から飛んでくるとは普通誰も思わない。終わってみれば早仕掛けだったかもしれないが、今日はその競馬で正解だったと思う。
■2021/11/23 坂井瑠星騎手が完璧騎乗で重賞制覇 逃げの勢いで前へ行って完勝

 キングエルメスは父ロードカナロアで母ステラリード。同じ母のカイザーノヴァ(父モーリス)が、前年のPOGで最も気に入った子だったので、弟もPOGで指名していました。
 一発勝利だった新馬戦は見ていなかったものの、前走札幌のクローバー賞は見ました。2番手だった新馬戦とは異なり中団から。しかし、それでも道中むしろ下がりそうなところもあり、コーナーは押して押して。最後伸び始めたところで終わっており、めちゃくちゃズブい感じに見えました。

 休み明けとなった2021年11月6日のG2京王杯2歳Sは、最初から促して逃げる勢い。前走がズブく見えたので、この判断は良い!と思いました。鞍上は3走とも坂井瑠星騎手です。
 結局、ハナは譲ったのですが、脚質を考えた良い騎乗でしょう。折り合いも大丈夫でした。2番手はむしろ望むところでもあります。最後は先に前に出ましたが、やはり抜かれそうで抜かれずな上に、最後はむしろ離せそうな感じもある憩い。やはりズブくて強い…という印象を受けました。坂井瑠星騎手の騎乗は馬の特性を考慮した完璧騎乗だと思ったんですよね。

 ところが、キングエルメスの掲示板を見ると、具体的に騎乗を褒めるコメントが全然ないという予想外なことに。キングエルメスがズブいという話もありません。スローペースで向いた…みたいな話で、騎乗がうまいというよりはむしろラッキーで勝てたと言った感じです。
 参考になるコメント自体がなぜか非常に少なかったのですが、「前走は体調不良でガリガリだったので今日が本当の能力です。なんでこんな人気なかったのか不思議で仕方ありません」といったものはありました。
 となると、前走先行できなかったのも、前走伸びがイマイチだったのも単純に馬体重の問題だったんですかね。ズブいうんぬんが関係ないかも…という私にとってはショッキングな話になって参りました!
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2019105938

 馬体重を見ると、新馬戦は480(0)。クローバー賞は474(-6)。今回はしっかりと体重を増やして立て直してきて、492(+18)でした。うーん、単純に馬体重の問題なのかな~。せっかく坂井瑠星騎手をベタ褒めしたのに、的外れみたいな感じになってしましたね。
 なお、坂井瑠星騎手は良いイメージを持っている騎手の一人。応援馬にもっと乗って欲しい騎手ですが、残念なことにほとんど縁がない騎手でもありますね。私が好みの騎手はなぜかリーディング下位が多いのですが、坂井瑠星騎手は今見ると25位。超マイナー騎手のイメージあったのですが、いつの間にかかなり良くなっています。
 私は騎手評価ランキングもつけています。この順位はなぜか私の騎手イメージと一致しないこともあります。ただ、今回の坂井瑠星騎手は5点中3.09でイメージ通り高評価。154人中32位でした。


2026年8月21日金曜日

障害じゃないところで突然激突 最終コーナーを完全破壊

■2012/12/10 障害じゃないところで突然激突 最終コーナーを完全破壊


■2012/12/10 障害じゃないところで突然激突 最終コーナーを完全破壊

 好きなスマートステージが障害で出ていたので見ていたら、障害じゃないところで突然柵のようなところが吹っ飛んでびっくりして、思わずビデオ巻き戻して見直しました。

 問題の馬はおそらくショウナンサンガだろうとは思いました。道中ちゃんと確認していなかったんですけど、2番手だったと思います。ただ、最終障害の前でこの馬は余力じゃありません。
 逃げ馬も連対は無理そうでしたが、ショウナンサンガはもっとダメそうな感じ。で、余力なかったせいか、最終障害で着地が悪く落馬。騎手を振り落とした後はそのまま走り続けます。ここまではよくあることです。

 先述の通りスマートステージが出ていて、主に彼を見ていました。今回は前走の障害初戦とは違って余力ありあり。ただ、先に先頭に踊り出た馬も伸びていて届くかどうか?といったところでしたので、私はここを中心に見ていたんですよ。(ダメだったと思ったら、結果ハナ差で1着だったんだけど、巻き戻して見たのでこれを知ったのは後のことでした)
 驚いたのがこの1着争いしている後ろで、突然最終コーナーが<b>吹き飛んだ</b>こと。いや、本当マジでそう見えたんですよ。爆発して弾け飛んだように見えました。しかし、まあ、もちろんそんなはずはなく、どうも固定じゃなく移動式のコーナーに誰か突っ込んでしまった子がいるらしいです。
 この時点ではショウナンサンガかどうかはわからなかったんですが、落馬していたので「もしかして?」と思います。

 すると、案の定彼(せん馬)でした。見直すと吹っ飛ぶというほどではないんですが、数個並んでいる移動式のコーナーをことごとくなぎ倒し。一度目に見直したときは障害と間違えて飛ぼうとしたのかな?と思いましたが、何度か見てみると、どうやらそうでもなさそうな感じです。
 生垣に隠れて見えづらくなっていた移動式のコーナーに気づかずに、寄り過ぎていたため引っかかったのかもしれません。

 この前<書いたルミナスウイングの場合は、新馬戦で独走しながら、突然内ラチに突っ込んだ!という信じられないレースぶりでした。
 ただ、彼の場合は2歳馬であって、「若駒は何をしでかすかわからない」ということで説明できなくはありません。三浦皇成騎手騎乗の馬が契機になって、出走した馬の大半が落馬という悪夢も以前ありましたが、あれも2歳でした。
 ショウナンサンガはもう6歳なんですよね。去勢してせん馬になったくらいですから、もともとは気が荒かったんでしょうけど…。

 そういえば、種牡馬で柵に激突して亡くなる馬もいます。それはたぶん何かに驚いてというパターンで、ルミナスウイングタイプですね。やはりショウナンサンガとは違いそうです。
 こんなことがあるなんて!?という感じですが、騎手の誘導というのは大事なんだなと確認させる事件でした。馬に好きに走らせると、どこへ走って行ってしまうのか予測できないところがあるのだと思います。

 ここまで書いた時点ではその後ショウナンサンガがどうなったのか知らなかったんですけど、やはり残念ながら予後不良だったようです。以下のようなお知らせが出ていました。

<第5回中山第4日(12月9日(日))
競走中止
     4R      7番           ショウナンサンガ号(金子 光希騎手)
                      他の馬に関係なく、2周目5号障害飛越着地時につまずいて騎手が落馬したため競走を中止          
    馬     :     右橈骨々折並びに外傷性右浅胸筋断裂 ※予後不良
    騎手     :     脳震盪、右頚部打撲 ※千葉市内の病院に搬送>
http://www.jra.go.jp/news/201212/120903.html

 公式では落馬までのことしか書いておらず、どちらの事故が致命傷となったかはわかりませんけど、ぶつかり方から察するにやはりコーナー激突の方じゃないかと思います。これは落馬や放馬後の問題であり、障害戦特有とも言えず、競馬全体の問題でしょうね。ぶつかっても被害の少ない素材があると良いのですけど…。

2012/12/12追記:見たら悲しくなるので見てませんが、若いころの追い切り映像を見つけました。


2026年7月29日水曜日

ファンタジスト心不全死亡で梅田智之調教師と廣崎利洋氏に誹謗中傷

■2019/11/27 ファンタジスト心不全死亡で梅田智之調教師と廣崎利洋氏に誹謗中傷
■2021/06/24 心不全での死亡する馬が増加?浜中騎手はカイバ説を唱える
■2014/11/4 アドマイヤラクティがメルボルンC急失速最下位負け そのまま急死

■2019/11/27 ファンタジスト心不全死亡で梅田智之調教師と廣崎利洋氏に誹謗中傷

 父ロードカナロア、母ディープインアスク、母父ディープインパクトのファンタジストはPOGで指名した馬。坂路で好時計を出していたこと、近親というにはかなり遠いのですけど、好きだったハングリージャックに比較的近いところが指名の理由。ファンタジストの5代母Carnival Queenは、ハングリージャックの4代母と同じでした。
( 後で指名時のメモ見たら、指名理由に坂路関係なく、ハングリージャックの近親だけでした。勘違い)
 新馬戦から連勝で小倉Sを勝っただけでなく、東京でGIIの京王杯2歳Sまで勝って3連勝。これは強い!と期待しました。その後も朝日杯を4着、春には1800mのスプリングSも2着して距離が伸びても対応できるように見えました。
 ただ、その後はいまひとつ。皐月賞を惨敗後は、守備範囲内と思われたNHKマイルCでも惨敗。休みを挟んで明け2戦目のセントウルSを2着して復活か?と思わせて、また惨敗といまいち。精神的な問題とも言われていました。
 そのため、 2019年11月24日の京阪杯も期待せずに観戦。ところが、直線に行く前のコーナーで突然競走中止した馬がいて、それがファンタジストでした。ヤバそうな転び方だったものの、私の見ていた映像では全然状況がわからず。
 で、パトロール映像を見てみると、不自然に内に寄れていって、内の馬に接触したか、単独でか倒れた感じ。駄目だろうなという倒れ方でやはり亡くなっていました。鞍上の 浜中俊騎手も怪我をしています。
 
 このファンタジスト死亡で、 梅田智之調教師と馬主の廣崎利洋さんに非難が集まりました。使いすぎのせいで殺したという批判です。
 好きな馬の死亡でありますし、私も馬の酷使や虐待は過去に批判しているのですけど、正直このケースは微妙。今年に入って10戦目というと多いように聞こえるものの、レース間隔は極端ではなく、連闘すら一度もない状態。その上、今年は間に休みを入れており、休み明け後はまだ5戦目。これが使いすぎで異常だとした場合、多くの厩舎を異常だと言わなくちゃいけないでしょう。
 また、追い切りでは、スポーツ紙で「しまい重点の内容とはいえ反応の良さが目立ったし、引き続き馬体の張りも良好。着順ほど雰囲気は悪くない」と評価されていました。第三者から見ても馬体が悪いように見えなかったようです。これでは予見できたとは言いづらいでしょう。
( 【京阪杯】ファンタジスト「気を入れるために追い切りを緩めずにやっている」 東スポWeb 2019年11月18日 20:23 より)
https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoSports_1625784/
 それから、ファンタジストは、急性心不全を発症して3コーナーで転倒し、競走を中止との発表でした。心不全などの病気は、健康な馬でも突発的に発症するため、発症の予測は難しいともされており、発症の原因は不明。私も使いすぎが原因であればそれを制限する策を支持しますが、原因不明のため、そうした証拠はないようでした。
(ファンタジストが死亡 | 競馬ニュース - netkeiba.com ラジオNIKKEI、【スポーツ雑記帳】「競走馬をムチで打つな」日本馬“突然死”で愛護団体「虐待まがい要求」に競馬界当惑 - 産経ニュースより)


■2021/06/24 心不全での死亡する馬が増加?浜中騎手はカイバ説を唱える

 2021年2月のサウジダービーを制したピンクカメハメハ(牡3歳、栗東・森秀行厩舎)は、2021年6月20日のユニコーンS(G3)では不人気。サウジダービーでは不人気での勝利だったせいでしょうか。また、サウジダービーは十分ビッグレースなのですが、日本のダートに繋がらないって感じのかもしれません。とにかく全然注目されていませんでした。
 そして、このピンクカメハメハがレース中に突然内枠に激突してびっくり。かなりやばい感じでした。実際、レース中に急性心不全を起こして死亡したと後に判明します。

 この2021年6月20日の最終12Rに出走するはずだったウンダモシタン(牝4歳、栗東・藤沢則雄厩舎)が、レース前の本馬場入場後に急に倒れて競走除外。JRAの発表によると、こちらも急性心不全により死亡。
 3月にはマーチS(G3)に出走したベストタッチダウンも、レース中に急性心不全を起こして亡くなっています。<JRAピンクカメハメハら心不全「急増」に浜中俊騎手が見解。『ウマ娘』登場のトウカイテイオー、アグネスタキオン、サクラバクシンオーなどの死因……考えられる理由とは>( GJ)では、「この日、天に召された2頭も含め、最近特に増加傾向にある印象だ」と書いていました。
https://biz-journal.jp/gj/2021/06/post_233521.html

 ただし、気をつけなくてはいけないのは印象論であり、データ的な証拠は一切ないこと。こうした印象論は事実ではないことも多いです。例えば、「最近の日本は治安が悪い」と思っている人が多いものの、実は、現在はかつてないほど凶悪事件が減っており、事実は真逆。イメージで語ってしまうのは問題があります。

 ということで、証拠が提示されていないため事実は不明なのですが、浜中俊騎手も2020年3月、自身が『中日スポーツ』で連載しているコラムで「それにしても最近、心不全を起こす馬が多くなっているように思います」と書いていたそうです。
 最近では、種牡馬サンデーサイレンスが蹄葉炎の後に、衰弱性心不全で亡くなっています。また、過去の馬では、たトウカイテイオー、アグネスタキオン、サクラバクシンオーといったところも、最期は心不全が死因だとのこと。ただ、過去の例であるために、やはり最近増えているという話とは繋がりません。また、サンデーサイレンスは「衰弱性」の心不全であり、また少し違う可能性がありそうです。

 浜中騎手は「はっきりしたことは言えませんが」と、ことわりを入れつつ「カイバの栄養価が高くなっているのが原因なのでしょうか」と見解を述べていたとのこと。ただ、しつこいですが、これも根拠があるわけではないので注意が必要ですね。
 実を言うと、医者の主張ですら、科学的根拠とはみなされないのたですけど、浜中騎手は医者ですらありません。せめて医師などの専門家、できれば、研究論文などの証拠がほしいところです。

 ところで、浜中騎手は前述のファンタジストのときに乗っていた騎手でした。急性心不全を発症するといきなり全身の力がフッと抜けてしまう感じで、乗っている方はどうしようもなくなるといいます。
 心不全は馬にとって命取りになるだけでなく、騎手にとっても危険です。心不全は重大な病気であるからこそ、根拠のない憶測ではなくきちんと医学的根拠のある研究がなされてほしいと思います。


■2014/11/4 アドマイヤラクティがメルボルンC急失速最下位負け そのまま急死

 アドマイヤラクティがG1勝っていたってこと自体知りませんでしたので、今回の<【メルボルンC】アドマイヤラクティは最下位、レース後に急死 ― スポニチ Sponichi Annex 競馬 [ 2014年11月4日 14:50 ]>というニュースで一気に急死まで知ったという形。急展開すぎて、驚かざるを得ません。 

<オセアニア最大のレース、豪G1メルボルンCが4日(日本時間同日)、フレミントン競馬場芝3200メートルで行われ、日本から参戦したアドマイヤラクティ(牡6=梅田智)は22頭立ての最下位に敗れた。(略)
 パートン騎乗のアドマイヤラクティは58・5キロのトップハンデながらも1番人気に支持された。レースはアドマイヤラクティがスタート直後から、最後の直線手前まで2番手につけたものの、最後は伸びを欠き、大きく遅れてしんがりでゴールした。前走の豪コーフィールドCで差し切り勝ち、海外初挑戦でG1制覇を果たしていた同馬だったが、厳しい結果に終わった>
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2014/11/04/kiji/K20141104009225530.html

 "現地メディアによるとその後同馬は、馬房に戻る途中に倒れ死亡した"と言います。別記事<アドマイヤラクティ急死 メルボルンC終了後に倒れる - netkeiba.com [海外] 2014年11月04日(火)14時50分>では、急失速したと書かれていました。

<同馬はメルボルンCで58.5キロのトップハンデを背負いながらも1番人気に支持され、道中2番手で進めたものの、最終コーナー手前で急激に失速して最下位に終わっていた。現地からの情報によると、その後馬房で倒れ、獣医が治療にあたるも死亡したという>
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=92363

 前走の勝利、今回の急失速、そして、急死というめまぐるしい展開。オーストラリアの反応を伝える話を見ていると、どうも現地の人は無理して走らせたのではないか?と見ているみたいですね。私はてっきり薬物投与でも疑っているのかと思いました。
 うーん、何かここらへんの不可解さがあり、いつもの馬の死亡と異なりモヤモヤして、悲しみきれません。

2022/03/18追記:心不全の投稿にまとめたので補足のため、死因について検索。すると、やはり心不全ですね。当時は、<アドマイヤラクティの死因は急性心不全、むち禁止を求める声も>(2014年11月5日 15:45)という記事が出ており、使いすぎ批判とは別の方向性の批判も出ていたようです。

<アドマイヤラクティ(Admire Rakti、牡6)の死因が、急性心不全だったことが初期検視の結果で明らかとなり、むちの使用禁止を求める声が再燃しているトレートで大きく遅れ、その後馬房で倒れて死んだ>
<競走馬保護連合(Coalition for the Protection of Racehorses)は、競走馬は無理強いをさせられすぎているとし、騎手によるむちの使用禁止を求めている。同連合は、オーストラリアの競馬場では昨年8月1日から今年7月31日の間に125頭が死んでいると発表している。
 同連合は、「われわれは、むちを使用することによって馬を肉体の限界に追い込んでいると考えている。そして、2歳で調教下に置かれることが、なぜ競馬場で馬たちが故障するのかという点の重要因子だ。競馬界にはむち無しでのレースを始めることと、2歳馬の競走を段階的に取りやめることを求める」とする声明を発表している>
https://www.afpbb.com/articles/-/3030944

 一方で、レーシング・ビクトリアの主任獣医師を務めるブライアン・スチュワートさんは、「騎手は苦痛を和らげるためすぐさまむちを離し、馬上で力を抜いた。むちが関わっているという疑問は、この件に関してはない」とコメント。アドマイヤラクティに関して言えば、過度のむち打ちがアドマイヤラクティの死因ではないと指摘していました。

2026年7月19日日曜日

多度大社「上げ馬神事」は動物虐待?デマの一方で事実も

■2023/05/17 多度大社「上げ馬神事」は動物虐待?デマの一方で事実も


■2023/05/17 多度大社「上げ馬神事」は動物虐待?デマの一方で事実も

 若者が馬に乗り急な坂道を一気に駆け上がる、三重県桑名市の多度大社の伝統行事「上げ馬神事」。しかし、SNS上では「動物虐待ではないか」といった意見が多数書き込まれ、神事の様子を紹介した市のツイートなどが“炎上”状態になったそうです。
 ツイッターではこれに関連して「デマ」も拡散。一方で、「上げ馬神事」に不利な「事実」もあるみたいですね。

 とりあえず、多度大社「上げ馬神事」に好意的で、炎上火消し的な記事である<“動物虐待”と炎上「上げ馬神事」ネット情報の真偽は?>(- まるっと!みえ - NHK(津放送局 周防則志))から紹介。
 まず「上げ馬神事」については、<「上げ馬神事」は680年以上前の南北朝時代から行われているとされる伝統の神事。若者が馬に乗って急な坂を駆け上がり、頂上にある壁を乗り越えた回数で農作物の作柄などを占います。>と説明されています。その後、デマと事実についてそれぞれ判定していました。
https://www.nhk.jp/p/ts/2W7WM664QP/blog/bl/p49ydrXMn4/bp/pyv7m7r6dK/

【事実】「参加した馬が安楽死」
<神社などによると、5月4日の神事に参加した馬のうち1頭が、駆け上がる壁の手前、坂道を走っている途中でつまづき、足を骨折。会場に待機していた獣医師が状態を確認し、安楽死させる判断になったといいます>

【デマ】「見せ場を作るために近年、坂を登らせるようになった」
「神社に伝わる、寛政6年、江戸時代後期の「大祭御神事規式簿」という文書の中で、すでに『坂をのぼって馬が駆け上がる』という形で神事が行われていたことが確認できます」
<南北朝時代から続くとされる「上げ馬神事」ですが、資料の焼失などで一時、中断した時期がありました。それを、初代の桑名藩主となった徳川家康の重臣、本多忠勝が復興させたという記述もこの文書で確認できます。
 南北朝時代や忠勝の時代がどのような形だったかは別にして、少なくとも江戸時代後半には今の形になっていたとは言えそうです>

【不正確】「引退馬を安く買い取り使用」
<多度大社によると、馬は引退馬の場合もあれば、地域の人が趣味で飼っている馬を提供してもらう場合もあるということですが、いずれも買うのではなく、馬主から借りるという形で神事に参加しているとのこと。>


 NHKでは取り上げられていませんでしたが、「馬を死に至らしめることを目的とした神事」という批判もあったようです。ただ、これもデマに近い感じ。死亡する馬はそれほど多くなく、NHKによれば、今回の<18頭の馬のうち、安楽死させた1頭を除いた17頭には大きなけがはなく、神事の翌日の6日に馬主に返され>ています。
 また、「馬を死に至らしめることを目的とした神事」という話があったのは、炎上した三重・桑名市の米販売店に関する以下の記事であり、こちらでも「この20年一度も店主の参画する団体では祭馬の予後不良は発生しておらず」としていました。

・「上げ馬神事」投稿で批判殺到の米販売店が謝罪 出走の馬が予後不良で安楽死「重く受け止め」(5/13(土) 13:43配信 スポニチアネックス)
「上げ馬神事には毎年18頭の祭馬が上げ馬に挑みますが、その中の1頭の共同馬主として弊社店主が参画しております。神事が祭馬に与える危険性は認知をしながらも、この20年一度も店主の参画する団体では祭馬の予後不良は発生しておらず、危険性の認識が大きく一般の認識と齟齬をきたしておりました事を今回のテイクワン号の事故により痛感し、反省をしております」
「一部ご質問があるような、馬を死に至らしめることを目的とした神事ではなく、また馬主もそのような事を当然という意識は全くございません」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a7008ff316704ede62e9255fa259d3e7439bac4


 ここから再びNHK記事に戻ります。NHK記事によると、そもそも以前から動物虐待という声はありましたし、過去には明らかな暴力行為もあったそうです。

<そもそも「坂を登らせ、壁を越えさせること自体が動物虐待だ」という指摘も多く見られました。
実は、「上げ馬神事」に対して“動物虐待”を指摘する声は以前から上がっていました。
三重県は、坂を上らせること自体が虐待かどうかは別にして、神事の中で過去に実際に馬をたたいたり蹴ったりしたことがあったため、馬の取り扱いについて暴力行為をしないよう指摘してきた経緯があると話します>

 NHK記事は、最後の方で「伝統的な行事だからといって、動物虐待は決して許されません」としていました。しかし、実を言うと、NHK記事が「上げ馬神事」擁護じゃないか?と感じてしまったところのひとつが上記の部分だったんですよ。私はこの書き方だと暴力行為はだいぶ昔の話だと思ったのですが、なんとこれは2009年という比較的最近の話。2009年は平成21年ですから、昭和どころか平成です。
 ウィキペディアによると、以下のように馬に対して殴る蹴るの暴行を加えており、内容的にも極めて悪質。かなり暴力的な「伝統」があったのかもしれません。

<2009年に行われた上げ馬神事において、神事を運営する地元の団体が、本番前に馬を興奮させる目的で、馬の腹部などを蹴ったり殴打したりしていたことが、津市内の動物愛護団体からの告発によって明らかになり、三重県警が動物愛護法違反の容疑で、団体に所属する桑名市内の住民ら5名を書類送検した。上げ馬神事は、動物虐待に当たるとの指摘が以前から多数出ており、三重県教育委員会から馬の扱いの改善と安全性の確保に努めるよう、多度大社に勧告を行った>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E5%BA%A6%E5%A4%A7%E7%A4%BE

 上記の中の「本番前に馬を興奮させる目的」はポイントのひとつ。NHKは取り上げていなかったものの、「そもそも坂を登らせ、壁を越えさせることが馬の習性に反しており、動物虐待ではないか?」といった批判が出ていたんですよ。
 この点についてはNHK記事で検証されておらず、真偽は不明。ただ、わざわざ「本番前に馬を興奮させる目的」で暴行を行っていたと聞くと、「馬の習性に反する」という説に説得力を感じさせてしまっています。

 さらにもう一つ、NHKが取り上げていなかった重要な批判が、この関連でありました。「身体の構造が日本の在来馬と異なるサラブレッドには、日本の在来馬以上に無理がある危険な行為ではないか?」という批判です。
 これも結局真偽不明であり、批判が正しいとは言えないのですけど、NHKが重要な批判を取り上げなかったためにすっきりしない感じに…。反論しやすいところだけ取り上げて擁護し、重要な批判から話題そらしを行った事実上の多度大社「上げ馬神事」擁護記事みたいになってしまいましたね。


 最初以上で終わっていましたが、もう一つ記事を見繕っていたのを忘れていました。<三重の「上げ馬神事」は動物虐待? 維新議員が国会で指摘>(カナロコ  神奈川新聞 | 2023年5月16日)という記事です。
 右派の議員の方が「日本の伝統を守るべき!」と言いそうなものなのですので、右派である日本維新の会の議員がこの「伝統」行事に批判的なのは意外。右派の人は動物愛護が嫌いな人が多いイメージもあり、その点でも意外です。
 ただし、自民党の野村哲郎農水相はこの質問に「無回答」という誠意のない対応で済ましており、こちらは見事に右派のイメージ通りとなっています。

<三重県桑名市の多度大社の「上げ馬神事」について、「馬への虐待に当たる」との批判が高まり、国会でも取り上げられた。今月行われた神事では1頭が骨折したため安楽死となっており、日本維新の会の串田誠一氏(参院全国比例、神奈川県連所属)は16日の参院農林水産委員会で「事故が起きるのは誰が見ても分かる。国が指導してほしい」と求めた>
<壁を乗り越えられずに逆さまに転倒した馬や、足を骨折した馬の様子がSNSで拡散されて批判の声が上がっていることを踏まえ、串田氏は「完全に動物愛護法に反する行為」と指摘したが、野村哲郎農水相は「個別の伝統行事の内容をコメントすることは難しい」と述べるにとどめた>
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-989808.html



2026年7月17日金曜日

遅いデビューでの活躍馬 ブロードアピール、ダイユウサク、タマモストロングなど

■2017/02/17 遅いデビューでの活躍馬 ブロードアピール、ダイユウサク、タマモストロングなど
■2022/04/10 G1勝ちまくり最強マイラー・タイキシャトルは遅いデビューでも最強馬?
■2017/10/02  芝で悪くなくてダート変更が遅れたブロードアピール
■2017/10/02  ブロードアピールといえば根岸S!伝説的な追込による勝利
■2017/02/17 「史上最強の一発屋」個性派の名馬ダイユウサク

■2017/02/17 遅いデビューでの活躍馬 ブロードアピール、ダイユウサク、タマモストロングなど

 Enjoy Ruffian 2012年3月号 マイネルデータ 牡・父スダタカオ〈24〉須田鷹雄は、遅いデビューでの活躍馬がテーマでした。

 まず、1992年以降の平地G1馬が最初のレース(新馬戦とは限らず、未出走戦・未勝利戦などでのデビューも含む)を走った時期別成績について、調べています。
 いちばんデビューが遅かったのはフラワーパークで3歳の10月29日。現在なら中央でデビューできないタイミングで、しかもそのデビュー戦で10着と敗れているというから驚きです。(2戦目で勝ち上がり)。
 以下、ジャガーメイルの9月8日、シンコウキングの7月9日と続く。遅れたデビューから3歳のうちにG1を勝った一番の例はオウケンブルースリで、4月26日のデビュー(2着)から菊花賞を制しています。

 これを重賞勝ちにまで広げると、私も大好きだったブロードアピールが一番になります。
 4歳時の9月12日に札幌の500万条件平場でデビューし、2戦目で勝利。1敗を挟んで4連勝すると、デビュー4か月後の京都牝馬特別で早くも重賞入着(3着)。重賞を勝つにはそこからさらに1年かかったが、6歳2月にシルクロードSを制しています。
 これに続く2位がタマモストロング。4歳の5月16日に新潟の500万条件平場でデビュー。その後しばらく停滞しましたが、4歳終わりから7連勝でマーチSを制しました。
 500万条件(400万条件)デビューから出世した例としてはダイユウサク(91年までの重賞しか勝っていないため今回対象外)が有名ですが、そのダイユウサクもデビューは3歳の10月30日。先述した2頭は4歳のデビューでしたからね。

 最近増えているマル地馬での最高記録は、3歳の10月31日にデビューしたダンスアジョ
イ。未勝利のまま1000万条件に出走するという奇策まで繰り出したが勝てず、道営での2戦2勝を挟んで中央に復帰。後に小倉記念を制しました。


■2022/04/10 G1勝ちまくり最強マイラー・タイキシャトルは遅いデビューでも最強馬?

 <遅いデビューと連勝街道|競馬最強の法則WEB>では、日本調教馬による海外GI初制覇が出た直後に2例目の海外GI制覇を果たした名馬タイキシャトルも遅いデビューの馬としてしていました。これを含めてG1を5勝。外国産馬として中央競馬史上初めて年度代表馬に選出された馬でもあり、超大物ですね。

<藤沢和雄厩舎にはいるタイキの馬は、総じて「デビューが遅い」という傾向にあるが、タイキシャトルも同様であった。ただしこの馬の場合、意図的に遅らせたわけではなく、やむを得ない事情があった。
 脚を負傷したため入厩の時期が年明けの2月にズレ込んだばかりか、入った後も脚元のモヤモヤに悩まされていたのである。特に厄介だったのはソエで、稽古で走らせるたびに悪化するので、かなり仕上げに手間取ったのだ。また、当時はゲートの出が悪く、3度目にしてようやくゲート試験に合格したという逸話も残っている。ようやくデビューできたのは、4歳(現表記で3歳)の4月。当然クラシックは間に合わない>
http://saikyo.k-ba.com/members/history/taiki_shuttle/chapter_02.html

 競馬最強の法則WEBでは、<昭和の時代、「最強マイラー」といえばニホンピロウイナーの代名詞のようなものだった>が、<現在、最強マイラーといえば、この馬のことを指すのが一般的>としていました。Wikipediaでも以下のような記述が見られます。遅いデビューの最強馬とも言えるかもしれません。

<1997年ユニコーンステークスから1998年マイルチャンピオンシップまで記録した重賞8連勝の記録はテイエムオペラオーと並ぶJRA所属馬の記録である。さらにマイル戦ではダートを含め7戦7勝という絶対的な強さを誇り、またその勝ちっぷりも圧倒的であった。日本競馬史上最強のマイラーはどの馬かという問いに対して、最も多く名前の挙がる一頭である>

 タイキシャトルの最強マイラー候補としてはモーリスが思い浮かびましたが、モーリスと競った「競馬ファンが選ぶ『平成最強マイラー』ランキング」においても勝利。しかも、大差での勝利です。記憶に新しい馬が選ばれやすいことも考えるとさらにすごいですね。

<2019年春にnetkeiba.comによって行われた「競馬ファンが選ぶ『平成最強マイラー』ランキング」では、総数27000票に及ぶ投票の中、7819票を獲得し、第1位に選出された。2位モーリス(5710票)、3位ウオッカ(2930票)に大差をつけた結果から、現役を引退して20年以上が経過しても「平成」という時代の中でタイキシャトルが超一流のマイラーとして競馬ファンの記憶に大きなインパクトを残しており、最強マイラーとして広く認められていることが示された結果となった>


■2017/10/02  芝で悪くなくてダート変更が遅れたブロードアピール

 ブロードアピールの補足。前述の通り、4歳時の9月12日に札幌の500万条件平場でデビューし、2戦目で勝っているのですが、初戦は芝、2戦目はダートと異なっていました。
 その後の「1敗を挟んで4連勝」というのは芝。これについて、ブロードアピール - Wikipediaでは、以下のように書いていました。

"その後関西での500万下から900万下の芝のレースを4連勝し、その次走に選んだ京都牝馬特別でも負けはしたものの3着という成績を残し、芝の適性を証明することとなった。一方で、これらは後年ダート路線で活躍することとなる当馬の路線転向が遅れた要因の一つにもなっている"

 重賞初制覇となった「シルクロードS」も芝の1200。芝でもかなり強かったのです。この重賞勝利の前でも高松宮記念で6着となかなかでした。

 シルクロードSの後は、高松宮記念8着、マイラーズカップ12着と惨敗。そのせいか、次は2000年5月14日初勝利戦以来のダート戦となるオープン特別の栗東ステークス(ダート1200メートル)に出走。
 すると、牡馬を含めても最高斤量(57キログラム)でしかも6番人気という低評価でもあったにもかかわらず鋭い追い込みでエイシンサンルイス、サウスヴィグラスらを破ってレコード勝ち。
  しかし、それでも陣営はダート路線への転換をせず、芝で4連敗。とはいえ、スプリンターズステークスで4着、スワンSで4着と全然悪くない成績。ダートに転向しなかったというのはわかります。


■2017/10/02  ブロードアピールといえば根岸S!伝説的な追込による勝利

 ただ、このスワンS4着の後の、3戦目のダート戦となった根岸ステークスがやっと転機となりました。レースは最後方からのスタートとなった上に、先頭が残り400メートルの標識を通過する直前まで最後方に位置していたが、そこから後に鬼脚と呼ばれる末脚を見せます。
 直線だけで7馬身以上離れ、更に残り200メートル標識通過時点で5馬身ほど離れた先頭を差し切り、逆に2着のエイシンサンルイスに1 1/4差をつけて重賞2勝目。私はこの動画を保存しています。もともと追い込みが難しいダートで、伝説的な勝ち方をしました。

ブロードアピール ものすごい追い込み 2000年 根岸ステークス.
 <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/QYGCMtCW8Lc?ecver=1" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

 久しぶりに見直してみると、本当すごいですね。ブロードアピール以外は、前残りという展開で、1頭だけ違っていました。結構斜行しちゃってますし、最後もまだ余裕ありそうな感じでした。
 これが6歳の11月。現在の数え方の6歳ですからね。遅いです。仕方なかったのですが、もったいなかったです。
 次が翌年であり、ダートでたくさん走ったのは7歳と8歳というかなりの高齢のとき。 G1には手が届かなかったものの、重賞を4勝。JBCスプリント2着、ドバイゴールデンシャヒーンでの5着の好成績。
 Wikipediaでは、 以下のように書いていました。

"日本国内でのダート戦では全て3着以内を確保しているが、その内訳も1着7回・2着2回・3着2回と勝率にして63%・連対率にして81%にもなる。直線での末脚に賭ける追い込み馬は、その末脚が不発だと大敗を喫するケースがあることを考慮に入れると、この数値は優秀である"

  余談ですが、好きな馬だったので近親をたびたびPOG指名。最近は孫のワグネリアン(父ディープインパクト)がなかなか良い感じで期待しています。(2022/04/10追記:その後、ワグネリアンは見事日本ダービーを勝利。しかし、金子真人さんがなかなか引退させてくれず、6歳のレース中に内臓疾患で亡くなって種牡馬入りできませんでした)


■2017/02/17 「史上最強の一発屋」個性派の名馬ダイユウサク

 ダイユウサクの補足。

ダイユウサク - Wikipedia

 Wikipediaによれば、ダイユウサクは体質の弱さもあってかデビューが大幅に遅れたと言います。旧表記(数え年)で4歳、今で言う3歳になってからしばらく経った1988年10月30日・京都での400万下条件戦でデビューしました。
 しかし、このレースでは、勝ち馬から13秒も離された最下位(11着)に終わりました。さらに、次走の福島での未勝利戦でも7.3秒遅れて最下位(14着)に敗れ、この年は2戦して未勝利に終わっている。2戦ともタイムオーバーに相当する大敗だった。ダメダメでした。

 勝利するのは、1989年。当時の馬齢で5歳になったダイユウサクは4月16日、新潟での400万下条件戦で出口隆義の騎乗でデビューから5戦目にして待望の初勝利を挙げています。

 そんなダイユウサクが、有馬記念を勝ってしまいました。
 有馬記念では14番人気にもかかわらず、圧倒的1番人気のメジロマックイーンを差し切り、レコードタイムで優勝。しかし、このレース以降は1つも勝てずに引退したため、「史上最強の一発屋」などと称されることになります。 ただ、その前に金杯(西)を勝っていますので、一発屋というのもちょっとかわいそうですね。


2026年7月14日火曜日

転厩で一変した競走馬モーリス、 堀宣行厩舎で才能開花

■2020/12/10 転厩で一変した競走馬モーリス、 堀宣行厩舎で才能開花
■2021/06/07 5歳(現4歳)までデビューが遅れたブロードアピールも転厩馬


■2020/12/10 転厩で一変した競走馬モーリス、 堀宣行厩舎で才能開花

  モーリスは新馬戦で勝って、2歳・3歳時も重賞戦線で戦っており、弱い馬ということはありませんでした。ただ、古馬になって本格化してからの強さは別格で、こんなに強かったのか?と私も驚きました。何しろ古馬になってからはすべてのレースで連対。そんな成績なのでG1を勝ちまくりました。G1を6勝もしています。

<2歳・3歳>
2013/10/6 2歳新馬 1着
2013/11/9 京王杯2歳S(G2) 6着
2013/12/23 万両賞(500万下) 1着
2014/1/12 日刊スポシンザン記念(G3) 5着
2014/3/23 フジTVスプリングS(G2) 4着
2014/5/10 京都新聞杯(G2) 7着
2014/5/31 白百合S(OP) 3着
<古馬>
2015/1/25 若潮賞(1000万下) 1着
2015/3/7 スピカS(1600万下) 1着
2015/4/5 ダービー卿チャレンジ(G3) 1着
2015/6/7 安田記念(G1) 1着
2015/11/22 マイルチャンピオンS(G1) 1着
2015/12/13 香港マイル(G1) 1着
2016/5/1 チャンピオンズマイル(G1) 1着
2016/6/5 安田記念(G1) 2着
2016/8/21 札幌記念(G2) 2着
2016/10/30 天皇賞(秋)(G1) 1着
2016/12/11 香港C(G1) 1着


 ただ、この差は、2歳・3歳と古馬という違いだけでなく、厩舎による違いとも見れるということ。2歳・3歳のそこそこレベルで、重賞だと掲示板止まりだった時代はすべて吉田直弘厩舎。 堀宣行厩舎に転厩してから、快進撃が始まりました。私は単に晩成型に近いタイプだったのかなと思うものの、ファンの間では調教師の差という見解が一般的になっているようでした。なお、このモーリスの運命を変えたかもしれない転厩の理由は、なんと謎。一切言及がないというので、これがまた邪推を呼んでいるようでした。

 あと、「吉田」とのお名前ですが、吉田直弘調教師は、特に社台系などの吉田一族と関係あるといった話は見つからず。 JRA競馬学校厩務員から栗東・梅内忍厩舎所属の厩務員になり、調教助手となった後、あの角居勝彦厩舎所属時代に調教師免許を取得しています。こういう経歴を見ると、良い調教師っぽい感じがありますね。代表管理馬はG1を含めて地方重賞を勝ちまくったスーニがいます。


■2021/06/07 5歳(現4歳)までデビューが遅れたブロードアピールも転厩馬

 今は、 ワグネリアンの祖母と言った方がいいんですかね。不利なダート短距離での追込で、鬼のような末脚で勝ちまくっていたブロードアピールも転厩した馬だったと聞いて、興味を示したのですが、モーリスとはかなり状況が異なりました。
 デビュー前の転厩であり、転厩して生まれ変わったように成功というわけではありません。また、そもそも転厩したという情報がほとんどなくて困りました。Wikipediaでも厩舎は、松田国英厩舎のみしか書かれていません。
 Wikipediaで以下のような説明があるように、ブロードアピールはデビューが異常に遅れた馬で、遅咲きの代表的な成功馬。なので、何らかのトラブルがあっての転厩っぽいと思ったのですが、詳しい話が見つかりませんでした。

<デビューが大きく遅れた同馬は5歳(現4歳)の秋になった1998年9月12日、4歳上500万下(札幌・芝1200メートル)のレースで初出走し、8番人気という低評価ながら3着と好走する。続いて連闘で4歳上500万下(札幌・ダート1000メートル)のレースに挑むと、評価を2番人気にまで上げ、2着とハナ差の接戦を制し初勝利を挙げる>

 この後一度負けた後、芝で4連勝し、重賞でも好走します。このせいで逆に「これらは後年ダート路線で活躍することとなる当馬の路線転向が遅れた要因の一つにもなっている」とWikipediaでは言及。転厩してダート適性を見いだされた…みたいなのだとわかりやすかったのですが、前述の通り、そうではありませんでした。
 ところで、数少ない転厩の記述ですが、引退馬が牧場で暮らすためのクラウドファンディング募集(現在は終了)において、そういった話が出ていました。

<ブロードアピールといえば、鬼脚と言われた、ダートでも最後方からの凄まじい直線一騎で印象に残っている方も大変多いと思います。
デビューはなかなかできず、松田國厩舎に転厩してきた際も未出走のまま。デビューは現4歳の秋と大変遅かったのですが、その後はご存じの活躍>
<こちらも引退馬牧場を作っているという話を知ってもらっていた関係から、当牧場で余生を過ごす事になりました>
(VersaillesResortFarmを辿るvol.2:ブロードアピールとの1年 #引退馬の余生を創る:馬と人とが共存共栄できる牧場が描く未来(VersaillesResortFarm 2020/04/13 投稿) - クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)より)


2026年7月11日土曜日

故障前の馬はむしろ良い手応え?テンポイントやマイネルフロストの例

■2020/10/22 故障前の馬はむしろ良い手応え?テンポイントの場合
■2020/10/22 絶好の手応えで負傷、マイネルフロストの例も…


■2020/10/22 故障前の馬はむしろ良い手応え?テンポイントの場合

 テンポイントの故障は、極端な斤量の重さのことが主に言われます。Wikipediaによると、実際、懸念する声があったことが書かれています。

<年が明け、テンポイント陣営は海外遠征を行うと発表。2月に遠征における本拠地であるイギリスへ向けて出発することになった。
発表後、関西圏のファンから遠征の前にテンポイントの姿を見たいという要望が馬主の高田や調教師の小川に多数寄せられるようになった。これを受けて小川は壮行レースとして1月22日の日本経済新春杯に出走させることを主張した。高田は重い斤量を課されることへの懸念から内心出走させたくなかったものの判断を小川に委ねた。小川は67kg以上のハンデキャップを課された場合出走を取り消す予定であったが、発表された斤量は66.5kgであったため出走を決定した。一方、馬主の高田、主戦騎手の鹿戸、吉田牧場の吉田重雄は66.5kgの斤量に懸念を抱いた>

 ただし、意外なことに、レースでは向こう正面半ばまで先頭を進み、そこからエリモジョージやビクトリアシチーに競りかけられたものの斤量を苦にしている様子はなく、鞍上の鹿戸騎手はむしろ「楽勝だ」と感じていたそうです。楽勝という走りだったにも関わらず、第4コーナーに差し掛かったところで左後肢を骨折し競走中止となりました。

■2020/10/22 絶好の手応えで負傷、マイネルフロストの例も…

 これで思い出したのが、マイネルフロストです。マイネルフロストも故障発生時のレースは、第4コーナーで上がっていくところでした。以下がマイネルフロストのWikipediaの記述です。

<2020年は、1月26日のアメリカジョッキークラブカップに出走。出走12頭中、最低人気の12番人気での出走となった。スタートから5番手を追走。バックストレッチから第3コーナーに差し掛かる時点で、2番手3番手に位置していたステイフーリッシュやグローブシアターを外からまくり、2番手に進出し逃げたスティッフェリオを窺う位置であった。しかし最終第4コーナーにて故障が発生し後退、競走中止>

 さらに、日本ダービーで3着という最も調子が良かったときにもマイネルフロストに騎乗していた松岡正海騎手は、良かった頃のような手応えだった…といった内容のことを語っていました。 

 例が少なくて、そもそも手応えが良かったときではない故障が大半のような気がするのですが、このように絶好の手応えで故障が起きやすい…というのもわかる気がしますね。故障しやすい・負担が大きいときというのは、ゆっくり歩いているときよりもスピードを出しているときです。車でも事故が大きくなるのは、スピードを出しているときですよね。

 名馬ほど故障しやすいという迷信みたいなのがあるのも、同じ系統の話かもしれません。そりゃそうだろうと言われちゃいそうですが、速いからこそ故障しやすいのだと想像されます。

2026年6月3日水曜日

ディープインパクトの死因、種付け頭数の多さ・高齢種付け説など

■2020/01/21 ディープインパクトの死因、種付け頭数の多さ・高齢種付け説など
■2020/01/21  他にも手術の失敗説、手術は必要なかった説も…
■2020/11/26 アメリカで種付け頭数制限論 ただし理由は…

■2020/01/21 ディープインパクトの死因、種付け頭数の多さ・高齢種付け説など

 現在の人気種牡馬の種付け頭数は以前より多くなっています。これは昔より人気種牡馬により人気が集中するようになったこともありますが、かつての「迷信」が廃れたということもあるでしょう。かつては種付け頭数が多すぎると問題があると考えれていたものの、実は特に科学的根拠がなかったことが判明。種付け頭数が非常に多くなりました。
 …といった理解だったのですけど、ディープインパクト死亡で再び「種付け頭数が多かったことが寿命を縮めたのでは?」といった話が出てきました。で、これに関連する"ディープインパクト、「年200頭の種付けが死期を早めた」批判はまったくの見当違い"(2019年8月8日 8時30分日刊SPA!)という記事を読んでみました。

 記事の大部分はディープインパクトのすごさの話であり、タイトルの話は終わり頃だけ。そして、実際の本文では、競馬評論家の須田鷹雄さんが、議論の分かれるところ…という言い方をしています。
 「高齢の馬に無理に種付けさせたことが負担になったという批判は当たりません。種牡馬の引退は馬によりけりで、20歳を超えても種付けしている馬は普通にいますから。年間250頭ほどの種付けも一年中行っていたわけではなく、繁殖シーズンのみ一日4回ほど行っていた。これが負担になるかについては、競馬関係者の間でも議論が分かれるところです」
  一方、血統評論家の田端到さんは、「ディープが亡くなる2週間ほど前に会ってきましたが、日常生活には支障がない様子」だったと、そもそも種付け頭数が多くて死ぬような状態ではなかったとしていました。


■2020/01/21  他にも手術の失敗説、手術は必要なかった説も…

 田端到さんの方は、別の死因説にも触れています。ディープインパクトは、頸部の痛みを訴えるような異変が見られたため、専門の医療チームを結成し頸椎を固定する手術を行いました。しかし、その後歩行困難となるなど容体が急変。回復する見込みがない新たな頸椎の骨折が判明し「安楽死」の措置が取られています。
  で、死因は手術の失敗説があったみたいですね。「批判のある手術にしても、数か月前から準備して、米国から手術経験のある獣医も呼んでおり、手術が失敗したから死んでしまったという話ではない」と言っていました。ただ、これは手術の失敗を否定する内容ではありませんね。ベストは尽くしたという説明です。
 とはいえ、手術が失敗したから悪いってのは、支持しません。人間の治療でもご外があるのですけど、100%成功するわけではない治療というのはむしろ普通。100%治ると思うのが誤解です。でも、マジでこれで医者や医学を責める人がいますからね。いい加減な手術だったというのならともかく、ベストを尽くしての失敗は致し方ないところがあります。
 次に問題になるのは、手術の必要があったかどうかでしょうね。これについても田端到さんが話しています。「種付けできないほど頸椎に痛みが出ていれば、ストレスで胃潰瘍になり、死んでしまうこともあるので、関係者としては放っておくわけにはいかなかったのでしょう」とのことでした。


■2020/11/26 アメリカで種付け頭数制限論 ただし理由は… 

 Our Pleasure 2019年11月号の岡田紘和さんの巻頭では、ディープインパクトとキングカメハメハが亡くなったことに関連して、実はこの訃報と同時に種付頭数を問題視する意見が出ていることに触れています。種付頭数が多すぎると、特に頸椎への負担は大きいそうで、多すぎが問題あるというのは事実だとのこと。ただ、どこから「多すぎる」と言えるかはわかっていないみたいですね。難しいところです。

 興味をそそられたのは、2019年9月に米国ジョッキークラブで「1シーズンの交配頭数を140頭までに制限すべきではないか」という話が持ち上がったということ。動物愛護精神の高い欧米ならではで、種付け頭数制限派は「ほら見たことか!」と思いそうなところです。ところが、これ、馬の健康問題は主な理由じゃなかったみたいです。
 主な理由は北米における遺伝子プールの偏りの改善だとのこと。50 年前は1シーズンの種付頭数は40 ~ 50が限度と言われていたそうですが、今の人気種牡馬にはその4倍の頭数も珍しくないほど繁殖牝馬が集中。同じ種牡馬の血が広がるのが早いので結果的に近親交配が増えることに。また、一部を除く新種牡馬たちには数十頭しか交配相手が集まらず、十分な機会が与えられていないとの主張もあるといいます。動物愛護とはかなり違う話でした。

 一方、数年前にオーストラリアで「(自然交配に加えて)人工授精を認めるべきだ」と裁判を起こした人たちがいるとのこと。人工授精には種牡馬の種付負担を減らせるなどのメリットがあり、優しいように思えます。ところが、前述の遺伝子プールの偏りが急加速するという問題が出てきてやっかいです。やはりトップクラスの種牡馬を持っている人たちにますます富が集中することも予想されます。また、世界中で同時に認めなければ遺伝的にサラブレッドであっても出走できる国とできない国に分かれてしまう…ともされていました。

2026年5月31日日曜日

種付け受胎後にG1に出走、勝利したウインドインハーヘア

■2020/10/11 種付け受胎後にG1に出走、勝利したウインドインハーヘア
■2020/10/11 ウインドインハーヘアは長女が走らないせいで日本に来た?


■2020/10/11 種付け受胎後にG1に出走、勝利したウインドインハーヘア

  たまに受胎した後にレースに出る…という牝馬がいるのですが、ディープインパクトの母として有名なウインドインハーヘアがそうだとは知らず、驚きました。ウインドインハーヘアの場合は単に受胎後に出走という話ではなく、なんとG1に勝ってしまっています。

 Wikipediaを見てみると、ウインドインハーヘアはアイルランド生まれでしたが、イギリスに渡ったのか、最初からイギリスで出走。2歳時は2着、11着で勝てていなかったものの、3歳初戦、イギリスのニューマーケットで初勝利を上げると次走も勝利して、イギリスのオークスに出走し2着となります。勝利は上げられませんでしたが、この年は9月まで走り、善戦を続けていました。

 翌年の4歳は5月から始動。やはり善戦止まりだったものの、4戦目、ドイツ遠征のG1 アラルポカルSで勝利。重賞初勝利初勝利でG1勝利でした。ただ、驚くべきなのが、「アラジとの仔を受胎中でありながら」との記載があったこと。すごいですね。細かい記載がないのですが、たぶん休んでいた時期に種付けしていたのでしょう。

■2020/10/11 ウインドインハーヘアは長女が走らないせいで日本に来た?

 このような名牝がなぜ日本に来たのか?と思いますが、Wikipediaでは、 この受胎していた「アラジとの仔」が、「競走で1勝もできなかったため日本のノーザンファームへ売却されるきっかけとなった」としています。ただし、このあと2番仔ヴェイルオブアヴァロンが活躍したあとに買い戻しのオファーがあったというように、子どもたちはむしろ活躍しまくっています。何しろディープインパクトが代表産駒ですからね。

 ただ、ここらへんの説明はよくわからないところもあり、ちょっと怪しく思います。繁殖は最初、イギリスではなく、アメリカだったようで、最初の仔グリントインハーアイなど、3番仔までは、アメリカ生まれ。この最後のアメリカ生まれは輸入されてG1を期待されたレディブロンドであり、やはり日本で走った馬でした。

 で、その後、日本に輸入したのかと思ったら、違うんですよ。4番目は 母国アイルランド生まれで移動しています。その次のライクザウインドが持ち込み馬ですので、買ったのはここらへんですね。種付けから日本だったのは、ブラックタイドが最初で、その次がディープインパクトでした。

 なお、日本で産駒が活躍したこともあるのか、競走馬として輸入されたレディブロンドだけでなく、ウインドインハーヘアが外国で産んだ4頭の牝馬すべてが、日本に輸入されています。「グリントインハーアイ(ノーザンファーム)、ヴェイルオブアヴァロン(ノーザンファーム)、レディブロンド(ノーザンファーム)、スターズインハーアイズ(矢野牧場)」といった具合です。

2026年5月6日水曜日

調教助手「調教でもレースでもまだ本気を出していない」大物か?

■2026/05/06 調教助手「調教でもレースでもまだ本気を出していない」大物か?


■2026/05/06 調教助手「調教でもレースでもまだ本気を出していない」大物か?

 宮本博厩舎の上野調教助手がある馬のついて、レース後に「調教でもレースでもまだ本気を出し切っていない感じがしますし、案の定、前走後もすぐに息が入ってケロッとしていたようです」と話していました。
 なんかめちゃくちゃ大物じゃないか?と感じさせるコメント。少年漫画で主人公たちを圧倒した敵キャラが「まだ全く本気でやっていない」と言って、主人公たちが衝撃を受ける場面を想像しました。

 ただ、この馬の名前を聞いても皆さん誰それ?と思うでしょう。ウインクリンゲルという無名の馬(父はリファール系のニホンピロアワーズ)なのです。「無名」ということで、「本気で走っていないのに走る馬」ではなく、「本気で走ってくれないので普通に弱い馬」でした。
 いわゆる一口馬主クラブであるウインレーシングクラブの馬でしたが、すでにファンドの解散、中央競馬の引退が決まっています。中央では全部惨敗でした。

 実を言うと、これでも結構期待された馬だったんですよ。前述の上野調教助手のコメントは、デビュー戦の翌週2026年1月29日(木)のコメントで、上記以外に「同じレースで5着だった同厩舎の馬より調教はよく動けていて期待していた」としていました。
 本気で走っていない感じなのに、掲示板に乗った馬よりも調教が良かったようです。そりゃ、期待しちゃいますよね。

 さらに、「動ききれなかった入厩後1本目の追い切りを除けば最後まで息が上がったことがない馬ですし、ポテンシャルは高いと思います」ともおっしゃっていました。
 苦しくなるとすぐやめちゃうタイプなのかな?と思ってしまうコメント。ただ、唯一掲示板に乗った地方の交流戦では、廣瀬航騎手が「途中まで勝つかと思ったほどでした」の他、「真面目には頑張って走ってくれたと思います」ともしています。
 最後のレースに乗った武藤雅騎手は「前脚を高くあげるようなアクションの大きい走り方」で遅れると指摘していました。トップスピードも遅いようです。本気で走らないというよりは、単に早く走れない馬だったのかもしれません。

 あと、惨敗した新馬戦のときに吉村誠之助騎手が「トモにも緩さが残りますが、乗り味や感触は決して悪くありません」としていました。乗り味が良い馬、背中の感触が良い馬というコメントが出たときに活躍した馬が出たことがあるのですけど、このコメントが出た馬を集めてみてると、走らないことも多かったんですよね。今回もハズレパターンでした。


2026年5月2日土曜日

ハナの馬がくるくると交代 いったい何回変わったかと言うと…?

■2009/6/1 ハナの馬がくるくると交代 いったい何回変わったかと言うと…?
■2009/6/1 アタマ、ハナ、クビ、アタマ、ハナ、ハナ、クビ…0.1秒差の大接戦


■2009/6/1 ハナの馬がくるくると交代 いったい何回変わったかと言うと…?

 2009年05月24日中京の東海ステークスD2300がおもしろかったんですよ。大げさではなく、本当に先頭がめまぐるしく変わっていて、ちょっと珍しかったレース。見ていて思わず笑っちゃいました。

 まず、6枠12番の赤木騎手のネイキッドが行きかけますが、7枠13番藤岡佑騎手のアドマイヤスワットがこれを制してハナを奪います。
 しかし、1周目のゴール前で1番人気5枠10番川田騎手のウォータクティクスが交わして前へ。5枠9番木村健騎手(誰?覚えがないです)のロールオブザダイスも並ぶ形で、さらに他の馬も上がってきて最初前だった前述の2頭は中団まで下がります。
 ところが、向こう上面で8枠2頭が外から一気に浮上。和田騎手の16番アロンダイトが先頭、安部騎手の15番マコトスパルビエロが2番手に変わります。またまた変わりました。

 さすがにこれ以上は変わりませんでしたが、このときの前3頭はそのまま上位に残ります(3番手ワンダースピードが優勝、アロンダイト2着、マコトスパルビエロ4着)。
 しかし、2組目の前3頭はいずれも二桁着順(1番人気のウォータクティクスに至っては最下位の16着)、最初の前2頭も9着、14着と大きく負けました。
 おもしろかったと言うか、おかしかったと言うか…、変わったレースでした。

 動画見つけたので、載せておきます。実況も途中からテンション上がっちゃっていますね!




■2009/6/1 アタマ、ハナ、クビ、アタマ、ハナ、ハナ、クビ…0.1秒差の大接戦

2009年05月24日 新潟10 R  胎内川特別 芝2200

 もう1つ競馬の感想行きます。こちらは、ゴール前で接戦というレース。こちらの方はそれ程珍しくもないかもしれませんが、たまたま見ていておもしろかったので。

 1着のアサティスボーイは3/4馬身差だったのものの、芝2200mの定量戦なのに2着以降が横一線だったんですよ。
 2着から4着までのタイムが同じ2:14.3で、5着から8着までのタイムが0.1秒差の2:14.4です。前述の通り、これくらいのレースならそこまで珍しくはないものの、2着から9着までの着差を並べると、アタマ、ハナ、クビ、アタマ、ハナ、ハナ、クビとなっていてなかなか壮観でした。

着順    馬名    タイム    着差
1    アサティスボーイ    02:14.2 -    
2    ナムラチェンジ    02:14.3    3/4
3    タツクール    02:14.3    アタマ
4    メイショウマゼラン    02:14.3    ハナ
5    エーシングレーソロ    02:14.4    クビ
6    インテンスブルー    02:14.4    アタマ
7    ブルーアンビシャス    02:14.4    ハナ
8    メイショウリバー    02:14.4    ハナ
9    ゼットスピール    02:14.5    クビ
10    コスモハクウ    02:14.7    1.1/2
(以下略)

2026年4月26日日曜日

落馬しても競馬は終わりじゃなかった 再騎乗すればレース再開できる

■2015/7/2 落馬しても競馬は終わりじゃなかった 再騎乗すればレース再開できる
■2015/7/2 ルール変更による珍事?出走馬が全て落馬してそのままレース終了
■2019/10/11 騎手なしでも後方待機から直線猛烈な追込を見せたウインテンダネス
■2025/05/04 最内から位置を上げ、外に出て追い込み…競走中止なのに完全にレースに参加


■2015/7/2 落馬しても競馬は終わりじゃなかった 再騎乗すればレース再開できる

 常識なのかもしれませんが、私は「え、知らなかった!」と驚いたのが、<「落馬・再騎乗」ルール消滅に揺れる競馬の祖国(競馬)>(スポニチ Sponichi Annex ギャンブル 合田直弘の海外ターフ事情 [ 2009年10月15日 21:47])という話です。

<競馬には「落馬・再騎乗」というルールがある。一度落馬しても、他人の手を借りずに再び騎乗すれば、レースに復帰できるという決め事だ。実際には、騎手を失った「空馬」の多くはスタコラ逃げて行くから、あまりお目にかかることのない事象だが、01年の中山グランドジャンプで、ニュージーランドから来日して人気になったランドが、2周目のバンケットで滑って落馬した後に、ラム騎手が再騎乗して完走を果たしたことがあるので、ご記憶のファンもいるはずだ>
http://www.sponichi.co.jp/gamble/column/foreign/KFullNormal20091015032.html

 記事の「落馬・再騎乗」ルール消滅に揺れている…という話自体はイギリスのもの。まず、「再騎乗不可」とする理由について主催者の英国競馬統轄機構(BHA)は、落馬事故で負傷した可能性がある馬や騎手がレースを続けるのは危険なためと説明しています。
 記事では、確かに、発走前に落馬があった場合は馬体検査を行うのが慣例で、これに照らし合わせれば、何のチェックもなくレースを続けるのはおかしいという主張に一理あるという見方を示していました。
 一方で、騎手たちは"「何を今さら」と猛反発"しているとのこと。私としては、主催者の主張に説得力を感じますね。今さらだからと言って、改善しない理由にはなりません。
 


■2015/7/2 ルール変更による珍事?出走馬が全て落馬してそのままレース終了

 結局、再騎乗禁止のルールは実現されたんだろうか?と検索すると、以下の動画が出てきました。

-----引用 ここから-----
-ホースニュース俺-(無期休刊) : イギリスの障害レースで出走馬4頭が全て落馬しそのままレース終了

1 名前:ドドドド人φ ★[] 投稿日:2011/03/19(土) 10:00:00.37 ID:???

    現地時間17日、英トゥチェスター競馬場で行われた障害レース(2mile 3・1/2f)で出走馬4頭が全て落馬し、競走中止となって1頭もゴールできずに終わるというハプニングがあった。

    レー スでは、まず向こう正面入り口で2頭が落馬し、人気の2頭が競り合う展開となった。その後、1番人気馬が3~4馬身抜け出したが、最終障害を飛越する直前に騎手が突然滑ってバランスを崩して落馬。最後の1頭もこの落馬の巻き添えを食らって落馬。今季からルールが変更され、落馬後の再騎乗が認められなくなったため、この落馬で全頭競走中止となり、1頭もゴール出来ずにレース終了となった。

    なお、ノーザンプトンC&E紙の競馬担当記者は、「これは本当に歴史的なハプニングだ。誰も傷付いてないように思われる。プライド以外は」とコメントしている。
    (文責:ドドドド人 φ★)

    主なソース
    http://www.northamptonchron.co.uk/news/
http://blog.livedoor.jp/horsenews_orz/archives/2912643.html
-----引用 ここまで-----

 ルールの変更おかげでこのような珍事も起きたのかも。でも、仕方ないでしょうね。



■2019/10/11 騎手なしでも後方待機から直線猛烈な追込を見せたウインテンダネス

 落馬関係ということでここに追記。2019年10月6日の京都大賞典、ウインテンダネスは発想直後に騎手が落馬のために「競走中止」。ただ、競馬でいう「競走中止」は馬が走るのをやめることを意味するわけではありません。馬はむしろ走り続けることが多いです。
 馬の特性を知らない人は、馬がレースを続けているように見えるのを不思議に思うでしょうが、これは馬の習性としてはそれほど不思議ではありません。馬は群れをつくる動物で、仲間といっしょに走りたがるのです。海外の直線競馬では広いコースなのにも関わらず、両ラチ沿いに2つの集団に分かれて固まるケースが見られます(日本の直線競馬は周回する競馬場との併用で馬場の荒れ方に偏りが出るため、荒れた内ラチ側を走る馬はあまり見られません)。

 ただし、いっしょに走りたがるとはいえ、途中でコースを外れてしまう、ペースアップで置いて行かれるということもよくあり、最後まで走り切るとなると、やや回数が少なくなります。
 ウインテンダネスで特に驚いたのは、後方待機で最後の直線の一番速くなるところでむしろペースアップして、外からではなく中からごぼう抜きして6着相当になってしまったこと。並走していていっしょにペースアップは結構あるものの、後方待機で馬群の中からごぼう抜きはかなり珍しい気がしますね。
 netkeiba.comの掲示板では、以下のような感想が出ていました。

 [2817] わたくんさん
直線向いた途端まじめに走り出して馬って頭がいいんだね。少なくとも4コーナーを知っているということだから、スタートの位置が今日はここだから1600だなとか距離とかも分かってるんじゃないかと思えてきた。馬は走る距離を知らないと言われてるけど、実は知ってたりしてね。
 [2798] シルバさん
リプレイ見たけど、道中は後方で待機しつつ、直線では内から馬群を割りながら綺麗に伸びてたのが素晴らしかった。
この仔は本当に賢いですね。
騎手無しでこういう走りが出来るのは素直に凄いと思いました。
 [2807] ミヤザキさん
>>2798
わかる
6着入線にきたのは斤量がなくなったからまあわかるけど馬群割ってきたのはすごい
 [2802] あしゅらくんさん
マイナス56kgハンデありとはいえ、足を溜め馬郡をさばいて、素晴らしい競馬でした
 [2805] ラスカルさん
真面目に走ってて驚いたw
普段から調教されていることをしっかり守ってる頭の良い馬だ


■2025/05/04 最内から位置を上げ、外に出て追い込み…競走中止なのに完全にレースに参加

 POG指命馬のバズアップビートが、2025/05/04のプリンシパルステークスに出走。9番人気だったのでそれほど期待していませんでしたが、人気よりはやれるのでは?と思って、多少は期待していたんですよね。ダービー出走権のあるレースでもありますし、楽しみなレースでした。
 ところが、バズアップビートはレース開始直後にバランスを崩して、ジョッキーが落馬競走中止。ゲートでもちょっと落ち着かなかったものの、隣の馬にぶつけられたのが一番大きな理由のような感じ。バズアップビート側に落ち度はないと思われます。

 ということで、競馬的には「競走中止」だったものの、バズアップビート自身は完全に競馬に参加していました。まず最初は当然最後方。1頭大きく遅れだしますが、それでも少し離れた後方、追い込みの位置ではじめのうちは走っています。
 ただ、向正面で集団に追いつき最内に入って、その最内からスルスルと順位を上げるというジョッキーが乗っているかのような動き。内に入ると、ジョッキーが操作していないカラ馬(空馬)なだけにヒヤヒヤ。これで事故ってれば笑えない話になっていたのですけど、ここらへんは無事に走れました。

 さらに驚きだったのが、最後のコーナーで、先行集団がマバラだったところで、最内から外に出して、直線前を追える位置どり(4番手ほど)を自分でとっていたこと。正直いうと、カラ馬が外に膨らむこと自体は普通にありますが、極端に外ではなく、結構良い位置でしたね。ここらへんの外に出るタイミングによっては、接触しかねなかったので、うまく出れて良かったですわ。

 ただ、直線は、なかなか伸びてきません。せっかく4番手ほどまで上がっていたのに、逆に抜かれる感じ。この苦しいところでジョッキーの指示がない馬が頑張らないのは当然と言えば当然です。
 ところが、最も苦しいであろう、残り200m、100mくらいで再びペースアップ。内外離れてですが、勝ち馬まであと少しというところまで迫る猛烈な差し脚を見せました。まるでジョッキーが乗ってるかのような走りを何度も見せていて、レアなケースだったと思います。

 ということで、かなり楽しませてもらったものの、陣営的には、すぐに競走をやめてくれた方がありがたかったでしょうね。ここまでしっかり走ってしまうと、ジョッキーが乗っていなくて重量負担が軽いとは言え、結構消耗しちゃったかもしれません。


2026年3月27日金曜日

無事是名馬はおかしい?故障・怪我・病気の多い名馬たち

■2014/8/24 無事是名馬はおかしい?故障・怪我・病気の多い名馬たち


■2014/8/24 無事是名馬はおかしい?故障・怪我・病気の多い名馬たち

 ヤフー知恵袋は結構変な人が多いです。今日はそのヤフー知恵袋で気になったもの。

-----引用 ここから-----
「無事是名馬」

このような格言があり、この格言をよく使われる方がいますが、質問があります。

先に断っておきますが、個人的には使い方の定義があやふやで非常に嫌いなフレーズです。

先に「サイレンススズカについて」の質問をさせていただいているのですが、サイレンススズカはこの格言に当てはまらないから名馬ではないという意見がこの質問以外でもよく見かけます。
「能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬こそが名馬である」がこの格言の内容ですが。
では、この格言にそのまま基づくと、
一度でも怪我をした馬は名馬ではない。
怪我で引退した馬は名馬ではない。
予後不良になった馬なんて話にならない。
ということになります。

これに該当する馬で、具体的に今簡単に名前が出るところを挙げれば・・・
サイレンススズカ 予後不良
テンポイント 予後不良
ライスシャワー 予後不良
ネオユニヴァース 怪我引退
アグネスタキオン 怪我引退
フジキセキ 怪我引退
トウカイテイオー 怪我引退
サニーブライアン 怪我引退
カネヒキリ 怪我引退
ダイワスカーレット 怪我引退
グラスワンダー 怪我引退
ウオッカ 怪我(鼻出血)引退
シンボリルドルフ 怪我引退
キングカメハメハ 怪我引退
ナリタブライアン 怪我引退

ミルリーフ 怪我引退
ヌレイエフ 病気引退
サンデーサイレンス 怪我引退

以上、個人的に名馬を挙げさせていただきましたが、これらの馬の中には年度代表馬なども多くいます。
それでも「無事是名馬」の格言を忠実に当てはめると、これらは名馬とは呼べなくなります。

長くなってしまい申し訳ありませんが、「無事是名馬」論を尊重される方は怪我で引退した馬もまた名馬ではないのでしょうか?
それとも少し甘い基準にして予後不良馬のみ名馬とは認めないのですか?
もしくは、タキオンのように3歳で怪我をして引退した馬は名馬とは認めないのでしょうか?

「無事是名馬」の基準をお教えいただければ、今後その基準を参考に皆さんの意見を聞けるようになると思いますし、私以外の「無事是名馬」論を尊重しない方にとっても参考になると思います。

よろしくお願いいたします。。。

補足
    「怪我」≠「名馬ではない」とする意見が多いようですが、その考えに基づくとサイレンススズカやアグネスタキオン等に対して「無事是名馬」を理由に名馬ではないと主張する人の意見は根本から間違っていると見なしていいのでしょうか?

ttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1171651651
-----引用 ここまで-----

 この方、自分で「能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬こそが名馬である」を引いているんですが、疑問に思わないのでしょうか?
 これは単なるたとえですよ。本気で「名馬」の条件だと言っているわけではありません。「能力が劣った馬が名馬である」という時点で、そこらへんは理解してほしいものです。

 Wikipediaでの説明は以下です。

-----引用 ここから-----
無事之名馬(ぶじこれめいば、無事是名馬とも)とは、競走馬を指して「能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬は名馬である」とする考え方を表した格言である。馬主でもあった作家・菊池寛による造語として有名だが、実際は時事新報の岡田光一郎によるものである。岡田はまた菊池の『日本競馬読本』の代筆も行っている。菊池が競馬関係者から書を求められた際に、『臨済録』にある「無事是貴人(ぶじこれきにん)」に想を得て色紙に揮毫していたのが言葉の始まりとされた。「無事是貴人」とは、本来「自然体の内に悟りを啓く者が貴人」という意味の禅語で、茶道において一年の無病息災を寿ぐ言葉として転用された。

菊池は日本競馬会の雑誌『優駿』に寄せた随筆で、馬主としての経験から「樂しみを覺える割合ひに較べれば、心配や憂鬱を味はふ時の方が多い。馬を持つてゐることの樂しみが二、三割だとすれば、心配や憂鬱の率は、まづ七、八割にも及ぶであらう。それも、大部分は馬の故障から来るのだ」と語り、「馬主にとつては、少しぐらゐ素質の秀でてゐるといふことよりも、常に無事であつてくれることが望ましい。『無事之名馬』の所以である」としている。この考えは馬主のみならず多くの競馬関係者の共感を呼び、以後「無事之名馬」は頑健に走る馬を賞賛する言葉として使用されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E4%BA%8B%E4%B9%8B%E5%90%8D%E9%A6%AC
-----引用 ここまで-----

 親が子どもに「特別優秀な子でなくても、病気をせずに無事育ってくれる方が孝行息子だわ」というようなものです。
 そこにしゃかりきになって、「そんなものは孝行息子の条件ではない。病気になっても親に孝行した人はこんなにいる!」と頑張ってみても仕方ありません。

 私はこれ、ヌレイエフの病気引退で検索していて見つけたんですが、競走馬の名前を挙げた中でヌレイエフまで網羅しているように競馬の知識は多いようです。
 それでいてどうしてこんな当たり前のことを理解できないのか?となると、同じ競馬ファンとしては複雑な気分になります。
 競馬ファンがこんな人ばかりだと思われないといいんですけど…。


2026年3月8日日曜日

G1単勝高額配当ランキング…ヒシミラクルは?

■2026/03/04 G1単勝高額配当ランキング…ヒシミラクルは?


■2026/03/04 G1単勝高額配当ランキング…ヒシミラクルは?

 G1単勝高額配当ランキングが知りたいと思って検索。ベスト20くらいが欲しかったのですけど、ベスト10のものしか見つからず。それでも、もちろんありがたいですけどね。
 ”【2024年最新】JRA・G1単勝最高配当ランキングベスト10 サンドピアリス、ビートブラック、コパノリッキー、ダイユウサクなどが万馬券を演出 - WIN!競馬”というページでまとめられていました。

<JRA・G1単勝最高配当ランキングベスト1>
1    サンドピアリス    430.6倍    1989年エリザベス女王杯(G1)    20番人気
2    コパノリッキー    272.1倍    2014年フェブラリーS(G1)    16番人気
3    ダイタクヤマト    257.5倍    2000年スプリンターズS(G1)    16番人気
4    テンハッピーローズ    208.6倍    2024年ヴィクトリアマイル(G1)    14番人気
5    ビートブラック    159.6倍    2012年天皇賞(春)(G1)    14番人気
6    ダイユウサク    137.9倍    1991年有馬記念(G1)    14番人気
7    ノーリーズン    115.9倍    2002年皐月賞(G1)    15番人気
8    ユウフヨウホウ    114.7倍    2001年中山大障害(J・G1)    10番人気
9    ロジャーバローズ    93.1倍    2019年日本ダービー(G1)    12番人気
10    タケノベルベット    91.3倍    1992年エリザベス女王杯(G1)    17番人気
https://www.winkeiba.jp/page/?slug=g1_payoff_ranking

 最近はあまり高配当がない気がしたのですけど、2000年代以降も結構ありますね。つい最近の2024年にも出ていますわ! 2019年日本ダービー(G1)12番人気93.1倍のロジャーバローズも、自分のPOG馬だったはずなのに全く覚えていません。
 あと、ヒシミラクルが高額配当だった気がしたのに入ってなくて予想外! で、調べてみると、そこまで高額配当ではありませんでした。私の記憶がいい加減すぎます。
 ひょっとして、ロジャーバローズがPOG馬だったというのも私の記憶違いじゃないかという気にもなってきました。あらゆる記憶が怪しくなっています。
 
 でも、高配当と勘違いしたヒシミラクルの戦績を改めて見返すと、3つのG1すべてで一桁人気にならずに優勝…という稀有なパターンで、やはりめちゃくちゃおもしろいですね。
 勝っても勝っても人気が出ませんでした。だからこそ配当が大きかったと私は錯覚したのでしょう。当時の衝撃はすごいものでした。

2002年菊花賞 36.6倍 10番人気
2003年天皇賞(春) 16.1倍 7番人気
2003年宝塚記念 16.3倍 6番人気

 最後にこれらの馬券を年代順に並べておきます。ヒシミラクルもおまけ(?)で入れました。

1989年エリザベス女王杯(G1)    サンドピアリス    430.6倍        20番人気
1991年有馬記念(G1)    ダイユウサク    137.9倍        14番人気
1992年エリザベス女王杯(G1)    タケノベルベット    91.3倍        17番人気
2000年スプリンターズS(G1)    ダイタクヤマト    257.5倍        16番人気
2001年中山大障害(J・G1)    ユウフヨウホウ    114.7倍        10番人気
2002年皐月賞(G1)    ノーリーズン    115.9倍        15番人気
(2002年菊花賞 ヒシミラクル    36.6倍 10番人気)            
(2003年天皇賞(春)    ヒシミラクル 16.1倍 7番人気)
(2003年宝塚記念    ヒシミラクル 16.3倍 6番人気)
2012年天皇賞(春)(G1)    ビートブラック    159.6倍        14番人気
2014年フェブラリーS(G1)    コパノリッキー    272.1倍        16番人気
2019年日本ダービー(G1)    ロジャーバローズ    93.1倍        12番人気
2024年ヴィクトリアマイル(G1)    テンハッピーローズ    208.6倍        14番人気