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2026年10月17日土曜日

ボス馬・リーダー馬は競馬で強い?シンボリルドルフやゼンノロブロイ

■2013/3/1 上下関係作る馬の群れにはボスがいる!トレッキングでもリーダー馬
■2013/3/1 ボス馬・リーダー馬は競馬で強い?シンボリルドルフやゼンノロブロイ
■2022/05/11 第一次競馬ブームの立役者ハイセイコーもリーダー馬だった?


■2013/3/1 上下関係作る馬の群れにはボスがいる!トレッキングでもリーダー馬

 リンク切れしているのですが、「インストラクターのひとりごと」というページの「#128 リーダー馬の存在」(2009/02/07 フロッグマン)では、トレッキングにおけるリーダー馬の存在の必要性について説明されていました。
 まず、野生動物であるシマウマの例が登場。リーダーが常に周囲を警戒し、肉食動物の気配をいち早く察し、危険を仲間に知らせるといったことがあるとのこと。そして、馬の場合は以下のような感じになっているそうです。

<馬の群れにもリーダーとなる存在がいます。馬と関わった事のある人なら分かると思いますが、馬もはっきりとした上下関係の社会を持っています。よく観察すればどの馬がリーダー馬でどの馬が弱いか分かると思います。お互いじゃれあったり、喧嘩したり、まるで子供のように遊びます。そうして遊んでいる内に互いの強さを知り、リーダーとなる馬が決まっていきます。(略)
 私達はボス馬の存在を利用してトレッキングを行います。普段から強いリーダー馬に先導役のスタッフが乗ることで他の馬は決してボス馬を追い越そうとしないし、リーダー馬も他の馬を追い越させないように蹴ったり威嚇したりします。(略)快適なトレッキングのためにはリーダー馬の存在が必要不可欠なのです>
http://www.jtng.com/thrc/p30/~199/p30-128.html

 また、別のサイト乗馬特訓記の<「馬語」について:基本はボス馬の立場になってボス馬の合図をまねる>では、る馬のボディランゲージのことが詳しく書いてある一冊の大型本 「馬と踊ろう~クラウス・フェルディナンドの触れ合い 調教法」(クラウス・フェルディナンド・ヘンプフリンク著:「Dancing with Horses」の日本語版)に以下のような話があったことが書かれていました。

<基本的な考え方は、馬は順位制の群れ社会の生き物でどんな相手に対しても 自分より順位が上か下かを見てくることと、自分より順位の高い相手には頼ろうとし てきたり言うことをよく聞こうとする性質があることを利用して、まず人のほうが馬 より絶対的に順位が上、人が馬のリーダー、という主従関係をはっきりつけて馬 が人間に頼ってくるようにさせて馬と信頼関係を築き、それからボス馬が他の馬 たちに対して次々と合図(指示)を出していくのをまねするように人が馬に合図 を出していくことで、馬が群れのボスの言うことをよく聞くように馬を自由自在 に動かしていくということです。
 この、ボス馬が他の馬に対して出す合図や、馬同士が使っている合図が「馬の ボディランゲージ、馬語」と呼ばれているものです>
http://www.geocities.co.jp/Outdoors/6952/time_2004_12xx.html


■2013/3/1 ボス馬・リーダー馬は競馬で強い?シンボリルドルフやゼンノロブロイ

 ここまでは馬全般に関する話だったのですけど、このような考え方を競馬に当てはめて、馬券の当て方に応用しようとしている方もいらっしゃるようです。ズバリ「ボス馬を探せ!」というページがありました。「ボス馬」がそのまま「一番強い馬」で、勝てる馬がわかるという理論です。

<また、ボス馬を探す以外に、馬同士のコンプレックスを理解できるようになると、そのレースで走らない馬を見つけることができます。
(略)もちろん馬券を買う上で能力(略)は大きな要因なのですが、それに負けないくらいこの馬の持つコンプレックス、つまり精神面が大きな要因となるのです>
http://keibahissyo.web.fc2.com/category1/entry5.html

 別サイトの<November 22, 2005 穴馬発見☆別館>でも、2005年のジャパンカップをボス馬で競馬予想。「競馬は、突き詰めると、ボス馬が勝つゲームだ」としていました。「そういうことを言い出したのは、僕が知ってる限りでは「中島理論」の創始者中島御大なんですが、そのエッセンスをものすごく簡単に要約しますと」として、以下のような説明をしていました。

1.サラブレッドは、自然界の生き物である。彼らが究極的に従うのは自然界の掟(つまり「本能」)であって、調教ではどうにも超えられない壁が絶対にある。
2.基本的に、次世代へと自分の遺伝子を残していけるのは、群れの中でも体力・知力ともに優れた「ボス」だけである。(なぜなら、体力・知力に劣った馬の遺伝子ばかりが次世代へと伝えられていくと、それは種の絶滅につながるからです。これは種の保存という観点から、実に理にかなったことです。)
3.競馬というのは、馬のそうした自然の本能をうまく利用したゲームである。
4.優秀な馬が揃った頂点の争い(つまりG1)で勝利を収めるのは、ボス馬である。
http://blog.livedoor.jp/blandford/archives/50209101.html

 この年のジャパンカップの場合、藤沢調教師の発言がヒントに。藤沢厩舎は独特の「一列縦隊」の調教とウォーキングを行うものの、このときには必ずゼンノロブロイが一番先頭。藤沢調教師は、「(ゼンノロブロイを真ん中にすると)すごく暴れますね。ロブロイは自分が『ボスだ』って分かってますから」という趣旨の説明をしていたそうです。これを踏まえて以下のような解説がされていました。

<ゼンノロブロイは、昨年秋の天皇賞以来、牡馬に先着されたことはたったの2回しかないんですよね。
1回がイギリスでエレクトロキューショニスト。もう1回が、今年の宝塚記念のハーツクライ。
どちらのレースも、「出し抜けを食わされた」という形で、びっしりと競り合ってのものではありません。
これはまさにボス馬にふさわしいレースぶりで、今回も当然、よほどのことがない限り、ボス馬らしいレースをしてくれるはずだと思います>

 この方は「ボス馬と言えば、シンボリルドルフ」とも指摘。暴れん坊で有名だったひとつ年下のダービー馬シリウスシンボリが、ルドルフの前に出るとビビリまくってしゅんとしていた、絶対に近寄ってこなかった…と言っていました。
 私はシンボリルドルフを見に行ったときに、かじられたことがあります。もう当時はおじいちゃんだったはずなんですが、やんちゃな子でしたね。

 話がちょっと逸れました。ボス馬の話ですけど、メスは例外のようで、負けても大丈夫(?)みたいです。レディーファーストなんですかね。不思議。
 で、このときのジャパンカップはどうだったか?と言うと、牡馬であるアルカセットとハーツクライに敗れる3着になっちゃいました。負けちゃってます。びっしりではないですけど、アルカセットとはある程度競ってもいますね。

<iframe width="420" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/AcgDhTCAXv0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

 ジャパンカップの次のラストラン有馬記念でゼンノロブロイは8着となり、初めて掲示板を外しました。これはアクシデントがあったそうですけど、ジャパンカップでボス馬としては言い訳しづらい負け方をして、ボス馬としてのプライドがずたずたになっちゃったのかもしれません。


■2022/05/11 第一次競馬ブームの立役者ハイセイコーもリーダー馬だった?

 1970年代の日本で社会現象と呼ばれるほどの人気を集めた国民的アイドルホースで、第一次競馬ブームの立役者となったハイセイコーのWikipediaを読んでいました。

<1972年(昭和47年)7月、大井競馬場でデビュー。同年11月にかけて重賞の青雲賞優勝を含む6連勝を達成。翌1973年(昭和48年)1月に中央競馬へ移籍し、「地方競馬の怪物」として大きな話題を集めた[1]。
 移籍後も連勝を続け、4月に中央競馬クラシック三冠第1戦の皐月賞を勝つとその人気は競馬の枠を超え[2][3]、競馬雑誌やスポーツ新聞以外のメディアでも盛んに取り扱われるようになり[4]、競馬に興味のない人々にまで人気が浸透していった[5]。
 5月27日に東京優駿(日本ダービー)で敗れたことで不敗神話は崩壊したが人気は衰えることはなく[6][7][8]、むしろ高まり[9][10][11][12]、第一次競馬ブームと呼ばれる競馬ブームの立役者となった[13]。
 このブームは、後年1990年前後に起こった武豊とオグリキャップの活躍を中心にした第二次ブームと並んで、日本競馬史における2大競馬ブームのうちの一つとされている[14]。ハイセイコーが巻き起こしたブームは日本の競馬がギャンブルからレジャーに転じ[15][16]、健全な娯楽として認知されるきっかけのひとつになったと評価されている[17]。1984年、「競馬の大衆人気化への大きな貢献」が評価され、顕彰馬に選出された[18][19]。
 競走馬引退後に種牡馬となった後も人気は衰えず[12][20][21]、種牡馬として繋養された明和牧場には観光バスの行列ができるほど多くのファンが同牧場を訪れるようになり[22]、それまで馬産地を訪れることが少なかった競馬ファンと馬産地を結び付けた>

 ハイセイコーは人気すぎて途中から過剰人気に。とはいえ、競走成績が良くなかったということではありません。皐月賞の他、宝塚記念、高松宮杯に勝利。中山記念、NHK杯(当時はややグレード落ち) 、スプリングS 、弥生賞も勝っています。
 で、ここに追記したことでわかるように、ハイセイコーにはリーダー馬・ボス馬的なエピソードもあったのです。おもしろいですね。

<1970年(昭和45年)、北海道日高支庁新冠町の武田牧場に生まれる。馬体が大きく脚や蹄が逞しかったことから、牧場関係者は赤飯を炊いて誕生を祝った[25]。武田牧場場長の武田隆雄によると、生まれた時から馬体が大きく一際目立った馬で、他の馬と集団で走る際は常に先頭を切った[26]>

 なお、地方でデビューしたハイセイコーですが、上記だけ読んでも期待されてなかったわけではなく、むしろ期待された馬だったことがわかります。以下のように他にも期待されたエピソードがある他、地方デビューは母馬絡みの特殊事情だった感じです。

<武田は当歳時から中央競馬にいっても十分通用するレベルの馬だと感じ[28]、夏になると、「ダービーに勝つとはいいません。でもダービーに出られるぐらいの素質があると思います」と周囲に喧伝するようになった[29][30]。また1957年の天皇賞(春)を優勝したキタノオー以来の「武田牧場の傑作」として期待を集めて新冠町の評判を呼び[31]、2歳時には「新冠の一番馬」という評判を得るようになった[28]。
 ハイセイコーは中央競馬の調教師からも中央でのデビューの誘いを受けたが[31]、母ハイユウの馬主であった青野保が代表を務める(株)王優に所有され[3][31]、ハイユウを管理していた大井競馬場の調教師の伊藤正美によって管理されることになった[30]。1971年(昭和46年)9月に伊藤厩舎に入厩し、馴致が行われた後、調教が開始された。騎手として調教と馴致に携わった高橋三郎によると、ハイセイコーはこの時点ですでに、他の幼い馬とは「大人と子供」ほどに異なる馬体の大きさと風格を備えていた[32]。また、この時期にはすでにマスコミが盛んにハイセイコーについて取材をし、中央競馬の調教師から移籍が持ちかけられるようになっていたといわれている[32]>
<1973年1月12日、ハイセイコーはホースマンクラブに5000万円([注 5]この金額は、当時の東京優駿の優勝賞金(3600万円)を上回っていた)で売却された[42]。武田牧場場長の武田隆雄は、(株)王優がはじめからハイセイコーを中央競馬へ移籍させる意向であったようだと述べており[26]、江面弘也によると武田牧場側は売却に際し、大井でデビューさせた後中央競馬へ移籍させるという条件を付けていた[3][40]。作家の赤木駿介によると、ホースマンクラブが新たな馬主となったのは、同クラブの代表者である玉島忠雄が大井競馬を訪れた際、条件次第ではハイセイコーを購買できるという噂を聞きつけたのがきっかけであった[43]。大川慶次郎によると、当時の日本競馬界では「中央は中央、地方は地方」という風潮が強く、地方から中央への移籍は4歳の秋以降に行われるのが一般的で、4歳になったばかりの時点で行われるのは珍しいことであった[44]>

2026年10月15日木曜日

ついに笹針、焼烙、ブリスターが禁止!科学的根拠がなく虐待だった…

■2023/03/06 ついに笹針、焼烙、ブリスターが禁止!科学的根拠がなく虐待だった…


■2023/03/06 ついに笹針、焼烙、ブリスターが禁止!科学的根拠がなく虐待だった…

 別のところで使った話ですが、単独メインテーマでもひとつ。ソエの治療法として、科学的根拠がないのに行われていたという「焼烙治療」や「ブリスター」。これらが禁止されていたようです。
 他の禁止された治療法とセットで、<4月から笹針、焼烙、ブリスターが禁止【獣医師記者コラム・競馬は科学だ】>(2022年4月22日 06時00分)という記事の中で出てきていました。

<あまり表だってアナウンスはされていないのだが、4月1日から中央競馬のルールが一部改正。JRA登録馬について、退厩時も含めて一部の“治療”が禁止された。具体的には笹針、焼烙、ブリスターなどである>
https://www.chunichi.co.jp/article/457469

 作者の獣医師記者・若原さんは、<ソエが出るというのはそれだけ馬に推進力があるとの理解で、ソエが出たのをめでたがって厩舎で赤飯を炊くという習慣もあったようだ>ということで、やはりソエが良いこと説の話を出していました。しかし、これはもう「かなり昔の話」だといいます。
 というのも、これらは科学的根拠なしのため。「焼烙治療」や「ブリスター」とセットになっていた「笹針」も似たような科学的根拠のない理論に基づいているらしく、以下のような書き方をしていました。

<焼烙は焼きごてを使い表面を熱で焼く。ブリスターは強力な発泡剤を使って、表面を化学的に焼く。どちらも、患部にあえて急性炎症を引き起こし、その治癒過程で患部にあった慢性炎症を道連れ的に治すという理論背景が言われていた。
 と、ここまで書いて、お気づきの読者もいるかもしれない。これ、笹針の原稿で、現在では否定的にみられていると紹介した理論背景とまったく相同だ。笹針が科学的には効果が認められないのと同様、ソエに対する焼烙もブリスターも、その効果は、いまや否定的な見方が主流になった。>

 ただし、ブリスターはかなり最近まで信じられていた模様。焼烙が下火になった後、ブリスターが幅を利かせるようになって、5~6年くらい前までは科学的な手法に積極的な某大手生産者もしばしば使っていたらしいといいます。ただ、そのブリスターも下火になっていたという流れでした。
 それでも、完全に撲滅されてはおらず、一部ではどちらも継続して使われていた模様。今回の禁止措置で、今度こそはっきりと撲滅させようということでしょうね。
 記事では、最後に<効果がなければ、馬の皮膚を焼いて痛い思いをさせるだけ。動物虐待との批判も避けられまい。これらの禁止は競走馬の福祉向上を一歩進めるルール改正と理解できる>と書いていました。


2026年10月12日月曜日

調教番長はなぜ生まれるのか?「2歳馬が古馬に楽勝」に騙される

■2022/04/04 調教番長はなぜ生まれるのか?「2歳馬が古馬に楽勝」に騙される


■2022/04/04 調教番長はなぜ生まれるのか?「2歳馬が古馬に楽勝」に騙される

 競馬では調教がすごいのに、本番ではそこまでではない馬を「調教番長」と呼ぶことがあります。調教がすごくてレースでも強い馬は「調教番長」とは言いません。飽くまで調教だけすごい馬、本番に弱い馬のことを言います。

 「本番で弱い」というのは人間のスポーツや、それ以外の分野でもよくある話。この場合はプレッシャーに弱い…といった精神的な問題が多いんじゃないでしょうか。逆に、練習では一生懸命にやらず本番じゃないとイマイチ気持ちが乗ってこない…といったタイプもいそうです。
 そういや、私は練習でも一生懸命やるタイプだった上に、本番では致命的なミスをするので、運動会やスポーツ大会の本番はボロクソでした。私は運動音痴なので、「調教番長」というわけでもなかったんですけど…。

 これ以外に盲点となりそうな理由としては、「たまたま」「偶然」というのが考えられそう。例えば、4年に一度しか行われないオリンピックやサッカーのワールドカップの場合、試合自体が少なくて、この数少ない機会にだけ偶然うまく行かない、たまたま調子悪い時期に重なる…といったことが起きることが結構あります。
 より広く考えると、「大事な試合の前にだけ怪我しちゃう」みたいな「本番に弱い」タイプもいますよね。これも偶然である他、本番近くになると気負いすぎて怪我をしたり、練習しすぎて体を痛めたり…といったことが考えられそうです。

 馬じゃない人間の話が長くなりましたが、馬でも「偶然」はありそう。また、人間だけでなく馬でも精神面が関係することはあり得ます。例えば、観客が多いと興奮してしまうタイプの馬は、本番で力を発揮しきれない…ということがあるでしょう。
 ただ、競馬の場合、一番考えられるのは、「本番と調教では走る条件が全く違う」という理由だと思います。また、人間同様に本気を出さずに抑える調教もあるため、調教タイムでの比較は信頼性が低い…というのもあるかもしれません。

 「本番と調教では走る条件が全く違う」の関係では、短距離馬と長距離馬の違いもありそうですね。調教タイムが良い馬は短距離馬が多く、長距離馬は少ないです。どちらかというと、調教の条件が短距離馬の本番と近いためだと思われます。飽くまで「どちらかというと近い」ですけどね。

 ところで、今回こんな話を書いたのは、古馬を簡単に負かす調教の良さを理由に指名した私のPOG馬がことごとくコケたため。奇しくも同じ新馬戦でデビューしたウィズグレイスとウインバグースです。
 彼らの新馬戦は前の馬を捉えるのが難しい極端な展開で偶然の要素が強かったとはいえ、それぞれ5着と2着で勝てず。ウィズグレイスはルメール騎手が反省を生かして2戦目で逃げてきっちり勝ったものの、その後はセントポーリア賞(1勝クラス)を2着と取りこぼした末に、アネモネS(L)は1番人気9着と惨敗しました。
 ウインバグースの方は和田竜二騎手が反省を生かせず2戦目も全く同じ感じで負けたものの、乗り替わりの横山和生騎手が逃げに切り替えてしっかり勝ち上がり。ところが、昇級後は10着、4着、13着と不甲斐ない成績が目立ち休養へ。ともに調教番長的な感じになってきました。

 考えてみると、だいぶ前に私が坂路時計をもとにPOG指名をしていたときにも、2歳なのに古馬含めてナンバーワンの一番時計を出した馬がイマイチ走らない…ということはよくありました。むしろ時計通りにすごい活躍をすることは極めて稀。このPOG指名の仕方は駄目だとわかっていたのに、反省を生かせずまたやってしまいました…。反省を生かしたルメール騎手になれず、反省を生かせない和田竜二騎手状態です。
 う~ん、でも、「調教で2歳のデビュー前なのに古馬に楽勝」って聞くと、ワクワクしちゃいません?しますよね?
 …また、忘れた頃に調教番長系を指名してしまいそうですわ…。


2026年9月20日日曜日

頭の高い馬は悪い…は迷信?シャドーロールの効果、実はない?

■2020/01/25 根拠あると思ってた…シャドーロールの効果、実はない?
■2020/01/25 頭の高い馬は悪い…は迷信?最近では矯正しない調教師も
■2020/01/25  シャドーロールの効果がないときは…ある?
■2022/06/15 国枝栄調教師「シャドーロールは目印のためにつけている」

■2020/01/25 根拠あると思ってた…シャドーロールの効果、実はない?

 【競馬】あの三冠馬が使ったシャドーロールは本当に効果があるのか(web Sportiva 2013.10.25)という記事があり、ひょっとしてシャドーロール着用の効果について、信頼できるような根拠がないって 話かな?と気になりました。
 タイトルになっていた三冠馬というのは、ナリタブライアンのことですね。あだ名がそもそも「シャドーロールの怪物」です。
 記事そのものは、シャドーロールについて、元調教師の秋山雅一さんに解説してもらうという話でした。
 
 シャドーロールは、ふわふわしたロールを馬の目と鼻の間に設置するもの。こうすると、ふわふわロールが邪魔になって、自分の足元が見づらくなってしまいます。人間もぶかぶかのコートを着ると足元が見えづらいですよね。
 これには何も良いことないように見えますけど、一般的には足元を気にしてしまう馬に着用して、気にさせないようにする…という使い方をします。秋山雅一元調教師も「自分の足もとの影を見て驚いてしまう馬が稀(まれ)にいて、そういう馬たちに着用します」としていました。
 私はこれだけを想定していたのですけど、「他にも、特にダート戦で、前方から飛んでくる砂が目に当たるのを防ぐ、という効果が少しだけあります」ともおっしゃっていました。
 この時点では、シャドーロールの効果については特に否定されていない感じです。効果がある馬にはあるといった雰囲気ですね。


■2020/01/25 頭の高い馬は悪い…は迷信?最近では矯正しない調教師も

 ただ、他の用途もあるとされていて、こっちの方が問題っぽかったです。シャドーロールを着けて足もとが見えなくなると、逆に足もとを見てやろうとして、頭を下げる馬がたまにいるとのこと。
 これだと逆効果…って話かと思ったらそうではなく、頭を下げたがる馬の気持ちを逆に利用して、頭の高い馬に対して、頭を下げさせるために使うことがあるといいます。効果があるという話になります。ところが、これに否定的な意見があるんだそうです。

<というのも、頭を高くして走るのは、骨格や筋肉のつき方による、競走馬の構造的な問題だからです。要は、一般的に頭を低くしながら前方に伸ばして走るのがいいフォームとされていますが、頭が高い馬にとっては、頭を高くして走るフォームこそが最も走りやすいわけです。そのため、「無理やり頭を下げて走らせることが本当にいいことなのか?」と、疑問に思っている関係者は少なくありません>

 これはシャドーロールの効果の疑問というよりは、馬のフォームに関する迷信といった感じですね。
 インタビューアーが、調教師や騎手の方々が「あの馬は頭が高いから」というコメントをしているのをよく見ると指摘していたように、頭が高い走り方は良くないという認識が一般的。私も低いフォームの走りを好んでいました。
  しかし、人間も走るフォームが異なるように馬だって違うだろうと、秋山雅一元調教師は否定的。走り方を矯正しない調教師というのも、最近は増えているとされていました。


■2020/01/25  シャドーロールの効果がないときは…ある?

 上記で終わりだと思ったら、シャドーロールの効果についての話は、この後また出てきました。
 足もとの視界が遮(さえぎ)られることで、不快に感じる馬がいて、動かなくなったり、暴れたりした馬もいたといいます。ただ、これは効果を全部否定するわけではなく、馬によりけりということ。普通の話です。
 また、シャドーロール単体では効果がないけれども、別の部分の視界を遮るブリンカーやチークピーシズと組み合わせることで、馬の集中力が増したという経験があるそうです。

 さらに、効果という意味で言うと、 飾りの要素でシャドーロールをつけている場合もあるとのこと。メンコなんかだとよくありますが、シャドーロールまでそう使っちゃいますか…。「ブリンカーなどと組み合わせて、カラフルに装備している馬もいましたからね」とのことでした。
 一応全く意味がないわけではない使い方としては、レースや追い切りのときに、自分の馬が見つけやすいというメリットがあるのでは?との予想。どうなんでしょうね。

■2022/06/15 国枝栄調教師「シャドーロールは目印のためにつけている」

 掲示板情報なんで記憶違いなどがある可能性があって、信頼性が高いものでは全然ないのですが、シャドーロールの効果が話題になっていたので紹介。POGで大人気だったのに新馬戦で凡走したエルダーサインについて、このシャドーロールの話が出ていました。


 [350] akiraさん
シャドウロールつけてる馬がデビュー戦で馬群に揉まれたらそりゃやる気なくなるわな
直線向いてルメールが追い出してもイヤイヤしながら走ってるし度外視でいいだろう

 [357] スズカさん
>>350
某偉大な調教師の記事を過去に読みましたが、その方によればシャドーロールは劇的効果はなく、飾りの意味合いが強いとか。(中略)シャドーロール自体に深い意味はないと思料します。

[358] スタークさん
シャドーロールは目印、レース中どこ走ってるか見つけやすい

 [359] ゲストさん
え、あまり知られてないのかな
国枝師本人がシャドーロールは目印の為って言ってますよね
馬主に着けないでって言われた時だけ着けないそうです
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2020103371


 2番めの方の記憶が正しければ、某偉大な調教師というのもシャドーロールに効果は全くない…とは言っていない模様。「シャドーロールは劇的効果はなく、飾りの意味合いが強い」という言い方ですから、ある程度意味はあると考えているのだと思われます。
 


2026年8月12日水曜日

岡田繁幸伝説 米博物館で写真間違い指摘、スタッフびっくり

■2018/03/15  岡田繁幸伝説 米博物館で写真間違い指摘、スタッフびっくり
■2021/05/23 岡田繁幸氏の訃報にファンが熱いコメントを寄せる
■2021/05/23 急死した岡田繁幸血統の馬で、ラフィアン初のクラシック制覇!
■2021/09/01 契約寸前まで行った住宅「種牡馬を買うからごめん」と解約に
■2021/09/01 取材先に偶然いた岡田繁幸氏、初対面の記者相手に2時間しゃべり倒す
■2018/07/29 複数の意味で名馬スーパークリークを生み出したのが岡田繁幸氏
■2019/06/26 重賞馬はラフィアンだらけ…関係が深かった中村均調教師
■2019/06/26 100万円の馬を買うのに奥さんに相談してた岡田繁幸さん


■2018/03/15  岡田繁幸伝説 米博物館で写真間違い指摘、スタッフびっくり

 コスモオーナーズの鈴木秀敏さんは、キーンランド(アメリカ・ケンタッキー州)のセプテンバーセールの合間にケンタッキーホースパークに昼食を兼ねて訪れました。
 で、博物館を見学していると、いっしょにいた岡田繁幸さんが、アメリカ三冠馬シアトルスルーとして紹介されている展示物を見るなり、以下のように断言。

「この写真、違う馬だよ。シアトルスルーではなく、フォアゴーだと思うよ。体の造りが違うよ。トモの付く位置と地面を蹴った時の飛節がシアトルスルーではないんだ。この馬はフォアゴーなんだよな……」
(Our Pleasure2017年11月号より)

 すぐに手元のスマートフォンでシアトルスルーとフォアゴーの写真を検索すると、確かに指摘通り。館内のスタッフに声をかけて一連の流れを説明し、展示物の写真と検索した写真を照合してもらったところ、スタッフが非常に驚いていたとのことです。
 岡田さんは結構予想を外しますし、大ぼらみたいなことも言いますけど、こういうところはさすが。職人肌ですね。

■2021/05/23 岡田繁幸氏の訃報にファンが熱いコメントを寄せる

 2021年3月に岡田繁幸さんが亡くなっていたと、だいぶ経ってから知って驚きました。ビッグレッドファームグループでは広報誌が廃止されたので、体調を崩していたという話も知らなかったですね。まだ71歳。今の時代なら「早すぎる」という死でしょう。私は岡田繁幸さんに惚れてラフィアンに入ったクチなので、ショックが大きいです。(ただし、入ってすぐに長男さんに譲ってラフィアンを辞められてしまったので、勝手に騙されたような気分でした)

<「マイネル軍団」の総帥として知られる岡田繁幸氏が19日、亡くなったことが分かった。死因は不明。ちょうど71歳の誕生日だった>
(“相馬眼の天才”岡田繁幸総帥が死去 | 競馬ニュース - netkeiba.com 2021年03月19日(金) 21時08分より)

 岡田繁幸さんは個性が強く、嫌いな人も多かった一方で、ファンも多かったです。訃報に際しては、コメント欄での熱いコメントも多く、目頭が熱くなりました。

<岡田総帥はいい意味で永遠の競馬少年という印象でした。
パドック解説など聞いていると、本当に競馬がお好きで情熱を注いでらっしゃるのだなあと感じられたし、とても楽しかったです。
個人的に一番印象に残るとなるとコスモバルクでの挑戦になりますかね…
道営所属のまま走らせ続けることや調整方法に賛否両論飛ぶこともありましたが、
真っ直ぐな理念と強い信念を感じました。
ご自身ではクラシック制覇は叶いませんでしたが、残されたスタッフの皆さん、
会員の皆さん、ゆかりの馬たちで夢を叶えて欲しいと切に願います>


■2021/05/23 急死した岡田繁幸血統の馬で、ラフィアン初のクラシック制覇!

 で、このタイミングでついにビッグレッドファームのクラシック初制覇が来ましたよ。最近長男さんのラフィアンが冴えず、退会して弟さんのウイン一本で行こうと思っていたところなのですが、ラフィアンの方です。ユーバーレーベンがオークスを制覇しました!(でもラフィアンは退会します)
 鞍上が初G1か?ってほど喜んでいるように見えたので、未勝利でもガッツポーズするラフィアン主戦の柴田大知騎手がまさかの好騎乗?と一瞬思ってしまいましたが、柴田大知騎手はユーバーレーベンに一度乗っただけで、しかも、ユーバーレーベン唯一の着外という方。今回はミルコ・デムーロ騎手でした。ミルコ・デムーロ騎手は以前と比べて成績が落ちて悪く言われていますし、G1勝利は嬉しかったんでしょうね。気持ちが入っていました。ミルコ・デムーロ騎手の勝利に感動している人も多かったです。
 この話は最初、ラフィアンはなんで三流騎手使うの?と書いていた話に追記しようとも思っていたのですが、騎手が良ければラフィアンはもっと勝てるのに!といった反応も今回ありました。出資者としても騎手だけは本当いつも不満。もう少し良い騎手に乗ってもらって、岡田繁幸さんが生きていらっしゃるうちにクラシックを制覇しておきたかったですね…。

 ああ、あと、ゴールドシップ産駒のG1に感動している人も多かったです。ユーバーレーベンは父が岡田繁幸さんが種牡馬として惚れ込んでいたゴールドシップですから、そういう意味でも感動的ですね。私なんかはゴールドシップのことを、オルフェーヴルの劣化コピー種牡馬などと見る目のないことを言っていました。ホントすみません。
 また、ユーバーレーベンはクラシックを期待されたマイネヌーヴェルの孫というラフィアン血統。マイネヌーヴェルの兄弟マイネルチャールズもクラシックが期待された馬でしたし、戦績は両馬ほどではありませんでしたが、ユーバーレーベンの兄マイネルファンロンも私はクラシックを期待した馬でした。
 マイネヌーヴェルの母マイネプリテンダーから4代続くマイネル血統でのクラシック制覇というのも、感慨深いものがあるでしょう。いわば父も母系も岡田繁幸さんが見出した馬でのクラシック制覇。本当、生きていらっしゃれば…と、残念でなりません。

2023/06/25追記:正直あんまり関係ないんですが、2017年度・好きな2歳牡馬候補にリストアップしたときのマイネルファンロンのメモが出てきたので、転載しておきます。
<2017年度・好きな    2歳牡馬>
マイネルファンロン (岡田繁幸にまとめ予定)
  好きだったマイネヌーヴェルの孫で、やはり好きだったマイネルチャールズの甥ということで指名。マイネヌーヴェルは子供世代ダメだったのが、孫世代ならと思う。
 初戦の1800はほとんど促していたが、反応せず。距離伸びてと言われていた。その距離延長の2000となった2戦目では快勝。まだ1勝だけど、好きな血統だけに期待。(2017/10/09)


■2021/09/01 契約寸前まで行った住宅「種牡馬を買うからごめん」と解約に

 岡田繁幸さんへのファンのコメント。他にも紹介したいものがあった気がしたので忘れてしまいました。改めて読み直して印象に残ったものを。“マイネル軍団総帥”岡田繁幸氏死去 コスモバルクなど発掘した“相馬眼の天才” | 競馬ニュース - netkeiba.comは、熱いというよりはほのぼのしたコメントがいくつかついていました。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=185322

<よく函館競馬場のフードコートでお見かけしましたよ。楽しそうにセルフサービスでラーメンを召し上がっておられた姿が印象的でした。
ひときわ背が高くそれでいて穏やかな口調で存在感があって、説得力があってまさに総帥。
私も短い間だったけど、ラフィアン会員になれたことは誇りです>

<今から24年くらい前に中古の高級住宅を販売した時に契約寸前で断られた、理由はザグレブと言う種牡馬を購入し予算が無くなったと、、、 イギリスの新聞を見せられて、とても穏やかな人で紳士でした。
その時はまだ競馬をあまり知らなくてコスモバルクが活躍した時に思い出した。
確かザグレブだったような それからはファンになりました>

<グリーンチャンネルでゲスト解説で来ると、不思議と人気薄のマイネルが激走して、その度バツの悪そうな顔で喋ってたのが大好きでした。
もうあのやり取りが見られないのは残念です>

<ホントに残念。あのラッパも聞けなくなると寂しい。人も馬も育てる素晴らしいオーナーでしたね。かえすがえす残念>



■2021/09/01 取材先に偶然いた岡田繁幸氏、初対面の記者相手に2時間しゃべり倒す

 上記コメントの最後にあった「ラッパ」というのは「ほら」「大げさな話」のことですね。「ホラを吹く」と同じ意味で「ラッパを吹く」とも言うことがあります。
 魅力ある人柄…いつしか“信者”になっていた 岡田繁幸氏の死を悼む | 競馬ニュース - netkeiba.comという記事のデイリースポーツの競馬担当・村上英明記者によると、ナイママ、トラスト、エンで「英国ダービーに出走させたい」と話し、「“また岡田がホラ吹いている”とネットに書かれちゃうな」と楽しそうに笑っていたといいます。
 この村上英明記者は、プレイアンドリアルが、北海道から東京競馬場に入厩した時に取材していてたまたま出会ったのが初対面。2時間を優に超えて語られたのには正直、閉口したとのこと。馬のことならいくらでも話せてしまう…というのが、実に岡田繁幸さんらしいです。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=185321

 そんな迷惑な目にあったものの、「それでも魅力ある人柄からだろう。いつしか自分は“岡田信者”となっていた」といいます。
 コスモバルクについても<「地方競馬活性化のため、地方競馬関係者に勇気を持ってもらうため、地方競馬所属のまま中央のクラシックや大きなレースに勝つ。それが私の夢」とアツく語っていた>といいます。本当熱いですよね。こちらのコメントではそういった熱い系のものが見られました。

<岡田さんは人を惹きつけるものがあった。
この方の見方が正しい間違ってるじゃなくて。
競馬を楽しめる面白さがあった。
大きなことを言うと客観的にはご自身いろいろ言われるだろうと思っていても。
堂々と夢を語ることをやめない。
今思えばこの方そういう面では純真無垢。
そういうとこも惹きつけられた。
大きな存在を失ってしまった>

<「馬を見る天才」この単語を生み出されるきっかけになった人でもありますし実際に見出し方は驚くべきものがありました。。
血統でしか見れない素人からすれば信じられない相馬眼。そして冒険者でもあった>


■2018/07/29 複数の意味で名馬スーパークリークを生み出したのが岡田繁幸氏

 スーパークリークは、1980年代後半に巻き起こった第二次競馬ブーム期において、オグリキャップ、イナリワンとともに「平成三強」と呼ばれたスターホースです。春秋の天皇賞を優勝しているんですけど、最初の大きな勲章は菊花賞でした。
 ただ、この菊花賞は、岡田繁幸さんが出走枠を譲ったことによって参戦が可能になったというものだったそうです。

 岡田繁幸さんのスーパークリークとの関わりは、これだけではありません。上記の話があったOur Pleasure 2018年4月号 ザ・ブラッド 血統表を紐解く!(T.I.S)は、スーパークリークの父ノーアテンション(父はニジンスキー系のグリーンダンサー)に関するもの。
 まず、ノーアテンションを日本に買い求めたのは、現在、岡田繁幸さんのビッグレッドグループの一つであるコスモヴューファームとなっている稗田牧場の稗田実さん(故人)。ノーアテンションは稗田牧場でオグリキャップの父となるダンシングキャップとともに繋養されていました。
 稗田さんは、岡田繁幸さんと親交がありました。また同じくつきあいのあった相馬牧場場主の相馬和胤さんが所有したナイスデイ(父インターメゾ)に、岡田繁幸さんはノーアテンションとの交配を勧めました。これで誕生したのがスーパークリーク。つまり、スーパークリークの配合を勧めたのが、岡田さんだったんですね。スーパークリークの生みの親みたいなものです。

 これは岡田繁幸伝説の一つと言って良いと思うのですけど、それでいて自身の馬ではまだクラシック未勝利。スーパークリークのような名馬も生まれていません。
 これもまた岡田繁幸さんらしいと言えば、らしいのですけど…。


■2019/06/26 重賞馬はラフィアンだらけ…関係が深かった中村均調教師

 岡田繁幸さん関係ということでの追記ですが、 Our Pleasure2018年6月号の中村均調教師の記事からということで、中村調教師の話でもあります。
  2007 年9 月8 日(土)中山競馬場でマイネルキーロフが勝利。第9R 白井特別であり、なんてことないように感じるのですが、実は大記録。「開催11 週連続勝利」だったんです。2017年に更新されるまで10 年間破られなかった記録です。
 この11連勝には、他にもラフィアンの馬がいました。スタートがマイネルダイナモで、マイネブリッツ、マイネルガンツ、マイネルアトレ、マイネアプレイザー、マイネルテセウスがいました。私はマイネルガンツを応援していたので、よく覚えています。
(全然関係ないのですけど、中村厩舎ではそのマイネルガンツなど、異常に故障が続出した時期があった記憶があります。あれも結構すごい記録じゃないかなぁ?)
  朝日杯(G1)を制したマイネルマックスやドバイへ遠征したマイネルセレクトなど、中村厩舎のラフィアン所属馬での重賞勝利はのべ15 勝で4割以上。関係の深い厩舎なんですね。

 中村調教師とラフィアンとの縁は1985年。北海道の新和の牧場でヤマニンの冠名で知られる土井睦秋さんに「競馬に熱心で面白い男がいる。会ってみないか」と言われて会ったというのがきっかけ。以下のような岡田繁幸さんらしい逸話を語っています。

「すぐに土井さんが電話して駆けつけてきたのが岡田繁幸さんだった。当時の岡田さんの牧場は浦和しかなかったんだけれど、その浦和から車を飛ばして40分。本当にすぐにきたんだ。これだけでも情熱があるな、と思ったよ」
「第一印象? そうだな。今だから言えるが、話がとにかく壮大すぎて。大ホラ吹きか、と思ったよ。でも途中で気づいた。話ぶりにすごく熱がこもっていることに。そしてなにより目の輝きがすごかった。これは本物かもしれん、そう思えてきてね」
 


■2019/06/26 100万円の馬を買うのに奥さんに相談してた岡田繁幸さん

  一方で今の岡田繁幸さんとは異なる話も。「当時の岡田さんはまだ資金力に乏しくてね。100万円の馬を買うのにも悩み抜いて奥さんに相談するくらいだった」といいます。
 とはいえ、 上記に続く以下のような話は、現在と同じですね。非常にらしいです。

 「それでも『見る目を養って良い馬を買って鍛えて走らせたい。そして、良血馬や高い馬を負かしたいんだ』と語っていた。これはまさに同感だったね。この人と一緒にやってみたい、と思うようになった」
「一流の血統の馬を一流に育てるのもプロだけど、二流の血統の馬で一流の馬を負かすのも立派なプロ、そんな共通意識も岡田さんとの間には芽生えていたように思う」

 また、会ってすぐに安馬を預かって厩舎で走らせたそうな。安馬でも中央で勝つことができました。古すぎて情報不足ですが、中央獲得賞金959万とのこと。ここらへんは岡田繁幸さんの相馬眼エピソードでもあります。

「岡田さんがそのときにいきなり財布の中から写真を取り出してさ。『この馬、安い馬だけどきっと良い馬なんだ。預かってほしい』と言われてね」。その馬がクラウンレッド。新馬戦で5着すると、2 走目も5 着。3 走目となる新馬戦(引用者注:当時は同開催なら何度も新馬戦に出れた)で優勝した」
 

2026年7月18日土曜日

馬名変更は走る? ダンスパートナーが成功例でラスカルスズカも?

■2013/7/18 馬名変更は走る? ダンスパートナーが成功例でアドマイヤも多い
■2017/01/08 本当に馬名変更は走るのか?その後の事例を検証してみた
■2017/01/08 ラスカルスズカも名前変更した…と思っていたが記憶違いか?
■2026/03/20 二冠馬エアシャカール、当初はサッカー関係の馬名だった?


■2013/7/18 馬名変更は走る? ダンスパートナーが成功例でアドマイヤも多い

 <入厩中の馬について+ちょっとだけ制度の話(須田鷹雄)>(2013年07月16日(火)18時00分 netkeiba)で、馬名変更は走るのではないか?と匂わす話がありました。期待の現れという解釈です。例に出ていたダンスパートナーは、G1を勝っている名牝でした。ダンスインザダークやダンスインザムードの姉でもあります。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=23797

<今回、最初に触れなくてはならないのが母ジェダイトの馬名変更。気が付いたらアドマイヤペトロからアドマイヤメテオになっていた。アドマイヤの馬名変更といえばアドマイヤゲーム→アドマイヤテンバを思い出す。アドマイヤではないが、走った例としてはゴールキーパー→ダンスパートナーなんてのもあった(例が古いね……)。わざわざ変更するのは期待の表れ、として歓迎したい>

 掲示板見ていたら、<以前にもアドマイヤゲームで登録→アドマイヤテンバに改名という事もあったし、アドマイヤフォーで登録→アドマイヤオウジャに改名という事もあった>というコメントがありました。アドマイヤは例が多いようです。
http://db.netkeiba.com//?pid=horse_board&id=2011103905&thread=horse&page=2

 ただ、このコメントへの返信で「アドマイヤ+半濁音の馬って結構出世しているイメージ」とありました。名前を変えない方が良かったかもしれませんね。


■2017/01/08 本当に馬名変更は走るのか?その後の事例を検証してみた

  その後、アドマイヤメテオが成功したか?と言うと、ダメっぽいですね。まだ現役ですが、少なくともPOG期間は全然でした。

アドマイヤメテオ
中央獲得賞金     2,613.1万円
通算成績     15戦1勝 [1-2-4-8]
主な勝鞍     14'3歳新馬

 ダンスパートナーはもちろん名馬でした。

ダンスパートナー
中央獲得賞金     60,378.1万円
通算成績     25戦4勝 [4-9-3-9]
主な勝鞍     96'エリザベス女王杯(G1)

 ただ、例に出ていたアドマイヤテンバがそもそも微妙だったんですよね。平均以上ではありますが、活躍したというのほどではありませんでした。

アドマイヤテンバ
中央獲得賞金     5,841.3万円
通算成績     22戦4勝 [4-3-1-14]
主な勝鞍     11'4歳上1000万下

 もう一つ例に出ていたアドマイヤオウジャも同程度の獲得賞金でしたし、馬名変更は走る!…というほどではないのかもしれません。


■2017/01/08 ラスカルスズカも名前変更した…と思っていたが記憶違いか?

 なお、馬名変更の成功例としては、私はラスカルスズカが思い浮かびました。相手なりで重賞は勝てなかったものの、2億円稼いで種牡馬入りした馬です。

ラスカルスズカ
中央獲得賞金     24,190.4万円
地方獲得賞金     0.0万円
主な勝鞍     00'万葉S(OP)

 ところが、検索しても馬名変更したという話がありません。確か「コ~スズカ」からの変更だった気がしたのですが…。また、この馬名変更は期待からではなく、祖母Rascal Rascalが亡くなってその名前を継いだという経緯だった記憶です。特殊ですね。
 うーん、しかし、検索で出てきませんし、馬名変更は私の記憶違いだと考えた方が良さそうです。

2026/03/20追記:下のエアシャカールの話を書いていて、JRA公式サイトで旧馬名を見れることを知りました。で、ラスカルスズカのページを見たら、ちゃんと「旧馬名    コンバットスズカ」と書いてありました。私の記憶違いじゃなかったんですね! しかも、「コ~スズカ」という記憶だったので、ちょっと惜しい感じ。 検索で出なかったのが不思議です。
https://www.jra.go.jp/JRADB/accessU.html?CNAME=pw01dud001996103387/69



■2026/03/20 二冠馬エアシャカール、当初はサッカー関係の馬名だった?

 名馬になった方の馬名変更事例を発見!二冠馬エアシャカールが馬名変更だったようです。結構好きだった馬なのに、知りませんでしたわ。Wikipediaを読んでいて初めて知りました。<当初はエアスクデットという馬名で登録されたが、後にエアシャカールに変更>と書かれていたんですよ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB

 スクデットはおそらくサッカーが由来。世界最高峰のサッカーリーグの一つであるイタリアのセリエ A の優勝チームに与えられる盾形のワッペンのことを言い、現在の日本では事実上「スクデット=優勝」といった意味で使われています。
 エアスクデットというサッカー関係と思われる名前だったのが、ラッパー関係の名前に馬名変更したようですね。エアシャカールの由来について、Wikipediaでは、<馬名の由来は冠名の「エア」と、アメリカ合衆国のヒップホップMC俳優である2パックの本名から。>と説明していました。


2026年6月25日木曜日

血統評論家・栗山求氏のPOG予想は当たるのか?結果は…

■2017/01/09 血統評論家・栗山求氏のPOG予想は当たるのか?結果は…
■2013/8/3 いかにも繁殖牝馬として成功しそうな配合パターンの産駒の結果
■2017/01/09 活躍した兄と全く同じ配合の弟を高く評価した結果は…?

■2017/01/09 血統評論家・栗山求氏のPOG予想は当たるのか?結果は…

2017/01/09:POG関連の投稿は大体処分したましたが、栗山求さんは印象的だったのでまとめ。
 「阪神JFの姉レーヴディソール以上の好配合」「兄弟のなかでナンバーワンの配合」とされたレーヴデトワール。2017年時点でも十分活躍したとは言えるので、当たりといえば当たりです。

中央獲得賞金     7,257.0万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     28戦3勝 [3-2-1-22]
主な勝鞍     14'紫苑S(OP)

 ただ、POG期間内の成績や超良血という点を考えると、特にヒットとはいえませんね。姉たちから見たら確実に落ちています。栗山求さんが印象的だったのは、この馬を含めてゼンノロブロイ産駒をこの世代ですごく褒めていたことです。ゼンノロブロイが好きなのかな?と思って見ていました。
 とりあえず、以下はG1馬の姉以上とされたレーヴデトワールに関する当時の説明です。

2013/7/27:「配合が」であって、「能力が」という話じゃありませんが、期待感がすごい解説です。

-----引用 ここから-----
栗山求の20頭|プロフェッショナルの決断|ウマニティPOG 2013-2014|競馬予想のウマニティ
血統予想界の第一人者    栗山求    (血統評論家)

完成度の高さは兄弟のなかでナンバーワン
レーヴデトワール(牝)
+
父:    ゼンノロブロイ
母:    レーヴドスカー(Highest Honor)
厩舎:    松田博資[栗東]
生産:    ノーザンファーム

日本を代表する名牝の産駒。5頭の兄姉はすべて違う父から誕生し、いずれもオープン以上に出世している。要するに何を付けても走るわけだが、父がゼンノロブロイの場合、配合的に素晴らしく、その完成度の高さは兄弟のなかでナンバーワンといえるもの。具体的にいえば、母方のリヴァーマンは父とニックスの関係にあり、ブラッシンググルームを持つ配合は父の代表産駒ペルーサと同じ。大物感あふれる配合構成でG1を狙える。
http://pog.umanity.jp/search/special/professional_list/kuriyama/
-----引用 ここまで-----

 栗山求さんは何かお読みしているとゼンノロブロイ好きな気がします。よく推していますね。「兄弟のなかでナンバーワン」と言われると、期待感でいっぱいになるのは、ここの兄弟がすごいからです。

-----引用 ここから-----
ナイアガラ (牡 2003 芦毛 ファンタスティックライト) 5勝
レーヴダムール (牝 2005 栗毛 ファルブラヴ) 1勝
        2着 - 阪神ジュベナイルF(G1)
アプレザンレーヴ (牡 2006 芦毛 シンボリクリスエス) 3勝
        1着 - テレビ東京杯青葉賞(G2)
        3着 - 毎日杯(G3)
レーヴドリアン (牡 2007 芦毛 スペシャルウィーク) 2勝
        2着 - きさらぎ賞(G3)
        3着 - 京都新聞杯(G2)
レーヴディソール (牝 2008 芦毛 アグネスタキオン) 4勝、JRA賞最優秀2歳牝馬(2010年)
        1着 - 阪神ジュベナイルF(G1)、デイリー杯2歳S(G2)、チューリップ賞(G3)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104124/
-----引用 ここまで-----

 本当に兄弟の中で1番なら、最低でもG11勝を含む重賞3勝。すごいことです。

■2013/8/3 いかにも繁殖牝馬として成功しそうな配合パターンの産駒の結果

2013/8/3:注目とされたテスタメントの母ブラックエンブレムは秋華賞馬です。

-----引用 ここから-----
栗山求の20頭|プロフェッショナルの決断|ウマニティPOG 2013-2014|競馬予想のウマニティ
血統予想界の第一人者    栗山求    (血統評論家)

母はいかにも繁殖牝馬としても成功しそうな配合で、初年度から狙ってみたい
テスタメント(牡)
+
父:    ディープインパクト
母:    ブラックエンブレム(ウォーエンブレム)
厩舎:    小島茂之[美浦]
生産:    ノーザンファーム

母は秋華賞を勝った名牝。“母の父ウォーエンブレム"はまだこれといった活躍馬を出しているわけではないが、3代母の父ヴェイグリーノーブルは父とニックスの関係にあり、その不安を補って余りある。母はアワエンブレム≒ヘクタープロテクター2×2という特殊な凝縮の持ち主。いかにも繁殖牝馬として成功しそうな配合パターンなので初子からしっかり狙ってみたい。ディープ産駒らしく芝中距離がベストだろう。
http://pog.umanity.jp/search/special/professional_list/kuriyama/
-----引用 ここまで-----

 初仔を推している人は珍しいですね、そういや。産駒の傾向がつかめないからかもしれません。ここらへんは血統評論家の腕の見せどころでしょう。
 近親にはピースエンブレムが4勝です。母ブラックエンブレムと全く同じ配合。少し離れたところだと、京都大賞典(G2)、京都記念(G2) のナリタセンチュリー 、エンプレス杯(G2) のニシノナースコールがいます。


2017/01/09:テスタメントの答え合わせです。テスタメントは現役で、そこそこの成績。ただし、POG期間は1勝のみでした。やっぱ活躍馬を当てるのは難しいですね。
 なお、テスタメントはゼンノロブロイ産駒じゃありませんでした。ただ、これはゼンノロブロイ以上の鉄板ディープインパクトで特にひねりはありません。むしろディープインパクト産駒なのに!って感じです。

中央獲得賞金     4,144.5万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     18戦3勝 [3-1-1-13]
主な勝鞍     15'4歳上1000万下

■2017/01/09 活躍した兄と全く同じ配合の弟を高く評価した結果は…?

 うちで扱った投稿ではゼンノロブロイを推奨してた例が思ったより少なかったので、今、検索してゼンノロブロイを押している例を探してきました。以下も栗山さんの記事。すでに活躍しているルルーシュの全弟、つまり全く同じ配合であるなんで、ひねりもくそもない推奨例なんですが…。

-----引用 ここから-----
ルルーシュの全弟にあたる好配合馬レッドウォーリア
2013年05月22日(水)12時00分

●レッドウォーリア(牡 美浦・藤沢和雄 父ゼンノロブロイ、母ダンスーズデトワール)
 アルゼンチン共和国杯(GII)を勝ったルルーシュの全弟、ジュニアC(OP)を勝ったオメガホームランの4分の3弟。母ダンスーズデトワールはマルセルブサック賞(仏G1)の2着馬。父ゼンノロブロイはアメリカ血統過多ともいえる血統構成なので、ヨーロッパ血統が豊富なこの母は好ましい。サンデー系は総じてダンシングブレーヴと相性がよく、また、ゼンノロブロイはRivermanと相性がいいので、ふたつの好配合パターンを併せ持つ本馬は配合的に高く評価できる。芝向きの中距離タイプで大物感がある。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=23325
-----引用 ここまで-----

 レッドウォーリアは未勝利。失敗だとわかりやすくて良いですね。地方でも5戦したのに掲示板にも載れませんでした。

中央獲得賞金     609.0万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     13戦0勝 [0-3-0-10]

 別記事のゼンノロブロイも見てみましょう。2記事続けて紹介しておきます。

-----引用 ここから-----
3/4姉にブロードストリートを持つディープ産駒ドラゴンストリート netkeiba
2013年06月26日(水)12時00分

●ラヴィーネ(牝 栗東・安田隆行 父ゼンノロブロイ、母レディイン)
 全姉イチオクノホシは阪神牝馬S(GII)2着、クイーンC(GIII)2着。ゼンノロブロイ産駒にしては珍しくカミソリのような切れ味を持った馬で、後ろから行く馬だけに展開に左右されるところがあり、まだ重賞を勝ったことはないが、そのうち手が届くだろう。ゼンノロブロイはややアメリカ血統が強いので、しっかりとしたヨーロッパ血統を入れるのがセオリー。本馬にはKendor、Irish Riverといった柔らかなフランス血統が入るので好ましく、とくにIrish Riverの父Rivermanとは相性抜群。このパターンからトレイルブレイザー、ルルーシュ、アグネスワルツ、ゲームマエストロ、ミニーバローズといった活躍馬が出ている。本馬はKenmareを併せ持っているのでルルーシュに似ている。全姉イチオクノホシと同様に1400~1600mあたりで実績を残すはず。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=23632
-----引用 ここまで-----

中央獲得賞金     810.0万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     11戦1勝 [1-0-0-10]
主な勝鞍     13'2歳新馬

-----引用 ここから-----
トーセンラー、ヴィルシーナと配合パターンがよく似たアトム
2013年09月04日(水)12時00分

●レッドルシアン(牝 美浦・鹿戸雄一 父ゼンノロブロイ、母アルウェン)
 全姉ギンザボナンザ(父ゼンノロブロイ)はアネモネS(OP)の勝ち馬。母アルウェンはエモシオン(99年京都記念-GII)の全妹で、2代母アドラーブルはオークス馬という良血。父ゼンノロブロイはアメリカ血統が強いせいか、スタミナと底力に秀でたヨーロッパ血統と相性が良好。オークス馬が出た牝系で、「トニービン×ノーザンテースト」とHyperion色が強い母は交配相手として理想的といえる。全姉ギンザボナンザは重賞には手が届かなかったものの、桜花賞(GI)7着などそれなりの実績を残しており、配合的には非の打ちどころがないので、本馬にはそれ以上の期待が掛けられる。芝向きの中距離タイプ。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=24197
-----引用 ここまで-----

中央獲得賞金     1,370.0万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     18戦1勝 [1-2-0-15]
主な勝鞍     13'2歳新馬

 レッドルシアンの週にタイトルになっていたのは、ゼンノロブロイ産駒ではないアトム。こちらはこれまたひねりのないディープインパクト産駒とはいえ、まずまず。毎週数頭推す連載ですので当たりもあればハズレもあるって感じですが、アトムはデイリー杯2歳S(G2)2着など、結構頑張っています。

-----引用 ここから-----
●アトム(牡 栗東・池江泰寿 父ディープインパクト、母シャイニングエナジー)
 母はゲイムリーH(米G1・芝9f)の勝ち馬で、日本における初子のアメリカンドリーム(父Dynaformer)は現1勝馬。Lyciusを通じたLyphardクロスとSpecial牝系の血(NureyevやSadler's Wellsなど)を併せ持つパターンはトーセンラー(13年京都記念-GII、11年きさらぎ賞-GIII)に似ており、Mr.Prospector、Nureyev、Rahy(=Morn of Song)を近い世代に併せ持つ配合はヴィルシーナ(13年ヴィクトリアマイル-GI、12年クイーンC-GIII)に酷似している。要するにディープインパクトの成功パターンに高確率で当てはまっているので、馬に問題さえなければ走ってくる可能性は高い。母の父はパワーを帯びたRahyだが、芝適性やスピード面に問題はないだろう。中距離タイプ。
-----引用 ここまで-----

中央獲得賞金     5,524.0万円
地方獲得賞金     0.0万円
通算成績     15戦1勝 [1-4-0-10]
主な勝鞍     13'2歳新馬



2026年6月2日火曜日

実は牡馬より牝馬の方が気性が荒い?馴致の経験談を聞くと…

■2019/11/22 実は牡馬より牝馬の方が気性が荒い?馴致の経験談を聞くと…
■2020/05/28 牝馬の方が気性難説、やはり信じている人たちがいた!


■2019/11/22 実は牡馬より牝馬の方が気性が荒い?馴致の経験談を聞くと…

 私は「牝馬の方が気性が荒い」と聞いたことがあったので驚いたのが、以下のBRF 真歌TP 九鬼勝己さんによる1歳馬の馴致に関する話でした。

「牡馬は人より自分が上と勘違いし危害を及ぼすわがままな行動をすることがあり、毅然とした躾が必要な時もあります。一方、牝馬については怖がっているのか、反抗しているのか判断した上で、基本的にやさしく接するほうが効果的な場合が多いと感じます」
(Our Pleasure2018年11月号 Staff Roomより)

 ただ、検索してみると、そもそも「牡馬より牝馬の方が気性が荒い」と言っている人が皆無でびっくり。ひょっとしたら完全に私の勘違いで、普通の人には意外でもなんでもないイメージ通りの話だったのかもしれません。


■2020/05/28 牝馬の方が気性難説、やはり信じている人たちがいた!

  「牡馬より牝馬の方が気性が荒い」と言っている人が皆無と書いていました。ただ、発見できました。ヤフー知恵袋という信頼性が低いところですけど、今回は皆さんのイメージがどうか?というのを知りたかったので問題なし。やはり牝馬は気性が悪いというイメージの人はある程度いるみたいですね。
 これは、 ヤフー知恵袋の「牝馬の一流馬で、気性難でかつG1級の馬はスイープトウショウの他には何がいますか?」という質問。質問者は、「牝馬の気性の激しさは競争には向きにくいのでしょうか?」と書いており、私と同じようなイメージがあったようです。
 以下に引用したベストアンサーの回答でも似た認識が見られた他、牝馬なら気性難だとわかるとそもそもデビューさせない、あるいはすぐ引退ということが 多いとも書いていました。これは前述の通り、信頼して良いかわからないものの、理屈としては理解できる話です。

<牝馬は生まれてすぐに、少々の奇形や虚弱、気性難、希少血統(母、姉妹がいない・亡くなった場合例え有望馬でも引退)の馬は繫殖にあげてしまうことも多い(ハープスターの母ヒストリックスター、エアグルーヴの末娘ラストグルーヴ等)、ので数と言えば牡馬よりは登録数は減ります>
<落とすより、よく聞くのは蹴る・噛む・暴れるですかね んで、牝馬は一度嫌!!となりキレたら、牡馬みたいに結局それでも折れる、辛抱するのと違い、牝馬はそういう我慢は絶対しないキレたらお終いと聞いたことがある>
<あらかじめ騎手も最初、育成も牡牝の扱い方は最初から変えているみたいですよ>
(最後のものはリンクでユーチューブという出典がありましたが、削除されており、内容不明です)



2026年6月1日月曜日

競走馬の寄生虫、実は珍しくない!何割が寄生?

■2020/06/04  競走馬の寄生虫、実は珍しくない!何割が寄生?
■2024/07/18 博士「馬に寄生虫はいて当然。むしろ根絶させようとするな」


■2020/06/04  競走馬の寄生虫、実は珍しくない!何割が寄生?

 POG馬で後に皐月賞4着と健闘したウインカーネリアンは、3歳の1月に体内に虫が発見されたことがあります。
 これについて掲示板では、「体内に虫もいたって・・・鉾田(引用者注:ビッグレッドファーム鉾田トレーニングセンター)の管理どないなってるねん・・・」といった反応が出ていました。ただ、体内の虫と管理は関係するんだろうか?と不思議に思ったんですよね。

 なにか参考になるものはないか?と探して、PDF馬の寄生虫病(中央畜産会)というのを発見して読んでみました。
 これによると、そもそも虫の寄生率は高いとのことで別に珍しくないようです。1982年から10年間の調査の場合、当歳馬では30%、育成馬では60%、繁殖牝馬ではなんと74.2%になんらかの虫が寄生していたそうです。
 また、1980年からの12年間で、臨床的に寄生虫障害が出ていなかった安楽死馬450例を調べたケースでは、寄生虫障害が出ていなかったにもかかわらず、実は67.1%も虫がいたという同じくらいの数字が出ています。ただし、これはその前の10年と比べると減少。今はもっと減っているかもしれません。また、競走馬の場合は上記とは逆に若い馬で寄生が多く、主に牧場などでの寄生が原因であることが予想できます。
  これを見ると寄生しているのが普通のようで、一部の施設の馬だけが虫に寄生するというわけではなさげですね。
 ただし、寄生しても問題ないとは書かれていません。わかりづらいだけで障害がないわけではないとのこと。貧血や下痢、食欲不振などが考えられるため、競争能力にも問題があるとされていました。

 また、感染防止は可能なのかどうかも気になるところ。 で、結論としては、感染防止策がありますので、一応、施設による寄生率の差が出る可能性はあるようです。短くまとめると以下のような感じでした。
(1)放牧地の耕作や客土で虫や卵を排除。
(2)他の馬からの感染機会を避けるため、過密な放牧を避ける。
(3)馬糞は散乱しないうちに速やかに除去。
(4)馬糞は堆肥としてよく発酵・発熱・熟成させて、虫や卵を殺滅してからまく。
(5)反芻動物との交互・混合放牧が、感染幼虫の除去に有効。
(6)放牧地を4ヶ月以上休牧する。
(7)中間宿主となる蚊やダニを撲滅するため、周囲の環境衛生に注意する。


■2024/07/18 博士「馬に寄生虫はいて当然。むしろ根絶させようとするな」

 馬の寄生虫の話をもう少し…と検索。<馬の資料室(日高育成牧場): 日本ウマ科学会招待講演『根拠に基づくウマの寄生虫コントロール』>(2022年2月 3日 (木))という良さそうなページがヒットしました。2021年12月のウマ科学会学術集会に関する話みたいですね。

< 講師は、米国ケンタッキー大学のグラック馬研究所で寄生虫について研究や指導を行っているマーティン・ニールセン博士。日本語訳されている「馬の寄生虫対策ハンドブック」の著者であり、アメリカ馬臨床獣医師協会(AAEP)の「寄生虫対策ガイドライン」の策定においても大きな役割を担っている現代の馬寄生虫対策のパイオニアです。>
https://blog.jra.jp/shiryoushitsu/2022/02/post-8edd.html

 現代における寄生虫対策の目標は、寄生虫を根絶するのではなく、悪影響を抑えて病気を予防することだとのこと。そもそも寄生虫をなくそうとする発想はダメなようです。根絶を目指すと、薬剤耐性を持つ寄生虫ばかり残るためというのが理由でした。

<過去、寄生虫の根絶が試みられ積極的な駆虫が世界的に推奨されましたが、薬剤耐性を持つ寄生虫が残るという結果を招いてしまいました。様々な事情により新しい駆虫薬の発見・開発が期待できない現状において、馬が飼養されている環境が薬剤耐性虫で溢れないように、将来を見据えた寄生虫対策が求められています。>

 幸い重症化リスクは低いそうですけど、小円虫は、重度の感染では大腸全体の出血や炎症の原因になります。この小円虫は、採食される牧草と一緒に消化管内に入ります。このためか、感染率が高く、すでに耐性虫が確認されているため単純に駆虫薬の投与回数を増やしても完全に排除できないとのこと。イベルメクチンと駆虫薬を投与することで、感染リスクを減らす対策を行うべきだそうです。

 ニールセン先生は、この他、対象の寄生虫によって、寄生虫の排除が可能なものは排除し、不可能なものは、馬の腸閉塞の予防・馬の症状軽減で対策するように勧められていました。
 「寄生虫は、馬たちを殺すどころか病気にしてしまうことも稀で、馬に寄生虫がいるのは当然。寄生虫がいたとしても幸せに生きている。」ともおっしゃっており、「馬に寄生虫が見つかるのは異常」という認識ではないようです。



2026年5月15日金曜日

実は多いノド鳴りの馬、競争能力とは無関係?喘鳴症・喉頭片麻痺の説明

■2020/03/26 実は多いノド鳴りの馬、競争能力とは無関係?喘鳴症・喉頭片麻痺の説明
■2023/03/10 ノド鳴りは競走能力と関係ある…騎手など今でも信じている人は多い

■2020/03/26 実は多いノド鳴りの馬、競争能力とは無関係?喘鳴症・喉頭片麻痺の説明

  私が読んだ記事では、ノド鳴りと喘鳴症を同じものとして扱っていました。そして、運動中にヒューヒューという高い異常呼吸音を発する喘鳴症の代表的なものとしては、喉頭片麻痺というものがあるそうです。
  下村優樹獣医師によると、喉は軟口蓋と喉頭蓋、そして披裂軟骨の3つの部位で成り立ちます。軟口蓋の上に喉頭蓋がペロッと乗っかっていて、さらにその上に披裂軟骨があります。この一番上の披裂軟骨の開閉する動きが悪くなることが、主なヒューヒューの原因だそうです。
 このノド鳴りの代表格「喉頭片麻痺」には、進行度によってG1(グレード1)からG4 まであります。ただ、G1が「正常」で、問題なく開いたり閉じたりができる状態だとのことですから、たぶん残りがノド鳴りなんでしょうね。重賞の格付けのG~と異なり、数字が大きいほど重症であり、G4が最も程度が進行した状態だそうです。

 さて、ここからが驚くべき話。 ダイワメジャーやハーツクライがノド鳴りになって、ヒューヒューと音がしたというコメントを読んだことがあるとインタビューアーが聞いたところからです。これらの名馬もノド鳴りが進行した状態だと下村優樹獣医師は判断していました。
 ところが、ノド鳴りだからといって、能力を出せていない…とは限らないようなのです。なんと若馬の14%以上がG2以上の所見を有しているとの報告があるということ。喉頭片麻痺は正常に戻るということはなく、むしろ悪化するケースが見られるため、高齢馬ではさらに悪いかもしれません。
 ただ、一方でG3までは競走能力には影響がないと調査研究では報告されているのだそうです。ノド鳴りの馬は多い上に、多くのケースでは競争能力には問題がないという結論でした。
  さらに過去には、牧場の方が売らずに自分で走らせたG4の馬で、症状がまったく出なかったというケースもあるとのこと。最も悪い状態であるG4ですらこれですから、実際の競走能力に影響が出るかどうかは、かなりの差があり、一概には言えないんだそうです。
(【馬体の見かた講座】43.下村獣医師に聞く3[ノドの病気] :: 一口馬主DBより)

 ということで、ノド鳴りと競争能力は全くの無関係とは言えないものの、関係がないケースも多いんですね。もっと致命的なものだと思っていたので、驚きました。
 これはたぶん私だけの思い違いではないと思われます。というのも、上記を調べたきっかけは、応援している馬の掲示板で「ノド鳴りだから今回は負けても仕方ないよね。参考外」といったものを読んだため。皆さん誤解されているのだと思われます。
 ただ、今回の話を知ったせいで、「ノド鳴りで影響がないケースも多いために、ノド鳴りを言い訳にできず単に馬が弱かっただけ…」という可能性が出てきてしまいました。うーん、残念です。

■2023/03/10 ノド鳴りは競走能力と関係ある…騎手など今でも信じている人は多い

 前回書いたように、下村優樹獣医師が実際に個別のケースを見たところ、「ノド鳴りが競走能力と関係ある」は不正確で正しくはない模様。まどろっこしい言い方にはなってしまいますが、「ノド鳴りが競走能力に悪影響を与えるケースは確かにあるが、全く影響を与えていないケースもあり、一概には言えない」と言うのが正しそうです。

 ただし、これは下村優樹獣医師の見解であり、「ノド鳴りは競走能力と関係ある」という理解が一般的なのでしょう。騎手の田辺裕信さんも「ノド鳴りは競走能力と関係ある」と理解していることがわかる、以下のようなコラムがありました。大昔のコラムということはなく、前述の下村優樹獣医師の話より後に書かれたコラムのようです。

【田辺裕信】馬もせきや喉鳴りは要注意(2020年09月24日)

<新型コロナの影響で周りでせきをする人がいると気になってしまいますが、馬もせきをします。調教で軽めのキャンターをしているときなどに、せきをしている馬はいますが、そういう馬は出走できないので、レース中にせきをしている馬はまずいないかなぁ。せきが出るとやはり呼吸のリズムが崩れますので、走っているときにせきが出ると息苦しさを感じます。
 息苦しさということで言えば、競走能力に影響を及ぼすといわれるのが喉鳴り。原因、症状についても喉の弁がまひして音が出るなど、さまざまです>
https://news.netkeiba.com/?pid=tarekomi_view&no=11473

 <手術をしてGIレースを制した馬もいますので、以前ほど深刻ではないかもしれません>とも書いていましたが、飽くまで「手術をすれば」という話。以下のようなもっともらしい話もあり、「ノド鳴りが競走能力と関係あって当然」といった感じになっています。

<馬は鼻でしか呼吸をしません。その鼻と直結しているのが喉。目立たないですけど、呼吸にとって喉はとても重要な役割を果たしているわけですよね。いくら馬体が良くても、筋肉が良くても、そして血統が良くても、酸素を十分に取り込むことができなければ能力を発揮することはできません>

 ここらへんの理解は一応前回の話とも矛盾しない可能性があります。
 前回の話では、ノド鳴りと診断されているのに競走能力に無関係だった例として、最も悪い状態であるG4の馬で「症状がまったく出なかったというケースもある」というケースが出てきました。逆に言えば、症状が出ればやはり競走能力に関係すると考えて良いのでしょう。
 おそらく騎手など、専門家以外がわかるノド鳴りの判断は「症状が出るかどうか」なので、この症状の有無を基準とした「ノド鳴りは競走能力と関係ある」という理解が依然として「正しい」可能性はあると思われます。
 一方で、獣医師のような専門家が披裂軟骨の開閉する動きを判断してわかる「喉頭片麻痺」があっても、症状が出るとは限らない…といった感じで、両方の理解が併存する余地はありそう…。
 いずれにせよ、まだまだわからないことが多い病気みたいですね。


2026年5月7日木曜日

背中の感触が良い馬・乗り味の良い馬は走る?戦績を確認してみた

■2018/05/24 背中がいい馬は走る?マイネルフロスト・マイネルファルケの例
■2018/07/22 背中の感触が良い馬・乗り味の良い馬は走る?戦績を確認してみた


■2018/05/24 背中がいい馬は走る?マイネルフロスト・マイネルファルケの例

2023/03/23:他で書いた話ですが、「背中」「乗り味」関係ということで独立してひとつ作成。一部を転載しています。

2018/05/24:ウインゼノビアがデビュー前からコメントが盛り上がっていました。私がデビュー前からチェックしていた馬のコメントで騎手が好調だった馬は実際に走っています。確かマイネルフロストやマイネルファルケがそうでした。
 とはいえ、私がデビュー前から見ていた馬は少数。また、確かコメントの内容も異なるものだったと思います。マイネルフロストもマイネルファルケも乗ったときの背中の感触の良さ、乗り味の良さを指摘するもので、重賞馬みたいって言っていたような?
  ウインゼノビアではそこまでのコメントはないなと思ったのですけど、いろいろと記憶違いかもしれませんし、応援したい馬なので活躍してくれればと思います。

 と書いたものの、軽く過去のコメントを見直してみました。やっぱり記憶違いありましたね。マイネルファルケは騎手ではなく、牧場の人の声でした。

2007/7/20    真歌トレーニングパークで調整中。昼夜放牧を切り上げ、坂路でキャンター1500m1本の運動を再開しています。ソエの良化に伴い、バランスの取れたフットワークに。久々とあって気分的にぼんやりしているものの、騎乗者は背中の感触をほめています。

 マイネルフロストも騎手コメントじゃありませんでしたわ。まだ名前決定前に牧場スタッフが背中の話をしていました。

坂路コースで調教を始めていますが、少し臆病で物見をしながら走っています。背中や動きからはかなりの素質が感じとれます。いつもスタッフの衣服などの匂いをかいでいる ので匂いフェチかもしれません。(2012年10月21日)

 あと、重賞馬みたいって話はなかったです。オープン馬かな?と探し直したものの見つからず。 だいぶ記憶が間違っていてひどいです、ごめんなさい。
  それから、ゼノビアはちょっと指摘が違う可能性も感じるものの、以下のように背に関するコメントがありましたわ。

2017/9/15 馴致では敏感な面を見せていましたが、その後は慣れたことで落ち着いて調教に臨めるようになっています。(中略)スタッフは「ここまで敏感なのは意外でしたが、やはり跨ると馬格があって、背中がいいですし、素質を感じます」と話していました。

 ああ、確実に全く同じ種類とわかるコメントもありました。逆にこれは全然記憶になしで、記憶力がやばい…。

2017/10/20    スタッフは「幅も出てきて乗っていて安定感があります。乗った者みんなが背中を褒めますし、能力は高いのだと思います」と話していました

 私がデビュー前からチェックしていた馬でもう1頭走ったマイネルバサラの場合、逆に「背中がさびしい」といったネガティブコメントでしたし、当てになるかどうかわかりませんけど、ウインゼノビアは私の覚えていた成功馬2頭と似たパターンのようです。


■2018/07/22 背中コメントは全然珍しくなく走らない馬が多かった!

 ごめんなさい! 調べてみると、ビッグレッドファームグループの背中コメント全然珍しくありませんでした。私の記憶の中に残っていた馬だと100%で当たりだったのですけど、全体に見ると大外れでしたわ。
 手元にあったラフィアンのメモだけで、抜けがある可能性があるものの、まず2011年生まれの馬をざっと見ました。すると、 なんと9頭も背中が褒められている馬がいました。
 このときは賞金のデータがかなり若い頃に取っていて、非常に不正確。ただ、たぶんマイネルアウラートが走っただけで、後は全然だったと思われます。マイネルアウラートは1億円ホースで出資としては正解、POGとしては重賞出走程度であまり良くないとった感じ。
 しかし、9分の1の確率では使い物にならない目安です。また、背中コメントは調教が進んだ後なので、募集締め切り後のケースが多いのではないかと思われます。なので、出資する際には参考にできなくても、POGの方が可能性があったのですけど、この戦績からすると指名理由にするのも無理そうな気配です。

 この時点でもうだめだとほぼ諦めました。しかし、2011年生まれのデータでは賞金がかなり不正確でしたので、当時の調査時点でデータがほぼ出揃っているであろう2007年も一応見てみました。 こちらの背中コメントはさらに多い11頭! 多すぎるわ!
 で、こちらも賞金を確認してみると、その後増えていますね。最も稼いでいたのは、たぶんマイネジェシカで3480万円。しかし、地方に行ってから伸びた馬で、中央では未勝利。つまり、大外れです。結局、全然ダメでしたね。

 なお、余談になりますけど、地方に行って活躍というのは、ラフィアンが能力を見誤ったということ。飽くまでこれはレアケースであり、すべての地方転厩馬で合計すると出資価格プラス飼い葉代を回収するほど稼げていないことがわかっています。ただ、このレアケースが強調されて、「このクラブは能力ある馬を引退させた!」と絡む人が出てきます。
 実を言うと、私の出資していた数少ない地方売却馬もこのレアケースになって、売却後にガンガン活躍してしまったことがあるのですが、まあー、しゃーないですね。 諦めるしかありません。平均すると地方転出後は活躍していない馬が多いのですから、全体的にはクラブの引退判断は悪くないと言えます。


2026年4月15日水曜日

POG馬が7回ダービー制覇! なぜかダービーだけ強くて他は弱い謎

■2022/06/01 ドウデュースでまたダービー制覇 なぜかダービーだけ強くて他は弱い謎
■2021/06/05 牡馬だと誤解して指名したサトノレイナスがマジでダービーに来たんですけど…
■2018/05/27 4年連続POG馬がダービー勝利 ワグネリアン、レイデオロ、マカヒキ、ドゥラメンテ
■2019/05/26 全く期待していなかったロジャーバローズで5年連続ダービー制覇
■2020/05/31 6年連続POG馬がダービー制覇 POGで不人気だったコントレイル
■2020/05/31 2019-2020POG指名馬人気ランキング、1位はいまいち…
■2018/06/02 2018年6月のPOG指名馬人気ランキング


■2022/06/01 ドウデュースでまたダービー制覇 なぜかダービーだけ強くて他は弱いPOG指名馬

 前年少数精鋭にして見事にコケたPOG、2021-2022シーズンは再び下手な鉄砲も数打ちゃ当たる作戦で指名。コマンドラインのように力を入れて複数のPOGで指名した馬はいますが、ほとんどバラバラ。その一番力を入れたコマンドラインは2連勝でサウジアラビアRCを勝利して早々にクラシック候補と言われたものの、ホープフルSはかわいそうなほどの惨敗で早々にクラシック候補から脱落してしまいました。コマンドラインは本当どうしちゃったんでしょうね?

 コマンドラインはこのように上下に極端なことになってしまいましたが、今年も無事ダービー出走馬は確保。今回は二頭のみでしたが、朝日杯勝ち馬の3番人気ドウデュースとホープフルS勝ち馬で8番人気のキラーアビリティという、なかなか良い二頭でした。二歳時点のネットでは、キラーアビリティを推す声も多かったものの、三歳はちょっといまいちでしたね。しかし、ドウデュースがダービーを勝ってくれたので過去8年で7回ダービー馬というえらいことに…。

 下手な鉄砲も数打ちゃ当たるで多数指名とはいえ、自分でもびっくりするほどダービーに強いです。また、不思議なことに他のG1はほとんど勝っておらず、「ダービーだけ」勝ちまくりなんですよね。
 記憶にあるのは、今年の二歳牡馬G1とホープフル皐月を勝ったコントレイルくらい。NHKマイルCは未勝利ですし、牝馬G1も未勝利。牝馬はめちゃくちゃ苦手なので、下手したら重賞も勝っていないかもしれません。本当になぜかダービーだけ強いです。マジで不思議ですわ…。

 …と書いてから、前年を見ると、ユーバーレーベンがオークス勝っていることに気づきました。力入れていないPOGでの指名のみだった馬なんで、いまいち記憶に残っていないんですよね。ちなみに、ダービーの方はこの力入れていないPOGでの指名馬の優勝は1回だけで、ほとんどちゃんとした指名の馬での優勝。何度も言いますが、本当自分でも不思議です。


■2021/06/05 牡馬だと誤解して指名したサトノレイナスがマジでダービーに来たんですけど…

 いろんなPOGにいろんな馬で参加しているので全然すごくないとはいえ、6年連続POG馬がダービー制覇…だったのですが、2021年のダービーはそれですらダメで連続記録が途絶えました。例年よりカブり気味で頭数を減らしてやや少数精鋭にしたところ、厳選馬がことごとくダメで壊滅的でした。やはり下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるじゃないとダメなようです。
 そういえば、珍しく新種牡馬を積極的に指名したという違いもあったシーズンでしたね。まあ、裏目に出たんですけど…。

 とはいえ、スタートしたときは、期待の1番人気が見せ場なく終わるというのが連続してマジで1勝もできない馬ばかりでは?と思っていましたので、気持ち的には活躍馬が多かった気分に。冷静に考えると、錯覚なんですけどね。
 この「有力馬は最初ダメでも終わってみれば良かった」の代表例としては、アカイトリノムスメ。新馬戦1番人気7着から持ち直して、オークス2着になっています。上々でしょう。

 で、肝心のダービーの今年の成績は、以下のような感じ。1着シャフリヤールも2着エフフォーリアも選んでおらず、なぜかダービー参戦の牝馬サトノレイナスが最高順位でした。ちにみに私はサトノレイナスを牡馬だと勘違いして指名しており、メモも最初牡馬と記録していた馬。それがマジで牡馬路線に来てしまうとは…。普通にオークスで良かった気がするんですけどね。このサトノレイナスは最初から期待通りに走ってくれたタイプです。

5着 サトノレイナス 2番人気
7着 ヨーホーレイク 6番人気
11着 レッドジェネシス 13番人気

 11着だったレッドジェネシスも新馬戦は1番人気だったのに3着で、勝ち上がりに4戦もかかってしまったという馬。正直ダメだと思って諦めてしばらくレース見ていなかったのですが、知らないうちに勝ち上がっていて、京都新聞杯に勝利して重賞馬になってびっくり。早々に見限っちゃってごめんね! なんだかんだで稼いでくれました。やはり評判馬は走るんだなぁと思った1頭でした。
 最近はそれほどでもないかなと思いつつ、以前よく指名していたということで久しぶりに選んだクロウキャニオンの子ヨーホーレイクは、逆に初戦から2連勝で順調だったタイプ。重賞勝利こそありませんが、ホープフルS(G1)3着、皐月賞(G1)5着などで、賞金を稼いでくれました。こういう子も大事です。感謝感謝。

 ダービーだけでなく今シーズンはG1ゼロだったものの、それなりに走ってくれましたので、結構楽しめました。穴系のPOG馬でも健闘した子がいましたし、悪くなかったですね…と書いてから、オークスのユーバーレーベンを指名していたことを思い出しましたわ。G1馬いるじゃん! 力入れていないPOGだったので、完全に忘れていました。好きなマイネヌーヴェルの孫だったのに、忘れていてごめんね!
 サトノレイナスを牡馬だと勘違いしたと書いたのですが、そういえば、いいな!と思う馬が牝馬ばかりで困ったシーズンでもあったんですよね。で、実際、前述したような牝馬たちが走ってくれて、例年壊滅的に苦手な牝馬の指名馬がよく走ったという、個人的に珍しいシーズンとなりました。これは選び方がうまくなっている証拠かも!と前向きに勘違いしつつ、次のシーズンのPOG選びに臨みたいと思います。


■2018/05/27 4年連続POG馬がダービー勝利 ワグネリアン、レイデオロ、マカヒキ、ドゥラメンテ

 たくさん応援したいので、いろんなところのPOGに参加してあまりかぶらずに指名しているため、何十頭もPOG馬がいます。なので、全然すごくないのですけど、ワグネリアンの復活勝利で、3年連続POG馬がダービー勝利!
 応援馬多いとはいえ、嬉しいですわ、やっぱり。ジャンプして喜びました。
 ちまにに他にも指名馬が3頭。ステイフーリッシュ(10着)、グレイル(14着)、ステルヴィオ(8着) がいました。牝馬は毎年ですけど全然です。
2017年POG馬 1    レイデオロ 2    スワーヴリチャード 17    アメリカズカップ
2016年POG馬 1    マカヒキ 10    プロディガルサン
 あっ、違った4年連続か。ドゥラメンテも指名していましたわ。この年は事前に上位でピックアップしていたのに、デビューが遅めでリアルスティール(4着)を逃したのも悔しかった世代。まあ、自己ルール通りなので、しゃーないんですけど…。
2015年POG馬 1    ドゥラメンテ
 ドゥラメンテは母が名牝アドマイヤグルーヴでしたが兄弟はそれほど走っておらず。そろそろだと思って、穴じゃないかと思ったら、結構人気でした。
 ただ、その次の年のマカヒキはちょっと注目程度。姉のウリウリは結構良かったものの、大きく目立つ活躍ではなかったためでしょう。その次のレイデオロは再び人気だったかな。
 そして、今年の ワグネリアンがまた大人気ってほどではなく、デビュー前は注目!くらいの感じの馬でした。大人気じゃない馬が走ってくれると、また一段と嬉しいですね。

 もう1年見てみました。POGにしなかったけど、デビュー前から注目して応援していたマイネルフロストが3位だった年でした。1,2着は、ワンアンドオンリーとイスラボニータ。
 POG馬は3頭いたけど5着が最高で、トーセンスターダムなんかは16頭立てで16着でしたわ。
 2014年POG馬 (3    マイネルフロスト) 5    トゥザワールド 8    ベルキャニオン 16    トーセンスターダム



■2019/05/26 全く期待していなかったロジャーバローズで5年連続ダービー制覇

 ただでさえ毎年多いPOG。今年は特にひどくて、複数参加しているPOGを全部ダブらせずにたくさん応援しよう!という感じにしました。
 なので、自信ない馬ばかり指名したわけではなく、上位指名はいつもどおり。にも関わらず例年以上に壊滅的でした。指名を増やして活躍馬が減るってどういうことなの?という感じ。
 とはいえ、ダービーには2頭が出走。1頭はデビュー当初から期待していたクラージュゲリエで重賞を勝ち、皐月賞も不人気ながら5着と力を見せました。今年のダービーは全然期待していなかったものの、彼には掲示板を期待していました。
 …ところが、 全く期待してなかった12番人気ロジャーバローズがなんか粘りそうなんですけど! 好スタートからの2番手でしたが、横山武騎手のリオンリオン(結果は6番人気15着)が飛ばして離れた2番手。2番手も壊滅するパターンだなぁ…と思って見ていたのに、なんか粘ってるし!
 で、浜中騎手が叩いて叩いて、評判馬のダノンキングリーをクビ差しのぎました。全く期待していなかったので、今年は嬉しさはなく、何これ?って感じです。(クラージュゲリエは7番人気6着)
 あと、ホント言うと、ロジャーバローズのPOG指名はいつも以上に大したことないのです。POGルールによっては既走馬でも指名できることがあり、新馬戦勝利後に好きだったサトノジューオーが遠い親戚だという理由でなんとなく指名。後出しで自慢できない指名で、思い入れもあまりありませんでした。いつも以上にまぐれですね。



■2020/05/31 6年連続POG馬がダービー制覇 POGで不人気だったコントレイル

 今年は今までになく、ダービーは勝って当然といった感じだったPOG馬。1位コントレイル、2位サリオスともに指名馬です。ただ、例によっていろんな馬を指名しているために、それぞれ別のPOGでの指名なので、順位的には全然。今年はもう少し絞りますわ。コントレイルは事前にはあまり人気なかったので、ちょっと自慢したいところなのですけどね。後述のランキングでは、指名数ベスト100にすら入っていません。
 サリオスは普通に相当強いと思うのですけど、コントレイルが強すぎますね。ディープインパクトはG1馬は文句なく多いのに、牡馬では超大物がいなくて、血統が続かないというまさかの事態がありそうだったのですけど、ディープインパクトが亡くなってから超大物牡馬が出てきました。 サリオスもハーツクライの代表産駒になれそうな可能性を感じる楽しみな馬です。サリオスは32位でしたが、今見ると新馬戦は2番人気だったんですね。
 裏街道的なところからでしたが、2歳の時点ではマイラプソディもこの2頭なみに期待していた馬。それが全然になってしまい、残念なことに。 この日は後ろからまくって逃げて結局9着です。また、別路線から来た2頭ワーケア、アルジャンナも上位を期待したものの、8着、18着という結果に。アルジャンナ最下位ですわ。
 今年のダービーは特に出走馬が多く、最初に逃げたウインカーネリアンもPOG馬。ブービーに終わったものの、 皐月賞はブービー人気で4着。十分走ってくれています。



■2020/05/31 2019-2020POG指名馬人気ランキング、1位はいまいち…

1    シルヴェリオ    10360人
 私も指名してしまった シルヴェリオ。なんとか1勝したものの、その程度でした。
2    リアアメリア    10276人
 指名していない馬。オークス4着なので結構稼いでいます。牝馬は私全然当たりません。
3    アルジャンナ    9989人
 前述の通り、指名馬。重賞2,3着でまずまず稼ぎました。
4    ラインベック    8191人
 牡馬で指名していない馬の一番上位。というか、ベスト10では他に指名馬いませんね。意外にミーハーじゃないようです。というか、むしろひねっている感じ。コントレイルなど、私が指名した馬はあまりベスト100に入っていませんでした。まあ、普通に活躍していない子も多数いるわけですけど。
 ラインベックは迷った馬で指名せず後悔したのですけど、イメージ通りかなり走っており、 アルジャンナ級でした。
5    ブルトガング    8138人
6    アブソルティスモ    8062人
7    ポタジェ    5680人
8    ルナシオン    5505人
9    リメンバーメモリー    4711人
10    リリレフア    4487人
11    モーソンピーク    4368人
12    ヴァーダイト    4247人
13    カトゥルスフェリス    4126人
14    ディアスティマ    3981人
15    マイラプソディ    3867人
16    サンクテュエール    3798人
17    サトノフラッグ    3605人
18    スパングルドスター    3347人
19    ギルデッドミラー    3168人
20    ライティア    2974人
21    レッドルレーヴ    2791人
22    ファーストフォリオ    2647人
23    リズムオブラヴ    2513人
24    スカイグルーヴ    2285人
25    モーベット    2217人
26    ペルラネーラ    2151人
27    ジュンライトボルト    1980人
28    フェアレストアイル    1974人
29    フィリオアレグロ    1951人
30    セントオブゴールド    1897人
31    エカテリンブルク    1890人
32    サリオス    1875人
 前述の通り、サリオスはここ。人気と言えば人気ですが、そうでもないと言えばそうでもない感じです。
33    ダノングロワール    1864人
34    カイザーライン    1847人
35    アブルハウル    1826人
36    ルリエーヴル    1803人
37    ヒメノカリス    1794人
38    クロスキー    1772人
39    ダブルアンコール    1744人
40    ヴェルトライゼンデ    1731人
41    ファルコニア    1700人
42    オーソリティ    1689人
43    クロミナンス    1670人
44    アドマイヤビルゴ    1621人
45    アドマイヤベネラ    1513人
46    レヴィオーサ    1512人
47    レーヴドゥロワ    1462人
48    サクセッション    1445人
49    バトーデュシエル    1427人
50    ダノンレガーロ    1342人
51    ワーケア    1308人
52    グランデマーレ    1304人
53    オールザワールド    1299人
54    キングサーガ    1239人
55    ストーンリッジ    1211人
56    ゴルトベルク    1206人
57    リリーピュアハート    1187人
58    レッドベルジュール    1178人
59    ヴェルテックス    1157人
60    ゴールドティア    1134人
61    アドマイヤミモザ    1094人
62    サトノエスペランサ    1087人
63    メリディアンローグ    1082人
64    サマービート    1070人
65    リンドブラッド    1055人
66    クレアーレ    1049人
67    ファートゥア    1048人
68    パイネ    1045人
69    リアンティサージュ    1014人
70    サトノゴールド    994人
71    ミヤマザクラ    990人
72    タイミングハート    985人
73    シンハリング    976人
74    バトルオブアルマダ    924人
74    ヒートオンビート    924人
76    ダノンフォルツェ    899人
77    ライフレッスンズ    888人
78    フライライクバード    884人
79    レクセランス    860人
80    ラヴユーライヴ    844人
81    ヴァンタブラック    817人
82    ベルラガッツォ    808人
83    アトリビュート    797人
84    シャレード    794人
85    ゼノヴァース    784人
86    ビアンフェ    767人
87    エブリワンブラック    739人
88    ゴールデンレシオ    725人
89    ソードライン    722人
90    プラトン    721人
91    シルヴィス    715人
92    アルファウェーブ    703人
93    ブライドグルーム    680人
94    サトノフウジン    663人
95    ディープキング    661人
96    アウサンガテ    654人
97    レザネフォール    641人
98    サングノーブル    633人
99    サイクロトロン    632人
100    イルミナル    624人




■2018/06/02 2018年6月のPOG指名馬人気ランキング

 ネット競馬のPOG指名馬ランキングをメモ。人気馬を普通にってのはおもしろくないのですけど、終わってみると結構やっぱり人気馬が走っているんですよね。今年はどうなるでしょう?
2019/05/26追記:最終的なランキングと差し替えました。1位のサートゥルナーリアが普通に走りまくり。私はひねって上位はほとんど指名しないので、今年は特にひどくなりました。ただ、以下の100位以内に入っていないロジャーバローズがダービーを勝ってくれたのが不幸中の幸いですね。

順位  馬名  指名者
1  サートゥルナーリア  15082人
2  ソルドラード  9652人
3  カントル  7035人
4  ブラヴァス  6597人
5  シェーングランツ  6344人
6  ワールドプレミア  6109人
7  プランドラー  6096人
8  サトノジェネシス  5694人
9  ダノンチェイサー  5663人
10  アルママ  4853人
11  リスト  4588人
12  ベルクワイア  4112人
13  アドマイヤジャスタ  4086人
14  サトノソロモン  3495人
15  モアナアネラ  3451人
16  ドナアトラエンテ  3118人
17  グランアレグリア  3021人
18  コントラチェック  2948人
19  タンタラス  2809人
20  ミディオーサ  2608人
21  エスポワール  2605人
22  ウーリリ  2429人
23  ホウオウライジン  2337人
24  セントレオナード  2332人
25  フランクリン  2323人
26  オーロトラジェ  2136人
27  ダノンファンタジー  2085人
28  レーヴドカナロア  2061人
29  ロードゼウス  2026人
30  サトノアクシス  2016人
31  スイープセレリタス  1944人
32  ポルトラーノ  1909人
33  バイキングクラップ  1904人
34  ヴァンランディ  1873人
35  サトノルークス  1847人
36  レーヴドゥラメール  1820人
37  シェドゥーヴル  1763人
38  ライル  1760人
39  ドナウデルタ  1739人
40  ダンスディライト  1724人
41  ラヴズオンリーユー  1689人
42  ルヴォルグ  1687人
43  ティグラーシャ  1640人
44  トーセンカンビーナ  1622人
45  アドマイヤマーズ  1614人
46  ルガールカルム  1608人
47  サターン  1592人
48  メッシーナ  1591人
49  エデリー  1578人
50  ランフォザローゼス  1575人
51  ホウオウサーベル  1543人
52  ヴェロックス  1441人
53  アメジストヴェイグ  1355人
54  アーデンフォレスト  1335人
55  レッドエンヴィー  1310人
56  リアオリヴィア  1296人
57  クリソベリル  1278人
58  グロリアーナ  1270人
59  シルヴァーソニック  1266人
60  アストライア  1247人
61  ラズライトノヴァ  1246人
62  オーサムウインド  1238人
63  クラージュゲリエ  1232人
64  プレミアムギフト  1222人
65  イヴォーク  1221人
66  ノーブルスコア  1219人
67  アカネサス  1217人
68  サトノバリオス  1175人
69  カレンモエ  1139人
70  イニティウム  1132人
71  サラミス  1082人
72  アルテラローザ  1058人
73  ユナカイト  1045人
74  パロネラ  1043人
75  スワーヴシャルル  1025人
76  タニノミッション  1019人
77  ウラノメトリア  1006人
78  ヴァイスカイザー  992人
79  ビーチサンバ  973人
80  シトラスノート  964人
81  エールディヴァン  962人
82  カウディーリョ  952人
83  カヌメラビーチ  949人
84  ミリオンドリームズ  941人
85  バニュルス  920人
86  ヴァンドギャルド  881人
87  シークレットアイズ  860人
88  ジュベルハフィート  837人
89  グランデストラーダ  799人
90  セリユーズ  757人
91  アルディテッツァ  751人
92  クィーンユニバンス  746人
93  リオンリオン  734人
94  ダノンジャスティス  732人
95  ピンシェル  723人
96  アメリカンウェイク  715人
97  ルデュック  697人
98  アウィルアウェイ  681人
99  アヴァターラ  668人
100  ラディアントパレス  655人http://pog.netkeiba.com/?pid=pog_navi_rank


2026年4月6日月曜日

指名数が少ないPOG馬の方がむしろめちゃくちゃ走る気がする…

■2024/05/27 指名数が少ないPOG馬の方がむしろめちゃくちゃ走る気がする…


■2024/05/27 指名数が少ないPOG馬の方がむしろめちゃくちゃ走る気がする…

 私が参加している日刊競馬POGは、なぜか指名数が少ない馬を指名したときの方がやたらと走っているイメージでした。ただ、2015年から2023年の指名馬90頭のデータを全部エクセルに書き出して、相関係数を見てみると、-0.11程度の逆相関。指名数が少ないときの方が走っていますが、思ったほどではないですね。

 ということで、単なる「思い込み」といった感じでしたが、指名数が少ないほど走っていた場合の予想としては、「日刊競馬POGは締切が早いため、優良な馬が過小評価で見逃されており、天邪鬼な私の指名と相性が良い」というもの。前述の通り、実際には、それほど関係なかったですね。

 考えてみると、そもそもランキング上位の人は、ほとんどが指名数が多い馬をたくさん指名している人であり、私が参加している指名数が少ない人向けの部門の人は普通に上位に少ないです。どういうことか?というと、要するに「普通に指名数が多い馬の方が走りやすい」ってことですね。身も蓋もない結論となりました。

 でも、もう少しデータを見て遊んでみます。

 まず、1年の指名馬10頭の指名数順位と賞金が基準となる平均獲得ポイントの相関係数も見てみると、こちらは0.19と先ほどより強い相関を示しました。同じ年で見てみると、指名数が少ない馬の方がかなり稼いでいます。
 前述の通り、「普通に指名数が多い馬の方が走りやすい」のに、私が選ぶ馬ははっきり逆。やっぱり私が選ぶとなぜか、指名数が少ない馬の方が走っちゃうみたいですね。不思議です。

 それから、指名数の多さで分けて、賞金が基準となる平均獲得ポイントを見てみましょう。すると、これまたはっきりと指名数が少ない馬ほど走る…という妙なことになっていました。

指名数以上    指名数未満    サンプル    合計    平均ポイント
0    20    17    63,116    3,713
20    50    20    72,956    3,648
50    100    20    42,007    2,100
100    200    23    22,724    988
200    9999    10    11,200    1,120

 本来なら走って良い指名数100以上・200以上の馬が獲得賞金1000万円前後で最低。全体の平均が2,356で、指名数50以上100未満がそれくらいですね。
 一方、笑えるのが、指名数20未満、50未満という本来なら全然走らないグループが一番よく、ともに3500万円を超えてきていること。本当、変ですね。

 ポイント獲得数ベスト5は以下の通り。最も走った名馬コントレイルは最も少ない指名数20未満のグループでした。さらにダービー馬マカヒキなどが50未満のグループ。同じくダービー馬のワグネリアンは100未満のグループで、これが一番指名数が多いですね。

馬名    指名数    ポイント
コントレイル     14    42000
マカヒキ    37    36055(データがなく、推定値)
ワグネリアン     82    27800
ハーツコンチェルト     36    11650
ルフトシュトローム     25    7780

 じゃあ、このデータをもとに指名数が少ない馬ばかり狙うと活躍しまくるか?というと、そうでもなさげ。というのも、単純に指名数が少ない馬上位10頭…などのデータを見ても、そこまで良い数字にはならないためです。
 さらに致命的なのは、これらの指名馬はかなり私が天邪鬼に見て、苦労してやっとなんとか集めた馬たちであること。普通に指名数が少ない馬は走らないと感じる馬が多く、なかなか良いと思える馬はいません。
 なので、これ以上にさらにひねくれて、指名数の少ない馬ばかりたくさん選ぶ…というのは、難しいですね。せっかくいろいろ見たものの、今後活かせそうにありませんでした。


2026年4月2日木曜日

ソエを発症した馬は成長する・才能があるは迷信で科学的根拠なし?

■2017/09/04 ソエを発症した馬は成長する・才能があるは迷信で科学的根拠なし?
■2023/03/06 ついに笹針、焼烙、ブリスターが禁止!科学的根拠がなく虐待だった…


■2017/09/04 ソエを発症した馬は成長する・才能があるは迷信で科学的根拠なし?

 私の出資馬の1頭がソエを発症したときに、調べた話。

 ソエというのは、管骨骨膜炎のこと。骨が完全に化骨していない状態に強い調教を行うと、管骨(第3中手骨)の前面で炎症を起こすことがあるため、若い馬に多く見られます。
 初期であれば運動を軽くして、患部を冷却することにより治癒。しかし、重症になると腫れ、骨瘤状となり激しい疼痛、跛行を伴うことになります。さらに重度となると骨瘤部に亀裂骨折(皿状骨折)を発症することもあるそうです。
(ソエ(競馬用語辞典) JRAより)

 ソエはむしろ良いことだと聞いたことがあります。検索してみると、能力が高い馬はソエになりやすいとか、ソエから回復した馬はスピード能力が高まるなどと言われ、昔は厩舎で赤飯を炊く習慣もあったそうです。
 ただ、このことを書いていた“ソエ”について - とりあえず一口馬主の楽しいこと(2010-05-08 13:30:36)によると、「全くの迷信」だそうな。ショックを受けました。
 気にして、科学的根拠などで検索したものの、ほとんど情報がありませんでした。

 こちらによると、 原因がはっきりしていないため、即効性のある治療法が確立されておらず。なので、治療法も今のところ科学的根拠なしだそうです。
 治療法には、 “焼烙治療”や、“ブリスター治療”といったものがあります、このうち、 “焼烙治療”は焼きゴテを当てて火傷をさせ、その火傷の回復過程がソエの良化を後押しすることを期待するという虐待っぽいもので、さすがに今はあまりないそうです。
  ただ、“ブリスター治療”も似たような発想。薬品を使って皮膚を爛れさせるというものでした。

  一方、現在主流になっている治療方法が“ショックウェーブ治療”で、こちらは一見科学的。ショックウェーブ(衝撃波)によって細胞を刺激し、新陳代謝に変化を起こさせるというものでした。
  正直私はこれも疑似科学臭いと感じたのですが、2000年以前から人間に対する治療法として確立されており、臨床データも揃っているといいます。

 「それほど重い病気ではなく回復後は競争能力にほとんど影響がない」のであまり気にすることはないのですが、ソエを発症している間は調教やレースなどを思い通りにできません。
 発症しないにこしたことがなく、特にメリットのようなものはないようでした。


■2023/03/06 ついに笹針、焼烙、ブリスターが禁止!科学的根拠がなく虐待だった…

 前回書いた中で出てきた、ソエの治療法として、科学的根拠がないのに行われていたという「焼烙治療」や「ブリスター」。これらは、後に禁止されていたようです。
 他の禁止された治療法とセットで、<4月から笹針、焼烙、ブリスターが禁止【獣医師記者コラム・競馬は科学だ】>(2022年4月22日 06時00分)という記事の中で出てきていました。

<あまり表だってアナウンスはされていないのだが、4月1日から中央競馬のルールが一部改正。JRA登録馬について、退厩時も含めて一部の“治療”が禁止された。具体的には笹針、焼烙、ブリスターなどである>
https://www.chunichi.co.jp/article/457469

 作者の獣医師記者・若原さんは、<ソエが出るというのはそれだけ馬に推進力があるとの理解で、ソエが出たのをめでたがって厩舎で赤飯を炊くという習慣もあったようだ>ということで、やはりソエが良いこと説の話を出していました。しかし、これはもう「かなり昔の話」だといいます。
 前回書いたように、これらは科学的根拠なし。今回セットになっていた「笹針」も似たような科学的根拠のない理論に基づいているらしく、以下のような書き方をしていました。

<焼烙は焼きごてを使い表面を熱で焼く。ブリスターは強力な発泡剤を使って、表面を化学的に焼く。どちらも、患部にあえて急性炎症を引き起こし、その治癒過程で患部にあった慢性炎症を道連れ的に治すという理論背景が言われていた。
 と、ここまで書いて、お気づきの読者もいるかもしれない。これ、笹針の原稿で、現在では否定的にみられていると紹介した理論背景とまったく相同だ。笹針が科学的には効果が認められないのと同様、ソエに対する焼烙もブリスターも、その効果は、いまや否定的な見方が主流になった。>

 ただし、ブリスターはかなり最近まで信じられていた模様。焼烙が下火になった後、ブリスターが幅を利かせるようになって、5~6年くらい前までは科学的な手法に積極的な某大手生産者もしばしば使っていたらしいといいます。ただ、そのブリスターも下火になっていたという流れでした。
 それでも、完全に撲滅されてはおらず、一部ではどちらも継続して使われていた模様。今回の禁止措置で、今度こそはっきりと撲滅させようということでしょうね。
 記事では、最後に<効果がなければ、馬の皮膚を焼いて痛い思いをさせるだけ。動物虐待との批判も避けられまい。これらの禁止は競走馬の福祉向上を一歩進めるルール改正と理解できる>と書いていました。


2026年3月20日金曜日

競走馬は「生まれてすぐの馬体を見る方が判りやすい」と言う調教師の思惑

■2016/1/8 競馬評論家が言う「馬は幼いころから特徴が変わらない」は本当なのか?
■2016/1/8 競走馬は「生まれてすぐの馬体を見る方が判りやすい」と言う調教師の思惑
■2016/1/8 これも商売…牧場の人が「馬は見ても判らない」と言うにも思惑がある


■2016/1/8 競馬評論家が言う「馬は幼いころから特徴が変わらない」は本当なのか?

 Enjoy Ruffian2009年9月号 Bell The Horseで、ラフィアンの岡田紘和代表は、「馬は幼いころから特徴が変わらない」と言う競馬評論家がいるという話をしていました。また、「生まれてすぐの馬体を見る方が判りやすい」と言う調教師がいるそうです。
 私も「競走馬は一度馬体が完成する」と聞いたことがあります。これが生まれてすぐのことだったかもしれません。

  ところが、「馬は見ても判らない」と言う生産者もいます。
 これでわかるように、"これらには多かれ少なかれ、それぞれの見栄や思惑があります"と、岡田紘和代表が指摘していました。ポジショントーク的なところがあるんですね。

 明らかに嘘くさいのは、一部の競馬評論家の言う「馬は幼いころから特徴が変わらない」というもの。
 当然ながら、変わる特徴もあれば、そうでない特徴もあります。また、生育環境が悪ければ、これまた当然ながら立派には育ちません。普通の話です。


■2016/1/8 競走馬は「生まれてすぐの馬体を見る方が判りやすい」と言う調教師の思惑

 おもしろいのは、残りの二つについての指摘。はっきりと発言者の「思惑」が見られるものです。
 まず、"「生まれてすぐの馬体を見る方が判りやすい」と言う調教師"の話。

-----引用 ここから-----
「生まれてすぐの馬体を見る方が判りやすい」という可能性は完全に否定はすることはできませんが、成馬に近づく程判断がし易いのは明白です。調教師には早いうちに良血馬を確保したいとの思惑もあるので、馬主に勧めるには上手い言い方です。
-----引用 ここまで-----

 調教師さんが馬主さんに良さげな馬を早く買ってほしいがための、セールストーク的なもののようです。実際、調教師さんが勧めた馬が百発百中で走るかというとそうではありませんから、真実ではないと考えていないでしょう。


■2016/1/8 これも商売…牧場の人が「馬は見ても判らない」と言うにも思惑がある

 成長した方が見やすいのでしたら、生産者は活躍する馬がわかっていそうなものです。しかし、その生産者も「馬は見ても判らない」と言います。
 これはわかりやすいですね。走らない馬がわかっては、売れなくなりますもの…。生産者側にも誇張が入っているのです。

-----引用 ここから-----
 それは生産馬を売却して成り立っている牧場主は、「馬は判らない」ほうが都合が良いからです。JRAで新馬・未勝利戦を突破できるのは年間約1400頭。日本での年間生産頭数は7000頭から8000頭ですから、生まれた馬の5~6頭に1頭しか勝てないということです。つまり走らない馬の方が多いので、仮に売り手が「馬を見れば能力が判る」としたら、ほとんどの場合走らないと知っていて売ったということになります。でも、生産者ははっきり判らずとも、同じ世代の生産馬や兄姉と比べてどうかぐらいは感じているはずです。
-----引用 ここまで-----

 ただし、"馬体観察で能力を判断することは可能ですが、非常に難しい"ということで、簡単ではないことは確かです。「馬は見ても判らない」は大げさではあるものの、実際、かなりわからないのは本当でしょう。
 1歳馬セールのようなかなり成長した後のトレードの高額馬でも走らない、デビュー直前コメントが外れる、ということもよくあります。

 この話をしていた岡田紘和さんのラフィアンは、勝ち上がり率が上記のものよりは明らかに高く、かなりよく見極めている方。特にここは安い馬が主体ですから立派です。
 とはいえ、勝ち上がらない馬が多いのも事実。こんな風に馬体の見極めは非常に難しいわけですが、難しいからこそ他と差をつけることができます。チャンスがあると考えられるかもしれません。



2026年3月5日木曜日

競馬で出てくる「レポジトリー」とはレントゲン写真…ではない

■2019/09/07 競馬で出てくる「レポジトリー」とはレントゲン写真…ではない
■2019/09/07 悪い情報は隠したい!馬の販売者にメリットはあるのか? 
■2023/03/16 レポジトリーの今後の課題とされたノド鳴りは未だに謎だらけ… 


■2019/09/07 競馬で出てくる「レポジトリー」とはレントゲン写真…ではない

 競馬関係で「レポジトリー」という言葉が出てきてなんじゃこりゃ?と思ったので検索。JRAブログの馬の資料室(日高育成牧場): レポジトリーの普及と今後の課題によると、レポジトリーとは、販売申込者から提出されたセリ上場馬の「四肢レントゲン像」や「咽喉頭部内視鏡像」などの医療情報を、予め購買者に公開するシステム…という意味だとのこと。
 私は初読のときに誤解したのですけど、 「四肢レントゲン像」や「咽喉頭部内視鏡像」などをレポジトリーというのではなく、それらを集めているシステムそのものを言うようですね。

  レポジトリーで検索をかけると、デジタル大辞泉では、 通常は「リポジトリー」と表記し、意味は、「貯蔵庫。倉庫」もしくは「データやプログラムなどの情報資源を保管する場所。または、それらの情報資源を必要に応じて利用できるよう管理するシステムのこと」との説明があります。
 Wikipediaでは後者の方の説明があり、IT分野 ではこちらが一般的な模様。最初私は勘違いしたものの、競馬出てくるレポジトリーもやはりこちらとだいたい同じ意味だと考えて良さそうでした。


■2019/09/07 悪い情報は隠したい!馬の販売者にメリットはあるのか?

 JRAブログによると、日本でのレポジトリーは、2006年のセレクトセール1歳市場が初めてで、その後、徐々に普及してきました。セリの場合のレポジトリーというのは、上場者から提出された四肢レントゲン像、咽喉頭部内視鏡動画の閲覧ができるシステムを意味するようです。

 このレポジトリーは、購買者・販売申込者・主催者の3者にメリットがあるとのこと。購買者は当然購買判断に加えることができます。中古車市場ではキズを隠して売られることが問題になりがちですし、一番わかりやすいメリットですね。
  主催者のメリットもわかりやすいでしょう。売買に関するトラブルの防止、市場の信頼性を高めるメリットがあります。

 一方、わかりづらいのが、本来なら騙して売りたいであろう販売申込者のメリットです。実を言うと、先程挙げた中古車市場というのは情報を隠すことで販売者自身も実は不利益を被っていました。どの車がキズを隠しているかわからないために全体に値下がりしていて、実際にはほとんどの人が得していなかったのです。
 ということで、一見メリットが無いように見える販売申込者にもメリットがあります。品質を保証することで、上場馬の価値を高めることができる、つまり、高く売れるわけです。また、疾病のリスクを知らせるなどすることで、売買に関するトラブルの発生を未然に防止することもメリットだとされていました。

 なお、元記事のタイトルにあった「今後の課題」というのは、「ノド鳴り」「喘鳴症」との関連が予想される咽喉頭部の内視鏡動画では、競争能力への影響の判断基準が未だ明確ではない上に、検査の信頼性も低い場合があるといった感じでした…。まだまだ発展途上のようです。 


■2023/03/16 レポジトリーの今後の課題とされたノド鳴りは未だに謎だらけ…

 上記の「レポジトリー」の説明のところで、「ノド鳴り」「喘鳴症」との関連が予想される咽喉頭部の内視鏡動画では、競争能力への影響の判断基準が未だ明確ではない上に、検査の信頼性も低い場合があることが今後の課題とされていました。
 このノド鳴りについてはメインでひとつ書いているので、こちらにもほぼそのまま転載しておきます。<実は多いノド鳴りの馬、競争能力とは無関係?喘鳴症・喉頭片麻痺の説明>というタイトルで書いていた話でした。

2020/03/26:私が読んだ記事では、ノド鳴りと喘鳴症を同じものとして扱っていました。そして、運動中にヒューヒューという高い異常呼吸音を発する喘鳴症の代表的なものとしては、喉頭片麻痺というものがあるそうです。
  下村優樹獣医師によると、喉は軟口蓋と喉頭蓋、そして披裂軟骨の3つの部位で成り立ちます。軟口蓋の上に喉頭蓋がペロッと乗っかっていて、さらにその上に披裂軟骨があります。この一番上の披裂軟骨の開閉する動きが悪くなることが、主なヒューヒューの原因だそうです。
 このノド鳴りの代表格「喉頭片麻痺」には、進行度によってG1(グレード1)からG4 まであります。ただ、G1が「正常」で、問題なく開いたり閉じたりができる状態だとのことですから、たぶん残りがノド鳴りなんでしょうね。重賞の格付けのG~と異なり、数字が大きいほど重症であり、G4が最も程度が進行した状態だそうです。

 さて、ここからが驚くべき話。 ダイワメジャーやハーツクライがノド鳴りになって、ヒューヒューと音がしたというコメントを読んだことがあるとインタビューアーが聞いたところからです。これらの名馬もノド鳴りが進行した状態だと下村優樹獣医師は判断していました。
 ところが、ノド鳴りだからといって、能力を出せていない…とは限らないようなのです。なんと若馬の14%以上がG2以上の所見を有しているとの報告があるということ。喉頭片麻痺は正常に戻るということはなく、むしろ悪化するケースが見られるため、高齢馬ではさらに悪いかもしれません。
 ただ、一方でG3までは競走能力には影響がないと調査研究では報告されているのだそうです。ノド鳴りの馬は多い上に、多くのケースでは競争能力には問題がないという結論でした。
  さらに過去には、牧場の方が売らずに自分で走らせたG4の馬で、症状がまったく出なかったというケースもあるとのこと。最も悪い状態であるG4ですらこれですから、実際の競走能力に影響が出るかどうかは、かなりの差があり、一概には言えないんだそうです。
(【馬体の見かた講座】43.下村獣医師に聞く3[ノドの病気] :: 一口馬主DBより)

 ということで、ノド鳴りと競争能力は全くの無関係とは言えないものの、関係がないケースも多いんですね。もっと致命的なものだと思っていたので、驚きました。
 これはたぶん私だけの思い違いではないと思われます。というのも、上記を調べたきっかけは、応援している馬の掲示板で「ノド鳴りだから今回は負けても仕方ないよね。参考外」といったものを読んだため。皆さん誤解されているのだと思われます。




2026年1月10日土曜日

ブリンカーをするのは日本だけ?ヨーロッパ競馬では珍しい

■2020/09/23 ブリンカーをするのは日本だけ?ヨーロッパ競馬では珍しい
■2024/08/08 ヨーロッパの馬は物怖じしないのでブリンカーは必要ない?
■2025/02/02 一度申請するとブリンカーなしで出走させることは認められない


■2020/09/23 ブリンカーをするのは日本だけ?ヨーロッパ競馬では珍しい

 Our Pleasure2019年2月号のRacing 360(秋山 響)は、2018年の欧州競馬で圧倒的な存在感を見せたのがイギリスのジョン・ゴスデン調教師に関する話。日本でも有名なエネイブルでG1凱旋門賞を制しただけでなく、イギリスのシーズン最後の大一番である10月の「英チャンピオンズデー」のメインレースであるG1英チャンピオンSをクラックスマン、準メインのG1クイーンエリザベスⅡ世Sをロアリングライオン、さらには長距離の大一番G2英チャンピオンズロングディスタンスCもストラディヴァリウスで優勝していました。
 ただし、コラムでは、エネイブルもクラックスマンにしてもそう順調ではなかったと強調。このうちエネイブルは、5月に膝を傷めており、年内に1度しか使わずに凱旋門賞を制したという初めての例でした。また、クラックスマンは格下相手に辛勝、続いて敗退と、2度精彩を欠いた後は、馬場を嫌って回避を続けてやっと出走したレースでの復活優勝でした。

 さて、問題はこのクラックスマンを復活させたエピソード。ここ2戦で精彩を欠いたのは重馬場だけがその理由ではないと見ていたゴスデン調教師は集中力を増すために欧州では珍しいブリンカーを装着させての復活でした。前走はその前のレースを走った牝馬に関心が行っていたとしており、この対策だったようですね。
 ただ、そもそも欧州ではブリンカーをつけるのが珍しいというのが、日本の競馬ファン的には驚き。このクラックスマンの例ではブリンカーの効果があったのでは?という見方であったものの、そもそも多用されていないというのは、ブリンカーに効果がない、あるいは、効果がある場合が少ないという可能性もあるかもしれません。まだまだ競馬の世界は科学的根拠のない迷信がはびこっており、効果が不明なものも多いです。ここらへんはもっと研究を進めてほしいと感じました。


■2024/08/08 ヨーロッパの馬は物怖じしないのでブリンカーは必要ない?

 実際の効果がどの程度か?という話は別として、ブリンカーに効果がありそうだと人々が考えるのは、ブリンカーが馬の視野を奪っていることは間違いないためでしょう。馬にとってはブリンカーの有無で見え方が異なっているのは間違いありません。

Wikipedia
<ブリンカー (blinkers) は競馬および乗馬や馬車などにおいて、馬の視野を制限するための馬具である。ブラインダー (blinders)、遮眼革、遮眼帯ともいう。 >
<ブリンカーは馬の両目の外側部分に、革やプラスチックを材料としたカップ状などのものが使用される。頭絡に着脱できるものもあるが、競馬ではマスク状のものになっているものも多い。日本の競馬ではマスク状のものに「メンコ」と呼ばれる耳覆いを付したものが広く用いられている。
 着用することで真横や後方の視野を遮ることになり(馬の視野はおよそ350度である)、それによって馬が前方への進行に集中できると考えられている。競馬ではコース沿いにいる観客や、乗馬や馬車においても通行人や自動車などに驚いてしまうために考えられた馬具である。 >
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC

 読み直していて思い出したのが、ヨーロッパの競馬では馬と馬との距離感が近いため、日本の競走馬がうまく適応できないことがある…という話。ひょっとしたら日本の馬たちは、周囲を気にしすぎるためにブリンカーをつけることが多く、ヨーロッパの馬たちはいろいろなことに慣れていて物怖じしないので、ほとんどブリンカーが必要ないのかもしれません。


■2025/02/02 一度申請するとブリンカーなしで出走させることは認められない

 ブリンカー - Wikipediaの話。ブリンカーは申請が必要で、申請なしで勝手に使用することはできません。これは結構知っている人が多いと思われます。

<日本の競馬の競走でも使用は可能であるものの、使用許可を予め主催者に申し出る必要がある。競馬新聞の馬柱などで「B」もしくは「BL」というマークが付された馬がそれである。 >
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC

 一方で、<ただし一度着用を申請すると、その競走においてブリンカーなしで出走させることは認められない>というのは、あまり知られていないかもしれません。とりあえず、申請しておいて「やっぱやーめた!」というわけにはいかないんですね。

<ただし一度着用を申請すると、その競走においてブリンカーなしで出走させることは認められない(付け替えて深さ・大きさを変えることは認められている)。このため、レース当日に着脱を判断することができる(事前に申請する必要がない)チークピーシズを敢えて使用する陣営もあるとされる。 >

 理由については書かれていませんけど、たぶん申請が必要な理由も、申請した場合はブリンカーなしで出走させることが認められないのも同じ理由で、「公平性」ではないかと予想します。これは、競馬新聞の馬柱などで「B」もしくは「BL」というマークが付されることとも関係するでしょう。
 事実かどうかはともかく、ブリンカーに効果がある、あるいは、逆にブリンカーが逆効果になると考えられているので、そうした馬券検討に関わる情報を等しく公開して、情報を公平にした上で予想してもらおう…という趣旨で、申請を必要としているのでしょう。
 申請した場合はブリンカーなしで出走させることが認められないというのも同様に、ブリンカー装着の情報をもとに予想しているのに、実際にはブリンカーを装着しないで出走してしまったら、間違った情報で予想させたことになり、適切ではないということじゃないかと思われます。

 ということで、なんとなく理由はわかるのですけど、じゃあ、チークピーシズはどうなの?申請する必要がなくて公平なの?という疑問も出てきちゃいますね…。チークピーシズはそこまで大きな競争能力への影響がないという理解なのかもしれません。


2025年12月3日水曜日

池江調教師のPOGコメントは要注意? 「数年に1頭」の馬の結末

■2017/01/08 池江調教師のPOGコメントは要注意? 「数年に1頭」の馬の結末
■2013/7/8 池江泰寿調教師「数年に1頭」のサトノアラジンはオルフェーヴル超え?
■2017/7/14 期待外れだったPOG評判馬 ダイワレジェンド、ブルーロータス
■2013-05-01 ダイワスカーレットの2番仔ダイワレジェンド 社台一番の期待馬
■2013-05-30 ダイワレジェンドとブルーロータス 国枝栄厩舎に超注目牝馬2頭
■2013-09-05 ダイワレジェンドがやはり増加順トップ POG指名馬ランキング


■2017/01/08 池江調教師のPOGコメントは要注意? 「数年に1頭」の馬の結末

 サトノアラジンは十分名馬なんですが、POG的にはそこまでではなかったんですよね。どこかで池江さんはリップサービスが多いとも言われていましたし、結構あてにならないかもしれません。
 このサトノアラジンについては、誰かが典型的な古馬になって良くなる馬体ともそういえば言われていました。このどこかの誰かさんのコメントが正解で、遅咲きの名馬でPOG向きではなかったようです。

 以下は、2013/9/16に<サトノアラジン「数年に1頭」「誰が見てもいい馬」POG注目牡馬>というタイトルで書いていた話。また、その前にも<池江泰寿調教師「数年に1頭」のサトノアラジンはオルフェーヴル超え?>という話を書いていたので続けて掲載しています。POGのときに非常に注目されていた馬だったんですよ…。

2013/9/16:「サトノ」の馬は結構良い馬が多いですけど、今年は一段と良いのかも?評判なのが「サトノアラジン」です。

【POG】「数年に1頭」サトノアラジン(2013.6.5 05:07)
<芳賀 みんな比較的スムーズに指名できたけど、評判馬サトノアラジンは森田、柴田、板津、藤沢の4人が1位指名で重複。見事引き当てたのは森田大王
森田 池江調教師が「ウチの馬で飛び抜けている。立ち姿から数年に1頭という感じで見ているだけでも楽しくなる」とベタ褒め
板津 確かに誰が見てもいい馬。どうしても欲しかったけど…
森田 近々、栗東入厩の予定もあり、早めにデビューできそう。

 別の<スポニチ記者の厳選2歳馬 - スポニチ競馬>というページでも一押しになっていました。

<父ディープインパクト×母の父ストームキャットはアユサン、キズナなど活躍馬がズラリ。特に現3歳牡馬は3頭(キズナ、ヒラボクディープ、インパラトール)全てがオープン勝ちという驚異的な成績を残した。オークス、ダービーの結果次第でさらに人気が過熱するかもしれないが、2頭はともにダービーV厩舎所属という点も魅力だ。
サトノアラジン
牡・[栗]池江
父:ディープインパクト 母:マジックストーム(ストームキャット)
全姉ラキシスは牡馬相手の芝2000メートルで新馬V。大型馬だがスピードと切れを秘めている>
http://p.spokei.jp/special.php?a=b&key=spog2013-14_honshi&val=2712

 母はノーザンファームが海外から持ってきた馬かな。近親は日本では走っていません。日本では馴染みのない牝系のようです。
 ただ、前述のとおり、ニクスは実績あり、“新黄金配合”とのこと。姉も芝2000で距離も持ちそう。池江厩舎でなおかつ、師の太鼓判がついています。こりゃ、走らないはずがないという感じです。

 近親の方ですけど、実を言うと、以下のように日本でなければ種牡馬までなった馬が多いという非常に良い牝系でした。。

[近親]

□種牡馬:
[おじ]    
    リトルカレント    Little Current
[いとこ]
    ナビールダンサー    Nabeel Dancer
    シャトーゲイ    Chateaugay
    ハードスパン    Hard Spun
    トラクストンキング    Truxton King
    カッティングブレード    Cutting Blade
    グレンフォール    Grenfall

 日本でも走りまくっている!という種牡馬はいないですけど、種牡馬が近親に多いというだけですごい話。毛並みの良さも抜群なようです。
 

■2013/7/8 池江泰寿調教師「数年に1頭」のサトノアラジンはオルフェーヴル超え?

 池江泰寿調教師は「ウチの馬で飛び抜けている。立ち姿から数年に1頭という感じで見ているだけでも楽しくなる」とおっしゃっていました。
 で、ふと思ったのが、最近の池江泰寿厩舎ってどんな馬がいただろう?ということです。たぶん普通にガンガン活躍馬がいて、それよりいいって言うんですから、期待が高まりそうです。

 まず、現3歳世代。

馬名    性    父    母父    総賞金(万円)
ラブリーデイ    牡    キングカメハメハ    ダンスインザダーク    3,999.90
サトノノブレス    牡    ディープインパクト    トニービン    3,545.10
リヤンドファミユ    牡    ステイゴールド    メジロマックイーン    2,701.70
トーセンソレイユ    牝    ネオユニヴァース    Alzao    2,530.10
リグヴェーダ    牡    ディープインパクト    Nureyev    1,668.90

 ありゃ?十分走っている馬がいるんですけど、池江泰寿さんにしては物足りないですね。世代の稼ぎ頭ラブリーデイは、京王杯、朝日杯、アーリントン、毎日、皐月、ダービーときれいにクラシック戦線にのっかってはいるものの、最高が京王杯の2着という寂しい結果に。
 気を取り直して、古馬を見てみましょう。

馬名    性    父    母父    総賞金(万円)
ワールドエース    牡    ディープインパクト    Acatenango    14,300.30
トーセンホマレボシ    牡    ディープインパクト    ノーザンテースト    11,588.20
マウントシャスタ    牡    ディープインパクト    フレンチデピュティ    8,510.90
ロードガルーダ    牡    アグネスタキオン    Storm Cat    4,063.70
エアルプロン    牡    ディープインパクト    ノーザンテースト    3,596.40

 古馬は普通にすごかった!トーセンホマレボシは京都新聞杯(G2)を勝ってダービー3着という馬。これが何と2番手だというのですから、レベルの高さがわかります。
 1番は何と言ってもワールドエースであり、文字通り、厩舎のエースに。クラシックでは相当期待された馬で、きさらぎ賞を勝っていますし、皐月賞2着、ダービー4着です。
 「数年に1頭」であるサトノアラジンはこの馬よりすごいってんですから、興奮してきます。

 「数年」と言った場合、以降は微妙になってきますが、5歳も見てみましょう。

馬名    性    父    母父    総賞金(万円)
オルフェーヴル    牡    ステイゴールド    メジロマックイーン    114,068.20
ダノンバラード    牡    ディープインパクト    Unbridled    31,391.20
オーシャンブルー    牡    ステイゴールド    Dashing Blade    22,428.60
トーセンレーヴ    牡    ディープインパクト    Caerleon    16,289.30
カフナ    牡    キングカメハメハ    サンデーサイレンス    14,474.50

 オルフェーヴル!!!
 もしオルフェーヴルを超える馬だと期待されているんだとしたら、すごい馬ですね。
 でも、オルフェーヴル超えなら数年じゃなくて、10年に1頭と言う気はします。サトノアラジンはワールドエース以上オルフェーヴル未満なんじゃないでしょうか…。
 

■2017/7/14 期待外れだったPOG評判馬 ダイワレジェンド、ブルーロータス

 POG特集で押しまくりの馬が走らないという馬は珍しくないんですが、過去のPOG関連の投稿を見たら何度も名前が出ていて目立っていたのがダイワレジェンドでした。
 2017/7/14時点ではまだ現役で21戦4勝      6,974.8万円ということで立派な成績ではあるものの、ダイワスカーレットの子となると期待が大きかったですし、そこから見ると物足りない成績。また、POG期間中は1勝のみであり、POGでの大人気ぶりからすると乖離が大きかったですね。


■2013-05-01 ダイワスカーレットの2番仔ダイワレジェンド 社台一番の期待馬

 ダイワスカーレットの初仔はさんざんでしたが、<馬三郎タイムズ コラム | ふるさと定期便 ダイワスカーレットの2番子は絶賛の嵐!? 2013年04月19日>によると、妹こそすごいらしいです。今度は本当に大丈夫なんでしょうか?

<昨年のPOGで話題になったダイワスカーレットの初子ダイワレーヌ(牝3歳、父チチカステナンゴ)が引退した。4戦未勝利(2着1回)。ファンの期待の大きさを考えれば“失敗”と言えるのかもしれないが、これは仕方がない面もあった。
 繁殖牝馬の初年度産駒にありがちなことだが、ダイワレーヌは生まれた時から体質の弱さを抱えていた。個人所有馬だったため社台ファームは明確なコメントはしていなかったが、昨春の段階ではデビューできるかどうかも分からない状態だった。「ゆっくり仕上げている」「いずれ走ってくれると思う」というコメントは、POGファンへ向けての最大限の配慮だったと言える>
http://uma36.com/?pid=column_view&id=400020

 <「ゆっくり仕上げている」「いずれ走ってくれると思う」というコメントは、POGファンへ向けての最大限の配慮だったと言える>としていましたが、いや、それは配慮じゃなくて、ファンを騙しているって言うんじゃ…?

<だが、ダイワスカーレットの2番子となる申請馬名ダイワレジェンド(牝、父キングカメハメハ)は、文句なしの期待馬と言える。馬体重は470キロと母に比べるとやや小柄だが、その分、引き締まってアスリートのような馬体。一歩一歩、踏みしめて歩く常歩の力強さは、まさにスカーレットインク系の特徴だ。
 担当している社台F・斉藤孝牝馬調教主任も「キングカメハメハ産駒らしく筋肉が盛り上がっているのに、その筋肉がすごく柔らかい。母親のいいところをしっかりと受け継いでいます。うちの一番の期待馬です」とダイワレーヌの時とは全く違う明快なコメントをしてくれた。社台ファームでは、母が育成時に過ごしたのと同じ馬房を使用している。同時期の母よりも調教段階は進んでおり、秋シーズン早々のデビューが予想される>

 ダイワレーヌは本当ボロクソ書かれていますね。ただ、良血ですので、ダイワレーヌの子どもは走るかもしれません。
 そして、それより先にダイワレジェンド(申請馬名)です。今度はチチカステナンゴではなく、実績あるキングカメハメハ。加えて上記のように太鼓判を押したんですから、走らないわけにはいきませんね。


■2013-05-30 ダイワレジェンドとブルーロータス 国枝栄厩舎に超注目牝馬2頭

 < 国枝栄調教師に聞く、オークス勝利のカギと来年のクラシック候補/美浦トレセンニュース>([中央競馬] 2013年05月13日(月)16時50分 netkeiba)によると、国枝栄厩舎にはものすごい超注目の牝馬が2頭もいます。まず、上記の"ダイワスカーレットの2番仔ダイワレジェンド 社台一番の期待馬"でも書いたダイワスカーレットです。

<まずダイワレジェンド(牝2・父キングカメハメハ)から。母は桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯、有馬記念など重賞6勝を挙げた名牝ダイワスカーレットだけに、期待も大きい。
「順調に調教は進んでいますよ。今週、ゲート試験を受けさせようと思っています。北村(宏)騎手に乗ってもらっていますが、彼の意見も聞いて今後についても決めるつもりです。良さそうなら早めのデビューもありますが、結果を求められる馬ですから、いつデビューとは決めないで、態勢が整った時にデビューさせる予定です。ですから、場合によっては1度放牧に出すこともありますよ」>
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=75383

 もう1頭の注目ブルーロータスもピンクカメオですからG1馬の子。ブルーロータスは金子真人ホールディングスの持ち馬ですが、母のピンクカメオも金子真人ホールディングスの馬でした。そして、父はディープインパクト。このディープインパクトも金子真人ホールディングス。
 自分の持っていた馬だけでこの豪華な組み合わせができるという……。羨ましい限りです。 

<次にブルーロータス(牝2・父ディープインパクト)。母はNHKマイルC勝ちのピンクカメオで、国枝栄厩舎の管理馬だった。
「ダイワレジェンドと一緒に進めていて、今週、ゲート試験を予定しています。この馬もレジェンドと同じく、結果が求められる馬ですし、態勢が整った時にデビューさせようと思います。ただこちらの方が、仕上がりが早いタイプかなという感じはしますね。コロンとしていて、姿形もお母さんに良く似ていますよ」
 血統的にも素材的にも楽しみな2頭だけに、今後の動向にも注目したい>

 ダイワスカーレットは有名ですので、ダイワレジェントは省略。ブルーロータスだけ補足しておきましょう。
 近親には短距離で強かったブラックホークがいます。結構好きで馬券も何度か当たった思い出深い馬。スプリンターズS(G1)、安田記念(G1)というG1の他に、スワンS(G2)、ダービー卿チャレンジ(G3)、阪急杯(G3) と5つの重賞を勝っています。

 ブラックホークはブルーロータスのおじに当たりますが、おばにはカウアイレーンがいます。5勝して、クイーンS(G3) の3着の経験も。このように近親も走っていますので、ブルーロータスの確実性も高そうです。

-2017/01/04 追記:ダイワレジェンドといっしょに出てきたブルーロータスはもっと悲惨で、8戦0勝 [0-0-1-7]で中央獲得賞金     199.0万円でした。
 なお、以下で書いているように、ダイワレジェンドはランキングでも人気の馬でした。本当裏切られましたね。


■2013-09-05 ダイワレジェンドがやはり増加順トップ POG指名馬ランキング

  デビュー直前のダイワレジェンドがやはり増加順トップです。2位が249増、ダイワレジェンドが435増ですから圧倒的。それでも、私としては思ったより伸びていない…と感じました。ラストスパートはかなり増えるのですけど、2位を抜き返せるかどうかという総合2位という順位。初期からの指名の多かった有名馬で、逆に直前に慌てて指名って人が少ないのかもしれません。
 増加順2位はプリンスダム。デビューだったせいでこの順位。もう指名はできません。53位で増加順2位ってのは珍しいと思います。

順位 馬名 指名者 順位変動 増加数 増加順
1 レーヴデトワール 5636人 0 184 3
2 ガリバルディ 5261人 0 0 51
3 ダイワレジェンド 4984人 0 435 1
4 サングレアル 4007人 1 119 4
5 サトノアラジン 3990人 -1 0 51
6 ラヴズオンリーミーの2011 3681人 0 72 7
7 パリーアーク 3398人 0 0 51
8 ベルキャニオン 3360人 1 82 5
9 オリハルコン 3288人 -1 0 51
10 シーザリオの2011 3163人 0 53 8
11 ポイントフラッグの2011 2844人 0 36 14
12 クールオープニング 2712人 0 0 51
13 ウオッカの2011 2606人 0 26 17
14 グレンシーラ 2287人 0 17 25
15 キミノナハセンター 2231人 0 0 51
16 ロードストーム 2182人 0 0 51
17 ボージェスト 2055人 1 34 15
18 ハープスター 2051人 -1 0 51
19 レッドメイヴ 1989人 0 0 51
20 ステファノス 1979人 0 0 51
21 トゥザワールド 1941人 0 52 10
22 エルノルテ 1867人 0 0 51
23 ライトニングロアー 1850人 0 0 51
24 モンドシャルナ 1734人 0 22 20
25 キュリオスティー 1685人 0 0 51
26 トレクァルティスタ 1638人 0 53 8
27 シャドウダンサー 1576人 0 78 6
28 オリエンタルポピー 1538人 0 50 12
29 エリモピクシーの2011 1371人 0 12 35
30 フェルメッツァ 1256人 0 0 51
31 トーセンスターダム 1253人 0 25 19
32 レッドラヴィータ 1162人 0 0 51
33 タマモビッグプレイ 1109人 0 18 24
34 テスタメント 1093人 0 17 25
35 レッドウォーリア 1041人 0 0 51
36 ブルーロータス 1026人 0 13 32
37 ストームインパクト 1016人 1 52 10
38 レッドアルヴィス 1013人 -1 0 51
39 ムーンレディの2011 926人 0 22 20
40 ラヴアンドバブルズの2011 882人 0 8 41
41 カアナパリビーチ 873人 0 0 51
42 ロザリウム 870人 0 22 20
43 リターンラルク 816人 0 0 51
44 アンヴェイルド 813人 1 16 29
45 エイシンアロンジー 809人 -1 7 43
46 ゲットアテープ 786人 0 16 29
47 ブロンシェダーム 767人 1 17 25
48 ロサギガンティア 761人 -1 0 51
49 ソルティビッドの2011 752人 0 14 31
50 レヴアップスピン 720人 0 0 51
順位 馬名 指名者 順位変動 増加数 増加順
51 デルカイザー 717人 1 0 51
52 ワールドインパクト 693人 2 44 13
53 プリンスダム 678人 26 249 2
53 グレートアイランド 678人 0 6 46
55 ウインマーレライ 632人 0 0 51
56 ラテラルアーク 631人 5 32 16
56 フォーシンズの2011 631人 4 26 17
58 アルティマトゥーレの2011 627人 -2 4 48
59 スイープトウショウの2011 618人 0 9 39
60 ドラゴンストリート 617人 2 19 23
61 レッドラウディー 616人 -4 0 51
62 シュタインベルガー 609人 -4 0 51
63 ダンスールクレール 592人 0 0 51
64 アドマイヤメテオ 586人 0 4 48
64 マンデラの2011 586人 1 7 43
66 プロクリス 564人 0 0 51
67 アピシウス 554人 0 0 51
68 エイシンオルドス 546人 0 0 51
69 ラヴィーネ 532人 0 0 51
70 ローハイド 526人 0 0 51
71 ガートルード 516人 0 0 51
72 デリッツァリモーネ 496人 0 0 51
73 サトノバリアント 491人 0 0 51
74 モントボーゲン 477人 0 0 51
75 カノーロ 476人 1 17 25
76 エアメサイアの2011 470人 -1 10 37
77 マイネルスパイアー 453人 0 0 51
78 シーサイドバウンド 433人 0 0 51
79 リラヴァティ 406人 1 0 51
80 トラディション 403人 1 0 51
81 エイシンキサナドゥ 401人 1 0 51
82 ディアデルレイ 397人 3 13 32
83 ヴァンクウィッシュ 390人 0 0 51
84 スーアの2011 389人 0 4 48
85 ベッラレジーナ 385人 4 13 32
86 トップオブスターズ 378人 0 0 51
87 ソニンクの2011 377人 1 5 47
88 ロンドンブリッジの2011 374人 -1 0 51
89 レディパステルの2011 363人 3 8 41
90 ファーガソン 360人 4 12 35
91 プライマリーコード 359人 -1 0 51
92 レッドリヴェール 356人 -1 0 51
93 クイーンズシアター 351人 0 0 51
94 ダンスパートナーの2011 349人 4 10 37
95 シュターツオーパー 347人 0 0 51
95 ポルトフィーノの2011 347人 2 7 43
97 レッドリベリオン 342人 -1 0 51
98 ウインボナンザ 338人 1 0 51
99 エイシンエルヴィン 325人 1 0 51
100 ジェミードレスの2011 320人 1 9 39
http://pog.netkeiba.com/?pid=pog_navi_rank