2026年10月2日金曜日
絶滅寸前の三大始祖ゴドルフィンアラビアンとバイアリーターク
■2021/11/2 絶滅寸前の三大始祖ゴドルフィンアラビアンとバイアリーターク
Wikipediaによると、三大始祖とは、現在のサラブレッドの直系父系祖先を可能な限り遡った場合に辿り着く3頭の種牡馬のこと。具体的には、ダーレーアラビアン、バイアリーターク、ゴドルフィンアラビアンですね。
UAE・ドバイのシェイク・モハメド殿下が率いる世界最高峰の競走馬管理団体ゴドルフィンは、このサラブレッドの三大始祖の一頭であるゴドルフィンアラビアンにちなみます。カッコいいですよね、ゴドルフィンって名前。このせいで、ゴドルフィンアラビアンが一番好きです。
ところが、Wikipediaでは、「頭の中では、ダーレーアラビアンの直系子孫がほとんどを占める」と書いてあるんですよ。つまり、ゴドルフィンアラビアンとバイアリータークは消滅寸前なのです。三大始祖が一大始祖になる日も近そうです。
ゴドルフィンアラビアンの方のWikipediaによると、現在のゴドルフィンアラビアンの父系に属する馬は全てマッチェム(Matchem)の直系子孫しかいません。そのため、マッチェム系とも呼ばれています。
現時点では、ここからさらに大きく3系統に分かれ、フランスのヤングラトラー系、南アメリカに残存するハリーオン系、アメリカ合衆国のマンノウォー系の3系統があります。ただし、南アフリカは競馬国としてはややレベルが落ちるもの。さらに、フランスのヤングラトラー系はフランストロッター(繋駕速歩競走)でサラブレッドではありません。
ということで、この中で最も力があるのは、マンノウォー系。アメリカ合衆国及びフランスという競馬最高峰の国で残っており、 最も希望が持てます。
ただし、これは相対的に見て…という話であり、風前の灯であることは否定できそうにないのです。北米におけるマッチェム系(ゴドルフィンアラビアン系)の種付け頭数は2004年の2,307頭から、2020年には468頭まで激減。ヨーロッパでも2020年度で250頭程度だとのこと。残念ですね…。
バイアリーターク系の方ですが、こちらも結局みんな同じ種牡馬のヘロドを経由しているので、ヘロド系とも呼ばれています。ヘロド系のWikipediaでは、以下のように書いており、さんざんな感じです。
<三大父系の一つに数えられるが、縮小が激しくほとんど見ることが無い父系となっている。2021年時点の日本では障害競走馬として細々と残っている程度で、後は中小牧場で開店休業状態となっている>
最新の2018年の状況を見ると、一応上記の書き方よりは期待できそうな感じ。<アイルランドのダイヤモンドボーイが236頭の種付け数を集めたほかは全体的に低調で、2位のパールシークレット(イギリス)が48頭、3番目に多かったのがドゥーナデン16頭(イギリス)>ということで、一応一流国でも残っています。
また、この2018年はやはりレベルが高いオーストラリアで2頭のG1馬が誕生。ここだけ見ると、おっ!と思えます。…ただし、2頭ともオーストラリアにありがちな「せん馬」であり、種牡馬にはなれないことは100%確定。バイアリーターク系も極めて厳しいですね…。
2026年10月1日木曜日
競馬陰謀論 ウオッカを破ったエイジアンウインズがJRAに強制引退
■2017/7/31 競馬陰謀論 ウオッカを破ったエイジアンウインズがJRAに強制引退
昔ね、エイジアンウインズって馬がいたんですよ。名牝ウォッカを破ってヴィクトリアマイル(G1)を制覇したG1馬です。
父はフジキセキで、母はサクラサクII。私は長兄のウインストライダー、次のパッシングマークと続けてPOG指名していたのに、指名しなかった3番仔エイジアンウインズが一番走ったという見る目の無さを発揮した、ある意味思い出の馬です。
Wikipediaでは、<エイジアンウインズ (Asian Winds) とは、日本中央競馬会に登録されていた元競走馬である。2008年のヴィクトリアマイル、阪神牝馬ステークスに優勝した>の他、以下のような説明があります。
<かねて目標としたヴィクトリアマイルに出走。鞍上には本馬初騎乗となる藤田伸二を迎えた。当日は、前年の東京優駿(日本ダービー)優勝牝馬ウオッカに人気が集中し、本馬は5番人気の評価であった。しかし道中中団の位置から、直線半ばで馬群を割って抜け出し、ゴール前追い込んだウオッカ、ブルーメンブラットを振り切って優勝。管理調教師の藤原と共に、GI級(JpnI)競走初勝利を挙げた。馬主の太田にとっても、ウイニングチケット(1993年東京優駿)以来のGI級競走勝利となった>
ところが、この初G1制覇のレースがそのまま引退レースに。Wikipediaによると、以下のようにトラブルが続いたためだそうです。
<次走にはアメリカのG2競走キャッシュコールマイル出走が予定されていたが、同じくアメリカ行きを予定していたトールポピーが遠征を中止したため、単独遠征はリスクが大きいとの判断から断念、休養に入った。秋の目標はマイルチャンピオンシップとされたが出走を果たせず、休養は長期に及んだ。2009年はヴィクトリアマイルを目指して一旦は帰厩したが体勢が整わず、結局現役続行を断念して6月12月付けで登録を抹消、競走生活から退いた>
最近になって気づいたもので当時は知りませんでしたが、この引退を人気馬ウオッカを破ったからJRAに仕組まれて引退させられたみたいなスレを立てている変な人がいたのを発見。いわゆる「陰謀論」といったもんどえすね。
-----引用 ここから-----
エイジアンウイング JRAを怒らせて引退
1 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 18:08:42 ID:EHxJsVPy0
ゥォッヵ=ぇー
http://unkar.org/r/keiba/1244797722
-----引用 ここまで-----
でも、「エイジアンウインズ」なのに間違って「エイジアンウイング」って書いていますよ、この方。恥ずかしいですね。茶化されちゃっています。
-----引用 ここから-----
3 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 18:10:14 ID:DP1uYFBL0
エイジアンウイング
6 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 18:14:11 ID:G0TI9pEw0
私はアジアのウイング~ウンタカウンタカシャンハイニーハオ~
7 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 18:15:53 ID:7P83yMseO
デビルウイ――――ンッグッ!!
9 : カワカムリプリンス@コケ座スタイル : 2009/06/12(金) 18:16:50 ID:un6bgkelO
日曜日ウイング行こ
11 : のんちゃん ◆nononjiFW2 [sage] : 2009/06/12(金) 18:34:02 ID:NHlEMqaX0
勇気の翼を広げたー!
12 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 19:02:55 ID:3ckCL/yZP
アジアの翼
13 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 19:09:53 ID:1IC3+evdO
にわかでスミマセンがエイジアンウイングってどんな馬なんですか?
-----引用 ここまで-----
笑いました。むしろスレ立てした人が"にわか"だろうという皮肉ですかね?
挙句、応援レスなのか、ネタなのかわからないですけど、こんなレスも。
-----引用 ここから-----
16 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 19:44:52 ID:bSpA0P51O
ハーツも<b>JA</b>を怒らせて国外追放
帰国後のど鳴りにも関わらずJC強制出走
ディープにボロ負けにさせ印象操作
17 : 名無しさん@実況で競馬板アウト[sage] : 2009/06/12(金) 19:47:40 ID:T92iXrtLO
農協を怒らせたのか
19 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 19:53:08 ID:SBEnfvloO
>>16
全農って怖いんだな
22 : 名無しさん@実況で競馬板アウト[sage] : 2009/06/12(金) 20:03:39 ID:OGbYaX+YO
>>16
腹筋返せwwwwてめえwwwwwwww
お前のおかげで良スレに。ありがとう
-----引用 ここまで-----
以降も茶化されています。
-----引用 ここから-----
24 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 20:10:30 ID:+Y4kYK7p0
エイジアエンジニアがJRを怒らせたって?
26 : 名無しさん@実況で競馬板アウト : 2009/06/12(金) 20:19:56 ID:s97JSebiO
エイジアンマイルドがJTをタスポさせた?
-----引用 ここまで-----
勘違いは誰にもでもあり、私もよくやります。あんまりこれで叩くのもかわいそうです。
ただ、こうしたミスとおかしな陰謀論の主張が重なってしまうのを見ると、「やっぱこういうこと言い出す人はちょっとあれな人なのかな?」と思ってしまいます。
珍名馬オオタニズスマイル、プシプシーナ、トントンプー、キミニメロメロ、イロイロ、ノビル、スタコラサッサ
■2023/10/06 珍名馬オオタニズスマイル、プシプシーナ、トントンプー、キミニメロメロ、イロイロ、ノビル、スタコラサッサ
最近珍名馬の少ない週が続いていたのに、今週はなぜか大量。よりによって今週は時間ないんですよね。こういうときに限って多いです。なるべくサクサク行きましょう。
今週は人気になりそうな馬でも何頭か珍名馬。オオタニズスマイルがそういった馬の1頭。たぶん大谷翔平選手由来でしょうね。大谷翔平さんの人気はすごいです。
もう1頭、プシプシーナも人気になりそうな1頭。でも、なんかちゃんとした意味あるんだろうなと公式を見ると、「猫(ギリシャ語)」という可愛らしい意味。意味を知ると、途端に良い名前に見えてきますね。
猫に関する珍名は、彼自体も珍名だと感じるストームキャットのせいでかなりいます。しかし、プシプシーナは全然関係なさげ。
念のために…と母の名前パープルセイルを見ると「紫の帆」ということで全く関係なし。父エピファネイアはクリスマスから12日目にあたる1月6日「公現祭」(ギリシャ語)。母父はフジキセキです。エピファネイアからギリシャ語というところだけもらった感じですかね。
響きがいかにもユニークなトントンプーは、よりスタンダードな珍名馬でしょう。しかし、これもクソ真面目な意味があるのかもと検索すると、「馬名意味 東東風(麻雀用語より)」とのこと。え、知らないんですけど…。ローカルな役なのかと検索したものの、不明でした。
その他、キミニメロメロ、イロイロなんかも気になったところ。ノビルは良い名前とも言えそうなタイプですが、「伸びる」なのか植物の「野蒜」なのか迷いました。公式によると、「花名。花言葉はタフなあなたの事が好き」ということで、花の方でした。
番外編としては自身は普通の名前であるホウオウドルーリーの母スタコラサッサも紹介。逃げてこそな名前ですが、6戦して4番手が最高、二桁追走の位置が多い上に、着順はほとんど二桁。こんな成績なのに子供のホウオウドルーリーは人気になりそう…というのが、競馬のおもしろさですね。
スタニングローズ、スランプのきっかけ惨敗エリザベス女王杯で謎の復活V!
■2024/11/10 スタニングローズ、スランプのきっかけ惨敗エリザベス女王杯で謎の復活V!
■2021/06/04 ローズバドの孫娘スタニングローズ、キングカメハメハは好相性の血統
勝ちきれなかったものの、末脚が印象に残り好きだったローズバド。しかし、産駒や孫は走っていない…と思ったら、息子のローズキングダムがいたのを忘れていました。G1勝っています。ただ、なぜかこの子は好きじゃなかったんですよね。
今週デビューするスタニングローズはローズバドの長女ローザブランカの子で父キングカメハメハ。ローザブランカの長女バンゴール以来のキングカメハメハです。この姉は5勝、唯一大成功したローズキングダムもキングカメハメハで相性の良さを感じさせます。
ローズキングダム以外は重賞で好走しておらず、正直確実性の高い血統ではなさげ。過剰人気の感があります。ただ、思い入れのある血統なのでPOGで選びたいところ。近親ではローゼンクロイツはPOGで指名したはずです。また、もっと遠くまで見ると、結構印象的だったヤマニンエルブが近親にいます。
同じ新馬戦でスタニングローズのライバルとなりそうなところとしては、ゴドルフィンの○外エクセトラ。父Exceed And Excelはデインヒルの子で、日本と合いそうな感じ。また、ドレフォン産駒のレッドバロッサは重賞勝利のあるフライングアップルやナイスミーチューが近親にいます。
■2024/11/10 スタニングローズ、スランプのきっかけ惨敗エリザベス女王杯で謎の復活V!
その後、スタニングローズが活躍したので書こう書こう…と思っていたのにすっかり遅くなってもう5歳の牝馬で秋。来年には引退しそうな時期になってきました。
好きだったローズバドの孫娘ということもあり、私はPOGで指名。フラワーC(GIII)に勝利し、オークスでも2着になるなど、かなりの活躍を見せました。私の指名馬としては上々です。
ただ、私のPOG馬あるあるで、POG期間終了後に爆発。紫苑S(GIII)を勝つと、そのまま秋華賞(GI)を勝利。G1馬まで出世しました。
ところが、続くエリザベス女王杯(GI) を2番人気で14着と惨敗してからは不振。6戦して5着になったのが一度で後は掲示板に載らないほどでした。このままダメになるっぽい感じだったのですけど、3歳のときに惨敗してスランプのスタート地点となったのと同じエリザベス女王杯(GI) で、突如復活で優勝。謎です。
とはいえ、3番人気で人気だったのは不思議。近走は7番人気、6番人気、5番人気、9番人気と、人気にもなっていなかったのに、今回は人気でした。クリスチャン・デムーロ騎手が乗っており、騎手人気ですかね? それにしても、不思議です。
…と書き終わってから気づきました。2年前に惨敗したエリザベス女王杯は阪神開催で、今回は京都開催ということで、コースが全然違いましたね。スタニングローズは勝利した秋華賞がそもそも阪神競馬場であったように、阪神でも勝っており、特に阪神が苦手ということではないんでしょうけど…。
・エリザベス女王杯、スタニングローズが制す C・デムーロ「全ての人に感謝」 24/11/10(日) 16:18配信 中日スポーツ
<3番人気でC・デムーロ騎乗のスタニングローズが好位追走から直線、外から力強く抜け出して2分11秒1でG12勝目。2年前の秋華賞馬が、見事に女王の座に返り咲いた。C・デムーロは「今年、日本に来たのはG1に勝つため。勝てて本当にうれしい。ゲートを出てからどう乗ろうかと思っていたが、先行グループの後ろで手応え良く走れた。勝つことができてサポートしてくれた全ての人に感謝したい」と喜んだ。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0b07ce504fa04e10aa724f260416c187a5c9e66
<Cデムーロはホント上手い!
スタート、位置取り、仕掛けのタイミング、どこにもケチをつけることできないくらい、完璧な騎乗だったと思う。
馬のデキも上がってたし、最終コーナー下りの加速で勝負あったなと。>
<Cデムーロは本当に上手いよ、しかし3番人気って復活を期待していたファンやCデムだから買っておこうという競馬ファンが多く居たんだなって思う。薔薇一族の底力を見ました。>
<今まで坂井西村が乗ってたスタニングローズとは別馬
銀と金みたいな馬摩り替えじゃなければ坂井西村がすさまじい漬物石だった>
<やっぱ外人騎手は凄い!4コーナー手前から追いまくって直線先頭で進路を外に取り圧勝!動かし方が半端ない。>
珍名モズトキキ VS メリオーレム、リーチユアドリーム、フルレゾン、リンドバーグ、アズベリー
■2023/08/25 珍名モズトキキ VS メリオーレム、リーチユアドリーム、フルレゾン、リンドバーグ、アズベリー
あんまり気になる名前の馬いないなーと思っていた今週の競馬。最初に目についたのは、モズトキキでした。公式の説明は「冠名+人名愛称」となっているんですけど、これたぶん「冠名+と+人名愛称」で「モズとキキ」ってことじゃないですかね。「キキとララ」「ぐりとぐら」みたいな名前。英語表記も「Mozu to Kiki」でしたので、やはりこの理解で良さそうです。珍しい命名の仕方、アイデアの感じる命名の仕方です。
馬主さんはもちろんモズの冠名でおなじみキャピタル・システム。モズアスコット、 モズスーパーフレアなどが代表馬。モズトキキの母も所有馬のモズジャカランダでした。
リーチユアドリームは結構好きだなと思った名前の馬。結構人気になりそうで、リーチザクラウンの期待馬か?とリーチザクラウンが好きだった私は期待しましたが、マインドユアビスケッツ産駒で残念。母父などとも関係なく、母名がナッシングバットドリームズだったのでそれが由来のような感じ。ちなみに母のナッシングバットドリームズもその母デインドリームからの連想でしょう。 デインドリームは凱旋門賞など、G1を勝ちまくった歴史的名牝であり、良血です。
注目馬の方では、小倉2000mのメリオーレム。父シュヴァルグランは正直それほど期待されていないと思うのですけど、意外に走りそうな感じ。兄弟も1勝程度であり、これもやはり強調できないところ。ただ、これくらいの地味さが好みなんですよね。POG指名するかどうか迷っています。
リアルスティール産駒のアズベリーは正直好きな感じではないものの、インブリードが濃いな~と思ったので注目。以下のように3 x 3、3 x 4という濃いところが入った4本の多重インブリードです。
Storm Cat 25.00% 3 x 3
Monevassia、Kingmambo 18.75% 3 x 4
Mr. Prospector 12.50% 4 x 5 x 5
Northern Dancer 9.38% 5 x 5 x 5
今週はなぜか気になる名前の馬が少ないので、注目馬を多めにやりましょう。とは言っても、なぜか能力的に気になる馬も少ないので、おまけした感じですけど、アズベリーと同じレースではフルレゾンの方が好み。姉に函館2歳S(G3) 2着の カイカノキセキがいて、仕上がりは早そう。父がオルフェーヴルに変わったのもプラスでしょう。
うーん、困った。まだ少ないですね。今週最も気になっているメリオーレムのレースでは、ドゥラメンテ産駒リンドバーグも気になるところ。もっと人気になりそうな馬がいますが、メリオーレムのライバルとしてはこの馬を一番警戒しています。