2025年12月25日木曜日

中京2歳Sと函館2歳Sの重要性が増す?小倉2歳S廃止で変化

■2025/12/24 中京2歳Sと函館2歳Sの重要性が増す?小倉2歳S廃止で変化


■2025/12/24 中京2歳Sと函館2歳Sの重要性が増す?小倉2歳S廃止で変化

 2025年が終わる頃になって、2025年のレース変更について調べていたら、2025年は非常にレース変更が多かった感じ。毎年のように変わっているイメージが有るので曖昧なんですが、たぶん今年は特に多かったんじゃないですかね。
 ”【JRA25年度開催日程】重賞競走名変更「アーリントンC」→「チャーチルダウンズC」[ 2024年9月23日 15:52 ]”に載っていたレース変更についてわかりやすく書き換えると以下のようになります。


【レース名変更】
アーリントンカップ → 「チャーチルダウンズカップ」(G3)
アイルランドトロフィー府中牝馬S → 「アイルランドトロフィー」(G2)
小倉サマージャンプ → 「小倉ジャンプS」(J・G3)

【開催時期、施行場の変更に伴うレース名変更】
これまでの愛知杯 → 「小倉牝馬S」(G3)
これまでの京都牝馬S → 「愛知杯」(G3)
これまでのマーメイドS → 「府中牝馬S」(G3
新たな府中牝馬S → 6月22日、東京芝1800メートルで施行
これまでの東海S → 「プロキオンS」(G2)
従来のプロキオンS → 「東海S」(G3)
小倉2歳Sは → 「中京2歳S」(G3)
https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2024/09/23/articles/20240923s00004048243000c.html

 チャーチルダウンズカップ、アイルランドトロフィー、中京2歳Sは、今年それぞれの週に見たときにあれ?と思ったもの。アイルランドトロフィーは以前のレース名に入っていて、言われてそういえば…と思ったのですけど、チャーチルダウンズカップは全く聞き終えがない名前に変わりましたからね。
 これは、名前のもとになった競馬場の閉鎖によるもの。アーリントンカップ以前のものからの変遷は、Wikipediaによると、以下のような感じです。

ペガサスステークス
 1987年に創設され、1991年に廃止

アーリントンカップ
 1992年から、阪神競馬場とアーリントン国際競馬場(Arlington International Racecourse、2000年からはアーリントンパーク競馬場)が提携を結んだのを機に、ペガサスステークスは「アーリントンカップ」に改称された(中略)
 一方、姉妹提携先のアーリントンパーク競馬場では、交換競走として「Hanshin Cup Stakes(阪神カップステークス)」が施行されていた

チャーチルダウンズカップ
 アーリントンパーク競馬場の閉場に伴い、阪神競馬場は新たにチャーチルダウンズ競馬場と姉妹提携を結んだ。これにより、2025年からはチャーチルダウンズカップとして開催されることとなる。

 これ以上に大きな変化となったのは、中京2歳Sです。私はてっきり同名の特別競走が重賞に格上げされただけだと思っていたのですけど、今までの中京2歳Sとは別という扱いで、小倉2歳Sからの変更扱いでした。小倉2歳Sがなくなっていたことに全然気づきませんでしたわ。2歳のスプリント戦重賞として印象的なレースだったので、結構、衝撃です。大きな変化でしょう。

2024年
 阪神競馬場のスタンドリフレッシュ工事に伴う開催日割の変更のため中京競馬場で施行[11]。
 この年をもって本競走の開催が事実上廃止となり、2025年より競走名を中京2歳ステークスに、施行距離を芝1400mにそれぞれ変更されると共に回次も新たな重賞として第1回として実施。

 小倉2歳Sより200m長い芝1400mとなったことは、早速初年度から影響が出た感じ。中京2歳Sで牝馬最高着順の2着だったスターアニスが、1600mの阪神ジュベナイルフィリーズで優勝したのです。これまでの小倉2歳S組も阪神ジュベナイルフィリーズに向かうことがよくあったものの、より関連性が強くなかったかもしれません。同様に、牡馬も1600mの朝日杯フューチュリティステークスへ向かいやすくなると思われます。

 一方で、よりスプリンターらしいスプリンターにとっては、重賞が減ってしまいました。残っている2歳スプリント重賞である函館2歳ステークスのレベルが上がるかもしれません。そのせいかは不明ですけど、変更初年度の函館2歳ステークスでは、なんと46年ぶりとなるレコードを更新したそうです。