■2025/12/14 JRAでは28年ぶり!重賞馬不在の珍しいG1が実現した理由
■2025/12/14 重賞勝ち馬不在なのに重賞好走組が不人気…その結果は?
■2025/12/14 JRAでは28年ぶり!重賞馬不在の珍しいG1が実現した理由
2025年の阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)は重賞勝ち馬不在。”今年の阪神JFが28年ぶり 過去にも複数あった重賞馬不在のJRA・GI”(2025年12月13日(土) 18時00分)によると、JRAのGIレースで重賞馬が不在なのは、実に28年ぶりだそうです。
<有力馬の故障、回避があったとはいえ、2歳重賞が充実した現在では、なかなか珍しい出来事。過去の同事例を調べてみると、グレード制導入以降では84、87、88年の朝日杯3歳S。84年の阪神3歳S、93、97年の阪神3歳牝馬Sといった例があった>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=316075
最も最近が97年の阪神3歳牝馬S。懐かしの3歳表記時代ですから、めちゃくちゃ昔だとわかりますね。このときは、牝馬重賞も少なかった時代ですので、重賞馬不在でもわかります。ただ、その時代でも珍しかったので、今回のレア度はピカイチでしょう。
ところで、このレアな重賞馬不在の珍しいG1になった理由は、引用部であったように、有力馬の故障、回避があったため。アルテミスSを勝ったフィロステファニは、なんと屈腱炎で登録抹消。絶対に出られません。また、ファンタジーSを勝ったフェスティバルヒルは、剥離骨折で休養となりました。
ただ、改めて確認してみると、阪神ジュベナイルフィリーズ前の2歳牝馬重賞は2つのみ。「牝馬重賞も少なかった時代」と書いたのですけど、1つ増えただけですね。それでこれだけ重賞勝ち馬不在の阪神ジュベナイルフィリーズが珍しいというのは、逆に不思議です。
これは、牝馬重賞勝ち馬がすんなり阪神ジュベナイルフィリーズに来るというのが一般的なためかもしれません。また、まだ牡馬との力の差が少ない2歳重賞では、牡馬相手に混合の重賞を勝って阪神ジュベナイルフィリーズに向かうということも結構あるのだと思われます。
■2025/12/14 重賞勝ち馬不在なのに重賞好走組が不人気…その結果は?
重賞勝ち馬不在となった2025年の阪神ジュベナイルフィリーズ。人気馬の戦績を見てみると、以下のようになっていました。
1番人気 アランカール OP野路菊S1着
2番人気 スターアニス G3中京2歳S2着
3番人気 アルバンヌ 1勝クラスサフラン賞1着
4番人気 ギャラボーグ 未勝利1着
5番人気 マーゴットラヴミー 1勝クラス白菊賞1着
牡馬に混じってG3中京2歳S2着だったスターアニスが2番人気になっているだけで、重賞好走組は評価されていませんでした。もっと評価されて良いと思ったんですけどね。特にG3ファンタジーS2着(0.0秒差)のショウナンカリスなんかは、勝馬と差がなかったのに11番人気でした。
6番人気 タイセイボーグ G3アルテミスS3着(0.4秒差)
8番人気 ミツカネベネラ G3アルテミスS2着(0.3秒差)
11番人気 ショウナンカリス G3ファンタジーS2着(0.0秒差)
とはいえ、私のPOG馬は人気勢で3頭出しなので、こっちに頑張ってほしいところでした。ところが、1番人気アランカールは、北村 友一騎手がゆったり最後方で届かず5着まで。後方一気で勝ち上がってきたものの、さすがにG1じゃ無理でしたね。
一方、2番人気スターアニスは、直線外から追ってくる王道競馬で見事に快勝。松山 弘平騎手が一旦位置を落としたのが見事でした。やりましたわ!
4番人気ギャラボーグも前走未勝利1着という実績が見劣りする中で2着。POG馬でワンツーフィニッシュとなりました。私のPOGは牝馬が極端に苦手なので、今年は珍しいです。阪神ジュベナイルフィリーズは初勝利かもしれません。
3着はG3アルテミスS3着で6番人気のタイセイボーグ。他の重賞好走で不人気だった組は、8番人気 ミツカネベネラ G3アルテミスS2着(0.3秒差)が12着、11番人気 ショウナンカリス G3ファンタジーS2着(0.0秒差)が7着と、普通に好走できませんでした。混戦と言われつつも、馬連は2,020円程度で、それほど荒れなかったようです。