■2022/05/24 川田将雅騎手が乗り捨てた馬がG1で上位独占、選んだ馬は…?
■2022/06/06 15分という歴史的大遅延が発生したオークス、多くの馬が実力出せず
■2022/10/19 またしても川田将雅騎手が乗り捨てた馬がG1できれいに上位独占
■2023/11/24 川田将雅騎手に選ばれ続けた馬、ついに捨てられる?まさかの浮気
■2026/04/12 GI・2着の5番人気ではなく、重賞連対なしの13番人気を選択?
■2022/05/24 川田将雅騎手が乗り捨てた馬がG1で上位独占、選んだ馬は…?
2022年のオークス、驚きだったのが、川田騎手が騎乗して桜花賞に勝ったスターズオンアースではなく、忘れな草賞(L)を勝った重賞未勝利馬のアートハウスを選んだことです。
「川田騎手に選ばれた」ということもあってか、アートハウスは2番人気に。忘れな草賞(L)の勝ちっぷりも良かったみたいですけどね。
一方、逆に「川田騎手に選ばれなかった」と見られたのか、スターズオンアースは桜花賞馬なのに3番人気になっています。(1番人気は桜花賞4着で阪神ジュベナイルフィリーズ勝利のG1馬サークルオブライフ)
ところが、アートハウスは着外となる7着…という振るわない結果に。一方で、オークスを勝ったのは、川田騎手が選ばなかったスターズオンアースという皮肉なことになりました。
このことはすぐ思ったのですが、アートハウスのnetkeiba掲示板で「1着馬から3着馬まで全部乗り捨ててるのか」と書かれていたのには驚き。本当なんでしょうか、確かめてみました。
1着 スターズオンアース(3番人気) 前走川田騎手への乗り替わりで桜花賞勝利
2着 スタニングローズ(10番人気) 前走川田騎手への乗り替わりでフラワーC勝利
3着 ナミュール(4番人気) 新馬戦は川田騎手で勝利も以降乗り替わり
以上のように見ると、確かに川田騎手が乗り捨てたように見えなくはありません。
ただし、アートハウスに関して言えば、共同会見で川田騎手が「アートハウスの母で、現役時代に自身も騎乗したパールコードへの思いを優先しての選択。同馬にG1を勝たせたい」と説明していました。つまり、強さではなく「思い入れ」で選んだと明言していたんですね。川田騎手の見る目がなかったとは言えないケースです。
加えて、報道によると、川田騎手はオークスの最終追い切り後のインタビューで「前走(忘れな草賞)より今回の方がバランスでよくない面が出ています」とコメントしていたんだそうな。アートハウスの調子も前回の方が良く、今回は落ち目であった感じ。アートハウスがG1を勝てる馬ではないとも、今回の結果だけではまだ断言できないと思われます。
■2022/06/06 15分という歴史的大遅延が発生したオークス、多くの馬が実力出せず
2022年のオークスの場合、他にも特殊事情があったという話を補足。15分という歴史的大遅延が起きたレースであり、多くの馬が実力を発揮しきれなかったレースだったのです。
その話をする前に、なぜそもそも「15分という歴史的大遅延」が起きたのか?という話を先に。<オークス直前に顔面を蹴られて放馬…発走“15分の大遅延”はなぜ起きたのか?「多くの馬の戦いは、スタート前に終わってしまった」>(5/23(月) 12:02配信 Number Web)によると、タイミングが悪かったそうです。
<スタート前の輪乗りで、他馬に顔を蹴られたサウンドビバーチェが立ち上がり、騎手を振り落として走り出した。カラ馬となった同馬は、4コーナーから3コーナーのほうへと走って行き、係員につかまえられた。
放馬した馬は、馬場を1、2周することもあるが、サウンドビバーチェは半周どころか、3分の1も回っていなかった。
それなのに、グレード制導入以降最長という15分もスタートが遅れたのは、放馬したのが発走直前だったからだ>
https://news.yahoo.co.jp/articles/599134f7e5ba9eb4898adebf7bd264d9c3ac6ee4
放馬の多くは、発走時刻まで余裕のある馬場入り直後に起きます。馬場を1周するほど走った場合、サウンドビバーチェよりずっと長いため、一見深刻な事態に思えるものの、実はそうではありません。発走時刻まで時間があるため、定刻どおりにスタートできることもあるし、遅れたとしても数分で済むことが多いといいます。
<しかし、今回は悪い条件が重なってしまった。オークスの出走馬はみなデリケートな3歳牝馬で、東京芝2400mはスタンド前からの発走となる。そこに、久しぶりに約3万人という観客が入った。人が多いわりに静かなので、ターフビジョンで流された映像の音声なども大きく響くという、若駒たちが経験したことのない環境になってしまった。
蹴られて放馬し、競走除外となったサウンドビバーチェは気の毒だったが、待たされた馬たちにとっても、あの時間は大きなストレスになった>
「久しぶりに約3万人という観客」というのは、新型コロナウイルス問題の影響。観客がいない・少ないで実力を出せたり出せなかったり…というのは、他のスポーツでも見えましたね。
一方、「ターフビジョンで流された映像の音声なども大きく響く」に関しては、ヤフーニュースの2番人気コメントで苦言が出ていました。
<興行として盛り上げる演出は必要かと理解しますが、他の競技ではスタート時とか、ここって時には静かに見守る方が多いのでは。プレーが始まったり決まれば大いに盛り上がり楽しみたい。やりよう(改善点)が何かしらあるんじゃないですか、可能な限り最大パフォーマンスで勝負できる環境作りを運営側・観客側共に協力して盛り上げていけたら良いね>
遅延の影響で力を発揮できなかった…とされていたのは、1番人気のサークルオブライフ。出遅れた上に最後も伸びずに終わっています。ミルコ・デムーロ騎手は「ゲートのなかでイライラしていました。最初から脚が出て行かなくて、反応がよくありませんでした」としていました。
デビューから初めての2桁着順となる13着に惨敗したウォーターナビレラも、武豊騎手が「ゲートで待たされて突進したのがすべて」としています。ゲートに先入れとなる奇数枠の1枠1番で、二重に待たされてしまいました。
川田騎手のアートハウスについては記事で触れらておらず、特別目立った消耗は見られなかったのかもしれません。ただ、掲示板に載った5頭のうち、先入れの奇数枠は4着のピンハイ(15番)だけという結果。アートハウスも奇数の3番であり、影響があった可能性がありそうでした。
■2022/10/19 またしても川田将雅騎手が乗り捨てた馬がG1できれいに上位独占
まず、2022年のオークスのおさらいから。すでに書いたように、いろいろ特殊事情があった上に、川田騎手がアートハウスをパートナーとして選んだ理由は実力ではなく「思い入れ」だったそうですが、オークスの上位馬はすべて川田騎手が「乗り捨てた」ように見えた馬。川田騎手が選んだアートハウスは目立てませんでした。
1着 スターズオンアース(3番人気) 前走川田騎手への乗り替わりで桜花賞勝利
2着 スタニングローズ(10番人気) 前走川田騎手への乗り替わりでフラワーC勝利
3着 ナミュール(4番人気) 新馬戦は川田騎手で勝利も以降乗り替わり
(7着 アートハウス(2番人気) 川田騎手がパートナーとして選んだ馬)
今回はその後の秋華賞の話。秋華賞では、アートハウスが4番人気に下げた一方で、オークスの上位3頭がそのまま1~3番人気に。オークスのときには人気していなかったスタニングローズが今回は3番人気で勝つなど、この1~3番人気はそのまま上位3頭に。川田騎手のアートハウスはまた敗れてしまいました。
1着 スタニングローズ(3番人気) 前走川田騎手への乗り替わりでフラワーC勝利
2着 ナミュール(2番人気) 新馬戦は川田騎手で勝利も以降乗り替わり
3着 スターズオンアース(1番人気) 前走川田騎手への乗り替わりで桜花賞勝利
(5着 アートハウス(4番人気) 川田騎手がパートナーとして選んだ馬)
アートハウスは4着と差のない5着。上位3頭が少し力の抜けた感じで2馬身差がありましたが、それでも掲示板ですからね。最初のときに<アートハウスがG1を勝てる馬ではないとも、今回の結果だけではまだ断言できないと思われます>と書きましたが、ある程度能力を見せられたのではないかと思われます。
ついでに今回13番人気ながら4着でアートハウスより上位…という激走を見せたメモリーレゾンの過去の戦績を見てみました。幸い(?)川田騎手は騎乗したことがない馬です。なんとデビュー以来フルキチこと古川吉洋騎手一筋という渋い馬でした。
■2023/11/24 川田将雅騎手に選ばれ続けた馬、ついに捨てられる?まさかの浮気
2023/11/12のエリザベス女王杯(G1)、川田将雅騎手が有力馬を退けて乗り続けていたアートハウスの鞍上が違う騎手でびっくりしました。ただ、この選択自体はレース結果で考えると正解。川田将雅騎手は3番人気の有力馬ハーパーに乗って、3番人気3着となっています。
一方、アートハウスは9番人気と人気がなく、結果も13着で、川田将雅騎手の選択の正しさを示していました。
ただ、もともと書いていたように、好走できる馬かどうかではなく、思い入れで選んだ…というのが、川田将雅騎手がアートハウスを選んだ理由。なぜここで?というのはあります。
アートハウスはまだ4歳であり、高齢になったわけではなく、戦績が極端に落ちたわけでもありません。2022年の秋華賞の後は、2023年の愛知杯で勝利し、改めて重賞級であることを証明。その次の中山牝馬ステークスは、4着でしたが、まだまだ可能性を感じる馬でした。
ひょっとしたら、先約があったとか、そういう理由ですかね?
もちろん思い入れではなく、勝てる馬を選んだという理由であっても、一向に構わないんですけどね。それが普通の選択ですし…。
■2026/04/12 GI・2着の5番人気ではなく、重賞連対なしの13番人気を選択?
2026年の桜花賞はPOG馬4頭出し。しかも、みんな人気どころ。1番人気スターアニス、2番人気ドリームコア、4番人気アランカール、5番人気ギャラボーグです。POGって牝馬は極端に苦手だったのに、今年は牝馬に偏りました。おかげで牡馬はボロくそです。
ちなみに上位で唯一指名していなかった3番人気は?と見ると、リリージョワ。全然指名する気なかった馬だと思います。というか、全く聞いたことないと思ったら、新馬戦、OP、リステッドと重賞を避けつつも、無傷の3連勝で来た馬でした。確かに魅力ある戦歴です。
ところで、POG指名馬の1頭5番人気ギャラボーグの戦歴を見ていたら、ずっと乗っていた川田将雅騎手から西村純也騎手に乗り替わり。前走大敗したものな…川田将雅騎手はもっと有力な馬に乗り換えてんだろうな…と思って見ると、なんと13番人気92.1倍のアイニードユーに乗っていてびっくり!
オッズもそうですが、前走大敗したつつもG1で2着の経験がある馬ではなく、重賞3着が最高の馬を選択した(?)というのが、びっくりですね。なにか明確な理由や、あるいはやむを得ない事情があるのか?と検索してみたのですが、それらしい説明は見つからず。理由は謎でした。
ちなみに、アイニードユーの前走は西村純也騎手で、川田将雅騎手と交換した形ですね。川田将雅騎手は新馬戦と2戦目で、その後はいろんな騎手が乗って、かなり久しぶりに川田将雅騎手の騎乗となりました。
この13番人気92.1倍のアイニードユーが、4着と大健闘。選んで乗ったとすれば、なかなか見事な選択でした。ただし、選ばなかった(?)ギャラボーグは、2着なので、負けてはいます。とはいえ、実績が弱いのに4着は素直に見事で、将来性込みで選んだということかもしれません。
ギャラボーグの方は、後ろめの先行くらいのところ。手応え良さそうに見えて、これが勝つんじゃないか!と思いました。
ところが、1番人気のスターアニスが直線余裕な感じで先頭に並んでそのまま抜いて離していって優勝。スターアニスは、道中狭くなったのか、松山 弘平騎手がうまく折り合えなかったのか、首を上げて嫌がって下がるところがあり、ダメかと思っていたんですよ。これで楽勝するというのは、思った以上の強さでした。