■2017/06/16 怪物・横山武史VS神童・木幡育也 武藤雅・川又賢治・富田暁騎手の評判は?
■2017/06/16 10年ごとに現れるトップジョッキーとは?
■2017/06/16 武豊の歴史を塗り替えろ!で「武史」
■2017/06/16 本当に評判が良いのは、神童・木幡育也
■2017/06/16 実際の戦績での怪物・横山武史VS神童・木幡育也
■2017/06/16 武藤雅・川又賢治・富田暁騎手の中にも良績の騎手が
■2017/11/10 武藤雅騎手、同期最後の勝利から同期トップへ
■2017/11/10 武藤雅騎手「自分で言うのもなんですが真面目なんです」
■2017/11/10 前に行く印象の武藤雅騎手、当初はあまり先行していなかった
■2018/11/17 武藤雅騎手が関東の新人王になり、史上初の親子受賞
■2023/03/09 予想外!横山武史と木幡育也で大差、大穴・富田暁が大健闘など
■2017/06/16 怪物・横山武史VS神童・木幡育也 武藤雅・川又賢治・富田暁騎手の評判は?
2017年の新人騎手では、武藤雅騎手の騎乗が気に入っていて話題になっているか?と検索しました。
で、検索で見つけたものは、怪物・横山武史VS神童・木幡育也って感じで、武藤雅騎手や川又賢治騎手、富田暁騎手らは話題にもなっていませんでした。
ただ、デビュー前の話でしたけどね。
とりあえず、横山武史騎手の話。まだ競馬学校に在籍していたとき、お父さんの横山典弘騎手が「あいつはマジで“ヤバい”から覚えとけ。恐らく、相当なもんになる」と言っていたとのこと。
競馬学校騎手課程第33期の第4回模擬レースで勝利して、3連勝もしています。
ただ、優れている具体的な部分としては、「プロ向きな性格」という雑な回答。
そして、「俺が思うに、約10年なんだ。調べたら分かるけど、トップになれるような才能を持つジョッキーってのは、大体10年ごとに現れているんだよ。周期的に、ウチのやつもそれに当てはまる」というよくわからない話。
それなら、別に横山武史騎手じゃなくても良いような…という話です。
( 横山典が素質を認める三男坊 「あいつはマジで“ヤバい”」 [中央] 2016年11月08日(火)15時20分 提供:デイリースポーツ 長崎弘典より)
■2017/06/16 10年ごとに現れるトップジョッキーとは?
この「10年ごとに現れるトップジョッキー」について記事では、「横山典ら競馬学校2期生は1986年、武豊ら3期生は1987年にデビュー」として、横山典弘騎手自身と武豊騎手の名前しか上げていませんでした。
ただ、2ちゃんねるの人なのかな?まとめサイトでは、予想が載っていました。 こっちだとノリは外されてますね。
80年代後半デビュー 武豊
90年代後半デビュー 福永
00年代後半デビュー 浜中
10年代後半デビュー 横山武?
【競馬】横山典の三男、横山武史は怪物らしい「あいつはマジでヤバい」 : 競馬総合まとめ速報
■2017/06/16 武豊の歴史を塗り替えろ!で「武史」
まとめサイトによると、そのトップジョッキー武豊を意識した名前だとのこと。
"武豊の歴史を塗り替えろ、の意味でこの名前にしたらしいね
入学前に典がインタビュー記事で話してたよ
自分にはできなかったNo.1を目指してほしいと"
私は実を言うと、ノリの騎乗は嫌いです。ただ、ダメダメ言われる長男の横山和生騎手は結構好き。
まとめサイトでは、相変わらずダメエピソードでしたけど…。
"カズオの時は下手って言ってた"
また、次男は身長が高すぎてジョッキーの道は断念という情報もありました。
■2017/06/16 本当に評判が良いのは、神童・木幡育也
まとめサイトでは、木幡騎手の方がすごいという声もありました。
"実際のトレセンや学校の評判は藤沢にいる木幡の三男坊がダントツだよ
栗東に研修行った時もシビアな松国があの子なら取ってやってもいいって言ったくらいだからな
学校入る前から乗馬の世界では神童で有名だった"
これに"乗馬の世界なあ"という揶揄があったものの、"乗馬を馬鹿にすることなかれ あくまで乗馬が基礎なんだから"と反論されていました。
■2017/06/16 実際の戦績での怪物・横山武史VS神童・木幡育也
で、現在までの戦績的なところ。
横山武史騎手は、目立ったところが全くありません。
勝利数/騎乗数 1勝/94戦 121位/84位
収得賞金額本賞金+付加賞金 2,345万円 119位
勝率 1.1% 126位(平地104位)
連対率 2.1% 135位(平地114位)
3着内率 6.4% 131位(平地108位)
平均着順(人気) 10.5着(11.1人気) 142位(平地124位)
平均単勝オッズ 117.2 123位
単勝回収率(分散/ベタ) 32.6%/2.1% 121位/126位
複勝回収率 (ベタ) 51.3% 108位
(横山武史 | 騎手から楽しむ中央競馬より)
藤沢和雄厩舎という厩舎に恵まれた感じの木幡育也さんは、分散買いの単勝回収率が素晴らしい好成績!
この分散買いはよくわからないものの、「すべての騎乗機会において的中時の払戻が一定額になるように賭け金を調整して単勝を購入した場合の回収率」という説明。
おそらく 配当の低い人気馬での戦績が良いんじゃないかと思われます。
また、藤沢和雄厩舎のせいとは思うものの、勝率なども新人騎手としては良くなっていました。 重賞もすでに勝っています。
勝利数/騎乗数 2勝/62戦 99位/97位
収得賞金額本賞金+付加賞金 2,290万円 120位
勝率 3.2% 92位(平地75位)
連対率 8.1% 91位(平地71位)
3着内率 9.7% 114位(平地92位)
平均着順(人気) 10.6着(11.4人気) 145位(平地127位)
平均単勝オッズ 128.6 130位
単勝回収率(分散/ベタ) 155.8%/33.4% 8位/91位
複勝回収率 (ベタ) 41.9% 119位
(木幡育也 | 騎手から楽しむ中央競馬より)
■2017/06/16 武藤雅・川又賢治・富田暁騎手の中にも良績の騎手が
私が今のところ気に入っている武藤騎手ですが、複勝回収率が抜群でした。やっぱり好みのタイプです。
というか、他でも 木幡育也騎手より良いところありますね。最近、木幡育也騎手乗っていないし、そのせいでしょうか?検索したものの、理由はわかりませんでした。
勝利数/騎乗数 3勝/130戦 81位/72位
収得賞金額本賞金+付加賞金 5,525万円 89位
勝率 2.3% 112位(平地91位)
連対率 7.7% 94位(平地79位)
3着内率 13.1% 93位(平地74位)
平均着順(人気) 9.1着(11.1人気) 99位(平地80位)
平均単勝オッズ 131.5 133位
単勝回収率(分散/ベタ) 74.7%/33.5% 72位/90位
複勝回収率 (ベタ) 127.0% 8位
(武藤雅 | 騎手から楽しむ中央競馬より)
川又賢治騎手はさらに獲得賞金が上です。
勝利数/騎乗数 2勝/114戦 95位/78位
収得賞金額本賞金+付加賞金 6,697万円 84位
勝率 1.8% 119位(平地98位)
連対率 6.1% 110位(平地90位)
3着内率 13.2% 92位(平地73位)
平均着順(人気) 8.8着(10.1人気) 92位(平地73位)
平均単勝オッズ 105.5 112位
単勝回収率(分散/ベタ) 37.9%/17.0% 116位/108位
複勝回収率 (ベタ) 42.1% 118位
(川又賢治 | 騎手から楽しむ中央競馬より)
富田暁騎手は、勝率や単勝の分散回収率が高め。データを見る限り、前評判の高かった二人が抜けている感じはありませんでした。
勝利数/騎乗数 3勝/103戦 88位/81位
収得賞金額本賞金+付加賞金 3,032万円 110位
勝率 2.9% 100位(平地81位)
連対率 4.9% 123位(平地102位)
3着内率 5.8% 136位(平地112位)
平均着順(人気) 10.0着(10.8人気) 131位(平地112位)
平均単勝オッズ 113.6 120位
単勝回収率(分散/ベタ) 99.1%/54.8% 36位/69位
複勝回収率 (ベタ) 24.3% 134位
(富田暁 | 騎手から楽しむ中央競馬より)
また、この勝利数のペースだと、今年は特にレベルが高いということもなさそうです。
私は例年気にして見ているわけじゃないのでわからないのですけど、ひょっとしたらレベルはむしろ低いかもしれません。
■2017/11/10 武藤雅騎手、同期最後の勝利から同期トップへ
私がお気に入りの 武藤雅騎手。今年の新人騎手5名の中で、初勝利が最後ということでスロースタートだったようです。ただ、そこから4か月が経った今、形勢は逆転し、同期トップの7勝(JRAのみ)になったということです。
この話があったのは、【勝ち星同期トップ】武藤雅騎手(1)『同期で最後の初勝利から形勢逆転の快進撃!』 - ジョッキーズ | 競馬コラム - netkeiba.com(2017年08月09日(水) 18時01分)というインタビュー記事。
未勝利というのは意識していたようで、「焦りはなかったんですけど、(中略)『あ…、(未勝利は)一人になっちゃったな』と(苦笑)。やっぱり同期には負けたくないという気持ちが強かったので、ちょっと悔しい気持ちはありました」としていました。
■2017/11/10 武藤雅騎手「自分で言うのもなんですが真面目なんです」
私はサッカーでもそうなのですが、ベテラン・中堅より若手が好きです。 なぜかというと、積極的な騎乗をしてくれるから。
武藤騎手も前に積極的に行く騎乗や、勝てる可能性を考える騎乗をしてくれるから好きになりました。
インタビューでも勝利したレースについて、それぞれどういう考えで乗ったかを説明していたため、「当たり前なのかもしれませんが、1レース1レース、きちんとテーマを持って乗ってらっしゃるんですね」と言われています。
そして、これに「僕は、けっこう考えて乗るタイプかもしれません。自分で言うのもなんですが、そのあたり真面目なんです(苦笑)」と回答していました。私も真面目な騎乗だと感じていました。中堅以上だと、可能性がイマイチなときに結構手を抜く騎乗が出てきますからね。
■2017/11/10 前に行く印象の武藤雅騎手、当初はあまり先行していなかった
ただ、意外に思ったのが、当初はあまり積極的ではなかったとのこと。 以下のようにおっしゃっていました。
「冷静に乗れているつもりではいますが、デビュー当初は、逆にそれが積極性に欠けると…」
「最初はスタートもあまり上手くなかったので、どうしたら上手くスタートが切れるのか、自分なりに研究しました。最近はだいぶ改善されてきたことでいいポジションで競馬ができるようになって、徐々に周りを見ることもできるようになってきたかなぁと思います」
「デビューした当初は、構えて後ろからいく形が多かったんですが、スタートが良くなってきたこともあって、夏の福島からは積極的な競馬を意識しました。先生からもそういう助言をいただきましたし、僕自身も感じていたことなので」
前述の通り、年をとると楽を覚えちゃう騎手が多いので、このまま真面目な騎乗を続けてくれるとうれしいです。
■2018/11/17 武藤雅騎手が関東の新人王になり、史上初の親子受賞
今さらな話ですけど、 著な成績を残した関東の新人騎手に贈られる2017年度「民放競馬記者クラブ賞」は、24勝を挙げた武藤雅騎手が受賞。1986年に10勝をあげ受賞した武藤 善則騎手(現・調教師)の長男のため、史上初の親子受賞だそうです。
(2017年度「民放競馬記者クラブ賞」は武藤 雅騎手が受賞 JRAより)
ただ、24勝はやはり多くないですね。「今年は特にレベルが高いということもなさそうです」と以前書きましたが、JRA賞最多勝利新人騎手は30勝以上。2017年は久しぶりの該当者なしとなってしまいました。
■2023/03/09 予想外!横山武史と木幡育也で大差、大穴・富田暁が大健闘など
皆さん御存知の通り、この世代では横山武史騎手が出世頭に。そもそも全世代でもベスト3なので、世代トップどころではなく、若手ではぶっちぎりトップといった感じ。当初話が出ていた「10年ごとに現れるトップジョッキー」に見事に当てはまる活躍となっています。
初勝利が最も遅くて前評判も高くなった武藤雅騎手が初年度トップになったのは意外性がありましたが、初年度の成績とその後の活躍が結びつかない…というのも、おもしろいですね。
さらに、この世代2位も富田暁騎手という前評判が高くなく、初年度も目立たなかった騎手。そして、横山武史騎手とともに前評判の高かった神童木幡育也騎手が世代で最低の成績というのも予想外過ぎます。
ついでに、競馬学校卒業時に、特に騎乗技術が優秀だった者に対してアイルランド大使より贈られる「アイルランド大使特別賞」についても見てみました。すると、この世代では 川又賢治騎手が受賞しており、これまた初年度成績やその後の成績と結びつかない結果に…( 川又賢治騎手は2022年に怪我していますが、複勝率などは勝利数と同じ4位であり、怪我のブランクによる順位変動はなかったと思われます)。ちなみに初年度の初勝利は 川又賢治騎手だったそうで、ここだけは微妙に関連。とはいえ、その後は武藤雅騎手が逆転しましたからね。
本当、何が起こるかわからない…といった感じです。
2022年騎手リーディング
順位 名前 勝利数 勝率 連対 複勝率
3 横山武史 127 0.165 0.294 0.413
29 富田暁 38 0.063 0.132 0.201
60 武藤雅 14 0.045 0.091 0.142
120 川又賢治 2 0.013 0.074 0.121
147 木幡育也 0 0.000 0.018 0.055
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