■2023/02/22 身長伸びすぎて馬術に行って活躍した小牧加矢太騎手、JRA初の偉業達成
■2023/03/03 減点0日本一など…小牧加矢太騎手は馬術時代に大活躍
■2023/02/22 身長伸びすぎて馬術に行って活躍した小牧加矢太騎手、JRA初の偉業達成
藤井勘一郎騎手が東スポの2021年11月25日のコラムで、小牧太騎手の長男・加矢太さんの話を書いていました。小牧加矢太さんは、全日本障害飛越選手権優勝など、馬術競技で輝かしい実績を持っているということです。
コラムのこの時点では、障害専門騎手を目指して騎手免許試験を受験、第1次試験を合格し、2次試験の前というところ。「地方や海外での騎手経験がない人が一般から合格すれば、これまでに例のないこと」だとしていました。
これを読んで、小牧加矢太さんのことを全く聞いたことがなかった私は、てっきり不合格になっていたのだと勘違い。しかし、すでにデビュー済みでした。「障害専門騎手」とのことで、それで気づかなかっただけのようです。そもそも最初から「障害専門騎手」を目指すというのも変わっていますね。
Wikipediaによると、これは身長と体重の問題と関係があったようです。背が大きく体重が重いために、斤量の軽い通常の競馬には乗れません。そのため、斤量の重くて大きい人でも乗れる可能性がある障害競走…といった感じですね。そもそも馬術をやっていたのも背が伸びた(現在の身長体重は、173cm、54kgの登録)せいであり、中学生1年生の時点ではJRA騎手を目指していたといいます。
馬術の好成績を携えて再びJRA騎手を目指し、<1982年の競馬学校設立以降、競馬学校もしくは他の競馬機関に所属した経験がない者がJRA所属騎手となるのは初めて>という偉業を達成。日本は障害の人気が低く、あまり注目されていないでしょうが、歴史的な出来事でした。
以下、Wikipediaより
<幼少期は馬に関心がなくサッカー少年として過ごしていたが、2010年12月23日に名古屋競馬場で行われた名古屋グランプリを現地観戦、父・太がワンダースピードに騎乗して勝利する姿を見て競馬に興味を持った[2]。中学1年生から乗馬を始めてJRAの騎手を目指していたが、中学3年間で身長が30cm以上伸びたことで減量が難しくなり断念して馬術の道へと進んだ[2][6]>
<2021年3月には障害競走専門の騎手を目指してJRA騎手免許試験を受験することが報じられた[9]。平地競走の騎手免許試験では49kg以下の体重が求められるのに対して、障害競走の騎手免許試験では55kg以下であれば良く、もう一度騎手を目指したいと受験を決めた[9][注 2]>
[注 2]<2019年8月の騎手免許試験要領の改正で障害免許のみの申請の場合において、従来の53kg以下から55kg以下へと緩和された>
<2022年2月8日、JRA騎手免許試験に合格したことが発表された[4][10]。同年3月19日にデビュー[1]、4月24日に福島競馬場で行われた障害4歳以上未勝利をヴァーダイトとのコンビで優勝し、初勝利を挙げた[11]>
<競馬学校を受験した際、橋口弘次郎厩舎を手伝っていた父の計らいで、橋口と親交の深い音無秀孝の厩舎への所属が予定されていた。その後、障害騎手試験に合格した小牧は再会した音無秀孝に厩舎所属を願い出て師弟関係が実現した[1]>
■2023/03/03 減点0日本一など…小牧加矢太騎手は馬術時代に大活躍
Wikipediaから小牧加矢太騎手の馬術時代の話も。めちゃくちゃ活躍しています。
<2013年、滋賀県・光泉カトリック高等学校2年の時にジュニアライダー障害飛越選手権優勝[2]。
高校卒業後に上京して北総乗馬クラブに就職、所属すると、2000年シドニーオリンピック・2004年アテネオリンピック日本代表の林忠義に師事。2013年には全日本ジュニアライダー障害飛越選手権で、元競走馬のオレニツイテコイとのコンビで優勝し、翌年2014年には第69回国民体育大会 (長崎国体)で優勝した。
2016年8月にヤングライダー障害飛越選手権で優勝[2]、11月には全日本障害馬術大会 大障害飛越競技Bでも優勝した[7]>
<2020年11月に行われた全日本障害飛越選手権において減点ゼロでの初優勝を果たした[8]>
最後の全日本障害飛越選手権の優勝が特にすごそう。当時のインタビューでは、「(選手権優勝で)胸を張って日本一ということができます。馬の調子がとてもよく、馬術人生の中で最高の状態でした」としており、やはりすごい大会なのだと思われます。
(小牧太騎手の息子・加矢太が障害馬術日本一 | みんなの投稿競馬ニュース - netkeiba.com 2020年11月16日より)
https://news.netkeiba.com/?pid=tarekomi_view&no=11652
このときには「日本馬術連盟のアンバサダーライダーとしても役割を果たせました」とも言っていました。Wikipediaによると、2017年6月に日本馬術連盟から馬術アンバサダーライダーに任命されています。
以下の<JEF馬術アンバサダー&馬術応援団について 公益社団法人 日本馬術連盟>を見ると、馬術アンバサダーライダーというのは、たぶん「馬術の魅力を広く伝える広報大使騎手」といった意味じゃないかと思われます。騎手じゃない「アンバサダー」もいるみたいですね。
<馬術の魅力を広く伝える広報大使《馬術スペシャルアンバサダー》として2018年度も欅坂46キャプテンの菅井友香さんにつとめていただくことが決定しました! 《馬術アンバサダーライダー》として小牧加矢太選手・髙田茉莉亜選手・佐々紫苑選手にも引き続き活動していただきます>
https://www.equitation-japan.com/index.php?menuindex=posts&cat=20&pno=6783