2024年5月19日日曜日

珍名馬メイショウゴルシ、『ウマ娘』関連との説明は誤解?

■2023/03/02 珍名馬メイショウゴルシ、『ウマ娘』関連との説明は誤解?


■2023/03/02 珍名馬メイショウゴルシ、『ウマ娘』関連との説明は誤解?

 メイショウの冠名の松本好雄さんのネーミングセンスは結構好きですね。珍名はむしろ少ない馬主さんだと思っていたのですが、「メイショウゴルシ」という馬がいてびっくりしました。もちろんゴールドシップ産駒です。
 父や母にちなむ名前をつけるというのは競馬界の伝統ではありますが、父の略称・愛称をつけるというのはありそうであまりないパターン。感じ方に個人差はあるでしょうが、「ゴルシ」という愛称はかっこいい系ではないために、個人的には珍名だと思いました。珍名的には「素晴らしい!」という、別の方向性でセンスを感じるネーミングです。

 これまた個人差がある話で、「そんなことない!」と否定されそうな気がしますが、「ゴールドシップ」という名前自体が私的には「う~ん?」と思った名前。父ステイゴールドにちなんだ名前で、命名法としてはスタンダードではあります。ただ、かっこいいか?と言うと、個人的には微妙。イメージとしては、「スーパーカー」みたいな言葉の微妙さに近いイメージです。
 ただ、最近気づいたのですけど、私のかっこいいと思う感覚はかなり一般人とズレがある模様。クラブ馬で馬名投票を見ると、まず、クラブ側の選考の時点で「なぜこんな名前を?」というのばかり。それでも、2割くらいは「いいじゃん!」と思う名前があるものの、投票でその私が気に入った名前が選ばれることはまずありません。根本的にセンスがズレているんでしょうね…。
 したがって、ゴールドシップもむしろめちゃくちゃかっこいい名前なのかもしれません。

 ところで、「メイショウゴルシ」について、<人気ゲーム『 ウマ娘 プリティーダービー 』 (Cygames)に登場するぶっとんだキャラクターでおなじみのゴールドシップ、通称ゴルシをイメージした名前なのは一目瞭然>と書いているサイトがあったのですが、この説明は微妙に間違っていませんかね?
 「ゴルシ」は『 ウマ娘 プリティーダービー 』 どころか『 ウマ娘』 (確かプリティーダービーはかなり後発)誕生以前のゴールドシップが現役のときから使われていた愛称であったはず。そうなると、「ゴルシ」は『 ウマ娘 プリティーダービー 』 関連、『 ウマ娘』関連などと説明するのではなく、単にゴールドシップの愛称と説明すべきです。

 オーナーさんが「ゴルシ」は『 ウマ娘 プリティーダービー 』 限定の愛称と誤解していた可能性もあるかもしれませんけど、とりあえず、時系列を確認しておきます。
 まず、『ウマ娘 プリティーダービー』から。発表は予想外に早く、2016年3月26日。ただし、リリースはもっと後で当初は2018年冬リリース予定なのがめちゃくちゃ遅れて、2021年2月24日でした。
 私が『 ウマ娘』と『 ウマ娘 プリティーダービー 』が別だと理解していたのも、どうもここらへんが理由による誤解。Wikipediaによると、ゲームのリリースが遅れてアニメなどと時期が異なってしまった模様。以前は人気がそこそこ程度だったのに、突然大人気になり私は驚いていたのですが、これもゲームが遅れてアニメなどだけだったときはそこまでヒットしなかった…というタイミングのズレの問題だったようです。

<2016年3月26日に開催された「AnimeJapan 2016」でプロジェクトの始動が発表された[6]。同年8月21日に開催された「Cygames NEXT 2016」でプロジェクトの詳細が発表され、この際、一部の声優交代も合わせて発表された[7]。
 ゲームアプリは当初は2018年冬リリース予定[8]としていたが、2018年12月に配信の延期が発表され[9]、未定期間を経た後、2021年2月24日より配信を開始した[10]。またゲームの配信に先立つ形で、コミックやCD、テレビアニメなど多角メディア展開が行われており[11]、各種漫画がCygamesのWEBコミックサイト「サイコミ」で掲載。2018年4月から6月にかけてはテレビアニメが放送され、本作のスピンオフ4コマ漫画『うまよん』も2020年7月より放送されていた[12][13][14]>

  こちらと比べて確認が難しそうなのは、「ゴルシ」という愛称の確認…と思いましたが、余裕で確認できました。たぶん初出はもっともっと前でしょうが、以下のように『 ウマ娘 プリティーダービー 』発表の2016年より前の現役時代から普通に使われています。『 ウマ娘 プリティーダービー 』関連という説明は誤解でしょうね。