2024年6月14日金曜日

伝説の新馬戦勝ち馬エピファネイア、ブエナビスタ、ヴィクトワールピサなど

■2013/3/13  伝説の新馬戦勝ち馬エピファネイア、ブエナビスタ、ヴィクトワールピサなど
■2017/06/15 菊花賞の伝説の新馬戦、近年の戦績は?
■2017/06/15 2015年の1番人気はドレッドノータス
■2017/06/15 2014年の1番人気はオールマンリバー
■2017/12/03 グレイルは久しぶりの大物?伝説の新馬戦の負け馬、そこそこ活躍中


■2013/3/13(2018/01/04再投稿)  伝説の新馬戦勝ち馬エピファネイア、ブエナビスタ、ヴィクトワールピサなど

 10月自体がいい馬出るイメージでしたが、日付まで決まっているとは思いませんでした。これは<「伝説の新馬戦」制した大物息子    文 有吉正徳    2013年3月1日 朝日新聞>という記事で知った話です。

-----引用 ここから-----
  菊花賞当日に京都競馬場で行われる2歳馬のデビュー戦は、後の名馬が出走することが多く、関係者やファンの間で「伝説の新馬戦」と呼ばれている。
 後の皐月賞馬アンライバルド、桜花賞などを制したブエナビスタ、JC優勝馬ローズキングダムやドバイ・ワールドカップ快勝のヴィクトワールピサなどが、この一戦を足がかりに飛躍していった。
 昨年10月21日、伝説の新馬戦を制したのはエピファネイアだった。父シンボリクリスエス、母シーザリオという血統の期待馬は1番人気に応えて鮮やかに勝利をつかんだ。
http://www.asahi.com/and_M/interest/TKY201303010233.html
-----引用 ここまで-----

 ブエナビスタとアンライバルドは同じレースだろう!と確認すると、ブエナビスタが3着、アンライバルドが1着でした。
 ああ、勝利という条件ではないんですね。これの2着のリーチザクラウンと3頭ともG1勝つと思っていたんですが、残念なことに……。
 で、覚えていなかったけど、同じレースの4着が<b>菊花賞馬スリーロールス</b>。言われてみればそうだったような気もしてきましたが、本当すごいレースだったなぁ……。

-----引用 ここから-----
 母のシーザリオは2005年にオークスを制した後、米国に遠征し、GIレースのアメリカンオークスにも勝った名馬だ。エピファネイアの兄や姉は体質が弱く、結果を残すことはできなかったが、ようやく母の実力を受け継ぐ大物感ある息子が現れた。
-----引用 ここまで-----

 エピファネイア、弥生賞は全然でしたけどね。それでも重賞勝ち馬ではあります。おもしろいレースだなぁ!
(2018/01/04追記:この投稿の後、菊花賞を勝ち、エピファネイアもG1勝利しました。あと、ブエナビスタの新馬戦からは、確か地方のG1馬も後に生まれたと思います。)


■2017/06/15 菊花賞の伝説の新馬戦、近年の戦績は?

  「伝説の新馬戦」は後から見てレベルの高かったレースをそう呼ぶのですが、ブエナビスタなどを排出した菊花賞の日に京都で行われる新馬戦を近年は指すことが多いです。
 ただ、その後はイマイチなんじゃないの?と思って、ここ3年ほどを見てみることに。

  ひどかった印象が強いのは、2016年のせいでしょうか。POGで人気した1番人気トゥザクラウンが大ゴケ。
 私も兄のトゥザワールドも指名していたこともあり、指名して爆死しました。

2016/10/23 新馬戦
着順    馬名    人気
1    ベストアプローチ    3
2    アドマイヤローザ    7
3    アオイテソーロ    6
4    トップゴーイング    2
5    ライオネルカズマ    5
6    ラントシャフト    10
7    メイショウテンシャ    4
8    エイシンユニコーン    8
9    トゥザクラウン    1
10    タガノフューチャー    9
11    ウエスタンアッレ    11

  トゥザクラウンはまだ抹消されていないものの、その後未だに復帰できていません。 トゥザクラウン以外では、アオイテソーロに期待したものの、やっと未勝利を脱出したところ。
 ただ、ここで勝ち上がったベストアプローチは、名前覚えていますし、まずまずですかね? 青葉賞を2着して、ダービーにも出走。こちらは9着でしたが、将来に望みを繋げそうです。現在までの獲得賞金は4,860.4万円。
 とはいえ、伝説の新馬戦の伝統からすると、あまりにも物足りない感じです。


■2017/06/15 2015年の1番人気はドレッドノータス

 2015年は誰だっけ?と見ると、ドレッドノータスでした。こちらは1番人気で1着と人気に応えました。私はこの馬も指名していて、活躍を期待した馬。
 確か鞍上の武豊騎手も「伝説の新馬戦ですよね」とコメントしていたと思います。
 ドレッドノータスは、この次の京都2歳Sを勝利。活躍はしたものの、G1は皐月賞のみのチャレンジで15着惨敗。現在の獲得賞金は6,434.2万円。
 ベストアプローチ同様に可能性は残すものの、やはり伝説には程遠くなっています。

2015/10/25 新馬戦
着順    馬名    人気
1    ドレッドノータス    1
2    ナムラシングン    7
3    ファスナハト    2
4    トライブキング    4
5    クロークス    5
6    グレイスディオーネ    3
7    タガノアーバニティ    11
8    カエサル    8
9    テイエムパフューム    12
10    ダークフォース    6
11    エンプレスボード    10
12    ホーリーアーマー    9

 ドレッドノータス以外では、7番人気ながら2着のナムラシングンが一応可能性を残している感じ。POG期間では皐月賞に出走、現在は条件戦ですが、勝ち上がりは期待できそうです。獲得賞金5,744.6万円。



■2017/06/15 2014年の1番人気はオールマンリバー

 最後は2014年。この年は確か事前報道で小粒と言われていたような?
 1番人気は、オールマンリバーで、これまた私が指名していた馬。毎年指名していますね。
  オールマンリバーは当時2着。その後勝ち上がり、獲得賞金は1億円超えの10,506.4万円。十分活躍していますが、まだ条件馬であり、伝説とは言えません。

2014/10/26 新馬戦

着順    馬名    人気
1    タイセイアプローズ    12
2    オールマンリバー    1
3    ウインガニオン    8
4    ドラゴンマジック    7
5    ノースストーム    14
6    ラディカル    4
7    レーゲンヴァルト    3
8    ハギノパトリオット    6
9    レレオーネ    5
10    ワールドレジェンド    9
11    タマモエトワール    11
12    ヒルノデンハーグ    13
13    ミスズダンディー    15
14    ジェルヴェーズ    10
15    トーセンゲイル    2

 この新馬戦で勝ったのは、なんと12番人気だったというタイセイアプローズ。その後もまずまずで、獲得賞金6,904.8万円ですけど、やはり伝説ではありません。
 ここは聞いたことがある馬が多いですね。以下、獲得賞金が多い馬を並べます。

ウインガニオン 8,607.9万円
ラディカル 4,980.1万円
ヒルノデンハーグ 3,415.7万円

 私はオールマンリバー以外にレーゲンヴァルトにも期待していたのですが、未勝利を勝ち上がり、1,180.0万円稼いだところで引退となっています。

 ということで、近年は不発というイメージ通りの惨状。もう「伝説の新馬戦」とは呼ぶべきではないかもしれません。



■2017/12/03 グレイルは久しぶりの大物?伝説の新馬戦の負け馬、そこそこ活躍中

2017/12/03:ネガティブなことを書いた途端に、久しぶりに期待できる馬が登場しました。グレイルです。

着順    馬名    人気
1    グレイル    1
2    ストーミーバローズ    3
3    レイエスプランドル    6
4    ロイヤルバローズ    2
5    ダノンパンサー    7
6    ウォーターエルピス    9
7    コマビショウ    8
8    インスピレーション    5
9    トキノオー    10
10    トーセンアルタイル    4
11    ウエスタンマリーヤ    12
12    トーホウトリニティ    11 

 今年も小粒臭いなと思いつつ、グレイルをPOG指名したら、不良馬場で勝利。2戦目で重賞京都2歳Sをタイムフライヤーに次ぐ2番人気で出走して勝利し、2連勝。ネット競馬の掲示板は私以上に盛り上がっていました。

「藤岡佑君が言うにはまだまだユルユルらしいね。ホンマ来年が楽しみやで」
「ジャンダルムは2000m以上は無理そうだし、そこまで強くは感じない。グラスワンダーが出てきたときのような○外のスケール感があるわけでもなく。タイムフライヤーも大したことないと思う。
 グレイルの方がポテンシャル・強さは2倍・3倍以上あると思う。何だろう、この馬にはクラシックホースの資質のようなものを感じる。不良馬場でも走れる、良馬場なら飛んでいる。
 タニノギムレットっぽいなと思う」
「師の「びっくりするぐらいまだ馬が出来上がっていない。本当に良くなるのは4歳」って中々凄いコメントですね。それで重賞勝つんやからこっちがびっくりするわ。笑」
「文句なしのクラシック候補ですね!!」
 「ここの11月1日のコラムで、グレイルが不良馬場の厳しい新馬戦を走った後に、診察した獣医が「レースを使った後の心臓じゃない」と驚いていたよと野中先生が言ってたのを書いてたので、心肺機能が素晴らしくて強い馬なんだろうなと思ってたのが、本当になった!」
「この荒削りな競馬で差すとは 伸びしろですねー以外ないね」
 「無事に行ければダービー候補になりそうな一頭です」

 ちょっと盛り上がりすぎな気もしますけどね。

2018/03/31;グレイルが2戦目で負かしたタイムフライヤーがG1のホープフルステークスを勝って期待していたのですけど、グレイル自身は復帰初戦の共同通信杯、1番人気でまさかの7着。ついでにいうと、タイムフライヤーも若葉Sを圧倒的1番人気で5着となってしまいました。
 一方、伝説の新馬戦で8番人気7着と目立たなかったエンパイアメーカー産駒のコマビショウ は、ダート替わりで一変。7番人気と冴えなかったものの勝利し、さらにその次の次で2勝目を挙げています。
 また、6番人気3着だった レイエスプランドルも芝で2勝するなど、レベルが低かったわけではなさげ。グレイルには期待しているんですけど…。