2024年8月26日月曜日

日本でも注目の種牡馬 ウォーフロント、ドバウィ、キトゥンズジョイ

■2015/11/12 日本でも注目の種牡馬 ウォーフロント、ドバウィ、キトゥンズジョイ 


■2015/11/12 日本でも注目の種牡馬 ウォーフロント、ドバウィ、キトゥンズジョイ 

 Our Pleasure 2014年4月号 Racing 360 秋山 響では、2013 年の北米及び英愛の種牡馬ランキングの話がありました。

-----引用 ここから-----
 まずは北米。リーディングサイアーに輝いたのはキトゥンズジョイ(父エルプラド)だった。
 (中略)意義深いのは芝向きの種牡馬がダートが主流の北米でトップに立ったということ。
 これはよほど芝で抜けた成績を残さなければできないこと(中略)
 総合ランキングでは2位のスパイツタウンとの差は7万ドルほどに過ぎなかったが、芝だけに絞れば2位のジャ
イアンツコーズウェイとの差は約450万ドル。ダブルスコアの圧勝だった。
-----引用 ここまで-----

 キトゥンズジョイはすごいです。ただ、父エルプラドはSadler's Wellsの子。Sadler's Wells系は日本でもテイエムオペラオーなどたまにすごいのを出していますが、全般としてはそれほどよくありません。
 調べてみると、日本ではまだ数頭で代表産駒はダッシングブレイズ。成績自体は悪くないですね。シンザン記念4着などして条件戦を走って再びオープン入り。苦労して勝ち上がったわけではなく、ほとんど掲示板ですし、重賞戦線でもいけるかもしれません。

-----引用 ここから-----
2013 年北米種牡馬トップ5
1位:キトゥンズジョイ(父エルプラド)
2位:スパイツタウン(父ゴーンウエスト)
3位:ジャイアンツコーズウェイ(父ストームキャット)
4位:マリブムーン(父エーピーインディ)
5位:ウォーフロント(父ダンジグ)
*米ブラッドホース誌による
-----引用 ここまで-----

 秋山さんが他に注目だとしていたのは、5位につけたウォーフロント(War Front、父ダンジグ)でした。日本に検索すると、輸入されたのはキャンディウォー1頭のみ。2戦しただけで引退しています。これじゃわからないですね。

-----引用 ここから-----
 自身は(中略)G1勝ちはなく、重賞勝ちもG2(中略)だけと現役時代は一流半という存在に過ぎなかったが、種牡馬としては超一流。
 (中略)芝ダートを問わない種牡馬としてその評価はうなぎ上り(中略)。
 産駒は豊富なスピードを最大の武器としており、日本のダービーでどうこうというタイプではないかもしれないが、マイル前後なら日本でも活躍馬が見込めるだろう。
-----引用 ここまで-----

 一方、英愛のランキングはガリレオ(父サドラーズウェルズ)がトップでしたが、前述の通り、サドラーズウェルズなので日本の産駒は調べるのすら省略。たぶんどうせダメでしょう。面倒くさいので、省エネしておきます。

-----引用 ここから-----
2013 年英愛種牡馬トップ5
1位:ガリレオ(父サドラーズウェルズ)
2位:ドバウィ(父ドバイミレニアム)
3位:オアシスドリーム(父グリーンデザート)
4位:テオフィロ(父ガリレオ)
5位:ダンシリ(父デインヒル)
-----引用 ここまで-----

 それより2位のドバウィ(Dubawi、父ドバイミレニアム)が注目とのこと。こちらはミスタープロスペクターの系統ですので、日本でもアリかもしれません。

-----引用 ここから-----
特筆すべきは比較的馬場が日本に近いと言われている香港でラッキーナインがG1香港スプリント(芝1200m)、アキードモフィードがG1香港カップ(芝2000m)を制しているということ。産駒が高い日本適性を持っている可能性はかなり大きい。実際、ラッキーナインは日本のG2セントウルSでも2着に好走しているし、ドバウィの祖父は日本の競馬にも高い適性を見せたシーキングザゴールドである。
-----引用 ここまで-----

 省エネしすぎてもあれなので、ドバウィは頑張って調べてみました。褒めてください。
 このドバウィ産駒も他と同じで、日本ではまだ数頭ですね。出世頭はフレデフォート。オープン入りしていますが、苦労して勝ち上がったタイプで、オープンでも歯が立たずに登録抹消しています。
 ということで、今のところはドバウィも目立っていませんでした。3頭の中では、キトゥンズジョイが最も可能性がありそうな感じです。