2023年11月19日日曜日

競走馬のストレス発散 砂浴び・ボール遊び・牧草地で草を食む

■2015/12/12 競走馬のストレス発散 砂浴び・ボール遊び・牧草地で草を食む


■2015/12/12 競走馬のストレス発散 砂浴び・ボール遊び・牧草地で草を食む

 Enjoy Ruffian 2011年5月号の奥村武さんの連載「お馬さんの胸の内」。14回目は「楽しい時間」というタイトルでした。競走馬の"楽しみといえば、たまにやってくる厩務員をはじめ厩舎のスタッフにかまってもらえるとき、そして食事の時間"だといいます。
 ただ、これ以外にも楽しむ工夫があります。奥村武さんは国枝厩舎の調教助手なので、たぶんそこでの話でしょうが、ボール遊びもするんだそうです。意外すぎます。

<彼には担当の厩務員がゴムで出来た大きなボールをプレゼントしてあげていました。遊びたい盛りの彼はしばし厩務員とボール遊び。口にくわえられるように安全な取っ手があるので、人と馬のボール遊びも可能です。ときには1人でくわえて、投げて遊んでいます>

 もう一つは牧草地(?)で草を食むという話。放牧に出して…という話ではなく、厩舎にあるわずかなスペースを利用して「牧草畑」を作ったという話です。

<そこで生の牧草を嬉しそうにほおばるキッツ(引用者注:マイネルキッツ)くん。ここに移動や行動の自由はありません。それでも馬としての本能を目覚めさせる行動、採草。刈ってきた生草でもお馬さんたちは嬉しそうに食べています。しかし、地面に生えている草には根もあり、土も付いています。それらを地面からバリバリっと引きちぎって食べる快感。これは何にも代え難い彼らのストレス発散、そして楽しい時間なのではないでしょうか>

 紹介済みだと勘違いしていましたが、私が競走馬のストレス発散で真っ先に思いついたのが「砂浴び」でした。これがかわいすぎてもだえるのです。
 元動画が削除されてしまったのですが、ここで当初貼っていた動画では、ひんひん言っているのがかわいすぎでした。(一部2022/09/29修正)
 動画の馬もちょっとやって満足していましたが、1,2回で普通は満足するらしいんですね。でも、以前どこかで見た厩務員さんの話によると、無性に砂浴びが好きな子がいて5回も6回もやるんだとか。かわいすぎます。

 あと、ラフィアンの以前のコラムでも、馬体をピッカピカにきれいにして出してやっても戻ってくるときに泥ん中で砂浴び(泥浴び?)しちゃう…という話があった記憶がありました。
 この体をきれいにするのがまたたいへんで困るものの、やはり楽しみなので仕方ないと書いていたと思います。本当、馬は砂浴び大好きなんですね。和みますわ。