■2023/08/11 珍名馬トンコツラーメン、アベベ、ヨシノヤッタルデー、ポンズ VS エリカカリーナ、ガルサブランカ
■2013-01-21 珍名馬バンブトンカツ とんかつを食べて勝負にも勝つ?
■2013-01-14 珍名馬オレモマッテタゼ、マリコノコ、ケマリフリーキック 山王飯店
■2013-04-14 珍名馬クリーンメタボ 馬名の意味はメタボリックシンドロームで本当にいいの?
■2023/08/11 珍名馬トンコツラーメン、アベベ、ヨシノヤッタルデー、ポンズ VS エリカカリーナ、ガルサブランカ
今週の新馬戦チェックは2023/08/12土曜日から。新潟芝1400は牝馬限定戦で、キープソーキュートみたいな牝馬らしくてかわいい名前の馬が登場。
なんか今年絶好調のような気がしているニシノ軍団では、ニシノアヤカゼもいい名前。冠名つきだとぐっと来る名前は少ないのですけど、これは好きです。というか、ニシノ系は結構好きなこと多いですけどね。
もう1頭ロゼフレアもいい名前ですね。情熱的な赤といった感じです。
新潟1600は注目馬の方で注目でガルサブランカが1番人気争いをしそう。あのイクイノックスの妹ですから問答無用で注目です。
このガルサブランカに逆らう必要があるか?という話ですが、個人的にはエリカカリーナの方が好み。以下のような凝ったインブリードを持っていて、こういうの好みなんですよね。
Northern Dancer、Arctic Dancer 12.50% 5 x 5 x 5 x 5
Halo 12.50% 4 x 4
Lyphard 9.38% 5 x 4
今週開始の小倉では、1200m九州産馬[指]でトンコツラーメンというわかりやすい珍名馬が登場。とんこくラーメンですもの、小倉で走らせなくてはいけない!という名前。九州産馬でもありますし、この開催を狙っていたでしょうね。
同じレースではアツヒメも気になるところ。あつひめと聞いて思い出すのは、篤姫(天璋院)。薩摩藩島津家の一門今和泉島津家に生まれ、島津本家と五摂家筆頭近衛家の養女として徳川家に嫁ぎ、江戸幕府第13代将軍・徳川家定御台所となった人物であり、やはり九州絡みの名前でしょう。
一方、九州とは縁もゆかりもなさそうなアベベも九州産馬[指]でデビュー。1960年9月のローマオリンピックのマラソンを裸足で走り、金メダルをとってスターとなったエチオピアの英雄。超有名人ですけど、最近の人では知らない人も多いでしょう。私も生まれていなかった頃の選手です。
もう一つの小倉1200mは牝馬限定戦。ミライハーモニーは結構いい名前ですね。リベルティーヌなんかも響きが良い名前です。
引っかかってしまった名前が、ギルティプレジャー(Guilty Pleasure)という名前。直訳すると「有罪の喜び」であり、良い意味ではありません。ただ、意味深な感じで逆にかっこいいかも。
試しに機械翻訳かけてみると、大半はそのままギルティプレジャーとしていましたが、候補として「後ろめたい喜び」を出しているところがあり、なるほどという訳。改めて辞書を引くと、有罪以外に「罪の自覚がある、身に覚えのある、やましいところのある」といった意味があり、「後ろめたい喜び」「やましさのある喜び」あたりがスタンダードな訳かもしれません。
公式ではどうなっているか?と見ると、「馬名意味 やめられない楽しみ」で提出されていました。こちらは意訳に近いですね。馬主山を見ると、ゴドルフィンであり、名付け親が英語のネイティブの可能性もありますが、現地…つまり日本人におまかせしている可能性もあり、なんとも言えません。
ちなみに母はパテントジョイPatent Joy(愛) であり、直訳だと特許の喜び。とりあえず、喜びはこの母由来であり、父がDark Angel であることから、ダークな喜び的な名前になかったのかもしれません。
札幌ではジクジタルオモイ。忸怩たる思いというのは、自分の不手際や失敗に対して、恥ずかしさや申し訳なさを強く感じる心情を表す表現であり、こちらも本当はネガティブ。謙虚さで逆に前向きという可能性を考えて公式を見ると、「馬名意味 自省、自ら反省すること」で申請されており、一応、前向きなんでしょうか。
でも、負けたら「恥ずかしいような不甲斐ないレース」などと書き込まれてしまいそうです。
ここから日曜日。新潟の「オイデレオ」が気になりました。「こっちにおいで」の「おいで」ですかね。だとすれば、珍しい命名です。で、調べてみると、やはりそうであり、「馬名意味 こちらにおいで+ライオン(ラテン語)」という説明でした。父が「レイデオロ」であり、ここからの連想でしょうか。文字を並べ替えるアナグラムかとも思いましたが、「レイデオロ」だと「オイデレロ」にしかなりませんので違うようです。
同じレース、ディープシャドーは好きな名前。ディープがつくと大体好きになっちゃいますね。もう1頭、 ビートメイカーもシンプルですが、好きな名前です。この ビートメイカーはわりと人気しそうで、その意味でも注目でしょう。
1200mのばかり4レース行われる小倉の日曜日5Rでは、ヒマワリクンはちょっと珍名な感じ。牝馬でヒマワリなら普通ですが、牡馬は珍しいでしょう。
より珍名らしさのあるのが、同じレースのポンズ。ポン酢のポンズであり、公式が「馬名意味 柑橘類を用いた調味料」となっているのが笑えます。ただ、かわいい良い名前だとも感じるもので、過去にもポンズチャンという牝馬がいました。
もう1つの小倉1200では、ヨシノヤッタルデー。ユニークですが、いい名前。ヨシノは冠名かな?と見ると、やはりそうですね。「馬名意味 冠名+元気を出すかけ声。いつも勝ちたい」との説明。最後の欲望丸出しな「いつも勝ちたい」にも笑ってしまいました。私もいつも勝ちたいです。
■2013-01-21 19:05:29 珍名馬バンブトンカツ とんかつを食べて勝負にも勝つ?
バンブトンカツという馬がいて、馬なのに「とんかつ」ってどうなの?と思いました。
-----引用 ここから-----
[1] シンテツオーさん
フォローする
がんばれ、豚カツ。
[6] にらくまさん
フォローする
金沢に移籍してたんですね、18日6Rで1着でした。
トンカツ、頑張ってまた戻ってきてね(^^)
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2009100937
-----引用 ここまで-----
トンカツ、トンカツ言われています。
でも、これ「冠名+勝つ」らしいのです。
そういや昔バンブトン何とかって馬いたかも?
しかし、検索してみても1億円ホースすらいません。
トンカツくんは地方に売られて既に馬主さん変わっていますが、おそらくもともとは樋口正蔵さんの所有かと。
稼ぎ頭はバンブトンリッチ。1985年生まれの古い馬で、8,404.0万円。
Googleだと変換候補にバンブトンコートが現れますが、こちらはさらに古い1975年生まれ。2,830.0万円で特に活躍したわけでもなし。
ああ、でも、宝塚記念2着があります。立派、立派。
トンカツくんは中央5戦未勝利の後、地方では2勝。
暗いこと書いちゃいますが、トンカツならぬ馬肉にならないように頑張ってください。
■2013-01-14 18:03:07 珍名馬オレモマッテタゼ、マリコノコ、ケマリフリーキック 山王飯店
あれ?なんかオレハマッテルゼに似た馬がいると思いました。
-----引用 ここから-----
オレモマッテタゼ
生年月日 2010年04月30日
調教師 鈴木伸尋
馬主 山王飯店
生産者 木村牧場
産地 日高町
http://db.netkeiba.com/horse/2010100345/
-----引用 ここまで-----
ああ、そういや、オレハマッテルゼはもうお父さんやっているんですよね。普通にその子供でした。
ただ、馬主さんは「山王飯店」ということで、オレハマッテルゼの馬主であり、珍名馬でお馴染みの小田切有一さんではありません。
山王飯店さんの他の馬は?と見てみると?
-----引用 ここから-----
ファンネルマーク 牡 1994 6,977.00
マリコノコ 牝 2002 897.6
フォアザパートナー 牡 2003 155.6
ケマリフリーキック 牝 2005 148
インテグリティー 牡 2006 0
オレモマッテタゼ 牡 2010 0
フォアザフラッグ 牡 2003 0
ラストプリンセス 牝 1996 0
ラブリイエレガンス 牝 2006 0
レッドホースワン 牝 2005 0
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_list&owner=%BB%B3%B2%A6%C8%D3%C5%B9
-----引用 ここまで-----
そんなに変じゃないですね。強いて言うと、マリコノコでしょうか?
ケマリフリーキックなども同じ母親ですが、マリコノコの母はミスマリコですから、そのまんまです。
ん?というか、よく見るとケマリフリーキックもわけわからんですね。
海外の言葉だと思ってスルーしていましたけど、蹴鞠(けまり)でしょうね。
うーん、蹴鞠にフリーキックはあるんでしょうか?
父は予想通りサッカーボーイ。
成績的にも名前的にもオダギラーには全く敵いませんが、山王飯店さんはその領域目指して頑張ってください。
■2013-04-14 21:09:42 珍名馬クリーンメタボ 馬名の意味はメタボリックシンドロームで本当にいいの?
ひと目でわかる妙な馬名、クリーンメタボ。
メタボにクリーンもクリーンじゃないもないだろう、というか、全部ダメだろうという名前です。
でも、これはさすがに酷いですね。狙いすぎていてちょっとおもしろくないかもというくらいです。
馬名の意味を調べると、普通にメタボはメタボリックシンドロームの略だそうです。うーん、ちょっと馬がかわいそう。
一方、クリーンは単なる冠名。ということは、良いメタボって意味ですらないようです。ますますかわいそう。
馬主は石橋和夫さん。ついていないのもいますが、クリーンが冠名ってのは本当のようです。
-----引用 ここから-----
クリーンエコロジー 7,575.20
クジュウクシマ 4,443.80
クリーンメタボ 2,191.10
キスミージェニー 1,186.70
クリーンクルー 818.6
クリーンイメージ 602.5
ウマテック 570
セレスダイヤモンド 547.5
クリーンラック 246.8
チエノワ 214.9
ナデシコニッポン 180
クリーンアイリス 50.5
クリーンボーイ 46.4
クリーンダイアナ 18.6
キスミーハニー 0
クリーンオトコギ 0
クリーンピカタン 0
クリーンプリンセス 0
クリーンレディ 0
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_list&owner=%C0%D0%B6%B6%CF%C2%C9%D7
-----引用 ここまで-----
メタボだけ酷いなぁ。未勝利に終わる中2勝してくれていて、石橋和夫さんの持ち馬でも活躍している方です。
シンボリクリスエスでグランド牧場ですから、別にいかにもダメっていう馬には見えず、何でこんな名前にしたのか……?
なお、この子は470kgくらいで全然太くありません。
それより「クリーン」という名前の馬が昔いて、この子は本当におデブで600kg超でした。
活躍馬に入っていませんから当然別の馬主さんなのですけど、調べると小田切有一さんでした。
本当どうしてこうなった?