2024年2月29日木曜日
珍名馬ワタシダケドナニカとオレデイイノカとワタシデイイデスカ
■2022/12/09 珍名馬ワタシダケドナニカとオレデイイノカとワタシデイイデスカ
■2015/11/28 伊藤博文由来のイトウの隣がヒットザターゲット…暗殺事件?
■2020/08/03 ソンノウジョウイ、父内国産馬じゃなくてハーフ!ドラミモンと珍名新馬戦対決
■2019/05/03 天神に巫女に王妃に…詰め込みすぎ珍名馬テンジンミコオウヒ
■2022/11/20 珍名馬ワタシダケドナニカとオレデイイノカ バルタン星人ならぬバルタンセージも
個人的な好みとは違うので紹介していませんでしたが、珍名馬らしい珍名馬ということで、ワタシダケドナニカをピックアップ。てっきり牝馬だと思っていたら、牡馬でした。
父マインドユアビスケッツ、母トップスカーレット、母父ダイワメジャーということで、父母からの命名ではなさげ。この系統の名前は大体連想系ではないですよね。
念のために兄弟も見てみましたが、やはり関係なし。この兄弟では、兄の マサルイチバンボシが印象に残る名前です。
ワタシダケドナニカの2つ上にオレデイイノカという馬がいて、似た系統だと感じました。同じ馬主さんかな?と見てみると、違いますね。ワタシダケドナニカの馬主さんは松田整二さん、オレデイイノカの馬主さんは福島徳佑さんです。
オレデイイノカも連想系の命名ではないでしょう。父サウスヴィグラス、母グレイスフルアート、母父ダイワメジャーです。兄弟は未デビューですね。
オレデイイノカの福島徳佑さんの所有馬で出世頭は20,165.0万円のウインドストース。知らん!と思ったら、 1983年生まれの古い馬でした。上位におもしろ系の名前はなくて、オレデイイノカが例外。普通に英語の名前が多いですね。そんな中で少ない日本語である「ホシニイノリヲ」なんてのはすてきな馬名でした。
ワタシダケドナニカの馬主さんは松田整二さんは69件がヒット。こちらは最近の馬が多いですね。まだ1億円ホースも出ておらず、出世頭は2,675万円のジェッシージェニーです。
こちらもおもしろ系が多いわけではありませんが、セッカチセージ、 イザシュツジンあたりはユニーク。セッカチセージのセージはおそらく自身のお名前からでしょう。バルタンセージというのもありました。というか、これは「バルタン星人」のダジャレ(由来説明では「人名より+馬主名より」)かもしれません。
■2022/12/09 珍名馬ワタシダケドナニカとオレデイイノカとワタシデイイデスカ
ワタシダケドナニカとオレデイイノカの他にも「ワタシデイイデスカ」という馬もいたことに気づいてびっくり。しかも、この子勝ち上がりました。これでワタシダケドナニカとオレデイイノカとワタシデイイデスカ全部が勝ち上がりということに…。
中央で1勝するというのは意外にたいへんなので、超有名馬主やクラブ系ならともかく、そうではない馬主の馬でこれだけ勝ち上がるのはすごいですね。縁起の良い系統の名前です。
超有名馬主じゃないのに…と書いたのですが、ワタシデイイデスカの馬主さんを紹介していませんでした。これはオレデイイノカと対になる馬名。しかし、ややこしいことに、オレデイイノカの馬主さんではなく、ワタシダケドナニカの馬主さんと同じ松田整二さんの持ち馬です。ワタシシリーズなのかもしれません。
とりあえず、この3頭を整理すると、以下のようになります。
ワタシデイイデスカ 馬主 松田整二 2020年生まれ牝馬
ワタシダケドナニカ 馬主 松田整二 2020年生まれ牡馬
オレデイイノカ 馬主 福島徳佑 2018年生まれ牝馬
ワタシシリーズが他にもある可能性があるので、前回チェックしていなかった松田整二さんの同年の持ち馬を全部見てみます。しかし、結局、ワタシだったのはこの2頭のみ。期待の2頭がワタシシリーズだったんですかね?
馬名 性 生年 総賞金(万円)
アオシロツルバミ 牝 2020 0
ビッグナアシタ 牡 2020 0
レイズミーアップ 牡 2020 78
ワタシダケドナニカ 牡 2020 800
ワタシデイイデスカ 牝 2020 520
ついでに近年の松田整二さんの馬名をチェック。すると、近年は珍名系の名前をあまり使っていなかった感じですね。それ以前には少しありましたので、今年は久々におもしろ系の年だった模様。また、競馬成績的にも当たり年である可能性があり、今後の競走成績にも注目したいところです。
なお、近年でも「セッカチケーン」は珍名っぽい感じ。これは以前あったセッカチセージにちなんだものではないかと予想します。
馬名 性 生年 総賞金(万円)
オンタケサン 牝 2019 168.4
セキレイ 牝 2019 393
セッカチケーン 牡 2019 1,570.00
チサトフェリーチェ 牝 2019 49.7
オーメンランゲ 牝 2018 205
オールマイフレンズ 牝 2018 67.2
ガンブーツダンス 牡 2018 742
ターミナルピアノ 牝 2018 3
エスカレーション 牝 2017 590
ココアブラウン 牡 2017 0
コッポラ 牡 2017 0
ミシガン 牝 2016 0
ロバート 牡 2016 112.8
■2015/11/28 伊藤博文由来のイトウの隣がヒットザターゲット…暗殺事件?
ジャパンカップで「イトウ」という妙な名前の馬がいると思ったら、やはり海外馬でした。日本人に多い普通の苗字なんですけど、逆に日本人はつけない名前ですよね。<イトウ鞍上ミナリクが「前から行くのが好きな馬」/ジャパンC - netkeiba.com>( 2015年11月28日(土)12時00分)によると、伊藤博文由来だそうです。
<前走のバイエルン大賞Vを含め、果敢な逃げを打ってきた。初代内閣総理大臣の伊藤博文から名付けられたというイトウは、展開の鍵を握る一頭だ>
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=104647
詳細なルールは知りませんが、ドイツ馬は母方の名前の前方を引き継ぐ慣習です。この馬の母はIotaですので、やはり最初の文字Iで繋がってそうですね。とはいえ、日本人由来の名前であることは確かで、それが日本で出走というできすぎた話に。伊藤博文チョイスというのも謎ですね。日本ではそれほど人気ではありません。
さらに妙なサイン(?)みたいになっているのが、同枠の馬。ヒットザターゲットがいるんですよ。なので、ネット競馬では以下のような反応が出ていました。不謹慎ですが、暗殺で亡くなっている伊藤博文を思わせます。できすぎです。
[142] えびふりゃあさん
>>136
イトウの隣がヒットザターゲットだぜ
ブラック過ぎるネタだわ。
2015/11/29追記:忘れていました、もう一つサインみたいなニュースがあったんでした。本当できすぎです。
[166] pinkloopさん
売春強制で、イトウ容疑者逮捕。
サインではなさそうだが笑
ブラジル人だからカタカナなのが気になる笑
2015/11/28 10:28
2022/01/27追記:と書いていましたが、2015年のジャパンカップ、8番人気だったイトウは最下位の18着で全く絡まず。全然サインは発動しませんでした。ヒットザターゲットも14番人気13着です。勝ったのは4番人気で4歳牝馬のショウナンパンドラ。以下、7番人気ラストインパクト、1番人気ラブリーデイと続きました。
■2020/08/03 ソンノウジョウイ、父内国産馬じゃなくてハーフ!ドラミモンと珍名新馬戦対決
2020年7月18日の福島5Rの新馬戦は、ソンノウジョウイとドラミモンの2頭の名前が気になりました。14番人気11着、4番人気13着と、ともに惨敗していたんですけどね。
ソンノウジョウイは外国人排斥の尊皇攘夷って名前なのに、お父さんは父内国産馬ではなく、フランス生まれフランス育ちのベーカバドなのがウケました。サラブレッドというのが人間で言う人種なのであれですが、日本人とフランス人のハーフ的なイメージですね。
なお、真面目な話をしてしまうと、外国にルーツがあるという負い目にあるからこそ在来の人々より一生懸命お国のために働く、排外的な右翼活動にハマる…といった例は見られています。ここらへんは真面目に考だすと、かなり悲しいところです。
一方、ドラミモンは、「ドラえもん」と「ドラミちゃん」を足したような不思議なネーム。しかも、「ドラミ」なのに牡馬です。
馬名の説明を見ると、「人名愛称。父名より連想」となっていました。父はドゥラメンテで確かにちょっと名前が似ていますが、「人名愛称」という言い方はよくわからず。馬主さんの身近に実際そういう人がいたのか、キャラクター名からとったとなると問題になるから誤魔化したのか…よくわかりませんでした。
とりあえず、掲示板ではドラえもんネタであふれており、ドラミちゃん由来と理解されているようです。
■2019/05/03 天神に巫女に王妃に…詰め込みすぎ珍名馬テンジンミコオウヒ
昔の馬でなおかつ1勝しただけの無名馬であり、しかもわかりやすい珍名馬ではないのですけど、見かけて気になったのが「テンジンミコオウヒ」という馬。単独ならともかく「ミコ」と「オウヒ」をくっつけるってのは妙だなと、ひっかかったためでした。
「オウヒ」はおそらく「王妃」。なので、牝馬じゃないかと思ったものの、「ミコ」は「皇子」である可能性も。これは「おうじ」とも呼び、まれに女性も含めていいますが、普通は男子です。
ただ、 「王妃」との兼ね合いからすれば、「巫女」なんでしょうね。「巫女」と「王妃」を並べて言うというのは、結局、不思議なんですけど。検索してみたものの、そのような用例は見られませんでした。
さらに「テンジン」というのは「天神」を思い起こさせます。国津神に対する天津神を指していたものの、現在では神様としての菅原道真の信仰になっています。「天神」「巫女」「王妃」となんだかてんこ盛りな感じです。
で、馬名の意味を調べてみると、馬主がテンジンであり、「テンジン」というのは単に冠名。特段の意味はありません。で、後半はやはり「巫女」「王妃」が由来でした。牝馬でもあります。
あと、 「巫女」と「王妃」の組み合わせが気になったというのは、古代においては天皇の后(皇后)というのがそれ以降の時代よりも重要であり、巫女としての役割が大きかったという説があること。
前述の通り、用語的には「巫女王妃」という用語は存在しないのですけど、そこらへんも意識した名前なんでしょうか…。
2024年2月27日火曜日
競馬場がない大阪、日本一人気だったのになぜ廃止に?
■2019/08/24 昔は日本一人気だったのになぜ廃止になったのか?
■2022/11/17 大阪市内も大阪競馬場があった 一時全国第2位になるもやはり廃止
■2019/08/24 意外なことに競馬場がない大阪、昔は日本一の人気だった
2府5県(または2府4県)ある近畿地方、いわゆる関西には中央競馬と地方競馬を合わせて4つの競馬場があるものの、かなり偏っています。京都府に1つ、兵庫県には3つ。中央が京都(京都市伏見区)と阪神(兵庫県宝塚市駒の町)、地方は園田(兵庫県尼崎市田能)と姫路(兵庫県姫路市広峰)です。
阪神が大阪だと勘違いしていた人もいるかもしれませんが、 実際には大阪はゼロなんですよ。偏見かもしれませんけど、大阪はギャンブルと合いそうなイメージなんですけどね。
ただ、実際、大阪が競馬ですごかったことはあるようです。1928年(昭和3年)11月に始まったという、そう歴史が長いわけではない大阪府岸和田市の春木競馬場での競馬は、開催を重ねるにつれて人気が上昇。1930年秋には約65万円の入場料を得て、地方競馬としては全国1位の成績を挙げました。わずか2年でトップってすごいですね。当時の大阪人が競馬好きだったことがわかりそうです。
戦時下においても春木競馬場の競馬開催は中止されず、鍛錬馬競走として行われていました。厳しい時代の中でも売り上げは好調で、42年秋には約112万円を記録。やはり全国1位というすごい記録を残しています。戦後の競馬再開で47年に復活したときも、東京・八王子に次ぐ全国2位でやはり人気でした。
(消えた大阪の競馬場 府政揺るがし歴史に幕 :日本経済新聞(2017/7/22 6:30)より)
■2019/08/24 昔は日本一人気だったのになぜ廃止になったのか?
以上のように、売上としては、日本最高ラクスの成績をあげていた大阪の春木競馬場。ところが、春木競馬場での競馬開催には問題がありました。どちらかと言うと、人気があったからこその問題だと言えるかもしれませんね。
当時競馬場廃止運動をしていた人によると、競馬と近くにある競輪場の競輪を合わせると1カ月に20日ぐらいは開催されており、地元の駅から競馬場までは恐ろしいほどの混雑。しかも、当時の競馬場には駐車場がないという、設計に致命的な問題が…。車で来る人は止める場所がなかったので、平気で家の前に駐車するということに。
また、昔の日本人は海外の人を言えないほどマナーが悪かったため、道路で立ち小便をする人もいる状態だったそうです。所持金を全部なくしたという理由で民家に押しかけて電車賃などをせびる例もあったというのでひどい話。海外の人を悪く言いますけど、日本も通った道であり、発展しきっていない途上国共通の問題だと考えられます。
設計の問題としては、周辺の市道で馬のウォーキングが行われるというむちゃくちゃなものも。子供たちの登下校時間と重なって、危ない状況でした。
反対運動の主流としてはギャンブル反対的な運動であったようなのですけど、このように、内容を見るとギャンブル以外の問題が大きく見えますね。岸和田市の図書館にあるいくつかの郷土史でも否定的に紹介されているとのことでした。
…といった感じで、地元の婦人会などが立ち上がり、廃止を巡って府政を揺るがす騒動にまで発展した結果、春木競馬は1974年3月で終了。売り上げが好調だった状況での廃止は、珍しいケースのようです。
■2022/11/17 大阪市内も大阪競馬場があった 一時全国第2位になるもやはり廃止
私は大阪府には岸和田市の春木競馬場しかないんだと勘違いしていたのですが、大阪市内にそのものズバリな大阪競馬場というものがあったんだそうな!
この大阪市内のものは2代目であり、初代・大阪競馬場は大阪府八尾市にあったともいいます。とりあえず、2代目の大阪市内にあった大阪競馬場のウィキペディアを読んでみました。
<大阪競馬場(おおさかけいばじょう)は、かつて大阪府大阪市東住吉区に存在した地方競馬の競馬場である>
<1948年に競馬法の公布に基づき大阪府・大阪市などが中心になって現在の長居公園の場所に設立された競馬場である。大阪府都市競馬組合が主催して競馬が行われ、10年余りの期間に合計168回の競馬(1回4 - 6日間)が開催されたが、1959年に廃止された>
大阪人はギャンブル好き…という偏見があると以前書いたのですけど、2代目・大阪競馬場は、一時は地方競馬でも全国第2位の売上を上げる人気でした。こちらも好調だったようです。ただし、この好調は一時的なものであり、不人気になって終了…という、普通な終わり方でした。他の大阪ギャンブルに負けてしまったのです。
ただし、ウィキペディアでは、不人気以上にもいろいろな説が列記してあり、もともと公園にする予定だった説を最有力とする書き方。実際、大阪中央競輪場の方も廃止されたそうです。
<同じ場所に続けて大阪中央競輪場や長居オートレース場が設立された。この内オートレースはすぐに廃止されたが、やがて競輪の方に客足を奪われて、廃止を余儀なくされた。
廃止に至ったのは、営業収入の減少や、公営競技に対する世間の風当たりの影響、戦時中に当地を飛行場として整備するために土地を収用された旧地主の反対などのためとも言われるが、もともと戦前に都市公園として計画されていた土地でもあったので、やがて大阪市が競馬の開催権を返上して公園整備の方針を打ち出したことが一番大きい理由である。その後、大阪中央競輪場も1962年に廃止されている>
施設としても良かったみたいですね。<地方の競馬場としては関西を代表する施設で、コースは1周1400mで馬場内も広く、やがて1956年に障害専用の走路も作られて、置き障害ではなく全国でも数少ない固定障害のコースのある競馬場であった>とのこと。地方競馬なのに障害があったというのがすごいです。
春木競馬場や園田の他、和歌山からも集まり、東海方面との交流もあって、関西での売り上げが園田を凌いで1位を占めたこともあったといいます。
この他、以下のような話題がありました。河内洋騎手の祖父がいた、現在はJリーグ・セレッソ大阪の本拠地となっているなど、なかなか話題が豊富です。
<また1950年春の天皇賞馬オーエンスがやって来たこともあり、話題になったことがある。
廃止後に、厩舎関係者の大部分は同じ大阪府内にある春木に移り、一部は園田などに移った。この大阪競馬場で厩舎を営んだ河内幸四郎調教師は、現在JRA調教師で騎手時代はアグネスレディやメジロラモーヌ、アグネスタキオン、アグネスフライトに騎乗して活躍した河内洋の祖父である。また現在兵庫県競馬組合のレース実況を行っているアナウンサーの吉田勝彦が初めて競馬実況を行った競馬場である。
現在、大阪競馬場の跡地には長居スタジアムなどが建設されてスポーツ公園として整備され、Jリーグ・セレッソ大阪の本拠地となり2002年のFIFAワールドカップ日韓大会の試合も開催された。2007年の世界陸上大会の開催地にもなり、また毎年1月末に行われる大阪国際女子マラソンの会場でもある。マラソンランナーが競技場に戻ってくる時に公園内の周回コースをしばらく走るが、その周回コースがかつての大阪競馬場のコースである>
2024年2月23日金曜日
勝馬率・回収率の比較 サンデーサラブレッドクラブ、社台サラブレッドクラブ、キャロットクラブ、東京サラブレッドクラブ
■2015/9/23 勝馬率・回収率の比較 サンデーサラブレッドクラブ、社台サラブレッドクラブ
■2015/9/24 勝馬率・回収率の比較 キャロットクラブ、東京サラブレッドクラブ
■2015/9/23 勝馬率・回収率の比較 サンデーサラブレッドクラブ、社台サラブレッドクラブ
既に未勝利馬が引退し、勝ち馬が出揃っているであろう2006~2010世代の5年間を見てみます。
クラブ馬をさがす :: 一口馬主DB
http://www.umadb.com/umalist/
回収率が表示されていない馬の扱いがよくわからず。デビューしなかったのかな? とりあえず、今回は入れて計算しました。
サンデーサラブレッドクラブ
勝馬率 52.5% (396頭中208頭)
平均募集価格 2,888万円
平均獲得賞金 4,255万円
回収率 147.3%
全体では35~40%の勝馬率なのですが、さすがサンデーサラブレッドクラブ。5割以上勝ち上がっています。
計算があっているか心配なもののついでに、回収率も計算。マジで?というほど、恐ろしい回収率に。
これは17億2,602万のジェンティルドンナような大当たりが引っ張っている数字ではあるのですが、それにしても高いです。びっくりですわー。
2015/10/04追記:回収率と書くと、誤解招きますね。実際には、賞金は出資者に100%は渡りませんし、毎月の維持管理費や保険料など出費がたくさんあります。プラス面でも、賞金以外に出走手当や見舞金などがあるのですが、こっちは少ないです。
今度私の実績値を実際に計算してみたいのですが、イメージとしては獲得賞金の6,7割が実際の収入と考えて良いと思います。仮に65%で計算した場合をリアル回収率とすると、以下のようになります。
リアル回収率 95.7%
これだけ勝っているサンデーサラブレッドクラブですら、マイナス。ですので、他は言うまでもないですね。現実は厳しいのです。
社台サラブレッドクラブ
勝馬率 61.4% (370頭中227頭)
平均募集価格 2,976万円
平均獲得賞金 3,349万円
回収率 112.5%
(勝馬率の57.3%は61.4%の間違いだったので、2015/09/24訂正)
社台サラブレッドクラブの方が最近は負けている印象ですが、勝ち馬率ですと手堅く、サンデーサラブレッドクラブの上を行っています。素晴らしい安定性ですね。
1億円ホースは他から比べると十分多いのですが、最近冴えないイメージの通り、大当たりはサンデーサラブレッドクラブよりは少なめ。なので、回収率も負けています。
とはいえ、112.5%は立派です。実際には諸費用あるのですが、この単純計算でプラスになるというのもすごいことです。
2015/10/04追記:はい、こちらも補正です。当然マイナスですね。生々しいです。
リアル回収率 73.1%
もっとやる予定でしたが、わりと面倒なので今日はここまで。
■2015/9/24 勝馬率・回収率の比較 キャロットクラブ、東京サラブレッドクラブ
既に未勝利馬が引退し、勝ち馬が出揃っているであろう2006~2010世代の5年間を見てみます。回収率が表示されていない馬も集計に加えました。
クラブ馬をさがす :: 一口馬主DB
http://www.umadb.com/umalist/
まずは近年好調な気がするキャロット。ここはほとんどノーザンファームの馬です。
<キャロットクラブ>
勝馬率 45.0% (409頭中184頭)
平均募集価格 2,458万円
平均獲得賞金 2,492万円
回収率 101.4%
さすがに本家のサンデーサラブレッドクラブには負けますが、回収率でギリギリ100を上回ったのは立派ですね。勝馬率もかなり良いでしょう。
2015/10/04追記:このままだと「一口馬主って儲かる!」と勘違いされてしまうので、諸費用プラスマイナスしたイメージとして、上記の65%をリアル回収率と仮定します。一口馬主は儲からないよ!という生々しい数値です。
リアル回収率 65.9%
次は最近名前をよく聞く「レッド」の冠名でお馴染みの東サラ。ここは社台系なんですかね?
以前ちょっと調べたら、イメージほど走っていなかったので、キャロットクラブには完敗すると予想。どうなるでしょう?
<東京サラブレッドクラブ>
勝馬率 50.4% (125頭中63頭)
平均募集価格 2,690万円
平均獲得賞金 2,858万円
回収率 106.3%
少なっ!頭数少なくてびっくりです。
また、予想に反して、勝ち馬率も回収率もキャロットクラブに勝ちました。特に勝ち馬率が半数を超えたのは、素晴らしいですね。これは予想外でした。
10/4追記:リアル回収率 69.1%
これでも悪く無い数値だと思うんですけどね。一口馬主に限らず、馬主というのは赤字になって当たり前の世界です。
スポンサーリンク
2024年2月21日水曜日
JRAの馬場管理の改良で、芝だけでなくダートでも高速化してる?
■2019/01/13 人気で初ダート大敗馬 次走芝復帰・ダート続行での買い・売りは?
■2022/12/01 JRAの馬場管理の改良で、芝だけでなくダートでも高速化してる?
<【チャンピオンズC予想】ダートも高速化しているJRAの馬場>(2022年11月29日(火) 18時00分 馬場虎太郎)という記事は馬券予想なのですが、タイトルになっている「ダートも高速化しているJRAの馬場」というのがおもしろかった話です。
これを書いている馬場虎太郎さんは、JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標を用いて真の馬場適性を分析する人だそうです。「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価。今回の説明の中で「標準」としているのもおそらくそれですね。
チャンピオンズカップについては、この分析をもとに馬場傾向、特に枠順の傾向はここ数年で変わった…としていました。
創設された2014年から2017年までは3枠より内の8番人気以下が毎年3着内に好走。2015年には2枠より内が3着までを独占。波乱の決着になっていました。
しかし、近2年は一転して外有利。不人気の馬が3着に粘るケースや勝ち馬が3番手以内で通過しているという共通点もあるそうです。
で、一番おもしろいと思ったが、勝ち時計の話でした。
<創設当初と近2年では勝ち時計も変わっている。2018年までは勝ち時計が1分50秒以上はかかっていたが、近2年は1分49秒台。JRAの馬場管理は芝だけでなくダートも年々改良が進み、ダートも走りやすくなっている。
同じ「標準」の馬場コンディションであっても、速い時計を出すのが容易な砂質になってきたことで枠順や位置取りの傾向も変わっているのだ。
外枠。そのなかでも先行できるタイプを狙いたい。枠順が確定していない現時点では、前めのポジションにつけることがほぼ確実であろう馬を推奨する>
https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=52167
■2019/01/13 人気で初ダート大敗馬 次走芝復帰・ダート続行での買い・売りは?
紹介する記事は、フェブラリーSで1番人気を大きく裏切ったカレンブラックヒルの次走に関して書いていた初ダート大敗馬の次走芝戻り(2013年04月16日(火)12時00分)という記事。ただ、このレースにしか通用しないという話ではなく、普遍性のある話題です。
2003年以降の500万条件以上。この条件で初ダートを1番人気6着以下となった馬は162頭。そのまま引退した馬もいるので145頭に次走があります。結果は以下の通りです。
種別 着度数 勝率 連対率 単回収率 複回収率
芝 12-13-2-47/74 16.2% 33.8% 76 79
ダート 10-11-2-48/71 14.1% 29.6% 138 83
もう一度ダートを使っているケースが多いのですが、これは500万条件のサンプルがほとんどであることと、負けたレースに不利や出遅れがあってダート適性が敗因ではなかったという馬が多いためだろう、とされていました。
ダートそのままの方がむしろ回収率はいいですね。意外性があって人気的においしいんでしょう。
ただ、「これだとサンプルが少ない」とのこと。「初ダートを3番人気以内・6着以下」としてみると、次のように変化します。
種別 着度数 勝率 連対率 単回収率 複回収率
芝 43-41-30-249/363 11.8% 23.1% 95 91
ダート 32-40-35-300/407 7.9% 17.7% 71 72
あら、回収率が逆になりました。芝戻りは回収率の方がむしろ悪くない数字に。
記事では、先のケースも含め、勝率・連対率に「ダートで失敗したダメージ」はあまり感じられないが、あとは芝戻りでのオッズ次第というどうしようもないまとめに。
ただし、初ダートで1番人気になっていたような馬は芝戻りでも人気になるので回収率が伸びないのだろう、ともしていました。正直、使いづらいデータでしたね。
2024年2月19日月曜日
スピードシンボリの牝系、日本では途絶えるが海外で遠い親戚がG1馬
■2014/11/8 まだ真面目に走っていないマイネルネッツ ダートで才能開花
■2021/06/14 スピードシンボリの牝系、日本では途絶えるが海外で遠い親戚がG1馬
後半のマイネルネッツの話を再投稿。マイネルネッツは善戦マン的なところがありましたが、いつも善戦するのではなく、人気が下がったところで地味に善戦して地味に複勝がつくという地味な馬で好きなタイプ。追いかけていました。
しかし、マイネルネッツなぞ知らぬ…という人が大半。これだけだと皆さんつまらないでしょうから、もうちょっと興味を引きそうな話を…と思います。で、マイネルネッツの近親を眺めていたのですが、全滅状態。ネッツの弟が来年出てくるぐらいですね。
ずーっとさかのぼっていくと、あのスピードシンボリがいます。天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念(2回)に優勝し、1967年・1970年度には啓衆社賞年度代表馬および最優秀5歳以上牡馬に選出されたという名馬です。ところが、このスピードシンボリに近い、いかにも大事にされてそうな牝系が残っていない感じなんですよ。
血統表を眺めていると、ちょこちょこと重賞で善戦する馬が出ているところもあるのですが、ことごとく途絶えた感じ。で、全く活躍馬を出していないマイネルネッツに近いところが健在というのも不思議なものです。まあ、この血統も近々途絶えそうな感じなんですが…。(と書いて投稿して心配になって再確認したら、さっき書いたマイネルネッツの弟も2013年生まれでだいぶ前。普通にもう途絶えていたようです)
私が言う近親は、大抵全然近親ではなくかなり広いです。なにかとかこつけて、応援の理由にしたいということで、アホみたいに広く見ています。それで見たとしてもスピードシンボリはかなり遠いですね。
4代までの血統表でギリギリ確認できるマイネルネッツの4代母はスイートサファイア。この血統が残っているのですが、スピードシンボリはスイートサファイアの姉スイートインの長男でした。つまり、5代母という4代までの血統表なら見えないところにいる馬(フィーナー)がやっとスピードシンボリとの共通点です。
この時点で相当遠いのですが、さらにさかのぼって見てみました。しかし、それでも本当全然日本では血統が続いていません。ただ、海外を見ると、近年の活躍馬が出ていますね。これすら最後の最後の諦めていた…というところで、活躍馬がいるのを見つけました。Anapurnaが英オークス(G1)、Speedy Boarding がコリーダ賞(G2) を勝っています。
ただ、いかんせん遠すぎ。前述のフィーナーのさらに母母母であるJuraがやっと共通という遠さです。ここまでさかのぼっていますので、英オークス馬Anapurnaなどからも遠く、Juraは10代母くらいのところです。もう遠すぎて何代母だかわかりゃしませんわ…。
前述の海外の活躍馬はいずれも牝馬。ということで、全然近親ではないのですが、これらの牝系の馬が日本に輸入されたらマイネルネッツの近親だと思い込んで応援したいと思います。
■2014/11/8 まだ真面目に走っていないマイネルネッツ ダートで才能開花
ダート替わりとはいえ、2番人気で過剰人気だと思ったら、さっくり勝ったマイネルネッツ。
-----引用 ここから-----
【2歳未勝利】(新潟1~2R)~マイネルネッツ、ウィズアットレースが勝利 _ 競馬実況web _ ラジオNIKKEI 2014/10/04(土) 15:17
新潟1Rの2歳未勝利(ダート1800m)は、2番人気マイネルネッツ(嘉藤貴行騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分55秒0。(略)
マイネルネッツは美浦・斎藤誠厩舎の2歳牡馬で、父アグネスデジタル、母サンディフォルス(母の父サンデーサイレンス)。通算成績は3戦1勝となった。
http://keiba.radionikkei.jp/keiba/post_4330.html
-----引用 ここまで-----
2着とは0.1秒差、半馬身差。それほど開いたわけではありません。ただ、余裕を感じる走りで着差以上のものを感じさせました。コメントもいい感じ。
-----引用 ここから-----
レース後のコメント
1着 マイネルネッツ 嘉藤貴行騎手
「ダートに替わったのもよかったのか、今日はスムーズに先行できました。しかし、道中ハミをとらないところがあり、まだ真面目に走っていません。まだ余力もありましたし、上積みも見込めると思います」
-----引用 ここまで-----
過去2走は柴田大知騎手でした。乗り替わりで、嘉藤貴行騎手。「何で大知が乗らなかったのか?」という声もありましたが、個人的には柴田大知騎手は苦手、そして、嘉藤貴行騎手の方が好きということもあり、このまま嘉藤貴行騎手で行ってくれると嬉しいです。
2024/02/19追記:2017年度・好きな馬ダートホース1位に選んでいたときの話をまとめ。
<2017年度・好きな馬ダートホース>
マイネルネッツ
中1週だと結果出ていない気がするので確認してみました。 ただ、休み明けはもちろん戦績が悪いはずなので、90日以上空いたケースも確認してみます。
99日~167日 0-1-0-4
29日~76日 1-0-2-2
20日~22日 0-2-0-10
7日~15日 0-0-1-3
中1週でなまじ3着が1回あるのがあれなんですけど、やはりあまり良くなさげ。さらに中2週も意外に良くなかったです。明らかに良いのはこれらよりもう少し開けたケース。29日~76日は上記の通り、1-0-2-2。さらに29日~44日で絞れば、1-0-2-1でした。
なので、結局やはり私のほぼイメージ通りで、使ってからでなおかつ少し間隔を開けた方が良さそう。柴田大知騎手などの騎乗の悪さもあるでしょうが、陣営は間隔短く使いすぎだと思います。(2017/11/03)
2024年2月17日土曜日
「競馬は、内枠有利」という格言 内枠有利・外枠不利だと錯覚する理由とは?
■2019/04/19 内枠の勝率は高い!馬番だと内枠有利・外枠不利だと錯覚する理由とは?
■2022/09/20 それでも内枠外枠の有利不利があると信じたい!可能性を考えてみた
■2019/04/19 「競馬は、内枠有利」という格言 内枠有利というのは本当か?
「競馬は、内枠有利」という格言があるんだそうな。初めて聞きました。ただ、私はほとんど気にしないものの、どちらかというと内枠好きですので、それとは合いますね。
この格言を知ったのは、【競馬コラム】”内枠が有利”の格言をJRA全レースを使用し、分析・検証した件【不変の法則Part3】 – K-BA LIFEというページ。 なんとJRA全レース(140万データ)を分析したそうです。
まず枠順の勝率・連対率・複勝率は、おもしろいほど差がなし。ここまでバラけるかというほどきれいにバラけています。 K-BA LIFEさんではJRAの工夫のおかげとされていましたけど、本当見事ですね。偏ってもおかしくないものです。
ただし、人間の思いが関わってくるので、回収率では差がつく可能性があります。例えば、前述したような「内枠有利」の思い込みがあるためです。
ところが、こっちも実際にはほぼ差がなし。「内枠を買え 」という法則性を導き出すことができなかっただけでなく、「競馬は、内枠有利」に引っ張られてオッズが狂い外枠の方が儲かるということでもないようです。非常に意外でした。
■2019/04/19 内枠の勝率は高い!馬番だと内枠有利・外枠不利だと錯覚する理由とは?
こちらでは同様に馬番でも見てくださっています。多少でこぼこするものの、馬番で見ても回収率は法則性を見出すほどの差が出ていませんでした。思ったほどバイアス・思い込みが出ないんですね。
一方、サイトの方はそれでも「あんまり関係ない」と結論づけていましたが、馬番で見ると、勝率については内枠が高く、外枠が低くなっています。ただ、内枠が高く見えるのには、実はちゃんとした理由がありました。
この理由は出走頭数の関係。1番と18番で考えるとわかりやすいでしょう。
言われてみるとそりゃそうだという話ですが、18番の馬は除外取り消しを除いて、ほぼ必ず18頭でレースを争います。なので、枠順で勝率が変わらないのであれば、馬番18番の勝率は18分の1で、5.6%に近い数字となると考えられます。で、実際、そうなっていました。
もうすでに大体わかるでしょうが、一方で馬番1番の馬の場合は全然勝率5.6%とはなりません。もっと高くなるはずです。
というのも、18番は18頭立てのレースにだけ出るものの、1番などの若い番号はいつでも必ずありますので、もっと少ない頭数、極端なときには5頭立てのレースなんかでも出走するわけです。5頭立てであれば、勝率は2割程度となると予想されます。
このように1番などの馬番の若い方はより頭数の少ないレース、つまり、より勝率の高いレースが増えるので、馬番の若い方で勝率が高めに出るんですね。実際に、1~6番は勝率で8%を超えていました。ここらへんで内枠有利と誤解している人もいるかもしれません。
■2022/09/20 それでも内枠外枠の有利不利があると信じたい!可能性を考えてみた
<【キーンランドC予想】内枠は圧倒的に不利のレース? 今年も狙うのは外枠の牝馬か?>(22/8/28(日) 7:35配信 netkeiba.com)という記事が出ていました。
<過去10年。明らかに「内枠不振」の傾向はある。
まず、1枠に入った馬で馬券になっているのはわずか1回だけ(13年1着)である。2枠も3回(12年1着・13年3着・18年3着)、3枠も1回(16年2着)だけという明らかな内枠不振傾向がみてとれる。
枠連の馬券組み合わせとしては「4枠から外枠のボックス」という傾向。4枠5回、5枠3回、6枠5回、7枠7回。8枠5回という馬券圏内成績である。近2年、敗れ去った1番人気馬もそれぞれ内枠だった。人気馬で内枠になるのは避けたいところだ>
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7860b68c46b2c36e867a9d148f7cd466465812a
前述の結果からすれば、内枠外枠に有利不利はない…ということになりそうですが、一応、可能性としては有利不利がある可能性はあるでしょう。「それでも内枠外枠の有利不利があると信じたい!」という人のために、可能性を考えてみました。
ひとつは、全体として見れば差がないものの、競馬場と距離を限定したコース単位なら有利不利が見える…という可能性です。いかにもありそうな話でしょう。かなり可能性があると思います。
ただ、注意しなくちゃいけないのは、この記事みたいに、1つのレースに限定した場合、データ数が少なくて相当信頼性が落ちてしまうということ。特にこの記事では10年しか見ていません。たった10レースです。となると、データが少なすぎて「たまたま」ということが多くなります。
あと、ちょっとひねったところでは、脚質によって枠の有利不利はあるという可能性もありそう。内枠が良いと思う脚質、悪いと思う脚質があったとしても、内枠になるか外枠になるかはランダムなため、全体のデータとしては差が出ませんからね。脚質による枠の有利不利が隠れている…という可能性もあるかもしれません。
2024年2月13日火曜日
親子で主取りでスペルミスだった米三冠馬アメリカンファラオ
■2019/08/20 セリに出されて主取りになっていたアメリカンファラオ親子
■2019/08/20 歴史に残る超名馬なのに、名前はスペルミスだった!
■2019/08/20 BCジュヴェナイルに出なかったのに最優秀2歳牡馬に選出
■2022/11/14 意外に芝でも走る印象のアメリカンファラオ産駒、データ見てびっくり!
■2019/08/20 やり方に問題あり!アメリカの三冠が難しい理由とは…?
もう今後は生まれないんじゃないかと思っていた米三冠馬。アメリカンファラオが2015年に37年ぶりとなる三冠馬になりました。その後はすぐ2018年にジャスティファイが三冠を達成しており、不思議な感じですね。
アメリカの三冠が難しいのは、短期集中開催のためでしょう。典型的なものとしては、三冠まであと一歩となった二冠馬が最後のベルモントSで、休んでいて元気いっぱいの馬に敗れるというパターン。ズルいような気がするものの、そもそもスケジュールに無理がありますね。中1週、中2週というキツすぎるスケジュールの三冠です。
37年ぶりとなる三冠馬となったアメリカンファラオのケースでも、ベルモントSに出走した他の7頭で三冠すべてに出走した馬はいませんでした。
Our Pleasure2015年8月号 で解説していた秋山響さんは、「米三冠を阻止しようと狙い澄ましてフレッシュな状態でG1ベルモントSに臨んだライバルを全く寄せ付けなかった」としており、この点はもっと強調されていい、つまり、評価されて良いとしていました。
■2019/08/20 セリに出されて主取りになっていたアメリカンファラオ親子
歴史的な馬になったアメリカンファラオですけど、いろいろと妙なエピソードがあります。
馬主は、飲料事業で財を成したアーメド・ザヤット(名義はザヤットステーブルズ)さん。自家生産馬で、父パイオニアオブザナイルはザヤットが所有してG1サンタアニタダービーを制し、G1ケンタッキーダービーでも2着に入った馬。父をさかのぼっていくと、エンパイアメーカー、アンブライドルド、ファピアノ、ミスタープロスペクターとなります。アンブライドルドの系統は近年、超名馬を出してきますね。
一方、母リトルプリンセスエマはなんと未勝利。ただ、怪我のためということですので、本当はもっと強かったのかも。この馬もアーメド・ザヤットさんの末娘の名前がつけられたザヤットさんの所有馬だったそうです。
ところが、 アメリカンファラオは1歳時にサラトガで行われたファシグティプトン社8月セールに上場させて、主取りとなっています。あまり期待されていなかったのかもしれません。あやうく 危うく将来の三冠馬を手放すところでした。
ただ、主取りと言っても買い手がつかなかったわけではなく、 ザヤットさんが考えていたほど値段が上がらなかったことで、30万ドルでザヤットさんの代理人が買ったんだとのこと。なので、30万ドル以上の価値があるとは考えていたわけで、全く期待されていなかったということでもないとも言えそうです。
Wikipediaによれば、 競りの数週間前に脚をぶつけたためセールの際に小さなコブがまだ残っており、これが入札者に購入を躊躇させる一因となったとのこと。また、ザヤットは有望な仔馬は100万ドル以下では売らないとしており、100万ドル以上の価値を感じてたんですね。十分評価されていた感じ。
また、2007年のセールでは父のパイオニアオブザナイルも同じく29万ドルで買い戻しているということで、ここで売られていたとしても、やはりアメリカンファラオは誕生していなかったでしょう。
■2019/08/20 歴史に残る超名馬なのに、名前はスペルミスだった!
その他にもへんてこな話なのが、 馬名の欧文表記であるAmericanPharoahの“Pharoah”は“Pharaoh”(古代エジプトの王の称号であるファラオの意味)の良くあるスペル間違いで、後半のoaという並びはaoが正しいということ。スペルミスの馬が三冠馬になっていました!
Wikipediaでは、アメリカンファラオの名は、父がパイオニアオブザナイル、母父がヤンキージェントルマン(アメリカ人の紳士)であることとオーナーがアメリカ在住のエジプト人であることから付けられたが、電子登録の際に間違えたためとの説明です。
ただ、秋山響さんはもう少し詳しい説明。この名前は公募の結果選ばれたもので、ザヤット側は応募者のスペル間違いに気がつかず、そのまま米ジョッキークラブに馬名を申請してしまったとのこと。公募であり、応募者の時点で間違っていたようです。
そして、ジョッキークラブ側にスペルチェックの義務はないため、そのまま審査を通過してしまったというわけ。日本でも活躍馬がトンデモナイ名前になったことありますね。ここらへんは少し工夫するだけで改善できそうなんですけど…。
■2019/08/20 BCジュヴェナイルに出なかったのに最優秀2歳牡馬に選出
また、競走成績などもおもしろいですね。 2歳8月にデビューはまさかの5着。競馬場の喧噪を気にするところを見せたとされていますが、確か日本では新馬戦で負けて三冠馬(ダービー馬だったかな?)になるのは珍しいといった話があったと思います。
彼の場合、ブリンカーが逆効果だった模様。で、音に敏感な面をカバーするため耳栓を装着して2 戦目に行ったのですが、これがなんといきなりG1挑戦。日本では無理ですね。で、このG1デルマーフューチュリティ(AW7f)で初勝利。続くG1フロントランナーS(ダ8.5f)も制しています。
そして、おもしろいのが、期待されたG1BCジュヴェナイルは、レースを目前にして左前肢を大きく挫傷して回避になってしまったのに、米最優秀2歳牡馬に選出されたこと。
回避したG1BCジュヴェナイルはテキサスレッドが6馬身半差で圧勝していたんですが、このテキサスレッドはG1フロントランナーSでアメリカンフェローから約5馬身も離された3着に完敗していた馬だったのです。この結果を受けてアメリカンファラオの評価は相対的に上昇したというわけ。で、実際、強くて三冠馬になったんですね。
日本の場合は2歳牡馬G1が一つしかない状態が長く、牝馬は今でも一つ。なので、仕方ないのかもしれませんけど、G1を勝ったら最優秀2歳馬という感じになっており、私は不満でした。G1で負けても能力的には上…ってパターンがあると思うんですよね。アメリカンファラオの場合は無冠ではないのでケースが異なるのですけど、こういう柔軟性が日本にもほしいと個人的には思います。
■2022/11/14 意外に芝でも走る印象のアメリカンファラオ産駒、データ見てびっくり!
アメリカンファラオ(American Pharoah)産駒はアメリカのダートでこそ活きるものであり、日本の馬場では合わないんじゃないか?と言われつつも、それなりに日本でも活躍馬を出してきますね。ダービーまでは芝偏重でダート軽視という、日本独特のやり方のせいで芝にも出走しているのですが、その芝でもかなり走る馬が出ており、驚きます。
ただし、当たり外れは大きい感じ。2022/11/14時点で3歳以上のアメリカンファラオ産駒は47頭いますが、1億円以上は2頭のみ。もう1頭1億円行けそうな馬がいますけど、マル外としては特別多いわけではないかもしれません。ここらへんは私の当てずっぽうで言ってますので、本当なら検証する必要がありますけどね。
カフェファラオ 牡 2017 38,879.50
ダノンファラオ 牡 2017 16,690.00
リフレイム 牝 2018 8,468.30
代表産駒カフェファラオは、最初からダート。圧倒的な走りで連勝し、歴史的名馬か?と期待されたのですが、負けるときには不甲斐なくころっと負けるのも特徴。妙に親近感が増しちゃう馬です。
このころっと負けるせいで、馬場の得意不得意が言われていたんですけどどうでしょうね。性格の問題かもしれません。
前述の通り、芝でもやれる馬がいるせいか、何度か芝もチャレンジしています。ただ、箸にも棒にもかからない感じで、彼はダメみたいですね。
カフェファラオと同じ冠名+ファラオというわかりやすい命名であるダノンファラオも1億円超えの代表産駒。彼は今のところダート一筋となっています。
現在3位リフレイムはいろいろと上記2頭とタイプが違うのがおもしろいところ。まず2頭と違って牝馬。命名もファラオを使わないリフレイムで、「再構成する」という意味です。母はCareless Jewel(直訳だと「不注意な宝石」という不思議なネーミング)であり、母名由来でもなさそう。謎です。
馬名は良いとして、最も特徴的なのは完全な芝馬として出世してきたこと。こちらは逆にダートを試す…といった感じで今後路線変更する可能性があるものの、5つの勝ち星をすべて芝であげています。
血統を見てみると、母父はTapit。Tapitも芝で勝つ馬は出るものの、基本はダートですね。芝13勝、ダート76勝となています。シアトルスルー、A.P. Indyから続くラインですので、芝でもある程度走るイメージはありますけどね。
アンブライドルド系であるアメリカンファラオ(American Pharoah)産駒も見てみると、芝6勝、ダート33勝で圧倒的にダート。というか、芝6勝のうち5勝をリフレイム1頭であげていることになるので、他の馬はほぼ全く勝てていませんでしたわ。「芝でも走る」というイメージは、リフレイム1頭のために勘違いしていただけのようで衝撃です。
2024年2月11日日曜日
中央ローカル…馬券が不得意な競馬場 得意コースを作るのは大事?
■2019/05/05 G1・重賞・未勝利・新馬戦など得意な馬券条件はあるのか?
■2019/05/14 中央ローカル…馬券が得意不得意な競馬場ってある?
■2019/05/14 馬券が得意な競馬場・コースを作るのは大事?
■2019/06/02 人気不人気、どっちの馬券を買うのが有利?得意不得意は…
■2019/06/02 人気サイドの複勝買うなんて意味不明?でも計算すると…
■2019/06/02 極端な人気馬も不人気馬もダメ…その間のところがおいしい?
■2019/06/02 最近の単勝は回収率100%超え!傾向もはっきりくっきり
■2019/05/05 何レース目の馬券が得意? データをとるとはっきりとした傾向
本人じゃない人にはどうでもいい話でしょうが、私自身の馬券傾向として、得意な条件があるか?というのが気になりました。
この切り口は、いろいろと あるでしょう。ただ、データとして残っているものとなると限られています。芝・ダートの差なんかは気になるものの、細かく記録していません。残念。
とりあえず、わかりそうなものということで、今回は重賞や未勝利などといった条件。人によって重賞が得意とか苦手とか、新馬戦が目一杯強いとか、ありそうな気がします。
でも、こうした重賞・条件戦などの違いよりもっとデータのとり方が簡単そうだった第何R、何レース目かというのを先に…。
私はあまり馬券を多く買わない方だと思うのですけど、2016年から2019年5月5日まで買った39万円で計算してみました。
まず多くの人がそうであるように、メインレースである11Rの購入が一番多くなりました。ただ、私はそれほど偏っておらず、購入者全体の売上傾向とは差がありそう。2番め、3番めに多いのも、7R、3Rという妙なところでした。一方少ないのも9R、10Rという、本来ならより比較的重要なレースが多い妙なところです。
で、回収率ですが、よく買っている11Rがひどく、1番ひどいのも多く買っていた7R。逆に買うことが少なかった9R、10Rが良くて、回収率ベストの5Rも少なかった方のレースでした。
R数 購入金額 払い戻し 回収率
1R 33,300 19,600 59%
2R 31,400 37,520 119%
3R 37,800 34,600 92%
4R 28,400 32,320 114%
5R 28,500 46,010 161%
6R 34,600 19,370 56%
7R 39,800 13,240 33%
8R 36,400 34,640 95%
9R 23,700 35,300 149%
10R 26,100 29,840 114%
11R 46,000 21,150 46%
12R 29,300 14,400 49%
購入金額が少ないと上下にぶれやすいので、回収率が高くなることがありますが、同時に極端に低い回収率も出てくるのが普通。そういうんじゃなくて、よく買うレースほど下手というふうに、逆相関している感じですね。購入金額と回収率で相関係数を出してみると、-0.69で結構強い負の相関がありました。 びっくりです。
ただ、これ、馬券検討の改善に使えるかなぁ? 無理な気がしますね。
とりあえず、メインレースが弱いのだけは、心当たりがあります。私はある程度決まった条件にあてはまった馬や騎手しか買わないようにしています。手動の自動売買的な雰囲気です。
ところが、メインレースだとついついその条件に当てはまらない馬が気になって、裁量で買っちゃうんですよね。そういう根拠のないレースは、やはり外れやすいんじゃないかと思います。
■2019/05/05 G1・重賞・未勝利・新馬戦など得意な馬券条件はあるのか?
すでに上記の時点で重賞が壊滅的なことがわかります。条件別は、こちらを先に見てみましょう。
以下のように、やはりボロクソ。購入金額が少ないとは言え、G2はなんと回収率ゼロというすごい数字に…。そのグレードでも回収率の目安となる7割に達しているものがなく、下手すぎーという感じ。
あと、その他が300円あるのはすべて海外G1。これも未だに当たったことがありません。
条件 購入金額 払い戻し 回収率
G3 13,500 8,660 64%
G2 3,600 0 0%
G1 14,400 8,380 58%
その他 300 0 0%
合計 31,800 17,040 54%
じゃあ、OP・L(リステッド)も下手なのかというと、そうではなし。というか、ここが一番で唯一の回収率100%超えでした。傾向がよくわかりませんね。
なお、L表記ができてから買ったLのレースは、回収率100%。中止で払い戻しになったプリンシパルS100円のみだったためです。
条件 購入金額 払い戻し 回収率
障害 3,400 1,250 37%
新馬 39,400 34,030 86%
未勝利 127,100 124,030 98%
500万下 125,400 105,880 84%
1000万下 38,400 26,580 69%
1600万下 16,000 9,630 60%
OP 13,800 19,550 142%
合計 363,500 320,950 88%
あと、購入金額で見ると重賞は全体の10%程度、そのほぼ半々がG1とG3といった感じ。こういう買い方の人はあまりいないんじゃないでしょうか。普通は重賞をよく買いますよね。
渡しの場合、最も購入金額が多いのが未勝利で、500万下も同じくらい。単にレース数が多いからでしょうけど。上で見たとおり、私は1~12Rまで比較的まんべんなく買っています。
あと、未勝利と500万下は100%未満ですけど、目安の7割は突破しており、比較的得意でもある感じ。新馬戦も同程度ですね。
そして、基本的には上級条件になるほど下手になる傾向。なのに、OP・Lだけ異常に高い回収率というわかりづらいことに。とはいえ、ここは比較的購入金額が少ないため、まだ収束していないのかも…。
ということで、私は下級条件ほど得意な傾向がある、と言って良いみたいですね。本当は重賞なんか買わない方が良いのでしょう。思った以上にきれいに傾向が出てくれて、正直驚きました。
■2019/05/14 中央ローカル…馬券が得意不得意な競馬場ってある?
馬券の得意不得意の分析で、競馬場について。
馬では得意な競馬場・苦手な競馬場があるということが珍しくありません。騎手ではそこまで極端ではないものの、たまにそうした傾向が言われることがあります。馬券でも得意不得意があるかもしれません。
私は以前先行馬好きで、小回りでなおかつ札幌・函館が得意…と思い込んでいた時期があります。ただ、思い込みだけでしょうし、今は先行馬ばかり買っているわけでもなく、あまり関係なさそう。期待せずに調べてみます。
まず、すでにまとめてあった2006年から2018年までのデータ。古いところが多いので、先行好きだった頃が主体です。
ほとんど差がなくばらつくんじゃないかと思ったのですけど、思ったより差が出ました。極端にひどかったのが 阪神競馬場で回収率56%。下手すぎです。
次に悪いのが中山競馬場、新潟競馬場なのですけど、75%、78%ですので、この時点で回収率の目安となる7割を超えてきました。全体としては、回収率83%。本当にこんなに良いんですかね? データが正しいか、心配になってきました。
100%超えは3場で、中京・札幌・福島。それぞれ114%、105%、104%でした。みんな小さい競馬場であるものの、タイプが異なる競馬場。回収率の悪い方を見ても規則性が見つからず、馬券対策も思いつきませんでした。
中央場所が苦手でローカルの方が良かった記憶もあるんですが、その傾向はありますかね。ただ、これでなにか対策できるかというと、やはり思いつきません。
順位 競馬場 購入 払戻 回収率
1位 中京 57,500 65,290 114%
2位 札幌 21,700 22,710 105%
3位 福島 41,800 43,450 104%
4位 函館 19,100 18,610 97%
5位 京都 117,600 104,040 88%
6位 小倉 44,700 39,120 88%
7位 東京 160,000 128,930 81%
8位 新潟 54,100 42,440 78%
9位 中山 120,600 89,890 75%
10位 阪神 99,700 55,390 56%
■2019/05/14 馬券が得意な競馬場・コースを作るのは大事?
次に2019年のデータを加えた、2016年以降という最近のデータ。最近は馬券がうまくなった気がしていたものの、全体としては85%でほとんど変わらず。気のせいだったようです。
先程より購入金額が少ないため、こちらの方がばらつきます。ワーストは東京、小倉、阪神で、56%、57%、62%でした。先程と顔ぶれも代わりました。
良かった方はわりと似ていて、中京、京都、福島で、140%、119%、93%でした。
やはり傾向も対策も思いつきませんね。おもしろい話になりませんでした。
順位 競馬場 購入 払戻 回収率
1位 中京 39,100 54,650 140%
2位 京都 58,700 70,110 119%
3位 福島 25,400 23,530 93%
4位 札幌 5,500 5,050 92%
5位 函館 8,400 7,180 85%
6位 新潟 32,300 27,180 84%
7位 中山 72,300 60,550 84%
8位 阪神 52,100 32,230 62%
9位 小倉 27,100 15,440 57%
10位 東京 73,400 41,070 56%
おもしろい話にできなかったので検索かけてみると、もっと細かく「ある競馬場のある距離」という得意なコースを作りましょうといったアドバイスがありました。過去の傾向を見て予想できるコースという意味ですね。
私も実はこうしたコース傾向をすごく気にしていた時期があり、楽しいには楽しかったのですけど、特に結果には関係なかったのか、今回見たようにどの時期も同じような回収率でした。台無しにしちゃうこと書いちゃいましたね。
ただ、とりあえず、過去の自分のデータを振り返って確認するというのは大事。私はそうしたところまで記録していなかったのですけど、もっと細かく見ていくと傾向が見えて、対策が立てられたかもしれません。
■2019/06/02 人気不人気、どっちの馬券を買うのが有利?得意不得意は…
「実は人気馬の方が確実に儲けられる」という人もいれば、不当に不人気になっている3連単を多数買って儲けている人もいます。
厳密には馬券の種類や、当選馬券の数によって回収率が異なってくるのですけど、基本的にはどっちが有利と一概に言えるものではないでしょう。
それよりも個人差、得意不得意がある可能性がありますので、自分の馬券購入傾向について分析してみた方がためになるんじゃないかと思います。
ということで、やってみました。過去はワイド中心に買っていたものの、これはデータ的に分析が難しいので、単勝複勝のみで計算。また、私は近年半自動売買的な感じで、買い方が変わったので、その前の2017年2月までのデータを見てみました。
1,2番人気はまだマシなのですが、3,4番人気の回収率が悪いです。また、8~11番人気もかなり悪く。さらに、14番人気以下は回収率ゼロです。
一方良いところでは、ガンガン100%超え。5~7番人気、12,13番人気で回収率100超えということで思った以上に、傾向らしきものが出て嬉しいです。対策できそうな偏り方。ただ、前述の通り、今買っていない買い方なので参考にならないんですけど…。
<~17年2月 単勝>
人気 購入 払い戻し 回収率
1 9,800 8650 88%
2 13,800 10100 73%
3 13,100 6160 47%
4 11,000 5240 48%
5 9,600 10720 112%
6 11,300 12420 110%
7 15,000 17380 116%
8 17,300 6460 37%
9 16,000 6620 41%
10 12,800 7110 56%
11 9,600 5580 58%
12 9,700 19320 199%
13 6,600 7590 115%
14 5,800 0 0%
15 4,500 0 0%
16 1,900 0 0%
17 400 0 0%
18 300 0 0%
合計 168,500 123,350 73%
■2019/06/02 人気サイドの複勝買うなんて意味不明?でも計算すると…
単勝と比べると、複勝は安定。その分はっきりとした差は出なかったものの、1~5番人気の回収率が良さそうな感じ。前述の通り、今の買い方と異なるのですけど、人気サイドの複勝だけ買っていれば、回収率をプラスにできた感じです。
人気サイドの複勝買うなんて意味不明…みたいなことを友達に言われたことがあるのですけど、このように配当が低くてもちゃんと稼ぐことが可能です。「理論上は…」ですけどね。
<~17年2月 複勝>
人気 購入 払い戻し 回収率
1 800 720 90%
2 1,900 2740 144%
3 4,800 3490 73%
4 4,700 7580 161%
5 10,900 11430 105%
6 14,500 11370 78%
7 20,700 14600 71%
8 22,900 13240 58%
9 22,700 19650 87%
10 22,000 17200 78%
11 15,700 14980 95%
12 15,100 7430 49%
13 12,700 15200 120%
14 10,000 4930 49%
15 6,600 6640 101%
16 2,900 0 0%
17 2,000 0 0%
18 900 0 0%
合計 191,800 151,200 79%
■2019/06/02 極端な人気馬も不人気馬もダメ…その間のところがおいしい?
さて、ここから私にとっての本番。最近の買い方はどうなっているでしょう? こちらはデータがちょっと少ない複勝を先に見てみました。 以前は複勝の方が多く買っていたのですけど、最近は逆になったんですよね。
まず、全体としては、回収率が79%から、86%にアップ。最近馬券がうまくなった気がしていたのは、気のせいではなかったのかも。今年に限れば、回収率が130%近くなっています。
ただ、肝心の傾向はわかりづらく。強いて言うと、8番人気以下、17番人気以上といったところで回収率が低く。9~13番人気の真ん中あたりで回収率が高いですね。私の今の買い方だと、極端すぎない不人気馬狙いをすべきでしょうか。
あと、以前の買い方と、得意なところが大きく変わったということもわかります。以前は、人気サイドの方が得意でした。
<17年3月~ 複勝>
人気 購入 払い戻し 回収率
1 200 140 70%
2 1,400 800 57%
3 1,700 770 45%
4 2,400 1610 67%
5 3,400 3610 106%
6 3,300 970 29%
7 6,000 1880 31%
8 9,000 7110 79%
9 9,400 10970 117%
10 9,000 6040 67%
11 9,400 9040 96%
12 9,100 14090 155%
13 8,200 10550 129%
14 8,400 6930 83%
15 7,400 3380 46%
16 5,300 4890 92%
17 1,200 0 0%
18 1,000 0 0%
合計 95,800 82,780 86%
■2019/06/02 最近の単勝は回収率100%超え!傾向もはっきりくっきり
最後に私にとっての主戦場で本命である、最近の単勝。嬉しいことに以前の回収率が73%だったのが、今は104%。100%超えてきました。ここを中心にして戦うってのは、正解だったようです。
不人気馬はやはりなかなか当たらず、15番人気以下での回収率はゼロ。ただ、ここらへんは当たれば大きいせいか、14番人気でも回収率83%。そして、驚くべきことに9~13番人気ですべて回収率100%超え。
8番人気だけ52%とかなり悪いものの、7番人気も131%。思った以上にはっきりと傾向が出ましたね。ここらへんの単勝が私は得意なようです。単複いっしょに買うことが増えたので当然といえば当然ですが、同じようなところが得意になっています。
以前単勝が良かったのは、5~7番人気、12,13番人気でした。ある程度かぶっていますが、得意なところが広がって、やや不人気サイドにずれたイメージです。
<17年3月~ 単勝>
人気 購入 払い戻し 回収率
1 700 450 64%
2 2,400 1730 72%
3 3,400 1680 49%
4 3,900 3490 89%
5 5,100 4610 90%
6 6,100 3030 50%
7 11,100 14550 131%
8 14,300 7410 52%
9 14,000 18020 129%
10 13,900 25680 185%
11 13,000 21070 162%
12 11,900 16720 141%
13 10,800 17220 159%
14 10,800 8990 83%
15 9,200 0 0%
16 6,400 0 0%
17 1,600 0 0%
18 1,100 0 0%
合計 139,700 144,650 104%
思った以上にきれいに傾向が出てくれて、ホッとしました。おもしろいので、みなさんも自分の馬券を分析してみると良いと思います。
2024年2月9日金曜日
悪い血統でなぜか名繁殖牝馬?母も祖母も賞金ゼロで活躍馬続出の謎
■2022/11/05 悪い血統でなぜか名繁殖牝馬?母も祖母も賞金ゼロで活躍馬続出の謎
追分ファームの繁殖牝馬リュートフルシティの産駒は重賞実績こそないものの、なかなかの戦績です。デビューしたばかりの2歳を除く産駒6頭のうち、4頭が中央勝利。3勝、4勝している馬もいて、繁殖牝馬としては良い方でしょう。全然活躍馬を出していない繁殖牝馬は珍しくありません。
アニマトゥール (牝 2010) 2勝
トウキョウタフガイ (牡 2011) 3勝
キングルアウ (牡 2012) 4勝、地方1勝
レウィシア (牝 2014)
マグマ (セ 2015) 1勝、地方10勝
ハイパーアクセラ (牝 2018)
とはいえ、この程度の戦績なら全く珍しくない繁殖牝馬。ただ、驚いたのが、この馬リュートフルシティもその母クリックヒアもともに未勝利であるだけでなく、掲示板にすら載ったことがなくて賞金ゼロであること。未走などならともかく、2代続けて未勝利というのは、あまり見ません。
これは繁殖牝馬として成功している馬で珍しいという意味ではなく、失敗している馬でも中央デビューする母ではあまり見ないという話。2代続けて賞金ゼロの馬は、繁殖牝馬にする魅力がないためでしょう。
しかも、リュートフルシティもその母クリックヒアもともに6戦もして賞金ゼロというのがすごいですね。血統が良い場合、大事を取って早めに引退ということはありますが、ちゃんと長く粘って頑張ったのに結局最後まで賞金ゼロ。繁殖牝馬としては、全く見込みがないように見えます。
さらに、リュートフルシティは近親を見渡しても、重賞で3着まで来た馬が最近はいないんですよね。ますます謎です。
なのに、なぜ残っているのか?と言うと、これはそこまで謎ではなく、一応推測は可能です。
ひとつは、リュートフルシティもその母クリックヒアも父が良いこと。2頭とも追分ファームということもあり、社台系の種牡馬であるウォーエンブレムとサンデーサイレンスが入っています。特にサンデーサイレンスが入っているのは大きいですね。
とはいえ、追分ファームならこのレベルの繁殖牝馬には困らなそうな感じ。なので、やはり手元に残していたのがまだ不思議ではありますが、もうひとつ上の母が1億3,561万円を稼いだニュースヴァリューだというのも大きいでしょう。
そして、ニュースヴァリューあたりまで遡ると活躍馬が続出。ニュースヴァリューのひとつ下は、あの名牝かつ名繁殖牝馬であるベガ。ベガはアドマイヤベガ、アドマイヤドンとG1馬を2頭出すなど大成功。ニュースヴァリュー以外のここらへんの血統は活躍馬を出していました。
リュートフルシティの子供世代と同じ4代母アンティックヴァリュー(ニュースヴァリューやベガの母)で検索してみると、1億円ホースは4頭。サトノノブレスなんかは4億円以上稼いでいます。うまく行っている血統ですね。
ということで、こうやって曾祖母やその上あたりまで見ると、母も祖母も賞金ゼロの馬が繁殖牝馬になっているのは、不思議でもなんでもなかった…というオチ。ちょっと残念です…。
2024年2月8日木曜日
昨年一番お世話になったのは藤岡康太騎手!ありがとうございます
■2024/02/08 昨年一番お世話になったのは藤岡康太騎手!ありがとうございます
■2023/01/26 昨年一番お世話になったのはレーン騎手!ありがとうございます
■2022/01/14 昨年一番お世話になったのは三浦皇成騎手!ありがとうございます
■2021/02/02 昨年一番お世話になったのは幸英明騎手!ありがとうございます
■2021/02/02 生涯最もお世話になった騎手では好騎乗の津村騎手がアップ
■2020/02/18 昨年一番お世話になったのは武藤雅騎手!ありがとうございます
■2020/02/18 通算回収率では石橋脩騎手が10番人気馬券でジャンプアップ
■2019/01/09 人生で最もお世話になっている騎手は幸英明騎手
■2018/03/06 2017年に一番お世話になった騎手は幸英明騎手!ありがとうございます
■2018/03/06 購入金額が多いのに当たらなかった騎手ナンバーワンは?
■2018/03/06 人生で最もお世話になった騎手は幸英明騎手
■2016/12/31 2016年に一番お世話になった松若風馬騎手ありがとうございます
■2024/02/08 昨年一番お世話になったのは藤岡康太騎手!ありがとうございます
回収率3割の男ですが、2023年はだいぶマシでした。1年間の回収率は79%。余裕でマイナスではあるものの、平均的なところでまとまりました。
半自動で一定の条件のときに馬券を買っているのですけど、去年の終盤に見直して、回収率の低い条件をスパッとやめたんですよね。すると、ほとんどの条件が該当してしまい、終盤はほとんど買わなくなりました。
今見ると、条件を見直したのは、12月第2週からですね。毎週1000円から2000円買っていたのが突然300円から500円に激減しています。この残りの4週間(3.5週間?)の回収率は89%。改善しており、2024年もこの勢いで行ってくれたら嬉しいですね。
…と書いてから、現時点での1月分の回収率を計算してみると、69%。むしろ去年全体の数字より悪化してるじゃん!
例によって前置きが長くなりました。恒例の回収率の高い騎手の調査。1000円以上買った騎手は3人しかいなかったので、前回と同じで600円以上で調査。すると、16人とやたらと増えました。
で、これで見ると、藤岡康太騎手が312%という圧倒的な数字でトップ。2位の横山武史騎手含めて、個人的には好きじゃない騎手・良いと思っていない騎手なので意外です。
一方、3位~5位は、好きで評価している騎手で、なおかつ外国人騎手がズラリ。回収率100%未満ですが、同じ3つの条件に当てはまるタイプなので6位まで紹介します。ルメール騎手は年間で2500円と最も買った騎手なのですけど、それでしっかり回収率100%超えてきました。相性の良い一年でしたね。
<2023年回収率が高かった騎手>
1位 藤岡康太 312 %
2位 横山武史 173 %
3位 D.レーン 155 %
4位 B.ムルザバエフ 149 %
5位 C.ルメール 118 %
6位 T.マーカンド 75 %
ルメール騎手はいつも人気馬なので、数で稼いだ感じ。14レース買って8回的中。的中率57%となっています。
一方、回収率312%の藤岡康太騎手は、5レース買って当たったのは1回だけ。1,870円の配当があって、それだけでダントツトップの回収率になっていました。
気になって見てみると、2023/5/28 京都 3R 3歳未勝利で7番人気1着となったピピオラですね。3走目の未勝利だけダート替わりを期待されて2番人気だったものの、11着惨敗。そこで芝に戻ったところを買いました。いつもの人気でおいしくはないのですけど、これは私がモーリス産駒の激走条件だと思っていたので購入しています。
こう書くと、すごい馬券がうまそうなのですけど、この条件は前述した失敗条件のひとつ。モーリス産駒馬券で当たったのはほぼこれ1回というひどさで、結局、モーリス産駒条件での全体の回収率は16%というひどさでした。むしろ一番ひどかった購入条件でしたね。
次は生涯回収率。条件の5000円以上は前回より3人増えて69人。ちなみに最も買っている騎手は好きで追っかけて買っていた岩崎翼騎手で112,700円。2位も同じ理由武藤雅騎手の57,000円。普通に買っているのは3位が最初で、岩田康誠騎手の27,900円でした。全く買っている覚えない騎手でびっくりしましたわ…。
肝心の生涯回収率は、以下のような感じです。このランキングはもうほとんど変化がなくなってきていますね。
<通算回収率が高かった騎手>
1位 幸英明 237% 0
2位 石橋脩 224% 1
3位 松田大作 182% -1
4位 津村明秀 165% 0
5位 武幸四郎 158% 0
6位 三浦皇成 151% 0
ただ、よく見ると、石橋脩騎手が171%から224%と大きく改善。何か大当たりがあったようです。
石橋脩騎手は昨年300円しか買っておらず、年間ランキングでは対象外。しかし、そのうちの1回が5880円の大当たり。回収率1960%というえらいことになっていました。
調べてみると、2023/3/18 12R 4歳以上2勝クラス ファイアーボーラーの単勝でした。これもモーリス産駒と似た感じで、ダート替わりのメイショウボーラーということで購入。買ったとき23倍だったのが、1時間後にがらっと変わり、58.8倍と増えていた!という珍しいパターン。逆はよくあるんですけどね。ちなみに、この条件も回収率が64%しかなったので、今は買うのをやめました。
最後、生涯回収率の低い騎手。川須栄彦騎手が回収率0%で、初登場1位となりました。結構、印象良い騎手なんですけど…。
<通算回収率が低かった騎手>
1位 川須栄彦 0% NEW
2位 鮫島良太 8% -1
3位 北村友一 19% 0
4位 菱田裕二 20% 0
5位 安藤勝己 21% 0
6位 木幡巧也 26% 0
去年と比べると、2位の騎手だけ消えていることがわかります。これは誰か?と言うと、2023年最も回収率が高かった騎手である藤岡康太騎手。そこそこの当たりが一発あっただけで、一気に圏外へ。とはいえ、まだ回収率30%でワーストの9位にいますので、何年かしたら舞い戻ってくるかもしれません。
■2023/01/26 昨年一番お世話になったのはレーン騎手!ありがとうございます
恒例の馬券分析ですが、2022年はひどかったですね。数十年の馬券人生で最悪と思われる回収率28%という数字を叩き出しました。たぶんぶっちぎりでダントツでの記録更新だと思います。購入数が少ない場合紛れがあり仕方ないのですが、むしろよく買った年であるにも関わらず、この数字。本当に当たらない年でした。
ということで、回収率が高い騎手を探すのも一苦労だと思われますが、一応、恒例なのでやってみます。前回は1000円以上買った騎手が10人いてこれで比較。ただ、2022年は4人しかいなかったので、600円以上で比較。これだとちょうと該当が10人いました。
<2022年回収率が高かった騎手>
1位 D.レーン 243%
2位 浜中俊 158%
3位 和田竜二 118%
4位 C.ウィリアムズ 75%
5位 C.ルメール 73%
5位まで入れたものの、回収率100%超えは3名のみ。1位のレーン騎手はイメージが良い騎手でイメージ通り。ただ、2位の浜中騎手は最近、以前ほど良いイメージはない騎手。3位の和田竜二騎手はさらにイメージが悪い騎手であり、馬券は当たっているのが不思議です。
レーン騎手は600円しか買っていない中ですが、払戻1,460円で回収率243%の良さ。一番高い配当だったのは、920円の6番人気で勝ったGiマイルチャンピオンシップのセリフォスですね。特にメモはなく、レース内容は忘れました。騎乗メモでの得点も3点で平均点でした。
では、次に通算回収率。こちらは5000円以上で見ています。該当者は66名。ほとんど変化がない…というつまらないランキングになってしまいました…。コメントも全く思いつきません!
<通算回収率が高かった騎手>
1位 幸英明 237% 0
2位 松田大作 185% 0
3位 石橋脩 171% +1
4位 津村明秀 169% -1
5位 武幸四郎 158% 0
6位 三浦皇成 155% 0
通算回収率が低かった騎手の方も見てみると、こちらもあまり変わりなし。しかし、菱田裕二騎手は初ランクインなので、コメントすることが可能で助かりました。購入数が5,200円ですので、初めて5000円超えしたために初登場みたいですね。
菱田裕二騎手は超マイナー騎手でもないのに、不思議とイメージがない騎手。良くイメージも悪いイメージもないです。私の騎手評価メモを見てみると、2.71で155人中136位というワースト20レベルというかなりの悪さ。前述の通り、悪いイメージは特にないんですけど…。
<通算回収率が低かった騎手>
1位 鮫島良太 8% 0
2位 藤岡康太 10% 0
3位 北村友一 19% 0
4位 菱田裕二 20.6% NEW
5位 安藤勝己 21.4% -1
6位 木幡巧也 27% -1
■2022/01/14 昨年一番お世話になったのは三浦皇成騎手!ありがとうございます
恒例の馬券分析。長々書いても仕方ないのでなるべくサクサク行きましょう。
2021年も2020年ほどではないものの、よく馬券を買っていた上に当たらなすぎてやばかったです。後半ちょこちょこ当ててなんとか回収率74%まで上げましたが、途中まで年間で50%切るかも…と思うほど当たらなかった年でした。
1000円以上買った騎手は10人のみで、この10人で回収率が最も高かったのは三浦皇成騎手。何かと悪く言われがちな騎手ですが、私はイメージ良いですね。2位の津村明秀騎手もイメージ良い騎手。しかし、回収率100%超えたのはこのふたりだけという悲惨さでした…。
ちなみに三浦皇成を買ったのは8レースでそのうち半分が当たりだったので、大きな当たりではなく数で稼いだ感じ。津村騎手も同様に6レース買って半分の3レースが的中しています。
<2021年回収率が高かった騎手>
1位 三浦皇成 142 %
2位 津村明秀 137 %
3位 M.デムーロ 84 %
4位 横山武史 62 %
5位 横山和生 58 %
通算回収率は5000円以上で63人が該当。三浦皇成騎手は2021年回収率が高かった騎手で1位だったのに、通算回収率が以前もっと高かったのでむしろランクダウンして6位に。相性良すぎですね。
それ以外では、いきなりランク外から2位になっていた松田大作騎手にびっくり。これは何か大当たりがあったんだと思われます。調べてみると、2021年は3レースで400円しか買っていないのに2回当たって5,260円の配当。年間回収率は1315%となっています。
どの馬券か特定に苦労しましたが、ヴィルチュオーズ(結構好きだったサトノアラジン産駒の牝馬)の新馬戦ですね。9番人気ながら1着で単勝4,330円でした。ちなみに騎手時代に馬券相性が良く5位に入っていた武幸四郎調教師の厩舎! 調教師になっても相性の良さは健在のようです。
<通算回収率が高かった騎手>
1位 幸英明 244% 0
2位 松田大作 197% NEW
3位 津村明秀 172% 0
4位 石橋脩 171% -2
5位 武幸四郎 158% 0
6位 三浦皇成 158% -2
通算回収率が低かった騎手の方は首位が交代。鮫島良太騎手が1位で回収率8%。前年2%でトップだった藤岡康太騎手が10%まで上昇しました。また、新顔としては、兄弟の区別かつかない木幡兄弟から木幡巧也騎手が5位にランクインしています。
騎手のイメージとしては、藤岡康太騎手や北村友一騎手が悪いイメージありますが、他の騎手はそうでもありません。ただ、通算回収率が高かった騎手の方はイメージが良い騎手ばかりでしたので、ほんのりとイメージと連動している感じはあります。ほんのり程度ですけどね。
<通算回収率が低かった騎手>
1位 鮫島良太 8% +1
2位 藤岡康太 10% -1
3位 北村友一 19% 0
4位 安藤勝己 21% 0
5位 木幡巧也 28% NEW
6位 嘉藤貴行 29% 0
■2021/02/02 昨年一番お世話になったのは幸英明騎手!ありがとうございます
誰も楽しみにしていないでしょうが、恒例の馬券分析です。2020年は例年以上に馬券を買って例年以上に回収率が悪かったです。つまり、赤字がすごく大きかったんですね。失敗しましたわ~。そんな中で稼いでくれた貴重な騎手様たちを見ていきます。
前回の2019年に1500円以上買った騎手は5人、1000円以上は6人しかいませんでした。しかし、2020年に1500円以上買った騎手はなんと15人、1000円以上は27人と大幅にアップ。例年になく、馬券を買いまくっていたことがわかります。
今回は対象が多いので何円以上購入した騎手にするか迷ったのですが、1位は2600円購入した人だったのでそのまんま1000円以上を対象に。幸英明騎手がトップでした。しかも、ぶっちぎりです。幸英明騎手は以前も年間トップだったな!と見ると、2019年にもトップ。リーディングではそんな目立たない騎手だと思う(失礼)のですが、めちゃくちゃ相性良いですね。本当ありがとうございます。
どのレースで当たったのか探してみたものの、わからなくて苦労。一つは、2020/3/29中京 9R 大寒桜賞のメイショウボサツの単複。7番人気1着程度で、配当も1430円、250円。大したことないですね。ほかも大したことなく、どうも大当たりではなく、地味に何度も当たっている模様。むしろまぐれではなく、相性が良い感じです。
あと、これ探していて気づいたのですが、最近の幸英明騎手の評価は5点満点での1,2点ばかりで低評価。イメージと違います。なのに、馬券相性は最高のよう。不思議ですわ。
<2020年回収率が高かった騎手>
1位 幸英明 207%
2位 和田竜二 125%
3位 M.デムーロ 115%
4位 横山和生 111%
5位 秋山真一郎 101%
幸英明騎手以外は予想外なメンツ。和田竜二騎手は好きではないし、あまり評価もしていない騎手ですが、2位でした。ただ、最近、私のつけている騎手評価点では平均より上に来ており、良いと思う騎乗が増えているみたいです。3位のデムーロ騎手も当たっている気がしていなかったので、プラスなのは予想外です。
5位の秋山真一郎騎手なんか、最近見た覚えなかったのですが、ランクイン。というか、5位で100%ギリギリ超えた程度というのは、やはり去年の回収率がひどかったということでしょう。今見ると、72%で、思ったほど悪くはなく、平均点でしたが、まあ、よくはないですね。
実を言うと、4位の横山和生騎手は、評価している騎手で意外じゃないです。世間の評価と違って、横山ファミリーで一番良いと思っています。デビュー当初から、父親の横山典弘騎手はより好きですね。お父さんはすごい苦手なタイプ。弟でリーディング上位の横山武史騎手もそうでもないです。
なお、1000円以上買って回収率0%だったのは、金額が多い順に太宰啓介騎手、岩田康誠騎手、江田照男騎手、松若風馬騎手、田辺裕信騎手となっていました。江田照男騎手、松若風馬騎手あたりはイメージ良い騎手なのですが、さっぱり当たらなかったようです。あるあるですわ。
■2021/02/02 生涯最もお世話になった騎手では好騎乗の津村騎手がアップ
もう一つ、生涯で最もお世話になった騎手の方。昨年までも幸英明騎手が1位でしたので、当然今年も1位。むしろ大きく差を開いてきました。マジですごい相性の良さですわ。幸英明騎手さまさまさまです。
<通算回収率が高かった騎手>
1位 幸英明 253% 0
2位 石橋脩 178% 0
3位 津村明秀 176% NEW
4位 三浦皇成 159% -1
5位 武幸四郎 158% -1
6位 柴山雄一 147% NEW
引退している武幸四郎騎手がいるので、6位まで紹介してみました。3位にジャンプアップしてきたのは津村騎手。好きな騎手ですし、うまいと思っている騎手。イメージ通りですね。津村騎手で当たったのは、スローなのに大逃げで津村騎手圧勝、ペース読めない他の騎手たちの名前は?で当たったヒラボクメルローです。単勝51.4倍でした。
通算回収率が低かった騎手では、藤岡康太騎手で初めて馬券の当たりがあり、0%から脱出。しかし、払い戻しはなんとわずか120円でしたので、回収率は2%。ひどいですね。このワーストのランキングからは、古川吉洋騎手が脱出。フルキチは嫌いじゃないですね。脱出できて良かったです。
<通算回収率が低かった騎手>
1位 藤岡康太 2% 0
2位 鮫島良太 8% 0
3位 北村友一 19% 0
4位 安藤勝己 21% 0
5位 武士沢友治 30% NEW
6位 嘉藤貴行 30% NEW
■2020/02/18 昨年一番お世話になったのは武藤雅騎手!ありがとうございます
2018年に1500円以上買った騎手は6人、1000円以上は13人。2019年はもっとたくさん買ったはず!と見てみると、1500円以上買った騎手は5人、1000円以上は6人とさらに悪化していました。
その少ない騎手の中のランキングということになっちゃうのですけど、2位、3位はなんと回収率40%台。ただ、1位だけその10倍でなんと回収率400%超えというえらく極端なことになっていました。武藤雅騎手を追っかけて買いまくっていて、万馬券やそのレベルのを2回当てたんですよね、確か…。
<2019年回収率が高かった騎手>
1位 武藤雅 432%
2位 岩崎翼 46%
3位 O.マーフィー 42%
2位、3位の二人も好きで追っかけていたのですけど、上記見てわかるようにボロクソでした。私の追っている騎手なら必ず儲かるということでは、残念ながらありません。
あと、年間6位にあたる1100円買って回収率ゼロの蓑島靖典騎手は、好きじゃない騎手であるというだけでなく、そもそも誰それ?という。知らない騎手が6位という謎なことになっています。
障害でそういやいたかなぁ?と検索すると、やはり障害主体ですね。今は買っていないためすっかり忘れていましたが、そういえば、障害を去年は盛んに買っていた時期があったんでした。平地でも私はあまり騎手の名前を見ずに買うことが多いので、そのときに買ってたんでしょうね。試しに私の騎手メモを検索したものの、全くヒットしません。障害の騎乗はメモしていないので、全部障害で買った馬券だったようです。
■2020/02/18 通算回収率では石橋脩騎手が10番人気馬券でジャンプアップ
続いて通算成績によるランキングも。5000円以上を対象とします。 該当は55人です。昨年までは連続して幸英明騎手がトップでした。
<通算回収率が高かった騎手>
1位 幸英明 262% 0
2位 石橋脩 199% NEW
3位 三浦皇成 177% -1
4位 松山弘平 163% -1
5位 武幸四郎 158% -1
ここはあまり変動ないですね。貯金が大きい幸英明騎手がそのまま。他の騎手も基本は変動ないものの、石橋脩騎手が2位に来たので、みんな1つずつ下がりました。石橋脩騎手は去年から5000円以上だったのですけど、昨年は200円しか買わなかったのに、5,030円の配当があったためにジャンプアップしています。
石橋脩騎手は印象の良い騎手で私のメモの点数評価も良くなっていました。3.18で143人中19位になっています。当たった馬券は、ヴィンカマヨールの新馬戦。狙ったわけではなく最後方からになってしまい、騎乗は特に良くも悪くもといった感じですが、うまくハマりました。10番人気1着で、単勝3830円、複勝1150円になっています。
一方の回収率が低い騎手ですけど、未だに藤岡康太騎手が当たりません。昨年より400円増えた5900円買ってゼロです。藤岡兄弟は昔兄の方がダメと言われていましたが、私は最初から一貫して兄派。馬券相性も兄の方が良いようです。ただ、藤岡佑介騎手も49%で全然でしたけど…。
<通算回収率が低かった騎手>
1位 藤岡康太 0% 0
2位 鮫島良太 8% 0
3位 北村友一 20% 0
4位 安藤勝己 21% +1
5位 古川吉洋 22% NEW!
昨年4位に初登場したM.デムーロ騎手が消えました。ただ、回収率23%の6位ですから相変わらず悪いですね。ミルコ・デムーロ騎手は昨年絶不調でしたが、馬券はそういう問題ではなく私の問題。今年はなんとかしたいです…。
■2019/01/09 昨年一番お世話になった騎手は池添謙一騎手!ありがとうございます
2018年の馬券の結果をチェック。2017年は、2000円以上5人・1500円以上18人で少なかったので、1000円以上38人でランキングしました。
2018年は?と見てみると、2000円以上3人・1500円以上6人と、さらに購入が減っています。マジか? 仕方ないので、やっぱり1000円以上ですね。これですら該当は13人しかいませんでした。
しかも、ほとんどが回収率0。3位でも57%と壊滅的。馬券下手すぎだろう…。
<2018年回収率が高かった騎手>
1位 池添謙一 738%
2位 C.ルメール 202%
3位 武藤雅 57%
池添騎手は1000円買って、7380円。何か大当たりあったのだと思うのですけど、騎乗メモ見ても見つからず苦労。馬券メモ見ていって、それっぽいのをしらみつぶし。わかりました。
3月の 昇竜S。10番人気メイショウヒサカタの単複でした。それぞれ6260円と1120円。
芝からダートへ戻した馬。とはいえ、3歳ダートOPはハイレベルになりがちでおいしそうに見えても当たらないことが多く、まぐれっぽいですね。前行って良い経験ある馬で最初行かずに中団からでうまいことハマったものの、この騎乗もたまたまかなと。
とはいえ、ありがとうございました。
ちなみに前年に1位だった幸英明騎手は、600円買って回収率0でした。
逆に購入が多くて回収率がゼロだったのは、岩田康誠騎手。1800円買ってゼロ。
2017年最も購入が多くて当たらなかった松岡騎手は、回収率444%と大当たり。ただ、500円しか買っていないので、対象外でした。
■2019/01/09 人生で最もお世話になっている騎手は幸英明騎手
続いて累計のデータ。該当する騎手は55人。昨年まででダントツトップだった幸英明騎手が当然そのままトップ。ただ、順位変動はあり、4位だった三浦皇成騎手が2ランクアップ。2人とも印象が良い騎手でもありますね。
<通算回収率が高かった騎手>
1位 幸英明 268% 0
2位 三浦皇成 180% +2
3位 松山弘平 163% -1
4位 武幸四郎 158% +1
5位 柴山雄一 157% -2
逆に回収率が低い方。藤岡康太 騎手が引き続きゼロ。昨年より500円増えた5500円買っていますが、未だに当たりません。ひどいなぁ…。
さっぱり当たらないミルコ・デムーロ騎手が4位に登場。和田竜二騎手がワースト5から消えましたが、むしろ33%と昨年より1%落としています。つまり、回収率が低い騎手が増えたということ。
昨年の全体の回収率も76%でしたし、そうなっちゃいますね…。
<通算回収率が低かった騎手>
1位 藤岡康太 0% 0
2位 鮫島良太 8% 0
3位 北村友一 20% 0
4位 M.デムーロ 20% NEW!
5位 安藤勝己 21% -1
(7位 和田竜二 33% -2)
■2018/03/06 2017年に一番お世話になった騎手は幸英明騎手!ありがとうございます
2017年に購入した騎手で、回収率が高かった人。2000円以上でやろうと思ったら、該当者が5名しかおらず。1500円以上だと18人。うーん、1000円以上にしましょうか。これだと、38人います。
で、これで見ると、 回収率がえらいことに。穴馬券ばかり買うようになったので、当たるとでかいんですね。吉田隼人騎手のみ1200円ですが、他は1500円から1800円買っています。
<2017年回収率が高かった騎手>
1位 幸英明 940%
2位 吉田隼人 478%
3位 柴山雄一 361%
4位 松山弘平 266%
5位 大野拓弥 203%
人生初の万馬券当たったので、1位の幸英明騎手はそれだろうと見ると、そうでした。17/07/09 中京2R 3歳未勝利 10:30ダ1400のテイルバックの単勝です。
2023/07/03追記:「2017年度・好きな 3歳牡馬」候補で万馬券のテイルバックについて書いていたのをこちらにまとめておきます。
<2017年度・好きな 3歳牡馬>
テイルバック (1番お世話にまとめ)
単に人生初の万馬券ということだけど、思い出になりそうなので。
一度買ったことある馬で、新馬戦がまあまあと思っていた。ただ、後で誤解だと気づく。単に新馬戦は少頭数だった。その後まずまずの人気しているときもあるが、戦績は一桁着順程度。一応人気が下がっていて良いかと思って再び買ったが、正直期待していなかった。しかも、休み明け。
ところが、先行集団の後ろの狙えそうなところから直線3番手。逃げ馬を交わした2番手をグイグイ追い詰めて最後交わした。すごい嬉しい。一度万馬券の買い忘れをやらかしているのだけど、買い忘れもなかったので今度はマジで当たった!
実を言うと、買った時点では54倍だったので万馬券だとは当初思っていなかった。それでも大喜びだったのが、見てみると15750円まで上がっていた。めちゃくちゃ嬉しい。
血統的には特に好きなところはなし。父キンシャサノキセキで父父フジキセキ。母トロピカルスイーツ母父フレンチデピュティで兄弟や近親に活躍馬も好きな馬もなし。かなり遠いところまで探しても、活躍馬も好きな馬もいない。あまり日本で馴染みのない血統みたいで、そもそもほとんど名前が出てこない。(2017/07/09)
騎手気にしていなかったが、乗り替わりで新馬戦以来の騎乗の幸英明騎手だった。ありがとう! あと、 [西] 森秀行から、杉山晴紀 (栗東)厩舎への転厩初戦だった模様。杉山調教師にもありがとうです。(2017/07/15)
■2018/03/06 購入金額が多いのに当たらなかった騎手ナンバーワンは?
なお、逆に購入が多くて回収率がゼロだったのは松岡騎手がトップ。むしろ好きな騎手なんですけど…。
<2017年購入金額が多いのに当たらなかった騎手>
1位 松岡正海 3000円
2位 石川裕紀人 2100
3位 江田照男 2000
4位 内田博幸 1900
4位 蛯名正義 1900
■2018/03/06 人生で最もお世話になった騎手は幸英明騎手
もう一つ、他の年を含めて5000円以上買った方で回収率が高い人と低い人いうのもやってみました。
回収率の場合、結局、万馬券効果で幸騎手。昔は低配当ばっかり買っていましたしね。 あと、購入金額が今年は増えたというのもあります。2位 松山弘平騎手、3位 柴山雄一騎手も今年のベスト5の騎手でした。
<通算回収率が高かった騎手>
1位 幸英明 280%
2位 松山弘平 192%
3位 柴山雄一 168%
4位 三浦皇成 164%
5位 武幸四郎 158%
逆に回収率が低い方。藤岡康太 騎手が5000円買ってるのに、一度も当たっていません。ひどいわぁ…。恨みます!
<通算回収率が低かった騎手>
1位 藤岡康太 0%
2位 鮫島良太 9%
3位 北村友一 20%
4位 安藤勝己 21%
5位 和田竜二 34%
■2016/12/31 2016年に一番お世話になった松若風馬騎手ありがとうございます
2016年に購入した馬券の騎手別の成績についての話。
購入騎手トップ10を見ると、好きな騎手である岩崎翼騎手がぶっちぎり。これは当然。他にわかるのが、ラフィアンの馬をよく買う関係で、2位に柴田大知騎手が入ったこと。5位の松岡正海騎手もそうかもしれません。
1位 岩崎翼
2位 柴田大知
3位 松若風馬
4位 吉田豊
5位 松岡正海
6位 内田博幸
6位 太宰啓介
8位 和田竜二
9位 井上敏樹
9位 大野拓弥
逆に言うと、他は全然心当たりがないです。私はそもそも騎手を見ないで買うので、9位の井上敏樹騎手にいたっては誰だお前?状態。まあ、確かに名前くらいは聞いた気がするんですけど、トップ10に入るほど買っているのに全く印象に遺っていません。
このトップ10について回収率を見ると、さっぱり良さがわからないと毎度書いている柴田大知騎手がやはり悪く54%。ただ、それより下に2人いました。
8位 柴田大知 54%
9位 太宰啓介 40%
10位 和田竜二 28%
他の7人は目安である70%を突破。私の2016年の回収率も69%と似たような感じでしたから上位騎手のほとんどは回収率が平均以上みたいです。
1位 松若風馬 216%
2位 吉田豊 165%
3位 井上敏樹 126%
4位 岩崎翼 80%
5位 大野拓弥 73%
6位 内田博幸 71%
7位 松岡正海 70%
これらもいつ当たったのか全然記憶にないですね。松若騎手なんか200%突破なのに、さっぱり心当たりがありません。でも、ありがとうございました。記憶にないですが、一番お世話になったようです。来年もよろしくお願いいたします。
あと、2位の吉田豊騎手の場合はむしろ相性悪い騎手だと思っていたので意外。内田博幸騎手も同じく印象悪いので、そこそこで意外でした。
ちなみに購入額で11位、13位なので番外だったのですが、三津谷隼人騎手、浜中俊騎手も良かったです。やはり記憶にございません。
三津谷隼人 196%
浜中俊 316%
記録に残っている2005年以降の購入額が多い騎手。岩崎騎手は最近異常に買っているせいで、若い騎手なのに既にトップでした。
1位 岩崎翼
2位 武豊
3位 横山典弘
4位 岩田康誠
5位 藤田伸二
6位 四位洋文
7位 後藤浩輝
8位 田中勝春
9位 安藤勝己
10位 福永祐一
好きでよく買っていた、亡くなった後藤浩輝騎手が7位というのはわかります。一方、一番好きじゃない騎手なのにノリが3位ってのは驚きました。
好きじゃないもののよく買っている自覚のある柴田善臣先生はこの次の11位。松岡正海騎手は印象より少なくて13位でした。
11位 柴田善臣
12位 蛯名正義
13位 松岡正海
14位 内田博幸
15位 小牧太
16位 佐藤哲三
17位 和田竜二
18位 池添謙一
19位 北村宏司
20位 C.ウィリアムズ
ああ、海外では一番好きなウィリアムズ騎手が20位でしたね。また、一時最も好きだった佐藤哲三騎手も16位。ここらへんはわかります。もう一人一時一番好きだった大庭和弥騎手はランク外。まあ、全然乗鞍ないですからね。
21位 吉田隼人
22位 幸英明
23位 三浦皇成
24位 江田照男
25位 藤岡佑介
26位 吉田豊
27位 中舘英二
28位 柴田大知
29位 柴山雄一
30位 武幸四郎
この30人での回収率を見てみましょう。
21位 江田照男 54%
22位 C.ウィリアムズ 52%
23位 松岡正海 50%
24位 柴田大知 49%
25位 吉田隼人 41%
26位 北村宏司 40%
27位 四位洋文 36%
28位 和田竜二 30%
29位 安藤勝己 21%
30位 小牧太 13%
スパンが長いので、そう極端な数字は出ないはず…と思ったら、小牧太騎手が13%で吹きました。確かに当たらないって印象があります。
他に柴田大知騎手も前述の通りまるで当たらないと思っていたのですが、なぜか好きな騎手でなおかつ当たっているつもりもあった騎手がここに多いです。
22位 C.ウィリアムズ 52%
24位 柴田大知 49%
25位 吉田隼人 41%
回収率が高い組はこちら。1位の幸英明は、全くお世話になった印象がありませんでした。とりあえず、どうもありがとうございます。
1位 幸英明 171%
2位 三浦皇成 170%
3位 佐藤哲三 129%
4位 後藤浩輝 127%
4位 柴山雄一 127%
6位 中舘英二 125%
7位 田中勝春 122%
8位 吉田豊 122%
9位 内田博幸 97%
10位 岩田康誠 95%
三浦皇成騎手は騎乗も馬券も印象が良い騎手。前述の佐藤哲三騎手、後藤浩輝騎手がプラスなのも嬉しいです。
あと、中間の何とも言えない人たちは以下。
11位 武豊 90%
12位 岩崎翼 77%
13位 藤田伸二 76%
14位 柴田善臣 73%
15位 武幸四郎 69%
15位 横山典弘 60%
17位 池添謙一 58%
18位 蛯名正義 56%
19位 藤岡佑介 55%
19位 福永祐一 55%
最後に松若騎手の稼いだレースを特定しておきましょうか。たぶんなんか大当たりあったんだと思います。
あった!調べてみると、16/04/03 阪神5R 3歳500万下 12:15ダ1800 グランセブルス 7番人気1着っぽいですね! 7番人気1着なので大したことなさそうなのですが、5180円ついています。前走負けたせいで一気に人気落としたので、下がり過ぎだろうと思って勝った馬。
最初はむしろ前めだったのに下がってしまったので全く期待していなかったものの、大外すごい足で見事に差しきりました。
ただ、この馬券の前に勝ったと思ったほぼ万馬券の馬を買い忘れてでのがしており、嬉しかったというよりはほっとした感じでした。また買い忘れていないかばかりが気になって、気が気でなかったです。
私はこういううっかりミスを何度もやらかしているので、来年こそはきちんとしたいです。
2024年2月7日水曜日
競馬以外の名馬列伝:オリンピック金メダル西竹一(バロン西)とウラヌス号など
■2014/8/19 オリンピック金メダル西竹一(バロン西)とウラヌス号
■2013/4/6 漢の武帝の汗血宝馬 馬1頭のために戦争が起こるほどの名馬
■2013/4/7 コマンチ 南北戦争でカスター将軍の部隊唯一の生き残りは馬1頭
■2017/01/09 競馬以外の名馬列伝
競走馬以外の名馬に関する話をまとめました。
■2014/8/19 オリンピック金メダル西竹一(バロン西)とウラヌス号
最近ではなく、はるか昔、戦前の話です。
-----引用 ここから-----
西 竹一(にし たけいち、1902年(明治35年)7月12日 - 1945年(昭和20年)3月22日)は、大日本帝国陸軍の軍人、華族(男爵)。最終階級は陸軍大佐。通り名はバロン西(バロン・ニシ、Baron Nishi)。
1932年 ロサンゼルスオリンピック馬術障害飛越競技の金メダリスト。帝国陸軍の騎兵将校として騎兵畑を歩んでいたが、のちには機甲兵に転科し戦車第26連隊の連隊長として第二次世界大戦に従軍、硫黄島の戦いで戦死した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E7%AB%B9%E4%B8%80
-----引用 ここまで-----
この方は競走馬風に言うと、良血ですね。
-----引用 ここから-----
父・徳二郎は外務大臣や枢密顧問官などを歴任し、駐清公使時代には義和団の乱処理に当たった人物であった。また、義和団の乱の処理の際、西太后から信頼を厚くされシナ茶の専売権を与えられ巨万の富を手にしたといわれている。
1912年(明治45年)には徳二郎が死去し、その跡を継ぎ当主として男爵となる。後見人は西伊佐次。妻となる武子の祖父は川村純義海軍大将、父は伯爵・川村鉄太郎であり、武子の長姉・艶子は阪本釤之助の子で第二次大戦中の駐スイス公使時に終戦工作に奔走した阪本瑞男に嫁いだ。子に長男の泰徳に、長女と次女の三子。
-----引用 ここまで-----
馬の話は以下。
-----引用 ここから-----
西は華族として乗馬を嗜んでおり、自身もそれを好んでいたことから兵科は帝国陸軍の花形である騎兵を選んだ。陸士予科では隊附生徒(士官候補生)として世田谷騎兵第1連隊に配属(卒業成績:19番中13番)。(略)
1930年(昭和5年)3月、軍務として欧米出張中の西はイタリアにてのちの愛馬ウラヌス(ウラヌス号)に出会う。ウラヌスは軍から予算が下りず、当時の価格で2,000円とかなりの高額ながら自費購入であった[注釈 2]。西はウラヌスと共にヨーロッパ各地の馬術大会に参加し、数々の好成績を残す。
[注釈 2]^ 世界大会での使用に耐え得る一流の馬術競技馬は、少なくとも現代においては億円単位の高い価値を持つ存在である。
-----引用 ここまで-----
競馬は今でも富裕層との関係が深いですけど、当時の「馬術競技馬」というのもまさしく金持ちじゃないとやっていられない競技だったんですね。
このウラヌス購入の2年後である1932年(昭和7年)には、ロサンゼルスオリンピックに出場。ウラヌスを駆って馬術大障害飛越競技に優勝、金メダリストとなります。「これは2012年(平成24年)現在においても日本がオリンピック馬術競技でメダルを獲得した唯一の記録」だとされていました。
-----引用 ここから-----
最後の障害でウラヌス自身が自ら後足を横に捻ってクリアしたこともあり、インタビューでは「We won.」(「我々(自分とウラヌス)は勝った」)と応じ、世界の人々を感動させた。西はバロン西(Baron=男爵)と呼ばれ欧米、とりわけ上流階級の名士が集まる社交界で、また当時人種差別感情が元でアメリカで排斥されていた在米日本人・日系人の人気を集め、のちにロサンゼルス市の名誉市民にもなっている。なお現地で行われた金メダル受賞パーティーにはダグラス・フェアバンクスも参加するほどの盛大なものであったという。(略)
西は1936年(昭和11年)のベルリンオリンピックにも参加しているが、ウラヌスと臨んだ障害飛越競技では競技中落馬し棄権している。オリンピックの数ヵ月後の同年11月には日独防共協定が締結されていることから、この意外な落馬には主催国ドイツの選手に金メダルを譲るために西が計った便宜ではなかったかという憶測が当時から流れていた。同大会では帝室御賞典などに優勝した元競走馬のアスコットと共に総合馬術競技にも出場し、12位となっている。
-----引用 ここまで-----
馬術競技の話はここまで。西 竹一さんはその後、1944年6月20日に硫黄島への動員が下令。満州から日本内地経由で硫黄島へ向かうが、その行路(父島沖)においてアメリカ海軍ガトー級潜水艦「コビア」の雷撃を受け、28両の戦車ともども輸送船「日秀丸」は沈没します。
ただし、連隊内の戦死者は2名のみで西 竹一さんも無事。8月、戦車補充のため一旦東京に戻り、東京川崎財閥の御曹司で親友であった川崎大次郎の車を借用して駆け回っていたそうです。
このとき、馬事公苑で余生を過していたウラヌスに会いに行き、ウラヌスは西の足音を聞いて狂喜して、馬が最大の愛情を示す態度である、首を摺り寄せ、愛咬をしてきたといわれています。
ただ、結局、この後、再び戦地に赴いて死亡してしまいました。
-----引用 ここから-----
1945年、(略)3月17日に音信を絶ち、3月21日払暁、兵団司令部への移動のため敵中突破中に掃射を受けその場で戦死したか、もしくはその後に銀明水及び双子岩付近にて副官と共に拳銃自決したとも、あるいは3月22日、火炎放射器で片目をやられながらも、数人の部下らと共に最期の突撃を行い戦死したともいう。(略)
なおその西の後を追うかの如く、戦死の一週間後の3月末、陸軍獣医学校に居たウラヌスも死亡している。西が死ぬまで離さなかったウラヌスの鬣(たてがみ)が、1990年(平成2年)にアメリカにおいて発見され、現在では軍馬鎮魂碑のある北海道中川郡本別町の歴史民俗資料館に収められている。
-----引用 ここまで-----
以降はウラヌスのWikipediaから。
-----引用 ここから-----
ウラヌス号(192?年 - 1945年3月28日)は、1932年のロサンゼルスオリンピック馬術大障害飛越競技の金メダリストである西竹一日本陸軍大佐の愛馬。フランス生まれ。品種はアングロノルマン、血統は不明。栃栗毛。
1930年4月、西がイタリアで購入。元の持ち主はウラヌスを乗りこなせず売りたがっていたことを今村安が聞きつけ西に伝えたところ、それなら自分が乗ってみようと6,000リラを私費で支払った。特徴は額にある星と、体高(肩までの高さ)が181cmもある大きな馬体。性格はかなり激しかったらしく西以外は誰も乗りこなせなかったという。西とともにヨーロッパの多くの大会で入賞し、ロサンゼルスオリンピックでは金メダルを獲得した。ほか、4年後のベルリンオリンピックなどにも参加した。ロサンゼルスオリンピックでは、160cmの障害を飛び越える際にみずから馬体をよじりミスを防いだ逸話が残っている。
引退後は馬事公苑にて余生を送っていたが、硫黄島の戦いで西が戦死すると、後を追うように病死した。遺体は馬事公苑のどこかに埋葬されたという説と、陸軍獣医学校に埋められたのち空襲により失われたとする2つの説がある。戦後、西が硫黄島で最期を遂げるまで身につけていたウラヌスのたてがみがアメリカで発見され、現在は本別町歴史民俗資料館に収められている。
-----引用 ここまで-----
西竹一さんは人気がある一方で、"日本の土着的風習が理解できず、良くも悪くも男爵家育ちの自然児"という人だったといいます。「土着的風習」という表現は他で見ない表現ですが、「土着」というのは「土着昔からその土地で生活していること」を意味しますので、昔からの日本の風習・伝統文化的なところが嫌いだったという意味かもしれません。
一方で、ウラヌスも"誰も乗りこなせなかった”馬だといいますので、なにか通じるものがあり、「馬が合った」のかもしれません。
■2013/4/6 漢の武帝の汗血宝馬 馬1頭のために戦争が起こるほどの名馬
以下は花を解説したページですけど、由来に絡んで馬の話も出ていました。
-----引用 ここから-----
汗血宝馬
史記に記載されているところによると、大宛馬はもともと天馬の子孫で、高速で疾走した後肩がだんだん盛り上がり、さらに鮮血のような赤い汗をかいたので“汗血宝馬”と呼ばれた。
http://nooyan.fc2web.com/hansyuebaoma.htm
-----引用 ここまで-----
汗血馬は複数の名馬がこう呼ばれており、三国志で有名な赤兎馬もこの馬じゃないかと言われています。これについては後述します。
-----引用 ここから-----
言い伝えによると西漢の頃、張騫 が使者として西域へ赴いた後頻繁に使いのものが西域へ行くようになり、そこで強健な大宛馬を見かけた。そこで漢武帝に報告すると駿馬に目のない武帝は大喜びし、特別に金の馬を鋳造させ使者をもって大宛国に贈らせ、この金の馬と一頭の汗血宝馬を交換させようとした。
-----引用 ここまで-----
ところは、交渉は決裂。激怒した武帝は西域の大宛国に将軍を派遣し、攻め入ります。
-----引用 ここから-----
大宛国の人々は抵抗することもかなわず国王を殺したうえで漢軍と和議に応じ、漢朝廷に良馬を献上することに同意した。漢軍は3000頭の良馬を連れ帰った。しかし長い道程のため多くの馬を失い玉門関に着いたときには1000頭を残すのみになっていた。汗血宝馬を手に入れた漢武帝は大いに喜び、”天馬“の美名を汗血宝馬に与えた。
-----引用 ここまで-----
Wikipediaでは以下です。
-----引用 ここから-----
汗血馬(かんけつば)は、中国の歴史上で名馬といわれた馬の種類。「血のような汗を流して走る馬」という意味で「汗血馬」と呼ばれる。
前漢の武帝時代に、西域への大旅行をした張騫の報告により、大宛(フェルガナ)にこの名馬が産することを知り、外交交渉でこれを手に入れようとしたが、決裂したので遠征軍を送り、これを得た。武帝は汗血馬を得た喜びのあまり「西極天馬の歌」を作らせて「天馬」と汗血馬のことを褒め称えた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%97%E8%A1%80%E9%A6%AC
-----引用 ここまで-----
赤兎馬については以下。
-----引用 ここから-----
小説『三国志演義』に登場する名馬・赤兎馬はこの汗血馬をイメージしたのではないかと思われる。
-----引用 ここまで-----
また、汗血馬の諸説。
-----引用 ここから-----
汗血馬という名前に関して言うと、主に遊牧民の君主や有力者が名乗る称号である可汗から「王の血統の馬」とする解釈が妥当であるが、実際に血を流していた、或いはそういう風に見えたという説も多い。馬の毛色によっては汗を流した時に血のように見えることがあるようだ。また寄生虫に寄生されている馬は実際に血の汗を流すことがある。この寄生虫による馬の能力低下はあまり無い。
寄生虫の寄生(皮膚表面での吸血)による滲んだ血液が「血を流す」ように見え、かつその寄生虫による皮膚の刺激(痛み・痒み)によって、あたかも狂ったかのように(通常の馬としての巡行走行速度や走行距離以上に)疾走したというのが汗血馬のいわれでは、という説もある。
面白い所では競走用に訓練された河馬ではないかという説もある。河馬は陸上では時速40km以上で走る能力を持ち、水中生活を主とする彼らの皮膚は乾燥や紫外線に弱く、それらから保護するために、俗に「血の汗」や「ピンクの汗」などと呼ばれる赤みを帯びた粘液を体表から分泌する。
-----引用 ここまで-----
カバさんって早いし、獰猛らしいですけど、カバ説まであってびっくりです。
■2013/4/7 コマンチ 南北戦争でカスター将軍の部隊唯一の生き残りは馬1頭
-----引用 ここから-----
カスター将軍
南北戦争の際、北軍の勝利の糸口をひらいたカスター(ロバート・ショウ)は、終戦の時には名誉少将になっていた。彼のよき理解者シェリダン将軍は、戦後の平和な社会に生きられないカスターを西部に派遣しインディアン討伐の任務を与えた。
(略)カスターはインディアン攻撃のプランを立てたが、一方、インディアンも全種族をあげて大規模な反乱を起こし、騎兵隊に最後の決戦を挑んできた。騎兵隊は1867年6月26日総攻撃の手はずを整えた。
しかし1日前の25日、何千というインディアンが、シャイアン族の酋長“なまくらナイフ"に率いられ突撃してきた。受けるはカスターの率いる二百数十名の本隊のみ。多勢に無勢であった。後方で待機していたハウェル中尉の一隊も、本隊救援に向かい、ベンティーンの率いる一隊も急行したが、撃退された。
インディアンの猛攻に、さしもの本隊も全滅し、残っているのはカスターのみ。これは作戦で、インディアンは最後までカスターを残し、なぶり殺しにしようというのであった。死体の山からインディアンが引きあげたとき、生き残っていたのは、カスター将軍の白い愛馬コマンチだけであった。
http://movie.goo.ne.jp/movies/p1831/story.html
-----引用 ここまで-----
リトルビッグホーンの戦いというようです。
実際にはコマンチは部下のマイルズ・キョー大尉の愛馬とも。
気になるのはインディアンの部族名でもコマンチがあること。
-----引用 ここから-----
コマンチェ族(コマンチ族とも言う、Comanche)は、歴史的にコマンチェリアと呼ばれる範囲に住んでいたインディアン部族である。(略)
コマンチェの名前の由来には様々な説明がある。恐らく最も多くの人の間で受け入れられているのは、ユテ(w:Ute tribe)語で「人々」を意味する"Kohmahts"のスペイン語訛り、"Komantcia"に由来するという説である。"Kohmahts"は、「敵」「戦いを望む人々」「敵対する人々」または「よそ者」など、いろいろな言葉に翻訳される。もう一つの説として、スペイン語で「幅広い道」を意味する"camino ancho"から来ているとする説もある。初期のフランス人とアメリカ人の探検家は、コマンチェを「Padouca(またはPaducah)」として知っ ており、これはスー語での彼らの呼び名である。(略)
もともとはショショニ族であり、18世紀に彼らと別れた一団が、南部大平原に移動し、コマンチとなった。18世紀末、メキシコ経由でスペイン人が馬を持ち込んだとき、いち早くその重要性に気づいたのはコマンチだった。好戦的な略奪部族である彼らは馬を得て、典型的なホース・インディアンとなった。(略)
馬を得た彼らは南部大平原にいたアパッチ族を南西部に追いやり、他部族のほとんどを追い払って南部を制圧した。また、カイオワ族などと同盟を組んで、スペイン人の北上を阻止した。
20世紀になると、陸軍はコマンチの特別部隊を用意し、その戦闘能力を利用した。
コマンチは平原部族の中で、最も馬盗みと馬の扱いに長けた部族と言われた。画家ジョージ・カトリンは当時、「世界中の民族でも、コマンチほどの馬の乗り手はいない。足で立ったコマンチは捉まる枝のない猿みたいに様にならないが、一度馬に手をかければきりりとし、別人になってしまう」と評している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7
-----引用 ここまで-----
ここからとった名前なんですかね?
なお、これと関係するのかしないのかわかりませんが、コマンチと名のつく馬は多いようです。
2024年2月3日土曜日
【クイズ】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?クリームオンリー・ブラックコーヒー・アスパルテーム
■2022/10/21 西と東どっち?わかる人しかわからない珍名馬ニシノコチ
■2022/10/21 種牡馬ペンタイアも珍名馬?「後悔する」という意味の可能性
■2013/1/7 珍名馬キッズニゴウハンの馬名の意味・由来 二説あり
■2019/01/27 【回答】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
■2019/01/27 【クイズ】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
【クイズ】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
(1)クリームオンリー (クリームだけしか入れない=砂糖は入れないという連想)
(2)ブラックコーヒー (ブラックコーヒーなので無糖。ただ、実際には砂糖ありでもブラックという定義)
(3)アスパルテーム (人工甘味料の一つ。つまり、人工甘味料は使うけど、普通の砂糖は使わないという連想)
回答までの間を開けるために、他の馬名がらみの話を入れておきます。
■2022/10/21 西と東どっち?わかる人しかわからない珍名馬ニシノコチ
「ニシノ」などの冠名で知られる西山茂行さんのニシノセイランという馬の血統表を見ていて、姉が「ニシノコチ」であることに気づきました。これは、わかる人しかわからない珍名馬でしょう。「コチ」というのは、おそらく「東風」(こち)のこと。つまり、「西の東風」というちょっと変わった名前になっています。
「わかる人しかわからない」と書いたものの、競馬ファンなら知っている人が多いかもしれません。というのも、東風ステークスというリステッド競走が中山で組まれているため。なんとなく1月だった気がしたのですけど、検索してみると、中山の3月開催のレースでした。
「ニシノコチ」を知るきっかけとなった「ニシノセイラン」もおそらく風関係の馬名だと思われます。「青嵐」という言葉があるためです。検索してみると、「青々とした山気。また、新緑の頃、青葉の上を吹きわたる風。薫風」といった意味でした。
私はこれしか知りませんでしたが、「晴嵐」という言葉もあるそうな。「 晴れわたった日のかすみ。よく晴れわたった日にたちのぼる山の気」「晴れた日に吹きわたる山風」などの意味があるそうです。
ふたりの上で長男である「ニシノオイカゼ」はわかりやすいですね。「追い風」です。そして、彼らの母を見てみると、「ニシノミナミカゼ」でした。こちらは、西なの?南なの?という「ニシノコチ」パターンです。ちなみに「南風」の場合「はえ」とも読みますが、虫のハエと同じ読みでイメージが悪いので、馬名ではあまり使われないと思われます。
■2022/10/21 種牡馬ペンタイアも珍名馬?「後悔する」という意味の可能性
「ニシノミナミカゼ」のさらに母を見ると、「シトラスブリーズ」。やはり風関係です。さらにその上を見ると、母がレモンキス、父がペンタイアですので、やっと風関係ではなさげ。
念のため、ペンタイア(Pentire)の意味を調べてみたのですが不明。イタリア語で「後悔する」という意味があるっぽい感じなのですが、そんな名前を馬につけますかね。つけてから後悔しそうな名前です。これこそ珍名馬でしょうか。
ちなみに「シトラス」は「ミカン属」のことを言いますので、「シトラスブリーズ」は母レモンキスから連想した馬名だと思われます。
一方、「シトラスブリーズ」の子、「ニシノミナミカゼ」の兄弟の名前は、風関係とは限らない感じ。末っ子の ニシノキスミーは祖母のレモンキスからの連想でしょうね。風関係ではありません。
とはいえ、他は風関係でした。意味がわからなくて調べたミストラルはフランスのローヌ川沿いに地中海に向かって吹き下ろす、冷たく乾燥した強い北風だとのこと。これで、東西南北が揃いました。
「サーフミュージック」は風そのものではないものの、サーフィンは風が必要なスポーツであることからやはり風関連の連想でしょう。
また、わかりづらいセイウンエオリアも風関係じゃないかと…。私が好きだった馬でエオリアンハープという馬がいたのですが、これは風と関係しているんですよね。エオリアンハープのウィキペディアでは、<エオリアン・ハープ(Aeolian Harp)は弦楽器の一種。ウインド・ハープ(Wind Harp)とも。自然に吹く風により音を鳴らす。ギリシャ神話の風神アイオロスに由来する>という説明があります。
私は風神の名前がそのまんまエオリアだった気がしたので、あれ?と思いました。とりあえず、アイオロスのウィキペディアでも<エオリアン・ハープ - 弦楽器の一種。風神のアイオロスがその名の由来となっている>との説明があります。アイオロスはラテン語だとAeolusで、これをさらに別言語にしたのがエオリアなのかもしれません。
エオリアは、一般的には、イタリアのシチリア島北東沖にあるエオリア諸島を言うみたいですね。で、こちらのウィキペディアを見ると、<諸島の名は、ギリシャ神話における風の神由来する>という説明がやはり見られました。
■2013/1/7 珍名馬キッズニゴウハンの馬名の意味・由来 二説あり
実況を聞いていて何だこりゃ?と思ったのがキッズニゴウハン。もう5歳になってキャリアも重ねていましたが、見たことなかったです。実況では最初、「キッズにゴハン(キッズ(子供)にご飯)」って言っているように聞こえたんですけど、よく聞くと「う」が入っています。
妙な名前だなぁと思って検索。母もキッズスターでキッズがつきますが、キッズは冠名だったようです。一方、ニゴウハン」は「二合半」。馬名登録ではこれだけの説明で、単なる量を表しているだけです。しかし、お酒の適量を表しているのでは?とのこと。
-----引用 ここから-----
[2] ミオンさん
ニゴウハン=二合半。ちょうどいい酒量の意。って、二合半って、一般の人には適量ですかね。ちょっと多いような(笑)。
-----引用 ここまで-----
これに質問が出ます。
-----引用 ここから-----
[21] 13レースさん
2番コメント様に
>ニゴウハン=二合半。ちょうどいい酒量の意
と、ありますが、ご飯でなく、お酒のことなんですか?
どこかの地方で言われていること?
それとも。どこかの時代で?
馬名の意味を教えてください。
http://db.netkeiba.com//?pid=horse_board&id=2008103126&page=10
-----引用 ここまで-----
ここから二説に分かれます。
-----引用 ここから-----
[24] ガットゥーゾ8さん
>>21
たぶん
「立って半畳、寝て一畳、天下取っても2合半」
という言葉から来ていると思います。
意味は
〝どんな大喰いでも精々食べられるのは飯なら2合半だ。
だから欲望を際限なく深めていったところで一体何になるのか。”
大きな欲を求めるなといった感じですね。
2010年09月01日 16:48:00
[26] 13レースさん
>>24
resありがとうございます。
書き込みのお言葉をぐぐって
理解できました。
人間は誰でも立って半畳分、寝て1畳。
天下とっても食べて2合半が誰でもそんなもの
ということみたいですね。
おかげさまで、なっとくしました。
この馬名は「天下とって」も、
にかかっているみたいですね。
キッズテンカよりも含蓄がありますね(笑)
思ったよりも、良い意味が隠されている馬名ですね。
[33] アドマイヤ党幹事長ゼロウィンさん
最初に未勝利戦でものすごい時計を出している馬がいると思って、馬名でビックリ。
『キッズニゴウハン』
ニゴウハンを『二合半』と理解して
よっぽど飼い葉をモリモリ食べる馬なのかと思ってましたが、そういう意味だったとは(;´Д`)
それはそうと、未勝利戦でとんでもなく強い競馬してますね!
-----引用 ここまで-----
こっちの方がすてきな名前ですが、実際は違うとのこと。
-----引用 ここから-----
[23] グラスビットさん
>>21
一般的に使いますよ。
日本酒の1升瓶を見たことはありませんか?
1合とは1升(1.8リットル)の10分の1ですから、
1合=180mlですね。
[34] ミオンさん
>>21
ご飯ではなく、お酒の適量です。
ある居酒屋の店名由来(”酒の適量、二合半。楽しく飲みましょう”みたいな文が、張り紙に記してあった)に妙な感銘を受けて、命名されました。
-----引用 ここまで-----
断言されてますけど、本当ですかね?先述の通り、馬名登録ではそこまで書いていません。
…それは置いておいて、冠名だから仕方ないとはいえ、子供(キッズ)にお酒二合半とはす!? どっかの団体さんに文句言われちゃいそうな、インパクトある名前になってしまいました。
■2019/01/27 【回答】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
【クイズ】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
(1)クリームオンリー (クリームだけしか入れない=砂糖は入れないという連想)
(2)ブラックコーヒー (ブラックコーヒーなので無糖。ただ、実際には砂糖ありでもブラックという定義)
(3)アスパルテーム (人工甘味料の一つ。つまり、人工甘味料は使うけど、普通の砂糖は使わないという連想)
答え:(1)クリームオンリー
母親がクリームオンリーで、子どもがノンシュガーという連想のようです。母自体はアメリカの馬。祖母はRaspberry Eggcream(ラズベリーエッグクリーム)。検索すると、これはドリンクっぽい感じです。おいしそう。
その上まで見ると、Vennila Cream。バニラクリームに似ていますが、違うつづり。よくわからないですが、クリームはここがスタート地点っぽいですね。
さらにその母は、Redundancy。余分とか重複という意味で、意味が繋がりません。
なぜこんな悪そうな名前かと思ったら、その母が「Streak of Luck」(幸運続き)。つまり、「余り物には福がある」という格言の連想なのでしょう。こうなると、理解できるネーミングです。
クリームについては、これで終わりだと思ったのですが、Redundancyの父を見ると、Creme dela Creme。クレーム デ ラ クレームで「クリームの中のクリーム」。英語じゃないですね。フランス語でした。
クリームの真のスタート地点はこちら。ここは母ではなく、父から来ていました。この上はやっといなかったので、ホッとしました。
ちなみに問題の選択肢にした「ブラックコーヒー」という馬は本当にいました。「アスパルテーム」はさすがにいないだろうと検索すると、こちらもいました。マジでか。
アスパルテームの他に選択肢として「サッカリン」も迷ったのですが、こちらはおらず。他に有名な人工甘味料だと、「キシリトール」がありますが、1頭だけいました。なんというムダ知識なんでしょう。
2024年2月1日木曜日
POG馬が7回ダービー制覇! なぜかダービーだけ強くて他は弱い謎
■2021/06/05 牡馬だと誤解して指名したサトノレイナスがマジでダービーに来たんですけど…
■2018/05/27 4年連続POG馬がダービー勝利 ワグネリアン、レイデオロ、マカヒキ、ドゥラメンテ
■2019/05/26 全く期待していなかったロジャーバローズで5年連続ダービー制覇
■2020/05/31 6年連続POG馬がダービー制覇 POGで不人気だったコントレイル
■2020/05/31 2019-2020POG指名馬人気ランキング、1位はいまいち…
■2018/06/02 2018年6月のPOG指名馬人気ランキング
■2022/06/01 ドウデュースでまたダービー制覇 なぜかダービーだけ強くて他は弱いPOG指名馬
前年少数精鋭にして見事にコケたPOG、2021-2022シーズンは再び下手な鉄砲も数打ちゃ当たる作戦で指名。コマンドラインのように力を入れて複数のPOGで指名した馬はいますが、ほとんどバラバラ。その一番力を入れたコマンドラインは2連勝でサウジアラビアRCを勝利して早々にクラシック候補と言われたものの、ホープフルSはかわいそうなほどの惨敗で早々にクラシック候補から脱落してしまいました。コマンドラインは本当どうしちゃったんでしょうね?
コマンドラインはこのように上下に極端なことになってしまいましたが、今年も無事ダービー出走馬は確保。今回は二頭のみでしたが、朝日杯勝ち馬の3番人気ドウデュースとホープフルS勝ち馬で8番人気のキラーアビリティという、なかなか良い二頭でした。二歳時点のネットでは、キラーアビリティを推す声も多かったものの、三歳はちょっといまいちでしたね。しかし、ドウデュースがダービーを勝ってくれたので過去8年で7回ダービー馬というえらいことに…。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるで多数指名とはいえ、自分でもびっくりするほどダービーに強いです。また、不思議なことに他のG1はほとんど勝っておらず、「ダービーだけ」勝ちまくりなんですよね。
記憶にあるのは、今年の二歳牡馬G1とホープフル皐月を勝ったコントレイルくらい。NHKマイルCは未勝利ですし、牝馬G1も未勝利。牝馬はめちゃくちゃ苦手なので、下手したら重賞も勝っていないかもしれません。本当になぜかダービーだけ強いです。マジで不思議ですわ…。
…と書いてから、前年を見ると、ユーバーレーベンがオークス勝っていることに気づきました。力入れていないPOGでの指名のみだった馬なんで、いまいち記憶に残っていないんですよね。ちなみに、ダービーの方はこの力入れていないPOGでの指名馬の優勝は1回だけで、ほとんどちゃんとした指名の馬での優勝。何度も言いますが、本当自分でも不思議です。
■2021/06/05 牡馬だと誤解して指名したサトノレイナスがマジでダービーに来たんですけど…
いろんなPOGにいろんな馬で参加しているので全然すごくないとはいえ、6年連続POG馬がダービー制覇…だったのですが、2021年のダービーはそれですらダメで連続記録が途絶えました。例年よりカブり気味で頭数を減らしてやや少数精鋭にしたところ、厳選馬がことごとくダメで壊滅的でした。やはり下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるじゃないとダメなようです。
そういえば、珍しく新種牡馬を積極的に指名したという違いもあったシーズンでしたね。まあ、裏目に出たんですけど…。
とはいえ、スタートしたときは、期待の1番人気が見せ場なく終わるというのが連続してマジで1勝もできない馬ばかりでは?と思っていましたので、気持ち的には活躍馬が多かった気分に。冷静に考えると、錯覚なんですけどね。
この「有力馬は最初ダメでも終わってみれば良かった」の代表例としては、アカイトリノムスメ。新馬戦1番人気7着から持ち直して、オークス2着になっています。上々でしょう。
で、肝心のダービーの今年の成績は、以下のような感じ。1着シャフリヤールも2着エフフォーリアも選んでおらず、なぜかダービー参戦の牝馬サトノレイナスが最高順位でした。ちにみに私はサトノレイナスを牡馬だと勘違いして指名しており、メモも最初牡馬と記録していた馬。それがマジで牡馬路線に来てしまうとは…。普通にオークスで良かった気がするんですけどね。このサトノレイナスは最初から期待通りに走ってくれたタイプです。
5着 サトノレイナス 2番人気
7着 ヨーホーレイク 6番人気
11着 レッドジェネシス 13番人気
11着だったレッドジェネシスも新馬戦は1番人気だったのに3着で、勝ち上がりに4戦もかかってしまったという馬。正直ダメだと思って諦めてしばらくレース見ていなかったのですが、知らないうちに勝ち上がっていて、京都新聞杯に勝利して重賞馬になってびっくり。早々に見限っちゃってごめんね! なんだかんだで稼いでくれました。やはり評判馬は走るんだなぁと思った1頭でした。
最近はそれほどでもないかなと思いつつ、以前よく指名していたということで久しぶりに選んだクロウキャニオンの子ヨーホーレイクは、逆に初戦から2連勝で順調だったタイプ。重賞勝利こそありませんが、ホープフルS(G1)3着、皐月賞(G1)5着などで、賞金を稼いでくれました。こういう子も大事です。感謝感謝。
ダービーだけでなく今シーズンはG1ゼロだったものの、それなりに走ってくれましたので、結構楽しめました。穴系のPOG馬でも健闘した子がいましたし、悪くなかったですね…と書いてから、オークスのユーバーレーベンを指名していたことを思い出しましたわ。G1馬いるじゃん! 力入れていないPOGだったので、完全に忘れていました。好きなマイネヌーヴェルの孫だったのに、忘れていてごめんね!
サトノレイナスを牡馬だと勘違いしたと書いたのですが、そういえば、いいな!と思う馬が牝馬ばかりで困ったシーズンでもあったんですよね。で、実際、前述したような牝馬たちが走ってくれて、例年壊滅的に苦手な牝馬の指名馬がよく走ったという、個人的に珍しいシーズンとなりました。これは選び方がうまくなっている証拠かも!と前向きに勘違いしつつ、次のシーズンのPOG選びに臨みたいと思います。
■2018/05/27 4年連続POG馬がダービー勝利 ワグネリアン、レイデオロ、マカヒキ、ドゥラメンテ
たくさん応援したいので、いろんなところのPOGに参加してあまりかぶらずに指名しているため、何十頭もPOG馬がいます。なので、全然すごくないのですけど、ワグネリアンの復活勝利で、3年連続POG馬がダービー勝利!
応援馬多いとはいえ、嬉しいですわ、やっぱり。ジャンプして喜びました。
ちまにに他にも指名馬が3頭。ステイフーリッシュ(10着)、グレイル(14着)、ステルヴィオ(8着) がいました。牝馬は毎年ですけど全然です。
2017年POG馬 1 レイデオロ 2 スワーヴリチャード 17 アメリカズカップ
2016年POG馬 1 マカヒキ 10 プロディガルサン
あっ、違った4年連続か。ドゥラメンテも指名していましたわ。この年は事前に上位でピックアップしていたのに、デビューが遅めでリアルスティール(4着)を逃したのも悔しかった世代。まあ、自己ルール通りなので、しゃーないんですけど…。
2015年POG馬 1 ドゥラメンテ
ドゥラメンテは母が名牝アドマイヤグルーヴでしたが兄弟はそれほど走っておらず。そろそろだと思って、穴じゃないかと思ったら、結構人気でした。
ただ、その次の年のマカヒキはちょっと注目程度。姉のウリウリは結構良かったものの、大きく目立つ活躍ではなかったためでしょう。その次のレイデオロは再び人気だったかな。
そして、今年の ワグネリアンがまた大人気ってほどではなく、デビュー前は注目!くらいの感じの馬でした。大人気じゃない馬が走ってくれると、また一段と嬉しいですね。
もう1年見てみました。POGにしなかったけど、デビュー前から注目して応援していたマイネルフロストが3位だった年でした。1,2着は、ワンアンドオンリーとイスラボニータ。
POG馬は3頭いたけど5着が最高で、トーセンスターダムなんかは16頭立てで16着でしたわ。
2014年POG馬 (3 マイネルフロスト) 5 トゥザワールド 8 ベルキャニオン 16 トーセンスターダム
■2019/05/26 全く期待していなかったロジャーバローズで5年連続ダービー制覇
ただでさえ毎年多いPOG。今年は特にひどくて、複数参加しているPOGを全部ダブらせずにたくさん応援しよう!という感じにしました。
なので、自信ない馬ばかり指名したわけではなく、上位指名はいつもどおり。にも関わらず例年以上に壊滅的でした。指名を増やして活躍馬が減るってどういうことなの?という感じ。
とはいえ、ダービーには2頭が出走。1頭はデビュー当初から期待していたクラージュゲリエで重賞を勝ち、皐月賞も不人気ながら5着と力を見せました。今年のダービーは全然期待していなかったものの、彼には掲示板を期待していました。
…ところが、 全く期待してなかった12番人気ロジャーバローズがなんか粘りそうなんですけど! 好スタートからの2番手でしたが、横山武騎手のリオンリオン(結果は6番人気15着)が飛ばして離れた2番手。2番手も壊滅するパターンだなぁ…と思って見ていたのに、なんか粘ってるし!
で、浜中騎手が叩いて叩いて、評判馬のダノンキングリーをクビ差しのぎました。全く期待していなかったので、今年は嬉しさはなく、何これ?って感じです。(クラージュゲリエは7番人気6着)
あと、ホント言うと、ロジャーバローズのPOG指名はいつも以上に大したことないのです。POGルールによっては既走馬でも指名できることがあり、新馬戦勝利後に好きだったサトノジューオーが遠い親戚だという理由でなんとなく指名。後出しで自慢できない指名で、思い入れもあまりありませんでした。いつも以上にまぐれですね。
■2020/05/31 6年連続POG馬がダービー制覇 POGで不人気だったコントレイル
今年は今までになく、ダービーは勝って当然といった感じだったPOG馬。1位コントレイル、2位サリオスともに指名馬です。ただ、例によっていろんな馬を指名しているために、それぞれ別のPOGでの指名なので、順位的には全然。今年はもう少し絞りますわ。コントレイルは事前にはあまり人気なかったので、ちょっと自慢したいところなのですけどね。後述のランキングでは、指名数ベスト100にすら入っていません。
サリオスは普通に相当強いと思うのですけど、コントレイルが強すぎますね。ディープインパクトはG1馬は文句なく多いのに、牡馬では超大物がいなくて、血統が続かないというまさかの事態がありそうだったのですけど、ディープインパクトが亡くなってから超大物牡馬が出てきました。 サリオスもハーツクライの代表産駒になれそうな可能性を感じる楽しみな馬です。サリオスは32位でしたが、今見ると新馬戦は2番人気だったんですね。
裏街道的なところからでしたが、2歳の時点ではマイラプソディもこの2頭なみに期待していた馬。それが全然になってしまい、残念なことに。 この日は後ろからまくって逃げて結局9着です。また、別路線から来た2頭ワーケア、アルジャンナも上位を期待したものの、8着、18着という結果に。アルジャンナ最下位ですわ。
今年のダービーは特に出走馬が多く、最初に逃げたウインカーネリアンもPOG馬。ブービーに終わったものの、 皐月賞はブービー人気で4着。十分走ってくれています。
■2020/05/31 2019-2020POG指名馬人気ランキング、1位はいまいち…
1 シルヴェリオ 10360人
私も指名してしまった シルヴェリオ。なんとか1勝したものの、その程度でした。
2 リアアメリア 10276人
指名していない馬。オークス4着なので結構稼いでいます。牝馬は私全然当たりません。
3 アルジャンナ 9989人
前述の通り、指名馬。重賞2,3着でまずまず稼ぎました。
4 ラインベック 8191人
牡馬で指名していない馬の一番上位。というか、ベスト10では他に指名馬いませんね。意外にミーハーじゃないようです。というか、むしろひねっている感じ。コントレイルなど、私が指名した馬はあまりベスト100に入っていませんでした。まあ、普通に活躍していない子も多数いるわけですけど。
ラインベックは迷った馬で指名せず後悔したのですけど、イメージ通りかなり走っており、 アルジャンナ級でした。
5 ブルトガング 8138人
6 アブソルティスモ 8062人
7 ポタジェ 5680人
8 ルナシオン 5505人
9 リメンバーメモリー 4711人
10 リリレフア 4487人
11 モーソンピーク 4368人
12 ヴァーダイト 4247人
13 カトゥルスフェリス 4126人
14 ディアスティマ 3981人
15 マイラプソディ 3867人
16 サンクテュエール 3798人
17 サトノフラッグ 3605人
18 スパングルドスター 3347人
19 ギルデッドミラー 3168人
20 ライティア 2974人
21 レッドルレーヴ 2791人
22 ファーストフォリオ 2647人
23 リズムオブラヴ 2513人
24 スカイグルーヴ 2285人
25 モーベット 2217人
26 ペルラネーラ 2151人
27 ジュンライトボルト 1980人
28 フェアレストアイル 1974人
29 フィリオアレグロ 1951人
30 セントオブゴールド 1897人
31 エカテリンブルク 1890人
32 サリオス 1875人
前述の通り、サリオスはここ。人気と言えば人気ですが、そうでもないと言えばそうでもない感じです。
33 ダノングロワール 1864人
34 カイザーライン 1847人
35 アブルハウル 1826人
36 ルリエーヴル 1803人
37 ヒメノカリス 1794人
38 クロスキー 1772人
39 ダブルアンコール 1744人
40 ヴェルトライゼンデ 1731人
41 ファルコニア 1700人
42 オーソリティ 1689人
43 クロミナンス 1670人
44 アドマイヤビルゴ 1621人
45 アドマイヤベネラ 1513人
46 レヴィオーサ 1512人
47 レーヴドゥロワ 1462人
48 サクセッション 1445人
49 バトーデュシエル 1427人
50 ダノンレガーロ 1342人
51 ワーケア 1308人
52 グランデマーレ 1304人
53 オールザワールド 1299人
54 キングサーガ 1239人
55 ストーンリッジ 1211人
56 ゴルトベルク 1206人
57 リリーピュアハート 1187人
58 レッドベルジュール 1178人
59 ヴェルテックス 1157人
60 ゴールドティア 1134人
61 アドマイヤミモザ 1094人
62 サトノエスペランサ 1087人
63 メリディアンローグ 1082人
64 サマービート 1070人
65 リンドブラッド 1055人
66 クレアーレ 1049人
67 ファートゥア 1048人
68 パイネ 1045人
69 リアンティサージュ 1014人
70 サトノゴールド 994人
71 ミヤマザクラ 990人
72 タイミングハート 985人
73 シンハリング 976人
74 バトルオブアルマダ 924人
74 ヒートオンビート 924人
76 ダノンフォルツェ 899人
77 ライフレッスンズ 888人
78 フライライクバード 884人
79 レクセランス 860人
80 ラヴユーライヴ 844人
81 ヴァンタブラック 817人
82 ベルラガッツォ 808人
83 アトリビュート 797人
84 シャレード 794人
85 ゼノヴァース 784人
86 ビアンフェ 767人
87 エブリワンブラック 739人
88 ゴールデンレシオ 725人
89 ソードライン 722人
90 プラトン 721人
91 シルヴィス 715人
92 アルファウェーブ 703人
93 ブライドグルーム 680人
94 サトノフウジン 663人
95 ディープキング 661人
96 アウサンガテ 654人
97 レザネフォール 641人
98 サングノーブル 633人
99 サイクロトロン 632人
100 イルミナル 624人
■2018/06/02 2018年6月のPOG指名馬人気ランキング
ネット競馬のPOG指名馬ランキングをメモ。人気馬を普通にってのはおもしろくないのですけど、終わってみると結構やっぱり人気馬が走っているんですよね。今年はどうなるでしょう?
2019/05/26追記:最終的なランキングと差し替えました。1位のサートゥルナーリアが普通に走りまくり。私はひねって上位はほとんど指名しないので、今年は特にひどくなりました。ただ、以下の100位以内に入っていないロジャーバローズがダービーを勝ってくれたのが不幸中の幸いですね。
順位 馬名 指名者
1 サートゥルナーリア 15082人
2 ソルドラード 9652人
3 カントル 7035人
4 ブラヴァス 6597人
5 シェーングランツ 6344人
6 ワールドプレミア 6109人
7 プランドラー 6096人
8 サトノジェネシス 5694人
9 ダノンチェイサー 5663人
10 アルママ 4853人
11 リスト 4588人
12 ベルクワイア 4112人
13 アドマイヤジャスタ 4086人
14 サトノソロモン 3495人
15 モアナアネラ 3451人
16 ドナアトラエンテ 3118人
17 グランアレグリア 3021人
18 コントラチェック 2948人
19 タンタラス 2809人
20 ミディオーサ 2608人
21 エスポワール 2605人
22 ウーリリ 2429人
23 ホウオウライジン 2337人
24 セントレオナード 2332人
25 フランクリン 2323人
26 オーロトラジェ 2136人
27 ダノンファンタジー 2085人
28 レーヴドカナロア 2061人
29 ロードゼウス 2026人
30 サトノアクシス 2016人
31 スイープセレリタス 1944人
32 ポルトラーノ 1909人
33 バイキングクラップ 1904人
34 ヴァンランディ 1873人
35 サトノルークス 1847人
36 レーヴドゥラメール 1820人
37 シェドゥーヴル 1763人
38 ライル 1760人
39 ドナウデルタ 1739人
40 ダンスディライト 1724人
41 ラヴズオンリーユー 1689人
42 ルヴォルグ 1687人
43 ティグラーシャ 1640人
44 トーセンカンビーナ 1622人
45 アドマイヤマーズ 1614人
46 ルガールカルム 1608人
47 サターン 1592人
48 メッシーナ 1591人
49 エデリー 1578人
50 ランフォザローゼス 1575人
51 ホウオウサーベル 1543人
52 ヴェロックス 1441人
53 アメジストヴェイグ 1355人
54 アーデンフォレスト 1335人
55 レッドエンヴィー 1310人
56 リアオリヴィア 1296人
57 クリソベリル 1278人
58 グロリアーナ 1270人
59 シルヴァーソニック 1266人
60 アストライア 1247人
61 ラズライトノヴァ 1246人
62 オーサムウインド 1238人
63 クラージュゲリエ 1232人
64 プレミアムギフト 1222人
65 イヴォーク 1221人
66 ノーブルスコア 1219人
67 アカネサス 1217人
68 サトノバリオス 1175人
69 カレンモエ 1139人
70 イニティウム 1132人
71 サラミス 1082人
72 アルテラローザ 1058人
73 ユナカイト 1045人
74 パロネラ 1043人
75 スワーヴシャルル 1025人
76 タニノミッション 1019人
77 ウラノメトリア 1006人
78 ヴァイスカイザー 992人
79 ビーチサンバ 973人
80 シトラスノート 964人
81 エールディヴァン 962人
82 カウディーリョ 952人
83 カヌメラビーチ 949人
84 ミリオンドリームズ 941人
85 バニュルス 920人
86 ヴァンドギャルド 881人
87 シークレットアイズ 860人
88 ジュベルハフィート 837人
89 グランデストラーダ 799人
90 セリユーズ 757人
91 アルディテッツァ 751人
92 クィーンユニバンス 746人
93 リオンリオン 734人
94 ダノンジャスティス 732人
95 ピンシェル 723人
96 アメリカンウェイク 715人
97 ルデュック 697人
98 アウィルアウェイ 681人
99 アヴァターラ 668人
100 ラディアントパレス 655人http://pog.netkeiba.com/?pid=pog_navi_rank