■2019/01/27 【クイズ】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
■2022/10/21 西と東どっち?わかる人しかわからない珍名馬ニシノコチ
■2022/10/21 種牡馬ペンタイアも珍名馬?「後悔する」という意味の可能性
■2013/1/7 珍名馬キッズニゴウハンの馬名の意味・由来 二説あり
■2019/01/27 【回答】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
■2019/01/27 【クイズ】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
【クイズ】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
(1)クリームオンリー (クリームだけしか入れない=砂糖は入れないという連想)
(2)ブラックコーヒー (ブラックコーヒーなので無糖。ただ、実際には砂糖ありでもブラックという定義)
(3)アスパルテーム (人工甘味料の一つ。つまり、人工甘味料は使うけど、普通の砂糖は使わないという連想)
回答までの間を開けるために、他の馬名がらみの話を入れておきます。
■2022/10/21 西と東どっち?わかる人しかわからない珍名馬ニシノコチ
「ニシノ」などの冠名で知られる西山茂行さんのニシノセイランという馬の血統表を見ていて、姉が「ニシノコチ」であることに気づきました。これは、わかる人しかわからない珍名馬でしょう。「コチ」というのは、おそらく「東風」(こち)のこと。つまり、「西の東風」というちょっと変わった名前になっています。
「わかる人しかわからない」と書いたものの、競馬ファンなら知っている人が多いかもしれません。というのも、東風ステークスというリステッド競走が中山で組まれているため。なんとなく1月だった気がしたのですけど、検索してみると、中山の3月開催のレースでした。
「ニシノコチ」を知るきっかけとなった「ニシノセイラン」もおそらく風関係の馬名だと思われます。「青嵐」という言葉があるためです。検索してみると、「青々とした山気。また、新緑の頃、青葉の上を吹きわたる風。薫風」といった意味でした。
私はこれしか知りませんでしたが、「晴嵐」という言葉もあるそうな。「 晴れわたった日のかすみ。よく晴れわたった日にたちのぼる山の気」「晴れた日に吹きわたる山風」などの意味があるそうです。
ふたりの上で長男である「ニシノオイカゼ」はわかりやすいですね。「追い風」です。そして、彼らの母を見てみると、「ニシノミナミカゼ」でした。こちらは、西なの?南なの?という「ニシノコチ」パターンです。ちなみに「南風」の場合「はえ」とも読みますが、虫のハエと同じ読みでイメージが悪いので、馬名ではあまり使われないと思われます。
■2022/10/21 種牡馬ペンタイアも珍名馬?「後悔する」という意味の可能性
「ニシノミナミカゼ」のさらに母を見ると、「シトラスブリーズ」。やはり風関係です。さらにその上を見ると、母がレモンキス、父がペンタイアですので、やっと風関係ではなさげ。
念のため、ペンタイア(Pentire)の意味を調べてみたのですが不明。イタリア語で「後悔する」という意味があるっぽい感じなのですが、そんな名前を馬につけますかね。つけてから後悔しそうな名前です。これこそ珍名馬でしょうか。
ちなみに「シトラス」は「ミカン属」のことを言いますので、「シトラスブリーズ」は母レモンキスから連想した馬名だと思われます。
一方、「シトラスブリーズ」の子、「ニシノミナミカゼ」の兄弟の名前は、風関係とは限らない感じ。末っ子の ニシノキスミーは祖母のレモンキスからの連想でしょうね。風関係ではありません。
とはいえ、他は風関係でした。意味がわからなくて調べたミストラルはフランスのローヌ川沿いに地中海に向かって吹き下ろす、冷たく乾燥した強い北風だとのこと。これで、東西南北が揃いました。
「サーフミュージック」は風そのものではないものの、サーフィンは風が必要なスポーツであることからやはり風関連の連想でしょう。
また、わかりづらいセイウンエオリアも風関係じゃないかと…。私が好きだった馬でエオリアンハープという馬がいたのですが、これは風と関係しているんですよね。エオリアンハープのウィキペディアでは、<エオリアン・ハープ(Aeolian Harp)は弦楽器の一種。ウインド・ハープ(Wind Harp)とも。自然に吹く風により音を鳴らす。ギリシャ神話の風神アイオロスに由来する>という説明があります。
私は風神の名前がそのまんまエオリアだった気がしたので、あれ?と思いました。とりあえず、アイオロスのウィキペディアでも<エオリアン・ハープ - 弦楽器の一種。風神のアイオロスがその名の由来となっている>との説明があります。アイオロスはラテン語だとAeolusで、これをさらに別言語にしたのがエオリアなのかもしれません。
エオリアは、一般的には、イタリアのシチリア島北東沖にあるエオリア諸島を言うみたいですね。で、こちらのウィキペディアを見ると、<諸島の名は、ギリシャ神話における風の神由来する>という説明がやはり見られました。
■2013/1/7 珍名馬キッズニゴウハンの馬名の意味・由来 二説あり
実況を聞いていて何だこりゃ?と思ったのがキッズニゴウハン。もう5歳になってキャリアも重ねていましたが、見たことなかったです。実況では最初、「キッズにゴハン(キッズ(子供)にご飯)」って言っているように聞こえたんですけど、よく聞くと「う」が入っています。
妙な名前だなぁと思って検索。母もキッズスターでキッズがつきますが、キッズは冠名だったようです。一方、ニゴウハン」は「二合半」。馬名登録ではこれだけの説明で、単なる量を表しているだけです。しかし、お酒の適量を表しているのでは?とのこと。
-----引用 ここから-----
[2] ミオンさん
ニゴウハン=二合半。ちょうどいい酒量の意。って、二合半って、一般の人には適量ですかね。ちょっと多いような(笑)。
-----引用 ここまで-----
これに質問が出ます。
-----引用 ここから-----
[21] 13レースさん
2番コメント様に
>ニゴウハン=二合半。ちょうどいい酒量の意
と、ありますが、ご飯でなく、お酒のことなんですか?
どこかの地方で言われていること?
それとも。どこかの時代で?
馬名の意味を教えてください。
http://db.netkeiba.com//?pid=horse_board&id=2008103126&page=10
-----引用 ここまで-----
ここから二説に分かれます。
-----引用 ここから-----
[24] ガットゥーゾ8さん
>>21
たぶん
「立って半畳、寝て一畳、天下取っても2合半」
という言葉から来ていると思います。
意味は
〝どんな大喰いでも精々食べられるのは飯なら2合半だ。
だから欲望を際限なく深めていったところで一体何になるのか。”
大きな欲を求めるなといった感じですね。
2010年09月01日 16:48:00
[26] 13レースさん
>>24
resありがとうございます。
書き込みのお言葉をぐぐって
理解できました。
人間は誰でも立って半畳分、寝て1畳。
天下とっても食べて2合半が誰でもそんなもの
ということみたいですね。
おかげさまで、なっとくしました。
この馬名は「天下とって」も、
にかかっているみたいですね。
キッズテンカよりも含蓄がありますね(笑)
思ったよりも、良い意味が隠されている馬名ですね。
[33] アドマイヤ党幹事長ゼロウィンさん
最初に未勝利戦でものすごい時計を出している馬がいると思って、馬名でビックリ。
『キッズニゴウハン』
ニゴウハンを『二合半』と理解して
よっぽど飼い葉をモリモリ食べる馬なのかと思ってましたが、そういう意味だったとは(;´Д`)
それはそうと、未勝利戦でとんでもなく強い競馬してますね!
-----引用 ここまで-----
こっちの方がすてきな名前ですが、実際は違うとのこと。
-----引用 ここから-----
[23] グラスビットさん
>>21
一般的に使いますよ。
日本酒の1升瓶を見たことはありませんか?
1合とは1升(1.8リットル)の10分の1ですから、
1合=180mlですね。
[34] ミオンさん
>>21
ご飯ではなく、お酒の適量です。
ある居酒屋の店名由来(”酒の適量、二合半。楽しく飲みましょう”みたいな文が、張り紙に記してあった)に妙な感銘を受けて、命名されました。
-----引用 ここまで-----
断言されてますけど、本当ですかね?先述の通り、馬名登録ではそこまで書いていません。
…それは置いておいて、冠名だから仕方ないとはいえ、子供(キッズ)にお酒二合半とはす!? どっかの団体さんに文句言われちゃいそうな、インパクトある名前になってしまいました。
■2019/01/27 【回答】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
【クイズ】珍名馬ノンシュガー(無糖)の母の名前は?
(1)クリームオンリー (クリームだけしか入れない=砂糖は入れないという連想)
(2)ブラックコーヒー (ブラックコーヒーなので無糖。ただ、実際には砂糖ありでもブラックという定義)
(3)アスパルテーム (人工甘味料の一つ。つまり、人工甘味料は使うけど、普通の砂糖は使わないという連想)
答え:(1)クリームオンリー
母親がクリームオンリーで、子どもがノンシュガーという連想のようです。母自体はアメリカの馬。祖母はRaspberry Eggcream(ラズベリーエッグクリーム)。検索すると、これはドリンクっぽい感じです。おいしそう。
その上まで見ると、Vennila Cream。バニラクリームに似ていますが、違うつづり。よくわからないですが、クリームはここがスタート地点っぽいですね。
さらにその母は、Redundancy。余分とか重複という意味で、意味が繋がりません。
なぜこんな悪そうな名前かと思ったら、その母が「Streak of Luck」(幸運続き)。つまり、「余り物には福がある」という格言の連想なのでしょう。こうなると、理解できるネーミングです。
クリームについては、これで終わりだと思ったのですが、Redundancyの父を見ると、Creme dela Creme。クレーム デ ラ クレームで「クリームの中のクリーム」。英語じゃないですね。フランス語でした。
クリームの真のスタート地点はこちら。ここは母ではなく、父から来ていました。この上はやっといなかったので、ホッとしました。
ちなみに問題の選択肢にした「ブラックコーヒー」という馬は本当にいました。「アスパルテーム」はさすがにいないだろうと検索すると、こちらもいました。マジでか。
アスパルテームの他に選択肢として「サッカリン」も迷ったのですが、こちらはおらず。他に有名な人工甘味料だと、「キシリトール」がありますが、1頭だけいました。なんというムダ知識なんでしょう。