■2019/05/05 何レース目の馬券が得意? データをとるとはっきりとした傾向
■2019/05/05 G1・重賞・未勝利・新馬戦など得意な馬券条件はあるのか?
■2019/05/14 中央ローカル…馬券が得意不得意な競馬場ってある?
■2019/05/14 馬券が得意な競馬場・コースを作るのは大事?
■2019/06/02 人気不人気、どっちの馬券を買うのが有利?得意不得意は…
■2019/06/02 人気サイドの複勝買うなんて意味不明?でも計算すると…
■2019/06/02 極端な人気馬も不人気馬もダメ…その間のところがおいしい?
■2019/06/02 最近の単勝は回収率100%超え!傾向もはっきりくっきり
■2019/05/05 何レース目の馬券が得意? データをとるとはっきりとした傾向
本人じゃない人にはどうでもいい話でしょうが、私自身の馬券傾向として、得意な条件があるか?というのが気になりました。
この切り口は、いろいろと あるでしょう。ただ、データとして残っているものとなると限られています。芝・ダートの差なんかは気になるものの、細かく記録していません。残念。
とりあえず、わかりそうなものということで、今回は重賞や未勝利などといった条件。人によって重賞が得意とか苦手とか、新馬戦が目一杯強いとか、ありそうな気がします。
でも、こうした重賞・条件戦などの違いよりもっとデータのとり方が簡単そうだった第何R、何レース目かというのを先に…。
私はあまり馬券を多く買わない方だと思うのですけど、2016年から2019年5月5日まで買った39万円で計算してみました。
まず多くの人がそうであるように、メインレースである11Rの購入が一番多くなりました。ただ、私はそれほど偏っておらず、購入者全体の売上傾向とは差がありそう。2番め、3番めに多いのも、7R、3Rという妙なところでした。一方少ないのも9R、10Rという、本来ならより比較的重要なレースが多い妙なところです。
で、回収率ですが、よく買っている11Rがひどく、1番ひどいのも多く買っていた7R。逆に買うことが少なかった9R、10Rが良くて、回収率ベストの5Rも少なかった方のレースでした。
R数 購入金額 払い戻し 回収率
1R 33,300 19,600 59%
2R 31,400 37,520 119%
3R 37,800 34,600 92%
4R 28,400 32,320 114%
5R 28,500 46,010 161%
6R 34,600 19,370 56%
7R 39,800 13,240 33%
8R 36,400 34,640 95%
9R 23,700 35,300 149%
10R 26,100 29,840 114%
11R 46,000 21,150 46%
12R 29,300 14,400 49%
購入金額が少ないと上下にぶれやすいので、回収率が高くなることがありますが、同時に極端に低い回収率も出てくるのが普通。そういうんじゃなくて、よく買うレースほど下手というふうに、逆相関している感じですね。購入金額と回収率で相関係数を出してみると、-0.69で結構強い負の相関がありました。
びっくりです。
ただ、これ、馬券検討の改善に使えるかなぁ? 無理な気がしますね。
とりあえず、メインレースが弱いのだけは、心当たりがあります。私はある程度決まった条件にあてはまった馬や騎手しか買わないようにしています。手動の自動売買的な雰囲気です。
ところが、メインレースだとついついその条件に当てはまらない馬が気になって、裁量で買っちゃうんですよね。そういう根拠のないレースは、やはり外れやすいんじゃないかと思います。
■2019/05/05 G1・重賞・未勝利・新馬戦など得意な馬券条件はあるのか?
すでに上記の時点で重賞が壊滅的なことがわかります。条件別は、こちらを先に見てみましょう。
以下のように、やはりボロクソ。購入金額が少ないとは言え、G2はなんと回収率ゼロというすごい数字に…。そのグレードでも回収率の目安となる7割に達しているものがなく、下手すぎーという感じ。
あと、その他が300円あるのはすべて海外G1。これも未だに当たったことがありません。
条件 購入金額 払い戻し 回収率
G3 13,500 8,660 64%
G2 3,600 0 0%
G1 14,400 8,380 58%
その他 300 0 0%
合計 31,800 17,040 54%
じゃあ、OP・L(リステッド)も下手なのかというと、そうではなし。というか、ここが一番で唯一の回収率100%超えでした。傾向がよくわかりませんね。
なお、L表記ができてから買ったLのレースは、回収率100%。中止で払い戻しになったプリンシパルS100円のみだったためです。
条件 購入金額 払い戻し 回収率
障害 3,400 1,250 37%
新馬 39,400 34,030 86%
未勝利 127,100 124,030 98%
500万下 125,400 105,880 84%
1000万下 38,400 26,580 69%
1600万下 16,000 9,630 60%
OP 13,800 19,550 142%
合計 363,500 320,950 88%
あと、購入金額で見ると重賞は全体の10%程度、そのほぼ半々がG1とG3といった感じ。こういう買い方の人はあまりいないんじゃないでしょうか。普通は重賞をよく買いますよね。
渡しの場合、最も購入金額が多いのが未勝利で、500万下も同じくらい。単にレース数が多いからでしょうけど。上で見たとおり、私は1~12Rまで比較的まんべんなく買っています。
あと、未勝利と500万下は100%未満ですけど、目安の7割は突破しており、比較的得意でもある感じ。新馬戦も同程度ですね。
そして、基本的には上級条件になるほど下手になる傾向。なのに、OP・Lだけ異常に高い回収率というわかりづらいことに。とはいえ、ここは比較的購入金額が少ないため、まだ収束していないのかも…。
ということで、私は下級条件ほど得意な傾向がある、と言って良いみたいですね。本当は重賞なんか買わない方が良いのでしょう。思った以上にきれいに傾向が出てくれて、正直驚きました。
■2019/05/14 中央ローカル…馬券が得意不得意な競馬場ってある?
馬券の得意不得意の分析で、競馬場について。
馬では得意な競馬場・苦手な競馬場があるということが珍しくありません。騎手ではそこまで極端ではないものの、たまにそうした傾向が言われることがあります。馬券でも得意不得意があるかもしれません。
私は以前先行馬好きで、小回りでなおかつ札幌・函館が得意…と思い込んでいた時期があります。ただ、思い込みだけでしょうし、今は先行馬ばかり買っているわけでもなく、あまり関係なさそう。期待せずに調べてみます。
まず、すでにまとめてあった2006年から2018年までのデータ。古いところが多いので、先行好きだった頃が主体です。
ほとんど差がなくばらつくんじゃないかと思ったのですけど、思ったより差が出ました。極端にひどかったのが 阪神競馬場で回収率56%。下手すぎです。
次に悪いのが中山競馬場、新潟競馬場なのですけど、75%、78%ですので、この時点で回収率の目安となる7割を超えてきました。全体としては、回収率83%。本当にこんなに良いんですかね? データが正しいか、心配になってきました。
100%超えは3場で、中京・札幌・福島。それぞれ114%、105%、104%でした。みんな小さい競馬場であるものの、タイプが異なる競馬場。回収率の悪い方を見ても規則性が見つからず、馬券対策も思いつきませんでした。
中央場所が苦手でローカルの方が良かった記憶もあるんですが、その傾向はありますかね。ただ、これでなにか対策できるかというと、やはり思いつきません。
順位 競馬場 購入 払戻 回収率
1位 中京 57,500 65,290 114%
2位 札幌 21,700 22,710 105%
3位 福島 41,800 43,450 104%
4位 函館 19,100 18,610 97%
5位 京都 117,600 104,040 88%
6位 小倉 44,700 39,120 88%
7位 東京 160,000 128,930 81%
8位 新潟 54,100 42,440 78%
9位 中山 120,600 89,890 75%
10位 阪神 99,700 55,390 56%
■2019/05/14 馬券が得意な競馬場・コースを作るのは大事?
次に2019年のデータを加えた、2016年以降という最近のデータ。最近は馬券がうまくなった気がしていたものの、全体としては85%でほとんど変わらず。気のせいだったようです。
先程より購入金額が少ないため、こちらの方がばらつきます。ワーストは東京、小倉、阪神で、56%、57%、62%でした。先程と顔ぶれも代わりました。
良かった方はわりと似ていて、中京、京都、福島で、140%、119%、93%でした。
やはり傾向も対策も思いつきませんね。おもしろい話になりませんでした。
順位 競馬場 購入 払戻 回収率
1位 中京 39,100 54,650 140%
2位 京都 58,700 70,110 119%
3位 福島 25,400 23,530 93%
4位 札幌 5,500 5,050 92%
5位 函館 8,400 7,180 85%
6位 新潟 32,300 27,180 84%
7位 中山 72,300 60,550 84%
8位 阪神 52,100 32,230 62%
9位 小倉 27,100 15,440 57%
10位 東京 73,400 41,070 56%
おもしろい話にできなかったので検索かけてみると、もっと細かく「ある競馬場のある距離」という得意なコースを作りましょうといったアドバイスがありました。過去の傾向を見て予想できるコースという意味ですね。
私も実はこうしたコース傾向をすごく気にしていた時期があり、楽しいには楽しかったのですけど、特に結果には関係なかったのか、今回見たようにどの時期も同じような回収率でした。台無しにしちゃうこと書いちゃいましたね。
ただ、とりあえず、過去の自分のデータを振り返って確認するというのは大事。私はそうしたところまで記録していなかったのですけど、もっと細かく見ていくと傾向が見えて、対策が立てられたかもしれません。
■2019/06/02 人気不人気、どっちの馬券を買うのが有利?得意不得意は…
「実は人気馬の方が確実に儲けられる」という人もいれば、不当に不人気になっている3連単を多数買って儲けている人もいます。
厳密には馬券の種類や、当選馬券の数によって回収率が異なってくるのですけど、基本的にはどっちが有利と一概に言えるものではないでしょう。
それよりも個人差、得意不得意がある可能性がありますので、自分の馬券購入傾向について分析してみた方がためになるんじゃないかと思います。
ということで、やってみました。過去はワイド中心に買っていたものの、これはデータ的に分析が難しいので、単勝複勝のみで計算。また、私は近年半自動売買的な感じで、買い方が変わったので、その前の2017年2月までのデータを見てみました。
1,2番人気はまだマシなのですが、3,4番人気の回収率が悪いです。また、8~11番人気もかなり悪く。さらに、14番人気以下は回収率ゼロです。
一方良いところでは、ガンガン100%超え。5~7番人気、12,13番人気で回収率100超えということで思った以上に、傾向らしきものが出て嬉しいです。対策できそうな偏り方。ただ、前述の通り、今買っていない買い方なので参考にならないんですけど…。
<~17年2月 単勝>
人気 購入 払い戻し 回収率
1 9,800 8650 88%
2 13,800 10100 73%
3 13,100 6160 47%
4 11,000 5240 48%
5 9,600 10720 112%
6 11,300 12420 110%
7 15,000 17380 116%
8 17,300 6460 37%
9 16,000 6620 41%
10 12,800 7110 56%
11 9,600 5580 58%
12 9,700 19320 199%
13 6,600 7590 115%
14 5,800 0 0%
15 4,500 0 0%
16 1,900 0 0%
17 400 0 0%
18 300 0 0%
合計 168,500 123,350 73%
■2019/06/02 人気サイドの複勝買うなんて意味不明?でも計算すると…
単勝と比べると、複勝は安定。その分はっきりとした差は出なかったものの、1~5番人気の回収率が良さそうな感じ。前述の通り、今の買い方と異なるのですけど、人気サイドの複勝だけ買っていれば、回収率をプラスにできた感じです。
人気サイドの複勝買うなんて意味不明…みたいなことを友達に言われたことがあるのですけど、このように配当が低くてもちゃんと稼ぐことが可能です。「理論上は…」ですけどね。
<~17年2月 複勝>
人気 購入 払い戻し 回収率
1 800 720 90%
2 1,900 2740 144%
3 4,800 3490 73%
4 4,700 7580 161%
5 10,900 11430 105%
6 14,500 11370 78%
7 20,700 14600 71%
8 22,900 13240 58%
9 22,700 19650 87%
10 22,000 17200 78%
11 15,700 14980 95%
12 15,100 7430 49%
13 12,700 15200 120%
14 10,000 4930 49%
15 6,600 6640 101%
16 2,900 0 0%
17 2,000 0 0%
18 900 0 0%
合計 191,800 151,200 79%
■2019/06/02 極端な人気馬も不人気馬もダメ…その間のところがおいしい?
さて、ここから私にとっての本番。最近の買い方はどうなっているでしょう? こちらはデータがちょっと少ない複勝を先に見てみました。 以前は複勝の方が多く買っていたのですけど、最近は逆になったんですよね。
まず、全体としては、回収率が79%から、86%にアップ。最近馬券がうまくなった気がしていたのは、気のせいではなかったのかも。今年に限れば、回収率が130%近くなっています。
ただ、肝心の傾向はわかりづらく。強いて言うと、8番人気以下、17番人気以上といったところで回収率が低く。9~13番人気の真ん中あたりで回収率が高いですね。私の今の買い方だと、極端すぎない不人気馬狙いをすべきでしょうか。
あと、以前の買い方と、得意なところが大きく変わったということもわかります。以前は、人気サイドの方が得意でした。
<17年3月~ 複勝>
人気 購入 払い戻し 回収率
1 200 140 70%
2 1,400 800 57%
3 1,700 770 45%
4 2,400 1610 67%
5 3,400 3610 106%
6 3,300 970 29%
7 6,000 1880 31%
8 9,000 7110 79%
9 9,400 10970 117%
10 9,000 6040 67%
11 9,400 9040 96%
12 9,100 14090 155%
13 8,200 10550 129%
14 8,400 6930 83%
15 7,400 3380 46%
16 5,300 4890 92%
17 1,200 0 0%
18 1,000 0 0%
合計 95,800 82,780 86%
■2019/06/02 最近の単勝は回収率100%超え!傾向もはっきりくっきり
最後に私にとっての主戦場で本命である、最近の単勝。嬉しいことに以前の回収率が73%だったのが、今は104%。100%超えてきました。ここを中心にして戦うってのは、正解だったようです。
不人気馬はやはりなかなか当たらず、15番人気以下での回収率はゼロ。ただ、ここらへんは当たれば大きいせいか、14番人気でも回収率83%。そして、驚くべきことに9~13番人気ですべて回収率100%超え。
8番人気だけ52%とかなり悪いものの、7番人気も131%。思った以上にはっきりと傾向が出ましたね。ここらへんの単勝が私は得意なようです。単複いっしょに買うことが増えたので当然といえば当然ですが、同じようなところが得意になっています。
以前単勝が良かったのは、5~7番人気、12,13番人気でした。ある程度かぶっていますが、得意なところが広がって、やや不人気サイドにずれたイメージです。
<17年3月~ 単勝>
人気 購入 払い戻し 回収率
1 700 450 64%
2 2,400 1730 72%
3 3,400 1680 49%
4 3,900 3490 89%
5 5,100 4610 90%
6 6,100 3030 50%
7 11,100 14550 131%
8 14,300 7410 52%
9 14,000 18020 129%
10 13,900 25680 185%
11 13,000 21070 162%
12 11,900 16720 141%
13 10,800 17220 159%
14 10,800 8990 83%
15 9,200 0 0%
16 6,400 0 0%
17 1,600 0 0%
18 1,100 0 0%
合計 139,700 144,650 104%
思った以上にきれいに傾向が出てくれて、ホッとしました。おもしろいので、みなさんも自分の馬券を分析してみると良いと思います。