2024年2月11日日曜日

中央ローカル…馬券が不得意な競馬場 得意コースを作るのは大事?

■2019/05/05 何レース目の馬券が得意? データをとるとはっきりとした傾向
■2019/05/05  G1・重賞・未勝利・新馬戦など得意な馬券条件はあるのか?
■2019/05/14 中央ローカル…馬券が得意不得意な競馬場ってある?
■2019/05/14 馬券が得意な競馬場・コースを作るのは大事?
■2019/06/02 人気不人気、どっちの馬券を買うのが有利?得意不得意は…
■2019/06/02 人気サイドの複勝買うなんて意味不明?でも計算すると…
■2019/06/02 極端な人気馬も不人気馬もダメ…その間のところがおいしい?
■2019/06/02 最近の単勝は回収率100%超え!傾向もはっきりくっきり



■2019/05/05 何レース目の馬券が得意? データをとるとはっきりとした傾向

 本人じゃない人にはどうでもいい話でしょうが、私自身の馬券傾向として、得意な条件があるか?というのが気になりました。
 この切り口は、いろいろと あるでしょう。ただ、データとして残っているものとなると限られています。芝・ダートの差なんかは気になるものの、細かく記録していません。残念。
 とりあえず、わかりそうなものということで、今回は重賞や未勝利などといった条件。人によって重賞が得意とか苦手とか、新馬戦が目一杯強いとか、ありそうな気がします。
 でも、こうした重賞・条件戦などの違いよりもっとデータのとり方が簡単そうだった第何R、何レース目かというのを先に…。

 私はあまり馬券を多く買わない方だと思うのですけど、2016年から2019年5月5日まで買った39万円で計算してみました。
 まず多くの人がそうであるように、メインレースである11Rの購入が一番多くなりました。ただ、私はそれほど偏っておらず、購入者全体の売上傾向とは差がありそう。2番め、3番めに多いのも、7R、3Rという妙なところでした。一方少ないのも9R、10Rという、本来ならより比較的重要なレースが多い妙なところです。
 で、回収率ですが、よく買っている11Rがひどく、1番ひどいのも多く買っていた7R。逆に買うことが少なかった9R、10Rが良くて、回収率ベストの5Rも少なかった方のレースでした。

R数    購入金額    払い戻し    回収率
1R    33,300    19,600    59%
2R    31,400    37,520    119%
3R    37,800    34,600    92%
4R    28,400    32,320    114%
5R    28,500    46,010    161%
6R    34,600    19,370    56%
7R    39,800    13,240    33%
8R    36,400    34,640    95%
9R    23,700    35,300    149%
10R    26,100    29,840    114%
11R    46,000    21,150    46%
12R    29,300    14,400    49%

 購入金額が少ないと上下にぶれやすいので、回収率が高くなることがありますが、同時に極端に低い回収率も出てくるのが普通。そういうんじゃなくて、よく買うレースほど下手というふうに、逆相関している感じですね。購入金額と回収率で相関係数を出してみると、-0.69で結構強い負の相関がありました。 びっくりです。
 ただ、これ、馬券検討の改善に使えるかなぁ? 無理な気がしますね。
 とりあえず、メインレースが弱いのだけは、心当たりがあります。私はある程度決まった条件にあてはまった馬や騎手しか買わないようにしています。手動の自動売買的な雰囲気です。
 ところが、メインレースだとついついその条件に当てはまらない馬が気になって、裁量で買っちゃうんですよね。そういう根拠のないレースは、やはり外れやすいんじゃないかと思います。



■2019/05/05  G1・重賞・未勝利・新馬戦など得意な馬券条件はあるのか?

 すでに上記の時点で重賞が壊滅的なことがわかります。条件別は、こちらを先に見てみましょう。
 以下のように、やはりボロクソ。購入金額が少ないとは言え、G2はなんと回収率ゼロというすごい数字に…。そのグレードでも回収率の目安となる7割に達しているものがなく、下手すぎーという感じ。
 あと、その他が300円あるのはすべて海外G1。これも未だに当たったことがありません。

条件    購入金額    払い戻し    回収率
G3    13,500    8,660    64%
G2    3,600    0    0%
G1    14,400    8,380    58%
その他    300    0    0%
合計    31,800    17,040    54%

 じゃあ、OP・L(リステッド)も下手なのかというと、そうではなし。というか、ここが一番で唯一の回収率100%超えでした。傾向がよくわかりませんね。
 なお、L表記ができてから買ったLのレースは、回収率100%。中止で払い戻しになったプリンシパルS100円のみだったためです。

条件    購入金額    払い戻し    回収率
障害    3,400    1,250    37%
新馬    39,400    34,030    86%
未勝利    127,100    124,030    98%
500万下    125,400    105,880    84%
1000万下    38,400    26,580    69%
1600万下    16,000    9,630    60%
OP    13,800    19,550    142%
合計    363,500    320,950    88%

 あと、購入金額で見ると重賞は全体の10%程度、そのほぼ半々がG1とG3といった感じ。こういう買い方の人はあまりいないんじゃないでしょうか。普通は重賞をよく買いますよね。
 渡しの場合、最も購入金額が多いのが未勝利で、500万下も同じくらい。単にレース数が多いからでしょうけど。上で見たとおり、私は1~12Rまで比較的まんべんなく買っています。

 あと、未勝利と500万下は100%未満ですけど、目安の7割は突破しており、比較的得意でもある感じ。新馬戦も同程度ですね。
 そして、基本的には上級条件になるほど下手になる傾向。なのに、OP・Lだけ異常に高い回収率というわかりづらいことに。とはいえ、ここは比較的購入金額が少ないため、まだ収束していないのかも…。
 ということで、私は下級条件ほど得意な傾向がある、と言って良いみたいですね。本当は重賞なんか買わない方が良いのでしょう。思った以上にきれいに傾向が出てくれて、正直驚きました。 


■2019/05/14 中央ローカル…馬券が得意不得意な競馬場ってある?

 馬券の得意不得意の分析で、競馬場について。
 馬では得意な競馬場・苦手な競馬場があるということが珍しくありません。騎手ではそこまで極端ではないものの、たまにそうした傾向が言われることがあります。馬券でも得意不得意があるかもしれません。

 私は以前先行馬好きで、小回りでなおかつ札幌・函館が得意…と思い込んでいた時期があります。ただ、思い込みだけでしょうし、今は先行馬ばかり買っているわけでもなく、あまり関係なさそう。期待せずに調べてみます。

 まず、すでにまとめてあった2006年から2018年までのデータ。古いところが多いので、先行好きだった頃が主体です。
 ほとんど差がなくばらつくんじゃないかと思ったのですけど、思ったより差が出ました。極端にひどかったのが 阪神競馬場で回収率56%。下手すぎです。
 次に悪いのが中山競馬場、新潟競馬場なのですけど、75%、78%ですので、この時点で回収率の目安となる7割を超えてきました。全体としては、回収率83%。本当にこんなに良いんですかね? データが正しいか、心配になってきました。
 100%超えは3場で、中京・札幌・福島。それぞれ114%、105%、104%でした。みんな小さい競馬場であるものの、タイプが異なる競馬場。回収率の悪い方を見ても規則性が見つからず、馬券対策も思いつきませんでした。
 中央場所が苦手でローカルの方が良かった記憶もあるんですが、その傾向はありますかね。ただ、これでなにか対策できるかというと、やはり思いつきません。

順位    競馬場    購入    払戻    回収率
1位    中京    57,500    65,290    114%
2位    札幌    21,700    22,710    105%
3位    福島    41,800    43,450    104%
4位    函館    19,100    18,610    97%
5位    京都    117,600    104,040    88%
6位    小倉    44,700    39,120    88%
7位    東京    160,000    128,930    81%
8位    新潟    54,100    42,440    78%
9位    中山    120,600    89,890    75%
10位    阪神    99,700    55,390    56%



■2019/05/14 馬券が得意な競馬場・コースを作るのは大事?

 次に2019年のデータを加えた、2016年以降という最近のデータ。最近は馬券がうまくなった気がしていたものの、全体としては85%でほとんど変わらず。気のせいだったようです。
 先程より購入金額が少ないため、こちらの方がばらつきます。ワーストは東京、小倉、阪神で、56%、57%、62%でした。先程と顔ぶれも代わりました。
 良かった方はわりと似ていて、中京、京都、福島で、140%、119%、93%でした。
  やはり傾向も対策も思いつきませんね。おもしろい話になりませんでした。

順位    競馬場    購入    払戻    回収率
1位    中京    39,100    54,650    140%
2位    京都    58,700    70,110    119%
3位    福島    25,400    23,530    93%
4位    札幌    5,500    5,050    92%
5位    函館    8,400    7,180    85%
6位    新潟    32,300    27,180    84%
7位    中山    72,300    60,550    84%
8位    阪神    52,100    32,230    62%
9位    小倉    27,100    15,440    57%
10位    東京    73,400    41,070    56%

 おもしろい話にできなかったので検索かけてみると、もっと細かく「ある競馬場のある距離」という得意なコースを作りましょうといったアドバイスがありました。過去の傾向を見て予想できるコースという意味ですね。
 私も実はこうしたコース傾向をすごく気にしていた時期があり、楽しいには楽しかったのですけど、特に結果には関係なかったのか、今回見たようにどの時期も同じような回収率でした。台無しにしちゃうこと書いちゃいましたね。
 ただ、とりあえず、過去の自分のデータを振り返って確認するというのは大事。私はそうしたところまで記録していなかったのですけど、もっと細かく見ていくと傾向が見えて、対策が立てられたかもしれません。


■2019/06/02 人気不人気、どっちの馬券を買うのが有利?得意不得意は…

 「実は人気馬の方が確実に儲けられる」という人もいれば、不当に不人気になっている3連単を多数買って儲けている人もいます。
  厳密には馬券の種類や、当選馬券の数によって回収率が異なってくるのですけど、基本的にはどっちが有利と一概に言えるものではないでしょう。
 それよりも個人差、得意不得意がある可能性がありますので、自分の馬券購入傾向について分析してみた方がためになるんじゃないかと思います。

 ということで、やってみました。過去はワイド中心に買っていたものの、これはデータ的に分析が難しいので、単勝複勝のみで計算。また、私は近年半自動売買的な感じで、買い方が変わったので、その前の2017年2月までのデータを見てみました。
 1,2番人気はまだマシなのですが、3,4番人気の回収率が悪いです。また、8~11番人気もかなり悪く。さらに、14番人気以下は回収率ゼロです。
 一方良いところでは、ガンガン100%超え。5~7番人気、12,13番人気で回収率100超えということで思った以上に、傾向らしきものが出て嬉しいです。対策できそうな偏り方。ただ、前述の通り、今買っていない買い方なので参考にならないんですけど…。

<~17年2月 単勝>
人気  購入  払い戻し  回収率
1  9,800  8650  88%
2  13,800  10100  73%
3  13,100  6160  47%
4  11,000  5240  48%
5  9,600  10720  112%
6  11,300  12420  110%
7  15,000  17380  116%
8  17,300  6460  37%
9  16,000  6620  41%
10  12,800  7110  56%
11  9,600  5580  58%
12  9,700  19320  199%
13  6,600  7590  115%
14  5,800  0  0%
15  4,500  0  0%
16  1,900  0  0%
17  400  0  0%
18  300  0  0%
合計  168,500  123,350  73%



■2019/06/02 人気サイドの複勝買うなんて意味不明?でも計算すると…

 単勝と比べると、複勝は安定。その分はっきりとした差は出なかったものの、1~5番人気の回収率が良さそうな感じ。前述の通り、今の買い方と異なるのですけど、人気サイドの複勝だけ買っていれば、回収率をプラスにできた感じです。
  人気サイドの複勝買うなんて意味不明…みたいなことを友達に言われたことがあるのですけど、このように配当が低くてもちゃんと稼ぐことが可能です。「理論上は…」ですけどね。

<~17年2月  複勝>   
人気  購入  払い戻し  回収率
1  800  720  90%
2  1,900  2740  144%
3  4,800  3490  73%
4  4,700  7580  161%
5  10,900  11430  105%
6  14,500  11370  78%
7  20,700  14600  71%
8  22,900  13240  58%
9  22,700  19650  87%
10  22,000  17200  78%
11  15,700  14980  95%
12  15,100  7430  49%
13  12,700  15200  120%
14  10,000  4930  49%
15  6,600  6640  101%
16  2,900  0  0%
17  2,000  0  0%
18  900  0  0%
合計  191,800  151,200  79%


■2019/06/02 極端な人気馬も不人気馬もダメ…その間のところがおいしい?

 さて、ここから私にとっての本番。最近の買い方はどうなっているでしょう? こちらはデータがちょっと少ない複勝を先に見てみました。 以前は複勝の方が多く買っていたのですけど、最近は逆になったんですよね。
 まず、全体としては、回収率が79%から、86%にアップ。最近馬券がうまくなった気がしていたのは、気のせいではなかったのかも。今年に限れば、回収率が130%近くなっています。
 ただ、肝心の傾向はわかりづらく。強いて言うと、8番人気以下、17番人気以上といったところで回収率が低く。9~13番人気の真ん中あたりで回収率が高いですね。私の今の買い方だと、極端すぎない不人気馬狙いをすべきでしょうか。
 あと、以前の買い方と、得意なところが大きく変わったということもわかります。以前は、人気サイドの方が得意でした。

<17年3月~  複勝>
人気  購入  払い戻し  回収率
1  200  140  70%
2  1,400  800  57%
3  1,700  770  45%
4  2,400  1610  67%
5  3,400  3610  106%
6  3,300  970  29%
7  6,000  1880  31%
8  9,000  7110  79%
9  9,400  10970  117%
10  9,000  6040  67%
11  9,400  9040  96%
12  9,100  14090  155%
13  8,200  10550  129%
14  8,400  6930  83%
15  7,400  3380  46%
16  5,300  4890  92%
17  1,200  0  0%
18  1,000  0  0%
合計  95,800  82,780  86%


■2019/06/02 最近の単勝は回収率100%超え!傾向もはっきりくっきり

  最後に私にとっての主戦場で本命である、最近の単勝。嬉しいことに以前の回収率が73%だったのが、今は104%。100%超えてきました。ここを中心にして戦うってのは、正解だったようです。
 不人気馬はやはりなかなか当たらず、15番人気以下での回収率はゼロ。ただ、ここらへんは当たれば大きいせいか、14番人気でも回収率83%。そして、驚くべきことに9~13番人気ですべて回収率100%超え。
 8番人気だけ52%とかなり悪いものの、7番人気も131%。思った以上にはっきりと傾向が出ましたね。ここらへんの単勝が私は得意なようです。単複いっしょに買うことが増えたので当然といえば当然ですが、同じようなところが得意になっています。
 以前単勝が良かったのは、5~7番人気、12,13番人気でした。ある程度かぶっていますが、得意なところが広がって、やや不人気サイドにずれたイメージです。

<17年3月~  単勝>
人気  購入  払い戻し  回収率
1  700  450  64%
2  2,400  1730  72%
3  3,400  1680  49%
4  3,900  3490  89%
5  5,100  4610  90%
6  6,100  3030  50%
7  11,100  14550  131%
8  14,300  7410  52%
9  14,000  18020  129%
10  13,900  25680  185%
11  13,000  21070  162%
12  11,900  16720  141%
13  10,800  17220  159%
14  10,800  8990  83%
15  9,200  0  0%
16  6,400  0  0%
17  1,600  0  0%
18  1,100  0  0%
合計  139,700  144,650  104%

 思った以上にきれいに傾向が出てくれて、ホッとしました。おもしろいので、みなさんも自分の馬券を分析してみると良いと思います。