2024年1月9日火曜日

メジロマックイーン産駒のギンザグリングラスが謎の種牡馬入り

2022/02/27再投稿
■2015/2/26 メジロマックイーン産駒のギンザグリングラスが謎の種牡馬入り


■2015/2/26 メジロマックイーン産駒のギンザグリングラスが謎の種牡馬入り

 またマイナー種牡馬の話です。たまによくわからない馬の種牡馬入りってありますよね。今回は、ギンザグリングラスというメジロマックイーン産駒の馬が種牡馬入りの話です。
 名前的にグリーングラスの血が入っているのかと思ったら、そうでもなし。戦績は全然なので近親の方が良いのかと思ったら、近親には重賞3着馬すらないという状態です。出走数がやたらと多いのでファンが多かったのかもしれません。109戦もしています。

 ただ、109戦して勝ったのは3勝のみ。前述の通り、ギンザグリングラスの成績は良いわけじゃないんですよね。全体としては、[3-5-11-90]という成績です。また、以下の中央賞金を見てわかる通り、1勝は未勝利のものです。つまり、他の2勝は地方であり、中央3勝から見ると、かなり価値の劣る3勝です。

中央獲得賞金     500.0万円
地方獲得賞金     1,429.2万円

 中央では4戦目で勝ち上がったものの、その後7戦掲示板にすら入れず。中央獲得賞金が500万ピタリなのですから、そりゃそうなんですけどね。新馬戦・未勝利も当然掲示板に入っていなかったので、唯一の中央勝利は12番人気で51.1倍と人気薄での勝利でした。
 また、逆算すると、地方では、2-5-11-79になりそうなのですが、これもそれほど良いわけではありません。少なくとも種牡馬レベルではないでしょう。

 種牡馬レベルうんぬんを抜けば、セリ取引価格     210万円 (2007年 千葉サラブレッド・セール)でしたから、お買い得感はあるかもしれません。この金額からすると、ずいぶん走りました。
 ただ、9歳まで走ったので、委託料もだいぶかかっているはずです。いつも不思議なんですが、地方の委託料ってどれくらいなんでしょうね? 賞金額だけ見ると、どう考えても黒字にならないというケースが多いです。

 今回の種牡馬入り、メジロアサマ、メジロティターン、メジロマックイーンのラインが続くという意味では、なかなかロマンがあります。数頭つけて終わりのような気がしますが、こういう話は紹介したくなりますね。大好物です。