2024年7月6日土曜日

武豊騎手が若手の武藤(雅)に危機感 その理由とは?

■2018/05/09 武豊騎手が若手の武藤(雅)に危機感 その理由とは?
■2019/04/15 関西遠征の武藤雅騎手、騎乗馬も自分で確保
■2019/11/18 米ベルモントオークスに挑戦して健闘していた武藤騎手



■2018/05/09 武豊騎手が若手の武藤(雅)に危機感 その理由とは?

 「武豊が若手の武藤雅に危機感」ってのは嘘じゃないのですけど、実はタイトル詐欺なところがあります。
 怪物・横山武史VS神童・木幡育也 武藤雅・川又賢治・富田暁騎手の評判は?で書いたように、武藤雅騎手は好きな騎手。なので、脅かす存在として怖がっているというのなら嬉しいのですけど、そうじゃないのです。

 2017 年、実弟の武幸四郎騎手が引退したことで『武』の姓が武豊騎手1人になありました。この際に、マスコミなどの表記を「武」にするか「武豊」するかが話題になったそうです。
 そして、この話題に武豊騎手が直接関与したそうな。本人の希望で「武豊」に落ち着いたとされていました。
 ところが、字面が似ている武藤騎手がデビュー! 以下のようにおっしゃっていたそうです。

「ホッとしていたら、今度は『武藤(雅)』が現れた。見た目、すごく似てるでしょ?これだったら、もしかしたら『武』一文字の方がわかりやすかったかも(笑)」
(武豊が「ポスト武」不在に危機感。競馬界の未来を憂うレジェンドが昨年「新人最多勝騎手」の名を挙げた意外な理由とは | GJ より)

 私は武藤騎手が乗る馬は全部馬券検討しているんですけど、マジで間違えます。いわゆる空目ってやつです。確かにややこしいですわ。
 なお、武豊騎手は「今の新人騎手は騎乗技術が上がってきているし、見ていて『こいつはできる』とか『どんどん上手になってきている』と思う若手もいる」とも言っていたそうな。その若手に、武藤騎手が含まれていると嬉しいです。

関連:怪物・横山武史VS神童・木幡育也 武藤雅・川又賢治・富田暁騎手の評判は?


■2019/04/15 関西遠征の武藤雅騎手、騎乗馬も自分で確保

 武藤雅騎手が阪神競馬場にいて、あれ?と思いました。関西では珍しいと思ったら、ひょっとしたら初めての関西遠征なのかも。 関西遠征が初めてではないものの、デビュー後では初めて栗東トレセンを訪れたとしている記事がありました。
(美浦の武藤騎手がデビュー後初の栗東訪問 - サンスポZBAT!競馬より)
 わざわざ行くので重賞で騎乗があるんだろうなと思ったらやはり。所属する水野厩舎で土日とも乗ります。
 アーリントンC出走のニシノカツナリの騎乗は評価が割れていて、「外に出すの遅かった」「馬は強いのに騎手が下手」といった批判も。ただ、内枠だったので、私はむしろうまく外に出せたと思いました。6番人気4着であり、人気よりも走っています。
  アンタレスSのクロスケも悪くないように思えたのですが、もう少し早く仕掛けた馬などが勝利。思ったより伸びませんでした。ただ、こちらも結局10番人気6着でした。

 ところで、記事で気になったのが、 「週末の騎乗馬も自分で確保しなければいけないので、調教でアピールできれば」と言っていたこと。あれ、エージェントいないんですかね?
 また、そういう状態だったのに、騎乗数少なくないんですよ。前述の馬を含めて、土曜日が5頭、日曜日が8頭でした。関西でも注目されていたという理由なら嬉しいですね。
 あと、人気の馬も頼まれてるじゃん!と思ったのですが、これは勘違い。最終オッズでは6番人気が最高。先の ニシノカツナリ含めて3頭でした。最高着順も6番人気の馬で、4歳上500万下のレッドシャーロットの2着となっています。


■2019/11/18 米ベルモントオークスに挑戦して健闘していた武藤騎手

 気づかなかったんですけど、海外騎乗していたんですね。しかも、G1。さらに挑戦したのが1勝馬と、いろいろと変わった感じです。
 騎乗したのは、2019年7月6日の ベルモントオークス招待(G1・芝2000m)。名コンビとも言われて印象に残る走りを見せている3歳牝馬のジョディーでした。国内でもG1を走っている馬とは言え、有力どころではないためやはり変わったチャレンジでしょう。そのため、挑戦そのものにも批判が出ていたようです。
 しかし、結果は逃げ粘って、勝ち馬のコンクリートローズから2.3/4馬身、ハナ、2馬身の差の4着という大健闘。9頭立てだから、アメリカの芝の牝馬G1のレベルは低めだからといった声もあったのですけど、どうでしょうね。
  9頭立てであっても4着は立派でしょう。最近見ていないのであれですけど、海外競馬では日本ほど多頭数にならないことが以前は多い印象でした。また、以前も低レベルだったとは思えませんが、アメリカの芝は最近特に重視される方向性です。
 調べてみると、今回のレースではエイダン・オブライエン厩舎が2頭出しするなどヨーロッパの馬が3頭も出ていて、アメリカの馬に敗れていました。ジョディーより上は2着のエイダン・オブライエン厩舎の馬ジャストワンダフルのみ。特別アメリカの芝牝馬のレベルが低いわけではないように見えます。
 あと、いつも書いているように、アメリカ・ヨーロッパ・日本などは単純にレベルの高い・低いとは言い切れず、その国や競馬場の競馬に合う・合わないといった適正の部分が大きくなっています。そういう意味では、4着という悪くない結果が出た今回は良いレース選択だったと言えそうです。