2024年7月17日水曜日

極めて稀な奇跡の復活を遂げたフジキセキの種牡馬成績の驚き

■2023/04/14 極めて稀な奇跡の復活を遂げたフジキセキの種牡馬成績の驚き
■2019/07/17 不人気馬ではフジキセキの孫ハーディンを指名も別の馬たちが…


■2023/04/14 極めて稀な奇跡の復活を遂げたフジキセキの種牡馬成績の驚き

 最近は特に種牡馬の見切りが早いと言われますが、最初から期待されていなかったのならともかく、当初期待されていたのに走らなくて後から評価が上がって復活するというパターンはあまりないと思います。そういう意味でフジキセキの復活は驚きでした。
 サンデーサイレンス産駒は偉大すぎる父サンデーサイレンスがライバルとなったせいもあり、苦戦していた例が多いです。そんな中でフジキセキはサンデーサイレンスの初年度産駒でなおかつ早期引退ということで、最も父と種牡馬期間が重なっていたという最高に不利な条件。そんな中で復活して長く種付け生活を送ったというのは、非常に驚きでした。

 …と書いてから、フジキセキのリーディングを見たのですが、3年目からは安定して良い成績。途中スランプがあったという私のイメージと違いますね。

<フジキセキのリーディング順位>
年度    順位
1998    193
1999    31
2000    6
2001    5
2002    5
2003    7
2004    4
2005    3
2006    2
2007    5
2008    2
2009    7
2010    2
2011    10
2012    6
2013    8
2014    9
2015    15
2016    29
2017    49
2018    141
2019    141
2020    337
2021    353

 ただし、以下のように、種付年度の種付け頭数で見ると、2000年から突然増えていることが確認できます。私がイメージしているのは、たぶんここらへんのせいでしょう。
 期待されていなかった種牡馬ならともかく、初期から種付け頭数が多かった種牡馬で一旦低下した種付け頭数がここまで回復するというのは、やはり珍しいはずです。フジキセキの場合はそれどころか、途中で過去最多を何度も更新するような増え方。種付け頭数はラストクロップまで衰えていませんし、極めて稀なのではないかと思います。

種付年度    種付頭数
1995    118
1996    171
1997    161
1998    114
1999    93
2000    206
2001    225
2002    213
2003    171
2004    191
2005    185
2006    252
2007    160
2008    223
2009    203
2010    203


■2019/07/17 人気馬ではフジキセキの孫ハーディンを指名も別の馬たちが…

2023/04/14:世代別に好きな馬について書いていたのをまとめ直し。フジキセキ産駒のダノンシャンティの子…ということで、ハーディンの話をここにまとめています。

2019/07/17:2017年生まれで好きな馬 ハーディン
 2017年生まれのPOG馬についていろいろ書いていましたが、1番人気ばっかりじゃねーか!って感じなので、新馬戦11番人気の不人気な子も。ハーディンは、他で書いたのと同じエガオヲミセテに近い血統ということでの指名。地味に評価しているダノンシャンティ産駒でもあります。あと、名前もなんか強そう。結構こういう理由で指名しちゃいますわ。後で見返すとさんざんな結果なんですけどね。
 新馬戦は最初変な感じで中団後ろ。コーナーでは勢い良く上がっていったのですが、外に膨れるなどフラフラで再び悪いところが。1200のレースなので特に大きいロスでした。…にも関わらず最後伸びて5着と大健闘。結構やれそうで、ちょっと期待。こういう悪いところがある子って応援したくもなりますね。勝ち上がれると良いなぁ…。(2019/07/17)
 不人気指名馬では期待していたハーディンではない別の馬たちが次々と勝ち上がりびっくり。
 一方、ハーディンの方は5着、6着と健闘しつつも健闘止まり。すっきりしません。2戦目もうまく走れていない感じで、力を出せばという感じ。3戦目はスタートで後手を踏み、最後もじわじわ程度。 前行って粘った方が良いようですが、力出し切って馬券内がやっとかも。勝ち上がりは難しいかもしれません。(2019/10/05)

2023/04/14追記:「力出し切って馬券内がやっとかも。勝ち上がりは難しいかもしれません」と書いたように、その後も2着、3着はあったものの、中央では勝利までは行けず。掲示板を外すレースも多かったです。
 その後、地方でたくさん走り、現在の戦績は    59戦4勝 [4-5-9-41]、    450万円 (中央) /244万円 (地方)。まだ現役のようです。