2026年2月1日日曜日

JRA史上最低配当!3連単なのに220円になった理由

■2026/02/01 JRA史上最低配当!3連単なのに220円になった理由


■2026/02/01 JRA史上最低配当!3連単なのに220円になった理由

 ”小倉1Rで3連単のJRA史上最低配当 的中してもわずか220円”(デイリースポーツ 2025年07月05日(土) 10時18分)というニュースが以前ありました。記事では書かれていませんけど、記録が出たレースは、2歳未勝利戦です。

<5頭立てで行われた5日の小倉1R(芝1800メートル)で、3連単のJRA史上最低配当が記録された。レースは単勝1・1倍の1番人気に推された川田騎乗のアスクエジンバラがV。2着に2番人気リヒトミューレ、3着に3番人気のアクティングエリアが入り、単勝人気順の決着に>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=301506

 最低配当になったことに理由があるはずがないのですけど、配当が低くなるのもわかる…という要素がこのレースにはありました。
 当該レースは想定段階では1番人気で1着だったアスクエジンバラと2番人気で2着だったリヒトミューレの2頭しか出走意思を示しておらず、成立が危ぶまれる状況だったそうです。最終的には3頭がエントリーして、競走が成立したのですけど、この3頭はいずれも九州産馬だったといいます。

 ご存知の通り、九州産馬と北海道産の馬では力が違い、この時点で上位2頭が決定したようなもの。ガチガチでした。さらに3着もすんなり3番人気で決まったために、史上最低となってしまったのだと思われます。
 なお、九州産馬は九州産馬限定レースに出ることが多いですが、この週は九州産馬限定レースがなかったそうです。毎週九州産馬限定レースの開催がないのは、九州産馬限定レースを狙って三連闘させないための措置ではないかというコメントがありました。

エノキ
<今週は九州産馬限定戦がないからねえ(三連闘させないための措置かと思われる)。>

 ただ、「九州産馬限定戦がないから」以上に、上記コメントに続く「これで3~5着の賞金を貰えるんなら馬主としてもありがたい話かな」の方がポイントじゃないかと思います。確実に賞金がもらえるのだから勝てる見込みがなくても出して賞金を稼いでおこう…ということは、少頭数レースではよくあることですからね。

 ということで、かなり理由が想像できるレースでしたが、これ以前の記録は、2022年11月6日の阪神3Rでマークした240円だったそうな。このときは6頭立て。阪神でもこれだけ少なくなることあるんですね。このときは1番人気から6番人気までそのまま順番に決まっています。芝2000mであり、この距離でなおかつ関西開催だといつも頭数少なめではありますけどね…。
 あと、このレースの結果を見ていて、あ!と思いました。弱々だった私の一口馬主出資馬ウインラフィネが出たレースでしたわ。ありがたく5着賞金をいただいています。弱かったのでもちろん唯一の掲示場で、唯一の賞金をもらえたレース(ファンド解散後は除く)。他の中央4戦は全部二桁着順、地方交流戦ですら8着でした。どうせ勝ち上がれないので、良いレースに使ってくれたなと感謝した覚えがあります。


ダンチヒ系種牡馬の不思議 スピード型スタミナ型どちらもいる ハービンジャーなど

■2014/7/29 ダンチヒ系種牡馬の不思議 スピード型スタミナ型どちらもいる
■2014/7/29 ダンチヒのひ孫ハービンジャーが12ハロンG1で勝利
■2014/7/29 同じチーフベアハートから天皇賞・春、中山大障害、朝日杯勝ち馬
■2020/09/07  人気はないが期待したいハービンジャー産駒のPOG馬レベランス


■2014/7/29 ダンチヒ系種牡馬の不思議 スピード型スタミナ型どちらもいる

 ディープスカイの板でダンチヒ系種牡馬の産駒はスピード型か?スタミナ型か?という話が出ていました。

-----引用 ここから-----
 [11161] イスタンブールさん
父はアグネスタキオンですが母の父Chief's Crownはスタミナ型のDanzig系で重い印象があります。
ただ、その分底力はあるはずで成長力、今後に期待したいですね。

 [11163] YOU2012さん
世界的に有名なスプリンター系統で、短距離化の元凶なんてトンデモ論まで出ちゃうDanzig系をスタミナ型って言う人初めて見た…
ほんっとテキトーなのね。

 [11179] ツッコミさんさん
>>11163
亀レスだけど、代を重ねるごとに距離適正の幅が広がるのはダンチヒ系の特徴だよ。一概にはスピード血統と言い切れない。
例えばデインヒルなんかもダンシリを通してレイルリンクが出たりしてるし、デインヒルの直仔でも長距離戦線で活躍したウェスターナーが出てる。
その一方でデインヒルダンサーからだとスピード型の馬が出たりしてるのもまた事実。

つまり、スピード型のダンチヒ系とスタミナ型のダンチヒ系、その人のニュアンスによって両方とも意味は合ってるんだよね。

ディープスカイの母父チーフズクラウンも、英ダービー馬エルハーブやBCターフ馬チーフベアハートなんか出してるし、個人的にはスタミナ型のダンチヒ系といっても何ら問題ないと思うよ。

 [11181] EMOCIONさん

>>11179
分かりやすく言えばマイネルキッツはダンジグ系。フェノーメノも母系はダンジグ系なので、代を経るごとに適性距離が伸びることは証明済みですね。

http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2005101358#comment_11179
-----引用 ここまで-----




■2014/7/29 ダンチヒのひ孫ハービンジャーが12ハロンG1で勝利

 ダンシリからはハービンジャーという名馬が生まれています。

-----引用 ここから-----
ハービンジャー (Harbinger) はイギリスで生産、調教された競走馬で現在は種牡馬。G1の勝利はキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスのみだが、このレースを大差勝ちしたことで、歴史的名馬の一頭に数えられている。(略)

約半年の休養を経て、4歳になった2010年はジョンポーターステークスから始動。このレースを3馬身差、オーモンドステークスを1馬身1/2差、ハードウィックステークスを3馬身1/2差と、いずれも完勝で重賞3連勝。キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(以下“キングジョージ”)の行方を占う有力レースであるハードウィックステークスを快勝したことで、次走の本番である“キングジョージ”では2番人気に推される。(略)

並走するワークフォースと愛ダービー馬のケープブランコの背後をマークする形の4番手でレースを進め、直線に入ると残り2ハロンで前の3頭の先頭争いを外から並ぶ間もなくかわし、あとは突き放す一方で2着のケープブランコに<b>11馬身差の圧勝</b>で、重賞4連勝をG1初挑戦初制覇で飾った[3]。この着差はジェネラスの<b>7馬身差を上回る“キングジョージ”史上最大着差、勝ち時計の2分26秒78もコースレコード</b>[4]であった。このパフォーマンスに対し、タイムフォーム誌はスポークスマンが「この評価が妥当かは今後の走りを見てから」と付け加えながらも、前年のシーザスターズのアイリッシュチャンピオンステークスに与えられた、21世紀に入って最高の140ポイントを上回る、<b>歴代4位タイの142ポイント[5]の暫定レーティングを与えている</b>[6]。その後、8月1日の正式なレーティングで140ポイントを与えられた。一方、IFHA(国際競馬統括機関連盟)は2010年2月1日から2010年7月28日までのワールド・サラブレッド・ランキングにおいて、現在の方式での評価方法になった2004年度以降、前年の<b>シーザスターズの136ポイントに次ぐ歴代2位の135ポイント[7]のレーティングを与えている[8]。</b>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC
-----引用 ここまで-----

 最初の書き込みの方が、ダンチヒ系から長距離馬が生まれていることを知らなかったところを見ると、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの距離も知らないかもしれませんが、12ハロンのレースなんですよね。


 ■2014/7/29 同じチーフベアハートから天皇賞・春、中山大障害、朝日杯勝ち馬

 ハービンジャーの父ダンシリのそのまた父であるデインヒルの産駒は、日本でも多かったです。「デインヒルの直仔」の話も出ていましたが、日本国内のデインヒル産駒もある程度距離が持ちました。ブレイクタイムはマイルまでの馬だった一方、ファインモーションは中距離を何度も勝っているだけでなく、2600mでも勝ち星があります。
 エアエミネムは中距離が得意で、長距離の菊花賞でも3着という立派な成績を残しました。ツクバシンフォニーも中距離主体ながら長距離でもまずまず。エアスマップはマイル中心だったものの、後に中距離に主戦場を移しています。

 天皇賞・春やステイヤーズステークスを勝っているマイネルキッツ。「マイネルキッツはダンジグ系」で名前が出てきた、このマイネルキッツの父はチーフベアハート。父のチーフベアハートはこれも最初の話に出てきた「Chief's Crown」の子で、自身もブリーダーズカップ・ターフを勝つなど芝の12ハロンが主戦場でした。
 このチーフベアハートの他のG1馬は、マイネルレコルト(朝日杯フューチュリティステークス)という短距離と、メルシーエイタイム(中山大障害)というスタミナタイプがいるという不思議。本当おもしろいですね。

■2020/09/07  人気はないが期待したいハービンジャー産駒のPOG馬レベランス

レベランス (父ハービンジャー 母アンレール )

 今年は当たり年だった2019年と違って、強い~という感じのPOG馬が全然いません。レベランスもそれほど強いようには見えませんでしたが、今年は期待馬が少なすぎて書くことないので言及することに。 

 新潟5R芝1800でのデビュー戦は、最初行き足つかず、その後も反応悪く、後方からの苦しい競馬。掲示板では「なぜ前行かない?」とか「なぜ下げた?」とか「出遅れ」とか言われることが多いですけど、馬が動いてくれなかった感じですね。これは、戦後に福永騎手も言っています。

 新馬戦レベルでは前が早くなることはまれで、このレースも早くありません。最後方はムリだろうという形。ただ、それでも、最後長く伸びて勝つという強い勝ち方。掲示板情報によると、福永騎手は「信じられない。スタートも出ない。前進気勢もない。物見はする。初戦から動ける態勢が整っていない。逆にそんな状況で勝つんだから、ポテンシャルは高いのでしょう」と言っていたとのこと。

 なので、評価して良いとは思います。ただ、こういう派手な勝ち方の場合、過剰評価にもなりやすいため、期待は抑え気味で、私は入れ込まないようにしています。この私の評価を跳ね返す走りをしてくれれば、万々歳なんですけど…。

 あ、忘れていました。血統については強調したいですね。この子の父は、失敗感のあるハービンジャーなんですよ。勝ち上がっている上の子はエピファネイアであり、確実にレベル落ち。普通は絶対指名しないでしょう。ただ、それでも敢えてのPOG指名。堅実に勝ち上がりそこそこ稼ぐだろう…といった期待での指名。初戦のこの走りはすでに当時の期待以上ですので、予想が外れている感じではありますね。ただ、血統表見直してみると、なぜ結構自信があって指名したか思い出せませんね。全然走りそうにない血統ですわ。近親に活躍馬もいません。謎です。で、当時のメモ見ると、単に早期デビューできそうとの情報を見たってのがあるみたいですね。結果としては言うほど早くなかったんですけど…。



未勝利馬初の重賞勝利?未勝利のオープン馬クラスペディア

■2024/11/09 未勝利馬初の重賞勝利?未勝利のオープン馬クラスペディア
■2025/02/11 初勝利がいきなりオープンクラスのリステッドとなった馬と馬主


■2024/11/09 未勝利馬初の重賞勝利?未勝利のオープン馬クラスペディア

 京王杯2歳S(GII)の馬柱を見ていて、あれ?と思ったのが、クラスペディアという馬。未勝利なのに、前走小倉S2着なのです。
 未勝利の馬が格上挑戦でオープンに参戦することそのものは全く珍しくありません。少頭数で5着あたりの賞金を狙ったり、出走手当を狙ったりというところでしょう。ただ、クラスペディアの場合、2着になったことを考えると、ガチで勝負した感じです。これは珍しいですね。

 また、重賞で2着になっているので、クラスが上がっていたのでは?と検索してみると、<“未勝利のオープン馬”がJRA史上初の快挙へ 京王杯2歳Sで初重賞V狙う>(24/10/30(水) 18:00配信 netkeiba)という記事がヒット。未勝利でも重賞2着になったので、やはりオープンクラスに昇格していたようです。

<ここまで2戦0勝。8月中京の新馬(芝1200m)はスローペースの逃げから上がりをまとめたが、エイシンワンドに差されて2着。続く小倉2歳Sでは先団から伸びたものの、やはりエイシンワンドに3/4馬身届かずの2着だった。今回は初の1400mとなるが、レースセンスがあるので問題なさそう。2戦連続で先着を許しているエイシンワンドにリベンジを果たせるかどうかが最大の注目となる。
 まだ未勝利だが、重賞で2着になったので収得賞金600万円のオープン馬。これは非常に珍しいパターンといえる。未勝利の身で重賞を勝てば、84年のグレード制導入後の中央所属馬では初めて。再度の重賞チャレンジで、日本競馬史に残る1ページを刻んでみせる。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/6beefb31cb6d108a892437527721754ec9e31202

 「最強の未勝利馬」とも言われており、注目を集めました。結果、京王杯2歳S(GII)は6番人気5着まで。私が見たときは3,4番人気くらいかな、もっと人気していたので目についた6番人気まで落ちています。また、小倉2歳Sのときは13頭中8番人気であり、そこまで人気ではなかった模様。それでも、1勝馬より人気してますから、すごかったですけどね。
 小倉2歳Sの戦前の記事を…と検索してみると、<【小倉2歳S】未勝利馬初の重賞Vを狙うクラスペディア 河嶋調教師「厩舎の期待馬ですからね」>(スポーツ報知    2024年08月31日(土) 10時44分)という記事がヒット。やはりガチでの参戦だったようです。

<前走(引用者注:新馬戦)は9番人気だったが、持ち前のスピードを武器に2着に粘った。「勝ちにいくレースでしたし、悔いはありません。今回はポジションよりも、リズムを重視したいです」と自在に立ち回る考えだ。
 これが厩舎にとっても重賞初挑戦となる。「厩舎の期待馬ですからね。決して記念出走ではありませんよ」とトレーナーは力を込めた。前走で0秒2差だった勝ち馬、エイシンワンドが今回も人気になっていることを考えれば、侮れない存在だ。 >
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=273627


■2025/02/11 初勝利がいきなりオープンクラスのリステッドとなった馬と馬主

 このまま未勝利で戦い続けているとおもしろかったのですけど、クラスペディアが無事初勝利を上げています。それでも、初勝利がいきなりオープンクラスのリステッドという特筆すべきことにはなりました。

・0勝馬クラスペディアがオープンクラスで初白星の珍事/クロッカスS(25/2/1(土) 16:28配信)
<3番人気のクラスペディア(牡、河嶋)が逃げ切り、デビューから5戦目で初勝利を挙げた。3歳以上の0勝馬がオープンで初勝利を挙げるのは、JRAが把握している中では初めての珍しいケース。(中略)
 デビュー2戦目の小倉2歳S2着で賞金を加算。未勝利の身ながらオープンクラスに所属し、京王杯2歳S5着、朝日杯FS6着と高いレベルのレースで好走してきた。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/b262e9bbb69b7a1b5606917926094fef5cafa4b7

 河嶋師は「良かったです。ようやくですね。オーナーも初勝利なんですよ」としており、馬主がオープンクラスのリステッドで初勝利というのも、かなり珍しいパターンなんじゃないかと思われます。