2023年12月1日金曜日

メイケイの馬主・名古屋競馬とは?主催者が競走馬を持ってる?

■2021/03/18 メイケイの馬主・名古屋競馬とは?主催者が馬を持ってる?

■2021/03/18 メイケイの馬主・名古屋競馬とは?主催者が競走馬を持ってる?

 メイケイペガスターなど、昔からある冠名のメイケイですが、馬主を確認したことがありませんでした。ところが、能力が高いのにまともに走れないというクラシック有力牝馬メイケイエールの馬主名を見てびっくり。「名古屋競馬」と書かれています。地方競馬の主催者が馬を持っているの?中央競馬の馬とは言え、公平性の観点でまずくない?と驚きました。
 この疑問の答えの前に、一般的な「名古屋競馬」の説明を先に掲載。愛知県競馬組合が名古屋競馬場で開催する競馬を「名古屋競馬」「名古屋けいば」などと呼びます。JBCを開催したこともありますが、常設としては、かきつばた記念(JpnIII)、名古屋グランプリ(JpnII)、名古屋大賞典(JpnIII)といったところが有名でしょうか。
 という感じなのですが、この説明ですでに出ているように、主催者は名古屋競馬といった名義ではなく、愛知県競馬組合なんですね。組織名としての「名古屋競馬」は使われていないようです。そして、ウィキペディアで「名古屋競馬」を検索すると、上記の名古屋競馬に加えて、曖昧さ回避として、<中京競馬場を所有・管理する株式会社。中京競馬場#名古屋競馬株式会社を参照>というのが出てきました。どうもそういうややこしい名前の会社があるようです。中京競馬場 - Wikipediaでは、「メイケイ」の話もありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E4%BA%AC%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E5%A0%B4

<中京競馬場は、JRA直営の他9場とは異なり、スタンドの一部(ツインハット部分)を除き名古屋競馬株式会社が施設を所有し整備している。この会社は競馬法により、東海地方に国営競馬(現在の中央競馬の前身)の開催場をという声に応えるため、1952年8月に設立された。翌1953年8月に競馬場が完成、農林省(現・農林水産省)と施設貸借契約を結び、第1回国営中京競馬を開催することになった。現在は、所有する競馬場の諸施設の修繕等の他に、競馬場近接地にある競馬客用駐車場の管理・運営を行い、JRAの行う中京競馬開催日のイベント・PR活動に協力している。なお、名古屋競馬場を運営する特別地方公共団体の愛知県競馬組合とは別の法人で、愛知県等の地元自治体や名古屋鉄道などの地元企業が出資する非上場の株式会社である。
 また、中央競馬に馬主登録しており、活躍した持ち馬にグリーンサンダー(佐賀記念勝ち)、メイケイペガスター(共同通信杯勝ち)、メイケイダイハード(中京記念勝ち)、メイケイエール(小倉2歳ステークス、ファンタジーステークス、チューリップ賞勝ち)などがいる。勝負服は緑、青袖、白山形二本輪。現在は冠名として「メイケイ」を馬名に使用している。>

 ということで、主催者ではなかったものの、どちらにせよ「問題ないの?」と思う人はいると思われます。確かに不思議な感じはしますね。ただ、名古屋競馬株式会社は飽くまで施設を所有して貸し出ししているだけであり、競馬開催そのものは行っていません。開催に直接関わっているわけではないのでセーフなのでしょう。
 ちなみに、名古屋競馬場の方では、愛知県競馬組合が運営する名古屋競馬で、名古屋競馬株式会社が自社杯の競走である「名古屋競馬株式会社賞 中京ペガスターカップ」を開催しているとのこと。ここらへんも全然問題ないわけですが、こうやって書いているとわけがわからなくなりますね。メイケイ株式会社などと社名変更した方がスッキリすると思うのですが、関係者の方いかがでしょうか?