2024年1月29日月曜日

池江調教師のPOGコメントは要注意? 「数年に1頭」の馬の結末

■2017/01/08 池江調教師のPOGコメントは要注意? 「数年に1頭」の馬の結末
■2013/7/8 池江泰寿調教師「数年に1頭」のサトノアラジンはオルフェーヴル超え?
(↓2022/08/23再投稿)
■2017/7/14 期待外れだったPOG評判馬 ダイワレジェンド、ブルーロータス
■2013-05-01 ダイワスカーレットの2番仔ダイワレジェンド 社台一番の期待馬
■2013-05-30 ダイワレジェンドとブルーロータス 国枝栄厩舎に超注目牝馬2頭
■2013-09-05 ダイワレジェンドがやはり増加順トップ POG指名馬ランキング


■2017/01/08 池江調教師のPOGコメントは要注意? 「数年に1頭」の馬の結末

 サトノアラジンは十分名馬なんですが、POG的にはそこまでではなかったんですよね。どこかで池江さんはリップサービスが多いとも言われていましたし、結構あてにならないかもしれません。
 このサトノアラジンについては、誰かが典型的な古馬になって良くなる馬体ともそういえば言われていました。このどこかの誰かさんのコメントが正解で、遅咲きの名馬でPOG向きではなかったようです。

 以下は、2013/9/16に<サトノアラジン「数年に1頭」「誰が見てもいい馬」POG注目牡馬>というタイトルで書いていた話。また、その前にも<池江泰寿調教師「数年に1頭」のサトノアラジンはオルフェーヴル超え?>という話を書いていたので続けて掲載しています。POGのときに非常に注目されていた馬だったんですよ…。

2013/9/16:「サトノ」の馬は結構良い馬が多いですけど、今年は一段と良いのかも?評判なのが「サトノアラジン」です。

【POG】「数年に1頭」サトノアラジン(2013.6.5 05:07)
<芳賀 みんな比較的スムーズに指名できたけど、評判馬サトノアラジンは森田、柴田、板津、藤沢の4人が1位指名で重複。見事引き当てたのは森田大王
森田 池江調教師が「ウチの馬で飛び抜けている。立ち姿から数年に1頭という感じで見ているだけでも楽しくなる」とベタ褒め
板津 確かに誰が見てもいい馬。どうしても欲しかったけど…
森田 近々、栗東入厩の予定もあり、早めにデビューできそう。

 別の<スポニチ記者の厳選2歳馬 - スポニチ競馬>というページでも一押しになっていました。

<父ディープインパクト×母の父ストームキャットはアユサン、キズナなど活躍馬がズラリ。特に現3歳牡馬は3頭(キズナ、ヒラボクディープ、インパラトール)全てがオープン勝ちという驚異的な成績を残した。オークス、ダービーの結果次第でさらに人気が過熱するかもしれないが、2頭はともにダービーV厩舎所属という点も魅力だ。
サトノアラジン
牡・[栗]池江
父:ディープインパクト 母:マジックストーム(ストームキャット)
全姉ラキシスは牡馬相手の芝2000メートルで新馬V。大型馬だがスピードと切れを秘めている>
http://p.spokei.jp/special.php?a=b&key=spog2013-14_honshi&val=2712

 母はノーザンファームが海外から持ってきた馬かな。近親は日本では走っていません。日本では馴染みのない牝系のようです。
 ただ、前述のとおり、ニクスは実績あり、“新黄金配合”とのこと。姉も芝2000で距離も持ちそう。池江厩舎でなおかつ、師の太鼓判がついています。こりゃ、走らないはずがないという感じです。

 近親の方ですけど、実を言うと、以下のように日本でなければ種牡馬までなった馬が多いという非常に良い牝系でした。。

[近親]

□種牡馬:
[おじ]    
    リトルカレント    Little Current
[いとこ]
    ナビールダンサー    Nabeel Dancer
    シャトーゲイ    Chateaugay
    ハードスパン    Hard Spun
    トラクストンキング    Truxton King
    カッティングブレード    Cutting Blade
    グレンフォール    Grenfall

 日本でも走りまくっている!という種牡馬はいないですけど、種牡馬が近親に多いというだけですごい話。毛並みの良さも抜群なようです。
 

■2013/7/8 池江泰寿調教師「数年に1頭」のサトノアラジンはオルフェーヴル超え?

 池江泰寿調教師は「ウチの馬で飛び抜けている。立ち姿から数年に1頭という感じで見ているだけでも楽しくなる」とおっしゃっていました。
 で、ふと思ったのが、最近の池江泰寿厩舎ってどんな馬がいただろう?ということです。たぶん普通にガンガン活躍馬がいて、それよりいいって言うんですから、期待が高まりそうです。

 まず、現3歳世代。

馬名    性    父    母父    総賞金(万円)
ラブリーデイ    牡    キングカメハメハ    ダンスインザダーク    3,999.90
サトノノブレス    牡    ディープインパクト    トニービン    3,545.10
リヤンドファミユ    牡    ステイゴールド    メジロマックイーン    2,701.70
トーセンソレイユ    牝    ネオユニヴァース    Alzao    2,530.10
リグヴェーダ    牡    ディープインパクト    Nureyev    1,668.90

 ありゃ?十分走っている馬がいるんですけど、池江泰寿さんにしては物足りないですね。世代の稼ぎ頭ラブリーデイは、京王杯、朝日杯、アーリントン、毎日、皐月、ダービーときれいにクラシック戦線にのっかってはいるものの、最高が京王杯の2着という寂しい結果に。
 気を取り直して、古馬を見てみましょう。

馬名    性    父    母父    総賞金(万円)
ワールドエース    牡    ディープインパクト    Acatenango    14,300.30
トーセンホマレボシ    牡    ディープインパクト    ノーザンテースト    11,588.20
マウントシャスタ    牡    ディープインパクト    フレンチデピュティ    8,510.90
ロードガルーダ    牡    アグネスタキオン    Storm Cat    4,063.70
エアルプロン    牡    ディープインパクト    ノーザンテースト    3,596.40

 古馬は普通にすごかった!トーセンホマレボシは京都新聞杯(G2)を勝ってダービー3着という馬。これが何と2番手だというのですから、レベルの高さがわかります。
 1番は何と言ってもワールドエースであり、文字通り、厩舎のエースに。クラシックでは相当期待された馬で、きさらぎ賞を勝っていますし、皐月賞2着、ダービー4着です。
 「数年に1頭」であるサトノアラジンはこの馬よりすごいってんですから、興奮してきます。

 「数年」と言った場合、以降は微妙になってきますが、5歳も見てみましょう。

馬名    性    父    母父    総賞金(万円)
オルフェーヴル    牡    ステイゴールド    メジロマックイーン    114,068.20
ダノンバラード    牡    ディープインパクト    Unbridled    31,391.20
オーシャンブルー    牡    ステイゴールド    Dashing Blade    22,428.60
トーセンレーヴ    牡    ディープインパクト    Caerleon    16,289.30
カフナ    牡    キングカメハメハ    サンデーサイレンス    14,474.50

 オルフェーヴル!!!
 もしオルフェーヴルを超える馬だと期待されているんだとしたら、すごい馬ですね。
 でも、オルフェーヴル超えなら数年じゃなくて、10年に1頭と言う気はします。サトノアラジンはワールドエース以上オルフェーヴル未満なんじゃないでしょうか…。
 

■2017/7/14 期待外れだったPOG評判馬 ダイワレジェンド、ブルーロータス

 POG特集で押しまくりの馬が走らないという馬は珍しくないんですが、過去のPOG関連の投稿を見たら何度も名前が出ていて目立っていたのがダイワレジェンドでした。
 2017/7/14時点ではまだ現役で21戦4勝      6,974.8万円ということで立派な成績ではあるものの、ダイワスカーレットの子となると期待が大きかったですし、そこから見ると物足りない成績。また、POG期間中は1勝のみであり、POGでの大人気ぶりからすると乖離が大きかったですね。


■2013-05-01 ダイワスカーレットの2番仔ダイワレジェンド 社台一番の期待馬

 ダイワスカーレットの初仔はさんざんでしたが、<馬三郎タイムズ コラム | ふるさと定期便 ダイワスカーレットの2番子は絶賛の嵐!? 2013年04月19日>によると、妹こそすごいらしいです。今度は本当に大丈夫なんでしょうか?

<昨年のPOGで話題になったダイワスカーレットの初子ダイワレーヌ(牝3歳、父チチカステナンゴ)が引退した。4戦未勝利(2着1回)。ファンの期待の大きさを考えれば“失敗”と言えるのかもしれないが、これは仕方がない面もあった。
 繁殖牝馬の初年度産駒にありがちなことだが、ダイワレーヌは生まれた時から体質の弱さを抱えていた。個人所有馬だったため社台ファームは明確なコメントはしていなかったが、昨春の段階ではデビューできるかどうかも分からない状態だった。「ゆっくり仕上げている」「いずれ走ってくれると思う」というコメントは、POGファンへ向けての最大限の配慮だったと言える>
http://uma36.com/?pid=column_view&id=400020

 <「ゆっくり仕上げている」「いずれ走ってくれると思う」というコメントは、POGファンへ向けての最大限の配慮だったと言える>としていましたが、いや、それは配慮じゃなくて、ファンを騙しているって言うんじゃ…?

<だが、ダイワスカーレットの2番子となる申請馬名ダイワレジェンド(牝、父キングカメハメハ)は、文句なしの期待馬と言える。馬体重は470キロと母に比べるとやや小柄だが、その分、引き締まってアスリートのような馬体。一歩一歩、踏みしめて歩く常歩の力強さは、まさにスカーレットインク系の特徴だ。
 担当している社台F・斉藤孝牝馬調教主任も「キングカメハメハ産駒らしく筋肉が盛り上がっているのに、その筋肉がすごく柔らかい。母親のいいところをしっかりと受け継いでいます。うちの一番の期待馬です」とダイワレーヌの時とは全く違う明快なコメントをしてくれた。社台ファームでは、母が育成時に過ごしたのと同じ馬房を使用している。同時期の母よりも調教段階は進んでおり、秋シーズン早々のデビューが予想される>

 ダイワレーヌは本当ボロクソ書かれていますね。ただ、良血ですので、ダイワレーヌの子どもは走るかもしれません。
 そして、それより先にダイワレジェンド(申請馬名)です。今度はチチカステナンゴではなく、実績あるキングカメハメハ。加えて上記のように太鼓判を押したんですから、走らないわけにはいきませんね。


■2013-05-30 ダイワレジェンドとブルーロータス 国枝栄厩舎に超注目牝馬2頭

 < 国枝栄調教師に聞く、オークス勝利のカギと来年のクラシック候補/美浦トレセンニュース>([中央競馬] 2013年05月13日(月)16時50分 netkeiba)によると、国枝栄厩舎にはものすごい超注目の牝馬が2頭もいます。まず、上記の"ダイワスカーレットの2番仔ダイワレジェンド 社台一番の期待馬"でも書いたダイワスカーレットです。

<まずダイワレジェンド(牝2・父キングカメハメハ)から。母は桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯、有馬記念など重賞6勝を挙げた名牝ダイワスカーレットだけに、期待も大きい。
「順調に調教は進んでいますよ。今週、ゲート試験を受けさせようと思っています。北村(宏)騎手に乗ってもらっていますが、彼の意見も聞いて今後についても決めるつもりです。良さそうなら早めのデビューもありますが、結果を求められる馬ですから、いつデビューとは決めないで、態勢が整った時にデビューさせる予定です。ですから、場合によっては1度放牧に出すこともありますよ」>
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=75383

 もう1頭の注目ブルーロータスもピンクカメオですからG1馬の子。ブルーロータスは金子真人ホールディングスの持ち馬ですが、母のピンクカメオも金子真人ホールディングスの馬でした。そして、父はディープインパクト。このディープインパクトも金子真人ホールディングス。
 自分の持っていた馬だけでこの豪華な組み合わせができるという……。羨ましい限りです。 

<次にブルーロータス(牝2・父ディープインパクト)。母はNHKマイルC勝ちのピンクカメオで、国枝栄厩舎の管理馬だった。
「ダイワレジェンドと一緒に進めていて、今週、ゲート試験を予定しています。この馬もレジェンドと同じく、結果が求められる馬ですし、態勢が整った時にデビューさせようと思います。ただこちらの方が、仕上がりが早いタイプかなという感じはしますね。コロンとしていて、姿形もお母さんに良く似ていますよ」
 血統的にも素材的にも楽しみな2頭だけに、今後の動向にも注目したい>

 ダイワスカーレットは有名ですので、ダイワレジェントは省略。ブルーロータスだけ補足しておきましょう。
 近親には短距離で強かったブラックホークがいます。結構好きで馬券も何度か当たった思い出深い馬。スプリンターズS(G1)、安田記念(G1)というG1の他に、スワンS(G2)、ダービー卿チャレンジ(G3)、阪急杯(G3) と5つの重賞を勝っています。

 ブラックホークはブルーロータスのおじに当たりますが、おばにはカウアイレーンがいます。5勝して、クイーンS(G3) の3着の経験も。このように近親も走っていますので、ブルーロータスの確実性も高そうです。

-2017/01/04 追記:ダイワレジェンドといっしょに出てきたブルーロータスはもっと悲惨で、8戦0勝 [0-0-1-7]で中央獲得賞金     199.0万円でした。
 なお、以下で書いているように、ダイワレジェンドはランキングでも人気の馬でした。本当裏切られましたね。


■2013-09-05 ダイワレジェンドがやはり増加順トップ POG指名馬ランキング

  デビュー直前のダイワレジェンドがやはり増加順トップです。2位が249増、ダイワレジェンドが435増ですから圧倒的。それでも、私としては思ったより伸びていない…と感じました。ラストスパートはかなり増えるのですけど、2位を抜き返せるかどうかという総合2位という順位。初期からの指名の多かった有名馬で、逆に直前に慌てて指名って人が少ないのかもしれません。
 増加順2位はプリンスダム。デビューだったせいでこの順位。もう指名はできません。53位で増加順2位ってのは珍しいと思います。

順位 馬名 指名者 順位変動 増加数 増加順
1 レーヴデトワール 5636人 0 184 3
2 ガリバルディ 5261人 0 0 51
3 ダイワレジェンド 4984人 0 435 1
4 サングレアル 4007人 1 119 4
5 サトノアラジン 3990人 -1 0 51
6 ラヴズオンリーミーの2011 3681人 0 72 7
7 パリーアーク 3398人 0 0 51
8 ベルキャニオン 3360人 1 82 5
9 オリハルコン 3288人 -1 0 51
10 シーザリオの2011 3163人 0 53 8
11 ポイントフラッグの2011 2844人 0 36 14
12 クールオープニング 2712人 0 0 51
13 ウオッカの2011 2606人 0 26 17
14 グレンシーラ 2287人 0 17 25
15 キミノナハセンター 2231人 0 0 51
16 ロードストーム 2182人 0 0 51
17 ボージェスト 2055人 1 34 15
18 ハープスター 2051人 -1 0 51
19 レッドメイヴ 1989人 0 0 51
20 ステファノス 1979人 0 0 51
21 トゥザワールド 1941人 0 52 10
22 エルノルテ 1867人 0 0 51
23 ライトニングロアー 1850人 0 0 51
24 モンドシャルナ 1734人 0 22 20
25 キュリオスティー 1685人 0 0 51
26 トレクァルティスタ 1638人 0 53 8
27 シャドウダンサー 1576人 0 78 6
28 オリエンタルポピー 1538人 0 50 12
29 エリモピクシーの2011 1371人 0 12 35
30 フェルメッツァ 1256人 0 0 51
31 トーセンスターダム 1253人 0 25 19
32 レッドラヴィータ 1162人 0 0 51
33 タマモビッグプレイ 1109人 0 18 24
34 テスタメント 1093人 0 17 25
35 レッドウォーリア 1041人 0 0 51
36 ブルーロータス 1026人 0 13 32
37 ストームインパクト 1016人 1 52 10
38 レッドアルヴィス 1013人 -1 0 51
39 ムーンレディの2011 926人 0 22 20
40 ラヴアンドバブルズの2011 882人 0 8 41
41 カアナパリビーチ 873人 0 0 51
42 ロザリウム 870人 0 22 20
43 リターンラルク 816人 0 0 51
44 アンヴェイルド 813人 1 16 29
45 エイシンアロンジー 809人 -1 7 43
46 ゲットアテープ 786人 0 16 29
47 ブロンシェダーム 767人 1 17 25
48 ロサギガンティア 761人 -1 0 51
49 ソルティビッドの2011 752人 0 14 31
50 レヴアップスピン 720人 0 0 51
順位 馬名 指名者 順位変動 増加数 増加順
51 デルカイザー 717人 1 0 51
52 ワールドインパクト 693人 2 44 13
53 プリンスダム 678人 26 249 2
53 グレートアイランド 678人 0 6 46
55 ウインマーレライ 632人 0 0 51
56 ラテラルアーク 631人 5 32 16
56 フォーシンズの2011 631人 4 26 17
58 アルティマトゥーレの2011 627人 -2 4 48
59 スイープトウショウの2011 618人 0 9 39
60 ドラゴンストリート 617人 2 19 23
61 レッドラウディー 616人 -4 0 51
62 シュタインベルガー 609人 -4 0 51
63 ダンスールクレール 592人 0 0 51
64 アドマイヤメテオ 586人 0 4 48
64 マンデラの2011 586人 1 7 43
66 プロクリス 564人 0 0 51
67 アピシウス 554人 0 0 51
68 エイシンオルドス 546人 0 0 51
69 ラヴィーネ 532人 0 0 51
70 ローハイド 526人 0 0 51
71 ガートルード 516人 0 0 51
72 デリッツァリモーネ 496人 0 0 51
73 サトノバリアント 491人 0 0 51
74 モントボーゲン 477人 0 0 51
75 カノーロ 476人 1 17 25
76 エアメサイアの2011 470人 -1 10 37
77 マイネルスパイアー 453人 0 0 51
78 シーサイドバウンド 433人 0 0 51
79 リラヴァティ 406人 1 0 51
80 トラディション 403人 1 0 51
81 エイシンキサナドゥ 401人 1 0 51
82 ディアデルレイ 397人 3 13 32
83 ヴァンクウィッシュ 390人 0 0 51
84 スーアの2011 389人 0 4 48
85 ベッラレジーナ 385人 4 13 32
86 トップオブスターズ 378人 0 0 51
87 ソニンクの2011 377人 1 5 47
88 ロンドンブリッジの2011 374人 -1 0 51
89 レディパステルの2011 363人 3 8 41
90 ファーガソン 360人 4 12 35
91 プライマリーコード 359人 -1 0 51
92 レッドリヴェール 356人 -1 0 51
93 クイーンズシアター 351人 0 0 51
94 ダンスパートナーの2011 349人 4 10 37
95 シュターツオーパー 347人 0 0 51
95 ポルトフィーノの2011 347人 2 7 43
97 レッドリベリオン 342人 -1 0 51
98 ウインボナンザ 338人 1 0 51
99 エイシンエルヴィン 325人 1 0 51
100 ジェミードレスの2011 320人 1 9 39
http://pog.netkeiba.com/?pid=pog_navi_rank



2024年1月27日土曜日

珍名馬オヤノナナヒカリに「横山武史に乗って欲しい」との反応

■2022/03/06 珍名馬オヤノナナヒカリに「横山武史に乗って欲しい」との反応


■2022/03/06 珍名馬オヤノナナヒカリに「横山武史に乗って欲しい」との反応

 オヤノナナヒカリという珍名馬がいました。父はドゥラメンテです。ちなみに母のナリタブルースターは1勝止まりの馬だったので、親の七光りには該当しない成績。確か私が気に入ったオースミダイドウの妹ということでPOG指名した馬で、思い入れはあるものの、成績は全然です。
 名前が悪かったのか、オヤノナナヒカリは今のところ6戦して未だに勝利できず。ただし、目下2着を4戦も連続している最中で、普通に良い部類に入る成績ではありますね。

 血統は前述の通りであり、特に父母にちなんだ命名ではなさげ。母名ナリタブルースターから「光」を想像した…というところくらいならあるかもしれませんけどね。
 また、馬名登録時に申請する「馬名の由来」についてはなんと「恩恵」というひねった説明をしていました。これは馬名の由来というよりは「馬名の意味」といった感じの説明です。

 このオヤノナナヒカリの馬主さんはスリーエイチレーシング。検索でヒットする馬は41頭で、稼ぎ頭は1億9,502万円のシャドウディーヴァ。全く珍名馬じゃありませんね。
 1億円ホースはこの馬だけで、現在の2~5位は、デュードヴァン、グラティアス、ノースザワールド、ココフィーユといったところ。いずれもパッと見は珍名に見えない馬ばかり。いずれも外国語風の名前でもありますし、オヤノナナヒカリの特殊さが目立ちます。
 では、2019年生まれのオヤノナナヒカリの同期は?と見ると、やはり珍名系といった感じはせず。ウルテ、カメハメハタイム、ザッキング、デエスデュヴァン、ハリウッドフェームなどといった名前でした。本当、オヤノナナヒカリだけどうしちゃったの?といった感じで目立っています。

 ところで、私がこのオヤノナナヒカリのnetkeiba.com掲示板を見たとき、「横山武史に乗って欲しい」といったことを言われていたような覚えがあります。ただ、横山武史騎手はむしろ乗れている若手騎手という評価なんで、どうなんですかね。その他、いろいろな2世騎手の名前が挙がっていました。
 「横山武史 親の七光り」で検索してみると、<横山武史騎手はただの七光りですか?それともれっきとした実力を兼ね備えてますか?>というヤフー知恵袋がヒット。実を言うと、私はあまりうまいと思わない騎手なのですが、アンサーでは圧倒的に「親の七光りではなく実力派」という評価でした。実際、一般的にはそんな評価ですよね…。

<実力あるよ。
いくら良い馬乗せても無ければ結果が出せない。
そういう騎手もいるでしょ。
レース見たら上手さが良くわかる>

<G1ジョッキーさえ少ない中で、若手でG1連覇はかなりの偉業です。
上手さでは、親父さんを超えたかもしれません>

<七光りというか最初は、きっと親父がいろんな人に影で頭を下げたりお願いしていたと思います。今や2週連続Gi制覇など大仕事のできる1流騎手の仲間入りしたね。もちろん本人の努力とセンスと実力があるけどもやっぱりいい馬を回して貰えるのは、親父のおかげもあるはず>

<もちろん実力ありでしょう。親父を超えていきますよ>


2024年1月25日木曜日

なぜラフィアンは柴田大知・丹内祐次を使うのか?上手いわけでもないのに…

■2017/02/24 なぜラフィアンは柴田大知騎手を使うのか?上手いわけでもないのに…
■2017/12/18 主戦騎手が必要になるのはJRAのシステムに問題があるから
■2017/12/18 そもそもラフィアンの馬に乗ってくれる騎手がいない?
■2017/12/18 同じビッグレッドファーム系でもウインの主戦騎手は松岡騎手?
■2019/04/26 一流騎手なら一流馬主の馬に乗りたいに決まってるだろ!という理由
■2021/06/22 岡田繁幸氏死去で異変?柴田大知が空いてても乗り替わり激増!
■2022/08/17 詰まりやすい内にわざわざ入れた末に直線右に左にウロウロ…
■2017/07/13 マイネルフロストの七夕賞2着は仕方なかったのか?
■2017/11/03 頼むから先行馬をスロウペースで抑えないで!
■2017/11/18 柴田大知から丹内祐次騎手への乗り代わりで好走
■2017/11/23 柴田大知騎手ありがとう!好騎乗で重賞初制覇




■2017/02/24 なぜラフィアンは柴田大知騎手を使うのか?上手いわけでもないのに…

 私の出資している馬にもよく乗っているラフィアンなどビッグレッドグループの主戦、柴田大知騎手。正直上手いように思えないですし、むしろ他の騎手より不満の多い騎手です。
 「柴田大知騎手が」って話じゃないですし、2009年という古い話なのですが、ラフィアンの騎手選定に関して、岡田紘和代表が説明していました。

Enjoy Ruffian 2009年4月号 Bell The HORSE 岡田紘和
http://www.ruffian.co.jp/site/plus_ruffian/enjoy/index.php

 コラムでは、まず、当時起きていた状況の変化について、説明しています。

(1)複数の優良騎手の騎乗依頼を調整する代理人は調教師より優位になり、出走投票前日に一方的にキャンセルしてきた例もあります。
(2)所属騎手以外に各レベルの特定の騎手と密な関係を築いている調教師は優先的に騎手を確保できます。
(3)馬主から調教師への強い要望で、成績上位騎手に騎乗依頼が集中するので、その騎手(または代理人)は有力馬を選択することで、必然的に成績が上がります。
(4)調教師や馬主にとって不本意なレース運びになっても、調教師がベテラン騎手には何も言わない場合がよくあります。


 最後に関して、"JRAが途中 で追うことを止めてしまう騎手に対しての制裁が甘いので、ベテランの上位騎手に苦言を呈する人が少ない"という問題には、賛成します。
 私もベテラン騎手は好きではない騎手が多く、頑張る若手騎手が好きです。「最後によく追う」という点においてだけは、柴田大知騎手も評価できます。

 で、肝心のラフィアンの騎手選定の理由については以下。

・数週間前に騎手を確保できる方が有利。
・成績上位騎手でもレース途中で諦められたら困る。
・馬の特徴や戦術についての説明をきちんと聞く姿勢を持ち、簡単に諦めない騎手と密接な関係を築くことは成績向上には有効。
・特定の騎手を中心に乗ってもらうことで、レース前後のコミュニケーションが取りやすくなり、結果を出すことで各調教師から理解を得ることができている。
・調教師が馬の個性や癖などを掴んだ上で、その馬に合った良い騎手を確保してくれることはよくありますので、当クラブは全レースの騎手選定について、口を出しているわけではありません。

 理由はごもっともなのですが、その結果が柴田大知騎手というのは納得できません。


■2017/12/18 主戦騎手が必要になるのはJRAのシステムに問題があるから

  Our Pleasure2017年5月号で、また騎手の話が出ていました。「 親子鼎談 クラブのこれからを語る《第2回》」(岡田紘和・岡田義広・岡田繁幸(進行・構成/古谷剛彦))というものです。
 なぜ柴田大知騎手と丹内騎手か?というのは、前述の通り疑問なのですが、主戦騎手がいた方が良いという説明そのものは、説得力があるものでした。

 岡田紘和「主戦騎手を決めておくメリットが、今の仕組みの中ではたくさんありまして、まず、ジョッキーを決めなければ出馬投票ができないっていうルールがあります。しかも、トレセンの外の育成場から入れ替えでレースを使われる馬も多くなりましたから、1
か月ぐらい先までジョッキーが決まっているケースも多々あるんですよ。そうなると、例えば今週使った結果、中1週で使いたいという時に、思うような騎手がなかなか手配できない場合があります。それでもレース内容や馬の状態、適性等を考慮すると中1週に組まれている番組にいくのが馬にとってベターだとすると、難しい判断を迫られます」

 ラフィアンの岡田さんはこれを良いと思っているわけではなく、仕方なくという説明。 騎手を決めずに火曜日に補欠馬も選定して投票を行えるようにするなど、改革を希望していました。

岡田紘和「現在のシステムではそうはいきません。そんなときに融通を利かせて対応してくれるジョッキーがいるっていうことは、馬にとって最適な条件を選択しやすくなるという、非常に重要なファクターになりえます」
 なお、柴田大知騎手には細かい指示は出さず、「一般的な騎乗の指示のイメージとは違い、情報共有や共同作業という感じ」としていました。



■2017/12/18 そもそもラフィアンの馬に乗ってくれる騎手がいない?

 ラフィアンに関しては、騎手が乗りたくないだろうと悪口を言う人もいます。ただし、ラフィアンはリーディング上位(現時点や2016年は6位) で、イメージと違ってかなり稼いでいる馬主です。
 ただし、社台系と比べると見劣り。リーディング上位で見ると、勝率などは最低クラス。数で稼いでいるという面が大きいことは、否定できません。(2016年だとメイショウの松本好雄さんが近い内容)
  岡田繁幸さんも「うまいなァ、乗せたいなァと思うトップジョッキーもいるんだけれど、じゃあうちの主戦 としていつでも乗ってくれるかというと、そうはいかないよね」と認めていました。

  また、主戦ではない騎手は優先的に乗るということがないので、複数の馬を比較して良い馬を選ぶといったことをするんでしょうね。ウインの岡田義広さんは「中途半端な馬 をお願いしても保留されてしまう」という話もしていました。

岡田義広「リーディング上位は、特にクラシックへ向かう時期となると余計に、エージェントがそのジョッキーにより良いお抱え馬を与えたいもので、中途半端な馬 をお願いしても保留されてしまうんですよ。実際、保留の後断られたこともあります。『すみません、他で頼まれた馬に乗りたいからごめんなさい』って断られたことがありますが、断られた 後に、その騎手が選んだ馬が結局出走 をやめたケースがありました。それで、『使わなくなったから、やっぱり乗せてもらえませんか』ってエージェントが来たんですよ。こっちからしたら「それは無しでしょ」という話になりますよね。こっちは保留にされていた分、後手に回って他のジョッキーを決めてますから、そんなこと通るかと思いますよね」

 ただ、これは仕方ないことで、以下のように 感情的になるのはいただけません。出資者としては、主戦騎手優先より勝利優先。もっとドライにやってほしいですね。

 岡田義広「そうやって保留にされて我々は2番目、3番目というような扱いをされると、余計になにくそ!と。だったらうちの主戦騎手で勝たせてやるって思いがより強くなりますよね」



■2017/12/18 同じビッグレッドファーム系でもウインの主戦騎手は松岡騎手?

 岡田義広さんはその前に「 本当に良い馬っていうのは、エージェントの方から『ジョッキーが決まっていないなら乗せて欲しいんですが...』と言ってくる」という話をしていました。ただ、ここらへんの説明でも感情的なところがあり、困ったもの。会員としては支持できません。

岡田義広「でも、普段付き合いのないリーディング上位のジョッキーから依頼が来ても、いざ乗せるかというと、これは人生観というか...。普段、未勝利戦で能力的に難しい馬を勝たせようと一生懸命頑張っているジョッキーがいるのに、オープンや重賞で勝ち負けできる場面だけエージェントがアピールしに来て、リーディング上位の騎手に取られてしまうっていうのは抵抗も感じます。人付き合いとしてはなるべく、普段から一生懸命、BRFGのために頑張っているジョッキーを乗せてあげたいなとは思います。でも、それと会員の皆様が求めているものとは相反しているなとも思います。会員の皆様とすれば、リーディング上位のジョッキーに乗ってもらいたいかもしれません。その気持ちはわかりますし、大舞台になればなるほど、リーディング上位のジョッキーの経験値の高さと技術が求められますからね。その葛藤はあります」

 ただ、ウインは今、松岡騎手 が主戦のようになっているみたいですね。松岡騎手は、私はほとんどのリーディング上位の騎手より好き。
 上記で「未勝利戦で能力的に難しい馬を勝たせようと一生懸命頑張っている」とあったように、リーディング上位騎手は手抜き騎乗が多くてむしろ大嫌いな人が多いです。若手騎手が好きというのも、そういうところですね。人気薄でも頑張ってくれます。
 松岡騎手は最高クラスに好きな騎手なので、乗ってくれるならうれしいですわ。最近ラフィアンの馬にあまり乗らないので、残念に思っていたらウインが多かったのか。まだ1頭もデビューしていませんが、ウインの馬にもたくさん出資したので、これは楽しみです。

■2019/04/26 一流騎手なら一流馬主の馬に乗りたいに決まってるだろ!という理由

 「そもそもラフィアンの馬に乗ってくれる騎手がいない?」と関連する話がありました。「うまいなァ、乗せたいなァと思うトップジョッキーもいるんだけれど、じゃあうちの主戦 としていつでも乗ってくれるかというと、そうはいかないよね」を、岡田繁幸さんがより具体的に説明したものが、Our Pleasure 2017年6月号にあったのです。

「うちの場合、まだ力がなくて、魅力ある馬が少ないから、一流の人たちと信頼関係を結びたくても、大手などに先を越されちゃうんですよ」
「見ていて「うまいな」と感じる騎手は何人かいると思いますが、例えば川田騎手にしましょうか、川田騎手など関西の騎手で信頼関係を結びたいと思っていても、『冗談じゃない、おたくと深い付き合いをしちゃったら、オレ良い馬に乗れなくなっちゃう』と思うのは当たり前のことです」

 川田騎手は私も良い騎手だと思います。ビッグレッドの私の出資馬の騎乗でも好印象。ネットでの評価も良い珍しい騎手な感じ。良さがわかります。
 ただ、柴田大知騎手、丹内騎手という理解できない騎手が評価されているため、川田騎手は評価されてしまうと、逆に風評被害な感じに…。
 川田騎手レベルじゃなくても、もうちょっと良い騎手が乗ってくれればなぁ…とマジで思います。ビッグレッドは一流じゃないですが、三流でもないんですから、本来ならもっと良い騎手と付き合えるでしょう。頼みますよ、本当…。



■2021/06/22 岡田繁幸氏死去で異変?柴田大知が空いてても乗り替わり激増!

 本当かいな?という話なのですが、JRAマイネル軍団「鞍上」激変!? お抱え騎手の「今後」はいかに……4年間未勝利だったあの騎手と、その男を救った故・岡田総帥は何を思う? - GJ(2021.06.18 19:00)という記事が出ていました。
 他のところで、もう少しまともな騎手乗せていれば、岡田繁幸さんが存命のうちにクラシック制覇できたのに…(亡くなってちょっとしてユーバーレーベンがオークス制覇)と書いていたのですが、騎手制限はむしろ岡田繁幸さんの呪縛だったのではないかといった話です。

<先週13日の常滑特別(2勝クラス)には、今年のダービージョッキー福永祐一騎手がウィズダイヤモンズに騎乗。福永騎手がラフィアン所有馬に乗るのはなんと11年ぶりで、2010年6月のマイネルクラッチに騎乗して以来だった。(中略)
 こうした「マイネル軍団」の騎手起用の方向転換が露骨に見えたのが、今年のオークス(G1)で初の牝馬クラシック制覇をもたらした、ユーバーレーベンを巡る騎手起用だ。(中略)
 その後の結果は周知のとおり。デムーロ騎手を背にオークス馬・ユーバーレーベンが誕生。「天国の岡田総帥に捧げる勝利」と報じられたのは、記憶に新しいところだ>
<例えば、19日の東京10R相模湖特別(2勝クラス)に出走するセイドアモール。過去7回も同馬に騎乗した柴田大騎手が空いているにもかかわらず、テン乗りの木幡巧也騎手に乗り替わっている。また20日の東京6Rには、ビッグレッドファームのコスモカルティエが出走。前走の柴田大騎手から、売出し中の永野猛蔵騎手に乗り替わる>
https://biz-journal.jp/gj/2021/06/post_233183.html

 本当に、柴田大知・丹内祐次の騎手しばりプレイがなくなるなら会員としては大歓迎。自ら敢えて勝てなくするしばりプレイですからね。お前らはマゾなのか?という話。マジいらないです。
 ただ、私はもうすでにラフィアンを見限っていて退会する予定だったので、騎手激変でもあまり関係なし。オークス優勝でも気持ちは変わりませんでした。弟さんのウインだけ続けようと思っています。



■2022/08/17 詰まりやすい内にわざわざ入れた末に直線右に左にウロウロ…

 種牡馬ダノンバラードはビッグレッドファームが海外に行っていたのを「逆輸入」しています。そのため、産駒はビッグレッドファーム系、マイネル(ラフィアン)やコスモの馬に多いです(親交があるせいか、ミルファームも多い印象)。
 ただ、2022/08/14の新潟の芝1800m2歳新馬戦のダノンバラード産駒ビルドラポールの場合、馬名の時点ではビッグレッドファーム系だと思わず。ラフィアンは牝馬でマイネの冠名をやめており、馬名では判断できませんが、ビルドラポールは牡馬であり、該当せず。それなのにビッグレッドファーム系の騎乗が多い柴田大知騎手が騎乗していて「変だな…」と思ったら、これもビッグレッドファームの持ち馬でした。

 この新馬戦のビルドラポール、スタートは悪くなくすんなり先行。これは良かったのですが、中ではなく外に出せる位置を意識してほしかったのに、わりとすぐに中めに入れてしまって個人的には不満。最初前の4頭から離れた5番手で、外を主張すればコースを貰えそうだったのに、あっさり中に入れてしまいました。
 この時点で私がつけている騎手評価で、5点満点の3点から1点減点。ここらへんは好みで、ロスの少ない内に入れるのをむしろ好む人もいるでしょうが、内だと直線詰まる可能性の方を私は心配。不人気馬であればダメ元で内を突くというのもアリでしょうが、8番人気とはいえビルドラポールはある程度やれると期待していたのできちんと追えるところに行ってほしかったです。

 で、案の定、直線でコースがなくなります。さらに、柴田大知騎手はコース取りに迷ったのか、右に左にウロウロ。まともに乗れてなかったので馬の実力がわからずそもそも馬の力がなかった可能性もあるものの、もうちょっとやれたのでは?(8番人気7着)と不満の残る騎乗。騎手評価は、マイナス2点で最低点である1点の評価としました。
 ネット競馬の掲示板では以下のように、この直線のところに不満が上がっていたものの、前述の通り、私はスタートすぐの時点で決まってしまったかな…?と思います。

[11] haluさん
これは大地へグったな。もうちょっと上手く抜け出せたと思う。

 [12] ハルさん
うろうろしすぎ
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2020101264



■2017/07/13 マイネルフロストの七夕賞2着は仕方なかったのか?

 良くない話なので一旦ボツにしたのですが、やっぱり納得いかなかったので書くことに。 2017/07/08の七夕賞で、マイネルフロストが2着だったレースについてです。

 柴田大知騎手「悔しいですね。押し切れるかと思ったのですが。勝馬が切れる脚を使うのはわかっていましたので、早めに仕掛けてセーフティーリードをとりにいったのです。うまくいったと思うのですが、これでかわされてしまうとは」と、レース後に報告しています。
 ネット掲示板でも勝ちに行った競馬なので仕方ないと言われていました。
 ただ、私はやはり早仕掛けだったと思います。特にマイネルフロストの場合、1頭で先頭に立ってしまうと気を抜くところが以前から知られていました。マイネルで主戦の柴田大知騎手がこれを把握していないというのは問題です。


 また、柴田大知騎手は展開を読み間違えていました。同じくレース後のコメントで、以下のように言っていました。

「強いて言えば、逃げていた実力馬が早々にいなくなり、早めに先頭に立った分、厳しかったかもしれませんね。逃げていた馬は前半、競り合っていたにせよ、もう少し踏ん張る馬だと思っていただけに、早めの失速は予想外でした」

 逃げていたマルターズアポジーは2番人気11着、ブービー負けでした。大きくバテています。
 しかし、バテていたのは、マルターズアポジーだけではありません。以下は2コーナーでの通貨順位と最終順位。マイネルフロスト以外はことごとく下位に沈むような展開でした。

9-4-(6,11)

馬番    馬名    着順
9    マルターズアポジー    11(ブービー)
4    フェイマスエンド    12 (最下位)
6    ヴォージュ    9
11    マイネルフロスト    2

 このうち、最下位だったフェイマスエンドはもともと11番人気。しかし、マイネルフロストと同じ位置にいたヴォージュがまた3番人気という人気の馬であり、やはりかなり早いペースであったと考えられます。

 さらに勝馬の8番ゼーヴィントは中団で、3着だった7番人気の12番ソールインパクトはもっと後ろだったということからも、同様の証拠と考えられます。

9-4-(6,11)-7,3(1,8)(10,12)5-2

 しかも、ぽつんと最後方だった2番のスズカデヴィアスが、3/4馬身差の4着まで追い込んだというレース。流れは後ろの馬の方が合っていました。

 また、過去と良馬場だった七夕賞の前半1000mから見ても、前はきついとわかりそうです。(2012年は稍重で除外)

2017年 58.0

2016年 57.9
2015年 59.5
2014年 58.9
2013年 58.6
2011年 61.4

 昨年の2016年が今回とほぼ同じタイムでしたが、このとき上位はすべて中団以下の位置取りの馬。前の馬が残れた年は、もっとゆるいペースでした。
 マイネルフロストが強かったので2着に残っただけで、普通なら4着以下だったかもしれません。



■2017/11/03 頼むから先行馬をスロウペースで抑えないで!

 2017/11/03の福島3R 3歳上500万下ダ1700m、柴田大知騎手の騎乗馬は例によってビッグレッドグループで、マイネルネッツでした。
 柴田大知騎手は前に行かないとダメな馬で行かなくて、終了後「なんで負けたのかわからない」などと言ったり、馬のせいにしたりします。
 ただ、今日は一応最初前に行くそぶりで5番手。先行とは言えない位置でしたが、一応前めです。

 とはいえ、道中は手綱を引いて抑えるような感じ。前行かないとダメな馬だし、多少外でも前行った方が良かったと思います。
 というか、他の馬たちが前に殺到していたわけでもなく、外を行ってもロスは全然ありません。ここで行かずにいつ行く?というバラけ方でした。
 また、稍重でわかりづらいんですが、ペースもスロウなように見えました。実際、まくる馬が2頭出るような展開で、またもや完全に展開を読み間違えています。ちなみにまくった馬は2着と5着で正解の騎乗でした。
 スロウでも前行った馬はそこまで粘れなかったものの、1頭4着に残っており、前が悪かったとも思えません。特にマイネルネッツは、前述の通り、差す競馬ができない馬です。
 結局、マイネルネッツは4番人気で8着でした。ちょっと人気はしすぎかと思うものの、騎乗内容はたいへん不満。もっとやれる馬です。
  
  私は上記が一番気になったのですが、掲示板では外を回していたのに、直線に入ってから最内突っ込んでいたことに怒りの声が出ていました。

  [188] サーキンさん
大和は、、ねーー情けない
[187] ホワケさん
何がしたいのか謎な騎乗
 [186] goemon80さん
大知、外見て空いてると確認して馬ごみに入るって発想。俺には無いよ。
 http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2012100005
 
 最後伸びるタイプではないので、それでもダメだったと思うのですが、コースのロスや馬場の良さからすると、やはり大外の方が良かったと思います。実際、大外で伸びていた馬がいました。
 わざわざ馬群の中に入れるのは確かに意味不明ですね。
 しかも、最初から内狙っていたわけではなく、コーナーで外を回して直線も外めだったところから最内にということで、だいぶ迷走している感じがありました。




■2017/11/18 柴田大知から丹内祐次騎手への乗り代わりで好走

 中1週はあまり良くないマイネルネッツですが、懲りずに中1週。もう1人の主戦騎手である丹内騎手に乗り代わりました。
 丹内騎手も全然良くないと感じていて、柴田大知騎手と同じく好きじゃないのですが、ムラっけがあり、たまに驚くほど良い騎乗がある印象。どちらか選べと言われると、迷います。

 今日は最初から手を動かしてやる気で、やっと前へ行ってくれました。そのまま逃げる形になってしまったのは微妙。経験はありますが、逃げはベストではないです。ただ、柴田騎手みたいな乗り方よりはずっと良いので期待して見ていました。
 楽に気分良く逃げたようには見えなかったものの、この馬は前行ければ粘ります。今回も手応え残っており、逃げ切れる!…と思ったもですが、最後の最後鈍って、2番手に差されてしまいました。ただ、久しぶりに好成績出してくれたので、結構満足です。


■2017/11/23 柴田大知騎手ありがとう!好騎乗で重賞初制覇

 好きな馬が重賞初制覇。柴田大知騎手の好騎乗(たぶん)。悪く言っていてすみませんでした。

 重賞と言っても地方なんですが、賞金は3500万もある日本グレードでのG2にマイネルバサラが参戦しました。
 10倍ちょっと。舐められすぎと思ったんですが、もともと買うつもりはなかったです。また、よく名前を聞く馬もいたし、それよりさらに地方馬が人気だったので、たぶん強い馬だったんでしょうね。

 マイネルバサラは、狙った風でもなく、4番手先行という形になれました。また先行の馬を抑えられたらどうしようと思っていたので一安心。
 ただ、小さい地方の競馬場なのに、かなり外を回される競馬。非常に苦しいと思って見ていました。
 しかも、かなり早く手を動かしていたので、最初脚色悪いのかと思いました。ところが、これは柴田大知騎手の仕掛けで先頭に。浦和競馬場のレース見たことないのでわからなかったのですが、いくら何でも早すぎない?と思って見ていました。
 しかし、たぶんこれが大正解だったんだと思います。後ろから追ってきた馬を、逆に離してまさかの圧勝劇。ありがとうございました!


2024年1月23日火曜日

珍名馬セクシーコマンドーの掲示板、マサルさんネタであふれ返る!

■2022/07/09 珍名馬セクシーコマンドーの掲示板、マサルさんネタであふれ返る!
■2020/11/02 珍名馬チキウボウエイグン(地球防衛軍)、母名が由来だった!
■2019/07/12 メイショウカムロの意味は、ハゲ・おかっぱ・遊女見習いの幼女?
■2013/1/13 珍名馬イルミナティ、世界を牛耳る秘密結社の名前に競馬ファン恐怖
■2013-08-05 キミノナハセンターは「君の鼻センター」?



■2022/07/09 珍名馬セクシーコマンドーの掲示板、マサルさんネタであふれ返る!

 新馬戦の馬チェックしていたら、セクシーコマンドーという馬がいて吹きました。掲示板でみんな大喜び、私も大喜び。若い人は知らないでしょうが、以前、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』ってギャグ漫画が少年ジャンプで連載していたんですよね。掲示板ではこのマサルさんネタの宝庫となっていました。

 [7] ドン中西さん
勝負処で目が光ってキュピーンって効果音が聞こえて来そう( ☆∀☆)

 [18] 買い目迷子さん
太めで、ごんぶと
逃げで、ファーストセクシー
勝ちで、セクシー一本
て言われるのかなぁ

 [25] すえひろさん
枠が赤い!
 [26] KYOさん
>>25
本当だ
こりゃ赤い・・・

 [46] ハクサンさん
ひよこ走りで駆け抜けて

 [44] ゲストさん
どうせダバダバするんやろなぁw
でも買っちゃうやん!

 [63] べなさん
武士沢が乗ったら熱すぎる (引用者注:作者のうすた京介さんが、『武士沢レシーブ』という漫画も書いているため)

 一方、意外に血統が良いという感想もありました。

 [5] しろがねさん
ネタに全振りな珍名馬やんけ、とか思ってたら
想像以上の超良血馬で笑ってしまった
これは期待してしまう

 父は新種牡馬ビーチパトロール。「良血」という場合、母系が問題になりますが、母オウシュウフリートは未勝利。兄弟は4勝が最高で悪くはないものの、「超良血」どころか「良血」とも言い難い感じ。兄弟の勝ち上がり率も高くありません。
 もう少し広げてみると、 マーキュリーC(G3)、白山大賞典(G3) のミラクルオペラや全日本2歳優駿[指定(G1) の ビッグロマンスがいますが、その程度。良血馬とは言えないでしょう。

 なお、父母の名前を見ても、セクシーコマンドーとは関係なさげな名前。全然関係ないネーミングでしょうね。ただ、近親の活躍馬ビッグロマンスの名前を見て笑いました。『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』がアニメ化されたときの主題歌が『ロマンス』(ヴィジュアル系のPENICILLINの曲)という曲名だったのです。
 ここらへんの馬主さんの命名に関しては以下のようなコメントも。

 [23] フビョンさん
この名前見て確信しましたが、同馬主のロイエンタールとトリグラフもそういうことですよね

 私はわからなかったので検索。ロイエンタールを検索すると、田中芳樹のSF小説(スペース・オペラ)『銀河英雄伝説』の登場人物という説明が最初に出てきます。トリグラフの場合はいろいろ出てくるものの、同じ小説「銀河英雄伝説」に登場する宇宙戦艦の名前を想定していた感じです。
 馬主は山口裕介さん。最も活躍した馬は9,330.2万円のインサイドザパーク。最近では、リフレイムが活躍馬で7,913.2万円稼いでいます。
 これを見てもネタっぽい名前だらけ…ってことはないですね。ただ、上位でも、オウマタイム、アギト(マサルさんに近い時期の仮面ライダーのシリーズ)、ママママカロニなど、ときどきおもしろ系やサブカルチャー系のものが見られます。探すともっとありそうでした。


■2020/11/02 珍名馬チキウボウエイグン(地球防衛軍)、母名が由来だった!

 実況を聞いていて「地球防衛軍」という馬名が聞こえて驚きました。わかりやすい珍名馬です。ただ、「チキュウボウエイグン」だと10文字で字余り。登録名は、9字で「チキウボウエイグン」。でも、ちゃんと実況でも 「チキュウボウエイグン」に聞こえますね。うまい名前をつけました。

 最近の地球防衛軍というと、ゲームの「THE 地球防衛軍」かな?と思いました。その後も続編がいくつか出ています。ただ、Wikipediaを見ると、いろいろありますね。 

・1957年に公開された映画については「地球防衛軍 (映画)」
・『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』に登場する組織については「地球防衛軍 (宇宙戦艦ヤマト)」
・2003年に発売されたコンピュータゲームについては「THE 地球防衛軍」
・笑ってはいけないシリーズに出てくる組織の通称については「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時#舞台」

 馬名の由来を見ると、「母名より連想」としか書かれていません。その母はチキウミサキ。この時点で「チキウ」でした。というか、これは北海道室蘭市のチキウ岬のことですね。私も子供の頃は「地球岬」だと思っていましたが、そうではなく一応本名としては、アイヌ語の「(ポロ・)チケプ」(ci-ke-p、親である・断崖)に由来しています。まあ、普通に地球岬とも呼ばれてるんですけどね。

 チキウミサキの父はメイショウボーラーで、特に関係なさげ。母の方はアルクトゥルス。これは、たぶん、うしかい座のことであり、やはりチキウミサキとは関係なさそうです。ちなみにチキウボウエイグンの父はヴィクトワールピサです。

 名付け親であろう馬主さんは、 三宅勝俊さん。毎年5,6頭買われている感じですね。ラヴァーズポイントが唯一の1億円ホースですが、記憶にない馬。こちらは普通の名前で、他の馬も普通ですね。というか、チキウミサキも持ち馬でした。北海道出身なんでしょうか。これ見ると、キボウノダイチという馬も北海道を意識したのかなと思います。あと、チキウボウエイグンの生産牧場は、いつも私が「カナシイスタッド」と誤読してしまう「カナイシスタッド」で、これもちょっとおもしろいです。

■2019/07/12 メイショウカムロの意味は、ハゲ・おかっぱ・遊女見習いの幼女?

 メイショウさんは結構和名の名前をつけることがありますし、しかも、センス的にも良い感じのものがあります。で、メイショウカムロという名前の馬がいて、響き的に好きだなと思いました。しかし、意味が変わりません。
 で、検索してみて最初に出たのは、 「禿(かぶろ、かむろ)」。ハゲと同じ漢字の「禿」なんですけど、意味的にもそうなんですよ。
 他の意味も多いんですが、これもそれほど良い意味ではありません。Wikipedia見てるうちに、前もこのページ読んだことを思い出しました。肩までで切りそろえた児童期の髪型、あるいはその髪型をした子供、 遊女見習いの幼女などなどの意味があります。メイショウカムロは牡馬で、とりあえず、この最後のではありませんね。
 で、調べてみると、「冠名+神室山」でした。 神室なら字面的にもかっこいいですね。良かった、安心しました。
 神室山(かむろさん)は、秋田と山形の県境にある神室連峰の主峰となる山。『日本二百名山』、『花の百名山(ミネザクラ)』のひとつに数えられるそうです。名前でわかるように、古来から山岳信仰の山として知られています。修験の山として鳥海山と並び称される存在であったなどの話がWikipediaにありました。



■2013/1/13 珍名馬イルミナティ、世界を牛耳る秘密結社の名前に競馬ファン恐怖
 意味を知らないと珍名馬だと思わないでしょうけど、イルミナティという馬がいて笑いました。
 しかも、初出走でさっくり勝利して、父メイショウサムソンにも初勝利をプレゼント。
 すごい馬になるかも……。

 この意味は後でやりますけど、とりあえず先に掲示板の反応。

-----引用 ここから-----
[1] DaizyStripper本命さん

馬名が怖い( ̄▽ ̄)
呪われなきゃいいが、

2013年01月06日 10:09:57

[4] ラスカルスズカさん

メイショウサムソン産駒初勝利おめでとうございます。
名前が凄いですね。・・・

2013年01月06日 12:44:44

 [15] ぎっさんさん

サムソンの子供やったぜ!!
馬名だけちょっと怖いけど…

2013年01月06日 14:25:15

http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2010102105
-----引用 ここまで-----

 怖い、怖い言われています。

 もうちょっと突っ込んでいるのは、このコメント。

-----引用 ここから-----
[6] どどいつさん

フリー○イソンの仕業か・・・

2013年01月06日 12:46:37
-----引用 ここまで-----

 引っ張りましたが、さてWikipediaで意味を見てみましょう。

-----引用 ここから-----
イルミナティ(英: Illuminati)は、現実の歴史、およびフィクションに登場する秘密結社の名称。(略)

イルミナティとは、ラテン語で「光に照らされたもの」を意味するが、後に宗教的な活動から「啓蒙、開化」をも意味するようになる。近世以降、この名前で呼ばれた秘密結社が数多くある。グノーシス的要素やテンプル騎士団、シオン修道会、アサシン、フリーメイソンとの関連等を持つとされる。

陰謀論においては非常に人気があり、現在でも密かに世界へ手を伸ばし影響を与えている影の権力であるとされる。ただし、日本ではそれほど有名ではなく「ユダヤの陰謀」や「フリーメイソンの陰謀」などの表現に置き換えられていることが多い。フリーメイソンと混同される場合もしばしばあるが、フリーメイソンとの関連性は低い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%86%E3%82%A3
-----引用 ここまで-----

 さっき出たフリーメイソンです。実際には関連性が低いですけど、どっちもいっしょくたにして怖がられます。

-----引用 ここから-----
イルミナティ(英: Illuminati)は、現実の歴史、およびフィクションに登場する秘密結社の名称。(略)

イルミナティとは、ラテン語で「光に照らされたもの」を意味するが、後に宗教的な活動から「啓蒙、開化」をも意味するようになる。近世以降、この名前で呼ばれた秘密結社が数多くある。グノーシス的要素やテンプル騎士団、シオン修道会、アサシン、フリーメイソンとの関連等を持つとされる。

陰謀論においては非常に人気があり、現在でも密かに世界へ手を伸ばし影響を与えている影の権力であるとされる。ただし、日本ではそれほど有名ではなく「ユダヤの陰謀」や「フリーメイソンの陰謀」などの表現に置き換えられていることが多い。フリーメイソンと混同される場合もしばしばあるが、フリーメイソンとの関連性は低い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%86%E3%82%A3
-----引用 ここまで-----

 陰謀論で出てくるわけで、世界を裏で牛耳って暗躍している……みたいな感じですね。恐ろしい。

 後から気づきましたが、この子、女の子でした。何て名前をつけてしまったのでしょう!?
 まあ、ラテン語の「光に照らされたもの」自体は、牝馬向きと言えなくもないですけど……。




■2013-08-05 19:47:32 キミノナハセンターは「君の鼻センター」?
 その大物は、キミノナハセンター。私、どうしても「君の鼻センサー」と読んでしまって、嗅覚の敏感なお馬さんなのかな?って思っちゃうんですが、たぶん「君の名はセンター」なんでしょうね。
 どっちにしてもよくわからないお名前ですけど……。

-----引用 ここから-----
近親フサイチリシャールのプライマリーコードが函館でデビュー | netkeiba.com競馬コラム

◆キミノナハセンター(牡、父ディープインパクト、母グレイトサンライズ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 半姉レッドディザイアは秋華賞の勝ち馬。昨年のセレクトセールに上場され、1億5000万円で落札された。名付け親が乃木坂46の白石麻衣さんということでも話題を集めている。6月27日に入厩後は美浦で入念に乗り込み、先週の7月31日に初めてウッドチップコースで追い切られた。古馬2頭の真ん中に入れ、実戦を想定した3頭併せを消化。徐々に調教のピッチを上げ、良血馬らしい雰囲気を漂わせている。「まだ若い子で甘えたりするところもあるけど、ディープの子にしては穏やかな気性。体つきもちょうどいいサイズだし、いい馬ですよ」と藤沢和雄調教師。先週末に函館競馬場に移動しており、8月11日の函館・芝1800mを四位洋文騎手で予定している。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=23957
-----引用 ここまで-----

 乃木坂46の白石麻衣さんという方が名付け親だと書いてありました。よくわからんのですが、アイドルの方か何かでしょうか? 変な名前とか言うと怒られそう……。
 確かアイドルグループだと、立ち位置で「センターがどうのこうの」って言いますよね? 「君の名はセンター」ってのはそういうことを踏まえているんでしょうかね?

 あと、甘えん坊だと書いていました。牡馬ですけど、かわいいわー。




2024年1月21日日曜日

蛯名正義・柴田大知・津村明秀・ブノワ、下手に乗った騎手は誰?

■2015/3/7 蛯名正義・柴田大知・津村明秀・ブノワ、下手に乗った騎手は誰?
■2022/05/14 ついに津村明秀騎手が評価された!…と思ったらそうでもなかった
■2016/2/22 蛯名騎手がESP(蛯名スペシャル)発動で、1番人気マイネルフロストを飛ばす
■2013/3/8 嶋田純次騎手、世界の若手ホープで3位 カタール見習騎手招待競走
■2017/02/19 藤岡康太騎手の謎のハイペース逃げに非難轟々




■2015/3/7 蛯名正義・柴田大知・津村明秀・ブノワ、下手に乗った騎手は誰?

  ビッグレッドファームグループの広報誌アワープレジャー2015年1月号から。
 古谷剛彦さんの古谷コンシェルジュの競馬観で、マイネオーラムのオリエンタル賞の解説がありました。2014年11月29日のレースです。

 まず、古谷さんは芝に「茶色い部分が目立つと騎手心理として避けるケースが非常に目につく」としていました。
 昨年秋の東京競馬も「 2 開催続き、8 週目となる最終週は内目に大分茶色い部分が目立ち、やはり避ける騎手は決して少なくなかった」そうです。
 しかし、それが本当に悪い馬場なのか?と言うと、実は違うそうです。

-----引用 ここから-----
 野芝がしっかり根付き、その野芝が茶色いだけで決して馬場が悪いわけではない。実際、内を通った馬がそのまま粘り通したり、伸びてくるレースも多かった。ジャパンCのエピファネイアは、まさに 2 番手から内をそのまま突き抜けたレース振りだった。
 マイネオーラムとコスモチョコレイのビッグレッドグループ 2頭のワンツーで決着したオリエンタル賞も、その典型的なレースと言える。逃げたイイデフューチャーと2 番手のナスノアオバが 3コーナー過ぎから後続を引き離し、直線に入ったが、直線での進路取りは馬場の真ん中より少し内目。随分と内を開けた形だったが、その内にいたロジメジャー、ラチ沿いを進んだのがコスモチョコレイ、そして 道中は内で脚を温存させて直線でコスモチョコレイの外に持ち出す形で馬場の内を突いたマイネオーラムが、そのまま上位で入線した。レースを見る側の心理として、馬場が悪いとの判断で外を通る馬が、内を突いた馬に敗れると正直、気持ちが萎える。時に、憤りも感じる。逆の立場に立てば、これほどスカッとする勝利もない。
-----引用 ここまで-----

 馬場の見た目に惑わされずにうまく乗れたのが、マイネオーラムとコスモチョコレイのビッグレッドグループの馬でした。一方、前にいて自由にできたのに外を選んでしまったのは、イイデフューチャーとナスノアオバでした。

 こういう話が出ると、一体鞍上は誰なのか?と気になって夜も眠れません。
 古谷さんは個別の騎手については言及していませんが、騎手名は着順のところを見て簡単にわかります。以下のような結果でした。(中間にいたロジメジャーもついでに記載)

◆オリエンタル賞
2014 年 11月 29 日 5 回 東京 8 日 10R 芝 2000 m

12頭
1着 マイネオーラム 柴田大知
2着 コスモチョコレイ 津村明秀
3着 ロジメジャー 松岡正海

9着 イイデフューチャー 蛯名正義

12着 ナスノアオバ G. ブノワ
 
 この1戦をもって騎手の上手い下手が決まるわけではないのですが、世間の評価からすると意外な感じのジョッキーもいます。おもしろいものです。
(蛯名正義騎手なんかは社台の吉田照哉さんからものすごく評価が高いそうです)




■2022/05/14 ついに津村明秀騎手が評価された!…と思ったらそうでもなかった

 私が評価する騎手ってなぜかリーディング上位じゃないことが多いです。また、リーディング上位騎手があんまりうまいと思わない…ということもよくある話。若い頃よくボロクソ言われていたの津村明秀騎手は、むしろ好きな馬に乗ってほしい騎手でした。

 で、久しぶりにリーディングを見たら津村明秀騎手が上位にいて、世間の評価も変わったんだ…と数年前に思ったことがあったはずなんですよ。もう1人別のジョッキーとともに「ついに世間でも評価された!」と思ったんですよね。
 ところが、今リーディングの順位を見てみたものの、全然上位にいません。私の壮大な勘違いだったようです。

2015    43位
2016    36位
2017    19位
2018    25位
2019    29位
2020    37位
2021    30位
2022    41位(途中経過)

 一番良いのは2017年の19位ですが、それでもベスト10ではなくインパクト不足。しかも、これ以外はもっと悪いので一瞬良かった…くらいな感じですね。
 うーん、東のジョッキーとしてはトップクラス…くらいの感じだったのかなぁ…。ということで、一番良かった2017年を上から順に数えてみると8位でした。ベスト5なら納得だったものの、8位は微妙。「途中経過で一瞬全体のベスト10に入ったところを見て勘違いした」みたいなところが真相かもしれません。

 とりあえず、私は引き続き津村明秀騎手を推して行きます。今度こそ「ついに評価された!」という日が来てほしいですね…。

 以上で終わろうとしたものの、これ以外の話もストックしていたのを忘れてました。せっかくきれいに終わったので蛇足的になりますが、もったいないので紹介。貧乏性なんです。
 まず、戦績を見ていると、未だG1未勝利という話をしようと思っていたんでした。やはり全然って感じでのデータですね。
 重賞もなかなか勝てないようで、<【福島牝馬S】アナザーリリック重賞初制覇 津村明秀騎手は3年4か月ぶりタイトル>(22/4/24(日) 7:00)という記事も出ていました。

<デビューから全戦の手綱で紡いできた絆が、ついに開花した。発馬後の一歩目が出なかったが、津村は冷静に後方2番手に誘導。3角過ぎから抜群の手応えで馬群の外を上がっていくと、クリノプレミアムをゴール前で測ったように首差とらえた。鞍上は「外も伸びていたし、長所の長くいい脚を使うことに専念しました」と特徴を知り尽くすからこその騎乗を満足そうに振り返った。
 自身にとっては19年愛知杯以来、約3年4か月ぶりの重賞タイトル獲得。「なかなか勝てず悔しい思いもしていて、勝ててうれしいです」と久しぶりの感覚に安どの表情。林調教師は「津村騎手が本当にうまく乗ってくれました」と手放しでたたえた>
https://news.yahoo.co.jp/articles/e584471fed464e2f80bb6b3974c36f376a5c0175

 調教師はベタ褒め。以下のようにコメント欄でも好意的でした。

<津村ってもっと評価されてもいい騎手だと思うけどな。
競馬学校時代に同期の中ではいちばん上手かったみたいだし、カレンブーケドールが勝てなくて降ろされてしまったけど結局誰が乗っても勝てなかった>
<津村騎手は本当に上手だった!
ヴィクトリアマイルで初G1のタイトルとって欲しいな>
<決して下手なジョッキーじゃないのにねそんなに勝てて無かったか>

 このコメント欄でカレンブーケドールの名前が出ているのを見て、社台グループ系の有力馬に乗っていたことで、「ついに津村明秀騎手が評価された」と思った…という経緯だった気もしてきました(カレンブーケドールは個人馬主だが生まれは社台ファーム)。記憶が非常に曖昧です。
 あと、今回が福島牝馬Sで、前回の重賞が2004年から牝馬限定戦となった愛知杯で、代表魔が牝馬カレンブーケドールということで、牝馬に乗るのがうまい…みたいなのあるのかな?とちょっと思いました。




■2016/2/22 蛯名騎手がESP(蛯名スペシャル)発動で、1番人気マイネルフロストを飛ばす

 珍しくマイネルフロストが1番人気と思ったらこれですわ。
 ESP(蛯名スペシャル)というのは、蛯名正義騎手の出遅れのこと。最近はひところほど言われなくなったものの、彼は出遅れグセがあることで有名です。
 単なる印象ではなく、データで裏付けられているんですよね。以前、出遅れ率を計算していた人がいて、そこのワーストにも蛯名騎手がちゃんと入っていました。記憶だけでなく記録にも残る男です。(ちなみに他の騎手は、武幸四郎騎手しか覚えていません)

 小倉大賞典のマイネルフロストの場合は、ゲート内からチャカチャカしていたので彼のせいではないのかな?とは思うものの、数字として現れているところを見ると、馬を落ち着かせるのが下手なのかもしれませんね。
 とりあえず、掲示板の反応を見たら、普通に悪いものが多かったです。ほとんど擁護はありませんでした。

-----引用 ここから-----
[3252] ステイタスさん

まさかここで発動とは
蛯名騎手には記録達成まであきらめないでがんばってほしいね

 [3257] お寿司さん

蛯名の騎乗は
ひどかったね…

 [3258] Meinelさん

最終でもやらかしてたな…

[3259] レインメーカーさん

せっかく松岡が前目の競馬を覚えさせたのになんで中団の位置?

前行って持ち味出るのに・・・

今回はガッカリした。

 [3264] グッチンさん

出遅れて三角捲り。あれを小倉でやると殆どが直線でいなくなる。中山のダートじゃないんだから。

 [3273] Meinelさん

丹内のほうがよっぽどうまく乗ってたぞ
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2011106350
-----引用 ここまで-----

 掲示板では前走まで松岡正海騎手が叩かれていて、蛯名騎手への乗り替わりを歓迎していました。ところが、この結果ですので今度は蛯名騎手が叩かれていました。

-----引用 ここから-----
 [3244] フェアプレー心裏学~横山推しさん

この馬は乗り難しいんだよ。
正海が上手いことがハッキリした。

[3268] ちょこらさん フォローする

次回は松岡に戻してください

[3272] ブロッコリーさん

松岡降ろしてまで舞台用意してもらって、情けないの一言。
-----引用 ここまで-----




■2013/3/8 嶋田純次騎手、世界の若手ホープで3位 カタール見習騎手招待競走

  海外でお呼ばれしていたんですね。

-----引用 ここから-----
嶋田純次騎手カタールでの成績
[中央競馬] 2013年03月01日(金)11時43分 :ラジオNIKKEI

 先月26日(火)、27日(水)および28日(木)にカタールのアルライヤン競馬場で行われた「第2回カタール見習騎手招待競走」における嶋田純次騎手(美浦・手塚貴久厩舎)の騎乗成績は以下の通り。

・騎乗成績
【2月26日(火)】
5R カタール見習騎手招待競走第1戦 芝1600m
3番 ハリック(牡5) 59.5キロ
  2着/13頭立て(6ポイント)

【2月27日(水)】
2R カタール見習騎手招待競走第2戦 芝1600m
10番 ジャムラ(牝5) 55.0キロ
   4着/13頭立て(4ポイント)

【2月28日(木)】
2R カタール見習騎手招待競走第3戦 芝1200m
2番 メロディインザミスト(牝6) 60.0キロ
  8着/13頭立て(0ポイント)

・総合成績
10ポイント 3位タイ/13人中
※優勝は16ポイントを獲得したD.ディラン騎手(南アフリカ)だった。

・嶋田純次騎手のコメント
「勝つことができず残念でしたが、同年代の他国の騎手と一緒に騎乗できたことは良い経験となりました。とくに1戦目はゴール前で差されての2着で、海外初騎乗初勝利を狙っていただけに残念でした。日本との違いという点では、直線コースで内柵が広がるというコース形態や、2戦目でアラブの競走に騎乗したことが印象に残っています。
 今回の経験を糧に、日本での騎乗を一層頑張りたいと思います。今後とも応援よろしくお願いします。」
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=73119
-----引用 ここまで-----

-----引用 ここから-----
嶋田がカタールで総合3位タイ
[中央競馬] 2013年03月02日(土)12時00分

 2月26~28日にカタールのアルライヤン競馬場で行われた「第2回カタール見習騎手招待競走」に参加した嶋田純次騎手(19)=美浦・手塚=は3レースに騎乗して13頭立て2着、13頭立て4着、13頭立て8着で、計10ポイントを獲得。13人中3位タイの成績だった。「初戦はゴール前で差されての2着でしたからね。勝つことができず残念でしたが、同世代の他国の騎手と一緒に騎乗できたことはいい経験になりました。アラブ(馬)の競走に騎乗したことやコース形態の違いが印象に残りました」と嶋田は瞳を輝かせていた。南アフリカのD・ディラン騎手が16ポイントを獲得して優勝した。

提供:デイリースポーツ
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=73142
-----引用 ここまで-----

 次の話ではゴドルフィンの若手主戦ジョッキーの話。クールモアも今若い子乗っているそうで、両方若いってのはおもしろいですね。

-----引用 ここから-----
嶋田「日本のバルザローナ」目指すぞ!

 肌で知った“世界”の感覚を日本で生かす。先月末、各国から将来性ある若手騎手をカタールに集めて行われた「第2回カタール見習い騎手招待レース」に出場した嶋田純次騎手(20)は、「同い年くらいの他国のジョッキーと競馬ができたのはすごくいい経験になりました」と振り返る。(略)

 初めてづくしの海外遠征は何もかもが新鮮だった。外国での騎乗はもちろんのこと、4着に入った第2戦では小柄な純血アラブ馬にも騎乗した。「首が短くて乗りにくかったですね」と苦笑いしながらも、異国の人馬から受けた刺激の大きさは測り知れない。「結構荒い乗り方をしている人もいたし、うまいなと思える人もいた。その中で堂々と乗れたので、僕もやれるかなという手応えはつかめました」。今年デビュー3年目。同期の稼ぎ頭でもある嶋田は砂煙舞う中東の地で自身が今、どのレベルにいるかを再確認できた。

 今日8日は20歳の誕生日。「もうここまできたんだという感じ。まずは自分で減量を取れるように頑張りたい。そして日本のバルザローナになりたいです」と目を輝かせる。弱冠20歳にしてゴドルフィンの主戦を務める世界的ホープを引き合いに出して志の高さを見せた。【松田直樹】
[2013年3月8日12時5分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20130308-1094610.html
-----引用 ここまで-----

 嶋田純次騎手はがっくりくるレースもときどきありますけど、良い印象あります。でも、あんまり抜けた印象はなし。
 この前後2,3年で一番有望な騎手って誰でしょうね。あんまり気にして見ていませんでした。




■2017/02/19 藤岡康太騎手の謎のハイペース逃げに非難轟々

 2017年のフェブラリーステークス(東京ダート1600)、藤岡康太騎手はインカンテーションに騎乗。 
  先行馬なので前を行くのは想定通りだったものの、最初の3ハロンを34.0秒という数字を見て、めまいがしました。

 おそらくこの10年で最も早い数字だろうと思い、調べようと思ったのですが、掲示板を見たらそう書いている方がいました。

 [2090] krinkさん
パッサパサの良馬場で前半34秒とかアホやろ。重馬場の去年より早いのはもちろんだけど、ここ10年でも実質1番早い。藤岡何やりたかったんだ
 インカンテーションの掲示板 | 競走馬データ - netkeiba.com

 こんな騎乗でしたので、掲示板では非難がいっぱいでした。

[2089] ウオッカに乾杯さん
この騎手がいるレースは出来るだけ買わないように心掛けたい。

[2083] じゃんぽけさん
この騎乗、話にならんな。横に逃げも視野に入れているケイティがいるのにそれを押し退けてハナにたって前半34フラットは暴走。ニシケン、ケイティ行かして外目の三番手辺りでいいのに。決めうちみたいな騎乗で臨機応変にこなせないようではダメだよ。

[2082] 三歳馬研究中さん
番手、あるいは好位に付けてほしかったが、康太にはムリだわな

[2079] マッハバリプラムさん
無謀逃げやめろよ

[2078] 穴が好きさん
コイツいっつも望んでいない無茶苦茶な騎乗してんな

[2076] sholilinさん
騎手が嫌いなので買ってないのですが馬がかわいそう

[2075] ぱずまるさん
この騎手は何を考えてたのでしょうか?
本当にやってることがやばい。

 本文としては以上。

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 あとは、私の私的騎手評価ランキング。順位変化は、前のブログからの続き。
 この騎乗で1点をつけた藤岡康太騎手は、ワーストの22位にいました。前回は圏外で悪くなってきた形。
 もともとそれほど良くない印象の騎手です。

H29.2.18
 私見騎手(ジョッキー)評価ランキング ワースト20 (全 122 騎手中)  
順位 騎手名 評価 リーディング 変動
1 内田博 63 2.45 2 -
2 横山典 51 2.49 22 -
3 西田 17 2.53 65 △1
4 北村宏 53 2.57 13 ▼1
5 四位 54 2.63 51 △1
6 木幡広 28 2.64 65 △1
7 浜中 63 2.65 22 ▼2
7 酒井 46 2.65 65 △1
9 江田照 50 2.66 65 △6
10 柴田善 52 2.69 65 △6
10 田中勝 52 2.69 31 △2
10 小牧 49 2.69 13 ▼1
13 リスポリ 17 2.71 圏外 ▼4
14 丹内 50 2.72 51 ▼5
15 丸田 48 2.73 40 ▼3
16 アッゼニ 27 2.74 圏外 圏外
17 Mデムーロ 59 2.75 2 ▼5
17 蛯名 68 2.75 26 ▼1
19 大庭 38 2.76 圏外 圏外
20 村田 34 2.77 圏外 ▼4
20 柴田大 102 2.77 40 -
22 藤岡康 53 2.78 40 圏外
23 荻野琢 28 2.79 圏外 ▼3
23 福永 66 2.79 5 ▼3
リーディング平均 35.9 ( ベスト 47 )

 一方、ベストは相変わらず自分でもよくわからない騎手が上位。 田中健 騎手が初登場で1位ですけど、騎乗数が少ないですし、すぐ変動すると思われます。

私見騎手(ジョッキー)評価ランキング ベスト20 (全 122 騎手中)  
順位 騎手名 評価 リーディング 変動
1 田中健 13 3.31 65 圏外
2 的場 27 3.3 65 △2
3 岩崎 402 3.28 65 ▼1
4 吉田隼 50 3.26 8 △1
5 柴田未 17 3.24 圏外 ▼4
6 藤田菜 29 3.21 圏外 ▼3
7 オールプレ 12 3.17 圏外 △2
8 ウィリアム 49 3.16 圏外 △2
9 松岡 67 3.15 10 △2
10 嘉藤 49 3.14 95 ▼4
10 52 3.14 13 ▼3
12 ムーア 39 3.13 51 △5
12 勝浦 55 3.13 51 ▼5
14 木幡初 45 3.11 51 △4
14 平野 18 3.11 圏外 -
16 石川 53 3.09 26 圏外
16 Tベリー 11 3.09 圏外 △2
16 ビュイック 11 3.09 圏外 △2
19 井上 48 3.08 圏外 ▼1
20 ルメール 81 3.07 5 圏外
20 加藤 43 3.07 40 圏外
22 藤懸 35 3.06 95 圏外
23 菊沢 37 3.05 65 圏外
23 杉原 38 3.05 圏外 圏外
リーディング平均 47 ( ワースト 35.9 )


2024年1月19日金曜日

重賞じゃない条件戦で賞金総額8000万円のジ・エベレスト関連レース

■2017/11/04 【クイズ】芝世界最高賞金のレース「ジ・エベレスト」の距離は?
■2017/11/04 ダート世界最高賞金のレースは「ペガサスワールドカップ」
■2017/11/04 【答え】芝世界最高賞金のレース「ジ・エベレスト」の距離は何メートル?
■2022/04/28 重賞じゃない条件戦で賞金総額8000万円のジ・エベレスト関連レース
■2012/12/9 香港競馬の漢字(中国語)表記 千里通、大賞識、榮進寶蹄、萬能泰斗、天鵝騎士



■2017/11/04 【クイズ】芝世界最高賞金のレース「ジ・エベレスト」の距離は何メートル?

【クイズ】 2017年にオーストラリア・ロイヤルランドウィック競馬場で行われたGI第1回ジ・エベレストは、芝レースでは世界最高賞金として話題になりました。その距離は何メートルだったでしょう?
(1)1200m
(2)2400m
(3)3200m


■2017/11/04 ダート世界最高賞金のレースは「ペガサスワールドカップ」

 回答は間を開けるために、別の話。 「ジ・エベレスト」は、飽くまで芝の世界最高賞金。ダートの方が高く、最高金額レースは「ペガサスワールドカップ」(ダート9ハロン(約1800m))というものでした。
  「ジ・エベレスト」は、このやり方に倣ったものなんですが、かなり独特なのです。

"2016年5月11日、ストロナックグループは総賞金1,200万ドルと世界最高賞金額となる本競走を2017年1月28日にガルフストリームパーク競馬場で開催すると発表した。
出走頭数は12頭に限定され、出走馬の関係者は本競走の出走枠を得るために100万ドルを支払う。
出走枠を得た登録馬の馬主はその馬を参戦させること、リースすること、契約を結ぶこと、共同所有することが可能である。また出走枠の売却もできる"
(ペガサスワールドカップ - Wikipedia)

 Wikipediaには書かれていませんでしたが、1着賞金は700万ドル(約8億550万円)というものすごい金額。
 ただ、 出走馬の関係者は本競走の出走枠を得るために100万ドルを支払う必要があると書かれていたように、出走にもものすごくお金がかかります。約1億1000万円です。
  どうもこの登録料がそのまま賞金になるということで、バカ高いみたいですね。
 
 出走権を所持すると、ペガサスWCのネット馬券売上げや各種媒体の著作権、スポンサー料なども分配されているともあったので、ひょっとしたらそれほど損ではない可能性もあるかも。かなりギャンブルな感じがしますけどね。
(芝の世界最高賞金レース・『ザ・エベレスト』が誕生!! ペガサスWCのシステムは世界のレースの新機軸となるのか? | ギャンブルジャーナル | ビジネスジャーナル より)



■2017/11/04 【答え】芝世界最高賞金のレース「ジ・エベレスト」の距離は何メートル?

【クイズ】 2017年にオーストラリア・ロイヤルランドウィック競馬場で行われたGI第1回ジ・エベレストは、芝レースでは世界最高賞金として話題になりました。その距離は何メートルだったでしょう?
(1)1200m
(2)2400m
(3)3200m

 【答え】(1)1200m

 スプリントが世界最高賞金額って意外ですね。その前の芝最高金額は凱旋門賞だったとのことで、普通に長距離レースです。
 また、オーストラリアでこのレースの前に最高金額だったメルボルンカップは3200mという、もっと長い距離。
 この印象が強いので、オーストラリアなら長距離だ!と思ってしまった人もいたかもしれません。

 なお、第1回の ジ・エベレストで、元日本馬のブレイブスマッシュが3着に入りました! つまり、日本馬が通用するレースであるということ。しかも、日本では 2勝のみしかしていない馬。うち1勝はサウジアラビアロイヤルCという重賞だったものの、その後は一線級とは言い難いものでした。距離があってなかった可能性もありますが…。
 ただ、日本のオーナーでは、こういうギャンブルに参加するような金持ちはあまりいない気がします。海外のオーナーだからこそかもしれません。
 ああ、でも、売却とは限らないので日本人オーナーの可能性がある…と検索。すると、オーストラリアンブラッドストック社が購入しての移籍だったようです。馬を見る目がありましたね。


■2022/04/28 重賞じゃない条件戦で賞金総額8000万円のジ・エベレスト関連レース

 特殊な形態のでレースですから、すぐ終わる…という可能性があった「ジ・エベレスト」。しかし、2022/04/28時点では元気でやっています。毎年10月に開催されており、2021年で5回となりました。

 「ジ・エベレスト」は終わっていないどころか、関連レースまで登場。Wikipediaによると、前年のジ・エベレスト優勝馬の名前を冠したウィナーステークスが2021年に新設されたそうです。前年の勝ち馬ですから、当然毎年名前が変わるということですね。
 2021年の第1回はClassique Legend Stakes、まだ開催されていない2022年はNature Strip Stakesと決まっています。第1回の場合は、「ジ・エベレスト」の2週間後の2021年10月30日に施行。距離は「ジ・エベレスト」の芝1200mとなぜか微妙に違う芝1300mで開催されていました。中途半端ですね。

 で、これでまた驚きなのが、このレースの賞金。2021年は重賞未格付のレースながら賞金総額100万豪ドル(約8470万円)だったとのこと。もちろん本体の「ジ・エベレスト」の賞金総額1000万豪ドル(約8億6290万円)には全然敵わす、10分の1なのですが、すごい金額ですね。
 「ジ・エベレスト」の1着賞金は580万豪ドル(約4億9880万円)だったので、同じ配分ならの1着賞金は58万豪ドル(約4,988万円)でしょうか。約5000万円です。たぶん今後重賞に設定されるということなんでしょうが、重賞じゃないのに1着5000万円って聞くと驚きですよね。日本で言えば、G2クラスの賞金です。
 この賞金からすると、相当良い馬が出ているんじゃないか?と出走馬について検索。すると、2021年の勝ち馬エデュアルド(Eduardo)はそもそも「ジ・エベレスト」本体に出走して3着だった馬。「ジ・エベレスト」挑戦前にはG1をすでに勝っている馬です。
 「ジ・エベレスト」に出走した馬、特に海外から挑戦しに来た馬にもう1レース走ってもらおう…という狙いなのかもしれません。

 なお、この戦績を見た<エデュアルド(Eduardo) | 競馬データベース | JRA-VAN Ver.World>では、レース名を「Classique Legend Stakes」と書かず、単に「条件戦」と書いていて笑いました。条件戦で賞金総額100万豪ドル(約8470万円)と聞くと、さらにインパクトありますね。
 また、距離が違った理由ですが、競馬場の都合かもしれません。「ジ・エベレスト」の開催場所はランドウィックであるのに対し、条件戦と書かれていた「Classique Legend Stakes」の開催場所はローズヒルガーデンズとなっていました。
https://world.jra-van.jp/db/horse/H1010403/


■2012/12/9 香港競馬の漢字(中国語)表記 千里通、大賞識、榮進寶蹄、萬能泰斗、天鵝騎士


 香港競馬では、海外の馬も漢字(中国語)表記になります。これがおもしろいんですよね。

 その昔のメモが出てきました。漢字だけの状態でわかるでしょうか? 回答までの間を少し開けますので、軽く考えてみてください。

天鵝騎士
千里通
大賞識
榮進寶蹄
萬能泰斗














  昔の話なんで自分でも忘れていました。しかし、意味を見ていくとわかるというもののもあります。最初のものがそうでした。

"天鵝騎士 白鳥の騎士"

 意味を見てたぶんローエングリンだなと。ローエングリンはオペラの題名と主役で、そのまんま白鳥の騎士なんです。

 また、次もわかりました。

"千里通 馬名の意味は「透視能力、千里眼」"

 これはテレグノシス。テレグノシスもそのまんま千里眼という意味。こちらも意味系でした。

 次もまた説明を見ればわかるもの。

"大賞識 賞賛するMAXでおそらく「大いに賞賛する」。ただ中国語の賞賛は別字だった。"

 これも右の意味を見れば、わかります。アドマイヤマックスですね。アドマイヤは今は単なる冠名となっていますが、元々の英語の意味は「賞賛する」なのです。

"榮進寶蹄 プレストンは名前っぽいので音からだろう。"

 上記はメモ時点で意味を調べずとも、答えが丸わかりでした。エイシンプレストン。ただ、「プレストン」は音からだろうと書いていますが、確証なし。
 今検索してみましたが、由来はよくわかりませんでした。
 「寶」は「宝」の旧字で、中国語なら「pao」、広東語なら「bou」。「蹄」は、中国語なら「ti」、広東語なら「tai」。
 香港ならおそらく広東語で「ボウタイ」?あんまり近くありませんが、たぶん音訳じゃないかなぁ?
 しかし、馬に関わりの深い「蹄」を「宝」だと言っているんですから、ベタ褒めですね。

"萬能泰斗 「マグナーテン」はドイツ語「Magnat」の複数形で、「有力者たち、巨頭たち」という意味。やや意味が違うか?泰斗は日本語にもあるがその道の大家の意。"

 こちらもメモの時点で答えが出ていますね。マグナーテンでした。万能の大家ということで、やはり良い意味です。
 こういう香港の翻訳センスは好きです。



2024年1月18日木曜日

丹内騎手、マイネルの馬妨害で騎乗停止 ラフィアン社長の感想は?

■2018/03/15 丹内騎手、マイネルの馬妨害で騎乗停止 ラフィアン社長の感想は?
■2022/05/04 直木賞作家の馳星周「柴田大知・丹内祐次を乗せるのもうやめて」




■2018/03/15 丹内騎手、マイネルの馬妨害で騎乗停止 ラフィアン社長の感想は?

 知らなかったんですけど、マイネル軍団の主戦ジョッキーの1人丹内祐次騎手が、2017年に16 日間の騎乗停止となっていました。それもマイネルの馬で、マイネルの馬を走行妨害です。ラフィアン的にはいいことなしです。

 「第1位に入線した12 番マイネルサリューエは、最後の直線コースで外側に斜行し、9 番マイネルアンファン(2 位入線)の走行を妨害」とのこと。
 通常のレース映像で分かり難かったことものの、パトロール映像だとかなりラフだったといいます。しつこく馬体をぶつけていました。

 ラフィアンの岡田紘和社長は、これについて、「私はJRAの裁決委員は今回の事象を正確に捉え、妥当な判断・処分を決定した」としていました。まあ、同じ馬主だからセーフにするのは、正当ではありませんしね。
 また、これを理由に下ろすこともないとのこと。正直、丹内騎手はあんまり好きじゃないので下ろしてほしいのですけど、これもまあ、判断としては妥当でしょうか…。


■2022/05/04 直木賞作家の馳星周「柴田大知・丹内祐次を乗せるのもうやめて」

 上記を読み直すと「正直、丹内騎手はあんまり好きじゃないので下ろしてほしい」と書いていたのですが、私は柴田大知騎手と丹内祐次騎手なら、丹内祐次騎手派。これは普通の人とは逆の判断じゃないかと思います。まあ、どっちも嫌で究極の選択…的なところがあるかもしれませんが…。

 こうしたどっちの騎手も嫌…的な話は、競馬好きの作家で第163回直木賞を受賞した作家の馳星周さんがしていたそうな。特にステイゴールドが好きだそうで、ステイゴールドの種牡馬の権利を持っていて産駒が多かったラフィアンの馬に、柴田大知騎手と丹内祐次騎手が乗って凡走させるのを見て、我慢ならなかったのかもしれない…と思いました。

 しかし、実際にしたツイートの内容というのは、「ラフィアンと岡田総帥の馬はもうしょうがないと思うけど、他の馬主のときは柴田J、丹内J乗せるの、ほんとにやめて欲しいです」というものでしたわ。
 うーん、でも、それは個々の陣営の判断ですからね。クラブ会員の声に耳を傾ける義務があるラフィアンの方がむしろ可能性がありそうな感じ。まあ、実際には、退会のときに苦情を言ったクラブ会員の人によると、聞く耳持たずだったらしいんですけど…(私も退会しました)。

<一方、ファンを中心に賛否両論の議論が展開される原因となったのが次の発言だ。
 馳氏は「岡田総帥の功績はわかっているし認めているけど」と一定の理解は示しつつも、岡田氏のこれまでの騎手起用について「彼亡き後のラフィアンの騎手起用と結果を見ると、どれだけの馬の未来を潰してきたのかとも思う」とツイート>
(JRA 「柴田大知・丹内祐次乗せるのやめて」名指し批判! 直木賞作家「どれだけの馬の未来を潰したか」発言に賛否⁉ 文=寺沢アリマ 2021.09.07 07:00より)
https://biz-journal.jp/gj/2021/09/post_249532.html

2024年1月15日月曜日

有馬記念後12月28日開催は大成功 ホープフルSなど売上は上々

2022/06/24再投稿
■2012/12/23 今年の尾張ステークスが「終わり」じゃない件 有馬記念も最後じゃない
■2018/05/10 最後じゃない有馬記念、ホープフルS12月28日開催 売上は成功
■2018/05/10 12月28日開催で東京大賞典の売上が食われる…も杞憂だった
■2018/05/10  馬は年末年始だけうまく休めない…除外対策としても必要では?



■2012/12/23 今年の尾張ステークスが「終わり」じゃない件 有馬記念も最後じゃない

 今更の話なんですが、今年の尾張ステークスが「2012年12月09日」とえらく早くて何で?と思っていました。で、今日競馬日程を見ると日月祝日開催で、しかも、中山・阪神のみ。おお、そんな変則的なのか!
 それで無かったのかな?と思ったんですけど、それにしても今年は早かったです。

 中京競馬に限っても「尾張ステークスで終わり」じゃないんですよね。この後、こう続きます。 2012年12月15日、2012年12月16日と続くのです。ウィキペディアでも以下のような説明がある伝統のダジャレレース。どうしてこうなったのでしょう?

<2006年より12月に開催されているオープン特別「尾張ステークス」は、尾張を「終わり」になぞらえて、中京競馬場の1年を締め括る最終競走として施行されている>
<2005年までは「尾張特別」の名称だった。なお、1600万条件戦として「尾張ステークス」が施行されていた時期もある。ただし、この時はメインレース(第11競走)として施行されていた。また、「ウインターステークス」が第3回中京競馬8日目のメインレースとして施行されていたころ(当時は有馬記念の1週前)は「尾張特別」が第9競走または第10競走で施行されていた。2010年・2011年は小倉競馬で代替開催のため「アンコールステークス」と改称の上、JRA全体としても年内最後のレースとなる。2012年は中京開催が平年より1週早く終了するため4日目のメインレースで開催予定>

 6日目の日程はズラセなかったってことでしょうか。これは他でもツッコまれまくっていました。

12/9 尾張ステークス(OP) 別定 芝1200m 15:30
2 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:14:36.43 ID:yyW0HJIM0
    終わりじゃねーじゃん
3 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:16:50.88 ID:XvYroNuRO
    終わりがはるなら、始まりステークスもあるべき

12/9 尾張ステークス(OP) 別定 芝1200m 15:30
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/keiba/1354435987/

 
2 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:14:36.43 ID:yyW0HJIM0
    終わりじゃねーじゃん
3 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:16:50.88 ID:XvYroNuRO
    終わりがはるなら、始まりステークスもあるべき
6 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:17:56.72 ID:oGwic3cv0
    はええよ
7 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:19:17.51 ID:q0Esm9Rs0
    もうこんな季節か
    有馬も終わったこと・・・あれ?
10 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:31:13.36 ID:K/Beq68x0
    尾張Sは一年の総決算!
    競馬の年貢納め頑張るぞ〜!
11 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:36:51.57 ID:61O6aCeD0
    これが最終じゃないってどう考えてもおかしい
13 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:51:04.66 ID:Djd0p0yU0
    開催の無い最終週は無理としてもせめて中京最終日に持ってきてほしかった
14 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:51:36.14 ID:VhPdBehb0
    JRAは馬鹿過ぎる…
15 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:52:01.67 ID:Lcbh+IkjO
    今年の最終レースでやらないとか意味ねぇーだろ
16 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:56:07.47 ID:i9TBzhMt0
    ああそうか、中京開催三週間しかないもんな…ってまだ来週2週目じゃないか。
17 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 17:58:28.48 ID:puHwjCcF0
    ハッピーエンドCとファイナルSはあるから別にいいだろ
18 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 18:03:54.42 ID:9MkNF6jc0
    はええよ。
    有馬の日の最終にやれよ。
21 : 名無しさん@実況で競馬板アウト2012/12/02(日) 18:17:01.58 ID:X9npwwBG0
    >>18
    今年は有馬の次の日も開催だよ
http://2ch-archives.net/awabi.2ch.net-keiba/1-1354435987/

 そう、最初に書いたように今年は変則的なんですよね。びっくりしました。有馬記念が来るとああ、もう今年も終わりだな……と毎年思うものです。しかし、今年は尾張ステークスも含めて、競馬ファンにとっては、しっくり来ない締め方となりました。



■2018/05/10 最後じゃない有馬記念、ホープフルS12月28日開催 売上は成功

 2017年は「伝統」となっていた有馬記念の週が、中央競馬最終週ではなく、もう1日中央競馬が行われました。上記で書いたものとは違い、イレギュラーではない恒久的な変更。JRAとしては、ずっとこれで行くようです。
  ファンからは、「有馬記念で盛り上がったまま幕を閉じるのがベストであり、その後の競馬は興ざめする」など、ネガティブな声が目立ったといいます。ただ、売上という「結果」で見ると、これは大成功だったそうです。

 実際、ホープフルS はG1昇格に加え、有馬記念の前座的なレースだったそれまでとは、飛躍的に売上が違い、112 億円を売り上げました。歴史ある朝日杯FS が約134 億円だったことを考えると、2 歳G1での売上とすれば上々と言える数字だったといいます。
 12 月28 日の売上総額は、中山競馬が約193 億円、阪神競馬は約104 億円で、WIN5も約6 億5 千万円。WIN5 は通常と変わらないぐらいは売れたし、仕事納めで忙しい時の平日開催だったことを考えれば、凄い売上だったと考えられます。
(Our Pleasure2018年2月号 古谷コンシェルジュの競馬観 古谷剛彦より)


 ■2018/05/10 12月28日開催で東京大賞典の売上が食われる…も杞憂だった

  こういうのは、みんな批判ばっかりになるもので、28 日に中央競馬の開催があると、その翌日に行われる東京大賞典の売上が喰われるのでは…という心配の声もあったそうな。ところが、これも結果として杞憂に終わりました。というか、逆に良い効果があったかもしれません。
 東京大賞典の売上は、約42 億7307万円で、地方競馬における1レース当たりの売得金額レコードを約5 億円上回る形で更新!。また、当日の売上総額も、約70 億4365万円で、
こちらも約8 億5 千万円上回るレコードを樹立したそうです。

 28 日の中央競馬の専門紙を見ると、どの新聞にも東京大賞典の馬柱が掲載されていました。翌日の地方競馬の馬柱を掲載するなど、中央競馬のメディアが協力する形で地方競馬を盛り上げてくれたという、相乗効果も生まれたと考えられます。


■2018/05/10  馬は年末年始だけうまく休めない…除外対策としても必要では?

 私は一口馬主でもあるので、馬主的な観点から賛成でした。記事でも、"真ん中に1日でも開催がある方が、除外対策などの面で良いという、厩舎サイドの意見もあり、いろんな意味で考えれば、2017 年の日程は成功と言えるのではないか"としていました。

 馬券だけを楽しむファンは知らないでしょうが、正月明けの除外ラッシュ はひどいものです。馬は年末年始であっても関係なく走れる状態になってしまうわけで、人間のように、この 短期間だけ休めと言われてもうまく休むことはできません。
 ただし、この1日だけの開催では除外ラッシュの解決策とならないでしょうから、よりいっそうの改革が必要だと思われます。


2024年1月13日土曜日

ビッグレッドの種牡馬は失敗だらけ?コンデュイットなど

■2022/04/22 ビッグレッドの種牡馬は失敗だらけ?コンデュイットなど


■2022/04/22 ビッグレッドの種牡馬は失敗だらけ?コンデュイットなど

 サンスポの2013年の新種牡馬特集を以前のブログで紹介していました。この新種牡馬連載(5)(2013.4.23 16:36 )は、コンデュイットです。普通、目玉種牡馬から行きますので、5回目ともなると脇役でしょう。しかし、記事では、「前週に紹介したディープスカイと初年度リーディングを争う最有力候補」とされていました。
 ところが、コンデュイットと並ぶとされたディープスカイが、まさかの大ゴケ! じゃあ、コンデュイットがすごかったのか?と言うと、コンデュイットもいまいち。その証拠にその後、ヨーロッパに売り払われてしまいました。お払い箱です。
 私はマイネルで有名なラフィアンの岡田繁幸さんに惚れ込んで、ラフィアンの一口馬主になったのですが、岡田繁幸さんは種牡馬に関しての相馬眼はイマイチ。ビッグレッドファームの目玉導入馬は、大体失敗しているイメージですね…。

 さて、当時の記事の話です。とりあえず、コンデュイットの競走成績は文句なし。立派なものでした。

<英愛仏米日で2~4歳時に15戦7勝。ブリーダーズCターフ連覇などGI4勝。デビュー戦こそ7着に敗れたが、その後はすべて4着以内と安定した成績を残している。初勝利はオールウエザーで挙げているが、それ以外の勝ち星はすべて芝の12ハロン以上でマークしたもの。長丁場での安定感が光っていた>

 上記から想像がつくように、適性診断は「文句なしに芝のステイヤー」となっていました。しかも晩生だろうとされています。
 血統でも「父はミルリーフ系の凱旋門賞馬Dalakhani。母の父もSadler’s Wellsという欧州色の濃い配合で、およそ近年の日本におけるスピード競馬には似つかわしくない」とされていました。

 こうした特性は嫌いじゃありません。とはいえ、日本向きかというと多いに疑問。当時私は「ステイヤーというのは好みなんですが、現代の日本の競馬に合うか?と言うと、キツそうですね」と書いていました。

 上記まででわかるように記事でもデメリット目白押し。にも関わらず、「ディープスカイと初年度リーディングを争う最有力候補」とされていたのは、主に繁殖牝馬の質が高かったことが理由でした。また、私は当時種付け頭数そのものがかなり多いことにも驚いたんですよね。場産地の期待も高かったようです。

<ただ、母系の質は高く、近親にはフサイチコンコルドやアンライバルドなどがいる系統という点は魅力。現存する日本の繁殖牝馬の大半につけられる血統構成もセールスポイントだろう>
<コンスタントに活躍馬が出るかは疑問だが、大物を出しうる魅力に満ちている。北海道シリーズの洋芝を得意とする産駒も多いはすだ。道悪もお手のもの>
<いかに配合のしやすい種牡馬とはいえ、スピードが重視される昨今にあって、111頭もの繁殖牝馬を集めたことは注目に値する。潜在能力の高さが買われたことに加えて、牝馬が出た場合の繁殖としての将来性も付加価値と言えそうだ。ランニングヒロイン(スクリーンヒーローの母)、クルーピアスター(アサクサキングスの母)、グローバルピース(ホエールキャプチャの母)、アラームコール(ビートブラックの母)といったGI馬の母親たちを配合相手に迎えているほか、ホクトスルタン、ベストメンバー、シャドウスケイプ、トーセンキャプテンといった重賞勝ち馬の弟、妹たちもコンデュイットの初年度産駒として誕生している。かなりの質の高さで、前週に紹介したディープスカイと初年度リーディングを争う最有力候補と言えるだろう>
http://race.sanspo.com/keiba/news/20130423/pog13042316450002-n1.html

 当時私は以下のように書いていました。

<「前週に紹介したディープスカイと初年度リーディングを争う最有力候補」は言いすぎかなと一瞬思いますしたが、実際繁殖牝馬は良いですね。クルーピアスター(アサクサキングスの母)、ホクトスルタンの下、トーセンキャプテンの下あたりは個人的に好きな馬の下ということもあり、注目です。
 でもどっちかと言うと、コケそうな予感の方が強いなぁ……。
 「牝馬が出た場合の繁殖としての将来性も付加価値と言えそうだ」とありますけど、欧州血統が強すぎるので、何か母父になってサンデーサイレンス系種牡馬とつけると大物を出しそうな気がします>

 で、実際、ディープスカイと仲良くコケるという大惨事になりました。
 コンデュイットは欧州に渡った後、亡くなっています。そのときのニュースの代表産駒の名前を見ても、失敗っぷりがわかりやすいですね。東京ジャンプSと小倉2歳S2が代表勝鞍になっていました。

<現役引退後は日本のビッグレッドファームで種牡馬入り。10年から6シーズンを日本で過ごし、17年東京ジャンプSを制したシンキングダンサー(牡7、武市)、16年小倉2歳S2着ダイイチターミナル(牡6、大江原)などを出した。16年から北アイルランドのタリーレーンハウススタッドで障害用種牡馬として繋養(けいよう)されていた>
(コンデュイット死す、BCターフ連覇&日本で種牡馬 [2020年06月18日 00時20分] 日刊スポーツより)
https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=202006180000001&year=2020&month=06&day=18

 「こんな血統に需要あるのかよ?」というコンデュイットに繁殖牝馬が集まってしまい壊滅。期待した場産地の人々はつらい思いをされたでしょう。いいところなしです。
 ただ、ビッグレッドファーム側としては、逆に言うと、これだけ良い肌馬がいてダメなら言い訳しようがない…ということで、すっぱり諦められる要素になったのは、不幸中の幸いかもしれません。


2024年1月11日木曜日

馬の引退が早すぎて納得できない…にクラブ社長が反論!

■2013/3/30 馬の引退が早すぎて納得できない…にクラブ社長が反論!


■2013/3/30 馬の引退が早すぎて納得できない…にクラブ社長が反論!

 アワープレジャー2012年8月号で、ラフィアンの岡田紘和さんが牧場ツアーの立食パーティー後の二次会での話をしていました。
 会員さんが「2歳のうちに数戦して引退した出資馬がいたが、まだ3 歳未勝利戦も使えるのに引退が早すぎる。その後地方競馬で5 勝していて、もっと中央でも走れたのでは」という話をしていたそうです。こういう疑問は持ちがちですね。ただ、以下のように反論されていました。

<馬名を確認するとその馬は確かに2 歳時にたった2 戦、いずれもタイムオーバーという最悪の結果だったのです。「高額募集馬で期待をしていたのに牧場でやり直してほしかった」とも。そのお気持ちはよく分かりますし、2 戦ともタイムオーバーという結果は申し訳ないと思い、謝りました。ただ、この馬については早期引退が適切だったと思っています。地方競馬で数年走って5 勝、獲得した賞金が150万円というレベルではJRAの未勝利戦では勝つどころか健闘することも難しいのです>

 今のラフィアンに思うところはありますが、この会員さんの意見の場合は同意できず、むしろ岡田紘和さんの言い分が納得できます。地方競馬と中央競馬ではレベルや賞金額が違いすぎるんですよね。この人のように、競馬ファンでもわかっていない人が結構いらっしゃいます。
 まだ岡田繁幸さんの頃に「ラフィアンは走れる馬を引退させている。その証拠に地方ですごく活躍している」と荒らしのように書いている方もいました。具体的な馬名を聞いた方もいましたけど、それっきり掲示板には現れず……。この人もたぶん同じような勘違いをしていたんじゃないかと思います。

 この掲示板の人はクラブ馬で自分が実際に持っていたというケースでした。ただ、そうじゃなくて一般のファンでも馬の引退に関しても結構とやかく言いますよね。特に怪我して引退した場合は、まだやれるのに…みたいなことを言いがちです。
 ただ、復帰までの間、ずっとお金をかける必要があるというのに注意。現役続行を選択しても、復帰後に休養分の費用を取り返せない馬は多いです。復帰後にまた活躍する馬はすごく感動するものがありますけど、すべての馬がそうなるわけじゃないんですよね…。

 一方、岡田紘和さんの話では、珍しいと思った逆パターンもあってびっくり。何が逆なのかと言うと、「早く引退させるべき!」という訴えがあったというんですね。一口馬主は持ち馬に分不相応な期待を持ってしまうために「引退させるな!」が多くなるので、「引退させろ!」は珍しいですね。私は「早く引退させろ」と思う方ですが、一般的にはこれはほとんどないパターンでしょう。以下は、私ですら思わないほど早く見切る逸話でした。

<また別馬の話ですが、数年前の2 歳デビュー戦でタイムオーバーとなった直後に、その馬にご出資いただいている会員様が「全然走りませんね。引退させてください」と。ちょっと驚きましたが、次のようにご説明いたしました。「これまでの調教の動きを考えると、今回この馬は実力を出し切っていません。ましてや未勝利で終わるような馬とは思いません。もう少し時間をください」と。その馬は今やオープン馬です>

 ところで、最後に岡田紘和さんは以下のように書いていました、岡田紘和さんはこの手の話をよく書いています。

<ある時、年老いたフランス人の知り合いがイギリスのせり場のパレードリングの横で突然私に問題を出しました。「ヒロ。走る馬を見極められるけど調教技術が普通の調教師と、走る馬は見極められないけど調教技術は一流の調教師が競ったらどちらが勝つと思う?」 間髪入れず「前者」と答えました。彼はにやりとして頷きました>

 有名な進学塾に通えば、みな東大に入れるか?と言うと、もちろんそうではありません。それだけの才能がなければ、そこまではたどり着けないでしょう。
 調教技術というのも確かに大事なのですが、それ以前の馬の能力というものが最も大きく効いてきます。そういう意味で言うと、馬が走らない一番の原因は募集馬を選んだ時点での失敗だと言えるでしょう。

 そして、最近のラフィアンの場合は、この相馬眼がズタボロだと考えざるを得ない結果なのも事実。最初の地方転出の馬に関しても岡田紘和さんは、<引退時期よりも、そのような馬を募集してしまったことの方が問題であり、大いに反省するところです>と書いていました。
 岡田紘和さんの代になってからの低迷ぶりは顕著ですし、会員の不満が募ること自体は無理からぬところがあります。


2024年1月9日火曜日

メジロマックイーン産駒のギンザグリングラスが謎の種牡馬入り

2022/02/27再投稿
■2015/2/26 メジロマックイーン産駒のギンザグリングラスが謎の種牡馬入り


■2015/2/26 メジロマックイーン産駒のギンザグリングラスが謎の種牡馬入り

 またマイナー種牡馬の話です。たまによくわからない馬の種牡馬入りってありますよね。今回は、ギンザグリングラスというメジロマックイーン産駒の馬が種牡馬入りの話です。
 名前的にグリーングラスの血が入っているのかと思ったら、そうでもなし。戦績は全然なので近親の方が良いのかと思ったら、近親には重賞3着馬すらないという状態です。出走数がやたらと多いのでファンが多かったのかもしれません。109戦もしています。

 ただ、109戦して勝ったのは3勝のみ。前述の通り、ギンザグリングラスの成績は良いわけじゃないんですよね。全体としては、[3-5-11-90]という成績です。また、以下の中央賞金を見てわかる通り、1勝は未勝利のものです。つまり、他の2勝は地方であり、中央3勝から見ると、かなり価値の劣る3勝です。

中央獲得賞金     500.0万円
地方獲得賞金     1,429.2万円

 中央では4戦目で勝ち上がったものの、その後7戦掲示板にすら入れず。中央獲得賞金が500万ピタリなのですから、そりゃそうなんですけどね。新馬戦・未勝利も当然掲示板に入っていなかったので、唯一の中央勝利は12番人気で51.1倍と人気薄での勝利でした。
 また、逆算すると、地方では、2-5-11-79になりそうなのですが、これもそれほど良いわけではありません。少なくとも種牡馬レベルではないでしょう。

 種牡馬レベルうんぬんを抜けば、セリ取引価格     210万円 (2007年 千葉サラブレッド・セール)でしたから、お買い得感はあるかもしれません。この金額からすると、ずいぶん走りました。
 ただ、9歳まで走ったので、委託料もだいぶかかっているはずです。いつも不思議なんですが、地方の委託料ってどれくらいなんでしょうね? 賞金額だけ見ると、どう考えても黒字にならないというケースが多いです。

 今回の種牡馬入り、メジロアサマ、メジロティターン、メジロマックイーンのラインが続くという意味では、なかなかロマンがあります。数頭つけて終わりのような気がしますが、こういう話は紹介したくなりますね。大好物です。

2024年1月7日日曜日

パカパカファームのハリー・スウィーニィ氏「日本は中小牧場に不利」

■2014/9/6 パカパカファームのハリー・スウィーニィ氏「日本は中小牧場に不利」」


■2014/9/6 パカパカファームのハリー・スウィーニィ氏「日本は中小牧場に不利」

 最初目にしたときに、かわいい名前だな…と思った北海道新冠町の『パカパカファーム』。アイルランド人のハリー・スウィーニィさんが2001年に開場したものだと知って驚きました。牧場名に限らず、英語や外国語を使ったサービスなどが増えている中、日本人より日本人的で良いセンスの名前です。

 このパカパカファームは開場当時からおよそ8倍の広さになり、2012年にはダービー馬ディープブリランテを輩出するなど成功。<【競馬】小牧場の悲哀「走る馬なのに買ってもらえない」>(2013.04.21    河合力●文 スポルティーバ)によると、その成功の理由の一つで、特に力を入れているというのが、「ブラディング」だといいます。
 「ブラディング」は重要なビジネス用語のひとつですが、昔ながらのやり方が多い競馬業界ではあまり意識されていないでしょう。記事では、ブランディングを「顧客の関心を高めること。顧客にとって価値あるブランドを構築すること」と説明されていました。
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/keiba_fight/2013/04/21/post_113/

 ブランディングを重視する理由は、"日本の競走馬セリ市を見たときに感じた、日本と海外のバイヤーの行動の違い"のせいだとのこと。これは海外よりも日本の方がブランディングを重視する必要があるということですね。

「例えば、海外のセリ市に行くと、ほとんどのバイヤーが最初から最後まですべての上場馬をチェックします。でも日本では、”目当ての馬”しか見てもらえないケースが多いんです。そして、その”目当ての馬”は、まず牧場名で絞り込まれる割合が高いのです。これはセリ市だけでなく、牧場巡りにおいても同様です。
 ということは、開場したばかりの牧場や、名の知られていない小さな牧場はつらいですよね。いくら魅力的な仔馬を生産しても、バイヤーの方に見てもらう機会を作るのが難しい、ということですから。そのためにもまず、牧場の印象を残す必要があるのです」

 こうした違いは、馬に対する文化の違いではないかとされていました。例えば、スハリー・スウィーニィさんの母国アイルランドでは、小さい頃から馬と触れ合ったり、乗馬を経験したりする人が非常に多く、隣国イギリスでも乗馬文化は定着。そのような中で、自然と馬に対する知識を養っていくと考えられます。
 一方、日本は、普通の日本人が普通の生活の中で馬と触れ合う機会はほとんどありません。馬は「身近」な存在ではないのです。このため、自分で馬の良し悪しを考える馬主も少なくなります。結果、ブランド重視になるというわけです。
 なお、調教師に購入馬を選んでもらい、名前の挙がった馬を馬主が買うというのが一般的で、中小牧場でも問題ないはず…という反論があるかもしれません。ただ、結局、お金を出すのは馬主であるため、調教師も馬主に納得してもらいやすい、実績のある牧場を優先すると説明されていました。

 これは致し方ないところでしょうが、結果として、中小牧場に不利に働くことに。そこで、スハリー・スウィーニィさんは、ブランドに関係なく馬を選ぶことができる調教師にも馬主資格を与える提案をしていました。調教師ならネームバリューではなく、「安価で将来性の高そうな馬」を探すだろうという想像です。
 ただ、こうした改革は難しそうな感じ。実際、この投稿を見直した2022年になっても、こうした改革は行われていません。日本では将来的にも変わらなそうです。

 逆に言えば、相馬眼があるオーナーにとっては走る馬がそこらへんにごろごろ転がっているわけで、そういう能力のある馬主さんにとっては、おいしい状況なんでしょうね。


2024年1月5日金曜日

昔のグリーンチャンネルは競馬ファンの人がパドック解説していた

2022/02/20再投稿
■2016/1/29 昔のグリーンチャンネルは競馬ファンの人がパドック解説していた
■2013/3/3 6年ぶり来日のバルジュー騎手の騎乗馬に「初コンビ」と新聞、そりゃそうだろう
■2012/11/18 スポーツ新聞の競馬予想がひどい 1着入線馬を「上向くも一変疑問」
■2017/04/04 馬券は苦手でチキンハートなフジテレビの福原直英アナ




■2016/1/29 昔のグリーンチャンネルは競馬ファンの人がパドック解説していた

 Enjoy Ruffian 2009年2月号の東京事務所便りというスタッフの話(来田康宏)でこんな話がありました。

<グリーンCを見始めたばかりの頃、関西のパドック中継で「解説は競馬ファンの○○さんです」というのを聞いてびっくり。ファンが解説していいのか! 関東人なので専門紙『競馬ファン』の存在を知らなかったのです。懐かしい思い出です。>

 へー、『競馬ファン』という専門誌があるんですね。私も知りませんでした。で、検索かけてみると、もう休刊していますね。「競馬エース - Wikipedia」という名前の項目に書かれています。
 愛知県名古屋市港区に本社を置く競馬新聞社である株式会社競馬エースが発行していたもので、地元の地方競馬が本業だったようです。

<地方競馬専門紙「競馬エース」(名古屋競馬・笠松競馬)・「競馬東海」(名古屋競馬・笠松競馬)の発行を主な業務としている。(中略)
また、中央競馬専門紙「競馬ファン」の発行も手がけていたが(中央競馬専門紙としては唯一名古屋を拠点としていた)、2009年3月29日付をもって「競馬ファン」は休刊された>

 これ以外も終わっているのがいくつかあります。地方競馬専門紙「競新」がそういうものですし、<一時期、月刊誌として「競馬エース」を発行しており、東海地区のほか、1ヶ月間に開催された金沢競馬場・春木競馬場のレース結果についても掲載していたが、やがて廃刊となった>という記述もあります。
 沿革を見ると、吸収合併したものが多いものの、そのほとんどが休刊となっています。

 沿革
    1968年(昭和43年) - 「競馬エース」創刊
    1973年(昭和48年) - 「競馬ファン」の発行元を買収し、株式会社競馬ファン設立
    1989年(平成元年)9月5日 - 株式会社競馬エース設立
    1991年(平成 3年) 1月 - 競馬エースが「競新」を吸収合併
    2002年(平成14年) 7月 - 競馬エースが「競馬東海」を吸収合併
    2003年(平成15年)12月 - 「競新」休刊
    2004年(平成16年) - 株式会社競馬エース・株式会社競馬ファンの2社が合併し「株式会社競馬エース」となる。
    2009年(平成21年)3月29日 - 「競馬ファン」休刊

 競馬新聞って売れ行きどうなのでしょうね? 単純な競馬ファンの減少だけでなく、ネットで楽しむ人への移行も痛いのではないかと思います。
 私は競馬専門紙どころか、スポーツ紙すら一度も買ったことがありません。こういうタイプの人間が増えると、競馬新聞も辛いでしょうね。私の場合は、そもそも他人の予想を見ないというのもあり、ネット商売やっている人にとっても、稼ぎにならないタイプの人間かもしれませんけど…。



■2013/3/3 6年ぶり来日のバルジュー騎手の騎乗馬に「初コンビ」と新聞、そりゃそうだろう

 来年来るとスリーセブン揃いましたけど、ダリオ・バルジュー騎手が2007年以来6年ぶり7度目の来日だそうです。

-----引用 ここから-----
7度目の来日 初の関西拠点でも力入るバルジュー スポニチ

 【東西ドキュメント・栗東=28日】トレセンは国際色豊かだ。年明けから参戦しているビュイックに続き、26日からはC・デムーロが調教に参加。そしてこの日、イタリアからダリオ・バルジュー(36=イタリア)がやってきた。

 「今回は1カ月間(免許は1日~31日)の滞在で、競馬に乗るのは5週間。日本の競馬は素晴らしい。こういうチャンスをもらえたことに感謝したい」(略)

 過去の短期免許での拠点は全て美浦。今回、初めての栗東所属となり、早速、厩舎関係者にあいさつして回った。「今週末から結果を出せるよう頑張るよ」と言葉に力を込めたバルジュー。
[ 2013年3月1日 06:00 ]
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/03/01/kiji/K20130301005294520.html
-----引用 ここまで-----

-----引用 ここから-----
6年ぶり来日のバルジュー騎手が調教騎乗 日刊スポーツ

 今週から短期騎手免許で騎乗するダリオ・バルジュー騎手(36=イタリア)が2月28日、栗東トレセンで調教に騎乗した。

 「体を慣らすのもあるし、施設も見たかったからね」と身元引受調教師となる宮師の管理馬などに騎乗。(略)

 来日は07年1月以来6年ぶりとなるが、もともとJRAでは766戦して61勝を挙げており、03年朝日杯FSをコスモサンビームで制するなど重賞3勝。
 [2013年2月28日16時45分]
http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20130228-1091348.html
-----引用 ここまで-----

 そんなに間が空いた気がしませんでしたけど、766戦していた覚えもありません。

-----引用 ここから-----
バルジュー気合 07年以来の日本 2013年3月1日 デイリースポーツ

 ダリオ・バルジュー騎手(36)=イタリア=は07年以来のJRA短期免許取得。02年から6年連続で来日し、03年朝日杯FS(コスモサンビーム)など61勝を挙げている。今回は初の栗東所属に。2月28日は宮厩舎の2頭に騎乗した。「日本のG1勝ちは言葉に言い表せない喜びだった。日本競馬は素晴らしい。最初の週なので頑張りたい」と意気込む。土曜が中山、日曜は阪神で騎乗。オーシャンSではアドマイヤセプターと初コンビを組む。
http://daily.co.jp/horse/2013/03/01/0005776973.shtml
-----引用 ここまで-----

 初コンビってそりゃそうだ。6年ぶりなら乗った馬はまずいないでしょう。


■2012/11/18 スポーツ新聞の競馬予想がひどい 1着入線馬を「上向くも一変疑問」

 2012年10月28日の新馬戦でソロルは10着でした。なので、次走の未勝利戦で「上向くも一変疑問」と書かれていても、特に問題はないでしょう。
 ところが、この新馬戦、ソロルは一番早いタイムでした。 降着だったのです!

-----引用 ここから-----
4 R    2歳新馬
    芝左2000m / 天候 : 小雨 / 芝 : 良 / 発走 : 11:25
 4回東京9日目 サラ系2歳新馬  ○混□指(馬齢)

着順    馬名    タイム
1    アイズオンリー    02:03.9
<b>10(降)    ソロル    02:03.7</b>
11    キープトライン    02:07.1

http://db.netkeiba.com/race/201205040904/
-----引用 ここまで-----

 なので、能力的には当然勝っていいレベル。そして、調子が「上向き」ならなおさら勝ち負けになる可能性があります。
 ところが、これを東スポが「上向くも一変疑問」って書いちゃったらしいんですね。たぶんまともに戦績を見ずに、「10着」のところしか見なかったのでしょう。いい加減すぎます。

-----引用 ここから-----
 [209] ふぁんしさん
東スポのコメントが、「上向くも一変疑問」だって。
そりゃ前走ブービーだからなぁって、おい!!!

[212] kk全国制覇さん
>>209
いかにスポーツ誌の予想がいい加減かわかりますね・・・・。素人以下じゃん。。
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2010104562
-----引用 ここまで----

 スポーツ新聞の競馬予想は当てにならないってことでしょうね。




■2017/04/04 馬券は苦手でチキンハートなフジテレビの福原直英アナ

 昔保存していたhtmlで、フジテレビの福原直英アナへのインタビュー記事が出てきました。

馬券粋人 ネットケイバマガジン 取材・構成:姫園淀仁
http://nwww11.netkeiba.com/mail_magazine/19/index_19.html


福原直英(ふくはらなおひで)

1967年東京都出身。早稲田大学卒業後、1992年にフジテレビ入社。1994年4月より「スーパー競馬」のMCを担当。2001年からニューヨーク支 局に異動し、「めざましテレビ」で中継リポートを中心に担当した。2005年4月より「スーパー競馬」のMCに復帰。爽やかな笑顔と競馬に対する深い愛情 は日曜の競馬中継になくてはならない存在だ。
 

 最初に馬券を買ったのは、高校1年生のとき。もちろん本当は買っちゃダメな年齢ですけどね。
 ミスターシービーが三冠を獲る年のダービーに、同級生に誘われて、後楽園場外に行きました。たしか枠連3点ほど流して、プラス100円くらい…というダメな買い方。私もそういうタイプですけどね。

  当時は周囲で、なんとなく競馬がプチ流行。馬が好きみたいなものではなく、100円単位でやるゲームの 延長線上としてやっていました。
 しかも、シービーもルドルフも、競馬場では見ずに、場外で買っているだけだったそうです。
「よくこのような取材で「馬の走る美 しい姿に魅せられて、競馬の仕事をはじめたんでしょ?」って聞かれるんですけど、僕はそれが皆無なんですよね」

 最初は上記のようなケチな買い方していたわけですが、これ、その後も治りませんでした。私もそういうタイプなので、わかるわかるという話でしたが、実際には滅多にいないタイプでしょうね。

「僕はまったくのチキンハートなので、学生のころと同じような金額しか馬券を買わないんですよ」
「自分の中でどこかしら、ギャンブルが苦手というのがあるんですよ。パチンコもやらないし。決して堅い家の子供だとは思わないんですけど、 “ギャンブルって長い目でみたら損をするんだよね”という醒めた意識があって」

 インタビューアーが万馬券くらい当てたことあるでしょ?と聞いて、「1回しかないんですよ」と答え、信じられない!?と驚かれていました。
 私は、まだ1回も当たったことなんいですけど…。

 一番勝ったのが、 「京都記念のシックスセンス。単勝を5万円買いました。もう心臓バクバクいいましたよ。(注・ハナ差で1着・単勝180円)これが最高金額」とのこと。
 私は、5万も買ったことないなぁ? 1週間で5000円くらい、1レース2000円が最高だと思います。2000円のときは、すごい勇気が入りました。(配当が4460円だったのでプラス。最高配当だけならもっと上で8000円くらいが上限だと思います)

 そして、 「バントの構えで入って、最後までバント」と言われていた買い方がこれです。


福原 ギャンブルに向いていないんでしょうね。予想をしていると、どうしても本命寄り本命寄りになっちゃうんです。たとえば、野球のフリーバッティングをするとき、バントの構えからスタートしたりするじゃないですか。

――はい。まず球筋を見えるようにするためですよね。

福原 僕は競馬場に着いてすぐのレースはやらないんですよ。目を慣らすと称して(笑)、1レースに到着しているのに、2レース、3レース、4レース、障害って…馬券を買わずに傾向を探っていく。
――むしろ、勝負師っぽいじゃないですか。

福原 そうすると馬券の流れがみえてくるわけです。それなのに……1000円札1枚のなかで馬券を済ませようとしてしまう。


 「馬券に関しては、まったくのノーセンスですね」ともおっしゃっていました。これは後編でもわかります。

 「ダイナガリバーとギャロップダイナ、2-5で決まった1986年の有馬記念。81倍の的中馬券を持っていた」ということで、これ自体は良いのです。
 ただ、この買い方がまた悪いんですよ。私もそういうタイプなので、マジで「わかる」と思います。

福原 ダイナガリバー、ギャロップダイナ、ミホシンザン、スダホーク…なんだか他の馬も買っていたような気がするなぁ。多点買いだから、1点あたりの金額が100円とか200円に薄まってしまって…。

―― 枠連時代ですから、それは買いすぎのような気がします(笑)。

馬券粋人 ネットケイバマガジン 取材・構成:姫園淀仁 Vol.21 07/04/05(木)
http://nwww11.netkeiba.com/mail_magazine/22/index_22.html


 実況について聞かれて、「まだ自分がしゃべったレースで「これを聞いてほしい」というのはないです。やっぱりねぇ、実況って難しいんですよね」と答えていました。

 正直、実況はあまりうまくないなぁと渡米前は思っていました。喋りは好きなんですけどね。その後は聞いていませんので、どうなったかわかりませんが。

 とにかく馬券というよりは競馬好きという感じで、 "セレクトセールに3日間とも足を運びながら、セレクトセール当日の『めざましテレビ』にも出演"というひとり弾丸ツアーをやっていました。
「日帰り往復です。『めざましテレビ』が8時に終わって、そこから飛行機に乗って北海道のセレクトセール会場へ向かえば、セリ開始の時間(11時ごろ)には間に合うんですよ。セールが終わると飛行機に乗って東京へ帰って、翌朝はまた『めざましテレビ』に出演。そこから飛行機に乗って、またセレクトセール会場へ」
 すっかりテレビは見ないで、ひたすらネットの競馬放送なので、もう10年以上テレビの競馬は見ていません。今どうなっているのか、さっぱりわかりませんわ。