2025年5月31日土曜日

実はサラブレッドではない偽物の血統が見つかっている!

■2020/08/11 昔の日本ではアングロアラブの偽物が流行していた…
■2020/08/11 実はサラブレッドではない偽物の血統が見つかっている!


■2020/08/11 昔の日本ではアングロアラブの偽物が流行していた…

 テンプラ (馬) - Wikipediaはサラブレッドではなく、アングロアラブがメインの話。
 テンプラというのはおもしろい競馬用語ですが、アラブ血量を偽って登録されたアングロアラブのこと。具体的にはアングロアラブとして登録されたアラブ血量が25%未満のサラブレッド系種のことだそうです。
 日本は民度が高いと言われるものの、 実はこの詐欺が昔は多かったと言われています。かつてテンプラの存在はアングロアラブにまつわる公然のタブーだったそうな。
  もちろんメリットはあり、一般にサラブレッドのほうがアングロアラブよりも脚が速く、またかつてはアングロアラブ用の限定戦が盛んに催されていたため、サラブレッドの仔をアングロアラブと偽って登録することに成功した場合、その競走馬が多額の賞金を稼ぐ可能性が高いためでした。なので、優れた競走成績を収めたアングロアラブは必ずといってよいほどテンプラではないかと疑われました。
 テンプラを登録する手法は複数。サラブレッドの仔をアングロアラブとして申請するというそのまんまな手法だけではなく、外見がよく似たアングロアラブとサラブレッド系種を入れ替えて登録する手法などがあったとされます。DNA型検査法が導入されたのは1980年代以降のことであり、その前においては個体識別が難しく、成功することがあったようです。
 そんなの嘘だ!と思うかもしれませんが、論理的に説明可能な例が出ていました。代表例とされるスマノダイドウの場合、栗毛の両親からは通常生まれ得ない鹿毛だったんですよ。こんな例ですら通っちゃうんですから、昔はゆるゆるだったんでしょうね。
  スマノダイドウの母は、アングロアラブのミトタカラをつける前に、黒鹿毛のサラブレッドであるカブトシローをつけていました。なので、その前に交配し不受胎だっとされるこのカブトシローが本当の父ではないかと噂されたそうです。

■2020/08/11 実はサラブレッドではない偽物の血統が見つかっている!
 以上のように、テンプラ (馬) - Wikipediaはサラブレッドがメインの話ではありませんでした。しかし、間違った血統という話題で、サラブレッドにも間違いが見つかっていることが指摘されています。この場合はメリットがないと考えられるので、純粋に間違いだったと思われます。

<一方で、DNA鑑定技術の向上により、サラブレッドにおいて間違った血統がいくつか発見されている。特に9号族根幹部分やベンドアの例では影響が大きい。また、サラブレッドに共通でない毛色の遺伝子を持つ馬も発見されており、別系統の血統の混入が示唆されている>

 ただし、どこで混入したかについての特定は困難であり、そこまではわからないようです。また、今さら過去に遡って訂正することも不可能であり、かつ多大な混乱を招きます。
 ただ、これはタブー視されて放置されているわけでもない模様。国際血統書委員会は2002年に、以下のような意見を出していました。

「初期の時代について血統の証明は技術的に不可能であった。現在は新技術により多くの情報の利用が可能となったが、歴史的なデータを効率的に訂正することは難しい。誤った系統が特定されるかもしれないが、全てのケースを訂正することは不可能である」

 このページには記載がありませんでしたが、サラブレッド系種に8代連続サラブレッドを掛け合わせたものは審査を経てサラブレッドと認められる場合がありますし、サラブレッドの血の占める割合的に現在は特に問題ないでしょう。これに加えて、歴史的経緯から過去はそのまま…というのも理解できる方針です。



2025年5月30日金曜日

マルゼンスキー・橋本牧場の橋本善吉氏、亡くなる 森喜朗元首相も来訪 

■2020/10/28 マルゼンスキー・橋本牧場の橋本善吉氏、亡くなる 森喜朗元首相も来訪
■2020/10/28 マルゼンスキーのゼン、橋本善吉の善からとったもの?


■2020/10/28 マルゼンスキー・橋本牧場の橋本善吉氏、亡くなる 森喜朗元首相も来訪 

 来ないと言っていた日に父が急に家に来てどうしたのか?と思ったら、マルゼンスキーで有名な橋本牧場の橋本善吉さんが亡くなってお通夜に行ってきたとのことでした。

 橋本善吉さんは早来町(今の安平町)では名士。さらに、娘はオリンピック選手で有名な橋本聖子議員で、現在は政治家で五輪相ということもあるのか、森喜朗・元首相が来て、話をしてったとのこと。失言で知られる森喜朗ですが、実はスピーチの名手と言われており、評価が高かったんですよね。スピーチはうまい一方で、余計なことを言い過ぎるタイプのようです。この日の話もうまかったとのことでした。

 ただ、どうかな?と思うのは、故人の話はちょっとで、あとは、自民党とオリンピックの話ばかりだったということ。橋本聖子さんが関係するオリンピックはともかく、自民党の話は良くないでしょう。葬式の場を利用して、政治の宣伝しているような感じがします。

 なお、地元では名士として知られると書いた橋本善吉さんですが、事業では苦労しており、倒産も経験してる…とも理解していました。検索してみると、あまり苦労した話は出てこないものの、例えば、放水路ルート上の「牧場」(橋本聖子参議院議員・実家との関係は?) | masaaki Kato'sでそういった記述が出ていました。

 

■2020/10/28 マルゼンスキーのゼン、橋本善吉の善からとったもの?

 あと、今書いていて初めて気づいたのですが、マルゼンスキーの「ゼン」って橋本善吉さんの「善」なんでしょうね。全然気づきませんでしたわ。さらにそこから考えると、たぶん「マル」つきの「ゼン」で「マルゼン」なのでしょう。屋号では「マルなんとか」というものが多く、例えば、丸井や丸大食品などがあります。北海道には本州の丸井とは異なる丸井今井という百貨店がありましたが、これも創業者の今井さんの屋号、○つきの「井」から来ています。

 Wikipediaで確認してみると、マルゼンスキーを買ったときは、馬主としてばんえい競馬の名馬・マルゼンストロングホースを購買し競馬の世界に進出したばかりだったと、されています。 やはりマルゼンを使用していました。

 Wikipediaではよりわかるマルゼンの由来が説明もありました。<橋本は自身の屋号「丸善」からとって牡馬ならば「マルゼンスキー」、牝馬ならば「ミスマルゼン」と名前を考えており、前者に決まった>とのこと。やはり屋号であることが確認できました。

2025年5月29日木曜日

オグリキャップ孫クレイドルサイアーが種牡馬に!父はノーザンキャップ

■2014/8/23 オグリキャップ孫クレイドルサイアーが種牡馬に!父はノーザンキャップ
■2025/05/29 クレイドルサイアー産駒フォルキャップがまさかの大健闘!


■2014/8/23 オグリキャップ孫クレイドルサイアーが種牡馬に!父はノーザンキャップ

 2013年のニュース。クレイドルサイアーだけじゃなくて、ノーザンキャップの時点で知りませんでしたわ。ややこしくなっていますが、オグリキャップ → ノーザンキャップ → クレイドルサイアーというサイアーラインになります。
 ノーザンキャップは47戦3勝 [3-12-9-23] 中央獲得賞金 7,617.2万円。平均から見ると、十分に稼いではいるものの、クラスは懐かしの900万条件止まり。近親の良さを理由に種牡馬入りすることもありますが、牝系は近親にチューリップ賞などのオースミハルカがいるものの、豪華というわけでもありませんでした。

 しかし、このノーザンキャップが種牡馬入りしていて、さらに産駒のクレイドルサイアーが種牡馬入りという驚き。クレイドルサイアーに至っては地方で2戦して10着2回のみというひどい戦績です。近親を見ても中央勝ち馬が不在というひどさ。血統もよくありません。
 さらに下記のブログさんによると、クレイドルサイアーというのはノーザンキャップ唯一の産駒。どうも完全に趣味みたいですね。

-----引用 ここから-----
父系馬鹿:ノーザンキャップ産駒のクレイドルサイアー、種牡馬入り 2013年09月18日

父ノーザンキャップは静内にあるクレイドルファームにて種牡馬入りしましたが、そんな状況ですから牝馬がたくさん集まるはずはなく、種付けしたのは自牧場の牝馬2頭のみ。しかもそのうち1頭は不受胎となり、無事に産まれたのはマタニティパワー(父*スリルショー)を母に持つ牡馬ただ1頭だけでした。1頭の活躍馬のみによって一子相伝で父系が繋がる例はそれなりにあるでしょうが、唯一産まれた産駒によって父系が存続される例など世界中見渡してもどれほどあることでしょう。
http://blog.livedoor.jp/organa_jpn/archives/52239510.html
-----引用 ここまで-----

 さらに特筆すべきなのが"自身が最後のレース(引用者注:2003年→2013年)に出走してから実に10年間の充電期間を経ての種牡馬入り"だということです。クレイドルファームは"引退馬の余生を送るための養老牧場としての業務がメイン"らしいので、やはり趣味なんでしょうね。
 しかし、「趣味」と表現したのは、悪い意味ではありません。ファンにとっては嬉しい趣向です。活躍馬を多数持っているお金持ちの大物馬主さんこと、やってほしい遊びだとも思います。


■2025/05/29 クレイドルサイアー産駒フォルキャップがまさかの大健闘!

 全然最近じゃないのですけど、2022/06/01に<オグリキャップ直系の子が〝奇跡〟のデビューへ 絶滅寸前の血が継承「堂々と胸を張って走ってほしい」>(東スポ競馬)という記事が出ていたことに今頃気づきました。

<昭和から平成にかけて日本を熱狂させた名馬・オグリキャップの直系の血を引くフォルキャップ(牡2・桧森邦)が、2日の門別競馬6R「JRA認定フレッシュチャレンジ競走」(午後5時5分発走)で念願のデビューを果たす。>
<同馬はオグリキャップのひ孫にあたり、父クレイドルサイアー、母コスモフリップの配合。今から2年前、オグリ直系の遺伝子が絶滅寸前に陥っていたが、関係者の努力によって1本の細い糸はつながり、ついに奇跡が起きた。>
https://tospo-keiba.jp/breaking_news/14856

 もともと書いていたクレイドルサイアーの産駒はどうなったか調べなきゃ…と思っていたのですけど、<17年に不受胎、18、19年は交配相手が見つからなかった>ということで大苦戦していたようです。
 このうち、「交配相手が見つからなかった」というのは予想外。てっきり持ち馬がいて、持ち馬同士で配合するんだと思ったら、そうじゃなかったようです。お金がかかりすぎますから、さすがにそこまで無理だったのでしょう。…と、そう思って、次を読んだら、このときは結局持ち馬同士の配合でした。

<約1年後、両馬の牧場を一人で営む堀江佳世子さんの「遺伝子は必ず伝わると信じたい」という思いが結実。クレイドルサイアーの前に現れた〝花嫁〟は現役時代にJRAの芝1200メートルで6勝した快速馬マンデームスメの子にあたるコスモフリップ。同馬の母父はサンデーサイレンスで、マルゼンスキーの血も引いている。交配が行われたのは19年5月1日。昭和と平成を駆け抜けたスーパーホースの遺伝子が、令和の初日に引き継がれるとは、なんという運命か。>

 「牧場を一人で営む」ってすごいですね。あと、私はクレイドルサイアーは父ノーザンキャップと同じくクレイドルファームにいるんだと思っていたら、どうやら違う感じですね。
 また、このとき生まれた子は「フォルキャップ」のオーナーはまた別で、八嶋長久さんでした。

 普通に走ってないだろうな…と検索してびっくり。35戦4勝 [4-7-2-22]493万円 (地方) と、地方とはいえ、4勝しています。到底種牡馬入りするような成績ではありませんが、到底種牡馬入りするような成績ではない父(地方未勝利)の子としては相当走りました。
 これより走らない馬なんかいくらでもいますからね。私が一口馬主で出資した後、地方移籍した馬でこれより悪い成績なのが何頭もいます。
 出走は全部門別かと思ったら、1-4-2-2と予想外に走ったせいか、一度地方としては最高レベルの大井競馬場に移籍。ただ、大井競馬場ではさすがに苦戦して、4着が最高。再び門別に戻って3勝をあげています。

 母のコスモフリップは、6勝した快速馬マンデームスメの子にあたるとしか紹介なかったのですけど、ひょっとしたら成績が良かったのかも…と見てみました。すると、中央未勝利で地方で2勝程度。母マンデームスメが大きなセールスポイントになるとはいえ、コスモフリップ自身の成績は全然良くなくて、繁殖入りも微妙な感じ。実際、ビッグレッドファームが放出していますしね。
 そう考えると、フォルキャップがこの配合でこれだけ走ったことこそ奇跡に思えます。


珍名馬まとめ オダギラーこと小田切有一と対抗馬たち

■2017/01/09 珍名馬まとめ オダギラーこと小田切有一と対抗馬たち
■2013/6/9 珍名馬ジャマスルナ、誰にも邪魔されずに後方を一人旅
■2015/8/22 珍名馬メイジュンジュライ 冠名「メイジュン」じゃなくて5月6月7月
■2015/12/17 馬名のおもしろ誤変換 タッチオブジョイがタッチオブ女医


■2017/01/09 珍名馬まとめ オダギラーこと小田切有一と対抗馬たち
 よく書いていたものの、読まれない珍名関係の話をまとめ。珍名馬と言うと、オダギラーこと小田切有一さんが有名ですけど、ポストオダギラー的な馬主さんたちにも頑張ってほしいということで、そういったタイトルで。最初はその小田切有一さんの話からです。

■2013/6/9 珍名馬ジャマスルナ、誰にも邪魔されずに後方を一人旅

 ジャマスルナという名前の馬がいて、何かオダギラーみたいな名前だなと思ったら、普通に小田切有一さんのお馬さんでした。掲示板では「凄い馬名ですね。みんな避けてくれるかな?」というコメントがついていたのですが、「邪魔されることなくしんがり負け」という結果になりました。


 [5] マル優さん
後方にいたら誰にも邪魔されませんね…。
次はハナをきってスタートして邪魔するな!って言ってみてください。
頑張れ!!
http://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2011105716&thread=horse

 「15番人気17着 勝ち馬1:23.7、ブービー1:25.5、ジャマスルナ1:31.1」という残念な結果に。小田切有一さんはオレハマッテルゼなど、よく走る馬もたくさん所有されているんですけどね、この子はダメそうだなぁ……。
 私、このレースたまたま見ていたんですよ。そしたら「何で中央競馬に来ちゃったの?」と思うほど道中からみんなと離されている馬がいて、「どうしたんだろう、この子?」と思って馬名を見たらジャマスルナだったんですよ。

■2014/10/8 高須クリニック高須克弥院長 競走馬イエスタカスの名称拒否で激怒

 えっ、何でこんなんで怒っているの?というわけがわからない話。

-----引用 ここから-----
高須院長、馬名拒否で激怒「なめとる!」 - 芸能ニュース : nikkansports.com

美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(69)が6日、来月デビュー予定だった自身所有の競走馬の名称登録を日本中央競馬会(JRA)に拒否されたとして(略)Twitterで怒りをぶちまけた。

(略)高須氏は「拒否理由も言わん!わしをなめとる!」「メンツ丸つぶれだよ!」と憤慨。「頭にきたぜ!馬主会やめてやる!」と収まらない怒りをつづった。
[2014年10月6日17時37分]
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20141006-1378314.html
-----引用 ここまで-----

 何でこれでメンツ潰れるのかはよくわかりませんが、馬鹿みたいにわめいています。それは良いとして、高須氏が登録しようとした競走馬の名前の話。「イエス・タカス」と日刊スポーツではありました。じゃあ、「・」つけたのが悪いんじゃないの?と無粋なことを言いますが、まあ、普通に申請は「イエスタカス」だったんでしょうね。
 さらに"3つ候補を出すように指示されたたため、「イエスイエスタカス」「イエスタカスイエス」との名前でも申請したが、3つとも拒否された"とのこと。あと、おもしろいんでそのまま引用しましたが、「指示されたたため」って「た」1個多いですね。
 馬主が競馬詳しいとは限らないんですが、拒否の理由は明らかです。宣伝禁止のためでしょう。なぜ知らん?という話ですわ。

-----引用 ここから-----
日本中央競馬会(JRA)では、競馬施行規程の第22条5項の規定により、競走馬名には広告宣伝を目的にした名称は使用できないと定められている
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A0%E5%90%8D
-----引用 ここまで-----

 ただ、一方で高須克弥院長がこのルールを知った上で怒っている可能性もあります。この営利目的による禁止は割と緩いんですね。上のWikipediaも実はこの後「が、冠名に関しては事実上容認されている」とされていました。
 私もこれくらいで…と不思議に思うことは思います。しかし、どうもコマーシャルの文句らしい…という話も聞きました(私はテレビ見ないので知りません)。そうすると、冠名だけでなく全体で営利目的による広告宣伝と解釈できます。これならやはり拒否が妥当そうです。
 あと、ここまで書いてきて思いましたが、高須克弥院長は何かと爆弾発言する方ですよね。となると、本当に怒っているというよりは、このツイート自体が炎上商法的な広告宣伝だったのかもしれません。だとすれば、まんまと乗せられましたわ~。

2021/01/11追記:なお、その後読んだ話によると、高須克弥院長自身は直接申請しておらず、なおかつ実際には高須克弥院長の主張する馬名ではそもそも申請されていなかったことが判明していました。なので、全くJRA側に否はなく、高須克弥院長が勝手に勘違いして叩いていただけだったみたいです。迷惑ですね。

■2015/8/22 珍名馬メイジュンジュライ 冠名「メイジュン」じゃなくて5月6月7月

 「メイジュンジュライ」という馬名を最初見たときは、特に違和感なく、気づかなかったんですよ。
 メイショウオウドウなどの「メイショウ」、メイケイペガスターなどの「メイケイ」などの「メイ~」という冠名があります。なので、「メイジュン」もそういうものだと最初思っていて、初見のときはスルーしていました。しかし、5月6月7月なのか! これはちょっとおもしろいですね。

5月     May     メイ
6月     June     ジューン
7月     July     ジュラィ

 念の為に馬名の意味も調べたら「夏の月名より」とありました。悪くないセンスだと思います。


■2015/12/17 馬名のおもしろ誤変換 タッチオブジョイがタッチオブ女医

 マイクロソフトのIMEは特に弱いですが、ATOK2007での話。

-----引用 ここから-----
時々おかしな変換をする私のATOK2007。最近のヒットは「タッチオブ女医(タッチオブジョイの07)」。完全に意味と方向が変わっている。次点はマイネルミステリ男(ミステリオ)。
-----引用 ここまで-----

 タッチオブ女医は危ないですね。逮捕されそうです。あと、今私が「タッチオブジョイ」と打とうとすると、グーグルIMEは「タッチオブジョイトイ」と予測変換。この単語そのものが存在するわけではないようですけど、「インリン・オブ・ジョイトイ」との絡みだと思われます。賢いんだか、賢くないんだかわからない予測変換です。

 競走馬の馬名でもこれ系の話は結構あるのでは?と検索すると、なぜか見つかりませんでした。代わりに実際に登録された馬名が間違い…という似て非なる話が検索でヒット。

-----引用 ここから-----
誤植 - Wikipedia
競走馬のダイユウサク(1991年の第36回有馬記念優勝馬)は、本来馬主は「ダイコウサク」という馬名にするつもりだったが、競走馬登録の際に「コ」と「ユ」の文字を取り違えられて「ダイユウサク」の名前で登録されてしまい、以後その名前で現役を通した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%A4%E6%A4%8D
-----引用 ここまで-----

 マジか、知りませんでした。これ系で私が知っていたのは、「スウヰイスー」。ただ、字が汚かったか、書き間違いだったと記憶していたので、記憶違いでしたね。

-----引用 ここから-----
スウヰイスー - Wikipedia

スウヰイスー(読み方:すうぃいすー)は、日本の競走馬(牝馬)。初の中央競馬牝馬クラシック二冠を達成した。女優の高峰三枝子が馬主として保有していた。

馬主は「スウヰトスー」(現代の仮名遣いでは「スウィートスー」にあたる)という名で登録するつもりだったが、電話で馬名についての指示を受けた調教師が「ス・ウイ・スー」と聞き間違えたため、「スウヰイスー」で登録されてしまったと言われる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%83%B0%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BC
-----引用 ここまで-----

 この「スウヰイスー」は「スー」がつくことしか覚えておらず、苦労して探したのですが、その際にもう1頭発見。

-----引用 ここから-----
競馬暇潰し名馬事典:465・ラフォンテース 2010年02月11日

本来はフランス語の『ラフォンテー「ヌ」』だったみたいなんです… で、それを誤読…『ラフォンテース』で登録…
→馬主、『間違えをなおしてくれ』と、申請する… →却下される… →謎の名前のまま走る… って事になってしまった
http://blog.livedoor.jp/runfor4/archives/51394496.html
-----引用 ここまで-----

 それにしてもおもしろ誤変換が見つからなかったのは、想定外でした。こういうのはIMEが賢くなるほど減りますからね。もうかなり少なくなっているのかもしれません。

2025年5月28日水曜日

欧州では高評価も…ダノンバラード買い戻しは失敗?

■2020/01/06 欧州では高評価も…ダノンバラード買い戻しは失敗?
■2020/01/06  日本の馬場はディープインパクト専用仕様、欧州向きは走らない?
■2020/02/16 良い種牡馬だが日本は不向き 切れ味なくタフな馬場が最適だった
■2020/09/14 この金額でダメ?なかなか売ってもらえなかったダノンバラード
■2020/09/14  売買成立までわざと走らせなかったダノンバラード産駒

 


■2020/01/06 欧州では高評価も…ダノンバラード買い戻しは失敗?

  Our Pleasure 2018年10月号を最近になって読んでいて、ビッグレッドグループがダノンバラードをヨーロッパから買ったことを今頃知りました。 Our Pleasureはいつも1年遅れくらいで読んでいるので、情報が非常に遅いのです。
 ダノンバラード購入は、ビッグレッドグループの馬であるナイママなどが当初走ったことが理由みたいですね。ただ、そのナイママはその後完全に伸び悩み。現役時代の競走成績より良い穴種牡馬としては評価できそうですけど、岡田繁幸さんが期待するほどの活躍馬となるのは難しいんじゃないかと思います。ディープインパクトは後継種牡馬に恵まれておらず、それがG1未勝利のダノンバラード…となると、ドラマとしては非常におもしろいんですけどね。私好みです。

 前述のOur Pleasure 2018年10月号では、ザ・ブラッド 血統表を紐解く! T.I.Sでダノンバラードの話がありました。
 こちらによると、英国バッツフォード牧場に繋養されていたダノンバラードは、クラシックのG1英2000ギニーや、中距離王決定戦のG1英チャンピオンSに勝って同牧場に繋養されていたハーフドを上回る評価を受けていたとのこと。このため、買い戻し交渉は難航したそうです。
 ただ、ひょっとしたら日本より欧州向きだったのではないか?という見方もあり、 日本への買い戻しは裏目に出る可能性も感じています。


■2020/01/06  日本の馬場はディープインパクト専用仕様、欧州向きは走らない?

 同じ記事によると、岡田繁幸さんは、ダノンバラード導入の5年前の2013 年の月刊優駿8月号で、以下のような話をしていたそうです。ビッグレッドは、ステイゴールド産駒のゴールドシップを種牡馬として購入していることを踏まえた上で読んでください。
 「サンデー系に対抗可能な馬を、海外まで視野を広げて、これからも探します。そうして種牡馬事業の基盤を支えながら、常にサンデー系のトップを狙う。それが方向性ですね。ディープインパクトとステイゴールド、両馬はすでに有力な後継として名乗りを挙げていますから、その産駒の中から、今後の主流をなす種馬を手に入れたいと狙っています」
「あと5年後か、10 年後か、サンデー系の能力に世界中のホースマンがひれ伏す時がやって来ます。そしてこの先の20 年か30 年、サンデー系は君臨します。それくらいすごい存在なんです。(中略)なぜそこまで言い切れるかと言えば、ああいう体質が他の系統から出ないと知っているからなんです。僕自身、何かの拍子にサンデーみたいなのが出てくれないかって凄く期待してやってきましたけど、自然界は甘くありません。必然性がないと出てこないのです」
  凱旋門賞でのディープインパクト産駒の成績はボロクソで、逆に日本のジャパンカップは海外馬がボロクソ。日本の馬場の特殊性は、ディープインパクト専用仕様とも 揶揄されていました。このことは欧州で高評価だったダノンバラードが、日本ではそうではないのでは?という見方に繋がるでしょう。
 ただ、 日本調教馬ではないディープインパクト産駒は2018年に結果を出しました。英国でサクソンウォリアー、フランスでスタディオブマンと欧州でデビューした2 頭の直仔がG1競走を制しています。岡田繁幸さんの予言が当たったわけですね。海外でも通用するようです。
 ビッグレッドグループのラフィアンやウインで出資している私としては、ダノンバラードも日本に合ってくれるとありたがいのですけど…。


■2020/02/16 良い種牡馬だが日本は不向き 切れ味なくタフな馬場が最適だった

 ダノンバラードはもしかしたらうまく行かないかも…というコメントは、"ダノンバラードの掲示板 | 競走馬データ - netkeiba.com"( [6206] natumeさん)でもありました。
https://db.netkeiba.com/?pid=horse_board&id=2008103548

 ダノンバラード産駒の傾向としては、ダノンバラード自身と同じで<早い上りはまず出せない>ということ。このため、芝の東京、阪神、京都、新潟の良馬場では極めて厳しい結果になっているといいます。重要な競馬場が多いため、やはり日本の馬場向きではないと言えるかもしれません。
  一方良さとしては、<逆に馬場がタフになればなるほど、距離は伸びる程いい>ということ。さらに最終的には日本の馬場だと、圧倒的にダート向きになるという予想も。
 やはり<まだ時期尚早かもしれませんが、ダノンバラードには日本よりも英国や欧州の馬場の方が合っていたとは思いますが>という結論です。

 一発逆転の奇跡としては、ディープインパクトの子トーセンホマレボシ産駒で重賞を複数勝っているミッキースワローのように、切れ味を母系やディープの隔世遺伝で受け継いだ産駒が現れれば、元から有する底力と合わせて芝でも超大物を輩出する一発の魅力は十分にあると思うとのことでした。



■2020/09/14 この金額でダメ?なかなか売ってもらえなかったダノンバラード

 ヨーロッパ向きと思われるダノンバラードは、現地でもそこそこ評価されていたことがわかる話が、Our Pleasure2018年12月号でありました。岡田紘和ラフィアン代表の巻頭のごあいさつによる導入の経緯でそれあがわかります。…と思ったのですけど、読み直してみると、現地での評価はそう高くなかったとも読めますね。

<最初にオファーしたのは昨年の11月上旬。売り情報が無い中でのオファーなので当然それなりの金額を提示したのですが、あっさりと断られ(中略)そこで倍の金額を提示しましたが、それも却下されます。全く売る気が無いわけではなく、手応え的にはさらに上の2億円を提示しても買えない可能性が高いと感じました。一方で、ヨーロッパでディープインパクト産駒Saxon Warrior やSeptember の活躍があるにしても彼らが当馬に対してそれだけ強気になれる根拠は乏しいこと、そしてそれだけ強気ならば他に売る可能性が低いことを考え合わせて、深追いはせずに一度引くことにしました。(中略)翌年の4月下旬に彼らからエージェントを通して「まだ興味はあるか」「同じ金額なら売っても良い」との話があったので、(中略)5月上旬に最後に提示した額より少し低い金額で売買契約書を結びました>

 結果的にシンジケート総額は約1億8000万円となっています。 

 ■2020/09/14  売買成立までわざと走らせなかったダノンバラード産駒

 ちなみにダノンバラード初産駒が昨年のサマーセールに上場され、岡田繁幸総帥がそこでその1歳馬ナイママに非凡な才能を感じ自ら落札したところがきっかけ。売買契約書を結ぶまではもちろん、契約後から売買証書を交わすまではナイママに派手なパフォーマンスをさせるわけにはいかず、能力検査やデビュー戦の時期や時計には気を遣ったとのこと。安く買えるように工夫したという主張でした。

  売買契約書は5月上旬。売買証書は不明ですが、支払い後の検疫に入ったのは6月29日だとのこと。ナイママは 売買契約書を結んだ後の門別  JRA認定フレッシュ(新馬)    で勝利。2戦目は、すでに支払いが終わった後の7月末ですね。

 そういえば、岡田総帥はナイママよりアルママの能力の方を買っている感じで、でかい発言もしていました。あれは、ナイママを目立たせなくする戦略のひとつだったのでしょうか。

2025年5月26日月曜日

キングカメハメハの後継種牡馬?クリーンエコロジー、11頭の産駒でいきなり中央で人気勝利

■2020/07/03 クリーンエコロジーという謎の新種牡馬にびっくり…
■2020/07/03  キングカメハメハの後継種牡馬?クリーンエコロジー、11頭の産駒でいきなり中央で人気勝利

■2020/10/05 ディープエコロジーという馬名、意外に意味の深い名前


■2020/07/03 クリーンエコロジーという謎の新種牡馬にびっくり…

 2歳の勝ち馬で父クリーンエコロジーという馬(ディープエコロジー)がいて、なんだこれ?と思いました。しかも、人気薄ではなく、2番人気で勝っています。
 マイナー種牡馬としてあるパターンは兄弟が大活躍馬、馬主が大物で趣味での種牡馬入りというもの。しかし、どちらでもありません。これなら未出走でも種牡馬入りということがあるのですけど、戦績見ると地方の活躍馬なんですね。恥ずかしながら知りませんでした。
 キングカメハメハ産駒で中央で新馬戦に勝ち、新潟2歳Sでも1番人気。それなら覚えていて良かったのですけど、私は記憶していませんでした。デイリー杯2歳Sでは4着しており、過剰評価でもなかったようです。
 ただ、トラブルがあったのか、次走までに1年。ここで500万条件からのやり直しになったものの、再びオープンクラスまで上がって重賞にも出走していました。にも関わらず、名前を覚えていなかったというのは、私がどうかしていますね。
 古馬になってからは出走こそあれど、重賞では未活躍。活躍は地方に行ってからですね。地方重賞をいくつか勝ちます。とはいえ、これで種牡馬入りというのはやっぱり解せませんね。大したことがありません。


■2020/07/03  キングカメハメハの後継種牡馬?クリーンエコロジー、11頭の産駒でいきなり中央で人気勝利

 当然ながら種付け頭数も少なくなります。初年度産駒はわずか11頭だとのこと。ところが、その中で中央初出走の産駒がいきなり人気で勝利。すごいですね。やはり地方競馬からの種牡馬はそもそも中央勝利すらまれであるようでした。

<地方競馬で活躍して種牡馬となったケースは、近年ではルースリンドからストゥディウムとヤマショウブラック、グランシュヴァリエからリワードアヴァロン、セレンからブラヴールが地方重賞を制しているが、まだ中央での産駒勝利はない>
( 【こちら日高支局です・古谷剛彦】初年度11頭のクリーンエコロジー産駒から中央で勝ち馬 今年の新種牡馬産駒は面白い スポーツ報知 2020年7月1日 07:00 より)

 なお、地方では、 リュウノメアリー(牝2歳、北海道・川島雅厩舎)が新馬戦で2着に入るなど上々の滑り出しを切っていたとのこと。逆に言うと、地方ですら勝っていないのに先に中央で勝ったんですね。
 ここから成り上がって、キングカメハメハの後継種牡馬候補になると、ドラマチックでおもしろいのですけど、日本では難しいかもしれません。




■2020/10/05 ディープエコロジーという馬名、意外に意味の深い名前

 最初、ディープエコロジーという名前を見て、ディープインパクト産駒だと思ったのですが、前述の通り、実際にはクリーンエコロジー産駒でした。母父がディープインパクトなのでディープはそちらから。ややこしくてあまり良くないと思うのですけど、稀にあるパターンですね。

 ただ、この馬の名前の場合、単にふたつの単語をくっつけたというだけでなく、ちゃんともともとある意味のある単語になっているというのがうまいですね。Wikipediaによると、ディープエコロジーは、1973年にノルウェーの哲学者アルネ・ネスが提唱したエコロジーの概念。人間の利益のためと考えられていたそれまでの環境保護運動を深めて、環境保護それ自体を目的したものだそうです。

 なお、その後のディープエコロジーの戦績ですが、函館2歳S(G3)では人気にならずに13番人気で結果も10着と振るわず。次のクローバー賞(OP)も7番人気9着と全然です。人気での勝ち上がりなのでもっとやれるかとも思ったのですが、新馬戦はレベルが低すぎて人気になっただけなのかもしれません。残念です。



2025年5月25日日曜日

競馬用語カンパイとは?ミスで全頭除外、レース中止に

■2020/04/25 思い浮かぶのは「乾杯」…競馬用語カンパイとは?
■2020/04/25 発走委員のミスによって全頭除外、レース中止に
■2023/03/12 ありそうでない「カンパイ」という名前の馬 遡って見てみると…


■2020/04/25 思い浮かぶのは「乾杯」…競馬用語カンパイとは?

 2020年4月10日、名古屋競馬11R山桜特別で「ただいまの発走は真正な発走とは認められず、カンパイとなりました」という場内アナウンスが流れました。
 正式には言わない競馬用語が多いですけど、カンパイは公式のアナウンスでも使う言葉なんですね。 カンパイ(競馬用語辞典) JRAによると、以下のような意味です。

<発走委員が真正な発走でないと認めた場合に発走をやり直すこと。ゲートの前方200メートルの地点に白旗を持った係員がいて、発走委員の合図を受け白旗を振り騎手に発走のやり直しを知らせる>

 カンパイと聞くと、「乾杯」を思い出します。もう一度乾杯をし直す…みたいなのと関係するのか?と言うと、全然関係なし。JRAでは、語源は英語のカムバック(戻れ)、といわれていると説明していました。


■2020/04/25 発走委員のミスによって全頭除外、レース中止に

 ところで、先程の名古屋競馬のカンパイですが、これは極めて珍しい種類のカンパイでした。前述の通り、カンパイは、発走委員が真正な発走でないと認めた場合に発走をやり直すことなのですけど、このレースの発走は全然問題なかったのです! つまり、何の問題なかったのに、レースを止めてしまうという極めて珍しい痛恨のミスをやらかしたわけです。

 さらに、「ただいまの発走は真正な発走とは認められず、カンパイとなりました」という場内アナウンスがあったように、主催者としてはスタートのやり直しをしようとしましたが、これも実現せず。
 明らかに問題ある発走でなかったためなのか、 向正面まで走ってしまうなど、出走馬全9頭がかなり長い距離を走ったために全馬が除外され結局、レース不成立となってしまったそうです。騎手たちもすぐには気づかなかったんでしょうね。

 名古屋競馬の公式サイトでも「発走委員の助手が誤って白旗を振り、競走を制止させたため」とミスを認めた上で謝罪。馬券売上の5819万6100円は全額返還となり、金銭的にも主催者に打撃となる大きなミスとなりました。


■2023/03/12 ありそうでない「カンパイ」という名前の馬 遡って見てみると…

 カンパイの話をもう少し…と思ったものの、おもしろい話が見つからず。なので、今回は「カンパイ」という名前が入った馬という変わった方向性での話。一番最近の馬は地方の「カンパイバニー」という牝馬。おそらくアルコールを提供するようなお店の「バニーガール」からの連想でしょう。

カンパイバニー 牝 青鹿毛
生年月日     2019年4月25日
調教師     石川栄 (岩手)
馬主     宮崎豊治
獲得賞金     19万円 (地方)

 カンパイがつく馬は意外にほとんどいないようで、大昔を除けばあとは「カンパイグラス」がいる程度。これはそのまんまな名前であり、やはりわかりすい命名でしょう。

カンパイグラス 牡 栗毛
生年月日    1997年4月6日
調教師    林正夫 (地方)
馬主    長橋秀雄
獲得賞金    0万円

 netkeibaのデータベースにない古い馬で言えば、そのまま「カンパイ」という馬が3頭いました。

カンバイ    1955    牡    0
カンバイ    1970    牡    1056.2           
カンバイ    1982    牝    572

 ここまでの5頭で最強の「カンパイ」は1970年生まれの「カンパイ」で、獲得賞金はおよそ1000万円。中央と地方で大体半々ずつ稼いだみたいですね。77戦5勝ということでえらくたくさん走りました。データが少なく、具体的な勝ちくらは不明です。
 この1970年生まれの「カンパイ」の父はオンリーフォアライフ(オンリーフオアライフ)という聞いたことがない馬。父父などを見てもさっぱりわからず検索してみると、ベンドア系(エクリプス系)だそうです。さすがに古いですね。


2025年5月24日土曜日

最近でも単走がある!1頭だけが出走した理由は?

■2020/01/18 あまりに強すぎて皆回避、単走が8度もあったエクリプス
■2020/01/18 最近でも単走がある!1頭だけが出走した理由は?
■2023/03/10 G1なのにみんな回避で30年ぶり単走!強すぎたスペクタキュラービッド 


■2020/01/18 あまりに強すぎて皆回避、単走が8度もあったエクリプス

  1764年生まれというえらい前の話ですが、エクリプスという歴史的名馬がいました。まだサラブレッドが確立される前ですから相当前ですね。そのもととなったアラブ種の最も重要な競走馬です。
 エクリプスは18戦18勝。当時のレースは今とは全く違っており、同じ馬で長距離レースを何度も戦って勝負を決するというヒートレースが多く7勝しています。ただ、それより多いのが、単走の8勝でした。

 なぜ単走が多いのか、勝てたのは相手が怪我で棄権して運が良かったわけじゃないか?と言うと、そうではありません。あまりに強すぎたためです。
 エクリプスの強さが明らかになるにつれ賭けレースを挑もうという人は少なくなります。当時のやり方だとこれではレースができません。馬主が貴族でもジョッキークラブに所属しているわけでもないエクリプスにとって出走する競走がないという問題が出てきたとWikipediaにはあったので、馬主が異なれば状況はまた少し違ったみたいですが、とにかくエクリプスの場合はダメでした。
 そこで、その後も出走可能な競走に出走したものの、登録するとすぐに皆が回避してしまうために、8度の単走を行うことになったといいます。


■2020/01/18 最近でも単走がある!1頭だけが出走した理由は?

 これは飽くまで18世紀の話。ただ、最近でも上記と同じイギリスで単走レースがあったと聞いて驚きました。
 このレースの場合は強い馬ではありません。また、出走取消が相次いたのではなく、元から1頭しか出走馬がいなかったとのこと。しかも、重賞レースだと言うので驚き。そんなことがあるんですね。オールウェザーの重賞・ウィンターダービーが行われた、2019年02月23日のリングフィールド競馬場6Rの3歳クラス5戦(AW1600m)だとのことでした。
 
   凱旋門賞の前哨戦のフォワ賞が数頭で調教みたいなレースになる…ということもありましたが、このレースの場合はそもそもちゃんと走らなかった模様。ゲートもなしで残り1ハロン地点からスタートして、ゴールさせたそうな。もうやらんでいいじゃん、それ!というレベルです。
 
 あと、勝った(のか?)Greybychoiceは「強い馬ではありません」どころではなく激弱。このときは、前年6月ニューマーケットのデビュー戦が9頭立て9着、7月ヤーマスの2戦目が6頭立て5着以来で、成績が悪いだけでなく、約7か月半ぶりの出走という好走が難しそうな条件でのレースでした。これで1着取れたんだから最高ですね。ちなみに優勝賞金2911ポンド(約42万円)だったそうです。(イギリスで単走レース - 競馬ニュース | netkeiba.comより)
 
  馬名の「Greybychoice」は「Grey  by choice」をつなげたものでしょうか。レース選択が良かったので、「良いチョイスでしたね」といった感じです。
   仮に「Grey  by choice」ならこの馬名はどういう意味かも検討してみることに…。 「by choice」は「選んで、好き好んで、自分で決めて」などといった意味。その前の「Grey」は灰色のグレイのイギリス英語。ただ、名詞だと意味が変だと思うので、動詞じゃないかと予想。動詞のグレイなら「灰色になる」「白髪になる」「歳を取る」といった意味があるようです。
  ということで、「老けたねって言うな。好きで老けているんだよ」といったニュアンスでしょうか。だとすれば、変わった名前です。それとも、次第に白い毛が増えていく芦毛の馬なんでしょうか。
 
 ところで、弱い馬なのでこれを勝ったら次はもう相手にならない気がします。即引退かと思って、リンクあった海外サイト見ていたら、その後も走っていました。もともと海外の競馬は日本より儲からないものなので趣味なんでしょうね。
   とはいえ、結構頑張ってるときもありそうな感じ。海外サイトはすごくわかりづらいんですけど、13頭中5着や、8頭中4着っぽい数字が見られます。大赤字でしょうが、頑張っていました。 


■2023/03/10 G1なのにみんな回避で30年ぶり単走!強すぎたスペクタキュラービッド

 別の単走レースの話を。上記まではイギリスの話でしたが、今回はアメリカの話。スペクタキュラービッド (Spectacular Bid) という馬で、この馬の場合、G1を13も勝って種牡馬入りしており、歴とした名馬というタイプです。日本の馬でもたまに血統表で目にしたような種牡馬ですね。
 Wikipediaによると、当初は苦戦するものの、すぐに一変して圧勝し、2歳の時点で才能開花。文句なしの最優秀2歳牡馬となっています。

<2歳となった1978年の6月にデビューし、当初こそ2敗を喫したものの、ワールズプレイグラウンドステークスで15馬身差の圧勝劇を演じたのを皮切りに連勝街道に乗る。シャンペンステークスを2馬身4分の3差、ローレルフューチュリティを8馬身2分の1差で勝利し、断然の評価でこの年の最優秀2歳牡馬に選ばれた>

 快進撃が2歳の時点で終わる…という馬もいますが、前述の通り、スペクタキュラービッド はG1を13も勝って種牡馬入りしたような名馬。アメリカで最も重視される3歳でも大活躍しています。

<3歳時はハッチソンステークスから始動しキャンターのまま4馬身差で楽勝。12日後のファンテンオブユースステークスを8馬身差、更に連闘で臨んだフロリダダービーでは後方から捲り4馬身2分の1差、フラミンゴステークスではバックストレッチから一頭だけスパートを開始し、ゴール時には12馬身差と快進撃は止まるところを知らず、すでにケンタッキーダービーが9日後に迫っているなか、ブルーグラスステークスへと出走し、7馬身差で勝利する。
 本番のケンタッキーダービーは、後方から捲り気味に進出し、ジェネラルアセンブリーを下して勝利。わずか5頭立ての少頭数となったプリークネスステークスは、4番手からバックストレッチで進出を開始し5馬身2分の1差をつけ、コースレコードに0秒2差の好タイムで優勝する。2歳時の敗戦からここまで12連勝で、圧倒的な強さに当時「2000mまでならセクレタリアトよりも上」との評価が出るほどであった。ところが、三冠のかかったベルモントステークスでは当日に安全ピンが蹄に刺さるというアクシデントがあり、コースタル、ゴールデンアクトの後塵を拝する3着に敗れてしまう>

 三冠を逃したのは、アクシデントであり、疲労ではなさげ。ただ、ケンタッキーダービー前の「ブルーグラスステークス」は余計でしたね。日本の三冠と全く違い、アメリカの三冠はただでさえ短期集中方式。使いすぎと言いたくなるような使い方はどうかと思います。
 アクシデントで三冠を逃したため、実質三冠クラスと言えそうなスペクタキュラービッドは、秋になって本当の三冠馬アファームドと対決。しかし、アファームドには敗れたそうです。

<秋にはジョッキークラブゴールドカップで、1歳年上の三冠馬アファームドと対峙した。僅か4頭立てながら、アファームド、スペクタキュラービッド、コースタルと役者が揃っていた。レースでは、逃げるアファームドにスペクタキュラービッドが何度も競りかけるが、アファームドはその度に距離をとる。直線では内からコースタル、外からスペクタキュラービッドが襲い掛かるが、アファームドは更に伸び、ねじ伏せるような形で勝利した。スペクタキュラービッドは4分の3馬身遅れての2着だった。この敗戦により、最優秀3歳牡馬には選出されたが、年度代表馬はアファームドのものとなった>

 とはいえ、スペクタキュラービッド が相当強い馬であったことは間違いなく、古馬になっても強さは衰えませんでした。古馬では連勝を続け、なんと全勝のまま引退しています。そして、その強さゆえに、このページのテーマである「単走」という珍事が発生。30年以上なかったといいますから、当時としてもものすごく珍しい出来事だったようです。G1レースだったにも関わらず、みんな回避してしまったという異常事態でした。出れば入着確実だったんですし、もったいない気がしますけどね。

<古馬となったスペクタキュラービッドは、年初めのマリブステークスを馬なりで5馬身差の圧勝を遂げると、チャールズH. ストラブステークスで1:57.8という史上空前の世界レコードで勝利する。この後も圧勝で連勝を続け、アモリーL. ハスケルハンデキャップで名牝グローリアスソングを破ると、引退レースとなったウッドワードステークスはあまりの強さに他陣営が恐れをなし、1948年以来の単走のレースとなった。アファームドに敗れてから引退まで9連勝。生涯獲得賞金は278万1608ドルで、アファームドを抜いて当時の新記録だった。>

 「日本の馬でもたまに血統表で目にしたような種牡馬」と書いたのですが、「最高」であった競走成績から見ると、種牡馬成績は「失敗」と言って良いものだったようです。

<引退したスペクタキュラービッドは、当時のレコードとなる総額2200万ドルでシンジケートが結成され、クレイボーンファームで種牡馬入りした。初年度となる1981年の種付け料は15万ドル。だが、種牡馬成績はG1勝ち馬が1頭と、多大な期待には遠く及ばず、繁殖牝馬の質と種付け料は低下の一途をたどった。1991年にニューヨーク州のミルファーファームに移動。(中略)
 通算の種牡馬成績は、勝ち上がり頭数253頭のうちステークス勝ち馬が47頭、獲得賞金は1900万ドル以上。母の父としては、スペクタキュラービッドが死んだ時点で69頭のステークス勝ち馬を出していて、そのなかには2001年カルティエ賞最優秀スプリンターのMozartなど8頭のG1勝ち馬が含まれている>


2025年5月23日金曜日

武豊騎手が若手の武藤(雅)に危機感 その理由とは?

■2018/05/09 武豊騎手が若手の武藤(雅)に危機感 その理由とは?
■2019/04/15 関西遠征の武藤雅騎手、騎乗馬も自分で確保
■2019/11/18 米ベルモントオークスに挑戦して健闘していた武藤騎手



■2018/05/09 武豊騎手が若手の武藤(雅)に危機感 その理由とは?

 「武豊が若手の武藤雅に危機感」ってのは嘘じゃないのですけど、実はタイトル詐欺なところがあります。
 怪物・横山武史VS神童・木幡育也 武藤雅・川又賢治・富田暁騎手の評判は?で書いたように、武藤雅騎手は好きな騎手。なので、脅かす存在として怖がっているというのなら嬉しいのですけど、そうじゃないのです。

 2017 年、実弟の武幸四郎騎手が引退したことで『武』の姓が武豊騎手1人になありました。この際に、マスコミなどの表記を「武」にするか「武豊」するかが話題になったそうです。
 そして、この話題に武豊騎手が直接関与したそうな。本人の希望で「武豊」に落ち着いたとされていました。
 ところが、字面が似ている武藤騎手がデビュー! 以下のようにおっしゃっていたそうです。

「ホッとしていたら、今度は『武藤(雅)』が現れた。見た目、すごく似てるでしょ?これだったら、もしかしたら『武』一文字の方がわかりやすかったかも(笑)」
(武豊が「ポスト武」不在に危機感。競馬界の未来を憂うレジェンドが昨年「新人最多勝騎手」の名を挙げた意外な理由とは | GJ より)

 私は武藤騎手が乗る馬は全部馬券検討しているんですけど、マジで間違えます。いわゆる空目ってやつです。確かにややこしいですわ。
 なお、武豊騎手は「今の新人騎手は騎乗技術が上がってきているし、見ていて『こいつはできる』とか『どんどん上手になってきている』と思う若手もいる」とも言っていたそうな。その若手に、武藤騎手が含まれていると嬉しいです。

関連:怪物・横山武史VS神童・木幡育也 武藤雅・川又賢治・富田暁騎手の評判は?


■2019/04/15 関西遠征の武藤雅騎手、騎乗馬も自分で確保

 武藤雅騎手が阪神競馬場にいて、あれ?と思いました。関西では珍しいと思ったら、ひょっとしたら初めての関西遠征なのかも。 関西遠征が初めてではないものの、デビュー後では初めて栗東トレセンを訪れたとしている記事がありました。
(美浦の武藤騎手がデビュー後初の栗東訪問 - サンスポZBAT!競馬より)
 わざわざ行くので重賞で騎乗があるんだろうなと思ったらやはり。所属する水野厩舎で土日とも乗ります。
 アーリントンC出走のニシノカツナリの騎乗は評価が割れていて、「外に出すの遅かった」「馬は強いのに騎手が下手」といった批判も。ただ、内枠だったので、私はむしろうまく外に出せたと思いました。6番人気4着であり、人気よりも走っています。
  アンタレスSのクロスケも悪くないように思えたのですが、もう少し早く仕掛けた馬などが勝利。思ったより伸びませんでした。ただ、こちらも結局10番人気6着でした。

 ところで、記事で気になったのが、 「週末の騎乗馬も自分で確保しなければいけないので、調教でアピールできれば」と言っていたこと。あれ、エージェントいないんですかね?
 また、そういう状態だったのに、騎乗数少なくないんですよ。前述の馬を含めて、土曜日が5頭、日曜日が8頭でした。関西でも注目されていたという理由なら嬉しいですね。
 あと、人気の馬も頼まれてるじゃん!と思ったのですが、これは勘違い。最終オッズでは6番人気が最高。先の ニシノカツナリ含めて3頭でした。最高着順も6番人気の馬で、4歳上500万下のレッドシャーロットの2着となっています。


■2019/11/18 米ベルモントオークスに挑戦して健闘していた武藤騎手

 気づかなかったんですけど、海外騎乗していたんですね。しかも、G1。さらに挑戦したのが1勝馬と、いろいろと変わった感じです。
 騎乗したのは、2019年7月6日の ベルモントオークス招待(G1・芝2000m)。名コンビとも言われて印象に残る走りを見せている3歳牝馬のジョディーでした。国内でもG1を走っている馬とは言え、有力どころではないためやはり変わったチャレンジでしょう。そのため、挑戦そのものにも批判が出ていたようです。
 しかし、結果は逃げ粘って、勝ち馬のコンクリートローズから2.3/4馬身、ハナ、2馬身の差の4着という大健闘。9頭立てだから、アメリカの芝の牝馬G1のレベルは低めだからといった声もあったのですけど、どうでしょうね。
  9頭立てであっても4着は立派でしょう。最近見ていないのであれですけど、海外競馬では日本ほど多頭数にならないことが以前は多い印象でした。また、以前も低レベルだったとは思えませんが、アメリカの芝は最近特に重視される方向性です。
 調べてみると、今回のレースではエイダン・オブライエン厩舎が2頭出しするなどヨーロッパの馬が3頭も出ていて、アメリカの馬に敗れていました。ジョディーより上は2着のエイダン・オブライエン厩舎の馬ジャストワンダフルのみ。特別アメリカの芝牝馬のレベルが低いわけではないように見えます。
 あと、いつも書いているように、アメリカ・ヨーロッパ・日本などは単純にレベルの高い・低いとは言い切れず、その国や競馬場の競馬に合う・合わないといった適正の部分が大きくなっています。そういう意味では、4着という悪くない結果が出た今回は良いレース選択だったと言えそうです。
 


2025年5月22日木曜日

2020年世代で泉谷楓真騎手がダントツに良い理由とは?

■2020/05/07 2020年世代で泉谷楓真騎手がダントツに良い理由とは?

■2020/05/07 2020年世代で泉谷楓真騎手がダントツに良い理由とは?

 2020年の新人騎手では、 泉谷楓真騎手が立て続けに良いと思う騎乗がありました。私の評価と世間の評価が合うのは、比較的少ないのですけど、掲示板を見ても、めちゃくちゃ高評価です。
 これは泉谷騎手は買いではないか?と連続で買ってみたところ、私が買ったレースはことごとくむしろダメな騎乗。私的メモの点数評価も下位の方になってしまいました。この先物買いスタイルで、武藤雅騎手や岩崎翼騎手ではプラスになったんですけどね。泉谷騎手は今のところ一度も当たらないというひどいことに。今年の私の馬券は泣きそうになるほど悪いです。

 さて、このシーズンの新人騎手について検索。なかなか記事が見つかりませんでしたが、泉谷騎手に絞ってやっと発見。JRA武豊&ルメール「弟分」大物ルーキーが1日2勝! 「いい馬に乗せて頂いているおかげです」新人王最有力・泉谷楓真が大成できる2つの理由という記事が出ました。
 これはデビューしてすぐの記事で、「今月デビューしたばかりのルーキーとは思えない騎乗ぶり」と褒めている一方で、例によってエージェントのおかげであることも指摘していました。
「実は泉谷騎手のエージェント(騎乗仲介者)は、武豊騎手と同じ豊沢(信夫)氏なんですよ。豊沢氏といえば、武豊騎手の他にも、3年連続リーディングの(クリストフ)ルメール騎手や、浜中(俊)騎手のエージェントも務める凄腕。ちょうど若手騎手枠が空いていて、そこに泉谷騎手が入ったようです」(競馬記者)
 最近は大体こういうパターンですね。記事でも、近年、騎手の成功は「エージェントで決まる」と言われていると認めていました。


2025年5月21日水曜日

スズカルパン16年ぶり100戦達成、前回はハルウララではない

■2020/06/25  スズカルパン16年ぶり100戦達成、前回はハルウララではない
■2024/07/15 6年以上ほぼ毎月走って怪我せずに最多出走記録 高齢でも好走

■2020/06/25  スズカルパン16年ぶり100戦達成、前回はハルウララではない

 スズカルパンは特に印象なかったのですけど、11歳で16年ぶり8頭目の100戦達成をしていたと今頃知りました。以前はハルウララ?と思いましたが、ハルウララではなく私も好きだったハートランドヒリュ。追込が得意でたまに穴をあけるイメージなので狙っていました。そのハートランドヒリュは現役時に亡くなってしまいましたが、スズカルパンは100戦を達成し、元気なうちに引退しています。
 スズカルパンの同期にはジェンティルドンナやゴールドシップ。ゴールドシップの他、ディープブリランテ、ジャスタウェイなどはすでに産駒が走っているので、同期の子供たちといっしょに走っていたということになります。

 長く走ったものの、スズカルパンは丈夫なタイプということではなかった模様。 担当の高橋一厩務員は、「最大の弱点は爪なんです。特に左前脚。鉄屋さん(装蹄師)は大変だったと思いますよ。爪に効くサプリをもらったりもしましたね」としていました。
 環境の変化に弱い馬だともいいます。東京に輸送して体が14キロも減ったことがあったので、ほぼ当日輸送のみ。栗東から最も近い京都で最多50戦、実に96戦が当日輸送。除外が多そうな条件に見えますが、それでも達成。中央という時点でもハードルが高いんですけどね。一方で、環境を変えないという意味で、ほとんど放牧にも出さなかったというのはレース数増加に繋がっています。
(【下鴨S】11歳ルパン100戦目 16年ぶり8頭目の金字塔― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル[ 2020年5月1日 05:30 ]より)

 あと、このような記録は馬主さんありきなのですけど、馬主さんに話を聞いたものはパッと見ヒットせず。スズカ系は冠名も名義もいろいろというイメージですが、スズカルパンは永井宏明さんの所有馬です。母の父ラムタラですが、父スズカマンボ 母ルンルンスズカという「スズカ」色の強い血統でもありました。馬主さんの話も聞いてみたいですね。

■2024/07/15 6年以上ほぼ毎月走って怪我せずに最多出走記録 高齢でも好走

 スズカルパンは8頭目の100戦以上走った馬でした。逆に言うと、その前に7頭100戦以上走った馬がいます。で、それらの馬が名前がわからないかと検索したものの、うまく見つからず。スズカルパンの前はハートランドヒリュであり、彼のWikipediaを見てみましたが、特に記載がないですね。代わりにハートランドヒリュのWikipediaを少し紹介しておきます。

 休んでいなかったという覚えはなかったのですけど、ハートランドヒリュはほぼ毎月走っていたということで、恐ろしいほど走っていました。最後は「急性心不全」であったものの、それまではずっと大丈夫であり、「使いすぎ」とは言えない感じ。意外に大丈夫です。

<2歳(現表記、以下同じ)の1998年12月に[2]阪神競馬場でデビューし(8着)[3]、初勝利は翌1999年4月の未勝利戦で、8戦目での勝ち上がりだった[3]。それ以後も月1 - 3回のペースで休むことなく出走を重ね、通算4勝を挙げた。レース間隔は最大でも中6週(4回)で、連闘での出走も3回あり、デビュー以来いちども出走しなかった月は2002年11月と2005年7月のみであった。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%92%E3%83%AA%E3%83%A5

 ハートランドヒリュは、日本中央競馬会 (JRA) におけるサラブレッド系種の最多出走記録を達成。記録更新は、2005年11月13日でした。

<2004年4月25日に100回目の出走を果たす[4]。2005年10月23日に122回目の出走となり、オートダービーが保持していたJRAの(サラブレッド系)最多出走回数の記録に並び[5]、2005年11月13日に京都競馬場で行われたドンカスターカップ(1000万円以下)への出走により、記録を43年ぶりに更新した[3]。>

 さらに、サラブレッド系・アラブ系を通じたJRAの平地競走最多出走記録の直前まで行ったのですけど、急性心不全で亡くなっています。

<10歳を迎えた2006年も現役を続け、出走回数は127回に上った[1][2][6]。当初より本馬を管理してきた清水久雄が2月いっぱいで調教師を勇退した[7]ため、3月1日付けで河内洋厩舎に移籍[6]。当時のJRAのアラブ系種最多出走記録はトキノヒカリの128回であり[1][2][6][注 1]、順調にいけばサラブレッド系・アラブ系を通じたJRAの平地競走最多出走記録[注 2]を更新する見込みであったが、3月22日の調教中に急性心不全のため死亡[1][2][6]。3月12日に中京競馬場で行われた遠州灘特別が最後の競走となった[2][6]。>

 ハートランドヒリュがすごいのは、高齢になっても馬券に絡む走りを見せて、普通に現役であってもおかしくない成績であったこと。忘れたころに突然激走するので、私も馬券で狙っていた馬です。私が買うときは全然来なかったんですけど…。

<2003年3月の名鉄杯(中京競馬場)を最後に勝利から遠ざかった[3]ものの、121戦目となった2005年9月のHTB賞(札幌競馬場)では追い込んで[8]単勝11番人気ながら3着となる[8][3]など、展開や馬場状態が向けばまだまだ走れるところを見せていた。2005年以降に出走した17戦はすべてハンデ戦で、負担重量もすべてで50キログラムであった。>

2025年5月19日月曜日

馬券売上の割合、ネット投票・競馬場・ウインズ 「電話で口頭」「コンビニ端末」での販売も

■2020/06/30 馬券売上の割合、ネット投票・競馬場・ウインズはそれぞれ何%?
■2020/06/30 過去には「電話で口頭」「コンビニ端末」での販売も


■2020/06/30 馬券売上の割合、ネット投票・競馬場・ウインズはそれぞれ何%?

 新型コロナウイルスによる無観客開催やウインズの閉鎖もあり、前々から調べておこうと思っていたJRAの販売における、ネット投票の割合。検索してみると、タイトルですぐにそれがわかる今や馬券売上の約70%、ネット投票の利点は反省できること|NEWSポストセブン(2019.10.06 07:00)という記事がありました。
 現在ではおよそ420万人が電話・インターネット投票会員となっており、その売上は全体の70%近く。残り3割の内訳は、開催競馬場での売上が5%、ウインズが26%。これを見ると、競馬場での収益なんかは本当微々たるものですね。
 一応、これ以外に入場料や店舗販売収入がありますし、競馬ファンの育成という目に見えづらい効果もあるでしょうけど。

 なお、タイトルになっていた「ネット投票の利点は反省できること」というのは、<Club JRA-Netに登録すれば(無料)、最近の投票内容はもちろん、過去2年の的中数や的中率、さらに回収率といった投票成績を開催ごと、競馬場別で見られる>という話。
 ただ、活用しているユーザーは少ないんじゃないかと。私はもともとネット投票を始める前からエクセルで収支をつけていましたけど、 管理していない人の方が多いと予想します。


■2020/06/30 過去には「電話で口頭」「コンビニ端末」での販売も

 記事では、それより過去の投票法の話がおもしろかったですね。

<電話投票の加入者公募が始まったのは昭和51(1976)年。コード入力による投票もあったが、プッシュホン自体の普及率が低く、多くはオペレーターに買い目を口頭で伝えるものだった>
<平成3年には、パソコンや専用端末から電話回線経由で投票するPAT方式がスタート>
<一時は専用端末やゲーム機、あるいはコンビニエンスストアに設置された共同端末などを利用する方式も登場した>
<携帯電話にも対応するようになり、平成20(2008)年、ついに電話・ネットによる売上が過半数を超える>


2025年5月18日日曜日

岩田望来騎手がすごい予想外の理由 でも斎藤新騎手の方がさらにすごい?

■2019/03/13  岩田望来騎手がすごい予想外の理由
■2019/03/13 でも斎藤新騎手の方がさらにすごい?
■2019/12/01 現時点での新人騎手勝利数ランキングの1位は?
■2020/05/04 注目の2人斎藤新と岩田望来、2年目で明暗が分かれる


■2019/03/13  岩田望来騎手がすごい予想外の理由

 最近は結果至上主義となり、昔ほど若手騎手を育てる習慣がなくなった昨今は、いわゆる「2世騎手」でも苦戦しているといった話の後に、「だが彼は違う」と名前を挙げられていたのが、岩田康誠騎手の次男となる 岩田望来(みらい)騎手です。
 この記事JRA岩田康誠「息子」は超大型新人!? 武豊以来の「新人王当確」路線......最強厩舎&最強エージェント付きの"VIP待遇"に呆然 (GJ)は、2018.03.21のものであり、デビューの1年前。なので、正確にはまだ騎手ではありません。この時点ですでに活躍できると断定するのも不思議な話。
 で、能力がそれほど高いのか?と言うと、実はそこがすごい理由じゃありませんでした。昨今何かと話題になるエージェントが理由なのです。

 記事によると、すでに"デビュー時から、いきなり父・康誠騎手や福永騎手を担当している小原靖博氏がエージェントに就く計画がある"とのことでした。
 「新人騎手の環境という面では極めて異例ですし、『歴代最高』と述べても差し支えないかもしれません。さすがに話を聞いた時は呆然としました」と競馬記者が言っていました。今はエージェントの影響が強いので、納得の理由です。
 でも、親の七光りみたいな理由なので、叩かれちゃうかも。逆にかわいそうかもしれません。


■2019/03/13 でも斎藤新騎手の方がさらにすごい?

 上記の記事では、"場合によっては武豊騎手が記録し、三浦皇成騎手が塗り替えた新人最多勝記録を更新する可能性もなくはないはずだ"という気の早い話をしていました。
 ところが、1年経ってみると、上記とは同じ同じGJで、JRA新人騎手「空前のハイレベル」!? 岩田康誠息子よりも期待大な有望株とは(GJ)という記事が登場。いい加減すぎて、怒りよりも笑いがこみあげてきました。

 競馬学校を卒業したのは、岩田望来騎手(栗東)の他、大塚海渡騎手(美浦)、亀田温心騎手(栗東)、小林凌大騎手(美浦)、斎藤新騎手(栗東)、菅原明良騎手(美浦)、団野大成騎手(栗東)。
 また、今年は、外国で実績を残している藤井勘一郎騎手というおもしろい存在がいます。この説明を聞いただけで、ワクワクしてきます。
 しかし、注目されていたのは、藤井騎手ではなく、美浦の斎藤誠調教師の長男で、過去に池添謙一騎手、三浦皇成騎手も受賞したアイルランド大使特別賞した斎藤新騎手。
 彼は珍しく父と違う所属。栗東です。「父の誠調教師と相談した結果、『お父さんと離れた方が、僕も父も甘えない』と考えたためだそう。若いのに、あえて厳しい環境に身を置くことを決めたプロ意識の高さは目を見張るものがありますよ」と競馬ライターは評価していました。

 また某若手騎手が『今年の新人はレベルが高い』と話すなど、他の騎手も注目だとのこと。ただ、 名前が挙がっていたのは、岩田望来騎手だけでした。

 私の現在の騎手メモを見ると、高評価は藤井勘一郎騎手と菅原明良騎手。藤井騎手は見ていて、おっ!と思うところあって名前をすぐ覚えたので、さっきの経歴を聞いて興味を持ちました。注目の斎藤新騎手はメモでは平均点。一方、低評価だったのは、なんと岩田望来騎手でした。
 ただ、まだ1レースか2レースしか点数をつけておらず、 いくらでも変わるところ。20~30レース見ないと、私の好みの騎手かどうかはわかりません。
 ちなみに私の好みの騎手は総じてリーディング下位。なので、逆に私に気に入られない方が良いかもしれません。ただ、最近だと気に入った武藤騎手がその後ブレイク。たまには当たります。



■2019/12/01 現時点での新人騎手勝利数ランキングの1位は?

 新人騎手ランキングみたいなのあるだろうと検索したのですけど、見つからず。仕方ないので地道に見ていきます。間違いあったらごめんなさい。

<新人騎手勝利数ランキング>
27     斎藤新    38勝
32     岩田望来 32勝
 36     菅原明良 27勝
71     亀田温心 11勝
 113     大塚海渡 3勝
146 小林凌大 0勝
146 団野 大成 0勝 (2020/05/04追記:見逃しミス。実際には20勝くらい?)
(65     藤井勘一郎   13 勝)

 前評判の高かったふたりが普通に1位、2位というおもしろくない結果に。2人とも30勝を達成しており、JRA賞最多勝利新人騎手の資格がありますね。
 あと、JRA賞最多勝利新人騎手を見直していたら、武藤騎手は1年目は24勝で該当者なしの年でした。良くなった2年目は37勝、今年はここまで35勝であり、今年の新人はハイレベルな感じです。

 私の感想メモを見ると、厳密には新人ではない 藤井勘一郎騎手が当初のイメージのままトップ。21レース見て5点満点中3.19で全体で17位になっています。ただ、新人騎手らに勝ち星で負けていますし、世間の評価は高くない模様です。
 ちゃんとした新人騎手で一番良い評価なのは、23レース見て3.17、全体では22位の菅原明良騎手。全然記憶にないんですけど、良い点数つけていたみたい。彼はデビュー前に大きく騒がれてなかったものの、27勝で3位につけており、前評判以上の健闘でしょう。なんかむしろすごいんじゃないかと思っちゃいます。
 一方、前評判も勝利数も良い二人ですが、斎藤騎手は私の評価だと2.95で真ん中くらいの点数。5点満点なので3が平均ですが、実際につけた点数を平均してみると、2.95くらいで真ん中です。岩田望来騎手もちょうど同じ点数でした。相変わらず、私は世間の評価と違いますね。これで2年目以降私の評価と同じ活躍具合になると、すごくね?となるのですけど、今までのパターンからするとそうでもないと思います。
 ああ、そういえば、 最近では藤田菜七子騎手も気に入った新人。彼女の場合はいろいろと特別と言われてしまいそうですが、41勝を上げており、客観的な数字で見ると大成功ですね。最近見る目が肥えてきたのでは?と、ちょっと期待しちゃいます。


■2020/05/04 注目の2人斎藤新と岩田望来、2年目で明暗が分かれる

 前回の後、評価の良かった2騎手の明暗が別れた感じ。斎藤騎手の評価が下がった一方、岩田望来騎手はますます高い評価を得ている雰囲気。現在の騎手リーディングでは、岩田望来騎手はなんと8位であり、結果もすごいですね。
 2019年の12月に追記した直後に気づいたのですけど、この世代では 団野騎手の騎乗が気に入っていることに気づき、書くタイミングを間違えたな…と。気づいていれば、団野騎手押しってかけたのに…と思いました。
 ただ、前回の追記を見直すと、団野騎手はその時点でなんと0勝。相変わらず世間の評価と違う感じですね…と思っていたら、2020年は13位。世代では岩田騎手に次ぐ順位です。さすがにおかしいな…と見直すと、前回のが間違いだったっぽいですね。上位に名前がなくて0勝だと思ったものの、見逃しただけみたいです。2019年も26勝で42位で、十分乗れていましたわ。
 今年の順位は、また見逃しミスあるかもしれませんが、2人の後は23位斎藤騎手、30位亀田騎手、40位藤井騎手といった感じですかね。
 私の現在の点数評価上位は、菅原騎手が17位でトップ、藤井騎手が22位、亀田騎手が24位となっていました。亀田騎手印象ないものの、良かったようです。というか、勝ち星で菅原騎手は苦戦、4勝で67位となっています。
 イメージは良かったものの、点数評価だと団野騎手は 27位止まり。岩田望来騎手は半分より上ですが57位。斎藤騎手は真ん中くらいの78位となっています。この世代の評価全般に良い感じですね。まあ、私が若手の積極騎乗好きで、リーディング上位が好きじゃないことが多いってのもあるんでしょうけど…。年を取れば取るほど好きじゃなくなる傾向があります。


2025年5月17日土曜日

競馬で4頭もゲート開かず…発走やり直しの方法が予想外

■2025/05/17 競馬で4頭もゲート開かず…発走やり直しの方法が予想外


■2025/05/17 競馬で4頭もゲート開かず…発走やり直しの方法が予想外

 ORICON NEWSで、<【海外競馬】…フランス・ルマン競馬場で珍事>(2025-03-23 21:50)という記事が出ていました。2025年3月21日、フランス・ルマン競馬場で行われた第4レースで、4頭のゲートが開かない珍事が起こったとのこと。スタートが切られたものの、内4頭のゲートはピクリとも動きませんでした。
https://www.oricon.co.jp/article/2878970/

 1頭分ではなく、4頭分もゲートが開かないって多いな…と思いました。4頭分セットのゲートだったのかもしれません。そう考えると、複数のゲートが開かない方が普通ですかね。そうなってくると、過去のケースではどういうのがあるのかも気になるところです。

 外8頭は飛び出したがすぐに止められます。消耗が激しければレース中止でしょうが、リスタートとなりました。ただ、この発走やり直しが私にとっては想定外。再発走はなんとゲートなしのヨーイドンのスタイルでスタートしたといいます。公正競走からすると、問題がありそう。日本では考えられないと思います。

 フランス競馬のおおらかさを感じましたが、元々は6番ゲートで一度走ったプリンセスローラが抜け出して、無事にレースは無事成立。Xでは視聴者から「新しいタイプのハンデキャップですか?」、「優勝候補を阻止する斬新な方法だね」などと、冷ややかなコメントが寄せられていたそうです。


ノーザンファーム系で勝てない武豊が逆にすごい理由

■2020/04/22 ノーザンファーム系で勝てない武豊が逆にすごい理由とは?
■2020/04/22 ルメール→来日外国人→川田将雅→武豊などその他大勢の順番
■2022/02/14 良い騎乗が多いというよりは、すごい騎乗があるイメージ
■2023/04/01 突然先頭に!武豊騎手がキタサンブラックで見せた神騎乗


■2020/04/22 系で勝てない武豊が逆にすごい理由とは?

 古いんですけど、






 なお、その後の別記事によると、ノーザンファーム系クラブの騎手配分は、以下のような割り振り。武豊騎手はルメール騎手と同じエージェントでかなり良い馬が来るものの、ノーザンファーム系の最高クラスの馬には乗れないようになっているみたいです。


<ノーザンファーム系クラブは「ルメール・ファースト」という言葉が生まれるほど、ルメール騎手を中心に起用しており、その次が短期免許で来日する世界のトップジョッキー、そして日本人で最も優遇されているのがリーディング2位の川田将雅騎手だ。武豊騎手は残念ながら、その次のグループに該当する>
(JRA武豊「完全復活」は第二のルメール化!? 4年ぶり100勝超えも、重賞勝ち減少……浮かび上がる「2020年の課題」より)


  最近騎手の成功は「エージェント次第」とも言われており、武豊騎手の不調もエージェント問題によるところがあります。そして、2019年の武豊騎手の100勝達成の復活もまた、前述のルメール騎手と同じエージェントに変わったせい…とされており、エージェント次第的なところがある今の競馬に不満がある人も多いかもしれません






2025年5月16日金曜日

実は多いノド鳴りの馬、競争能力とは無関係?喘鳴症・喉頭片麻痺の説明

■2020/03/26 実は多いノド鳴りの馬、競争能力とは無関係?喘鳴症・喉頭片麻痺の説明
■2023/03/10 ノド鳴りは競走能力と関係ある…騎手など今でも信じている人は多い

■2020/03/26 実は多いノド鳴りの馬、競争能力とは無関係?喘鳴症・喉頭片麻痺の説明

  私が読んだ記事では、ノド鳴りと喘鳴症を同じものとして扱っていました。そして、運動中にヒューヒューという高い異常呼吸音を発する喘鳴症の代表的なものとしては、喉頭片麻痺というものがあるそうです。
  下村優樹獣医師によると、喉は軟口蓋と喉頭蓋、そして披裂軟骨の3つの部位で成り立ちます。軟口蓋の上に喉頭蓋がペロッと乗っかっていて、さらにその上に披裂軟骨があります。この一番上の披裂軟骨の開閉する動きが悪くなることが、主なヒューヒューの原因だそうです。
 このノド鳴りの代表格「喉頭片麻痺」には、進行度によってG1(グレード1)からG4 まであります。ただ、G1が「正常」で、問題なく開いたり閉じたりができる状態だとのことですから、たぶん残りがノド鳴りなんでしょうね。重賞の格付けのG~と異なり、数字が大きいほど重症であり、G4が最も程度が進行した状態だそうです。

 さて、ここからが驚くべき話。 ダイワメジャーやハーツクライがノド鳴りになって、ヒューヒューと音がしたというコメントを読んだことがあるとインタビューアーが聞いたところからです。これらの名馬もノド鳴りが進行した状態だと下村優樹獣医師は判断していました。
 ところが、ノド鳴りだからといって、能力を出せていない…とは限らないようなのです。なんと若馬の14%以上がG2以上の所見を有しているとの報告があるということ。喉頭片麻痺は正常に戻るということはなく、むしろ悪化するケースが見られるため、高齢馬ではさらに悪いかもしれません。
 ただ、一方でG3までは競走能力には影響がないと調査研究では報告されているのだそうです。ノド鳴りの馬は多い上に、多くのケースでは競争能力には問題がないという結論でした。
  さらに過去には、牧場の方が売らずに自分で走らせたG4の馬で、症状がまったく出なかったというケースもあるとのこと。最も悪い状態であるG4ですらこれですから、実際の競走能力に影響が出るかどうかは、かなりの差があり、一概には言えないんだそうです。
(【馬体の見かた講座】43.下村獣医師に聞く3[ノドの病気] :: 一口馬主DBより)

 ということで、ノド鳴りと競争能力は全くの無関係とは言えないものの、関係がないケースも多いんですね。もっと致命的なものだと思っていたので、驚きました。
 これはたぶん私だけの思い違いではないと思われます。というのも、上記を調べたきっかけは、応援している馬の掲示板で「ノド鳴りだから今回は負けても仕方ないよね。参考外」といったものを読んだため。皆さん誤解されているのだと思われます。
 ただ、今回の話を知ったせいで、「ノド鳴りで影響がないケースも多いために、ノド鳴りを言い訳にできず単に馬が弱かっただけ…」という可能性が出てきてしまいました。うーん、残念です。

■2023/03/10 ノド鳴りは競走能力と関係ある…騎手など今でも信じている人は多い

 前回書いたように、下村優樹獣医師が実際に個別のケースを見たところ、「ノド鳴りが競走能力と関係ある」は不正確で正しくはない模様。まどろっこしい言い方にはなってしまいますが、「ノド鳴りが競走能力に悪影響を与えるケースは確かにあるが、全く影響を与えていないケースもあり、一概には言えない」と言うのが正しそうです。

 ただし、これは下村優樹獣医師の見解であり、「ノド鳴りは競走能力と関係ある」という理解が一般的なのでしょう。騎手の田辺裕信さんも「ノド鳴りは競走能力と関係ある」と理解していることがわかる、以下のようなコラムがありました。大昔のコラムということはなく、前述の下村優樹獣医師の話より後に書かれたコラムのようです。

【田辺裕信】馬もせきや喉鳴りは要注意(2020年09月24日)

<新型コロナの影響で周りでせきをする人がいると気になってしまいますが、馬もせきをします。調教で軽めのキャンターをしているときなどに、せきをしている馬はいますが、そういう馬は出走できないので、レース中にせきをしている馬はまずいないかなぁ。せきが出るとやはり呼吸のリズムが崩れますので、走っているときにせきが出ると息苦しさを感じます。
 息苦しさということで言えば、競走能力に影響を及ぼすといわれるのが喉鳴り。原因、症状についても喉の弁がまひして音が出るなど、さまざまです>
https://news.netkeiba.com/?pid=tarekomi_view&no=11473

 <手術をしてGIレースを制した馬もいますので、以前ほど深刻ではないかもしれません>とも書いていましたが、飽くまで「手術をすれば」という話。以下のようなもっともらしい話もあり、「ノド鳴りが競走能力と関係あって当然」といった感じになっています。

<馬は鼻でしか呼吸をしません。その鼻と直結しているのが喉。目立たないですけど、呼吸にとって喉はとても重要な役割を果たしているわけですよね。いくら馬体が良くても、筋肉が良くても、そして血統が良くても、酸素を十分に取り込むことができなければ能力を発揮することはできません>

 ここらへんの理解は一応前回の話とも矛盾しない可能性があります。
 前回の話では、ノド鳴りと診断されているのに競走能力に無関係だった例として、最も悪い状態であるG4の馬で「症状がまったく出なかったというケースもある」というケースが出てきました。逆に言えば、症状が出ればやはり競走能力に関係すると考えて良いのでしょう。
 おそらく騎手など、専門家以外がわかるノド鳴りの判断は「症状が出るかどうか」なので、この症状の有無を基準とした「ノド鳴りは競走能力と関係ある」という理解が依然として「正しい」可能性はあると思われます。
 一方で、獣医師のような専門家が披裂軟骨の開閉する動きを判断してわかる「喉頭片麻痺」があっても、症状が出るとは限らない…といった感じで、両方の理解が併存する余地はありそう…。
 いずれにせよ、まだまだわからないことが多い病気みたいですね。


2025年5月15日木曜日

種牡馬ダンカークは悪くないんじゃないか?産駒に期待

■2018/09/02 種牡馬ダンカークは悪くないんじゃないか?産駒に期待
■2017/06/21 種牡馬ランキング ヴィクトワールピサ、ドリームジャーニー、ワークフォース、カジノドライヴ、ダノンシャンティ、ベーカバド、ナカヤマフェスタ
■2017/06/21 アーニングインデックス(AI)でまさかのドリームジャーニーが二冠
■2017/06/21 CPI(コンパラブルインデックス)考慮でもドリームジャーニーが良好
■2017/06/21 アンライバルド、キャプテントゥーレ、サクラメガワンダーの成績は?
■2017/06/20 種牡馬ランキング マンハッタンカフェ、スウェプトオーヴァーボード、タニノギムレット、ジャングルポケット、スクワートルスクワート、アドマイヤコジーン、ウォーエンブレム、ナリタトップロード、エアシャカール
■2017/06/20 アーニングインデックス(AI)はマンハッタンカフェが当然トップ
■2017/06/20 CPI(コンパラブルインデックス)考慮でもマンハッタンカフェ
■2017/06/20 幻の名種牡馬ウォーエンブレムの驚異的な成績





■2018/09/02 種牡馬ダンカークは悪くないんじゃないか?産駒に期待

 レッドチリペッパーという名前が気に入って応援していた牝馬がいます。富士S(G3)、中山牝馬S(G3)を勝ち、2億245万円を稼ぎました。
 この彼女の父がUnbridled(父ファピアノ、父父ミスタープロスペクター)で、その子のUnbridled's Song を含めて、悪くない印象がありました。最近では、アロゲートという超大物もUnbridled's Songから生まれています。
 で、ラフィアン広報誌Our Pleasure2017年8月号を見ていて、父Unbridled's Sonの種牡馬ダンカークも悪くないん種牡馬なんじゃないか?と思い、気になりました。
 というか、種牡馬成績も悪くなさそうな書き方だったので、なんで日本に来た(2014 年冬に日高・浦河のイーストスタッドに輸入)のか不思議なところがあります。以下のような紹介でした。

・体高164cmという恵まれた馬体と良血が買われてケンタッキーで種牡馬入りしたダンカークは、初年度から人気を博し、米国で2013 年にデビューした初年度産駒からG1シャンペンSなどを制したハヴァナなど複数のステークス勝ち馬が登場。
・成功種牡馬の通行手形となるフレッシュマンサイアーズ(新種牡馬)
チャンピオンに輝いた。
・シャトルを行った南米チリでデビューした産駒達の活躍も顕著で、日本の朝日杯フューチュリティSに該当するG1タンテーオデポトリリョス(2歳限定、ダート1600m)で、
ダンカーク産駒がワンツーフィニッシュしている。
・特筆すべきは産駒の勝ち上がり率の高さで、これまでデビューした398頭のうち、その2/3を超える265頭が勝ち上がり、859勝を積み上げている(2017年7月3日現在)。

 読むのが遅かったのですでに産駒が走り出しています。かなり勝っていますね。ただ、まだ2歳戦は数ヶ月というところで、大物っぽいものはなし。私はむしろ大物が出てくることを期待しているのですけど、勝ち上がり率の高さが売りだったということで、日本でも同じような傾向になるかもしれません。




■2017/06/21 種牡馬ランキング ヴィクトワールピサ、ドリームジャーニー、ワークフォース、カジノドライヴ、ダノンシャンティ、ベーカバド、ナカヤマフェスタ
 2015年デビューの種牡馬の中央ファーストシーズンサイアーランキングは以下だったそうな。

1位 ヴィクトワールピサ
2位 ワークフォース
3位 カジノドライヴ
4位 ダノンシャンティ
5位 ドリームジャーニー
(POG 2017-2018 新種牡馬 どうすりゃ委員会|POG is the spice of life !!より)

 ヴィクトワールピサは今でも人気で80頭以上。意外にワークフォースも良くて、70頭以上。カジノドライヴ、ダノンシャンティもまだ50頭以上いました。
 ドリームジャーニーは30頭ちょっとですが、結構好きだった馬で血統的にも好感。この後増えてきませんかね?
 この他好きだったのは、アンライバルド、キャプテントゥーレ、サクラメガワンダーなどといったところですが、彼らは種付け頭数が少なくなっています。

<2015年度産駒50頭以上>
ヴィクトワールピサ、ワークフォース、カジノドライヴ、ダノンシャンティ、ベーカバド、ナカヤマフェスタ

<2015年度産駒30頭以上>
ドリームジャーニー

<その他の種牡馬>
アンライバルド、キャプテントゥーレ、アサクサキングス、サンライズバッカス、ビービーガルダン、サクラメガワンダー、エーシンフォワード


■2017/06/21 アーニングインデックス(AI)でまさかのドリームジャーニーが二冠

 種付け頭数が少なくても質の良さで期待していたドリームジャーニーなのですが、なんとアーニングインデックス(AI)の時点で二冠でした。これは予想外。
 種付け頭数が少ない場合、繁殖牝馬の質も低い印象で、もっともっと戦績が悪いと思ったのです。

<2016年のAEI>      
1    ヴィクトワールピサ    1.49
2    ドリームジャーニー    1.05
3    ダノンシャンティ    1.00
4    カジノドライヴ    0.72
5    ベーカバド    0.69
6    ワークフォース    0.65
7    ナカヤマフェスタ    0.46

<2017年のAEI>      
1    ドリームジャーニー    1.42
2    ダノンシャンティ    1.13
3    ヴィクトワールピサ    1.06
4    ベーカバド    0.86
5    ワークフォース    0.64
6    カジノドライヴ    0.56
7    ナカヤマフェスタ    0.47
      
<合計のAEI>      
1    ドリームジャーニー    1.22
2    ヴィクトワールピサ    1.09
3    ダノンシャンティ    0.92
4    ベーカバド    0.69
5    カジノドライヴ    0.60
6    ワークフォース    0.54
7    ナカヤマフェスタ    0.41


■2017/06/21 CPI(コンパラブルインデックス)考慮でもドリームジャーニーが良好

 じゃあ、CPI(コンパラブルインデックス)を考慮して見てみると、やはりここでもドリームジャーニーが1位。すごいですね。
 ただ、全体にAEI/CPIの値は低くなっています。まだデータが少ない世代のために賞金も低く、他の世代との比較は難しい感じですし、まだデータが出揃っていない感じでもあります。
<AEI/CPI>
1    ドリームジャーニー    0.87
2    ベーカバド    0.70
3    ダノンシャンティ    0.63
4    カジノドライヴ    0.61
5    ヴィクトワールピサ    0.40
6    ナカヤマフェスタ    0.39
7    ワークフォース    0.32
(2020/03/13:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした)


■2017/06/21 アンライバルド、キャプテントゥーレ、サクラメガワンダーの成績は?

 大逆転がないだろうか?と他の好きな馬も調べたところ、アンライバルドが良いですね。繁殖牝馬の質が悪いわりにはかなり走っています。

アンライバルド AEI 1.04 CPI 0.96
キャプテントゥーレ AEI 0.41 CPI 1.08
サクラメガワンダー AEI 0.09 CPI 1.10
(2020/03/13:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした) 




■2017/06/20 種牡馬ランキング マンハッタンカフェ、スウェプトオーヴァーボード、タニノギムレット、ジャングルポケット、スクワートルスクワート、アドマイヤコジーン、ウォーエンブレム、ナリタトップロード、エアシャカール

 古い世代で2006年デビューの新種牡馬。この世代ではウォーエンブレムが期待されたものの、順調に種付けできず残念なことに。既に引退し、ほとんど産駒は残せませんでした。
 あとで参考に載せますが、産駒戦績自体は半端なく良かったので、本当に残念です。

 この世代で現在でも産駒が多いのはマンハッタンカフェ、スウェプトオーヴァーボード、タニノギムレットあたり。
 私は好きだった馬が多い時期で、上記の マンハッタンカフェ、タニノギムレットの他、ジャングルポケット、エアシャカールなども思い出深いです。

<2015年度産駒50頭以上>
マンハッタンカフェ、スウェプトオーヴァーボード、タニノギムレット

<2015年度産駒30頭以上>
ジャングルポケット

<2015年度産駒10頭以上>
スクワートルスクワート、アドマイヤコジーン

<その他の種牡馬>
ウォーエンブレム、カリズマティック、サザンヘイロー、マリエンバード、ナリタトップロード、エアシャカール、トーホウエンペラー、ダイタクリーヴァ、アメリカンボス、ゴーカイ、ゼンノエルシド

(2006年デビューの新種牡馬は、http://www5b.biglobe.ne.jp/~burubon_/64917120/より)


■2017/06/20 アーニングインデックス(AI)はマンハッタンカフェが当然トップ

 マンハッタンカフェの成績が良いことは予想通り。ただ、後種付け頭数ではやや劣るジャングルポケットが、全体のアーニングインデックスがかなり高く2位につけていることは注目です。

<2016年のAEI>
1    マンハッタンカフェ    1.40
2    ジャングルポケット    1.03
3    スウェプトオーヴァーボード    0.76
4    アドマイヤコジーン    0.61
5    タニノギムレット    0.53
6    スクワートルスクワート    0.15

<2017年のAEI>
1    マンハッタンカフェ    1.66
2    タニノギムレット    0.73
3    スウェプトオーヴァーボード    0.71
4    ジャングルポケット    0.59
5    アドマイヤコジーン    0.27
6    スクワートルスクワート    0.11
   
<合計のAEI>
1    マンハッタンカフェ    1.60
2    ジャングルポケット    1.32
3    タニノギムレット    1.04
4    スウェプトオーヴァーボード    0.96
5    アドマイヤコジーン    0.86
6    スクワートルスクワート    0.79


■2017/06/20 CPI(コンパラブルインデックス)考慮でもマンハッタンカフェ

 ただ、CPIを考慮した数字ではマンハッタンカフェと競うどころか悪くなってしまいました。私の好きなタニノギムレットはさらに悪い…という嫌な結果になっています。

<AEI/CPI>
1    マンハッタンカフェ    1.06
2    スウェプトオーヴァーボード    0.99
3    アドマイヤコジーン    0.97
4    スクワートルスクワート    0.91
5    ジャングルポケット    0.90
6    タニノギムレット    0.81
(2020/03/13:CPIの理解がおかしかったので修正しました。申し訳ありませんでした)


■2017/06/20 幻の名種牡馬ウォーエンブレムの驚異的な成績

 ランキングは以上なのですが、冒頭で書いたようにウォーエンブレムはすごい戦績でした。頭数が少ない上に早くに引退しているため公平な比較ではないものの、データ的にはマンハッタンカフェを大きく上回っていました。

ウォーエンブレム    AEI    3.1   CPI    2.51
マンハッタンカフェ    AEI     1.6    CPI    1.51

 幻の名種牡馬みたいな感じですね。



2025年5月14日水曜日

ダートは重馬場で逆に早く?同日芝G1より早いタイムでレコード

■2020/04/30 ダートは重馬場で逆に早く?同日芝G1より早いタイムでレコード
■2024/07/04 ダートで重馬場になるとタイムが早くなる…断言していいの?


■2020/04/30 ダートは重馬場で逆に早く?同日芝G1より早いタイムでレコード

 もともとは2014年に書いていた話。2014年6月の安田記念を見ていて、「あれ?ミッキーアイル、何でこんなペースでバテててるの?」と思いました。最初の3ハロンが35.1、4ハロンが47.1です。全然早くありません。
 後で調べたものですけど、過去5年間の安田記念のタイムと最初と最後の3ハロンは33.9から33.9。35.1はあり得ないほど遅いとわかります。
 でも、その答えは簡単。過去5年間は良馬場、今回は不良馬場だったというだけです。

 私はいつも順番通りに見ないので、この後東京7Rのダートレースを見ました。すると、こちらは何か異常に早いんです。あれ?と思ってわざわざ画面を止めて確かめましたが、ダートの1600mで間違いありません。
 このレースでは、最初の3ハロンが33.9、4ハロンが45.4。しかも、そのままペースが落ちずに6ハロン目まで連続11秒台。(最初の1ハロンも12.0、その次は10.6。この後11秒台で連続です)
12.0    10.6    11.3    11.5    11.8    11.9    12.8    13.4
 芝は道悪になると間違いなくタイムが落ちますが、ダートの場合うまい具合に走りやすくなることがあり、一概には言えません。それにしたって無いだろう、このペースは…と思ってみていたら、離して走っていた2頭のうちの1頭が3着に粘ります。このペースでいいのか…。
 さすがに最後の2ハロンは12.8,13.4とかかりましたが、1:35.3。安田記念は芝1600でしかもG1ですから最高のメンバーです。それが1:36.8の決着でしたから、ダートの1600mの方が早いということです。しかも、これ、牝馬限定の500万下という低いクラスのーレスですからね。

 こりゃ話題になっているだろうと「東京 ダート」検索すると、12Rがレコードとのこと。えっ、7Rではなく12レース?と思って確認。以下のようなタイムでした。
12R    三浦特別  [サラ3歳上1000万下 混]  ダ1600m / 天気:小雨 / 馬場:不良
1着 トロワボヌール 1:34.1
2着 ジャッカスバーク 1:34.2
3着 ワイルドドラゴン 1:34.5
 こっちもダート1600。そして、1000万下なら当然500万下より早いですよね。本当にレコードかどうかも確認。過去の記録は以下でしたので、マジでレコード。しかも、0.3秒も縮めた上に、2着馬もレコード相当のタイム。相当特殊な馬場条件だったみたいですね。
1,600(ダート・左)     1:34.4     バーディバーディ    牡5          58  平成24. 6. 9(雨・重)(JRAホームページ|データファイル|中央競馬レコードタイム表より)

 ダート1600のレコードは上記の通り、前回も重馬場でした。これを含めて「サラブレッド系3歳以上」のレコード5つを見ると、不良2、重2、良1。やはり道悪の方がタイムが出やすいようです。
 バーディバーディ以外の記録保持馬は、マイティスプリング、フェラーリピサ、ヴァーミリアン、グルーヴィンハイの4頭。レコードって結構有名じゃない馬が取ることが珍しくないですけど、今回も1000万下で出てしまいました。
 どうせでしたらトロワボヌール(4歳牝馬)はこのまま出世していただいて、レコード保持馬にふさわしい馬になってほしいです。

2020/04/30追記:そう書いていたトロワボヌールですが、その後G1馬にこそならなかったものの、重賞を3つ勝つほど出世しました。レコードだから強いとは限らないと言われるものの、結構走りますね。


■2024/07/04 ダートで重馬場になるとタイムが早くなる…断言していいの?

 私は「ダートで重馬場になると逆にタイムが早くなることがある」くらいの理解でしたが、検索してみると、「ダートで重馬場になるとタイムが早くなることが知られている」といった感じで確定事項のように書いているサイトが結構ありました。
 ただ、信頼性に問題がありそうなところが多かったので、いろいろと検索。すると、JRA系のサイトでも似たような記述があったので、そちらを紹介します。他のサイトよりは控えめな書き方で、「ダートで重馬場になるとタイムが早くなる傾向がある」といった感じでした。

・重馬場・不良馬場とは?雨の日の競馬の勝ち方!|JRA-VAN(森永淳洋ライター)
<「道悪」とも表現される重馬場、不良馬場になると、芝・ダートともに良馬場と比べて大きな違いが生まれます。 まず、芝では水分を多く含むことで芝を植えている地面(路盤)は柔らかくなり、クッション性も低くなっていきます。また、芝が濡れることで滑りやすくなり、競走馬にとっては走りづらく、より地面を蹴るパワーが必要になってきます。そのため、良馬場と比較して走破タイムが遅くなる傾向にあります。
 一方、ダートでは芝とは逆の現象が起きます。砂は水分を含むことで引き締まって硬くなり、砂の中に脚元が沈みにくくなることで、競走馬にとって走りやすい馬場となります。そのため、走破タイムは良馬場と比べて速くなる傾向にあります。>
<重馬場、不良馬場になると「芝=パワー重視でタイムは遅くなる」「ダート=スピード重視でタイムは速くなる」と覚えておくといいでしょう。 そして、重・不良馬場となることで、良馬場で強い競馬をしていた馬が能力を全く発揮できずに大敗するパターンも少なくありません。それはなぜか? 競走馬には芝・ダートの適性、あるいは距離の適性があるように、良馬場と道悪馬場に対しての適性があるからです。>
https://jra-van.jp/fun/baken/index23.html

2025年5月13日火曜日

放馬時間が長くても地方競馬の方が遅延が少ない?逆転する理由

■2020/04/11 放馬2回で枠入り3回、20分遅延の末に加害馬がワンツー
■2024/07/02 放馬時間が長くても地方競馬の方が遅延が少ない?逆転する理由


■2020/04/11 放馬2回で枠入り3回、20分遅延の末に加害馬がワンツー

 2020年4月7日の大井競馬では、ブリリアントカップ(SIII)に応援しているマイネルバサラが出たので中継を見ていました(11番人気8着)。すると、発走時刻が10分くらいだったかな、かなり遅れていてなんでかな?と思っていたんですよね。
 で、これが理由だったのか!?と思ったが、 この日の6Rのアクシデント。6Rは発走時間が20分以上遅れて行われたんだそうです。ちょっと聞かない大遅刻ですね。
 
 まず10番ファニーフラッシュがゲート入りを嫌がり時間をロス。この遅延が影響したのか、次はすでに枠入りしていた6番アタックプランがゲートから飛び出して放馬。その後、同馬は捕まり馬体検査で出走可能に。ここで枠入りをやり直しています。
 ただ、枠入りやり直しは一度では済まず。お次は1番人気の12番タカラシップがゲートから飛び出して、またしても放馬、競走除外に。このときにも枠入りをやり直したので、3度めの正直でやっと競馬ができたようです。
 さらに、このやっと発走できたレースの結果が、 1着10番ファニーフラッシュ、2着6番アタックプラン。つまり、最初の加害馬2頭での決着でした。他の馬の関係者は、なんか納得行かない感じになりましたね。

 これを紹介した記事は、宮本武蔵も脱帽!? 大井競馬で「大遅刻」が発生! JRAでは「逃避行」が……というタイトルでなんでか?と思ったのですけど、宮本武蔵が巌流島の決闘でわざと遅刻したことで佐々木小次郎に勝ったエピソードを思わせる…という話でした。
 なお、この宮本武蔵のエピソードは作り話っぽいです。実際どういう話だったのかははっきりしないところがありますが、 比較的信頼の高い資料によると、普通にやって宮本武蔵が相手(佐々木小次郎という名前は後の創作)にすぐに勝っています。
 それは良いのですけど、双方ひとりで来る約束だったのに、宮本武蔵側は弟子たちがこっそり来ていて、負けた相手をフルボッコ…というめちゃくちゃなことをしていました。 創作の「わざと遅刻」も卑怯な感じがするのですけど、真実に近そうなところの方がさらに卑怯っぽくて、すごいですね…。前半の競馬おもしろ決着を含めて、「事実は小説より奇なり」といった感じです。


■2024/07/02 放馬時間が長くても地方競馬の方が遅延が少ない?逆転する理由

 他の放馬・遅延の話も…と検索。最近の話ではないですが、<オークスで史上最長15分の発走遅延 放馬除外マニュアル通りだが…より円滑にルール見直し必要>(日刊スポーツ 2022年6月7日9時25分)というのが、近年最も話題の放馬・遅延に関するニュースのようでした。

<「ケイバラプソディー ~楽しい競馬~」は、84年のグレード制導入後、史上最長15分の発走時刻遅延となった先日のオークスを取り上げる。ちょっと時間がかかりすぎでは? 地方競馬も大好きで、他場での速やかな対応例が記憶にあった舟元祐二記者が疑問をぶつけた。>
https://www.nikkansports.com/keiba/column/rapusodi/news/202206070000096.html

 実をいうと、放馬した馬が保護されたのは、放馬からおよそ3分後ということで、それほど時間が経っていません。検量室前の記者たちはそろって「除外だろうな」とつぶやいたのですけど、これがすんなり除外とならず、えらく時間がかかることになりました。
 一方、地方のレースでは以下のように、そもそも保護する前から除外を決定する素早い柔軟な判断があったそうな。この判断の違いにより、保護が遅いのに遅延時間は少ないという逆転現象が起きることがあるようです。

<地方競馬に前例があったからだ。09年盛岡クラスターC。馬場入りの際、ゼンノスカイブルーが放馬した。放馬から約4分。まだ保護されていない状況で「かなりの距離を走ったため競走能力に影響があるとみられ除外」とアナウンス。放馬から6分後に同馬は保護された。>

 JRA裁決委員に取材したところ「JRAでは馬体検査を実施せずに競走除外にすることはない」との四角四面で官僚的な返答。確かに規則に従うとそうらしいのですけど、この規則がそもそもまずいんでしょうね。
 「規則に従った対応だが、今後については見直しの検討も必要かもしれない」みたいな回答はできなかったのか?と思いますが、そういった回答ができないのが官僚的な組織の特徴。らしいと言えば、らしい回答でした。

<放馬した場合は「捕捉後速やかにJRA獣医師による馬体検査を実施して、その時点で異常が認められれば競走除外もある。しかし問題がなければ発走地点まで移動させ再度馬体検査を行い、最終的な判断をする」という規則がある。サウンドビバーチェは3角付近で捕捉時点の馬体検査(心拍数、外傷の有無、歩様など)で異常が認められなかった。そのため、ゲート裏まで移動後に再度馬体検査が行われて、その際に顔面右側に腫れや出血が認められ競走除外になった。結果的に時間は要したが、マニュアル通りの対応ではあった。>



2025年5月12日月曜日

リアルインパクトとカレンブラックヒルが種牡馬大健闘スタート

■2019/05/23 2019年デビュー新種牡馬評判ランキング ネット競馬で最有力なのは?
■2019/05/23 2019年デビュー評価ランキング 過去データをもとに指標で評価
■2019/08/17 新種牡馬、リアルインパクトとカレンブラックヒルが大健闘スタート
■2020/01/16 その後のリアルインパクトとカレンブラックヒル産駒は?



■2019/05/23 2019年デビュー新種牡馬評判ランキング ネット競馬で最有力なのは?

 「評判順ですよ」とは明記されていないのですけど、【POG2019-2020】有力新種牡馬一覧 | 競馬まとめ - netkeiba.comの順番はおそらく評判が良い順、注目順だと思われます。種付け頭数などとは一致していませんでした。これで順位付けすると、以下のようになります。(ただし、外国から輸入のエスケンデレヤ ・ マジェスティックウォリアー はまとめて後ろにされた感じでした)

<netkeiba.com新種牡馬掲載順>
1位 キズナ
2位 エピファネイア
3位 ゴールドシップ
4位 リアルインパクト
5位 トゥザワールド
6位 ワールドエース
7位 スピルバーグ
8位 カレンブラックヒル
9位 フェノーメノ

  強かった印象のフェノーメノが最後ってのは意外でした。獲得賞金順ですともっと上なんですよね。今回新種牡馬活躍予想をしようと、いろいろデータを並べてみたのですが、獲得賞金はなんだかんだである程度相関がありました。

<獲得賞金順>
1位 ゴールドシップ 139,777(万円)
2位 エピファネイア 68,780
3位 フェノーメノ 62,911
4位 キズナ 47,640
5位 リアルインパクト 39,609
6位 カレンブラックヒル 33,285
7位 スピルバーグ 32,920
8位 トゥザワールド 26,002
9位 ワールドエース 22,842



■2019/05/23 2019年デビュー評価ランキング 過去データをもとに指標で評価

 ただ、獲得賞金と相関があるとはいえ、だいぶ違う結果になることもご存知の通り。ということで、より活躍が予想できる指標を、すでに成功失敗がはっきりしている過去の種牡馬のデータから作ってみました。
 この指標の出し方は一応「企業秘密」ということにしておきます。この指標だと上位は、ダイワメジャー・ディープインパクト・ゼンノロブロイといった感じになるのでまずまず予想できるんじゃないかと思います。

 その予想を公開する前に、個人的な好みによるランキングを。
1位 トゥザワールド
 意外に良いのではないかと思うトゥザワールド。私は近親が良い種牡馬が好きでそれにバッチリ。ただ、肌馬の質はそうでもなく、ダメそうな感じ。サンデーサイレンスの血が入っているのは活躍する要素である一方で、肌馬を選ぶという弱点にもなってしまいました。
2位 ゴールドシップ
 獲得賞金ということで言えば文句なしの1位。私はマイネル会員ですので、成功してくれないと困るというのもあります。ハズレが大きい分当たりも大きいステイゴールド系ということで、大物が出るのでは?とも期待。
 ただし、近親が弱く、肌馬の質も悪いなど、正直不安材料多すぎ。同じ活躍馬ならステイゴールドのオルフェーヴルの方が良く、劣化版って感じはしますね。同じ父ステイゴールドでもドリームジャーニーやナカヤマフェスタは、大物を出しているわけではなく、ステイゴールド系なら…というのは、冷静に見ると甘いんですよね…。
3位 キズナ 4位 エピファネイア
 キズナなら近親、肌馬の質ともに文句なし。エピファネイアも同様で、現実には ファーストシーズンサイアーはこの2頭の一騎打ちでしょう。ただ、私はディープインパクトが祖父としては良くないのでは?というひねくれた見方があって、キズナは好みじゃありません。エピファネイアの祖父、シンボリクリスエスにも半信半疑です。

 で、 2頭の一騎打ちと書いたように、私が作った指標では以下のようにこの2頭が良い感じ。つまらないですね。
 指標的にはキズナが90Pで成功確実なレベル。で、成功が含まれそうな60P以上にエピファネイア。ただ、よく見ると、私が推したトゥザワールドもほぼ変わらない数字でしたね。

<2019年デビュー評価ランキング>
1位 キズナ 90
2位 エピファネイア 70
3位 トゥザワールド 68
4位 リアルインパクト 56
5位 スピルバーグ 42
6位 ワールドエース 41
7位 フェノーメノ 39
8位 ゴールドシップ 36
9位 カレンブラックヒル 31

 あと、低評価の割に走る種牡馬を探す指標も作りたかったのですけど、最近成否が確定したあたりの世代にそういった馬がそもそもいなかったため、指標も作れず。残念です。



■2019/08/17 新種牡馬、リアルインパクトとカレンブラックヒルが大健闘スタート

 後から気づいて、失敗した!と思ったのが、トゥザワールドは全兄のトゥザグローリーが種牡馬として成功していないこと。指標により自動的に出したのでしゃーないですけど、トゥザワールドもダメと考えた方が良さそうでしたね。全然気づきませんでしたわ。ホント失敗しました。
 まだまだ始まったばかりで優劣つけられないのですけど、現時点でのランキングも見てみます。イメージとしては、キズナが思った以上に成功、エピファネイアも悪くなく、まさかのリアルインパクト大活躍といった印象ですが、どうでしょうか。
 まず、新種牡馬以外を含めた入着賞金順・中央2歳リーディングサイアーの上位5頭。ここにガンガン新種牡馬が入ってきており、今年はすごいですね。
<入着賞金順・中央2歳リーディングサイアー>2019年8月11日現在
1 キズナ
2 ディープインパクト
3 ダイワメジャー
4 エピファネイア
5 リアルインパクト
 イメージ通りの3頭が好調。リアルインパクトは私の指標でもまずまずの4位だったので、ちょっと格好がつきました。トゥザワールドがあれなんですけど…。
 1頭1頭見ていってるので漏れあると思いますが、他の新種牡馬は以下のような感じですかね。私が下位評価にしたカレンブラックヒルが健闘、トゥザワールドはやはり悪めです。ゴールドシップもやはり今のところ苦戦している感じです。
16 ワールドエース
23 ゴールドシップ
24 カレンブラックヒル
30 フェノーメノ
36 エスケンデレヤ
37 マジェスティックウォリアー
39 トゥザワールド
50 スピルバーグ
 あと、AEIで見た順位も計算。ただ、出走頭数が1頭みたいなデータもあるので、3頭以上に限って見てみました。これで見ると、上位に新種牡馬はなし。アドマイヤムーンがまさかのトップになっています。
1 アドマイヤムーン 3.57
2 ディープインパクト 3.34
3 スクリーンヒーロー 2.61
4 Speightstown 2.56
5 サウスヴィグラス 2.07
 キズナはその次の6位に。また、AEIで見るとカレンブラックヒルがすごいことがわかります。私は低評価でしたので大外れです。で、トゥザワールドはまたしてもダメですね。ホント失敗しましたわ。
6 キズナ 1.88
8 カレンブラックヒル 1.80
12 リアルインパクト 1.62
15 エピファネイア 1.37
17 ワールドエース 1.31
19 マジェスティックウォリアー 0.94
32 ゴールドシップ 0.99
44 トゥザワールド 0.75
46 エスケンデレヤ 0.74
49 フェノーメノ 0.64


■2020/01/16 その後のリアルインパクトとカレンブラックヒル産駒は?

  2歳リーディングサイアーの結果が出ましたね。キズナはさすがに1位から落ちたものの、3位であり、もちろん新種牡馬では1位。エピファネイアも残っており、やはり普通にこの2頭でした。
<入着賞金順・中央2歳リーディングサイアー>
1    ディープインパクト
2    ハーツクライ
3    キズナ
4    ダイワメジャー
5    エピファネイア

 その他ベスト30以内は以下かな?ゴールドシップはやはり苦戦。リアルインパクトは途中経過よりは下がったものの健闘でしょう。
15    リアルインパクト
18    ゴールドシップ
21    ワールドエース
27    カレンブラックヒル
28    フェノーメノ
 出走頭数30頭以上でのAEI。これだと上位に新種牡馬はいません。
1    ハーツクライ    3.04
2    ディープインパクト    2.7
3    ダイワメジャー    2.15
4    タートルボウル    1.82
5    スクリーンヒーロー    1.46
 ただ、キセキはこの次であり、大成功でした。また、やはりエピファネイアとの二強だとわかります。他は以下のような感じで、リアルインパクトもカレンブラックヒルも勢いが止まった感じです。
6    キズナ    1.44
9    エピファネイア    1.3
13    ワールドエース    1.2
17    ゴールドシップ    1.1
19    リアルインパクト    1.06
20    カレンブラックヒル    1.02


2025年5月11日日曜日

WIN5が1番人気・2番人気だけで決まる確率は?

■2019/09/17 WIN5が1番人気・2番人気だけで決まる確率は?


■2019/09/17 WIN5が1番人気・2番人気だけで決まる確率は?

 JRAでは平成23(2011)年、5つのレースの1着馬をすべて当てるというWIN5がスタート。当たる気がしないため、私は未だに一度も買ったことがありません。
  私は宝くじも買わないのですけど、宝くじ的な高額配当のものは、一般的には人気が高い傾向 があります。ただし、予想をしない…というのも売れる要素の一つであり、予想が必要なWIN5はむしろ一般人にはマイナスになると考えられます。
 実際、売上におけるWIN5の割合はそう高くはない模様。WIN5の2018年度の売上金におけるシェアはわずか1.3%だとのこと。ほとんど売上に寄与していません。
 ちなみに2018年の 最終日はキャリーオーバーがあり、いつもより多い35億円。同日のホープフルSの売上は123億円であり、その3~4倍程度といった関係でした。
 ライター・東田和美さんは、インターネットやキャッシュレス投票サービス(UMACA投票)でなければ買えないからというのもあるが、やはりなかなか当たらないから、なのだろう、と売上がイマイチな理由を推測していました。

 その東田和美さんによると、発売開始以来、5レースすべてで1番人気が勝ったのはただ1回のみ。2015年11月1日で、払戻額はわずかに1万260円。全く元をとれません。
  また、1、2番人気だけで決まったケースについては、大体の確率がわかりました。4%に満たないとのこと。人気サイドだけ買って稼ぐというのは、現実的ではなさそうでした。



2025年5月10日土曜日

意外な日本競馬の男女格差 女性初の場内実況・藤原菜々花アナウンサー

■2024/06/15 意外な日本競馬の男女格差 女性初の場内実況・藤原菜々花アナウンサー


■2024/06/15 意外な日本競馬の男女格差 女性初の場内実況・藤原菜々花アナウンサー

 2024/3/24にJRAのウェブサイトで競馬を見ていて、女性の実況でびっくり。そういえば、女性の実況は全く聞いたことなかったです。全然気づかなかったんですが、騎手以上に女性の少ない世界でしたね。実況の方が男女差別が強いのかな?と思いましたが、騎手よりも数が圧倒的に少ないという問題もあるかもしれません。
 とりあえず、全く覚えがなかったので、違和感ありあり。本当驚きました。完全に「競馬の実況は男性」とインプットされてしまっています。
 肝心の実況内容。正直、特にうまいとは思いませんでしたが、声は聞きやすいなと思いました。女性ゆえなのか、彼女特有の声質なのか。一瞬、発音が名誉うすぎるAI音声(たまに人間より聞きやすいAI音声があります)かとも思いましたわ。私は男性でも結構好きな実況の声があるので、別段女性の方が良いということはないですけどね…。

 男女格差解消へ…と思ったのですけど、私が聞いたのは、この週だけ。翌週以降全く耳にしません。話題作りで少しだけ実況させたんですかね?
 気になって検索。私が聞いた2024/3/24より前の2024年03月3にデビューした人が記事になっていたので、同じ人ではないかと。私があまり最近競馬を見ていなかったせいなのか、全然気づいていませんでした…。じゃあ、その後も実況しているのかな…?

・JRAで女性初の場内実況デビューした藤原菜々花アナ 痛感した難しさと目指す“当たり前”の実況とは 騎手、調教師に続き新風 デイリースポーツ    2024年03月12日(火) 11時00分
<3日の中山競馬場では、ラジオNIKKEIの藤原菜々花アナウンサー(26)が、JRA史上初めて女性による場内実況を担当した。>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=258438

 「藤原菜々花」ってなんか騎手の「藤田菜七子」と妙に名前が似ていますね。一瞬空目しました。藤田菜七子騎手は女性初の騎手ではないですけど、久々のJRA女性騎手で、女性騎手ブームの牽引役に。そういう意味では、「藤原菜々花」も運命を感じる名前(?)でしょうか。

<3日の中山3R。競馬場内はいつもと違った雰囲気に包まれた。「外から上がってきた3番のメジャーレーベル、メジャーレーベルが一気にかわしてゴールイン」。場内実況がレースの様子を伝えたが、その声は聞き慣れたものではなかった。
 このレースの実況を担当したのは、ラジオNIKKEIの藤原菜々花アナウンサー。今年1月に同局内の番組『中央競馬実況中継』で経験はしていたのだが、競馬場内に流れる実況はこのレースが初めて。ちなみに、女性アナウンサーによる場内実況自体が、JRAの歴史の中でも初めてのことだった。>

 中山の1レースからじゃないということは、飛び飛びなんですかね。私はてっきり1~12レースまで同じ実況だと思っていたんですが、実は今までも違っていたんでしょうか…。う~ん、どうも今まで私はかなりいい加減に見てきた感じですね…。

<藤原アナは20年にラジオNIKKEIに入社。当時はコロナ禍で報道陣も競馬場への入場制限があり、これまでのアナウンサーとは違う環境でのキャリアスタートとなった。そんな状況下でも自らの腕を磨き、今回のデビューへとつなげた。
 担当を伝えられたのは、レース2日前の金曜日。「上司の中野アナウンサーから『自信はあるか』と聞かれて、たどたどしく『自信はあります』と答えました(中略)」と振り返る。>

 このレースの実況は聞いていなかったんですが、「直線でモタつくところがあり、満足のいくものではありませんでした」というほろ苦いデビュー戦に。
 あと、<現段階で次の“登板”は未定となっている>とされており、どうも試し試しな感じみたいですね。
 また、実況の男女格差に関しては、<競馬実況も、かつては井口保子氏がラジオで実況していたり、地方競馬では女性が場内実況を担当することもあるが、その数は少ない>と説明されていました。良い記事でしたね。

2025年5月9日金曜日

ルメール乗り替わりで戦後最大13着大敗からの逆転G1勝利

■2024/06/15 ルメール乗り替わりで戦後最大13着大敗からの逆転G1勝利
■2013-02-17 19:07:57 フランスのグレゴリー・ブノワ騎手ってどんな人?ルメールとは義理の兄弟
■2013-03-02  フランスの新星グレゴリー・ブノワ騎手 国では日本人小林智厩舎の主戦


■2024/06/15 ルメール乗り替わりで戦後最大13着大敗からの逆転G1勝利

 本当は2024/05/19のオークスのすぐ後に書こうと思っていたのに遅くなりました。オークスを2番人気で勝利したチェルヴィニアは、歴史的な大逆転裁判だったらしく、直前に以下のような記事が出ていたんですよ。

・【オークス】桜花賞13着のチェルヴィニア 「戦後最大」の巻き返しVにチャレンジ | 競馬ニュース - netkeiba      2024年05月14日(火) 16時30分

<戦後最大の巻き返しVなるか。桜花賞で13着に大敗したチェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が、オークス(3歳牝・GI・芝2400m)でGI初制覇を狙う。(中略)
 半年ぶりだった前走の桜花賞では13着に大敗したが、もちろん力負けではない。今回は休み明け2戦目となる上、鞍上は主戦のルメール騎手。当然、一変が期待できる。
 戦後に限ると、前走着順の最も大きかったオークス馬は、62年のオーハヤブサと67年のヤマピットで12着。前走13着のチェルヴィニアが勝てば、戦後最大の巻き返しVとなる>
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=264440

 半年ぶりの前走が大敗だったためか、<半年も体調整わなかったし順調さは謎かも。>とのコメントがついていました。私もルメール騎手だし一応…と思って単複買ってはいたんですけど、正直、2番人気は過剰人気だと思っていましたわ。しかし、見事に大逆転裁判となりました。
 馬券も当たり。さすがルメール騎手。怪我から復帰していきなりこれですもの、すごいですわ…。

 ちなみにチェルヴィニアはPOGに指名していたと勘違いして指名し損ねてしまった馬で、「逃がした魚は大きい」な感じ。兄ノッキングポイントは指名していたのですけど、これは自信なくてB級のPOGで使用。チェルヴィニアは自信あったのに、痛恨の指名忘れ。悔しいです。
 なお、G1馬の下となっておもしろくないと思いつつも、2024年デビューの弟アルレッキーノは絶対強いだろうと指名したら初戦勝てず…。3兄弟ではベストだと思ったんですけどね。私が自信満々で指名したらハズレ…といういつものパターンになるかもしれません。

 ところで、先程のnetkeibaのニュースでは、チェルヴィニアにたいへんポジティブなコメントもついていたのですけど、これが珍コメント(?)でおもしろかったです。こちらも紹介しておきます。

ガット
<私も高一の修学旅行で体調不良からバスの中で吐いて、綺麗な形だったことからしばらく「滝」というニックネームで呼ばれてましたが、翌年の修学旅行では吐かなかったのでこの辛いニックネームはなくなりました
誰しもが巻き返しやリベンジの機会はあります
チェルヴィニアはここだと思います>


■2013-02-17 19:07:57 フランスのグレゴリー・ブノワ騎手ってどんな人?ルメールとは義理の兄弟

 いきなりレース後馬に蹴られて乗り替わりになっていたブノワ騎手。<【東京新聞杯】初来日ブノワはナイスガイ 騎乗は日本流で スポニチ>[ 2013年1月31日 06:00 ] という記事が出ていました。

<【東西ドキュメント・美浦=30日】もはやトレセンに外国人騎手の姿があっても何の違和感もないが、初顔となれば話は別。どんな人物かぜひ知っておきたい。この日は初来日となるグレゴリー・ブノワ(29)がトレセン初登場。岡本ら報道陣が話を聞こうと待っていると、笑顔でやって来て「ボンジュール」と1人ずつに握手を求めた。ナイスガイだ。
 昨年の仏リーディング5位。これまで冬場はドバイで騎乗していたが、「馬のレベルが高いし、競馬も素晴らしい」と今年は日本に挑戦。フランスの先輩であるペリエ、ルメールからも情報を入手している。「速く、かつ真っすぐ走らせるようにとアドバイスを受けたよ」。勝利優先の騎乗が目につく外国人騎手も一部にはいるが、ブノワは日本の“流儀”をしっかり理解しているようだ。今週は東京新聞杯のキングストリートなどに騎乗予定。まずはお手並み拝見だ>
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/01/31/kiji/K20130131005092810.html

 前の週にも情報ありました。<【根岸S】今週ラスト騎乗、ルメールはブノワと義理の兄弟>[ 2013年1月25日 06:00 ]という記事が出ています。奥さんがたも競馬界の人なんですかね?

<【東西ドキュメント・栗東=24日】ルメールが今週の騎乗を終えると仏国へと帰国する。新たにやってくるのが同じ仏国のグレゴリー・ブノワ(29)。さて、どんなジョッキーか?ルメールいわく「ストロングジョッキー」。直訳すれば腕っぷしの強い騎手。「(身長は)ミルコサイズ」と競馬サークル以外では分からない表現で、これはM・デムーロのように小柄だということ。さらに「ステッキ、大好き」と何度も振り下ろすポーズ。ルメールとブノワのそれぞれの夫人が姉妹ということまで判明した。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/01/25/kiji/K20130125005053170.html


■2013-03-02  フランスの新星グレゴリー・ブノワ騎手 国では日本人小林智厩舎の主戦

 グレゴリー・ブノワ騎手についてもう少し検索。

-----引用 ここから-----
仏リーディング5位の新星 ブノワがJRA短期免許取得 スポニチ

 フランスからまた一人、売り出し中の騎手が初の短期免許で日本で騎乗することが17日、スポニチ本紙の調べで分かった。昨年100勝を挙げ、仏リーディング5位のグレゴリー・ブノワ(29)で、期間は2月2日~3月3日。受け入れ先は藤沢和厩舎。

 ブノワは仏を代表する大馬主、オーギュスタン・ノルマンと専属契約を結び、現地で開業する日本人、小林智厩舎の主戦騎手としても活躍中。近年、成長著しく、昨年の勝ち星はルメール(6位)、ペリエ(8位)を上回った。G1は未勝利も重賞は通算20勝。昨年はケザンプールで凱旋門賞初騎乗(13着)も果たした。

 ブノワは「世界的にも非常に高いレベルの日本で騎乗できることが、とても楽しみ。有馬記念の映像もユーチューブで見て感激した。初めての短期免許だがルメール、小林師からアドバイスをもらい、一つでも多く勝てるように頑張りたい。香港とは異なり生産も自国で行っている日本の競馬文化を感じるため、滞在中は北海道にも足を運んでみたい」と語った。

 ▼小林師 ここ3年で急成長を遂げた実力派騎手。いいポジションを確保するのがうまく、ミスも少ないので安心して見ていられる。追う技術も申し分ない。きっと活躍する。
[ 2013年1月18日 06:00 ]
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/01/18/kiji/K20130118005003650.html
-----引用 ここまで-----

 日本にもともと縁があったんですね。というか、フランスで開業している日本人厩舎があるってことにびっくり。フランスでは活躍中だったようですが、日本では苦戦していました。

-----引用 ここから-----
仏名手ブノワが日本デビュー 6鞍で4着が最高も「いい経験に」 スポニチ

 短期免許を取得したグレゴリー・ブノワ(29=フランス)が、2日の東京競馬で日本デビューを果たした。

 6レースに騎乗し2Rの4着が最高。「勝てなかったが、ここまで来ることができたことが、まず1つの勝利」と興奮しながら語った。「日本の騎手は互いを尊重しているし、きれいに乗っていた。1カ月間騎乗できるのは、いい経験になる」と意気込んでいた。

 3日は6鞍に騎乗する。

[ 2013年2月3日 06:00 ]
-----引用 ここまで-----

 そして、来たばかりなのに乗り替わるアクシデント。

-----引用 ここから-----
高嶋騎手、落馬で頭部負傷 ブノワ騎手は馬に蹴られ… スポニチ

(略)7Rでハヤブサソングに騎乗したグレゴリー・ブノワ騎手(30)は、レース後の脱鞍所で右足を蹴られ打撲。8、9R→石橋脩、10R→横山典、11R→三浦に乗り代わった。う10日の騎乗は、朝の患部の状態によって決定する。

[ 2013年2月10日 06:00 ]
-----引用 ここまで-----

 大したことなくて次は乗ったはずですが、勝ち星はなかなか挙げられず……。

-----引用 ここから-----

ブノワ騎手来日初勝利
[タレコミ] 2013年02月18日(月)00時21分

ネタ元のURL:http://www.jra.go.jp/news/201302/021704.html

2月2日よりフランス競馬界から短期免許で来日中のグレゴリー・ブノワ騎手が17日東京10RアメジストS(4歳以上1600万下)で2番人気のサトノエンペラー(牡7)に騎乗し、10番人気のアロマカフェに1馬身以上の差をつけ、JRA初勝利を飾った。
ブノワ騎手は昨年、仏リーディング5位という実力派であるが、JRAでは39戦目にしての初勝利となった。なお、免許期間は来月4日まで。
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=1239&type=2
-----引用 ここまで-----

 4日までってことは今週いっぱいですね。未勝利に終わらなくて良かったです。


2025年5月8日木曜日

競馬場のおっさんたちの名言集「4連複なら当たってた」 など

■2009/7/25 競馬場のおっさんたちの名言集「4連複なら当たってた」 など


■2009/7/25 競馬場のおっさんたちの名言集「4連複なら当たってた」 など

 競馬場のオッサン達から聞いた名言集というページを発見。その中から個人的におもしろいなぁと思ったものだけをピックアップして、感想を書いていきます。


>「4連複なら当たってた」

 パッと読んでおもしろかったのですが、よく考えるとどういう状態なのか悩みました。3連複が一切当たらず、4連複の状態だけ当たるって結構難しいと思うんですよ。例えば、3連複で軸が4着、ヒモが1~3着だったようなパターンですかね。


>「これだけ百万馬券が続出するとJRAも大損だ」

 申し訳ないですが、吹きました。しくみがわかっていない人はこれを読んでも不思議に思わないでしょうが、JRAは万馬券だと損する…というしくみではなく、鉄板配当でも大穴でも利益を出せるしくみになっています。
 競馬場のおじさんってみんななんかすっごい競馬詳しそうに見えてしまいますが、実はそんなによくわかっていないという人も多いみたいですね。

2023/03/29:後に知って驚いたのですが、厳密に言えば、確か万馬券の方がJRAの取り分はむしろ大きくなるしくみだったはずです。私は配当によらず常に一定だと理解していたので驚きでした。これは実際に計算式を見て計算してみるとわかります。
 ただ、この計算式がめちゃくちゃややこしいんですよ。意外にあっさりしていません。この計算式に興味を持った私は以前単勝だけ、新たな馬券購入があった場合どのように全馬の配当オッズが変化するか計算できるエクセルを作ったことがあるのですが、一番単純な単勝ですら複雑怪奇。それ以外の再現は私には無理だな…と諦めました。


>開門してすぐにニヤニヤしながら小走りで競馬場の出入り口へ向かっているオッサン
>「賭ける金がネェ~」

>どゆこと…

 本当どういうことなんでしょう?


>よし2こいっ、2こいっ、こいっ、よしこいっ、こいっ、よっしゃー。
>(馬券を見て)あれっ、2あらへん。

 アホだなーと笑ったんですけど、よく考えてみると、私もたまにあります。人のこと言えないじゃん!


>ラジオたんぱ杯でコスモバルクが勝ったとき、
>「この馬は前走勝った時から強いと思って目付けてたんだよ。・・・2万負けた。」

 後から思うと・・・ということはよくあります。


>競馬場で確実に金稼ぎたかったら売店で働くことや

 でも、馬券を買ってしまうのが競馬好きの性(さが)なのです。


>WSJSにて
>「行け!外人!!」

 WSJS=ワールドスーパージョッキーズシリーズですので、外人だらけです・・・。


>3歳未勝利戦パドック中。

>「この『未勝利』って俺達の事じゃね?」

 まあ、人のこと言えませんが、笑いました。


>ビリーヴがOP入りたての京王杯ん時にパドックにいたオヤジ2人組み
>A「おい、あの福永の馬はなんだ?」
>B「1600万勝ったばっかじゃねぇか、こんなん来るか!」
>A「違う、成績じゃなく、あの福永の馬アレ何て読むんだ?」
>B「ビリー・・・・。 ウに点々が付いてるぞ。」
>A「あんなん学校だ習わなかったな。」
>B「外国の馬か?」
>A「いや、福永が乗ってるんだから日本の馬だろ。」
>B「なんて読むんだ?」
>A「知らん。」
>B「兄ちゃん、あの福永の馬なんて言う馬だ?」

>パドック最前で笑いが止まらなかったよwww

 トゥザヴィクトリーってのもいたんですが、そのときは大丈夫だったんでしょうか。


>直線で外から突っ込んできた馬に向かって
>「縮め~」と叫んでいたのを見た

 「伸びろ」の反対で「縮め」。しかし、日本語として適切か?と言うと、変な感じ。とはいえ、気持ちはすごく伝わってきます。


>先週の川崎競馬、おっさん二人が7レースはずし、
>「よし、今日はやめよう。帰ろう。」と席をたっていった。

>15分後おれがパドックみにいったら、そのおっさん二人組はしっかり先頭にいた。

 微笑ましいような気もしますが、重症なんでしょうね。


>昨年?今年?のビリーヴの引退式にて・・・。
>「今?昼休みだけど、ブリーフの引退式やってる」

 ビリーヴ大人気。


>新聞の発走時間が違くて1Rの買えなくて激怒したおやじが俺に兄ちゃんの新聞は何時になっとると聞いてきて俺がそのおやじの新聞みたら昨日のもってきてた

 可哀想なんですけど、笑っちゃいました。私もそういうのやるんですが・・・。
 つーか、なんか自分に当てはまるの多いんですが・・・やばい?


>ワシの買った馬なんか実況で1回も呼ばれんかったけど本当に走っとったか?  

 本当に違うレース見ていたという可能性も。とういか、私は違うレースを見るというのをよくやります。見ていてあれ?と大体途中で気づくのですが、ひどいときは最後まで見てしまうことも…。


>オペ、ドトウが沈んだ有馬直後
>「よし、有馬もっかいやろう!リハーサルは終わりや」

 マンハッタンカフェが勝ったのときの有馬記念ですね。アグネスタキオン、ジャングルポケット、クロフネと3歳が強かった世代です。


>長めの距離のレース1周目、

>おっさん「3もあかん。7なんかベッタクソやないか。なーにをしてんkhdgせrgty。」

>     おっさん帰ろうとするが周りに気付く。

>おっさん「なんや、もう一周あんのか。」

 うん、さすがの私もこれはないですわ。でも、地方の小さい競馬場でのダート長距離は戸惑いますね。あれ?となってしまいます。


>「チアキは女だから消しでいいだろ」・・・坂井千明はおっさんです。

 女性と区別つかない名前の人もけっこういますよね。


>今日中山で聞いた
>「勝馬投票券販売機っていうから安心して買ってたのによぉ、負け馬しか出てこねーんだ」

 まあ、確かにそうですね。うまいかも。


>おっさんが2人で「小泉がどーの。自衛隊がこーの。拉致が云々。」と政治談義してた。
>そして「だいたい景気回復してきてるとか言ってるが、全く実感できん!!」とお怒り。
>A「給料は減るし、ボーナスも期待できないし」
>B「だいたい景気回復してるなら、なんで馬券当たらないんだ!!」

>それは景気と関係ないんじゃ・・・

 馬券買うから余計給料減っちゃうんですよ。まあ、仕方ないですけど。


>今日、府中のパドックで聞いた会話。

>おっさんA「あの馬なんかイレこんでるな」
>おっさんB「ああ」
>おっさんA「イレコンドルパサー、なんてな」
>おっさんB「…」
>おっさんA「…」
>おっさんB「飛んでゆくってか」
>おっさんA「ええ?」

>つっこんでほしかったであろうA。
>わかってほしかったであろうB。
>わだかまった空気をなんとかしたかった俺。

 たぶんもう手遅れ。フォローは届かなかったでしょう。

2023/03/29:最後のこれ、わかりづらいと思ったので補足。ギャグを説明するのは無粋ですが、わからない人は全然わからない話でしたので説明が必要そう。おっさんBが「飛んでゆく」というのは、エルコンドルパサーという馬名を踏まえた教養を感じさせるギャグだったのえdす。
 エルコンドルパサーというのは曲名であり、この曲は日本だと『コンドルは飛んでいく』と呼ばれています。この曲名の「飛んでいく」と競馬用語でいう「飛ぶ」をひっかけて、エルコンドルパサーはイレこんでるが「飛んでいく」と言ったわけ。ただ、おっさんAはここらへんがわからなかったので、ギャグが滑ってしまい悲しい雰囲気に…。悲劇です。