■2020/10/24 連闘も…地方競馬の出走数が多い理由、中央は手抜き?
ヤフー知恵袋で、「どうして地方競馬の馬は連闘連闘また連闘で3歳40戦や5歳100戦とかできるのに、中央競馬の馬は数戦で故障したりしてしまうのでしょうか?」という質問が出ていました。ヤフー知恵袋ですので、信頼性が高いわけではないですし、個人の意見という感じですが、ベストアンサーは概ね妥当だろうという答えが出ています。
まず、第一に出走数が多いのは、当然お金のため。「特に南関東以外ですとレースの賞金よりも出走手当の方が高い」と指摘されています。要するに着順にこだわるより出走回数を増やした方が良いということです。相対的に「賞金よりも出走手当の方が高い」というのは、地方競馬主催者側が決めることですから、 地方競馬主催者側自身、出走回数を増やしてもらいたいと思っているのでしょう。レースの出走頭数が少なくなることの方を危惧しているのかもしれません。
ただ、一番の問題は怪我をさせずに、なぜそんなにたくさん出走できるのかというところでしょう。これについては、<誤解を招く言い方かもしれませんが、地方競馬では馬の力を人が出し切る(=無理な仕掛けや無理な追いetc)ようなことは出来ません>としていた他、さらに、以下のような話をしていました。
<中央競馬の馬でも休養明けに7割程度の仕上げで「レース≒調教」のような事をしますが、ローカルの地方競馬の場合約2週間に1回開催があるので調教を兼ねてレースを行ない、仕上げていく慣行があるため、必然的に出走回数が多くなってしまいます。
地方競馬、特にローカルの地方競馬では中央競馬で言う連闘を重ねて馬の調子を上げていくので、血統やレースタイム&調教タイム以外にも、地方競馬独特の慣習を読みながら予想していかないと競馬を楽しめないかもしれません…>
これは私の想定した答えと近いです。地方競馬の馬は悪く言うと、手を抜いています。ただ、比較的良い言い方をすると、馬に負担をかけないやり方をしているんですね。だから、連闘が多くて、ガンガン故障する…といったことにならないで済んでいるんです。こういうやり方には批判もあるでしょうけどね。
ちょうどベストアンサーの最後に予想の話がしていたのですが、地方競馬に呼ばれたある中央競馬の予想家は「もう二度と呼ばないでほしい」と言ってたとのこと。なぜか?と言うと、地方競馬の馬の仕上げと競争成績が全然一致できず、中央競馬のような解説では結果を全く予想できないため。地方競馬独特の仕上げに戸惑ってしまったようでした。